Google、向こう24時間Inbox招待キャンペーン実施中―MicrosoftのiOS版Outlookのローンチに対抗

GoogleはGmailチームが開発した新しいモバイル・メールアプリ、 Inboxについて、向こう24時間に申し込んだ場合、即刻招待すると発表した。これはGmailの公式アカウントでツイートされ、次いでInboxサイトのプロフィールにも掲載された。

inboxへの招待希望者は、東部時間で今日の正午から明日の正午〔日本時間1月30日午前2時から1月31日午前2時まで〕の間に、個人のGmailアカウントからからinbox@google.comに空メールを送信すればよい。折り返し招待メールが届くはずだ。

24時間というのはinboxの招待キャンペーンとしては最長で、また2015年にはいって最初のキャンペーンだ。これまでinboxは招待ベースで徐々にユーザーを拡大してきており、申し込みをしてもいつ招待されるかは不明だった。しかし向こう24時間以内に申し込めば間違いなしにすぐ招待される。

もうひとつ興味深いのはタイミングだ。たまたま今日(米国時間1/29)はMicrosoftがOutlook for iOSをリリースした日だ。このアプリはMicrosoftが2014に買収したサードパーティーのGmailアプリのデベロッパー、Accompliのプロダクトをベースにしている。Outlook for iOSは無料で、早くもiOSのモバイルGmailアプリとしてベストだと賞賛されている(実際、オリジナルのAccompliアプリとほとんど変わっていない)。

Inboxはモバイル環境でのGmailの使い勝手を向上させる努力の一環だが、優秀なサードパーティー・デベロッパーを買収したMicrosoftによっていささか先を越された感があった。いずれにせよ、今回の招待キャンペーンはInboxを実地にテストしてみる絶好のチャンスだ。

〔日本版〕引用されたツイートはPST(太平洋時間)、記事本文の時間は東部時間(EST)なので紛らわしいが、矛盾しているわけではない。念の為。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


中国におけるGmailアクセス不能がサードパーティ経由にも拡大

中国では今年、GmailなどGoogleのサービスを使うことがますます難しくなってきた。今では、迂回路を提供していたサードパーティのサービスからもGmailにはアクセスできなくなっている。

これまではApple MailやMicrosoft OutlookなどPOPやSMAP、IMAPを使っているサービスからメッセージをダウンロードできた。しかし今では、これらのサーバも中国の万里の火城(Great Firewall)がブロックしてしまったようだ。これで、中国のユーザがGmailにアクセスするための残された方法はVPNサービスの利用のみとなった。

Google自身のTransparency Reportによると、金曜日(米国時間12/26)以降、中国からのGmailのトラフィックは急落している。Googleのアジア担当スポークスパーソンは、“調べたが弊社に落ち度はない”、と言っている。

GoogleはGoogle.cnを2006年に立ち上げてからずっと検閲されてきたが、最近ではさらに締め付けが厳しくなってきた。天安門広場の大虐殺から25周年となる6月には、Google+、Gchat、Gmail、Google Calendar、Google Driveなどがすべてブロックされた

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Gmailが、悪質な機能拡張からあなたの受信箱を守ってくれる


Gmailのような人気サービスは、必然的にハッカーの標的になる。数年来Googleは、他者のアクセスを防ぐためにHTTPS接続を必須にするなど、数多くのセキュリティー対策を施してきた。今日(米国時間12/16)同社は、クロスサイトスクリプティング攻撃や悪意あるブラウザープラグインによってユーザーの受信箱が荒らされ、データを盗まれることを防ぐために、コンテンツセキュリティーポリシー(CSP)をサポートしたことを発表した

Googleが実装したコンテンツセキュリティーポリシーは、ブラックリスト/ホワイトリストを使ってサイトが他サイトから不正なコードを読み込むことを防ぎ、クロスサイトスクリプティング攻撃を阻止する。HTTPヘッダーを利用して、信用できるサイトのコードのみを処理するようブラウザーに指示を与える。もしアタッカーがサイトを騙して別のコードを読み込ませようとすれば、エラーになるだけだ。

Googleによると、大部分のGmail用拡張機能はすでに対応済みのため、そのまま使えるはずだ。もし、ChromeやFirefoxでお気に入りの拡張機能が動かなくなった時は、最新バージョンにアップデートするようGoogleは薦めている。

現在Chrome、Forefox、およびSafariがCSPをサポートしている。MicrosoftのInternet Explorerは、CSPの旧バージョンを限定的にのみサポートしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Google Inboxを使ってみた―優れたアプリだが、まだGmailからの全面移行には踏み切れず

編集部:この記事はBrian Clayの執筆。Clayはユタ州に住むテクノロジーライター、テクノロジー・エンスージアスト。結婚して2年目で、ノースカロライナ州出身。

数週間前にGoogleの新しいメール・アプリInboxを入手できた。たいへん優れたアプリだと思ったが、いくつかの問題を発見したため、まだ私のメインのメール・アプリとはなっていない。

まず良いニュースから。

UIはオリジナルのGmailアプリよりむしろ洗練されており動作も速いだ。Nexus 6のような巨大なデバイスを使っている場合、片手操作が楽だ。たとえばメールを読んでいてinboxに戻るには上にスワイプするだけでよい。Inboxは私が最後にメールを出した相手を覚えていて、次にメールを作成するときに宛先候補のトップに表示してくれるのも便利だ。

やや疑問が残る機能はバンドルというメールの自動区分だ。Inboxは着信したメールを自動的にカテゴリーに振り分ける。フライトの確認メールが来ると自動的に「トラベル」というバンドルに入れられる。プリセットのバンドルはトラベルの他にショッピング、ファイナンス、ソーシャル、アップデート、フォーラム、プロモーションと7種類用意されている。ユーザーも独自に定義したバンドルを作成して追加できる。ママから毎日メールが届くなら、それは受信トレイではなくアップデートのバンドルに直行する。

私は全部のメールをまとめて一覧したい。こうしたばらばらのバンドルをいちいち開くのはかなり面倒である。そこで私は今のところバンドル機能をオフにしている。

一方、一定時間後にメールを再表示してくれる「スヌーズ」機能はすばらしい。私はサードパーティーのスヌーズ・プラグインを使っているが、メールアプリに内蔵されていればもちろん便利だ。ロケーション・ベースのスヌーズ機能は非常に役に立つ。

デスクトップ版のInboxもオリジナルのGmailより直感的に使える優れたUIデザインだと思う。特にハングアウトとの連携はオリジナルGmailの1000倍も良い。

ところがInboxには不満を感じる部分もいくつかある。

最大の問題は、@gmail.comのアドレス宛のメールしか扱えないことだ。つまり仕事上のメール・アドレス宛に来たメールを開くにはどうしてもオリジナルのGmailアプリに行く必要がある。そうなると2つの別々のアプリから着信通知が来ることになりわずらわしい。オリジナルのGmail 5.0でサポートされるようになったPOP3やIMAPをInboxがサポートする計画があるのかどうか不明だ。

もうひとつ、大量のメールを受け取るユーザーにとって困るのが、「全て選択」の機能がないことだ。この機能はGmailアプリにもないが、デスクトップのGmailにはある。Inboxではデスクトップにもアプリにも「全て選択」がない。

私はInboxとGmail 5.0のパフォーマンスを簡単に比較してみた。Moto XをWi-Fi接続状態で、一週間分にわたって、送受信にかかる時間、ロード時間、クラッシュ回数 を測り結果をグラフにまとめてみた。〔スライドショーは原文参照。Inboxの方が送受信、ロード時間とも多くかかる。クラッシュ回数はInboxがやや多いが双方とも回数が少ないので有意差があるとはいえない。〕

Inboxの利点は大きいので、私は仕事用のアドレス宛のメールがInboxで受け取れるようになり次第、こちらをメインのメールアプリとして使ってもいいと考えている。残念ながらそれまではGmailを使い続けなければならないようだ。

*グラフはDataHeroを利用。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Google Inboxを使いたい人は、今朝の「ハッピーアワー」に申し込めば確実に招待される


Googleは、Inbox招待プログラムを拡大して新たな「ハッピーアワー」を提供する。今日(米国時間11/5)西海岸時刻 3 pm~4 pm[日本時間11/6 木 8 am~9 am]の間に、inbox@google.com にメールで申し込めば、今日の5 pm[同10 am]までにアクセスが保証される。

まだアクセスの順番を待っていた人にとって、これは最も確実に招待状を確保できるチャンスだ。なお、現在Inboxを利用できるのはGmailの個人アカウントのみなので、Google Apps経由でメールを利用している人は、少なくとも今はサインアップできないことに注意されたい。

GoogleのInboxは私に最も興味を抱かせた非伝統的メールアプリであり、Mailboxを含む他の新種メールアプリには惹かれなかった私も魅了された。アプリは、Googleが通常のGmailの自動カテゴリー分け機能や、モバイル用アシスタントアプリGoogle Nowで培った機械学習知能を有効活用している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Google Inboxのベータ招待がeBayオークションで高値に

倍率なんと10倍だから、今ごろあなたは、GoogleのInboxアプリのベータを諦めてるかな? それとも、お金を払ってでも試したい?

eBayのユーザbpatel90が、そのオンラインオークションにベータへの招待を出品した。今それは、50ドルぐらいだ。

GoogleのInboxは発表されたばかりのモバイルアプリで、メールの扱い方をこれまでとはがらりと変えてしまう。今は人数を制限した招待制のベータだから、PlayのストアやApp Storeなどからはダウンロードできない。

このアプリを作ったのはかつてGmailを作った連中だが、Gmailとは似ても似つかぬものを志向している。どちらかというと、とてもおせっかいなGoogle Now的、そして部分的にはMailbox的でもある。

Inboxは、レシートとか予約とか、メールを自動的に種類別に分類するから、昔のをさかのぼって探すのが楽だ。また日付や時刻に基づいて重要なメールを見分け、それを高輝度で目立たせてくれる。仕事上の重要なメールを、見逃すおそれが少なくなる。

空港に向かってるときは、目的のフライトに関するお知らせメールなどを高輝度にする。フライトの出発時間が変更になったら、それもリアルタイムで知らせてくれる。またMailbox的に、ある種のメッセージを無視したり、メールからトゥドゥ(to-do)リストを作り、あなたの生産性アップのお手伝いをする。

とにかく機能がすごく豊富だから、ベータの招待をオークションに出せば高く売れる、と考えるやつがいても、おかしくはない。

誰しも、メールは嫌いだ。メールはインターネットの悲しき必要悪だ。だからメールの悩みを解消してくれる新しいアプリ(のベータの招待)は、eBayでどんどん高値が更新されるだろう、かな、果たして?

すでにそのアプリを持ってる人をTwitter上でいじめてもよい。こんなふうに:

昨日発表されたばかりのアプリについて、詳しく知らない人が多いのは当たり前だけど、詳しく知りたい人はGoogleの公式の発表声明を読むか、下のビデオを見るとよいだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Googleの新しいモバイルメールアプリInboxをテスト中―とてもよく出来ている

先ほど概要を紹介したGoogleのInboxメールアプリが入手できた。現在はGoogleのベータテスター招待プログラムによる限定公開だ。一般公開はしばらく先になるようだが、とりあえずこのアプリに対する私の第一印象を報告しておこう。

UIには最近Googleが全てのアプリに採用を進めているマテリアル・デザインが使われており、たいへん見やすい。アニメーションもよくできている。鮮やかな色づかいで、アプリのどこにいるのかが直感的に分かるようになっているのも良い。アイコンやコントロールはよく考えられていて使い方で迷うことはないだろう。

機能については、まだ個人用アカウントだけしかテストできていない。つまりGoogle Appsを通じたTechCrunchの業務用アカウントでは試していないので、そちらの膨大なトラフィックにさらされたときにこのアプリの使い勝手がどうであるかはまだ分からない。ただし個人用アカウントではメリットは即座に感じられた。まずGoogleは「本当の」メールとコンピュータが生成したメールを区別することができる。またその内容によってGmailアプリの場合と同様、各種のカテゴリーに分類してくれる。

こうした分類は色彩とアイコンによってひと目で分かるように表示される。必要なメールを処理したらカテゴリーごとに1回のスワイプで全部片付けられる。個別のメール、あるいは複数のメールをまとめて、Gmailのアーカイブに近い「処理済み(Done)」フォルダー、あるいは「後で(snooze)」フォルダーに送ったりできる。「後で」の場合には、再びメッセージが表示されるまでの時間を自由に設定できる(デフォールトの簡単設定もあるが、カスタムで個別設定もできる)。

このアプリは「インボックス」、 「あとで処理」、「処理済み」という3つのセクションに分かれている。セクションはプルアウトするサイドバー・メニューで選べる。メニューからはさらに新しいカテゴリーや従来のGmailのフォルダーにもアクセスできる。画面右下隅のプラス(+)アイコンをタップすると即座にメールやメモを書ける。また最近の連絡相手(最近メールをやりとりした相手)も表示される。

こアプリはとても役に立ちそうだというのが第一印象だ。こちらで何も特別な設定をしなくても対応が必要なメールが画面のトップに表示されるし、プラス・ボタンを押してスマート・メール作成機能を呼び出すと連絡が必要な相手が自動的にトップに表示されるのでいちいち相手のメールアドレスを探す必要がない。

「後で」と「処理済み」セクションの1スワイプ機能は非常に便利で、既存のGmailアプリやMailboxアプリよりも優れている。「後で」もいつ再表示させるかを細かく設定するのが非常に簡単なため、大いに役に立つ。

このアプリを本当に評価するためには業務用のアカウントで大量メールの処理をしてみなければならないが、Google InboxはiPhoneで私用のGmailアカウントを管理する限り、十分ネーティブGmailアプリのライバルになると感じられた。メール処理という非常に難しい分野でのスタートとしては大いに成功したといってよいだろう。

〔日本版:原文にアプリのスクリーンショットのスライドショーあり〕

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Googleの新メールアプリ「Inbox」は、Gmailとは別物


Googleが新しいメールアプリを作った。Gmailと同じチームが開発しているが、Gmailとは全く異なるものを意図している。そのアプリ、InboxはどことなくMailboxやGoogle Nowにインスパイアされたように見える。

新アプリのInboxは、現在限定されたユーザーグループにのみ提供されており、今後は招待システムによってユーザー基盤を拡大していく。GoogleがGmailに使ったのと似たシステムだ。ただしこちらはクロスプラットフォームのアプリでiOS、ウェブ、およびAndroid版が提供される。また友達から招待されるのを待つのがイヤな人は、inbox@google.com にメールでリクエストすることもできる。

InboxがGmailと違うのは、メールをそのままではなく、コンテンツがコンテキストに関連づけられる形でユーザーに情報を見せようとしている点だ。メールの革命は手に負えないシステムをもたらしてた ― 元は1箇所の仮想的な場所から時折連絡を取るためのシステムだったものが、今やわれわれをあらゆる場所へ連れていき、その分量はユーザーを途方に暮れさせる。

Inboxは、メーユーザーが状況をきちんと把握するための機能を数多く備えている。Bundlesは、似たような種類のメールを自動的にまとめてグループ化する。Highlightsは、フライト情報、イベントの詳細、親しい友人や家族からのメディアを見逃がさないよう目立たせる。Google Nowタイプの機能もある。Reminders、Assists and Snoozesはビルトインのtodoリストとして働き、コンテキスト対応情報ファインダーは、予約したいレストランの営業時間を表示する。

Inboxは、何か目的を持ったプロジェクトのようだが、なぜGmail本体とは別に存在する必要があるのかという疑問を投げ掛ける。おそらくこれらの機能があまりに実験的すぎるので、Googleは長年のユーザーを遠ざけてしまうことを恐れて、正式機能にする前の実験場所を作ったのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Gmail for Android、いよいよYahoo Mail、Outlookなどの外部メールサービスに対応

電子メールはお使いだろう。そしてAndroidを使っている人の多くはGmailを使っているのではないかと思う。しかし、メインでい使いたいのはGmailではないのだという人もいることだろう。そういう人にとって嬉しいニュースが飛び込んできた。

GoogleはGmail for Androidのメジャーアップデートを準備中で、このアップデートにて他サービスプロバイダーのメールも扱えるようにするのだそうだ。たとえばMicrosoft Outlook、Yahoo、AOL(言うまでもないとは思うが、AOLはTechCrunchの運営も行なっている)などのメールがGmailで利用できるようになるのだ。これはAndroid Policeの情報によるものだ。間もなくリリースされる予定のアプリケーションで採用される変更点についての情報を独自に入手したのだそうだ。

Android Policeが掲載していたビデオ(下にも転載しておいた)で、どのようなものになるのかを確認することができる。

Googleの新しいMaterial Designを採用した角丸アイコンや、濃淡のはっきりした見やすいデザインも目を引くことだろう。しかしもちろん目玉は他サービスのメールを扱えるようにしていることだ。

このアップデートはおそらく今週中にも公開されるようだ。Android愛用者からすると待ちわびていたアップデートとなることだろう。Apple iOSにては、メールについては以前から複数アカウントを扱うことができるようになっていた。Android利用者もついに同様の利便性を手に入れることができるわけだ。但し、旧式のメールサービスを利用している場合には、新たなGmailでも対応できないケースもあるようだ。

「外出中でしたのでメールの確認が遅れました」という言い訳が使えなくなるのを、残念に思っている人もいるかもしれない。

Headline image via Cairo / Flickr

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(翻訳:Maeda, H


Gmail、iPhone 6/6 Plusに対応

私のiPhone 6と6 Plusの初レビューでは、サードパーティーアプリの互換性にあまり時間を割けなかった。その理由は、A) iOSが低解像度アプリの拡大表示をどうこなしているかに注目していた、B) 主としてファーストパーティーのソフトウェアに時間を費していた。しかし、新しいデバイスでGmailのネイティブアプリを使う時間が長くなるにつれ、耐えられなくなってきた。今日(米国時間10/6)Googleは、iPhone 6および6 Plusの解像度に完全対応したアップデートを公開して、その問題を解決した。

要するに、最新iPhoneを持っている人がこのアップテートをインストールすることは、初めてメガネをかけた人が、以前はちゃんと見えていなかったことを忘れてしまうようなものだ。受信箱のメールはプレビュー画面に大部分が表示されるようになり、メールを開いた時に見える本文テキストは、甘やかされているかのように感じる。

ゆっくり、しかし確実に、主要な人気サードパーティーアプリは、iPhone 6改革を進めている。Facebook、次は君の番だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Google+に自動バックアップした写真が、Gmailから簡単に利用可能に

ソーシャルネットワーク本来の用途としては、あまりGoogle+を利用していない。しかし写真のオートバックアップはかなり便利に使っている。そして、Gmailとの連携で、Google+の写真関連機能がさらに便利になりそうだという話が入ってきた。オートバックアップした写真を、Gmailで簡単に再利用できるようになったのだ。スマートフォンで撮影した写真を、簡単にウェブ版Gmailで利用できるようになったわけだ。

ウェブ版Gmailのメール作成画面で、「写真を挿入」を選ぶと、最初にオートバックアップした写真が候補として表示されるようになった。最近バックアップしたものから順に、これまでに蓄積したものが一覧で表示されるわけだ。アルバムを利用しているのならば、アルバム全体をシェアすることもできる。インラインもしくは添付形式で挿入することができ、インライン形式で挿入した場合には、編集画面で簡単にリサイズすることもできる。

機能が見当たらない人も慌てる必要はない。Googleによると徐々に適用ユーザーを拡大していくつもりなのだとのこと。もちろん、写真の自動バックアップは有効にしておく必要がある(訳注:訳者の環境では、訳しているうちにいつの間にか機能が有効になっていました)。

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(翻訳:Maeda, H


Google、スヌーズボタンなど、Gmailの新機能をテスト中

大事なメールがやってきたとしよう。すべてを差し置いて処理しなければならないという緊急性はないが、ともかく返事はした方が良いというレベルの重要度だ。しかしそういうメールに直ちに対処できるとは限らない。「明日になってから処理しよう」と置いておくケースはよくあるはずだ。

だがメールは次々にやってきて、返信しようと思っていたメールは受信箱のずっと下の方に移動してしまう。目につかなくなってしまったメールのことをつい忘れてしまう。そんな経験は誰にでもあるのではないかと思う。

2013年1月にスタートして、先日Dropboxに買収されたMailboxが対処しようとしたものもこれだった。目覚ましにある「スヌーズ」風の機能を備えることで、指定したメールを再度受信箱のトップに表示するというものだった。

どうやら、Googleもこのスヌーズ機能に興味を示しているようなのだ。

Geek.comの記事によれば、GoogleはGmailにてスヌーズ機能を含む各種新機能をテスト中だとのことだ。

記事によると、スヌーズ以外にも次のような機能をテスト中だとのこと。

  • 現在の「ソーシャル」「プロモーション」「新着」などに加え「Travel」や「Purchase」(注文確認メールや請求金額通知などをまとめたもの)、そして「Finance」(銀行取引関連のもの)などのタブ
  • メールのピン止め機能。ピン止めを解除するまで、受信箱の一番上に表示され続けることとなる(上のスクリーンショットでも、メールの横に押しピンのアイコンが表示されている)。

目覚ましのスヌーズ同様、スヌーズボタンはいったん既読として処理して後にまた未読として表示されるようになる。ピン止めの方は起きるまでベルを鳴らし続けるようなものだと言えようか。頻繁に参照するメールなどをピン止めしておくという使い方も考えられる。

Mailboxが買収されたことからもわかるように、こうした機能は利用者にとって役立つものだ。役立つものであったからこそ、大手がMailbox類似の機能を実装し始めるのは時間の問題だったとも言えるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


iOS版Gmailがv3.0にアップデート―バックグラウンド更新、単一サインインなどサポート

今日(米国時間3/5)、GoogleはiOS版Gmailのv3.0をリリースした。この最新版でようやくiOS 7のバックグラウンド処理機能が正式サポートされた。今後Gmailはバックグラウンドで(つまり起動されていないときに)メールのダウンロードをするようになる。ユーザーがアプリを起動すると同時に受信トレイは最新の状態になっているわけだ。

昨年11月に複数のブログがGoogleがiOS版Gmailでこの機能をサポートしたと報じた。しかし奇妙なことに、iOSのGmailアプリ設定には「バックグラウンド処理をオンにする」というオプションが現れなかった(Google+、Google Mapsその他のGoogleアプリにはこのオプションが表示される)。

いずれにせよ、今後は間違いなくこの機能がサポートされる。iOSデバイスでネーティブのGmailアプリを使っているユーザーは、この機能をオンにしておけば起動時間が多少短縮されるはずだ。ユーザーはAppのバックグラウンド更新をオンにし、アプリからの通知もオンにしておく必要がある。

また今回のアップデートで、Gmailを含めたGoogleのiOSアプリはすべて単一サインインで利用できるようになった。Gmail、マップ、YouTube、Chromeなどのどれか一つにサインインすれば、自動的に他のアプリにもサインインする。一般ユーザーにとってはそれほどの改良とも思えないだろうが、Googleの2段階認証を利用しているユーザーにとってはGoogleのアプリを開くたびにいちいち27文字のパスワードを入力しなければならない煩わしさから解放されることになる。これで2段階認証利用のハードルが大きく下がるだろう。

〔日本版〕日本語版Gmail v3.0はApp Storeに公開ずみ。インストールすると自動的にバックグラウンド更新はオンになるようだが、念のため「設定→一般→Appのバックグラウンド更新」を開いて確認しておくとよい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google+のユーザーはアドレスを知らなくても他のユーザーにGmailを送れるようになる―オプトアウトは可能

今日(米国時間1/9)、GoogleはGmail内からGoogle+のユーザーにメールを送れる機能を追加した。便利ではあるが、不要なメールが増える可能性がある。

今後、Google+のユーザーはメールアドレスを知らなくても他のGoogle+ユーザーにGmailメールを送信できる。デフォールトでは「すべてのGoogle+ユーザー」が対象になっているが、オプトアウトも可能だ。

GmailではTo欄に相手のメールアドレスを入力し始めたとたんに、自動補完が始まるが、この新機能が有効になっていれば、通常の連絡相手のリストの下に「Google+の連絡相手」のリストが表示される。

プライバシーおよびスパム抑制の観点からGoogleは「誰からのメールを受け取るか」をユーザーが選択できるようにしている。

「誰からも受け取らない(No one)」を選択すればこの機能は無効になる。デフォールトでは「全員から受け取る」になっているが、「サークル」、「拡張サークル」を選ぶこともできる。今日ではYouTubeにコメントするにも、新しいGmailのアカウントを作るのにもGoogle+のアカウントが必要だから、Google+の「ユーザー全員」というのはずいぶん広い範囲になる。

またこのGoogle+の連絡相手リストには自他の実際のメールアドレスは表示されない(実際にメールをやりとりすれば当然メールアドレスは判明する)。

この機能は先日公開されたGmailのタブによる振り分け機能を利用している。現在Gmailの受信トレイは、メイン、ソーシャル、プロモーション、新着、フォーラムなどのタブに分けられている。Google+で自分のサークルに入っている相手からのメールはメイン・タブに、そうでない相手からのメールはソーシャル・タブに振り分けられる(このメールに返信しないかぎり相手には実際のメールアドレスは分からない)。

この機能は送信者としてみた場合は大いに便利だが、受信者としてはそれでなくても多い不要なメールの着信を増やす可能性がある。受信トレイにタブUIを使っていない場合は特にそうだ。Googleはユーザーごとにこの機能を有効にする前にメールで通知を送り、好みの受信設定をするよう促している(受信設定へのリンクが通知される)から洪水を予防する余裕はあるわけだ。

Googleによるとこの機能はここ数日かけてGmailとGoogle+の双方のアカウントを持つ全ユーザーに公開されるという。いち早く受信範囲を設定したいならGoogleからの通知メールを見逃さないように。

〔日本版:1/10早朝現在、訳者の環境ではまだ有効になっていない〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Gmailの画像表示方法の変更でメールの開封率が分からなくなることはない, とGoogleが説明

Gmailの画像の表示方法が最近変わったことについてGoogleの広報は、それが言われているほどの重大な影響をマーケターに及ぼすことはない、と述べた。

同社の今朝の発表によると、Gmailのユーザがメールと一緒に画像も開く設定にしていると、その写真等を見るためにメールの下の“下の画像を表示する”ボタンを押す必要がない。画像はメールを開くとき自動的にロードされる。

これは消費者にとってはささいな改良にすぎないが、Ars Technicaによると、マーケターにとっては問題がある。Googleも同社のブログ記事に書いているように、これからは画像が送信者のサーバではなくGoogleのサーバからロードされる。Arsはこう書いている:

メールを利用するマーケターは画像からいろんな情報を得られなくなり、そこにはGoogleからのリクエストしかない、という状態になる。そしてその画像はGoogleがGmailのユーザへ送る。ユーザがリンクをクリックしなければ、マーケターにはそのメールが見られたことが分からない。これはメールを使うマーケターたちからプライバシーを守ることになると同時に、Googleがユーザのメールにより深く干渉し、そのコンテンツを文字通り変えることでもある。

しかしGoogleの広報は、それは違うと言う。画像からメールの開封率を知りたいマーケターは依然としてそれができるし、しかもメールは読んだけど画像をロードしなかったユーザも開封率に含まれるから、数値はより正確になる、というのだ。ただしユーザのIPアドレスなど、そのほかのデータは調べられない。したがってこれは、マーケターを完全な闇の中に置くことなくプライバシー保護を強化する策である、と。

メールによるマーケティングを稼業としているMailChimpも、そのブログ記事で同様のことを示唆している:

キャッシュした画像を使うことはGmailの良い考えだが、それはESPによる開封追跡を混乱させる可能性がある。しかし幸いにも、MailChimpはこれからも、開封追跡ピクセルの最初のリクエストを検出できる。それによって開封カウントに重複が生じることもない。ただし、そのメールが複数回開封されたことは、カウントできない。

Gmailは今日の発表の中で、キャッシングによって画像のロードと表示がよりセキュアになる、と言っている。画像のキャッシングはメールの複数回開封のカウントを妨げるが、これらの画像のロードによって開封チェックそのものは、より正確になる。少なくとも理論的には、そう言えるはずだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


データ・ポータビリティーの勝利! ―Google Takeoutを利用してGmailとGoogleカレンダーの全データがエクスポート可能に

GoogleはGoogle Takeoutサービスを利用して良好なデータ・ポータビリティーを提供してきた。これまでユーザーはTakeoutで連絡相手、Drive、Voiceその他十数種類のサービスのデータをエクスポートできた。今日(米国時間12/5)、GoogleはTakeoutにGmailとGoogleカレンダーという2つのフラグシップ・サービスを追加した。

Googleは今日からGmailとCalendarのデータのダウンロードができるようになったと公式ブログ記事で発表した。Takeoutは個別サービスのデータのみをダウンロードすることも、多数のサービスのデータを一括してダウンロードすることもできる。GmailのデータはMBOXフォーマットで、CalendarのデータはiCalendarフォーマットで提供される。どちらも.zipファイルとして圧縮される。

MBOXフォーマットはMicrosoft Outlook 2011、Mozilla Thunderbird、Apple Mailなど主要なメールクライアントですべて作動する。ただしダウンロードの頻度には一定の制限が設けられている。しかし1日3回、週に7回までという制限は一般のユーザーには特に問題にならないだろう。

FAQによれば、メッセージはCSV形式で提供され、メッセージに付与されたラベルのデータは X-Gmail-Labelsというヘッダーに保存されるということだ。

ラベルデータはまたGmailデータの一部のみダウンロードしようとするユーザーの役にも立つ。たとえばユーザーが転職したとき、業務上のメールだけをダウンロードして新しい会社のメール・アカウントにアップロードするなどの使い方ができる。あるいはサイズの大きい添付ファイルだけをダウンロードしてローカルに保存した後でGmailから削除してスペースを確保するなどという使い方も考えられる。

Gmailは1年前にサイズの大きいメールを検索できるオプションを公開した。同時に、ユーザーに対して大きなファイルを添付する場合は、直接添付せずにGoogleドライブにアップロードして(最大10GB)して共有リンクを利用するよう勧めた

Gmailのエクスポートとほぼ同様の手順でGoogleカレンダーのデータも、全部、あるいは一部エクスポートできるようになった。

カレンダーのエクスポート機能はすでに一般公開されているが、Gmailのエクスポート機能は今日から約1月かけて順次公開される。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Gmailの受信トレイにGoogleドライブが統合―添付ファイルを直接ドライブに保存できるようになった

今日(米国時間11/12)、Gmailがさらにアップデートされ、メールとGoogleドライブの連携がまた一歩進められた。今後はいちいちメールの添付ファイルをダウンロードしてからドライブにアップロードするというステップを踏む必要がない。添付ファイルを表示すると同時に受信トレイの中から直接Googleドライブにファイルを保存することが可能になった。

Googleは昨日、受信トレイでメールを開かずに直接YouTubeを視聴したりできる“Quick Actionsボタンを追加したばかりだ。今日のドライブとの統合も狙いたはメール処理のスピードアップだろう。

この機能はユーザーに順次公開されている。機能が有効になると受信したメールに添付ファイルがある場合、メールの末尾に画像、動画、MS Office文書、PDF、表計算シートなど、そのサムネールが表示される。サムネールをクリックすると全画面モードで画像としてプレビューできる。

その後Googleドライブ・ボタンを押してGoogleドライブに保存すれば、いちいちローカルにダウンロードする必要なしに閲覧、編集などが自由にできる。保存の際にはフォルダも選択できる。ローカルに保存したい場合は、矢印ボタンをクリックすれば従来通りダウンロードができる。

今回のGmailとドライブの連携は、メール処理のスピードアップと同時にドライブの利用を促進しDropboxやBoxのようなライバルに対抗するのが当面の目的だろうが、同時にデスクトップのソフトウェアをウェブベースのOSであるChromeOSに一元化するというのがGoogleの長期的な目標に違いない。

またデスクトップ・ソフトウェアをモバイル体験に近づけることも目的の一つだ。現在、モバイル・アプリでメールの添付ファイルを表示、保存するためのステップはデスクトップ版より少ない。【中略】

Googleによれば、このアップデートは当初デスクトップ版のみサポートし、来週中に順次公開されるという。今回Googleは初めてGoogleドライブのアクティブ・ユーザー数を1億2000万人と明かした。Dropboxには1億7500万人の登録ユーザー(アクティブユーザーではない)がありAppleのiCloudは3億2500万SkyDriveには2億5000万、Boxには2000万以上のアカウントがあるという。これでみるとGoogleドライブはアクティブユーザー数としては世界最大か最大にごく近いものと思われる。

サードパーティーのデベロッパー

標準的な添付ファイルの処理に加えて、サードパーティーのデベロッパー向けのGoogle Drive SDKには、独自アプリとGoogleドライブを連携するためのさまざまなツールがサポートされており、Gmail添付ファイルをアプリと連携して利用するにようできる。

Gmailの新しいプレビュー機能を利用するとGmailのメッセージには添付ファイルの関連アプリの候補が表示され、開くアプリを選択できる。ユーザーが望むアプリが表示されない場合も、受信トレイ内から新たなアプリへの関連づけを行える。

詳細はGoogle Developersブログを参照のこと。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Gmailに新タイプの広告―プロモーション・タブに表示されるがスパムメールではない

Googleがタブ方式のUIをGmailに導入して数週間後、プロモーション・タブに広告が表示され始めた。

TechCrunchのライターの一人がプロモーション・タブの広告に最初に気づいてスクリーンショットを撮ったのは5月31日だった。非公式のGoogleウォッチング・ブログ、Google Operating Systemが これについて書いたのは6月に入ってからだった。ただしそれよりずっと早くベータテスト中にこの新方式が報告されている。

GmailのUIは現在、4つないし5つのセクションに分けられている。メインは重要メッセージ、ソーシャルはソーシャル・ネットワークからのアップデート、プロモーションはプロモーション・メッセージ、新着は注文の確認や請求書など自動的に送信されるメッセージだ。またGoogleグループに参加している場合、フォーラムにグループからのメッセージが表示される。今回の新しい広告はプロモーションのセクションのトップに表示される。

この表示場所は理にかなっている。プロモーション・タブにはユーザーが受取を承認した店舗やサービスからのプロモーション・メッセージが表示されるわけで、このタブを開いて確認するユーザーはショッピングに関心をもっている可能性が高いわけだ。4億2500万人といわれるGmailの巨大なユーザーベースの威力が存分に発揮される場面だ。

この広告は件名にはっきりと「広告」と表示されているし、メッセージの背景色も違う。しかしメールと同様、星印をつけたり友だちと共有したりできる。見た目がメールのようなので、スパム・メールだと勘違いするそそっかしいユーザーもあるらしい。念のためはっきりさせておくが、これはメールではない。Googleがユーザーのメールアドレスを広告主に売り渡して広告主がメールを送ってきたわけではないのだ(そういう誤解が出ている)。

しかし通常のメールと紛らわしいフォーマットであるため当初の反応好意的でないものが多かった。VentureBeatなどはスパムっぽいと書いている。”しかしGoogleはもちろんはるか昔からGmailに広告を掲載している。広告の掲載は新しい試みというわけではまったくない。

Googleはこのプロモーション広告は従来のウェブ・クリップ広告を置き換えると同時に、必要なとき(つまりユーザーがタブを開いたとき)にのみ表示されるというユーザー体験の改善を狙ったものだとしている。

ユーザーの好き嫌いはともあれ、この新方式の広告はすぐになくなることはなさそうだ。Gmailビジネスの「顧客」はもちろん広告主である。このスポンサード・プロモーション(というのが公式名称)は広告主にとってなかなか魅力的だ。広告主はユーザーごとの最初クリック(表示)だけに料金を支払えばよい。しかしMarketingLandが説明しているとおり、ユーザーはこのメッセージに普通のメールのようにスターを付けて後で参照したり、友だちに転送したり、広告主に問い合わせをしたりできる。またリンクを埋め込んでおいて自社サイトのランディング・ページに誘導したり、ビデオを見せたりできる。

Googleはこの広告を一般公開しておらず、一部の広告主でテスト中であるようだ。まだこの広告の効果についての情報はないが、従来のGoogleウェブクリップ広告よりはるかに有効ではないかと思う。

(画像: Frederic Lardinois, MarketingLand)

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google、Gmailにおけるフルスクリーン編集モードを再投入

Googleが、Gmail利用者に対して新しい、しかしよくわからない「新機能」をリリースした。その「新」機能とは、メールをフルスクリーンで書く機能だ。

このフルスクリーン編集オプションをオンにすると、メール編集画面は受信箱画面の真ん中に大きく表示されるようになる。大きく表示することで、細かいところに気が回るようになるだろうという配慮のようだ。

「よくわからない」というのは、編集画面をコンパクトにしたのがほんの数カ月前のことだからだ。いろいろな新機能を実装すると同時に、受信箱を表示しながらメールの編集ができるようにした。しかし、どうやら、従来通りのフルスクリーンモードの方がメールの編集をしやすいという人も多くいたようなのだ。

確かに、フルスクリーンモードなら、文字装飾などのためのツールバーも表示されていて、それが気に入ったという人も多かったのだろう。

編集画面右上の拡大ボタンをクリックすればすぐにフルスクリーンモードに切り替えることができる。あるいは「設定」画面で「Default to full screen」(標準で全画面)をチェックしておけば、常にフルスクリーンモードで編集できるようになる。

この全画面オプションが表示されないという人もいるだろう。その場合にも心配はいらない。Gmailチームによれば、数日中に全利用者に大してオプションの有効化を行うという話だ。

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(翻訳:Maeda, H)


iPhone版Gmailがアップデート。カテゴリー別受信トレイと通知機能をサポート

約束通りGoogleは今日(米国時間6/4)、iPhone版Gmailの最新バージョンを公開した。昨日リリースされた新しいAndroid版と同じく、プロモーション、ニュースレター、SNSからのメッセージ等を自動的にカテゴリー分けするGMailの新機能をサポートしている。

Gmailアカウントで新機能をすでに有効にしているユーザーは、受信トレイでこれらのアップデートの要約を見られるようになり、アプリのスライドアウト式サイドバーから別のカテゴリーに切り換えられる。アプリはデスクトップのカテゴリー設定を利用し、有効無効の切り換えもそのままモバイルアプリに引き継がれる。

Googleがこの機能を発表した時にGoogleのGmailプロダクトマネージャー、Alex Gawleyが言っていたように、GoogleはAndroidとiOSとで、これらの通知をやや異なる方法で表示している。両OSそれぞれで自然に感じるように実装したと彼は言っていた。Androidでは通知がラベルと共にストリームに表示されるが、iOSでは受信トレイのメッセージに「新着カテゴリー別メール」と表示され、その下に短い要約が付くだけだ。

他にも新機能:通知の改善、Chrome、マップ、Youtubeのリンクをアプリで開く

今回のアップデートで、Googleは通知システムも改訂した。メインの受信トレイに入るメッセージについてだけ通知を受けとることが可能になった。つまり、ソーシャルネットワークから通知やプロモーション等については通知されず、だまって別のカテゴリーに移動する。この種のメッセージをたくさん受け取る人にとっては、明らかなノイズ削限になる。もちろん、メッセージの通知を全部見ることもすべてオフにすることもできる。

ただしこの機能は、新しい受信箱を有効にしているユーザーしか使えないようだ。

さらにこのバージョンでは、Chrome、マップ、およびYouTubeといった同社アプリをGmailアプリから直接開けるようになったほか、メッセージを左右にスワイプしてメッセージを次々と移動できる。

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(翻訳:Nob Takahashi)