Gmailをタスク管理に活用できるMoo.do

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もしあなたが受信ボックスの中でto-doリストを作る方法として、重要なメールにスターマーク(★)を付けるやりかたを採用していて、それでももっと堅牢なやり方を待ち望んでいるのなら、Moo.doの新しいプロダクトはその願いに叶うものだ。Moo.do for Gmailを使えば、電子メールクライアントをタスクマネージャーと組み合わせて、to-do、文書、プロジェクト、カレンダー、連絡先などを整理するために使用することができる。製品はベータテストを行っていたが、現在は誰でも使用できるようになった。

このシステムは、気力のない人や一時的利用者のためのものではなく、受信ボックスが溢れかえり、電子メールメッセージにほとんど管理不能な数の隠れたタスクを抱え、新しい生産性向上アプリケーションの使い方の習得に前向きな人のためのものだ。

こう書いてあなたが試用する気持ちをくじこうというわけではないが、実際このシステムは、生産性が高く、タイトに予定が組まれているビジネスユーザーの要求を満たすことを第一に置いている。

始めるにあたって、まずMoo.doをGoogleアカウントに接続し電子メールへのアクセスを許可する。すると電子メールがマルチウィンドウインターフェースの左ペインに表示される。無料ユーザーでもMailbirdとGoogleの連絡先を同期することができるようになるが、月額7ドルのプレミアムユーザーになれば更にGoogleドライブとGoogleカレンダーも統合することができる。

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さらにWunderlist、Workflowy、Trello、およびTodoistなどのサードパーティのサービスからだけでなく、Googleタスクからもデータをインポートすることができる。

一度設定すれば、お好みのやり方がGTDだろうと、タスクを可視化するかんばん方式であろうと、Moo.doはTrelloのような製品で行うことと同じように、あなたのワークフローに適応する。お望みなら、Moo.doの柔軟性で両方のやり方を同時に使うこともできる。

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リスト上の電子メールをクリックすると、他のOutlook類似電子メールプロダクトのように、隣のペインにメッセージが表示される、しかしここで違うのは、電子メールに含まれるタスクを扱うために、Moo.doのインターフェイスに他のペインを追加することができるということだ。

たとえば、電子メールを他のペインにドラッグして、行うことが必要なリストの一部にすることができる一方、そのペインをテキストやチェックボックス、その他の項目でマークアップすることもできる。また、Googleドライブからファイルを取り込んだり、名前の前にプラス記号を追加することで、Googleの連絡先を参照することができる。

インターフェイスに別のペインを追加するには、右上にあるプラス記号をクリックする。単純なto-doリストが欲しいのか、この先必要な項目に対してカレンダーのようなオーバービューが欲しいのかに応じて、「Outline」または「Agenda」というペインを選ぶことができる。

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市場には沢山のタスク管理ツールが存在しているが、Moo.doを際立たせている特徴は、電子メールを他のタスク、ファイル、ノート、またはアポイントと同様に扱わせてくれるということだ。そして全てを統一的に管理する場所を与えてくれる。

Moo.doはカーネギーメロンでコンピュータサイエンスを勉強していたときに知り合ったJay MeistrichとGrant Wattersによって設立された。Meistrichはその後MicrosoftのApplied Sciences GroupでSurfaceタブレットプロジェクトの立ち上げのために働き、一方WattersはMicrosoftのInternet Explorerチームでグラフィクスとタッチインターフェイスの改善を行っていた。

Meistrichによれば、もともとMoo.doのためのアイデアは、自分が記憶力が悪くてタスクを書き出さないと忘れてしまうところから来たのだと語った。そして、私たちの多くがそうであるように、彼はまた受信トレイの中に埋もれたメールに応答することを忘れてしまう。

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「シアトルへ戻る途中、Grantも私と同様に激しいフラストレーションを抱えていたことが分かったのです、そこで時間をかけてアイデアを練り上げモックアップをスケッチしました」とMeistrichは説明した。「この日私たちは、一緒にこの問題を解決することを決めました。いくつかの粗いアイデアのプロトタイプを作るところから始め、程なく私たちはMoo.do自身を開発そのものに楽しく使うことができるようになりました」。

チームは元々to-doリスト管理を行うMoo.doモバイルアプリを出していたが、今度のバージョンのMoo.doでは、そのコンセプトを電子メールとto-doを組み合わせることで更に深化させた。製品はベータテストを行っていたが、現在は誰でも使用できるようになった。

将来的には、より多くのサービスをMoo.do for Gmailに統合し、個人使用や小規模なチームの枠を超えて拡大する計画である。

「ふたりとも、Microsoftの経験から大きなチームがどのように働くのかを理解しています、このためエンタープライズコラボレーションツールへと成長ための、沢山の計画が既にあるのです」とMeistrichが言い添えた。

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(翻訳:Sako)

YouTubeは接続の97%がHTTPS化、とGoogleが発表…残りの3%はまだ時間がかかりそう

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この春Googleは、同社のTransparency Reportに新しい章を設けて、同社のサーバーとユーザーのデバイスとのあいだのHTTPS接続の現状を明らかにした。しかしそのときはGoogle Drive, Finance, Gmail, Maps, Newsなど同社のメインのプロダクトのデータだけだった。そして今日(米国時間8/1)Googleは、YouTubeとGoogle Calendarを、その仲間に加えた

YouTubeでは今、すべての接続の97%がHTTPSであり、Calendarでは93%だ。

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YouTubeはなにしろ大きいから、Googleが何をやるにしても簡単ではない。でも同社によると、YouTubeの膨大なトラフィックも同社自身のCDN Global Cacheにより、暗号化しても比較的容易に扱える。それは、HTTPSの中核的アルゴリズムAESにハードウェアによるアクセラレーション(加速)を適用していることが、大きく寄与している。

Googleの主張では、HTTPS接続はYouTubeのユーザー体験も改善する。今日発表された声明によると、“ユーザーはYouTubeのビデオを携帯電話やスマートTVなど、さまざまなデバイスで見る。そこでわれわれは、あらゆるデバイスでHTTPSをA/Bテストし、ユーザーにネガティブな影響が及ばないようにした。その結果、HTTPSは多くのクライアントの体験の質を良くすることが判明した。コンテンツの真正性が確証されることによって、〔粗悪コンテンツによる〕さまざまなストリーミングエラーを排除できたからだ”、ということである。

YouTubeに関しては、まだGoogleのテストから漏れたデバイスがとても多いと思われるから、上で言っていることはおそらく100%真実ではないだろう。でもGmailの場合と同じく、同社は時間をかけて安全でない接続を排除していくだろう。同社のスポークスパーソンは、それがいつになるかは明言できない、と述べた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google、Gmaiのセキュリティー警告を強化

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Googleは、Gmail内でのセキュリティー警告の可視性を高めることで、同サービスの10億人を超えるアクティブユーザーを守ろうとしている。

Googleは、「セーフ・ブラウジング」通知を拡張し、ユーザーがメール内の不審なリンクを開こうとするとリンク先が開く前に、フルページの警告を発するようにした。これまではリンクをクリックする前に警告を表示していたが、クリック後に大きく目立つ警告画面を表示することで、Googleは悪意あるサイトを実際に訪れる人を減らそうとしている。

Googleは、Gmail内の国家支援攻撃の警告も拡張する。これはその後Facebookでも対応したものだが、この警告もフルページになる。多くの人に影響を与えるものではないが ― この種の通知を受け取った人はユーザーの0.1%にすぎない、とGoogleは言っている ― 影響の大きさは計り知れない。

「この種の警告を受けるユーザーは、活動家、ジャーナリスト、政治家等、世界で大胆な態度を取っている人たちが多い」とGoogleはブログ記事に書いている。

Googleは、メール暗号化の標準化推進も続けている。これも活動家やその他のハッキングや監視の対象となり得る人たちにとって不可欠な機能だ。同社はComcast、Microsoft、Yahoo等複数の企業と協力して、メッセージのセキュリティーを高めるべく新しいEメールシステムを提案している。

これは一夜にして実現できるものではなく、Goolgeは自社サービスを使って、暗号化メールの利用拡大に長年努めてきた。先月から、安全でない接続を通じてメールを送受信しようとするGmailユーザーへの警告を開始し、その結果Gmailユーザー宛に暗号化接続を使用して送られてくるメールが25%増加した、とGoogleは言っている。

「われわれはこの結果に大いに勇気づけられた。暗号化は比較的容易な実装でユーザーに大きな利益を与えられることから、今後も進展は続くと期待している」とGoogleは言った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

CastleはY Combinator出身のドラグ&ドロップでアカウント乗っ取りを防ぐツール

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Castleの4人のメンバーはマウンテンビュー、スウェーデン北部に分散しているが、ユーザー自身が必要に応じて非常に簡単に統合できるシームレスなサービスを追求したという点でユニークだ。

ウェブサイトの運営者がCastleを利用するするにはJavaScriptで書かれたスニペットをhtmlのヘッダー内にドラグ&ドロップするだけでよい。 不審な、あるいは標準から外れたログインの試みに警告フラグを立てるなど、あとの仕事はCastleが引き受ける。カスタマー・サービスのサーバーに導入した場合、危険なアカウントを自動的に凍結する。外部から攻撃があった可能性があれば運営者にただちに通知する。

同社のCEO、Johann Brissmyrによれば、開発のきっかけは共同ファウンダーの前回のスタートアップ、SettleBoxという支払サービスを開発した経験だという。

「われわれはSettleBoxでは企業向け〔セキュリティー・サービスと付き合いが多かった。それらのプロダクトは今やわれわれのライバルだが。このときにユーザーの安全を守る使いやすいツールが欠けていることに気づいた。〔其の結果が〕Castleになった」Brissmyrは言う。

Castleの強みはユーザー・フレンドリーであり、セットアップがシンプルなことだ。これらはCastleというサービスの重要な部分をなす。ユーザー・インターフェイスはMixpanel、Google Analyticsといったプラットフォームからヒントを得ている。

いちどセットされるとCastleはバックグラウンドでサイト訪問者のあらゆる活動をモニターし、不審な動きの発見に努める。ユーザーやデバイスの新しいログイン場所、サービスの内容に照らして疑念のあるユーザーの行動なども重要なシグナルとなる。

「ログイン動作やパスワード変更なども含めわれわれはあらゆるページ閲覧をモニターしている。普通ではない行動を見つけ出すためだ」とBrissmyrは言う。

FacebookやGoogleがユーザーの行動をトラッキングしてブルートフォース攻撃やサイト乗っ取のり兆候を発見しようとする手法にCastleの機能は似ている。

また同種のセキュリティー・ソフトと同様、Castleも訪問ユーザーに「セキュリティー・スコア」を付与する。たとえば、Brissmyrの説明によれば、eコマース・サイトの顧客が同じデバイスで新しい場所からログインするだけならセキュリティー・スコアに変化はないが、新しいデバイスで新しい場所からログインが試みられるとスコアはアップする。【略】

Brissmyrは「脅威を感じるライバルは特にない。Google他のウェブ・サービスのプロバイダ〕のプロダクトとCastleは競争することになるが、彼らとはこの問題に対する集中力が違う。Castleはすでに非常に多くのサービスに統合されて能力を発揮している」と」は語った。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

返信を自動的に書いてくれるSmart Reply機能がWeb上のInboxにもやってきた

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Gmailチームが作ったInboxは、GoogleがGmailユーザーに贈る次世代eメールクライアントで、とくに、入信メッセージを便利に扱えるためのさまざまな機能がある。それらの中で、前から最良と言われている機能のひとつがSmart Replyだ。これは、Googleの機械学習のインテリジェンスがユーザーのメールを見て、とても短い三つの返信を提案する

これまで、この機能が使えたのはInboxのモバイルアプリだけだったが、しかし今日からは(米国時間3/15)、Webでも使える、Googleによると、モバイルアプリでは返信の10%がSmart Replyを使っている。

ぼくの経験では、Smart Replyが提案する返信は、使える場合が多い。というか、使える返信がたいてい一つか二つはあるから、なかなかお利口なアプリである。

ぼくはメールの返事が長い方だが、Smart Replyが提案する返事はセンテンスが3つか4つぐらいだ。でも、町を歩いていたり、空港であせって駆け足していて、しかもメールに早めにとりあえず返事しなければならないときには、とても便利だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Gmailの企業ユーザー向けのセキュリティ機能が向上–DLPサービスをアップデート

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Googleが今日(米国時間2/29)、Gmailの企業ユーザーのための新しいセキュリティ機能をいくつか発表した。昨年同社はGoogle Apps Unlimitedのユーザーのために、機密データがメールに入り込まないようにするためのData Loss Prevention(DLP)機能をローンチした。そして今日同社は、このサービスの初めての大型アップデートを、サンフランシスコで行われているRSA Conferenceでローンチした。

DLP機能により企業は、メールに乗ってその企業のファイヤーウォールを出入りしてもよい機密情報の種類を指定できる。

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DLP for Gmailの今日発表されたもっとも重要な機能は、添付ファイルをOCRでスキャンして機密情報や不適切な言葉を見つける機能だ。前者はたとえばクレジットカードの番号、運転免許証の番号、社会保障番号など、後者は悪口や秘密プロジェクトのコードネームなどだ。

DLPはこれまでも添付ファイルをスキャンできたが、画像ファイルの中の社会保障番号などは検出できなかった。これからはDLPは、アドミンの指定に基づいて、それらの語や番号などのある画像ファイルも排除できる。

また今回のアップデートで、DLPが検出できる情報や、とくに個人を同定できる情報の種類も各国ごとに増え、とくに合衆国ではHIPPAデータも広くカバーすることになった〔参考資料〕。

さらに今日のアップデートでは、ルール違反の数に基づいてアドミンが容易に、メールの扱い方を変えることができるようになった。たとえば、クレジットカード番号が一つだけあるメールは当人に書き直しを命じるが、ルール違反が50件以上もあるメールは問答無用で拒絶する、といった扱い方のバラエティだ。

またこのサービスが提供している各種検出機能のゆるさや厳しさをアドミンが指定できる。これによりたとえば、違反の“偽陽性”を防げる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AndroidのGmailにリッチテキストとインスタントRSVPがやっと導入

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GoogleがAndroid上のGmailの、二つの小さいけど便利なアップデートを発表した。

まず、Web上のGmailには前からあったリッチテキスト形式が、初めてモバイルにも導入された。この書式のオプションはかなり単純明快で、太字と斜体と下線と色と強調(ハイライト)を指定できる。メッセージング中のテキストのリンクはできないが、でも日常的には太字が使えれば十分だろう。

インスタントRSVPも、WebバージョンのGmailから今回持ち込まれた。これまでのようにGoogle CalendarやMicrosoft Exchangeを別途立ち上げてスケジュールをチェックしなくても、招待メールの日付をタップするだけで、自分のスケジュールがポップアップする。つまりスケジュールチェックをGmailの中でできてしまうのだ。

なお、MicrosoftのOutlookのモバイルバージョンには、かなり前から同様の機能がある。

iOSのGmailにこれらの機能がいつやってくるのか、Googleはその予定を発表していないが、最初Inboxに登場しても意外ではないだろう。InboxはGoogleの次世代メールクライアントだから、リッチテキストなどがまずInboxでローンチしない方が、むしろ意外だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

GoogleがアカウントなしでもGmailの便利な機能が使えるGmailifyを発表―YahooとMSのメールをサポート

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2015年初頭にGmailのAndroidアプリにGoogle以外のメール・アカウントをチェックできる機能が追加された。これはYahooのメールやOutlookのユーザーにとっては朗報だった。今日(米国時間2/17)、Googleはこの方向をさらに一歩進め、Gmailifyと呼ばれる新機能をリリースした。これでGmailのアカウントがないユーザーでもGmailのスパム防止、インボックス整理、Google Nowなどの便利な機能をメール・アプリ内から利用できるようになった。もちろんメールアドレスが変わることはない。

Gmailモバイルアプリで@Yahoo.com、@Hotmail.com、@Outlook.comのアドレスでメールを送受信できるだけではなく、GmailアプリでGmailの設定ができるのとまったく同様に他メールの各種設定ができる。Gmailの優秀さは認めながら、各種の理由からGmailにアカウントを移行できない(またはしたくない)多数のユーザーにとってこれは大いに便利な機能だろう。

Gmailのアカウントを持ち、Gmailアプリ内から他のメール・アカウントをチェックしているユーザーもGmailify機能にオプトインすることができる。Googleのブログの説明によると、Gmailアプリを開き、他メールにログインしてから「Gmailifyを有効にする」にチェックを入れるだけいいという。 .

多少テクニカルな説明になるがこれは他のアカウントのアドレスをGmailにリンクさせる操作だ。アプリの「アカウントを追加」画面からGmail以外のアカウントを選択し、アドレスを入力して、「アカウントを関連づける」をタップする。これで他のメールでGmailの各種機能を利用できるようになる。この操作はAndroiアプリとウェブのmail.google.comの双方で可能だ。またGoogleは「ユーザーはいつでも簡単に関連付けの解除ができる」としている。

Gmailifyのおかでで、Gmailのセールスポイントの一つであるスパム防止フィルターを着信メールに適用できるようになった。また他のメール・アドレスに来たメッセージをメイン、ソーシャル、プロモーションなどのように分類して表示させることができる。他のメールのメッセージを高度な演算子で検索でき、交通機関やホテルの予約の確認メールをGmailの場合と同様にGoogle Nowで表示させることも可能になった。

ただしアカウントを持たないユーザーに自社メールの優れた機能を提供しようという動きはGoogleだけのものではない。たとえば昨年12月にYahooはメールのモバイル・アプリでGmailをサポートした。ユーザーはYahooの「パスワードなしサインイン」などの独自機能をGmailアカウントでも利用できるようになった。一方、MicrosoftのOutlook.comは逆インポート・ツールを発表して、Gmailからのユーザーの取り戻しを図っている。

Gmailify機能が発表されたのが、MicrosoftのOutlook.comがプレビュー版から正式版に昇格したのと同日であるのは面白い。

現在、Gmailify機能がサポートするのはYahooメールとMicrosoftのHotmail/Outlookメールだけだが、Googleでは対象を他のプロバイダーにも拡大していくとしている。

〔日本語版〕日本語GmailアプリもGmailify機能をサポートしている。上の紹介ビデオには日本語字幕が表示される。なおネーティブ話者はGmailifyの2番目の"i"を発音せず「ジーメールファイ」のように発音するもよう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Gmailが安全でないアカウントをアイコンで警告―テスト完了で2GB無料プレゼント

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今日(米国時間2/9)、「安全なインターネットの日」に敬意を表してGoogleはGmailの安全性を改良する新しい認証機能を追加した。ユーザーはメールの相手方が安全なサイトであるか確認することが容易になる。

Googleの発表によれば、Gmailには10億人のユーザーがいる。有害なメールの割合がいかに低くてもそれだけのユーザーがいればトータルの被害は無視できない。Web版のGmailはユーザーが暗号化をサポートしていない相手にメールを送ろうとすると警告を発するようになる。また下のGIF画像で見られるとおり、暗号化をサポートしていない相手からメールを受け取ると画面の右上隅の「ロックが開いた南京錠」のアイコンでそのことが表示される。

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メールが送受信される途中で第三者にのぞき見され、改変されることを防ぐために暗号化は重要なステップだ。 Googleはだいぶ以前に接続のプロトコルをより安全なHTTPSに変えているので、 Gmail間の通信はすべて自動的に暗号化される。しかし他のメール・プロバイダがすべて暗号化をサポートしているわけではない。Googleによれば、昨年Gmailのユーザーが受け取ったメッセージのうち57%、ユーザーが発信したメッセージのうち81%がそれぞれ暗号化されていた。

もうひとつの改良は、着信したメールの発信者の正当性が認証できなかったという警告が表示されるようになったことだ。送信者のプロフィールにクエスチョンマーク(?)が表示されていれば、Gmailがそのアカウントの所有者を認証できなかったことを意味する。

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「有力なメール・プロバイダー(Google、Yahoo、 Hotmail)からメールを受け取ったはずなのに送信者の認証ができなった場合、そのメッセージは偽造ないし変造されている可能性が非常に高い。受信者は返信したり添付ファイルを開いたりする場合に十分な注意を払う必要がある」と
Googleは警告している。

認証できなかったメッセージのすべてが有害ないし危険なわけではない。しかし今回の改良でGmailのユーザーがそのことをひと目で知ることができるようになったのは安全性の改善に有効だろう。

良いことは3度続くとことわざに言うが、さらにGoogleは2GBのストレージを無料でプレゼントすると発表した。Googleのサービスを利用するときに表示されるセキュリティー・チェックを完了するだけでGoogleドライブに2GBの無料スペースが得られる。さっそく Googleアカウントを開いてチェックを始めよう。

〔日本語〕セキュリティー・チェックは日本語化されている。開始にはパスワードの再入力を求められる。接続しているデバイスの名称が表示されるのでややわかりにくい。デバイスに付与した名称を控えておくとよいかもしれない。セキュリティー・チェックの日本語化については訳者の環境ではまだ確認できない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Gmail、月間アクティブユーザー10億人を達成

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今日(米国時間2/1)の決算電話会見で、GoogleはGmailの月間アクティブユーザー数が10億人に達したと発表した。昨年5月のI/Oデベロッパー会議で発表した数字は9億人で、2012年には4.25億人だった。

これでGmailは、Googleの他の6大人気プロジェクト、検索、Chrome、Android、マップ、YouTube、およびGoogle Playと並んで、10億人以上のアクティブユーザーを持つことになった。

最後にGmailの数値を発表したとき、GoogleはGmailユーザーの75%がモバイル端末から利用していることも公表した。この数字は今日は更新されなかったが、大きくは変化していない可能性が高い。

Googleは最近、InboxでGmai上に新たなメール体験を提供したが、未だに実験サービスの色彩が残っており、多くの新規ユーザーをGmailに引き込むにはいたっていないようだ。しかしInboxは、近代的メールクライアントのあるべき姿を実験するGoogleのプラットフォームであり、さらにGoogleはこれを使って、機械学習機能の一端をユーザーに提供している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google、Gmailへの古いメールのインポート・ツール2種類をオープンソース化してGitHubに公開

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Gmail以外のメールを使っているユーザーが、Gmailに乗り換えようと思い立ったとする。このとき他のサービスに保存されているメールをすべてGmailにインポートする作業はおそろしく面倒なものになりがちだ。たとえばAppleのクライアントは独自のメール・アカウントに固く結びつけられている。

そこで今日(米国時間11/18)、Googleはメールアカウントの移動がはるかに簡単になるようなオープンソースのツール、2種類を発表した。

Googleの開発チームは今日のブログ記事でこう説明している。:

皆さんは昔のメールアカウントからダウンロードした古いThunderbirdのメール・アーカイブを持っていたりするだろうか? そういう古いメッセージをGmailのアカウントに移せば便利になる。他の作業をしながらGmailアプリから電話もかけられる。それならわれわれのメール・インポーター(mail importer)を試していただきたい。このプロジェクトはさまざまなコンピューターのメールボックスに溜まっているメールを簡単にGmailアカウントに移し替えるためのものだ。ただし、このツールはまだ開発途上なのでGUIが完成しておらず、コマンドラインしかサポートされていない。

あるいは読者はGoogle Appsの管理者で、ユーザーのすべての古いメールを Google Appsに移して使えるようにしたいと考えているかもしれない。その場合は「すべてのメールボックスをGmailにインポートする"import-mailbox-to-gmail"」を利用するのがよいだろう。こちらはPythonのスクリプトで、大量の既存のメールボックスを複数のGmailアカウントにそれぞれ振り分けてインポートする。これは管理者用ツールなので個々のユーザーは何もする必要がない。さまざまな形式のアーカイブやサーバーから Google Appsへのマイグレートの方法についてはヘルプ・センターを参照のこと。

この2種類のツール、mail-importerimport-mailbox-to-gmailは GitHubから無料でダウンロードできる。.

ブログ記事にも断ってあるように、これらのツールは開発のごく初期の段階なので便利なGUIは付属していない。コマンドラインを扱えるユーザー向きだ。もちろん本人がギークでなくてもIT部門の専門家に助力を頼むという手はある。

もし読者が大量の古い形式のメールを大量に抱えており、Gmailにインポートできさえできればさまざまな利用法があるのだが、と思っているなら、上記リンクを知り合いの専門家に送ってみてはどうだろう? あなたに代わってGmailへのインポート処理をしてくれるかもしれない。

画像:: Cairo/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Gmail、迷惑な送信元を簡単にブロックする機能を追加

Block今日(米国時間9/22)Gmailに小さいけれども便利な機能が追加された。特定のメールアドレスをクリック2回でブロックできる。つまり、たくさんメールを送ってきて面倒だと感じた相手を、簡単に受信箱から追い出せる(後で反省の色が見えたら解除できる)。

Gmailにはメッセージをフィルターして送信元をブロックする機能が元からあるが、ワンクリックとはいかなかった。今回それがツークリックになった。

ウェブアプリでは、ブロック機能は返信ボタンのドロップダウンメニューの中に隠れているが、そこは普通それを探しに行く場所ではない(少なくとも私はそうで、Gmailツールバーの「その他」にあるものだと思っていた)。

この新機能はウェブ版Gmailですでに公開されており、来週にはAndroidにも展開されるはずだ。

AndroidのGmailでは、Googleの unsubscribe機能もサポートされており、メーリングリストからワンクリックで抜けることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleのデータセンターのネットワーキングインフラストラクチャ、10年間の進化の過程

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Googleは今日(米国時間8/18)、家庭のWiFiの高速化技術を発表したが、同社内部ではこれまで長年、それよりもずっと複雑なネットワーキングの問題に取り組んできた。Googleのデータセンターを構成するマシンの数は数十万のオーダーだから、そこらのふつうのルータやスイッチでそれらを接続することはできない。サーバ間を流れるすべてのデータを管理するためにGoogleは、独自のハードウェアとソフトウェアを作ってきたが、今日は同社の研究部門のブログ記事などで、同社のネットワーキングインフラストラクチャの進化の軌跡を紹介している。

Googleの内部ネットワークの現在のセットアップはJupiterネットワークと呼ばれ、その容量は第一世代のネットワークの100倍、全体の二分割帯域幅(bisection bandwidth)*は毎秒1ペタバイトに達する。Googleによると、このスピードは、10万台のサーバが合衆国国会図書館のデジタル化された全データを、1/10秒以下で読み取る速度に相当する。〔*: bisection bandwidth, ネットワークを二分割したとき両部分間に存在する全帯域の合計。〕

ブログ記事の中で筆者のAmin Vahdat(Googleのフェロー)は。“このようなネットワークパフォーマンスがGoogleのサービスの能力をすさまじく強力にしてきた”、と書いている。“しかも帯域の高低差がないから、技術者たちは帯域のいろんなレベルに合わせてコードを最適化する必要がない。たとえば初期には、サーバの配置によって性能やエラー率に差が生じたため、データをどこに置くかという悩ましい問題がつねにあった。すべてのサーバをラックの最上位の(最高速の)スイッチにぶら下げたりすると、たった一つのスイッチのトラブルで大きな被害が生じたりするのだ”。

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10年前のGoogleのネットワークは、まだこれほどの性能に達していなかった。当時はYouTubeを買収する前、そしてGmailやGoogle Earth、Google Mapsなどのサービスを立ち上げた直後だった。そのあとの短い10年間で、同社のネットワーキングニーズはきわめて急速に変わっていったのだ。

2005年当時のマシンは、こんな感じだ:

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その10年を振り返った論考によれば、同社は2004年にはまだ、標準的なサーバクラスタを配置していたが、上図の2005年のマシンは、同社のFirehose 1.0データセンターアーキテクチャで配置(デプロイ)したネットワークの最初の機種だ。その2005年のマシンの目標は、1万台のサーバ間で1 Gpsの二分割帯域幅を実現することだった。それを達成するためにGoogleは、スィッチングのファブリックを内製のサーバに直接統合しようとしたが、しかしそうすると、“サーバのアップタイムが理想に達しなかった”。

Firehose 1.1でGoogleは初めて、カスタムのデータセンタークラスタファブリックをデプロイした。“FH1.0の経験から、通常のサーバにスイッチのチップを入れてはいけないことを学んだ”、と当時の技術者の一人が書いている。そこでGoogleはカスタムのエンクロージャーを作り、Closアーキテクチャと呼ばれるデータセンターネットワークへ移行した。

2008年に、FH 1.1はWatchTowerへと進化した。ケーブルは、通常のネットワーキングケーブルではなく10Gのファイバを使った。Googleはこのバージョンのデータセンターネットワークを、全世界のデータセンターで展開した。

それは、こんなラックだ:

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1年後に、WatchTowerはSaturnに変身した。WatchTowerのファブリックは87 Tbpsまでスケールできたが、Saturnはその混みあったラック上で207 Tbpsまでスケールアップした。

  1. saturn_chassis.png

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Saturnは、Googleによく仕えた。その後3年間もGoogleのデータセンターネットワークのアーキテクチャは、Saturnで十分間に合ったのだ。

上記論考には、こう書かれている: “サーバ一台あたりの帯域要求が継続的に成長していくだけでなく、データセンターのすべてのクラスタの、むらのない均一な帯域も求められた。40G対応の高密度商用チップの登場に伴い、Closファブリックをデータセンター全体に拡張して、クラスタ間ネットワーキングの層もそこへ入れることを、検討できるようになった”。

それは、一つのデータセンターを一つの巨大なコンピュータのように扱えるアーキテクチャだ。ソフトウェアが計算資源とストレージ資源の分散を管理し、ネットワーク上のすべてのサーバからそれらを可利用にしている。

Jupiterのハードウェアはたしかに、同社の初期の内製ネットワーキングハードウェアとは外見的にも異なっているが、しかし多くの点で、同社がそもそもの初期からSoftware Defined Networking(SDN)の考え方を採用して、イノベーションのスピードを上げてきたことも事実だ。

Googleは今日、同社のネットワーキングのセットアップを、いろんな側面から詳説する4つの小論を発表した。Googleは現行のハードウェアやソフトウェアのアーキテクチャの限界に他社よりも早くぶつかる方だから、Googleからのこの種の情報提供によって同社の外での新しいイノベーションが、これまでも生まれてきている。

すべてのスタートアップが自前のデータセンターを構えるわけではないが、でも他のデータセンターの運用者たちは確実に、これらの論考の細部から多くを学び、自らのソリューションに、そして結果的にはユーザの利益に、反映していくことだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Gmailのアクティブユーザーは9億超。そのうち75%はモバイル利用(付:Inboxはオープンになった!)

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Googleのプロダクト部門バイスプレジデントであるSundar PichaiがI/Oカンファレンスで発表したところによると、Gmailの利用者数は9億人にものぼるのだそうだ。前回利用者数が発表されたのは2012年のことで、その当時の4億2500万から倍以上に数値を伸ばしたことになる。さらに、そのうちの75%がモバイル環境からGmailを利用しているのだとのこと。

Googleが前回Gmailの利用者数を公表したとき、ちょうどHotmail(今ではOutlook.comとなっている)を抜いて首位になったときだった。それまではHotmailが長らく首位の座に君臨していたのだった。ちなみにこの分野におけるGoogleのライバルたちも、なかなか利用者の実数を明らかにしてはいない。ただ、Gmailが最もよく利用されているメール環境であるということは言えるのだと思う。

多くの人が利用し、そしてさらに利用者数を伸ばしつつあるGmailは、当然ながら大きなアップデートをおこなっていない。デビュー当初のGmailは、ウェブベースのメールクライアントとして革新的なものであると受け止められた。そのGmailも、あまりに多くの利用者を抱える中、「革新的」なアップデートを行いにくいという状況にもあるのだろう。そうした状況の中、Googleはこれまでインビテーションが必要であった「Inbox by Gmail」を一般公開することとしたようだ。Gmailの仕組みを利用した新たなプラットフォームで、Googleはここで最新メールクライアントのあり得えべき姿を示そうとしているのだろう。

Inbox by Gmailは本日よりオープンなクライントとなり、かつまた新しい機能も加わっている。但し、Inboxのオープン化によりGmailクライアントの開発をやめてしまうわけではないとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H

Gmailの新しいログイン画面は、パスワードを超えた未来への暗示

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Googleは今週、Gmailの新しいログイン画面を静かに公開したが、この変更を喜んでいない人々もいる

従来、Gmailユーザーはユーザー名とパスワードを同じページで入力していたが、新しいログインフローではこのプロセスが分離される。まずログイン名を入力し、次のページでパスワードを入力する。時間がかかるようになったと苦情を言う人や、様々なパスワードマネージャーを使ったログインができなくなったことを指摘する人もいる。

Googleの説明によると、この変更は「パスワードを補完する将来の認証システム」に備えて実装された。詳細は明らかにされていないが、恐らく二段階/二要素認証かハードウェアドングル、あるいはAndroidの「スマートロック」システムのウェブ版のような、セキュリティーを強化する別の方法を指しているのかもしれない。

スマートロックは、Androidユーザが自分の端末を信頼済みBluetoothデバイスに接続しているか、信頼された場所に置いてあるか、身につけているか (「オンボディー・ディテクション)あるいはデバイスに顔認識させることによってアンロック状態が続くしくみだ。もちろんGoogleは、ウェブ版Gmailで将来何を計画しているかを言ったりしないだろうが、業界の誰とも同じく、ユーザー名/パスワードの組み合わせでアカウントを保護する方法が理想にほど遠いことを彼らは知っている。

Googleは既にAndroidのログインフローをそのしくみをサポートするために分離しているので、同じことをウェブでも行うのかどうかは興味深い。
Googleがサポートを考えているであろう将来のログイン方法に加えて、新システムはSAML SSOユーザー、即ちGoogle以外の認証プロバイダーを使ってログインする企業ユーザーや学生にとっては「体験が改善」され、複数のGoogleアカウントを持つ人々にとって「混乱が緩和」されるだろうと同社は言っている。

しかしその2点は議論を呼ぶところだ。これまでのところGoogleの発表に対する反応はあまり肯定的ではない。ユーザーたちはこの変更について、従来1ページだったものが2ページになって時間の無駄だと不満を漏らしている。あるいは、ユーザーIDを入力した後、フルネーム、時には顔写真まで表示されてからパスワード認証が行われるのはプライバシーの侵害だと言う人々もいる。

そしてもちろん、現在使われている人気のパスワードマネージャーは殆どが新しいGmailログイン画面に対応していないが、これは一時的な現象だろう(例えばLastPassは、修正版を今日公開すると言っている)。

この変更は間違いなく、物事の古いやり方から、Googleがパスワードに別レイヤーを加えるか、パスワードそのものを取り払うことによってログイン方法を補強あるいは改善しようとしている将来へと進むための一段階だ。しかし、この「改善された」システムが完成する前に公開してしまったことは、多くのユーザーを混乱させてしまったようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

毎日腹立つ電子メールが癒やしのメールに変わるGiphyのGmailエクステンション

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世界中の人が、人生で最悪のものは電子メールである、と感じている。たしかにそれは郵便を陳腐化し、テキストによる通信のスピードをそれまでの20万倍速くしたが、その代償として多くの人が広告宣伝やニューズレターの洪水で溺れそうになっている。でも、親愛なる友よ、まだ希望はある。今や人気最高のGIF検索共有サービスGiphyを、Gmailの作成ウィンドウから使えるのだ。

そう、その小さなChromeエクステンションを使えば、Gmailの新規メッセージや返信のウィンドウで直接、Giphyを使える。

“GIFをもっと簡単に使えるようにしてほしい、という要望がいろんな会社からあったのよ”、とGiphyのキラキラ爆弾女王様(queen glitter bomb at Giphy)を自称するNutmegのファウンダJulie Loganが説明する。“今回は、InboxのSDKを使って、GiphyをGmailの作成ウィンドウにぶち込んだのよ”。

テキストをフォーマットするための正規のアイコンの横に、おなじみの虹色のGiphyアイコンが出現する。そのアイコンをクリックすると、今人気上位のGIFがいくつか並んだミニウィンドウがポップアップする。そこから検索して、選んで、クリックすると、そのGIFがメールと一緒に送信される。

Giphyはほかにも、いろんなアプリとの統合をやってきた。たとえば、Slackには、メッセージングが手間取る原因の一つである翻訳(Translate)を統合した。

GiphyのGmailエクステンションをダウンロードしたい人は、ここでどうぞ。スラムダンクみたいに、一瞬よ!

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Gmail Androidアプリがアップデート―サードパーティーも含めてすべてのメール・アカウントが一括管理できる

今日(米国時間3/30)、GoogleはAndroid版Gmailアプリアップデートした。今回いちばん重要な変更点は、統一インボックスだ。複数のメール・アカウントを持っている読者が多いだろうが、これまではGmailアプリでいちいちアカウントを切り替えねばならなかった。 しかし統一インボックスの導入で、「すべてのインボックス」の表示を選択することができるようになった。これでわずらわしいアカウント切り替え操作の必要がなくなった。

mobile drawer shot copy

たいへん便利になったが、Googleがこの機能をローンチするまでにこれほど長くかかったのは少々驚きだ。iOSでは以前からAppleのメール・クライアントが同じ機能を提供している。

Googleによれば、新アプリでは検索の自動補完の精度も改良されているという。Googleはどのような点が改良かされたのか明らかにしていないが、どうやら既存のメールの内容をより詳しく分析することで自動補完により正確な候補を表示できるようになったということらしい。

もう一つの新機能は、Gmail以外のメール(Gmail for Androidはその名前とは違ってサードパーティーのメールをサポートしている)の送受信も簡単にできるようになったことだ。Yahooメール、 Outlook.com、 IMAP/POP利用のメールなどすべてのメールがGmailと同様に単一のインボックスから送受信し、管理ができる。

またワンクリックで添付ファイルをGoogleドライブに保存できるようになった。添付ファイルのプレビューも拡大された。

これらの新機能のGmail iOSアプリへの導入についてはまだ情報がない。

〔日本版〕 Gmailの日本版アプリもすでにアップデートされている。Google Play Storeからダウンロード可能。アプリをアップデートすると概要紹介ビデオを表示できる。また「他のメールアカウントを追加」の画面が表示される。後でアカウントを追加するにはアプリのホーム画面から三本横棒のアイコンをタップして一番下までスクロールし「設定」を開いて「アカウントを追加」を選択する。

Conversations View Final

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

GmailのiOSアプリ、通知画面から直接返信・アーカイブが可能に


GmailのiOSアプリがアップデートされ、多くのiOS 8対応機能が追加されたが、中でも大きく生産性を高める機能が2つある。通知画面から直接メールの返信またはアーカイブができるようになった。返信機能はGmailアプリの作成ウィンドウを直接呼び出して受信メールに返信、アーカイブ機能はメールを消す。余分な手順は一切不要だ。

もう一つこのアップデートで新しいのは、画像、ビデオ等のメディアを、他のアプリからGmailに直接シェアする機能で、iOS 8のシェアシート機能を利用している。さらに、Gmailで受信したメールの添付ファイルを、「次のアプリで開く…」を押して他のiOSアプリで開くことができる。

GmailはこれらのiOS 8機能への対応に時間がかかったが、時期はどうあれ便利になることは間違いない。殆どの通知は元のアプリを開くことなく処理できるのがベストであり、メールの混沌の中、健全な「アーカイブ」が少しでも増えることは喜ばしい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Googleコンタクト(連絡先)、デザインを一新、重複統合機能も


Googleコンタクト新しくなった。コンタクトは、Gmail、Google+、Hangouts等のサービスの中核を成しているが、これまでこのサービス自体にGoogleが力を入れてきた様子は見られなかった。今回、ルックスが新しくなっただけでなく、コンタクトをちょっと使いやすくする新機能がいくつか追加された。

新しいルックスは、マテリアルデザインを採用した他のGoogleサービスに倣っている。特にInboxユーザーは親みを感じるたろうが、Gmailユーザーにとっては少々目障りな変更かもしれない。

新しいコンタクトはこんな感じだ。

デザイン変更に加えて、Googleは新たに機能を3つ追加した。

もしあなたが私と同類なら、おそらく同じ人の連絡先が複数登録されているケースがいくつかあるだろう(例えば、1つは友達のメールアドレス、もう1つはその人の電話番号)。今回加わった「重複する連絡先を探す」ツールを使うと、それらを統合するのが少々楽になる。先ほどGoogleが見つけた32件の重複で試したところ、「統合」ボタンをクリックするたけで簡単にできた。

もう一つの新機能は、ある人との最近のメールや会話のやりとりをその人の連絡先カード ― これもデザイン変更された ― の中で見られるもので、その人のプロフィール情報を元に、Googleが自動的に連絡先情報を更新する。

現在プレビューが配布されているところだが、contacts.google.com/previewで直接使うことができる(Google Appsのユーザーは、このアップデートが適用されるまで少し待つ必要がある)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Gmailの宛先候補にご注意―馬鹿げたアドレスを指定するバグに多くのユーザーが抗議

間違った相手にメールを送ってしまうのは仕事の上の失敗の中でも恥ずかしい方のトップ5に入る。機密情報を無関係な相手に漏らしてしまったり、悪口を書いてその当人に送ってしまったりすれば笑い事ではすまない。

Gmailのパワー・ユーザーは宛先の候補表示にバグを発見して非常に苛立たしい思いをしている。数日前から多数のフォロワーを持つ有名なベンチャーキャピタリスト、起業家、それにわれわれのAlexia Tsotsis共同編集長がこのバグを報告している。たとえばマーク・アンドリーセンは「私が1万回もメールを送っている相手を無視して、たった1回しかメールを送ったことのない相手を候補に出すとは殺人的にバカな人工知能だ」とツイートしている。

われわれが問い合わせたところ、Googleは「Gmailの自動補完機能に問題がある」と認めた。Googleの広報担当者は「われわれはGmailの自動補完に現在問題があることを確認し、対処に務めている。ご迷惑をおかけして申し訳ない」とコメントした。

さらに情報が入り次第、この記事をアップデートする。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+