Apple Watchそのものにはそれほど大きなアップデートがあったわけではない。いろいろ便利になったし、最新版はスポーツファンの関心をひきそうな機能をいくつも備えている。しかし私はエクササイズや旅行にApple Watchを身につけて出る習慣がなかったので、結局あまり使うチャンスがなかった。しかしDanny Meyerが発見したように、Apple Watchは(可能性としてはすべてのスマートウォッチは)着用者の周囲の情報を収集するデバイスとして非常に優れている。同時にそうして収集したアンビエント情報、たとえば着用者の心拍数や、お気に入りのスタンプを保管したりするのに適している。そしてパスワードの保管にも非常に適していた。
当方では、Pebble Time Roundをしばらく試してみる機会を得た。これまでにPebbleを利用したことのある人には全く違和感のないものに仕上がっているといえよう。「使い慣れた」インタフェースで操作することができる。「これぞPebble」という操作性を保ちつつ、ただしこれまでのものに比べてかなり薄く(そして丸く)なっている。
ただし、Pebble Time Roundにおいては軽く、そして薄くするためにバッテリー寿命は大幅に削られている。1週間近かった従来のバッテリー寿命は、わずか2日となってしまっているのだ。高速充電機能を備えていて、15分で24時間分のバッテリーをチャージすることはできる。しかしバッテリーを気にせずにキャンプに連れ出すようなことはできなくなった。
ともかく、Pebble Time RoundはPebble.comでのプレオーダーが開始されたところだ(メタルバンドはcoming soonとなっている)。出荷時期は「11月中」となっている。先ほどから表示されるようになったAmazonのページによれば、出荷時期は11月10日となっている。
MotorolaがMobile World Congressにて、あまり注目されない中でプレスカンファレンスを開催した。記者たちも大きな情報を期待していたわけではなかったが、SVPであるRick Osterlohの発表はなかなかの驚きを持って迎えられた。Motorolaはスマートウォッチの開発を継続しており、間もなく新しいデバイスを発表できる見込みだというのだ。
トロントのデベロッパ兼起業家Alex Kennbergが作った、スマートウォッチPebble用のアプリは、New York Times Magazineなどに紹介されて話題になった、科学的根拠のある7分間の高密度フィットネス体操を、そのウォッチの機能だけを使ってガイドする。このアプリは、スマートウォッチが単なるスマートフォンのコンパニオンではなくて独自の機能を持ちうることを示す、好例だと感じた。