親父のツイートを消したければ、まずは俺を倒してからにしろ!

Twitterにはいくつかのの使い方がある。最も多いのは、このソーシャルプラットフォームの名前を全国的な一般名称に押し上げた、普通の人たちが大好きな互いにコミュニケーションを取るという使い方だ。彼らはTwitterを大いに利用している。彼らがTwitterを大きくした。

中でも私は、極端なケースだと言える。私は何でもシェアしてしまう。ガンの診断結果をシェアしたし、幹細胞治療についても、新しい仕事のことも、結婚式のこともシェアした。父ベイリーを失ったこともだ。

米国時間11月27日にTwitterは、使われていないアカウントを回収すると発表した。つまり、長期間ログインしていないアカウントは休眠状態と断定し、回収プロセスに送るということだ。

当初、私はいいことだと思った。不当に居座っているアカウントが山ほどあるため、ユーザーはAOLみたいなダサいユーザー名が押し付けられるからだ。Joe583822みたいな。まったく面白くない。しかもそうしたアカウトは使われてなかったりする。非アクティブというやつだ。

騒ぐほどのことではない。しかし、私はこのツイートに出会った。

デイブ・リー:Twitterによるユーザーの間引きに関する追加情報。アカウントを持つ人が死んでから6カ月以上経過すると、アカウントがサイトから削除されることになった。だだし、そのログイン情報を誰か別の人が持っている場合は除く。

私の心は沈んだ。そして泣いた。こんなこと思ってもみなかった。大問題じゃないか。

親父のTwitterアカウントは非アクティブだ。4年前にこの世を去っている。親父は、どう考えてもTwitterのライトユーザーだった。親父が使っていたのは、正直言って私が使いすぎていたのがだいたいの原因だ。それが憎めなかった。親父はよく気の利いたツイートで話に割って入ってきた。私はそれを、私をフォローしてくれている心温かいみなさんに、つつましくシェアしたものだ。

バリー:カウボーイズってば

親父は本当に楽しんでいた。私もそうだった。今でもだ。今でも私は親父のツイートを読んでる。そして今でも、ときどきみんなにシェアしている。変に思われるかも知れないが、そうして私は親父を忘れないようにしてる。親父のスピリットを生かし続けてるんだ。親父のツイートには、世界にシェアしたときのタイムスタンプが入っている。

それをツイッターは一掃して、紙屑のようにくしゃくちゃと丸めてゴミ箱に入れようとしている。

バリー:これをツイートしろ

死んでアカウントを放置している、つまりTwitterが言うところの「非アクティブ」にしているのは、言うまでもなくうちの親父だけじゃない。知ってるだけでも何人かいる。だが私が一番不安に感じているのは、彼らの心ない考え方だ。失った知人全員は思い出せないかもしれない。しかし、彼らが過去に言ったりシェアしたことを思い出せなくするなんて、やめてほしい。

なぜそんなにTwitterを使うのかと人に聞かれたときは、そのプラットフォームを生きた有機体だと感じているからだと私は答えている。完璧ではない。実際ひどいときもある。最近ではしょっちゅうだ。

イベントや休日の間など、私のスマートフォンの中のその小さな小さなアプリは脈動する。そして心を持つ。なぜなら、本当にそうだからだ。それは、感情や本当の心の内を持つ人間性であふれかえる。それが、TwitterをTwitterたらしめているのだ。

バリー:Twitterとは、オープンなインスタントメッセージなんだな。わかったぞ

心臓の脈が止まったからって、その人の考えの意味が失われるなんてことはない。Twitterが、こんなことは初めから考えていたわけではなく、すぐに方向転換してくれることを切に願う。たぶん、彼らはアカウントを記念に残す方法を提供してくれるだろう。私は親父のアカウント情報を知らない。だから親父のアカウントを「目覚めさせて」温存させることができないのだ。親父のあのおかしくてナードなツイートが失われるかと思うと悲しくなる。特にこれだ。

バリー:病院の携帯に電話してくれ

親父は、私がTwitterの中の唯一の人間だと思い込んでいた。私は、Twitter上ではそれを正したり、教えたりはしなかった。親父は、自分が使いたいように使っていたのだ。そのことが、そういう人だったなと思い出させてくれる。それが奪われてしまうのなら、Twitterとはいったい何なのだ?

バリー:お前の父親でいられることを私は誇りに思う。そしてお前の中には、これから始まる、まだ成し遂げていない物事が見える。それが誇らしい

Facebookは、他の人のページを記念に残すことを許している。それは素晴らしいことだ。残念ながら、親父のページは私に何の断りもなく非アクティブ化され削除されてしまったが。気がついたときには、もう消えていた。Facebookは、もう手の施しようがないと話していた。そのことは、私の、そして家族の他の者たちのトラウマになっている。そこには数多くの交流、考え、微笑みがあった。タイムライン。いや、タイムカプセルだ。消えてしまった。親父と同じように。

バリー:お前がときどきツイッターをやるのに、歳を取りすぎたなんてことは絶対にない

ドリュー:親父の場合はツイッターにはぜんぜん遅くないよ!

巨大ハイテク企業はいろいろな点で優れているが、彼らには、共同体としての共感力と人の心が欠けているようだ。人が自分で作ったものを使い、それを人と同じように扱わなくなって、ただのビットやバイトや金儲けの手段としか思えなくなるのは、魂を売り渡すのと同じことだ。ただ歳を取ったせいかも知れないが、私はイヤと言うほどそれを味わってきた。偉大なるバリー・オラノフの言葉を引用しよう。

バリー:馬鹿言うな

Twitterには、このことを考えてほしい。うまくやってほしい。なぜなら、あなたがたの人間性を私が疑うたびごとに、私は、そもそもTwitterをここまで大きく育てた素晴らしきユーザーである自分から遠ざかってゆくからだ。

【編集部注】Drew Olanoff(ドリュー・オラノフ)は16歳でAOLに入社して仕事を始めたギーク。後にTechCrunchのシニアライターとなる。現在はベンチャー株式ファンドであるScaleworks(スケールワークス)のコミュニケーション部門副社長を務める。

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(翻訳:金井哲夫)

Periscopeのライブ配信がついにTwitterフィードに登場

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TwitterのライブストリーミングアプリであるPeriscopeは、Twitterの中核から外れたところで活動していた。ストリームがあっても、Twitterのタイムラインにはスクリーンショットとリンクが共有されるだけだった。今日からTwitterのiOS版にPeriscopeが完全に対応し、直にAndroidとウェブ版にも対応する予定だ。

なんでそんなに時間がかかったのか、と疑問に思う人もいるだろう。PeriscopeはTwitterとは独立して開発を行っているため、2名のエンジニアが2つのサービスを統合するのに時間がかかったという。Periscopeの機能はユーザーの想像した通りのものだろう。ライブ、あるいは録画したPeriscopeのストリームがフィードに現れると、自動再生が始まる。タップするとTwitterから離れなくてもPeriscopeのストリームを見ることができる。

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TwitterのiOSアプリをアップデートしてLIVE on #Periscopeとでも検索すると、Twitterフィードにストリーム配信があることでどれだけ活気が出るかが分かる。これまでストリーム配信はTwitterカードに表示され、タップするとPeriscopeの外部アプリへと誘導していた。これからはPeriscopeのアカウント(あるいはインストールしたアプリ)がなくても、iPhoneからストリームを見ることができる。昨年のローンチからPeriscopeにはすでに1億のストリーム配信があったという。

私たちはPeriscope側の指揮を執っているSara HaiderとAaron Wassermanに話を聞いた。彼らは、今回のアップデートは既存のScopers(Periscopeユーザー)のニーズを満たすものだと話す。最も分かりやすいのは、これまでアクセスのなかった何千万の人の前にストリームを配信できるようになったことだ。

Haiderは、PeriscopeとTwitterの相性は良いと強調する。「両方とも、世界で何が起きているか見るためのものです」。

PeriscopeのCEOであるKayvon Beykpourは、ブログ投稿に今日のローンチについて言及している。

TwitterもPeriscopeも世界で今起きていることをユーザーに届けます。それは、すぐ窓の外の出来事かもしれないし、世界の反対側で起きていることかもしれません。Periscopeが昨年ローンチしてから、ユーザーは1億以上のストリーム配信を行ってきました。本日、私たちはPeriscopeの配信、ライブも動画も、ツイートから直接見ることができるようにすることで、世界で何が起きているかを簡単に見れるようにしました。

統合とローンチを仕上げるため、Periscopeのチームは誰もが経験する徹夜作業を行っていたようだ。

 

 

HaiderとWassermanは、すでにPeriscopeのプラットフォーム内で起きているライブ配信を中心とした全く新しい交流が生まれることを期待していると話す。Wassermanは、Periscopeのストリームは「他と違い、編集されていません」と説明し、それもまたTwitterとの良い類似点だ。この2つのプロダクトが今後どのような相互効果を発揮するかに注目したい。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Google、バーチャルリアリティーに本腰。製品担当VPをCardboard専任に

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Re/Codeの記事によると、Googleはバーチャルリアリティーにいっそう力を入れ、製品管理担当副社長、Clay BavorのGmail、Google Drive等のアプリ職を解き、CardboardとVRに専念させることになった。

AAEAAQAAAAAAAALNAAAAJGM2ZjViNzRmLTZhOTYtNGMwNi05ODA0LTVlMjNmN2FlOTRmMgBavorはGoogleに10年以上勤めており、この新しい部門を彼に任せることは、GoogleがVRでとことん戦うつもりであることの証だ。Cardboardで成功し、New York Times等をこのニューメディアに呼び込んだことが功を奏した。

Re/Codeによると、Bavorの担当していたアプリ業務は、上級副社長のDiane Greeneが引き継ぐ。

VRの強化は、Googleの消費者製品全体を後押しする。例えばYouTubeは、もちろん360度ビデオを取り入れ始めている。

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VRの世界でFacebook(Oculus)と戦い続けることは、Googleが没頭型テクノロジーのリーダーになるための絶対条件だ。チームの規模は不明だが、Cardboardプラットフォーム開発のために、いくつかの買収先が集結したことはわかっている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

メモしておこう―今年のGoogle I/Oは5/18-5/20(日本時間5/19-5/21)開催と発表

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最近、Google I/Oはサンフランシスコのモスコーニ・センターで開催されていた。しかしGoogleではこのカンファレンスを本社の近くに戻したかったらしい。ただしアンフィシアターは屋外だ。

このデベロッパー向けイベントでGoogleが新しいハードウェア、ソフトウェアとそれらの開発計画を発表するのは間違いない。I/Oは毎年開催されてきたが、今回はGoogleが持株会社、Alphabetの傘下に入るという組織改革が行われ、GoogleのCEOにピチャイが就任して初のI/Oとなる。

なぜデベロッパー・カンファレンスを屋外の会場で開催する必要があったかはまだ明らかではない。 Wingプロジェクトのドローンが飛ぶのだろうか? それともLoonの気球…? 自動運転車が走るのかもしれない。デイヴ・マシューズ・バンドが演奏するというのもいい考えだ。ともかくいろいろと空想はできる。

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マウンテンビューのショアライン・アンフィシアターは屋外劇場で、収容人員は2万2500人だが、Googleはこのところずっと「閉鎖中」としてきた。

〔日本版〕 GoogleのCEO、Sundar Picharの発音はWall Street Journalによればスンダール・ピチャイに近い。Bloombergに出演したベンチャー・キャピタリストのクリス・サッカも繰り返しスンダーないしスンダルと発音している。(いずれもYouTube)

リンク先の記事にもあるとおり、I/Oの参加申込者があまりに多いため昨年Googleはチケット購入にあたってくじ引きを採用した。最大で6000人のモスコーニ・ウェストでは参加者をさばくのが難しくなったことがショアライン・アンフィシアターの利用に影響しているかもしれない。なおアンフィシアターのウェブサイトによると昨年9月には2夜連続でデイヴ・マシューズ・バンドのコンサートがあったもよう。その他、かなりの数のイベントが開催されている。

Featured Image: Jeff Chiu/AP

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ブームか本物か―チャットのPeach、急成長してSNSアプリのトップ10に

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事情に詳しい読者ならソーシャル・ネットワーク/メッセージ・アプリのPeach( 私も最近紹介した)についていろいろ聞いていると思う。一部からは「バカバカしいにもほどがある」と酷評されている。一部には熱狂的なファンもいる。大多数はその中間の意見のようだ。
そこで私の感想を述べると、Peachはその名のとおり、フレッシュだ。この感覚は表現が難しいが、要するにPeachは既存のチャット・サービス、Twitter、Path、WhatsApp、Messengerなどにないある種の新鮮さを感じさせてくれる。

ただしPeachについてはブームを作るための大掛かりなキャンペーンが展開されている最中なので、耳に入ることのいくぶんかは始めから割引きして聞く必要がある。そうであっても、まずはこのサービスを試してみることをお勧めしたい。 冷笑的な態度を誇示したいというだけで見逃すのはもったいない。どうもそういう人が多いらしいが。

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PeachはアメリカのApp Storeで無料アプリの総合120位、ソーシャル・ネットワークのジャンル(非常な激戦区だ)で9位に入っている。この状況は「単なるブームか、本物か」といった詮索をするよりも、新しいものを試してみることを躊躇しない一般ユーザーが大勢いると考えた方が建設的だろう。一般向けアプリはこれからまだ十分に伸びしろがあると思う。なるほどSnapchatの成長の勢いはすごいし、Messengerも日毎に機能を拡充している。それでも既存のプレイヤーとはどこか「ひと味違う」サービスが参入する余地は十分ある。

私は先週末、ずっとPeachを使ってみた。その結果、まず第一にいえるのは、ソーシャル・グラフにあまり大勢の友達を登録しないことが大切だ。Peachは友達との関係が親密なほど楽しい。Peachにはコンテンツの一部を友達と共有するためのMagic Wordsと呼ばれるコマンドライン・インターフェイスがあるが、これも いったん使い方の要領をつかむと何か重要なことを成し遂げたような達成感がある。さらに面白いコマンドが追加されないかと期待してしまう。

あとPeachで写真を撮るのも愉快だ。簡単にビデオないしアニメーションの効果を得られる。Facebook Boomerangに似ている。

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画期的なテクノロジーが含まれているかといわれればノーだ。しかし新しくてフレッシュなことは間違いない。SNSジャンルでアプリのトップ10に入るというのは大変なことだ。いかにマーケティングの努力をしようと、一般ユーザー側にオーガニックな盛り上がりがなければとてもそこまでランクを上げられるものではない。こうしたユーザーのほとんどはTwitterやメディアのテクノロジー記事など読まない層だ。

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画像: abbydonkrafts/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

EFFと支持者たちに不快感を与えたT-MobileのCEOが謝罪、正規に会談しよう、と

T-Mobile CEO John Legere introduces JUMP!, the company's new revolutionary device upgrade program during T-Mobile's Un-carrier event at Skyline Studios, Wednesday, July 10, 2013, in New York. Beginning Sunday, July 14, customers can choose to upgrade when they want, not when they are told. (John Minchillo / AP Images for T Mobile)

同社の”Binge On”が反ネット中立的だとEFFに非難されたT-MobileのCEO John Legere は、それに激しく反論したが、このところちょっと態度を軟化したようだ。彼は先週のTwitterのQ&Aで、“EFFって何者だよ?”、とまるで相手を馬鹿にしたような軽薄な質問をしたのだ。

EFFの支持者たちが、大勢(おおぜい)、その質問に答えた。

彼は今日(米国時間1/11)、謝罪文を発表したが、それでもBinge Onを擁護している:

ご覧のとおり私は、いつも口数の多い、口調の激しい、そしてときどき悪態をつくCEOだ。私は自分の発言をフィルタしないし、T-Mobileの誰もが私の発言をフィルタしない(それをトライする者すらいない)。そのため、私の言葉がときどきソーシャルメディアを‘炎上’させることがあるが、通常私は、そのことを謝罪しない。

しかし今回は、EFFとその支持者たちに不快感を与えたことを、謝罪したい。彼らのBinge Onの捉え方の一部は間違っていると思うが、だからといって彼らが消費者のために戦っていることを、私が知らないわけではない。われわれもまた、消費者の権利を保護し、消費者に価値を提供することが重要であることに合意する。われわれは共通の価値を共有し、消費者により多くの力を与えたいと考える。先週述べたように、EFFとは一度会談をもちたい。その会談に、われわれは積極的に臨みたい。残念ながら先週の私の激しい発言によって、Binge Onの真の価値が水面下に隠れてしまった。したがって、この書簡により、事態を再びクリアーにしたい。

Legereは間違った言葉で多くの人を怒らせたが、キャリアというビジネスは醜いビジネスなので、目立つためには曲芸も必要だ。彼はそれを試み、そして成功した。そして今度は、謝罪とともに、Binge Onが消費者の味方か否かを議論しようと言っている。審判を下すのは、あなただ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

AppleがiPhoneのヘッドフォンジャックを廃止しないように、という陳情に20万を超える署名が集まった

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噂では、AppleはiPhoneのヘッドフォンジャックをなくして、すばらしきワイヤレスのみのインタフェイスにするという。でも本当に、すばらしきか?

でもない。

まず、例によってAppleはこの件について何も言ってないし、肯定も否定もしていないから、単なる噂だ。しかしそれでも、こんな、人を惑わせる奇妙な見出しが、登場している:

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[有線のヘッドフォンはLightningポートを使用]

次のiPhoneのために新しいヘッドフォンとハードウェアをわざわざ買うのは嫌だ、と感じた人びとが、騒いでいる。Appleにジャックの現状維持を求める陳情のデジタル署名が、20万名を超えている。以下が、その陳情書の文章だ:

Appleが再び、同社のすべての顧客を食い物にしようとしている。

ForbesとFastCompanyの報道によると、Appleは今年の後半のiPhone 7より、標準の3.5ミリヘッドフォンジャックを廃止する計画だ。Appleにそれを思いとどまらせることができるのは、大規模な国際的キャンペーンのみだ。

ジャックの廃止によってiPhoneのユーザが、自分たちが今使っているハイファイのヘッドフォンをリプレースするために新たな出費を強いられるだけでなく、たった一つのことから大量の電子製品廃棄物が作り出され、それがリサイクルされないこともありえる。国連によると、世界の電子製品廃棄物の90%もが各年、不法に売買されたり投棄されている。

Appleに、顧客とわれわれの惑星を尊敬するよう、忠告しよう。標準のヘッドフォンジャックを守ろう。

これは、典型的なApple流のやり方だ。数年前には同社は、iPodの元からあるドックコネクタを新しいのに変えて、大量のコードやケーブルや充電器を陳腐化した。

Appleはグリーンな企業というイメージを広めているが、実際には、Appleが再生可能エネルギーに投資したり、有毒化学物質の段階的な使用廃止を始めたのは、社会的圧力が無視できぬほど大きくなってからだ。それはピープルパワーの成果だった。今度もまた、成果を上げられるだろう。

Appleに、標準のヘッドフォンジャックを維持し、その計画的陳腐化をやめるよう、訴えよう!。

でも、噂は噂にすぎない。正しいかもしれないけど、Appleが何かをするまでは、何も分からない。しかも、インターネットはドラマが好きだし、人びとは陳情の署名が好きだ。それに対し、母艦から何も反応はないと思うが、でも人びとは声が届くことを期待している。

ぼく個人的には、線はすべてなくしてほしい。ワイヤーやコードやケーブルは、どれもこれもガマンできない。でも、それでも、という人は#SaveJackを試してみたら。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Vineのファウンダーが考える新たなメッセージアプリ「Peach」が拡散中

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チャットに、世間話に、おしゃべり。みんな大好きだ。きみも好きだろう。メッセージアプリは2016年も引き続き注目の分野で、それぞれの人にぴったりなニッチなプラットフォームがあるようだ。全世界の人が使うような巨大プラットフォームであるMessenger、Line、Snapchat、Hangoutsを始め、メッセージアプリは溢れかえっている。

新しいメッセージアプリPeachは、結構面白い。PeachはVineのファウンダーであるDom Hofmannが制作したものだ。他のアプリと何が違うのか?まず、オンボーディングがかなりスムーズで、Slackのコマンド機能に似た体験が特徴的だ。Slackに馴染みがあるなら分かると思う。オンボーディングもSlackbotと似ている印象だ。

訳)  にサインアップしました。オンボーディングは魔法のようだったよ✨

ーProduct Hunt

例えば「GIF」とタイプするとGIFの検索画面が立ち上がり、共有したいGIFを選ぶことができる。「Draw」と入力すると絵を描くことができる。Peachはこれらを「マジックワード」 と呼んでいる。 他のマジックワードは:

※マジックワード「shout」で、次に続く単語(絵文字も)を背景色に大文字で表示。 ※マジックワード「draw」で、落書きやスケッチを書いて投稿できる。 ※マジックワード「song」で再生している音楽を何でも共有できる。受け取った友人はApple MusicかSpotifyで開くことができる。 ※マジックワード「rate」で何でも星評価を付けることができる!何でも! ※他のマジックワード:gif、here、goodmorning、goodnight、battery、weather、move、meetings、safari、dice、time、date、movie、tv、gameなど。他にも続々と登場予定。

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何を投稿していいか分からない場合は、面白そうな質問を探してその回答を投稿することができる。全ての投稿はユーザーのホーム画面に表示される。Facebookのウォールみたいなもので、友人はそれらに「いいね」を付けたり、コメントを残すことができる。それらは「ダイレクト」なメッセージではなく、Twitterのように公開される。メッセージ、コミュニケーション、SNS、インスタントメッセージのステータスメッセージ機能を併せ持っていると言える。

FacebookのPokeに似た「wave(手を振る)」機能もある。プッシュ通知(Yoみたいな)を送ることもでき、使っていて楽しい。 Screen Shot 2016-01-08 at 1.59.42 PM

1つの画面で、友人がステータスをアップデートしている様子をリアルタイムで見られるのも面白い。

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市場に新たなメッセージアプリが入り込む余地はあるのだろうか?私はあると思う。特にこれはHofmannのByteチームのような人たちがメッセージアプリをゼロから考えて作ったものなのだから。1つメモ。今はiOS用しかないようだ。だが、またたく間に広がっているのは確かだ。これに似たようなことを以前にも見た気がするが、その話は別の記事にするとしよう。

 訳)Peachは初期のTwitter(「今起きていること」をシェアする)を思い出す。

試してみるといいかもしれない。私は「Drew」で登録している。

更新:たくさんの人が試しているのは違いない。技術的な問題がいくつか発生しているようだが、開発チームが修正に取り組んでいるという。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

未来を描く短編ムービー‘Uncanny Valley’はVRに起こりうる予期せぬ結果を探究する

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われわれは日に日に、仮想現実(virtual reality, VR)に深入りしつつあるが、それの、遠い未来の、‘予期せぬ結果’はどういうことになるのだろう。

“Uncanny Valley”(不気味な谷)と題する短編ムービーが、それを探究している。ストーリーと雰囲気は、“Ender’s Game”的だ。作者のFederico Hellerが、概要を述べている:

未来のスラムでは、仮想現実ジャンキーたちがネット上のエンタテイメントで自分たちの暴力衝動を満たしていた。一人の名人プレーヤーが、ゲームと現実の境界がなくなろうとしていることに、気づく。3DARの最新の短編ムービーは、われわれの次の技術革命の恐るべき可能性を探究する。それは予告なくやってくる! ずっとネットに接続していよう。でも、のめり込みすぎないように。 ;)

一見の価値は、あるよ。

遠い未来っていつのこと? あまりにリアルってどんだけリアル?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

EFFって何者だよ?…T-MobileのCEOはネット中立活動に対して喧嘩腰

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ついに起きてしまった。ネット中立性活動家とキャリア/プロバイダの口論が。

T-MobileのCEO John Legereは、同社のストリーミングサービス“Binge On”に関するいろんな質問に答えることにした。それはほんとに良いのか? 帯域制限はしてないのか? EFFは、こう考えている。そして同団体は、LegereのTwitter上のQ&Aに参加することにした。すると、こんなケッ作が:

[EFF: Binge Onはビデオストリームを何らかのやり方で変えていますか? それとも帯域を制限しているだけですか?]

John Legereは、こう答えた: “一体あんたたちは何者だよ、EFFさんよ。なんであんたたちは、トラブルばっかし起こすんだよ? 誰に金もらってんだよ?”

EFFには公式の説明がある: “Electronic Frontier Foundationは国際的な非営利のデジタル人権擁護グループで、合衆国に本部がある”。

でも、これで不十分と感じる人たちのために、EFFはレスの中でみんなの協力を求めている:

[T-MobileのCEOは、EFFが誰であるかを、とても知りたがっている。みなさん、@JohnLegereにハッシュタグ#WeAreEFFでツイートして、彼を啓蒙してやってください。]

おもしろくなりそうだね。続きをお楽しみに。

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[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Oculus Riftはあなたのパソコンで動くか?

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Oculus Riftは599ドルで予約が始まったが、製品が届いた時、パソコンにつなぐためには他に何が必要かについて少々混乱が生じている。

[ちょっと待った。Oculus Riftを動かすにはWindowsパソコンが必要。]

[今でも 「あのOculusのってPCが必要なの?」という書き込みを*頻繁に* 見かける。まだまだVRには大々的な教育が必要だ]

そう、PCが必要だ。
そして、そのPCはかなり強力でなければいけない。

今日の予約発表記事で、同社は自分のパソコンで最新のRiftを動かせるかどうかを調べる互換チェックツールへのリンクを紹介している。Riftのアーリーアダプターとして名を連ねているであろうゲーマーたちは、恐らく準備万端だろう。

Oculusが公表した「フルRift体験」の推奨構成は以下の通り。

グラフィックカード:NVIDIA GTX 970 / AMD R9 290相当以上
CPU:Intel i5-4590相当以上
メモリー:8GB+ RAM
出力:HDMI 1.3ビデオ出力
入力:USB 3.0 x 3、USB 2.0 x 1
オペレーティングシステム:Windows 7 SP1 64 bit以降

上記のツールを使って手持ちの装備を確認されたい。推奨を満たしていないと、こんな画面が表示される

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まだパソコンを持っていない人には、Riftをスムーズに使えるフルキットを2月から予約できる。価格は1499ドル。第一波の出荷は3月になるだろうから、準備の時間はある。もちろん自作も楽しい。

つまり、これは一部の人にとっては驚きだろうが、殆どの人たちはこれが必須であることを前から知っていた。なぜ、驚く人たちがいるのか?それが新しいテクノロジーであり、かなりの誇大宣伝もあるが多くの知識と経験に基づく製品だからだ。

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これでOculusがなぜSamsungと組んで99のGear VRを出したかわかるだろう。人々にバーチャルリアリティー体験を早く提供し、必要なのはスマートフォンだけ。しかもモバイルだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

近づきたがる人々とVR

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バーチャルリアリティーに関する数多くの話題は、もはや誰にとっても驚きではないだろう。長年に渡って、われわれはあらゆるタイプのコンテンツに近づこう近づこうとしてきた。

たとえば、映画を見るようになる前、人々は劇場に出かけて生の舞台を見ていた。すすんで後ろの席に座る人はほとんどいない。おそらくそこに座る理由は、来るのが遅かったかお金が足りなかったかだ。映画館ができると、人々はスクリーンすぐ近くの中央の席へと殺到するようになった。そして、スポーツの試合へ行けば、選手たちに近い席ほど料金が高い。そして、3Dがわれわれをさらに近づけた。もちろん、料金は通常のチケットよりも高い。

人は、自分の見るもの、することの近くに行きたがる。

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携帯電話は時として気をそらすものとみられる。われわれは自分を孤立させているのだろうか?無関心なのだろうか。友達何人かとバーにいて、全員がそれぞれの小さな世界をチェックしていると、笑われることがある。全く「ソーシャル」ではないと。しかし、実際にはソーシャルなのだ。驚くほど。われわれは近づこうとしている。気にかけている人やものすべてに。レストランで友達の隣に座ったまま、自分たちの写真を大陸の反対側にいるママたちとシェアできるのはすごいことだ。

近さに対するこの欲求と要望が、バーチャルリアリティーやオーグメンテッドリアリティー(拡張現実)という、より没頭的な体験へとわれわれを誘う。これは何かから逃避しようとしているのではなく、興味を引くなにかにもっと近づこうとしているのだ。ニューヨーク市の美術館に行けない?ヘッドセットを着けてそこへ行ったように感じられるのなら、美術品の平坦な写真を見ることはない。

悩む必要すらない。これは必然だ。

バーチャルリアリティーは、われわれが生きている現実の代替品ではない。単なる拡張だ。

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2016年を迎えるにあたり、多くの人々が「VRの年」と呼んでいる。しかし実際のところ、それは空間と時間の進化にすぎない。数々のすぐれたテクノロジーとそれを作る人々のおかけで、われわれはどこへでも好きな場所へ、好きな時間に行くことができ、ただ見るだけでなく、いじったり遊んだりできるようになった。

われわれは映画館の座席や裏側にガムの張り付いたバーの椅子から自分たちを解き放ち、全く新しい世界へと旅立っている。そして、アリゾナ州で宇宙を遊泳したり、あのワシントンDCの戦没者慰霊碑を訪れたりしているその時にも、あなたの座っているバーの椅子には、知らない誰かが会いにくる。実際に人と出会うことを願って。

今の自分を大切に。今持っているものを大切に。しかし、あえてもっと多くを望もう。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ビジネス向けチャット、Slackの動物アニメのCMはかわいいし、効果的〔ビデオあり〕

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テクノロジーに詳しいならSlackが何であるかはよくご存知だろう。企業向けチャット・サービスの代表であるSlackの名を聞いてけげんな顔をするような読者は少ないはずだ。

ということでこちらのビデオをご覧いただきたい。:

事情に詳しい読者でもジョークを全部理解するのに繰り返しビデオを見直す必要があったらしい。もちろん特に何も考えずにかわいいビデオを楽しんでもかまわない。ファウンダーのスチュワート・バタフィールド(以前Flickrを作ったことで有名)のTwitterはこちら。

Slackが用意した動物テーマをサポートするページはこちら

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年明けに誰か事情に疎い人間があなたがたの会社でやたらにスラックとやらが話題になっているのはなぜか、などと尋ねるようなら上のビデオURLを送ってやればよいだろう。Slackは2016に大ブレークしそうだ。もしかするとエンタープライズ向けとしてわれわれの知るすべてのサービスの上をいくスーパー大人気アプリになるかもしれない。

私もスチュワートにあの「カラー雨傘」をひとつ注文したい。

〔日本版:Slackは現在UIが英語だが、コンテンツには日本語も問題なく使えて非常に便利なツール。ちなみに”Leave it to me!”は「それはオレに任せろ!」というような意味。〕

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Oculusのファウンダー、Palmer Luckey:「市場への一番乗りは難しい」

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クリスマスの前日、Oculusのファウンダー、Palmer LuckeyはTwitterで、来年Q1のいつかやってくる消費者版Riftについて話し、みんなの気分を盛り上げた。

この製品については山ほどの疑問があり、Oculusが実際にどうやってRiftを流通させるかというのもその一つだ。同社のファウンダーはチームの当初の使命を支援し続けており、Facebook傘下となってからは特に力が入っている。人々の期待を操作することは困難だが、Luckeyはか「市場一番乗りは難しい」と話し、かなり巧みに操っているようだ。

[以前言ったことの繰り返しになるが、VRは、誰もが買えるようになる前に、誰もが欲しがる物になるだろう。]
[将来の進歩や大量生産によって、いずれVRは全員のものになるだろうが、第一世代は主としてアーリーアダプターのものだ]

[OculusがVR革命をリードしたのと同じように、この現実把握でリードすることは偶然ではない ― 市場への一番乗りは困難なのだ]

Oculus Riftの価格を明かすことなく、LuckeyはFacebookが「パートナー」として助けてくれることによって、1500ドル以上という現在デベロッパーキットを持っていない人々を仰天させるような価格を避け、初期の利益をあまり心配しなくてもよくなったことを明確にほのめかしている。価格は〈かなり〉の金額になるだろうし、もっと重要なのは、一つのチームを〈かなり〉信頼する必要があることだ。果たしてその価値はあるのか?それは、20億ドルの質問だ。

[今すぐハードウェアで利益を上げる必要のある会社ならずっと高い価格になっていただろう ― 1000ドル+と考えてほしい。強欲ではない、現実だ。

最後のツイートは、Riftが1000ドルを切ることをほぼ示唆しており、それは既にVRに入り込んでいる人々や、もっと知識を得てこのメディアのチャンスに賭けようという人々にとっての「スイートスポット」と考えられている価格だ。もちろん、それでも高い。

2016年がバーチャルチアリティーにとって飛躍の年であることを疑う余地はないが、重要なのは、みんなが試す前に葬ってしまわないこと…それは無料以上のどんな価格でも常に難しい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

クリスマスをねらって家族向けゲームのChromecastバージョンが続々登場、画面にコントローラが表示されるのだ

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クリスマスの休日がまだ遠い先のころから、Googleのお値段35ドルの最近アップデートされたChromecastではゲームをかなり楽しんだ。ゲームが楽しいだけじゃなくて、この“ゲーム機”のお値段が爽快感を与える。

休日が目の前に迫ってきた今日このごろは、テレビの大型画面に向かって家族たちに大声をあげさせるゲームの数も増えてきた。たとえばAngry Birds FriendsとDriver Speedboat Paradiseは、Chromecastバージョンがもうすぐ出る。Riskは前からChromecast対応なので、十分楽しませていただいた。

さらに、Hasbroのゲームも数本がChromecast向けに“リマスター”された。スマホやタブレットをコントローラとして使える。Monopoly Here & NowとYahtzee Blitz、The Game of Life、そしてScrabble Blitz 2.0がある。

うちのおチビさんの家族は、ChromecastでWheel of Fortuneをプレイし、大量の時間を浪費した。小さくて安いデバイスなのに反応が速いので、プレイ感覚は快適だ。この点では、Apple TVに負けていない。ファミリー向けのアプリも十分あり、セットアップも容易だ。

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Chromecast対応アプリの数は、急速に増えている。そのリストがhttp://chromecast.com/appsにある。そして簡単なギフト・アイデアを求めている人には、35ドルのChromecastが最適だ。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Oculusのファウンダー曰く:Riftの出荷は「目標通り」2016年Q1

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Oculus Riftについて最も多い質問は、「いつ手に入るのか?」であり、同社のファウンダーは、辛抱強く待っている人々に最新状況を伝え続けている。

ファウンダー、Palmer Luckeyが発信した一連のツイートによると、Riftは来年Q1の出荷目標に向かって進んでいるようだ。

[嬉しいニュース:製造は順調に進んでいて、すごいRiftのQ1出荷は予定通り]
[予約分は新年早々にやってくる。ストレスのない休日を楽しんでくれ。予告なしに出荷することはない]

この前にデベロッパーには、ハードウェアの早期製品が送付される旨のメールが届いている。いよいよVR時代の始まりだ。

この最新情報は重要だ。なぜなら、市場、会社(Facebook!)、ファン、そしてバーチャルリアリティー全般に興味のある人たちにとって、将来のプランはOculus初の消費者向け製品の発売にかかっているからだ。同社は独自タイトルも発表し、それは楽しみではあるのだが、VRコミュニティーは、Oculusが勝手に行動して自分たちが開発するオープンプラットフォームがなくなることを恐れた。それは起きそうにない。

最近 LuckeyはOculusの計画についてGameinformerのインタビューに答え、ゲーム業界が多大な努力でVRの発展を支えてくれていると言った。

ゲーム業界は、VRでやっていることの発祥の地ともいえるため、VRに必要な基盤をすべて作ってきた。われわれは高いフレームレートで動くゲームエンジンを使える。山ほどの3Dオブジェクトをレンダリングできるゲームエンジンもあり、その描写は非常に高速で写真のようにリアルだ。もしそれらがなければ、そしてもしゲーム業界がなければ、今のVRはあり得なかった。

その大変な努力は、まだまだ多くの物がやって来ることを意味している。そしてどうやらOculusは、消費者市場でHTCのViveをあっさり打ち負かしそうだ。それは、FacebookとOculusにとって実に大きい勝利となるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

クリスマスを前にキム・カルダシアンのお尻をフィーチャーしたKimojiアプリがApp Storeで大人気

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2015年はエモジの年だったようだ。 なにしろ オックスフォード大英和辞典にまで「今年の新語」としてemojiが採用されたぐらいだ。そのエモジが、お騒がせセレブのキム・カルダシアンのおかげで、App Storeの有終の美を飾ることになった。

ともかくApp StoreでiPhoneアプリを検索してみるとよい。Kimojiが有料アプリのトップに表示されて驚くはずだ。

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問題のアプリ、 KIMOJIは1.99ドル〔日本版は240円〕だ。何が手に入るかというと、改めて説明するまでもないだろうが、キム・カルダシアンの「資産」が有効に活用されていることが判明するだろう。キーボードからこれが入力できるなら悪くないかもしれない。

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今のところ2つ星だから人々の評価は人気ほどではないのだろうか。リリース当初の人気はすごかった。とんでもなく評判になったことは確かだ。おまけにApp Storeは一時ダウンしていた。

本当にキム・カルダシアンの お尻のせいだったろうか?

まず無関係だろう。しかしストーリーとしては面白い。

キムの旦那、カニエ・ウェストも誇らしげだ。

いつものカルダシアン家のようだ。ともあれ、皆さんにハッピー・クリスマスを!

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ドローンがツイートを送受信? Twitterの特許が未来の自撮りの可能性を示唆

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今日の「退屈な特許…いや待てよ、一体何だこれは???」コーナー:どうやらTwitterは、無人乗り物(ドローン!)とのメッセージ送信、受信、あるいは両方を行う特許を今年6月に申請していたようだ。つい数日前に公表された。おそらくこれはハッカソンで作られたもののようで、Twitterの誰かが「おい、いいじゃないか特許を取ろう」と言ったのだろう。

「メッセージ可能な無人飛行機」と題された特許の主請求項はこちら:

本無人飛行機(UAV)はカメラを塔載し、カメラのデータを送信し、コマンドを受け取る。本UAVはメッセージングプラットフォームと接続される。本UAVから送られた写真あるいはビデオクリップは選択され、本UAVと関連付けられたアカウントから発信されるメッセージに添付される。カメラから送られるビデオはカード型メッセージの中にライブストリームされる。メッセージプラットフォームのアカウント保有者は、メッセージに埋め込まれ、本UAVと関連付けられたアカウントに向けられたコマンドによってUAVを制御できる。制御可能なUAV要素には、UAV位置、カメラの方向、カメラの被写体、UAV付属の照明、UAV付属のディスプレー、UAV付属のプロジェクター、UAV付属のスピーカー、および取外し可能な積載物がある。UAVの制御は、民主的方法によって決定される場合がある。一部のUAV機能は、メッセージングプラットフォーム上で集約された意見を通じて起動される場合がある。UAVには、テレプレゼンスまたはインタビューに使用するディスプレー画面あるいはマイクロフォンが塔載される場合がある。

つまり、もしかしたら、本当にもしかしたら、ドローンにツイートで行先を指示すると…自撮りその他やってほしいことをした後、それを世界に発信できるようになる、かもしれない。

スポーツイベントやコンサートに最適かもしれない。。私のPeriscope道にも気合いが入りそうだ。

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Amazon、Facebook、Googleはいずれもドローンゲームに参入済みなのだから、Twitterだって。

本誌はTwitterにコメントを求めている。あと、ドローンの登録も忘れずに

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

昔懐かしいアーケードのピンボールゲームがVRの世界でよみがえる

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まだ遊ぶことはできないが、「Pinball Labs」というグループがKickstarterキャンペーンを始め、ピンボールゲームが立ち並ぶアーケードに入った時のあの感覚を再現しようとしている。懐かしのピンボールゲーム機の見た目と音と言ったら、たまらないね。(アダムスファミリーのピンボールが大好きだった。)それがVRの中でよみがえるのだ。

Kickstarterのキャンペーンは最近ローンチしたばかりだ。この動画を見て、人生を早送りしてでも早くこのピンボールで遊びたいという気持ちになった。

このシステムはUnreal Engine 4で制作していて、ビルトインのゲームエディターを搭載しているため、自分だけのピンボールを作ることもできる。PCやVRヘッドセットのOculusやVive、バーチャルのアーケードゲーム版を制作しているとチームは伝えている。クラウドファンディングの目標は1万8500ドルで、すでに5455ドルが集まっている。これは目標を達成して、実現するかもしれないぞ。

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もし待てないようなら、 遊べるデモをダウンロードして試してみよう。Pinball Labsは2016年Q4に製品をリリースする予定だ。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Googleの自動運転車責任者:カリフォルニア州運輸局は「相も変わらぬ旧態依然」

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昨日(米国時間12/16)カリフォルニア州運輸局は、自動運転車の規制に関する法案を提出した。当然その成り行きを見守っていたGoogleは時間をかけて精読し、同社自動運転部門のトップであるChris UrmsonfがMediumへの投稿でこれに反論した。

これらの規制は草案であり、各企業と運輸局との長い議論のやりとりがこれから始まる。しかし、多くの人々はこの初期提案を喜んでいない。重要な論点は、カリフォルニア州が「ハンドル」の前に免許を持つドライバーが常にいて欲しいと考えていることだ。もっとも、完全無人運転車にはハンドルがないかもしれない。なぜなら人は運転をしたくないのだからから。

カリフォルニア州のギャビン・ニューサム副知事は声明でこう言っている:

この最新規制法案は、煩わしく革新の妨げになるおそれがあり、この将来性ある産業の発展を他の州へ移す結果になるかもしれない。

Urmsonのトーンも同じく短刀直入だ:

今週の理解しがたい行動によって、カリフォルニア州はリーダーシップを放棄したようだ。州運輸局は自動運転車に免許を持つドライバーが常に乗っていることを要求している。これは旧態依然の考え方であり、テクノロジーの全潜在能力を発揮することを妨げ、移動したいけれども運転できない人々のニーズを排除している。当社はこのことに失望しているが、運輸局は今後数ヵ月間フィードバックを求めているので、法案の本来の精神を取り戻すことを期待して引き続き働きかけていくつもりだ。

Goolgeは自動運転プロジェクトに関しては驚くほど開放的で、毎月報告書を公開し、起きた事故やチームが得た知見などに言及している。

Urmsonの結びの言葉は同様に激しく、カリフォルニアがこの種のイノベーションでアメリカのリーダーになれるかどうかの問うている。

カリフォルニアは世界水準の自動車文化と世界水準のイノベーションの両方を持つ州であり、われわれはもっと力を発揮できるはずだ。自動運転車の可能性にふたをすめるのではなく、もし通勤のストレスや時間の無駄がなくなり、自動車の象徴である自立性を求める人々が制限なく移動できるようになればカリフォルニアの生活がどうなるかを、想像する勇気を持ってほしい。

まだそこには「勝者」も「敗者」もいないが、自動運転車に関するこのやりとりは、Googleや他の会社が望む形では始まっていない。消費者はここに割って入れるほどこの技術に関する知識を持っていない。だからGoolgeは、自分たちにできることすべての裏も表も説明しようとしているし、時には行きすぎることもある。テキサス州オースチンでの同社のプログラムはその好例だ。彼らはそこで道路をテストしていただけではなく、コミュニティーをテストしていた。自分たちの考えていることを彼らに話した。

もし人々が自分の車を運転したくないなら、各州はその理由を理解するためにまだまだ努力が必要だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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