GoProが動画編集のモバイルアプリを夏の終わり頃にローンチ予定

gopro-clouds1


GoProの会長であるTony Batesは、モバイルから直接コンテンツを編集してシェアできる新しいモバイルアプリのローンチに向けて開発に注力していると伝えた。

Batesによると、アプリは検証の最終段階にあり、夏の終わり頃までにはローンチする予定だと言う。

GoProのカメラには、撮影した何時間分もの動画のハイライト部分を数分程度に編集するために最適なソフトウェアソリューションが必要だった。編集作業には、これまでぎこちなく複雑な動画編集ソフトウェアを使って、多くの労働力をかけなければならなかった。 この問題を解決するためにいくつかのスタートアップも立ち上がっている。

GoProは、Hero+LCDという入門レベルのカメラを最近ローンチした。これは、彼らの製品の中で初めて、カメラ内での編集機能が付いている。デスクトップからモバイルに編集機能を移行することで、GoProのユーザーがコンテンツをより素早くシェアすることができるようになる。

この新しいアプリは、GoProが自動的に動画コンテンツを編集するクラウドサービスを提供するまでの隙間を埋めるためのプロダクトのようだ。Batesは、クラウドベースのプロダクトの製作についても簡単に言及したが、それには今のところGoProで撮影した動画を他のデバイスで視聴できる機能はあるが、編集することはできないという。先月、GoProのCEOでファウンダーのNick Woodmanは、GoProは最終的にこのクラウドサービス上でコンテンツの保有者が動画のハイライトを製作できるようにしたいと説明している。

また、今日GoProは第二四半期の決算を発表し、72%の増収、4億2000万ドルを達成し黒字に転じた。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Google Glassは生きている―エンタープライズ向け製品を開発中

2015-07-10-google-glass

Google Glassが復活するようだ。GoogleがGlassのアップデート版を開発しているというニュースが報じられた。ただし一般消費者向け製品ではなく、ターゲットはエンタープライズだという。

9to5googleによれば、新バージョンではディスプレイ・プリズムが大型化され、IntelのAtom CPUが採用された。また外部バッテリーに接続できるようになっている。いずれもエンタープライズ向けとして必須のアップグレードだろう。

この新モデルは最新のテクノロジーで従業員の生産性を向上させようとしている企業の関心を呼ぶだろう。ツイートを読んだりYouTubeを見たりするのではなく、業務に関連ある情報を表示させるわけだ。たとえば倉庫の従業員は作業指示を効率的に受けられるようになる。

また新モデルはAtom CPUの採用の効果もあってバッテリー駆動時間も延びているという。新しいGlassでのクロック速度は不明だが、AtomはほとんどのAndroid Wearデバイスに採用されて実績を挙げている。それでも外部バッテリー接続機能を追加するということは、Googleは勤務時間中常に装着して作動させるような使い方を考えているのだろう。

Glassのエンタープライズ版についての記事はこれが初めてではない。Wall Stree Journalも2014年にGoogleがGlassの企業向けモデルを2015年中にリリースするだろうとする記事を掲載している。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google Glassは生きている―エンタープライズ向け製品を開発中

2015-07-10-google-glass

Google Glassが復活するようだ。GoogleがGlassのアップデート版を開発しているというニュースが報じられた。ただし一般消費者向け製品ではなく、ターゲットはエンタープライズだという。

9to5googleによれば、新バージョンではディスプレイ・プリズムが大型化され、IntelのAtom CPUが採用された。また外部バッテリーに接続できるようになっている。いずれもエンタープライズ向けとして必須のアップグレードだろう。

この新モデルは最新のテクノロジーで従業員の生産性を向上させようとしている企業の関心を呼ぶだろう。ツイートを読んだりYouTubeを見たりするのではなく、業務に関連ある情報を表示させるわけだ。たとえば倉庫の従業員は作業指示を効率的に受けられるようになる。

また新モデルはAtom CPUの採用の効果もあってバッテリー駆動時間も延びているという。新しいGlassでのクロック速度は不明だが、AtomはほとんどのAndroid Wearデバイスに採用されて実績を挙げている。それでも外部バッテリー接続機能を追加するということは、Googleは勤務時間中常に装着して作動させるような使い方を考えているのだろう。

Glassのエンタープライズ版についての記事はこれが初めてではない。Wall Stree Journalも2014年にGoogleがGlassの企業向けモデルを2015年中にリリースするだろうとする記事を掲載している。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

BBCのMicro:bitは子どもたちにぴったりのプログラミング端末

microbit


BBCはMicro:bitで教育向けコンピューティングにおける自社の新たな歴史を刻む。この放送事業者は、3月に初めて発表したMicro:bitの最終デザインとプログラミングが可能な小さいボードのプログラミング環境を今日公開した。以前の発表の時にはなかった新しいセンサーや機能も追加された。この小さなデバイスは、Raspberry Piや Arduinoの拡張的なエコシステムによる処理力には欠けるが、それでMicro:bitを過小評価しないでほしい。Micro:bitは素晴らしい教育向けデバイスになるだろう。

Micro:bitにはモーションセンサーが加えられ、探究心旺盛な子どもたちがウェアラブルやIoTのデバイスをプログラムするきっかけとなることが期待される。残念な点は、最終デザインには薄いバッテリーを装着できるスロットはなく、外部電源を必要とすることだ。

Micro:bitはRaspberry PiよりArduinoに近い印象だ。Micro:bitの最大の目標は、賢い創作物を作る過程で子どもたちに基本的なプログラミングを教えることだ。デバイスの後側には、LEDライトが複数取り付けられている。デバイスには2つのボタン、 Bluetooth LEとの接続機能、microUSB用のスロット、ワニグチクリップやバナナプラグ用の5つの入出力端子(I/O)があり、それでMicro:bitをRaspberry PiかArduinoとつなげることもできる。

BBCはMicrosoftの助けを借りて製作したMicro:bitのプログラミング環境も本日発表した。このウェブベースのツールでユーザーはプログラムを書いたり、デバイスにデータを転送する前にタスクをシュミレートしたりすることができる。ブラウザで動くため、ユーザーはほぼどんなデバイスからでもMicro:bitをプログラムすることができる。

Micro:bitは、BBCがイギリスの学生にプログラミングの探求を促すべく製作した最新の取り組みだ。このRaspberry Piに似たデバイスは、1980年代に彼らがリリースしたBBC Micro PCの意志を引き継いでいる。先輩端末と同じく、Micro:bitも他社の助けを借りて製作された。今回BBCは、製造事業者、ソフトウェア製作企業、小売、教育機関など、29のパートナーを迎えた。そのリストの中には、Microsoft、Samsung、ARM、Bluetooth SIG、Element 14、ランカスター大学などが含まれている。

BBCはMicro:bit端末を100万個用意し、イギリス中の学生に無料で配布する予定だ。国内の学校の11歳と12歳の子どもたちに一つづつ配布する予定でいる。この分がなくなった後は、BBCが設立した非営利団体が追加分のMicro:bit端末の製作のため、企業にMicro:bitのライセンスを付与する。

Micro:bitは子どもたちにプログラミング開発を教えようとするRaspberry PiとArduinoの仲間に加わった。ただ、Micro:bitの魅力的な点はハードウェアそのものではないかもしれない。学校は既存のハードウェアもこのユニークな開発環境で利用できるため、教育者はこのデバイスを取り入れやすい。また、環境内で検証もできるため、学生がそれぞれMicro:bitを所有している必要もない。

学校がどの端末を使用することになっても良いが、取り敢えず子どもたちにプログラミングを教えよう。プログラミングは歴とした仕事であるし、子どもたちはそれを知る必要がある

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

課題を達成するたびにどんどん速く機敏になるスマートスロットカーAnkiの次世代機が9月20日に発売

anki-overdrive

Anki Overdriveはスマートフォン時代のスロットカーだ。これまで数々のアップグレードとプレーヤーの挑戦課題(アチーブメント)とキャラクタ作りを積み重ねてきた結果として、スマートフォンと物理玩具との完璧な結婚ができあがった。このシステムがデビューしたのは2年前だが、その後今日まで着実にアップグレードしてきた。そして今日は、その次世代プロダクトAnki Overdriveの発売日と価格が発表された。

Ankiが走路システムのOverdriveを披露したのは今年の初めだった。大きなマットを使った最初のシステムと違って、今のOverdriveは昔のスロットカーのように個別の走路がある。それによりエンドレスな走路も可能になり、最初のものよりずっと楽しくなった。

発売日は合衆国とイギリスとドイツで9月20日、150ドルの初心者パックには、車が2台と走路のピースが10個ある。ピースは追加購入できる。今日は6種の‘新型車’も発表され、それぞれ特徴と能力が違う。

150ドルのAnki Overdriveは、中級品のスロットカーの倍ぐらいのお値段だが、アチーブメントを次々とクリアしてポイントを稼ぐと、車がどんどん速くなり敏捷になり能力もアップする。車本体が速くなるのだ。このかっこいいシステムが150ドルは、むしろお安いかもしれない。

初めて見るAnki Overdrive

  1. overdrive-car-thermo.jpg

  2. overdrive-car-bigbang.jpg

  3. overdrive-car-gaurdian.jpg

  4. overdrive-car-grounsshock.jpg

  5. overdrive-car-nuke.jpg

  6. overdrive-car-skull.jpg

  7. anki-overdrive-megatrack.jpg

  8. anki-overdrive-starter-kit.jpg

  9. anki-overdrive-ecosystem.jpg

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

スマートフォンでリモコン操作可能なレンジローバー(プロトタイプ)が登場!

gf8a2995

リモコンで遊べる車が大好きだった人も多いだろう。本当の車をリモコン操作することについてはどうだろう? イギリスのランドローバーが、スマートフォンのアプリケーションから操作できるレンジローバースポーツのプロトタイプを発表したのだ。もちろんドアのロックができるとか、そういうレベルの話ではない。アプリケーションから、実際に車を走らせて操作することができるのだ。

操作の様子は上のビデオをみてみて欲しい。たとえばやっかいな場所の路面状況を車外から確認しつつ抜けだしたり、あるいは隣の車とぴったりくっついてドアすら開けられないパーキングエリアなどで便利に利用することができるだろう。

まさにリモコンカーを操縦するような感じで、速度や進行方向を操作することができる。ただしスピードは時速4マイルまでに制限されていて、また操作できるのは車から10フィート以内圏内であるのだとのこと。

音声コントロールの仕組みも組み込む予定にしているという話もある。

現在のところこれはエンジニアリングプロトタイプであり、近くの販売店で購入することはまだできない。ランドローバーは、このプロトタイプモデルを市場に投入するのかどうかについても、あるいはいつ頃投入する予定であるのかについても明らかにしていない。実用化するのであれば、セキュリティ対策を万全にしておく必要もあるだろう。車泥棒がリモコン操作で簡単にお気に入りのSUVを盗み去ってしまうというような状況は、なんとしても避ける必要がある。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

日経発「任天堂の次世代ゲーム機はAndroidベース」を任天堂スポークスマンが完全否定?!

sad-mario

Androidファンはがっかりかもしれない。任天堂の新しいゲーム機がAndroidベースだというのは誤報であるらしいのだ。任天堂スポークスマンの話としてWSJ.Dが報じている。任天堂がNXと呼ばれるAndroidベースのゲーム機を開発していると報じたのは日本経済新聞社だ。

日経のレポートでは、Androidを採用することで「あらゆるソフト開発者の参入を促すことができ、スマホやタブレットなどさまざまなデバイスに展開が可能になる」としている。これは任天堂の「歴史的大転換」ともいえるものであるとして、任天堂が最近になって(ようやく)モバイルプラットフォームに真剣に対応し始めた証であると述べていた。Androidはここ数年でゲーム環境としても大いに充実してきてもいる。日経新聞の主張では、この流れにのるのは任天堂にとっても適切な判断であるということことだった。ただ、今回の「任天堂スポークスマン」の話を紹介したWSJ.Dの記事により、話は根幹から覆ったこととなる。

「NXというゲーム機にAndroidを搭載しようとしているというような話はありません」と記事には記されている。

「NX」というものについてはまだ情報もほとんどない。しかし間もなく開催されるゲーム業界最大のトレードショーであるElectronic Entertainment Expo(E3)で何かしら明らかになるのだろう。任天堂はこれまでにもE3にて最新のゲームハードウェアを発表してきた歴史をもつ。ちょうどWii Uの新鮮味も薄れてきたところだ。NXについての詳細が明らかになるという段階ではあるまいが、何かしらの情報リリースは期待して良いものと思われる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

LenovoがTVへのメディアストリーミング用のパック(小円盤)をリリース、その名もLenovo Cast

Accessories Lifestyle Photos Lenovo Cast Lifestyle Photo High Re

これは、テレビにくっつけるものであります。名前は、Lenovo Castと申しまして、Lenovo初のメディアストリーミングデバイス、Androidデバイスで操作します。8月に49ドルでローンチしますが、ネイティブアプリはなし、ちょっとお高めのChromecast、といったところだが、Lenovoの製品をばかにしてはいけない。

まずLenovoは、地元中国をはじめとして、市場がきわめて広い。Lenovoブランドの信者たちなら、こういう製品に飛びつくだろう。しかも二周波WiFiだから、Chromecastに比べて対応域が大きい。

このデバイスはテレビの背面につけた、あるいはそばに置いたドック入れる。それをテレビのHDMIにつなぐが、電源はmicroUSBポートから取る。

Lenovo CastはDLNAやMiracast対応製品でも使える。むしろそれが、Androidデバイスの主流だ。Lenovoによるとその距離は20フィートで、ビデオや画像のコンテンツを受信したり、スマートフォンのディスプレイをミラーしたりできる。

Lenovo Cast_03

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Popcorn TimeがWebアプリケーションとして登場、フォークも多くて取締りは不可能?

screen-shot-2015-05-19-at-12-57-22-pm

Popcorn Timeは海賊版映画のNetflixと呼ばれてきたが、デスクトップでもアプリケーションをインストールする必要があった。それが、不要になる。今やPopcorn Time In Your Browserというサイトへ行けば、あと二クリックで海賊映画のストリームを見ることができる。

そのWebアプリケーションはデスクトップアプリケーションとほぼ同じで、torrentのファイルをCoinado経由でYTSからリモートでストリーミングする。ユーザは何もインストールする必要がなく、torrentファイルはユーザのマシンにローカルに保存されないようだ。目的の映画をクリックして数秒待つと、‘上映’が始まる。

このWebサービスは今のところ、調子が悪くて使えないときがある。二つの強力なサービスを背後で使っていてこうだから、不具合は今後もありそうだ。

Popcorn Timeのようなtorrentをストリーミングするサービスは、つねに合法性がアヤシイ。ユーザが自分のコンピュータに映画をダウンロードしないから、その点は違法ではないが、でも、本来は有料のコンテンツを無料で見ているのだ。

Popcorn TimeのWebアプリケーション化は、このオープンソースプロジェクトとしては次の当然の手だ。オリジナルのプロジェクトのフォークがいくつかあって、それらがいろんなプラットホーム向けにアプリケーション/アプリを提供しているが、ローンチからほぼ1年になるPopcorn Timeは、なにしろオープンソースだからフォークが全地球規模で無限にありえる。もはや、ハリウッドが当局の助けを借りてそれを完全に取り締まれる、という段階ではない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

SpotifyとStarbucksの提携で、お客が店舗に流れる音楽を決められるように

screen-shot-2014-05-21-at-11-19-55-am


SpotifyとStarbucksが提携を発表し、面白い取り組みを始める。Spotifyは、Spotify Premiumをより多くのカスタマーに打ち出す機会を得る一方、Starbucksのカスタマーと従業員は、Starbucksの店内に流れる音楽を選曲する機会を得る。Spotifyはこれまで、自社ブランドを重要なコンシューマー層における認知度を高めるために有名企業と提携してきていた。今回の提携は、その戦略における最新の動きだ。

Starbucksのバリスタは近いうちにコーヒーを提供する仕事と共に、店舗にかかる音楽の選曲も担うようになる。

今回の提携で、StarbucksのロイヤリティープログラムとSpotifyの広範な楽曲のエコシステムがつながる。My Starbucks RewardのメンバーはSpotifyに個別のアクセスが付与され、店舗のプレイリストの楽曲を編集することができるようになる。

このプログラムはまず、秋頃からStarbucksの店舗で働く15万人の従業員を対象に開始し、彼らに向けたSpotify Premiumのメンバーシップが提供される。その後、Starbucksのカスタマーにも同様のサービスが提供される予定だ。

音楽ストリーミングサービスであるSpotifyやRdioは、差別化の競争に立たされている。競合他社はどこも同様の楽曲とエクスペリエンスを提供しているため、カスタマーとの接点と認知度で差別化を余儀なくされている。今のところSpotifyが優勢のようだ。SpotifyはUberと提携し、後部座席の乗客を車内に流れる音楽のDJ にした。またBMWとMiniの車にもストリーミングサービスを提供している。

Starbucksはこれまで、新進気鋭の音楽と密接に関わってきた。今回のSpotifyとの提携は、このコーヒーチェーンと彼らに紐づく多くのカスタマーを新しいストリーミングメディアの時代へと導くだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

ピープホール利用ドアカメラPeepleがKickstarterに登場(149ドルから)―誰が来たかをスマホで確認

2015-05-15-peeple

Peepleは玄関のドアのピープホール(覗き穴)に取り付ける小型のカメラとセンサーだ。誰かがドアをノックするとPeepleのカメラが起動し、ユーザーのモバイルデバイスにビデオ画像が送られる。共同ファウンダーのChris Chuterによれば、Peepleは「ドアの死角をなくすデバイス」だという。

他の似たようなドアカメラと違うユニークな点は、Peepleはドアの内側のピープホールを覆うように取り付けられるというところだ。取り付けが容易であるだけでなく、ドアを改造する必要がないので賃貸住宅でも問題なく利用できる。また巧みなメカにより、ピープホールから直接覗くことも簡単にできる。

Peepleは先ほどKickstarterに登録され、5万ドルの資金を集めることを目標としている。

Peepleはまたドアへのノック、ドアの開閉とをモニターし、モバイルデバイスにそのログを記録できる。Chuterの小さい子供たちがいつのまにか外に遊びに出てしまったことがこのデバイスを開発するきっかけとなったという。ドアが内側から開かれた場合でもPeepleはスマートフォンに通知を送ってくる。

Peepleはデバイスとしては非常にシンプルだ。既存のピープホールに小型の円形の箱をかぶせるだけだ。デバイスにはカメラ、加速度計、バッテリー、Wi-Fiチップが内蔵されている。

  1. peeple5.jpg

  2. peeple4.jpg

  3. peeple3.jpg

  4. peeple2.jpg

  5. peeple1.jpg

  6. peeple.jpg

誰かがドアをノックするとカメラが起動し、Wi-Fiに接続し、画像とタイムスタンプが Peepleのサーバーに送信される。そこからユーザーの指定するモバイル・デバイスにプッシュ通知される。誰かがドアをノックしたときだけ作動するので、バッテリーは6ヶ月程度もつという。

Chuterは昨年テキサス州オースティンで開かれたTechCrunchミートアップのPeepleのプレゼンを行った。この時点では地元のハッカソンでデバイスのプロトタイプを完成させたばかりだった。その後、ChuterはHighway1というハードウェア・アクセラレータの支援を受けることに成功し、さらにTechCrunchのハードウェア・バトルフィールドでデモを行った。デモの模様は下のビデオで見ることができる。

〔日本版〕Kickstarterへのプレッジは149ドルで本体1台が入手できる。適合するピープホールとのセットも用意されている。

Peeple’s Hardware Battlefield Presentation

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Tesla Model X、カリフォルニアの路上で発見される


Teslaの電気SUVの発売は近く、少なくとも1台がカリフォルニア周辺を走っているらしい。上のビデオには、わずかにカムフラージュされたModel Xがパロアルトを送っているところが写っている。このSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の外見は、たとえあらゆるデザイン要素が隠されてたとしても美しい。

未発表車の路上テストは、自動車メーカーにとって標準的な運用手順だ。同様に、写真やビデオを撮ることは熱烈なファンにとって楽しいスポーツだ。一般に、被覆が多いほど発売は遠い。今回のケースは、Model Xが既に発表されているため、Teslaは製造モデルで最終決定していないわずかな装飾部分しか隠していない。

Model Xは、何度も発売日が遅れた末、2015年後半にディーラーに届くと言われている。

Model Xが路上で発見されたのはこれが初めてではないが、上のビデオはModel Xを予約している人たちに、ようやく、いつか、もしかした今年中には、Teslaが本当にこの電気SUVを出荷し始めるという期待を持たせるはずだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


VirginとTesla、宇宙のみならず地上でも「領土」を巡って戦線拡大を予定

「サー」の称号をもつリチャード・ブランソンは、ロケットから携帯電話まで、さまざまなプロダクトを扱う企業を所有している。ヴァージングループのファウンダーでもあるブランソンは、宇宙関連事業のみならず、車関連プロダクトでもElon Muskのライバルとして成長していくつもりであることを表明してている。

地上におけるプロダクトでもElon Muskをライバル視していくことを明らかにしたのはBloombergでのインタビューにおいてのことだ。傘下の企業が電気自動車レースに参入予定である件に触れ、宇宙ビジネスに引き続いて、自動車ビジネスにおいてTeslaと競っていくつもりであることを語っている。傍目では今後の対決が愉しみではある。

自動車業界での活躍を予定するVirgin Racing Engineeringは、Formula Eで闘うべく、EVマシンの製造を行なっている。Forumula Eとは、その名の通り、化石燃料を使用しない電気自動車で争われるレースだ。来年に参戦する10チームのうちのひとつを担う予定でいる様子。

Virginは大衆車からレースカーまで、さまざまな分野に参入する心づもりであるらしい。Virginにパーツを提供しようとするOEMメーカーも世界中に存在する。ヴァージングループだけでみても、さまざまな分野で400社以上を抱える規模となっている。そうした総合力を背景に、Virginは躊躇なく新しい分野に参入してくるのだろう。新規参入する分野でVirginが思いもよらぬ成功をおさめるといった可能性はゼロではなく、Virginによる電気自動車関連プロダクトの可能性にも、業界の内外から注目があつまっている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


先生、ゲーム開発者は本物の職業です。祝福してやってください


今日は息子の学校のキャリア・デー(職業体験の日)だった。どこの7歳児とも同じく、彼はMinecratfのためにに生きていて、将来はゲームソフト開発者になりたがっている。そこで今日はお気に入りのMinecraft Tシャツを着て、お気に入りのゲーム開発者、Markus Perssonとして誇らしげに登校した。しかし、先生の考えは違っていた。彼女は息子にその日の活動に参加しないように言った。ゲーム開発者はまともな職業ではないかららしい。

そう、その通り。私は激怒している

知らないものを拒否することは無知な態度であり、アメリカ中核地域に蔓延する病の一つだ。私はミシガン州の中心部に住んでいて、ここではブロギングは趣味であって仕事ではない ― 今でも私はいつ本当のオフィスへ働きにくのか聞かれる。このあたりではゲーム開発者は夢物語であって憧れの職業ではない。中西部で技術的仕事を学ぶ学生たちに期待されているのは、形のある物を作って修理することであって、バーチャルなものではない。

何らかの理由によりプログラミングは偽りの職業と見られており、最も高給で最も需要のある仕事であるそのステータスは、祝福ではなく冷笑されている。皮肉なことに、われわれが住むフリントは、アメリカの中でも特に良い仕事が切望されている地区である。

私はコーディングとハッキングに苦闘しているが、すばらしいGoogleの技術のおかげで何とか単純な作業をこなせている。学校ではBASICとMavis Beaconを習った。Flashで何かを作るやり方はMacromedia Flashだった頃に我流で覚えた。しばらくコーディングはしていないが、習うのは一瞬で極めるには一生かかることは知っている。

何年か前に私は、2人の子供たちは流暢なプログラマーになると心に決めた。MinecraftやCrossy Roadの裏にはコードのフレームワークがあると知っていることは、プログラミングの仕方を知っているの同じくらい重要だ。こうした知識はコンピューターの神秘性を取り除く。iPadのゲームは魔法で作られているのではない。あれは私の子供たちが自分だけのプログラムを作ることに憧がれて理解した数学と論理によって作られている。

プログラミングは初等教育で教える必要がある。今やそのスキルは数学や文法と同じくらい重要だ。米国の学校は明確な期待に答える圧力に晒されているが、その期待とは雇用状況の改革を表すものだろうか? 私はそう思わない。

そして先生、どうかうちの子供に彼のやりたいことは本当に仕事ではないなどと言わないでください。この調子 ― 遠隔教育の発展とSTEM(Science、Technology、Engineering、Math)教育の改革 ― でいくと、先生の考え方は先生自身を絶滅させるかもしれませんよ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


FAA、Amazonに米国内でのドローン配達テストを認可


先ほどFAA(米国航空局)は、Amazonが米国内でドローンのテストおよび開発を行う制限付認可を得たことを示す声明を発表した。ただし、これは無制限に認めるものではない。FAAはAmazonに対して、厳格な規則・規定を課している。

Amazonは、2013年10月にドローンへの野心を発表して以来、FAAからずっとお預けを食わされてきた。当局はAmazonの計画に乗り気ではなく、同社はプロジェクトの実験を海外で行うことを強いられた。それ以降Amazonは、英国ケンブリッジでドローンプロジェクトの開発を行っている。

今日のニュースによって、この活動が米国に戻ってくる可能性が出てきた。

米国本土でドローンを使用するために、Amazonはいくつかの規則を順守する必要があり、例えば日中の飛行では高度を400フィート(120メートル)以下に保たなければならない。操縦者はパイロットおよび医師による証明が必要で、特に注目すべきなのはドローンを常に視界に置かなければならないことだ。

さらにFAAは、Amazonが飛行および操縦士のログデータを毎月提出することを要求している。

米国ドローン業界はいよいよ離陸しようとしている。FAAは行動を求める声にようやく答え始めた。つい先月、FAAは商用目的のドローン使用に関する基本的な規則・規定をついに公開した。しかし、そこに至るまでには数年を要した。テクノロジーは常に規則の先を行き、政府機関はついていくことに苦闘している。

TechCrunchはAmazonにコメントを求めている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


テスラモーターズ、州法改正を勝ち取りニュージャージー州での販売が再度可能に

ニュージャージーの州知事であるChris Christieは、同州の住民に対してテスラモーターズの販売を再度認める法律にサインした。

ニュージャージー州では、1年ほど前から車はディーラー経由でのみ販売を認めるという法律が施行されていた。テスラモーターズはディーラーを介さず、自社の所有する直販店経由での販売を行なっている。このためテスラモーターズはニュージャージー州での販売を行うことができず、また州内の自社ショールームにても試乗してもらったり、あるいは販売関連情報を提供することもできなくなっていた。

テスラモーターズはニュージャージー州での販売禁止に対し抗議を続けており、ついに州法をひっくり返すにいたったわけだ。新しい取り決めにより、テスラモーターズは自社運営の販売店を4店舗と、1つのサービスセンターを解説することができるようになった。

これにてニュージャージー州での販売に道が開けたわけだが、但しバージニア州、アリゾナ州、テキサス州、そしてミシガン州では相変わらず販売を禁止されている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


SteamOSが大きな節目に到達…ゲームタイトル数1000に

SteamOSのSteam(会社名: Valve)がついに、そのゲームタイトル数1000に達した。それらは、インディーのゲームからAAAのタイトルまでさまざまで、どれもSteamのサービスから提供される。もっとすごいのは、タイトル数が今でもコンスタントに増えていること。今週だけでも、14のゲームがローンチした。

SteamがこのLinuxベースのゲームOSをローンチしたのは2013年で、そのときはわずか50のゲームがあり、1年後には500タイトルに達した。今現在、ゲーム数は1004で、DLCなどのダウンロードするコンテンツや拡張パックも含めると1835になる。

Linuxをゲームのプラットホームと考えた人は、これまで一人もいない。このオープンソースのオペレーティングシステムは最初のころ、あまりにも多様な実装ないしディストリビューションがあり、デベロッパがそのすべて、もしくはほとんどに対応することは不可能だっだ。そこへValveがやってきてSteamプラットホームを立ち上げ、Linuxのサポートを宣言した。

ValveがSteamOSを発表したのは、Steam上でLinuxのタイトルをローンチしてから7か月後だ。それが、ゲーム専用機(コンソール)というものの、Valveのコンセプトだった。でもそれがLinuxであるがゆえに、Steamで提供されているゲームの多くは、大衆化して広まらなかった。

それは2年前のことで、SteamOSは今ではValveのリビングルームソリューションの一つにすぎないが、依然健在だ。今月の初めに発表されたSteam Linkを使うと、PCゲームをChromecastのようなデバイスにストリーミングできる。また同社が発表したVR(仮想現実)のソリューションは、最近のゲームカンファレンスで注目を集めた。

ValveがSteamOSの開発を持続しているので、それに乗るコンピュータメーカーも増えている。数週間前にも、新しいSteamOSマシンがいくつか発表されたし、互換性のあるゲームも次々出ている。それらのマシンが実際に発売される今年後半には、もっといろんなオプションが出揃っているだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


このUSBメモリーはパソコンを物理的に破壊する


決して得体の知れないUSBメモリーを使ってはいけない。あなたのパソコン、いやあなたの命を損うかもしれない侵入ソフトウェアが山ほどある。そしてこのUSBメモリーは、USBコントローラーに過大な電圧負荷をかけることによって、パソコンを物理的に破壊する。アニメの腹ペコおおかみのACME人間大砲みたいなものだ。ドッカーン!

このUSBドライブの基本的アイデアは極めて単純だ。パソコンのUSBポートにつながると、反転DC/DCコンバーターが作動してコンデンサーをマイナス110Vに帯電させる。その電圧になるとDC/DCコンバーターは切断される。それと同時に電解トランジスタが作動する。これが -110 VをUSBインターフェースの信号線に送り込む。コンデンサーの電圧が -7Vになると、トランジスタが切断されDC/DCが動きだす。このループは破壊できる限りのものを破壊し終えるまで続く。電気に詳しい人なら、なぜ負電圧を使うのかもう想像できるだろう。それ以外の人のために説明すると、負電圧の方が整流が容易で、それを使うNチャネル電解トランジスタは、Pチャネルと比べて同じサイズでより大きい電流を作ることができる。

要するに、このUSBメモリーには巨大な電力を引き出して蓄積するしかけが入っている。あるレベルに達すると、その電力を元の供給源に戻し、それは専用のUSBコントローラあるいはCPUそのものだ。これは悪いニュースだ。戻された電力は回路に過負荷をかけ、使いものにならなくしてしまう。多くのUSBコントローラーはCPUに内蔵されているので・・・バイバイ、コンピューター。

恐ろしい。幸い作者はこのUSBメモリの設計図を公開していない。

世の中には注意するに足るほど数多くの侵入USBメモリーが出回っている。知らぬ間にマルウェアや侵入ソフトウェアをインストールするものもあるが、現在少なくとも1つ、実際にパソコンを破壊するものが存在する。これはコリン・ファレルのスパイ映画から抜け出てきたような話であり、Appleの未来へのビジョンにとっても興味深い話題だ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Appleの新たな裏切り


「本気でアタマに来た」とM.J.はツイートした。この人はAppleとこの会社が最近発表した新MacBookのことを言っている。同じ感情を表したツイートやコメントは他にも無数にある。今彼らの露な怒りはこの会社に向けられている。多くの消費者がこの新しいMacBookのデザインに裏切られたと感じている。この件に関する本誌の最初の記事は2万5000回以上シェアされた。正当な理由があるからだ。

新しいMacBookの考え方は普通と違う。普通のノートパソコンよりむしろタブレットと共通点がある。iPadにキーボードが付いてOS Xが動いていると考えればいい。私はiPadが好きで、ポートは1つしかついていないが、それがこの怒号の原因だ。

殆どのパソコンは周囲にいくつかのポートが散在している。充電のために1つ、様々な用途のためのUSBポートがいくつか、そして何らかのビデオ出力のためのポートが付いているのが普通だ。新しいMacBookはこの3つを、唯一つのUSB-Cポートにまとめた。これはつまり、ユーザーはパソコンとiPhoneを同時に充電することができないことを意味している。あるいは、USBドライブからデータを入力しながら外部モニターにビデオ出力することも。

ここはAppleの世界であり、われわれはそこで生きていくしかない。

あえてAppleを擁護すれば、そんなパソコンの市場は確かに存在するだろう。使っている低消費電力Intelチップセットではコンピュータゲームに必要なパワーは得られないだろうが、GIFの表示には十分だ。これはカウチ・パソコンだ。FacebookやTwitterのためのマシンだ。立派なプログラミング・コンピュータなのかもしれない。昨日のAppleイベントを見てほしい。この会社は新しいMacBookの上で何ひとつ新しいソフトウェアをデモしなかった。Photosアプリも。要するにこの新MacBookは写真編集に向いていないのだ。

Appleに対する期待は大きい。もしHPやLenovoが新MacBookのように水で薄めたパソコンを発売したら、怒号ではなく含み笑いの渦が起きるだけだろう。何らかの理由により、Appleファンはこの会社が常に自分のニーズに合った製品を作ることを期待している。そうでない時、彼らには裏切りの感情がしのび寄る。それは初代MacBook Airの時に起きた。

Appleは最初のMacBook Airを2008年に発売した。価格は1799ドルで、新MacBook同様、それはほっそりとした驚きのテクノロジーだった。しかし、ポートがなかった。業界は電源ポートと1つだけのUSBポートとMicro-DVIポートしかないことを指摘して非難を浴びせた。CD-ROMポートもEthernetポートもなかった。これは2008年においては一大事だった。ソフトウェアはまだCD-ROMで配布され、Wi-Fiは見つけるのが困難だった。Appleファンは裏切られたと思った。捨てられたと。消費者はもしAppleの最新最高のマシンを欲しければ、CDドライブも有線インターネットも使えないパソコンを受け入れなければならない。

最終的にAppleは全MacBook製品からEthernetを排除し、MacBook Airは現在Appleが販売する最も安いノートパソコンだ。

新しいMacBookは、MacBook Air、MacBook Proに加わる。いずれの代替でもない ― 少なくともまだ。しかし、MacBookというかつて引退した名前が付けられている。Airでもなく、Proでもなく。ただのMacBook、これはAppleのMicrosoftに対する強いメッセージだった。

今後1~2世代のうちにAppleがMacBookの価格を1000ドル以下に下げる可能性は極めて低い。MacBook Airは生き残るのか? 恐らくそれはない。AppleはMacBook Proを小さくし続けている。将来MacBookが唯一の低価格ノートパソコンになり、わずかにスリムになったMacBook Proが もう一つの(複数のUSBポートやSDカードやMagSafeアダプター等のヘんな物が欲しい人のための)選択肢になることは容易に想像できる。

それまでの間は、13インチMacBook Airの方が、新MacBookよりも賢い買い物だ。バッテリー持続時間はほぼ同じで、よりパワフルでポートも十分にある。そして何よりも、自分のMacBook Airがもう少し薄ければよかった、と言った人などいないのだから。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ポートが1つの新MacBook、ACにつないでiOS機器を充電するには別売りのアダプタを利用

Appleは本日、新しいMacBookをアナウンスした。いかにもAppleらしく、「全く新しい」スタイルが採用されている。充電、データのインプット、およびビデオ出力を、すべてひとつのUSB-Cポートで行うというスタイルだ。MacBookをACにつなぎながら、同時にiPhoneを充電したい場合にはどうすれば良いのだろう。もちろん対策は用意されている。Apple製の別売りアダプターを購入するのだ。

新しいMacBookのUSB-C用にさまざまなアクセサリーが用意されている。通常のUSBを使いたいのなら2200円のアダプターを購入する。Digital AV MultiportアダプターおよびVGA Multiportアダプターはいずれも9500円だ。MultiportアダプターにはUSBポートおよびUSB-Cポートも搭載されている。

間違いのないように書いておこう。新MacBookでは、アダプターなしにiOSデバイスを充電することはできない。AppleがUSB-C Lightningケーブルをリリースする可能性もあるわけだが、今のところは2200円のアダプターを使う以外に選択肢はない。

Appleはしばしば、利用者の都合を無視する形で「未来」に突き進んでいくことがある。1998年にはiMac G3からフロッピードライブおよびシリアルポートを失くしてしまった。FirewireおよびCD-ROMドライブを捨て去ってしまったこともある。

今回の「単一ポート化」も「未来」への一歩だということなのかもしれない。確かにポートをひとつだけにすれば、シンプルかつエレガントになるだろう。ただ、ノートパソコンの使い方としては、ACから電源供給しながら外部モニタにつなぎ、そして他のデバイスの充電をするというのは「基本的」な用途だと思うのだ。消費者のニーズを無視した「進化」だと思うのだが、どうだろうか。

原文へ]

(翻訳:Maeda, H