MakerBot、アメリカの一部ホームセンターで3Dプリンターの店頭販売を開始

大手ホームセンター・チェーンのHome DepotがDIYのコンセプトを拡張中だ。一部の店舗で試験的にMakerBotの3Dプリンターを販売することにした。最新世代のReplicator MiniとDigitizer 3Dスキャナーがメーカー希望販売価格で販売される。

このパイロット・プログラム(pdf資料)では、カリフォルニア州、イリノイ州、ニューヨーク州の12の店舗で3Dプリンターのデモと販売を行う。Home Depotでは3ヶ月前から3Dプリンターのオンラインで販売を始めていた。

もちろん単にMakerBotプリンターを棚に並べておくだけでは3Dプリンターをメイン・ストリームにするのには足りない。店頭で消費者にその能力をデモする必要がある。MakerBotは店頭のもっとも目立つ位置に展示され、3Dプリンティングについて専門的訓練を受けたスタッフがデモを行い、興味を示した客に出力製品をサンプルとして配るなどするという。

MakerBotプリンターはMicrosoft Store、Micro Center Storeでも販売されている。しかしHome Depotでの販売は、これまでのギーク向けと全く異なる顧客層がターゲットだ。つまりまだ3Dプリンティングそのものに馴染みのない一般消費者への売り込みの開始だ。

3DプリンティングがHome Depotのようなホームセンターに取って代わるということはないだろう。しかし近い将来3Dが成熟期を迎えれば、ストックのない特殊な商品を求められたときホームセンターは「それなら3Dプリンターで自分で出力すれば?」と提案するようになるに違いない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Googleのダンボール製VRヘッドセット、クローンなら$20で販売中

Googleのダンボール製VRヘッドセット(#Cardboard)はもうご覧になっただろうか。このダンボール製VRヘッドセットのクローンが、なんと19.95ドルで売り出されることになった。キットを作ったのはサンフランシスコの業者だ。プロダクトはもちろんGoogle本家の#Cardboardキットとは異なる。また自分で組み立てる必要があり、かつNFC対応にするには5ドルの追加費用もかかる。

上でリンクした記事にもあるように、オフィシャルな#Cardboardは非常に良い出来のものだった。アプリケーションと組み合わせることで、かなりのレベルのVR体験をすることができる。ダンボール製であるので、もちろんDIYの楽しみを満たすこともできるだろう。

ちなみにアメリカ版TechCrunchでは(1台限定ながら)プレゼント企画も行っている。こちらの記事にコメントすることで、プレゼントに応募したことになる。


Google #Cardboardハンズオン

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(翻訳:Maeda, H


初のAndroid Wearスマートウォッチが本日発売

自分の腕の上で、Androidの小さなディスプレイを見たい人はいるかな? LGとSamsungの両社は、初のAndroid Wearスマートウォッチを本日(米国時間6/25)発売する。そう、SamsungはAndroid Wearデバイスも作っている。そのSamsung Gear Liveと呼ばれる製品は、同社のTizen製品ととてもよく似ている。

残念ながら、あの驚異的なMoto 360スマートウォッチは、発売が夏の終わりごろになる。

Googleは近く、Android Wearの完全なSDKをリリースする。それによりデベロッパは、独自のUI、センサのコントロール、音声によるアクション、携帯やタブレットとのデータ交換、などなどを実装できる。

今日のGoogle I/O 2014カンファレンスのステージでGoogleは、Android Wearデバイスにデベロッパが実装できる機能をいくつかデモした。たとえば、スワイプしてメッセージを無視、ユーザの現在の状況に関連した情報を表示、などなどだ。

[ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Google、スマートサーモスタットNestをハブとするホームオートメーション・プラットフォームを発表

「オーケーGoogle、部屋の温度を下げて」と言うとエアコンがそのとおりに動作するという時代がすぐそこまで来ている。

Nestのスマートサーモスタットを設置した家庭ではGoogle Nowを通じてエアコンを操作できるようになる。しかもそれはほんの手始めだ。

GoogleはNest Learning Thermostatをスマートホームのハブに据えようとしている。Googleは今日(米国時間6/24)、Works with Nestというデベロッパー・プログラムをスタートさせた。これによってガジェット、自動車、リモコンなどがブランド、OSを問わずNestのサーモスタットと会話し、連携動作することが可能になる。スマートホームが一気に身近なものになってきた。

スマートホームの普及の上で大きな問題は、フラグメンテーションだった。スマートライトからウェブ接続家電までそれぞれが独自の規格、閉鎖的なアプリで作動し、互いに会話ができない。複数のブランドのガジェットに協調動作をさせようという試みはあったが、そのためには橋渡しをする別のガジェット、別のアプリが必要になり、問題をますます複雑化させる結果になっていた。

しかしWorks with Nestプログラムの登場で、いまやGoogleのスマートサーモスタットがスマートホームのデファクト標準となりそうだ。

このプログラムではサードパーティーのガジェットがNest内蔵の各種センサーに加えて機械学習、音声認識、ジェスチャー認識などの機能にアクセスし、活用することができる。

Works With Nestというエコシステム

すでにLIFX、Logitech、Chamberlain、Whirlpool、メルセデス・ベンツといった世界的なブランドがNestプログラムに参加している。Whirlpoolの場合、Nestがユーザーが家を離れていることを感知すると、「送風フレッシュ・モード」で乾燥機を作動させる。これでユーザーが帰宅して乾燥機から衣類を取り出すまでシワにならないようにするわけだ。LIFXの場合は、Nest Protect火災ガス警報器が一酸化炭素を検出するとウェブに接続した赤色の照明が点滅して危険を知らせる。 メルセデス・ベンツの一部の車種は車内からNestに対してエアコンの作動を命令できる。

またNest ProtectとNestサーモスタットはIFTTTをサポートしており、ユーザーが独自の動作を設定できる。たとえば、「もしNest Protectが煙を感知したら、次のテキストメッセージを隣人に送信する」とか「もしNestサーモスタットが摂氏22度以下になり、かつエアコンが作動中なら、以下のTwitterDMを私宛に送信する(そんなにエアコンを強くするなと子供を叱るため)」といった動作をプログラムできる。

また今年の秋にはGoogle Nowが正式にNestと連動する。ユーザーはAndroidスマートフォンさえ持っていればどこにいてNestに命令することができるようになる。

またGoogleはJawboneと共同でUP睡眠モニタをNestのエコシステムに取り入れようとしている。

スマートホームのハブへ

32億ドルでのNest買収はGoogleを一気にスマートホームのリーダーへと押し上げた。一方Appleもこれに対抗して今月、HomeKitというスマートホーム・プロジェクトを発表した。TechCrunchのMatthew Panzarino編集長の記事にあるように、HomeKitはデベロッパーがBluetoothを通じてさまざまなデバイスに対して命令を出せるようにするフレームワークだ。

HomeKitはスペック上はWorks with Nestよりも多機能だ。しかしHomeKitはGoogleのプロジェクトに比べるとまだ開発の初期段階にある。AppleのHomeKitが実際に作動するようになるには数ヶ月はかかるだろう。

Googleといえどもホームオートメーションのすべての要素を自製することは不可能だ。しかしNestをデファクト標準化し、協調動作することが確認されたデバイスにNest認証を与えることはスマートホーム実現に向けて非常に有効な戦略だろう。スマートホーム市場に参入する企業にとってはNest認証を受けることが大量普及への最良の道となるなら、Googleの立場は極めて強いものになる。

Works With Nest紹介ビデオ

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Amazon、 独自スマートフォンFireを発表―3Dヘッドトラッキング機能を備えて199ドルから

今朝(米国時間6/18)、Amazonの最初のスマートフォン、Fireが登場した。ジェフ・ベゾスはプレスイベントで「これはAmazonプライムの会員向けのスマートフォンだ」と述べた。

FireはAT&Tの独占販売で2年間の契約で199ドルから。今日から予約を受け付ける。またFireには無料で1年間のAmazonプライム会員となれる特典が付く。現在、プライム会費は年間99ドルなのでこれは相当に魅力的な価格だ。

一見したところではFireは現在市場に出まわっている無数のスマートフォンと変わりはないように見える。しかし、Fireにはユーザーの顔の位置を認識する秘密の機能がある。Fireの表側の四隅にはそれぞれ赤外線カメラが埋め込まれており、ユーザーの顔位置に応じて前代未聞の3D効果を生み出す。ただし3Dといっても画像が飛び出して見えるという普通の意味の立体視ではない。

ヘッドトラッキング・テクノロジーによってユーザーの顔とFireとの相対的位置関係に応じた画面が表示される。つまりFireのスクリーンという窓を通して現実の空間を眺めているようなイリュージョンが生じる。この3D効果がAmazon Fireに注意を引くための単なるギミックで終わるのか、スマートフォンの次世代UIになるのかは今後を見なければならない。

Fireは4.7インチのIPS液晶ディスプレイ、手ブレ防止、f2.0レンズ付き13メガピクセルのリアカメラ、クアドコア2.2GHzチップ、Adreno330グラフィックス、2GBのRAMを備える。最新のAndroidフラグシップモデルほどのスペックではないが、快適に利用するには十分な能力がありそうだ。

Amazonはヘッドトラッキング3DシステムをDynamic Perspectiveと呼んでいる。毎秒60フレームのスピードで3D画像が再描画される。3D表示されるレイヤーは他のレイヤーの下に表示される。ユーザーはアイコンの下に3D画像を見る。4台のカメラは極めて広角のレンズを備えている。赤外線カメラなので非常に暗い場所でも空間認識は機能する。

Dynamic Perspectiveは単に3D表示ができるだけでなく、Fireを傾けるジェスチャーによって自動的に表示をスクロールさせることもできる。

以前にわれわれが報じたとおり、Amazonはデベロッパーに対してDynamic Perspective向けのSDKを用意している。われわれが取材したAmazon社員によると、Amazonはデベロッパーがこのテクノロジーを利用してアプリを作るようになることを熱望しているという。

AmazonがFireをプライム会員のために作ったというのは文字通りの意味だ。Fire TVと同様、Fireスマートフォンもプライム会員になった際に登録したユーザー情報が予め入力された状態でユーザーに対して発送される。結局のところFireの狙いはAmazonの上得意により多くの商品を買ってもらうことだ。Kindle Fireと同様、ユーザー個人向にカスタマイズされたサポート・サービス、MaydayがFireスマートフォンにも用意される。

さらにFireにはFireflyというオリジナル機能がある。これはカメラで電話番号、映画、本、ゲーム、CD、食品などを撮影すると、その商品が何であるか認識するシステムだ。Fireスマートフォンのユーザーは現実世界で目にしたものをカメラで撮影するだけで即座にAmazonから買うことができる。AmazonにとってFireflyは非常に強力なマーケティング・ツールとなりそうだ。

Fireスマートフォンは側面のボリューム・コントロールの下にFirefly専用のボタンを備えている。

Fireflyは芸術作品を見るとWikipediaで情報を検索してくれる。音楽を聞くと音楽アプリを起動してその音楽を再生する。テレビ番組を見ると、Amazonでそのシーンを探し出す。ベゾスは「Fireflyは1億種類のアイテムを認識できる」と豪語した。Fireflyのデベロッパー向けSDKも公開される予定だ。

またFireのユーザーはAmazonのクラウド・ドライブに容量無制限で写真をバックアップできる。 高性能なカメラとあいまって、Amazonは写真好きなユーザーの取り込みを狙っているようだ。

またFireにはPandora、Spotify、iHeartRadioその他人気のある音楽ストリーミング・アプリがプレロードされている。ユーザーはAmazon Prime Musicの現在のところ貧弱なライブラリーに我慢する必要はないわけだ。

TechCrunchではAmazonoの独自スマートフォンについて9ヶ月前から多くの情報を得てきた。ヘッドトラッキング機能ユーザー向け独自機能についてもスクープしている。われわれは3Dヘッドトラッキング機能がOmronのOkao Vison顔認識テクノロジーを利用していることも突き止めた。またAT&Tがキャリヤとして独占販売権を手に入れたことも報じている。今回のAmazonの発表の内容の大部分はTechCrunchがすでにつかんでいたといえる。

〔日本版:「信頼を生む方法: 1. 困難なことをきちんとやり遂げる。2. それを繰り返す。」というお気に入りのモットーを説くベゾス。イベントのライブ・ブログに写真多数。〕

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発表間近のAmazonスマートフォン、対応キャリアはAT&Tのみ?!

Amazonスマートフォンの発表がいよいよ明日に迫ってきた。さまざまな情報や噂を検討するに、頭の動きをトラッキングして3D的メニュー表示などを行う新技術が採用されているようだ。そうした機能についてはしばらく前から報じてきている。但し、たとえばどのキャリア向けにリリースされるのか等、まだ不明な点もある。しかし最新のWall Street Journalからの情報によれば、対応キャリアはどうやらAT&Tのみになるらしい。確かにAT&Tには、人気となりそうな機種の独占販売を行ってきた歴史がある。

WSJの報道が正しいとすると、Amazon PhoneはiPhone、Facebook Phone、あるいはNokia Lumia 700などについで、AT&Tのみに対応してリリースされることになる。Facebook Phoneはどうやら失敗であったと結論付けられそうだが、AmazonとしてはiPhoneのような大成功を狙っているのだろう。

AT&Tは現在もAmazon Kindleタブレットおよび電子書籍リーダーのデータ通信を担っている。しばらく前には、AT&TとAmazonはAmazon Phoneにてもタッグを組むのではないかというも流れていた。Amazon Prime Dataというような名称で、特別なデータプランを用意してくるだろうというものだ。

Amazonが発表するスマートフォンは、4つの赤外線カメラを使って利用者の顔の動きなどをモニタリングし、3D効果を実現するものだと言われている。今のところこうした機能を実現しているスマートフォンはなく、多くの人の期待を集めている。但し、そうした機能も単なるギミックに過ぎないのだとする情報も入ってきてはいる。

いずれにせよ、明日行われるシアトルでのイベントにてAmazon Phoneが登場してくるのだろう。我々も現地からレポートしようと思っている。

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(翻訳:Maeda, H


Amazon、Prime会員向け音楽ストリーミングを開始―地味なスタートは意図されたもの

今日(米国時間6/12)、AmazonはPrime会員向けのAmazpn Primeという音楽ストリーミング・サービスを開始したが、当面、Spotifyなどのライバルが恐れるに及ばないようだ。Amazonの新サービスにユーザーをさらわれる心配はまずないだろう。提供される楽曲は100万曲と少なく、半年以内の新曲はない。またUniversalのアーティストは含まれない。それに加えてユーザー・インターフェイスは恐ろしく古臭い。しかしAmazonは「Prime会員に馴染みがあるデザインにした」のだという。

Amazonの音楽ストリーミングはSpotify、Rdio、Beats Musicなど人気のストリーミング・サービスとはまったく異なるUIだ。 これは既存のダウンロード販売のページに単にストリーミングのオプションを付け加えただけに見える。ライバルのサービスがクリックひとつで無数の曲を聞き始めることができるのに対して、Amazon Primeでは無料の楽曲を探し、ライブラリーに加えてからでなければストリーミングが始まらない。

ところがこのデザインは意図したものなのだという。

Amazonのデジタル音楽担当副社長、Steve Boomは今日、私の取材に答えて「われわれはPrime Musicを現在のAmazonの顧客をを念頭に置いてデザインした」と語った。つまりAmazonを利用する消費者はスーパーマーケットの通路を往復して好みの商品を探し、カートに入れて家に持ち帰るようなユーザー体験に慣れているのだという。

このUIはクリックすると即座に曲の再生が始まり、アルゴリズムによって選択された曲がその後に続くRdioなどのUIとは対照的だ。

Boomは音楽ストリーミングの主流のサービスについて「われわれはクローンを作るつもりはない」 と述べた。SpotifyとRdioが提供する楽曲は共に2000万曲を数えるのに対してPrime Musicは100万曲にすぎない。またUniversalの曲はまったく含まれない。

「もしわれわれの目標が(Spotifyなどの)クローンであるなら楽曲数が少ないことは大問題だろう。しかしわれわれの目標はそこにはない」とBoomは言う。

Prime Musicの一見地味なスタートはPrimeインスタントビデオのスタートを思い起こさせる。Amazonがインスタントビデオをスタートさせたとき、Netflixのライバルになれそうにはとうてい思えなかった。しかし6年後の現在、ことにHBOのコンテンツを追加してからは、Primeインスタントビデオは最良のビデオストリーミング・サービスと言ってよいと私は思う。

Amazonは現在主流となっているストリーミング・サービスと競争するつもりは全くない。Boomは「調査してみたところAmazonの顧客は複数の音楽サービスを利用していることがわかった。Prime MusicはPrime会員が使い慣れたインターフェイスで無料の音楽コンテンツを提供するのが目的だ」と語った。しかしPrimeインスタントビデオの成長を考えれば、Spotify、Rdio、BeatsもAmazonのPrime Musicに油断しない方がいいだろう。しかし大きな成長を望むならPrime Musicのユーザーインターフェイスはやはりなんとかしなければなるまい。

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オイル交換および洗車に特化したカーメンテナンスサービスのCarHero

車は便利な乗り物だが、一定の距離を走るたびにオイル交換などを行う必要もある。このオイル交換を面倒だと感じる人は多いようだ。これをなんとかしようとして生まれたスタートアップがCarHeroだ。定期的に、車を停めてある自宅ないしオフィスを訪問してくれるもの。現在はダラスなど一部地域のみの対応だが、アメリカ中で展開したいと画策中だ。

サービスの内容自体は非常にシンプルなものだ。サイトからオイル交換のスケジュールを指定する。すると「CarHero Specialist」と呼ばれる担当者が訪問して、オイル交換、洗車、内装のちょっとした手入れを行ってくれるというもの。価格は現在57ドルとなっている。

運営は自己資金により賄われているが、すでに利益を出しているのだとのこと。今のところはダラスおよびフォートワースでサービスを展開中。共同ファウンダーのCarlton Greenによると、サービスは確実な利益をもたらしており、他地域の展開も積極的に行っていきたいと考えているそうだ。

言ってみればYourMechanicがオイル交換に特化したサービスであると考えることもできるかもしれない。CarHeroは既存の車修理/メンテナンスサービスから複雑な要素を取り去って、サービスをシンプルにしたわけだ。提供するサービスを限定したおかげで、部品やツール類を用意しておいたりする必要もなくなったわけだ。必要なものが、オイルと洗車道具などに限られるというわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


庭や家庭菜園の環境モニタと灌水を自動化するEdynがクラウドファンディング中

ガーデニングはこれまでもっぱら、大量の勘に運を一滴混ぜたような行いだった。Edynはこの古くからあるカクテルに、データ分析という新しい味を加えようとしている。同社はそのための実際のプロダクトを作るために、Kickstarterで10万ドルを募集している

同社は2013年のDisrupt SF(サンフランシスコ)でローンチした。最初はSoil IQという社名で、CEOのJason AramburuはDisruptの審査員と来場者に、彼の会社は合衆国の1億の世帯すべてのための食糧生産技術を作り出す、と語った。製品の当時のプロトタイプは、金属の棒の上に大きな箱が乗ったようなものだった。それから2年経った今は、有名なデザイナーYves Beharの協力を得て、こんなにスマートな製品になった:

ミッションは前と同じで、デバイスはその約束を履行するためのものだ。Edynは庭や菜園などの環境条件をモニタして、植物に生存と繁栄のための最適条件を与えようとする。

このデバイスは、光量と空気中の湿度と気温と、土の栄養分や水分をチェックする。このデータを、植物と土壌科学と気候データベースなどと対照して、その土壌条件でよく育つ植物を推奨する。モニタリングは継続的に行われ、異変が起きたらユーザに警報する。同社はモニタリング装置のほかに、自動灌水機も作っているので、適正量の水やりを自動的に行わせることもできる。

これらデバイスのコントロールは、スマートフォンのアプリから行う。デバイス、Edyn Garden SensorとEdyn Water Valveはどちらも太陽光発電で動き、もちろん防水性がある。

同社は今、Kickstarterで10万ドルの資金募集と、製品の予約受付をしている。資金提供者はGarden Sensorを79ドル、ベータテスター志願なら129ドルでもらえる。159ドル以上を支援すると、SensorとWater Valveの両方をもらえる。

ガーデニングを物のインターネット(Internet of Things, IoT)のターゲットにしようとしている企業は今、Edynのほかにもたくさんある。たとえばAR Droneを作っているParrotが最近ローンチしたFlower Powerは、Edynと同じような仕事をする。Click And Growは電脳植木鉢(というか電脳プランター)を作っていて、ハーブやいちごなどの栽培を自動化しようとしている。どのデバイスが使われるにせよ、これで食糧の自給自足の効率がアップするなら、われわれ全員にとって良いことだ。

Edynの詳しい記事(未訳)〕


EdynのDisrupt Battlefieldにおけるローンチ

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazonの3Dスマホ、顔追跡にオムロンのOkao Visionを利用

噂 ― そして本誌が確認したところ ― によると、Amazonは初めてのスマートフォンを6月18日に発表する。同端末は4基の前面赤外線カメラを使って3D効果を実現するという独自性を持っている。しかし、Amazonがどうやって顔をスキャンしUI操作をさせるのかは不明だった。TechCrunchは、Amazonがユーザーの顔追跡にOmronの顔認識技術、Okao Visionを使用しているという情報を得た。日本企業発の同技術は、来たるべきスマートフォンのために通常の液晶画面で独自の3D効果を提供できるよう、Amazonの社内チームによって改訂された。

例えば、以前私が報じたように、ユーザーはスマートフォンまたは自分の顔を左右に傾けることによって、隠れていたサイドパネルを表示させることができる。Amazonが発表イベントの招待状と共に公開したヒデオ(記事末尾)を見てほしい。本誌情報源によると、この動きは同技術のしくみを正確に表現しているという。

昨年本誌が初めて報じたように、この効果は端末の四隅に置かれた前面カメラを使って処理される。Okao顔認識および追跡ソフトウェアは、立体視調整された4基のカメラから、X、Y、Z座標を導出する。端末内蔵のジャイロセンサーと加速度センサーによって、Okaoシステムは高速レスポンス、精度向上、および省電力が可能になった。

こうして得られる3D効果は、現在の市場では独自の存在だ。3Dメガネは必要なく、Nintendo 3DSのように3Dファクターの制約はない。

Omronによると、Okaoソフトウェアは他にも、顔および顔属性認識によって個人の性別、年齢、民族を推定できる。現時点でAmazonがこれらの追加機能を利用する様子はない。現在Amazonは、顔追跡に集中している。

Amazonは、サードパーティーデベロッパーがこのシステムを理解し、顔追跡を活用したアプリを開発することを期待している。3D機能は、標準ではごく限られたものだと本誌は聞いている。発売時点でこのシステムを利用するのは、OSに組み込まれた何種類かのジェスチャーだけになるだろう。

同機で動くOSは、AndroidのAmazon版、FireOSだ。そこには、極端な3D視差効果を利用したアプリがいくつか組み込まれるだろう。以前の報道によると、Amazonはかなり前からデベロッパーに声をかけていた。

記事によると、端末は720p 4.7インチ画面とQualcommのSnapdragonプロセッサーにRAM 2GBを装備している。カメラは全部で6基 ― 顔追跡専用の4基および前面カメラと13Mピクセルカメラ背面カメラ ― 塔載される。

製品の価格、名称、発売日はいずれも明らかになっていないが、Amazonが6月18日の発表イベントでこれらを含め多くの情報を提供することは間違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Google Glass、デザイナーフレームを纏ってお洒落に再登場

Google Glassがダイアンフォンファステンバーグ(Diane Von Furstenberg)とパートナーシップを結んだ。これにより、Google Glassがお洒落になる。フレームデザインは5種類が追加となり、カラーバリエーションは8色が加わる。これらニュータイプは6月の23日から、Net-A-PorterやGoogle Glassストアで購入することができるようになる。

今回のプロダクトが、デザイナーと組んだマッシュアップの最初のものとなる。イギリスのアイウェア界の巨人であるLuxotticaとパートナー契約を結んでいることで、今後はレイバンやオークリーブランドのフレームが登場してくることだろう。そう、ちかいうちにGoogle Glassアビエイターが登場してくる可能性もあるわけだ。

もちろん、フレームデザインは変わったものの、コンピューティングを担う部分のハードウェアは従来版と同じものだ。新しいフレームに併せてカラリングは行われるものの、中身は変わらない。価格の方は、これまでの1500ドルよりも若干高額となり、1620ドルとなる予定だとのこと。

GoogleとしてはGoogle Glassを「テックおたく」以外の「一般の人」に広めたい考えがある。そのためにも「お洒落」さが必要になってくるわけだ。そのために、新たな外観で広い層の人の注目を集めようとしている。「プロダクト」ではなく「アクセサリー」としての地位を獲得したいと考えているわけで、そのためにお洒落なフレームを身にまとってみたというわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


Amazonプライムの音楽ストリーミング・サービスが6月か7月にローンチへ

BuzzFeedの記事によれば、Amazonプライムでまもなく音楽ストリーミングが開始されるという。このサービスがストリーミングするのはリリースされて一定時間後の楽曲らしい。サービスがスタートするのは6月か7月だという。

音楽ストリーミングは、既存のAmazonプライム、つまり無料の2日以内配送とビデオ・ストリーミング、eブックのレンタルにバンドルされて提供されるのだろう。

ただし新曲が即刻流れるわけでないので、RdioやSpotifyのユーザーが多くが乗り換えを急ぐようなことにはならないだろう。BuzzFeedによれば、当面提供されるのは発売後6ヶ月以上たった曲とアルバムだという。しかし新事業を小さく始めるのはAmazonの通例だ。

Amazonがビデオ・ストリーミングを始めたとき、タイトル数は限られており、Netflixのライバルというよりも既存のプライム・サービス契約者への「おまけ」といったおもむきだった。しかしユーザーベースが拡大するに連れてビデオのライブラリーも急速に充実していき、6年経った今ではコンテンツはNetflixに匹敵するほどになった。音楽ストリーミングの場合も多分同じコースをたどるのではないか。

アメリカにおけるAmazonプライムの料金は年額99ドルに値上げされたが、依然としてコストパフォーマンスは抜群だ。ことにHBOの番組が配信されるようになった点が大きい。音楽ストリーミングの開始でプライムの魅力は一段と増しそうだ。.

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Beats、Appleへのハードウェア移管でデザイン会社と訣別

今やApple傘下のBeats Electronicsは、Beatsをポップカルチャーと同義語にしたデザイン会社に別れを告げる。ニュースは、Appleによる30億ドルの買収発表後間もなく、Ammunitionのファウンダー、Robert Brunnerのブログで伝えられた。

Ammunitionは、Beats創設時から一緒だった。かつてMonster Cableの仕事を任されていた同社は、ブランドを象徴するヘッドホンらプレーヤーをデザインした。Beats Studio、Beats Pro、およびBeats PillはいずれもAmmunitionのデザインだ。

新しいビジネスチャンスを作るためにデザインができることの限界に挑戦するスタジオにとって、これ以上説得力ある結果は想像できない。私のBeatsとの旅は、2006年にInterscope Recordsで行われた、Jimmy Iovine、Dr. Dreとの小さなミーティングから始まった。あの最初のミーティングの結果生まれたBeatsのデザインが、カルチャーに与えた驚くべき影響を未だに私は信じられない。世界中で何百万人もの音楽を愛する人たちが、街で誇らしげにBeatsを身につけていると思うと、謙虚な気持ちになる。

Brunnerの説明によると、移管は今後数ヵ月のうちに行われる。

今やAppleには、Beatsの今後のブランド、デザインランゲージ、およびアイデンティティーを支える責任がある。もちろん、Apple自身として、30億ドルの投資を間違いなく有効活用する必要がある。


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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


新型セグウェイは車輪が3つ

はたしてセグウェイは車輪が3つになってもやはりセグウェイなのか? Segway SE-3 Patrollerは、セグウェイの3輪モデルで、あらゆるショッピングモール警備員のために作られた。

新モデルは、従来の2輪自動バランス設計を捨て、より安定で頑強な3輪方式を採用した。これは、高い安定性と収容能力を必要とするモール警備員や警察官などの治安要員のために作られたもので、猛々しい外観の醸しだす威厳も重要だ。優美なセグウェイに乗って巡回する警察官は、どうしても真剣に受け止めることが難しかった ― 炎のテキサスレンジャーのチャック・ノリス、というよりモールコップのポール・ブラート。しかしこのモデルは、少なくとも真面目な警察業務の一環に見える。

セグウェイは、発明者Dean Kamenが約束したように世界を作り変えることには失敗した。一般市民たちは、不思議な自動バランス乗り物にで車のない都市を走り回ってはいない。代わりにこの商品は、観光ツアーや治安部隊といったニッチ市場へと追いやられた。

SE-3モデルは、1万1999ドルで販売され、充電式リチウムイオンバッテリーは、一般の電源コンセントで充電するか、予備バッテリーと交換できる。犯人を捕えるためだけでなく抑制するために、より目立ったデザインになっている。新セグウェイはその操作のしやすさと回転半径の小ささを誇っているが、セグウェイポロの試合で使われている従来型セグウェイに取って代わることはなさそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


中国は政府部内のコンピュータにWindows 8を禁ずる–一方的な”XP棄民”に怒りか

Microsoftがまた中国でいじめられている。中国中央政府の物品調達部局(Central Government Procurement Center)は、政府内のコンピュータにおけるWindows 8の使用を禁じた。Reutersの記事によると、Windows XP関連のセキュリティ問題がその理由とされている。

Windows XPのサポート打ち切りに不満を抱いているコンピュータユーザは世界中に多いが、中国政府もその一人だ。Reutersによると、この古びたオペレーティングシステムは中国で現用されているデスクトップコンピュータの50%で今でも使われている。

同社の最近の不振は、大きすぎる市場を扱いかねていることも原因の一つだ。コンピュータの売上台数では中国とアメリカは互角だが、Microsoft社の売上の金額では中国はオランダのような小国と肩を並べる。

そこで同社は数年前からXPのサポート打ち切りを予告し、Microsoftの最新のオペレーティングシステムにアップグレードするよう勧奨してきた。しかしそれでも、XPのユーザはそれほど減らなかった。それにはさまざまな理由があるが、“壊れていないものを直す必要はない”が最大の理由だ。

Microsoftは今、厳しい状況に置かれている。ユーザには何とかして最新のオペレーティングシステムを導入してもらいたいのだが、XPは依然として、セキュリティのパッチを当てるべき重要なシステムで使われ続けている。Microsoftがこの問題に前向きに取り組むまで、中国は同社に背を向け続けるのだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


TorrentムービーのPopcorn TimeがついにAndroidに来た(Google Playは拒絶)

ハリウッドにとって最悪の悪夢が、ついにモバイルにやってきた。

Popcorn Timeのフォークの中でも人気のあるTime4PopcornのAndroidアプリが、デベロッパのWebサイトで誰もが入手でき、その海賊版ムービーをモバイルでも見られるようになった。

Androidアプリはデスクトップ版と使い勝手は同じで、アクセスできるムービーやテレビ番組もデスクトップと変わらない。torrent(BitTorrentファイル)をストリームする点でも、デスクトップ版と同じだ。データプランの料金が跳ね上がり、キャリアはウハウハだろう。

試してみたが、プログラムは正常に動く。ただし高速回線でなければスタートまで1〜3分かかることもある。Android版はUIがやや粗い。いくつかのUI成分、たとえばサイドトレーなどは無効だが、プログラムの動作には支障がない。

デベロッパによると、GoogleはGoogle Playからこのアプリを取り去った。“知的所有権を侵犯している”からだそうだ。プログラムのダウンロードはtime4popcorn.euでできる。

このバージョンにかぎらず、Popcorn Timeの各種フォークと過去のバージョンは、ソースファイルをすべてGitHubで入手できる。

このAndroidアプリを作ったTime4Popcornは、テレビ番組を前面に出したバージョンに新しいUIをつけてリリースしている。Windows XPバージョンも、近く出すそうだ。Popcorn Timeのオリジナルは頓死したが、今では少しずつルックスの違うフォークが各種出回っている。海賊同士の戦いのような抗争も、一部に起きている。

Time4Popcornも、それらのフォークの一つにすぎない。以前はFlixtorがPopcorn TimeをAndroidとChromecastに持ち込んだことがある。彼らの共通点が、ひとつだけある…海賊行為は既成勢力に対する反逆なのだ。〔関連記事。Google Play Storeに前からあったPopcorn Timeも今はない。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Parrot、高性能カメラを搭載し、Oculus Riftとも連携する第三世代ドローンを発表

「Bebop」と名付けられた第三世代AR Droneが発表された。言わずと知れたParrotの最新モデルで、従来のものに比べて大きく機能強化が行われている。新しいドローンをひとことで説明するならば「空飛ぶカメラ」で、撮影している画像を直接Oculus Riftに流すこともできるようだ。ドローンによるエクスペリエンスが全く新しいものとなりそうだ。

Bebopの中央に鎮座するのは1400万画素の魚眼レンズカメラだ。このレンズと搭載しているソフトウェアを組み合わせて滑らかなビデオを撮影することもできる。ドローンをホバリングさせた状態で、パンやティルトすることもできる。

搭載しているレンズの画角は180度もあるので、無用な部分もフレームに入ってくることになる。しかしコントローラーから必要な部分だけを撮影して残りは捨てるようにと設定することもできる。またドローンが風などで揺れているときも安定した映像を撮影することも可能だ。

Phantomなど競合のドローンと比べると、カメラ機能での優位性が非常に大きなものとなる。

通信にはこれまでのAR Drone同様にWifiを用いる。Bebopは4つのアンテナを搭載していて、2.4GHzおよび5GHzに対応している。操作可能距離についてはWifiそのものの制限による。但しBebopはこれについても策を講じている。

その策というのは、Bebopと同時に発表されたSkycontrollerだ。これを使うことで、Bebopの操作可能距離を2kmにまで伸ばすらしい。コントローラーの中央には操作に使うスマートフォンないしタブレットをマウントする。コントローラーにはアンテナおよびブースターが搭載されていて、コントローラー側の出力を36dBmにブーストする。

これだけでも相当に魅力的だと思うのだが、Skycontrollerを使うと、Bebopが撮影するビデオをOculus Riftにストリーミングすることができる。つまり操作する本人がBebopになったかのような気分を味わうことができるわけだ。使ってみた人の話によると、少なくとも現時点では若干のタイムラグはあるようだ。

尚、GNSSチップセットが搭載されていて、GPS、GLONASS、およびGALILEOのデータを使って自律的に飛行開始地点に戻ってくることもできる。

航続時間はこれまでと同様に12分となっている。これは少々残念なところだ。

Bebopの価格についての発表はまだない。しかし300ドルだったParrot AR Drone 2.0や、Phantomから出ている1000ドルのモデルよりは高額になるだろうとのこと。本年の第4四半期に発売開始予定なのだそうだ。

Bebopは非常に面白そうに感じる。これまでの経験からParrotはマーケットのニーズを掴んでいて、多くの人が望む形を実現したということなのだろう。飛行自体を楽しむ目的に加えて、高性能カメラを搭載することで、想定利用者層が大きく広がることとなる。

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(翻訳:Maeda, H


海賊版ムービーのPopcorn Time, 人気フォークのAndroid版が早くも明日登場

Popcorn Timeの進化が続いている。そのデベロッパの一人が本誌TechCrunchに語ったところによると、オリジナルからのフォークとして人気のあるバージョンのAndroid版が早くも明日(日本時間4/30)出る、遅れる可能性はない、ということだ。最近ではこのソフトでHBOなどの番組も見られるようになり、海賊版コンテンツのワンストップショップになってしまった。

このフォークバージョンでもオリジナルのPopcorn Timeと同じく、海賊版の映画を簡単に見られる。言うなればそれは、あなたの本当に見たいものが見つかるNetflixだ。無料だが、海賊版というものは本来、法律的立場がアヤシイ。しかし本誌が最初にPopcorn Timeを取り上げてから以降、このソフトは最近では安定性を増し、テレビ番組など新しいコンテンツも増えた。

このフォークに関わったデベロッパは本誌TechCrunchに、まだMPAAなどからの法的苦情などは来ていない、と言っている。ただし、来たときの備えはしてあるそうだ。でもAndroid版が出たら世間の関心も増えるから、ついにハリウッドの法的猟犬たちが匂いを嗅ぎつけるかもしれない。

元々の方針がオープンソースだから、今回のAndroidバージョンのソースコードもGitHubから入手できるようになる。Popcorn Timeにとって最良の防御が透明性だろう。

〔訳注: この記事で取り上げられているフォークではないと思うが、Popcorn Timeは4月29日現在ですでにGoogle Play Store上にあり、無料で簡単にダウンロードできて簡単に映画を見られる。各フォーク等の詳細については、原文のコメントを見てください。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Sonyの防水タブレット、米国で販売開始

Sonyの最新Androidタブレットが米国で販売を開始する。Sony.comで予約を受付中で、Sonyストアでは5月4日に店頭に並ぶ。Xperia Z2は、沈下する同ブランドを立て直すべくSonyが放つ最新製品だ。そして、その中身は魅力的だ。

Z2は、2013年にヒットしたZ1を、より薄く、より速く、防水にした後継機だ。Darrell[Etherington]は先週しばらく使ってみて好印象を受けたようで、あまりに薄くて2つに折れそうだと言っていた。

Darrellが書いている通り、Z2の10.1インチディスプレイは実に魅力的だ。他に8メガピクセルのカメラ、前面スピーカー、RAM 3GBを備え、QualcommのSnapdragon 801 SoCが2.3GHzで走る。大変魅力的な仕様だが、16GBモデルで499ドルという値段はお買い得とは言えない。Sonyには、低価格化に走りブランドを再構築してKindle Fire HDと競合しようというつもりはない。この会社に必要なのは、SamsungやAppleと正面から戦えるZ2だ。






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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Google、Glassを「かけてみる」プログラムをスタート

Google Glassに興味はあるが、かけると人からどう見えるか不安なあなた。Googleは、購入予定者がGlassの全4カラーモデルおよびチタンコレクションのすべてを、自宅で試せるプログラムを開始した。

残念ながら、このGlassは動作しないので、ユーザーインターフェースをいじってみることはできない。 9to5google reportsによると、使われるのは返却された製品で、USBポートを壊して充電できないようになっている。いずれにせよGoogleは、これらのユニットがユーザーの元に残ることは望んでいない。

プログラムは無料だが、クレジットカードには50ドルが課金され、機器を返却すると返金される。

Glassのサイトにはこのプログラムのことが書かれていない。詳細は、以前Googleに対してGlassの購入を考えていると伝えた潜在顧客にメールで送られたようだ。しかし、下に貼ったメールに載っている番号に電話すれば、誰でもプログラムに登録できるかもしれない。Googleは、みんなにGlassをかけてもらいたがっている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook