フランスのスタートアップ、CodinGameはコンピュータ言語の習得をゲーム化

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フランスのスタートアップ、CodinGameは革新的なコンピュータ言語学習ゲームの開発を継続するためIsaiから160万ドルのベンチャー資金を調達した。名前でもわかるとおり、CodinGameの目的は言語学習のゲーム化だ。

このサイトはゲーミフィケーションなどと難しいことはいわず、シンプルに言語学習ゲームを提供することを狙っている。コンピュータ言語の一つのロジックは実際のゲーム画面と連動しており、ユーザーが首尾よくクリアするとビジュアルなフィードバックに加えて現実の報酬が得られる。

共同ファウンダー、CEOのFrédéric Desmoulinsは私の取材に対して「われわれがさまざまな方法でフィードバックを得ているのは単なるギミックではない。
学習とゲームは非常に相性がいい。この2つを結びつけるとまったく新しい体験となる。学習してその結果をプレイし、プレイした体験を学習に生かすことで好循環が生まれる」と語った。

それぞれのレッスンではPython、Ruby、Java、Scalaなど20以上の言語が選べる。同社のターゲットはそれぞれの言語の基礎を習得したレベルのユーザーだ。また各言語のエキスパート向けには非常に困難な課題も出される。

特にマルチ・プレイヤー・モードがデベロッパーのユーザー間に人気が高まっているという。このモードでは人工知能の基礎を学ぶことができ、他のプレイヤーと効率を競うことになる。

「われわれは23言語をサポートしている。どのゲームも好きな言語でプレイできる。われわれのターゲットはプログラミングについて多少の知識のある人々だ。しかし最終過程は非常に難しい。優秀なプログラマーでないと突破できないだろう。ひとたびこのレベルに達したら他の他のプレイヤーと技術レベルを競うことができる。このモードは無制限だ」と共同ファウンダーでCTOのNicolas Antoniazziは私に語った。

ユーザーはサイトにサンインするだけでよい。すべてはブラウザ内で完結する。CodinGameのIDEを用いればユーザーはブラウザ内でコーディングし、コンパイルして実行結果を見ることができる。同時にゲームもスクリーンの別の隅でリアルタイムでプレイ可能だ。現在すでに23万人のプログラマーがサイトに登録しているという。

CodinGameはこれより以前、50万ドル(45万ユーロ)をビジネス・エンジェルのSeed4Softグループから調達していた。このサイトは部分的にCodeFightsに似ており、そのライバルになりそうだ。もっと一般的な言語学習サイトのTreehouseCode Schoolとも競争することになるだろう。

しかしなんといってもライバルに対するCodinGameの特色であり強みであるのはゲームだ。共同ファウンダー、CMOのAude Barralによれば、ゲームとコーディングには双方よく似たところがあるので格別にうまくミックスできるのだという。「コードを書くとき、プログラマーは挑戦を受けて問題を解こうという態度になるのが普通だ」と彼女は言う。つまりコーディングの過程そのものがすでにいくぶんかゲームなのだという。だからコンピュータ言語学習をはっきりとゲームと結びつけることは大いに理にかなっているわけだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Xbox OneでXbox 360のゲームをプレイできる、まず手始めに104タイトル

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木曜日(米国時間11/12)から、これまでXbox 360でしかプレイできなかったゲームのうちの104種を、 Xbox Oneでもプレイできるようになる。たとえば、Fable II、Fallout 3、Gears of Warなどだ。どれも、無料である。

Microsoftはこのことを、この前のE3で発表し、最初な100タイトル、次にまた100タイトル、と約束していた。同社はその約束を果たしつつあるが、今回の最初のグループの中に入っていない人気タイトルもある。

まずネット上では、ゲームを直接、Xbox 360で買うと、ゲームはユーザのライブラリに入り、ダウンロードできるようになる。DVDなら、ふつうにXbox Oneでプレイできる。

Microsoftは頑張って、これらにゲームにパッチを当てた。DVDの場合は、Xbox Oneがそのパッチをダウンロードして、ゲームをプレイできるようにする。

次回のタイトルも一部発表されており、それらはHalo Reach、Halo Wars、Call of Duty: Black Ops 1、Bioshock、Bioshock 2、Bioshock Infinite、Skate 3などだ。

木曜日には、Xbox Oneの大きなソフトウェアアップデートもリリースされる。インタフェイスが新しくなり、速くなる。CortanaがXbox Oneに来るのは来年だから、今回のアップデートではそれほど新しい機能はない。それはWindows 8用ではなくWindows 10用のXboxアプリケーションみたいになるだろう。

今回の後方互換性の実現で年末にXbox Oneが多く売れるか、それはまだ分からない。でもMicrosoftがこの機能を無料で提供したのは、良いことだ。

以下が、今回対応のゲームだ:

A Kingdom for Keflings
A World of Keflings
Alien Hominid HD
Assassin’s Creed II
Asteroids & Deluxe
Banjo Kazooie: N n B
Banjo-Kazooie
Banjo-Tooie
BattleBlock Theater
Bejeweled 2
Bellator: MMA Onslaught
Beyond Good & Evil HD
Blood of the Werewolf
BloodRayne: Betrayal
Borderlands
Call of Juarez Gunslinger
Castle Crashers
Castlestorm
Centipede & Millipede
Condemned
Crazy Taxi
Deadliest Warrior: Legends
Defense Grid
DiRT 3
DiRT Showdown
Discs of Tron
Doom
Doom II
Dungeon Siege III
Earthworm Jim HD
Fable II
Fallout 3
Feeding Frenzy 2
Gears of War
Gears of War 2
Gears of War 3
Gears of War: Judgment
Golden Axe
Halo: Spartan Assault
Hardwood Backgammon
Hardwood Hearts
Hardwood Spades
Heavy Weapon
Hexic HD
Ikaruga Arcade
Jetpac Refuelled
Joy Ride Turbo
Just Cause 2
Kameo
LEGO Pirates of the Caribbean: The Video Game
LEGO Star Wars: TCS
Lode Runner
LUMINES LIVE!
Mass Effect
Metal Slug 3
Metal Slug XX
Might & Magic Clash of Heroes
Mirror’s Edge
Missile Command
Monday Night Combat
Monkey Island 2: SE
Monkey Island: SE
Ms. Splosion Man
Mutant Blobs Attack
N+
NBA JAM: On Fire Edition
NiGHTS into dreams…
OF: Dragon Rising
Pac-Man C.E。
PAC-MAN CE DX+
Perfect Dark
Perfect Dark Zero
Phantom Breaker: Battle Grounds
Pinball FX
Plants vs. Zombies
Prince of Persia
Putty Squad
R-Type Dimensions
Rayman 3 HD
Sacred Citadel
Sega Vintage Collection: Alex Kidd & Co。
Sega Vintage Collection: Golden Axe
Sega Vintage Collection: Monster World
Sega Vintage Collection: Streets of Rage
Shadow Complex
Sonic CD
Sonic The Hedgehog
Sonic The Hedgehog 2
Sonic The Hedgehog 3
Super Meat Boy Arcade
Supreme Commander 2
The Stick of Truth
Tom Clancy’s RainbowSix Vegas
Tom Clancy’s RainbowSix Vegas2
Torchlight Arcade
Toy Soldiers Arcade
Toy Soldiers: Cold War
Tron: Evolution
Ugly Americans: Apocalypsegeddon
Viva Piñata
Viva Piñata: TIP
Wolfenstein 3D
Zuma

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

本などからの引用文を共有するQuotleはInstagramとOneShotのハイブリッドだ

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Quotleは、OneShotとInstagramのハイブリッドみたいな、おもしろいアプリだ。ただし対象は写真ではなくて、本などからの引用だ。今はiOSだけだが、感銘した言葉をノートにメモしておいて、それをソーシャルに共有する(例: 結婚式のスピーチで利用する)、という人類の古くからの慣習を、デジタル化/ネット化している。

Quotleには三つの機能がある。引用文を作ること、それらを共有すること、そしてほかの人をフォローすること。この三つをすべて使う人は少ないかもしれないが、いずれもこの種のアプリには欠かせない機能だ。

まず引用文の作り方は、スマホ上でテキストを手入力してもよいし、本やeリーダーをスキャンしてテキストをコピーしてもよい。後者に関しては、このアプリにOCR機能がある。そうやって引用テキストができたら、出典を記入する。引用テキストのためのフォントを指定できる(Georgia, Folio, Helvetica Neueなど5種)。

次は共有。その画面はInstagramの共有画面によく似ている。Instagramが短期間で成功したのも、この画面のおかげだ。簡単な説明をつけた引用文を、QuotleだけでなくFacebookやTwitter、Evernoteなどでも共有できる。

共有した引用文は、ソーシャルネットワーク上で、きれいなポスターのような画像になる。これまでの数週間で、FacebookやTwitterでQuotleのポストをたくさん見たが、引用の見せ方としてはなかなか効果的だ。

InstagramはポストするAPIを公開していないが、もしもそのAPIを使ってQuotleのようなアプリを作ったら、Instagramがおもしろい画像引用アプリにもなるだろうし、またディープリンクを有効に活用できるだろう。なかなか便利だし、ほかのソーシャルアプリは、前からこのテクニックを使っている。

Quotle自身が小さなソーシャルネットワークでもある。誰かをフォローしたり、ポストをlikeしたり、コメントも書ける。Quotleのソーシャル機能はまだあまり活発ではないが、アプリのユーザが増えればにぎやかになるだろう。

InstagramがFlickrを陳腐化したのは、Flickrのモバイルアプリがなかったからだ。同じ意味で、QuotleはGoodreadsを陳腐化するかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

会議の準備・進行・記録・反省をわかりやすい文書構造で支援するSolidが無料の公開ベータ中

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大きめの企業のための会議支援/会議管理アプリケーションWisemblyを作ったチームが、今度は小企業向けに小さな会議をサポートするSolidをローンチした。

Wisemblyの協同ファウンダRomain Davidは語る: “Solidのアイデアは前からあった。Wisemblyは10人から15人ぐらいの会議を想定しているが、もっと小さな企業の小さな会議を助けたい、と思った”。

というわけで、今では、Wisemblyという企業に、大企業向けのWisemblyと、小企業向けのSolidという二つのプロダクトがある、という状態になった。社名とメインの製品名が同じのスタートアップは、よくある。

Davidは述べる、“会議の準備なんかしない会社が多いし、過去の会議の記録がないことも多い”。ではどうやって、会議の準備や記録を容易に定型化したらよいだろうか? まず、GoogleやOffice 365のアカウントでSolidにサインアップする。Solidはカレンダーからすべての会議を取り出す。会議以外のイベントは無視される。

そうすると、今後の会議の予定が分かるから、事前に準備ができる。それぞれの会議について、準備がどこまでできてるかも分かる。具体的には、こんなインタフェイスだ:

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事前に、目標と議題を記入する。各議題項目には注記をつける。注記の中には、行動や実施の項目を、できるかぎり記入する。並び順を変えるのはドラッグ&ドロップで簡単にできるし、全体の構成は上図のように自動的にできる。会議に合った構成なので、空のWord文書を前にして途方に暮れることはない。

会議が始まったら、ノートを取り、ほかの文書を加え、要所々々で時間/時刻を記入する。会議が終わったらレポートをSlackやEvernote、メールなどで配布できる。もちろん、レポートはすべて、Solid上で見ることができる。

Solidは会議に要した時間も記録するので、どれだけ効率的に会議ができたかを反省することもできる。今は、無料の公開ベータだ。今、iOSアプリも作っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

「お昼の相手を探す」サービスを大企業に売り込んだNever Eat Alone

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Never Eat Aloneの背景にあるのは、非常にシンプルなアイデアだ。しかしどうやら面白いビジネスチャネルを発掘したようだ。大企業に勤めていると、自分の部署の人とばかりランチにいくことが多くなる。もしいつもの仲間がいなければ、社内にいくらでも一緒にランチすると楽しそうな人がいるのに、結局ひとりで食事をすることになるケースが多い。Never Eat Aloneが着目したのは、まさにここだ。

「一緒にランチをする人を探す」というと、コンシューマー系のサービスだと思うかもしれないが、開発したフランスのスタートアップは別のアプローチを考えた。すなわち、フランスの上場企業に対し、従業員に使わせるためのライセンスを販売することにしたのだ。この方針がぴったりあたった。従業員のためにと導入する企業への売り上げが、数万ドル単位に達しているのだ。

共同ファウンダー兼CEOのMarie Schneegansが、アイデアの背景を教えてくれた。すなわち彼女がUBSで夏季インターンシップを行なっていたとき、彼女は部署を問わずにできるだけ多くの人に会いたいと考えたそうだ。しかし待っているだけではなかなかそういう機会も生まれなかった。それであちこちにメールを送ってランチの約束をしていたのだそうだ。ついにはUBSのCEOとランチすることもできたのだそうだ。

そうした経験から生み出されたNever Eat Aloneは、まさに当時の彼女がもっていた目的を実現するためのものだと言ってよいだろう。大企業には確かにこうしたサービスに対するニーズがあるのかもしれない。社内の人間関係を良くするのに役立ちそうだ。社内の風通しがよくなり、新しいアイデアが出てくるようになる可能性もある。企業文化の醸成といった面でも役立つことがあるだろう。

従業員側からすれば、Never Eat Aloneを使うか使わないかは全くの自由だ。使う場合には登録して自分のプロフィールを作成する。趣味などを記載しておいて、気が合いそうなランチ仲間を探すことができるようになるわけだ。普段は交流のない法務部にも、テニス好きの仲間がいるのを見つけられるかもしれない。

Never Eat Aloneとしては、ランチアプリケーション以外にも、企業文化の醸成に役立つサービスを展開していきたい考えであるらしい。アメリカの企業とも手を組んでいく予定になっているそうだ。大企業の規模(そしてもちろん大きな予算)に注目したサービスというのに、もっと注目しても良いのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H

DigitalOceanにFloating IP機能が加わる、サーバのダウンタイムを実質ゼロにする

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人気の高いクラウドホスティングサービスDigitalOceanに今日(米国時間10/20)、floating IPと呼ばれる興味深い機能が加わった。

今では多くのデベロッパが、DigitalOceanやAmazon Web Services、Google Cloud Computing、Microsoft Azureなどのクラウドホスティングサービスを利用している。昔の“レンタルサーバ”と違って、アプリケーションのデプロイや運用のための、いろんな機能やサービスが提供される。

とくに便利なのは、アプリケーションを複数のデータセンターで動かしたい場合や、アプリケーションの複製をあちこちに置きたい場合だ。でもそれらのネットワークの管理が、複雑難解になることもある。ドロップレット(個々のクラウドサーバ)の置換が必要以上に難しくなったりするのは、それぞれのドロップレットのIPアドレスが違うからだ。

それはまるで、郵便配達への依存度が大きくなったようなものだ。彼なら誰のことでも知っているし、あなたの町のすべてのアドレスを知っているから、誰かが引っ越ししても彼に聞けば新しい住所が分かる。でも、誰かの住所を知りたくなるたびに彼に依存するなんて、とても面倒だ。

そこで登場するのがfloating IP、すなわち浮動IPだ。DigitalOceanのこの新しい機能では、ひとつのIPを同じデータセンター内のどのドロップレットにも割り当てられる。IPがユーザのアカウントに付随し、ユーザのインスタンスには付随しない。AmazonのEC2 Elastic IPも、このような機能だ。

いろんなユースケースがあるけど、ぼくが好きなのは災害対策だ。あなたのドロップレットのひとつが、完全にダウンしました。治すのに時間がかかりそうなので、セーブされているイメージを新しいドロップレットに載せて動かし、IPは元のIPをそのまま使いたい。…この奇跡を実現するのが、floating IPだ。

もっと良いのは、イメージからリカバーするのではなくて、バックアップドロップレットを用意し、そこにプロダクションドロップレットのすべてを複製しておくのだ。そしてプロダクションドロップレットに異状が起きたら、 IPをそのバックアップドロップレットに移行するだけだ。ユーザ(お客さん)にとっては、サーバが落ちたという認識は完全にゼロだ。適当なスクリプトを書いておけば、IP移行の過程も自動化できる。

また、ロードバランサーを二つ使って(災害時には)floating IPを有効に使えるだろう。DigitalOceanは今や70万のデベロッパのために800万のクラウドサーバをデプロイしているから、この機能は彼らの仕事も楽にするだろう。

〔訳注: floating IP参考記事(1)(2)。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Apple iPhone 6sの今度のテレビコマーシャルは3Dタッチ入門編、上級編も必要だね

AppleがiPhone 6sの新しいTVコマーシャルを開始した。基調は前回と同じで、“何もかも変えたのはiPhoneだけ”(the only thing that’s changed is everything)と言っている。今回はiPhone 6sのもっとも重要な機能のひとつ、3Dタッチ(3D Touch)が主役だ。

時間をかけてpeekジェスチャとpopジェスチャを説明している。軽いプレスで情報をpeek(ちら見)し、強いプレスでそのコンテンツをロードする(pop)。そのデモに使われるのは、Mail、Maps、MessagesなどAppleのアプリと、Instagramなどサードパーティのアプリだ。

Apple Watchや、新型MacBookのトラックパッドではForce Touchと呼ばれる新しい技術が使われている/いたが、3D Touchは物理的には同じものを、ソフトウェアによってまったく別の実装にした。つまり別のジェスチャ集合が実装され、それによってインタフェイスのアクションが速くなった。ぼくは、スマートフォンの使い方そのものが革命的に変わると思っている。

これまでいろんなアプリで3Dタッチを経験したが、ぼくの感想は変わらない。最初は、3Dタッチを導入したばかりのTweetbotだった。本誌の常勤ライターJohn Biggsにいたっては、3DタッチはAppleの秘密兵器だとまで言っている。

それでも、知らない人に3D Touchを説明するのは難しい。iPhone 6sを実際に使ってみるのが、ベストの方法だ。しかしご近所にApple Storeがない人も多いから、今回のコマーシャルはハウツー・ビデオみたいになったのだ。

30秒ですべてを語ることはできないから、登場しない使い方もある: ホーム画面のショートカット、Live Photos、ライブ壁紙、そしてぼくの好きなタッチパッド機能:

[新しいiPhoneの3Dタッチ: プッシュするとタッチパッドになり、カーソルを動かしたりテキストをセレクトできる。世界が変わった。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

AppleのResearchKitが新たに自閉症、てんかん、メラノーマの研究調査に対応

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AppleはResearchKit のプログラムにおいて新たに3校の大学とパートナーシップを組み、3つの研究に対応する。今回Appleは 自閉症てんかんメラノーマの調査研究を手助けすることとなった。

ResearchKitのおさらいだが、これは研究者が特定の研究目的のために患者の同意を得て、アンケート調査や参加者にタスクを行うように依頼できる一連のツールだ。ResearchKitで研究者はAppleの端末を研究に活用することができるようになる。

ユーザが情報を共有することに同意した場合、研究者はiPhoneやApple Watch、さらにはiPadやiOSのアクセサリからデータを収集することができるようになる。血圧や血糖値などを簡単に計測することができる。研究者は端末に内蔵されている加速度計、ジャイロスコープ、心臓モニター、GPSセンサー、マイクなども活用することができる。

デューク大学は自閉症の研究を行っている。彼らは、前面のiPhoneのカメラを利用して、幼い子どもの動画に対する反応を感情を検知するアルゴリズムで測定する。それにより、子どもがまだ幼い年齢でも自閉症のサインを早期に発見できるようになる。

ジョンズ・ホプキンス大学はEpWatchアプリを開発した。Apple Watchにも加速度計を搭載しているため、てんかん発作の始まりと継続時間を計測するのに最適だ。発作を検知した場合には、家族などに通知することができる。発作のデータを他の患者の大量のデータセットと比較することは、病の理解につながる。

オレゴン健康科学大学はメラノーマの研究を行っている。写真を使用して、ほくろの拡大とメラノーマのリスクについて詳細な研究を行う。最終的に同大学は多くのほくろの写真を解析することで、メラノーマの検出アルゴリズムを構築する予定だ。

ResearchKitには新しく能動的に行う共通タスクのモジュールもフレームワークに追加された。ResearchKitで聴力の衰えの検出、刺激に反応するまでの時間、歩行テスト、記録テストといったタスクを製作して、研究に活用することができる。

ResearchKitの目的は医療研究への参加をもっと身近にすることだ。そして現在、研究者がユーザーと協力したい場合、そしてユーザーがApple端末を保有していればそれができるようになった。ResearchKitはすでに喘息、糖尿病、パーキンソン病などの研究のために用いられている。10万人がすでにResearchKitの調査に登録している。

これが重要なのは大手コンシューマー向け電子製品企業しか、大規模なデータに基づいた研究に必要なコンシューマーへのリーチを実現できないからだ。世界中でiOS端末は何千万台と利用されていて、そのユーザーベースのほんの数パーセントしかResearchKitの研究に登録しなかったとしても、医療研究において意味のある影響をもたらすことができるだろう。

AppleはResearchKitから何も得ることはない。Appleはフレームワークに定期的に新機能を追加するなど改善のためにリソースを提供している。AppleがResearchKitを重要な取り組みに位置づけていることでResearchKitはなおさら素晴らしい取り組みになっている。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

YouTube Gamingがモバイルからの直接ストリーミングをサポート、Twitch的機能を一層充実

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ゆっくりと、しかし確実に、YouTubeは本格的なTwitchコンペティタを構築中だ。YouTube Gamingへ行けば、今自分がプレイしているゲームをライブでストリーミングでき、お気に入りのゲーマーたちのプレイを追うこともできる。YouTubeが8月に立ち上げたこのゲーミングサイトが、このほど初めての大型アップデートを発表した。

まず、Mobile CaptureというAndroidアプリが提供され、これを使うとモバイルデバイス(スマートフォンなど)からの直接のストリーミングができる。誰かがプレイしているCandy Crushを見たい人はいないと思うが、でもHearthstoneのファンならこの機能を気に入るだろう。プレー中に、フロントカメラで捉えたプレーヤーの顔が画面の隅に表示されるから、ライブ感がなお一層リアルだ。

Twitchのパートナーシッププログラムと同じように、月額会費を払って好きなゲーマーのスポンサーになると、バッジやら何やらをもらえる。Twitchの4ドル99セントに対してこちらは3ドル99セントだ。Twitchは現在、ストリーミング提供者(‘放送者’)が170万、そのうちパートナーは12000名だ。YouTubeは、新たに始めたばかりだ。サードパーティのアプリを使えば、Twitch上のチップスをYouTube上でも有効にできる。

これは、Twitch Turboのような広告を排除する有料オプションではない。またYouTube Gamingでスポンサーになっても、広告は消せない。

サイト上とモバイルアプリには、そのほかのマイナーなアップデートもある。ゲームを自分のコレクションに加えるのがより簡単になり、それらのライブストリーミングをやってればすぐに見られる。YouTubeの「あとで見る」機能はYouTube Gamingでも有効だ。Webサイトの観戦ページはデザインを一新、モバイルアプリは前の検索を覚えている。

同社の発表によると、YouTube上でライブや録画でゲームを見ている人たちの総視聴時間は1か月で1440億分だ。すごいけど、ライブストリーミングの比率が分かれば、もっとおもしろいデータだね。

今回のアップデートでTwitchと肩を並べただろうか? ライブストリーミングにはYouTubeの”Let’s Play”ビデオもミックスできるから、コンテンツの量はすでに膨大だ。今後もっと新しい機能が増えたら、‘Twitchに追いつく’段階を卒業できるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Dropbox、高度な生産性ツール、Paperを予約受付中―Googleドキュメントに対決

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Dropboxは非常に人気の高いウェブサービス、Googleドキュメントと真っ向から対決するつもりのようだ。 同社が発表したDropbox Paper 〔日本語で予約受付中〕はブラウザ内で共有が可能な生産性ツールのプラットフォームだ。ユーザーはこれらのツールを使ってブラウザ内でリアルタイムで文書を処理し、Dropboxに登録された連絡相手なら誰とでも共同作業ができる。機能と操作方法を簡単に見ていこう。sakuradrops2&

Dropboxユーザーはファイル名をテキストで入力するだけでPaperのファイルを作成できる。これはGoogleドキュメントと同様だが、 GoogleやQuipの場合、リッチ・テキストの編集機能はかなり限られている。文書を望みのスタイルに整形したければ、ユーザーはワープロソフトの力を借りねばならない。ある意味でこれはEtherpadの遺産だ。

画像やビデオを挿入したい場合、ユーザーはDropbox内からウェブを検索して文書内に直接リンクを埋め込むことができる。 Paperはリンクを解析して自動的に画像やビデオに変換する。この機能はYouTubeビデオやSoundCloudの音楽など多数のサイトで有効だ。

ユーザーはtodoリストを作成し、他のユーザーの協力が必要な場合「@ユーザー名」で指定してフィードバックを求めることができる。他のユーザーは指定されたパラグラフにコメントを書き込むことができる。

この3月にDropboxがPaperをテストし始めたことを最初に発見して記事にしたのはわれわれのPerez記者だ。PaperはDropboxが昨年春にクラウド生産性ツールのスタートアップ、HackPadを買収した成果だ。その後ウェブにはこのツールの機能の一部をテストすることに成功したレポートも現れた。

私はPaperをGoogleドキュメントのライバルになると書いたが、他の文書へのエンベッド機能などGoogleのプロダクトがとは異なる面も多い。Paperはむしろサードパーティーがさまざまに拡張していくことを期待した巨大なホワイトボードのようなものだと思う。Paperが登場しても、Googleドキュメントがすでに大量に使われており、特にプレーン・テキストで素早くドラフトを作成するときに重宝されていることには変わりがないだろう。

つまりGoogleドキュメントのユーザーが大挙してPaperに乗り換えるかどうかは不明だ。ドキュメントの機能はシンプルだが、多くのユーザーにとってこのシンプルな機能で十分であり、Paperの高度な他文書エンベッド機能は必要とされないかもしれない。現在のところPaperはまだ一般公開されていない。Dropboxユーザーは順番待ちリスト(日本語)に登録することができる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Twitter、全社員8%規模のリストラを計画中

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Twitterが、世界中で4100人の従業員中、336名のリストラを計画中だ。率に換算すると8.2%の規模となっている。最近、CEOに返り咲いたジャック・ドーシーが、社員宛にリストラ予定を伝えるメールを発送したそうだ。この内容はSECにも伝達されている。

なお、本件についてはRe/codeも先週の記事で報じている。その記事によると、まずリストラの対象となるのはエンジニアであるとのこと。プロダクトの改善作業などをスピードアップできるスマートな組織に生まれ変わらせたいと考えているようだ。

たとえばTwitterは先週、ヘビーユーザーではない層に向けたプロダクトとして、新たに「モーメント」という機能を立ち上げてもいる。これはある注目を集めている特定の話題に関連した情報(写真やビデオなど)を集めたもので、Twitterを「眺めるだけ」でも楽しめるようにする仕掛けのひとつだ。今後もこうした新たなエクスペリエンスを提供していきたい考えらしく、ドーシーもメールの中でわざわざこの「モーメント」に触れている。いわく「利用者に向けた新たなエクスペリエンス提供の第一弾として、先週にはモーメントの提供を開始した」とのこと。

ただし今回のレイオフにより、企業体質が大きく変化するというようなことはなさそうだ。リストラの主対象がエンジニアリング部門であるにしても、リストラ後も依然としてエンジニアリングチームが大多数を占めることに変わりはない。

Twitterの現在の課題は成長性にある。月間アクティブ利用者数に大きな伸びが見られないのだ。もちろん2015年2月時点の3億1600万のアクティブユーザーが少なすぎるということはない。しかし株式市場がTwitterに期待しているのは「成長」なのだ。Twitter社のリーダーたちも、なんとかしてその期待に応えたいと考えていることだろう。

リストラの発表により、Twitterの株式(NYSE:TWTR)はいくらか値を上げているようだ。

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ジャック・ドーシーから社員に宛てたメールを掲載しておこう(英文)。

From: Jack Dorsey
To: All Employees
Date: October 13, 2015
Subject: A more focused Twitter

Team,

We are moving forward with a restructuring of our workforce so we can put our company on a stronger path to grow. Emails like this are usually riddled with corporate speak so I’m going to give it to you straight.

The team has been working around the clock to produce streamlined roadmap for Twitter, Vine, and Periscope and they are shaping up to be strong. The roadmap is focused on the experiences which will have the greatest impact. We launched the first of these experiences last week with Moments, a great beginning, and a bold peek into the future of how people will see what’s going on in the world.

The roadmap is also a plan to change how we work, and what we need to do that work. Product and Engineering are going to make the most significant structural changes to reflect our plan ahead. We feel strongly that Engineering will move much faster with a smaller and nimbler team, while remaining the biggest percentage of our workforce. And the rest of the organization will be streamlined in parallel.

So we have made an extremely tough decision: we plan to part ways with up to 336 people from across the company. We are doing this with the utmost respect for each and every person. Twitter will go to great lengths to take care of each individual by providing generous exit packages and help finding a new job.

Let’s take this time to express our gratitude to all of those who are leaving us. We will honor them by doing our best to serve all the people that use Twitter. We do so with a more purpose-built team, which we’ll continue to build strength into over time, as we are now enabled to reinvest in our most impactful priorities.

Thank you all for your trust and understanding here. This isn’t easy. But it is right. The world needs a strong Twitter, and this is another step to get there. As always, please reach out to me directly with any ideas or questions.

Jack

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(翻訳:Maeda, H

オリジナルアニメーションや著者注のついたiBooks専用の「ハリー・ポッター」シリーズが登場

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「ハリー・ポッター」ファンに朗報だ。改めてシリーズ7作を楽しむ機会がやってきた。すなわち、Appleが自らのプラットフォーム専用のシリーズiBooks Storeで扱いはじめたのだ。そして今回販売開始となるシリーズでは、J.K. Rowlingのチームと共同で、「拡張版」を販売することとなった。ページ中にアニメーションが埋め込まれていたり、オリジナルの著者注が入っていたり、また独自のフォントやドロップキャップが用いられていたりもする。

これまで、ハリー・ポッターシリーズの電子版はPottermore Shopのみで扱われていた。こちらでの価格は各巻8ドル99セント(訳注:日本語版は1100円)で、購入後にKindleやiPhone、iPad、Nook、Kobo、などに転送して読む形式となっていた。扱っているのは英語版、ドイツ語版、スペイン語版、フランス語版、イタリア語版、日本語版、およびポルトガル語版となっている。

今回リリースされたiBook版は英語版だが、32ヵ国から購入できるようになっている。価格は9ドル99セントで、11月9日にはフランス語版、ドイツ語版、そしてスペイン語版が公開されることになっている。

Appleが自ら販売するのは、これがePub形式のものではないからだ。iBooks Author(IBA)のフォーマットで、これはAppleプラットフォーム専用となっているのだ。プラットフォームを限定することで、文字装飾やイラストレーションの入れ方も細かく設定することができるようになっており、またアニメーションやオーディオ、あるいはインタラクティブな仕掛けを入れ込むこともできるようになっている。

このフォーマットは2012年1月に発表されたものだが、この形式のメリットを活用した書籍というのはあまり数が多くはなかった。iBooks形式のみにしか通用しない要素を入れ込むことに対して、出版社にも躊躇いがあったわけだ。今回のハリー・ポッターシリーズはIBAフォーマットの魅力を伝えるサンプルともなるもので、もしかすると他にも追随する出版社などが出てくるかもしれない。

多くの人が感じているように、ハリー・ポッターシリーズはふつうに本で読んで楽しめる作品だ。しかしiPhoneやiPadの上に、新たな魅力とともに現れてくるのなら、それもまた試してみたいと感じる人が多いことだろう。

小説自体はこれまでにPottermore.comで売られていたものと同じものだ。しかし小説中に挿入されている新たなコンテンツはいずれも魅力的なものばかりだ。新しいフォーマットの電子書籍は90MBないし150MBの容量となっている。一般の電子書籍と比べればはるかに大きなものとなっているが、それでもiPadゲームなどと比べれば小さなものだ。

この容量いっぱいに、ハリー・ポッターの魅力がつまっているのだ。

(訳注:日本で利用可能なのかどうかの確認は行なっておりません)

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(翻訳:Maeda, H

Microsoft、タブレットにもなる初のラップトップ「Surface Book」を発表

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Microsoftが初のラップトップを発表した。名前はSurface Bookだが、Surfaceには見えない。13.5インチのディプレイ、ガラス製のトラックパッド、バックライト付きのキーボードがマグネシウムボディーに備わっている。Microsoftはこの端末に小技を追加している。ディスプレイが取り外せるのだ。

このマシーンは、最新世代のIntel CoreプロセッサとNvidia GPU、そしてGDDR5メモリを搭載している。Microsoftによると、これまで製作された13インチのラップトップでは最速だそうだ。また、バッテリの持ち時間も12時間と長い。キーボードはとても静かだと言い、ディスプレイは267ppiとピクセル密度も高い。

Microsoftはこの端末でiPadやAndroidタブレットと張り合うのではなく、 MacBook ProやLenovoのラップトップと対抗する。

単体のGPUを搭載したことで、Surface Bookは13インチのMacBook Proより2倍速いそうだ。Microsoftはグラフィックのパフォーマンスについて話しているのだろうが、13インチのMacBook Proは単体のGPUを搭載していないので、公平な比較ではないだろう。

しかし、それでも13インチのラップトップで長いバッテリ時間を可能にしたことは見事だ。MicrosoftはAdobe Premiere Proを使い、この端末でいかに素早く動画を編集できるかを見せた。

取り外せる画面は、厚さ7.7mmで重さは1.6ポンド(およそ0.72kg)だ。端末のパフォーマンスを活かしたいなら、GPUが入っている基盤に付けて使った方が良いだろう。もちろん画面はタッチスクリーンになっている。2通りで使えるラップトップが見事に実現している。

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Surface Bookの価格は1499ドルからで、10月7日から事前予約を受け付ける。10月26日から入手可能だ。

既にパソコンを持っている人によっては、1499ドルから2699ドルの価格帯は安いものではないだろう。どのNividia GPUが搭載されているかはまだ分からない。ZDNetのMary Jo Foleyが提供している詳細は以下の通りだ。

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最も重要な質問はOEMのエコシステムがこの新しい端末の登場に対しどのような反応を示すかだ。Microsoftはパートナー企業が離れるリスクを負いながらもSurface Bookをローンチした。MicrosoftはこのラップトップをLenovoほど販売する予定ではないのかもしれない。Surface Bookは製品ラインアップの高価な上位モデルであり、多くの人はラップトップに大金をかけたくないと思っているだろう。

今日の発表はMicrosoftの今後を予想するのに興味深い内容だった。将来何か大きなビジネスを行おうとしているのかもしれないし、Windowsに最適なフラッグシップ端末を見せるためだけのものなのかもしれない。OEMの企業もこの製品から何らかのインスピレーションを受けることもあるかもしれない。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Windows 10 Hardware Event

Microsoft、HoloLensの開発キットを3000ドルで2016年Q1にローンチ予定

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Microsoftはニューヨークでのプレスカンファレンスで製品デモを行った。HoloLensはMicrosoftが手掛ける仮想現実とは少し違う拡張現実が体験できる端末で、実世界の環境に仮想の要素を加えることができるものだ。今日、Microsoftは開発キットを3000ドルで2016年の第一四半期に提供を開始すると発表した。

そのニュースに加え、MicrosoftはHoloLens用の新しいプロダクト「Project Xray」を発表した。これは、HoloLens用の現実と仮想要素が同居するゲームだ。以前、同社はHoloLensでホログラムでの体験を紹介した。E3ではMinecraftのホログラム版を見せた。今回はライブゲームに焦点を当てて紹介した。

このゲームの中では、スティックを手に持つとHoloLensのヘッドセットはユーザーが銃が持っているように表示する。ロボットがリビングの壁を突き破って出てくるので、ロボットを撃ったり、自分の周りにシールドを出したりすることができる。

全体的にとても良いデモだっが、私は開発キットの方に関心がある。この端末がどのくらい強力なものなのか、そしてサードパーティの開発者がどのようなものを創りだすのか、とても楽しみにしている。HoloLensのスペックについてはまだ明かされていない。

他の端末とつなぐ必要がないのがHoloLensの重要な特徴だ。HoloLensは有線でつないだり、ヘッドセットにスマートフォンをつけたり、PCへの接続は不要だ。完全なスタンドアローンの端末で、そこがPCとの接続が必要な Oculus Riftや、スマートフォンが必要なHTC ViveやSamsungのヘッドセットとは違う。

来年公開のSDKの申し込みは始まっている。

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Philipsがスマート電球のラインアップにHomeKitに対応したHue Bridge 2.0を追加

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Philipsはスマート電球Hueの製品ラインアップにAppleのHomeKitフレームワークの対応版を加えた。これまでのブリッジはHomeKitに対応していないため、既存のHueユーザーは、HomeKitに対応している新しいブリッジを購入しなければならない。注意点を伝えたところで、新しいブリッジは何ができるかを見ていこう。

iOSユーザーなら、HomeKitで自宅のインターネットに接続できるモノの使い方が変わることになるだろう。まず、HomeKitに対応する端末はSiriで操作することができる。さらに、端末のグループを作ることができる。例えば、ガレージの扉と電球をグループにすると、ガレージの扉を開けたり閉めたりするのと同時に電球が自動で点灯するように設定できる。

現状、PhilipsのHueアプリはSiriからの操作する機能にしか対応していない。Hueの電球を他のプロダクトと組み合わせて操作することはできない。ただ、今後のソフトウェアアップデートでそれも更新されるかもしれない。他の製品にHomeKitのペアリングに対応しているモノがあれば、その製品のアプリからHueの電球をグループに加えることはできる。

HomeKitに対応するデバイスのメーカーには、ecobee3、Elgato、iHome、Insteon、Lutron、iDevices、Schlageなどが含まれている。他のメーカーもソフトウェアのアップデートとハードウェア製品の開発に取り組んでいるところだ。

新しいHueブリッジをインストールし、アプリをアップデートしたら、明かりをカスタマイズするいくつかの指示をSiriに伝えることができる。例えば「Hey Siri、全ての電球を黄色にして」とか「Hey Siri、リビングの灯りを20%に設定して」といった具合だ。

Hueブリッジ 2.0 の価格は60ドルで、既にHueを利用しているユーザーは20ドル安い価格で購入できる。10月6日からスタンドアローンの製品、あるいはHueの電球が一緒に入ったセットを発売する。

既存のブリッジがHomeKitと連動しないのは、ハードウェアの制限によるものだ。新しいブリッジに追加された機能はないが、アプリのアイコンを模した形で、白い外観は以前と変わらない。

アップデートしたカラー電球はこれまでの600ルーメンから多少明るい800ルーメンになった。白い電球も750ルーメンから800ルーメンと明るくなっている。LightStrip(テープ状の電灯)もアップデートしている。また、これらの全ての電球の内部容量も増加しているそうだ。何故電球の内部容量を増やす必要があるのかは分からないが。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

位置情報出会いアプリのHappnが1400万ドルを調達

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フランスの出会いアプリHappnはシリーズBラウンドでIdinvestらから1400万ドルを調達した。ラウンドには他にAlven CapitalDN CapitalRaine Ventures、およびFabrice Grinda、David Wolfson、Gil Penchinaらビジネスエンジェルが参加した。同社は以前シリーズAラウンドで800万ドル調達している。

おさらいしておくと、Happnは携帯電話の位置情報を使って相手候補を表示する。誰かとすれ違うたびに、その人のプロフィールがフィードのトップに追加される。あとは、いいね!をつけて相手とチャットを始めるだけだ。

これをTinderライクなアプリと呼ぶこともできるが、相手候補を見つけるしくみは異なる。Happnは、偶然の出会いや実生活での相互作用に基づいている。アプリで見る人全員が、一日のどこかの時点で自分の近くにいたことになる。

スクロールすればどんどん昔に戻れる。そして誰かがあなたの注意を引いたら、彼や彼女にいいね!ができる。もし相互に関心を持てば、Tinderと同じく、無料でチャットを始められる。しかしHappnでは、クレジットを購入すれば、マッチしていない人とでもチャットできる。

シンプルすぎるって? 現在Happnには、世界25の都市に600万人のユーザーがいる。会社の次のステップはアジア進出だ。そしてもちろん、会社は成長して新たな機能が追加されるはずだ。

私は昨年Happnを紹介した。前回の記事に書いたことはすべて今も真実だ。ただし、会社の数字は20万ユーザーから現在の600万へと爆発した。そこまで派手な成長速度は予測できなかった。

そしてこの会社の成功を理解するための鍵がそこにある。出会いアプリの生死は利用量で決まる。Happnのようなサービスに誰もサインアップしなければ、アプリで誰も見つけられない。Facebookや掲示板が出会いアプリやウェブサイトの広告で溢れているのはそのためだ。そして出会い系が資本集約的産業である理由でもある。Happnはそこをすべて理解しているので、今後多くの都市へと拡張して強固な独立系出会いIT会社になることを期待している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google Play Musicにファミリープランが登場、6名で月額$14.99

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GoogleのGoogle Play Musicサービスにファミリープランが加わる。今日(米国時間9/29)のビッグイベントで同社は、月額14ドル99セントで家族が会員になれる、と発表した。‘家族’は最大6名までで、各自が自分の趣味にあった音楽のレコメンデーションを受け取れる。このプランの供用開始は、“今年の終わりごろ”だそうだ。

Apple Musicの家族会員も14ドル99セントだから、GoogleはAppleを真似たのかもしれない。人数も、Appleと同じく6名だ。

Google Play Musicは世界58か国で提供され、AndroidとiOSのアプリがある。WebブラウザやChromecast、Android TVなどのデバイスやプレーヤーでも曲をストリーミングして聴ける。同じ音楽サービスでも、Googleの方がずっとオープンである。

Apple MusicはAppleのデバイスを必要とする。Google Play MusicはAndroidスマートフォンでもiPadでも楽しめる。そのほかのサービス、たとえばSpotifyなどには、それほどお得な家族プランはない。Spotifyでは二人目から会費が半額になるので、アカウント2つなら14ドル99セント、3つなら19ドル99セント、等となる。

今Googleは音楽ストリーミングで先輩たちに追いつこうとしているが、SpotifyやRdioは歴史が長いから、すでに多くの音楽ファンを囲い込んでいる。彼らがGoogle Play Musicに乗り換える要素はあまりない。でも、そんなSpotifyのユーザも、今度のファミリープランには惹かれるかもしれない。

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Chromecastはどれぐらい成功したのか?売れた台数は2000万台、対応コンテンツサイトどんどん増える

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今日(米国時間9/29)のNexusイベントでGoogleは、Chromecastの二つの新機種を紹介する前に、この、テレビをインターネットテレビにしてしまう小さなデバイスの、近況を報告した。それは2000万台売れたというから、感動的というよりも驚異的な数字だ。

ChromecastはHDMIでテレビに接続し、自宅のWi-Fiからネット上のコンテンツを受け取ってテレビに表示する。本体にコントロール機能はまったくないから、スマートフォン、タブレット、あるいはラップトップコンピュータなどから(専用アプリケーション/アプリをインストールして)コントロール(コンテンツの指定など)する。わずか35ドルのデバイスにしては、よくできている。

テレビでインターネットを楽しめるために、Wi-Fi対応のPCをHDMIスティックにした製品は前からある。しかし完全にテレビの画面らしい表示ができるChromecastは、コンテンツ提供側での対応(Chromecastのサポート)が必要だ。YouTubeをはじめ、有力コンテンツサイトの多くが、すでにChromecast対応になっている。AmazonのFire TVやRokuのStreaming Stickなどは、Chromecastのものまね製品だ。コンペティタはほかにも、もっとあるかもしれない。

今後はさらに、Showtime、Sling TV、NBA、MLBなどもChromecastをサポートする。ただし2000万人が実際にChromecastを使ってるかどうかは不明だ。

今度のChromecastは、従来からのテレビ用のデバイス(デザインを一新)のほかに、テレビではなくスピーカーシステムに接続するChromecast Audioがある。映像を見ずに音楽だけを聴くならこれで十分〔テレビの音声を良質なスピーカーで聴いてもよい〕。今回の新型Chromecastに関する、詳しい本誌記事がここにある。

〔訳注: Chromecast対応アプリ一覧(Spotifyも加わった)。ニコ動などChromecast非対応サイトもChromecastでテレビ表示できるスマホアプリSmartVideoCast for Chromecastがある(iOS/Android)。〕

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Apple、iPhoneの発売直後の週末に1300万台販売。毎分3000台で過去最高記録を更新

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Appleは先ほど、iPhone 6sとiPhone 6s Plusを発売を開始した最初の週末で1300万台を売り上げたことを発表した。昨年は1000万台、2013年は900万台だったのでAppleは最高記録を更新したことになる。

昨年と比較すると、AppleはiPhone 6sと6s Plusを中国でもローンチ日と同時に発売している。昨年、中国でiPhone 6と6 Plusの発売を開始したのは、ローンチしてから数週間後のことだった。ただ2013年のiPhone 5sと5cの時は中国でもローンチ日に発売している。2年前と比較しても、かなりの販売台数を伸ばす結果だ。

表現を変えれば、Appleは発売から3日間で、毎分3000台、あるいは毎秒50台の端末を販売したことになる。ものすごい数だ。Appleは「サービスとしての端末」方式で購入できる新しいiPhone Upgrade Programの最初の売上は開示していない。このプログラムは、24ヶ月の支払いプランで、iPhoneを毎年アップグレードするオプションが付く。iPhone 6sの最も安いモデルは月々32ドルから入手できる。

AppleはiPhone 6sと6s Plusを10月9日からイタリア、メキシコ、ロシア、スペイン、台湾を始めとする、新たに40の国と地域に販売エリアを拡大する。Appleは年末までに新しいiPhoneの端末を全世界130の国と地域で販売することになる。以前、Appleは予約の数を受け、すでに昨年の販売実績を超える勢いであると発表していた。

iPhone 6sは、端末の中の機能面を大幅に改良している。良いカメラを搭載し、チップも格段に速く、Touch IDは迅速で、3D Touchもある。特に3D Touchのテクノロジーは開発に5年を要し、iPhoneの使い方を変えるかもしれない。

iPhone 6sと6s Plusは10月9日から次の国と地域で入手できるようになる。

アンドラ、オーストリア、ベルギー、ボスニア、ブルガリア、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、ギリシャ、グリーンランド、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、マン島、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、モルディブ、メキシコ、モナコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、スロベキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾。10月10日から、バーレーン、ヨルダン、クウェート、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦でも販売を開始する。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

TechCrunch Disrupt SF 2015の優勝者は温室栽培農家をデータで助けるAgrilyst

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今年のTechCrunch Disrupt SF 2015 Startup Battlefieldコンペには、約1000社のスタートアップが参加した(そのほかにハッカソンと展示会場Startup Alleyがある)。その中から25社が最終ステージに登場し、さらに6社のファイナリストが選ばれ、業界のリーダーたちによる厳しい審査を経て、賞金5万ドルと誰もが欲しがるDisrupt Cupの獲得者が決まった。

数時間に及ぶ検討会議の結果決まった6社のファイナリストは:

  • 温室栽培農家のためのデータ分析Agrilyst
  • 大麻販売店のためのPOSソリューションGreen Bits
  • 企業の財務報告書を作るLeap Financial
  • ネイルアートロボットPreemadonna
  • 学校のお弁当サービスScrumpt
  • ヘルスケアのためのSlack的コミュニケーションツールStitch

この6社が、優勝を決める審査パネルの前であらためてデモを行った。そのパネルのメンバーは: Roelof Botha(Sequoia Capital)、Troy Carter(Atom Factory)、Aileen Lee(Cowboy Ventures)、Matthew Panzarino(TechCrunch)、Brian Pokorny(SV Angel)、Ruchi Sanghvi(Dropbox)の計6名だ。

Disrupt LondonのStartup Battlefieldは、まだ申し込みを受け付けている。Startup Battlefield Hubをチェックして、ここで申し込む。質問はBattlefield担当エディタSam O’Keefe宛のメールで(sam@techcrunch.com)。

それでは、TechCrunch Disrupt SF 2015 Battlefieldの優勝者をご覧いただこう。

優勝: Agrilyst

Agrilystは、センサなどからの多様なデータや情報を総合化することによって、温室栽培農家の経営と営農を効率化する。

Agrilystに関する本誌記事が、これだ

準優勝: Green Bits

Green Bitsは、在庫や販売などに関する政府の規制などによって経営の難しい大麻販売店に、使いやすく配慮に富んだPOSシステムを提供する。

Green Bitsに関する本誌記事はここに

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa