Google Glass対抗のメガネ型ウェアラブル・デバイス「Telepahy One」を開発するテレパシーが米国時間の8月21日、Firsthand Technology Value FundがリードするシリーズAラウンドで500万ドル(約5億円)の資金を調達したと発表した。新たにシリコンバレーに開設する研究開発拠点で人材の採用を加速するという。2013年秋にSDKを限定公開し、2014年の製品発売を目指す。テレパシーは同時に、アップルでQuickTimeの開発で中心的役割を果たし、MPEG4の標準化にも貢献したピーター・ホディ氏(Peter Hoddie)がアドバイザリボードに加わったことも発表している。
Google GlassとTelepathy Oneの印象はだいぶ違う。斜め上を見上げて画面を確認する感じになるGoogle Glassと異なり、Telepathy Oneでは映像が風景に溶け込む印象だ。ディスプレイ部を小さく保ち、アームもなるだけ視界をさえぎらないよう工夫を重ねているという。例えば光学系を手がけるのは元ソニーのエンジニア、バッテリは元パナソニックのエンジニア、というように日本の製造業のトップ企業からスタートアップの世界にチャレンジしに来たベテランエンジニアが東京のオフィスに机を並べている。
Nookのハードウェア事業は対前年同期比で23.1%ダウンだったのに対してデジタル・コンテンツの売上は15.8の減少にとどまった。B&Nではこの不振の原因を一部はNookのタブレット、eリーダーのセールスの不振に求めているが、同時に今年はHunger Gamesや50 Shades of Grey三部作のようなブロックバスター作品が出なかったことも影響したとしている。印刷版、オンライン版を合計した小売事業全体の売上は10億ドルで対前年同期比9.9%のダウンだった。
Nook MediaのCEO、Michael P. Husebyもコメントを発表し、「Nookシリーズは今後も価値あるプロダクトとして市場jに提供される。現在複数の新機種を開発中であり、すくなくとも1機種はクリスマスまでに登場する」と述べた。Nookデバイスの製造をサードパーティーのメーカーに開放するかどうかについては依然触れられなかった。今朝の10時にカンファレンス・コールが予定されているので、何か新しいことがわかればフォローする。
Windows Phoneの出荷量は増えている。第4四半期にはおそらく1000万台が出荷されるだろう。しかしながら、なにかドラマティックな事態が起きないかぎり、この四半期のうちにWindows Phoneは事実上Nokia Lumiaファミリーに独占されることになりそうだ。
Windows Phoneにとって良いことか、悪いことか? 販売数が伸びるのはMicrosoftにとってネコにマタタビのように魅惑的だろう。しかしプラットフォームのサポートが縮小するというのは危険なことだ。Windows Phoneの運命は以前にもましてNokiaが握ることになった。Microsoftのモバイル事業はNokiaと運命共同体になっている。Windows Phoneというきわめて重要で、きわめて金のかかる事業がそういう状態になることはMicrosoftにとって居心地の悪い事態だ。
今日(米国時間8/19)のWall Street Journalの記事によればAppleは9月にiPhone次世代モデルを発表するという。これにはハイエンド機とローエンド機が含まれる。これまでもわれわれはAppleが9月10日にイベントを開催し、そこでiPhoneを2機種発表するという情報を何度も聞いている。しかし今回のWSJの記事はこれをほとんど確定した事実という調子で報じているのが注目される。
E Inkの売り上げのうち、70%が電子ペーパー型ディスプレイからのもの。そしてそのほとんどはe-reader用となっている。電子ペーパーは消費電力が少なく、目に優しいというメリットがある。リフレッシュ速度が遅く、また白黒表示しかできないが、それでもE-readerやスマートウォッチなどの特定用途に向いているものだとして市場に受け入れられてきた。