ジープ・ラングラー、2020年にプラグインハイブリッドを採用へ

Jeep Wrangerといえば、「ジープ」と聞いてほとんどの人が思い浮かべる車だろう。そのWranglerが新たな駆動方式の世界に飛び込み2020年にプラグインハイブリッドを導入する。PHEVバージョンのWrangerが発表されたのは今週のLA Auto Show(Roadshow)で、EcoDiesel車と通常のガソリン車とともに紹介された。

このプラグインジープに関してほとんど情報はない。Chrysler Pacificaのハイブリッド車から、電気駆動航続距離33マイル、全体燃費32マイル/ガロンのシステムを借用する可能性はある。通勤には電気を使い、週末のオフロード走行にはガソリン、という乗り方になるのかもしれない。

これが実証済みのWrangerブランドから少々離れるものになることは間違いない。それでも各自動車メーカーはEVやハイブリッドの利用が理にかなう場面を、消費者とメーカー両方の視点で考えている。

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Uberがスキャンダルで低迷、ライバルのLyftは売上が三倍増

Lyftにとっては、Uberの苦難の一年が大きな商機になったようだ。

The Informationの記事によると、この、アメリカにおけるUberのライバル企業は、売上が前年に比べて三倍に増加した。すなわち2017年前半のLyftの売上は4億8300万ドル、前年同期では約1億5000万ドルだった。

利益も改善されて、損失が2億8300万ドルから2億600万ドルに減少した。一乗車当たりに換算すると、損失額は4ドルから1ドル20セントに減った。

一方Uberは、損失が加速している。最近の四半期(2017Q3)の決算報告によると、同社の損失はおよそ15億ドルとなり、前年同期の10億6000万ドルから急騰した。

本年前半に関しては、フードデリバリーサービスUberEATSを含めると、30億の売上に対して20億ドルの損失となった。

訴訟があり、同社の企業文化に対する社会的非難〔←被害者手記〕があり、Uberの今年1年はスキャンダルまみれだった。その結果6月には創業者CEOのTravis Kalanickが退き、8月に元ExpediaのCEO Dara Khosrowshahiが引き継いだ。

両社とも今はさらなる資金獲得により、事業を加速しようとしている。

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Volvoの新定額プランは、新型XC40を手に入れるお得な方法

Volvoには定額サービスというものがあり、毎月決まった料金を払うと新車が手に入り、保険や保守サービスなども込みになっている。自動車メーカーがこの種の新しい形の所有方法を提供するのはVolvoが初めてではないが、XC40 SUV新モデルのために用意された”Care by Volvo” は、現時点で業界一のお買い得かもしれない。

しくみはこうだ。毎月600ドルからの月極め料金を払うと、2019年型XC40がやってくる。追加料金を払えば豊富なオプションやアップグレードも可能だ。料金には、自動車保険、諸サービスのほかメンテナンスもすべて含まれている。利用者は地方税と州で定められた登録費用を払うだけでいい。あとガソリン代も。

現在の私のリース状況と比べて、これはかなり素敵な買い物だ。基本タイプの契約で、買えば3万5200ドルの車が毎月600ドルで手に入り、メンテナンスや保険やローンの費用も気にしなくてよい。

XC40は、都市生活者向けに設計されたコンパクトSUVで、この種の定額サービスの主要製品だ。料金には、路上サービスと年間1万5000マイルの許容走行距離が含まれている。契約期間はわずか24カ月で、初期契約から1年後には新たな24カ月契約をすることで新車に乗り換えることもできる。

定額プランの申し込みは現在Volvoのウェブサイトで受け付け中で、初回の配車は2018年春のはじめの予定。現在リースを利用中で、比較的頻繁に新車が手に入ることの価値を認めながらも、全部込みの料金を払うだけでもう少し簡単にアップグレードできる選択肢が欲しかった私としては、このサービスが人気となって、いっそう広まっていくことを期待したい。

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Teslaの電動トラック「Semi」の価格は15万ドルから。予約受け付け中

“Tesla Semi” —— Tesla社の全電動貨物輸送トラックの価格が明らかになった。航続距離300マイル(480km)のモデルが15万ドル、500マイル(800km)が18万ドルだ。興味のある向きは予約が可能で基本予約金は2万ドル。初期ロット1000台の「ファウンダーズ・シリーズ」を手に入れるためには20万ドルが必要だ。

この価格はTeslaのウェブサイトで新しく発表されたもので、ディーゼルトラックと比べて驚くほど競争力がある。低価格帯のディーゼルトラックは10万ドル程度で、Teslaはトラックの生涯にわたるランニングコストで20万ドル節約できると約束している。これは電気とディーゼルのエネルギーコストの違いによる。

TeslaはSemiの性能上の利点も強調する。0から60mph加速20秒(8000ポンドの荷重積載時)、5%の勾配を65 mphで走行可能など、同じ荷重を牽引する同等のディーゼルトラックよりずっと速い。さらにSemiは、業界をリードする安全機能として、ジャックナイフ現象の完全排除、高度なオートパイロット機能、最大級の衝突にも耐えられるガラスなどを備えている、とTeslaは言っている。

上記の数字は基本価格のため、追加機能やパッケージによって最終購買価格は変わってくるが、どんなオプションが提供されるのかはまだわかっていない。初期出荷時期は2019年中を目標にしている。

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Teslaの最新製品はスマホ充電用のモバイルバッテリーパック

一週間のうちに新型全自動トレーラートラック史上最速の量産車を発表するだけではTeslaには物足りなかったようだ。同社は密かに第3の「製品」を発表した。しかも買うために2年間待つ必要はない!それはスマートフォンなどを充電するための モバイルバッテリーパックだ。

家庭用蓄電池のPowerwallに対してPowerBankと名付けられたこのバッテリーパックは、Teslaのカリフォルニア本社オフィスのに設置されているスーパーチャージャーモニュメントをかたどっている。

機能的にはUSB、microUSBおよびLightningケーブルを内蔵しており、端末を充電するために別のケーブルは必要ない。

バッテリーはTesla車を動かしているのと(ほぼ)同じものだ。同社によるとバッテリーパックに使っているのは18650という標準的なリチウムイオン電池で、TeslaのModel 3以前の全車種に使われいた。Model 3以降はさらに効率の高いカスタム電池に切り換えた。もちろんTeslaの車はこの電池を何千個も使っているが、モバイルバッテリーパックに入っているのは1つだけだ。

充電容量はわずか3350mAhで、これは多くのスマートフォンを1回しか出をできない容量なので、大型バッテリーパックに依存している人はがっかりすることになる。5V/1.5Aという出力も今出ているほかのバッテリーパックとほぼ変わらない(Qualcommのクイック充電テクノロジー)を使っている新しい製品を除く)。

そして価格は? 45ドル、これはTeslaがバッテリーパックを売る値段としては私の予想よりずっと安い。もちろん、 まったく同じスペックのジェネリック商品は9.99ドルで買えるが、それの何が面白いというのか。

まじめな話をするなら、これはTeslaファンにはすてきなプレゼントになるが、最高のバッテリーパックを探している、という人にはAnkerなどのもっと安くて性能のいいブランドをおすすめする。

下のスライドショウでバッテリーパックの画像を見ることができる。

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カナダの食品スーパーがTeslaの電動トラックを25台導入

TeslaのSemiは幸先の良いスタートを切った。公式の価格情報すらまだないのだが。Walmartのパイロットテストに加え、カナダの食品スーパー最大手のLoblawがこの頑強な電動トラック25台を購入する(via Canadian Press)。価格は未定だが前金は1台につき5000ドル。出荷は2019年からの予定だ。

Loblawには各店舗に配送する車両群を完全電動化するという目標がある。これは2030年までに排出ガスの影響をなくそうという同社の目標の一環だ。計画ではその時までに最大350台の排出ゼロ車を導入し、路上からディーゼル車を減らすことで、内燃機関で走る一般車約2万台に相当する二酸化炭素排出量を減少させる。

Teslaは、Semiの運用コストは1マイルあたり費用で運送会社が今すぐ節約できるレベルだと言っていて、これは、いずれ正式価格が発表されたときのショックを和らげるために違いない。しかし米国とカナダで15台のSemiを使用するWalmartの試験運行の記事にも書いたように、Semiの導入には主要運送会社にとってグリーン化目標達成を助ける付加価値がある。

このたびLoblawの支持を得たことは、Teslaのクレイジーなトラックドリームがそれほどクレイジーではなくなる新たな兆候だ。これはまた、膨大な輸送業務をともなう大手小売業が、排出量削減の方法を探しつつ、長期的なコスト効果も期待しているビジネス環境を活用する完璧なタイミングでもある。

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Tesla、大型Superchargerステーションを2カ所に設置。ラウンジも提供

Teslaはカリフォルニア州に新しいSuperchagerステーションを2カ所設置した。これまでで最大の規模だ。これは新しいタイプのSuperchargerで、充電スタンド40基はどのSuperchargerステーションよりも多く、さらに新しい設置場所のひとつには専用の「カスタマー・ラウンジ」もある。

カリフォルニア州ケトルマンシティーに建てられたSuperchargerステーション(もう一つは同州のベーカーにある)には、料理、「クラフトドリンク」、洗面所、座席、Wi-Fi、Teslaのアパレルとアクセサリーのショップに加えて子供の遊び場や連れてきたペットのためのスポットもある。アウトドアスペースも用意されている。ラウンジはTeslaドライバーが24時間年中利用できる。アクセスにはTeslaのインフォテイメント画面に直接送られてくるコードを利用する。

2箇所とも、屋根付のソーラーパーキングとTeslaのPowerpackシステムを備え発電した太陽エネルギーを蓄えて40基の充電ステーションに供給する。TeslaはSuperchagerネットワークが完成するまでこのアプローチを続けると言っている。充電ネットワークの拡充には、Model 3の量産体制が整い需要が増えたときを見越して準備しているという一面もある。

ケトルマンシティーのカスタマーラウンジは将来作られる施設のモデルケースとしても興味深い。これはTeslaがオーナーの体験を拡張かつコントロールし続けるための手段であり、ブランドのイメージを高めながら、充電中にドライバーが待たされるという避けられない状況に対応するものでもある。

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Uber、ソフトバンクによる出資合意を正式に認める

書類手続きは終わった!以前から報じられていたソフトバンクグループによるUberへの投資が合意に達した。広報担当者が正式に認めた。

本誌は以下の声明文を受け取った。

「当社はSoftbankおよびDragoneerが主導するコンソーシアムと、将来の投資に関する契約を結んだ。われわれはこの契約がUberの長期的な可能性への強力な支持表明であると確信している。締結すれば当社のテクノロジーへの投資が促進される。今後も国内外での事業拡大を進めるとともに、コーポレートガバナンスの強化に努める。」

Uberは計画の詳細を明らかにしていないが、本誌が得た情報によると、契約には同社の最新の私的企業評価額700億ドルに基づく10億ドルの投資が含まれている。本件に詳しい情報源によると、書類上本契約は最新のシリーズGラウンドの延長として扱われている。

SoftBankとDragoneer Investment Groupが率いるこのグループは、90億ドル分のUber株を社員および他の株主から買い取り、会社の14%以上を所有する投資計画をもっている。これらの株式は今よりも低い企業評価に基づいて買い取られる可能性が高い。

公開買い付けは11月28日に始まり約20営業日続く予定だと本誌は聞いている。これは史上最大の2次取引になりそうだ。

厳密に言うとこの契約は、十分な数のUber株主が株式売却に合意して初めて有効になるが、本誌が聞く限り売り手探しに問題はありそうにない。

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ニューヨークのテロ容疑者はUberのドライバーだった…採用審査に疑問符が

ニューヨークのテロ容疑者Sayfullo SaipovがUberのドライバーであったことを、同社は確認した。彼の容疑は、火曜日(米国時間10/31)にマンハッタンのワールド・トレード・センターの近くでトラックを運転して群衆に突っ込み、少なくとも8名を殺害、11名を負傷させたことである。

“この愚かしい暴力行為に驚愕している。私たちの心は被害者とその家族と共にある。私たちは警察と接触して、できるかぎりの協力を提供している”、とUberのスポークスパーソンは語った。

UberによるとSaipovはこれまで半年間、ニュージャージーでドライバーだった。彼は1400回あまりの旅客搬送を担当した。

29歳のSaipovは経歴審査に合格し、事故歴の記録はない。Uberは今この事件に関してFBIと接触しており、容疑者をUberアプリから排除した。

Uberのドライバーが殺人で告発されるのは、これが初めてではない。昨年はミシガンのUberドライバーが6人を殺してその間も乗客を拾っていたとして告訴された。

今度の事件は、Uberが行う経歴審査に疑問を投げかけるかもしれない。同社によると、現状では犯罪履歴と交通違反を調べている

乗客はドライバーを5段階評価で格付けできるが、これなら同社は問題行動を見逃さずにすむ可能性がある。

Uberによると、同社のドライバーは今、世界全体で200万名あまりいる。

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Peter Thielは投資対象としての自動運転技術に半信半疑、「自動車など要らない世界が良い」説

億万長者の投資家Peter Thielは、トレンドに投資するのは嫌いだ、とよく言う。今週サウジアラビアのリヤドで行われた投資フォーラムFuture Investment Initiativeで、ジャーナリストのMaria Bartiromoと共にステージに立った彼は、同じ言葉を繰り返した。

今の主な投資対象を聞かれた彼は、シリコンバレーの外に着目していることが多いが、SaaSソフトウェアや仮想コンピューティング、拡張現実、人工知能といった“バズワード”はあまり重視しない、と答えた。“そのような投資のトレンドは、実際にトレンドだったとしても危険だ”、と彼は言う。そしてむしろ、“バズワードが聞こえてきたら、そこからできるだけ早く逃げ出すべきだ”、と。逃げ遅れたら、“その種の多くの企業と多くの競合相手”に対処しなければならなくなる。

そこで当然ながらThielは、自動運転技術に対しても同じことを感じている。彼のベンチャー企業Founders Fundが投資しているライドシェア企業Lyftは、その未来が、ある時点で自動運転企業になれることにかかっている、と思われるにもかかわらず、だ。

しかしThielによると、その彼自身のルールにも一つだけ例外がある。それは、“まだ誰のレーダーにも映っていない”トレンドには積極的に着目することだ。

つまり彼が示唆するトレンドとは、ぱっと見ても視界内に存在しないが、今日それに向けられている(希薄な)関心よりも、はるかに大きなメリットを持つテーマだ。人がそれに注意を向けないのは、自動運転車や空飛ぶタクシーほどセクシーでないからだろう。その、彼が秘かに着目しているトレンドとは、誰もが知ってる遠隔通勤(telecommuting, テレコミューティング)、その、これからの不可避な増大によって世界が変わることだ。

むしろ交通運輸の未来について聞かれたThielは、交通運輸にはあまりニーズがないかもしれない、と言いたげだった。少なくとも、職場に出かける個人からのニーズは…。

Thielは語る:

確かに、UberやLyftのような企業へのシフトは、私も投資していますけど、それ自体は大きな変化です。自動運転車というトレンドも、経済にとって重要なトレンドです。それは、消費者の行動を大きく変えるでしょう。自動運転車があれば、車内でも仕事ができるから、通勤時間が今よりもっと長くてもよいでしょう。

でも私は、それが良い投資であるという確信は持てません [強調: 本誌]。大量の企業が、自動運転車という同じような技術をやっているけど、彼らの差別化要因はよく分からないのです。

運輸交通関連の技術で自動運転車よりも関心があるのは、破綻に瀕してている私たちの交通システムの迂回策/回避策はないか、ということです。そしてそのITバージョンこそが、人びとが何十年も前から話題にしていたテレコミューティングなのです。

つまり、交通運輸なんてまったく要らない、と言えるやり方はないのか。リモートで十分に仕事ができれば、それでいいじゃないか。30〜40年前には、いろんな理由でそれはダメだったけど、家にいたら仕事に集中できないとか、人と人の出会いから良い仕事が生まれる、といった精神論みたいな理由もありましたね。

でも、シリコンバレーなどでは現にテレコミューティングが増えているのではないですか。そんなところでは、シリコンバレーの外に人びとがデベロッパーの小さなチームを見つけています。世界中のいろんな場所のいろんな人びとを、ひとつの仕事に割り当てる方法がいくつもあるのです。

ですから . . . テレコミューティングは、もっと探究すべき価値のあるトレンドです。それはこれまで、過小評価されていました。

CB Insightsのデータによると、自動車関連のスタートアップには、今年の前半だけでも、16億ドルという過去最高の投資が行われている。

ThielとBartiromoのチャットの詳細は、ここにある。

しかし、状況からして無理だったかもしれないが、彼のトランプ政権との関係は、話題にならなかった。その関係がずっと続いているために、今年のThielは何度もニュースのタイトルや見出しに登場した。

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トヨタ、従来型ガソリン車を2040年代までに廃止へ

トヨタはガソリンまたはディーゼルエンジンのみで走る車を2040年代までにゼロにしようとしている。これは2050年までにCO2排出を90%(2010年比較)削減する同社の目標に沿ったものだ。今日2017年東京モーターショウで行われた同社主催の記者会見で、トヨタの安全技術責任者である伊勢清貴専務役員は、これが同社の見込んでいるガソリンおよびディーゼル車の生産終了時期だと語った。

このスケジュールは一部他社が言及した目標時期に近く、フランス、英国などの国で設定された禁止目標とも一致する。中国も内燃機関のみで走る車両の終了時期を決める計画を発表してる。

これは、トヨタが2040年以降電気自動車だけを販売するという意味ではない ―― 同社は純粋な電気自動車の開発にかけては最も動きの遅い自動車メーカーの1つであり、燃料電池車やハイブリッド車など駆動装置の選択肢を広げることで世界各国の市場ニーズに答えるのが最善の戦略だとくりかえし発言してきた。

内燃機関は2040年以降もハイブリッドエンジンで使用されることになるが、同社の積極的な排出目標とハイブリッド駆動技術の進歩を踏まえると、それ以降に純粋な内燃機関駆動方式を使用するのは筋が通らない、と伊勢氏は言った。

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Uber、ドライバーの収益改善に向けて料金システムを改定

Uberは、ドライバーの収益向上を目指して制度を変更した。これは現在進行中のプログラム “180 Days of Change” の最終章だ。今年Uberはこの180 Daysキャンペーンをスタートし、長年要望されていたアプリ内チップ機能を始め、数々の新機能を追加してきた。

こうした収益改善のための変更は、ドライバーの満足度と維持率の向上を目的にUberが取り組んできた様々な機能追加に続くものだ。収益がドライバーの満足度に著しく影響を与えることは明らかであり、一連の変更はドライバーの収益能力を高めることに焦点を当てている。

今後ドライバーは遠方の出迎え時の収入が増える。乗客を拾うための走行距離と時間が長くなると追加料金を徴収できるようになるからだ。Uberは、これがドライバーにとって長距離の出迎えを受け入れる動機づけになることを期待している。

ドライバーは、遅いキャンセル、特に長距離迎車の直前キャンセルの際にも高い補償を受けられるようになる。長距離迎車でキャンセルがあった場合、ドライバーは標準のキャンセル料と距離・時間料金のどちらか高い方を請求できる。

これ以外で現在ドライバーが損を被っているケースとして長い待ち時間がある。今後は乗客がドライバーを待たせた場合、最初の2分間以降は分単位で料金を徴収できる。

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Tesla、上海市当局と製造工場設立の契約との報道

Teslaは上海市と同市の自由貿易地区に製造施設を設立する契約を結んだとWall Street Journalが報じた

伝統的に海外自動車メーカーは国内メーカーと提携してきたが、Teslaのケースは異なると記事は伝えている。Teslaは自社工場を所有する計画だ。これによって製造コストを削減し、最終的には中国でのTeslaの販売価格を下げることが可能になるが、中国の25%の輸入税を支払う義務が生じる可能性は高い。

この噂が最初に表面化したのは、6月にTeslaが上海市当局と現地生産について交渉しているとBloombergが報じたときだった。後にTeslaは上海に工場を設立する検討をしていることを認めた。

中国は世界最大の自動車市場であり、電気自動車に関する積極的目標を掲げている。中国政府は2025年までに電気自動車を700万台販売することを目標にしている。今年9月に中国は同国内で事業を行う全自動車メーカーに対して2019年までにEVの製造を開始するよう要求した

正式発表の時期は不明だ。Teslaはこのニュースに関するコメントを拒んだが、6月の広報担当者が発表した声明を示した。

Teslaは中国市場向けの製造施設設立の可能性について上海市と検討している。以前述べた通り、当社は中国での生産について年末までに詳しい計画を決定する見込みだ。Teslaは中国市場に全力をそそいでおり、現地市場を賄うために世界中の製造拠点候補地の評価を続けている。今後も生産の大部分は米国内で続ける予定だが、海外市場での価格低下のために現地工場の整備が必要だと認識している」。

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トヨタの燃料電池車コンセプトモデルは長航続距離と柔軟性が狙い

トヨタは来るべき東京モーターショウで新しいコンセプトカーを発表する。水素パック一つで約1000 km走る燃料電池自動車で、約3分で再充填できる。見た目は大胆な未来スタイルのミニバンだが、「プレミアム・サルーン」という位置づけで、2列目シートのスペースを強調した室内デザインになっている。

“Fine-Comfort Ride” と呼ばれるその車は、シート構成の自由度が高く、一人だけで乗るときもグループでミーティングや会話や共同作業のスペースとして使うときも最適な配置が選べる。

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運転席と助手席の窓と画面のタッチディスプレイにはバーチャルエージェントが組み込まれ、サラウンドインフォテイメント体験を満喫できる。モーターはホイールの中にあり、車の外端に位置している。これによって走行音が静かになるとトヨタは言っている。

前列と後部座席を仕切るピラーはなく、ラウンジ仕上げのバケットシートはまるで映画ブレードランナーから飛び出してきたようだ。未来の移動手段の超クールなビジョンの1つと言えるが、必ずしも現実的ではない。

トヨタには来週の東京モーターショウで見せるものが山ほどあるはずなので、もっと大きな発表、願わくばもっと型破りのコンセプトが見られることを期待しよう。

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Amazon、EVを充電するドローンの特許を取得

Amazonの最近の特許は、航行距離心配問題の答えになるかもしれないが、現時点では実用というよりもSFチックに聞こえる。新しい特許(via Roadshow)に書かれているドローンは、電気自動車のバッテリーを搭載し、路上でバッテリーが切れた車に、充電ステーションへ行くのに必要な充電をする。

ただしこの特許にはクレイジーな部分が多々ある。たとえばドローン自身が、軽い積荷で短時間の飛行でさえ電源管理には様々な工夫が必要だからだ。実際、自身の充電状態を保ちつつ補給を必要とする車の近くにいることがこのアイデア全体で最大の難関だと思われる。

これが現実になるまでの障壁はそれだけではない。特許資料によると、車の屋根にあるドッキングステーションにドローンが着地して接続したまま走行中に電力を供給すると書かれている。これは、自動車メーカーに採用されるか、車の改造が必要であることを意味している。

現時点では、非常に現実的なコンセプトであるとは言えない。しかしポテンシャルはある。どこでもEVが走りドローン配達サービス(Amazonが本気で取り組んでいる)が当たり前な未来では特ににそうだろう。

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LGがヨーロッパ最大のEV用電池工場を来年ポーランドにオープン

LGは、電気自動車用のリチウムイオン電池を生産するヨーロッパ最大の工場を建設する、と発表した。Reuters(ロイター)によると、そのLG Chem事業は2019年に、ポーランドのヴロツワフ近郊で生産を開始し、その翌年にはEV用バッテリーの年間生産能力10万に達する、とされている。

比較としては、Panasonicが中国に作った最新の電池工場は、年間20万台ぶんの電池を生産できる。またGigafactoryの最終目標は、年間の生産能力50万台ぶんだ。Gigafactoryの現在の生産能力はそこまで達していないが、それでも世界でもっとも多くの電池を生産している、とElon Muskは言っている。

自動車メーカー各社はこのところEVやハイブリッド車の生産に力を入れて、自動車の電動化を進めようとしているが、その足を引っ張りかねないのが電池の供給能力だ、と言われる。工場が増えることは歓迎だが、しかし長期的には原料の供給がさらに大きな阻害要因になるかもしれない。

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テスラ、Model X 1万1000台を自主リコール

Teslaは、Model Xのごく一部で起きる可能性のあるリアシート調整ケーブルの問題に対して、「十分な注意」のための「未然防止措置」を講じる。同社は自発リコールを発行し、1万1000台のModel Xを対象として検査することを望んでいる ―― ただし実際に問題が発生する可能性があるはわずか3%だと同社は考えている。

Teslaによると問題は内部テスト中に発見され、リアシートのリクライニングを制御するケーブルの引っ張りが強すぎることに関連する。具体的には、シートをフラット状態から通常位置に戻す際、完全なロック状態にならなくなる。その結果理論的には事故に遭った際大人が座っていると問題が起きることになるが、これまでに顧客からこれに関連する問題の報告は受けていないとTeslaは言った。

Teslaは今日(米国時間10/12)、対象車種のオーナーにメールを送り、点検の予約を受け付ける。2016年と2017年両方のModel Xが対象だが、問題が発見された場合でも追加の部品は必要なく修理には約10分しかかからない、とTeslaが言っているのは朗報だ。

また同社によると、リコールにはTeslaのグローバル移動サービスを利用可能で、これは理論的には誰もがサービスステーションにいくことなく修理できることを意味している。現在一部の地域では、修理の30%にこの移動サービスが使われており、先月発行したタカタ製エアバッグのリコールでは40%をこの方法で扱った。

Teslaの広報担当者は以下の声明をTechCrunchに提供した(原文):

Tesla is taking a proactive action to ensure the safety of some of Model X owners who may need an adjustment to their second row seat. Model X has received the highest rating in every category and subcategory in independent safety tests conducted by the National Highway Traffic Safety Administration, and we continue to conduct our own internal testing to ensure that Model X remains the safest SUV in the world.
During recent internal testing, Tesla determined that a small number of cables in the second row fold-flat seats in some 2016 and 2017 Model X vehicles may need to be adjusted. Although Tesla has not received reports of any issues or accidents relating to this condition, we will be conducting a voluntary recall to inspect the affected vehicles and confirm whether any adjustment is needed. Although we have never seen any incidence of it in the field, internal testing has indicated that if the cable is not properly adjusted, the seat back on the left side of the second row seats could move forward during a crash.
Tesla will be utilizing its mobile repair service to conduct repairs as a part of this recall – we can address 100% of these repairs via mobile service, and customers will have the choice to do that or to bring their car into a Service Center. In the past two months, we have conducted roughly 40% of the Takata airbag recall repairs via mobile service, and customer satisfaction results for our mobile service offering are consistently above 97%.

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Teslaの電動セミトラックらしき車両を発見!

これは、Teslaが今月末に発表するという新型セミトラックだろうか? Reddit投稿された(後に削除され、また投稿された)この写真は、Tesla自身が公開したティーザー写真に偶然とは思えないほどよく似ている(via The Verge)。流線形のフロント部分も電気駆動を思わせる。

Tesla自身が出した画像(下)はほとんどが暗くて比較は難しいかもしれないが、明確な特徴である張り出したフェンダーと角度のついたヘッドライトは、Redditのスクープ画像でもはっきり見て取れる。上野写真は「カリフォルニアのどこか」で撮られたもので、そこはTeslaが走行テストを行う場所として知られている。


Teslaが正式にセミトラックを発表するのは、Elon Musk自身が事前に予告していた10月26日のイベントだ。噂によるとトラックの航続距離は1回の充電で200~300マイル(320~480 km)で、これは長距離輸送には向かないものの本格的全電動貨物トラックとして非常に魅力的な数字だ。気になるのは、充電方法 -― と充電時間だ。

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ダイソンが電気自動車を開発中、2020年発売を目指す

ハイテク電気掃除機・扇風機メーカーのDysonが、自動車分野に進出するのではないかという話は前々から噂されていた。もはやそれも噂ではなくなった。同社は、バッテリー方式の完全電気駆動自動車を2020年までに発売することを正式に認めた。

このニュースはDysonのファウンダー・CEOのJames Dyson自身の口から語られたもので、全社向けのメールでプロジェクトを発表した。メールには、現在掃除機やヘアドライヤーのトレードマークとなっているサイクロンモーターの当初のビジョンが、ディーゼルエンジンの排ガスをなくしたいというDysonの思いから来ていることが詳しく書かれている。

そのディーゼル排ガス捕獲システムはDysonの思い通りには進まなかったが、最終的に同社の電気掃除機で使用するモーターの基盤を作ることになる。パワーと効率を兼ね備えたバッテリー駆動のコードレス方式も合わせて開発された。しかしDysonは、自分にとっても会社にとっても、ゴールは今でも世界の大気汚染レベルを減らすことだと言っている。

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そのためにこの会社は、様々な消費者製品を作ってきたチームの成果と専門知識を集結して、このバッテリー電動自動車の開発に取り組んでいる。Dysonは、自動車業界のベテランを含む同社の「トップ」エンジニアたちからなるチームを構成した。人数はすでに400人を超え、30億ドル近い金額をプロジェクトに投資する考えだ。

Dysonは、現在自動車開発に取り組み中であり、2020年までに路上デビューさせたい、ということ以上については口をつぐんでいる。いつかこれがやってくることは、雇用その他の情報から本誌も予期していたが、それでも英国ベースのグローバル・テクノロジーのトップ企業が、これまでの成功と大きく異なる分野に進出することには、大いに興味をそそられる。

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ポルシェの電気自動車「Mission E」が2019年に発売へ。価格はパナメーラと同等

Porsche初の完全電気自動車が2019年末に発売される、と今年のフランクフルト・モーターショーで同社が発表した。価格は現在のPorsche Panameraと同程度ということなので、米国では少なくとも8万ドル程度からになりそうだ。

Mission Eが最初に公表されたのは2015年で、現在出荷前の最終開発段階に入ろうとしている、とCar Magazineは伝えている。Mission Eは完全電動駆動系を備え、Porsche全体の車種ラインアップでは、Panameraと911の中間の位置を占める。4ドアのスポーツカーで、現在公開プロトタイプテストに向けて開発が進められている。

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この車の最終的なデータやスペックはまだわかっていないが、当初のコンセプトは600馬力のモーターを搭載し、PorscheがTeslaのModel Sと直接対決する一翼を担う車であることはわかっている。4輪駆動で、0~60 mph加速が3.5秒、最高速度は155 mph(240 km/h)以上と言われている。

バッテリーはフル充電時の航続距離が300マイル(480 km)。350 kW急速充電にも対応している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook