Amazon Echo Dot with Clockはベットサイドでの音声操作に最適、360度スピーカーでない点に注意

スマートスピーカーにとっては慌ただしい数週間だった。Amazon(アマゾン)は9月下旬、EchoとEcho Dotの両方で、新しい丸みを帯びた新バージョンをリリースした。1週間もしないうちに、Google(グーグル)が4年ぶりにGoogle Homeを刷新してNest Audioにリブランド。そして先週にはApple(アップル)は待望の税別1万800円という低価格のHomePod Miniを発表した。

アマゾンは、この3社の中でスマートスピーカーに対して最も定期的なリフレッシュを提供している。EchoとEcho Dotは現在4回目の更新中だ。今回紹介する製品はEcho Dot with Clockとしては2代目だが、本質的には4代目Echo Dotのグループに属する。

最新のアップデートでは、同社はスマートスピーカーのデザインを統一している。Echo Dotは標準的なEchoの小型版のように見える。2つの製品の間にどれほどの機能の違いがあるのか完全にはわからないが、明らかな違いはある。Echoは大きなグレープフルーツほど、Echo Dotはソフトボールほどの大きさだ。

Echo Dotのサイズは、そのコンパクトさから配置に関してはかなり柔軟性がある。私なら、自宅の隅々に設置して間に合わせの音響システムを作っているだろう。ただし、内蔵ケーブルは短い側にあるためコンセントから離れている場合は延長ケーブルが必要かもしれない。

スピーカーの大部分は布で覆われているが、固いプラスチック製の底面はデバイスの背面に向けて上向きに弧を描いており、背面の大部分を占めている。このデザインによって、電源とAUXオーディオ出力の2つのポートを搭載可能にしているが、そのぶんデバイス上のスピーカーの表面積が減っている。従来のホッケーパックのデザインとは異なり、デバイス上のスピーカーの表面積と完全な360度アプローチが制限される。このため、スピーカーは丸型であるにもかかわらず正面を意識して設置しなければならない。

新しいEchoデバイスで注目に値するのは、気候変動への意識を高める取り組みの一環として、デバイスに再生可能素材が含まれることだ。アマゾンの全体的な二酸化炭素排出量の増加についてはここでは触れないが、取り組みの一部がこれらの製品に浸透しているのを見るのは楽しい。同社によると、プラスチックは50%が、対応アダプターを含む織物とアルミニウムはともに100%再生利用だという

セットアッププロセスは、これまでと同様で簡単。接続したEchoアプリでいくつかのボタンをタップすれば、すぐにセットアップが完了するはずだ。ステータスライトリングはデバイスの下部に移動している。これは何よりも現実的なチョイスだった。結局のところ、標準的なライトリングは丸くて布で覆われたデバイスの上部ではあまり目立たない。

Echoは置く場所によって使い勝手が異なる。目の高さくらいが最もいいが、それより下にある場合はリングが見えなくなり、そのリングの表面にどのように光っているか確認する必要がある。個人的には、これは間違った方向に進んでいるように感じる。多くの空白部分が上にできてしまい、デジタル時計搭載というEcho dotとの大きな差別化要因すら薄らいでしまう。

繰り返しになるが、アマゾンは人々がこの製品を目の高さあたりに置くことを想定していると思われる。主にベッドで横になりながら時計を使う場合に適しており、時計自体は十分に明るい。正直なところ、フルスクリーンのスマートスクリーンではなく、シンプルなデジタルディスプレイを搭載している点は歓迎だ。ベッドの近くに置く場合は特にそうだろう。つまり、スクリーンからの一種の避難所となる。最近では、目の前にいない人はいないように見えても、ビデオチャットなどでつながっていることもあるので。

フェイスの用途は限られている。起動時に「Hello」と表示されるほか、当然時刻と天気、音量が表示される。音量は上部にある物理ボタンで調整できる。また、これも上部にあるAlexaボタンを押すと、アシスタントとマイクがオフになるほか、デバイスの下部に赤いリングが表示され、スピーカーがユーザーの会話の聞くのを止めたことが視覚的にわかる。

音質は基本的には従来と同じで、5000〜6000円程度のスマートスピーカーに期待する程度だ。必要なすべての音声機能に対応しているが、デフォルトのホームスピーカーとしては、たとえステレオ構成にできるペアがそろっていても頼りにはならない。しかし、目覚まし時計としては、ぜひ試してみるべきだ。スマートフォンのスピーカーよりは明らかに優れている。

5980円のEcho Dotと、6980円のEcho Dot with Clockの1000円の価格差は少々奇妙だ。将来の世代では、アマゾンはオリジナルのEcho Dotをなくして、Echo Dot with Clock統一するのではないかと予想している。しかしいまのところは、ユーザーに少し余分な費用がかかることになる。

新しいEcho Dotは10月22日に発売される。Echo Dot with Clockは11月5日の発売となる。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Amazon、Echo dot、スマートスピーカー、Alexa

画像クレジット:Brian Heater

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(翻訳:TechCrunch Japan)

アマゾンがEcho Dotを球体に再設計、キッズ版に動物のデザインと読書機能を追加

Amazon(アマゾン)は米国時間9月24日、同社のベストセラースマートスピーカー「Echo Dot」のリデザインを発表した。Echo Dot、時計付きEcho Dot、および新しいEcho Dot Kids Editionに新しい球形のデザインを採用したのだ。キッズエディションは、カラフルな動物のキャラクターデザインが施されている。球体デザインの新Echoシリーズは、従来の棚の上に隠せる平らなホッケーパック型のではない。更新されたドットのデザインも備わっており、ユーザーが部屋のどこに置くかをもっと考えなければならなくなるだろう。

Echo Dot、時計付きEcho Dotには、チャコール、グレイシャーホワイト、トワイライトブルーの3色が用意される。キッズエディションには、トラとパンダのデザインが追加され、部屋の装飾品のように扱えるだろう。

それぞれのデバイスには1.6インチの前面発射型スピーカーを搭載しており、同社によると「鮮明なボーカルとバランスのとれた低音でフルサウンドを実現する」とのこと。

なお、新しいEcho Dotが提供する実際の機能は従来モデルとあまり変わっていない。Alexaスマートアシスタント、音楽、スキル、ニュース、リマインダー、リスト、アラームなどを利用可能だ。

一方、キッズエディションデバイスには子供に対する優しい応答が可能で、ディズニー、Nickelodeon(ニコロデオン)、ナショナルジオグラフィックなどのブランドの、何千冊ものAudible(オーディブル)本を聞くことができる。なおNickelodeonは、ViacomCBS Domestic Media Networksが展開する、「スポンジ・ボブ」や「ザ・ペンギンズ from マダガスカル」などのキッズ&ファミリー向けエンターテイメントブランドだ。

もう1つのAlexaの新機能であるReading Sidekick(リーディング・サイドキック)は、子供の読書を補完するように設計されており、言葉の流暢さを身につけるのに役立ちます。

この機能を利用すると、Alexaはサポートされている本を子供と交代で読み上げ、子供の読書の質に耳を傾ける。アマゾンによると「子供がよく読んでいるときには励ましを与え、苦戦しているときにはサポートを提供する」そうだ。サービス開始時点でReading Sidekickは数百冊の児童書と連携し、Amazon Kids+ファミリー向けに数カ月後にプレビュー版が提供される。

親に対応するためのもう1つの動きとして同社は、Amazon KidsのペアレンタルコントロールがEcho Dot Kids Editionだけでなく、家中で使えるように拡張されることも明らかにした。さらに、親は子供のためにAlexaの音声プロファイルを作成できるようになる。

これを有効にすると、家庭内のあらゆるデバイスで子供の声を認識するとAlexaはKids Alexaエクスペリエンスに移行し、子供に優しい応答、ゲーム、スキル、音楽などを提供する。Amazon Kids+に加入している家族は、そのカタログの一部として子供が好きなプレミアムスキルやAudibleの本をすべて利用できるようになる。

子供向けのAlexaボイスプロファイルのプレビューは、Amazon KidsとAmazon Kids+の家族向けに今後数カ月間で展開される予定だ。

各製品は本日から予約販売が始まる。Echo Dot Kids Editionは59.99ドル(約6300円)、Echo Dotは49.99ドル(約5300円)で、いずれも今年後半に出荷される見込みだ。時計オプション付きのEcho Dotは59.99ドル(約6300円)となる。

Amazon Hardware Event

画像クレジット:Amazon

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(翻訳:TechCrunch Japan)

今年のAmazonプライムデーもベストセラーはEcho DotとFire TV Stickか

【抄訳】
Amazonプライム今年もまた、プライムデーでEcho DotやAlexaリモコン付きFire TV Stickのようなロスリーダー(採算度外視の目玉商品)に殺到した。Alexaスマートスピーカーの入門機であるEcho Dotは、3年連続でプライムデーのベストセラーになった。Fire TV Stickも昨年に続いて上位で、この製品はデビューした2016年以来、プライムデーにはグローバルでよく売れている。

Amazonはプライムデーの具体的な数字を挙げないが、Echo DotとFire TV Stickを合わせて、売り出し初日の月曜日には世界中の顧客に「数百万台売れた」と主張している

昨年は、Fire TV Stickだけで「数百万」という言い方をしていた。

このリテイラーは米国時間7月16日、米国の買い物客は月曜日の売り出しで「数百万ドル」を節約した、と言っている。それはEcho DotとThe Fire TV Stickの安売りだけを指すのではなく、そのほかの売上上位である、Instant Pot DUO Plus 60 6 QtやLifeStraw Personal Water Filter、Crest 3D White Professional Effects Whitening Stripsなども含んでいる。この中でInstant PotとLifeStrawフィルターは、昨年のプライムデーでもAmazon以外の製品で上位入りした2つだった。

Echoは7月15日の売り出し品目には入っていなかったが、しかしすでにプライムデーの前から定価の半額24ドル99セントに値下げされていて、プライムデーではさらに、再び22ドルに下げられた。

echo show 5

本日もEcho Dotは22ドルだが、黒(チャコール)は売り切れで、やや明るい色のサンドストーンしかない。

2日目のそのほかの売れ線

  • 画面付きAlexaスピーカーの小型改良版Echo Show 5が49ドル99セント
  • Fire TVエディションのスマートテレビが最安で140ドル
  • Alexaリモコン付きFire TV Stickが14ドル99セント
  • キッズエディションのFire 7タブレットが59ドル99セント(2つで99ドル98セント)
  • Ring Video Doorbell 2が139ドル

プライムデー2日目の値下げ品目一覧表をもある。

【後略】

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

AmazonのEcho Dot 3レビュー:そそる50ドルのスマートスピーカー

Amazonはこれまで多くのEcho Dotを販売してきた。狂ったかのように、まったくバカのように数え切れない台数だ。第一世代と第二世代は間違いなくスマートスピーカー好きに広く支持されたシングルドライバーのスピーカーだ。

もちろん、このプロダクトには非凡な要素はない。ただのホッケーパックのような外観で、ほぼ注目をあつめることがないようなデザインだ。しかし抵抗し難い魅力を持つースマートスピーカーを敬遠していた人にとってさえそうなのだ。

これはスマートスピーカーという新たな世界へのゲートウェイドラッグ、新たなものへの踏み出しとなる。では、どうやってAmazonの最も売れているデバイスを改良したのか? 最大のセールスポイントに手を加えたのではなく、50ドルという価格にある。この価格設定は1000ドルのスマホよりかなり受け入れられやすい。

先月シアトルで行われたイベントで、他の800万もの新たなAlexaプロダクトとともに発表された新Dotは、単なるラインナップのアップグレード以上のものだ。Echoのラインナップを前進させた。モジュラースピーカーシステムがきたるスマートホームで浸透することを考えたとき、Googleのまぎれもない影響力に対抗できるだけのプロダクトだ。

箱から出した時に魅了するのはGoogleのものだ。Echo第一世代、第二世代は実用的だった。見かけはイマイチ、どこかに隠すためのようなデザインで、Alexaへの単なるゲートウェイだった。ファブリックのカバーは今ではコンシューマーエレクトロニクスに必須のものとなっていることを考慮しても、胴回りをクロスで覆ったEchoはGoogleのHome Miniの類似品にすぎなかった。

Amazonは当然のことながら、この分野におけるGoogleの急速な成長に揺さぶられた。Alexaイベントの前、戦略アナリストは、Home MiniがEcho Dotを抑えて四半期に最も売れたスマートスピーカーとなったと言及した。まさにパニックモードというわけではないが、アップグレードのタイミングであることはかなり明らかだ。

新DotはHomeラインナップから明らかに美的影響を受けていて、私はAmazonの取り組みを好ましく思っている。良い意味で、古いものと新しいものの差をつけた。ファブリックカバーにより、プロダクトの外側を覆うスピーカーグリルが2倍になった。一方でトップは、丸いマットブラック色のトップに4つのボタンを搭載するという、馴染みのデザインがそのままだ。ステータスを光らせて示すリングが縁にある。

新Dotは明らかに前モデルより大きいーコンパクトサイズだった第二世代Dotが最も売れていたことを考えると、これは少し驚きだ。これはつまり、新デバイスはオープンスペースにそのまま置けるほどいいルックスになったことで、大きくしてもいいだろうとAmazonは大胆になったということだ。私は、その重量に少し驚いたーこれを使って何かに深刻なダメージを加えられそうな重さだ。

サイズが大きくなることに伴う結果の一つがボリュームの増大だろう。Amazonによると。新Dotは前世代より70%大きな音量で流すことができる。こうした動きは、Amazonが“スマートスピーカーの方程式”で二番目にくる部分に積極的に取り組んだことを意味する。初期のDotのサウンドシステムはAlexaに声をかける以上のものではなかった。だからこそAmazonは補助出力をビルトインした。

もちろん、まだその範ちゅうにとどまっているが、ビルトインされたサウンド出力は大きく改善した。また、トップボリュームの音のひずみも少なくなった。私はまだこれをデフォルトスピーカーとして使う気はないが、Amazonの新たなアラカルトサウンドシステムにおけるDotの役割は面白いものだ。

Amazonは2つのDotでは、新たなステレオペアリング機能を試すという目的があったー私はその取り組みを嬉しく思う。おそらくラインナップへの追加としては最も興味深いものだ。Alexaアプリの改良で、セッティングタブの下にCreate a Speaker Setのオプションが加わった。ここから2つのDotをペアにしたステレオにすることができる。セットアップはシンプルだーオフィスのWi-Fiで私が試したときにはトラブルがあったが。正常に機能させるためには、どちらのEchoも同じネットワークにつながっていなければならない。アプリは2つのEchoが同じネットワークにいるかどうか見分けることはできなかった。

あらゆるプロセスがアプリで行え、どちらのデバイスでステレオトラックのチャンネルを操作するかも決められる。2つをペアリングするというのは素敵な体験だー小規模なホームシアターの体験に近い。新たなサブウーファーEcho Subも使えばより素晴らしい。もちろん、忘れてはならないのが、230ドルかかっていること。いろんなものを加えるとあっという間に金額はかさむ。しかしそれでもHomePodより100ドルは安い。

もちろん、その2つを比較するのはフェアではない。AmazonとAppleのスピーカーは完全に異なるリーグのものだ。しかし新Dotと、他のEchoホームステレオシステムへの追加は、デバイスをミックスさせたりマッチさせたりができながら、それでいて低価格という、このカテゴリーへのAmazonらしいアプローチだ。

第三世代のDotは完全なる再発明というわけではないが、多くのユーザーにアップグレードしようかと思わせるだけのものだ。“アップグレード”という言葉がここでは適切ではないかもしれないが。Amazonの、全ての部屋にAlexaデバイスを、という究極のゴールを考えたときに、増えつつあるあなたのコレクションにまた一つ加わるというのは容易に想像できることだろう。

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(翻訳:Mizoguchi)

Amazonの新しいEcho Dot、実機レビュー

Amazonが発売しているデバイスの中でいちばん改良が必要なのはEcho Showだ(お願いしますよ、本当に)。僅差で2位につけているのがDotだったと思う。Echoシリーズでいちばん安く(かついちばん売れている)Dotはすでに何度かアップデートされている。それでもDotは居間のコーヒーテーブルの上に堂々と並べておくのがはばかられるようなデザインだった。

Amazonの新しいベストセラーのスマートスピーカーを見てすぐに気づくのは新世代版がGoogle Home Miniにひどく似てきた点だ。実際、Googleの影響はいたるところに感じられる。

とはいえ、私はこのデザインの方が好きだ。新しいDotのサイズは現行製品とほとんど同一で、ボタンのレイアウトにも変更はない。最大の変化はGoogle Home Mini同様、ファブリックで取り囲まれていることだろう。ともあれスマートスピーカーのスピーカー部分はしっかりネットの外皮に囲まれている。

オリジナルのDotより音量も70%大きくなっているという。Amazonはハードウェア・イベントのデモでいくつかのバージョンを試させてくれた(ちなみにエド・シーラン版は私の好みではなかった)。どれも左右のチャンネルがしっかり作動するステレオだが、自宅の居間に置いてあるGoogle Home Maxを急いで取り替えようと考えるほどの音質ではなかった。

新しいDotで最大の魅力はなんといっても価格だ。Amazonは機能を改良しても値段は据え置きにした。しかし49ドルという定価に釣られて手を出すと、全Alexaエコシステムに巻き込まれることになるかもしれない。

入門レベルの価格のDotを複数の部屋に置いてマルチルーム・オーディオが楽しめる。これはAmazonが進めているホームオーディオの形で、HomePodやGoogle Home Maxのような高価なデバイスなしに一部屋ずつオーディオシステムを増やしていけるというのがセールスポイントだ。

Amazonのハードウェアイベントで登場した製品関連記事はこちら

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滑川海彦@Facebook Google+

本年Q2、もっとも売れたスマートスピーカーはGoogle Home Mini

Amazonのプライムデーで一番売れたのはEcho Dotだったかもしれない。しかしStrategy Analyticsの最新レポートによれば、2018年の第2四半期にもっとも売れたスマートスピーカーは、GoogleのHome Miniであるようだ。全世界での出荷台数を見ると、Echo Dotの220万台に対してHome miniは230万台となっている。

いずれもエントリーレベルのスマートスピーカーだが、この2台を合わせると、全出荷台数の38%を占めることとなるようだ。

本年の第2四半期には、1170万台のスマートスピーカーが出荷されたとのこと。その中で5台中4台がAmazonないしGoogleのデバイスであった。

Echo Dotに続くのは、フラッグシップモデルとなるEchoで、140万台だった。そしてAlibabaのTmail GenieおよびGoogle Homeが80万台で続く。

AppleのHomePodはトップ5に入っていない。しかしQ2における出荷台数シェアでは6%を占めているようだ。

高額ながら高機能を目指したHomePodだが、まずまずの成績をあげているということがいえるのかもしれない。

売上額に占める割合についてみれば、Home MiniとEcho Dotをあわせて17%である中、AppleのHomePodは単独で16%を占めている。200ドル以上のものに限定すれば、HomePodが70%のシェアを占める。

なお、Strategy Analyticsのレポートによれば、今のところはまだシェアは流動的で、登場してくる新製品により大きく変動するだろうとのことだ。

「市場の成長率に着目したメーカーの積極策により、この12ヵ月でスマートスピーカー製品は大幅にその数を増やしました」とStrategy Analyticsのバイスプレジデントを務めるDavid Mercerは言う。「SumsungやBoseなどといった巨人たちも、スマートスピーカー市場への参入タイミングをはかっているところです。ブランドの拡大を目指して動き始めるとともに、消費者にとっては高級モデルを中心に選択肢が増えることが考えられます」とのことだった。

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(翻訳:Maeda, H

Amazonの子ども用Echo Dot Kids Editionにディズニーなどのスキルが加わる

Amazonが今日(米国時間8/20)、Echo Dot Kids Editionの一連の新機能を展開した。このEcho Dotスマートスピーカーの70ドルのバージョンは保護ケースに入っていて、プライム会員にとって年会費2ドル99セントのAmazon FreeTimeの、1年分の会員権がおまけで付く。今度このKids Editionのペアレンタルコントロールとそのほかの独占コンテンツに加わるのは、Disney(ディズニー), Hotel Transylvania, そしてPac-Man(パックマン)からのスキルと、子どもの寝付きを良くする“Sleep Sounds”スキルだ。

音を出すスキルとしては、今回、雷雨や雨、海、小川のせせらぎが加わるが、“Sleep Sounds”スキルはもっと網羅的で42種の催眠音がある。新米パパママが喜ぶ、赤ちゃんをなだめる音としては、車、汽車、電気掃除機の音(これが意外と効く!)などがある。

Amazonの説明によると、Skill Storeにも催眠音スキルはあるが、Kids Editionのは子ども向けで、それらと全然違うそうだ。

ディズニーからのスキル“Disney Plot Twist,”は、Mad Libsに似ている。短いアドベンチャーストーリーがあって、それらの単語やフレーズを変えるのだ。ナレーションは人気のディズニーキャラクター、Anna, Olaf, Kristoffらが担当している。Kids Edition独占コンテンツであり、一般市販品はない。

また、Drac’s Packという新しいスキルには、映画“Hotel Transylvania 3: Summer Vacation”がフィーチャーされ、モンスターのストーリーや、歌やジョークがある。

Pac-Man Storiesのスキルは対話的に操作するストーリーで、ユーザーが作るアドベンチャー、つまり何をどう決めるかによって、エンディングが異なる。

以上二つのスキルはすでにAlexaにあるから、Kids Editionがない人でもアクセスできる。

ストーリーが多くなっているが、これはどうやら、Alexa対応のスマートスピーカーを家族や子どもに訴求するには“お話”に投資すべき、とAmazonが判断した結果だろう。というのも同社は最近、チャットのストーリーアプリAmazon Rapidsの今後の更新をやめて、それ用のストーリーもAlexaに回したからだ。

Amazonは、子ども向けの独占コンテンツDisney Plot TwisなどでEcho Dot Kids Editionをファミリーに売り込もうとしている。

すでに提供している子ども向けスキルは、Disney Stories, Loud House Challenge, No Way That’s True, Funny Fill In, Spongebob Challenge, Weird but True, Name that Animal, This or That, Word world, Ben ten, Classroom thirteen, Batman Adventures, Climb the Beanstalkなどだ。

でも、独占スキルと違って、ふつうの“子どもにも安全”なスキルは、親がダッシュボードで手作業でホワイトリストつくらなければならない。そのやり方の説明が、Alexaにもアプリにもない。以前、このデバイスをテストしたときにはあったと思うが。

またKids Edition Dot/FreeTimeのバンドルも、親が子どものために本当に欲しい独占スキルがない場合には、あまり意味がない。ふつうのDotを買って、必要ならFreeTimeを加える方がいいのでは。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

セントルイス大学、新学期から学生寮にEcho Dotを大量設置へ

SLU(セントルイス大学)では学生全員が否応なくAmazonのスマートスピーカーに囲まれて過ごすことになる。大学は今週、学生の生活区域全域に2300台のEcho Dotを設置する計画を発表した。今月末、新学期のスタートに合わせて運用が開始されるという。

SLUは「われわれは学生寮のホール、居室のすべてにAlexa for Business上でAmazon Alexaを作動させるデバイスを設置するアメリカ最初の大学となる」と誇らしげに述べている。もちろんEcho Dotを採用する最初の大学ではないだろうが、こうした大きなスケールでスマートスピーカーを配置する大学としては最初の例の一つになるのだろう。

なるほどスマートスピーカーはアメリカの多くの家庭でなくてはならぬシステムとして使われているものの、大学の寮や生活区域に大規模に配置するというのはいささか奇妙な選択に思える。SLUではAlexa for Businessで100以上のカスタムQ&Aを作成したという。たとえば、「今晩図書館が閉まるのは何時?」とか「学生課の場所はどこ?」というような質問だ。

もちろん学生の生活区域にクラウドに接続され音声を常に録音しているスマートスピーカーを大量に設置するのはプライバシー上の懸念を生む。SLUでは次のように述べてこの懸念を打ち消そうとしている。

設置されるEcho DotはSLU専用のAmazon Alexa for Business(A4B)プラットフォームに接続される。このシステムは学生個人のAmazonアカウントとは一切連動しない。また個々の学生に関するプロフィール、履歴を保存することもない。ユーザーはすべて匿名での利用となる。さらにAlexaもAlexa for Businessシステムも質問を記録することはない。

また大学は学生はEcho Dotのマイクをミュートすることもできると述べている。学生はシステムからオプトアウトはできないが、デバイスの電源を抜いてデスクの引き出しに放り込んでおくことはできる。年度末に大学に返還すればよい。弁償しなければならないのでホッケーパックの代わりに使うのは勧められない。

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滑川海彦@Facebook Google+

音声インターフェースがビジネス向けに進出中

会社の会議にAmazon Echo(要するに音声操作デバイス)を持っていく、というシナリオはどうだろうか? つまり今月の南部地区での売上の数字が必要になったとしよう。今までならノートパソコンを開き、Excelを忙しく操作することになったはずだが、その代わりにEchoに尋ねるだけでいい。デバイスは即座に数字を答えてくれる。

ビジネス・シーンの主流になるにはまだ距離があるとはいえ、こういうシナリオは次第に現実化しつつある。

Amazon Echo(やGoogle Home Mini)が普及するにつれ、人々はコンピューターを音声で操作することに慣れてきた。過去の例に照らしても、消費者の態度に大きな変化をもたらすような現象は、やがて、ビジネスの場にも現れることが確実だ。

キーボード、タッチスクリーンに加えて音声も利用するAIセールス・ツールのTactのCEO、Chuck Ganapathiによれば、「われわれが利用するデバイスに革新が起きている。今後は音声を利用することが理にかなった方向だ」という。「スマートフォンにマウスは付属していない。電話するときにいちいちキーボードで入力しようとは思わないだろう。スマートウォッチもそうだ。それどころかAlexaデバイスにはスクリーンも必要ない。デバイスとのコミュンケーションはこれまでに比べてはるかに直感的になる」とGanapathはいう。

先月末のAWS re:InventカンファレンスのキーノートでAmazonの最高技術責任者、ワーナー・ヴォーゲルズは「われわれはこれまでテクノロジー上の制約のせいでコンピューターとのコミュンケーションがひどく不便なものになっていた」と指摘した。Googleで何かを検索しようとすればキーワードをタイプ入力するしかなかった、それしか方法がなかったからだ、ヴォーゲルズはいう。

「今後のデジタル・システムとのインターフェースは機械の都合が優先されることはなく、人間が中心となっていく。人間が自然に持つ能力を中心としたインターフェースをデジタル・システムに設けることで環境のあらゆる部分が活性化される」という。

Amazonはもちろんこの方向を後押しすることに熱心だ。re:InventではAlexa for Businessがクラウド・サービスとして発表された。もちろん他のクラウド企業も音声機能をデベロッパーに提供し始めている。 ビジネス・サービスやアプリに音声サービスを組み込みたいからだ。

AmazonがAlexa for Businessで初めてビジネス・シーンを直接のターゲットする動きを示したのに対し、他のスタートアップはこれより早く、Echoをビジネスに統合する実験を行っている。たとえば、ビジネス・インテリジェンスとアナリティクスのツールを提供するSisense2016年6月に早くもEchoをインターフェースに採用している。

しかし大手クラウド事業者が提供するサービスがいかに魅力的でも、社内データを外部に出すことを好まない企業も多い。このことはさる11月にCiscoがSpark向けにVoice Assistant for Sparkを提供したことでも明らかだ。企業がインハウスで音声を利用できるようにするこのテクノロジーは5月に1.25億ドルで買収したMindMeldが開発したもので、ビジネスの会議で一般に必要とされるタスクを音声で命令できるようにするのが狙いだ。

また11月にはビジネス向け音声駆動ソフトとハードを開発するスタートアップのRoxyは220万ドルのシード資金を得ている。同社はまず手始めに接客を重要な要素とするサービス産業をターゲットとしている。もちろんRoxyの狙いはサービス産業にとどまるものではないが、同社が最初に得た貴重な教訓は、社内情報をAmazon、Google、Apple、Microsoftのような大手外部企業に渡そうとしない会社も多いということだった。多くの会社は顧客データや顧客とのやりとりを社内のみに留めておこうとする。こうしたニーズに対してRoxyが提供する音声インターフェースは有力なソリューションとなるだろう。【略】

2018年を迎えてこうした実験は有力クラウド事業者のサービスとしても、スタートアップ企業の独自のソフトウェアとしてもも数多く出てくるだろう。もちろんキーボードとマウスがいきなり無用となるということではない。しかし音声が便利な場面で音声をインターフェースに利用するというのは自然な成り行きだ。多くの場面で音声はタイプの手間を省き、コンピューターとのコミュンケーションをさらに自然なものとするだろう。

画像: Mark Cacovic/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Amazonのクリスマス商戦のトップセラーはEcho Dot

クリスマス商戦が終わったところでAmazonは売上データの一部を公開した。今年のクリスマス・シーズンにAmazon.comで一番売れた製品はEcho Dotだった。これはAmazon製デバイスだけでなく、すべてメーカーのすべてのカテゴリーを通してもっとも売れたデバイスとなった。数百万台が販売されたという。

AmazonのAlexa搭載デバイスでは、Echo Spot、Echo Dot、Echo Buttonsがいずれも売り切れた。ただし事前に予約して顧客は製品を入手できた。AmazonのAlexaアプリはAppleのApp Storeと Google Playの双方7でクリマス当日のトップを占めた。大勢の顧客が手持ちのデバイスにAlexaをインストールすることにしたようだ。Amazonによれば、トータルで「世界い数千万のAlexa搭載デバイスが存在する」ことになったという。

Echo Dotと並んで、Alexaによる音声認識リモコンを同梱したFire TVスティックもAmazonデバイスのトップセラーとなった。今年のクリスマス商戦では、昨年同期に比べて、Amazon Fire TVスティックは2倍以上売れた。昨年より「数百万台も余計に売れた」という。

クリスマス商戦ははAmazonにとって最大のセールとなった。 「世界中の顧客が買い物で新記録を作る勢いだった」とAmazonはプレスリリースで述べている。わずか1週間で400万人以上がプライム会員に登録し、無料のトライアルを始めたという。

Whole Foodsは今やAmazon傘下だが、Amazonはこの高級スーパーマーケット・チェーンについてもいくつか面白い数字を発表している。たとえば、今年のクリスマスにアメリカ各地のWhole Foods Marketのクッキーバーで227トンのデザートが売れたという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Echo Dotがどうしても欲しい人、Amazonの制約をバイパスして今日オーダーできる方法がこれだ

amazon-dot

Amazonは、90ドルのEcho Dotの予約を難しくしている。でも、まだ方法はある。しかも、簡単に列に割り込める方法だ。ただし、急いだ方がよい。Amazonがこの抜け穴を、いつ塞ぐか分からないからね。

Echo Dotを予約するには:

  1. iOSのAmazonショッピングアプリを開く
  2. “Echo Dot”で検索する
  3. 検索結果のページでデバイスの上を右スワイプしてカートに入れる
  4. チェックアウトへ行く

すごく簡単だ。このささやかな裏ワザを見つけたDwight Churchillは、Localyticsのプロダクトマネージャーだ。

一般的にAmazonは、デバイスのオーダーをAlexaを使ってやってほしい、と願っている。それはオリジナルのAmazon Echoや、Fire TVの最新バージョンにある。でも、これらのデバイスを持っていない人はどうするのか? そんな人には、AmazonはDotをオーダーさせてくれない。初期ロットが小さくて、予約数を少なく抑えるねらいもあるのだろう。

Dotは、Alexaデバイスとして買うもののようだ。EchoやEcho Tapにある高品質のBluetoothスピーカーがない。でも既存のスピーカーをつなげるし、音声コマンドにも応じるし、家庭用デバイスをコントロールしたり、天気予報を言ったりする。

今日オーダーしたら、Dotが届くのは4月22日だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa