手洗いをリマインドするGalaxy Watchの新アプリ

数カ月前なら、手洗いアプリのアイデアはどう見てもつまらないものだっただろう。我々は皆大人だし、これまでずっと手を洗ってきた。しかし、状況は変わった。2020年4月中旬現在、我々は外に出て、他人と関わることを恐れている。そして徹底的な手洗いは、我々が持つ数少ない武器の1つである。

Samsung(サムスン)によると、「Samsung Research Institute-BangaloreそしてSRI-BのUXとウェアラブルチームのデザイナーと開発者の小規模なグループが、健康と安全を保つのに役立つソリューションを考案するために、この2週間は24時間体制で取り組んだ」という。

Galaxy Watchアプリの 「Hand Wash」 は、着用者に少なくとも20秒間は手を洗うよう促すものだ。リマインダーの間隔はあらかじめ設定されているが、着用者がカスタマイズすることもできる。アプリは手洗いを始めて25秒後に通知を出す。5秒間は石鹸を使うためのものだ。

アプリは手洗いをトラッキングし、最後に行ってからの経過時間を表示する。普通の状況なら理解に苦しむアプリだろうが、現状においては至極当たり前のものだ。アプリは現在、Galaxy Storeからダウンロードできる。

新型コロナウイルス 関連アップデート

原文へ

(翻訳:塚本直樹Twitter

Samsung Unpacked 2020で折り畳み式スマホGalaxy Z Flipなどが登場

少なくとも1年に1回、Samsung(サムスン)はSamsung Unpacked(サムスン・アンパックト)と呼ばれるイベントを開き、何百人もの記者やアナリストや業界関係者を大きな部屋に集めて、最新の旗艦製品をすべて公開することにしている。2020年最初のUnpackedは、今朝、サンフランシスコで開催された。1400ドル(約15万円)の折り畳み式スマートフォンから100倍ズームカメラを搭載したハンドセットなど、すごい内容だった。

1時間の発表会をストリーミング動画を見たり、あちこちの記事を読みまくって情報を集める時間がないという人のために、とくに重要なものをここにまとめてみた。

Galaxy Z Flip

ついに出た! いくつかリーク情報があり、先週末のアカデミー賞授賞式ではびっくりするようなコマーシャルまで放映された、あのサムスンのガラケースタイルの折り畳み式スマートフォンが公式に公式なものとなった。その名はGalaxy Z Flip(ギャラクシーZフリップ)。2月14日までに出荷が開始されるが、1380ドル(約15万2000円)からという仰天の価格だ。

開けばスクリーンは6.7インチになる。畳んだときでも、外側の小さなディスプレイが、通知、電池の残量表示、クイックな自撮りなど、簡単な役目を果たす。また、半分だけ折り畳めば、ノートパソコンのような使い方もできる(上の写真)。Samsungではこれを「フレックス・モード」と呼んでいる。同社の宣伝によれば、ハンズフリーでビデオ通話をするときにとくに便利なのだそうだ。

Samsungの初期のプロトタイプでは、ヒンジ部分に埃やゴミが入り、ディスプレイを裏側から傷つけるという問題があったが、ゴミを防ぐファイバーの層をヒンジの内部に入れて対処したとSamsungは話していた。

Galaxy S20

2018年にはGalaxy S9、2019年にはGalaxy S10、そして2020年、Samsungは数を飛ばし、ネーミング法則を一気に進めてGalaxy S20とした。

S20、S20+、S20 Ultraの3つのバリエーションがあり、価格はそれぞれ、999ドル(約11万円)、1199ドル(約13万2000円)、1399ドル(約15万4000円)からとなっている。どれもディスプレイのサイズが異なる。S20は6.2インチ、S20+は6.7インチ、S20 Ultraは6.9インチだ。どのディスプレイも120hzで駆動するが、解像度はネイティブのQuad HD+から1080pに落とす必要がある。どのモデルも5Gに対応する。

最近発売されたさまざまなスマートフォンと同じく、Samsungもいちばんの重点をカメラに置いている。その仕様は、書類上の数値ではあるが、かなり衝撃的だ。

S20にはカメラが3つある。いちばん大きなものは、64メガピクセルの望遠レンズだ。S20+とS20 Ultraはカメラが4つに増え、深度センサーが付く。そしてS20 Ultraだけの装備として、かなりワイルドな108メガピクセルのセンサーが広角レンズに付く。カメラの仕様はモデルごとにずいぶん違っていて混乱するため、Samsungの仕様書を下に掲載しておく。

S20とS20+には、30倍「スペース」(デジタル)ズーム機能があり、S20 Ultraでは、それが100倍ズームに跳ね上がる。3モデルとも8K動画の撮影が可能だ。「シングル・テイク」とSamsungが呼んでいる機能を使えば、短い動画を撮影したとき、ブーメラン、ループ、AI補正写真など、いくつものオプションで加工できる。

面白いサプライズとして、SamsungはUnpackedの途中でイベントの様子をストリーム配信したのだが、それはS20で撮影してストリーミングされたものだった。

Samsungによると、予約受け付けは2月21日から。店頭に並ぶのは3月6日からとのこと。

Galaxy Buds+

Apple AirPodへのSamsungの答えがアップグレードされる。Galaxy Buds+は、見た目にはオリジナルのBudsのままだが、音質が(今でもかなりしっかりしているが)全面的に改善される。シングルドライバー・システムから、デュアルドライバー・システムに変更され、マイクの数も2つから3つに増やされる。

Buds+は、フル充電の状態で11時間使用できるとSamsungは話していた。いざというときは、充電ケースを使えばさらに11時間分の充電ができる。しかも、互換性のあるGalaxyスマートフォンを持っていれば、同社が去年発表した「パワーシェア」機能を使ってワイヤレス充電も可能になる。Buds+のケースをスマートフォンに接触させれば、3〜4分でたっぷり1時間分の充電ができるという。

Buds+の出荷開始は2月14日の予定。価格は149ドル(約1万6400円)。

[原文へ]
(翻訳:金井哲夫)

サムスンの約15万円のフラッグシップスマホGalaxy S20 Ultraはプレミアム機を再定義

スマートフォンの普及が遅れている主な要因は、1,000ドル(約11万円)をはるかに上回る価格が当たり前のように設定されていることだ。Samsung(サムスン)はミッドレンジ向けとなるLiteバージョンのGalaxy S10Note10を投入することで、この現象に対処するために手を打ったのは間違いない。

その対極にあるのが、最新のGalaxy S20 Ultraだ。昨年のGalaxy Fold2,000ドル(約22万円)だったが、Ultraはある意味リーズナブルな1,400ドル(約15万円)だ。この最上位モデルは、下位モデルの6.7インチと6.2インチよりも大きな、6.9インチディスプレイを搭載している。

カメラはUltraが他モデルと一線を画す、もう一つの特徴だ。すべてのデバイスに強化された「Space Zoom」が搭載されているが、このプレミアムモデルでは光学ズームとデジタルズームのハイブリッドを採用し、背面の大きなカメラバンプの下に折り畳まれたレンズ(ペリスコープレンズ)を搭載することで、望遠倍率を30倍から100倍へと高めている。

S20+と同じく、背面には4個のカメラがある(標準のS20には3個しかない)。センサーにも違いがあり、中でも注目すべきは、S20+の広角が108メガピクセルと超高画素になったことだ。

Ultraはまた、通常では過剰な1800万画素のカメラを1200万画素に抑えながら、1ピクセルが取り込む光の量を高めて撮影品質を改善する、Nona Binningを搭載した最初のデバイスでもある。

さらに注目すべきは、巨大なバッテリー容量だ。S20+4500mAhに対して、Ultra5000mAhのバッテリーを搭載する。

 

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

Samsungが次期折りたたみスマホをアカデミー賞授賞式で予告

オスカー賞の夜はNetflixのためではなく、韓国のためのものだった。Bong Joon-ho(ボン・ジュノ)監督の痛烈な階級風刺映画「Parasite(パラサイト 半地下の家族)」 のおかげで、韓国は最高の名誉を手にした。

Samsung(サムスン)は、米国時間2月11日にサンフランシスコで開催される「Unpacked 2020」のイベント予告動画として、オスカー授賞式の主要な広告枠に、次期折りたたみ式スマートフォンの360度ビューを公開した。

このCMでは、バックグラウンドでSerge Gainsbourg(セルジュ・ゲンズブール)Brigitte Bardot(ブリジット・バルドー)のコミック・ストリップサウンドとパチパチパチという音が流れる中、スマートフォンが開閉する様子があらゆる角度から映し出されている。

スマートフォンは画面を半分、または4分の3まで開いた状態で、折りたたみディスプレイでハンズフリーのフェイスタイム形式のチャットができる(まさに、2020年のフリップ式携帯そのものだ)。

また、スクリーンを隠すクラムシェルのデザインを最大限に生かした美しい玉虫色のパープルのカラーリングも確認できる。なお、黒バージョンの方が背景にうまく溶け込んでいるようだ。

側面には、指紋スキャナが存在するように見える。これまでのリーク情報でも、それは示唆されている。

本体を閉じた時に着信をどのようにして表示するのかについては、背面のマイクロディスプレイに電話をかけてきた人の名前が表示される。

サムスンのGalaxy Z Flipのリーク画像をオンラインで見たことがあるが、これは新たな折りたたみ式スマートフォンの公式情報であり、レトロなクラムシェル型かつフリップ型のスマートフォンが、ファッションブームを巻き起こすことを期待している(縦折りスマートフォンとしてMotorola Razrも存在している)。

もちろんサムスンは、この折りたたみ式スマートフォンがすぐに壊れないように祈っていることだろう。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

サムスンの廉価版Galaxyはフラッグシップ機にイヤフォンジャックを搭載

Samsung(サムスン)のGalaxy S10 LiteとNote10 Liteは、プレミアムとミッドレンジの中間という興味深い位置づけの端末だ。これらは、1000ドル(約11万円)以上のスマートフォンに二の足を踏んでいる購入者の態度を変えようとする、同社の明確な試みといえる。

しかし、物事はそう簡単ではない。イヤフォンジャックはそのわかりやすい例で、Galaxy Note10 Liteには搭載されているものの、Galaxy S10 Liteには搭載されていない。これは、イヤフォンジャックの放棄に対して慎重な姿勢を示してきた、サムスンのアプローチだ。

この決定の実際的な理由は、Galaxy Note10 Liteのほうが本体が分厚いからだろう。もちろんどちらもフラグシップ端末らしく品質は素晴らしい。ただし、Galaxy Note10 LiteはS Penを搭載していることと、ディスプレイ方式が異なることから、明らかに分厚い。そこでサムスンは、その下部にイヤホンジャックを取り付けた。

また、そのタイミングも興味深い。サムスンはCESの直前にこれらのスマートフォンを発表したが、これはホリデーシーズンを明確に逃しており、最新スマートフォンの発表の約1カ月半前に披露された(Unpackedの招待状は翌日発送された)。また価格も発表されておらず、米国での発売時期も決まっていない。

これらがフラッグシップ向けなのか、ミッドレンジ向けなのかは、ヨーロッパ向け価格がヒントになる。599ユーロ(約7万3000円)という価格は、フラッグシップモデルの最廉価モデルよりもかなり安い。これは、Galaxy S10eと比べると良い傾向だ。このビジネスモデルがGalaxy S11でも取り入れられるのか、興味深いところだ。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹Twitter

サムスンが2月11日に次期Galaxyフラッグシップモデルを正式発表へ

CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショウ)前の土曜日の夜は、スマートフォンのビッグニュースを発信するには理想的なタイミングとは言えない。しかしSamsung(サムスン)はどうしても言いたかったのだろう。もっとも、スマートフォンの巨人はビッグニュースをベールに隠しておくことに関してうまくできた試しがない。そして米国時間1月4日、同社の公式Vimeoチャンネルで公開されたプロモーションビデオで正式にイベントが発表された。

Samsungは、近日発売のフラグシップ機の発売日を211日と正式発表した。新機種の名前については、まだ憶測の域をでていない。噂によれば、一般的なS11から、一足飛びにS20になるかどちらかになるという。

私は以前の記事に山ほど噂を詰め込んだ。要約すれば、どのモデルも画面がさらに大きくなり、カメラのアップグレードとバッテリー寿命の改善もあるということろだ。招待状の画像を見ると、以前のビデオと同じく大きさの異なる2種類のデバイスの存在を確認できる。これは折り畳みスマートフォンであるGalaxy Foldの後継機と報じられてきたものと一致している。強化された折り畳み機構は、昨年の問題のフォローアップに加え、クラムシェル型のフォームファクターを採用していて、最近発表されたMotorola Razrに似ている。

追加の情報(と噂)がまだ出てくるだろう。いつもどおり、TechCrunchではサンフランシスコの会場で新製品の発表をこの目で確かめる予定だ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Galaxyの最新フラッグシップと折り畳みFold後継機は2月11日発表か

Samsung(サムスン)は、今後リリース予定の携帯電話に関する情報をCES直前の週末には明らかにしない、というのが大方の予想だ。だが正直なところ、現時点では誰にもわからない。少し早く宣伝しても決して害はない。この投稿は、公式のVimeoチャンネルで予定された公表よりも少し早く小出しにされた動画のおかげだ。リーク情報は個人によってTwitterで発見され、XDA Developers(開発者向けコミュニティの1つ)に投稿された。

動画はサムスンの新製品発表会である「Unpacked」のプロモーション用のようだ。Unpackedでサムスンはフラッグシップモデルを発表する。機種名はGalaxy S11かGalaxy S20か、あなたがそうだと思うほうだ。2月11日の日付に関してはいくつかの噂があるが(11を重ねたことは言うまでもない)、そのうちの1つによれば、デバイスの発表はきっかり1週間後だ。

過去の例からすると、このイベントはMWC(モバイル・ワールド・コングレス)のニュースであふれる数週間前にサンフランシスコで開催されるのが近年の傾向だ。

ビデオのアニメーションは2つのデバイスを示唆しているようだ。フラッグシップデバイスを表しているスタンダードな長方形と、昨年発売された問題のあった折り畳みスマホであるGalaxy Foldの後継機である正方形のフォルダブルだ。前者についてはここにたくさんの噂がある。後者についての初期の推測では、より安いものになり、最近発表されたMotorola Razr似のクラシックな折り畳み携帯電話のようなメカニズムになるとされていた。

サムスンは最近、主力のS10およびNote 10デバイスの「Lite」バージョンのペアも発表したことも記しておく。

CES 2020 coverage - TechCrunch

[原文へ]

(文・Mizoguchi

サムスンが縦折りスマホのイメージを披露

Samsung(サムスン)は昨年に開催した開発者向けカンファレンスにて、開発中の折り畳みスマートフォンをいち早く披露した。今考えると、Galaxy Foldのリリースはもっとスムーズにできたかもしれないが、第1世代のプロダクトとはそういうものだ。少なくとも、同社が折り畳みスマートフォンにおいて、さらなる野望をいだいていることは明らかだ。

今年のイベントのステージでは、同社は折り畳みスマートフォンの新たな試みを披露した。動画では、Galaxy Foldのフォームファクタが従来のフリップ型携帯に近いクラムシェル型へと姿を変えている。

昨年のイベントとは異なり、今回のイベントを新製品の発表だと受け取るべきではない。サムスンは、「折り畳み可能なカテゴリーのさまざまな新フォームファクターを説明する」と語っている。これは最初からはっきりしており、折り畳みスマートフォンの初期段階ではどのフォームファクタが適しているかを判断するのが重要だ。そして同社は現在、開発者と協力してこれらのコンセプトに取り組んでいる。

今回のコンセプトは、折り畳みスクリーンを閉じることでポケットサイズに収まる、Motorola(モトローラ)の折り畳みスマートフォンことRazrのリーク情報とも一致している。CESやMWCのようなイベントで、その計画の詳細が明らかになるかもしれない。

たぶん。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

米国で折り畳みスマートフォンGalaxy Foldの販売開始

一部の忠実なファンにとっては朗報だ。Samsung(サムスン)の折り畳みスマートフォン「Galaxy Fold」は、あらゆる意味でエキサイティングで、他社との差別化に役立つ大胆な軽率さともいえる。多くの人はGalaxy Noteを笑っていたが、大画面スマートフォンは大きな勢力となっている。

5カ月の延期の後、Galaxy Foldは米国時間9月月27日に発売された。初期段階ではさまざまな理由で複数のレビュアーから問題が報告された。そして昨日報じたように、修正版の端末でも一部で問題が発生している。

現行バージョンでもGalaxy Foldは壊れやすい。「軽いタッチでの操作」を指示する動画が公開され、多くの注意書きが端末パッケージに含まれている。今後その成り行きをお伝えする予定だが、2000ドル(約22万円)を支払おうと考える人は、それを考慮しておく必要がある。

しかし、これは貴重な卵の工芸品ではなくスマートフォンだ。今回の発売では、ユーザーが大規模なベータ段階に取り組んでいるという感覚が依然として残る。折り畳みデバイスの今後がGalaxy Foldによって左右されると考えるのは馬鹿げているが、間違いなく最近で最も注目されている製品の発売となるだろう。

また、Galaxy Foldと同日にGalaxy Watch Active 2も発売された。実際に試用しているが、これまでのところ製品に問題はない。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

Samsung Galaxy S10は、ほかのスマホをワイヤレス充電できる

穴あき画面はともかくとして、Wireless PowerShareはS10シリーズの目玉機能だ。Samsungの最新フラグシップ機はこの機能を備えだ最初の端末ではないが(Huawei Mate 20 Proの方が数ヶ月早かった)、クールな新機能に違いない。

そしておそらくもっと重要なのは、Samsungがこの件でAppleを出し抜いたことだろう。様子を見る限り、クパチーノはワイヤレス技術の商品化に問題を抱えているようだ(行方不明のAirPower充電器を思い出してほしい)。

新機能で他のデバイスを充電できるのは、S10の大型バッテリーのおかげだ。たとえば、街なかで友達のスマートフォンが瀕死の状態になったとき、あなたが設定でWireless PowerShareをオンにして2台の端末を背中合わせにするだけで、窮地を救うことができる。

Qi標準で充電できる端末ならどれでも使えるはずだ。さらにSamsungの新しいGalaxy Budsでも使うことができる。Galaxy BudsはAirPodsより一足先にワイヤレス充電ケースを採用している。

もちろん、どちらかの端末はうつ伏せにする必要があり、充電速度は有線よりも遅いが、嬉しい機能であることに変わりはない。出張の多い人には便利だろう。夜充電しなければならない機械が1つ減ることになる。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Samsung、Galaxy携帯の販売台数20億台を突破

今日(米国時間2/20)最も高価なスマートフォンを発表したSamsungは、これまで大量に販売したGalaxy携帯の発展過程についても話した。

壇上、Samsung Electronicsのプレジデント、DJ Kohは、過去10年間に同社が販売したGalaxy端末が20億台を超えたことを明らかにした。

同社のGalaxyブランド製品はスマートフォンだけではないが、この華々しい数字は彼らがこのブランドで成し遂げてきたことすべてを物語っている。SamsungはGalaxy端末のアクティブ・インストール数に関する詳細には触れなかったが、スマートフォンの販売台数については全詳細を公表した。

本日同社はGalaxy S10Galaxy Foldをはじめとする数多くの端末の情報を公開した。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

UberやLyftのドライバーの労働環境調査の記事が3位(2018年3月ランキング)

2018年にアクセス数の多かった記事を月別に紹介していく年末企画。2018年3月のアクセスを振り返ってみると、1位はサムスンのGalaxy S9が最高の評価を得たという記事だった。

Galaxyは、曲面ガラスなど他社に先駆けて導入するなど先進的なデザインが特徴。処理速度やカメラ製品もiPhoneとは遜色ないのだが、なぜか日本ではいまひとつ人気がない。そうこうしているうちにカメラ関連でライカと提携したファーウェイがSIMフリースマホ市場を席巻。いまではキャリアスマホとしても販売されている。とはいえ、そのファーウェイも米中の貿易摩擦の影響で日本でもファーウェイ製品排除の動きがあるなど先行きは不透明だ。結局はiPhone一強は今後も変わらないのかもしれない。

2位はオラクルがグーグルに裁判で勝利したという記事。グーグルのAndroidはオラクルが著作権を持つJava APIで開発されたが、これが著作権侵害にあたるという判決だ。プログラミング言語に著作権の保護は適用されるのかという論争はこのあとも続きそうだ。

TechCrunchとして注目なのは、4位にランクインしたUberとLyftのドライバーの労働環境についての記事。およそ3分の1のドライバーが、1マイル走るごとに収益を上回る費用を負担しているという。中にはスキマ時間を活用して副業ドライバーとして働く人もいると思われるが、この生産性の低さは問題となるかもしれない。Lyftの広報担当者はこのレポートを受けて「研究結果に関してはまだ精査しておりませんが、ざっとみた限りでは疑問符のつく想定が行われているように思えます」というコメントをTechCrunchに残している。

1位 Galaxy S9のディスプレイがカメラと並んで最高の評価
2位 OracleがJavaの著作権侵犯裁判でGoogleに勝利
3位 Google LensのiOS版も公開
4位 UberとLyftのドライバーたちの過酷な状況が明らかに
5位 月額750円でオーディオブック聴き放題

レビュー:Galaxy Note 7はベストのファブレット―スタイラスに加えて虹彩スキャン、大型バッテリーを追加

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Samsung Noteは当初ギャンブルだった。むやみサイズが大きい奇妙なガジェットという印象で、特にスタイラスはハードウェアキーボードといっしょに過去のものと考えられていた。しかしこの賭けは即座に大成功を収めた。Samsung Noteは最初の2年で5000万台が売れ、モバイルを代表する生産性ツールの一つなった。

NoteはSamsungのフラグシップモデルではない(それはGalaxy Sだろう)が、大型スマートフォンを代表するデバイスの一つであることは疑いない。5.3インチの画面をスマートフォンの世界に導入した立役者でもある。大画面スマートフォンが「ファブレット」と呼ばれるようになったのはSamsung Noteの成功が大きい。

その後の数世代のアップデートで画面サイズは(予想どおり)少しずつ大きくなった。最初は5.3インチ、次は5.5、そして今回 5.7インチだ。Noteはほぼ毎年かなり大がかりなハードウェアのアップデートを繰り返してきた。先月、世界の大きなイベントでお披露目された最新のNoteは、Galxy
Note 6を飛ばしていきなりNote 7となった。これはメインストリームのモデルGalaxy S7、S7 Edgeと画面サイズが異るだけで基本的に同一の7シリーズとして統一化しようというSamsungの努力を表すものだろう。

使用感は非常に良い。Noteのサイズ、Galaxy Sのデザイン言語、トップクラスのハードウェアが高いレベルで融合している。これにいくつかの新しい機能がセールスポイントとして追加された。Note 7は真に「誰にでもどんな目的にでも対応する」デバイスになったと思う。自画撮りをソーシャルメディアに投稿するカジュアル・ユーザーからシリアスなビジネス・ユースまであらゆる使い方が自信をもってカバーされている。

前世代と同じスクリーンのサイズにもかかわらず、筐体ははっきり分かるほど小さくなっている。

とはいえ、Note 7はやはり大画面でスタイラスが使えるGalaxyファミリーというのが本質だろう。今回の新製品にはテクノロジーとしてまったく新しい要素が導入されたわけではない。しかし実際の製品が発表される前の情報でも虹彩スキャンによるセキュリティーや大型バッテリー搭載の情報はわれわれを驚かすものだった。

あらゆる面で優れたNote 7だが、高機能は高コストを招くのはやむを得ない。800ドル以上とされる価格はおそらく万人向きとはいえないだろう。

まとめ

  • モニター:5.7インチ、2560 x 1440
  • メモリー:64GB(microSDで拡張可能)、4GB RAM
  • CPU:2.15GHz, 1.6GHz、クオドコア
  • 価格:キャリヤによって異る

メリット

  • カーブしたエッジ・ツー・エッジの画面は美しくデザインされている
  • バッテリーは大容量化された
  • 虹彩アンロッキングなどセキュリティーも強化

デメリット

  • 高価

美しいデザイン

Samsung Galaxy Note 7

Note 7の外観はシンプルで洗練されている。簡素な命名どおり、ファブレットのフォームファクターとGalaxyファミリーのデザインが融合している。今回のハードウェアのアップデートで目立つのはGalaxy Edge由来の側面まで回りこむカーブした画面の採用だ。これにともないサイドのベゼルは事実上姿を消した。これにより筐体をダウンサイジングしながら5.7インチの画面を搭載することに成功している。【略】

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

デバイスの裏面は表面と同様にカーブしており、同様の素材、CorningのGorilla Glass 5が使われている。Samsungはこの1.6mの高さから落下させた場合80%の確率で耐えるとしているが、正直言って私自身そのテストをする勇気はなかった。小さな点だが裏面は指紋を磁石のように引き付ける。幸い私はセーム皮をいつも携帯しているので大きな問題にはならなかった。

筐体全体がカーブしているので側面はかなり狭いが、左側にボリューム、。右側に電源ボタンが配置されている。【略】

Samsung Galaxy Note 7

ただのスタイラスではない

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Note 7のセールスポイントは大画面に加えてSamsungがS Penと呼ぶスタイラスが装備されていることだ。 実際、Note発表の当初からSamsungは「これはスタイラスではない」と主張してきた。実際タッチ画面に反応させることしかできないプラスチック製のスタイラスと周辺機器であるS Penの機能は大きく異る。

S Penの新しい機能のひとつはデバイスを起動しなくても画面に書き込めることだ。 スタイラスを内蔵スロットから引き出してそのまま画面に文字やスケッチを書き始めることができる。黒バックに白い線がなので見やすい。バッテリーには負担となるが、この機能を利用するには設定からディスプレイのAlways On機能を有効にしておく必要がある。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ソーシャルメディアへの投稿に熱心なユーザーははクイックGIF作成機能はキラーアプリかもしれない。使い方は簡単だ。ビデオを表示させ、望みの箇所まで早送りする。そこでS Penを取り出してボタンをクリックすると自動的に6秒のGIFファイルが作成され、標準の方法で共有できる。【略】

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

S Penは本体と同様、防塵防滴仕様だ。

A/V club

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

【略】

Guts and glory

Galaxy Note 7

【略】

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

【略】

セキュリティー

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

もちろん当初からSamsungのセキュリティーは昔のBlackBerryほど強固ではなかった。しかしモバイルをターゲットにするハッカーやマルウェアの横行が激しくなるにつれてSamsugも対処の必要を感じてきたようだ。ファイルのセキュリティーには従来どおりKnoxが使えるが、プライバシーの強化策として虹彩スキャナーが加わったのは特筆されるべきだろう。虹彩スキャナーは指紋スキャナー、パスワード、PINと並んでデバイスのアンロックに用いることができる。

大半のユーザーにとって虹彩スキャンは目新しい経験だろう。ロックスクリーンをタップするとデバイスはユーザーの両目を撮影する。データの照合に成功すると即座にスクリーンのロックが解除される。虹彩スキャナーの作動は非常に速いため、ビデオに撮影しようとしてわれわれはかなり苦労した。【略】

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

問題は価格

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Note 7のレビューを締めくくるにあたって一つの重要な問題が残っている。発表イベントでもSamsungはこの問題に触れるのを嫌がる様子だった。実際の値段は国によって、またキャリヤによって変わる。しかしどこで買うにせよNote 7は高価なデバイスだ。

AT&Tの最安モデルは879ドル、契約は月額29.34ドルからだ。T-Mobileでは849ドルで頭金69ドル、月額32.50ドル/月だ。どのキャリヤを選ぶにせよ、高機能を得るにはそれなりのコストを負担しなければならない。

しかし高価ではあっても機能はそれに見合う。Note 7はNoteシリーズとGalaxy Sシリーズの最良の部分を合体させ、さらにいくつかの魅力的な機能が追加されている。虹彩スキャナーなどはいささか「やり過ぎ」の感もあるが、全体としてNote 7がすばらしい製品であることは間違いない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Samsung、Galaxy S7/S7 Edgeを発表―microSDスロット復活、バッテリーは大型化

unspecified-4-e1456045578502.jpeg

スペインのバルセロナで開催されているMWC 2016でSamsungは先ほどGalaxyの新モデル、S7とS7 edgeを披露した。基本的には「初心に返った」製品だ。

新しいGalaxyスマートフォンはS6に比べてわずかに厚いが、これは大型のバッテリーを搭載したためだ。SamsungはS7でそのルーツに戻り、防水性とmicroSDカードのスロットを復活させた。この2つの機能がなくなったことはS6シリーズへの大きな不満となっていた。

価格はまだ発表されていない。Samsungの発表を見た限りでは製造にはかなりのコストがかかっている印象だ。

S7 edgeはスクリーンが拡大

S7とS7 edgeのスペックはほとんど同一だ。ただS7 edgeの解像度はS7と同じQuad HDだが、丸みを帯びてカーブした側面に合わせてスクリーンは5.1インチから5.5インチに拡大されている。カーブしたスクリーンの端をスワイプすることでアプリを起動したりニュースを読んだりすることが素早くできるようになった。

バッテリーは巨大化

新モデルは胴回りに少々肉がついたように見える。Samsungがバッテリーの巨大化を実行したためだろう。これによって両モデルともバッテリー容量は大きくアップされた。S7のバッテリーは2550mAhから3000mAhへ、 より大きなスクリーンを搭載するS7 edgeでは2600mAhから3600mAhへ、それぞれ拡大された。

これにともなって新シリーズは以前より少しかさばる。S7は7.9mm、152グラムと発表されたが、これはS6より1.1mm厚く、14グラム重い。5.5インチ・スクリーンのせいもあって違いはS7 edgeではもっとはっきり感じられる。S7 edgeの157グラムという重さはS6 edgeに比べてほとんど20%も重い。

防水と拡張メモリー復活

昨年のS6シリーズの発表は多くのGalaxyファンを失望させた。防水機能、交換可能バッテリー、microSDカード・スロットがすべて失われたからだ。SamsungはiPhoneの真似をすることに満足を感じていたらしい。

新モデルでは交換可能なバッテリーは登場しなかったが、防水機能とmicroSDスロットは復活した。S7/S7 edgeは本体に32GBのメモリーを搭載するが、デュアルSIMカードスロットを備え、microSDが利用できる。これにより最大200GBのメモリーがサポートされる。両モデルとも防水性能はIP68認証だ。つまりある程度の水圧なら長時間水中に置かれても耐えられるということだ。

スクリーンは常時オン

新GalaxyはLG Gシリーズと同様の常時オンのディスプレイを搭載している。使用していないときでもスクリーンには時刻と最新の通知が低電力モードで表示される。

ユーザーは単に時刻を見たり通知を確認するために日に50回もデバイスのスイッチを入れる。それならそのたびにオフの状態から起動するより低電力モードで常時起動しておいたほうが便利だし、バッテリーへの影響もほとんどないという考えだ。会場でSamsungの社員に取材したところでは、常時オンによって消費される電力は全消費電力の1%にもみたないということだった。

常時オンのスクリーンは昨年LGが G4で採用し、今回発表されたG5でも継承されている。

カメラのAFは速くなった

カメラには新しいレンズと撮像素子が採用された。新しい撮像素子は12メガピクセルで、S6シリーズの16メガピクセルの素子ではない。

新シリーズのセールスポイントは明るいF1.7レンズで、前世代のカメラより95%も多い光を集められるという。もうひとつ、利用してはっきり気づく改良点はAF機能だ。「史上初のデュアル・ピクセル・センサー」の採用によるものだろうか、AFの作動速度がはっきり感じられるくらい速くなっている。バーやレストランの暗い照明でシャッターを切ってもけっこう見られる写真が撮れるようになったはずだ。

  1. unspecified-7.jpeg

  2. unspecified-6.jpeg

  3. unspecified-8.jpeg

  4. unspecified-5.jpeg

  5. unspecified-4-e1456045578502.jpeg

S7とS7 edgeの共通スペック

  • スクリーン:Quad HD Super AMOLED 2560×1440
  • CPU:Quad-core 2.15GHz + 1.6GHz
  • 4GB RAM (LPDDR4)
  • カードスロット:microSD装着可能
  • 常時オン・スクリーン
  • IP68防水・防塵
  • リアカメラ:Dual Pixel 12MP / フロントカメラ: 5MP
  • OS:Android 6.0 Marshmallow

SamsungはiPhoneクローンを作ろうとするのを止めて、S7ではAndroidの長所を利用する方向に戻った。バッテリー大型化、拡張可能なメリー、防水防塵、スクリーンの拡大はいずれもはっきりした改善であり、歓迎できる。すべてのユーザーが期待していた方向でもある。

S7/S7 edgeの予約は2月23日(火)の午前8時(太平洋時間)から受付が開始される。店頭に並ぶのは3月11日が予定されている。

〔日本版〕Samsungのサイトはこちら。トップにS7 edgeの紹介が表示されるが、価格等の詳細はまだ掲載されていない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Samsungが長年の”感動のないタブレット”を終わらせるために驚異的なハイスペック機Galaxy Tab Sを発表

Samsungがこのほど発表した新しいタブレットの系統は、同社がこれまでの数年間出し続けてきた、平凡で感動のないタブレットに別れを告げようとするものだ。今回登場したGalaxy Tab S系列は、ニューヨークで今日(米国時間6/12)行われた特別な発表イベントでベールを脱いだ。発売は7月で、8.4インチ(399ドル)と10.5インチ(499ドル)の2機種、色は白とチタンブロンズ、LTE対応モデルも近く出る。

この新機種Tab Sが誇るSuper AMOLEDのスクリーンが、今回のショウのスターだ。ユーザが今何をしているかで設定が変わる(最近のテレビのように)。色の表現がリッチになり、コントラストも視野角も良くなり、全体的に黒はより深く、白はより純白になった。画面の解像度はなんと2560×1600で、HDを上回る。テキストを読んでるときなどは彩度がソフトになり、超大作映画では高彩度に戻る。

あっと驚く新しいスクリーンと並ぶ、そのほかの受けねらい要素は、Tab Sの物理仕様だ。まず、厚さが6.6mmでiPad minの7.5mmよりも薄い。重量は8.4インチのバージョンがわずか10オンス、10.5インチはそのまま比例的にスケールすれば16オンスぐらいのはずだが、実際は11オンスだ。

そのほかのハードウェア的機能としては、指紋スキャナー(一人三つまで)、PayPal対応のモバイル決済、リアカメラ8mp、ビデオチャット用のフロントカメラ2.1mp。プロセッサは1.9GHzクァド+1.3GHzクァド=オクタコアのSamsung Exynos 5、オンボードRAM 3GB、内蔵ストレージ16GB、 microSDカードで128GBまで対応。 カバーはふつうのと、ブックカバースタイルの2種類。いずれもタブレット本体にファスナーで固定できる。

ソフトウェアの目玉は、Galaxyスマートフォンで導入された音楽ストリーミングサービスMilk Musicの特製バージョン、スマートウォッチやスマートフォン上のファイルを見つけて共有するQuick Connect、GalaxyデバイスやPCとの間で画面を共有したり電話を転送できるSideSync 3.0などだ。

以上見たように、これらはSamsunのタブレット製品としては正統派のアップグレードだが、これまではあまり劇的なデザイン変更がなかった、とぼくは記憶している。今回も要するに実体がAndroidだから、iOS〜iPadの成熟したソフトウェア環境と比べることはできない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Samsung Galaxy S5の詳細―防塵防水、心拍計、指紋スキャナ、4Kビデオカメラなど新機能多数

SamsungのGalaxy S5がはされた。5.1インチ、1920×1080ディスプレイを備えサイズはファブレットのジャンルに近いた。ホームボタン上に指紋センサー、裏側のフラッシュの近くに心拍モニターがあり、おそらくこれがもっとも実用的に効果が大きい改良点だろうが、防塵防水仕様〔IP67準拠・訳注参照〕となった。

このAndroid 4.4 Kitkat搭載フラグシップモデルは筐体デザインの面では現行モデルをほぼ踏襲している。やや大きなスクリーンを収容するために若干サイズが増加しているが、依然プラスティックのボディーだ(金属採用の高級版も存在する)。指紋スキャナー、心拍モニターはハードウェア上の大きな新機能だ。Galaxy S5はヘルスとフィットネスに大きな重点を置いているようだ。AppleのiOSの次世代版もこの方向だと噂されている。またS5ではカメラの能力も大きくアップした。


心拍モニター

alaxy S5では、モニターで計測した心拍情報をSamsungのフィットネス・アプリS Health 3.0に転送する。このアプリは歩数と消費カロリーのモニターもできる。また指先に取り付ける光学式心拍モニターも今回同時に発表されたSamsung Galaxy Gear 2スマートウォッチに用意されている。

指紋スワイプで支払い

もう一つの重要な新機能は指紋スキャナーだ。またしてもSamsungがAppleをコピーしたと非難する声も出そうだが、このスキャナーはiPhone 5のものとはまったく異なる。3種類の指紋を登録することができ、登録には8回のスワイプが必要だ(Appleのスキャナが指を押し付ける方式なのと異なり、Galaxy S5のものは指をボタンの上で滑らせるタイプ)。指紋認証は画面ロックの解除はもちろん、PayPalでのオンライン支払にも使える。

指紋認証でPayPalが利用できるということはオンラインでの購入だけでなく、リアル店舗での支払にも使えるということだ。Samsungはモバイル支払サービスを大幅な拡大できる可能性がある。もちろんそのためには使いやすいサービスの構築が必要だし、偽造その他の不正に対する耐性が十分かどうか検証されねばならないだろう。

またスワイプによる指紋認証でプライベート・モードを起動することができる。Galaxy Sのプライベート・モードでは、自分専用のファイル、フォルダーにアクセスできる。子供や他人に見せたくないコンテンツをモバイル・デバイスに保存しておけるようになったのはたいへん便利だ。

4Kビデオ、撮影後に焦点変更可能

カメラにも大幅な改良が加えられた。リアカメラは1600万画素で動画の録画解像度は4K対応だ(デバイスに搭載されているディスプレイは1080pなので解像度としては約4分の1)。Galaxy S5は最初の4Kビデオカメラ搭載モデルではないが、少数のアーリーアダプターの一つであることは間違いない。4Kテレビが普及期を迎えており、4Kコンテンツへの消費者の需要が高まっている現在、これは大きなセールスポイントになる。この調子だとホームビデオの画質が放送番組の画質を上回ることになりそうだ。

新カメラにはiPhone 5のようなスローモーションが備えられた。また高価でかさばるLytroのような撮影後に焦点を変更する新機能が追加された。モバイル撮影マニアを大いに喜ばせそうだ。撮影後後の焦点変更も今年の新機種のトレンドになりそうだが、メジャーブランドとしてはSamsungが一番乗りしたことになる。

オートフォーカスは高級デジタル一眼で標準となっているコントラスト検出と位相差検出の双方を用いるハイブリッド方式になった。Samsungによれば、合焦にわずか0.3秒しかかからず、スマートフォンのカメラとして過去最速だという

その他の仕様

その他S5のmicroSDスロットは、最新の128GBのSDカードをサポートする。またLTEとWi-Fiの双方を利用して高速でダウンロードができるダウンロード・ブースターも搭載された。

2.5GHzのSnapdragon 800、クオドコア・プロセッサー、2GBのRAM、NFC、LTE、Bluetooth 4.0、16GBまたは32GBのストレージなどは標準的だ。その他画面表示をモノクロにする省電力モードが用意されているのが面白い。4月11日に世界150か国で同時発売を予定しているという。

〔訳注:IP67とは国際規格で防塵6等級、防水7等級を意味する。防水能力としてJIS規格7等級相当となる。日本では通常「完全防水」と表示される。〕

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Samsungのスマートウォッチ、Galaxy Gearは縮小版スマホではなさそう

期待にスマートウォッチ、Galaxy Gearは、9月4日水曜日の正式発表に先立ち、複数のリークを呼び、中には以前のリークに関するリークで気を引こうとするものまであった。ともあれ、現時点でわれわれの手には、この端末に関する信頼できる情報が数多くあるが、どうやら実物の外見は、今まで見た中にはなさそうだ。ここで、このニュースを追っていない方々のために、Samsungのウェアラブルコンピューティング参入に関する最新の噂を簡単に分析してみよう。

Galaxy S4の縮小版ではない

先週末にリークした、Galaxy Gearが実際に腕に着けられた写真を見て、インターネットは恐ろしさのあまり声を上げた。そこには縮小されたGalaxyフォンの姿があった。しかし、実際に出荷されるハードウェアはそれとは違うようだ。新デバイスに関する情報を数多く提供するソースを持つOm Malikによる。

MalikはGigaOMに、SamsungはIFAのショウに先立ってベルリンで行われるイベントで「これとは違う、より完成された製品」を紹介するだろうと書いており、VentureBeatにリークしたのは初期の開発プロトタイプだと言う。主要スマートフォンOEMが、デベロッパーにソフトウェア開発用の早期ハードウェアを渡すのは珍しいことではない。一般に知られている例ではBlackBerryのBB10開発デバイスが記憶に新しい。

多くの低価格スマートフォンよりも高機能

Galaxy Gearの噂されるスペックは、 GigaOMSamMobile、いずれの情報源によっても、スマートフォン中級機の機能と、リストトップ・コンピューターのフォームファクターに最もマッチした小さな画面を備えている。要約すれば、Gearは次のような機能を持つ。

  • Samsung Exynos 4212デュアルコア1.5GHzプロセッサー
  • AMR Mali-400 MP4 GPU(Galaxy SIIと同じ)
  • RAM 1GB
  • 2.5インチ、320×320 OLEDデイスプレイ
  • Bluetooth 4.0 Low-Energy
  • Android 4.3(Bluetooth LEサポートのための思われる)
  • 加速度計その他のセンサー
  • 内蔵カメラおよびマイク
  • バッテリー寿命、ライトユーザーで24時間、ヘビーな使用で10時間

実際、内部スペックはGalaxy SIIに極めて近いが、プロセッサーはやや強力で、様々なソフトウェアの利用を可能にしている。

改造版Android OS(および非Samsungハードウェアサポート)

GigaOMは、Galaxy GearのOS体験に関する追加情報も紹介しており、VentureBeatのリーク写真で見た物とは異なる。Gearでは最新版Androidが走り、ただしソフトウェアキーボード(当然)とネイティブ・ブラウザーがない。デバイス上でアプリを使うためには、Samsung端末およびSamsung専用アプリストアが必要になるだろうが、iPhone 5および他のAndroid端末との接続も、基本スマートウォッチ機能に入る可能性が高い。予想では、基本的な通知は全デバイスに対して送られ、高度な機能やサードパーティー・アプリのためにはSamsung製スマートフォンが必要になるようだ。

Gearはスマートフォンを補完する

VentureBeatのリーク画像に基づいてSamsungのスマートフォンにのビジョンを解説した記事でChris Velazcoは、Samsungは実用性を求めるあまり、このスマートウォッチ・システムに多くの複雑さを持ち込みすぎたと書いている。新情報によると、Gearは、スマートフォン体験を模倣あるいは再現しようとするのではなく、スマートフォンの利用体験を補完することに重きを置いているようだ(フルスクリーン通知等)。殆どの消費者は未だに不必要なレイヤーと感じるかもしれないが、機能とハードウェアに関する最新情報を見る限り、単なる腕に巻いた縮小スマホより、もっと意味のある役割を果たしそうだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


Samsung Galaxyシリーズにもロックスクリーンからパスワードなしで通話できるバグあり

iOS 6のロックスクリーンにバグがあったことは記憶に新しい。iPhoneを手にした侵入者がいくつか巧妙な指の動きをするとパスワードを入力せずに通話をしたりいくつかの重要なアプリを起動できたりすることが発見された。昨日(米国時間3/19)、Appleは急きょiOSをアップデートしてこの問題を修正した

しかし同様のバグはSamsungのAndroidスマートフォンにも発見されている。

Terence Edenによれば、パスワード、PINその他の手段で画面をロックしていても、ハッカーがダイアラーその他のウィジェットにアクセスできる欠陥があるという。

iOSの場合と同様、Samsungのセキュリティーのバグも、緊急通話ダイアラーに関連しているようだ。緊急通話ダイアラーを利用した場合、画面を閉じる前に短時間だがハッカーが他のアプリを起動したり通話したりするチャンスがあるという。Edenは2月にこの欠陥を発見し、Samsungに報告した。Edenは「修正がリリースされるまで公表を差し控えてもよい」と申し出たが、Samsungは提案を受け入れなかったという。

Edenはこれより前に、やはり緊急通話ダイアラーに関連するバグを発見している。これはスクリーンのある場所を同時に押すことでホームスクリーンにアクセスが可能になるというものだ。2つのバグは密接に関連しているものとみられる。Samsungはこれらのバグを認識しており、修正作業に取り組んでいるという。

これらのセキュリティー問題は他のAndroid OS搭載機では報告されておらず、SamsungがカスタマイズしたAndroid 4.1.2特有の問題とみられる。バグが確認されているのはGalaxyNote II、Galaxy S IIIだが、他のAndroid搭載デバイスにも存在している可能性がある。われわれはこの点についてSamsungに問い合わせているが、まだ回答がない。

Edenはこちらにハッキングの詳しい方法を掲載している。この記事によれば、現在バグを回避する方法はROMの交換しかないという。これはあまり現実的な方法とはいえない。

GalaxyシリーズはSamsungのベストセラー製品だから、読者の中にもユーザーは多いことだろう。Androidのセキュリティー問題はこちらに詳しい

[via SlashGear]

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


スマートフォンを風速計に変身させるVavuudは電子回路をまったく使わない珍品

スマートフォンの中にはいろんなセンサーがある。でも、それで十分だろうか? 多くのハードウェアスタートアップたちが、声を揃えて「ノー!」と言う。デンマークのVavuudも、最近その合唱に加わった。VavuudはKickstarterで資金を集めて、スマートフォンを使う風速計を作ろうとしている。しかもそれは、不思議なことに電子回路をいっさい使わずにiPhoneやGalaxyに正確な風速値を伝える。

Vavuudの風速計を使うと今いる場所の風速を簡単に計ることができ、しかもその装置は格安でうそみたいに単純だ。ケーブルなどをまったく使わずに、スマートフォンのヘッドフォンジャックに直接装着するのだが、そのためむしろ安定感がある。回転子に二つの磁石が付いていて、回転によって起きる磁界の変化をスマホ側が拾って、ふつうは音響処理に使うアルゴリズムがそれを風速データに翻訳する。Vavuudの協同ファウンダThomas P. Helmsによると、テストはiPhone 4, 4S, 5, それにGalaxy S IIとS IIIで行い、デンマーク大学にある風洞を使って精度を正確にした。

“スマートフォンで磁力計をこのように利用したのは、うちが初めてだと思う。われながら、クールだと思うね”、Helmsがメールでそう言った。“また、機械的な部分でも、とてもシンプルだからクールだね。アルゴリズムは相当複雑な数学を使ってるんだけど”。

Vavuudは磁界センサーのある最新のスマートフォンならどの機種でも使えるはずだ(つまりほとんどの機種で)。だからこれまでのテストのサンプル数が少なくても、支援者はそれほど気にしないだろう。Vavuudは、風速を知る必要のある人なら誰でも使える。ウィンドサーファーとか、ヨットや船に乗る人、パラグライダー、模型飛行機を飛ばす人、などなど。

“サーファーや船乗りたちはこれまでずっと、オンラインの風力計を求めていた。クラウドソースな風情報を、そこで共有したいと思っていたのだ”、とHelmsは説明する。“風は、まわりの状況、たとえば山があるとかや、気温などの気象条件で変わるからね”。

VavuudのWind Meterは、今年の6月に発売予定だ。予約価格は、15ポンドから。iOSやAndroid用のアプリも、同時期に提供される。それに、温度計Thermodoの場合のように、Vavuudも、それが集める外界の情報を利用する、いろんなおもしろいアプリも今後登場するだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))