「世界の農業変える」日本発のガジェットSenSproutがIndiegogoに登場

ss01

今年のSXSWで注目を集めた、日本発の農業ガジェット「SenSprout」がIndiegogoでキャンペーンを開始した。

SenSproutは、センサーを使って土壌に含まれる水分をモニタリングできるガジェット。双葉の形を模していて、根っこに当たる部分には導電性のインクで電子回路を印字。これが土の中に含まれる静電容量を測定する。この数値の変化によって、土壌の水分がわかる仕組みだ。葉っぱにあたる部分にも同様の印字があり、葉に含まれる水分を検知する。

電子回路の印字には、昨年のTechCrunch Tokyoのスタートアップバトルで優勝した「AgIC」のプリント技術を採用。家庭用のインクジェットプリンターに、市販されているAgICの銀ナノ粒子インクカートリッジを装着するだけで、専用紙に電子回路を印字できる。(Indiegogoでは印字済みのセンサーがセットになっている)。

もう片方の葉っぱには、土壌と葉っぱに含まれる水分量を表すLEDライトを搭載。水分が足りなければ赤、ちょうどよければ青、多すぎる場合は緑に点灯する。給電は単3電池が1本のみで、約1年使えるという。今後は水分量をBluetooth経由で送信し、PCやスマートフォンでも水分量を確認できるようにするそうだ。

ss05

土壌の水分を計測するセンサーは既存製品も存在するが、開発元であるSenSproutの三根一仁社長は、「センサーだけで約40〜50万円、大規模な農地に導入するとなると1000万円ぐらいかかることが珍しくない」と指摘する。

一方、SenSproutは印刷技術を使って電子回路を作れるため、価格は早割で1ロットあたり45ドルと、低コストで製作できるメリットがあるのだという。

ss02

三根氏はスタートアップ支援を手がけるインスプラウトの社長でもあり、SenSproutには彼とともにネット家電ベンチャーのCerevoを立ち上げたメンバーが名を連ねる。

例えば、東京大学で特任研究員として農業を研究する西岡一洋氏、同じく東大で電子情報学を教える川原圭博准教授。両名が土壌の水分計測に関する基礎技術を研究していて、これをSenSprout社で製品化したかたちだ。

国内のクラウドファンディングではなくIndiegogoに出した理由は、「干ばつ被害が深刻な米国西海岸など、海外需要の高さを見込んだため」と三根氏。主な用途は家庭菜園やハウス栽培を想定しているが、今後は根が深い農作物が植えられた土壌の水分をモニタリングする“プロ仕様”のSenSproutも投入したいという。

「世界の生活用水の7割は農業に使われている。例えば食糧危機になって今よりも2倍の農作物が必要になったとしても、それをまかなえる水がない状況。SenSproutがあれば水の使用をもっと効率化でき、世界の農業を変える可能性がある。」

SenSproutの三根一仁社長

SenSproutの三根一仁社長

NuDockは、iPhoneとApple Watchを同時に充電できるスマートなスタンド

screen-shot-2015-04-05-at-4-49-54-pm

目前に迫ったApple Watchについて人々の持つ最大の懸念の一つが、毎日充電しなければならない機器一つ増えることだ。携帯電話やタブレット、ノートPCに充電が必要な時にプラグを差し込むことには慣れてしまったものの、もう一つガジェットが加わることはひと仕事だ。

明日のためにガジェット類を準備する際に、増えたデバイスのために手間をかけない方法の一つは、もちろん一回のプロセスで全部を充電することだ。

そのための専用充電スペース ―キッチンカウンター、めったに使わないデスク等 ― を作り一日の終りに全部のガジェットをそこへ持ってきて充電している人たちもいる。私のApple Watch(今後次々とデベロッパーからやってくるすばしいアプリをテストするために入手予定)計画も基本的にその方式だ。毎晩iPhoneとApple Watchを、ベッドのすぐ横の同じコンセントにつなぐ。目覚ましにiPhoneを使っているのでこの場所になる。

しかし、枕元にケーブル2本をからませておく代わりに、私は今の充電スポットを、現在Indiegogoで予約受付中の専用充電ドックへとアップグレードすることに決めた。

上の写真のMiTagg NuDockは、スマホと腕時計のための電源ステーションで、付属のポータブルバッテリーおよび隠された高出力USBポートで第3のデバイスも充電できる。つや消しアルミニウム製でカラーはiPhoneやMacBookと同じシルバーまたはスペースグレーがある。さらにタッチ式調光器付きLEDランプを内蔵しており、私が寝室用にこれを買う理由はまさにそれだ。

残念ながら、これはMFi認定デバイスではないためLightningコネクターは内蔵されていない。買ってきたら、まずLightningケーブルをドックに通して充電の準備をする必要がある。Watchの充電ケーブルも同様だ。しかし、ひとたび設定が終れば後はスタンドの上にデバイスを置くだけで充電が開始される。ドックはどのiPhoneケースにもApple Watchの誘電充電方式にも対応しているので、一部のAndroid Wearウォッチのように小さなmicro-USBポートにケーブルを差す必要はない。

NuDockには充電ステーション本体以外に、NuKiと呼ばれる2000 mAhのポータブルバッテリーが付属しているので、長い週末や集中して使って充電が必要になりそうな日には持ち出すことができる。このキーチェーン付ポータブルバッテリーには充電以外にも気の利いた機能がある。スマホアプリでキーの場所を探せるほか、側面のボタンでiPhoneカメラのシャッターを切ることもできる。

NuDockは7月に出荷予定なので、Apple Watchを手に入れた後何ヵ月か待つことになる。Indiegogoの早割価格は129ドルだが、すぐ149ドルになるだろう。もしあなたがキャンペーンをスキップして出荷後の評判を聞いてから買おうと思っているなら、MiTaggによると最終小売価格は249ドルになるとのこと。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

a16zが出資しているuBiomeが歯のバクテリア収集のためIndiegogoでクラウドファンディング

自分の胃腸の中のバクテリアのフロラやファウナに関心を持ったことある?

歯は、どう?

Y Combinatorのバイオ系育成企業uBiomeは、かつてAndreessen Horowitz(a16z)から資金を調達したが、今度は歯のバイオームに着目して二度目の資金募集を開始した。

バイオーム(biome, 生物群系)とは、体の中の何兆というバクテリア全体の生態系のことだ。人間の体の細胞の数は10兆ぐらいだが、微生物の細胞はその10倍ある。100兆のそれらすべてが、人体のバイオームを構成している。

通常それらは無害だが、体重や健康状態や消化やそのほかの疾病に、予測困難な影響を与えることもある。

uBiomeは人間のバイオームの配列を決定するためのサンプリングを、2年前にクラウドファンディングにより開始した。彼らは35万ドルを集め、資金提供者は2500名にのぼった。この研究でuBiomeは、UCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)の歯科医学の教授で、生物情報科学の博士号を持つJeremy Horstとパートナーする。

Indiegogoの資金募集キャンペーンでは、サンプルを採取するためのキットを79ドルで支援者に買ってもらう。同社はサンプルを処理し、配列を求め、その微生物学的成分を理解する。そして発見された微生物と、それらが次の研究に与える影響について、報告書を共有する。

uBiomeの長期的なビジョンは、市民科学者や市民研究者たちの大きなコミュニティを育てることだ。

uBiomeの協同ファウンダJessica Richmanによると、同社の顧客の多くがこれまで何度も試験に協力し、プロバイオティクス(善玉菌)サプリメントの効果や、彼らのバイオームの構成などの研究に貢献してくれた。

“大きなデータ集合からインサイトを得て、それらを今後、治療や診断のためのツールにしていかなければならない”、と彼女は言う。そのデータ収集はもちろん、理解と合意の上で行われなければならない。

たとえとしては、23andMeが遺伝子に対して行うことを、uBiomeは個人のマイクロバイオーム(体内微生物叢)に対して行う。それは消費者製品だが、今後のもっと大きな研究コラボレーションの基盤になる。マイクロバイオームにはどんな個人差があり、それが健康にどんな影響を及ぼすのか…それはまだ、ほとんど未知の研究分野だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


オートバイ用スマートヘルメットのSKULLYが生産体制確立のためシリーズAで$11Mを調達

Indiegogo始まって以来の大成功をおさめて、さらに150万ドルのシード資金まで獲得した、オートバイ用ディスプレイつきヘルメットのSKULLYが、今度はシリーズAで110万ドルを調達した。

このラウンドを仕切ったのはWalden Riverwood VenturesIntel Capital、これにFormation 8TechstarsWestern Technology Investmentsが参加した。

お金の一部はそのスマートヘルメットAR-1の生産に充てられる。Indiegogoの資金集めで大成功したこの製品は、まだ発売までこぎつけてなくて、同社によると、もうすぐ初期の支援者には送り始めたい、という。

いまはその本格生産のために、大量のソフトウェア技術者とハードウェア技術者を雇っている最中だ。その陣容で、次の製品開発も進める予定だ。でも消息筋によるとSKULLYは人の出入りが激しく、過去半年でかなりの社員が去ったそうだ。

同社のスポークスパーソンによると、サンフランシスコのスタートアップの平均よりはSKULLYの人の移動は少ない、という。

ファウンダでCEOのMarcus Wellerは、現状は将来計画どころではない、と言う。今の焦眉の課題はなにしろ新しい資金でさらに人を雇い、製品の発売に漕ぎ着けることだ。

“量産体制は相当な資金を要する。今度の資金でなんとかその難関を乗り越えて、技術面のロードマップを加速したい”、とWellerは語る。

Walden Riverwood Venturesの創業時からのパートナーの一人であるNicholas Brathwaiteが、SKULLYの取締役会に入る。彼を招いたことには、戦略的な意味もある。彼はGoProへの投資も仕切ったし、その前は電子機器メーカーFlextronicsのCTOだった。だから彼はSKULLYの成長のために、広範な人的ネットワークと専門知識を提供できるだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Indiegogoが”製品が完成しなかった”クラウドファンディングのための保険オプションを開始

Indiegogoが、クラウドファンディングの最大の問題点に応えようとしている。プロダクトが実現しなかったとき、どうやって返金してもらえるのか? Indiegogoがこのたび設けた保険オプションを利用すると、発売予定日から一定期間内に製品が配達されなければ、支援者には出資金から保険料を引いた額が返金される。

保険料がけっこう高いので、今のところ三つのプロジェクトしか利用していない。その金額は、支援額の10-20%だ。電動自転車Sondorsの場合は、支援者への特別提供価格600ドルの保険に120ドルかかる。耳かけ型のスマートフォン/VoIP録音器Bluewireでは、170ドルに対して20ドルだ。保険がローンチしたのはつい最近だが、現時点ではSondorsの366名の支援者中ゼロ名が保険をかけている。耳かけ録音器では、5名だ。

最初にこの保険を提供したウェアラブルのストレスモニターOliveでは、3名がオプションの保険料15ドルを払った。

CEOのSlava Rubinによると、同社(Indiegogo)は定常的にいろんな新しい機能をテストしている。料金の額もテストの一部だ。Indiegogo自身が保険を提供することも、検討している。そのために、50万ドルの資金を確保してあるそうだ。

クラウドファンディングはまだ、比較的新しいサービスだ。消費者は、自分も参加することによって自分の夢の実現を助けたい、と願っている。でもハードウェアの場合は、製品が完成しないと被害者になったような気分になる。Indiegogoのオプションとしての保険は、その心配に対応するための良好な第一歩だが、現状は料金が高すぎて普及はちょいと無理だろう。

クラウドファンディングも、その次世代型では、保証が最初から組み込まれているべきだ。高額なオプションでは、だめだね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


音声通話を内蔵メモリに記録するブルートゥースヘッドセットのBluewire

ジャーナリストやPR関係の人など、電話やSkypeの音声を記録しておきたいと考える人は多いことだろう。そうした人はBluewireを候補にあげてみても良いかもしれない。Indiegogoでキャンペーンを展開していたが、無事に目標額を調達している。終了までにはまだ2週間以上を残しており、今ならまだ自分の分を申し込むこともできる。

スマートフォンに添付されるイヤフォンの機能を補完するヘッドセットは数多く存在する。このBluewireもそのひとつと考えることができよう。内蔵のMicroSDカードに1000時間分の会話を録音しておくことができる。

Bluewireのペアリングさえ行なっておけば、Bluewireを利用せずに通話を行ったときでも録音しておくことができる。他のヘッドセットを利用したり、あるいは車載通話システムを利用している場合でも、相手側の音声を含め、きちんと記録される。

ヘッドセットに録音した音声は、Bluewireのアプリケーションを使って取り出すことができる。音声ファイルをスマートフォンにダウンロードしたり、Dropbox経由でPCに取り込んだりすることもできる。Bluewireを製作したAvi Gilorによれば、スマートフォン側にダウンロードした際に、ただちにEvernoteなどを使って連携作業がしやすくなる仕組みも組み込み中であるとのこと。

なお、Androidの場合は音声ファイルをスマートフォンにダウンロードする際に、スマートフォンを操作せずに行うことも可能だ。NFC対応のAndroidフォンの近くでBluewireをタップして、直近の会話データをスマートフォン側に送信することができるのだ。他にもQi対応の充電機能など、いろいろとワイヤレスならではの魅力を備えたデバイスとなっている。

Bluewireは現在、149ドルないし179ドルで予約可能となっているが、最終的には279ドルの価格で売り出す予定であるそうだ。本体カラーをホワイトとして、Qi充電用のマット、倍の内蔵メモリ、および外出先で充電するための外部バッテリー付きで295ドルというモデルも用意されている。

魅力をうまくまとめている(?)Bluewireのデモビデオを下に掲載しておこう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


ワイヤレスHDMIスティックのAirtame、Indiegogoの130万ドルに続き、シード資金140万ドルを調達


投資家は追いかけくるのが常だ。だからAirtameがベンチャー資金を獲得したのも不思議ではない。

コペンハーゲン拠点のスタートアップが作っているワイヤレスHDMIスティックを使えば、パソコンやスマートフォンの画面を簡単にテレビやプロジェクターに写しだせる。2013年にIndiegogoでわずか60日間に130万ドルを集めて話題を呼んだ。

この金額に加えて、同社は140万ドルのシードラウンドを、デンマークの投資会社、SEED CapitalおよびLibratoneのファウンダー、Tommy Andersenのリードで完了した。資金は今年第2四半期の本格的製造発売のために使われる。

ただしこれは、Airtameのデバイスがまだ出荷されていないという意味ではない。私が聞いたところによると、Indiegogoキャンペーンで集まった予約1万5000台分のうち、3000台はすでに出荷されており、スケールアップに向けて貴重なフィードバックを同社に与えているという。

そしてそのスケールアップが重要だ。Airtameのような早さでクラウドファンディングの目標を達成すると、新たな問題が生まれる ― もちろん嬉しい問題だが。どうやって当初予定していたよりも生産スケールを高めるかだ。

「予定を超えるファンディングは素晴らしいが、問題もある」とAirtameの共同ファウンダー・CEO、Jonas Gyalokayは言う。「それは、短期間のスケーリングは極めて難しいという事実に集約される。目標を大きく超える資金を集めたハードウェアプロジェクトの殆どが遅延しており、そこにはいくつか理由があると私は考えている」

例えばそれは「ハードウェアはハード」という事実であり、あまりに多くの予約を受けると、当初予定したことが「無意味になる」。そして「起業家は警告に耳を貸さない」とGyalokayは付け加える。

その意味で、Indiegogoのキャンペーンが終って以来、Airtameのチームは6人から17人へと拡大した。追加されたのは主にソフトウェア分野だ。さらに同社はJabil(世界第3位の電子製造メーカー)とも提携を結び、製造力を強化している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


女性用性具を3DプリントでオーダーメイドできるPYOD

えー、まず最初にお断りを。この記事の内容は人間のセックスと関連しておりまして、あなたが今お仕事中ならば、それがどんな職場であるかによっては(たとえば老人介護施設なら)、明らかにNSFWとなります。では、そうではない方々のために、始めよう!

で、PYODは、Print Your Own Dildoの頭字語であり、オーダーメイドのディルドをデザインできるツール。完成したデザインを送ると、数日後にそれが3Dプリントされて送られてくる。多くの人が、“なんでそんなことを?”といぶかるだろうが、人の心というものは孤独なハンターでありまして、そのことを思い出せば、あってもおかしくないサービスではある。

 

このプロジェクトを作ったのは、オランダのMaroeska Wijsbeekだ。

“ずっと営業やマーケティングの仕事をしてきたから、ありとあらゆるセックストイ(性玩具、性具)について知ってるけど、自分に合ったのをデザインできるのがあってもいい、と思った”、と彼女は語る。“オランダはもともと、セックストイのイノベーションに関しては世界でも最先端、と評価されているから、うちのサービスもその一つかもね。ベッドルームではいろんなことをして楽しみたい、という人が多いから、このアプリもその仲間になれる。3Dプリントのおかげで、自分の好みにぴったり合ったのを作れるのよ”。

そのハードなウェアは、簡単に洗えて衛生的だ。表面はなめらかで、くぼみなどはない。そして、生産はC国などではなく、完全に、made in Netherlandsだ。

彼女は今、サービスの本格的な企業化を目指してIndiegogoで資金を募集している。協力額36ドル以上で、(目標額10万ドルに達したら)ご自分専用のディルドを入手できる。“あんなもの、どれも同じ形だろ?”、とおっしゃる方も多いと思うが、その考えはたぶん間違っている。どこにどんなフランジを、リッジを、山をつけるか。あなたの寡黙なGreedoちゃんを、Henry Kissingerの横顔で撃つことだって可能なのだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


クラウドファンディングのIndiegogoが完了プロジェクトのためのコマース(販売)機能を提供

Indiegogoが今日(米国時間1/6)発表したInDemandと呼ばれる機能により、作者は自分の製品を、同サイトにおけるクラウドファンディングが終了したあとに、引き続いて売ることができる。売り方は予約販売の型式となり、クラウドファンディングのあとでも同サイトのプラットホームを利用して、その上で、顧客を管理できる。

また作者は、クラウドファンディング終了後に追加資金を募集できる。IndiegogoのSEO機能やプロモーションのプラットホームを利用して、すでに終わったプロジェクトのその後の情報を広めることもできる。これらの機能は、クラウドファンディングに成功したプロジェクトならどのプロジェクトでも利用できる。

同社はこの機能を、Bluesmartthe Coreなどのプロジェクトを通じてテストしてきた。もうすぐ、Indiegogoの全ユーザに公開される。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ふつうの腕時計をスマートウォッチに変えるKairos T-Band、バンドを電脳化

毎日のように、新しいウェアラブルが発表される。今回のKairos T-Bandは、これまでの腕時計をそのまま使いながら、バンドを電脳化して、歩数計や通知などの機能を提供する(上の画像ではIM)。こういう製品は過去にもいろいろあったし、中にはスクリーン(画面)がまったくない、単なるふつうの革製のバンドのようなものもあった。今回の製品は十分によくできているから、いんちきではなさそうだ。

NDと呼ばれるベーシックなバンドは、通知を振動で知らせ、センサがセンスしたデータをユーザのスマートフォンに送るだけなので、ディスプレイがない。

T-BANDのND(No Display)モデルは、電池寿命を最優先する方に向いている。通知を振動と多色のLEDでお知らせし、フィットネスや活動のデータ(歩数など)、健康情報などをセンスするだけなので、おしゃれなディスプレイはないしユーザのタッチをセンスする機能もない。これはビジネスマンのための究極のスマートウォッチ、というか、ウェアラブルデバイス(スマートバンド)だ。NDモデルは7日以上の電池寿命を期待できる。

機能:

内蔵されているKairo OSが、テキストメッセージの着信や電話の入呼、アプリからのアラートなどを多色のLED表示器または振動モーターでプッシュ通知する。センサは、9軸ジャイロスコープや加速度計、コンパス、光学センサなどのほかに、NDモデルには皮膚温度や汗を感知するGSR (Galvanic Skin Sensor)が搭載されている。

そのほかのモデルではタッチ対応のディスプレイがつく。また1200ドルのモデルには機械式の時計がつく。

Indiegogoのページに載っている仕様や機能は、どれも実現可能なものばかり(曲面ディスプレイ、振動モーター、各種センサなど)だが、問題は、それらの最終製品へのまとめ方だ。そのへんはまだ疑問だけど、アイデアと実装はなかなか巧妙だ。この、時計ではなく腕時計バンドを電脳化する、というアイデアの製品が、もっともっと出てくるとおもしろいだろうね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Indiegogo Lifeは個人的なイベントをクラウドファンディングする

IndiegogoがIndiegogo Lifeという新しいサービスを立ち上げた。Lifeの名のとおり、人生のさまざまなイベント…結婚式、誕生日などなど…に資金を提供する。その行為は、わずか8クリックで完了する。同社は、これはチャリティではなく、友だちや、助けを必要としている知人家族などへのプレゼントだ、と注記している。

IndiegogoのCEO Slava Rubinはこう言う: “うちは前から、どんなキャンペーン(資金募集)でも認めてきた。2010年ごろから、ライフイベントなど‘個人的な名目の’キャンペーンが増えてきた”。彼によると、このサイトで資金を募集/寄金することが、今や一種の流行みたいになっていて、中にはCode.orgの500万ドルのような輝かしい成功例もある。このサービスは、それまでのオンラインの資金募集活動が個々ばらばらだったのを、それ専門のサイトへ一箇所にまとめるために作られた。

同社はかなり前から、どんなキャンペーンでも受け入れてきた。集まった金額の数%が同社の収益になる。でもLifeキャンペーンは無料だ。Rubinの予想では、医療費や冠婚葬祭の費用を得るために利用されるだろう、という。キャンペーンを掲出するまでの過程が通常の資金募集よりも簡単になり、分析ダッシュボードのようなツールの多くが取り外されている。

“個人的なイベント以外では、通常のIndiegogoを使ってもらいたい。Indiegogo Lifeを悪用すると、キャンペーンのオーナーを困らせることになるね”、と彼は言う。

でも、こんなクラウドファンディングはうまくいくだろうか?

Rubinは、そのコンセプトに自信を持っている。しかし今の世の中には、“クラウドファンディング疲労”のような空気があるが…。クラウドファンディングは飽和状態ではないか、と彼に尋ねてみた。

“とんでもない。まだまだ利用度は低い”、と彼は言う。たしかに、大多数の‘ふつうの人’はまだ利用していない。

Lifeサービスは今日から、英語、ドイツ語、スペイン語、そしてフランス語で提供される。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


クラウドファンディングで投資者が安心できるための保険をIndiegogoがテスト中

クラウドファンディングのIndiegogoにとって、今年は厄介な年だった。怪しげなプロジェクトからの資金募集が、かなりあったからだ(もちろん、とってもクールなプロジェクトもあった)。今の同社は、プロジェクトの支援者たちがより安心して投資できるための工夫で、忙しいようにも見える。

今同社がテストしている’Optional Insurance’(保険オプション)は、投資者が一定の保険料を払って、デリバリ予定日から三か月を過ぎても製品をもらえなかったときには支援額を返金してもらえる、という仕組みだ。今Indiegogoはこの保険機能を、一つのプロジェクトでテスト中だ。それは、ストレスを管理できると称するウェアラブルOliveだが、15ドルを払うと、その支援者価格129ドルを払った人が心の平安を得られる。

同社は本誌TechCrunchに、テストをやっていることは認めたが、保険機能の今後の展開については何も述べなかった。

同社の広報曰く、“Indiegogoは投資者と資金募集者のニーズを満たす新しい機能をつねに開発しテストしている。今回のパイロットテストは現在、この個別の資金募集キャンペーンに限定されている”。

しかし保険の導入は、クラウドファンディングサイトとしてこれまでずっとKickstarterの後塵を拝してきたIndiegogoにとって重要かもしれない。

これが大きな差別化要因になりそうな理由は、Indiegogoがこれまでよりもずっと気楽にプロジェクトに投資できる場所になり、奇抜なアイデアや詐欺かもしれないキャンペーンに対する規制やフィルタリングを、それほど神経質にやらなくてもよくなるからだ。

本誌TechCrunchのライターMatt Burnsが今年の4月ごろの記事で、実際にIndiegogoにおけるプロジェクトの例をいくつか挙げながら、クラウドファンディングでお金を出すことのリスクについて書いた。そのとき彼がとくに問題視したのは、目標額に到達しなくてもお金を受け取れるIndiegogoの‘フレキシブルファンディング(flexible funding)’オプションだ。それは、クラウドファンディングにおける説明責任を希薄にする、と彼は主張した。

保険があると支援者たちは、彼らが支援した‘あまりに良すぎて本当とは思えない’ようなプロジェクトで、製品がいつまでももらえない、お金をドブに捨ててしまった、というリスクを幾分軽減できる。だから歓迎すべき一歩ではあるけれども、でもIndiegogoやKickstarterのようなサービスでプロジェクトを支援するときの不確かさは、実際に製品ができる・できないの問題だけではない。

Indiegogoは1月にシリーズBで4000万ドルの資金を獲得し、ほかにもいろんなことをテストしている。たとえば同社が9月に導入した、‘Forever Funding’というオプションは、通常の1か月という制限がなく、プロジェクトがいつまでも寄付を受け取れる、という方式だ。

情報を提供していただいた匿名氏に感謝

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


フィンランドJollaのオープンソースOS Sailfishタブレットはクラウドファンディングで100万ドルを突破

先週、フィンランドのJollaが立ち上げた、クラウドファンディングによるタブレットは、OSがオープンソースのSailfishだ。そのクラウドファンディングキャンペーンは、2時間で目標額38万ドルを突破し、今では100万ドルを突破している。細かく言うとそれは、Indiegogoで7370人から118万ドルを集めている。〔日本時間11/25昼7686名123万ドル。〕

キャンペーンをスタートする前の本誌とのインタビューで、Jollaの協同ファウンダMarc Dillonは強気だった: “最初のロットはすぐ売り切れると思うから、目標台数を上乗せしなければならないだろう。大量に売れるだろうね”。

Dillonの強気は、結局、妄想ではなかった。初期の支援者に割引価格で提供する4000台は、すでに売り切れている。オープンソースのOSとはいっても、SailfishはAndroid互換なので、最初から使えるアプリの数は多い。そこが、本機の最大の魅力だ。Androidはますます快進撃だから。

Indiegogoで100万ドルを突破したJollaは、募金範囲をオーストラリアとカナダにも広げた。それまでは、EUとノルウェー、スイス、合衆国、中国、香港、インド、ロシアだけだった。また100万ドル突破記念にJollaは既存製品の値下げを行い、昨年フィンランドで発売されたスマートフォンは100ユーロ値下げして249ドルになった(火曜日11/25まで)。,

Jollaのタブレットの発売は、来年の中頃(5月以降)を予定している)。

[スペック比較]

[基本スペック]

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


マーク・ザッカーバーグとジョン・ドーア、”Hour of Code” に100万ドルを寄付


IndieGogoキャンペーンが始まってから3週間で、Code.orgによる、Hour of Codeに参加する生徒を増やすための指導者教育をクラウドファンドするプロジェクトは、約29万4000ドルを集めた。キャンペーンが掲げる目標額500万ドルの6%だ。

この数字がまもなく飛躍的に増える。FacebookのCEO Mark Zuckerbergと妻のPriscilla Chanが50万ドルを寄付する。John DoerrとAnn Doerrの夫妻も50万ドルを支援し、Code.orgがTechCrunchに伝えたところによると、連続起業家のRich Bartonが2万5000ドルを寄付するという。

Code.orgは、目標達成までの期間をかなり長くとっていた ― IndieGogoのキャンペーンは12月14日に終了する。これで47日を残して100万ドルの壁を越え、しかもこれに、Microsoftのビル・ゲイツ、Reid Hoffman、Salesforce、Google等からの同額寄付が加わる。Code.orgは、もし500万ドルを達成した場合は、Hour of Codeを1億人に広げめられると言っている。それは恐ろしく高い目標と思われ、同NPOがキャンペーンによって教育する先生の数が約1万人であることを踏まえるとなおさらだ。しかし、殆どの生徒にとって小中学校でコンピュータサイエンスに触れる機会がないことを考えれば、たとえ部分的な成功であっても感動的だ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Indiegogoが締切日のない資金募集制度”Forever Funding”を立ち上げ、永続的プロジェクトを支援

Indiegogoがこれからは、従来の一時的なクラウドファンディングの上を行く、恒久的にクラウドファンドされるビジネスを支える。今後数日かけて立ち上げる“Forever Funding”事業が、それだ。資金募集に締切日がなくて、限りなく資金供給を求めることができる。これによりIndiegogoはライバルのKickstarterとは差別化され、たとえば定期的にメンテナンス費用を要するプロジェクトや、完全な形の企業や団体が今後末永く支援を求めることができる。

この締め切りなしの資金募集の場合、Indiegogoの取り分はどれだけになるのか、それを今問い合わせている。下の表は、従来の締め切りありの資金募集Fixed Fundingと、締め切りありだけど、それまで集まった金はもらえるFlexible Fundingを比較している。

・Fixed Funding…締め切りまでに目標額に達しなかったら、一銭ももらえない。
・Flexible Funding…締め切りまでに目標額に達しなかったら、それまで集まった額をもらえる。
・Forever Funding…締切日なしで無限に資金募集をする。


これまではIndiegogoでもKickstarterでも、締切日までに目標額に達したらその額は資金としてもらえるが、その後の資金、たとえば製品改良資金、(映画等の)続編制作資金などなどは、自力で調達するか、または、新たにクラウドファンディングに申し込むしかない。今度からは、そういう永続的なプロジェクトやビジネスは、 Forever Fundingを利用できる。

アーチストを永続的に支える会員制のクラウドファンディングプラットホームPatreon…あなたもパトロンになろう!…が前からあるが、IndiegogoのFoever Fundingはこれとやや似ている。ただし締切日がないと、寄付者の寄付動機になるような、緊急性や、切羽詰まった感じはなくなる。

Forever Fundingがうまくいけば、Kickstarterも真似するだろう。そもそもこの、締切日のない募金モデルは、クラウドファンディングプラットホーム自身にとっても、便利な収益源になるはずなのだ。

Forever Fundingが早期でポシャらずに永続するためには、詐欺師対策がきわめて重要だ。この前なんか、ウェアラブルメーカーがここで100万ドルあまりをかっさらって行ったが、その製品は現代の科学では実現不可能なものだった。Forever Fundingが、永続的な資金源どころか、詐欺師たちの永続的なカモにならないためにも、コミュニティの保護を今まで以上に強化していただきたい。それはIndiegogo自身の命運をも握っている、重要課題だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


PandoraおよびIndiegogoもダイバーシティー(従業員の多様性)レポートをリリース

PandoraおよびIndiegogoが、ダイバーシティーレポート(多様性レポート)をリリースした。これを見ると、双方ともにアフリカ系アメリカ人の割合が低くなっている。レポートのリリースは、同様のレポートを公開している他のテック系企業に追随するものとみて良いだろう。

まずPandoraについていえば、1300名の従業員中、3%がアフリカ系アメリカ人で、4%がヒスパニックとなっている。ちなみにPandoraが拠点をおくオークランドでは、人口の28%がアフリカ系アメリカ人であり、25%がヒスパニックとなっている。さらに幹部職および技術職については、アフリカ系アメリカ人の占める割合はさらに低くなり、それぞれ1.1%および2.8%となっている。尚、ヒスパニックは幹部職にてむしろ割合を増やし、6.3%を占めている。

Indiegogoの従業員は100名ほどだが、アフリカ系アメリカ人の割合は2%となっている。そして幹部職および技術職にはアフリカ系アメリカ人がいないのが現状だ。

アメリカ人口全体でみると、アフリカ系アメリカ人は12.9%を占めているが、従業員中での割合が、人口構成比程度になっているテック企業は多くないようだ。たとえばTwitterFacebook、あるいはGoogleなどでも、従業員中にアフリカ系アメリカ人が占める割合は2%に過ぎない。

このように、人種的な多様性については日常世界から大きく離れているようにみえるものの、今回取り上げている両社にては男女ギャップが小さいようだ。双方のレポートでも、そのことを強調しようとしている。

Pandoraでは、全従業員の約半数が女性であり、幹部職でも40%を女性が占める。Pandoraクラスの規模の会社としては非常に珍しい数字だと言うことができる。但し、技術職に占める女性の割合は低く、18%となっているようだ。

またIndiegogoの方は技術職にても33%を女性が占めるとしている。これは、他にダイバーシティーレポートを公開しているさまざまな企業よりも高い割合となっている。

比較のためにみておくと、Twitterの技術職中で女性が占める割合は10%となっている。この数字はSnapchat(15%程度)、Facebook(15%)、そしてGoogle(17%)など他社でもさほど上がっていない。PinterestおよびeBayでは技術職の20%以上が女性であるとしている。しかしIndiegogoの30%超にせまる数値を見つけることは難しい。

但し、こうしたデータを見る際には、Indiegogoの従業員数の少なさも意識しておくべきだろう。人数にすれば、女性技術職は30名ほどに過ぎないのだ。しかしIndiegogoとしては、企業規模を拡大しながらも男女に等しく門戸を開き、従業員の多様性を維持していきたい考えであるとのことだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Skully AR-1は、GPS、HUD塔載のスマートヘルメット

米国におけるオートバイの安全に関するデータはかなり寂しいが、Skullyのチームは、バイクライディングにスリルを求める世界中の人々に、安全レイヤーを追加しようとしている。

Skully AR-1ヘルメットは、CEOのDr. Marcus Wellerの文字通りフィーバードリームから生まれた。彼は一度ならずバイク事故に遭っていた。Wellerが夢で見たヘルメットは、HUD(ヘッドアップディスプレイ)とGPSを塔載し、後方の視界も与えてくれるものだった。夜中に目を覚ました彼は、このヘルメットを1時間かけて探した ― この世に存在することを確信して。

「当時私はオートバイさえ持っていなかったが、このヘルメッノを買うつもりになっていた。そして、自分で作る必要があることに気付いた」とWellerは言った。

数々のセンサー、マイクロプロセッサー、そしてカメラを複雑に組み合わせることによって、AR-1は、HUD、GPSナビ等の情報をライダーの約3メートル前に写し出す。彼らはこれをSynapseプラットフォームと呼ぶ。無段階自動焦点方式によって、ライダーがどこを向いてもGPSは明瞭に見える。

肝心なのは、もちろん、ライダーが路上の他の車すべてに注意を払い、道路標識等に気を散らさないことだ。それを考慮して、チームはライダーの後方を180度展望できるリアビューシステムも開発した。

それは自動車のリアカメラシステムと同じような働き ― ただし、視界はトンネルではなくパノラマ ― HUD画面でGPSのすぐ下に表示される。Wellerによると、これでライダーは、道順を知ると共に、レーン変更時に盲点となる部分を確かめることができる。

ヘルメットは、Bluetooth経由でスマートフォンとつながる。バッテリー寿命は最大9時間で、Weller曰く、それはバイクに(常識的に)乗り続けていられる最大時間だという。

Skullyは、このヘルメットを2013年末に発表し、10万人以上のベータテスト申し込みを受けた。そのコミュニティーを活用すべく、チームは今日(米国時間8/11)、Indiegogoで予約受付を開始した。目標金額は25万ドルだ。

Skully AR-1は、1399ドルでIndiegogoに登場するが(少数の低価格枠もある)、一般販売時には1499ドル近い値段になるとのこと。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


デジタル一眼をスマホで操作するCase Remote

これは、旧世代のテクノロジーを、今やどこにでもあるタッチスクリーンのスマートフォンと融合させるちょっと気の利いたアイデアだ。Case Remoteは、デジタル一眼レフ用のワイヤレスリモコンで、AndroidまたはiOSスマートフォンのアプリと連携する。

なぜそんなことがしたいのか? 例えば、カメラの位置を決めた後、手を触れずにコントロールできる。さらにはビギナーにとって、デジ一の複雑な設定をいじる方法としてもずっと楽だ。カメラのいくつもある物理的ダイヤルやメニューと格闘せずにすむ。要するに、人々は物理的ダイヤルやボタンよりも、スマホのタッチ操作の方を快適に感じるようになった、ということだ。

アプリは、カメラから画像を直接ダウンロードできるので、ベストショットをネットでシェアするためのショートカットもある。

Case Remoteの専用アプリには、ライブビュー、ISO、シャッター速度等の設定、写真のダウンロード、高解像度画像のズーム表示、タイムラプス、HDR、フォーカススタッキング等の機能も塔載されている。

デバイスは、様々なメーカーやカメラ機種に対応している ― 個々のメーカー製の独自アプリよりも、互換性の点で有利。CanonのEOS、PowerShotdシリーズ、NikonのDシリーズおよび1シリーズ等数多くの機種がサポートされている。ただし、SonyとPanasonic製品では安定して動作しないと作者は言っている。

ちなみに、現在のIndiegogoキャンペーンはCase Remoteにとって2度目で、以前キャンペーンを実施したバージョン(未出荷)を機能アップしたものだ。9月の出荷時には、以前の支援者に対しても、最新の多機能版が送られる。

Case Remoteの価格は、Indiegogoの早期支援者には79ドル(以降は、99ドルまたは129ドル)で、ホットシューアダプターおよびストラップが付く。これは200トル以上するライバル製品よりかなり安い。大きさ5 x 5センチ、重さ50グラムは、他のワイヤレスコントローラーより小さくて軽いこともメーカーは強調している。

Case RemoteのIndiegogoキャンペーンは、フレキシブル・ファンディング・キャンペーンと呼ばれるもので、目標金額に達しなくても資金が送られる。初回のクラウドファンデイングには、当初目標の1万5000ドルを大きく上回る3万9000ドルが集まった。今回も24日を残して1万2000ドル以上をすでに集めている。あとは、スケジュール通りに製品を出荷することだけだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


キーホルダーにも「スマート化」の波?! ― 予定通知、メールチェック機能などを搭載

世の中、「あらゆるもの」がスマート化しつつある。そうであればキーホルダーのみがその例外であると考える必要もないだろう。

登場してきたSmart Keychainは、そのコンパクトなボディに4つの機能を併せ持つデバイスだ。その機能とはUSBドライブ、カレンダーアラート、メール通知、そしてキーホルダーの場所を通知する機能だ。

ただしこれだけクラウドストレージが身近になった時代、携帯用のUSBドライブが必要なのかどうかは微妙なところだと思う。しかし予定のリマインダーやメール通知機能をキーホルダーに搭載するというのはあり得る話だろう。とくに「スマートウォッチはちょっと勘弁」と思っている人には役立つデバイスとなり得るのではなかろうか。

メール通知についてみると、Smart Keychainアプリケーションでは5人までの人を重要人物としてラベル付けできるようになっている。そしてその5人からのメールが届くと、キーホルダーに通知が来るようになっている。但しチェックは15分間隔となっている。寸刻を争うような事例については、スマートフォンを手元において注意を払い続けるしかなさそうだ。

個人的に最も気に入っているのは、電子的な仕組みというわけではないものの、やはり場所通知機能だ。スマートフォン側から操作することにより、キーホルダーに内蔵されたアラームがなるようになっている。

このデバイスは現在Indiegogoキャンペーン中だ。プレオーダー価格は59ドルからとなっており、USBドライブの容量を8GB、16GB、そして32GBの中から選ぶことができるようになっている。

今のところアプリケーションが用意されているのはiOS向けのみだが、Android版も開発中であるとのことだ。また、健康管理機能やポイントカード機能なども付け加えていく予定であるとのことだ。

詳細はこちらのキャンペーンページで見ることができる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


iPhone制御の電動アシスト自転車 Visiobike でひと走り

ブーン、ブーン! クロアチアの会社が君を新しい自転車に乗せたがっている。電気と人力のハイブリッドで坂道をアシストし、内蔵の自動変速機がバッテリーの使用を最少限に抑える。

その名をVisiobikeというこの5303ドルの自転車は、カーボンファイバー製でiPhone用のドックを備えている。専用アプリが、スピードメーターになり、変速機の制御を行い、その他あなたの走りを手伝う。サドルにはカメラが内蔵されていて、後方の交通をリアルタイムで見ることができ、誰かに追突された時のために録画もできる。

自転車を愛する起業家、Marko Matendaが作ったこの自転車には、ディスクブレーキ、自動安全ライト、事故にあった時何が起きたかを3分間記録する独自のシステムも付いている。何よりもすばらしいことに、もし自転車が急に ― 本当に突然 ― 止まった時には、内蔵アラーム機構があなたのiPhoneを使って当局に連絡する。言うまでもなくこれは、あなたの命を救うかもしれない。

私が数年前ザブレブでMarkoに会った時、動作プロトタイプを作る最終段階だった。そして12月に出荷する準備が整った今、クラウドファンディングを通じて情報を広めることにした。基本的にこれは、電動自転車のブガッティ、即ちかなりクレイジーな代物だ。

念のために言っておくと、これはあきれるど高いので、5000ドルを投じる前にゆっくりとよく考えた方がいい。しかし、電動アシストや電動バイク全般にとって、実に魅力的な前進と言えるだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook