Instagramの使い勝手が向上―やっと複数アカウントをサポート

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ありとあらゆる場所で写真を撮って共有しなければすまないマニアに朗報だ。今週、Instagram複数アカウントのサポートを開始する。この機能はヘビー・ユーザーにとって便利なのはもちろん、世界中の企業のソーシャル・メディアのマネージャーにとっても良いニュースだ。

Instagramアプリのv7.15以降(iOS、Androidともに)、ユーザーはいちいちログアウトせずに、最大5つのアカウントを切り替えられるようになる。

下に掲載したのはヘルプ・ページのスクリーンショットだ。

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個人的には、Instagramのアカウントは1つで十分だが、Instagramが成長を続けるに従ってますます多くの企業のソーシャル・メディア管理者がこのサービスを利用するようになっている。多数のSNSにInstagram写真を投稿しているマーケティング担当者にとっては仕事をやりやすくしてくれる効果がありそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

動画プロダクション・メディア運営の3Minuteが3億円の調達、セプテーニとは協業も

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女性特化のYouTuberプロダクションや動画メディア「MINE」を運営する3ミニッツ(3Minute)は12月16日、セプテーニと動画広告領域での資本・業務提携を締結したことを明らかにした。セプテーニのほか、複数社(社名非公開)を引受先とする第三者割当増資も実施。合計約3億円を調達している。

今回の提携を契機に、3Minuteがマネジメントするインフルエンサー(女性YouTuberなど)を素材に、両社が共同で広告クリエイティブを制作。セプテーニが広告販売していく。今後は共同での広告商品開発も進める予定だ。

このほか、動画メディア「MINE」のスマートフォンアプリ「MINE TV」もiOSおよびAndroid向けにリリース。MINEは25〜35歳の女性インスタグラマーを中心にサービスを拡大。現在MAU(月間アクティブユーザー)40万人を誇る。配信するのは自社制作のオリジナル動画が中心。月間数百本の動画を制作しており、ネイティブ広告の取り組みもスタートしているという。

インスタグラムのフィルター名を子供の名前にしたのは、あなただけじゃない

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赤ちゃんのことをたくさん知っているサイト、BabyCenter.com(ベイビーサイトに最高の名前だ)が、2015年赤ちゃんの名前男女別トップ10を発表した。

予想通りの名前もいくつかある。最近は、JacksonベイビーやMiaベイビーによく遭遇する。しかし、Timeによると、トレンドに乗った名前もある。具体的には、Instagramのフィルター名だ。わかるかな。下手クソな写真を少しだけマシにするツールだ。それの名前が。子供につけられた。私はこれについて何も言わない。一切判定しない。決して。約束する。

最も人気の高かったフィルターベイビー名は “Lux”。BabyCenter.comによると、この名前は男の子の名前部門で2014から2015にかけて75%上昇した。他に人気のフィルターベイビー名で急増したのは、男の子がAmaro、Hudson、Kelvin、Ludwigで、女の子ではValenciaとWillowが躍進した。

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もう一度言う。意見は言わない。

2015年の人気名前ランキング:

2015年の人気女の子の名前トップ10

1. Sophia
2. Emma
3. Olivia
4. Ava
5. Mia
6. Isabella
7. Zoe
8. Lily
9. Emily
10. Madison

2015年の人気男の子の名前トップ10

1. Jackson
2. Aiden
3. Liam
4. Lucas
5. Noah
6. Mason
7. Ethan
8. Caden
9. Logan
10. Jacob

私は自分の子供にアプリやゲームやフィルターや機能の名前をつけない。でも、どうぞご自由に。教えてくれれば、面白い記事が書ける。

人気のベービーネーム全リストはこちら

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Instagram、イベントのまとめフィードを提供開始、最初はハロウィン

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Snapchat、この主要ソーシャルメディアの厚かましい赤ん坊は、ハッシュタグを静かに消そうとしているのか?

そんな風に見えたのは、昨日(米国時間10/31)ハロウィンのためにInstagramがコンテンツを収集し、友達やその他の人々のハロウィン関連コンテンツを見たいユーザーのために、スペシャルフィードを作ったことをWiredが報じたからだ。

ふつうこれは大した話ではないし、実際これ自身はなんでもない。しかし、Twitterは最近、この一年で最大の機能追加としてMomentsを公開し、ユーザーが特定のイベントや話題に関するツイートを、自分で集めなくても見られるようにした。

Momentsは、Twitterの元CEO Jack Dorseyの復帰とともに、ユーザー成長を加速するための同社の大きな賭けとしてデビューを果たした。

しかし、Twitterがユーザーのために収集作業を行う決断をするずっと前に、SnapchatはLive Storyのアイデアを開発した。特定のイベント、位置、あるいは特別な日に居合わせたSnapchatユーザーは、そのイベント専用のチャンネルを選んで、コンテンツをLive Storyに入れることができる。

Snapchatは当初これを “Our Story” と名付け、2014年6月にラスベガスで行われたEDMフェスティバル、Electronic Daisy Carnivalに合わせてデビューした

Instagramが収集したハロウィンストリームの中で、ユーザーはクリックしたり、ビデオをいつものカウント、説明テキスト、縁取りなどのない状態で見ることができる。次々とビデオをスクロールしていくだけだ。ちなみに、ハロウィンストリームはビデオコンテンツのみからなっている。

Momentsと同じように、Instagramのハロウィンフィードは、あらゆる余分をそぎ落とし、最上最高のコンテンツのみを際立たせる。

もちろん、ハッシュタグが完全に死んだわけではない。ハッシュタグは今でもパワーユーザーの間で、TwitterとInstagramの両方で使われており、遅れてではあるがFacebookもハッシュタグ機能を提供している。しかも、ハッシュタグはMomentsやInstagramのハロウィンフィードのような収集されたストリームでも使われているので、ハッシュタグの利用はこうしたフィードを形成するためには必須である。

しかし、多くのハッシュタグが収集され、特定のイベントや休日だけでなく、動物、美容、健康などのテーマへと拡大する網羅的話題に取り込まれるようになることは想像できる。

[via Re/Code]

[Image via Wired]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Instagram、1秒(無限ループ)ビデオを撮影するBoomerangをリリース

Instagramは自らのサービスを陳腐化させたいとは思ってないが、しかし機能を盛り込みすぎてアプリケーションを肥大化させたいとも考えていないようだ。そこで今回も新機能を別アプリケーションとしてリリースしてきた。名前はBoomerangで、iOS版Android版がある。

とてもシンプルなアプリケーションで、1秒間に5枚の写真を撮影し、その写真をオートリバースのムービーとして再生するものだ。保存はスマートフォン内に行われるが、FacebookやInstagramなどで簡単にシェアすることができる。Boomerang自体には、写真を共有するソーシャルネットワークとしての機能はない。そのためBoomerangの操作にはInstagramのアカウントも必要なく、またアプリケーションにログインする必要もない。

Boomerang

Boomerangの動作は、連続写真を撮影してGIF化するPhhhotoと同様なものとなっている。ちなみにこのPhhhotoにはInstagram内の友だちを検索する機能がついていたのだが、Instagramは4月より、この友だち検索の機能を利用させないようにしている。またGoogleフォトにもアニメーション機能がある。違いは、Boomerangの方は専用のアプリケーションから撮影したもののみがアニメーション化されるということだろうか。Instagramは流行を取り入れ、自社プロダクトとの親和性を試すためであれば、他プロダクトのコピーと呼ばれることも恐れていないということなのだろう。ちなみにBoomerangは無音声のループビデオとなるもので、その点でVineやApple Live Photosなどとは異なるものとなっていることは記しておく。

IntagramはこれまでにもHyperlapse(タイムラプス動画を撮影)やLayout(コラージュ製作)といったスタンドアロンアプリケーションをリリースしている。これらのアプリケーションに続いて、Boomerangもリリースして5年となるInstagramのフィードを賑わす一助となるのかもしれない。

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なお、ティーンエイジャー世代について、InstagramはSnapchatとライバル関係にある。Snapchatの方はセルフィー用のレンズ機能やジオフィルターなどの新機能を次々に追加している。BoomerangもInstagramユーザーに新たな楽しみを提供したいという狙いをもってリリースされたものであることは間違いない。

BoomerangのプロダクトマネージャーであるJohn Barnettによると、このアプリケーションはInstagram内で6月に行われたAndroidエンジニアのハッカソンにより生み出されたものなのだそうだ。「チーム内のメンバーで遊んでみようとして作ってみたものでした」とのこと。しかしInstagramメンバーの多くがとても気に入ってしまったらしい。そこでプロダクトとして世に問うてみようとする考えが生まれてきたようだ。Boomearngを最初に開発したのはほんの5人のメンバーであったとのことだ。

Boomerang Food Gif

Boomerangを初めて使う人は、ボタンの少なさに驚いてしまうかもしれない。画面遷移も2つしかない。ログインも必要なく、ただ単に写真を撮るだけでアプリケーションでできることはすべて完了するのだ。

撮影画面には通常モードとセルフィーモードがある。シャッターボタンをタップすると、1秒間ほどの間に5枚の写真を撮影するようになっている。Barnettによると、iOS版では手ブレ防止の機能を実装していて、撮影した写真もやや見やすくなっているはずだとのことだ。Android版の方では、注意しないと目眩がしそうなビデオになってしまう可能性がある。撮影した写真は無限ループ形式で再生されるのだが、再生速度は倍速となっていて、1秒間で5枚撮影した写真を一往復1秒で再生するようになっている。これにより写真をより面白く、刺激的なものとしているのだ。

標準でInstagramないしFacebookで共有するためのボタンが用意されている。もちろん「More」ボタンをタップして、他の手段(訳注:LineやTwitterなど)で共有することもできるようになっている。ビデオは撮影した写真を5往復4秒で再生する画像としてまとめられいる。撮影した写真はカメラに保存されるので、1シーンを撮影したのち、直ちに次の撮影を行うこともできる。撮影した写真をあとで好きな場所にアップロードすることができる。Instagramにアップロードすれば、いつまでもループさせて見ることができるので、見栄え的にははこれが一番面白いかもしれない。

まとめるならば、Boomearngは手軽に面白い作品を残すのに適したツールだということがいえると思う。お楽しみ目的の写真を、狙い通りに面白く撮影することができる。オートリバースモードで写真シーケンスを繰り返すことで、ループ再生もとてもおもしろくなっている。ビデオでは間延びしてしまうような、瞬間の楽しさを味わうことのできるツールともいえそうだ。

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ただひとつ問題は、「ちょっとした愉しみ」を与えてくれるツールだけに、利用者からうっかり忘れられてしまう存在になるかもしれないということだ。「必需」のツールではなく、あくまで「ボーナス」として存在するものだからだ。ただ、個人的にはInstagramを使おうとするときには、きっと「Boomerangを使ったらどうか」と思うようになるのではないかと考えている。またFacebookの動画プロフィールを作成するのにも便利なのではないかと思う。

個人的にはタイマー撮影が欲しいようにも思った。Barnettによれば、近々実装される可能性があるらしい。また、フラッシュ撮影に対応すればさらに便利かもしれない。

ともかく、Boomerangのシンプルさはすなわち利用者の迷いをなくすという意味で非常に有益であると思う。年令が若く、またあまり他のアプリケーションを利用していない人や、あるいはアメリカ外に住んでいる人にも迷いなく使ってもらえるものになっているようだ。敢えてMixbitのような巨大アプリケーションとは一線を画そうとしたものなのだろう。確かにMixbitの機能の中には、ほとんどの人が利用しないようなものも含まれている。

ところで、Instagramは、このBoomearngにどれほどの「本気」を投入してくるのだろうか。たとえばLayoutについては、月間4億ユーザーを集めるInstagramの編集ページからダウンロードページにリンクすることにより、ダウンロード数を増やすことができた。このBoomerangでも同様の仕掛けが為されることになるのかもしれない。

Instagram Boomerang

Boomerang SelfieInstagramはどうやら、親会社のFacebookよりも「スタンドアロン戦略」で成功を収めているように見える。Facebookもいろいろな新機能をスタンドアロンアプリケーションで試してはいるが、しかしFacebookの成長に繋がるような成功は収められないでいる様子。そして結局はアプリケーションの機能をFacebook本体に加えるというような動きを繰り返しているようにも見えるのだ。魅力的な機能は備えつつも、結局RiffやSlingshot、ないしRoomsなどは失敗に終わってしまった感がある。

Instagramの方は、別アプリケーションで作成したコンテンツが、結局オリジナルアプリケーションを潤すという戦略を立てて、それが成功しているように見える。Instagramに用意されたフィルターなどの機能をふやして利用者を混乱させることなく、基本的な機能をわかりやすく利用者に提供することに成功しているといって良いだろう。Instagram自身にさまざまな機能を追加して鈍重にするのではなく、基本的な機能のみを実装するにとどめているのだ。この方針により、オプションの機能を使いたくない人は、ただたんに以前からのツールを使えば良いという形になっている。そうした方針により、利用者は他の人々の投稿した写真を眺めつつ、同時に表示される広告なども消費し続けてきているのだ。

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(翻訳:Maeda, H

Instagram、写真解像度を640ピクセルから1080ピクセルへ

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Instagramが写真のサイズを1080ピクセルとする準備を進めているようだ。サイトのソースコードを見ていて発見した人がいると、the Vergeで記事になっていた。

これまで、Instagramでの写真サイズは640×640だった。しかしInstagram.comサイトから判断すると、フルHDの解像度で扱えるようになる模様だ。

ただし、今のところはまだ1080×1080に完全に対応しているわけではない。しかし少なくとも一部の画像が1080p化されているのをみれば、そろそろ利用者向けにもフルHD機能が公開されるものと思われる。

1080×1080の写真は以下のような感じだ。

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The Vergeの記事によれば写真は640ピクセルのものを拡大して1080ピクセル幅で表示しているわけではないとのこと。アップロードおよび保存の段階からフルHDになっているものであるとのことだ。

スマートフォンの世界にある大画面化(iPhone 6 Plusなど)の流れの中、640ピクセルの写真は無理やり引き伸ばして表示するような状況となっていた。写真を1080ピクセルで扱うようにすることで、無理やり引き伸ばして写真が粗くなってしまうような事態を避けることができるようになるわけだ。

この機能がいつ一般に提供されるのかについてはまだわからない。自分の写真がどうなっているかについては、次の方法で確認することができる。

例としてChromeの場合を示す。まずは確認したい写真の右上にある投稿時間をクリックして、写真を1枚だけ表示するようにする。そしてメニューで「ソースを表示」を探して選択する(ウィンドウズの場合、ショートカットは「Ctrl+U」)。ソースが表示されたら検索(Ctrl+F)機能を使って「n.jpg」を探す。この「n.jpg」を含むハイパーリンクが調べたい画像へのリンクとなっている。そのリンクをコピーしてブラウザのURL欄に入力すれば画像のみが表示される。ここで画像のサイズが確認できるわけだ。

(訳注:the Verge記事の追記によれば、モバイルアプリケーション版にて1024ピクセルの写真を扱えるようにしており、この機能は順次適用中だとのこと)。

[IMG via Susan Hobbs]

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(翻訳:Maeda, H

歳を重ねるInstagram、”Highlights”メールでユーザーを呼び戻す

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4年半は、美しい写真でいっぱいだった。Instagramは以前ほど若くはなく、長年のユーザーを逃がしたくない。

幸い、ユーザーにはまだメールを送ることができる。メールはまだ死んでいない、たとえいくら皆がそう願っても。高い開封率は今でも重要だ。Twitterは、ユーザーが読みそこねたかもしれないベストツイートを知らせる再勧誘メールを強化するために、丸ごとスタートアップを買った

今度はInstagramがメールダイジェスト “Highlights” の送信をスタートし、ユーザーがフォローしている人のベスト投稿を選んで紹介する。彼らは写真ネットワークから離れていたユーザーを呼び戻すことを期待している。

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私がHighlightsを見つけてInstagramに確認したところ、プロモーションや再勧誘のためにメールを送るのはこれが初めてだと言った。新しすぎて制御するための設定すらない。試しにUnsubscribeをクリックしたところ、メール設定メニューは見当たらず、再度購読する方法はなかった。

余分なメール、そりわけ明示的に登録した覚えのないメールが送られてくることに反発する人々がいることは必至だ。しかし、Highlightsは、リアルタイムの逆時間順にフィードを表示する成熟したソーシャルネットワークに共通する問題を解決する可能性を持っている。これはInstagramやTwitterのようなネットワークには効果があるが、Facebookのように関連性順に並べられるフィードには向かない。

Instagram Explore May 2015この「フィルターされていないフィード問題」は、シェアの多いメンバーをフォローしすぎて、あまり投稿しない本当の友達がかき消されてしまう時に起きる。その結果フィードは興味のないコンテンツで埋め尽くされ、利用頻度を下げかねない。これはまた、フォローを増やすことをためらわせ、新規ユーザーの視聴者獲得を妨げ滞在意欲を削ぐことにもつながる。

しかしこうした問題は、人気の高いコンテンツを表面化することによって、ある程度解決できる。Twitterは、RestEngineの買収以来続けているメールキャンペーンに続き、改善したまとめページ ― これも Highlightsと呼ばれている ― によって問題に取り組んでいる。Facebookも、メールやテキストメッセージ等様々な再勧誘ツールを実験している。最近では、Facebookが2人の友達の結婚を知らせるプッシュ通知を送ったという話も聞いた。

今やInstagramは、休眠メンバーを目を覚ます段階にまで成熟した。そこには「3億人の月間ユーザー」がいるが、これは殆どチェックをしないユーザーを含む不正確な統計だ。瞬間を共有するという使命を成し遂げ、広告に基づくビジネスモデルを強化するためには、ユーザーが貪欲にフィードを消費する必要がある。

そのためのInstagramの戦略は、写真を塀の外に出さないことだった。彼らはTwitterに同サービスの写真をインラインでは表示させず、ユーザーがInstagramを使わなければならないようした。今Instagramは、道半ばまで来ているユーザーに手を差し伸べようとしている。Highlightsは、Instagramを開かずに見逃がした写真を人々に思い出させることができるかもしれない。

そして、1年前にInstagramがパーソナル化を開始するまで古くさくて忘れられていた検索タブに、もっといい「ベスト・オブ」機能が組み込まれても私は驚かない。世界一人気の写真と言われてもピンと来ないが、検索機能がユーザーのネットワークや近所のトップ写真を見つけられるかもしれない。そうやってInstagramはユーザーを最適にもてなすことができるだろう ― たとえそのユーザーの生活が完璧に選ばれたフィルターに合っていなくても。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

コラージュ写真を作成するInstagramのLayout、iOS版に続きAndroid版も登場

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Instagramの提供するコラージュ写真作成ツールであるLayoutにAndroid版が登場した。iOS版の方は3月にリリースされていた。撮り溜めてある写真や、新たに撮影する写真を複数枚指定して、1枚のコラージュ作品を仕上げる。仕上がりの写真は、Instagramでの共有を意識して正方形となる。

写真の組み合わせ方については、予め何種類かのテンプレートが用意されていて、その中から気に入ったものを選ぶことができるようになっている。好みのテンプレートを選んだ後に、使う写真を反転させたり、写真の配置を変更したり、あるいは個々の写真の表示サイズを微調整したりすることもできるようになっている。作成したコラージュ作品はカメラに保存しておくことができ、もちろんInstagramや他のソーシャルネットワーク上に公開することができるようになっている。

アプリケーションは無料で、対応OSはAndroidの4.1以降となっている。

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(翻訳:Maeda, H

Instagram、ヌードと他人の投稿写真のシェア禁止を強化

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「1. 自分で撮った写真とビデオを投稿すること。2.服を着ていること」これを含めてInstagramのルールは変わっていない。しかし、今日発行されたコミュニティーガイドラインの変更によって、ルールが明確化された。

問題は、自分が権利を持たない写真の投稿禁止をInstagramがどこまで行使するつもりなのかだ ― 同サービスで最も人気の高いコンテンツであることを踏まえ。心に響く引用句、ミーム、テレビのスクリーンショット、コンサートの写真等、いずれも誰かが通報すれば規則違反になるものばかりだ。

「ポリシーは以前と全く変わっていないが、われわれは透明性の高い資料を提供しようとしている」とInstagramのパブリックポリシー責任者、Nicky Jackson Colacoは語った。

これがInstagraの古いコミュニティーガイドラインで、これが新しい版だ。Colacoは私に「現在のポリシーはサービスがかなり小さい頃のものであり、現在は3億人以上のアクティブユーザーがいて米国外にも数多くいる」と言った。彼女の目標は、世界中に通用するポリシーを作ることだ。

Instagramのおきて

IMG_9827新たな説明によって明確化された中で、最も議論を呼んでいるものを以下に挙げる:

  • シェアできるのは自分で撮影したか権利を持っている写真とビデオだけ ― インターネットでコピーあるいは収集した、自分で投稿する権利のないものを投稿してはならない。
  • 多様な視聴者にとって適切な写真やビデオを投稿すること ― Instagramはヌードを認めない。これには…性交、性器、全裸臀部のクローズアップを含む。女性の乳首の写真も一部含まれるが、乳房切除跡および授乳している女性の写真は含まない。ヌードの絵画および彫刻の写真はOK。
  • 法を遵守すること ― 性的サービスの提供、違法ドラッグあるいは処方薬(ユーザーの地域で合法であっても)および快楽的薬物利用の促進は許可されない。*
  • ニュース価値のある事象の投稿は慎重に ― ユーザーがしばしば非難あるいは注意喚起を目的に画像をシェアことは理解している。そのような理由でコンテンツをシェアする場合、露骨な内容を含むことを説明文に加えることを推奨する。

さらにInstagramは、ヘイトスピーチ、脅迫、恐喝、児童ポルノ、自傷行為の美化あるいは奨励を禁止している。

[*]Colacoは、アルコール、タバコ、および最も興味深いことにマリファナの写真は禁止されておらず、薬物の禁止は主として麻薬関連であると私に語った。

しかし、強制は可能なのか?

Instagramのポリシーは、清潔を保ち、保守的な国々で閉鎖させられることを防ぐかもしれないが、ガイドラインが検閲的に過ぎると見る向きもある。

Instagram Reportインターネット・アーティストで、芸術的ヌードの禁止に対する辛口な批判で知られるRonen Vは、「ある意味でFacebookの芸術・言論に関する検閲は、現代の写真に相当する絵画や彫刻に関する1500年代のカトリック教会以上に性差別的で抑圧的である。しかし、少なくともルールを明文化することによって、Instagramの利用が作者にとってロシアンルーレットになる可能性は低くなるだろう。何が認められた言論で何が禁止されているかを正確に知ることができるようになる」と私に言った。

Colacoはこう反論する。「われわれは、人々が真に創造的な表現ができる場になりたいと明確に考えている。難しいのは、このための標準が一つではないことだ。境界線上のものを判断するのは極めて困難だ」。そこでFacebookは、非常に保守的に線を引き、誰かを不快にさせることを避けるために、人々が芸術をシェアする自由を阻害することを受け入れることを選んだ。

こうした明確化は、クリエーターがヌード規則を曲げたり破ったりしてアカウントを停止されるのを防ぐのに役立つ。しかし、既にInstagramはユーザーからのReport[通報]ボタンできわどい画像を検出する仕組みを持っている。著作権コンテンツを監視するのははるかに大変だ。

Instagramにおける無断再シェアの存在は紛れもなく巨大だ。Lolcatスタイルのインターネット・ミームや、くだらない人生肯定フレーズやキャプション付きスクリーンショットが山ほどの「いいね!」を獲得する。何百万人ものフォロワーを持ちこの種のコンテンツに専念しているアカウントがいくつもあり、中にはブランドのスポンサー付き投稿をシェアして報酬を得ている者もいる。

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この写真はInstagramの倫理を巡る議論を呼んだ

YouTubeやSoundCloud等のユーザー生成コンテンツネットワークと異なり、Instagramは著作権指紋による自動違法コンテンツ削除システムを導入していない。「われわれは生まれて数年しかたっていない。今後どんどんツールを良くしていくつもりだ」とColacoは私に言った。しかし今のところ、コンテンツ所有者が自分のコンテンツを無許可でシェアする人々を通報して削除させるためには、手作業でInstagramをチェックするほかない。

しかしそれは全く非現実的だ。毎日7000万枚の写真がシェアされ、中には非公開のものもあるため、コンテンツ所有者が無許可コンテンツを監視し続ける方法はない。期待できる最善の道は特別人気の高いアカウントにシェアされたのを見つけることだが、Instagramのフィードがリアルタイムでフィルターされていないことを考えると、おそらく見つけた時点ですでに膨大な視聴者の目に触れているだろう。

Instagramは著作権コンテンツの通報を便利にしようとしない。他の殆どの違反はアプリのReportボタンで報告できるが、著作権問題の報告には面倒な入力フォームに記入する必要がある。

他人のミームをウェブから取ってきては出典も書かずに転載している、いくつかの人気Instagramアカウントについて尋ねたところ、ColcacoはInstagramが積極的に取り締まるつもりはないことをほのめかした。Instagramに行動を起こさせるためには、著作権保有者自身が立ち上がらなくてはならない。

こうして、ポリシーと執行の間にギャップが生まれる。Instagramは他人の物を投稿してはいけないと言いながら、違反と知りつつ実行する者がいても、被害者が申し出ない限り摘発しようとはしない。実質的に彼らは、権利保持者の保護を強く謳うことで、自分が削除したいものを削除する権利を確保している。しかしInstagramは、自分たちが「再シェア」コンテンツの上にビジネスを築いていることを知っているので、強制されない限り積極的に削除することはないだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Instagram、新しい編集フィルターとお気入りアカウントへの投稿の通知機能を追加

今日(米国時間4/7)、Instagramはモバイル・アプリに カラーとフェードという新しい写真編集ツールを追加した。当面Android版だが、すぐにiOSも出るという。カラー効果は上のサンプルのように写真にユーザーが選択した色みを加えて雰囲気を変える。フェードは写真の彩度を落とし、モノクロに近い静かなトーンを作り出す。低解像度の写真に好適だ。

Instagramは昨年から写真編集ツールを拡充する努力を続けており、ユーザーが写真を編集する自由度が大きく高まった。Instagramが当初から提供してきたワンタッチで特定の効果を上げるプリセット・フィルターも健在だが、今回追加されたカラー、フェードに加えて 明るさ、コントラスト、彩度、シャドー、ハイライト、縦横調整などフィルターが利用できる。プリセットのフィルターに飽きたらなくなったユーザーに新しい自由を与え、興味をつなぎ止める戦略として理にかなっている。

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また今回、「投稿の通知」という機能も追加された。これはフォローしているアカウントに新しい写真が登校されたことをプッシュ通知する機能で、お気に入りのアカウントの新しい写真を見逃さないですむ。特に数多くのアカウントをフォローしているユーザーには便利だ。またスマートウォッチにプッシュ通知が表示されればいっそう役立つ。今回このプッシュ通知機能が追加されたのは偶然ではなく、Apple Watchの発売を見据えてのことだろう。腕時計に通知が表示されれば、家族や恋人が新しい写真を投稿したことをスマートフォンをいちいち取り出すことなくすぐに知ることができる。

プッシュ通知機能はiOS版とAndroid版アプリにすでに追加されている。

〔日本版〕現在Goole Play日本版に今回のアップデートはまだ反映されていない(最終アップデートは3月15日)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SXSWにやってきたセレブ犬にインタビューしてみた


 
もちろん、本当に犬にインタビューしたわけではない。お互いに何を言ってるかわからず、困ったことになってしまうだろう。そうではなく、SXSWで開催されたペットの里親イベントに出かけたところ、Instagram上でのセレブドッグであるTunaとその飼い主に会うことができたのだ。

ソーシャルメディア・セレブであるとはどういう気持ちがするものかを尋ねてみたかったのだ(Tunaには120万人のフォロワーがいる)。飼い主のDasherはインテリアデザイナーなのだが、このところはTuna関連の仕事がほぼフルタイムとなっているのだとのこと。大人気のTunaとの仕事を大いに楽しんでいるとのことだった。

近いうちに投稿をやめるようなつもりがあるのかどうかも尋ねてみた。

もちろんいつまでも続くようなことではありません。いつまで続けるのかということはまだわかりません。自分からもうやめようと思うことはありませんが、Instagramでの人気に基づいた「仕事」ですので、Instagramを使っている人がどのくらい受け入れてくれるのかといったことも関係してくるのでしょう。これまで多くの人がTunaを見て楽しんだり、笑ったりしてくれました。それで投稿を続けているのです。たぶん「見たい」という人がいなくなるまで、Tunaの活動は続くんじゃないでしょうか。

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(翻訳:Maeda, H


Instagram、横スクロール式スライドショーからサイトにジャンプできる広告の提供へ

これまでInstagramは決してユーザーにURLを開かせなかった。サービス内の写真を見てもらうのがInstagramの目的であり、トラフィックをウェブへ流すつもりはなかったわけだ。しかしInstagramによれば、広告主からの強い要望があり、これに応じて「ビジネスで成果を得るためのさらに効果的な手段」を提供することにしたという。

ブランドが求めているのは計量できるような効果だ。一方でInstagramは今後eコマースや自動車会社のような大口広告主を必要とする。eコマースであればクリックスルーによって購入ができなければならないし、自動車のような大型プロダクトの場合、1枚の写真では訴求しきれない。

そこでInstagramはクリック可能なリンクを導入することにした。ただし開けるリンクが提供されるのはユーザーが横にスワイプしてストーリーを読み取れるカルーセルタイプのスライドショー広告のみだ。スライドショーの最後の写真の右下に設置されるLearn More〔もっと見る〕ボタンを押すと、Instagramアプリ内にURL先のページが開く。トップバーをクリックするとすぐにInstagramの元のページに戻れる仕組みだ。【中略】

ユーザーはカルーセル式に表示された写真をスワイプしてストーリーを追う。

Instagramの収益化責任者、James Quarlesは私の取材に対して「すばらしクリーティブな仕組みだ」と語った。下のビデオで作動のようすがわかるだろう。

Instagramは最初の4年間、成長のみに焦点を絞った。これは成功だった。今やユーザーは3億人に上っている。URLを有効にしないことでInstagramにはFacebookやTwitterとは違う落ち着いた雰囲気が生まれた。またスパムや自己宣伝などのノイズを抑える役にも立ってきた。

広告主からの強い要望とはいえ、カルーセル広告が増えすぎれば、縦スクロールを基調とするInstagramのスムーズなユーザー体験が損なわれるおそれがある。 ユーザー体験のレベルを維持するため、Instagramではすべての広告掲載の掲載の可否をCEOのKevin Systromが自ら判断している。今後もSystromeが正しい判断を下すことを期待したい。

CEOのKevin SystromはInstagramのすべての広告の掲載の可否を自ら判断する

Instagramの広告は、いいね!をつけたりコメントを書いたりできるだけではなく、スライドショーを見て広告主のサイトへジャンプできるようになった。このようにはっきりと効果が計測可能な広告を提供できるようになったことでInstagramの財政には大きな弾みがつくに違いない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Facebook発セレブ用ツールのMentions、アップデートしてTwitterにも投稿可能に

Facebookには「セレブ専用」である「Facebook Mentions」なるアプリケーションがあるのをご存知だろうか。昨年リリースされたもので、セレブがファンや他のセレブと交流しやすくするための機能を持っている。このMentionsに驚きの機能がついて新しいバージョンがリリースされた。セレブが利用するソーシャルツールとしては双璧をなすTwitterなどにも投稿できるようになっているのだ。

これによりMentionsを使えば、メニューから選択するだけでFacebook、Instagram、そしてTwitterにも投稿できるようになった。また投稿の削除機能もついている。Facebookに投稿する場合と同様に写真なども投稿することができる。また各ソーシャルネットワーク毎にメッセージを編集したり、あるいは投稿時に写真を最適なサイズに調整してくれる機能もついている。

さらに自分がメンションされている投稿のみでなく、特定のトピックスに関するフィードもフォローできるようになった。すなわちハッシュタグや特定の個人を指定して、そこに関する情報を集めることもできるようになっているのだ。自分個人のみでなく、自分の関係する団体やイベントについての情報も得られるようになったということだ。

この方向性は正しいものと言って良いのではないかと思う。Twitterなど他のネットワークとの連携も深め、こうした方向にさらに進化していくのであれば、セレブたちのオンラインプレゼンスの場として圧倒的な地位を築いていくことになるかもしれない。そしてセレブ利用者が増加することにより、一般の利用者も増えていくというスパイラルを狙っているのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


Twitter、Instagramを使いすぎないでくれとパワーユーザーに懇願


Twitterは、同サービスの超ヘビーユーザーらに対して、写真は直接Twitterにアップロードして、Instagram経由でシェアしないよう依頼するメッセージを送っているようだ。

Mashableが入手したスクリーンショットには、Instagramのリンクとしてシェアした場合と、直接写真をTwitterに投稿した場合の、審美的相違が示されている。2012年、InstagramはTwitterカードの統合を終了した。これは、写真がTwitterフィードに直接表示されなくなることを意味した。以来、Instagramの写真をTwitterでシェアすると、Instagram.comへのリンクだけが表示され、ユーザーをウェブサイトで見るよう誘導するようになった。

当時多くの人々が、InstagramはTwitterのユーザー体験を阻害していると怒りを表した。ちなみに、親会社であるFacebookはInstagramの写真を引き続きフィード中に表示している。

InstagramがTwitter統合を中止したことに対する当初の反発ははるか昔に忘れられ、様々な意味でInstagramが勝利を収めた。昨年12月、Instagramはアクティブユーザー3億人を突破し、Twitterの2.84億人を上回ったことを発表した。

Instagramよりも古いTwitterは、メディア分野において若き勢力を相手に苦戦を強いられている。Twitterは無数のアップデートをウェブおよびモバイルアプリに施し、画像やビデオへの注目を高めようとしてきた。ユーザープロフィールには、メディアのみを見るためのタブが追加され、プロフィール画面の写真にも力を入れ、Facebookスタイルのヘッダー写真を追加し、プロフィール写真も大きくした。

同社はさらに、早い時期に写真用フィルターと編集ツールを導入して、2012年に起きたInstagramのフィード脱出に対抗した。

今回Twitterが、ヘビーユーザーに写真を直接投稿するよう依頼するメッセージを送ったことは、消費者が益々マルテメディアコンテンツを切望するようになったことによる同社の苦闘の大きさを浮き彫りにするものだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Instagram上の犯罪容疑者と偽アカウントで友だちになる「犯罪捜査」は合法か?

警官が偽のInstagramアカウントを作成して、誰かと友だちになり、そして流れてくるフィードを調査したり、犯罪の証拠を摘発するようなことは合法だろうか。ニュージャージー州地方裁判所裁判官のWilliam Martiniによると、そのような行為は完全に合法であるとのこと。捜査令状も必要ない。

ArsTechnicaの記事によると、この判断は宝石窃盗団のリーダーであったDaniel Gatsonの裁判で示されたものだ。Gatsonは2013年に、FBIにより逮捕された。その際に、警官側はInstagram上に偽アカウントを作ってGatsonと友だちになり、そこから犯罪の証拠を集めたのだそうだ。

Gatsonはプライバシー設定(投稿は友だちのみが見られるようになっていた)により安全だと判断して、いくつか盗品の写真をアップロードしていたりした。この写真を見るために警官は偽アカウントを作成して友だち申請したのだ。裁判所は、Gastonがその友だち申請を受け入れた以上、そこから得られた情報に基づいてGastonの家宅捜査令状が発行されたことにも全く問題はないと判断している。

Vergeの記事にもあるが、InstagramがFacebookのような実名登録の仕組みを採用していれば話はまた違ったのかもしれない。実名登録が必要なかったので、警察側はGatsonがうっかり友だち承認してしまうような偽のアカウントを簡単に作ることができたわけだ。

こうしてソーシャルメディア上の「プライバシー」の境界は曖昧になり、犯罪捜査や刑事裁判などでも利用されていくことになるわけだ。もちろんこれはソーシャルメディアに限った話ではなく、インターネット時代となって、個人情報の取り扱い方を改めて考えなければならなくなっていることの一環でもある。

アカウント設定をいかにいじったところで、オンラインに公開した情報はプライベートなものではあり得ないのだ。全く用途が異なるはずのTinderを犯罪捜査に使うというような例もでてきている。

GigaOmの記事にもあったが、裁判所の公式ドキュメントはこちらで読むことができる。

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(翻訳:Maeda, H


Citi、Instagramの評価額を350億ドルに引き上げ

Citigroupが、Facebookの所有するInstagramの評価額を引き上げた。190億ドルであったのが、今や350億ドルということになった。

Instagramは月間アクティブ利用者数が3億人を突破し、新しいフィルタや機能を実装し、同時にスパムアカウントの整理にも取り組んでいる。

Instagramは2012年4月、10億ドルでFacebookに買収されている。当時はiOSでの利用者が2700万程度しかいなかった時代だった。しかし同じ頃にリリースされたAndroidアプリケーションは、公開初日で100万ものダウンロードを記録し、Facebookもベタ踏みで買収への道を突き進んだのだった。

以来、InstagramはTwitter以上のアクティブ利用者を誇るまでに成長したのだ。

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(翻訳:Maeda, H


BtoBでも活かせるInstagram:活用のポイントと事例!

2億人が日常的に使うInstagram Instagramは画像共有を目的にしたソーシャルメディアです。InstagramがApp Storeに登場したのが4年前の2010年10月。その後2012年にFacebookに買 […]

Instagram、月間ユーザー3億人を達成―ついにTwitterを追い越す

Instagramの勢いは本物だ。月間ユーザー2億人を達成してからわずか9ヶ月でInstagramは毎月3億人が使うようになったという。ユーザーの70%はアメリカ以外から来る。これでInstagramのユーザー数は6週間前に2億8400万人と発表されたTwitterを追い越した

Instagramはここ何年にもわたって急成長を続けてきた。Facebookの買収によって勢いが削がれるのではないかという懸念は根拠がないものだった。現在、毎日7000万人がこのサービスを通じて写真を共有している。共有されている写真の総数は300億枚に上る。InstagramのCEO、Kevin Systromは「2人の友達同士の夢から始まったプロジェクトはこの4年間でグローバルなコミュニティーに成長した」と語った。

モバイルに関していえば、Facebook本体の13億5000万、Facebok Messengerの5億、WhatsAppの6億と加えてFacebookのユーザーは信じられない数に達している。

着実な成長と共に、Instagramはその正統性も増そうとしている。近く、セレブ、アスリート、ブランドなどのために「認証バッジ」の提供をスタートさせる計画だ。これによってなりすましやパロディーなどのアカウントをうっかりフォローしてしまうことを防げる。著名人やブランドの認証はTwitterがいち早く採用し、ユーザー数を増やすのに大きな効果を上げた。Facebookも2013年5月から認証を始めている。フォロワーを増やそうと懸命に努力しているユーザーは認証バッジを大いに歓迎するだろう。またInstagramの新しいExploreタブの利用価値が増すだろう。

またInstagramの権威を増す努力の一環として、スパマーやセレブのフェイク・アカウントなどの削除を精力的に進めているという。こうしたアカウントが削除されるにつれて、一部のユーザーではフォロワーが減少するかもしれないが、そういう次第なので心配はいらない。またこうした不正アカウントは今回の3億ユーザーには勘定されていないという。

Instagramの成長の歴史は印象深い。

  • 2010年10月:iPhoneアプリをリリース
  • 2010年12月:100万ユーザー
  • 2011年6月: 500万ユーザー
  • 2011年9月:1000万ユーザー
  • 2012年4月3日: iPhoneアプリユーザー3000万、Androidアプリをリリース
  • 2012年4月4日: Androidアプリに24時間で100万ユーザーが登録
  • 2012年4月9日: Facebookに買収される
  • 2012年4月30日:5000万ユーザー
  • 2013年2月:1億ユーザー
  • 2013年9月:1億5000万ユーザー
  • 2014年3月:2億ユーザー

今年3月以降、Twitterが3800万の新ユーザーしか獲得できなかったのに対し、Instagramは1億ユーザーを追加している。両者の勢いの差はますます開きそうだ。

この急成長にともなって、Instagramには 無差別に大量の写真が流れるという問題が生じている。

ユーザーが次第にフォロー相手を増やしていくと、やがて親しい友だちの投稿が他の写真の間に埋もれてしまう。こうなるとユーザー体験は低下する。また新たなフォローを控える圧力となる。すると新規ユーザーはフォロワー数を伸ばすのが難しくなる。フォロワー数が増えなければInstagramを利用することに飽きてくる。つまりInstagramの成長にとって重大な問題となるわけだ。

Twitterはだいぶ前からこの問題に直面している。Instagramはいちどもコメントも「いいね!」もしていないアカウントのフォロー解除や、古いユーザーが新しい友だちをフォローしたりすることなどが簡単にできる機能を必要としているかもしれない。

しかしInstagramがモバイル・アプリの手本だということは間違いない。写真共有の手段はInstagram以前にも多数あった。しかしInstagramは簡単に楽しく写真を共有する方法を考え出し、人々はそれが気に入った。今日のところ、Instagramは勝利を祝うことができるだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


英国キッズのタブレット保有率は34%。ニッチ・ソーシャルネットワークも人気上昇中

昨年10月に、Ofcom(英国情報通信庁)が子供たちの間でのタブレット利用率が上がっているというレポートをリリースした。この度、新たに2014年版年次レポートがリリースされたが、どうやらタブレット利用が広がっていくトレンドは継続中であるようだ。今やイギリスの若年層におけるタブレット保有率は3人に1人というレベルに達しているらしい。

たとえば、5歳から15歳の層におけるタブレット保有率は34%となっているのだそうだ(これは両親保有および学校のものを除いた数字だ)。この数値は2013年版では19%となっていた。

さらに低い年齢層でもタブレット保有率は増加傾向にある。3歳から4歳の子供についても、10人に1人(11%)がタブレットを保有しているといの結果が出ているそうだ。これも昨年のレポートではわずか3%となっていた。

また、5歳から15歳の層がネットワークに接続する際に利用するデバイスとしても、タブレットの率が上昇している。すなわち2013年には23%だったものが、今回の調査では42%となっているのだ。

こうした傾向により、ノートPCやデスクトップ機が退潮を示しつつあるという見解も示されている。インターネット接続にあたって、PCないしノートPCを利用している子供の割合は、2005年の調査開始以来初めて低下することとなったそうなのだ。昨年比で3%低下して88%となっているようだ。

一方で、子供たちのスマートフォン保有率については横ばいという状況にある。8歳から11歳については20%、12歳から15歳については65%がスマートフォンを保有しているとなっている。

調査を見る限り、どうやら子供部屋におかれたテレビはタブレットへと姿を変えつつあるようだ。テレビの保有率は2009年の66%から2014年の46%へと3分の1ほども減らしている。但し、タブレットを使ってのテレビ視聴の習慣は増えている。こちらの方は2013年の15%から2014年の20%へと、逆に3分の1ほどを増やしている。

もちろんゲーム機としてのタブレット利用も増えつつある様子。昨年の23%から2014年には30%となっている。ゲーム専用機は昨年の81%から2014年の77%へと減少している。

多様化しつつあるらしいソーシャルメディア

また、イギリス若年層が利用するソーシャルメディアについての分析もなされている。どうやらマイナーなサービスにも利用者の目が向いているのではないかという結果が出ているのだ。

Ofcomの調査を見れば、イギリス国内の子供たちの間でも一番人気はFacebookだ。調査対象となった12歳から15歳の子供たちのうち、96%はFacebookに登録しているのだとのこと。これは2011年以来ほぼ変わらない数値となっている。

しかし「メインで利用しているソーシャルネットワーク」にFacebookを上げる割合は減っているのだ。この割合は2013年に87%だったものが、2014年には75%となっている。

その一方で、ソーシャルネットワークのバリエーションが増えてきているようなのだ。たとえば「メイン」にInstagramを上げる子供もいれば、SnapChatやWhatsAppを上げる子供たちの割合はいずれも増えている。もちろん、割合的にはまだまだFacebookの天下であるともいえる。しかしFacebook以外のソーシャルネットワークに注目する若年者が増えているという傾向は見える。「親がいないところ」を探してニッチなサービスを利用しようとする若年層もいることを示しているのだろう。

ちなみに現在のイギリスにおいては、「ニッチ」の中でInstagramが人気を集めているようだ。調査対象の36%が「使っている」と回答し、また9%がInstagramをメインに使っていると回答している。

次点はSnapchatで26%が使っていると述べ、20%はWhatsAppを利用していると回答している。InstagramおよびWhatsAppはFacebookのサービスとなってはいるが、しかしSnapChatの方は独立したサービスで、さまざまな買収提案を蹴り続けている。

ところで人気が低下しているサービスはとみれば、イギリスの若年層の間ではTwitterの人気が低下中であるようだ。3年連続で利用率が増えていて昨年は37%を記録していたが、今年は28%となってしまった。ちなみにGoogleのYouTubeの利用率も若干の低下を示しており、26%から22%となっている。

尚、レポートからは若年層グループにおける人気のうつろいやすさをはかり知ることもできる。たとえばソーシャルネットワークのBeboは2009年にはほぼ半分(49%)の利用率を示していたのに、2014年にはわずか3%となってもいるのだ。

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(翻訳:Maeda, H


Instagram、モバイルで安定したタイムラプス動画が撮影できるアプリHyperlapseをリリース

最近、Instagramはモバイル写真に新分野を切り開こうと努力しているが、今日(米国時間8/26)、HyperlapseWiredの記事)という動画撮影アプリを公開した。ユーザーはスマートフォンのカメラを使ってその場でタイムラプス動画を撮影できる。Hyperlapseのローンチの直前にInstagramはSnapchatスタイルの写真共有アプリ、Boltをリリースしている。

今回発表されたHyperlapseアプリはiOS版だが、iOSデバイスのカメラを使うだけで安定したタイムラプス動画を撮影できる。 従来はこうした動画を撮影するには高性能カメラとステディーカムのような高価なスタビライザーマウントが必要だった。このアプリはジャイロスコープのデータを利用してソフトウェア的に動画を安定化している。その効果は現在映画スタジオが利用している超高価なモーション・スタビライザー・ソフトウェアに迫るものがある。iOSデバイスのコンピューティングパワーでこれを実現しているのは驚異的だ。

おそらくInstagramはこの機能を既存のアプリに組み込みたいという衝動を感じたはずだ。「しかしそうするとせっかくの機能が既存アプリの中に埋もれてしまい、こういう機能を求めている多くのユーザーの目から隠されることになっていただろう」とWiredは指摘する。この点、私も同感だ。 InstagramはInstagram VideoとDirectの失敗から学んだのだと思う。これらも機能は優れていたが、メインのアプリに追加されたために、口コミの評判が既存ユーザーのコミュニティーの外に広まらなかった。

HyperlapseはメインのInstagramアプリと同様、シンプルさを極限まで推し進めている。ユーザーが調節できるのは再生速度(タイムラプスの度合い)だけだ。ユーザーはスライダーで再生速度を1倍(つまり通常再生)から12倍まで選べる。.

特筆すべきなのは、1倍でも強力な画像安定化機能が利用できる点だ。しかしタイムラプス効果を加えると動画の印象は劇的に変わる。

このアプリは、最近のモバイルアプリ、特にFacebook/Instagramから発表されたアプリの中で最高にクールだと思う。現在Hyperlapseは iPhoneとiPadでしか使えない(Android版は次のバージョンになるということだ)。われわれはさっそくこのアプリのタイムラプスとスタビライザー効果を試してレポートするつもりだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+