Appleではもう少し手頃な価格のiPhone(切り欠きのあるモデル)を700ドルで販売するようだ。第2世代のiPhone X、iPhone X Plusとは異なり、こちらの新iPhoneのベゼルはやや幅が広く、ディスプレイはLCDだ。OLEDの製造コストは依然としてLCDより相当に高いので全モデルをOLED化するのは困難だ。
当然ながら未発表製品のiPhone SE 2の発売がいつになるかはまだわかりません。しかしまず発表が例年3月後半に行われている新製品発表の場になる可能性は高そうです。Focus Taiwanは2017年、サプライチェーンの動向などから“新しいiPhone SE”が2018年第1四半期に発売されると予想していました。
アップルオンラインストアにおけるiPhone SEの価格は32GBモデルで3万9800円、128GBモデルで5万800円。もともと低価格なiPhoneとして登場したと考えれば、iPhone SE 2 (仮)が出たとしても価格は据え置きかほとんど変わらないはずです。
実は、iPhone X SE(仮) が出る?
iPhone SE 2(仮)と同じものかどうか判断しかねるものの、iPhone Xと同様に全面ディスプレイ化したiPhone X SE(仮)とでも言うべき新製品に関するうわさも出ています。これはiPhone Xの高すぎる価格への対応として、国によってはiPhone Xの安価なバージョンとして新製品を投入するというもの。台湾の経済日報はそれが6月のWWDCで発表、2019年に発売されるとの見方を示しています。
高級モデルとして登場したiPhone Xに安価なSEバージョンを出すというのは、なんだか矛盾しているようにも思えます。もし本当にiPhone X SEを投入すれば、現行のiPhone 8 /8 Plus(またはその後継モデル)と競合する可能性がすこし心配です。
逆にちょっとしたアップデートでお茶を濁す?
アップル関連のうわさ情報に詳しいKGI証券アナリストのMing-Chi Kuo氏は、iPhone SE 2投入に関して否定的な意見を述べています。Kuo氏の報告によれば、アップルは現在iPhone XおよびiPhone 8 /8 Plusそれぞれの後継モデルの開発で手一杯であり、iPhone SEラインの完全な新設計までカバーする余力がないのだとか。仮にiPhone SE 2なる新製品が出るにしても、iOS 12に対応する、世代の新しいCPUに更新して価格を安くするぐらいだろうとしています。
ながながとiPhone SE 2(仮)に関するうわさについて調べてみました。ただ、アップルが例年どおり春の新モデルを投入するのであれば、もう数週間もしないうちにそれはやってくるはずです。もしそうでないならばiPhone SE 2(仮)の大幅な刷新や、もしかすると本当にiPhone X SE(仮)の投入もありえるのかもしれません。
Appleが1兆ドル企業を目指しているとすれば、明日から本格的取組が始まるはずだ。Appleは掲げた数字(象徴的な部分が大きいが)と一致する数字を示す必要があり、CEO Tim Cookは毎度の財務報告が等しく重要になってくるとも言っていた。Appleが新たな層の需要を開拓しさらに高い収益を生み始めるかどうかを占うためにも、数字はいっそう重要になってくる。新たな収益エンジンを強化するために、あの膨大な現金をどうするのかも注目される。