ロジテックの新MXシリーズのマウスとキーボードがデスクトップ環境を最適化

Logitech(ロジテック)、日本版ブランドはLogicool(ロジクール)である同社は最近、マウスとキーボードの新製品、MX Master 3MX Keysを発売した。価格はいずれも99.99ドル(日本版参考価格はマウスが1万3500円、キーボードが1万4500円)。いずれのデバイスも、同社の過去の製品ラインナップから多くを受け継いでいる。もちろん、同社が入力デバイスとしてあるべき姿と考えるものを具現化したものだ。そしてその上に、現在の周辺機器に追加可能な最高の機能を付加したものとなっている。

MX Keys

Logitechの新しいキーボードは、同社のクリエーター向けのハイエンド製品、Logitech Craft(日本版はロジクールCRAFT KX1000s)から、多くを受け継いでいる。見た目も使用感もCraftによく似ているが、キーボード本体の左上に配置されていたダイヤルは省かれている。専用のドライバーソフトと組み合わせて使うことで、さまざまなアプリごとに、異なったコントロール機能を発揮できるものだった。

Craftのダイヤルは、確かに好奇心を刺激するものであり、ある種の創造的な作業のワークフローにとっては、実際に極めて便利に使える。たとえば、ビデオ編集で、タイムラインを前後に行ったり来たりするような場合には、感触的なダイヤルによるコントロールが適している。ただし、普通の平均的なユーザーにとっては、それほど必要性が感じられるものではなかったのも事実だ。

MX Keysは、Craftにあったダイヤルを装備しない分だけ、デスク上に占めるスペースは小さくなっている。価格は、Craftよりも70ドル(日本の参考価格では9250円)安いので、たぶんほとんどの人にとっては、ユニークなコントローラーより、価格の方が魅力的に感じれられるだろう。MX Keysは、キー間の指の移動もスムーズで、キータッチの感触も優れている。これらはCraftから受け継いだもの。手を近づけると自動的に点灯する、スマートなバックライトも内蔵する。好みに応じて明るさを調整したり、完全にオフにすることも可能だ。もちろん、バックライトを使わない方がバッテリー寿命は長くなる。

MX Keysは、USB-Cで充電可能なバッテリーを内蔵している。バックライト使用時はフル充電で最長10日間、バックライトを完全にオフにした場合は最長5ヶ月間使用できる。接続には、Bluetoothと、付属のUSBレシーバーの両方が使える。このレシーバーはUnifying(統合)タイプなので、1つのレシーバーでMX Masterシリーズのマウスなど、他のLogitech製品も接続して使うことが可能だ。

キーボードは、最大3台のデバイスに対して同時にペアリングしておくことができ、それぞれ独立したボタンで即座に切り替えて使える。OSとしては、Windows、macOS、Linux、Android、iOSをサポートする。それぞれのキー配列に対応するため、OSによって割り当ての異なるキーには、複数の刻印が施されている。さらにMX Keysを、MX Master 3など、同社独自のFlow機能をサポートするLogitech製マウスと合わせて使用する場合には、異なるOS間も含め、複数のデバイス間でキーボードとマウスを同時にシームレスに切り替えられる。その際には、デバイス間でのコピー&ペーストも可能だ。

MX Keysには、1万4500円という価格からは考えられないような価値があると感じられる。非常に高級感のあるハードウェアを、比較的手軽な価格で入手できる。しかも、Microsoft(マイクロソフト)やApple(アップル)の純正キーボードを含めて、他社のキーボードには、とてもかなわないような豊富な機能を実現している。

MX Master 3

マウスに関しても、Logitechほどの名声と実績のある会社は、他にはほとんど見当たらない。特にMX Masterシリーズは、すでに多くのファンを獲得している。もちろん、それにも当然の理由がある。

MX Master 3は、けっして「車輪(ホイール)を再発明」したわけではない。つまり、すべてをやみくもに作り直したようなものではない。ただし、スクロールホイールだけは例外で、これは新たな発明と言っていい。Logitechは、「MagSpeed」と呼ばれる新たな技術を導入して、スクロールホイールを一新した。高速なスクロールに適した「フリースピン」と、ピクセル単位の繊細なコントロールが可能な「ラチェット」モードが自動的に切り替わる。同社によれば、この新設計によって、以前のスクロールホイールに比べて90%高速で、87%「精確」なスクロールが可能だという。ただ、このような数字は、一般的な使い方では検証するのが不可能だ。とはいえ、全体的にスクロールの感触も良くなったように感じられ、宣伝文句通り操作音も「非常に静か」であることは、簡単に確かめられる。

MX Master 3マウスの形状は、人間の掌の形状にぴったりと合うよう、微妙に変更された新たなシルエットが採用されている。またMX Masterシリーズならではの輝かしい機能、サムホイールの位置や形も変更されている。これも実際に使ってみると、操作感覚が改良されたことが感じられる。ただ、慣れないと親指をぴったりと最適な位置に移動するのが難しい。全体的に、従来モデルのMaster 2Sより操作感覚は良くなっている。本当に重要なのはそこなのだ。

トラッキングに関して言えば、Logitech独自のDarkfield(ダーク・フィールド)技術により、実際にあらゆる材質の面で、確実なトラッキングを実現している。4000DPIという精度は業界をリードするもの。Logitechのデスクトップ用アプリ「Logi Options」によって、感度、スクロール方向、その他の機能を調整できる。MX Master 3も、同時に最大3つのデバイスとペアリングでき、Flow機能と連携して、異なるOS間でのコピー&ペーストも実現する。

MX Master 3の注目すべき新機能の1つは、充電用のUSB-Cポートを装備したこと。以前のモデルは、Micro USBだった。これは特に、Macの最近のモデルを使っている人にはありがたい。可能な限り1つの標準に集約させることで、ケーブルの種類も最少にすることができるからだ。MX Keysの充電ポートもUSB-Cになっているので、どちらも1種類のケーブルで充電できて便利だ。MX Master 3は、フル充電で最長70日間使用できる。また、バッテリー切れの状態から、わずか1分の充電で、3時間も使えるようになる。

結論

Logitechが、サードパーティのキーボードとマウス製品を、長年にわたって先導する立場を守ってきたのには、それなりの理由があったからに違いない。その上でなお、成功を収めた既存の製品よりも、さらに優れたものを開発し、発売し続ける能力には感心するしかない。MX Keysは、この価格帯の製品としては、今入手できる最高のキーボードだと言っても差し支えない。多くの、より高価な製品より優れている。MX Master 3は、何の疑いもなく、ほとんどの人に勧められる唯一のマウスだ。豊富な機能もさることながら、USB-Cによる充電機能も、その理由の1つ。これらのキーボードとマウスの組み合わせは、一般的な仕事はもちろん、創造的な作業でも、またその他のどのような用途でも、デスクトップ用入力装置のペアとして頼もしい存在だ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

LogitechがゲームストリーミングツールのStreamlabsを約100億円で買収

このところトレンドとなってきたゲームのストリーミングには、Streamlabs(ストリームラブズ)のアプリが使われていることが多い。 同社は人気のあるストリーミングツール多数を無料で提供している。これには自社ロゴ、スポンサー名、寄付の呼びかけやアドレスなどなんであれゲーム画面の上にオーバーレイ表示ができるソフトウェアなどが含まれる。

Logitech(ロジテック、日本ではロジクール)はStreamlabsを8900万ドル(約96億円)+2900万ドル(約31億円)のボーナスで買収した。このボーナスはStreamlabsチームが「十分な売上増加を達成した場合」に支払われるという。

Streamlagsによれば、同社のツールの利用者は月160万人、 2018年1月にベータ版を公開して以来のストリーミング時間は延べ1億6100万時間になる。モバイル向けストリーミングアプリも提供されており、同社によれば48万人が使っている。

Logitechが最近ゲーマー向けに特化したハードウェアに力を入れていることを考えると、この買収は大変理にかなったものだ。例えばLogitechは人物以外の背景を自動的に消してしまうグリーンスクリーン的能力があるウェブカメラを販売している。これはゲームをストリーミングしながら画面に自分も写りこんで解説するなどのオーバーレイ表示に便利だ。ストリーミングのハードウェアとソフトウェアがともにLogitechから手に入るならストリーミングに挑戦するユーザーが増えるはずだと期待しているのだろう。

買収を報告したStreamlabsのブログ記事で創業者のAli Moiz(アリ・モイズ)氏は「買収後も我々のツールは引き続き無料だ。現在サポートしているOSのサポートも続ける」としている。つまり今後もWindows、Android、iOSがサポートされる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Logitechの最新最高のマウス「MX Master 3」はUSB-C充電が可能に

Logitech(日本でのブランド名はLogicool)は、人気の高いMX Masterシリーズマウスの最新版「MX Master 3」を発売した。このワイヤレスマウスの新バージョンでは、ついにUSB-Cによる充電が可能となった。これで、最近のほとんどのスマホや、アクセサリー類で標準となった充電手段が利用できるようになったわけだ。MX Master 3と合わせて、ワイヤレスキーボードの新製品、MX Keysも発売された。これは、素晴らしいLogitech Craftキーボードのメリットの多くを、手頃な価格で実現したもの。大きさもやや小さくなっている。

USB-Cポートの追加は、それだけでも十分買い換える価値があると個人的には感じているが、もちろんそれだけがMX Master 3マウスの特長というわけではない。Logitechによれば、90%高速で精度も8%高く、ほぼ完全な静音化を実現したスクロールホイールを新たに搭載した。

また、これは以前と変わらないが、非常に正確な4000dpiの精度を誇るトラッキングセンサーを搭載している。同社の「Darkfield」(ダークフィールド)と呼ばれる技術を採用したもので、透明なガラスを含む、ほとんどどんな面でも使用できる。内蔵バッテリーは、フル充電で最大70日間も使用できる。またUSB-Cによる新たな急速充電機能により、たった3分の充電で、丸1日使うことが可能となっている。

マウス本体のデザインは微妙に変更されているが、違いはわずかだ。従来のMX Masterシリーズのマウスが気に入っている人なら違和感を覚えることはないだろう。MX Master 3の価格は99.99ドル(約1万650円)で、すでにLogitechの直販と米Amazonで注文を受け付けている(日本には出荷不可なのでLogicoolブランドでの発売を待つ必要がある)。

MX Keysキーボードも、すでに販売中で、価格は同じ99.99ドルだ。キーには、手の動きを検出して点灯するバックライトを内蔵しているが、バッテリ寿命を優先する場合には、オフに設定することもできる。オプションで、分離型のパームレスト(19.99ドル)も用意され、人間工学的に配慮されたタイピングが可能となる。これまでのLogitech Craftの高い評判を考えると、それがこの価格で入手できるのだから、成功は間違いないものと思われる。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Logitechの新ユニバーサルリモコンはAlexa採用でディスプレイいらず

LogitechのAV機器用ユニバーサルリモコンに、新製品が登場した。「Harmony Express」はAIアシスタント「Alexa」を搭載することで、タッチスクリーンの代わりとして利用できるのである。

Harmony ExpressはAlexaを利用して、たとえば機器のオンオフ、アプリの起動やチャンネルの選択などが声で指示できる。その他にも、ニュースを聞いたりスマートホームデバイスのコントロールも可能だ。本体にはマイクとスピーカーが搭載され、ユーザーとのやり取りを可能にする。

ユニバーサルリモコンへのAlexaの採用は、ある意味賭けだ。ユーザーがどれだけ音声でAV機器をコントロールしたいかは、買ってみないとわからない。本体上部には大きなAlexa用のボタンが配置され、その他のボタンはわずか9個と、ユニバーサルリモコンとしてはかなり少ない。

Harmony Expressの価格は250ドル(約2万8000円)。この値付けは、どれだけの潜在需要が見込めるのかの予測をさらに難しくしている。

もちろん、AmazonにとってはAlexa対応機器が増えるのはよいことだ。Alexa部門でヴァイス・プレジデントを務めるPete Thompsoni氏は、「Harmony ExpressにてAlexaの利便性が導入され、Logitechがホームシアター経験をシンプルにすることにワクワクしている。Alexaでは簡単にコンテンツを探し、スマートデバイスをコントロールし、数千のスキルにアクセスするなど、さまざまな動作を音声で指示できる」と語っている。

Harmony Expressの海外での出荷開始は本日からだ。

 

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

LogitechとPlantronicsの交渉は決裂

Logitech Internationalは本日付の声明で、Plantronicsと買収に関する話し合いを行っていたが、交渉を打ち切ったと発表した。

この週末、本誌は両社が22億ドルの買収交渉をしているというReutersの報道を取り上げた。

同社は正式発表以外のコメントを出していない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

iWorksアプリがApple Pencilをサポート――イベントで低価格スタイラス、クレヨンも紹介

シカゴで開催されたイベントでは、Appleがスタイラスの普及に力を入れていることが目立った。

Apple Pencilは新しい9.7インチiPadで利用可能になっただけでなく、 Apple自身の生産性ツール、iWorkでもサポートされる。Pages(ワープロ)、Numbers(スプレッドシート)、Keynote(スライド)すべてでPencilが利用可能となる。

シカゴのイベントでAppleがスタイラスをサポートする新しい低価格iPadを発表したのは教育マーケットで優勢なGoogleのChromebookに対抗するためだろう。

AppleはイベントでLogitechの新しいスタイラス、Crayonを紹介した。筆圧検知機能はないが価格は49ドルでApple Pencilの半値だった。

〔日本版〕Logitechは日本ではLogicoolブランドとなる。サイトにはまだCrayonに関する情報はない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

仮想現実の中で使えるキーボードをLogitechが実験中、SDKも提供

キーボードは誰もが知ってる単純な装置だが、これで仮想現実(virtual reality, VR)を操作しようとすると、ものすごくたいへんである。ブラインドタッチのベテランの人でも、VRのヘッドセットが目を覆っている状態では、その仮想世界の中にいながらにしてキーボードを見つけることすら、難しい。

これまで何千億種類ものキーボードを作ってきたLogitechは、キーボードがVRの世界から村八分になることを望まない。そこで同社は、VR用キーボードというものを作った。というか、現状はHTC Vive用だ。これがあれば、仮想世界の中で自分の手がわかり、キーボードの所在もわかる。

そのキットには、三つの部分がある: (1)キーボード、(2)Viveにキーボードの所在を教えるためのセンサー、(3)キーボード操作のあるVRアプリをデベロッパーが書けるためのSDK。

下のでもビデオでお分かりのように、仮想世界の中にあなたの青い手と、キーの色がさまざまなキーボードが現れる。Logitechに、その仕組みを聞いたら、“Viveの既存のトラッキング機能を利用しただけ”、とだけ彼らは答えた。

なお、現状はまだささやかな実験の段階だ。現状でキットを50用意しているので、試してみたいデベロッパーは11月16日までに申し込むこと。詳細は、このページにある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ロジクールCraftは最高のキーボードだ――カスタマイズできるダイヤル入力のボーナスつき

Logitech〔ロジクール〕のキーボードは機能豊富でデザインも優れているので私も長年使っている。しかし今回の新しいCraftキーボードは私にとって過去最高のLogitechプロダクトになるかもしれない。Craftには「クリエイティブ入力ダイヤル」と呼ばれるツールが設けられており、ユーザーが利用するソフトウェアに応じてさまざまなカスタム機能が設定できる。もちろんキーボード自体もタイピング・ツールとして最高水準だ。優れたクラフツマンシップを評価するユーザーにとって日々の利用にもっとも適したキーボードではないだろうか。

Craftは価格も200ドル以上とプレミアム・レベルだ。もちろん真のキーボードマニア、特にメカニカルキーのタッチを信奉するユーザーにとっては、200ドルはさして高価ではないだろう。しかしLogitechのユーザーの大多数にしてみれば、いかに利用時間の長いアクセサリーとはいえ、躊躇する価格かもしれない。しかしCraftにはその価格以上の価値がある。快適にタイプ入力したいなら有利な投資だ。しかもクリエイティブダイヤルなど実際に作業の効率をアップする便利な機能が多数付属する。

外見上Craftの最大の特長は利用するアプリに応じてカスタマイズできるクリエイティブ・ダイヤルだが、その設定は自動的に行うことができる。専用ソフトウェアをインストールしておけば、ユーザーがその時点で使っているアプリケーションを自動的に検出し、カスタム機能を自動的に切り替えてくれる。このダイヤルはオーディオのボリューム・コントロールの場合はクリックを繰り返すように段階的に作動する。写真を編集する際に露光や色味を変更する場合はアナログダイヤルとなりスムーズに無段階の調整ができる。これは実際の作業にあたって非常に便利だ。

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しかしダイヤルだけでは200ドルのキーボードを購入する動機にはなりにくいかもしれない。しかしこのキーボードにははるかにたくさんの優れた機能がある。たとえばずっしりした重量があり、どんなに急いでタイプしても不用意にずれることがない。またLogitechのイージースイッチ機能が内蔵されているため、Bluetoothを通じて3台までのデバイスとペアリングしておき、ボタン1つでそれらを切り替えて使用できる。

キーボードにはテンキー、矢印キーが含まれており、環境光によって照度を変えるバックライトがキーを光らせる。充電はUSB-Cポートを用いる。同一のキーがCommandとStartを兼ねるのでMacとWindowsの両方を使うユーザーには非常に都合がよい。

Craftキーボードにアップグレードすべて最大の理由はやはりタイピングの感触が優れていることかもしれない。キートップはわずかに凹面になっており、適度に指先を安定させる。キータッチ、キーストロークも適切だ。Appleの標準ワイヤレスキーボードよりストロークが深い。キーボードのフィニッシュも満足感をあ与える。表現しにくいが、マット仕上げのキートップは指に吸い付く感触がある。ユーザーが毎日何時間もキーを叩くような仕事をしているなら、こうした小さな点も大きな意味を持ってくるだろう。

〔日本版〕Logigechは商標登録の関係で日本ではロジクール・ブランドとなる。Amazonから購入する場合は23,316円。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

LogitechのMX Ergoで再びトラックボールの愛用者に

ぼくの世代には、トラックボールにノスタルジーと愛着を感じているギークが少なからずいるが、ぼくにはその気はない。むしろぼくは、マウスが登場したときからマウスべったりのユーザーだ。でもLogitechのワイヤレストラックボールMX Ergoを使ってみて気が変わった。今のこの新しい気持ちは、ずっと持続するかもしれない。

この新しいトラックボールには、カスタマイズできるボタンがたくさんあったり、いろんな目玉機能がある。蝶番のある磁石式のスタンドは、角度をお好みで0-20度のあいだで調節できる。ワンクリックでトリガーできる高精度モードでは、とても細かい粒度でポイント先が変わり、また新しく登場したFlow機能を使えば複数のコンピューターをサポートできる。

そういう目新しい機能があるだけでなく、そもそもこのデバイスは、汎用コンピューティングのためのすばらしいユーザーインタフェイスデバイスだ。トラックボールが初めてorすごく久しぶりの人には慣れる時間が必要だが、ぼくはすぐに使えるようになった。ぼくのデスク上の、モニター3台の広いセットアップでも、楽に使える。

Logitech自身のソフトウェアアクセサリーを使うことを強力にお勧めしたいが、それは、その方がセットアップとカスタマイゼーションを簡単にできるからだ…スクロールやトラッキングのスピードなどを。でもMX Ergoの良いところは、セッティング(設定)なんか全然したくない、という人でも十分に使えることだ。ぼくの場合も、二箇所いじっただけで、使用を開始した。

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MX Ergoには、ぼくみたいなデスク馬鹿にとっての余録もある。机上の一定部分をうろつく必要がなく、ひとつの場所にいるのだ。デスクの上で行方不明になることがない。そして前面にマイクロUSBのポートがあるので、使用中に充電できる。

コンピューターとの接続は、Logitechの統一レシーバーを使ってもよいし、Bluetoothでもよい。それは便利だし、一回の充電で最大4か月もつ。USB-Cでなくてmicro USBなのは不満だが、CはLogitechの最新のCraftキーボードにあるし、いずれにしてもぼくの仕事環境ではスタンダードになりつつある。

MX Ergoはアメリカでは99ドル99セントで売られている。本誌では、全員が気に入っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ロジテック発、iPad Pro用Slim Comboで生産性は一気に向上

ロジテックは、これまでにもいろいろなiPad用キーボードを開発してきている。このたび、そのロジテックから最新の10.5インチiPad Proおよび12.9インチiPad Pro用のキーボードがリリースされた。名前をSlim Comboという。プロダクトはケースとキーボードからなり、ケースにはApple Pencilの収納場所もあり、またキーボードはSmart Connector経由で接続するようになっている。

キーボードおよびカバーのふたつとも、iPadとぴったりフィットするようになっており、出張時にも、そして旅行時にも便利に使うことができる。コンパクトでありながら、クリエイティブ用途にも十分応えるようになっている。

ところでマイクロソフトはSurface Proについて「Lapability」などという用語でプロモーションを行なっていた。その言葉もどうかと思うが、しかしこのSlim Comboも「Lapability」を体現するものでわある。すなわち、Surface Pro風のキックスタンドも備えているのだ。iPad Proをさまざまな角度で利用することができる。好みの角度でしっかり固定され、ラップトップ(膝の上)で利用するのにもとても便利だ。専用デスクなどなくとも、ソファの上や電車の中など、好きな場所で快適に利用することができる。

ちなみにキーボードは取り外して利用することもできる。ケースは端部分に隙間があり、その部分に磁石でくっつくようになっている。12.9インチ用にはパームレストもある。10.5インチ用の方はコンパクトにキーボードのみがおさめられている。タイピングの感触は双方ともに快適で、Apple純正のものよりも打ちやすく感じるほどだ。

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キーボードにはバックライトも備わっている。本体との接続にはSmart Connectorを利用するために、Slim Combo側にはバッテリーはなく、また本体とのペアリング作業なども不要となっている。タイピングの感触はまるでPCを操作しているような感じで、間に合せの感じは一切しない。

Slim Comboは硬化プラスチックでできており、落としたり衝撃を与えたりしても、ある程度までは耐えてくれそうだ。手で保持する部分には持ちやすいような加工もあり、全体的にもフィット感のある設計になっている。Apple Pencilも、装着に苦労することはないし、取り外すのに困るようなこともない。

まとめれば、好きな角度に立てて利用できるケース付きキーボードといった感じだ。状況に応じてベストな角度でiPadを利用することができる。秋になって、iPad Proが一層便利に使えるようになるiOS 11が正式にリリースされれば、さらにこうしたケース/キーボードの魅力が発揮されることになるのだろう。Slim Comboの10.5インチ用は15,800円、12.9インチ用が16,800円となっている。多様な機能を活用して、iPadに「生産性」を求める人は、きっと欲しくなるデバイスだと思う。

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(翻訳:Maeda, H

ロジテック、200ドルの4K対応ウェブカメラをリリース

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昨年9月に、ウェブカメラの取り扱いを再開したロジテックだが、このたび新たにBrioと名付けたニューモデルをリリースした。4Kに対応したモデルとなっている。HD画質で十分すぎるほどに感じることも多い中、ビデオ会議に4Kが必要なのかどうかはよくわからないところだが、ともかく技術は進化し続けているわけだ。値段も手頃な199ドルとなっている。

もちろん帯域幅による制限はある。4096 x 2160を30FPSで流すのはなかなか厳しい話だ。予定する用途もオフィスユースが主であるのかもしれない。超高画質なビデオ会議を必要とするような業態もあり得るのだろう。もちろんロジテックも「大切なビデオメッセージを送りたい人のために」とうたっているわけで、ビデオ会議用途以外の活用シーンをイメージしているようではある。

なお、このカメラはHDR(ハイダイナミックレンジ:High Dynamic Range)にも対応している。さまざまな照明状況に応じた、最適なビデオを流すことができるようになっているのだ。撮影の角度も65度から90度まで、3段階に設定できる。Brioは本日より提供開始となっている。

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(翻訳:Maeda, H

ロジテック、3台のデバイスを切り替えて使えるBluetoothマウスを発表

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PCを使うのにもっとも重要なデバイスといえばマウスだろうか。そのマウスが、3つのデバイスを制御できるようになった。Logitechが発表した新型マウスで、同時に3つのデバイスとペアリングできるようになっているとのこと。名前はスペック通りM720 Triathlon Multi-Device Mouseといい、もちろんWindows、Mac、Android、およびLinuxに対応している。ボタンを押すだけで利用するデバイスを切り替えることができるのだ。

本体とマウスの接続はBluetoothないし同梱のドングル経由で行う。1本の単三電池で2年間ないし「最大で1000万クリック」の間、動作するのだそうだ。もちろん、さまざまな条件により変動するものではあるだろう。本日より販売開始となり、70ドルの価格で複数デバイスをひとつのマウスでコントロールできるようになる。

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またM330およびM220の「サイレントマウス」シリーズの発表も同時に行った。「サイレントマウス」の名の通り、ほとんど音がしないままでクリック動作を行えるようにしたものだ。Logitecによれば「ネズミのように、気付かれることなく動きまわります」とのこと。ずっとマウスをクリックし続けているような人には役立つデバイスとなりそうだ。販売は来月からで、価格は25ドルないし30ドルとなっている。

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(翻訳:Maeda, H

LogitechのiPadケース、AnyAngleはSurface風キックスタンド付き


Logitechはゆっくりとしかし確実にiPadをMicrosoft Surfaceに近づけている ― これはWindows端末の一部の生産性機能は羨しいが、ソフトウェアや全体的フォームファクターはそうでもないと思っている人たちにとっては良いニュースだろう。新製品のLogitech Keys-To-Goは、Microsoft Type Coverのキーボードに良く似ているが、今度のスタンド兼ケース、AnyAngleは、事実上Surfaceの傾斜自在キックスタンドの真似だ。

AnyAngleは、前面カバーフラップ、周囲の完全カバー、ゴールド、シルバー、スペースグレイを楽しむための透明窓付き背面カバーで、あなたのiPadを守ってくれる。iPad Air 2が心地よくフィットし、必要に応じて簡単に出し入れできる。パススルーボタンによって、全スイッチを操作することができ、充電、写真、スピーカー用に開口部が設けられている。

AnyAngleの複数素材フロントカバーは、ビジュアルにちょっとしたオシャレさを付加し、見開きスタイルのルックスはオフィスでの使用にもマッチする。そして最大の呼び物は、生産性愛好者を狙ったに違いない折り畳み式キックスタンドだ。フラップを動かすことによって、あなたのiPadを無段階の角度で立てることができる。

この支持力によってAnyAngleは、出張の多いビジネスマンや、Keys-To-GoやApple純正ワイヤレスキーボード、その他ケースの付いてこないBluetoothキーボードでタイプしたい人たちにとって、最高の相棒となるだろう。キーボードを使う使わないを選べるのは良いことだ。

しかしAnyAngleは、やはりiPad Air 2にかなりの体積を付加すると共に、これだけで59.99ドルする。欲しいのがケースだけでキーボードはいらないのなら、キーボードケースより安いし、キーボードだけ欲しければKeys-To-Goの方がキーボードケースより安い ― しかし、いつも両方を持っていたいなら、キーボードケースが最適な選択肢だ。あえて選びたい人、どちらか一方がいい人には、Logitechの新製品ラインの中に答があるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


LogitechのKeys-To-Goは初めての、長く付き合えるiPad用キーボード

【抄訳】

Logitechは何年も前からiPad用のキーボードを作っており、というか、その価値を認識した最初の企業の一つだ。でも、これまでいろいろなキーボードやキーボードケースを出してきたにもかかわらず、「これでキマリ!」と言えるほどの適正なデザインは、先月のとてもシンプルなBluetoothワイヤレスキーボードKeys-To-Go が初めてだ。

Keys-To-Goはなにしろ、余計なものが何もない。キーボードのサイズはよく見る超薄型のiPad用キーボードケースとほぼ同じだが、実際にiPad本体にくっつく部分は何もない。非常に薄くて軽量で、キーボードを覆うコーティングは完全一体成型で継ぎ目がない。それでいて、キーを叩くときの押し込み感には無理がない。

通常のキーのほかに、iPad専用のホーム画面キー、アクティビティ検索、言語切り替え、カメラ起動、メディア再生、音量調整、などのボタンがある。iOSの組み合わせキーによるショートカットもサポートされている。三か月ぐらい使い込まないと、覚えないと思うが。

Keys-To-Goは、昔よく使ったプラスチックカバーのバインダに似ている。とは言っても、実物はとても良い。軽くて丈夫そうで、汚れにも強そう。バッグに無造作に放り込んでも、問題ないだろう。そして今のところは、ぼくが感じたことは裏切られていない。しかも、かさばったiPadケースが要らないのが良い。

〔ここにスライドが表示されない場合は原文を見てください。〕


Keys-To-Goにはスタンドがない。キーボード本体だけだ。スタンドが必要ならAppleのスマートカバーとケースなどを使う。iPadを立てかけてないと使いづらい、という欠点はあるが、しかしこのキーボードのシンプルさと便利さの魅力の方が大きい。まったく気にせずに持ち歩ける“目立たなさ”、が良いよね。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Logitech、3台のデバイスに同時に接続して利用できるBluetoothキーボードを発表

キーボードにもいろいろあり、好みも大いに分かれるところだろう。ただ、ぜひともLogitech K480をみてみて欲しい。このキーボードは、同時に3台のBluetoothデバイスに接続できる。接続しているデバイスの切り替えは、キーボード上にある小さなダイアルで行う。キーボード上部には溝があり、そこにスマートフォンやタブレットを配置することで、PCのような形で使うことができるようになる。

K480の価格は50ドルで、価格的にも魅力十分だと言えるだろう。魅力的なスタイリングで、ストロークの浅いチクレットキーボードを実現している。非常にコンパクトで、お遊び程度にしか使えないのではないかなどと思う人もいるかもしれない。しかし例えば、スマートフォンやタブレット向けのアプリケーションを開発しているときなど、KVMスイッチなどを介さずにデバイス間を自在に移動してキーボード入力できるのは本当に便利だろう。カラーはブラックとホワイトが用意されている。今月末の販売開始を予定しているそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


Logitechが今日発売したiOS用ゲームコントローラは99ドル, 期待どおりの出来ばえ

きみの頭に生えているヌードルを、かきむしりたくなる瞬間とは、iOSデバイスでゲームを楽しんでいるんだけど、前足でタッチスクリーンをひっかくのに、疲れ果ててしまったときだ。どうしたらいいか? さよう、iOS 7が出たし、今や大量のデバイスにインストールされているから、サードパーティのアクセサリもいろんなのがある。たとえばLogitechが今朝発表したばかりの、iPhone用ゲームコントローラを試してみるのはどうだろう。

それはPowerShellという名前で、そのねらいはきみもよくご存知のはずだ。きみが@evleaksの熱心なフォロワーならね(本誌のMatthew Panzarinoみたいに)。リーク画像が最初に出たのは、ずっと昔、10月の初めだが、あのときからあまり変わっていない。前と同じ手触りのような十字ボタンが左にあり、同じA, B, X, Yボタンが右にある。二つのショルダーボタンが、やや出っ張っている。1500mAhの電池を使っているが、iPhoneを装着してもそれほど重くはない。対応機種はiPhone 5s, iPhone 5, 第五世代iPod touchだから、5cを持ってる人はよそを探すこと。

公平を期すために言っておくと、スマートフォンゲーム機器のベテランMoga先日、iOS 7対応のコントローラらしきものを出したばかりだ。ちょっとごてごてしてて、デュアルジョイスティックがあり、レイアウトはあの今や神社に祀られているMicrosoftのXbox 360のコントローラの再来みたいだ。値段は同じだが、電池はごっついのが入っている。今日出たばかりのLogitechのが、最初から二位を走ってる感もあるけど、Mogaは初めてのiOSフレンドリなコントローラと誇っているくせに、発売日などを発表しなかった。そこでLogitechは、今日の発表でマーケティング的に優位に立ち、一番乗りのMogaを抜き去りたいのだ。

一番乗りだけでは価値がない、とも言えるかもしれない。この世界はスタンダードになった方が勝ちだから、その点では長年努力してきたLogitechに勝機がある。…と言っても油断は禁物。まだゴールは遠く、残り距離は長い。レースは、今始まったばかりだ。数か月後には、競合製品がたくさん登場するに決まっている。そして、本当にベストのコントローラが勝つね。

[スライドがここに表示されない場合は、原文の末尾を見てください。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ロジテックのiPhone用ゲームパッドの写真がリーク―任天堂に脅威?

今日(米国時間10/1)、Twitterで@evleaksがLogitechのiPhone向けの新しいゲームパッドのリーク写真を公表した。evleaksはSamsungやNokiaなどの新製品のリーク情報をいち早くツイートした実績が何度もある。

今回の写真は今年始めにリークしたプロトタイプの写真によく似ているだけでなく、6月のAppleのWWDCカンファレンスでデベロッパーに紹介されたデザインにも似ている。このゲームコントローラーには右側に4つのボタン、左側に十字ボタン、さらにトップの左右に一つずつボタンがある。

AppleはiOS 7で新たにゲームパッドのサポートを開始したが、ゲームパッド自体はまだ製品が出ていない。Logitechは先月からっぽの両手とiPhoneの写真をフィーチャーしたティーザー広告を公開している。

iOS 7のプレスイベントでAppleは3種類のゲームコントローラー・デザインを紹介した。2つはiPhoneをはめ込むケースタイプで、1つはBluetoothでiPhoneに接続するスタンドアローン・ユニットだった。こうしたコントローラーはiPhone本体のタッチスクリーンでは困難な正確なゲーム・コントロールを可能にする。

その中にはサムスティックを2組備えたものがあったが、Logitecのデザインはこれと違う。LogitechはMFi(Made for iPod)のメンバーだから、今回のゲームパッドもおそらくAppleとの提携プログラムの下で開発されたのだろう。

iOS 7以前は、アクセセリーのデベロッパーはBluetoothキーボードをカスタマイズしてボタン入力をシミュレーションする機能貧弱なコントローラーしか作れなかった。iOS7ではLightningで直結できるだけでなく、ボタン動作もネーティブでサポートされており、正確性、反応速度とも格段に向上すると期待されている。

AppleのゲームパッドのサポートはAndroidとiOSのゲーム関連収入が任天堂などゲーム専用機大手のライバルになろうとするタイミングで行われた点が興味深い。この種のゲームパッドが普及するようなら(それにはアナログ・スティックのサポートが必要だろうが)、Nintendo DSのような製品にとって深刻な脅威になるかもしれない。

トップ画像:Marco Crocoli/ Flickr CC

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Logitech、KickstarterでTidyTiltを大成功させたTT Design Labsを買収

宿題をきちんとするというのは、思う以上に大切なことであるようだ。宿題に出たデザインワークを一所懸命こなした2人がスタートさせた会社を、大企業が買収するという運びになったのだ。買収したのはLogitech。買収されたのはシカゴのTT Design Labsだ。2011年末、TidyTilt iPhoneケースをクラウドファンディングで世に出した2人が運営する会社だ。買収金額などについては明らかにされていない。

LogitechのSenior Vice President兼Logtech for BusinessのGeneral Managerを務めるEric Kintzは、主力をPCアクセサリーからモバイル用に移す中、デザインとテクノロジーを融合したTidyTiltのようなプロダクトを求めているのだと話している。

「モバイルに注目していこうとする中、TidyTiltのような製品が非常に面白いものであると感じたのです」とKintzは述べている。クラウドファンディングによって実現されるアイデアについては、イノベーションのヒントにもなるものとして着目しているのだそうだ。

冒頭の話に戻るが、TidyTiltはそもそも「宿題」として生まれてきたものだ。ファウンダーのZahra TashakoriniaおよびDerek Tarnowはシカゴ美術館附属美術大学(The School of the Art Institute of Chicago)に在籍していた。そこでKickstarterプロジェクトの立ち上げが課題として出されたのだった。目標額を1万ドルに設定してKickstarterプロジェクトを開始したが、結局22万3000ドルを集める大成功となった。

それを機にTT Design Labsはデザイン業務を本格稼働させ、TidyTilt+およびJustMountというホルダーもリリースしている。Logitechはこれら3つのプロダクトを、7月から自社製品として扱い始める。価格は現在のものを引き継ぐのだそうだ。DerekはプロダクトデザイナーとしてLogitechに入社し、Zahraはコンサルタントとなる。

今回のニュースは、クラウドファンディング・コミュニティにとって、なかなかのビッグニュースと言えるだろう。もちろん今回の事案が史上初めてのものであるというわけではない。Best Buyも、以前にクラウドファンディングによりデビューしたPadPivotを買収している。いずれの場合も、既存企業側はプロダクト自体とともに、ある種のファンをも獲得することを狙ったわけだ。少々下品な言い方をするならば、人気プロダクトの誕生をじっと待っていて、絶好のタイミングで札びらを切ってプロダクトとデザイナーを双方ともに自らの手におさめたということになる。

売れっ子デザイナーを目指すのであれば、実効性のあるポートフォリオとしてクラウドファンディングの活用を考えても良いのだろう。優れているものを発表すれば、多くの人がそれを認めてくれるわけだ。もしも大成功ということにならなくても、経験から得るものも大きいはずだ。いずれにせよ、シリコンバレーという場所はMBAよりも、起業経験を大きく評価する場所でもある。

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(翻訳:Maeda, H)


Logitech、iPad mini用Ultrathinキーボードを今月発売へ

LogitechのiPad用UltraThinキーボードは、Matt Burnsのキーボードレビューバトル以来、私の旅の供だった。しかし、iPad miniが出てからというもの、外出の際はフルサイズのiPad 3に取って代わってしまった。嬉しいことに、Logitechがつい最近、mini専用に作られたUltraThinキーボードを発表し、今月中に売り出される予定だ。

最大の特徴は前と変わらない。使っていない時にはキーボードがiPad miniの側面に磁石でくっつく。働く時が来たら、iPad miniはキーボードから1/3ほどの位置にある溝に滑り込み、Bluetoothを介して無線で接続される。初めて見た時からスマートなデザインだと思っていたが、今回Appleの新しいフォームファクターにまでサイズを切り詰めたLogitechには大いに感心している。

もちろん、ある程度のトレードオフはある。中でもバッテリーは、Logitechによると一回の充電で兄貴分の6ヵ月間に対して3ヵ月しか持たない(1日2時間の利用として)。iPad miniの細いウェストラインのファンは、この79ドルのアクセサリーが実質的に厚さを2倍にすることを考えて二の速足を踏むかもしれない。残念ながらまだ発売前なので、縮小版キーボードが兄貴並みに働いてくれるかどうか正確なところはわからないが、触れてみる機会を得たら真相をお伝えするつもりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)