任天堂の20ドルの充電スタンドはSwitchのキックスタンドの問題も解決

Switchは、いろんな使い方ができるのが魅力だ。Nintendoのこの最新システムは、家庭用とポータブルの垣根を取り払ったすばらしいハイブリッドデバイスだ。でも現状ではまだ、二つのモードの狭間(はざま)に、いくつか問題があるようだ。

まず、最初から問題だったのがキックスタンドだ。よく倒れるし、デバイスが変な角度になるし、最悪なのは充電ポートが下にあるので、充電中は卓上モードでプレイできないことだ。

そこでE3(Electronic Entertainment Expo)が間近に迫ってきた今日(米国時間5/9)、同社は20ドルのソリューションを披露した。それはAdjustable Charging Stand(調節可能な充電スタンド)というシンプルな名前で、ACアダプターにつないだ状態でも、デバイスを支える。

調節可能とは、キックスタンドの角度を変えられること。見る位置や角度によって、デバイスの傾きを変えられる。たとえばテレビは使えないどJoy-Conを使ってゲームを楽しみたい、なんてときには、デスクや飛行機のシートテーブルでもそれができる。

発売は、E3が始まる6月13日だ。

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任天堂が今年の夏にモバイルのRPGをリリースする、Cygamesを起用して

Shadowverse(シャドウバース)Granblue Fantasy(グランブルーファンタジー)のメーカーとNintendoが組んで、新しいモバイルRPGを作っている。それはDragalia Lost(ドラガリアロスト)と呼ばれる日本的なアクションRPGで、プレーは無料だがルートボックス的な仕組みがあるので、NintendoとデベロッパーのCygamesの財布は膨らむだろう。

予告ビデオでは、ストーリーがよく分からないが、タイトルから察すると、ドラガリアという人がいなくなって(lost)、一見弱そうなヒーローたちがチームを組み、ドラガリアを見つける旅の途上でモンスターと戦うのだろう。たぶん。

NintendoはZelda(ゼルダ)やXenoblade(ゼノブレイド)をモバイル向けに作りなおすことをせず、Cygamesの力を借りてこの新しいタイトルを作ることにした。このゲームは、キャラクターをランダムにアンロックしたりアップグレードするCygamesのシステムを使っているらしい。ルートボックスに似ているが、ルートボックスとは呼ばれていない。ゲームの売上の源泉は、プレーヤーが、お金を払ってアンロックをたくさんしたくなるところにある。

この契約に伴い、NintendoはCygramesの5%を取得する。Nintendoは、スマホ向けプラットホームのメーカーDeNAの株主でもある。こちらはCygramesの25%を保有しており、Nintendoのモバイルゲーム進出の遅さを象徴している。

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任天堂が複数ディスプレイ連携の特許を出願。スイッチの新たな遊び方、それとも3DSの後継機?

eng-logo-2015任天堂が複数のディスプレイを連携させるゲーム関連技術の特許を、米国特許商標庁(USPTO)に提出していたことが明らかとなりました。出願日は2017年4月13日、公開は2018年4月12日(ともに米国時間)です。

「GAME SYSTEM」とシンプルな名称の本特許は、タッチパネルつきディスプレイを複数用いて様々な遊び方を実現するもの。2枚のパネルをまたいでタッチや画面表示、3枚以上のパネルを指を滑らせてタッチなど、多種多様なパターンが例示されています。

これらタッチパネルつきディスプレイはそれぞれCPUやメインメモリ、GPUなどを備えており、完結したゲーム用ハードウェアの構成となっています。現在のところ、ニンテンドースイッチ向けの新たな技術なのか、それとも3DSなど携帯ゲーム機の後継機を想定しているのか定かではありません。

デバイスの組み合わせ方はいろいろなパターンあり。2枚を並べて指を滑らせる操作もあれば、ずらして配置されたディスプレイ内をボールが跳ね返るテニスゲームも例示。デバイスは離して配置してもよく、ボールが見えない壁に反射する遊び方も図解されています。

3枚以上を三角状に置いたり、4枚をレールのように繋げたりと応用法は自由自在。配置は水平に限らず垂直方向もありで、画面を傾けてボールを転がすボーリングもできるとされています。

ニンテンドーDSや3DS、Wii Uなど「複数のディスプレイを連携させたゲームハード」は任天堂のお家芸です。

さらに、この特許は「複数のスイッチを持ち寄ってみんなで遊ぶパーティゲーム」を連想させるもの。君島社長は2018年2月の経営方針説明会で「(スイッチの)究極の野望は1人1台だ」と語っていましたが、「友達とゲーム機を持ち寄る遊び方」が普及を後押しすることはソニーのPSPと「モンスターハンターポータブル」シリーズが証明済みです。

4月20日に『ニンテンドーラボ』発売でさらなる加速が望めるものの、それ以降は任天堂の大作ソフトがしばらく鳴りをひそめるスイッチ。ラボ人気が一段落した後に、何らかの大きな動きがあると期待したいところです。

Engadget 日本版からの転載。

セガ、『メガドライブ ミニ』を今年中に発売

Nintendoに続き、Segaも同社を象徴するゲームシステム、Mega Driveのミニバージョンを発表した。商品は2018年中に発売予定。さらに同社は、Mega Drive発売30周年を祝って、Segaの名作ゲーム15タイトルをNintendo Switch向けにこの夏発売する予定だ。

Segaは新ハードウェアの開発をAtGamesに依頼した。AtGamesはかつて少々出来のわるいSega Genesis Flashbackを作った会社で、今回はもっといい製品になることを願いたい。Nintendoは自社のレトロシステムの細部にこだわった製品を作っている。mini NESとmini SNESは最高の過去を現在に持ってきたすてきな先祖返りだ。コントローラーのコードさえもう少し長くしてくれればよかったのだが。

子供のころ私はSNES派だった。両親がSegaのゲームは暴力的すぎると思っていたからだ。基本的に、Mortal KombatよりもKiller Instrinct。今ならScorpionのラストの動きにも対応できるかもしれない。

これでもノスタルジアが不足という人たちのために、Sega Agesシリーズのプロデューサー、下村一誠氏は、Sega DreamcastのゲームもSwitch向けに発売されることを示唆した。そうなればPhantasy Star OnlineやJet Set RadioがNintendoのシステムで動くようになる

なお本誌のイラストレーターの星、BryceはGenesiが北米以外ではMega Driveと呼ばれていたことを知らなかった。もちろん彼だけではない。

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任天堂のSwitchはアメリカでも記録破りの売上、Wiiを上回る

任天堂のNintendo Switchは短期間で大量に売れたので、同社の最速売れ行きのゲーム機になっただけでなく、アメリカにおける最速売れ行きを記録、ないし記録を更新した。それまでのトップは、発売直後におけるWiiだった。Switchは最初の10か月で480万台以上売れて、同じ期間のWiiの400万台を抜いた。

Switchの成功は、それをすでに持っている人にとっては不思議でも何でもないだろう。あるいはその過程をウォッチしていた人にとっても、当然と頷(うなづ)ける。なぜかというと、まず、旗艦的タイトルThe Legend of Zelda: Breath of the Wild(ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド)でスタートを切ったこと。Switchのオーナーの55%以上が、これを買っている。さらに任天堂によると、Super Mario Odysseyが保有率55%以上、Mario Kart 8 Deluxeが50%以上だ。明らかに、任天堂自身による第一級大衆作品が、この家庭用/携帯用ハイブリッド機の初期需要を強力に引っ張ったと言える。

この成績をベースとして、任天堂の2018年は明るいだろう。Switchの今のパフォーマンスを見ると、あまり大衆受けしなかったWii Uの全生涯売上を短期間で軽く抜きそうだ。ただし長期的な売れ行きとなると、Switchの場合でも、今後のゲーム作品の人気と出来栄え次第だ。

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任天堂Switchの64ギガバイト巨大カートリッジはさらに遅れて2019年か?

任天堂のSwitchは、2017年のテクノロジーの世界でいちばん楽しいサプライズだったかもしれないが、多くの点で優れているけれどストレージの容量はそんなにすごくない。そしてそれは、The Wall Street Journalの伝聞のように64ギガバイトのカートリッジの生産が遅れるのなら、来年も解決しない問題として残るだろう。

今のところカートリッジの最大容量は32ギガバイトで、それでも十分大きいけど、コンテンツが大量にあったり、高解像度のリソースが限界ぎりぎりまであるゲームは、それでも苦しい。

カートリッジの容量が足りない場合は、不足分、あるいはゲーム全体をシステムのオンボードストレージにダウンロードしなければならないが、それもすぐに満杯になる。データはユーザーのMicro SDカードに載せられるが、高価な200+GBのやつでさえ、トータルのストレージは、最小規格のXbox One SやPS4 Slimにも劣る。

WSJの情報筋によると、64 GBのカートリッジは2018年の後期、という予定だったが、それが2019年にずれた。せっかくRPGの大作を作っても、それでは来年のXmas年末商戦にすら間に合わない。

一つのゲームが複数のディスクに分かれていた時代に戻るのか? しかしディスクと違ってカートリッジは高価なメディアだし、ダウンロードできることは問題解決にはならない。しかも毎回、今ある何かを消してスペースを作るようではね。

しかし、ゲームが多すぎて全部はデバイスに載らない、という問題は、贅沢な悩みかもしれない。しかも、巨大なゲームだから32ギガバイトに押し込められない、という問題でもない…Breath of the Wild(ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド)は、その半分もないからね。

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マリオ・ベアーが2017年を救うためにやってきた

長い一年だった —— 実際まるで50年続いたかのように感じる。しかし、いよいよ年の瀬を迎えてほっとする出来事があった。Mario Bearだ。

そう、それはBuild-A-Bear Workshopが作った一匹のクマにすぎない。しかもいわゆる「ブランド・コラボレーション」。どこかの幹部はたくさんクリスマスボーナスをもらうが、多くの人々は苦労して稼いだお金に別れを告げて必要のないものを買うはめになるゾッとする代物だ。

Yoshi[ヨッシー]も、Bowser[クッパ]も、Toad[キノピオ]もいる。さらには、クマさんにNintendoの少々人気薄の主人公を演じさせたいという人のために、Luigi[ルイージ]のコスチュームも用意されている。Princess Peach[ピーチ姫]のコスチュームは、クマさんが遠方へのアドベンチャーに出かけるときのためにある(意味のわからない人は、スーパーマリオ オデッセイをプレイされたい)。

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Nintendoはほかにも、「スーパーマリオ・リストアクセサリー」3点セットや、スーパーマリオブランドのクマさん用パーカー、マリオのテーマソングの入ったサウンドなどをBAB(Build A Bear をそう呼ぶ人っているの?)にライセンス供与している。

唯一私に言えること。これはわれわれにふさわしいMario Bearではないが、われわれが今すぐ必要としているものであることは間違いない。

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Nintendo、Switchを1000万台販売

Nintendoはゲームコンソール機のSwitchを1000万台販売したと発表した。

去る3月に発売された同機は、Nintendoの最近のスーパースター製品だったWiiと同じようなペースで売れている。Wiiは累計1億台以上売れた。NPD Groupは、Switchは発売後10カ月間の販売台数でWiiを20%上回る可能性があると言っている。

Switchの爆発的売れ行きには2つの要素が貢献している。

一つはSwitchがハイブリッドデバイスであること。

2006年にWiiが発売されて以来、われわれの生活は劇変した。自分のデジタルライフを常に持ち歩くことにすっかり慣れてしまった。ポータブルゲーム機は以前からあったが、Switchと比較できるようなものはなかった。テレビにも接続ができて、ちゃんとしたコントローラーを使って本格的に腰を据えたゲーム体験が可能だ。

もう一つSwitchの売れ行きに貢献している要素はゲームそのものだ。スーパーマリオやマリオカート、ゼルダといった懐古的タイトルがSwitch向けに再創造された。中でもスーパーマリオ オデッセイは米国で史上最も速く売れているマリオ作品 だ。

さらにアームズ、スプラトゥーン2といった新作もこのハイブリッドコンソールでプレイするのに最適だ。

本格的なホリデーシーズンを迎えて、さらに多くのSwitchが飛ぶように売れるのを見ることになりそうだ。

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ポケモンGOが現実の天候に連動する――第三世代の新キャラも続々登場へ

Nianticによれば、新種のポケモンが今後末から数週間かけて多数登場するという。しかしビッグなアップデートはそれだけではない。

ポケモンGOはプレイする場所の現実の天候と連動するようになる。これがゲームに大きな影響を与える。Nianticではゲーム内の天候を「ダイナミック・ウェザー」と呼んんでいる。私はNianticのArchit BhargavaとMatt Slemonにこの新システムについて話を聞いてきた。

期待できる変化の例:

  • 現実の天候が出現するポケモンに影響する ―プレイする場所で雨が降っていれば、水に関連するポケモンが多く出現するようになる。雪なら、たとえば、Snorunt〔ユキワラシ〕が走り回るかもしれない。
  • 天候は新しく登場する第三世代ポケモンだけでなく、既存のポケモンにも影響を与える。
  • 天候によって出現したポケモンは強い―つまり普段の出現時よりCPが高い(CPの上限値は変更なし)。
  • マップも天候によって変わる。常に青空で野原は緑というわけではなくなる。
  • 天候によって出現したポケモンからは普段より多量のほしのすな(stardust)が得られる
  • 天候はジムバトルにも影響する―たとえば雨が降っているとみずポケモンは強くなるが、逆にほのおポケモンは弱くなる。雪の場合、こおりポケモンは強化される。これは攻撃、防御ともに当てはまる。ジムを防衛する場合、一日中雨が続きそうだったらみずポケモンをできるだけ集めておくのが得策だ。

私が調べたところでは天候は以下の5要素とそのミックスになる。

  • 晴: くさ、じめん、ほのおポケモンが強くなり、出現率もアップ(以下同様)。
  • 霧: ダーク、ゴースト
  • 雨: みず、でんき、むし
  • 雪: こおり、はがね
  • 風: ドラゴン、ひこう、エスパー

ダイナミック・ウェザーを含む第三世代ポケモンが導入されるのはまずルビー・サファイアとなる。

われわれサンフランシスコ周辺のベイエリアの住民の場合、雪が降っているところはいちばん近くても数百マイル離れているので、雪の影響は考えなくてもいいだろう。NianticのSlemonに聞いたところでは各種のポケモンは基本的に天候と無関係に現れるのだという。天候は出現率に影響するだけだそうだ。

ちょっとおかしいのは、ポケモンGOが登場した初期に「どんなポケモンがどんなタイミングで現れるか」について大量の都市伝説が生まれたことだ。単なる偶然の体験だったものが、「墓地ではゴーストポケモンがよく現れる」とか「ゆきポケモンはお菓子屋が好き」とかいう根拠のない説となって広く信じられた。その中には天候に関するものも多く、Dratini〔ミニリュウ〕が雨の日に出現しやすいというものもあった。ダイナミック・ウェザーの実装でこうしたことの一部は今後は本当にそうなるかもしれない。

極めて洗練されたARテクノロジーを用いているだけに、Nianticには「冬になって屋外が寒くなるとプレイヤーが減少する」という本質的な問題を抱えていた。新しいダイナミック・ウェザーウェザーはこの課題を利用してプレイヤーに外に出るインセンティブを与えようとするものでもある。非常に巧妙な戦略だろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

任天堂のモバイル版Animal Crossing(どうぶつの森)がリリース直後の6日間で1500万ダウンロード

今や1500万人もの人たちが、Tom Nookたぬきち)の下でバイトをしてるんだ。

Animal Crossing: Pocket Campどうぶつの森: ポケットキャンプ)はNintendoの、Mario Run以降でもっとも重要なモバイル作品となり、SensorTowerによると、AndroidとiOSで提供されてからわずか6日で、1500万回ダウンロードされた。

今、Nintendoに確認を求めている。

同じくSensorTowerによると、本作はモバイル版のFire Emblem(ファイアーエムブレム)の倍ダウンロードされたが、Super Mario Run(スーパーマリオ ラン)の総ダウンロード数の半分にも達していない。Mario RunはApp StoreとPlay Store合わせて、最初の6日の計で3200万回ダウンロードされた。

MarioはもちろんNintendo自身の知財としては超弩級のヒット作だが、それ以外にも重要な違いがある。Nintendoの初のモバイルゲームであるSuper Mario Runは、最初iOSのみでローンチし、やっと数か月後にAndroidに載った。上記3200万という数字は、Apple App StoreとGoogle Play Storeそれぞれの、最初の6日間の計だ。

Pocket Camp(ポケットキャンプ)はNintendoにとって新たな実験であり、ゲーム内購入を収益源とすることで、ゲームプレイをスムースにし、導入の敷居を低くしている。葉っぱのチケットを買って家具を作り、それで友だちを作れるなんて奇妙だが、ファンはその奇妙さに慣れている。ポケットキャンプはアメリカのApp Storeでは全iPhoneアプリの中で現在、売上ランク72位だ。

NintendoはMario Runのダウンロード数を2億と公表しているが、しかし、そのわりには売上が少ない、と嘆いていた。

今度のゲームは、マルチプレーヤーゲームとしては軽い方で、オールスターが登場するNianticのPokémon GOにNintendoの知財が負けていたのも、そのまさに軽いのりだった。

Animal Crossing: Pocket Campは無料で、AndroidiOS上にダウンロードできる。

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任天堂の「どうぶつの森 ポケットキャンプ」モバイル版1日早く公開

クリスマス休暇のモバイル・トラフィックはさらに混雑しそうだ。任天堂は最新のモバイルゲーム、 どうぶつの森 ポケットキャンプ(Animal Crossing: Pocket Camp) のiOS、Android版を予定より1日早く公開した。任天堂のゲームの中でも特にかわいいこのゲームのモバイル化のスケジュールは先月発表されていた。

一部からは懐疑的な声が出ていたものの、これまでの反応を見る限り非常に有望そうだ。モバイルゲームといってもスーパーマリオラン(Super Mario Run)などに比べて、『どうぶつの森』はゲーム機バージョンにもっと忠実なようだ。

また、マリオと異なり、このゲームは無料で遊べる。いかに大量のダウロードがあっても無料では最終的に収益に貢献しないはずだ。『どうぶつの森』では任天堂はアプリ内課金で収益化を図るもようだ。『リーフチケット』を購入するとユーザーは時間を省略していろいろな機能を利用してプレイできるようになる。

こうした収益化の方策があれば、任天堂は長期にわたってゲームのサポートと改良を続けることができるだろう。今後、ローンチ時点よりもすぐれたユーザー体験が発表されるだろう。ただし、短時間試しただけだが、このゲームは現在すでに任天堂のモバイルゲームでもっとも優れたものだと思えた。キャンプ場というテーマも先行ゲームの世界観をよく継いでいる。前述のリーフチケットを活用するとさらに楽しい世界を構築できるようだ。

熱心なユーザーから「サーバーのエラーが出てダウンロードできない」という苦情が出ているが、何度かトライする価値があるゲームだ。こういうことを報告しても役に立たないかもしれないが、上のスクリーンショットで分かるように、私は一回でダウンロードに成功した。というわけで外出中もiPhoneを取り出せば楽しいゲームができると期待している。

〔日本版〕どうぶつの森ポケットキャンプ、iOS版Android版。サーバーエラーは復旧したもよう。。

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Nintendoの来年のSwitchの増産計画は3000万台にまで膨れ上がったか

10月初めの噂では、Nintendoはクリスマス年末商戦の圧倒的な需要に応えるために、人気絶好調のSwitchの生産量を倍以上にすると言われた。そして同社は来年に関してはさらに増産に励み、3000万台を目指すらしい。

直接の情報筋の話を載せているWall Street Journalの記事によると、Nintendoはすでにパートナー企業と増産計画を共有している。言われている量は2500から3000万台だが、ホリデーシーズンの結果によってはさらに計画量を増やすかもしれない。

10月の噂の時点では、2018年3月までに1000万台という目標だったが、その月の終わりのNintendoの売上予測では、同じ時期の台数が1400万台とアップし、さらにその後1700万になった。それなら、初年度の売上が、あの不運なWii Uの全生涯の売上の上を行くことになる。

新しいZeldaMarioがあるのだから、この人気もうなずける。同社はゲームのクオリティのスタンダードを上げ、大量のインディーのデベロッパーを惹きつけ、そしてAAAの上質なポートまで用意しているのだ。

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任天堂のスーパーマリオ オデッセイ、アメリカで大ヒット中

今年の任天堂は好調だ。最新のマリオも追い風となっている。Super Mario Odyssey〔スーパーマリオ オデッセイ〕は、少なくともアメリカでは、マリオ史上最速の売れ行きだという。当地では発売後5日で100万本、世界では200万本売れ、さらに売れ続けている。

この結果はSwitchのヒットを考えれば驚くにはあたらないだろう。新しいマリオ・ゲームに対する需要は大いに高まっていた。それでも現実にこれだけ売れたのは任天堂には喜ばしいニュースだ。

私の記事も含めて、レビューにはおしなべてマリオに対する尊敬の念が現れている。実際このゲームは楽しいし、Metacriticのスコア(点数自体はいつも割引して考える必要があるが、それでも役に立つサイト)も100点満点中97点と高い。これまでの任天堂ゲームでの最高点は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の97点だったからこれとタイとなる。

私は任天堂アメリカに「アメリカ市場で」という意味について尋ねてみた。つまり、グローバル市場での最初の週の売上では、たとえばWii向け『スーパーマリオギャラクシー』の方がもっと速く売れたということなのだろうか? 任天堂ではプレスリリースで発表した以上のことを明かすのを避けたが、これは止むをえない。仮にWii向けGalaxyの売れ行きの方が上だったとしてもリンゴとオレンジを比べるようなもので意味のある比較にはならない。

ともあれSwitchは非常にユニークな製品で、任天堂の過去のゲーム機、Wii、Wii U、3DSとは相当異なるボジションにある。マリオとゼルダはSwitchに欠かせないゲームで、Switchのユーザーの大部分がやがてこれらのゲームを買うことになるはずだ。ニンテンドー64の『時のオカリナ』やNESの『スーパーマリオブラザーズ3』のような存在になるに違いない。

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SNES Classic Editionがやってきた。こいつは最高だ!

元々生産的なことをする予定のなかった週末に間に合わせるかのように、Nintendoから小さな包みが届いた。NES Classic Edition以来のそのホットなアイテムは…もちろん、SNES Classic Editionだ。

完全レビューは現在作業中だが、いくつか報告しておく価値があると思ったので書いてみた。

  • NES Classic Editionと同じくらい小さい。設置面積は大きいがこちらの方が薄い。
  • カートリッジのスロットを開けることはできない。そこに何もない状態でプレイするのはちょっと変な感じだ。Nintendoは差し込むだけの飾りカートリッジを作るべきだった。
  • 新しい16ビットのチップチューン(ピコピコ音楽)はよくできているが私はNES版の方が好きだ。
  • コントローラーを差し込むために小さなドアを開かなくてはならないのにはがっかりだ。しかもイジェクトボタンは押しても何もしない!
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コントローラーはオリジナル版と殆ど見分けがつかない。私は同じものを25年使っているので(かじった痕でわかる)それがわかるし、この感触は大好きだ。この新しいのも長持ちしますように。

  • このコントローラーはNES Classic Miniでも使える。ただし明らかにへんな感じだ。NESのコントローラーをSNESで使うこともできるがボタンが4つ足りない。
  • Star Fox 2はどうかしてる。
  • 厳密に言って、私がアパートの部屋でパン屑にまみれてF-Zeroをプレイしている状態は「仕事」だ。
  • うらやましいって?心配無用。みんなの手に渡るのももうすぐだ。たしかに「極端に品薄」ではあるが、Nintendoはもっと作って来年まで売り続ける計画だ ―― つまり年末のお楽しみだけではない。

    週明けにはSNESと同梱ゲームの完全レビューをお送りするので乞うご期待。おっと、テレビからクジラの音が聞こえてきたので、こいつにSecret of Mana[聖剣伝説2]が入っていたことを思い出した。では、バイバイ永遠に!

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook

    右半身麻痺の友だちがNintendo Switchを片手でプレイできるためのアダプターを3Dプリントで作った

    Julio Vazquezは、脳血管の傷害で右手が効かなくなった友だちのRami Wehbeが、Nintendo Switchをプレイできる方法を見つけたいと思った。Wehbeはたとえば、Breath Of The WildをJoy-Conコントローラーでプレイできない。二つのスティックを操作するためには両手が必要だからだ。エンジニアであるVazquezは、ゲームを左手だけでプレイできるための簡単なモジュールの、プロトタイプを作った。

    “一週間のあいだに、失敗作のプロトタイプをいくつも作り、やっと今の形に落ち着いた。容易に3Dプリントできることと、軽くて実用的であることを目指したからね。テストの結果は上々だったから、これをシェアすることに決めた。同じ問題を抱える人たちにも、きっと役に立つと思う”、Vazquezはそう書いている。プリントモデルはここで入手できるから、だれもが自分ちでプリントできる。

    3Dプリントのちょっとした発想で、わりと簡単に人助けができるなんて、ぼく自身も眼から鱗だね。Yodaの頭寝ている豚をプリントするのも楽しいけど、こうやって身の回りの問題解決に利用するようになったら、3Dプリンターの未来はもっともっと大きいだろう。

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    Nintendo SwitchでPayPalが使えるようになった

    Nintendoは、Nintendo Switchでeショップの買い物をする際の支払い方法に、新たなオプションを追加した。今日(米国時間8/22)から、ユーザーはNintendoアカウントにPayPalアカウントをリンクすることが可能になり、PayPal残高あるいはPayPalアカウントにリンク済みの支払い方法を使って買い物ができるようになる。

    このアップデートはSwitchのみが対象で、Wii UやNintendo 3DSをまだ使っている人は残念ながら使えない。これで次回Switchを使って何かを買う時は、クレジットカード情報を登録するか、登録済みのクレジットカードを使うほかに、PayPalアカウントを追加することができる。

    新たなオプションが特に便利な理由はいくつかある。第1に、Switchはリージョンフリーのゲーム機であり、これはほかの国で買ったゲームでも自分のSwitchでプレイできることを意味している。

    しかもNintendoの対応は物理的ゲームに留まらない。コンソールを米国で買った人でも、eショップで日本のゲームを買える。あるいは、ヨーロッパに住んでいても米ドルで支払うことができる。他国のストアを利用できることがうれしい理由はいくらでもある。

    別のストアを利用したいときは、Switchに新しいアカウントを追加する必要がある。そうすることで様々なストアでゲームを買うことができる。購入したゲームはSwitchのホーム画面に表示され、どこで買ったかによる区別はない。

    しかし、銀行によっては海外取引の手数料を高くとるところがある。PayPalは完璧ではないものの、ユーザーの銀行によっては、海外通貨でゲームを買うのに便利だ。

    第2に、子供のいる人にとってPayPalはありがたい選択肢だ。クレジットカード番号を子供のゲーム機に保存するかわりに、子供用にPayPalアカウントを作っていくらかの金額を入金しておける。そうすることで、子供たちは自分の好きなものを買えて、親は金額の上限を設けることができる。

    PayPalのSwitchとの統合は、日本、米国、カナダおよび欧州31か国で利用できる。

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook

    日本版SNES Classicは見た目もゲームセレクションもちょっと違う

    誰もがSNES Classic Editionの90年代風ルックスと魅力的なゲームのラインアップに興奮している。しかし、NESの本家日本版のClassic Miniは見た目も中身も大きく違っている。両者の違いを見ていこう。

    まず明白なのはゲーム機本体で、SNESではなくスーパーファミコンのミニチュア版だ。この2~30年SNESのがっちりしたスタイルに慣れていた私には、このバージョンは奇妙に感じるが、もちろん日本のゲーマーにとってはその反対だ。

    私がいちばんうらやましいのは、キャンディーカラーのABXYボタンだ ―― われわれの紫とラベンダーのカラースキームは、上品かもしれないが、少々退屈だと常々思っていた。しかも、このカラーコーディングを利用しているゲームもある!このオシャレでカラフルなモデルの輸入市場があるのではないかと私は想像している。

    しかしこれはいずれも美的な変更にすぎない。ゲームのセレクションの方がずっと重大だ。 “Nintendo Classic Mini: Super Famicom”(これがフルネーム)には、日本での知名度の方が明らかに高いゲームが入っている:Panel de Pon(対戦テトリス型ゲーム)、Super Soccer、Legend of the Mystical Ninja[がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻]の3本だ。

    ただし、その代償はある。Castlevania IV[悪魔城ドラキュラ]、Punch-Out![パンチアウト!”]、Kirby’s Dream Course[カービィボウル]の3本が消えている。

    何よりも重要なのは、どちらにもStar Fox 2が入っていることだ。ついにこのゲームをプレイできることに私はものすごくワクワクしている。

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook

    任天堂、Super NES Classic Editionを9/29にリリース――HDM接続で21ゲームをプレインストール

    この秋、9月29日に発売が予定されている任天堂のSuper NES Classic Editionは20年前に発表されたオリジナルとほぼ同様の機能だ。先に発売されたNES Classic Editionもそうだが、新しいSuper NESは任天堂の懐かしいゲームをHDMI接続で楽しめる。有線のコントローラー2台同梱。

    任天堂がSuper NESにプレインストールするゲーム、21タイトルが判明した。

    • Contra III: The Alien Wars
    • Donkey Kong Country
    • EarthBound
    • Final Fantasy III
    • F-ZERO
    • Kirby Super Star
    • Kirby’s Dream Course
    • The Legend of Zelda: A Link to the Past
    • Mega Man® X
    • Secret of Mana
    • Star Fox
    • Star Fox 2
    • Street Fighter® II Turbo: Hyper Fighting
    • Super Castlevania IV
    • Super Ghouls ’n Ghosts®
    • Super Mario Kart
    • Super Mario RPG: Legend of the Seven Stars
    • Super Mario World
    • Super Metroid
    • Super Punch-Out!!
    • Yoshi’s Island

    Super NES Classic Editionは9月29日から発売される。当初はNintendo USサイトから直販で購入となる。価格は79.99ドル。

    〔日本版〕ゲームタイトル、価格はUS記事のまま。

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    (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

    【ビデオ】今年のE3に来た人はモバイルゲームをどう思っているのか

    スマートフォンはゲーム産業を劇的に変えた。私たちのポケットにあるコンピューターが進歩すると、モバイルのゲーム体験の満足感も大きくなるのだ。

    Nintendoなどの企業は、ポータブルとデスクトップやゲーム専用機のゲームの、区別をなくそうとしている。Switchが、その試みの例だ。しかし同時に、そのほかの大手ゲーム企業は、モバイルのコンテンツをゲーム機やデスクトップ持ち込むことを、あきらめてしまった。

    スマートフォンとタブレットは、カジュアルゲームの優勢が続いている。しかし相当な集中力を要するモバイルゲームが大きな社会現象にまでなったにも関わらず(Pokémon Goさん、あんたのことよ)、モバイル上のゲーム体験がゲーム専用機並になると想像するのは、困難だ。

    今年のE3に来た人たちに、各人が思うモバイルゲームの未来の姿を尋ねてみた。“モバイルゲーム”という言葉を聞いただけで、肩をすくめる人もいたけどね。



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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

    Nintendo Switchのネットサービスは年会費20ドルで2018年にローンチ

    Switchを持ってる人に重要なニュース: Nintendoが、この新しいゲーム機のネット上のサービスに関して詳細を明らかにした

    今ゲームは、一般的に、ネットなしには語れない。Switchのサービスでは、その会員がクラシックゲームのライブラリ(図書館)にアクセスでき、友だちとネット上でプレイでき、そのためのアポイント(日時の約束)やチャットができる。これらのほかに、モバイルのアプリだけに提供されるサービスもある。それは、前から分かっていたことだけどね。

    この、Nintendo Switch Onlineと名付けられたサービスは2018年に完全にローンチし、年会費19ドル99セントになる。そこまでずっぽり入れ込みたくない人用には、1か月3ドル99セントや3か月7ドル99セントのプランもある。これと同じ数字を、同社は前にも発表していた。XboxやPlayStationのネットサービスより安いけど、伝統的にNintendoのネットサービスは無料だった。

    完全ローンチの前の限定バージョンは無料だ。この夏出る予定のモバイルアプリでも、それは同じだ。

    嬉しい変更もある。クラシックゲームは1か月に1本という計画だったが、同社がKotakuに確認したところによると、その制限は撤廃された。

    以下が、Nintendoの声明の原文〔英文〕だ:

    Nintendo Switch Onlineの会員は、引き続きネットでもクラシックゲームをプレイできる。会員であれば、プレイの本数制限、回数制限、時間制限等はない。好きなだけプレイできる。

    Nintendo Switch Onlineの会員は、Super Mario Bros. 3, Balloon Fight, Dr. Marioなど、さまざまなクラシックゲームをプレイできる。今後、さらに多くのゲームを発表していく。ネットサービスの立ち上げ時点では、クラシックゲームのライブラリにはNES〔ファミコン〕のゲームがある。Super NES〔スーパーファミコン〕のゲームは検討を継続するが、現時点でそのほかの発表の予定はない。

    [原文へ]
    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))