HuluのLive TVが遅まきながらPlayStation 4にやってきた

HuluのLive TVサービスは、ライブとHulu Originalsのようなオンデマンドの番組を両方観ることができる。それがついに、米国のPlayStation 4にやってきた。サービスの開始から3年近くも経っている。Live TVはすでにメジャーなプラットホームのほとんどすべて、Apple TV(第4世代)、Amazon Fire TV、Echo Show、Rokuのデバイス、Xbox 360とXbox One、Nintendo Switch、iOS、Android、Windows 10、Web、Chromecast、一部のテレビ(LG、Vizio、Samsung)などに対応しているから、Huluは大きな穴を塞いだことになる。

Huluは、こんなに遅くなった理由を説明していないが、しかしPS4で見られないライブのTVストリーミングはHuluだけではない。DishのSling TVもPS4のサポートがないし、AT&TのTV NOWにもない。一方Huluの上位ライバルYouTube TVは、Sonyのゲーム機にもストリーミングする気のようだ。

テレビのストリーミングが観られる主なプラットフォームはゲーム機以外にもあるため、ゲーム機は重視されない傾向がある。eMarketerによると、例えば米国ではメディアプレーヤーとしてはライバルのAppleやAmazonよりも先にRokuがサポートした。それに忘れてならないのは、Sony自身のPlayStation Vueも、Live TVサービスではPlayStationの大きなユーザーベースに加われなかったことだ。PlayStation Vueは2020年1月に閉鎖されてしまった

Huluによると、すでにHuluの標準サービスをHuluアプリでストリーミングしているPS4のオーナーは、Hulu.comでアカウントの設定をしてHulu + Live TVに切り替えれば観られるようになる。すでにHulu + Live TVに加入しているユーザーは、PlayStation 4上でHuluアプリを起ち上げればLive TVのチャンネルを楽しむことができる。

Live TVが提供するチャンネルはESPN、FOX、NBC、ABCなどだ。

Disneyが21st Century Foxを買収し、次いでNBCUとの取引により、Huluの過半数オーナーはDisneyになり、Huluは同社が完全にコントロールする企業になった。Disneyの支配下になって以降、Huluは組織改革によりCEOのRandy Freer(ランディー・フリアー)氏が去り、そHuluのマーケティング最高責任者だったKelly Campbell(ケリー・キャンベル)氏が社長に昇格した。米国時間3月3日にHuluはそのサービスの上に新たなFXハブを展開し、40あまりの番組やオリジナル作品の提供を開始した。FXは21st Century Foxの買収で、HuluのFox保有株とともにDisneyの資産になった。

Disneyによる12月の発表によると、HuluのLive TVの加入者は320万人に成長し、Huluの総加入者は3040万人だという。PS4でも見られるDisneyのストリーミングサービスDisney+は、それよりやや少ない2650万人の加入者がいる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

PS4の操作性を向上させるDUALSHOCK 4用の公式「背面ボタンアタッチメント」

PS4のコントローラーで操作する際、多くの人が主に親指と人さし指を使っているが、怠けているほかの指も使えたら操作性はアップするはずだ。というわけで、ソニーから登場したのがDUALSHOCK 4の背面に2つのボタンを追加するアタッチメントだ。

背面ボタンアタッチメントという製品名はベタなものだと思うが、PS4の公式アクセサリとなり。ワイヤレス・コントローラー、DUALSHOCK 4の背面ポートに取り付ける。2つのパドルボタンは中指で操作しやすい位置にあり、合計16種類の操作を割り当てることができるという。

アタッチメントの表面には小さなOLEDスクリーンがあり、ボタンの割り当てが「リアルタイムで表示される」とのこと。常に知りたい情報でもないと思うが、設定を切り替えたり、編集したりできるタッチスクリーンになっているのだそうだ。

さすがソニー、天才的?いやいや、リアボタンというアイデアは以前から存在し、Scuf、Astroなどのサードパーティからからプロダクトが販売されていた。これらのメーカーのカスタマイズ可能なスティックやボタンは、プロゲーマーのお気に入りだ。ちなみにコントローラーの背面に点字で情報を表示する技術はMicrosoft(マイクロソフト)が特許を取得している。

パフォーマンス志向のゲーマーが全員、サードパーティのギアを使っている状況は、ソニーにとっては好ましくないものだが、PS5が準備されている中でDualShock 4.5といった新しいコントローラーをリリースしてもあまり意味がない。アタッチメントの発売は、なかなか賢明な判断だ。それにパススルーで使える3.5mmのヘッドフォンジャックがあるので、手持ちのヘッドフォンも使用できる。

価格も税別2980円と手ごろなので、ScufやAstroのコントローラーを買うほどでもないカジュアルなプレイヤーの衝動買いも期待できる。残念ながら、背面ボタンアタッチメントはクリスマスには間に合わない。発売は年明け(日本では2020年1月16日予定)になるが、1月7日からラスベガスで開催されるCES 2020には展示されるはずだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Sony公認の小さくてかわいいPS4コントローラーは子どもや手の小さい人にぴったり

ゲーム機を子どもと一緒に遊ぶことが好きな人は気づいておられると思うが、子どもの手は小さすぎて、ある種の同時操作ができなかったり、指がボタンに届かないときがよくある。それで対戦相手としてやっと互角になる、とも言えるが、でも子どもたちの体格に合ったコントローラーがあった方が、ずっといいだろう。そして、それがついに登場した!

この小さなかわいいコントローラーはHoriが作り、Sonyが公式にライセンスしている。オリジナルより40%小さくて、しかし必要なコントロールはすべてある。必要ないもの…ヘッドセットジャック、スピーカー、振動モーター、モーションセンサー、ライトバーなどはない。ライトバーは邪魔なので、ぼくは絶縁テープを貼って隠している。

タッチバーも当然小さいが、Sonyによれば、“一部のタッチパッド入力は左右のスティックでシミュレートできる”そうだ。でもボタンは揃っているから、ブラッドボーンなどには十分だ。

でも、小さいから子どもの手にもよくなじむ。10フィート(3メートル)のコードがついているから、子どもたちの部屋でコントローラーが行方不明になってしまう可能性は低い。子どもが自分の首を締める事故を心配する声もあるが、数年前にワイヤレスがスタンダードになるまでの長年、Nintendo, Genesis, Super Nintendo, N64, Playstationなどなどでそんな事故は一度もなかったと思う。むしろ、SwitchのJoy-Conを飲み込むことの方が心配だね。なにしろ、とくに幼児は、目を離(はな)してはいけない。

いずれにしても30ドルと安いから、PS4一族の仲間入りをしてもらうのも気楽だ。子どもはもちろん、カウチで一緒に遊ぶ大人たちにもふさわしい。発売はもちろん、ホリデイシーズンの前だろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ソニー、PlayStation NowにPS4ゲーム追加へ―クラウドからパソコンでプレイできるようになる

ソニーはクラウドゲームサービスのPlayStation NowにPlayStation 4ゲームを追加すると発表した。つまりゲーマーはく定額制契約で各種のPS4ゲームをPlayStation 4またはパソコンでプレイできることになる。

現在PS Nowで定額制でプレイできるゲームは450タイトルだが、ソニーは定額制プレイヤーにはPlayStation 3ゲームのみ提供してきた。しかし月額15ドルまたは20ドルの料金でPlayStation 4ゲームも「近くプレイできる」ようになるという。

PS Nowに加入した場合、端末にゲームをインストールする必要はない。プレイヤーはソニーのデータセンターのサーバー上のゲームを起動することになる。プレイ画面が端末にビデオストリーミングされる方式で、ゲーム自体が端末でプレイされているわけではない。

PlayStation 4ゲームがプレイできるということは、ソニーではデータセンターのサーバーをもっと強力なマシンにアップグレードするのだろう。ソニーはどんなPlayStation 4ゲームがPS Nowに投入されるのか明らかにしていない。Uncharted、 inFamous, God of War、Little Big Planetなどのタイトルが含まれるはずだ。

ソニーの戦略はMicrosoftが発表したXbox Game Passサービスとは大きく異る。こちらは月額9.99ドルで多数のXboxゲームをローカルにダウンロードしてプレイできる。制限は一切ない。しかし最終的にファンの動向を決めるのはどのプラットフォームのゲームが面白いかという点にかかってくるだろう。

〔日本版〕PS Nowの日本サイトはこちら。PS Nowが「2017年春からWindows PCに対応する」とされているが、PS4ゲームについては未発表。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SonyがPlayStation 4の4K+HDRバージョン“Pro”を11月に399ドルで発売、既存モデルは薄型に

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SonyがPlayStation 4の上級バージョンの詳細を明かした。

Sony Interactive Entertainmentの社長Andrew Houseによると、Proと呼ばれるその機種は4Kのテレビとダイナミックレンジの大きい(high dynamic range, HDR)ビデオをサポートする。言い換えると、今のPS4よりもグラフィクスが綺麗で細密である。

SonyのMark Cernyによると、PS4 Proは、4Kのグラフィクスをサポートするための数々の“ハードウェアイノベーション”があるだけでなく、ふつうのHDTVの上でも高品質なヴィジュアルを提供する。GPUのパワーはこれまでのPS4の倍で、ハードディスクの容量は1テラバイトにアップした。

Playstation 4 Pro

Cernyは、これまでのPS4のゲームもプレイできるからといって、機種の世代差を曖昧にしてはいない、と言った。彼は、Call of Duty Infinite WarfareMass Effect Andromedaなどにおける、Pro向けに施したグラフィクスのパッチを紹介した。

PS4 Pro gameplay

Houseの主張では、HDRは、かつてSDからHDへの移行がテレビ/ビデオの世界を大きく変えたように、ゲームやエンタテイメントの世界を抜本的に変えるだろう、と言う。SonyがファームウェアのアップグレードによってすべてのPS4にHDRをサポートさせようとしているのは、そのためだ。

ゲームだけでなくProには、Netflixアプリのニューバージョンが載る。Netflixが年内に提供可能となる4Kコンテンツは、累計600時間あまり、と言われる。またYouTubeアプリも、4Kビデオをサポートするバージョンを開発中だ。

PS4 vs Pro

発表は今日(米国時間9/7)ニューヨークで開催されたSonyのプレスイベントで行われた。それはNeoというコードネームで年初からうわさされ、6月にはHouse自身が確認した。そのときHouseはフィナンシャル・タイムズ誌に、PS4の現行機は今後も売っていくが、ニューバージョンはやや高くなる、と語った。そして今日の発表では、ベーシックなPlayStation 4は薄型になり、299ドルで売られることになった。

Proは、11月10日に399ドルで発売される。Houseによると、性格がはっきり異なる二つの機種を提供することが目標で、薄型のPS4はエントリレベル、Proはハードコアのゲーマー向けとなる。しかし、“コミュニティが二つに分裂することはない”、と。

最近の決算報告でSonyは、小売店に卸したPS4の台数が4350万台、と言っている。これはたぶん、Xbox Oneの倍ぐらいだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

PlayStation 4のOSがニューバージョンへ、マルチタスクでよりすっきりのユーザー体験、本物のコンピューターに近づく

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PlayStation 4のオペレーティングシステムの4.00のベータが明日(米国時間8/16)、登録ユーザーに提供される。Sonyはその主な機能のプレビューを、みんなに見てもらいたいようだ。もっとも注目すべき機能は、ライブラリの編成を変えたことだ。またUIも改良され、ゲームプレイを続行している状態でShareやQuick Menusを使えるようになった。つまり、マルチタスク化だ。

PS4 v 4.00ではフォルダも改良され、コンテンツをライブラリとローンチバーの両方でグループ化できるようになった。これでいろんなものを探すのが簡単になり、すっきりしたプレー経験が得られる。これまでは、初めて使うものを見つけようとすると、たいへんな作業にだった。

ライブラリのコンテンツもPurchased Content(購入したコンテンツ)タブの新設で簡単にナビゲートでき、PlayStationのIDでこれまでに買ったものがすべて分かる。メインのライブラリタブでは、これまでにPS4にダウンロードしたもののみだ。これからは大量にコンテンツのあるプレーヤーは大いに助かるだろう。ソートや検索もできるから、購入日付やインストール状態で整列したり、キーワードで検索したりできる。

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UIの改良には、アイコンや通知などのシステム要素のルック&フィールの変更も含まれる。Quick MenuとShare Menusは、ディスプレイのごく一部をおおうだけになったから、これまでのように全画面に出しゃばってゲームの邪魔をすることがない。

ぼくは、しばらくご無沙汰していたPS4を、No Man’s Skyのおかげでまた長時間使うようになったから、以上の変更はすべてありがたい。PS4がゲーム機というより本物のコンピューターのようになり、PlayStationのユーザー体験にあった、ゲーム専用機的な古めかしさが希薄になったようだ。

このベータは明日、テスターたちに配布される。メールで、その案内が来るはずだ。それ以外の人はしばらく待つことになるが、でも待つだけの価値はある。

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PlayStation VRは10月13日発売、お値段399ドル。ゲームは年内に50本を揃える。

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一般大衆の一人であるブロガーとして、The Last Guardianにコーフンするのは当然だけど、同じく一般大衆の一人として、今夜(米国時間6/13)のE3前夜祭のSonyの記者発表に、すばらしいハードウェアの発表を期待するのも当然だ。しかも今年は2016年だから、Sonyも同社独自のVRプロダクトでOculus RiftsやHTC Vivesと同じレースを走り始めるはずだ。

今夜の同社は、たしかにそのとおりだった。SonyはPlayStation VRのヘッドセットを発表し、発売は10月13日、価格は399ドル、と述べた。いや、もちろん、ハードウェアだけあったってしょうがない。年内に50種のゲームを揃える、と同社は言明した。すごい量だね。

すでにそれらのゲームのいくつかを、ちらっと見ることができた。大人気ゲームの移植もあり、またVRとしてはStar Wars Battlefront: X-Wing VR Mission, Batman Arkham VR, Final Fantasy XVなどがある。同社はその一部を、もっとじっくり見せたいようだから、もうすぐ本誌も、ハードウェアの試用体験記を載せられるだろう。

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PlayStation 4 ‘Neo’は噂ではなく本当、でもE3には出さないそうだ

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Financial TimesのインタビューでSony Interactive Entertainmentの社長でグローバルCEOのAndrew Houseが、PlayStation 4 ‘Neo’は確かに発売するけど来週ロサンゼルスで行われるE3カンファレンスにはお目見えしない、と確認した。E3では‘Neo’の発表を行わない、と。

より強力なPlayStation 4、コードネーム‘Neo’の噂は、3月のKotakuが皮切りだった。今のPlayStation 4よりも強力にするのは、よりパワーを要するゲームのためで、とりわけPlayStation VRのヘッドセット用だ。

仮想現実は強力なコンピューターを必要とする。なめらかな体験を得るためにはゲームのフレームレートは毎秒60フレーム以上はほしい。それにVRのヘッドセットは顔にとても近いから、高い解像度もほしい。そこで、PS4でもPlayStation VRをとりあえず使えるけれども、別途ハイパワーのコンピューターを持ってない人は、PS4 ‘Neo’で仮想現実を楽しむべきだ。

Houseは基本的にこれらすべての噂を確認し、’Neo’は4Kテレビを持ってる人にもよろしい、と言った。つまり、初の4K対応ゲーム機(コンソール)、というわけだ。

次に、がっかりする点だが、まず、噂ではPS4のこの新型機の発売はホリデイシーズンの前、となっていた。それならE3がそれを披露する良いチャンスだが、しかしHouseはE3の直前にFT誌のインタビューを行い、E3に行ったけど月曜日の記者発表では何もなかった、という幻滅感をを事前に和らげる作戦に出たのだ。

第二に、PS4 ’Neo’は今のPS4の350ドルよりも高い。店には両製品を置き、新型機が現行機をリプレースしないことを訴求する。

そこで最後の問題だが、今持っているPlayStation 4の今後の運命はどうなるのか? そのユーザーは、置いてきぼりを食らうのか? Houseは、今後のゲームもすべて前のPlayStation 4に対応する、と約束したかったようだ。でもそれらのゲームも、PS4 ‘Neo’の上ではもっとビューティフルになるのだろう。

Microsoftも、Xbox Oneのアップデートをやるようだ。同社は来週のE3で、スリムで安いXbox Oneを発表するかもしれない。そして来年は、より強力なXbox Oneをリリースするという噂だ。それはPS4 ‘Neo’よりも強力、とか。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

SonyのPlayStation 4の全世界売上が4000万台を突破、ぶっちぎりのトップ

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SonyはPS4が依然好調で、これまでの売上が全世界で4000万台を超えた。それはもう、勝負がついたと言える数字かもしれない。VGChartzの非公式の推計によると、MicrosoftのXbox OneとNintendoのWiiUはそれぞれ、2099万台と1311万台だ。

PS4が3000万台に達したのは昨年の11月だったから、過去6か月で1000万台増えたことになる。2000万から3000万までの1000万増は8か月を要しているから、Sonyはますます快調だ。

Sonyによると、PS4の2013年11月の発売以来、ゲームの売上はダウンロードも合わせると2億7090万部あまりとなる。同機は北米地区で発売され、その後数週間でヨーロッパ、南米、オーストラリアと展開し、Sonyの拠点市場日本は2014年2月、中国は2015年3月となった。中国は、まだゲームの数(種類)が少ない。

Sony Interactive Entertainmentの社長兼グローバルCEO Andrew Houseが、こう声明している: “全世界のファンとパートナーのみなさまからの多大なるご支援を感謝申し上げる。みなさまのおかげで、このような短い期間で大きな成果を達成できた”。

Sonyは、PlayStation 4向けの開発を今でも続けている。

最近ではPCとMac用のリモートプレイが加わり、10月にはVRヘッドセット— PlayStation VR –が予定されている。それは、お値段が399ドルと競合製品に比べて安く、またハイエンドのPCを要しないところから、かなりの市場性が期待されている。それに加えて、Sony/PlayStationまわりの豊富なゲーム資産と、ゲーム業界との結びつきもあるから、コンテンツの面でも期待は大きい。

またSonyはNintendoに倣って、ゲーム専用機ゲームのモバイル化(iOS/Android)も計画している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Xbox Liveのマルチプレイヤー・ゲームがPS4とのクロスプラットフォームをサポート

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現在、Xbox OneとPlayStation 4にはほとんど機能上の差異はない。しかし大きな違いもある。XboxのゲームのプレイヤーはXboxとWindowsパソコンのゲームのプレイヤーしか相手にできない。Microsoftがマルチプレイヤー機能に制限を設けてきたためだ。

しかしここにきてMicrosoftは、ゲームのデベロッパーはXboxだけでなく、他のゲーム専用機やパソコンを含めたクロスプラットフォームのマルチプレイヤー・ゲームを開発できるようになったと発表した

つまりCall of DutyやFIFAのようなゲームの次のバージョンではプレイヤーは XboxとPS4双方のユーザーと対戦できるということだ。そうなるかどうかは今後はデベロッパーの選択にかかってくる。

オンライン・マルチプレイヤー・ゲームとして最初に成功を収めたのがXboxだったせいもあり、これまでMicrosoftはクロスプラットフォーム性を厳しく制限してきた。PlayStationがネットワーク対応になったのはPlayStation 3からだった。

ところがMicrosoftはXbox OneでPS4に遅れをとることになってしまった。今やPS4の方がオンライン・プレイヤーの数が多く、Microsoftは負け犬化していた。

クロスプラットフォームのマルチプレイヤー・ゲームを許可することでMicrosoftはこれからゲーム機を買う層にXbox Oneを売り込めるようになった(こういうユーザーの友人の多くはすでにPlayStation 4を持っている)。またクロスプラットフォーム化することであまり人気のないゲームも十分プレイヤーを確保できるようになり、Xbox Oneのゲーム・タイトル数も増えるはずだ。

クロスプラットフォームをサポートする最初のマルチプレイヤー・ゲームはRocket Leagueになるはずだ。Rocket LeagueはPlayStation 4とWindowsパソコン間のクロスプラットフォームをサポートしている。また先月、Xbox OneとWindowsパソコンの間でクロスプラットフォームが可能なバージョンが発表されている。今後のバージョンではXbox OneバージョンとPS4パージョンが統合されることになるだろう。ただし2つの異なるネットワークにおけるハンドル名の衝突をどう解決するかは今のところ不明だ。

Microsoftのオンライン・ゲーム・フレームワークを利用するWindowsオンライン・ゲームは OS Xのような他のOSを利用することも可能になる。なおXboxプレイヤーは対戦相手を他のXboxユーザーだけに限ることもできる。しかしどういうユーザーがどんな理由でそんな制限を利用するのかは不明だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SonyがPS4のMacとPC用リモートプレイを近くリリース…SCEの人がそうツイートした

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インディーのデベロッパTwistedに、予想もしなかった大反響が舞い込んだ。PlayStation 4のPC用の、非公式のリモートプレイアプリを発表したら、あちこちで何百名もの人たちが、そのリリースが近いことを書いた。そして、その話を小耳に挟んだらしいSonyも、同社が今MacとPC用のPS4リモートプレイアプリを作っていることを確認した。

ゲームはPlayStation VitaやSonyの一部のスマートフォンにストリーミングできるから、Sonyがそこまで手を伸ばす必要はない。PlayStation TVを買えば、PS4のゲームをほかのテレビにストリーミングできる。

でも、家に一台しかないテレビを子どもに占領されているとき、Destinyをデスクトップコンピュータでプレイしたければ、どうするか。Sony Computer EntertainmentのShuhei Yoshidaが、その機能はもうすぐ提供される、とツイートしている:

Xbox Oneに関してMicrosoftは最近、PC用リモートプレイを可能にした。ただしWindows 10用だからMacユーザは無念残念。でも正しくセットアップすれば、Xbox OneのゲームをPC上で、60fps、1080pでプレイできる。

ただし画質やレイテンシは、使ってるネットワークの品質次第だ。コンピュータとXbox OneがWi-Fiを使っていたら、60fpsは無理かもしれない。Ethernetを使えるなら、たぶん大丈夫だ。

PS4のリモートプレイがこれほどの話題になるからには、今後コントローラもPCやMacをサポートするために改良されるのだろう。PS4のコントローラはBluetoothとUSBを使うから、PCでも十分に使えるはず。

ただし、タッチパッドのサポートは難しいだろう。OS X用とWindows用の公式ドライバを、期待しよう。

出典: Engadget

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

ソニー、クリスマス商戦を控えて「PS4の世界での販売は3000万台以上」と発表

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クリスマス商戦が近づく時期だが、 今日(米国時間11/25)、ソニーはPlayStation 4の世界での累計販売台数を明らかにした。ソニーはすでに 3020万台のPS4を売ったという。この数字はライバル・メーカーのゲーム機販売台数を大きく上回るものだ。

ソニーがこの発表を行ったのはクリスマス商戦の開始を告げるブラック・フライデー〔感謝祭直後の金曜日〕に先立つタイミングを見計らってのことだろう。今年、ソニーはアメリカで300ドルのPS4の販売に全力を挙げている。このハードにはUncharted: The Nathan Drake Collectionがバンドルされる。このバンドルはカナダでは369.99カナダ・ドルとなる。ヨーロッパのファンにはまた別のセールが用意されている。

Sonyは先ごろ、PS4を349ドルまで値下げしたPS4の販売台数はこの3月に2000万台だった。つまりソニーは最近の8ヶ月たらずで1000万台をう売ったことになる。一月平均120万台というのは相当な数字だ。.

ライバルの動向について言えば、Microsoftの最近の発表によると、約1年前に発売されたXbox Oneの販売台数が1000万台を超えたという。 非公式ながらゲーム機の売れ行きをモニターしているVGChartzによると、 Xbox Oneコンソールの総販売台数は現在のところ1560万台に近づいており、任天堂のWii Usは 1100万台と推計されている。.

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

2003年にタイムスリップ、SonyがPlayStation 4用のPlayStation 2エミュレータを開発

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大きなピクセルのゲームが好き、という懐古趣味の人たちに、Sonyが特別サービスを提供する。同社はこれまでひそかに、PlayStation 4の上で動く、そして機能的に完全な、PlayStation 2エミュレータを作っていたのだ。このエミュレータがあれば、古典的名作、PS2のStar Warsをとりあえず遊べる。Wired誌に語っているところによると、PS4で遊べるPS2のゲームを、これからもっと出すそうだ。

最初に提供されるStar Wars Battlefrontバンドルの構成は、PlayStation 4本体、EAの最新のStar Warsゲーム、そしてたくさんの古いゲームだ(Super Star Wars, Star Wars: Racer Revenge, Star Wars: Jedi Starfighter, Star Wars: Bounty Hunter)。

Eurogamerがこれらのゲームをトライして、以外に良い、と驚いている。これらのゲームはPS4に移植されたのではなくて、PS2エミュレータの上で動くのだ。

これらのゲームをブートすると、PS2のスタートボタン、セレクトボタン、仮想メモリカード、なつかしいPlayStation 2のロゴが現れる。でも大型テレビで見ると見づらいこともあるから、今後はアップスケーリングされるのだろう。

そのほかのゲームについては、Sonyからの発表はない。古いゲームを、ネットで売るのか、それとも有料会員制にしてアクセスさせるのか、そのへんも未定だ。GTA III、Vice CityとSan Andreas(グランド・セフト・オート)、Final Fantasy X、Metal Gear Solid 2と 3、God of War、Ratchet & Clank、Jak & Daxterなどなど、どれも懐かしい。なんといっても、ゲーム機の歴史の中でもっとも多く売れたベストセラー機がPlayStation 2なのだ。

でも本当は、ファームウェアをアップデートしてこのエミュレータを無料にしてほしい、と思うゲーマーが多いだろう。PlayStation 2のディスクを持ってる人は、それらをエミュレータで遊べないのはおかしいよ、と思うだろうね。

Microsoftはつい先週、Xbox OneにXbox 360の後方互換性を加えた。E3でMicrosoftをほめるゲーマーが多かったのも、お金を一銭も払わずに古いXbox 360のゲームを遊べるからだ。

ただしそのためには Xbox 360のゲームにパッチを当てなければならないから、時間がかかる。現在Xbox Oneで遊べる360のゲームは、104本ある

Sonyなら、パッチなんか当てなくても古いゲームをPlayStation 4で遊べるようにできるはずだから、15年前のゲームにまたお金を払うなんて、かっこ悪いことしなくてすむはず、と思うんだけどね。

〔訳注: PS4にこだわらなければ、PS2エミュレータってすでにいろいろあるけど…。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

PlayStation 4のアップデートでゲームの中断/再開ができるようになった、外部ハードディスクへのバックアップも

Sony PlayStation 4の最新アップデート”Yukimura”には、プレイヤー待望のSuspend/Resume(中断/再開)機能がある。一時停止するとPS4はRest Mode(休憩モード)に入り、再開すると、さっきやめたところから始まる。

このSuspend/Resume機能を使うと、いちいちセーブしてからアクションを止めなくてもよい。またRestModeで低電力消費の静止状態に入っても、何ごともなかったかのように蘇生する。これまでは、こういう一時的なポーズをするためには、メニューを開いて何かをチェックするふりをする必要があった。メニューが開いている間(かん)、ゲームはフリーズする。

YukimuraすなわちPS4のソフトウェアのバージョン2.50には、本体のHDDの内容を外部のUSBドライブ(ハードディスクやSSD)に/からセーブ/リストアするバックアップ機能が加わった。設定も、保存したデータも、ゲームのスクリーンショットも、パッチもダウンロードも、…システムのすべてをバックアップできる。

保存したデータのバックアップは前にもできたが、それはUSBのフラッシュドライブだけで、しかも新たなセットアップ(あるいはリセット)が必要ならシステムデータをPlaystationのサーバからダウンロードする必要があった。経験者として言えば、それはかったるいプロセスであり、システム全体をモバイルのSSDから単純にロードできるようになったのは、ほんとに良いことだ。

PSNの上の友だちを、Facebookのアカウントから探せる機能も加わった。また進行中のゲームに加わったり、招いたりするのも、前より簡単にできるようになった。自分のTrophy情報をFacebookやTwitterなどでシェアできる。Dualshock 4のボタンのレイアウトをカスタマイズできる。さらに、障害者のためのテキスト読み上げやグラフィカルな表示機能などもある。

ほかに、次のようなものも新たに加わった: (Sonyのサイトより)

  • リモートプレイとシェアプレイ**: 60fpsをサポートしているゲームでは、リモートプレイやシェアプレイのゲームを60fpsのデバイスにストリームできる。

  • システムソフトウェアのアップデートを自動インストール: 将来のシステムソフトウェアのアップデートは自動的にインストールされる。

  • サブアカウントのアップグレード: 18歳以上のユーザはPS4上のサブアカウントから直接、マスターアカウントをアップグレードでき、チャットの制限を取り除いたり、ウォレットにファンドを加えたり、コンテンツを買ったり、いろいろできる。

  • 公認アカウント: デベロッパやプロデユーサーやゲームデザイナーやコミュニティのマネージャなど、ゲーム業界のプロフェッショナルとして公認されているアカウントはバッジをつけて表示される。

  • Dailymotion.com: SHAREボタンでビデオクリップをDailymotionに直接アップロードできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


PlayStation誕生20周年を記念して限定バージョンのPS4を発売

 

SonyがPlayStation 4のニューバージョンを近く発売する。それは全世界で12300台のみという限定版で、最初のPlaystationと同じグレーの色をしている。Playstationの発売20周年を記念するこの限定バージョンは500ドルと高いが、縦置き用のスタンドと専用カメラがつく。これらは別売価格がそろぞれ36ドル、60ドルだから、実際にはそれほど高くはない。色とケースのデザインは、本来のPS4よりも相当違う。

〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

もっと正確に言うと、色は単なるグレーではなくて、本体もコントローラも表面にボタンの形と数字の2(20周年を表す)による細かい模様の刻印がある(下図)。この模様と、かなり豪華な黒と白のパッケジングにより、この限定バージョンに“特別感”を与えている。

売り方は12月6日(土曜日)に始まる予約販売のみ。また、その日の午前10時(太平洋時間)には記念イベントPlayStation Experienceのキーノートがライブで放送される。このイベントは今週末にラスベガスで行われ、本機だけでなく、すでにリークされたSuper Street Fighter Vなどの新ゲームの発表も行われる。このCapcomのゲームはPCとPS4用のみで、スケジュールに先駆けて今朝(米国時間12/5)、予告編が公開される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Sony、PS4を累計1000万台販売

Sonyはつい先ほどGamescom 2014で、同社がPlayStation 4を昨年の発売以来1000万台販売したと発表した。これは、1000万台のPS4が消費者の手に渡ったという意味であり、ハードウェアの売上台数で時折報じられる出荷数1000万台ではない、とSony Computer Entertainment Europe CEOのJim Ryanが、Gamescomの基調講演で語った。

これは、昨年11月に発売されたばかりの新デバイスとして、注目すべき数字だ。Sonyの平井一夫社長は、会計年度合計で1000万台のPS4を売る計画だと、去る5月に言っており、これは2014年4月から2015年4月の間にその数を売るという意味だ。4月以来すでに300万台以上を販売しており、ホリデー四半期を前にして順調なペースだ。

PS4は、発売わずか6ヵ月で、Sonyに利益を持たらした。PS3は同じ目標達成に3年を要した。Sonyはこの好調な販売によって、ソフトウェアやアクセサリーに頼らずとも利益を上昇させるに違いない。

これに対してMicrosoftが何台のXbox Oneを売ったかを推定するのは難しいが、PS4は、直近四半期には最新Xboxよりおよそ3対1の割合で多く売っており、楽観的に見積もってMicrosoftはSonyの半分程度を売ったと考えられる ― ただし、Kinectを別売りにして、ソフトウェアアップデートとゲーム機本体に集中すれば、Microsoftも一定の基盤を作れるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


PS4でSonyは土俵際に立つ, くたびれた戦略と変化への盲目

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SonyのPlayStation 4が今日(米国時間2/20)派手にデビューした。そのプレゼンテーションは、電子企業でもありメディア企業でもあり、しかも大ヒットしたビデオゲームのプロデューサーでもありパブリッシャーでもある同社ならではの、大がかりな演出が凝らされていたが、しかしその華麗さは傷心を隠していた。Sonyの2012FYの決算は58億ドルの損失を計上し、ハードウェアPS3、 PSP、PS2はどれも売上が前年よりダウンした。そしてMicrosoftが家庭用メディアセンターという守りの切り札を使ってきた今日このごろ、ゲーム専用機の未来は、投資機会としてもいよいよ露骨に危うい。

Sonyが今日披露したものは、次世代のゲームプラットホームではない。それは、今の、変化してやまない世界に、企業としていかに対応するか、という問いへの答だ。しかしその答は、あなたが期待したものではなかったかもしれない。Sonyは、脱リビングルーム、ゲーマー中心主義を掲げた。しかし同社が10分の時間を費やして語ったのは、ハードウェアとそのスペックに関してだ。その後、クラウドゲームについて少し語り、一連のゲームのデモへとプログラムは進んだ。そのデモは、およそゲームのデモというものの定番のような作りで、見る人をエキサイトさせない。

弱みはほかにもあった。それは、優れたグラフィクスという衣裳をまとっていた。カーレースのシミュレータがデモされ、それは何か革新的なチームプレイができるらしい。でもそれのデベロッパは、スウェードのテクスチャを見せることだけに、力を注いでいた。次に、Sucker PunchのInfamousのスピンオフゲーム。ミュータントが登場するそのゲームは、Infamousの最初の二つのタイトルはぼくも本当に好きだから、ほどほどにクールだった。それからインディーのゲーム。それらは、変化があるぶんAAAのタイトルよりはおもしろかった。そして、毎度おなじみの真打ち: Square Enix、Ubisoft、Blizzard(Diablo III)、Bungie(新作)などなどのご登場。という次第で、全体としてのメッセージは明確だ: Sony PS4は大転換ではなくて既存種の進化、すなわち、今ゲーム専用機は、昔持っていた意味を失ってしまった、ということを、物理的に表現した製品だ。

以下は、今日のSonyの巨体のごときプレゼンテーションへの反応の例だ。ぼくだけが意地悪な皮肉を言ってるのではない、とお分かりいただけるだろう。

[ツイート訳: どのゲームもパーティクルレンダリングの技術的デモみたいだね。もしかして、名前もParticleStation 4に変わったんじゃないの?]

[ツイート訳: これで、任天堂とSonyの違いがはっきりしたね。任天堂はゲームの仕組みを重視しているが、Sonyはグラフィクスにしか関心がないようだ。]

そのあと、Moveコントローラが出てきた。やめとけ、Sony。MoveコントローラがPS4によって救われる、と考えているのなら、あんたの頭はおかしいよ。今や、ハンズフリー(hands-free, 手を使わない)のKinectの時代だろ。ゲームのコントローラは人の体の動きを追う、というイノベーションの時代だ。人びとが、端にボールのついた棒で3Dの像を作る、と考えているのなら、あんたは完全な狂気だ。何か違うものを持ち出すのならともかく、(おそらく他社の)既存のツールでもっと良くできるものを、今さら持ち出したってしょうがない。Moveに関しては、それを放棄して損失を減らすことが、ベターな戦略だったはずだ。

Sonyに欠けていたものは、もっと幅広くアピールするデバイスを作るための議論だ。Sonyには、ストリーミングメディアのパートナーが必要だった。IPTVをやりたいと喉から手を出しているケーブルや衛星のプロバイダたちだ。そういう統合なら、モバイルデバイスとの接続も、ちっちゃな画面に古いゲームと売れ残りのソーシャル機能、ではないものになるはず。つまり最小限必要なのは、それらをすべて盛り込んだ物理デバイスだ。そして、“Holiday 2013″(今年のクリスマス商戦)なんか、あてにしない大きな自信。同じ意味で、グラフィクスに、アイ(eye)キャンデー(目のための飴)に、パーティクル技術のデモに、商品価値があると錯覚しないこと。ゲーム業界がそれらに依存したのは、過去のことだ。でも、どれだけ高度なグラフィクス技術に凝っても、iOSやAndroidなどから押し寄せるモバイルという大津波には勝てなかったことから、旧専用機勢力は深刻に学ぶべきだ。

sony playstation 2013

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))