スマホに接続するソニーのレンズカメラに新型登場―QX1はEマウントのレンズ交換タイプ

ソニーの「レンズスタイルカメラ」、QXシリーズはカメラとしてかなりの変わり者だ。 Sony Alpha Rumorsのスクープから察するに、ソニーはこのシリーズに依然として力を入れていくらしい。この記事には QX1とされる新モデルの写真が多数掲載されている。コンセプトは既存のQX10とQX100と同様、撮像素子と交換可能なレンズのセットで、これをスマートフォンに接続して使うというものだ。

QXシリーズは簡単にいえばコンパクトデジタルカメラからボディーを抜いたものだ。ボディーの役目をするのはユーザーの手持ちのスマートフォンで、専用のアプリを通じてカメラをコントロールする。ある意味でスマートフォン・アクセサリーだが、本格的なカメラでもある。

近く発表されるQX1は、QXのコンセプトを一歩押し進めて、撮像素子とレンズマウントを独立させ、レンズが交換できるようにしている。レンズマウントはソニーのEマウントだという。つまりソニーのNEXシリーズ用の交換レンズがすべて使えるわけだ。撮像素子は中級デジタル一眼で標準的に用いられているAPS-Cサイズだという。またフラッシュも内蔵する。

QX1はスマートフォンに取り付けた状態でも、スマートフォンをリモコンにした状態でも使える。撮像素子部にはネジ穴があるので、三脚に取り付けて離れた場所からスマートフォンで操作するといったことも可能なわけだ。液晶ディスプレイなどの高価な部品をスマートフォンに代用させているので普通のカメラよりコストパフォーマンスは良いはずだ。Sony Alpha Rumorsによれば、QX1は明日、ベルリンで開幕するエレクトロニクス・カンファレンス、IFA 2014で発表されるという。そこで価格や出荷時期も明かされるだろう。

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PS4絶好調の理由をSony自身も知らない

今月の初めにSonyは、昨年11月に発売したゲームコンソールPlayStation 4がすでに1000万台売れた、と発表した。それは、同社の長年のハードウェアビジネスにおける、新記録だ。昨日(米国時間8/19)Eurogamerに載ったインタビューで、Sony Computer Entertainment Worldwide Studiosの社長Shuhei Yoshida(吉田修平)は、今日のゲーム市場で同社のコンソールがなぜこれほどよく売れたのか分からない、と言っている。

それは、ぜいたくな問題、ではあるまいか。売上が好調なのは、何かがうまくいっているからだ。快調な航海をしている船を、揺する必要はない、か?本当に。

でも、Yoshidaは指摘している: なぜ人びとが同社のコンソールを買っているのか分からないということには、Sonyの今後の戦略にとっての重要な意味があるのかもしれない。いわゆる“コア”なゲーマー、 Call of DutyとかGrand Theft Autoなどの最新リリースを必ず買う人たちが、たまたま、好きな次世代コンソールを全員が一度に買ったのなら、これから先の売れ行きを予測するのは困難だ。

コアマーケットが充足したらSony(やMicrosoft)は、マーケティングの的(まと)をそれ以外の人たちに向けないといけない。一般的に言ってカジュアルなゲーマーたちは:

  • ハードコアのアーリーアダプターよりも価格を意識する
  • 大予算を投じた映画的な”AAA”ゲームにあまり時間を消費しない
  • 特定のブランドのコンソールに執着しないが、友だちと同じものを欲しがる

このタイプのオーディエンスは、Sonyにとって悪夢だが、ゲームコンソールも新製品を追わない。 Yoshidaはこう述べる:

大きな売上の数字を見るやいなや、われわれの本能は今後の売上を心配する。コアゲーマーたちは全員買ってしまたのではないか? これだけ売れてしまったら、これから買う消費者はもうほとんどいないのではないか? そんな、おそろしい予感に襲われるのだ。

もしそうなら、そこには今後の数年間Sonyが進むべき道を示唆するあらゆる含意が、含まれていることになる: 積極的な価格政策が必要; Sony独占のゲームを厳選確保する; Sony自身が制作提供するゲームの強力な企画; などなどだ。

PS4の大きな売上は、コアでないゲーマーも含む多くの消費者が、それを欲しいと思ったからかもしれない。Nitendoの初代Wiiも、最初の年にはそれと同じ売れ行きを示し、その1年間と同じ9000万台近くを、さらに次の7年間で売ったのだ。PS4は、これと同じパターンのヒット作になるのかもしれない。でもPS4にそんな自力で歩ける脚があるのか、まだ分からないから、それを前提とした戦略は立てられない。

ここでは、PS4の好調をXbox OneやWee Uと比較しているのではない。これらのコンソールに対してPS4には、相当大きなアドバンテージがある。Xbox Oneは発売価格が100ドル高かったし、あのちょっと気味の悪いKinectのカメラがあった。MicrosoftはXbox OneをE3 2013で発表したあと、ゲーマーに対するDRMの意思決定と説明で躓いた。Wii Uは非力で、PlayStationやXboxほどサードパーティのゲームを揃えられなかった。

これらのアドバンテージが、NintendoやMicrosoftから売上の一部を奪ったのかもしれない。もしそうだとしても、そのことは、Sonyの将来戦略のベースにはなりえない。発売直後のコンソールをいち早く買うのは、原則として、“コア”なゲーマーたちだ。そのために初年度の数字がどれだけ華々しくなっても、それは、その後の数年間を占う材料にはならない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Sony、PS4を累計1000万台販売

Sonyはつい先ほどGamescom 2014で、同社がPlayStation 4を昨年の発売以来1000万台販売したと発表した。これは、1000万台のPS4が消費者の手に渡ったという意味であり、ハードウェアの売上台数で時折報じられる出荷数1000万台ではない、とSony Computer Entertainment Europe CEOのJim Ryanが、Gamescomの基調講演で語った。

これは、昨年11月に発売されたばかりの新デバイスとして、注目すべき数字だ。Sonyの平井一夫社長は、会計年度合計で1000万台のPS4を売る計画だと、去る5月に言っており、これは2014年4月から2015年4月の間にその数を売るという意味だ。4月以来すでに300万台以上を販売しており、ホリデー四半期を前にして順調なペースだ。

PS4は、発売わずか6ヵ月で、Sonyに利益を持たらした。PS3は同じ目標達成に3年を要した。Sonyはこの好調な販売によって、ソフトウェアやアクセサリーに頼らずとも利益を上昇させるに違いない。

これに対してMicrosoftが何台のXbox Oneを売ったかを推定するのは難しいが、PS4は、直近四半期には最新Xboxよりおよそ3対1の割合で多く売っており、楽観的に見積もってMicrosoftはSonyの半分程度を売ったと考えられる ― ただし、Kinectを別売りにして、ソフトウェアアップデートとゲーム機本体に集中すれば、Microsoftも一定の基盤を作れるかもしれない。

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SonyのPlayStation TVがこの秋、合衆国とカナダで99ドルで発売

Sonyは同社のE3プレスカンファレンスで今日(米国時間6/9)、ゲーム機Playstation TVを発表した。海外ではPlayStation Vita TVと呼ばれ、この秋合衆国とカナダで発売される。

PlayStation TVは本体のみ(コントローラなし)で99ドル、DualShock Controllerと、ダウンロードしたゲームを保存するメモリカードと、ビデオゲームLego Movieがつくと139ドルだ。

このコンソール(console, ゲーム専用機)は、PlayStation Vita用のゲームの多くと互換性がある。それらは、PlayStationストアでダウンロードできる。

PlayStation TVのオーナーはPlayStation Nowにもアクセスできる。これは、ゲームがクラウドからのストリーミングで提供される、というサービスだ。このサービスからは、PS3用のゲームが約100本、PlayStation Now用の無料ゲームが20本以上、提供される予定だ。

PS4のゲーマーたちも、このPlayStation TV経由でゲームを複数のテレビへストリームできる。

発表の模様を、下のビデオで見られる。

 

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Sonyの防水タブレット、米国で販売開始

Sonyの最新Androidタブレットが米国で販売を開始する。Sony.comで予約を受付中で、Sonyストアでは5月4日に店頭に並ぶ。Xperia Z2は、沈下する同ブランドを立て直すべくSonyが放つ最新製品だ。そして、その中身は魅力的だ。

Z2は、2013年にヒットしたZ1を、より薄く、より速く、防水にした後継機だ。Darrell[Etherington]は先週しばらく使ってみて好印象を受けたようで、あまりに薄くて2つに折れそうだと言っていた。

Darrellが書いている通り、Z2の10.1インチディスプレイは実に魅力的だ。他に8メガピクセルのカメラ、前面スピーカー、RAM 3GBを備え、QualcommのSnapdragon 801 SoCが2.3GHzで走る。大変魅力的な仕様だが、16GBモデルで499ドルという値段はお買い得とは言えない。Sonyには、低価格化に走りブランドを再構築してKindle Fire HDと競合しようというつもりはない。この会社に必要なのは、SamsungやAppleと正面から戦えるZ2だ。






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Sonyが米国内小売店舗の2/3を閉鎖

Sonyは今日(米国時間2/26)、米国内にある31の小売店のうち20店舗を閉鎖すると発表した

最近Sonyは激動の渦中にある。不採算部門を片っ端から放り出し、傾いた船を戻そうとしている。Sonyはつい先月にPCビジネスを売却した。同社は過去2年間で1万2000人以上を解雇した。今回の店鋪閉鎖でさらに5000人が職を失う。

残る11店舗は、主要都市近くに位置している。

同社が負債とサイズを減らす方法を探していることは明らかだ。Sonyは10年以上前に小売店展開を始めたが、2011年の再ブランド化にもかかわらず、未だ軌道に乗っていない。

Sonyストアは、従来Sony Styleストアと呼ばれていた。Sony製品一色の場所だ。店はライフスタイル・ストアとして、商品を売るより見せることに重点を置いている。Sonyが小売戦略を始めた2010年から2011年に、Appleストアはすでに飛び立っていた。後にSonyはAppleストアを真似て、店名から “Style” を外したが、効果はなかった。

小売は厳しい。Circuit CityやGatewayや町の小さなコンピューター・ショップに聞いてみて欲しい。成功するためには、スキルと同量の運が必要だ。Sonyが両方を欠いているのは明らかだ。

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Barnes & Noble、Nookのハードウェア部門の全員解雇報道を否定―「リストラは事実だが事業は継続」

今日(米国時間2/11)のBusiness Insiderは、Barnes & NobleがNookのハードウェア部門の社員を全員解雇したと伝えた。われわれの取材に対してBarnes &Nobleは「確かに全社的な人員削減を行ったが、報じられたようにハードウェア部門を閉鎖した事実はない」と回答してきた。

Nookの広報担当、Mary Ellen Keatingは今回のリストラに関連して次のように状況を説明した。

われわれはNOOKビジネスを合理化することによってその価値を増大し、将来の成功を準備することに全力を注いている。NOOKのコスト構造をビジネス上の現実と調整するため、組織の一部において社員数を変更する必要が認められ、一定の人員削減につながった。その具体的詳細についてコメントすることは避けたい。

Nook事業の不振はすでに長期間続いている。この前の四半期では売上は対前年比で32.3%ダウンした。B&NがNookの買い手を探しているという噂は何度も流れたが、当面は地盤沈下が続くにもかかわらずNook事業を維持していくことにしたようだ。

Sonyは北米におけるeブック事業から撤退しつつある。Sonyは最近、アメリカとカナダのeブック・ストアを閉鎖し、既存のユーザーをKoboに引き継ぐと発表した。Nookは今回はゲームを降りなかったが、 この市場でAmazonの堅城に挑戦しようとする企業の数は減る一方だ。Nookがいつまで持ちこたえられるのかは誰にも分からない。

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SONY、北米市場で電子書籍から撤退。購入済書籍はKoboに移管

Sonyは電子書籍プラットフォーム市場から去ることを今日(米国時間2/6)発表した(Engadget)。この動きは全く予想されていなかったわけではない。Sonyはこの市場で、常にガキ大将Amazonに比べて小さなシェアしか占めてこなかった。そして最近の収支や、はるかに認知度の高いVAIOブランドを切り捨てる決断を下したことを踏まえれば、何ら驚くべき決定ではない。

電子書籍を販売するSony Readerネットストアも、米国とカナダでは来月閉店する。ただしSony Readerの所有者(おじさん、あなたのことです)は、購入済みの書籍について心配する必要はない。Sonyは寛大にも既存のライブラリーをすべてKoboに移管する。iOSおよびAndroid端末でも利用できる。合意の一環として、[Sonyの]Xperia端末にはKobo Androidアプリがプレインストールされる。

Sonyは、ユーザーが自分のコンテンツを移行する方法を明らかにしていないが、Readerのアカウント所有者には3月末のReaderストア終了日以前に、詳細の書かれたメールが送られる予定だ。

Reader端末に関しては、少なくとも米国市場では昨年10月には消える運命をうかがわせていた。当時SonyはウェブサイトからReaderセクションを全面的に削除し、既存モデルは販売中止としていた。電子書籍の販売を提携先に移すことは、そのため端末製品から手を引いたことを考えれば、おそらく賢明な選択だろう。

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SonyはVAIOを売却してPC部門のない企業に生まれ変わる

Sonyはかつての勢いを失ったPC事業を売り放して、6月にはテレビ受像機事業を別会社として独立させる。同社のこの発表は、昨日の報道を確認している。それによると、VAIOブランドの買収を計画しているのは、企業再編支援専門の投資ファンドJapan Industrial Partners(日本産業パートナーズ)だ。金額などは公表されていないが、Nikkeiの記事によると500億円(4億9000万ドル)に近いという。

買収の完了は3月末で、Sonyは今会計年度内に全世界で5000名を解雇するが、一方新たに動き出すPC企業はSonyの社員を250~500名雇用して残存保証業務に当たらせる。Sonyもこの新会社の立ち上げに総資金の5%を出資する。

VAIOの売却は、今や意外ではない。SonyのPC事業はこのところ長年、ほかの事業ほどの業績をあげていない。2012年にKazuo Hirai(平井一夫)が社長兼CEOになったときに列挙した同社の経営基盤の中に、PCは含まれていなかった。そのときの彼によると、Sonyの未来はデジタル画像技術、ゲーム、そしてモバイルにある、と言われた。しかしこの三つのジャンルですら、スマートフォンのXperiaシリーズをはじめとして革新的な製品を次々と出すものの、その業績はライバルのSamsungやAndroidほどには伸びなかった。

Sonyは、200億円を投じてPCとテレビ受像機事業を構造改革し、4Kなどのハイエンド製品に注力する、とも言っている。それによりテレビは2015会計年度には再び黒字になる、と同社は期待している。

同社の利益は未だに安定しないが、それは競争の激化によるところが大きい。2013Q3の決算報告では、モバイル部門の売上の前年比増が報告されているが、それでも2013年全年全社の利益は1100億円(11億ドル)のマイナス、すなわち損失となり、期首予想の300億円から大きくかけ離れた。

PlayStation 4は年末年始商戦で400万台売れて好調だが、このゲーム機は利幅が薄いため、同社の利益に大きく貢献するのは製品のライフサイクルのずっと後期になると予想される。

Sonyはこの前の財務報告でPCの伸び悩みを報告したが、昨日(きのう)になるとVAIOに関してはいろいろなやり方を検討中である、という言い方になった。

しかし明らかに今のSonyに必要なのは迅速なアクションであり、もはやその検討ではない。1月末には、MoodyによるSonyの社債の格付けが、Baa3からBa1に落ちた(“信用リスク中程度”→“債務不履行の可能性あり”)。それは、今後の同社への投資は投機的な性格を帯びる(==リスクが大きい)、という意味だ。つまり今後のSonyは、借入れが困難になる。

VAIOの業績が好転しないのは、PC市場の全体的な落ち込みとパラレルだ。2013Q4に関するGartnerの前触れ的調査報告では、PCの売上は6.9%減の8260万台となっている。2013年は、PCとラップトップにとっての“底”になり、年間では前年比で10%減少した。2014年には、これほど激しい落ち込みはない、と予想されている。

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ソニーの格付けをムーディーズが「ジャンク」に引き下げ

大手証券格付会社のMoody’sはソニーの投資格付をBaa3からBa1に引き下げ、将来見通しを「安定している」とした。Ba1は「投資適格」より1階級下の格付けとなる。つまり現在ソニーは投資先として「投機的」と格付けされたわけで、今後資金調達の困難さが増すことが予想される。

今日(米国時間1/27)の引き下げは純利益の不安定な動きを反映したものだ。大規模な人員削減の努力にもかかわらず、パソコンやテレビ事業は依然として赤字ないし赤字すれすれだ。この不振の原因は競争の激化によるものとされている。

ムーディーズは「われわれはテレビ、モバイル、デジタルカメラ、パソコンなど多くのソニーの中核事業が今後とも利益を引き下げる強い圧力にさらされると予想している」と述べた。

しかしPlayStation 4はユーザーにもジャーナリストにも高い評価を受けているし、クリスマス商戦では400万台が売れた。しかしゲーム機は発売の直後の時期には利幅が薄く、ソニーの利益確保にはまだ大きく寄与していない。しかし初期投資が回収されれれば利益率が向上し、将来はゲームの売上も伸びるようになるだろう。長期的に見れば明るい兆候だ。

また最近ソニーはデジタルカメラで健闘している。しかしこの分野も競争が激しく、スマートフォンの圧力で価格は下落傾向だ。

ソニーは同時に有力な映画スタジオであり音楽レーベルでもある。これらの事業部は好調だが、浮き沈みの激しい業界であり、将来の予測は立てにくい。映画製作における利益のほとんどは公開後数ヶ月で決まってしまう。毎年次々にヒットを重ねていくことが求められるビジネスだ。

スタンダード&プアーズ(S&P)のソニーの格付はBBBで、これはジャンクより1等級だけ上だが、フィッチの格付はジャンクだ。現在(16.03)の株価は 金曜日の終値より4.13%低い。ムーディーズは「ソニーの格付が近い将来改善する見込みは少ない」としている。

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ソニー、ゲームをストリーミングするPlayStation Nowと動画の配信サービスをCESで発表

ソニーが大がかかりにクラウド化している。今日(米国時間1/6)、ソニーは、コンテンツをさまざまなデバイスから横断的に利用できるクラウド・ベースの新しいサービスを2つCESで発表した。PlayStation Nowはゲームをストリーミング配信するネットワークだ。またこれと別にライブとオンデマンドでビデオをストリーミングするサービスも準備されている。

どうやらソニーはクラウド・サービスにプロダクトを集中していく戦略のようだ。

PlayStation Now は、ソニーが2012年に3億8000万ドルで買収したカリフォルニアのゲーム配信サービスのスタートアップ、Gaikaiの新しい名前だ。Sony Computer Entertainmentの社長、グループCEOのAndrew Houseによれば、「このプラットフォームを通じてPS3、PS2の古いゲームをVita、スマートフォン、タブレット、Bravia TVなどに配信する。ユーザーはお気に入りのPS3ゲームを居間の大画面のBraviaでプレイできるようようになる」とのことだ。PlayStation Nowは1月末にベータ版テストが開始され、この夏に正式公開となる。

ソニーが発表したもうひとつのクラウド・サービスは(しばらく前から噂が流れていた) 動画のテレビへのストリーミング配信だ。Houseは「ライブ番組とオンデマンドの双方がサポートされる」と述べただけで詳細はほとんど明らかにされなかった。われわれはソニーにさらに問い合わせを行った。今のところ分かっているのはサービスのスタートがこの夏になるという点だけだ。

ソニーのクラウド化は時代を先取りした動きとはいえないが、それでも重要だ。Houseによればアメリカだけで7000万台のソニー製デバイスが使われているという。そのうち2500万台がPlayStation3で、すでにテレビのストリーミング・サービスとしては最多のデバイスとなっている。コンテンツのプロバイダとしてはNetflixが最大だ。ここで自身が巨大なコンテンツ・ホルダーであるソニーが直接ストリーミング配信に乗り出すのは自然な成り行きだ。Microsoftなど他のゲーム機メーカーに対して競争力を高める効果があるはずだ。

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Sonyの最新機Xperia Z1S, CES 2014会場でスマートフォンサラダを作り耐水性テスト

Z1Sは、Sony Xperiaの、CES 2014でお披露目された最新機種だ。画面はZ1と同じ5インチだが、3000mAhという大型電池を搭載したのでやや肥(ふと)り、重くなった。

それはけっこうなんだけど、Xperiaのテストは水中に沈めて行う耐水性テストがその真打ちだ。そこで本誌スタッフは、非公式のTechCrunch CES 2014 Gadget Lab(ガジェットラボ)を立ち上げて、研究調査用の水を用意し、きわめて科学的なスマートフォンサラダを料理した。

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「メーカー」時代の訪れとこれからのさらなる進化の予感

ハードウェア(ガジェット)の製造について、私たちは今、ターニングポイントにいると言えるのではないだろうか。ソニーやサムスン、あるいはLGというビッグカンパニーのイノベーション速度が大幅に低下してしまっているように感じる。こうした大企業の動向に基づくニュースを、今年はいくつ耳にしたことだろう。

もちろん年末である今は、新年早々に行われるCESに向けてさまざまな発表を控えている時期であるというのはあるだろう。しかしそのCESにても、大画面テレビや超薄型ノートパソコン、あるいは性能が向上した冷蔵庫などなど、「革新」とは呼べないレベルのモノたちが登場してくるに過ぎないのではなかろうかと想像している。実は、真のイノベーションは、これまでとは全く違うところで起こっているのだ。ソフトウェアを拡張していったところにハードウェアがあるような、ソフトウェアとハードウェアが完全に融合したところで新しいものが生まれてくるようになっている。現在、コンシューマーエレクトロニクスの進化を支えているのは、日々新製品を耳にする「スマートデバイス」なのだ。

少し前まで、TechCrunchチームはCESの会期になるとホールを動きまわり、発見したガジェットについての記事を書きまくり、そして最新情報を見つけるとそのアップデート情報を投稿するということを繰り返してきた。しかし最近ではその必要性も減じてきたように思う。Pebble3D scannerなどの面白い、そして革新的な製品はいずれも小さなデザインハウスから生まれてくる時代となった。3DプリンターなどはCESにてほとんどお目にかかることもないが、実際のところは現在の世の中で最もアツいプロダクトであると言って良いと思う。コンシューマー向けロボットプロダクトや、身体データ数値化(quantified self)関連プロダクトも大手企業からは低く評価されていた。ウェアラブルも革新的未来をもたらす可能性のあるプロダクトだが、大手ハードウェアメーカーはその扱い方を理解できないようだ。ウェアラブルについて正しく取り扱いを行っているのはGoogleと、そしてEric Migicovskyのみだと言っても過言でないかもしれない。

それではなぜ我々はCESに出かけるのか。定期的なライブブログを行う意味もある。これまでなかなかの好評を博しており、これは続けていきたいと考えている。しかし本当の狙いは、CESそのものではなく、その会場周辺で行っていることにある。たとえば昨年、私たちはTechCrunchで開設した自前のブースの中で90%の時間を過ごした。開設した場所はCES会場の駐車場だ。誰でも入ることができる場所で、CESの入場証も必要ない。また、CESに出入りする人の注目を浴びやすい一等地でもあった。そこで多くの人に注目してもらえるイベントを開催したわけだ。たとえばここでGtarZivix、そしてPebbleなどの紹介を行った。ヘッドアップディスプレイやチップデザイン、ないしウェアラブルデバイスなど、いろいろなものを持ち込んでくる人と出会うことができた。会場を見て回ることをせず、DropcamFitbitのCEOたちといろいろな話をしていた。駐車場にいれば未来を感じることが出来るのに、わざわざ「ちょっと進化したテレビ」などの紹介をすることもないと思ったのだ。

今年もまたCES「周辺」でのイベントに力を入れたいと思っている。Hardware Battlefieldでは、優勝スタートアップに5万ドルの賞金を贈呈する。ジャッジにはBre PettisSlava Rubin、そしてTrae Vassallo等を招いている。また、TechCrunchブースではインタビューも行う。またラスベガスのテックコミュニティから大勢の来訪者がある予定だ。

見てみようかとお考えの方は、ぜひ会場まで足を運んで頂きたい。大勢の人がきてくれるほど、私たちも嬉しく思う。繰り返すがCESの入場証は無用だ。いろいろとプレゼントも用意しておこうと思う。何かが貰えると、期待してお越しいただいて大丈夫だと思う。

ハードウェアというものの立ち位置が変わったのだと思う。大企業が先頭を切っていくという時代は去った。あるいはむしろ、大企業は各種イノベーションの後を追いかけるような時代になっているのではなかろうか。

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(翻訳:Maeda, H


Twitterの歩みを記した『Hatching Twitter』、ハリウッドの注目も浴びつつ上場直前に販売開始

Twitterの誕生からこれまでを記した『Hatching Twitter: A True Story of Money, Power, Friendship, and Betrayal』が間もなく発売となる。どうやら既に映画化に向けての動きが活発になっているのだそうだ。こちらに入っている情報では、ソニーが名乗りを上げているということなのだが、どうやら他にもメジャーどころがチャンスをうかがっているらしいのだ。

うち、少なくとも一社は、映画ではなくケーブルテレビ番組ないしNetflix上でのシリーズものを企画しているそうだ。これはすなわちHatching Twitterの中に、ドラマとして面白そうなシーンがたくさんあるということなのだろう。Twitterの設立から成長、そして上場を成し遂げる物語がNetflixオリジナルのコンテンツとして提供されることになれば、確かに大いに注目を集めることとなりそうだ。

ちなみにソニーは、1989年にコロンビア映画を買収している。コロンビア映画は、ご存知、Facebookのドラマメンタリー(drama-mentary)である「ソーシャル・ネットワーク」を提供した。全てが実話というわけではなかったが、大いに注目を集めることとなり、またいろいろな賞にもノミネートされることとなった。

また、既にキャストについてもいろいろと話題になっているようだ。たとえばJack Dorsey役についてはElijah Wood以外にあり得ないなどと言う人もいる。

本の内容についてはNew York Timesに概要が掲載されている。どうやら草創期には方針や権力を巡ってさまざまな争いもあったようだ。以前にも書いたが、数々の人間臭いドラマがあったようだ。そして確かにそういう人間臭さは、面白い映画に欠かせない要素であるとも言えるかもしれない。Biltonは映画化の噂についてはノーコメントを貫いている。

『Hatching Twitter: A True Story of Money, Power, Friendship, and Betrayal』の発売は11月5日が予定されている。そしてTwitterの、111億ドル企業(評価額)としての株式公開が11月6日の予定だ。Biltonも言うように「非常に良いタイミング」で世にでることとなる。

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(翻訳:Maeda, H


ウォルマートのVUDUとソニーピクチャーズが、オンライン特典映像を提供へ

Sony Picturesは、WalmartのVuduと提携し、ストリーミングビデオサービスでビデオを購入した視聴者に、追加のコンテンツや作品を提供する。この提携の目的は、消費者がデジタル映画を購入する理由を増やすためだけでなく、他のスタジオや小売業者の利用も視野に入れている。

映画会社は長年にわたり、ビデオ作品にいわゆる「DVD特典映像」を加えて、ホームエンタイテイメントとしての差別化をはかってきた。SonyとVuduは、オンラインのデジタル映画にも、先陣を切ってこの仕掛けを取り入れた。

Sony-Vuduの提携は、Vuduマーケットプレイスで購入したビデオに入っていたDVD特典と同様の体験を、ユーザーに提供することを目的としている。新しい”Vudu Extra+” では、カットされたシーンや短編作品、映画トリビアなど、DVDやブルーレイと同じような特典を楽しむことができる。

しかし、Vudu Extras+は、ディスクにはない特典も提供する。「高度なシーンサーチ」やシーンのクリップを他の人たちと共有する機能などだ。シーンサーチでは、映画のセリフや、ビデオ、写真その他の追加コンテンツの検索が可能で、お気に入りのシーンを見ることができる。「クリップ&シェア」機能を使うと、お気に入りのクリップをFacebookでシェアすることができる。

映画を買った視聴者は、特典映像のプレビューをはじめ、さまざまなコンテンツの利用が可能になる。すでにVuduまたはUltraVioletライブラリーから映画を買っている人も特典映像を見ることができる。さらに、DVDを購入した際にもらったプロモーショナルコードを持っていれば、オンラインで引き換えできる。

「私たちは、映画のデジタル所有に付加価値提案をしたいと考えている」とSony Pictures Home Entertaimentのグローバル戦略&事業担当SVP、Richard Bergerが私に語った。そうすることによって、同社は消費者にDVDやブルーレイを買うのと同じ感覚でオンライン映画を買ってもらおうとしている。

今はSonyとVuduだけだが、両社は他社も同じ機能を提供できるようにしたいと考えている。Bergerによると、SonyとVuduは他のオンライン小売業やスタジオと、彼らの顧客にも特典が利用できるようにすることを検討中だという。

「私たちはこれが標準的アプローチになるように考えて仕組みを作った」とBergerは言った。言い換えれば、UltraViolet-DECEコンソーシアムの他のメンバーたちにも同様の特典を提供してほしい、ということだろう。

特典の付く最初のタイトルは、SF映画「District 9」で、Vuduショップで販売される。Sonyも近々、This is the End、After Earth、White House Down、Grown Ups、Mortal Instrments、Smurfs 2などのタイトルに特典を付けて提供する予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Sony: セックスでスマホが売れるか?

Sonyが美女たちに新製品のスマートフォンを持たせて、セクシーに泳がせたことが、前もあったっけ? 今年のIFAでは、それをやってるらしいね。このぼくの記事もSonyの思うツボであることは確かだけど、でもSonyのスマートフォンが防水であることは、忘れない方がいいかもよ。ただし、このビデオでそのスマートフォンが見えるかな?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Sonyは、ポケットにレンズを入れて出かけて欲しいと思っている


スマートフォンのカメラが少々物足りないと感じた時のことを思い出してほしい。もう少し良い写真を撮りたかったあの時。そう、子供のカラテレッスンや大切な人の大腸内視鏡検査にコンパクトカメラを持っていったあの時のことを。実は、もうすぐSonyはそんなあなたのための製品を出す。

Sony QX10およびQX100は、先月 驚きの登場を果たして以来、 インターネットのあらゆる場所リークしている。この製品は、スマートフォンと無線またはドック経由でつながるように作られた、言わばカメラの2/3だ。Sonyは、新しいセンサーとレンズでスマートフォンのカメラを置き換える、全く新しいシステムを作り出した。もちろん、良くも悪くも。

Sony Alpha Rumorsによると、QX10は1/2.3インチ18メガピクセルセンサーとf/3.3~5.9のレンズを装備している。QX100は、高画質の1インチ20.2メガピクセルExmor Rセンサーと、f/1.8~4.9カールツァイスレンズを内蔵する。QX10は250ドル、QX100は450ドルと記事は書いている。このQX製品群は、Sonyの美しいコンパクトデジカメをベースにしており、QX10はWX150によく似ていて、QX100はRX100m2の機能を殆ど受け継いでいる。

コンセプトは明確だが、市場の熱はいまひとつかもしれない。適切なソフトウェアを得て、スマートフォンは写真処理に必要な物をすべて備えている。これらの製品の狙いは、スマートフォンを使って高品質な画像を撮影できるようにすることであり、さらに重要なのはその画像をずっと早くシェアできるようにすることだ。

この第一世代モデルが高価すぎるのは非常に残念だ。

このアイデアが以前にもあったことは忘れてはならない。Will.i.amとFusion Garageの(CrunchPadエンジニアでもあった)Chandra Rathakrishnanは、このアイデアをSonyより早く、ファッション向けに絞ったi.am+foto.sosho V.5で実現している。しかし、その後市場に出た様子はない。あれはばかげていたし、初めからまぼろしの臭いがしていた。

Sonyの試みは、はるかに正統派で創造的だ。 これが初めてネットにリークした時に本誌でChris Velazcoが解説しているように、Sonyは、カメラのハードウェアをスマートフォンの外側に移した製品を作ることによって、デバイスに依存しないプラットフォームを生み出し、このデバイスを未来のハードウェアで使うという選択肢を消費者に与えた。

この愛らしいレンズたちがすぐに大ヒットすることを期待してはいけない。Sonyも思っていないだろう。これは明らかに市場をテストするための少量製品だ。しかし最近のSonyはゆっくりとして堅実な製品サイクルに戻っている。この製品ラインは、モバイルとデジタルイメージングという同社の主要製品カテゴリー2種をつなぐ、巧妙なかけ合わせだ。Sonyは、消費者がポケットにコンパクトカメラではなくレンズを持ち歩くよう、全力を尽くす構えだ。


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(翻訳:Nob Takahashi)


SonyのSmartWatch 2はなかなか有望―PebbleやMetaWatch Strataと比較してみた

Sonyが出した最初のスマートウォッチはあまり評判にならなかった。私にしてもPebbleがKickstarterで資金調達に大成功して話題になったときにようやく思い出したくらいだ。しかしSonyは今日(米国時間6/25)、改良を施した後継のSmartWatch 2を発表した。

SmartWatch 2はPebbleや同じくKickstarterで資金を調達したMetaWatch Strataのライバルとなる。そこでこの両者と比較しながらSmartWatch2を検討してみよう。

プラットフォームのサポート

PebbleとMetaWatchはiOSとAndroidの両方をサポートしているが、SmartWatch 2は今のところAndroid携帯としか接続できない。Smartwatchの前のバージョンは自社のXperiaしかサポートしていなかったが、今回のアップデートで対象Androidデバイス一般に拡大された。これで実用性は少なくとも1000倍は向上した。なるほどiPhoneはサポートされていないが、実はiOSの課する制限のせいで、ライバル製品のiPhone用アプリはAndroid版より機能が限定されていた(iOS 7では改善された)。

バッテリー

バッテリー駆動時間はスマートウォッチ全般にとってもっとも重要な要素の一つだ。PebbleとMetaWatchは数日間もつことを当初からセールスポイントにしている。1回の充電でPebbleは「1週間以上」、MetaWatchでは「Strataが5日から7日」もつとしている。私の体験では、どちらも実際にはその下限だった。Pebbleの場合には下限(1週間)をやや下回ることあった。

.Sonyは「SmartWatch 2のバッテリー駆動時間はスマートウォッチの中で最長」と大胆な主張をしている。「Strategy Analyticsによって2013年6月13日に実証された」というのだが、節約して5日から6日という長さが本当に世界最長なのか疑問なしとしない。しかしライバルと同レベルのバッテリー駆動時間を確保していることは確かなようだ。

接続性

MetaWatch StrataはBluetooth 4.0のみだが、PebbleはBluetooth 2.1+EDR、4.0 Low Energy (LE) で接続する。これによってiOSとの接続では通知機能が拡張される。SonyのSmartWatch 2はBluetooth 3.0を使う。SmartWatch 2にはNFC機能があるがライバル2種にはない。NFC機能の有無はやはり軽視できない差だろう。

ディスプレイ

SmartWatch 2のみカラー・モニタを装備している。サイズは1.6インチ、220 x 176ピクセルだ。Pebbleはモノクロ、1.26インチ、144x 168ピクセル、MetaWatch Strataは一番小さく、モノクロ、1.16インチ、96×96ピクセルだ。StrataもPebbleも夜間用照明はあるもののバックライトはない。SmartWatch2はバックライト・モニタなので暗い環境でもはっきり見える。

しかもMetaWatch Strataは照明の具合によっては反射で画面がまった判読jできなくなることがある。Pebbleはおおむね場合、画面がはっきり見える。Sonyは「日光が当たっていても読める」としているが、直射日光が当たるような環境ではeインク以外の画面の視認性は悪いはずだ。

防水性

SmartWatch 2は「防滴性」がある。つまり小雨の中を歩いたり、顔を洗ったりしても大丈夫だという程度の防水性だ。Sonyでは水泳、入浴、魚釣りなどはしないよう求めている。また付属の時計バンドは防滴でも防水でもない。

Pebbleは海水、真水とも5気圧の防水仕様だ。水泳程度なら問題ない。Strataも同様に5気圧防水だ。この点では両者ともSmartwatchに明らかに勝っている。

アプリ

Pebbleはデベロッパー向けにAPIを公開しているが、実際のアプリの数はまだ少ないし、機能も限定されている。現在のところPebbleは時計機能以外には通知、デバイスでの音楽の再生コントロールくらいしかできない。MetaWatchではメール、カレンダー、Facebook、Twitterのアップデートが通知される計画だが、まだ実装されていない。サードパーティ・アプリについてはまったく情報がない。その他音楽再生、株価、カレンダーなど若干のウィジェットが用意されている。

SmartWatch 2は音声通話のコントロール(Pebbleにもあり)、通話ログ、メール、Gmail、Facebook、Twitter、その他の通知機能に加えて音楽再生のリモコン、カレンダー、天気、その他のアプリがデフォールトでインストールされている。スマートフォンのカメラのリモコン機能も面白い。Sonyはデベロッパーをアプリ開発に誘い込むためにも、さまざまなアプリをサンプルとして用意したのだろう。

充電

小さなことだが、SmartWatch 2はmicro USBで充電できる。PebbleとMetaWatch Strataが独自の規格のケーブルを使っているのに比べて優れた点だ。

結論

これらのスマートウォッチのどれかがすぐにも大ブレークすることはなさそうだ。しかしSonyの新製品は改良の努力が十分に見てとれる。またPebbleとMetaWatchという先行のライバルの欠点をよく研究している。現時点での購入者はアーリーアダプター層に限られるだろうが、Smartwatch2は少なくとも納得のいくプロダクトになっている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Sony、精彩を欠くスマートウォッチをデベロッパーに解放

2012年の慌しい日々の中、まだPebbleがKickstarterで驚くべき金額を集める前、Sonyは静かに独自のAndroid互換スマートウォッチを発売した。大方の意見によると出来はよくなかったようだが、だからといってSonyはこれをゴミの山に捨てたわけではない。

Sonyはデベロッパー・コミュニティーの力を借りて、あの小さくて奇妙なガジェットに新しい命を吹き込もうとしている。同社はOpen SmartWatchプログラムを立ち上げ、デベロッパーがカスタムファームウェアを開発することをを期待している。

ウェアラブル・ガジェットの世界に注目していない読者のために言うと、Sonyは件のSmartWatchを昨年発売したが、評価はまちまちであった。コンセプトは実にわかりやすく、Android塔載スマートフォンと同期してメッセージや通知を表示すると共に、数多くのカスタムメイドSmartWatchアプリが走るというものだった。Androidという土台を持つこのSmartWatchは、その後湧いて出てきたPebbleその他の模倣製品の強力バージョンだといえる。

SmartWatchの問題の殆どはソフトウェアに起因していたと思われる(Sonyがパッチやアップデートを提供し続けていることは評価できる)。このSony製品はスマートウォッチの中でも美しく、そのスペックも深夜の熱狂的機械いじりに最適だ。Sony作成部分を取り除き、ハッカーたちはほぼ白紙状態で開発をスタートできる。Sonyは優れたファームウェアが出てくれば、取り上げて紹介する予定だ。

このプログラムを成功させるべく、SonyはArduinoコミュニティーにも声をかけ、スウェーデンのマルモでハッカソンを開催して、不安なデベロッパーたちにSmartWatchとその能力を浸透させようとしている。ただし、例によって落とし穴もある。殆どの人々が目を向けていないデバイスに新境地を開拓するということは、Google Playストアに出回っている200本近い互換アプリケーションの利用を断念することでもあるからだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


E3の勝者は誰だったか?

とにかく、ビッグスリーの姿勢は分かった。Nintendoは、あくまでもWii Uで行くつもりだ。Microsoftは499ドルの常時接続ボックスを発表した。Sonyはユーザがゲームを共有したり売ることもできる399ドルの製品で、ゲーマーの歓心を買おうとした。どれもHDで、マルチプレーヤーで、それにしかも、ゲーム専用機の時代は終わったと感じさせる。今回の専用機はどれも、ハイエンドPCの延長のような製品で、しかもその寿命は、4Kの普及が始まるまでの約7年だ。

これぞまさに、Lion Kingの言うcircle of lifeであります。

でも残念ながら、昔からのゲーマーたちはついに、専用機陣営の策略を見破りつつあるのではないか。たしかに、どのメーカーのどの機種も数百万台は売れる。11月にXbox OneやPS4が発売されたら、全国のBest Buyに行列ができる。Nintendoの人気上位ゲームはすべて売り切れになり、ちょっとがっかりなWii Uも、ゲームの世界に入ったばかりの子どもたちと、昔を懐かしむ大人たちに売れるだろう。…という意味ではE3は、特定の勝者が決まる場ではなかった。伝説が何を言おうとも

では、何が次世代のゲームか? それが、Ouyaのような“カジュアルゲーム機”や、一過性の流行で終わるZynga流のゲームでないことは、明らかだ。だったら、何がゲームの未来を担うのか?

ゲームはモバイルへ?

携帯電話はある時点で手持ち型のゲーム機を駆逐し、家庭用ゲーム機と横並びで競合するだろう。モバイルゲームは人をやみつきにさせるが、集中力と強力なコントロールを要するゲームが持つ、深さや複雑さはない。RPGのようないわゆる“深い”ゲームは、キーボードやコントローラがないとこれからも無理だろう。メディアはメッセージだ、とは言えない世界だ。Kingdom RushやAngry Birdsのようなゲームはデバイスに依存し、ある意味ではデバイスと一体化している。もっと複雑なゲームはパッシブなスクリーンと一体化し、人はそれを手の動きでコントロールする。だから、ゲームの上で生じている動きと、プレーヤーの人体の動きが、互いに無関係だ。

モバイルのゲームでリッチな世界を作りだすことはできない、と言うつもりはないけど、相当難しいことは確かだ。モバイルゲーマーの注意力を長時間掴むことは、Civilization Revolutionなどが証明しているように、できないことではない。でも、携帯電話というインタフェイスそのものが、OblivionやBioshockなどに代表されるような、複雑な長編アドベンチャーには向いていない。しかしハードウェアとソフトウェアが今後もっと進化したら、十分な能力を持つインタフェイスが得られるかもしれない。専用機メーカーもその点を無視してはいないと思うが、でも自分でモバイルのプラットホーム…Nintendoスマホ?…を開発するぐらいの根性がなければ、モバイルという大きな機会をつかみ取れないだろう。

Oculus Rift?

Oculus Riftのようなプロダクトは、ゲームにおける本当のイノベーションの例だ。開発キットはまだ未完成で、装着してもしっくりしないが、たしかにイマーシブ(immersive, 没入型)の未来を予兆している。かつてのKinectのようなギミックではあるけれども、ゲームの体験をものすごく拡大する。この製品にかぎらず一般的に、ヘッドセットはとても大きな、新しいゲーム世界をもたらすだろう。

でも、ヘッドセットや足踏み装置そのものが未来ではない。未来は、強力なコンテンツが多くのファンの心を掴むところから生まれる。超大作主義のゲームメーカーたちも、そんな新しいタイプのゲームには挑戦していない。LEGO City UndercoverBioshock Infiniteは、そんな今のゲームメーカーたちの、ベストとワーストの典型例だ。LEGO…はPixarの子ども向け映画の楽しさと、(ちょっとわざとらしいが)強力なストーリーがペアになっている。Bioshock Infiniteにも、良質な映画のような魅力と、Hudson River Schoolの絵画のような壮麗さがある。どちらにもそれなりの欠点はあるが、しかし別の意味では、そのジャンルの完璧な作例だ。Oculus Riftの助けを借りなくても、それ自身で輝いている。

ゲーム専用機メーカはどうなる?

上で、大物たちは誰一人としてE3の勝者ではないと示唆したが、少なくともSonyとNintendoは、世界の人びとの関心を集めた。つまり両社は、物理的なメディアプレーヤーとしてのゲーム専用機が持つべき価値を、理解していた。どういうことか。

Steam(やもしかしてOnLive)のようなゲームサービスが、専用機の対極にいる。彼らの理解ではゲームとは、プレーヤーとモニタが一対一で向かい合う孤独な営みだ。Microsoftは、このような体験をそのまま専用機で実現できる、と考えた。しかしそれは違う。ゲーム専用機では、いくつかの理由により、物理メディアが重要だ。物理メディアは徐々に影が薄くなりつつあるとはいえ、まだまだ全世界的に健在だ。

第一に、物理メディアは、安定したインターネット接続がなくてもゲームができるから人気がある。友だち間の売り買いや、中古の販売もある。海賊行為も、ある程度できる。これらすべて、良いことも悪いこともひっくるめて、リビングルームのゲーム機の重要な要素だ。海賊行為も、物理メディアでないと意味のない国や地域がまだ多い。インターネットがなければ、ゲームのダウンロードはできない。純正品は高価すぎて手が出ない、という人びとが、全世界的にはとても多いのだ。ここは、海賊行為をほめるのではなく、物理メディアの重要な特質を理解してもらうために書いている。

ダウンロードされるコンテンツは孤独な成熟したゲーム向け、そしてその対極に、価格が重要な要素となる物理メディアがある。成功するゲームやその提供形式は、この両方に正しく対応しなければならない。Microsoftは、戦略を手直しして全世界的なマスマーケットにも対応するだろうか? それとも、批判や怒りの声を無視して、成熟した、価格をあまり意識しないゲーマーだけを対象にし続けるのだろうか? その層は、自分のディスクを友だちの家へ持っていって一緒に遊ぶ、という遊び方はしない。

ゲーム専用機は、ゲーマーでない人たちの生活にも影響を与える。家庭にDVDが普及したのは部分的にはPS2のおかげだし、Blu-rayはPS3からだ。ストリーミングビデオやチャットなども、ゲーム機がきっかけという家庭が多いだろう。テレビ受像機の買い換えの動機も。ゲームは、ビジネス以前に一大産業であり、その動向に全世界の何百万人もの人びとの生活の形が従う。

という意味で、ゲームは偉大だ。ゲームで遊ぶ大衆は今なお、すばらしいゲーム作品に時間とエネルギーを注ぎ込み、そしてゲームはますます、没入型で、エキサイティングで、そしてアートみたいになっていく。だから、特定の一機種をE3の勝者と呼ぶことは、より対話性を増し、映画に代わる支配的(そして対話的)大衆娯楽になるかもしれない未来のゲームに対し、目を閉ざすことになる。ゲーマーは不平を言うことが好きだが、でも、画面の予約ボタンを点灯させたり、GameStopの店頭の列に並ぶときには、心の中は期待と興奮でいっぱいだ。E3の巨人たちも、そのことを暗黙裡に知っており、ゲームの輝かしい未来を示唆する技術や製品は、今すでに十分たくさんある。

[Oculus Riftの写真は: hortontより。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))