Google、YouTubeのコメント・システムを全面リニューアルへ―Google+アカウントが必須になる

YouTubeの新しいコメントシステムを使うにはGoogle+を経由する必要がある。Google+は「理屈の上では」重要でも、実際にどうしても使わねばならない場面は少なかった。これが大いに変わることになりそうだ。

Googleは一種のソーシャル身分証明として利用できるようGoogle+をデザインした。Google+以前には、Googleは個別ユーザーについて、メールのやりとりから分かる程度の情報しか持っていなかった。その他ログインした状態でGoogle検索を行えばその履歴も利用できる。Androidのユーザーであればさらに他の情報も得られる。しかしGoogleはユーザーの年齢、教育、職歴、興味、そしてなかんずくソーシャル・グラフについては推測するしかできなかった。

そこで2011年にGoogle+がローンチされた。「ソーシャルネットワーク」という建前だったが、実際にはユーザーから自分自身についての大量の情報を引き出すことが最大の狙いだったはずだ。

しかし当時すでにFacebookとTwitterが地位を確立した後で、この出遅れは大きかった。

だが、われわれがかわいいネコや最新の音楽ビデオを見ようと思えばYouTubeを訪問するしかない。VimeoやDailymotionには悪いが、YouTubeとは比較にならない。そこでGoogleは昨日(米国時間9/24)、近くYouTubeを楽しむにはGoogle+アカウントが必要になると発表した。

つまりYouTube (それにBlogger)のコメント・システムが完全にGoogle+ベースに移行するというのだ。今後コメントするには必ずGoogle+アカウントが必要になる。

ユーザーのメリット…

ユーザーにとって第一のメリットは悪名高いYouTubeのコメント荒らしをかなりの程度防げることだろう。ヘイトスピーチやいやがらせなどのためにその場限りの使い捨てアカウントを作って書き込むろくでなしが大勢いる。もちろん今後も偽名でGoogle+アカウントを作ることはできるが、荒らしのコメントをするためにいちいち偽アカウントにログインしなければならないのは手間だから、やはり抑圧効果が期待できる。

またGoogle+アカウントをベースにすることで、ホワイトリストを作って特定のユーザーのみコメントを許可するなどビデオの投稿者がコメント欄を管理しやすくなる。[情報開示:YouTubeのコメント担当プロダクト・マネージャーのNundu Janakiramは私の友だちで以前ルームメイトだったこともある。ただしそのことはこの記事になんら影響を与えていない]

Googleのメリット

Google+がYouTubeコメントのインフラになるのはGoogleにとって計り知れないメリットがある。

短期的にはGoogle+のユーザー登録が大きく増える。特に一日中YouTubeにへばりついてあれこれ大量のコメントを書き込んでいるような若者層を取り込むのに効果抜群だ。Google+のユーザー層は平均年齢が高くであまりおもしろみがないという評判を打ち消すことができる。

中長期的には、効果的な書き込みAPIを欠いているため、他のサービスから書き込めず、そのためコンテンツの質、量ともに不足するというGoogle+の大きな欠点を是正する糸口になるだろう。

Googleは比較的容易にYouTubeのコメントとビデオをGoogle+のストリームに統合することができるはずだ。YouTubeビデオが多数、Google+のストリームに現れれば、コメントも活発になり、ユーザーエンゲージメントも上昇する。

またYouTubeをプロモーションの重要な手段としているミュージシャンや俳優などのセレブをGoogle+に引っ張り込むこともできるだろう。一般ユーザーがスターのアカウントに惹かれてソーシャルネットワークを頻繁に利用するようになるという現象はFacebookやTwitterでも見られた。

万能全知のGoogleだが、Google+アカウントに関連づけられることで今後はさらに個人別のYouTube視聴履歴にもアクセスが可能になるわけだ。これをターゲット広告にどう活かすかは分からないが、サイクリングのビデオを頻繁に見ているから自転車関連の広告を表示するといった直接的な方法以外に、同一の視聴傾向のユーザーに効果がある広告を判別してターゲティング精度を改善するするといった応用も考えられるだろう。

いずれにせよ、現在のインターネットに残る最後の掃き溜めの一つであるYouTubeのコメント欄がソーシャル化によって少しでも改善されるならよいことだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


YouTube、無料オーディオ・ライブラリー150曲を公開―ダウンロード、リミックス、商用利用すべて可

YouTubeには現在BGMに利用できるオーディオトラックが15万曲用意されている。ただしこれらの曲はダウンロードやリミックスはできず、YouTubeにビデオをアップロードした後でしか選曲できないなどの制限がある。そこでもっと自由に自分のビデオに音楽を入れたいというユーザーのために、今日(米国時間9/25)、YouTubeはフリー音楽ライブラリーを公開した。

現在ここには150曲が登録されているが、すべて著作権フリーで、ダウンロード、リミックス、商用利用がすべて自由にできる。

楽曲のフォーマットは320 KbpsのMP3だ。YouTubeでは「さまざまなクリエーティブな利用をして欲しい」と言っている。YouTube以外での利用も自由だ。またYouTubeではミュージシャンや音楽プロデューサーに対して、フリー音楽ライブラリー・プロジェクトへの参加を広く呼びかけており、楽曲の投稿を募集中だ。

楽曲の質も従来の15万曲より概してアップしている。ジャンルもアンビエントからクラシック、ポップ、R&Bと各種そろっている。また「明るい、暗い、怒り、ロマンティック」などの曲想でもタグ付けされている。

現在の150曲というのはまだまだ小さなライブラリーだが、高音質の良質な楽曲が著作権問題という悪夢を気にせず、無料で自由に利用できるのは朗報だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


楽天がGoogle、Yahooを押しのけてビデオサイトのVikiを2億ドルで買収した理由―クラウドソース字幕翻訳をeコマースにも利用へ(三木谷浩史インタビュー)

日本のeコマースの巨人、楽天はシンガポールのビデオストリーミング・サービス、Vikiを2億ドルで買収した。Vikiは世界各地のユーザーコミュニティーがビデオコンテンツの字幕を翻訳するというユニークな国際化手法を取っているのが特長だ。

楽天のファウンダー、CEOの三木谷浩史にインタビューした結果、楽天はVikiのビデオコンテンツだけでなく、eコマース市場での世界制覇に向けてクラウドソース翻訳というシステムの利用も視野に入れていることが明らかになった。

当然ながらこの買収契約の締結までにはさまざまな曲折があったようだ。Vikiの共同ファウンダー、CEOのRazmig Hovaghimianが私の取材に答えて語ったところによると、楽天との交渉が本格化する前に、VikiはシリーズCの資金調達ラウンドの準備を進めていたところだったという(VikiはそれまでにAndreessenHorowitz、Greylock、Charles River Venturesに加えて個人投資家から総額2430万ドルを調達していた)。また別の情報源によると、Vikiに興味を示していたのはベンチャー投資家ばかりではなく、GoogleとYahooも買収を望んでいたという。

楽天のCEOの“Mickey”こと三木谷浩史もHovaghimianもVikiの買収を他にどんな会社が試みたかについては明らかにしていないが、GoogleはYouTubeを持ち、Yahooは長年にわたって、ビデオコンテンツの強化策を模索してきたから、この両社が含まれているのは意外ではない。また両社のビデオサービスはVikiと同様、広告ベースのビジネスモデルであり、海外での事業拡大を目指していたからVikiは魅力的なターゲットだったはずだ。

一方で、両CEOは、楽天がVikiがどのように出会ったのか、楽天の大戦略におけるVikiの位置づけ、また楽天が単なる投資ではなく直接買収に踏み切ったのか、その理由についても語ってくれた。

Vikiと楽天の出会い:. しばらく前にVikiはBlake Krikorian(Slingのファウンダー、現在Microsoft副社長)、Dave Goldberg(Survey MonkeyのCEO)という2人の戦略的投資家を取締役に加えた。 私は就任のタイミングからしてこの2人が今回の買収に何らかの役割を果たしたのではないかとHovaghimianに尋ねたところ、実は最初の出会いをもたらしたのはMITメディア・ラボの所長、Joiこと伊藤穣一であることが判明した。伊藤はVikiの最初期の投資家であり、以前からの取締役である。「JoiはVikiの日本市場進出を助けてくれた。Mickeyを紹介してくれたのもJoiだ」とHovaghimianは語った。その頃、Hovaghimianはシリコンバレーで投資家を探しており、買収については考えていなかったという。「よそ者がシリコンバレーで資金調達しようとするのは非常に疲れる経験だった」とHovaghimianは認めた。

「VikiはアジアでYahooと密接に協力しているし、YouTubeからもマルチチャンネル・ネットワークとして認められている。しかし楽天は企業文化からも相乗効果からもVikiによりよくフィットすると考えた。われわれがアジアをベースにした企業であることも大きかった」という。

「1ヶ月で10回ほど会った。最初から良い雰囲気で、交渉は非常に速く進んだ。私は〔三木谷浩史という〕人物が気に入ったし、楽天のビジョンにも共感した。彼らは全力でホームランを打ちに来ている。Vikiはさまざまな方面から関心を持たれてきたが、楽天がもっとも魅力的な相手だった」という。

Vikiは当面独立して事業を継続: Hovaghimianによれば、Yahoo、YouTubeとの提携関係には当面変化はないという。またNetflixその他、楽天の潜在的ライバルとの関係も継続される。「楽天はVikiに長期的な効果を期待しており、当面、大きな自由を認めている」とHovaghimianは言う。【中略】

投資でなく買収に踏み切った理由は? 私は三木谷に「なぜ楽天は単なる投資ではなくVikiの完全買収を決断したのか?」と尋ねた。事実、2012年に楽天はPinterestに1億ドルの戦略的投資を実施している。「Pinterestは(当時ブームの絶頂で)高すぎて買収できなかったからね」と三木谷はジョークを飛ばした。実際にはPinterestは楽天の事業にとってVikiほど直接の影響がなかったからだという。三木谷によれば、Pinterestは楽天のLinkshareアフィリエイト市場に大量のトラフィックを送り込んでくるという点が重要だった。ただし、Pinterestが公式な日本版の運用を開始していないので、日本の楽天はまだこのメリットを享受していないという。

ビデオストリーミングを超えた長期的視野:. 三木谷によれば、もっと重要だったのはVikiが楽天がこれまでビデオコンテンツで努力していた分野を強力に補完する存在だったことだという。楽天はNetflix式のOTTビデオストリーミング会社Wuakiをヨーロッパで運営している。また 楽天が買収したKoboデバイス向けにビデオコンテンツを拡充する計画 もある。こうした分野でVikiは直接的に役立つが、三木谷は「Vikiの買収はビデオだけを考えてのことではない」と語った。

三木谷によれば、PinterestとVikiの最大の差は、Pinterestはアメリカに重点を置くアメリカ企業であるのに対して、Vikiはグローバル化を目指す企業だという点にある。「われわれは世界の数多くの国に進出中だ。楽天のビジョンは楽天市場を全世界に広げることだ。そのためには多数の言語への翻訳がきわめて重要な課題になる。Vikiのクラウド翻訳テクノロジーは、字幕だけでなく、eコマースでも利用価値が高い。それが楽天がVikiを買収した大きな理由だ。われわれはビデオのことだけ考えていたわけではない」と三木谷は語った。

〔VikiのサービスについてはこちらのTechCrunch Japan記事参照。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


YouTubeがビデオレスを廃止, クリックスルー率が0.0004%と超低いため

Googleは同社のビデオ共有サイトYouTubeから、9月12日以降、ビデオによるコメント投稿をなくす。ユーザは検索に自分のビデオがかかるために、ハッシュタグや説明文を利用すること。なくす理由は、ビデオレスの平均CTRが0.0004%という微細なものであるため。

YouTubeのチームの説明によると、ユーザ100万のうちたったの4人が、メインのビデオの下にある小さなボックスをクリックしてくれる。オリジナルの作者に対するファンのエンゲージメントを増やす策としては、これは失格である。だから、別の方法を探した方がよい。

この方針は、YouTubeのCreatorsブログに載った。影響を受けるのはクリエイターだから。ビデオレスはYouTube上の人気ビデオが会話を喚起し、ファンとの対話を増すための仕組みだった。ビデオレスは本体ビデオに添付されるから、そのレス自身も見られる機会が増え、本体ビデオをネタとする会話が盛んになる、…はずだった。

YouTubeによると、今度からは、自分のレスにビデオを結びつけたいファンは、ビデオのタイトルやハッシュタグ、説明文などを明示的に書くこと。そうするとオリジナルの作者がそのビデオを見つけて、それをプレイリストに加えたり、チャネルに入れたりできる。

既存のビデオレスは消されずに残るが、要するに視聴率が超低いのだから、そもそもあまり意味がない。

GoogleはYouTubeを、チャネルを軸とする巨大メディア…テレビと互角に戦う…に変身させたいらしい。ビデオレスの廃止は、ファンのレスビデオも(原作者が)チャネルに入れてしまえ、という姿勢の現れだ。いよいよ、改造の総仕上げの段階か。でも、そうやって単にテレビと同じものになるのなら、おもしろくないね。YouTubeは、ビデオレスのような、テレビにできないことがあるから、おもしろかったんじゃないの。チャネルを主役にするのはいいけど、YouTubeがティーンたちのあいだで人気第一位の音楽サービスになった理由を、よーく考えていただきたい(それはYouTubeの、テレビには絶対にない、ネットワーク効果だ)。そして、これからもますます、テレビにはできない、チャネル以外のおもしろいことを、どんどんやっていただきたい。それこそが、YouTubeの人気を今後も維持増大するための秘訣ではないのか。

だから、今後注目すべきは、YouTubeはビデオによるエンゲージメントのためのツールを、ビデオレスからどこへ持っていこうとしているのか、だ。もっとCTRの高い、おもしろい仕掛けを考えてほしいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Android版YouTubeで大改造を実施。検索中も(最小化画面にて)ビデオ再生を継続

Googleは一部利用者に対してAndroid版YouTube最新版の提供を開始した。これまでの更新履歴を振り返っても最大級のもののひとつだといえそうだ。いわゆるアプリケーション内マルチタスキングをサポートしているのだ。どのようなものかといえばすなわち、チャネル内を閲覧していたり、あるいは検索中には、再生中のビデオを最小化して表示するというものだ。また、Googleが提唱する「カード」インタフェースもサポートするようになった。

これまでは別のビデオを探したりする際には、閲覧中のビデオを停止する必要があった。新しいバージョンでは再生中のビデオは右下隅に表示されるようになり、再生は継続されるようになる。最小化状態からフルスクリーンには簡単に戻ることができる。あるいは左右にスワイプすれば再生中のビデオは停止する。

他の動作をしているときにビデオ再生をストップしないというのが、新リリースの目玉であることは間違いない。しかし他にもいろいろな新機能が搭載されている。たとえばビデオを連続して閲覧できるようなプレイリストの検索が、一層簡単に行えるようになっているのだ。

Google Chromecastのリリースなどもあり、YouTubeアプリケーションに利便性向上は当たり前のことと言えるのかもしれない。Chromecastや、スマートTVでビデオを再生していても、他の作業を行いつつプレビュー画面を見ることができるようになるわけだ。ビデオを次々に再生していくのに必要な機能が実装されつつあると言えるだろう。

今回のアップデートが、いつiOS版に反映されるのかについて正式なアナウンスはない。しかしGoogleによれば、すぐにも全プラットフォームに対応する予定なのだそうだ。

Android版は部分的なリリースから始まっているが、まもなくすべての人に公開されるようになりそうだ。公式リリースが待てないという人のためには、Android PoliceがAPKへのリンクを公開している。

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(翻訳:Maeda, H)


Google、Windows PhoneのYouTubeアプリをアク禁―「HTML5で書け」とMicrosoftに要求

今朝(米国時間8/15)、GoogleはMicrosoftのYouTubeのWindows Phoneアプリをアクセス禁止 にしたことを認めた。これはアプリが発表されてから50時間後の決定だった。Windows Phoneユーザーは当然ながら失望している。

いったいどういう事情があったのか? ここ数時間、私が状況を調べてみたところ、以下のようなことがわかった。

Microsoftが新しいYouTubeアプリをWindows Phone向けに最初に発表したのは5月だった。 Googleはこれに不満を抱いた。このアプリはGoogleの配信する広告を正常に表示せず、ビデオのダウンロードが許されていた他、Googleブランドの表示もGoogleが望むような仕様になっていなかった。Microsoftはいったんアプリを引っ込め、両者はアプリの修正に向けて協力していくことで合意した。

それなのに修正されたはずの新アプリが再度、アク禁となってしまったわけだ。問題の原因は、GoogleがアプリがHTML5で開発するよう要求したのに対し、Microsoftは機能面ではGoogleの3つの要求を容れたものの、Windows Phoneプラットフォームの技術的な制約のために不可能だとして、あくまでネーティブ・コードで開発を続行した点にある。

MicrosoftはまたGoogleに対して「将来、Windows Phone側の準備が整い次第HTML5に移行する」ことを約束した(つまりMicrosoftはWindows Phoneのメジャー・バージョンアップに取り組んでいる)。

しかしこの点に関して両者の合意ができないまま、Microsoftはアプリを公開してしまった。当然Googleは不快になり、YouTubeへのアクセス権を剥奪した。またMicrosoftはGoogle自身が利用しているモバイル広告APIへのアクセスを要求していたが、Googleはこれも却下した。

Googleは「YouTubeアプリの開発者は全員が同一のガイドラインに従うべきだ」というコメントを発表した。つまり全員がHTML5で開発せよということだ。それは理にかなっているように聞こえるが、全員というのはGoogleには適用されない。Google自身のiOS向けとAndroidのYouTubeアプリはネーティブ・コードで記述されている。

しかしそのぐらいでGoogleはたじろがず、Microsoftに「そいつをHTML5で書け」と要求した。そこでMicrosoftは困難な立場に立たされた。Windows PhoneにきちんとしたYouTubeアプリが必要なのはもちろんだが、Windows Phoneがアップデートされるまで正常に動作するYouTubeアプリはHTML5で書けない。そこでMicrosoftはGoogleにアク禁にされる可能性が十分あるのを知りながらネーティブ・コードのアプリを一方的に発表するという少々図々しい戦術を取った。で、予想どおりGoogleはアク禁にした。

テクノロジー界隈では「事実は小説より奇なりだ」。

いい迷惑なのは何百万人もWindows Phoneユーザーだ。もちろん、モバイル版Internet Explorerを使えばWindows PhoneでYouTubeを閲覧するのは可能だ。今後どう決着がつくか予想はできない。ともあれ今後もGoogleとMicrosoftは小競り合いを続けていくことになるだろう。

アップデート: MicrosoftはHTML5問題を詳しくブログ記事で説明している。

[画像:Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


YouTubeのGeek Weekで投入されたイースターエッグのまとめ。「ミサイルコマンド」やスタートレック、スターウォーズなど

YouTubeが初めて開催したGeek Weekが閉幕した。毎日、ジャンルを変えつつ「ギーク」なコンテンツを大量に紹介していた。たとえば「スローモーションで見る1500人の水入り風船合戦」やNeil deGrasse Tysonの科学トークアニメ版Doctor Whoなどが紹介された。そうしたビデオ自体の他にも、YouTubeは毎日イースターエッグ(ちょっとした仕掛け)を提供していた。これを日々チェックしていたという人は少ないと思うので、ここでまとめておこう。たとえば見ているビデオを敵のミサイルから守る「ミサイルコマンド・クローン」などといったイースターエッグもあった。

これらの仕掛けがいつまで使えるのかはよくわからない。消されてしまう前にぜひ楽しんでみてもらいたい。

Missile Command:YouTube版ミサイルコマンド・クローンをプレイするには、ビデオ閲覧中に「1980」をタイプする。大事なのはテキスト入力エリアではない場所にタイプすることだ。プレイ中に「2300」をタイプすればパワーアップすることができる。

訳注:うまくいくページといかないページがあるように思います。下の「use the force luke」から検索して動画を再生すると、この「1980」もうまくいくようでした。

My Little Pony:ミサイルコマンドは防衛に失敗すると少々いらついてしまったりもするかもしれない。和みたいのだという方はYouTubeの検索欄から「ponies」や「bronies」を検索してみよう。最初は何も起こらないように見えるかもしれないが、しばらく待ってみて欲しい。

Space:Star TrekやStar Warsのファンの方はぜひとも試してもらいたい。これも検索欄に「use the force luke」や「beam me up scotty」と入力して検索すれば良い。ページの表示がGoogleが呼ぶところの「ジェダイスタイル」になったり、Star Trekスタイルで検索結果が表示されたりする。

Elite:リートスピークが好きな人は、動画再生ページで(テキスト入力欄でないところで)「1337」を入力する。するとコメント欄がリートスピーク風に表示されるようになる。

ASCII:古くからあるものだが、まだ使えるようだ。YouTubeの検索欄で何かを検索する際に「/」を冒頭につける。「/」の後にはスペースが必要だ。どんな画面になるかは、ぜひ実際に体験してみて欲しい。

「fibonnaci」というイースターエッグもあると聞いていたが、これはもう機能しなくなっているようだ。先週月曜日の時点では、「fibonnaci」を検索すると検索結果がフィボナッチ・スパイラルで現れるようになっていた。

Bonus:「bronies」の意味がわからないという方には、下のビデオが参考になることだろう。

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(翻訳:Maeda, H)


YouTubeの共同ファウンダーが作ったMixBitは多数のクリップをつないでストーリーが作れるモバイル・ビデオ・プラットフォーム

YouTubeの共同ファウンダーの2人が作ったMixBitはまったく新しいビデオ・プラットフォームだ。最近の他のビデオ・アプリとは異なり、MixBitの目的は複数のビデオ・クリップを編集して中くらいの長さのビデオ作品を作るところにある。

MixBitではユーザーは最長16秒のビデオを撮影してデバイスに保存できる。編集後のビデオは最長68分までとなる。さらにユーザーは他のユーザーのビデオを再利用して自分自身のビデオを新たに編集することもできる。

MixBitでは撮影した短いビデオ・クリップを並べ替え、つなぎ合わせて意味のあるビデオ作品が作れる。最大256本のクリップが処理できる。完成した作品はTwitter、Facebook、GooglePlus、MixBitで共有できる。

ビデオの下にはタイムラインに添って素材に使ったビデオ・クリップが並べられ、クリックすると単独で再生できる。また他のユーザーが素材を再利用できるのも大きな特徴だ。このリミックス機能が広く受け入れられるかどうかはもう少し様子を見ないとわからない。

MixBitはVineや Instagramとはタイプが全く異なるプラットフォームだ

MixBitはVineやInstagramとは全く異なる。共通点といえばモバイル・アプリだという点くらいだ。VineやInstagramのユーザーはなにか興味のあるシーンを撮影するや否や公開ボタンを押す。それで終わりだ。しかしMixBitではこれと違い、意味のあるストーリーになるように編集してから公開することになる。

スタート画面もInstagram、Vineとは違う。ビデオの自動再生はない。ほとんどのビデオは1分以上の長さだ。もっとずっと長い作品も珍しくない。雰囲気としてYouTubeアプリに近い。タイトルとサムネールがタイル状に表示されるので、興味を引かれたビデオをクリックして再生する。YouTubeとの違いは、こちらは100%がユーザー撮影のビデオだという点だ。

MixBitは現在iOS版が公開されているが、数週間後にはAndroid版も完成するという。

開発元のAVOSはYouTubeの共同ファウンダー、Chad HurleyとSteve Chenの会社だ。同社はブックマーク・サービスのDeliciousを2011年にYahooから買収して運営している。

〔日本版:こちらは寝転がってごろごろいっている大きなクロネコ

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


ビジネスインフラになったYouTube–グルメ専門でメジャーを目指すTastemade

YouTubeのインフラ化、その上の多様なビデオネットワーク(YouTube networks, YouTubeネットワーク)の成長とともに、そこにはさまざまな才能が集まるようになり、また特定分野に絞ったネットワークも数多く登場している。中でもカリフォルニア州サンタモニカのTastemade は、わずか数年で、グルメのための次世代ビデオネットワークとしてトップの座に登りつめた。

本誌は最近、ロサンゼルスのデジタルビデオ企業めぐり を取材企画として行ったが、その一環としてTastemadeを訪問した。本誌は同社を、インターネットビデオの“ニューウェーブ”と位置づけた。Machinimaと同様、Tastemadeも視聴者層を特定している…同社は、グルメのためのライフスタイルネットワークを自称し、ファンの多い料理人や料理愛好家をタレントとして数多く集めている。同社の番組は‘封切’がスケジュール化され、同社の特別スタジオで制作される。

そのスタジオは昔のMTVのスタジオを改造したもので、協同ファウンダのSteven Kyddによると、5つの撮影用セットを新たに作った。たとえば’Brooklyn Kitchen’セット(実際にぼくが過去にブルックリンで見た大きなキッチンの5倍はある)、料理学校セット、おしゃれなカクテルバーセット、などだ。また防音壁で囲った準備用キッチンがあり、そこでシェフたちが下ごしらえをする。

このスタジオでは、オンデマンドで見られる料理番組を制作するだけでなく、さまざまな料理イベントの開催と撮影も行う。たとえばライブの特集番組”Japan week“では、日本料理の料理人複数がコラボレーションして料理する様子を撮影した。

なぜ、グルメを選んだのか? Tastemadeの二人のファウンダはどちらもDemand Mediaの元役員だが、新たなニューメディア企業の創設にあたって、二人の大好きな“食べること”をテーマに選んだ。しかも、食は、収益化の機会がそこら中に転がっている。そして彼らは、ニッチ対象ではなく広い視聴者層を対象とするメジャーなメディアを志向した。それはちょうど数十年前に登場したケーブル企業が、その後メジャーにのし上がったように…そんな成長路線を彼らはイメージした。

“今のケーブル大手は今から25年前には生まれたてのひよっこ企業だった。当時と同じような機会が、今日のデジタルのプラットホームには存在する”、とKyddは考えている。

上のビデオを見ると、Tastemadeのやり方がよく分かる。本誌の、「YouTube経済」特集のそのほかの記事も、ぜひご覧いただきたい。毎週月曜日と火曜日にビデオ付きの記事を載せていく予定だが、以下は、過去記事の一覧だ:

〔仮訳: デジタルビデオが作るニューハリウッド/ゲーマーのためのビデオネットワークMachinima/ビデオクリエイターにプロのツールを与えるFullscreen/(この記事)〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


YouTubeがサイトに埋め込めるチャンネル登録ボタンをリリース

この数年、YouTubeはチャンネル、ことにチャンネル登録の強化に力を入れてきた。しかしこれまではチャンネルはYouTubeサイト内でしか登録できなかった。しかし今日(米国時間7/23)、YouTubeはエンベッド可能な登録ボタンを公開した。ビデオのクリエーターは、このボタンを自分のウェブサイトに表示させて、訪問者にチェンネル登録を促すことができる。無料、有料どちらのチェンネルもこのボタンを利用できる。

YouTubeはこのエンベッド・ボタンによってチェンネルを登録するユーザー一般の増加を図ると同時に、いささか低調なスタートを切った有料チャンネルの登録が増えることも期待しているのだろう。.

このボタンを設置するにはほんの数秒ですむ。ここに自分のチャンネルの名称を書き込み、エンベッド・コードを自分のウェブサイトのソースにコピー&ペーストするだけでよい。ボタンのデザインはベーシックなものと自分のサイトのロゴを含めたもののいずれかが選択できる(背景は白または黒)。

下はわれわれのTechCrunchチャンネルのロゴ入り登録ボタンだ(よろしければ登録してください)。

ただし、YouTubeはこのボタンの利用にあたっていくつかのルールを設けている。たとえば、このボタンで懸賞や報酬など、ボタンクリックに対してなんらかの見返りを提供してはならない。私の取材に対してGoogleの担当者は「これはチャンネル運営者が人為的に登録者数を水増しすることを防ぐためだ」と説明した。

またYouTubeはこのボタンを「明瞭かつ完全な状態」で表示するよう求めている。ユーザーはこのボタンを利用して閲覧履歴その他訪問者に関する情報を収集することも禁止されている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


YouTubeネットワークは明日の大型メディア企業だ

ここ数年で、YouTube上にはマルチチャネルネットワーク(MCN)がものすごく増えた。彼らは、チャネルを多くし、オーディエンスを増やすことによって、ビデオ作品からの収益を上げようとしている。これら、YouTubeをベースとする収益目的のビデオネットワーキングのことを、通常は“YouTubeネットワーク”と呼んでいる。しかし目標は同じでも、その達成方法は各ネットワークによりまちまちだ。

ぼくは先週いっぱい何をやっていたかというと、ロサンゼルスにオフィスのあるこれらYouTubeネットワーク各社を訪ね回っていたのだ。Big Frame、Fullscreen、Machinima、Maker Studios、Tastemade、ZEFRなどなどは、それぞれ、どこがどう違っているのか。ビデオの作者たちへの待遇は、どうなっているのか。

コラボレーションとコーディネーション

YouTuberでビジネスをしようとする者たちはまず、コラボレーションによってオーディエンスを増やそうとする。つまりAさんとBさんがコラボレーションして、それぞれ相手のオーディエンスを自分のオーディエンスにもする。彼らのチャネルにサブスクライブしているオーディエンスの多くが、とくに嫌いでもないかぎり、新たに増えたBさんAさんのビデオも視聴するだろう。

Big FrameとMaker Studiosは、この方法で人気クリエイターたちの作品をたくさん集めて成績を上げている。視聴者が増え、会員も増え、そして結果的に広告収入の源泉である視聴数(ビュー数)も増える。

コラボレーションを広めようとしているのは、MCNだけではない。YouTube自身が、多くのクリエイターを傘下に集めるために、本格的で大規模なプロダクション施設YouTube Space LAを開設した。スタジオがあり、撮影機材があり、ビデオのクォリティを上げるためのポストプロダクションの施設や機材もある。またこの施設はコミュニティセンターとしても利用され、いろんなソーシャルなイベントや教育訓練のためのワークショップに、年間を通じ多くのクリエイターを集めている。

古き良き日のハリウッド的プロダクション

ハリウッドをハリウッドたらしめているものは、大作の商業コンテンツを作る意志だ。そしてYouTube上のMCNたちも、単純にクリエイターを集めてコラボレーションさせ、彼らにベストプラクティスのリストを与えるだけでなく、視聴者を満足させる、価値の高いオリジナルコンテンツを作らなければだめだ、と気づきつつある。

これまでYouTubeでは、視聴者がカジュアルな見方しかしないので、ビデオはなるべく短くすべし、とされていた。でも最近では、時間をかけて複数のビデオをじっくり見るタイプのオーディエンスが増えつつある。そのため、長時間ビデオが徐々に増え、またそのためのプロダクション投資も増えている。

その方面でいちばん意欲的なのが、たぶんMachinimaだ。同社はMortal Kombat: Legacy(今では第二シーズン)やBattlestar Galactica: Blood & Chromeなどに投資して、YouTube上の長時間ビデオの限界を模索している。そして今のところ同社は、視聴者の熱心な視聴態度から、“これで行ける!”という前向きの感触をつかみつつある。

またMakerやTastemadeなどは、Machinimaのようにシリーズもののコンテンツを作るのではなく、作品の質の向上に力を入れている。両社とも、クリエイターたちに使わせる専用のスタジオがあり、そこで彼らのコンテンツを作らせる。Makerでは、クリエイターたちはスタジオのセットを再利用できる。一方Tastemadeは、キッチンのセットを何種類も作ってクリエイターたちに使わせている。

特定ニッチや業種に焦点

最近では、オーディエンスを特定のニッチや消費者特性、あるいは特定の業種業態に絞ったビデオ制作が増えている。この路線を最初にやり始めたのMachinimaだが、同社は最初、ビデオゲームのファンの男の子、という層に着目した。しかし最近では、そういうニッチ路線を行くYouTubeネットワークが増えている。

たとえばTastemadeの場合は、最初から“グルメ指向”でスタートした。食べ物に関心のある人たちは、相当な視聴数、ひいては広告収入を、期待できる層なのだ。またDanceOnは、その名のとおりダンスファンを対象としている。

オーディエンスの層を特定しないネットワークも、個々の企画では層化のきざしがある。たとえばBig Frameは、都市住民のためのForefront、ファッションと美容に絞ったPolished、女性クリエイターのためのWonderly、性的少数者層のためのOutlandish、などを作っている。

技術の向上

商用プロダクションとなると、ビデオの高品質化が重要だ。しかし視聴者増に欠かせないのは、チャネルそのものの技術的管理だ。そのために、FullscreenやZEFRはYouTubeネットワークが自分のチャネルの視聴率や広告収入の動向などをチェックするためのダッシュボードを提供している。

Fullscreenが最近作ったCreator Platformは、ビデオチャネルを管理するためのツールだ。最初はアクセス分析と広告収入を見るためのダッシュボードだったが、今ではクリエイターたちが自分のチャネルを良くしていくためのいろんな情報を提供している。

一方ZEFRは、YouTubeにアップロードされた、大手メディア企業に著作権のあるコンテンツを見つける。昔は、ファンが勝手にアップロードしたそんなコンテンツは無条件で取り下げられたが、今では著作権保有者にとってお金を稼ぐ手段だ。今やZEFRは、このサービスの対象をメディア企業だけでなく一般企業にも拡大し、悪質ビデオの発見などに役立てている。

FullscreenとZEFRはどちらも、自社でコンテンツを制作しているわけではないけれども、YouTubeネットワークとそのコンテンツをビジネスとする企業であることには変わりない。

次にやってくるメディア企業とは

今私たちは、ビデオの未来へ向かう曲がり角にいる。次世代の大型メディア企業はYouTube(など)の上に生まれる。テクノロジと伝統的なプロダクション技術の両方を身につけた彼らが、今の大手メディア企業の敵にもなりパートナーにもなる。しかしそこまで昇りつめるYouTubeネットワーク企業は、アートにおいても、サイエンスにおいても、プロダクションにおいても、コンテンツにおいても、そして運においても、大きく恵まれた企業でなければならない。

写真クレジット: chelsea(:, Compfight ccより。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


YouTubeネットワークFullscreenがオーディエンスの調査と成長を助けるプラットホームをローンチ

YouTubeネットワークと呼ばれるサービスは、クリエイターたちに制作支援を提供したり、ビデオに関してコラボレーションできる人たちを結びつけたりする。しかしここでご紹介するFullscreenは、クリエイターたちにいくつかの技術的なツールを提供する点で独特な存在だ。

それらのツールを組み合わせた同社のCreator Platformは、自分のネットワークからビデオを配布するクリエイターたちに、視聴者数を調べたりビデオを管理するためのより良い方法を提供する。ユーザにはダッシュボードが提供され、そこからチャネルのアクセス分析や収益報告を見ることができる。つまりクリエイターは、一つ一つの自分のビデオについて、そのYouTube上の‘成績’を知ることができる。また、視聴のパターンや、トラフィックのソース(起源)、FacebookやTwitterなどソーシャルネットワーク上の共有の広がり、なども分かる。

さらに、ビデオの発表時期のスケジューリングなど、ビデオライブラリの管理方法も提供される。クリエイターが自分のビデオ用に音楽のライセンスを取得するためのツールもある。それに、ビデオクリエイターの多くがミュージシャンでもあるので、このプラットホームから自分の音楽のライセンスを提供することもできる。

そしてFullscreen Gorillaと呼ばれるツールを使うと、企業や製品の広告キャンペーンに自分のビデオを参加させられる(下図)。つまりFullscreenは、クリエイターたちの収益化(monetize, マネタイズ)も助けるのだ。

FullscreenのCEO George Strompolosの説では、“今日のクリエイターは、自分自身のためのメディア企業でもある”。つまり、ビデオを撮影し編集しアップロードするだけでなく、広告主たちとの交渉や、自分とコラボレーションできるほかのクリエイターの発見など、経営管理的な仕事も多い。Creator Platformは、そういう方面の仕事を手伝ってくれる。

しかしFullscreenのネットワークを利用するのは、クリエイターだけではない。たとえば、企業のビデオのマーケティング効果の測定を代行するスタートアップもある。彼らは、視聴者とコンテンツとの対話の様相を調べて、消費者の好感度などを判定するのだ。また企業自身もこのプラットホームを利用して、自分のビデオチャネルのパフォーマンスを競合他社のそれと比較できるし、YouTube上の影響力の大きいカリスマ的人物を見つけて自社のメッセージを広めてもらう、といったこともできる。

そのため、NBCUniversalやRyan Seacrest Productionsなどもビデオの管理と視聴分析のためにFullscreenを利用している。2011年にローンチした同社はその後急速に成長し、今では同社のプラットホーム上に15000あまりのチャネルがある。視聴数や会員数でも同社は最大のネットワークで、月間のビデオ視聴数が25億あまり、クリエイターたち全員が抱える会員総数は2億を超えている。

Fullscreenは最近、The Chernin Groupが仕切りComcast VenturesとWPPの投資部門WPP Digitalが参加した投資ラウンドにより、約3000万ドルを調達した、と推測されている。社員数は150名あまりで、主にロサンゼルスのオフィスに勤務する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


MicrosoftとGoogleが仲直り: Windows Phone用の”正しい”YouTubeアプリを共作へ

昔々Microsoftは、Windows Phone用のYouTubeアプリを作るべきと考え、実際にかなりすごいアプリを作り上げた。ユーザがYouTubeのビデオをダウンロードできるし、しかも広告がまったくない。しかし、誰が見ても当然ながら、Googleにとってそれは、おもしろくない。そのアプリの魅力である機能は、YouTubeのサービス規約に違反しており、そこでこの検索巨人は、悪質アプリの削除をMicrosoftに要請した

その後いろんなやりとりや懐柔策などがあったあげくに、この二社はどうやら合意に達したようだ。MicrosoftとYouTubeが今日(米国時間5/24)発表した声明は、両社が共同で、規約に違反しないWindows Phone用YouTubeアプリを作る、と確言している。

以下が、その(短い)声明の全文だ:

MicrosoftとYouTubeは共同で、今後数週間以内にYouTube for Windows Phoneアプリをアップデートし、広告の有効化など、YouTube APIサービス規約の遵守を図る。その間Microsoftは、Windows Phone Storeにある既存のYouTubeアプリを以前のバージョンで置き換えるものとする。

という次第だが、あまり感動的なニュースでもない。Microsoftが油断していたところにGoogleの怒りが炸裂し、それでは広告はすべて表示いたしましょうという話から、Googleは同社に対し“必要なAPI”へのアクセスをOKしたのだ。しかしGoogleの担当者によると、YouTubeのiFrame APIはかなり前から一般公開されているのだから、そもそもMicrosoftが最初からそれを使わなかったことが、不可解である、と。Microsoftが対Googleネガキャン専用サイトScroogledを作ったりして、両社の中はこじれていたが、とりあえずこの件では仲直りしたらしいからめでたいけど、そのとばっちりは消費者に及ぶ。

数週間後には、広告満載のYouTubeビデオを見るアプリがWindows Marketplaceに登場し、それをダウンロードしたWindows Phoneのユーザは面食らうことになる。Windows Phoneはこのところ、アプリの高品質化に努めているし、消費者も、改良ではなくわざわざ改悪されたアプリを見るのは興ざめだ。いくら、ルール遵守が優先する、とは言ってもね。

Microsoftは、YouTubeとの共作による新バージョンを出すまでのつなぎ策として、“旧アプリの新バージョン”をこのほどWindows Marketplaceに出品した。それを使うと、ビデオのダウンロードはもうできないが、“再生中の広告排除”はまだ生きている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


2005年にスタートしたYouTubeは8歳へ。毎分100時間分のビデオを加えて成長中

YouTubeが8歳になった。もうそんなになるのかと思う人もいれば、もっと昔からあったんじゃないのかと驚く人もいることだろう。サービスがスタートしたのは2005年のことだった。マイケル・ジャクソンの児童に対する性的虐待疑惑について無罪が言い渡され、ランス・アームストロングがツール・ド・フランスで7度目の勝利を収め、そして人気テレビドラマのArrested Developmentが放送されていた時代のことだ。

振り返ってみれば、多くのことが当時とは異なったものとなっている。しかしYouTube成長の勢いというのは当時のまま、変わらないようでもある。YouTubeのアナウンスによれば、YouTubeへの動画アップロードの規模は、毎分100時間分以上となっているそうなのだ。書き間違いではない。毎分100時間分以上がアップロードされているのだ。60秒毎に4日分の動画がアップロードされているということだ。

もちろん、アップロードされているというだけでは、サービスの人気が高まっているということもできまい。供給に応じた需要があるのかどうかも重要な視点だ。YouTubeによれば、月毎の全世界からの閲覧者数は10億人を超えるのだそうだ。これはすなわちインターネットにアクセスできる人の半数程度にもなる数字だ。

成長の様子を示す数値を見ておこう。2年前、YouTubeは毎分48時間分のビデオがアップロードされていると言っていた。そして昨年はこれが72時間になった。そして、今回の数字だ。つまりYouTubeは誕生から8年を経て、未だに成長を続けるプラットフォームであると言うことができる。たとえば若年層が離れ始めているとか、ニッチを目指す新たなサービスに利用者を食われつつあると言われているのとは対照的だと言えるのかもしれない。

またYouTubeは、そのサービスが抱える膨大なアクティブユーザーやコンテンツを活用しようとするスタートアップにとっても注目に値するサービスとなっている。たとえば、Betaworksが展開しようとしている、膨大なビデオをキュレーティングして、モバイル環境における効率的な閲覧環境を提供するTelecastなどが良い例となるだろう。

本稿最後に、YouTubeの公式ブログでの投稿を如何に掲載しておくことにする。

8度目の誕生日を迎えることとなりました。YouTubeを使い、育ててくださったことに深く感謝いたします。投稿していただいたビデオが人々を繋げ、また国境を超えて広がっていき、新しいものを生み出していくのを見るのは、非常に面白い経験でもありました。YouTube上にあるもの全てが皆さんの好みに合致するわけでもないし、あるいは何を意味しているのかわからないものも多くあると思います。しかしそうしたこともありながら、大勢の方がYouTubeを楽しんでくださっています。世界規模で見ても、あるいは個々人の観点から見ても、YouTubeが面白い場所として育つことができたのは、利用者のみなさんのおかげです。皆さん自らが繰り広げる、YouTube上での新しい創造的行為を楽しみにしています。

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(翻訳:Maeda, H)


YouTubeがMicrosoftに自家製Windows Phoneアプリの配布停止を要請

とっても早い反応だ。1週間前にMicrosoftは、同社のWindows Phone 8プラットホーム用のYouTubeアプリをリリースした。そして今日(米国時間5/15)YouTubeはMicrosoftに、そのアプリはYouTubeのサービス規約に違反しているので削除するよう求めた。

YouTubeのGlobal Platform Partnerships担当部長Francisco Varelaが今日、Windows Phone AppsのゼネラルマネージャTodd Brixに書簡を送り、そのMicrosoft作のアプリを取り下げるよう要求した。書簡が主張しているところによると、ユーザはそのアプリケーションでYouTubeからビデオをダウンロードでき、ビデオからは広告が除去される。また、プラットホームによっては再生できないビデオ…たとえば大手メディア企業がYouTubeに携帯電話やタブレットでの表示許可を与えていないビデオ…をMicrosoft作のアプリは見せる。

上記の行為はすべて、YouTubeのサービス規約APIのサービス規約に違反しているので、Microsoftにアプリのダウンロードを不能にするよう求めることにつながる。また、サードパーティ製であるにもかかわらずYouTubeのブランドと商標が前面に出ているのでユーザを混乱させる、とYouTubeは主張している。以上すべてにより、YouTubeはMicrosoftに一週間の猶予(来週水曜日–5月22日–まで)を与え、それまでにアプリケーションを取り下げるよう求めている。

YouTubeによると、同社とのパートナー事業によって売上を稼ぎ出しているチャネルはすでに100万以上あり、そのうち数千は年商が6桁以上に達している。書簡は、Microsoftのアプリは、それらのチャネルがWindows Phone 8のアプリ上で収益–広告収入–を得る能力をはぎ取っている、と主張している。また、コンテンツをどのデバイス上でどのように表示するかを決める能力をも、奪っている、と。

Microsoft側としては、アプリを自作するという前例のない決定をしたのは、YouTube公認のWindows Phone用ネイティブアプリをサポートするために必要なリソースの提供を、YouTubeが拒否したからだ、と言う。しかしこれに対してYouTubeは、Microsoftのモバイルオペレーティングシステムを使用するデバイスのユーザのためには、YouTubeが提供するHTML5による標準的なWeb体験という代替手段がある、それで十分である、と主張するのだ。

〔余計な訳注: Android上でもYouTubeはWebブラウザからの方が使いやすい(インタフェイスに柔軟性がある)、と思う。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


あの渋チンのMLBがついにYouTubeで実況中継を無料で提供–ただし日本アメリカなどは除外

Major League Baseball(MLB)は、コンテンツがYouTubeなどのビデオストリーミングサービスに出回らないよう、厳しく取り締まってきた。好きなチームや選手の活躍の様子をYouTubeで見ようと思っても、良いものはほとんど見つからない。試合のクリップがYouTubeに載ると、たちまち削除される。だからこれまでYouTube上にあったのは、スライド(静止画像集)や、ファンが球場で撮った見づらいビデオばかりだ。ところがそのMLBがついに、ベルリンの壁(の一部)を破壊し始めた。

今日(米国時間4/29)同社は、Google+で、コンテンツをYouTube上に公式リリースする、と発表した。YouTube自身がこのところパートナーシップ事業を積極的に推進しているから、これはその重要な一環でもあるが、ただし今のところ、そのパンは半分生焼けだ。

YouTubeのMLBチャネルで今のシーズンのゲームのハイライトを見られるが、それは当日ではなく24〜48時間後だ。また、1952年以降の数千時間にわたるゲームハイライトや、”Baseball’s Best Classics”、”Best Moments”といった懐かしの名場面も見られる。

MLBのインターネット“関所”的企業MLBAMは、2010年からYouTubeで全試合とハイライトの録画を提供しているが、それが見られるのはオーストラリアとブラジルと日本とニュージーランドとロシアだけだった。今回のチャネルではそのオーディエンスがグローバルに広がるが、ただし制限がある。

YouTubeとMLBのパートナーシップによりレギュラーシーズンの2試合のライブ中継を毎日無料で見られることになったが、ただし合衆国とカナダと韓国と台湾と日本は除外だ。

合衆国、日本、韓国、台湾という世界的に大きな野球市場でネット放送がないのだから、パートナーシップ事業の発表としては気のぬけたぬるいビールだが、でもまあ、やっと好きな選手やチームのハイライトを猫ビデオを見るのと同じ気軽さで、YouTubeで見られるようになったのは、とりあえず進歩だ。五歩十歩ではなく一歩ぐらい、かもしれないが。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


YouTube、過去8年間がコンテストだったことを発表。審査のため4月1日にサイトを閉鎖

残念なニュースがある。YouTubeが閉鎖される。

8年前にこのサービスが提供されて以来、YouTubeビデオにのめりこむあまり忘れていた人もいるだろうが、実はあのすべてはコンテストだった。いや、YouTube自身が競争だと言ったことはない。いずれにせよ、YouTubeという名の、あのコンテストは終りに近づいている。

歴代最高のYouTubeビデオを決めるために、同社は専門家による審査パネルを設定し、映画評論家、YouTubeの常連コメント人に加え、YouTubeの有名人、“Charlie bit my Finger”のChalieと、“Antoine Dodson News Blooper(オリジナル版)”のAntoine Dodsonらを迎えた。

YouTubeでは3万人以上の作業員が、過去8年間に投稿されたビデオの絞り込みに日夜励んでいる。審査員は次の10年をかけてどのビデオが最終勝者になるかを決定する。

明日の深夜零時、サイトは閉鎖され全コンテンツが削除される。YouTubeは2023年まで復活することはなく、再開時点でサイトにあるビデオはこのコンテストの勝者のみだ。とはいえ勝者は今後10年間は選ばれることはないが、審査風景の最初の12時間は、明日YouTubeのロサンゼルスオフィスからライブ中継される。

ゆっくりと着実に、とは言うものの、果たして2023年に人々はYouTubeを覚えているのだろうか。

幸い、審査の対象となる15万本の投稿ビデオは人気に基づいては選ばれるのではない。『カンナムスタイル』の勝つチャンスはこれと同じだ。

優勝者にはMP3プレーヤーと、次の創造的作品を生むための報奨金500ドルが渡される。

このニュースへの反応は興味深い。YouTubeはGoogleにとって最も成功し最も価値のある資産であり、誰もが簡単にビデオをオンライン共有するための世界の必需品だ。しかし、最近Googleは春の大掃除を実施し、Readerをはじめ数多くのサービスをラインアップから外した。

恐らくこれも、同社による商品整理の次の段階なのだろう。

あるいは、マウンテンビューには1日早くエイプリルフールがやってきたのかもしれない

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(翻訳:Nob Takahashi)


YouTubeの月間ユーザ数が10億を突破

今日(米国時間3/20)YouTubeが、月間ユーザ数10億に達したと発表した。実に、途方もない数字だ。YouTubeは、アホらしいビデオや、おもしろいビデオや、重要なビデオを見るために誰もが行く場所だが、10億は全国ネットのテレビ局にとっても夢の数字だ。

YouTubeにとって嬉しいのは、広告収入のアップだ。広告料金は広告を見る目玉の数に比例している。YouTubeに群がるのは広告スポンサーだけでなく、新人のミュージシャンたちもここに殺到して、人気も不人気もYouTube上の関心から芽生えて育つ

このとてつもない成長を支えたのは、あらゆるデバイスにおける可利用性だが、“ジェネレーションC”*と呼ばれる世代の増加も大きい。彼らはキュレーション(curation)という行為が大好きで、政治や漫画など、自分の関心に即した大量のビデオを長時間、次々と見ていくのだ。〔*: CはConnection, Creation, Community, Curation。curationは本来、コンテンツを精選して一つのテーマのもとに編纂整列する行為。典型的には美術館の展示企画者。〕

YouTube自身はこのマイルストーンについてこう言っている:

これまでの8年間、みなさまはYouTubeで世界中のビデオを見て、共有し、愛されました。何万名ものパートナーの方々がチャネルを作り、それらが熱心なファンのためのビジネスになりました。広告を出される方は気づいておられますが、Ad Age誌の上位100ブランドのすべてが、YouTube上でキャンペーンをしておられます。そして今日、わたくしどもは新しいマイルストーンを発表いたします。YouTubeの1か月のユニークユーザ数が10億を超えました。

コンテンツの制作は、ますます易しくなっている。今では、どんなモバイルデバイスからでも、ほんの数分でビデオをアップロードできる。YouTube自身も、ビデオのアップロードをさらに容易にするアプリCaptureを最近発表したほどだ。

YouTubeは10億という数字を、次のように説明している:

10億人の人たちがYouTubeを見ているところを、実際に想像できますか?
- インターネット上にいる人のほぼ二人に一人はYouTubeを訪れています。
- YouTubeの月間視聴者数はスーパーボウルの観衆の約10倍です。
- YouTubeが国なら、中国、インドに次いで三番目に大きな国です。
- PSYやMadonnaは満員のMadison Square Gardenで公演を20万回行わなければなりません。たいへんな数のGangnam Styleです!

10億という数字がすごいだけでなく、それはすべての世代をカバーしている。YouTubeを買うというGoogleの判断は、大正解だった

今となっては16億5000万ドルはタダに等しい。GoogleがYouTube上で広告のビューワを稼ぐための目玉単価が、いったいいくらになるか、ヒマな人は計算(というか概算)してみよう(これもやはりタダ同然だ)。

[写真出典: iJustine]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Redditの「Explain Like I’m Five」(5歳の子供に説明してみよう)シリーズのYouTube化はかなり面白い

YouTubeは猫のビデオ以外にもいろいろなものを導入しつつある。この度は、閲覧者をちょっと利口にしてくれるシリーズが登場した。シリーズの名前を「Explain Like I’m Five」(5歳の子供にわかるように説明する)という。このシリーズ、もともとは大規模掲示板のRedditで人気を博しているシリーズから生まれたものだ。「実存主義」や「シリア戦争」などの話題を、多少面白おかしくした会話を通じて5歳児に説明しようとするものだ。たとえばニーチェの実存主義について説明するビデオは次のようなものになる。

Redditで人気の「Explain Like I’m Five」シリーズを動画化するにあたって、アニメと実写ナレーションを組み合わせて作成されている。このシリーズについてはYouTubeがスポンサーとなっている(つまり資金を提供している)が、これはオリジナルコンテンツのために1億ドルを用意したのと、同様の狙いによるものだろう。YouTubeは以前、The OfficeのRainn Wilsonなど、人気のクリエイターに出資した。今回はRedditと組んで、これまでとは逆のアプローチをとったと言えるかもしれない。すなわち新たなコンテンツを生み出すのではなく、既に人気を集めているコンテンツを活用しようとしているわけだ。

ビデオの内容はと言えば、あくまでも基本的な事項説明を超えるものではない。しかし非常に理解しやすいものとなっていて、きっと記憶にも残るだろうと思う。アインシュタインも言っていたと記憶する。「6歳の子供に説明できないならば、本当に理解しているとは言えないのだよ」と。

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(翻訳:Maeda, H)


Google、iPad向けYouTubeビデオ録画専用アプリをリリース―コンサートでiPadかざす連中が増える?

コンサートに行くと、周囲の目もはばからずスマートフォンを掲げてステージを撮影している観客がいる。これからはiPadでそうする連中が増えるかもしれない。(* というのはYouTubeが新しくiPad向け録画アプリを発表したからだ(iPhone版は3ヶ月前に発表されている)。

このYouTube Captureはビデオを撮影してYouTubeにアップロードするプロセスを大幅に簡易化するために必要なツールをすべて単一のアプリにまとめている。ユーザーは撮影を終えたらキャプション、タグその他のメタデータを追加し、即座に自分のYouTubeチャンネルにアップロードすることができる。世界に公開してもいいし、自分だけが見られるようにしてもよい。

このアプリでは色の調整、ブレの軽減、トリミング、BGM追加などの簡単な編集が可能だ。ビデオのアップロードはバックグラウンドで実行されるから、編集が終わったらアップロード完了を待たずにアプリをすぐに終了できる。

iPad版がローンチされたことはYouTube、ひいては親会社のGoogleが、たとえAndroidのライバルではあってもiOSプラッットフォームを重視していることの現れだ。これまでにもGoogleはYouTube専用ビデオプレイヤー、Googleマップ、Gmailその他をiPhoneとiPadにネーティブ・アプリとして提供してきた。

YouTubeへのアップロード機能はAndroidの場合はOSに用意されているので必ずしも専用アプリを作る必要はない。しかしYouTubeの広報担当者は「iOS版に続いてAndroid版のYouTube Captureも準備中だ」と述べた。

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* 言うまでもないが、著作権その他のややこしい問題を生じさせるこのような行為を私にせよYouTubeにせよ、決して勧めているわけではない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+