Google、自動で360°全天球パノラマを撮って共有できるカメラアプリのiOS版をリリース

Googleはさきほど、Photo Sphere CameraというiOS版のカメラアプリを公開した。このアプリを使うと、簡単に360°パノラマ写真を撮影し、Googleマップやソーシャルメディアにアップロードして共有することができる。 このアプリはGoogleが4月にリリースしたAndroid版のGoogleカメラ(Play Store)の機能の一部を独立させたものだ。

今回iOS版が出たアプリで360°パノラマを撮るのは非常に簡単だ。カメラを顔の前で構えると画面に白いリングとオレンジ色の丸が表示される。ユーザーがカメラを動かして白いリングをオレンジの丸に重ねると自動的にシャッターが切られる。表示されるオレンジの丸をすべて撮影すれば全天パノラマの完成だ。

しばらく前からスマートフォンで360°パノラを撮影するアプリが出回っている。iOS自身のカメラアプリにも“Pano”モードがあり、Sphere、360 Panorama、自動でカメラを回転させるCycloramicなど、似たようなサードパーティーのアプリがある。

しかしGoogleのPhoto Sphereは単に水平にパノラマ写真を撮れるだけではない。上下に動かし撮影することができる。つまりGoogleストリートビューのような全天球写真が撮れるのだ。これは臨場感が圧倒的で、ビーチでも山でも宮殿の中でも、本当にその場にいるように感じることができる。

〔日本版〕訳者の環境ではPhoto SphereでApp Storeを検索してもなぜかヒットしない。iOSデバイスで記事中のリンクを開くのが確実。アプリはすでに日本語化ずみ。

なお、Googleが4月に公開したカメラアプリ、Googleカメラはこの記事で紹介されている全天球パノラマのPhoto Sphereの他に、通常のパノラマ、レンズぼかし、普通のカメラ、動画撮影などの機能があり便利だ。パノラマ合成は自動的に処理される。撮影の対象や方法にもよるが、建物、群衆などの場合、画像の継ぎ目ほとんど目立たない。下はGoogleカメラによるパノラマ撮影例(クリックで拡大)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


ついにポケモンがiPadにやってくる。ただしバーチャル・カードゲームとして

Pokémonは、私がリアル世界のあらゆる物以上に愛するキャラクター・ファミリーだ。それがiPadにやってくる。ただし、最初に登場するゲームが、本来のモンスターのコレクション&バトリングゲームではなく、伝統的Pokémonカードゲームだという事実さえなければ、私の喜びが多少損われることもなかっただろう。

私も、Pokémonのトレーディングカードは持っていて、決して悪くはないのだが、何と言うかこれは、スニッカーズが食べたいのにマーズバーをもらったような気分だ ― 私はマーズのチョコレートバーも食べるし嫌いではないが、スニッカーズの70%程度の喜びしか与えてくれない。

このゲームがiOSに登場するというニュースを最初に報じたのはPolygonで、情報源はPoké,pmマニア、Josh Wittenkellerのツイートだ。PolygonがThe Pokémon Companyに確認を取ったところ、リーク情報は真実でゲームがiPadにやってくることはわかったが、発売時期に関する詳しい情報は得られなかった。

Pokémonのトレーディングカードゲームは、すでにWindows PCとMac用に販売されているので、モバイル機器への移植は大きな出来事ではないが、iPadで本物のPokémon〈ゲーム〉(Pokédex[ポケモン図鑑]アプリでなく)を見るのは初めてなので、子供向けに作られたこのビデオゲームを楽しむ、私のような成人職業ITジャーナリストの間で話題を呼ぶのも不思議ではない。

任天堂(業績不振にもかかわらず、同社の知財権をiOSやAndroidでゲーム化することを拒否している)の子会社であるThe Pokémon Companyに、一つお願いがある。メインのPokémonゲームを一日も早くiPadやiPhoneに載せてほしい。私は有り金全部をはたいてもいいし、貴社の永遠のすばらしさを称えて(小さな)寺院も建てるつもりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iPhone 6最大の呼び物は、反転可能USBコネクターかもしれない

iPhone 6が、おそらく9月に行われるであろうAppleのスペシャルイベントで紹介された時、多くの人々にとって最大の注目は大きなスクリーンだろう。しかし、日々の使用にもっとインパクトを与える可能性のある変更は、今週何度かリークされている、反転可能なUSB-Lightningケーブルかもしれない。

そのリーク情報は、まだ確認が取れていないが、どちら向きにでも挿せるUSBコネクターの付いたLightningケーブルで、どっちの面を「上」にするかを気にしなくてよい。ケーブルのプロトタイプ版と思われるその写真は、今週まずNowhereelse.frに登場し、後に同じ物を写した画像が、パーツ情報リークの常連、Sonny Dicksonによって掲載した(via MacRumors)。

反転可能なコネクターは、新しいUSB 3.1標準の一部であり、既に製造できる状態にあるが、果たしてこれらのリーク画像が、LightningケーブルのUSB 2からUSB 3への転換を意味するかどうかは定かでない。さらには、これがApple純正ケーブルなのか、iPhone 6が発売される際に同梱されるかどうかも不明だ。しかし、実に興味をそそられる可能性であり、世界をリードするAppleスマートフォンの入出力兼充電ケーブルに残された、最も厄介な問題を一つ解決するものだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Motorola、9月4日にMoto 360スマートウォッチのお披露目イベント―スマートフォンのX、Gも

MotorolaからMoto 360のお披露目イベントへの 招待状が届いた。招待状のイラストから察するに、この9月4日のイベントではスマートウォッチだけでなく、Moto X、Moto Gのスマートフォンと、どうやらヘッドセットなどのアクセサリも発表されるらしい。招待状は昔ながらの子供向けの紙のおみくじがモチーフになっていて、4つおみくじそれぞれに発表のテーマのイラストが描かれている。

Moto 360はこの6月のGoogle I/OでAndroid Wearと同時にプレビュー版が公開された。その時点では出荷は今年中に行われるということだったが、このイベントが開催されることから考えて、9月前半にも出荷開始となりそうだ。イベントでは長らく噂になっていたMoto X+1のプレビューも見られるだろう(出荷は9月25日らしい)。Moto Gの新モデルも9月10日に出荷されるという噂だ。そういう次第なので、これらすべてが9月4日のイベントで披露されるというのは理にかなっている。

I/Oで手にとったMoto 360は現在のところもっとも期待できるスマートウォッチだ。Android Wear搭載のスマートウォッチはすでにLG G、Samsung Galaxy Liveが出荷されているが、Moto 360は最初の丸型ボディー採用モデルとして注目されている。

9月9日にはAppleのiPhone 6発表という一大イベントが控えているため、Motorolaにはどうしてもその前にイベントを開催せぜるを得ないという事情があった。


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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Appleのフィル・シラー、筋萎縮性側索硬化症チャリティーのために氷水をかぶり、ティム・クックを指名

多くのテクノロジー界の著名人に続いて、Appleの上級副社長、フィル・シラーも「氷水をかぶるチャレンジ」に挑戦した。これはバケツ一杯の氷水を頭からかぶることでALS〔筋萎縮性側索硬化症〕協会に対する関心を高め、寄付を集めるチャリティー活動の一環だ。この協会はルー・ゲーリックやスティーブン・ホーキング博士などが罹った神経が麻痺する難病に対する治療法を求めている。

「氷水チャレンジ」の仕組みはこうだ。指名された人物は氷水をかぶるか、寄付をするか選ばなければならない。それをすませると別の人物を指名することができる。

Schillerは氷水をかぶるところを3枚の写真に撮ってツイートに添付した。背景はどこやら美しいビーチでフィルは大いに満足気だ。ツイートでフィルは何人かの友達をチャレンジに指名したが、その中にAppleのCEO、ティム・クックと、なぜか俳優のクリス・オドネル〔『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』シリーズのカレン捜査官〕が含まれていた。

https://twitter.com/pschiller/status/499751668414566401/photo/1

ティム・クックが氷水をかぶるところは見ものだろう。あるTwitterユーザーは「iPhoneイベントで実行すればよいのに」とつぶやいていた。何にせよ、意義あるチャリティーではあり、バイラル効果が常と違って良い方向に向かうのを見るのは快い。

これまでにALSのために氷水をかぶったテクノロジー系著名人は、TwitterのCEO、Dick CostoloFacebookのCEO、Mark Zuckerbergを始め数多い。

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Microsoftの検索エンジンBingが質問の文脈を記憶して会話のような検索が可能に

Microsoftが今日(米国時間8/13)から、そのデスクトップ用検索エンジンBingに、パーソナルアシスタントCortanaの知能を持ち込んで、ユーザのこれまでのクェリを参考にしながら今のクェリへの情報を与える。文脈に即した情報を与えるので、検索が会話的になり、ちょうど、友だちとチャットしているときに、前の質問の関連質問をするような感じになる。

たとえばGuardians of the GalaxyでStar-Lordを演じた俳優の名前を検索すると、BingはChris Prattという名前を教えてくれるだけでなく、”Who is his wife?”(彼の妻は誰か?)とか”How old is he?”(彼は何歳か?)などの関連質問にも正しく答えてくれる。この場合の‘彼’は、Bing/Cortanaにとって、ユーザの前の質問の答えであるChris Prattなのだ。

この機能はまだ多国語化されていないので、合衆国のユーザなどが便利に利用できるだけだが、人に関する質問を続けていくと、その‘人’は前の質問やその答えの中の人である、と前提されるから、クェリのセッションが相当長い会話になることもありえる。

Bingに文脈知を持ち込もうとするMicrosoftの取り組みは、賞賛に値する。それによってコンピュータとの対話が、現実世界の対話に近いものになるだろう。一つの主題に関して一連の複数のクェリを投ずる、という検索が楽にできるようになり、短い単純な質問で単純な答が得られる。こんな対話システムがこれからますます成熟していけば、検索エンジンやそのほかのソフトウェアが、エンドユーザとさらに複雑な会話をできるようになるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


GoogleとHPが提携―Google Nowがエンタープライズ・データのバーチャルアシスタントになる

われわれはSiri、Google Now、Microsoft Cortanaなどのパーソナル・アシスタントに天気、映画、スポーツなどについて尋ねることができる。しかし自分の会社の四半期売上や財務情報について知ることはできなかった。しかしThe InformationによればGoogleはHPと協力しながら、そういうことができるようにする準備を進めているという。 Google Nowがエンタープライズ・データにアクセスして組織内情報のバーチャル・アシスタントになってくれる。これはエンタープライズのモバイル・コンピューティングにまったく新しい分野を開く可能性がある。

これに先立って、AppleもHPとエンタープライズ・コンピューティングにおける協力の可能性を話し合っていた(Appleはその後、IBMと全面的に提携した)。The InformationによればHPとの協力の中には、ビジネス情報に特化したSiriが含まれていたという。Googleとの提携ではHPが開発中のエンタープライズ向け検索エンジンが利用され、これにバーチャルアシスタント機能が加わることになるだろう。一般ユーザー向けのバーチャルアシスタントに関してGoogleが大きくリードしている。これでAppleとGoogleはエンタープライズ市場でのモバイル・コンピューティングで真っ向から激突することになる。

こうしたエンタープライズ・スマート・システムにはアポ、位置情報、連絡先など各社員の個別データに加えて、会社の売上、財務情報のような重要な全社的情報が登録され、必要に応じて検索できるようになる。たとえば、あるプロジェクトの成績をレビューする会議を開くときにはリーダーがシステムにログインし、必要な情報を即座に収集してメンバー全員と共有するなどができるようになる。

モバイル・バーチャル・アシスタントは、すでにユーザーの置かれたコンテキストを認識して、検索に対してもっとも適切な情報を表示する、あるいは検索される前に情報をプッシュ通知することができるようになっている。ユーザーは以前のデータベース検索で必要とされたブール演算子や命令を用いた複雑な検索式を組み立てる必要がない。エンタープライズのビッグデータに関しても同じことが可能になるシステムなら規模の大小を問わず、あらゆる企業が関心を示すだろう。

Googleとの提携の具体的内容は明らかになっていないが、HPは縮小するパソコン事業を補う意味でもエンタープライズ・ソフトウェアにますます力を入れることになるだろう。MicrosoftもCortanaに一部のサードパーティー・デベロッパーのアクセスを許し始めたところでもあり、この分野からは目が離せないことになってきた。

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Amazon、Local Registerでローカル支払サービスに参入―Squareより手数料が1%も低い

AmazonはSquareとPayPal Hereに真っ向から勝負を挑むモバイル支払サービス、Local Registerをスタートさせた。カードリーダーの価格は10ドル、専用アプリは無料で、このサービスの手数料はクレジットカード、デビットカード共にカードのスワイプによる1回の支払額の1.75%とSquareより1%も安い。

ただしこの料率は10月31日までに申し込んだアーリーアダプターのみに適用される特別レートだ。Squareの現行レートは、スワイプが2.75%、カード情報の手入力が3.5%プラス15セントだ。Amazonの1.75%の特別料率が適用されるのは2016年1月末までで、その後はスワイプが2.5%、手入力が2.75%となる予定だ。

Amazonはユーザーに10ドルのクレジットを当初から与えるので、カードリーダーの10ドルの料金も実は名目だけだ。Amazonがライバルからマーチャントを奪おうとしている手段は主にその低料率だ。しかしAmazonはそれに加えてLocal RegisterはAmazonのオンライン・ストアで十分に実証された安全なインフラを利用すること、トラブルに備えてカスタマー・サポートが待機していること、カードリーダーがスワイプの際にぐらつかないデザインであることなどをアピールしている。

Amazon Appstore、iOS App Store、Google PlayからダウンロードできるLocal Registerアプリ内でマーチャントは詳しい販売状況を確認できる。アプリは個別取引の記録だけでなく売上合計や「もっともよく売れた時間帯」などの情報も提供する。またAmazonは店舗や食べ物を販売するトラックなどで利用する際に便利な現金箱、レシートのプリンター、モバイル・デバイスを固定しておくスタンドなど豊富なアクセサリも用意している。

Local Registerで受けた支払は、翌営業日にマーチャントの銀行口座に振り込まれる。ただし、支払われた額はAmazonのオンラインストアでのショッピングには即座に使える。トランザクション額の一部をAamzonのエコシステムに還流させるなかなか巧みな仕組みといえるだろう。

Squareのリーダーがさまざまな店舗で販売されているのに対抗して、Local Registerのリーダーも8月19日から大手オフィス用品チェーンのStaplesのアメリカの各店舗で販売される。

Squareは最近、ICカード対応のリーダーを発表している。これはAmazonに対して当面の優位性だが、ICカードが普及し始めればAmazonもすぐに対応するだろう。いずれにせよ、Amazonの参入はSquareとPayPalにとって大きな脅威であることは間違いない。Amazonがライバルに勝つためにどれほど力を入れてくるかが見ものだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


AppleはHealthKitで人間の福利全般をプラットホームのアドバンテージにする気だ

AppleのHealthKitがiOS 8にやってくるが、このソフトウェアの現在のベータバージョンに関する報道の多くは、これを空の容器として描写している。この入れ物にいずれデベロッパが、ユーザの健康データを何らかのハブに結びつけたり、ほかのアプリから提供されるデータを利用したり、ユーザの医療健康ソフトウェアやフィットネスソフトウェアに情報を提供したりするためのフックを構築していく、というのだ。しかしAppleは、誰かが何かを構築することを待ってはいない。すでに楽屋裏で同社は、Mount SinaiやThe Cleveland Clinic、Johns Hopkins(大学病院)などの大病院や、EHRプロバイダのAllscriptsなどとの話し合いを開始している、とReutersの最新の記事は報じている。

AppleはこのプラットホームのパートナーとしてこれまでにもMayo ClinicやEHRソフトウェアのメーカーEpicを発表している。しかしAppleが上位のヘルスケアプロバイダたちとの協議を、それよりもさらに拡大している現状は、AppleがHealthKitの内容についてきわめて真剣であることを物語っている。’NikeFuel’などのフィットネスデータでその空の容器を満たしても、人間の健康にそれほど本格的に貢献するわけではないからだ。

Appleが本格的な医療機関や研究機関をパートナーにしたがっていることは、大きな課題を同社にもたらすだろう。医師をはじめ、これらの専門機関の職員たちの多くがすでにiPadのユーザだが、今後iPadがますます、本格的な医療情報デバイスになってくれば、政府の規制という名の傘の下に入らなければならないし、また顧客や患者のデータを保護するための安全ネットも要求される。たとえばAppleのHealthKitが本物の医療記録を保存し、ほかのアプリに提供するようになれば、当然、HIPAAへのコンプライアンスが必要になる。

スタートアップたちが保健医療関連のソフトウェアやサービスでイノベーションを実現しにくいのも、こういったハードルがあるからだ。議会への影響力も強く、1600億ドルのキャッシュをはじめとしてリソースにも恵まれているAppleが、どこまでのイノベーションを実現できるだろうか。

そもそもHealthKitは、保健医療関連の規制に触れる部分を今および今後あちこちに分散させたくない、一箇所に閉じ込めたい、という動機から設計された。その初期にAppleがFDAと協議したのも、HealthKitに政府方面から要求されるであろう要件について、打診するためだった。

HealthKitが本格的な医療目的に役立つようになるためには、今後の時間と投資が必要だが、そうなったときにAppleが獲得する利益は巨大だ。Googleなどの競合他社がせいぜいフィットネスのハブのような機能(Google Fit)を提供している中で、Appleはユーザに、そんなささいなものではない、生涯の本格的な福利(wellbeing)のためのデバイスとシステムを提供できることになる。そうなるともう、カメラが良いとか、画面が大きいとかの、従来までの競合要因は、どうでもよいものになってしまうのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Sony、PS4を累計1000万台販売

Sonyはつい先ほどGamescom 2014で、同社がPlayStation 4を昨年の発売以来1000万台販売したと発表した。これは、1000万台のPS4が消費者の手に渡ったという意味であり、ハードウェアの売上台数で時折報じられる出荷数1000万台ではない、とSony Computer Entertainment Europe CEOのJim Ryanが、Gamescomの基調講演で語った。

これは、昨年11月に発売されたばかりの新デバイスとして、注目すべき数字だ。Sonyの平井一夫社長は、会計年度合計で1000万台のPS4を売る計画だと、去る5月に言っており、これは2014年4月から2015年4月の間にその数を売るという意味だ。4月以来すでに300万台以上を販売しており、ホリデー四半期を前にして順調なペースだ。

PS4は、発売わずか6ヵ月で、Sonyに利益を持たらした。PS3は同じ目標達成に3年を要した。Sonyはこの好調な販売によって、ソフトウェアやアクセサリーに頼らずとも利益を上昇させるに違いない。

これに対してMicrosoftが何台のXbox Oneを売ったかを推定するのは難しいが、PS4は、直近四半期には最新Xboxよりおよそ3対1の割合で多く売っており、楽観的に見積もってMicrosoftはSonyの半分程度を売ったと考えられる ― ただし、Kinectを別売りにして、ソフトウェアアップデートとゲーム機本体に集中すれば、Microsoftも一定の基盤を作れるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、次期iPadには反射防止コーティングを採用か

Appleが新しいiPadの生産を開始した、とBloombergの最新記事が伝えている。次のApple製タブレットは、9.7インチ(iPad Air)と7.9インチ(iPad mini)の2モデルで、新しい反射防止コーティングが施され、明るい場所でも読みやすくなるという。

新しいiPadは、早ければこの四半期末か、昨年のiPad発表と同じ10月には登場するらしい。9.7インチモデルは、すでに製造過程に入っており、7.9インチモデルも年内に発売されるという。記事は、新しいコーティングのために大画面の生産台数が制約を受ける可能性があると書い1ているが、これは驚きではない ― Appleは、新しいハードウェアモデルが製造ラインに入る時、ほぼ間違いなく供給困難に陥いる。

Appleは過去数四半期タブレット販売が停滞しており、新機種の投入はiPadの売上に是が非でも必要なエネルギーを注入するものだ。Bloombergの記事にスペックについて他に新しいことは書かれていないが、両機ともプロセッサーは、9月に発売されるiPhone 6と同じかアップグレード版を塔載すると思われる。

興味深いのは、新しいiPhoneがタブレットの販売に与える影響だ ― もし噂が本当なら(今や信用できる報告が複数ある)、次期iPhoneは大画面になる(4.7インチおよび5.5インチ)。iPadの領分にはまだはるか遠いものの、もし実際に新iPhoneがこのサイズになるとすれば、ユーザーの大画面志向に答えるものであり、停滞するタブレット市場を踏まえると、かつて喜んで複数台持っていた消費者が、1台で済まそうとしていることを示唆しているのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


9月9日に発表されるiPhone 6がデバイス・オブ・ザ・イヤー確実なこれだけの理由

Appleは9月9日に大がかかりな製品発表イベントを準備している。これが新しい iPhoneの発表であるのは間違いない。iPhone 5sは前世代の5に対する小改良にとどまったが、iPhone 6(と現在呼ばれている)はiPhone 5sに対して大きなバージョンアップとなるはずだ。 またこのところかなり長期間にわたってフラグシップモデルの投入を控えてきたAppleにとっても極めて重要な製品リリースとなる。

ここ1と月ばかりのリーク情報の氾濫によって、すでにわれわれは新iPhoneについてかなり詳しい情報を得ている。そうした情報によれば、まず4.7インチ・スクリーンのモデルが出荷され、同時にか、あるいはやや遅れて5.5インチ・モデルも販売されるという。5.5インチが遅れるのは製品供給が間に合わないからだという。

iPhoneに大型スクリーン・モデルが投入される影響を軽視すべきではない。Samsungは最近「Appleが今になってやっと大型スクリーンを出した」と揶揄するコマーシャルを作ったが、これはむしろ多くのユーザーが大型ディスプレイを欲しながら、Androidに乗り換えることをせず、Appleがそれを出すまで辛抱強く待っていたことを証拠立てるものだ。

しかも今回の目玉はスクリーンのサイズだけではない。Appleは保護ガラスに新素材を使うと言われている。おそらくサファイアガラスの一種であるらしいが、ひび割れ、傷つきに対して画期的に強いという。Appleはゴリラガラスの採用でパイオニアだったが、現在では多くのライバルが採用するようになっている。さらに強力な新ガラスの投入はAppleに大きな優位性をもたらすだろう。

またカメラも改良されるだろうし、ついにNFCが搭載されるかもしれない。そうなればiPhoneには支払ツールとしても大きな可能性が開けることになる。

Appleは新モデルには既存のファン、乗り換え組を惹きつけるためにCPUなどのパフォーマンスの改良を行ってきた。それに加えて上のような目玉機能も発表されれば、今回のイベントはAppleファンをこれまでで最高に熱狂させるものになるに違いない。現行iPhoneは製品ライフサイクルの終盤にさしかかっているにもかかわらず、力強い売れ行を見せている。今回の新製品が「単に」スクリーンを大型化するだけの改良だと考えるなら、それは大いに観察を誤っている。それにAppleはこれまでもずっと「そしてもう一つ」の驚きを用意してきた。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


本物の生きた魚がポケモンをプレイする(かなりへただけど)

余暇時間のぼくはアマチュアの水族館長だが、ぼくの魚たちに暇つぶしのためにポケモンをやらせることを、考えたことはない。ある勇敢なTwitchユーザがそれをやった。彼が書いたプログラムは、水中の魚の泳ぎ方を仮想ゲームコントローラ上のボタンプッシュと解釈し、オリジナルの赤/青バージョンのポケモンを魚たちにやらせるのだ。

この魚はメコン川流域原産のベタ(‘シャムトウギョ(闘魚)’とも)で、その派手な明るい色がペットストアで人気がある。田んぼのような、静止した水中に棲む。この魚にポケモンの技能はないし、130時間ログを取ってみたが、全然上達しない。でも、実際に戦って勝ったことが、一回だけある。体の大きさに比べて脳の容積がとても小さい生物のようだから、それだけでも上出来だ。

ある雑学クイズによると、ベタは長時間鏡の中の自分を見つめながらおめかしをするそうだ。実際に、闘ったあとたっぷり15秒鏡を見るのと、2秒しか鏡をみないのが闘った。勝ったのは前者の、ぼくがGrayson Hopperと名づけたベタだが、今や立派に、ネット上のセレブになってしまった。

いずれにしても、ぼくのGraysonの方が、今や、きみのMagikarpよりも有能だね。

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パスワードを博物館へ追いやるNymiの心拍認証システムがエミュレータとSDK(ベータ)を提供開始

パスワードの時代は終わろうとしている。セキュリティのリスクと要求が増す一方の(そしてその要求に応えられない)、古くさい英数字のパスワードは、これからの長期にわたる実用性がなく、すでにBionymのようなスタートアップが、パスワードに代わる認証方式を作り始めている。同社の、心拍認証リストバンド(wristband, 腕輪)Nymiはもうすぐ発売されるが、デベロッパたちはそのハードウェアエミュレータ“Nymulator”のベータバージョンを使って、WindowsやMacの上でソフトウェアを開発できる。

NymulatorとそのSDKを使うとデベロッパは、手元にNymiの実物がなくてもソフトウェアのプロトタイプを作れる。ただしデベロッパ用の実物ハードウェアはこの夏の終わりごろから、申し込みのあったプログラマたちに配布できるという。

デベロッパポータルをローンチしたBionymは、デベロッパから寄せられた面白いプロジェクトを精査して、実際に消費者が製品を腕につけたときに、どんな製品であることや、何ができる製品であることを望むのか、それを事前に知ろうとしている。本誌はこの4月にNymiの実用デモビデオを入手したが、それを見ても、この製品の将来性がとても大きい、と分かる。サービスへのログイン、特定のユーザプロフィールに合わせたコンピュータのセットアップなど、いろいろな目的に使えるし、最終的には、あなたが自分の家に入ろうとするときや、自分の車(あるいはレンタカー)に乗ろうとするときにさえ、使われるだろう。

ぼくの真剣な希望は、今のような専用リストバンドだけでなく、スマートフォンや、そこらのありふれたいろんなウェアラブルに、この本人認証機能が内蔵されることだ。もちろんNymiリストバンドは、そういう道を切り開くための強力な概念実証となるだろうが。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


速報:AppleのiPhoneイベントは9月9日で事実上確定

Appleは9月9日にiPhoneイベントを準備しているという情報が流れている。Re/Codeの John Paczkowskiによれば、このイベントで次世代のiPhoneがお披露目されるという。9月9日という日付は過去のiPhone発表の流れにも沿う。次世代のiPhoneには大型スクリーン版が加わると報じられてきた。これまでの例では、Appleは発表イベントの直後に予約受付を開始し、1週間から10日後に出荷開始というスケジュールだった。

われわがつかんだ情報によれば、Appleはほぼ間違いなく4.7インチのiPhoneを発表する。5.5インチ版も用意しているはずだが、5.5インチ版の発表はもう少し遅れるかもしれない。デザインに関しては全モデルに金属製筐体が用意されるという噂もある。また気圧、気温、湿度センサー、NFC機能が搭載されてくるかもしれない。

AppleはおそらくこのiPhone 6と同時にiOS 8を一般公開するはずだ。既存のiPhoneのOSのアップデート開始も9月9日になる可能性が高い。iOS 8にiPhone 6の新しいハードウェア専用の機能が含まれているかどうかも判明するだろう。

われわれはAppleに情報の確認を求めている。何か新しい情報が入り次第アップデートする。

アップデート:BloombergWSJも9月9日と報じた。日程はこれで事実上決まったとみていい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


NFL、ウェアラブル・センサーを利用して、さらなるデータスポーツへと進化

NFLがRFID技術を積極的に活用しようという動きを見せつつあるようだ。ゲーム中の選手たちの動きを、より具体的な形でファンやコーチ、あるいはプレイヤー自身に提供しようと動き出しつつあるらしい。2014年シーズン、Zebra Technologiesのトラッキングシステムを採用し、17のスタジアムで情報収集を行うことにしたのだそうだ。情報トラッキング用のデバイスは選手のショルダーパッドの中に埋め込まれる。各選手のポジション、速度、移動距離、移動の際の加速度などの情報が入手できるようになる。

また、個人の動きについてのデータのみでなく、たとえばふたりのプレイヤーの距離などのデータをリアルタイムで取得することもできる。すなわちワイドレシーバーと、その選手をカバーする役割にあるディフェンシブバックの距離も即座にわかるようになっている。たとえばこの情報をテレビで流せば、テレビ観戦がより一層おもしろくなることだろう。もちろんコーチなども本データを活用して戦略を練りなおしたりすることができるはずだ。

今回の例でも示されているように、スポーツはますます「繋がった」(connected)ものとなりつつあるようだ。ビッグデータがプレイの質を変えつつあるという面もあるだろう。どうしても主観の入り込む個人的評価ではなく、センサーによって得られるデータを重視するようになってきている面も多いようだ。こうしたデータを提供することで、「セカンドスクリーン」の世界がより重要なものへと成長していくことになる。またこうしたデータに基づいて、プロフェッショナルスポーツの運動生理学的な研究も進むことになるのだろう。

アメリカンフットボールというのは、常にテックとともに成長してきたという面もある。Zebra Technologiesのセンサー技術がまずアメリカンフットボールに導入されたのも、ある意味で当然だということができよう。他のスポーツにも広がっていくのかどうか、注目していきたい。さらに、こうした「リアル」な情報分析が、多くのファンを抱えるファンタジーフットボールなどのビデオゲームにどのような影響を与えていくことになるのかも楽しみな点だ。

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(翻訳:Maeda, H


視力に応じて自動的に表示を調節するMITのテクノロジーで老眼鏡がいらなくなる

MIT〔マサチューセッツ工科大学〕の研究者グループはカリフォルニア大学バークレー校と協力して、ユーザーの視力に合わせて自動的に表示を調整するテクノロジーを開発中だ。これが実用化されれば、たとえば、老眼鏡をかけなくてもスマートフォンやカーナビの表示が読めるようになる。

この視度対応ディスプレイには裸眼3Dテクノロジーが応用されている。ただし3D表示とは異なり、左右の目に対して異なる像を表示するのではなく、それぞれの瞳孔の異なる部分に向けて少しずつ異なる像を表示する。これによって水晶体の焦点距離が補正され、網膜に正しい像が結ばれるようになる。その代償として解像度が若干低下するがこれはさほど大きなものではない。しかし、瞳孔の特定部分に光を送るために微細なピンホールを利用しているため表示の明るさは大幅に低下する。そういう難点はあるものの、十分に商用化可能なテクノロジーだ。

このディスプレイの用途についてMITのチームは、主として遠視として現れる加齢に伴う視力低下の補正に特に有効だろうとしている。2焦点、あるいは多焦点レンズのメガネをかけないとカーナビが読めない老眼の人々に、そういうわずらしいメガネがいらなくなるわけだ。

このテクノロジーがKindleのようなタブレットに組み込まれたら素晴らしいだろう。私自身もいずれ2焦点メガネが必要になるはずなので、それまでにこのディスプレイが実用化されていることを切に願うものだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


NintendoはWii Uの売上3倍増でも損失を計上、ソフトの魅力で伸びてきたことをそろそろ自覚しないと…

Nintendoの四半期の結果が出た(WSJ紙による)が、主要なハードウェアの売上はいずれもあまりよろしくない。Wii Uの売上は3倍増したが、まだわずかに51万台だし、Nintendo 3DSは前年同期比で41%落ち込んで台数は100万に達しなかった。

Mario Kart 8のリリースがWii Uの売上を押し上げて前年同期比で3倍増になったが、Nintendoの家庭用主要ゲーム機の売上が100万台の半分という数は、良いニュースではない。

同社の全体的な営業損失94億7000万円(ほぼ9300万ドル)は、今年のクリスマス年末商戦に向けての大きなプレッシャーになる。なんとしても売上を回復しなければならないのだが、そのために同社はE3で人気キャラクタを主体とするゲームを数多くローンチした。また同社の玩具とゲームを組み合わせる試みであるAmiiboは、DisneyのInfinityシリーズなどにも似ているが、これにも期待がかかる。でも、最大の売上増大策は、主要ハードウェアWii Uと3DSの値下げだろう。

Nintendoは未だに、ゲームソフトでモバイル(既存のモバイルプラットホーム)に進出することをためらっているが、そのほかの抜本的な立て直し策を思いつくのは、ますます困難になりつつある。iPhone上のPokemonは絶対に成功すると、ぼくは確信している。Nintendo自身が、まだ間に合ううちに気づくことを、期待したい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


PhilipsのHue Tapは、照明を制御するエレガントなスイッチ

Philips Hueシステムを使えば、照明をスマートフォンで制御し、人の位置や時刻アラームに応じて自動化できる。私は今でも物理的スイッチを使って、Hueシステムのオン/オフを行っているが、それはiPhoneをロック解除してHueアプリを立ち上げ、「全消灯」などのシーンボタンを選ぶ方が手間がかかる、というのが大きな理由だ。Philipsもそれに気付いてたようで、新しい物理的スイッチ、Hue Tapは、これまでHueが抱えていた重要な欠陥に対するエレガントな解答だ。

Hue Tapは、ボタンを押すだけで自動的に今使っている照明システムのブリッジを見つけてくれる。私も簡単に接続することができ、その後Tapの特徴ある4つのボタンにカスタム機能を設定するのも比較的簡単だった。埋め込みボタン3つの他、盤面全体もボタンになっている。ボタンを押す力を利用していてバッテリーは不要だ。

ボタンには様々なタスクを設定できる。スマートフォンのHueアプリで作っておいたシーンの一つを選んだり、照明を全部消すこともできる。少々面倒に感じたのが、全消灯のためにボタンを1つ割り当てなくてはいけないことだ ― シーンに割り当てたボタンをもう一度押せば消灯できると思うがそうではない。

Hue Tapには、接着テープ付きの壁かけプレートが付いてくるので、すぐ壁に貼りつけることができる。反時計方向にTapを回せば、マウントから外して持ち歩ける。私は、寝室に昇る階段上に設置することにした。階下の照明スイッチがあればいいなといつも思っていた場所だ。ここからTapを外してベッドに持っていけば、寝る前に照明を消すことができる。

Philipsは、Hueライティングシステムを中心に、巨大なエコシステムを作ることを約束しており、このTapは、彼らが利用者の声を聞き、現在のHueの機能に問題があれば解決しようとする姿勢の現れだ。Hue Tapは、Philipsが新たに提供するすばらしい仲間であり、今使っているHueシステムを一段階アップグレードしてくれるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


カフェインのイヤリングはいかが?―Amazon、カスタマイズできる3Dプリント製品ストアをオープン

Amazonは3Dプリント製品のストアをオープンした。このストアでは消費者はサイズ、色、素材、デザインの一部などを好みに応じてカスタマイズすることができる。取り扱い分野は宝飾品、エレクトロニクス製品、おもちゃ、ゲーム、インテリア製品、キッチン用品などで、MixeeSculpteo、3DLTなど多数のパートナーが製品を提供する。

Amazonは「このストアのデビューによって、従来よりはるかに柔軟に消費者の要求に応じることができるようになる」としている。Amazonのマーケットプレイス販売部門のディレクター、Petra Schindler-Carterはプレスリリースで「3Dプリント製品ストアはオンライン通販のパラダイムシフトの開始を告げるものだ。製造業は消費者の要求にこれまでよりはるかに機敏に対応することができる」と述べた。

ストアのオープンにともなってAmazonは3Dプリント製品を消費者が簡単にカスタマイズできるツールもリリースした。このウィジェットでは、基本的なデザインを選択し、色や素材(プラスティック、金属など)を指定すと360°全周方向から3Dでプレビューができる。また顧客は厚さ、直径などデザインのいくつかの部分をカスタマイズできる。

分野や素材によって価格はさまざまだが、安い製品の場合は30ドル台だ。

多くの主要国で最大級の小売企業であるAmazonが、消費者が直接カスタマイズ可能な3Dプリント製品の販売を始めたことは、製造業そのもののターニングポイントとなる可能性を秘めている。受注生産や小ロット生産の製品は3Dプリンターを利用することで製造コストが劇的に下がる。3Dプリント・テクノロジーが今後も発達を続けるなら、カバーされる製品の分野も加速度的に広がっていくだろう。

今のところAmazonは予めカタログに載せた製品しか販売しない。Shapewaysのようにユーザーがアップロードしたデータを3D出力するサービスは提供していない。しかし将来は、その方向へのドアも開かれるかもしれない。

〔日本版〕 カット写真は分子モデルアクセサリーで、写真はカフェインだというが、砂糖、ドーパミン、アスピリンなどいろいろなオプションがある。イヤリングとネックレスがあり、サイズは大中小、素材はナイロンかステンレスが選べる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+