最終的にニューヨーク証券取引所は中国の通信大手3社を上場廃止に

ニューヨーク証券取引所(NYSE)は米国時間1月6日朝、中国の大手通信事業者3社の上場廃止を発表した。この動きは先週発表されたものだが、1月4日には撤回されるとみられていた

これは、中国軍部を支援する企業への米国からの投資を禁止するトランプ政権の広範な命令を受けたものだ(トランプ大統領は別の命令でTikTokを禁止しようとしている)。

なぜ判断は二転三転したのだろうか?ニューヨーク証券取引所は公平を期するために、執行命令が適用されるかどうかを評価する間、通信キャリアの取引継続を許可するとだけ最初は述べていた。

しかし、判断は完了したようだ。本日の発表でニューヨーク証券取引所はChina Telecom(中国電信)、China Mobile(中国移動通信)、China Unicom(中国聯合通信)の3社に行政命令が適用されることを確認した「具体的な新ガイダンス」を受け取った後、この決定を下したと述べている。

この結果、米国東部時間1月11日午前4時からこれらの3銘柄すべての取引が停止されることになった。ニューヨーク証券取引所を経由した同通信キャリアの取引高は、取引可能な株式全体に占める割合が小さいことから、この動きは象徴的なものとなるとみられている。

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C by GEがSavant下でリブランドされ「Cync」へ、照明以外へもビジネス拡大

2020年5月に発表されていたニュースだが、General Electric(ゼネラル・エレクトリック)は100年以上の歴史を持つGE Lighting部門をスマートホーム企業のSavantに売却した。米国時間1月5日、新オーナーは最初の取引から6カ月後に、重要なリブランドの取り組みを発表する。

元の親会社から切り離されたとはいえ、GEの名前に明らかにまだ価値がある。しかし新しいオーナーの下で、C by GEはリブランドされる。C by GEは明らかにわかりやすい名称ではなく、この判断は非常に理に適っているように思える。そして今後、同部門は 「Cync」としてリブランドされる予定である。

所有権の変更にともなって、新しい名称はビジネスの拡大を暗示している。それはSavantの下ではおそらく避けられないことだろう。GE Lightingはより大きなスマートホームブランドになろうとしている。来週開幕するCESでは、同社が新しいサーモスタットと新しいスマートプラグを含む、さまざまなアウトドア製品を発表する予定だ。同ブランドはまた、コネクテッドカメラとファン調整スイッチを発表する。

これらの新製品は、照明以外の分野でもGE Lightingブランドの価値を試すものだ。スマートホームのカテゴリーはすでに競合が激しく(何年も前から)、SavantはAmazon(アマゾン)のRingのようなビッグネームの製品に対抗しようとしている。

Savantによると新しいCyncのアプリは2021年3月に登場し、「快適かつコントロール性に優れ、信頼性を向上させるユーザーフレンドリーでカスタマイズ可能なエクスペリエンスになる」という。来週のCESでは、より多くのニュースが発表される。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:C by GE

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任天堂が「ルイージマンション3」のゲームスタジオNext Level Gamesを買収

ゲーム大手のSony(ソニー)とMicrosoft(マイクロソフト)はM&Aを戦略的成長計画の重要な一部としているが、任天堂は外部の人材を自社のビデオゲーム帝国に引き込むことに常に消極的だったように見える。しかし米国時間1月5日、同社は「Luigi’s Mansion 3(ルイージマンション3)」を開発したカナダを拠点とするデベロッパーのNext Level Gamesを買収すると発表した。

任天堂がスタジオを買収するのは、2007年に「Xenoblade Chronicles(ゼノブレイド)」の開発元であるMonolith Soft社を買収して以来のこととなる。

Next Level Gamesは10年間以上にわたり、任天堂がライセンスしたIPを独占的に開発しており、「Super Mario Strikers(スーパーマリオストライカーズ)」シリーズやモバイル版の「Metroid Prime(メトロイドプライム)」「ルイージマンション」など、同社のセカンドティアに位置するタイトルを数多く手がけてきた。

バンクーバーを拠点とするNext Level Gamesは、以前はファーストパーティIPの提供が少なかったが、Nintendo Switch向けの「ルイージマンション3」を発売して以来、大きな成功を収めている。最近の決算報告によれば任天堂は同タイトルを約800万本販売し、Nintendo Switchのトップセールスタイトルの1つとなったと発表している。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:任天堂Next Level Games買収

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アマゾン、バークシャー・ハサウェイ、JPモルガンのヘルスケア合弁事業が正式に終了

やや漠然としているが、注目度が高く多額の資金を得られる可能性のあるジョイントベンチャーが終焉を迎えようとしている。CNBCの報道によると、Amazon(アマゾン)Berkshire Hathaway(バークシャー・ハサウェイ)、JPMorgan Chase(JPモルガン・チェース)の3社で設立されたジョイントベンチャーであるHavenは設立から3年が経過した現在、「解散」されようとしているという。主な理由の1つは、各パートナーがそれぞれのヘルスケアの課題に対して明らかに非常に異なる独自の戦略的アプローチを追求していたことであり、そもそもこの合弁事業はあまり 「共同」 ではなかったことだ。

Havenの広報担当者はCNBCに提供した声明の中で、プライマリケアへのアクセスの改善や従業員が把握しやすい保険給付パッケージなど、長年のパートナーシップから得られたいくつかの良い結果を強調した。一方アマゾンは、ワシントン州の施設の従業員のための社内ヘルスケアプログラムであるAmazon Careプログラム(未訳記事)で、独自に多くの成果を挙げた。

Amazon Careには、バーチャルと対面でのプライマリーケアの受診と処方箋の発行が含まれる。同社はこのサービスを他の事業にも拡大することを検討していると報じられており、これは当初のHaven JVと非常によく似た目的で、サービスを実際のビジネスにすることを目指していることがうかがえる。

正直にいうと、このジョイントベンチャーの設立に関する最初の発表では詳細があまり明らかにされておらず、非常に裕福な人々がクラブでキャビアや北極の氷から蒸留されたミネラルウォーターなどを飲みながら過ごしたカジュアルな午後に、共通の問題について話し合ったときに生まれるものの1つのようだったので、それが実践的なものにならなかったことは驚くに値しない。

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カテゴリー:ヘルステック
タグ:AmazonBerkshire HathawayJPMorgan Chase

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Slackで日本時間1月5日午前0時すぎに障害(現在は復旧)

Slackは米国時間1月4日の朝(日本時間1月5日未明)、仕事への復帰を可能な限り混沌かつ非生産的なものにすることで、休暇から仕事に復帰する社会人のために最善を尽くした。

ダウンタイムがいつから始まったのかは不明だが、米TechCrunchのスタッフの間で問題が起きたのは午前10時過ぎだった。Slack自身も東部時間午前10時14分(日本時間午前0時14分)に問題があったことを投稿している。

ダウンタイムの問題は2019年半ばに株式公開され、2020年末にSalesforceに売却すると発表したSlackにとって、目新しいものではない。TechCrunchでは、同サービスの問題を2020年、2019年、2018年そして2017年に採り上げている。

Slackが高額な売却金額のために自らを売り込んでいる最中のダウンタイムは、厄介な事態だ。ユーザーや顧客が仕事に復帰しようとしている時の障害は、ひどいとしかいいようがない。

最後に、競合するTeams製品を持つMicrosoft(マイクロソフト)の状態を紹介しよう。

【更新】Slackは米TechCrunchに以下のような声明を送っている。

当社のチームは問題を認識しており、調査を行っています。私たちは、人々がコネクションを維持することがいかに重要であるかを理解しており、すべてが通常通りに動作するように努力しています。最新のアップデートについては、@slackstatusとstatus.slack.comをチェックしてください。

【Japan編集部】日本時間1月5日午前7時30分現在、status.slack.comによると接続などシステム障害は解消されている。ただしGoogle Calendar、Outlook Calendar電子メール通知の問題が発生しているとのこと。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Slackシステムダウン

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T-Mobileが一部顧客の通話記録にハッカーが2020年12月上旬にアクセスしたと発表

米国第3位の携帯キャリアであるT-Mobileは、Sprint(スプリント)との260億ドル(約2兆7000億円)の合併を完了した後、2回目のデータ漏洩を発表して2020年を締めくくった。

T-Mobileは携帯電話サービスを提供するために作成し収集したデータを含む、一部の顧客のアカウント情報への不正アクセスが最近発見されたと、同社のウェブサイトの通知の中で述べている。

「当社のサイバーセキュリティチームは最近、顧客のT-Mobileアカウントに関連する情報への不正アクセスを発見し、遮断しました。私たちは直ちにサイバーセキュリティ専門家と強力して、何が起こったのか、どのような情報が関係しているのかを判断するために、調査を開始しました。この件についてはただちに連邦法執行機関に報告し、影響を受けたお客様への通知を進めています」。

顧客独自のネットワーク情報(customer proprietary network information、CPNI)として知られているこのデータには、通話がいつ行われたか、通話時間、発信者の電話番号と通話先の電話番号、顧客の請求書に記載さる可能性のあるその他の情報などの通話記録が含まれている可能性がある。

なおT-Mobileによると、ハッカーは氏名、自宅やメールアドレス、財務データ、アカウントのパスワード(またはPIN)にアクセスしなかったという。

T-Mobileの広報担当者によると、データ流出は2020年12月上旬に発生し、同社の全顧客の約0.2%、つまり約20万人の顧客に影響を与えたという。

これは、この数年における携帯キャリア大手を襲った最新のセキュリティ事件だ。

2018年、T-Mobileは200万人もの顧客の個人情報(未訳記事)が消去された可能性があると述べた。そのわずか1年後、同社はハッカーがさらに別の100万件のプリペイド契約顧客の記録にアクセスしたことを確認した。2020年に入ってからわずか数カ月後にT-Mobileは、ハッカーが同社の一部の従業員のメールアカウントにアクセスして一部の顧客データを漏洩さたことを認めた(ZDNet記事)。

この記事はT-Mobileからのコメントにより更新されている。

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カテゴリー:セキュリティ
タグ:T-Mobile

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ニューヨーク市地下鉄の非接触支払いシステム導入が完了、MetroCardは2023年に廃止予定

ニューヨーク市のMetropolitan Transportation Authority(MTA)は、2020年の最終日に非接触型決済システムの導入が完了(PIX 11記事)したと発表した。ブルックリンの最終地点が追加されたことで、5地区のすべてのMTA地下鉄駅とバスにOMNYの「Tap and Go」システムが採用されることとなる。

2020年5月にプロジェクトのロールアウトが始まったとき、米TechCrunchはGrand Centralのターミナルで初期デモを体験した。システムでは交通機関がMetro Cardを超え、Apple(アップル)、Google(グーグル)、Samsung(サムスン)、Fitbit(フィットビット)のようなベンダーによるモバイル決済システムに移行するように主要なインフラをオーバーホールし、ユーザーはスマートフォンやスマートウォッチを使用して支払うことができる。

当初、MTAは10月までにプロジェクトを完了させる予定だったが、新型コロナウイルス(COVID-19)により他の多くの計画と同じくにこの予定も中止された。結局、目標は12月に延期され、余裕はなかったがなんとか達成できたようだ。

MetroCardは今後も利用できるが、2023年のいずれかの時点で廃止されるとMTAは予想している。移行の一部には、新技術を使用しながらMetroCardと同様の機能を持つOMNYカードの登場が含まれる。2021年のどこかの時点で条件を満たした乗客のための近距離向けカードが登場する予定であり、新しいリーダーはMetro-NorthとLong Island Rail Roadのシステムにも導入される。

カテゴリー:モビリティ
タグ:地下鉄ニューヨーク

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イーロン・マスク氏が2021年Starship開発テストを倍増すると発言、深宇宙探査用ブースター初飛行は「数カ月後」

SpaceX(スペースX)は2021年に向けて、Starshipの開発プログラムを大幅に強化する予定だ。同社のCEOであり創設者でもあるElon Musk(イーロン・マスク)氏は米国時間12月24日、同社がテキサス州ボカチカにある開発施設の2つの発射台を利用してプロトタイプロケットを打ち上げ、Super Heavyの飛行テスト(低高度の「ホップ飛行」から始まる)を「数カ月後」に開始する予定だとツイートした。

スペースXは最近、メキシコ湾にあるテキサス州のテスト施設のPad Bに、Starship(シリーズの9番目)のプロトタイプことSN 9を設置した。SN 9はその前身であるSN 8が高度約4万フィート(約12.19km)までの飛行に成功し、量産バージョンの動力着陸に利用される重要なベリーフロップマニューバを実行した後に、より積極的なテストを実施する予定だ。SN 8は予想以上に強く接地し壊れてしまったが、スペースXによれば飛行中のすべてのテスト目標が達成されたという。

SN 9は今後、地上試験を受けた後に独自の飛行試験を行う予定だ。これによりチームはさらなるテストを行うための貴重なデータを得ることができ、最終的にはプロトタイプを軌道に乗せることを目指している。マスク氏のツイートによると、ボカチカの発射台となるPad AとPad Bの両方で2つのプロトタイプが並んで設置され、スペースXのロケット製造のスピードに合わせて打ち上げペースが加速する可能性があるという。

一方、Super Heavyがまもなくテストを開始するかもしれないというニュースは、2021年のスペースXとStarshipにとって楽しみなものだ。Super Heavyは同社が宇宙船を軌道に乗せて打ち上げ、最終的には火星を含む深宇宙探査への打ち上げに利用するためのブースターだ。Super Heavyは高さが約240フィート(約73.15メートル)で、28基のRaptorエンジンを搭載し、貨物を積んだStarshipを地球の重力から離脱させるのに必要な推進力を提供する。

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カテゴリー:宇宙
タグ:SpaceXイーロン・マスク

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Voyager Space Holdingsが商用宇宙機器大手Nanoracksの過半数の株式を取得、宇宙サービスのポートフォリオ構築を進める

Voyager Space Holdingsは、Nanoracks(ナノラックス)の親会社であるX.O. Marketsの過半数の株式を取得し、戦略的な宇宙サービスのポートフォリオを構築し続けている。Nanoracksは長年にわたり商業宇宙サービスを提供しており、最近では国際宇宙ステーションに設置されたBishop Airlockを提供した。同装置は国際宇宙ステーション(ISS)に設置された初の商業用常設エアロックで、民間の小型衛星や研究用の軌道プラットフォームへのアクセスを提供するという点で、大幅な能力向上が期待される。

Voyagerによる大型買収は2020年で3度目で、以前には打ち上げを支援するサービスとハードウェアを提供し、Relativity、Firefly Aerospace、Virgin Orbit(ヴァージン・オービット)などと提携しているLaunch Companyの株式の過半数を取得している。Voyagerは2020年に推進、燃料、ラピッドラピッドプロトタイピングなどに取り組む研究開発会社であるPioneer Astronautics(未訳記事)を、そして2019年にAltius Space Machinesをそれぞれ買収している。Altiusは、軌道上の衛星サービス技術に取り組んでいるスタートアップだ。

Nanoracksは、軌道上の研究やプラットフォームからの小型衛星の打ち上げ、他の軌道上および深宇宙ミッションなど1000以上のISSプロジェクトに携わってきたことから、今回の買収はおそらく同社にとって最も注目度の高いものとなるだろう。NanoracksはISSの外部に商業宇宙試験プラットフォームを作り、2021年のSpaceX(スペースX)ミッションでは、ロケットの使用済み上段ステージを軌道上の商用小型宇宙ステーションに変換する技術を実証する予定だ。

Voyager Space Holdingsは戦略的に新しい宇宙関連企業の買収を続けており、個別の企業を合わせたよりもはるかに多くの 「フルサービス」 ソリューションを顧客に提供できるポートフォリオを構築している。これらの契約の商業的な詳細は共有されていないが、専門的な方法で大規模な商業宇宙事業に取り組んでいる小規模な企業にとって、解決策への1つの道を示すことが多くなっている。

カテゴリー:宇宙
タグ:Voyager Space HoldingsNanoracks

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TikTokの親会社ByteDanceがAI創薬チームを採用開始、多角化を目指しヘルスケア産業へ参入

TikTok(ティックトック)の親会社であるByteDanceは、広告やライブストリーミング販売に依存する事業の多角化を目指して、ヘルスケア産業へ参入する。コンテンツアルゴリズムを得意とする同社はマウンテンビュー、上海、北京全域でAI創薬の人材募集を開始したことが、同社の求人ページにて明かされた

求人情報には「弊社のチームに参加し、AIアルゴリズムを駆使した創薬と製造の最先端研究を行う人材を募集しています」と書かれている。

この創薬チームはインターンを含む少なくとも5つの職種で募集をしており、同チームはByteDance AI Lab所属する。AIに特化した研究開発部門はTikTokの中国版であるDouyinのように、ByteDanceのコンテンツサービスを提供するために2016年に設立されたが、ショート動画に応用される機械学習技術から恩恵を受けることができるため、医薬品にその範囲を広げたのは驚くことではない。

ByteDance AI Labのウェブサイトには、「AIの研究分野の数を考えると、これらの新技術の応用範囲は当社の製品ポートフォリオのあらゆる分野で見ることができる」と説明されている。

5つの創薬研究職はすべてコンピュータサイエンス、数学、計算生物学、計算化学などの関連分野の博士号を求めている。求人情報によると応募者はデザイン、識別、シミュレーションなどの創薬開発に携わることになるという。

この件に関するByteDanceからのコメントは得られていない。

他の中国の大手テクノロジー企業も、同様の動きをヘルスケア分野で見せているる。Tencent(テンセント)のAIを活用した薬剤チームは、同社のAI Labの下で少なくとも2019年8月以来、積極的に研究結果を発表してきた。Baidu(バイドゥ)は、創薬とAIを活用した診断に焦点を当てた新しいバイオテクノロジースタートアップのために20億ドル(約2070億円)を調達する計画だと、Reutersが9月に報じている。Huawei(ファーウェイ)もクラウドコンピューティング部門を通じて、創薬や医療画像の分野にも取り組んできた。

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カテゴリー:ヘルステック
タグ:ByteDance創薬

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ケネディ宇宙センターに商業打ち上げ客の利用を想定した新たな発射施設が完成

NASAは、フロリダにあるケネディ宇宙センターの新しい発射施設であるLaunch Complex 48(LC-48)の建設を完了した。この発射施設はSpaceX(スペースX)、SLS(スペース・ローンチ・システム)、ULAの打ち上げを実施しているLC-39A、B、またはSLC-41よりも小型のロケットで利用できる。また複数の事業者が利用できるように設計されており、恒久的な構造物がないため、使用する事業者に応じて柔軟な構成が可能だ。

KSCでシニアプロジェクトマネージャーを務めるKeith Britton(キース・ブリットン)氏がNASASpaceflight.comに語ったところによると、LC-48の目的は「非常に早いサイクルかつ低コストでの新しい打上げシステムへのニーズを満たす」ことにあるという。これは現在終了しているDARPAのコンペティションを想定し、小型ロケットを設計したAstraなどの企業によって開発およびテストされているモデルのいくつかと、非常によく似ている。

Virgin Orbit(ヴァージン・オービット)のような企業は、特殊な打ち上げ施設を不要とすることで、応答性と可搬性のある打ち上げ能力を実現することを目指しているが、垂直離陸の必要性を回避するという観点では、小規模な打ち上げのスタートアップとしては少数派だ。Astra、Firefly、Orbexそして新たに復活したVector Launchを含む多くの企業は、柔軟性と移動性を追加し現場で必要とされる人とインフラをスケールダウンできる小型ロケットに焦点を当てている。

LC-48では、まだ実際の打ち上げは予約されてない。NASAは多くの企業と協議中で、正式な顧客は獲得していない。しかし早ければ2021年には、新しい打ち上げ施設からいくつかのミッションが行われる可能性があると予想している。

カテゴリー:宇宙
タグ:NASA

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NVIDIAの中国のライバルHorizon Roboticsが約725億円の資金調達を目指す

先進的な欧米のチップに代わるものを提供しようと急ぐ中国の半導体メーカーであるHorizon Roboticsは、投資家から多額の資金を調達している。ロボットや自律走行車用のAIチップに特化し5年前に創業されたユニコーン企業である同社は米国時間12月22日、1億5000万ドル(約155億4000万円)の資金を確保したと発表した。

今回のラウンドは、Horizon Roboticsが求めている7億ドル(約725億円)を超えるシリーズCラウンドの最初の締めくくりとなる。資金調達の一部は、著名な投資家である5Yキャピタル(Morningside Venture Capital)、Hillhouse Capital、Capital Todayが共同で実施した。また中国の証券会社であるGuotai Junanの国際部門と、韓国コングロマリットであるKTB傘下の投資事業体であるKTBネットワークも共同で出資している。

今回のラウンドは、Horizonが6億ドル(約621億5000万円)のシリーズBラウンドを完了してから2年も経たないうちに実施された。同社の評価額はポストマネーで30億ドル(約3107億3000万円)となり、財閥SKグループの中国子会社であるSK ChinaやSKの半導体部門であるSK Hynixなど、韓国の著名な金融機関も参加している。

Baidu(バイドゥ)のベテランが設立したこのスタートアップは、Intel Capitalが率いる1億ドル(約103億6000万円)超のシリーズAラウンドを2017年後半に調達した。

Horizonは今回の資金調達により、自動車用チップと自律走行ソリューションの開発と商用化を加速する計画だ。また、業界パートナー向けの「オープンなエコシステム」の構築も目指している。

ここ数年、中国はスマートフォンから自動車に至るまでの分野で、欧米の大手チップメーカーへの依存度を下げようと努力してきた。Horizon RoboticsやBlack Sesame Technologies、通信大手のHuawei(ファーウェイ)などの中国の新興企業は、NVIDIA(エヌビディア)やIntel(インテル)のMobileyeの技術に匹敵する、あるいはそれ以上の自律走行プロセッサにリソースを投入している。

Horizonによると、HorizonのOEMおよびTier 1自動車パートナーにはAudi(アウディ)、Bosch(ボッシュ)、Continental、SAIC Motor、BYDなどが含まれる。

中国のADAS(先進運転支援システム)搭載車とレベル3(特定の状況下での自律運転)車の75%が、2030年までに中国のサプライヤーの部品を利用し、2019年の20%から増加すると投資銀行のCITIC Securitiesは予測している。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Horizon Robotics資金調達

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Googleがチリ、ドイツ、サウジアラビアの3リージョン追加を発表

AWS、Azure、Google(グーグル)が積極的にデータセンターのプレゼンスを世界中に拡大するなど、大手クラウドプロバイダー(未訳記事)にとっては多忙な1年となった。その年の締めくくりとしてGoogle Cloudは米国時間12月21日、今後数カ月から数年の間に稼働する新しいクラウドリージョンのセットを発表した。これらの新しいリージョンはチリ、ドイツ、サウジアラビアの3つの地域となる。同クライドサービスのリージョンでは2020年にローンチしたインドネシア、韓国、米国(ラスベガスとソルトレイクシティ)に加えてフランス、イタリア、カタール、スペインのリージョンもここ12カ月の間に発表されている。

画像クレジット:Google

グーグルは現在24のリージョンで73のアベイラビリティゾーンを運営しており、これには同社が発表した未稼働のゾーンは含まれていない。リージョン総数ではMicrosoft Azureが競合他社を大きくリードしている(まだ利用可能でないものもある)が、グーグルは現在24のリージョンを提供し、合計77のアベイラビリティゾーンを持つAWSとの差を縮めようとしている。実際、Google Cloudでは12のリージョンが発表されたことで、現在6拠点の新しいリージョンを準備しているAWSを追い抜く可能性がある。

しかし戦いの場はまもなく、現在稼働している大規模なデータセンターから、より小規模だが企業がより顧客に近い場所でサービスを提供できる都市部の中心に近いエッジゾーンに焦点が移る可能性がある。

これらはすべて、グーグルが近年クラウド戦略にどれだけの投資をしてきたかを明確に示している。Google Cloud Platformは長い間、競合他社に大きく遅れをとっていた。わずか3年前、Google Cloudは13のリージョンしか提供していなかった。今回の拡大は、海底ケーブルやエッジロケーションに対する多額の投資の上に成り立っている。

関連記事:Google Cloudの最新データセンターがソルトレークシティーにオープン

カテゴリー:ネットサービス
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ロッキード・マーチンがロケットエンジンメーカーのエアロジェット・ロケットダインを約4550億円で買収

米国最大の防衛関連企業であるLockheed Martin(ロッキード・マーチン、LM)は、ロケットエンジンとミサイルメーカーのAerojet Rocketdyne(エアロジェット・ロケットダイン、AR)を負債と純現金を含めて44億ドル(約4550億円)で買収し、宇宙と超音速分野へと注力する。この動きは、宇宙・防衛産業における競争の激化の中で起きた。

LMはプレスリリースの中で、今回の買収によって同社のポートフォリオに推進システムに関する専門知識が加わり、ARの技術はすでにLMのサプライチェーンの 「重要なコンポーネント」 になっていると述べた。同社はすでに、ARの推進システムを航空、ミサイル、射撃管制に利用している。

ARの2019年の売上は約20億ドル(約2070億円)だった。同社はカリフォルニア州エルセグンドに本社を置き、5000人近い従業員を抱え、2013年にGenCorpのAerojetとPratt & Whitney Rocketdyneが合併して設立された。同社は国防総省向けに固体ロケットモーターのほか、戦術・戦略ミサイルを製造している。

ARはUnited Launch Alliance(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス、ULA)のDelta 4とAtlas 5ロケットの上段に搭載されるRL10ロケットエンジンを製造しており、NASAのSpace Launch System用のRS-25エンジンも製造している。

LMの今回の動きは、SpaceX(スペースX)やBlue Origin(ブルーオリジン)などの新規参入企業に対抗して推進技術を強化し、米国政府との宇宙契約を獲得するためのものだ。一方でライバルのRaytheonは米航空宇宙・防衛大手のUnited Technologiesとの合併を準備している。

LMのJames Taiclet(ジェームズ・タイクレット)CEO は声明で、「ARの買収により、国内の防衛産業の基盤における重要な要素が維持・強化され、当社の顧客と納税者のコストが削減されます」と述べた。

ARのEileen Drake(アイリーン・ドレイク)CEOは「LMの一員として、私たちは米国の防衛と宇宙探査を可能にするという共通の目的を加速させるために、同社の豊富な専門知識と資源と私たちの高度な技術を集結します」と述べた。

買収は2021年後半に完了する見込みだが、規制当局やARの株主による承認プロセスが必要となる。

カテゴリー:宇宙
タグ:Lockheed MartinAerojet Rocketdyne買収

画像クレジット:NASA

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呼吸をしているかのように背面カラーが変わるOnePlusの新コンセプトスマホ

2020年1月にOnePlusは、最初のコンセプトスマートフォンを披露した。Concept Oneと名づけられたこの端末は色が変わるガラスを採用し、デバイス背面の「見えないカメラ」を実現した。このコンセプトは実用的というわけではないが、退屈な古いスマートフォンのアップデートという意味では楽しい気分転換だった。

この観点から見ると、今回のOnePlus 8 Tのコンセプトは大差なく、スマートフォンのアップデートという意味では特に便利というわけではない。もちろん、この技術が実際の端末に搭載される保証もない。このコンセプトの技術は実際の機能というよりも、その外観に関わる。

重要なのはECMF(Electronic Color, Material and Finish)と呼ばれる技術だ。これは基本的には、色が変わるスマートフォンを覆うフィルムだ。素材として金属酸化物を含み、電圧をかけると活性化することでガラスを濃い青から薄い銀に変える。

画像クレジット:OnePlus

OnePlusは「デザイナーたちは、トルコのパムッカレ温泉にある多色の流れ出るお湯から発想しました。自然から多くのデザインが完成し、パムッカレや他の自然の要素からインスピレーションを得ることで、より自然かつ直感的で簡単な新しいインタラクション体験を作り出すことができます」と述べている。

コンセプトモデルの技術的な実用性について、OnePlusは着信を知らせるために色を変える機能を提案している。また奇妙なことに、5Gのミリ波技術によりユーザーの呼吸パターンをキャプチャし、「色を同期して変更することで、スマートフォンを効果的なバイオフィードバックデバイスにする」アイディアも登場している。

この技術が実用化するかどうか、注視しておこう。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:OnePlusスマートフォンコンセプトモデル

画像クレジット:OnePlus

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

SpaceXによる米偵察衛星を打ち上げが12月19日に延期、ロケット上段の液体酸素タンクに異常見つかる

東部時間午前11時15分(日本時間12月18日午前1時15分)アップデート:SpaceX(スペースX)は米国時間12月18日のミッションを中止し、米国時間で12月19日午前9時(日本時間同日午後11時)から始まる3時間の打ち上げウィンドウで再度挑戦する予定だ。ロケット上段の液体酸素タンクにて異常に高い圧力が確認されたが、同社はこれを解決するために作業を進める。

SpaceXは米国時間12月18日、Falcon 9ロケットをケネディ宇宙センターから、米国東部標準時午前9時(日本時間同日午後11時)に打ち上げる予定だ。ミッションでは米国国家偵察局(NRO)の偵察衛星が搭載され、Falcon 9の一段目のブースターの回収も予定されている。

このFalcon 9の第1段ブースターはこれまでに4回飛行しているが、その中にはSpaceXがNASAのために国際宇宙ステーション(ISS)に向け実施した2回の民間補給ミッションやStarlink衛星の打ち上げ、そして8月にアルゼンチンの宇宙機関のための衛星打ち上げであるSAOCOM 1Bミッションなどが含まれる。

SpaceXはケープ・カナベラル宇宙基地の着陸地点への着陸を試みる予定で、これは海上の2隻のドローン着陸船の使用に比べると珍しいケースだ。同社の洋上着陸は、陸上への着陸に十分な燃料が搭載されていなかったロケットブースターの回収を可能にするために導入された。一方で今回のNROミッションでは「打ち上げ地点への着陸」を可能にする。

気象条件にもよるが気象条件にもよるが、通常打ち上げウィンドウが長くなるとSpaceXはの最初の時間での打ち上げを目指す。現在の状況であれば、上記のストリームは東部標準時の午前8時45分頃(ウィンドウの15分前)に開始されるはずだ。

カテゴリー:宇宙
タグ:SpaceX、翻訳:塚本直樹

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

Spotifyに好きな楽曲の作詞家や作曲家を表示するハブが追加

ロイヤリティはさておき、作詞家と作曲家などのソングライターは音楽制作の主役として知られていないことがよくある。もちろんCarole King(キャロル・キング)やJimmy Webb(ジミー・ウェブ)のように有名になった人もいるが、大抵の場合、その名前はライナーノートに書かれていないことも少なくない。

Spotifyの新機能は、それを正そうとしている。あるいは、少なくともリスナーが自分のお気に入りの曲の背後にいる人々のカタログを深く掘り下げる方法を提供しようとしている。Songwriter Hubは、業界最大かつ最も多くのソングライターの情報を集めた新しいサービスだ。中にはビッグネームも、そうでない人も含まれる。

Browseタブからアクセス可能なこのハブには、ソングライターのプレイリスト、ポッドキャスト、専用のソングライターページが用意されている。その中にはGregg Wattenberg(グレッグ・ヴァッテンベルク)、Ant Clemons(アント・クレモンズ)、Noonie Bao(ヌーニー・バオ)、Sia(シーア)、Bebe Rexha(ビービー・レクサ)、Irving Berlin(アーヴィング・バーリン)、Ashley Gorley(アシュリー・ゴーリー)、Meghan Trainor(メーガン・トレイナー)、Fraser T Smith(フレイザー・T・スミス)、Missy Elliott(ミッシー・エリオット)、Teddy Geiger(テディ・ガイガー)、Ben Billions(ベン・ビリオンズ)、Justin Tranter(ジャスティン・トランター)などが含まれる。

「作曲家のためのハブを持つことは非常に重要です。なぜなら、人々はサウンドトラックを作るのを手伝っているのが誰なのか知る必要があるからです」と、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)やCardi B(カーディ・B)、Meek Mill(ミーク・ミル)のソングライターであるNija(ニヤ)氏は、ニュースに関連したプレスリリースで述べている。「ソングライターはアーティストやプロデューサーと同様に、その貢献を賞賛されるに値します。多くの場合、ソングライターは注目されにくいので、誰がお気に入りの曲を書いているかを見ることができる場所があるのはうれしいです」。

この機能は米国時間12月17日から利用できる。

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

米国動画配信サービスHBO MaxがついにRokuデバイスに対応

実に時間がかかったが、HBO Maxが米国時間12月17日にRokuデバイスでローンチされる。

Rokuユーザーはコードカット市場の大部分(What to Watch記事)を占めているため、サービス開始から7カ月近く経ってもRoku用のHBO Maxアプリがないのはかなり奇妙だった。Maxアプリのリリースは何カ月も前から待たれていたが、そのローンチは顧客がどこでどのように購読できるのかという問題に関係(未訳記事)しているようだった。

「Wonder Woman 1984(ワンダーウーマン1984)」がわずか数週間でMaxにデビューすることになったことを考えると、この取引を完了するためには途方もない圧力があらゆる方面からあったと推測できる。契約の一環として、RokuユーザーはRokuの内蔵支払いシステムであるRoku Payを使って、HBO Maxにサインアップできる。

このニュースは、HBO MaxがAmazon Fireのデバイスで配信を開始した1カ月後、そして2021 Warner Brosの全映画が劇場公開と同日にHBO Maxで公開されるという大規模な契約の発表から数日後に報じられた。

今回のローンチにより、HBO MaxはiOS、Android、Chromecast、Roku、Amazon(アマゾン)のFireデバイス、PC / Mac、そしてSwitchを除くすべての最新ゲーム機をサポートし、主要なプラットフォームのほとんどをカバーすることになる。

関連記事:ワーナー・ブラザースが2021年の全劇場作品を動画配信サービスHBO Maxで同時公開へ

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

Google StadiaがiOSとiPadOSでも利用可能に

iOSサポートの発表から数週間後、Google(グーグル)のクラウドゲームサービスがiPhoneとiPadをサポートした。予想通り、サービスへのアクセスはウェブアプリが使用される。またグーグルによれば、今週リリースされた最新のiOSアップデートであるiOS 14.3にアップデートする必要がある。

無料または有料のStadiaアカウントで試したい場合は、iOSデバイスからstadia.google.comにアクセスする必要がある。そしてGoogleアカウントにログインし、ホーム画面にショートカットを追加してウェブアプリを開く。

その後、ゲームを起動してプレイを開始できる。ほとんどのゲームにはゲームパッドが必要となるので、iPhoneやiPadとゲームパッドをペアリングしておくといい。

iOSは専用のコントローラーだけでなく、Bluetoothを使ったXbox OneやPlayStation 4のコントローラーにも対応している。Stadiaのコントローラーを使って遊ぶこともできるが、それは必須ではない。ゲームタイトルをチェックしたいだけなら、タッチコントロールでの操作にも対応している。

Stadiaはクラウド上で動くコンソールのように動作する。プラットフォーム専用のゲームを購入する必要があり、その後に近くのデータセンターからストリーミングされる。最近の追加作品には「Cyberpunk 2077(サイバーパンク2077)」と「Assassin’s Creed Valhalla(アサシン クリード ヴァルハラ)」がある。

これらのゲームをプレイするための追加のサブスクリプションは必要はないが、オプションでStadia Proのサブスクリプションを契約することもできる。これによりプラットフォームで購入したゲームに加えて、ゲームのライブラリにアクセスすることができ、4Kストリーミングが利用できる。Stadia Proは月額9.99ドル(約1030円)だ。

他のStadia関連ニュースでは、今週初めにUbisoftが同社の無制限サブスクリプションサービスであるUbisoft+に加入すれば、Stadiaからゲームにアクセスできると発表した。現在のところ、これは米国でベータ版のみ提供されている。

関連記事:Google StadiaとGeForce NowがウェブアプリとしてiOSにやってくる

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

Discordの画面共有がiOSとAndroid端末でも可能に

超人気のチャットアプリDiscord(ディスコード)で、待望のモバイル画面共有機能が米国時間12月16日から提供される。

その名称が示すようにモバイル画面の共有機能では、ユーザーはスマートフォンのディスプレイ上のすべてのものをキャプチャして配信し、それを友人のグループにストリーミングできる。Discordによると、特に画面上の動きが多いときにうまく動作するように注力しており、ゲームストリーミングやYouTube / TikTokのリモート視聴パーティーなどで、高いフレームレートと低いレイテンシを実現している。

モバイルデバイスのディスプレイをストリーミングするということは、スマートフォンの画面上のすべてのものを共有することを意味する。ランダムなテキストが途中でポップアップして欲しくない場合は、スマートフォンのDo Not Disturbモードをオンにすべきだ。

Discordは2017年に初めてスクリーン共有機能を導入(未訳記事)し、ビデオチャットと一緒に展開している。ただし、画面共有にはデスクトップまたはノートパソコンが必要だった。今回のアップデートでは、iOSとAndroidデバイスが加わった。モバイル版の画面共有ストリームは最大50人の視聴者に同時に配信でき、同一チャネル内で画面共有できるユーザ数に制限はない。

この機能は本日から公開されるはずだが、すぐに利用できなくても驚くことはない。計画通りにローンチされれば、すべてのユーザーが米国時間12月7日の終わりまでに利用できるはずだ。

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