Amazon Echo一般発売、もう招待なしで買えます

eng-logo-2015Amazon.co.jpは、音声アシスタント「Alexa」を搭載したスマートスピーカー「Echo」シリーズの一般販売を本日(3月30日)開始しました。本日より予約販売を受け付け、出荷は4月3日を予定します。もう招待メールなしで購入できるようになります。

Echoシリーズは、2017年11月に招待者限定で国内発売。招待メールを受け取るには、amazon.co.jpの製品ページからメールをリクエストする必要がありました。しかし、リクエストから何か月が経っても招待が届かないというユーザーが続出。『買いたくても買えない』というユーザーが存在していた経緯があります。

一般販売開始にあわせ、3モデルのうちメイン機の「Echo」と廉価機の「Echo Dot」は、エディオン、ケーズデンキ、ジョーシンなど、全国の家電量販店1000店舗以上でも購入可能に。(上位機の「Echo Plus」はAmazon.co.jpのみ)4月3日以降はPrime Nowでの取り扱いも開始します。

Echoシリーズの本体価格は下記の通りです(いずれも税込)

・Echo Dot:5980円
・Echo :1万1980円
・Echo Plus:1万7980円

今回の一般販売開始を記念して、割引キャンペーンも実施します。「Echo Dot」は期間限定で1500円割り引くほか、「Echo Plus」は「Philips Hue」のスマート電球1個とのセット商品として、割引価格で販売します。

また、二子玉川 蔦屋家電(東京都世田谷区)では、Echoシリーズのタッチアンドトライコーナーを本日(3月30日)より設置するということです。

Engadget 日本版からの転載。

NHKに”AIアナウンサー”が登場 「ヨミ子さん」がニュース読みます

NHKのニュース番組に、「AIアナウンサー」が登場する。

4月からニュース番組「ニュースチェック11」(平日夜11時10分〜※)の水曜日のコーナーに登場する。NHK放送技術研究所が開発した平昌オリンピックの「ロボット実況」に使われた技術がベースになっており、AIによる音声合成でニュース原稿を読み上げる。

名前は「ニュースのヨミ子」。キャラクター「コップのフチ子さん」を手がけたタナカカツキさんがデザインを担当した。

(※)2018年3月まで放送開始時間は夜11時15分から。4月から放送開始時間が夜11時10分に変更になる。

ニュースのヨミ子さん。(C)NHK

ヨミ子さん、スマートスピーカーでもニュースを読むよ

「ニュースのヨミ子」は、Google Homeなどスマートスピーカーにも対応する。

現状、スマートスピーカーでは収録済みのラジオ放送などを再生しており、視聴者が「聞きたいニュース」を選べるようになっていない。

スピーカーに「ヨミ子につないで」と呼びかけるとヨミ子さんが登場し、ニュースの項目やジャンルを選ぶと、最新のニュースを自動的に読み上げるという。はじめはジャンル別でしかニュースを選べないが、今後は「大雪のニュース」などキーワードでニュースを選べるようになる予定。

また、拡張現実(AR)でヨミ子と一緒に写真撮影ができるサービスなども提供する。

ヨミ子さんがARで出現するカメラアプリ。 KEI YOSHIKAWA / HUFFPOST JAPAN

AIアナウンサーが速報にも対応する?

NHKによると、「ニュースのヨミ子」は「より一層多くの人にニュースに親しんでもらいたい」との思いで企画開発された。

報道局ネットワーク報道部の熊田安伸専任部長は、26日の報道説明会で、「新人のため、まだたどたどしいが、将来的には自由な会話も実現させたい」と説明。

AIアナウンサーが発展して速報に対応できるようになると、NHKスタッフの働き方改革の一環にも繋がると期待を寄せた。

「例えば、真夜中に高速道路で交通事故が起きて通行止めになった時、AIアナウンサーが自動的にラジオを通してニュースを届けるなど、将来的にはそういった使い方も考えている。人間のアナウンサーはよりクリエイティブな仕事に集中できるようになる」

はじめは女性のAIアナウンサーのみでスタートを切るが、ヨミ子の機械学習が進み、基礎的な技術が完成した後は男性のAIアナウンサーを開発することも視野に入れているという。

HuffPost Japanからの転載。

Alexaの新しい‘ブリーフモード’では、コマンドへの応答を「オーケー」でなくチャイム音ですます

Amazonが、AlexaデバイスEchoの新しい動作モード、“ブリーフモード”(Brief Mode)の存在を確認した。brief(簡潔)の名のとおり、Alexaが自分の声でなくチャイムなどの音でユーザーの指示を確認するようになる。たとえばAlexaに、明かりをつけるよう頼むと、通常は“okay”と返事するが、ブリーフモードなら小さなチャイム音を鳴らす。

このモードは、スマートホームを音声でコントロールするのはいいけど、いちいち声による確認は要らない、という人に便利だ。家の中に音声でコントロールするスマートホームアクセサリーがたくさんあって、毎回Alexaの声を聞くのにも疲れたよ、という人だっているだろう。

このブリーフモードの導入時期は、Alexa対応のスマートホームデバイスが急に増えてきた時期と一致している。ドアベル、カメラ、電灯、サーモスタットなどなど、家中Alexaだらけになりつつある。今年のCESでも、Alexa対応デバイスがたくさんあった。水道の蛇口、照明のスイッチ、車のダッシュボードカメラ、プロジェクター、食器洗い機、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、などなど々々々々。

ブリーフモードに最初に気がついたのは、Redditのユーザーだった(それをAFTVNewsが報じた)。その後、コメントなどで、ぼくも、私も、という人たちが続出した。そのモードが消えた、という人もいるから、現状はまだテストかバグかもしれない。ブリーフモードのon/offを切り替えるトグル(下図)を見つけた人もいる。

Amazonの説明によると、ブリーフモードは、家の中のコマンドだけでなく、Alexaがユーザーに何かを確認するときはつねにこのモードで応答する。Alexaのふつうのおしゃべりの中でも音が使われるらしいが、それはまだ私は未確認だ。

昨日、私の家でもブリーフモードが有効になったときは、最初のコマンド(寝室の灯りを消せ)のときにAlexaは、ブリーフモードについて説明する。このオプションを有効にするか?と尋ねるので、私は“イエス”と応じた。

それ以降は、各種のスマートホームデバイスにコマンドするたびに、Alexaはokayでなくチャイム音で確認するようになった。

昨日Amazonに、ブリーフモードは全ユーザーに行き渡ったか、と尋ねたら、今日(米国時間3/16)、行き渡ったと答えてくれた。

“私たちはつねに、Alexaをお客様にとってもっと便利にする方法を探している。ブリーフモードも、その最新の例のひとつである”、と同社のスポークスパーソンはおっしゃった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Googleアシスタントに待望のマルチステップ導入――当面設定できるのは「今日はどんな日」

Googleアシスタントの能力が大きくアップする。いちいち個別に命令しないでも複数のステップを一度に実行する能力が、今日(米国時間3/13)、公開されたことをAndroid Policeが発見した。

アシスタントで最初に有効になったのはこのサポート・ページの機能で、当面アメリカのユーザー向けだ。Good Morningというマルチステップ・ルーチンは照明を点ける、カレンダーから今日の予定を読み上げる、天気と交通情報を知らせる、音楽やポッドキャストを再生する、といった一連の動作を実行する。

Googleのサポート・ページによれば、アシスタントにはGood Morning(起床)、Bedtime(就寝)、Leaving home(外出)、I’m home(帰宅)、Commuting to work(出勤)、Commuting home(退勤)という6種類のルーチンが導入されるという。つまりGood Morning以外のルーチンも順次公開されるのだろう。Android Policeは一連のマルチステップに含まれる動作には一部不合理、不便な点もあると述べている。もっと柔軟にカスタマイズできるようになっているとさらによいだろう。

こうしたルーチンが実行する動作はユーザーによって異なる。 つまり今日の予定を読み上げる場合、ユーザー別にそれぞれのカレンダーを参照する。

こうしたルーチンの導入に私は大いに期待している。 Googleアシスタントは帰宅したときが最悪で毎回いくつもの命令を叫ばねばならない。OK, Google, I’m home! などと命じるだけで一連の動作を確実に実行してくれるのであればありがたい。

利用頻度が高そうなシチュエーションごとにルーチンを作るのは、ややお仕着せの感じはするものの、手始めとしてはやむを得ないだろう。

Alexaは数ヶ月前からこうした機能を備えており、各種のアプリもアシスタントよりやや強力なようだ。 残念ながらAppleのHomePodにはこの機能はまだない。



〔日本版〕Googleアシスタントの日本語ページにはまだ「ルーチン」についての記述はない。原文のサポート・ページのリンクは日本版の「今日はどんな日」のページにリダイレクトされるが、英語版のGood Morningルーチンと比較するとまだいくつかの機能を欠いている。日本語版のアシスタントの機能一覧はこちら

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

GoogleアシスタントがiPadにやって来た――すでに日本版のダウンロードが可能

今日(米国時間3/13)、Google AssistantがiPadで使えるようになった。ユーザーは通話やメッセージ送信、カレンダーの確認、リマインダーのセットを始めとしてアシスタントのあらゆる機能がiPadから利用できる。GoogleアシスタントはGoogleのスマートフォン、Pixelを始めとするAndroidデバイス向けがリリースされた後、2017年の Google I/OでiOS版が発表された。

ただし当初は英語版でiPhone向けのみだった。Googleによれば、今日のiOSアプリのバージョンアップで英語だけでなく、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ブラジル・ポルトガル語、スペイン語が利用できるようになった。

iPad版は基本的にiPhone版と同機能だが、表示面積が拡大されている他、分割画面でのマルチタスクなどiPadのみの機能に対応している。

Amazon Echo、Google Home、そして最近のAppleのHomePodなど、音声対話が可能なスマートスピーカーの普及が話題になっているが、モバイル・デバイスのスマートアシスタントはさらに影響が大きい。そのためGoogle AssistantやAmazonのAlexaは自社のハード、つまりAndroidやFire タブレットだけでなく、あらゆるプラットフォームに対応しようとしている。

特にiPadへの対応は各方面からの注目を浴びていた。

事実、Amazonは昨日、Alexaのタブレット対応を発表している。これにはiPadも含まれ、アップデート版ではAlexaによる通話やメッセージ送信機能がサポートされている。

もちろんiPadでGoogleアシスタントやAlexaにアクセスするのはiOSのデフォールトのアシスタントであるSiriを使うほど簡単ではない。Siriならホームボタンを長押しするかHey Siriと呼びかけるだけでよい。

とはいえ、Googleのアシスタントに慣れていてiPadを持っているユーザーはアップデートを歓迎するだろう。

Googleアシスタントにメッセージの送信や電話をかけることを頼むと、アシスタントはiOSの連絡先を検索しようとするのでまず許可する必要がある。アシスタントは音声によるテキスト入力、リマインダーの設定、カレンダーの表示、音楽の再生、スマートTVへのビデオのキャスト、検索、等々さまざまなな能力を備えている。

新しいアシスタント・アプリはiOS 10.0以降で作動するが、特にiOS 11を搭載している場合、マルチタスクに対応する。Googlによれば、一つの窓でカレンダーのチェックなどを命じておき、別の窓でアシスタントと会話するというようなことが可能だという。また縦横どちらの向きでも利用できる。

iPadアプリ〔日本版〕はAppleのApp Storeから入手できる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Alexaはあなたの音楽聴取履歴を覚えているのでリクエストも可能

AppleのHomePodが発表されてからのAmazonは、Alexaの音楽機能で攻勢に出ている。基本製品であるEchoの音質を良くし、Amazon Musicのコントロールも加えた。そして今日(米国時間3/8)同社は、アメリカとイギリスのユーザー向けに、単に曲とアーチストをリクエストするだけでない、より高度な音楽再生機能の提供を開始した。

まず目立つのは、ユーザーが前に聴いていた音楽に基づいて曲を指定できることだ。それによりたとえば、“先月ぼくが聴いてたHold Steadyの曲をかけて”とか、“今朝ぼくが聴いてた音楽をかけて”、といったリクエストができる。

これらは、同社の音楽サービスAmazon Musicの吸引力を高める工夫でもある。Amazon Musicの今の状態はSpotifyやApple Musicに比べると弱いし、またGoogleのHomeデバイスのように単純に既存の各種音楽サービスを選べるようにすることもできない。

しかもSonyやSonosなどの企業は自社のスピーカーにどんどんスマートアシスタント機能を加えているから、Alexaとしてもますます、音楽を重視せざるを得ない。今度の新しい音楽再生機能は、このアシスタントのAndroidとiOS両バージョンで利用できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

アメリカでは成人5人に1人がスマートスピーカーを利用中――Voicebot.aiの調査によればユーザー数は4730万人

Voicebot.aiが発表した最新のレポートによれば、現在、アメリカの成人4730万人が音声認識可能なスマートスピーカーにアクセスできるという。発売後わずか2年で成人における普及率は20%に達した。

ここで「スマートスピーカーにアクセスできる」というのは、その家庭に少なくとも1台のスマートスピーカーがあるという意味だ。必ずしもスマートスピーカーを所有している、あるいは主たるユーザーであるということは意味しない。つまり同居する家族全員、ルームメイトなどもユーザー数にカウントされている。

この点は他の情報機器と普及率を比較する場合に念頭に置く必要があるだろう。スマートフォンやウェアラブル・デバイスなどは基本的に所有者が同時に唯一のユーザーだ。スマートスピーカーの普及率を考える場合は、固定電話やテレビなど 複数で使用することが可能なプロダクトと比較する方が正しいだろう。【略】そうではあってもスマートスピーカーの普及速度が非常に速い点は興味がある。

発表されたレポートはアメリカの成人2018年1月に1057人をオンラインで調査したものだ。ただしオンラインを利用できる成人は全人口の88.5%なのでこれを考慮して数字は調整してある。

調査にはユーザーの人口動態的内訳も含まれており、57.8%が男性、42.2%が女性と回答した。多くの(約3分の2)場合、アクセスするスマートスピーカーの数は1台だ。つまりユーザーは家中に多数のスマートスピーカーを置く必要を認めていない(若年層が都市に移動する傾向が見られるため、アパートの部屋が狭く1台で足りるというのも原因の一つかもしれない)。

Amazon、Google、それに最近Appleも加わったが、これらのスマートスピーカーのメーカーはこのゲームがゼロサムに近いことを認めている。消費者が複数のスマートスピーカー・システムを家に設置することはない。つまりこの市場は潜在的に勝者一人勝ちの性質を持っている。

しかも67.5%の人々は1台のスマートスピーカーしか持っていない。19.3%が2台持っており、3台以上持っているケースは少ない。1人あたりに換算すると1.8台となる。もちろん現在の普及率からいえば今後の想定される市場は大きい。

消費者の多く(45.9%)はスマートスピーカーをリビングに置いている。次がキッチン((41.4%)、寝室(36.8%)、ホームオフィス(10.9%)の順となる。

スマートスピーカー向けソフトウェア・デベロッパーとしては当面、音楽その他のエンタテインメントに重点を置くのが賢明だろう。将来はホームオフィス関連の生産性ツールにも可能性がある。この分野での普及率はまだ低いが、今後成長の余地が大きい。特にAmazonが力を入れれば一気にブレークするかもしれない。

この調査ではAmazonが市場をリードしていることが鮮明になった。台数ベースでは、Amazonが71.9%、 Googleが18.4%、9.7が「その他」となっている。その他にはAlexaやGoogle Assistantのソフトウェアを搭載した他メーカーのデバイスやMicrosoftのCortana搭載デバイスだ。

いずれにしてもこの数字はアメリカ市場のもので、iPhone対Androidの競争と同様、Googleはアメリカ以外の地域で強さを発揮している。たとえば2017ではカナダ、フランス、オーストラリアでGoogleがリードしており、イギリス、ドイツでもAmazonとの差を縮めている。

アメリカではAmazon EchoとEcho Dotが市場の3分の2近くを占めているが、これはAmazonがスマートスピーカーのパイオニアでいちばん長期間売られているという要素が大きい。最近の販売傾向からはEcho DotやGoogle Home Miniのような,小型で低価格のモデルが好まれていることが分かる。Home Miniは3ヶ月連続してGoogle Homeの売れ行きを上回っている。

Amazonデバイスの方がGoogleデバイスより家庭の平均収入が高い。

iPhoneユーザーはスマートスピーカーを持つ可能性が平均より22%高く、それがGoogleデバイスである可能性は30%低いという。

ここからレポート全文がダウンロードできる。

アップデート:当初のインフォグラフィックでは20%の母数がわかりにくかったので、われわれはvoicebot.aiにアップデートを求めた。上にエンベッドされたグラフはアップデート後のもの。 (2/7/18, 3:40 PM ET)

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

優れたAlexaスキルにはお金を払うAmazon、今度は子ども向けスキルもその対象に

昨年Amazonは、デベロッパーが作ったAlexaスキルの、好評で人気の高いものにはお金を払う、と発表した。最初はゲームのスキルが対象で、それはAmazonがゲームに力を入れようと思っていたからだが、8月には対象カテゴリーがやや増えた。そして今日(米国時間2/27)は、さらに対象を拡大して、子どものためのスキルも、優秀作にはAmazonからお金が出る。

これで、秀作のスキルがお金をもらえるカテゴリーは全部で8つになった。それらは、ゲームに始まって教育(質問)、食べ物飲み物、健康とフィットネス、ライフスタイル、音楽とオーディオ、仕事、そして今度の子どもだ。

Amazonは、この事業の近況も報告した。例によって詳しい数字は挙げないものの、これまで22か国のデベロッパーに“数百万ドル”を支払ったそうだ。それらのスキルは、アメリカとイギリスとドイツで提供されている。

中には“数万ドル”を稼いだデベロッパーもおり、少数ながら10万ドルを超えた人たちもいるそうだ。

デベロッパーに直接お金を払うやり方は、音声アプリのエコシステムの成長に寄与するだろう。デベロッパーの標準的な収益源であるはずの、有料会員制スキル内購入が軌道に乗るのは、まだ先の話だ。良いスキルの中にも、これらの一般的な収益化の仕組みがなじまないものがあるし、またスキルのデベロッパーが勝手に広告を収益源とすることは、Amazonが禁じている

この、子ども向けスキルにお金を払うという発表は、賞金25万ドルの“Alexa Skills Challenge: Kids”の入賞スキルの発表にタイミングを合わせたようだ。この懸賞は、13歳以下の子どもが対象、とされていた。

Amazon Alexaは、子どもにも人気がある。Echoを買った親は、みなそう言っている。そこで今回Amazonがデベロッパーたちを奨励して、子どもをねらったアプリやゲームを作らせようとしているのも、理にかなっている。

昨年Amazonは、ネット上の子どもたちのプライバシーを守る法律COPPA(Children’s Online Privacy Protection Act)へのコンプライアンスのために、子ども用の音声アプリに親の同意機能を加えた。これによりNickelodeonやSesame Streetなどの有名ブランドが、子ども向けアプリを出し始めた。

なお、子ども向けアプリに対する法律の規制があるため、子ども向けAlexaスキルもアメリカでしか公開/配布できない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google Assistantにマルチコマンド機能Routinesと位置対応のリマインダーが加わる

今朝(米国時間2/23)Googleは、Google Assistantのマルチリンガルのサポートと対応言語の増加を発表したが、それと並んでさらに、このスマートアシスタントに二つの新しい機能、Routinesと位置対応のリマインダーが加わることも発表された

Googleは前から、Routinesを開発中だと言っていた。その発表は、2017年の10月だった。

Google Assistantのユーザーはこの機能を使って複数のコマンドをつなげられる。つまりRoutinesを使うと、コマンドと応答を個人化できる。たとえば、“OK Google, I’m home”(今帰ったよ)と言ったら、電灯が点き、サーモスタットを調節し、音楽が鳴るようにできる。

この機能はライバルのAmazon Alexaが2017年9月に発表し、次の月にローンチした。Googleは今やっと追いついたが、まあ早い方だね。

しかしGoogle Assistantにはほかにもマルチタスクのやり方がある。“turn on the TV and what’s the weather?”(テレビをつけて、お天気は?)のように、一つのセンテンスに二つのコマンドがあると、両方をやってくれる。

しかしRoutinesでは、もっと多くのコマンドを合体でき、それに一つのトリガーフレーズをつけられる。

Googleによると、Routinesはまず数週間後にアメリカでローンチし、6つのルーチンを作れる。それらは、朝出かけるとき、帰宅時、自宅内の夜、などの機会用だ。

また近い将来、位置対応のリマインダーが新しい機能として加わる。

この機能はスマートフォン上のGoogle Assistantにはすでにあるが、これからはGoogle Homeデバイスでも使えるようになる。

と言っても、Google Homeのスマートスピーカーがあちこち移動するのではなくて、あなたのスマートフォンにリマインダーを知らせてくれるのだ。

たとえば、食料品店の近くに来たら、Google Homeデバイスが、ミルクを買うことを思い出させてくれるだろう。

どちらも順次段階的にローンチされるようだが、Googleは‘来週からスタート’と言うだけで、詳細スケジュールの発表はない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google Assistantが年内に30あまりの言語をサポート、マルチリンガル(同時多言語)になる

検索大手GoogleがAmazonのAlexaに対抗して出したGoogle Assistantは、Androidスマートフォンやタブレットには最初からあり、それにiPhoneなどiOSデバイスやスマートスピーカー(a.k.a.音声アシスタント)Google Homeでも使える。そしてGoogleは今朝(米国時間2/23)、このアプリが年内に対応言語を増やし、これを動かせる全世界のAndroidスマートフォンの95%で使えるようになる、と発表した。それにまた、どれか一種類の言語で使えるだけでなく、言語を指定しなくても複数の言語で使えるようになるようだ。

後者の機能は、たとえば家では出身国の言葉、仕事などでは違う言語、という人にとって、とくに便利だろう。

Google Assistantは前から複数の言語を理解できたが、ユーザーがそれを簡単に切り替える方法がなかった。アプリの設定で言語を指定する必要があった。これからはごくふつうに、いろんな言語で話せるようになる。

Google Assistantの‘同時多言語サポート’(マルチリンガル)は、今年後半にまず英語、フランス語、ドイツ語から始まり、その後徐々に増えていく、とGoogleは言っている。

同社によると、Google Assistantのグローバル化もめざましく進展している。

そして今年は、対応言語がこれまでの8言語から30言語へと、飛躍的に増える。今後数か月内にAndroidとiPhone上でデンマーク語、オランダ語、ヒンズー語、インドネシア語、ノルウェー語、スウェーデン語を話せるようになり、年内には、Google Assistantを動かせる世界中のAndroidスマートフォンの95%で使えるようになる。

AppleのSiriやAmazonのAlexaは、これに比べると言語サポートは限られている。AmazonがEchoスピーカーを世界各国で売ったとしても、現状ではそれらの国々向けにローカライズされていない。Alexaが話せるのは英語とドイツ語と日本語だけだ。これに対してSiriの最大の強みは、20以上の言語を話せることだった。

言語サポートの拡大は、今朝発表されたGoogle Assistantのいくつかのアップデートのひとつだ。そのほかに、モバイルのメーカーがAssistantをより深く統合できるための事業Assistant Mobile OEMや、Assistantへのコマンド列Routines、位置対応のリマインダーなどが来週から展開される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

「アレクサ、本を読んで」Kindle本の読み上げにAmazon Echoが対応

eng-logo-2015「Amazon Echo」などのAlexa対応スマートスピーカーが、Kindle本の音声読み上げに対応しました。

『アレクサ、本を読んで』と呼びかけるだけで、Kindleライブラリにある中から直近にダウンロードした書籍を読み上げてくれます。また、一度終了しても、次回以降は一番最近読み上げた書籍の続きから読み上げるレジューム機能にも対応します。

また『アレクサ、’本のタイトル名’を読んで』と読み上げると、指定した書籍を読み上げることも可能です。

さらに、スマートフォンのAlexaアプリでKindleの書籍を検索・選択し、読み上げさせることも可能。この場合の手順は次の通りです

1. Alexa アプリのメニューから「ミュージック&本」を選択
2.「本」のセクションから Kindle を選択
3. ドロップダウンメニューから端末を選択した後、Alexa で読み上げ可能な本の中から希望の書籍を選択

今回の対応で、Alexaの利便性がより高まった形。アマゾンは「Alexa の日本語の TTS(テキスト・トゥ・スピーチ) 機能を一層向上させ、没入感のある読み上げ体験の実現を図っていきます」とコメントしています。

Engadget 日本版からの転載。

Sonos Oneは優れた音質を求める人のためのスマートスピーカーだ

コネクテッドスピーカーは戦国時代の真っ只中だ。いつかはすべての記録が歴史書に刻まれる日が来るだろう。しかし現時点では、世にある選択肢を取り巻く、様々な物語を切り取って、勝者を選び出すのは至難の業なのかもしれない。しかし現在主要なプレイヤーからのカードがテーブルの上に配られつつある中では、Sonosがほとんどの人たちにとっての、ベストの選択肢を提供していることは明らかだ。

昨年同社がリリースしたコネクテッドスピーカーであるSonos Oneは、驚くほど素晴らしいサウンドを提供するWi-Fi対応スピーカーだ。同スピーカーにはAmazonのAlexaもビルトインされている。これは市場にある最高のスマートアシスタントではないかもしれないが、少くともGoogle’s Assistantと同等の性能を発揮する。

サウンドという点では、Sonosは考慮に値するスマートスピーカーを製造するトップ3のメーカーの中で、どこよりも豊富な経験を有している。Sonos Oneはさまざまな点で、Sonos Play:1の最新バージョンである。音響的にはとても似通っているが、それは本当に良いものなのだ。Sonos Oneは、Play:1と同様にとても素晴らしい音響デバイスである。特にそのサイズと物理的な接地面積を考えるとなおさらだ。

私はここ2〜3週間、1対のSonos Oneを使用しているが、素晴らしい音楽で部屋を満たしてくれている。その一部はSonosの持つ音場構成技術によるもので、そのセットアップ時には、デバイスが空間に発する音響を正しくモデル化するために、携帯電話を2分間部屋の中で掲げて振るといった作業が必要となる。

個人的な感想としては、Sonos Oneは既に、多くの人びと(より強力なパワーや、より大きいスピーカーによる音質改善を気にしない利用者層)が求める音質という点で、Google Home MaxやAppleのHomePodに対する強力なライバルである。しかしSonosはそれ以外にも優れた特徴を持っている ―― 2台目のSonos Oneと組み合わせてステレオペアを構成することができるのだ。このことで、真のサウンドセパレーションが提供される。つまり左右のチャンネルが、擬似的に作られたステレオ効果ではなく、元々のあるべき姿で再生されるのだ(HomePodのレビューにも書かれているように、擬似的なステレオ効果も優れているが、究極的には真のステレオセパレーションに匹敵するものにはならない)。

ライバルたちに対するSonosのもう1つの大きなメリットは、新しいSonos Oneは箱から出しただけで、既にセットアップされたSonosに統合されるということだ。すべてのスピーカーを声で制御し、屋内同時再生や部屋ごとの再生に合わせてグルーピングすることができる。GoogleのHome MaxもChromecast対応のスピーカーたちと共に、似たようなマルチルームストリーミング対応をすることができるし、HomePodもマルチルームならびにステレオ同期を可能にするアップデートが行われる予定だ。しかしSonos Oneはその両者を既に提供していて、上手く動作している。

価格の面でも考慮する価値がある。Sonos Oneは、2つをバンドルしたものが現在349ドルで入手可能だ。これはHomePod 1台分と同じ価格である。上に挙げたような利点を考慮すると、単体で使うにせよ、Alexaのスマートさと高品質のコネクテッドサウンドを複数の部屋に一気に導入するにせよ、これはかなりお得なお買い物と言えるだろう。

もちろん他の選択肢を考えたい理由もあるだろう、特にAppleのデバイスとエコシステムにどっぷりと浸かることがお好みならば。しかしほとんどの人の、ほとんどの利用方法の中では、Sonos Oneがはるかに優れた選択肢となるだろう。

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(翻訳:sako)

Alexaでコントロールするトイレの作り方…そう、自分で作れるものは作ろう

Alexaでコントロールするトイレは、2018年の話題の一つだが、数千ドルする。意欲果敢な人なら、このとおりやれば自作できる。ちょっと工作があるし、複数の部品を使うし、トイレの費用以外に約750ドル要る。しかしその最終結果は、音声でコントロールするトイレットだ。人間なら、誰もが欲しいと思うだろうね。

かんじんな部分は、赤外線リモコンつきのビデを買うことだ。それから、AdafruitのWi-Fi開発ボード使って、トイレに水を流す別のデバイスをトリガーする。簡単だ!

家の中の音声コントロールはかなり前から、ホームオートメーションの黄金律と見なされていたし、AlexaやGoogle Homeの登場によって自分ち用のJarvisを作ることがいよいよ容易になった。Mark Zuckerbergが家庭用人工知能Jarvisを作って彼の家のあちこちをコントロールしようとしたのは、わずか2年前だ。そして今では、ちょっとしたハッキングとコーディングで誰もが同じことをできる。でもZuckのAIは、声がハリウッドスターのMorgan Freemanだ。Alexaと格が違うのは、この点だけだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Apple HomePodの予約販売はローンチ前日で売り切れ…生産量を抑えたか?

HomePodは、Appleが大ヒットをねらった製品ではない。たしかに良い音質のスマートスピーカーは売れるようだが、Appleは参戦がやや遅くて、AmazonやGoogleに水をあけられていた。また同社は、ローンチ時のSiriの機能が少ないことを、批判されていた。

しかし、ある測度に関しては、Appleの最初のアシスタント専用デバイスは文句なしだったようだ。お客様に大感謝か、あるいは少なくとも、同社の予想は間違っていなかったのだ。すなわちAppleのサイトでは、予約販売用に用意した在庫がローンチの前日に完売となった

でも、そのほかのお店にはまだ在庫があるようだから、明日大急ぎでApple Storeへ行けば、場所によっては買えるかもしれない。ただしこれは、製品の予想外の人気を示しているのか、それとも用意した在庫が少なめだったのか、どっちだろう?

しかも同社は、製品が最終的に完成してから2か月近く、リリースが遅れた。そのために、初代の製品のスタート時点の生産能力が結果的に低すぎた、ということになったのだろう。

ポジティブなレビューが多かったことも、ローンチ前のHomePodの人気に貢献しただろう。本誌TechCrunchのレビューなんか、“メジャー系のスマートスピーカーとしては文句なしに最高の音質”、と激賞している。ただし349ドルという値段の高さや、iOSとApple Musicに限定されるという弱点も、指摘していたのだけど。

運良く買えた人は、今ごろ、発送は(米国時間)2月9日という通知を受け取っているだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Alexaで音楽のプレイリストを作れるようになった(まずアメリカから)

最近の新製品Apple HomePodやGoogle Home Maxが示すように、スマートスピーカー(a.k.a.音声アシスタント)では何よりも音楽が重視される。一方この世界の先輩であるAmazon Echoは、オーディオがセールスポイントだったことはなかったが、でも最近のアップデートでは、そっちへ向けて小さな一歩を踏み出した。

そしてさらに今週Amazonはまた、小さいけど便利な音楽機能をEchoに加えた。Alexaを使って、プレイリストを作ったり編集できるのだ。まったく新たにプレイリストを作ったり、既存のリストに曲を加えたりできる。

この機能は数週間前にベータで導入され、今日からはAmazon Music Unlimitedのアメリカのユーザーに展開されていく。Amazonによると、これはユーザーの要望がもっとも多かった機能のひとつであり、Echoが音楽を聴くためにも利用されている証拠だ。

これまで、Amazon自身の製品は、競合製品に比べてオーディオをあまり重視していないが、最近ではSonosやHarmanとパートナーして音楽にも力を入れ始めた。しかしスマートスピーカーに関しては、Amazonは低価格製品で競合に勝とうとしているから、Echoがハイエンドのスピーカーになる可能性は低そうだ。

しかしそれでも、HomePodと違ってEchoでは、BluetoothやAUX出力で音を他のスピーカーへ 渡すことができる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Apple HomePodを買うべきか迷ってる人のために

AppleのHomePodについて大量の言葉を読みたい人には、あれこれなどがおすすめだ。もちろん、苦労して稼いだお金を最初の世代の製品に350ドルも投げ出すつもりでいる方はぜひそうすべきだが、しかし長くても短くても結論は同じだ。Appleはとっても良いスピーカーを作った…このクラスではベストの製品だろう。

でも、ご用心。Appleはいつものように、もっとも基本的なデバイスを作っただけだから、購入を検討する前に各自がチェックすべき問題がいくつかある。

そのチェックのためのフローチャートを、ご覧いただこう。

〔図の訳〕

HomePodを買うべきか?

スピーカーに払える349ドルを持っているか?

HomePodを買うな   iOSデバイスを持っているか?

高価なAirPlayスピーカーを欲しくなければHomePodを買うな   Apple Musicの会員か?

HomePodを買うな   スマートアシスタントを使う気があるか?

Google Home MaxやAmazon Echoを検討したか?   Siriを使う気があるか?

おめでとう。あなたはHomePodの購入を真剣に検討すべきだ。文句なしに、今市場にあるメジャーなスマートスピーカーの中では最高の音質だ。

チャートのデザイン: Bryce Durbin

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

コーディング不要で誰でもAlexaのスキルを作れるStorylineが今YCで勉強中

【抄訳】
今や3900万人のアメリカ人がスマートスピーカー製品を持っていると言われるが、それらのための音声アプリのエコシステムはまだ発展途上だ。Alexaのスキルは25000種を超えたというけど、まだAlexaのスキルを作っていない企業の方が多いし、スキルがあるといっても、どうでもいいような、ささやかなものばかりだ(企業の製品案内をするとか)。この、未発達なデベロッパー状況の中にやってきたのが、ベラルーシで立ち上がったStorylineだ。同社のサービスは、デベロッパーでない、プログラムを書けない、ふつうの人でも、やさしいドラッグ&ドロップ方式でAlexaのスキルを作らせてくれる。

同じくドラッグ&ドロップでプログラミング不要でWebサイトを作れるサービスにWeeblyがあるが、Storylineは“音声アプリのためのWeebly”を自称している。

【中略】

Storylineの協同ファウンダーでCEOのVasili Shynkarenkaはこう言う: “Alexaのスキルのような、会話型のアプリは、プロのデベロッパーでもまだ作るのに苦労している。デベロッパーでない、クリエイティブに人とかコンテンツの作者たちは、そもそもコードを書けない。そのことが、ぼくたちの大きな着眼点だ”。

今はAlexaオンリーだが、いずれGoogle Homeにも対応する気だ。同社のソフトウェアはとてもシンプルで、一般的なスキルのほかに、Flash Briefingも作れる。簡単なスキルなら5分から7分で作れる、とVasiliは言う。

使い方は簡単で、Storylineのアカウントを取得したら、あとは指示に従っていろんな項目を入力していくだけだ。最後に、Alexaとの会話の流れを作る。

会話の流れをStorylineが画面右に表示してくれるから、それを見ながら必要な編集をしていく。

いろんなボタンを選んでクリックしながら、さまざまなタイプの会話を入力していく。その中には、“ユーザーが想定外のことを言った場合”、というケースもある。

そして出来上がった会話は、ブラウザー上でテストできる。いきなりAlexaにロードしなくてもよい。

会話が完成したら、“Deploy”ボタンを押すとAmazonのアカウントへ行くから、そこで会話の内容をパブリッシュする。Amazonのデベロッパーアカウントを持っていない人は、このときにStorylineのガイドに従って簡単に作れる。

Storylineを使うと、けっこう複雑高度な会話も実装できるから、子どものためのスキル・コンペAlexa Skills Challenge: Kidsでは、決勝に残った内の二人がStorylineを使っている。

2017年の10月にローンチしたStorylineは、今ではユーザーが3000人おり、約3000のスキルが作られている。うち200は、実際にAmazonのSkill Storeから提供されている。

Storylineの競合製品Sayspringも、デザイナーなどがスキルを作れるが、Storylineのように作ったスキルを作者が簡単にパブリッシュできるものではない。その違いは大きいよ、とVasiliは自負を述べる。

“単なるプロトタイピング・ツールじゃ、お客さんがつかないよ”、と彼は競合製品を批判する。

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Storylineにはアナリティクスの機能もあるが、アナリティクスの結果と編集(スキルの改良)機能との統合が、今後の課題だ。

今後はいろんな種類のスキルのテンプレートも提供していくから、コーディング不要のスキルづくりがますます簡単になるだろう。雑学クイズ(トリビア)のような、ゲームのテンプレートも提供するそうだ。

そしてもちろん、Google Homeなどそのほかの音声プラットホームにも対応する予定だ。

今StorylineはY Combinatorの2018冬季の生徒で、YC とAdam DraperのBoost VCが投資している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AppleのHomePod発売直前試用レポート

HomePodは記憶にあったものよりもずっと小さかった。昨年の6月のWWDCで発表されて以来、私はこのスピーカーを見たことはなかった。

そして先月、Appleは、スピーカーの発売日が予定だった12月からずれ込むことを発表した。「もう少しだけ時間が必要」というのがその理由だった。そして、ついにその時がやって来た。今週プレオーダーが始まり、出荷が2月9日に開始される。

今週私は、この製品の最終形を少し試用することができた。そして高さ17.8センチ(7インチ)であるこの製品の小ささに驚いていたところだ。たぶんそれは、私が暫くGoogleの重量5.4キロ(12ポンド)の巨大なHome Max Speakerを使っていたからだろう。

宣伝通り、この製品の音は素晴らしい。HomePodは、なによりもまずスピーカーであるこが第1で、スマートであることは二の次であることにはあまり疑問の余地はない。最初のEchoやGoogle Homeデバイスの流れには乗っていない。Appleのエンジニアたちは、その小さなサイズから、リッチで豊かなサウンドを十分に引き出すことに成功した。スピーカーは特にボーカルの分離に威力を発揮し、例えばライブレコーディングにおけるバックボーカルと観客の声の入り混じった音も聞き分けやすい。

発売に際して、同社はその内部の簡単な図解を示した。システム底部には環状に配置された7つのツイーターがあり、上部には大きなウーハーが置かれている。ウーハーの可動余地は22ミリもあり、これは比較的小さなHomePodのサイズから考えるとかなりの長さだ。Home Maxに比べて特に大きく優れているデザインの1つが、その全周型360度デザインである。このことも部屋の様々な場所で一貫した良いサウンドを得るための役に立っている。

Maxの発売前に、Googleの担当者と会ったときにの説明では、ほとんどの人がスピーカーを壁際に置くことになるという事実から、単方向性に対しての最適化を選択したのだという話だった。Googleはそのポジショニングの特性を利用して、同社が”Smart Sound”と呼ぶ機能の提供を行っている。それは要するに、壁への近接度合いに応じて音質を変化させるスピーカーの能力だ。結局のところ、私たちがスピーカーから聞いているものの多くは、反射して私たちに届いているものだからだ。

Appleは、そうした技術に対応する自社の技術に対しては、特にファンシーな名称を付けていないが、HomePodは同様の原則で動作しているようだ。会社によれば以下のように説明されている。

(HomePodは)自動的に音響を分析し、スピーカーの位置に基づいて音を調整し、音楽を直接音と環境音へと分離します。直接音は部屋の中央に向かって送り出され、一方環境音は左右のチャンネルに拡散され、壁から反射されます。このため、あなたが部屋のどこにいても、音楽の響きは素晴らしいままなのです。

基本的には、オンボードのマイクを使い、反射された音に基づいて位置に対する認識を行っているようだ。そうしておいてから、スピーカー周囲の部屋の様子を検知し、それに従って音を出している。Home Maxの場合、システムは徐々に音を調整して周囲に適応させて行くので、音質が急激な変化することはない。HomePodにも同様の機能があるかどうかを確認する時間はなかったが、似たようなやり方を行うのであろうと想像している。

ともあれその音は素晴らしい。白もしくはダークグレイの布地で覆われた見かけも良い。トップにはボリューム調整用タッチボタンがある。HomePodが聞き取りと思考を行っているときには、Siriの動作を示す優美な光の輪が出現する。もちろんSIriは、スマートスピーカー体験を私たちに提供するための仕掛けだ。

もちろんこれは、EchoとHomeに対するAppleの回答だ。そしてSiriがその体験になくてはならない部分を提供している。Appleはそのスマートアシスタントを、ハードウェアサードパーティたちに、すぐには開放しないようだ(そのハードウェア/ソフトウェア共生関係にうまくフィットしないものが出てきてしまうことを懸念してのことである)。このためHomePodは、現在見えている範囲での、Siriスマートホーム体験の当面の決定版となる。

このAppleのアプローチは、スピーカーのセットアップにiPhone、iPad、またはiPod touchが必要となることを意味する(HomePodはApple TVとも連動するが、Apple TVを用いてセットアップを行うことはできない)。そうした限定された提供形態の利点のひとつは、非常に円滑なセットアップ体験の提供だ。それはモバイルデバイスにポップアップするダイアログボックスで行われる、AppleのAirPods(Apple製Bluetoothイヤホン)とのペアリングに本当に似ている。そして、スピーカーを置く部屋を選択し、Siriを有効にして、個人的な要求を投入する。

最後のものには、例えばスピーカーに通知を行わせることなどが含まれている。現在のところ、HomePodは声に基づいてユーザーを区別することができないため、高度なパーソナライズを行うことはできない。こうした状況に対してAppleが提供する暫定対処法は、HomePodのセットアップに使われたモバイルデバイスの存在をスピーカーが検出したときにのみ、パーソナルな機能を有効にするというものだ。

プライバシーの観点からは、EchoやHomeのように、内蔵された6つのマイクロフォンがウェイクワード(”Hey Siri”)を待ち、その言葉が入力されて初めて、情報がサーバーに送られる。その情報は暗号化され匿名で保管されているため、発行されたSiriリクエストを集積する中央データベースは存在していない。また、AmazonやGoogleとは異なり、中心にあるSiriアプリで、これらのリクエストの実行集計も行っていない。

実際のところ、Siriアプリは全く関与していない。代わりに、すべてのモバイルHomePodコントロールは、Apple Homeアプリに入っている。このため、もしプライバシーのためにマイクをオフにしたい場合は、ホームアプリに入って無効化を行う。Siriに対して聞くことを止めるように支持することもできるが、そのときはただ”Hey Siri, stop listening”(Hey Siri、聞くのを止めて)と言えば良い。

聞いていないことを示す視覚的なてがかり(例えばEchoの場合には赤いリングが点灯する)はない。また物理的なボタンもない。Siriの再びリスニングを開始させるには、Homeアプリを使って有効化するか、HomePodの上部をタッチすれば良い。

Siriが有効化されているときには、たとえ音楽が流れているようなときでも、聞き取り能力はかなり優れているようだ。今年後半に無償のアップデートとして、複数のスピーカーペアリングを展開する際に、Amazonのニアフィールド技術に類似したものが搭載されるかどうかに関しては言及されていない。この件に関しては、私はWWDCのころにまたニュースが流れるのではと考えている。

デバイスのスマートアシスタント機能は、当初は限られたものになるだろう。AmazonとGoogleは、既に随分先行しているのでこれは仕方のないことだ。Appleは、人びとがこうしたデバイスに向かって実際に使っている機能に的を絞った。もちろん、音楽はその中でも1番を占める場所だ。他に組み込まれているものとしては、天気、交通、経路、そしてニュースがある。

最後のものは、既に報じられているように、ポッドキャストへのアクセスを介して行われる。ここ米国内では、デフォルトではNPRに設定されているが、Fox Newsなどの他のチャンネルにも切り替えることができる。なぜなら人びとがニュースを入手する場所は、モバイルOSよりさらに多極化しているからだ。

通話機能も搭載されている。とはいえ、その動作はEchoとは異なる。実際の通話はiPhoneで始めて、その後HomePodへと移動することになる。つまり、電話が必要だということだ。スマートホーム機能は、かなり堅牢だ。これはAppleがHomeKit側に投入してきた様々な仕事のお陰である。そうしたものの全てが、Homeアプリに集約されている。幸いなことに、別途スマートホームのハブが必要になることはない。

Appleは多くの機能をAppleファミリーの中で完結することにした。それは音楽の面で最も明白だ。もし完全な音楽再生機能が必要な場合には、Apple Musicが必須となる(セットアップ時に、Siriが3か月間無料のトライアルをお勧めしてくる)。Spotifyのようなものを使用するには、接続されたスマートフォンのAirPlayを介して行うことしかできない(背面には外部入力端子もない)。

もちろん、それは多くのユーザーにとって懸念事項になるだろう。サードパーティの音楽ストリーミングが計画中であるかどうかは分からないが、こうしたこと全てが、Appleによる統一されたエンドツーエンドの一部であるように思える。そうした統合の良い点は、実現される機能の深さだ。

例えば、Siriに対して、Apple Musicを使って再生中の、曲やアーティストに関するコンテキストに依存した情報を訊ねることができる。「Hey Siri、この曲がリリースされたのはいつ?」とか、「Hey Siri、Husker Duについて教えて」といった具合だ。こうした情報は、Apple Music独自のメタデータや、Wikipediaのような場所などの、さまざまな情報源から取得されている。

このスピーカーを使った時間はそれほど長くないので、個人としての最終的な結論は留保しておきたい。とはいえ、明らかなことは、HomePodはこのカテゴリーを対象にした、非常にAppleらしい製品であるということだ。実際349ドルという高価な商品ではあるが、見かけがよく音質も優れたデバイスだ(とはいえ、それでもGoogle Maxよりは50ドルも安いのだ)。Appleは、その最初のSiri中心のプロダクトに対して、明らかにエンドツーエンド体験を提供している。効率的で統一的な体験のためには、より広い機能は意識的に諦めた格好だ。

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(翻訳:Sako)

Apple発インテリジェントスピーカーのHomePod、2月9日に発売開始

AppleのHomePodが、いよいよ売り出されることになった。発売開始は2月9日で、2017年のWWDCでアナウンスして7ヵ月後の出荷となる。価格は349ドルで、販売開始時はアメリカ、イギリス、そしてオーストラリアでの限定展開となるようだ。

情報元はAppleで、HomePodではSiriも主要な役割を担う。「メッセージの送信、タイマーの設定、ポッドキャストの再生、ニュースやスポーツ、ないし交通情報や天気などの確認を行うことができ、スマートホームを構成する各種HomeKitデバイスのコントロールも行うことができます」とのこと。ちなみにSiriを通じた音楽再生は、当初の情報通りApple Musicに限定されるとのこと。SpotifyやPandoraなどを音声コマンドで操作することはできないそうだ。

外見はWWDCでのアナウンス時点と同様にみえる。高さ7インチで、デバイス上部にウーファーを配置し、低部には7つのトゥイーターが並ぶ。デモ時はなかなかの高音質であったが、スペック的に変更のないことを望みたいところだ。

Appleによれば、リリース後に提供する無償アップグレードにより、複数の部屋で連携してHomePodを使えるようになる予定だとのこと。すなわち、複数のHomePodを家の中のあちこちに配置して、同じ曲を鳴らすことができるようになるわけだ。1部屋に2台を配置して、ステレオスピーカーとして用いることもできるようになるらしい。

HomePodの狙う市場は、AmazonおよびGoogleによって急速に成長しつつあるところだ。Appleは、高音質を武器に殴りこみをかけることになる。ただし価格もかなりの高額となる。AmazonおよびGoogleのデバイスは50ドル以下で手に入る「日用品」としての立場をとっているわけだが、349ドルの値をつけたAppleは「高級品」としての市場展開を狙っているわけだ。ただし機能的にみた場合、少なくとも当初はAmazonないしGoogleのデバイスに劣るものともなっている。

すなわちAmazonおよびGoogleは、プラットフォームをサードパーティーにも提供しており、機能の拡張を許している。Amazonデバイス上であっても、Amazon MusicのみならずSpotifyの機能を利用できるようになっているのだ。Appleも開発者向けにSiriKitなるプラットフォームを用意しているが、サードパーティーのサービスが使えるようにはなっていない。基本的なサービスはAppleによるものを利用するように設計されているのだ。こうした方針が、どのように受け取られるのかはまだわからない部分がある。プロダクトが世に出てから、デバイスをとりまく状況について改めてレポートしていきたいと思っている。

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(翻訳:Maeda, H

Amazon Alexaのモバイルアプリにやっと音声機能がついた、まずAndroid、次にiOSへ

Amazonのゆっくりしたモバイル対応が、今朝(米国時間1/19)は大きな一歩を踏み出し、AlexaのAndroidアプリに音声が統合された。これまで、そのアプリの機能といえば、Echoの設定とか、Alexa/Echo対応スマートホームデバイスの操作に限られていた。

音声コマンドが加わったことによって、Echoに話しかけるときと同じようにスマートフォンに対して話せる。音楽を鳴らすとか、Alexaのスキルを呼び出すなど。アップデートは今後数日かけてGoogle PlayやAmazon自身のアプリストアから行われる。正確な日程は、まだ発表されていない。

AmazonのAlexaはこれまでずっと、モバイルが大きな盲点だった。HuaweiMotorolaなどのメーカーとの直接交渉で、彼らのAndroidデバイスに一部の機能を載せたことはあった。それらはいずれも、メーカーがカスタマイズした機能だった。

自分のハンドセットを持っていないAmazonは、Google AssistantやSiriに比べて後(おく)れをとっていた。似たような立場のMicrosoftは、Cortanaをモバイルデバイスのアドオンアプリとして提供し、デスクトップだけの世界を越えようとした。そして先週のCESではAmazonが、一部メーカーのWindows 10 PCにAlexaの機能を持ち込む、と発表した。

おもしろいことに、Amazonのモバイル上のショッピングアプリは音声に対応しているのに、Alexaアプリには今日までそれがなかった。にもかかわらず、そのアプリは、ホリデーシーズンにおけるEchoデバイスの人気に引っ張られて、アプリストアのチャートの上位になった

Amazonが確認したところによると、Alexaのそのモバイルアプリは、ウェイクワード(wake word, 呼びかけ言葉)サポートしていない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa