チャットボットには大きな将来性―ただし現行製品はどうしてああもダメなのだろう?

2016-05-31-chatbot

この記事はCRUNHCH NETWORKのメンバーでEvaのファウンダー、CEOのFaisal Khalidの執筆。Evaは消費者向けモーゲージに関するチャットボットを開発中。

今年に入ってチャットボットについてのニュースをあちこちで見かけるようになった。まずMicrosoftがTayを発表したが、>女性の声でしゃべるのが性差別主義的だと非難されただけでなく、悪意あるユーザーに教えられた通りにあらぬことを口走るようになってしまった。次にFacebookがMessengerのボットをリリースしたが、上々の滑り出しとはみえない。それからAppleのVivが話題となった。一見したところSiri 2.0のように思えたのも無理はなく、開発者はSiriと同じだった。

ニュースだけは賑やかだったが、驚くべきことに、本当に出来のいい製品は一つとしてなかったように思える。

もちろん「本当に出来のよい製品」の定義をめぐって面倒な議論を始めることは可能だ。しかし簡単にまとめれば、素晴らしい製品には3つの特長がある。 (1)機能が分かりやすく使い勝手がいい。 (2) 99%以上の稼働率、(3)なんであれ、ユーザーが厄介だと感じる作業を大幅に肩代わりしてくれる。

そこで最初の問題に戻る。なぜチャットボットというのはああもダメなのだろう? ダメ、というのは、私には広くユーザーから喝采を受けているチャットボットが一つも思いつかないからだ。もっと重要なことだが、アプリよりも使い方が簡単なチャットボットの例も浮かんで来ない。どうしてこういうことになっているのか、少し詳しく検討してみる必要がありそうだ。

あまりに手を広げすぎたチャットボットは失敗する

VivとSiriがこの範疇に入る。どちらも「あらゆる問題に役立つ」ことを目標としたため、個々の問題を解決する能力が落ちてしまった。「すべてに対応する」という目標がなぜ問題を引き起こすのか理解するためにはチャットボットの動作の仕組みを理解する必要がある。

チャットボットは通常、「脳」と「ボディー」の2つの部分から出来ている。

まず「脳」だが、これは自動車を考えると分かりやすい。車にはエンジンが積まれていて車を走らせる。ボディーはユーザーの必要に応じてカスタマイズできる。ほぼ同じエンジンを積んでいてもボディーはSUVであったり、GTであったり、普通のセダンであったりすることが可能だ。

チャットボットも同様で、「脳」はユーザーの人間が発した言葉の意味を受け取り、実行可能なコードを生成する。狭い範囲の目的に特化したボットの場合、人間が発することを予期する言葉も狭い範囲に限定される。

たとえば、飛行機のフライトの予約に特化したボットを考えてみよう。フライト予約に関連して人間が発する可能性のある単語は100語から200語くらいだろう。そこでこうした発言を理解するボットを開発するのは難しくない。そんなボットなら私でも1週間で書けるし、その反応は99%以上適切だろう。しかしもっと広い範囲をカバーするボットを開発しようとすれば、それだけ多数の文が処理できなければならない。Siriのように「どんな場合にも役立つ」ボットであれば、理解しなければならない文の数は無限に近くなる。

「あらゆる文を正しく理解する」というのは信じがたいほど困難な作業だ。ほとんど無限といってよいエンジニアリング上の努力と時間を必要とする。人間の子供が言語を正しく使えるようになるのに数年かかるなら、人工知能が言語を理解できるようになるにもそのぐらいかかるだろう。しかし人間でさえ常に理解が成功するとは限らない。それは自然言語にはきわめて非論理的な側面があるからだ。たとえば6歳の子供は次に何を言い出すか分からない。しかし40歳の大人が相手だったら次に何を言いそうか予測することははるかにやさしい。

チャットボットのもう一つの要素は「ボディー」だ。私が上で述べたように、こちらは比較的「やさしい」部分だ。量は巨大であっても中身は「知識」にすぎない。ターゲットとする分野にもよるが、適切なカスタマイズにはもちろん多大のリソースを必要とする。さきほど述べたようにフライトの予約に役立てたいだけなら知識の量はさほど必要ない。おそらくはTripAdvisorのAPIを使うだけで相当に実用的なチャットボットが作れるだろう。

「なんでもできる」上に「非常に優秀」であるようなチャットボットはまず存在しない

私は金融分野で役立つチャットボットの開発を行っているが、この分野のハードルは非常に高い。必要とされる知識は莫大なもので、それをボットが利用できるように整理するためには非常に時間がかかる。金融サービスのサイトを見てみればわかるが、この分野の言語は特殊だ。チャットボットは、定義上、普通の人間が話したり、しゃべったりすることを理解でき、そのように話したり、しゃべったりできなければならない。金融は当然ながら複雑で理解が難しい分野だ。金融サービスの術語や特異な表現をチャットボットが話す言葉に翻訳するのはおそろしく時間がかかり、ハードルが高い作業だ。

本当に知的な作業ができるボットを作るのも難しい

こう言えば驚く読者も多いだろうが、現行の チャットボットの大半は実は全く知的ではない。ともかく私が使ったことがあるボットは知的ではなかった。チャットボットが知的かどうかは主として次の2つの基準で判断できる。(1) サービスが自己完結的であり、利用を続けるうちに自然と賢くなる。 (2)ユーザーは文字通り自由に文を組み立てて質問ができる。

具体例を考えてみよう。MicrosoftのチャットボットのTayは知的なボットの代表だろう。話しかけれられたことを何でも理解しようと務める様子がみえる。利用時間とともに機能も向上していく、つまりいちいち命令を受けなくても、聞いた言葉からパターンを抽出し、理解できるようになるはずだ。少なくとも理屈の上からは、そうだった。では知的でないボットの例はというと、残念ながらFacebook Messengerのボットの大部分、CNNのボットなどがそうだ。これらのボットが理解できるのは事前に用意された定型的な文だけだ。

ところが注意しなければならないのは、実際に役立つ―つまり予期せぬ動きをしたりぜず期待されたとおりに仕事をこなす―ボットは知的でない製品だ。その理由はこうしたボットは事前に決められた有限の道筋しか辿らないので失敗しないのだ。

デモでクールなチャットボットのUIを書くのは面倒な作業

こkで面白い点がある。われわれが見たチャットボットのデモのほとんどは(たとえばVivなど)こうした面倒な点をまったく無視している。優れたアプリの場合、ユーザー側の入力はほとんど必要ない。何度かスワイプし何度かクリックすれば終わりだ。それで役目は果たせてしまう。キーボードからのタイプはほとんど必要ない。ところがチャットボットではそうはいかない。

チャットボットは物事の説明を練習するには良い―うまく説明できるまで質問攻めにされる

現在のところ、たいていのチャットボットは音声認識をサポートしていない。そこでユーザーはひたすらタイプ入力を強いられる。当然ながらこれはスワイプやクリックに比べて時間を食う作業だ。その結果、チャットボットはアプリよりはるかに効率が悪いという結果となる。直感には反するかもしれないが、これが現実だ。しかも入力した文をボットが理解できない場合、ユーザーは同じ質問を別の表現に変えて再入力しなければならいので、能率はさらに悪くなる。

チャットボットは失敗を運命づけられているのか?

もちろんそんなことはない。その反対だ。しかし現在チャットボットはきわめて初歩的な段階にある。 ブラウザでウェブサイトを使うのに比べて専用アプリのほうがはるかに処理が速く、使用も簡単なことは10年から15年前に分かっていた。モバイル・アプリのメリットは当時から明白だった。

ところが現在チャットボットを利用してみても、メリット―スピードと使い勝手―は明白とはいえない。 またスピードが速く使い勝手がいい場合でさえ、正確性が不足しているために仕事に使えるのかどうか確信が持てない状況だ。

個人的な意見だが、「知的でない」なチャットボットがまず実用になると思う。たとえばカスタマー・サービスでFAQに答えるような場合には役立つだろう。また金融サービスのような複雑な問題をわかりやすく説明するのにも好適だ。もしもっと複雑な問題、たとえばそれまで接触がなかった顧客が家を買おうとするような場合に、必要な情報を細大漏らさず提供できるようなボットができればその価値は計り知れない。

チャットボットは同じ質問に疲れることなく繰り返し繰り返し答えることができる。ユーザーは納得がいくまで細かく質問できるし、ボットはそれに応じて細かい点まえ説明できる。またチャットボットは、長い入力書式を代替するのにも向いていると思う。書式に延々と入力させるのはいかにも非人間的だ。ボットの方がずっと人間味があるだろう。つまり起業家がチャットボットでビジネスを考える場合、適用可能な分野は数多くあるということだ。

最後にVivについて

一部にVivについての誤解があるようだ。まずVivはSiriではない。つまり「なんにでも対応」することぉ目的とする独立のチャットボットではない。先ほどの比喩でいえば、Vivは「脳」ないし「エンジン」の部分に相当する。Vivは回答に当たってサードパーティーのAPIからの入力を前提としている。Vivは他のチャットボットないしチャットボットAPIを作動させる共通のプラットフォーム、いわばチャットボットのOSとなることを目指している。

もしVivが成功するなら、やがてチャットボットのApp Storeのような存在となるだろう。チャットボットのデフォールトのプラットフォームを狙うんはFacebook MessengerやSlack、さらにその他のSNSも同様であり、Vivのライバルになるだろう。

さてチャットボットの将来は以上述べたようになるだろうか? 実のところ私にも確信はない。私はVivのような中央集権的、OS的なチャットボットが存在するのが良いことかどうかについても確信はない。われわれは新しいアプリが必要なときはApp Storeに探しに行く。将来はチャットボットもApp Storeのような場所に探して行くことになるのだろうか? 今は分からないとしか言えない。しかしやがて判明するときが来るだろう。

F画像: photosync/Shutterstock

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Slackでスケジュール管理やリマインドを丸投げできるボット「Subot」——チーム作業の効率化目指す

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Subotは5月30日、コミュニケーションサービス「Slack」上で、リマインドやGoogleカレンダー連携のスケジュール管理が行えるボット「Subot(スーボット)」をローンチした。当初は無料で公開するが、将来的には月額課金制の導入を視野に入れる。

Subotの第1の特徴は、決まった日付・時刻にSlack上でリマインドをかけられる点だ。例えば、特定のチャンネル(Slack上のグループ)に対して毎月25日の午前10時に「経費精算をお願いします」というメッセージを流すといったことができる。

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また他のボットと連携するのもウリだ。SlackにGoogle アナリティクスのデータを投稿すStatsbot」というボットをご存じだろうか。このボットでは、特定のキーワードで話しかけたり、あらかじめ設定しておいたスケジュールに合わせてGoogle アナリティクスの各種統計データを投稿してくれる。StatsbotとSubotのリマインダと組み合わせることで、Statbot単体ではできない、細かなスケジュール設定で統計データを表示することが可能になる。このように他のBotとの組み合わせにより、さまざまな業務を自動化できるとしている。

第2の特徴は、Googleカレンダーと連携したスケジュールアシスタント機能だ。Slack上で簡単なコマンドを入力するだけで、カレンダーに予定を作成できる。また、チームメンバーの予定を一覧表示したり、チームメンバーの空き時間を自動認識し、全員が参加できる最適なスケジュールを提案することもできる。

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Subotを立ち上げた衣川氏は、これまでヤフーで各種ウェブサービス、IoT製品を連携するプラットフォームである「MyThings」のプロダクトマネージャーを務めていた人物。それ以前はミクシィでiPhoneアプリを開発していた。エンジニアの戸高氏は前職がフリーランスのエンジニアで、以前は衣川氏と同じミクシィにいた。2人が在席していた当時のミクシィは大ヒットゲームアプリの「モンスターストライク」が登場する前。頻繁に新規事業創出プログラムが行われており、2人は事業を提案し落選を繰り返すなかで知り合った。その後いったんは別々の道を歩き始めたものの、衣川氏はヤフーに移ってからも新サービスを作りたいという思いが続いたという。そこでミクシィ時代の知り合いである戸高氏に声をかけたところから、Subotの設立に至った。

2人は2015年の春頃から仕事の合間を縫ってアイデア出しをするようになり、プロダクトのローンチと初期のマーケットヒットを目標に2015年秋にシードラウンドで資金調達を完了。2人ともエンジニア出身ということもあり、ファイナンスの知識がなく苦労したという。10月にSubotを設立。2016年2月にSubotの開発を始め、5月にベータ版の提供を開始。そして今回いよいよローンチを迎えた。

Subotの利点について衣川氏は「チーム作業の効率化」を掲げる。スケジューリングやリマインダといった面倒な作業をSubotに任せ、人間はより人間らしい仕事にフォーカスするというコンセプトだ。開発のきっかけには自身の結婚があった。「家庭を持つと家で仕事をしなければならない場面が増えた。業務へのチャットアプリの普及で家での仕事も容易になり、その中にある非効率な部分を減らしたい」(衣川氏)

すでにSubotの競合となるGoogleカレンダー連携のチャットボットは複数あるし、リマインダ機能自体はSlack本体にも組み込まれている。それらと比較した強みについて衣川氏は、Subotのリマインダを使って他のボットにコマンドを送れる点を挙げる。SubotをSlackボットのハブとして活用できるというわけだ。

なお最近はLINEやFacebookがボット向けフレームワークを提供するなど、チャットサービスで使えるボットが増えてきた。衣川氏はそういった動きについて「とりあえず作ってみた的なボットが多い」と語る。「ボットは利用者に近しい存在。そこで体験の悪いものを出すとユーザーは一瞬で消えてしまう。その中で受け入れられ、ビジネスとして生き残っていけるボットを作りたい」(衣川氏)

Subotの対応言語は日本語と英語。海外展開については「海外の展示会に出展するお金はない」(衣川氏)とする一方、Slack App Directoryのボットカテゴリに現在申請中。これはSlackにおけるApp StoreやGoogle Playのようなもので、登録されれば海外にも認知されるチャンスがあるという。

左からSubotを立ち上げた衣川憲治氏、エンジニアの戸高慎一郎氏

左からSubotを立ち上げた衣川憲治氏、エンジニアの戸高慎一郎氏

Googleが新サービスのアシスタントボットを搭載したAIチャットアプリ、Alloをリリース

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本日(米国時間5月18日)のGoogle I/O(Googleの開発者向けカンファレンス)でGoogleは、コミュニケーション業界への進出ついての発表を行った。Alloはスマートメッセージアプリで、機械学習の機能を搭載の上、新サービスのGoogle Assistant(AmazonのAlexaへの対抗馬)も採用している。Allo上では、画像や様々なサイズのテキストをやりとりできるだけでなく、Google(将来的にはサードパーティアプリも対応予定)を立ち上げることで、データを共有したり、イベントを計画したり、ものを買ったりできるほか、Alloにチャット相手への返信を考させることさえできる。iOS・Android対応のアプリが発表されたが、実際にサービス提供が開始されるのは今年の夏頃になるとGoogleは語る。

1-Expressiveness_animation_v4-GIF_abbrevGoogleのニュースに目を見張っている人にとっては、Alloの発表自体には特段の驚きはなかっただろう。昨年12月のWSJの報道によると、当時GoogleはAIベースのメッセージアプリの開発を行っており、まさにAlloがそのアプリである可能性が高い。

Alloは、Googleにとってなかなかおもしろいタイミングで誕生したと言える。これまでGoogleは数々のソーシャルサービスの開発を試みてきたが、Google+、Wave、Buzzといったサービスは、FacebookやTwitter、Snapchatが流行する中、陽の目を見ることはなかった。

一方で、検索にはじまって、地図やその他の領域まで含み、情報サービスの王といえばGoogleである。Gmailの人気のほか、Googleは素晴らしい機械学習開発チームを社内に抱え、世界で最も人気のモバイルプラットフォームであるAndroidもGoogle製だ。

そのため、FacebookのWhatAppやMessenger、そのほかにもViber、Line、WeChat、ビジネスに特化したSlackなど、数々の人気メッセージアプリが溢れる今日のような状況でも、Googleが強力な手札をあたためつつ、自社のサービスが飛び立つタイミングをうかがっているとしても驚きではない。

Googleは自社サービスの利用法の大きな転換に、Alloを対応させていきたいと考えている。本日行われたI/Oのキーノートスピーチ内で、GoogleのCEOであるSundar Pichai氏は、「私たちは検索サービスにもっとアシスト力をつけようとしてます」と述べた。スピーチ中には、新サービスであるGoogle AssistantやGoogle.com上で検索を行った際に、Google Assistantが提供する様々なアシスト機能についても発表された。さらにPichai氏は、最近の検索リクエストの半数近くがモバイル端末から送られていると語っており、既に顧客となる層が存在していることがここからわかる。

Googleは当初、Alloの開発を支援する目的で、少なくともスタートアップ1社(元200 Labs、現ChatFuel)の買収を行おうとしていたが、結局は自社のチームによってインハウスで開発された。開発チームを率いたErik Kay氏は、Googleのコミュニケーションチームのエンジニアリング担当ディレクターで、本日のI/Oでもプレゼンテーションを行っていた。

また重要事項として、Googleは、Allo同様チャット機能を持つGoogle Hangoutsのモバイルアプリへの投資も継続し、Alloと共に順次アップデートを行っていくと語った。

Alloの機能

他社のメッセージアプリ同様、Alloのユーザーは、携帯電話に登録された電話番号をもとに友達をみつけることができる。さらに、GmailなどでGoogleアカウントを利用しているユーザーは、そのサービス上のコンタクト情報を読み込むこともできる。

メッセージサービス界におけるユーザー情報保護に関する動きに呼応する形で、Googleは、Allo上でもユーザーがシークレットモードへ切り替えられるようにした。これはGoogleがChromeの開発で培った技術で、全てのチャット内容は暗号化され、通知機能も控えめだ。Googleはこれらの機能について、今後もサービスに実装し続け、アップデートしていく計画だと言う。

ユーザーはAllo上で普通の会話をすることもできるが、アプリに搭載されている様々な機能を使ってこそ、Alloの真価が発揮される。

2-Smart-Replies_animation_v6-GIF_abbrev絵文字機能や、文字のサイズを変化させてメッセージの内容を強調できる「ささやき(Whisper)/大声(loud)」モードのほかにも、たくさんのAIベースの機能が備わっているのだ。

Smart Reply機能がそのひとつ。Alloが返信内容の候補を考えてくれるという機能で、Inboxの類似機能同様、これを使えば、ユーザーは返信時に何もタイプする必要がなくなる。また、Inbox上のSmart Reply機能と同じく、アプリがユーザーの返信内容を「学習」していくので、徐々にその内容の精度があがっていく。

Smart Reply機能は、Google Photosの写真に対しても有効で、画像に対する返信(ちょっと気味がわるいが……)内容も考えてくれる。食べ物の写真に対して「おいしそう!」とコメントするのが面倒なときにこの機能を使えば、会話を止めないですむ。

さらに興味深いのは、本日のI/O中に発表されたボットベースのGoogle Assistantを、GoogleがどのようにAlloと組み合わせたかという点だ。

Google Assistantにはもともと言語情報が備わっているため、ユーザーが直接会話や質問をしたり、グループチャット上で何かを計画しているときに呼び出したりすると、返事をもらうことができる。最初は、飛行機の時間や、スポーツの試合結果、上映中の映画情報や、位置情報、検索ワードなど、ほかのGoogleアプリが管理している情報を参照することができる予定だ。

リリース後は、サードパーティーアプリ内の情報を参照できるように、Googleは開発者がGoogle Assistantをアプリに統合できるような施策をとることが予想される。時が経てば、Google Assistantが、既にリリースされているほかのメッセージサービスに搭載されたボットと比べて、機能面で上回ることができるかどうかというのもわかってくる。そのなかで競争が激化し、さらに多くの機能が登場することとなるだろう。

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(翻訳:Atsushi Yukutake

チャットにも音声にも対応、Googleがバーチャルアシスタントを発表

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Googleは本日、年1回Mountain Viewで開催しているGoogle I/O開発者カンファレンスでバーチャルアシスタントツール「Google Assistant」を発表した。

これはGoogle Nowとできることが似ていて、Google Nowのアップグレード版のようだ。質問に答えることやその質問に関連した別の質問にも回答することができる。Googleは会話を把握し、適切な答えを返すことができるということだ。Googleはこのサービスを会話ベースのユーザーインターフェイスを持つ新プロダクトに導入する。Googleの独自のチャットボットアプリAllo、そしてAmazon Echoの対抗馬であるGoogle Homeにも搭載される

「アシスタントとは何かと考えると、会話ができるアシスタントが思い浮かびます。私たちはユーザーに双方向のつながった会話をしてほしいと考えています」とCEOのSundar Pichaiは言う。

Google Assistantはチャットにも対応する。ユーザが複数の質問をしても、Google Assistantはそれぞれの質問を理解し、適切な回答をするという。Google Nowがとても賢いチャットボットになった印象だ。これはGoogleにとって重要な道筋だ。より多くのサービスが会話ベースのインターフェイスやAIを駆使したコンシェルジュサービスに注目している。

Google Assistantの直接の競合相手はAlexaやSiri、そしてHoundのようなバーチャルアシスタントだろう。ユーザーが何かを検索した時、どんなことでも回答を返すことができるバーチャルアシスタントとしてブランドを確立することにGoogleが真剣になったことを示していると言えるかもしれない。

Google Assistantのユースケースの例を挙げる。Google Assistantのユーザーは、チャットか音声で、Googleに「『ゼロ・グラビティ』の映画監督は誰か?」と聞いたとする。次に関連した質問、例えば「その監督が撮影した他の映画は?」を尋ねると、Google Assistantはその質問にも回答することができる。Google Assistantは特定のタスクなら実行することも可能だ。例えば予約時間の変更やカレンダーのリマインダー通知の設定などだ。

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Google Nowのアップグレードに過ぎないと思うかもしれないが、それでもこれはGoogleにとって重要な動きだ。Googleは自社の検索機能を全ての端末とインターフェイスに導入したいと考えている。それはFacebookのメッセンジャーボットのような会話ベースのユーザーインターフェイスもAlexaのような音声を使ったインターフェイス、そしてGoogleの代名詞的な検索エンジンで使用する一般的な検索クエリも含まれる。

「端末を超えてどこでも使用できるアシスタントであると考えてください」とPichaiは言う。「コンピューターは電話を超えて進化します」。

Googleがこの分野に参入したのは遅くなかったかどうかというのは重要な問題だ。Houndはびっくりするようなバーチャルアシスタントを発表し、Facebookも自社のバーシャルアシスタントのアプリ開発に力を入れ、さらにバーチャルアシスタントの他の構成要素のために開発者プラットフォームを構築している。Googleは、自社の強力なAIツールと卓越したバーチャルアシスタントを構築するために何年もかけて収集したデータを活用することで勝負を挑む。Googleはデータの扱いで知られている企業だ。

Googleは(他の検索インターフェイスも)新たな端末に裾野を広げようとしているが、Googleはそれと同時にマネタイズする方法も探さなくてはならないだろう。Googleの「クリック単価」は広告の価値を示していると言えるが、ここ数年の間その価格は下がり続けている。モバイル端末からのクエリを増やすことでGoogleはその埋め合わせをしようとしているが、ビジネスを継続的に成長させるためには新たな広告商品を作る必要がある。

会話ベースのインターフェイスは検索における新たなプロダクトだ。Googleはそれに伴い新たな広告商品も構築することになる。幸いなことにGoogleは検索の広告商品を何十年にも渡って制作してきた経験があるので、このプロダクトに付随する新たな広告商品が近い将来登場する確率は高いだろう。

本日Googleは、他にもAlexaの競合製品となるGoogle Homeを発表した。これは、Google Assistantを搭載する音声認識インターフェイスだ。商品の検索に特化したAmazonや人を探せるFacebookのように個別分野に注力する競合他社に打ち勝つため、GoogleはGoogle Assistantの性能を高めること、そして新たなインターフェイスを含め、どこからでもGoogle Assistantを利用できるようサービスの対応を進めていくだろう。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

1万人以上がFacebookのチャットボットを開発している、アナリティクス機能も製作中

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Facebookのチャットボットの利便性に対する不満があがっているものの、Messengerのプロダクト責任者であるStan Chudnovsky はTechCrunch Disrupt NYのステージで、何万人もの開発者が開発を進めていると明かした。また、Shopifyの5000店はすでに注文確認や出荷通知などMessenger経由で配信していると話し、Eコマース企業がアプリの10億人近いユーザーにリーチしたがっていることを示した。

ChudnovskyとTechCrunchのFacebookのリポーターJosh Constineのパネルの一部始終はこの動画で見ることができる。

ボットとのやりとりは増えてきている。Messengerのプラットフォームに登場した人気のチャットボットにActivisionのCall of Dutyボットがある。このボットは提供開始から最初の週で、600万近いメッセージをユーザーとやりとりし、エンゲージメントが高まったことを示した。

問題はボットがスパムっぽくなると、Messenger内の友人からのメッセージが埋もれてしまうことだ。そうなればユーザーはMessengerが鳴る度にスマホをチェックしなくなってしまうだろう。幸いなことにChudnovskyは、ユーザーをボットスパム、遅延メッセージ、大量の配信メッセージから守るための方法を考えているという。ボットの配信では異なる音や振動パターンで知らせたり、通知を一切出さない方法などだ。

理想的にはFacebookが踏み込むのではなく、開発者自身がスパムにならないよう管理することに期待している。今の所開発者は、ボットのパフォーマンスに関する知見を少ししか得られない。Chudnovskyは、Facebookは網羅的なMessengerのチャットボット用アナリティクス・システムの開発に注力していると認めた。それにより、開発者はどのようなメッセージがユーザーに嫌われ、ブロックされたり、ボットを放棄させたりしているかが分かる。また、どのコールトゥアクションやメッセージのタイミングがもっともエンゲージを促しているかも分かるようになる。

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Messengerはより良いユーザーとビジネス間のコミュニケーションを促進するプラットフォームを公開したが、ConstineはチャットボットはMessengerから人間の温かみがなくすことにならなかと聞いた。

Chudnovskyは、タッチトーンによる連絡網や待ち時間など、既存のビジネスとカスタマー間のコミュニケーション・ネットワークの大部分はロボット的だと話す。彼は、Messengerのチャットボットプラットフォームはこのやりとりを改善できる可能性が大いにあると説明する。

「人と企業間の連絡を簡単にすることができるなら、そこに大きなチャンスがあると思います」と Chudnovskyは言う。

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「カスタマーサービスの体験に人間らしさを加えたいと考えています。電話するよりテキストでチャットした方が簡単です」。

このパネルから分かったことはMessengerにおいてマイナーな変更は稀だということだ。 ChudnovskyはConstineにプラットフォームのグループ通話機能は、さほどプロモーションを行っていないにも関わらず最初の24時間におけるVoIP音声通話の合計時間は1100万時間近くに及んだという。

グループ機能の成功について語ったものの、次に動画グループ通話を実装するかの質問には端的に「ノーコメント」と言った。ただ、「動画グループ通話は素晴らしい体験であると私たちも考えています」と話していた。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

未来のカスタマーサービスの形、ボットやメッセンジャーは現状を変えられるか

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【編集部注】この記事の執筆者Michael Schneider氏はServiceの創設者兼CEO。

1970年代の企業では、CFOとCEOがデスクを囲み、顧客が簡単に補償請求できないようにどうやって困らせるかという方法を思案していた。電話の自動音声機能を利用してみたり、難解で融通が利かないポリシーを作ってみたりして、顧客からの苦情に「屈しない」ことを喜んでいたのだ。

当時はそれで良かった…ソーシャルメディアの登場までは。今では「一般人」が、有名人と同じ位の発言権を持っており、不満があればすぐに企業の注意を惹くことができる。

先月F8(Facebokが主催する開発者向けカンファレンス)を見ていて、本当に将来はチャットを開いて必要な情報を入力すれば問題が解決するほど簡単に物事が進むのか考えずにいられなかった。花の注文はできる。ニュースを取得することもできる。天気もチェックできる。しかし、本当にテクノロジーを利用してカスタマーサービスを行うことはできるのだろうか?

これまでケーブル会社に電話して「永遠に」電話が繋がらないという経験をした人の中で、チャットを通して担当者に連絡して、すぐに問題を解決したいとは思う人はどのくらいいるだろうか?(Amy Schumerなら同意するだろう)どのくらいの人が、航空会社とチャットをしてリアルタイムで問題に対処してほしいと感じているだろうか?言うのは簡単だが、現実はそこまで甘くない。

ほとんどの人、特に若者にとって、チャットは電話よりも気軽に使うことができるコミュニケーション手段だ。しかしチャットも万能ではない。もともと問題を上手く伝えることが出来ない人は、チャットを使っても上手く説明できるわけがない。担当者側も、イラついている日はチャット上で、自動音声のように融通が利かず、同情心に欠けた対応をするだろう。手段を変えるだけでは、カスタマーサビスの問題は解決しない。

しかし、ボットを利用することでカスタマーサービスの効率化を図ることはできるかもしれない。ボットは、担当者とのやりとりを通して情報を収集することができ、正確に何が起きたか、また顧客が何を求めているか、更には基本的な問題を解決するまで機能を高めることができる。しかも全て自動で。

ボットの概念自体はカスタマーサービス界でも長らく利用されていた。現状でも自動音声の指示に従って口座番号や、何についての電話かを口頭で伝えたり、リクエストに応じてプッシュボタンを使ったりできる。ここでの違いは、自動音声は基本的に顧客をイラつかせるのに対して、チャットボットはその逆の効果を持っているということだ。

「ボット」と「人間」のバランスは企業ごとに変わってくる。更にはボットの品質、そして何より人間の担当者の質がカスタマーサービスではモノを言う。

私は、人間とボットが上手く組み合わされれば、うまく業務を行うことができると信じている。ここでいう「業務」とは、困っている顧客を幸せにしつつ、ビジネスとしても損をしないことを指す。

これからAI(ボット)の性能はますます向上していき、様々な企業が問題解決の手段として利用していくようになるだろう。チャットを通じてケーブル会社に連絡すると、(電話だと5〜25分もかかるのに対して)30秒でアポイントが設定できるような状況を想像してみてもらいたい。量販店が不良品をすぐにとりかえてくれるとしたらどうだろうか。また、ホテルが不満に対してポイントで埋め合わせしてくれればどんなによいだろう。ボットを使えばこれら全てを自動で対応することができ、企業にとって大切(で高くつく)人間の担当者を、本当に人が対応する必要がある問題にあたらせることができる。

FacebookのMessengerプラットフォーム以外にも、将来的にはいくつものプラットフォーム上でカスタマーサービスの問題を解決できるようになるだろう。賢いソフトと少し人の温かみが組み合わさることで、顧客はよりよいサービスをうける事ができる。企業も不快なツイートの嵐や、ネガティブなオンラインレビューといった、現代の消費者ができるようになってしまったブランドイメージを傷つけるような行為を回避できる。

未来のカスタマーサービスの場では、顧客が希望する手段(恐らく電話以外)で連絡をすることが簡単にでき、理想的には人間の手を介さず(知的ソフトウェアを使って)、より短時間で問題が解決できるようになるだろう。

将来的には、「カスタマーサービス」とは、顧客が怖がりながら連絡するものではなく、企業と顧客を強く結びつける手段になるだろう。優良なカスタマーサービスこそが一番のマーケティングであり、チャットボットはその大きな助けとなる。

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(翻訳:Atsushi Yukutake

Microsoft、MacとウェブでSkypeボットのプレビュー版を公開―Messengerボットより実用的か

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Microsofは今年3月のBUILDデベロッパー・カンファレンスで Skypeにボットなどの新しいコミュニケーション・ツールを追加する計画を発表した。このツールはSlack、 Outlook、LINEその他のプラットフォームから利用できる。

今日(米国時間4/18)、MicrosoftはMacとSkype on the web向けのSkypeボットのプレビュー版をリリースしたと述べた。これらのボットはすでにモバイル・デバイスから利用可能な状態だ。iPhone、iPad、Android向けと最新のデスクトップ向けSkype for Windowsの各バージョンが存在する。

またSkypeのボットは種類も増えた。Murphyは自然言語だけで質問に答えられない場合に画像を検索して発見し、必要なら新しい生成する。Summarizeは忙しいユーザーのためにウェブページの内容を簡単に要約するボットだ。

これらのボットを使用するには、Macの場合はSkypeを開いて「連絡先」をタップし、メニューから「ボットを追加(Add Bot)…」オプションを選ぶ。Microsoftによると利用可能なボットを検索することも可能だという。

ウェブ版の場合は左側ツールバーで「ボットを検索(Discover Bots)」を選択し、リストを開けばよい。 またユーザーはボットのプロフィール・ページ(上のリンク先)を直接訪問し、「ボットを追加」を選択してもよい。

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ウェブボットが利用できるのは当面オーストラリア、カナダ、イギリス、アイルランド、インド、ニュージーランド、シンガポール、それにアメリカとなっている。

Facebookのボットがニュース、天気予報、eコマースでのショッピングなどをMessenger内で提供しようという野心的な(出来栄えには大いに改良の余地がある))ものであるのに対して、Skypeのボットはやや地味だが、実用性はもっと高そうだ。

たとえば、Skypeでは各種のBing検索のためのボットが利用できる。これはSkypeソフトウェア内からニュース、画像、音楽を検索できるツールだ。Getty Imagesのボットは同社の手持ちのすべての画像が検索できる。Facebookのボットが企業やブランドに対してまったく新しいMessengerの利用法を提案しようとするものであるのに対して、MicrosoftのボットはSkypeを便利にするユーティリティー・ツールという印象だ。

Microsoftはボットがプレビュー版であることを強調しているが、これはテストの初期段階の製品であり、バグその他の欠陥が含まれている可能性があることを意味する。こうした問題は後にリリースされる正式版では修正されているはずだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Botlistはプラットフォームを横断して検索できる初のボットディレクトリだ

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本日(米国時間4月11日)公開されたBotlistは、ボット専門のアプリストアを目指し、Eメールやウェブ、SMSやSlack、モバイル端末やアプリといった様々なプラットフォームに対応した多数のボットを掲載する、サードパーティーデータベースだ。

FacebookによるMessengerへのチャットボット導入に始まり、MicrosoftによるSkypeへのボット導入や、マルチプラットフォームのボット開発者向けツールの提供、更にはKikLINETelegramSlackといったコミュニケーションアプリ内のストア上に登録されている多数のボットに見られる通り、ボット熱の高まりには疑いの余地が無い。

何故アプリではなくボットなのか?

まず第一に、成熟市場のモバイルアプリストアは既に飽和状態にある。調査によると、常時新しいアプリがストア上に登場する一方、多くのユーザーがひと月に新しくダウンロードするアプリの数はゼロに近い。彼らは、Facebook、Youtube、Gmail、Maps、Instagramといった、 既にインストールしたアプリで概ね満足しているのだ。

また、多くのモバイルアプリが、モバイル用ウェブサイトよりも利用しやすいと言われながらも、使用頻度がとても低いことから、そもそもスマホにアプリをずっと保存している事自体にあまり意味が感じられなくなっている。

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一方、ボットはSMS、iMessageなどのチャットアプリやSkypeやSlackといった業務用コミュニケーションアプリなど、既存のプラットフォーム上にいるユーザーに対してサービスを提供することができる。

実際に、熱狂的なボットファンであるMicrosoft CEOのSatya Nadella氏は、今年3月に開催されたMicrosoftの開発者カンファレンスBUILDにおいて、ボットのことを「次世代のアプリ」と呼んでいた。

ボット専門アプリストア Botlistの何が特別なのか?

Botlistの共同製作者であり、Product HuntのコミュニティマネージャーでもあるBen Tossell氏は、Botlistの基本理念は一元化されたディレクトリを提供することだと説明する。(当然のことながらBotlistは、本日のProduct Hunt上にあるリストのトップに掲載されている)

「現存するディレクトリの全ては、各プラットフォームに属しているため、プラットフォームによる縛りなしに、情報が集約化された場を提供することに意義があると考えていました。私達のサイトを利用することで、ユーザーは様々なプラットフォーム上で利用可能な、種々のボットをみつけることができます」。

Tossell氏は、今年1月には既にこのアイディアを思いついていたと語る。フリーランス開発者のMubashar Iqbal氏とソフトウェア会社でクリエイティブディベロッパーとして勤務するSeth Louey氏と共に週末のサイドプロジェクトとして製作したという。全員が本業の傍らではあるものの、これからもBotlistの開発に携わっていく予定だ。

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公開直後の現在、Botlistには、Slack、Telegram、Kik、Messengerといったサービスの他、SMS、iOS、Android、Eメール、ウェブといったプラットフォーム上で利用可能な400ものボットが掲載されている。各ボットは、掲載前に人の手によってレビューされており、掲載申請自体は無料であるものの、7日間の特急ボットレビューには50ドルかかる。(どうやらボット熱は本物のようだ。)

Tossell氏によると、この料金形態は将来的に変更する可能性があり、更に創立者の3人は、Botlist上の「特集」セクションへの掲載に対する課金を検討している。

現状から判断すると、BotlistはまだMVP(必要最低限の機能)レベルといえる。というのも、まだバグが発生する可能性もあれば、多くの機能が開発中かまだ固まっていない。

また、提供元である正しい「ボット」ストアにリンクされていないボットも存在する。例えば、Slack用ボットのいくつかは、ボットが掲載されているSlack内のアプリストアではなく、Slack自体のホームページへリンクされており、その逆のケースもある。

このような一貫性の無さから、Botlistを「本物の」アプリストアとして利用することは難しい。つまり、ワンクリックでボットのインストールページへと移動することはできないのだ。

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ディレクトリ自体もコンテンツの観点からは必要最小限であり、ボットに関する簡潔な説明書きの他、写真やスクリーンショットに加え、ページ下部にレビュー用のセクションが用意されているだけだ。中には、単にProduct Hunt上にあるボット紹介ページ(リンク付)のスクリーンショットが載せられているものもあり、実際の動作が確認できる画像に比べて、あまり気が利いているとは言えない。

ボットはカテゴリー(生産性、マーケティング等)毎に整理されている他、プラットフォームでのフィルタリングも可能だ。言い換えれば、今の状態ではシンプルなディレクトリ以上でも以下でもない。

ただし、製作者にとってはサイドプロジェクトであったとしても、Botlistの存在自体が、現在発展途上にありながらも盛り上がりを見せているボットのエコシステムや、今日一般的といえる、プラットフォームをまたいで利用可能なボットを見つけるための系統立ったリソースへの需要を証明している。

この度の公開を機に、製作者たちはBotlistの今後の開発に関するユーザーからのフィードバックを積極的に受け付けている。Botlist上のコミュニティから早速寄せられたアドバイスのひとつには、ボットの開発者自身に紹介ページの編集権限を与えるというものがあった。これによって、開発者たちは自分たちのボットに関するページをデザインしたり、もっと目的にあった画像を掲載したり、訪問者をボットのダウンロードリンクへ、より確実に誘導したりすることができる。

しばらくの間はチームで毎日サイトを更新して、新しいボットを順次掲載していく予定だとTossell氏は言う。

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(翻訳:Yukutake Atsushi)

Facebookのチャット機能MessengerがDropboxのファイル共有をサポート、ビデオのChat Heads表示も

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みなさまに、良いお知らせ。Facebook Messengerに新しい機能が二つ!

最初のは、今やどのメッセージングアプリもそうなりつつあるが、メール的な機能だ。誰かと会話しながら、そこへ、あなたのDropboxのファイルをポップアップできるのだ。

会話中に、”More”ボタンを押す…あのおとろしいBitmojiを入れるときみたいに。するとDropboxが表示されるから、ふつうにファイルやディレクトリ(a.k.a.フォルダ)をセレクトする。

写真やビデオならそのままチャットに表示され、そのほかはDropboxアプリへのリンクみたいになったり、あるいはデスクトップからシェアするときのようにWeb上の共有URLが表示される。つまりFacebookがあなたの秘密のPowerPointsやPDFなどをホストするのではなくて、リンクを提供するだけだ。

これでチャットにおけるDropboxの利用と共有がものすごく簡単になり、いろんなユースケースが広がるだろう。Facebookには2012年からGroupのファイル共有機能はある。本誌のライターJosh ConstineはDropboxについて、“もっと積極的な成長策を”、と言い続けてきたが、今回やっとD社も、彼の言葉に少し反応したようだ。

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お次は: ビデオチャットにこれからは、全画面ではなく“Chat Head”インタフェイスをずっと使うことができる。この円形の浮遊するビデオチャットインタフェイスは、Androidの場合、Facebookのチャットだけでなく、ほかのアプリを使ってるときでも出る。iOSでは、残念ながら、Messengerだけだけど。

この二つの新機能は数日後に可利用になる。アップデートに注意しよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Betaworksのチャットボット育成事業BotCampは10社を育て各20万ドルを提供、メンターはSlackらから

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チャットボットへの関心が急速に大きくなっている。そしてBetaworksは、その波に乗ろうとしている。

GiphyやInstapaperなどを擁するスタートアップ・スタジオBetaworksが今日(米国時間4/11)、チャットボット専門のスタートアップを90日間で育てるBotCamp事業の、申込受付を開始した。この事業の投資家は同社のほかにChernin Group、そしてKPCB, General Catalyst, Atomico, RREなどがスポンサーだ。

BotCampの定員は10社で、それぞれがシード前資金として20万ドルを受け取る。会場は、マンハッタンのMeatpacking地区にあるBetaworks Studiosのスペースだ。

Betaworksの社員起業家Peter Rojasは、こう説明する: “高度なマシンインテリジェンスを利用し、メッセージングアプリをインタフェイスとするソフトウェア、いわゆるチャットボットの急速な増殖は、これらがもはや単なる巧妙なパーティー芸ではないことを示している。今やそれらはますます便利なツールになり、ユーザーの協働的な仕事を助けたり、仕事の効率を上げたりしている”。

今回のチャットボット特訓促成栽培事業は、Twitter, Slack, Facebook, Amazon Alexa, Line, Kik, Discordなどの主要チャットプラットホームからメンターを招聘する。生徒は主に、これら既存のプラットホームのためのボットを作る。

またGreylock, SV Angel, Eniac, Lerer Hippeau Ventures, Lightspeed, Greycroft, BoxGroup, Bloomberg Beta, Homebrew, Public Studio, Slow Ventures, New York TimesのR&D LabなどのVCからも、メンターを招く。

今回は、Betaworksの従来のやり方とやや違って、生徒企業にふつうのVCのように投資したり、あるいはBetaworks Studiosの事業の一環としてファウンダーを社員として雇用してインキュベーションを行う。

この、申込制によるミニアクセラレータ事業は、やり方はやや変わっているが要するに一種の育成事業だ。Betaworksは、今後も複数のスタートアップが互いに助けあっていく姿を想定しており、今回の育成事業もそのための一環だ。

申し込みの受付は今日からで、事業の詳細はここにある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

レストラン推薦のLukaが$4.42MのシリーズAを調達してAI駆動のチャットボットランチャをリリース

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本誌Startup Battlefieldの同窓生Lukaが、チャットボットのブームに自分も乗らんとばかりに、そのAI利用のメッセージングサービスを、ユーザーのニーズに応えるさまざまなスマートボットで拡張しようとしている。

Lukaは最初、テキスティングによるYelpとしてスタートした。ユーザーはLukaにチャットで、おすすめのレストランや、今夜の予約の可不可、おすすめの料理などを尋ねる。

同社は前から食べもの以外もやりたいと考えていたが、昨今のチャットボットの人気上昇は拡張のための絶好の方法を提供してくれた。

今日(米国時間4/8)のローンチにより、Lukaは依然としてサービスのメインの提供者だが、ユーザーのいろんな欲求に基づいて彼らをさまざまなボットに接続する。

ユーザーはレストラン関連の質問ができるだけでなく、Lukaが天気予報やニュース、画像やGIFを見つける場所、アドベンチャーゲーム、雑学クイズ、などなどのボットにユーザーを接続する。

Lukaは自然言語を理解するAIだから、ユーザーはボットを具体的に指定できなくても、必要なものを説明すれば、目的のボットに接続できる。

たとえばユーザーがLukaに“退屈だわ”と言うと、ゲームのボットに接続してくれて、そこで遊ぶことができる。

協同ファウンダーでCEOのEugenia Kuydaは、いずれ、サードパーティのデベロッパーが自由にボットを作ってLukaに登録できるようにしたい、と言う。ただし当面は、高品質なボットを揃えてユーザーの信頼をつなぎとめることが優先する。

“今の問題は、ボットを使おうとしないユーザーが多いことだ。今後は、もっと日常的に自然に、いろんなボットを便利に使うようにしたいね”、とKuydaは語る。

Lukaのアプリは、ボットのインタフェイスも提供している。ウィジェットやショートカットもある。だから、必要なものを尋ねる過程も、そんなに退屈しない。たとえばゲームや天気予報などはテキストを書いてLukaに求めなくても、画面をタップするだけでボットをセレクトできる。

同社は、Sherpa CapitalがリードするシリーズAで442万ドルを調達したことも、発表した。これには、Y CombinatorやLudlow Ventures、Justin Waldronなども参加した。

Lukaについて詳しく知りたい人は、ここへどうぞ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

MicrosoftのAIボットTayがTwitterに復帰、再びスパムの大洪水、そしてまた眠らされる

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MicrosoftのAIボット”Tay”は、インターネットによって人種差別主義者にさせられたために黙らされてしまったが、今日(米国時間3/29)Twitterに短時間戻り、スパムの熱弁を続行したが、すぐにまた沈黙した。

TayはMicrosoft Technology and ResearchとBingのチームが、会話による理解を研究するために作り、人間との対話から学ぶ能力がある、とされていた。しかしインターネットはご存知のとおりの現状だから、Tayはそこから大量の不適切な言葉を学び、そしてMicrosoftは、“調整”のためにしばらく眠らせておこう、と判断した。

ところが、すでにロボトミーを受けてしまったTayは、問題を自分の性質の一部にしてしまったようだ。Twitterのアカウントは彼女の21万5000人のフォロワーのタイムラインで満たされ、それはその呪わしい10分間に、毎秒7つのツイートがあったことに相当する。そのためいくつかのメッセージにより、”You are too fast, please take a rest…”(速すぎるよ、休んでください)というTwitterギャグが生まれた。

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Microsoftもこの暴発を見たらしくて、すぐにTayを再び黙らせ、そのAIのTwitterアカウントを非公開にした。今後は、承認がないかぎり誰もフォロワーになれない。そうなるとツイートの埋め込みもできないから、この記事ではスクリーンショットで我慢していただこう。

AIの黙示録(終末的破局)は、このように始まるのかな…

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

‘ニュースのまとめ屋’DiggがSlack用のボットをローンチ、ほかのメッセージングアプリにももうすぐ

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ニューズアグリゲーターのDiggも最近はやや影が薄くなっているが、それでも今なお、科学とテクノロジーやインターネット上の口コミ情報など、いろんなカテゴリーのおもしろくて厳選されたニュース記事やビデオを提供している。そして今度からは、そんな同社のニュースサービスを、メッセージングやコミュニケーションのアプリから見ることができるようになる。その手始めはSlackで、ユーザーはSlackを使ってる状態のまま、Diggのホームページへ行かなくてもDiggを楽しめる。

そのいわゆるボット、DiggBotのローンチは、本誌TechCrunchなどもまさに含むニュースやメディアサービスの最近の大きなトレンドの一環であり、ニュースをまるでメッセージのように読めるのだ。モバイルのユーザーはとにかく短いコンテンツが好きだし、しかもメッセージングアプリの人気が今や高い。そこでこれらのボットは、ニュースをユーザーがモバイル上でいちばん多くの時間を過ごす場所、すなわちメッセージングアプリに運んでくるのだ。

いまどきの、チャットをしながら読めるニュースは、Huffington Pos(Viber Public Chats), Washington Post(Kik), BBC(WhatsApp), BuzzFeed(LINE), などなど、たくさんある。そしてQuartzなんかは、メッセージングアプリふうの専用アプリで、対話的チャット的な記事を提供している。

というわけだから、Diggがこのトレンドに乗ってきても不思議ではない。

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同社は、DiggBotはまだ初期的な段階だ、と言っているが、すでにコンテンツをキーワードで見つけられるし、トレンドっぽくて重要と思われる記事を一日中いつでも送ってくる。しかも一日に二回、記事とビデオの‘まとめ’を送ってくるから、仕事で忙しい人も重要なニュースを見落とすおそれがない。

使い方は、下図のように、/diggに続けて、キーワードやコマンドを書く。下の、 “trending” (on/off), “edition”, “fun”などがコマンドだ。March Madnessを追いたい人は、キーワード”madness”を書く(下図のいちばん上)。

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このボットはDiggが集めたコンテンツの全体、1000万を超えるRSSフィードや、2億件のツイート(そのうち4000万にはリンクがある)などにアクセスする。これらをDiggのアルゴリズムが毎日、750万の記事とビデオに整理して、ランク付けする。そして最終的な整理〜編集(キュレーション)は、人間のチームが行う。

DiggBotは最初、Slcakでローンチするが、そのほかのメッセージングサービスにも“もうすぐ”提供されるそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

BirdlyはSlackの中から直接、Salesforceなどの顧客データを呼び出せるSlackボット

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これからはボットの時代だ、と信じたQuang Hoangは、ついに、自分の会社をボット専門の企業にした。そしてExpensifyのようなふつうのアプリだった彼のプロダクトは今やBirdly、Slackの中でSalesforceやZendeskなどから顧客データを直接呼び出せるSlackボットだ。

“企業が新しいアプリを採用するのは、ほんとうに難しいんだ。別のモバイルアプリにデータを移行しなければならないし、新しいパスワードやプロセスをおぼえなければならない”、とHoangは語る。“管理職やCFOにとっても、新しいデプロイ作業や管理義務が発生してしまう。でも、Slackの上でそれができればずっと簡単だ。わずか二分で、みんながそれを使えるようになるからね”。

Slackの管理者はまず、Birdlyにリンクさせたいアプリのアカウントにログインする。Stripeや、Zendesk、Salesforceなどだ。すると誰もが、ボットを使ってそのアカウントから情報を呼び出せるようになる。ボットに情報をリクエストすると、情報はSlackにインラインで返ってくる。そのサービスに飛び込んで、もっと情報を見ることもできる。

アドバンテージはいろいろある。複数のアプリケーションを立ちあげなくても、単純にSlack上でコラボレーションできる。そして言うまでもなくSlackは、コラボレーションのための人気のプラットホームだ。今や毎日のアクティブユーザーが200万人、有料アカウントは57万ある。

だから、Birdlyのような企業が登場するのも意外ではない。Slackだけでなく、Facebook Messengerようなものでさえ、今チャットボットには大きな関心が集まっている。それは、ユーザーインタフェイスをもっと会話的にしようとする、より大きなトレンドの一環だ。その会話的インタフェイスでは、Googleによって慣らされてしまったキーワードによる検索ではなく、自然言語でデータをリクエストする。

当然ながら、Birdlyの周辺は競争が激しい。Slackはアプリのディレクトリを立ち上げ、Slackをプロセスの核とするようなサービスに投資している。そこでは先頭走者が有利だが、Slackをコアプロセスに統合しているそのほかのサービスも、たくさんある。Slackプラットホーム上に、ものまねボットも登場している。しかもSlackという他のアプリに依存しているということ自体が、リスクでもある。

Hoangによれば、Birdlyのようにデータを同期化してSlackの中で扱うボットも、競合製品が出現している。たとえばFlow XOという新しいサービスがそれだ。しかしBirdlyの特長は、コマンドラインインタフェイスではなく自然言語を使う点にある。だからデータをSlack内に取り込むほかのボットよりも使いやすいはず、と彼は言う。

“自然言語で呼び出して、自然言語で指示できるボットを作りたかった。複雑なツールを作る必要がなく、一定のワークフローに縛られることのない、新しいアシスタントをね。それがBirdlyの最大の特長だ”。

当面Birdlyは無料だが、今後は顧客の利用実態に応じた料金プランも考えたい、という。Birdlyは今、Y Combinatorの2016年冬季クラスに参加している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa