スマートウォッチの時代は終わったのか?

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迫りゆくPebbleの滅亡と、「今のところ、新しいスマートウォッチを市場に送り出すに見合うだけの需要があるとは思わない」というMotorolaによる発表を理由にして、スマートウォッチ市場が収縮しているという意見を正当化することもできるだろう。この意見は正しい。だが、これはウェアラブル端末の終焉ではない。

Appleは今年、110万台のApple Watchを販売した。昨年に比べて73%少ない販売台数だ。2017年の販売台数はまだ確定していないものの、今年と同じくらいの数字となるだろう ― ホリデーシーズンの恩恵を受けて年始の販売台数が増加し、次のモデルのリリースまで徐々に減少していくというパターンだ。これはAndroid Wearデバイスでも同じことだ ― 人々は早い段階で興奮しはじめ、年末にかけてその興奮が収まってくる。

この状況を引き起こしているファクターはいくつかあるが、年間で何百万台ものスマートウォッチを販売しようとしている企業にとっては良いニュースとは言えないものばかりだ。まず第一に、スマートウォッチは内部に矛盾を含んでいる。携帯電話とは違い、時計は電子デバイスというよりはファッション・アクセサリーという要素が強い。人々からの目に付きやすく、通常は店頭できれいに飾られている。「スマート」という要素が染みこんではいるものの、端的に言えば、スマートウォッチは宝飾品の一部なのだ。そのため、スマートウォッチや他のウェアラブル端末を購入する際の理由付けと、スマートフォンやノートパソコンを購入する際の理由付けはまったく異なる。消費者がApple WatchやSamsung Gearの購入を検討するとき、彼らはそのデバイスが他のデバイスよりも優れているかということではなく、そのデバイスが自分の服装とマッチするかどうか考えるのだ。

2つ目の問題はより厄介な問題だ。携帯電話の場合とは違い、消費者は時計を頻繁に買い換えることはない。時計はあたかも家宝であるかのように扱われる。すでに時計を所持する人にスマートウォッチを購入してもらうには、従来の時計製品よりも格段に安い価格(不可能と思われるような値段)で販売するか、寿命が格段に長いプロダクトを開発するしかない。消費者の年代によって状況が異なるのはもちろんだが、これが今後数年間に渡ってスマートウォッチの販売台数を抑える要因であることは確かだ。

それゆえに、消費者はスマートウォッチを必要とせず、それを欲しいとも思っていないことが多い。そして、すでにスマートウォッチを持っていれば、それを新しいものに買い換える理由はどこにもない。Pebbleは特定のマーケットへの集中戦略で他のスマートウォッチとの差別化を図り、非常に少ない数のモデルしか製造しなかった。しかし結局、彼らはそのマーケットが小さすぎたことに気がついた。Appleはスマートウォッチを贅沢品にしようと試みて、周りから大いにばかにされた。Androidは彼らの技術を様々な企業に提供したが、その結果、それぞれが似通ったクローンのようなデバイスが大量に生まれることになる。明らかに勝利者と呼べるような企業はまだ現れていないし、そのような企業が今後10年間で誕生するとは思いがたい。

では、今後のスマートウォッチはどうなるか?

多くの人に支持されているのは、長らくファッション・ウォッチを製造してきたSwatch、Burberry、Casio、Seikoなどの企業が、彼らの豊富な経験を駆使し、消費者が本当に買いたいと思うようなスマートウォッチをつくり始めるというシナリオだ。だが、それなのに彼らがまだスマートウォッチの製造を始めていないのは、彼らの能力が絶対的に不足しているということを証明している。低価格帯の時計を製造して大きなマージンを得ることに長らくフォーカスしてきた彼らは、高価格帯の時計を薄いマージンで販売することはできないのだ。Skagenのような企業は正しい戦略を採用しているように思う。彼らは、機能は最小限ではあるがモバイルと接続可能なスマートウォッチを開発している。Fitbitなどの健康分野に特化したウェアラブル端末への対抗策だ。しかし、これも長くは続かない。今後、GoogleやAppleなどの企業がユーザーがウェアラブル端末を欲しがる本当の理由を理解し、ウェアラブルの新しい用途が生まれれば、時計メーカーは彼らの後を追うことはできるかもしれないが、それもどうかは分からない。

私は個人的に、ウェアラブル端末は消えてなくなると考えている。ユーザーとデバイスの交流の仕方が音声認識やモーション・コントロールへと移り変わるにつれて、現実世界で私たちに常に耳をかたむけ、私たちに常に付き添うようなデバイスが誕生するだろう。私たちの健康状態を把握し、重要な情報を欠かさず教えてくれるようなデバイスだ。耳の中に入れてつかうAlexaのようなデバイスがあり、そのデバイスが1日を通してアドバイスしてくれるような世界を私は想像している ― 「その先の道を左に曲がってください」、「注文したコーヒーが出来上がりました」、「あなたが今話している相手は”Joe”という名前の人物で、彼とは先週会っています」 ― 常にそばに付き添う会話型のアシスタントのようなものだ。なぜ時計ではダメなのか?時計をつける手首は私たちの感覚器官から遠い場所にあるため、この利用用途には適さないのだ。

だからといって、私は自分が持っているSeikoやOmegaやRolexを手放しはしないし、あなたにもそれを勧めてはいない。私が言いたいのは、私たちはスマートウォッチを買わなくなるということだ。

スマートウォッチは時代と時代の中間に生まれたものだ。その一方で、伝統的な時計製品はツールとして、そしてちょっとした自己顕示の道具として、これからも私たちの生活に生き続ける。Apple Watchを含むスマートウォッチが10年後に生き残っているとは思えない。小さいデバイスがより小さく、よりスマートになる今の時代では、それは特に難しいだろう。

伝統的な時計製品の世が長らく続きますように。スマートウォッチよ、さようなら。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

スマートウォッチの出荷台数が急落

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スマートウォッチが自分にとって必要だと感じている人は少ないのだろうか?今朝(米国時間24日の朝)発表されたばかりのスマートウォッチ業界に関するIDC社のレポートによれば、2016年第3四半期のスマートウォッチの出荷台数が「急激に」減少したようだ。昨年の第3四半期に比べ、業界全体の出荷台数は51.6%減少している。昨年の3Qにおける出荷台数が560万台だった一方で、今年の3Qはたったの270万台だ。IDCはこの出荷台数の激減の理由として、製品発売のタイミングが悪かったこと、Android Wearのリリースが延期されたことなどを挙げている。だがその一方で、この数字は大半の消費者がスマートウォッチに魅力を感じていない証拠であるとも言えるだろう。

もちろん、Apple Watchがスマートウォッチ業界のマーケットリーダーだということは留意しておく必要がある。今年の3Qにおける業界全体の出荷台数の大半を占めるのがApple Watch Series1の出荷台数だ(出荷台数1100万台、昨年比72%ダウン)。つまり、業界全体の出荷台数の増減はApple Watchの出荷台数の増減に大きく左右されるということだ。

まず第一に、それまでオンライン販売のみだったApple Watchが昨年初めて店頭でも販売されるようになったことをIDCは指摘している。これが昨年に販売台数が急増した要因となったのかもしれない。

また、情報のリークやレポートのおかげで消費者は今年の9月にApple Watchの第2世代が発売されることをそれ以前から知っていた。そのため、Appleのウェアラブル端末を待ち望む人々はその第2世代が発売されるまで購入を控えていた可能性がある。しかも第2世代のApple Watchの購入が可能になったのは9月後半に入ってからのことだとIDCは説明している。

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言い換えれば、新型のApple Watchがスマートフォン市場全体に与えているインパクトを私たちはまだ知らない。このApple Watchには防水加工が施されており、それによって同製品が幅広い消費者層から受け入れるようになった可能性もある。また、新型Apple Watchでは第1世代の数々の問題点が改善されている。アプリの起動速度の改善や新しいインターフェイスのデザイン、GPSの追加などがその例だ。

それに、年末商戦がすぐそこに迫っていることを踏まえれば、Apple Watchがギフトして選ばれることで第4四半期の販売台数が回復する可能性も考えられる。

しかし、GoogleがAndroid Wear 2.0のリリース時期を遅らせたことが業界全体の出荷台数に悪影響を与えていることは確かだ。メーカーは年末に合わせて新しいデバイスを発売するか、または古いOSを搭載した既存の端末で消費者を満足させるべきかどうかまだ決めかねている。今年9月に発表されたSamsungのGear S3もいまだ発売されていないことをIDCは指摘している。

Apple Watch Series 2によってApple製スマートウォッチの販売台数が回復する可能性は残されているものの、IDCがたどり着いた結論は、スマートウォッチは大多数の消費者から受け入れられていないというものだった。

IDC Mobile Device Trackersのシニア・アナリストであるJitesh Ubraniは、「この結果は、スマートウォッチが現時点ではすべてのユーザーに受け入れられていないという証拠でもあります」と話す。「デバイスの目的や用途を明確にすることは最も重要であり、それが多くのメーカーがウェアラブル端末のシンプルさを利用してフィットネス用途に特化してきた理由でもあります。しかし、そこから一歩踏み込んでスマートフォンとスマートウォッチの違いを明確にすることが鍵となります。その初期兆候として電話機能が統合されたウェアラブル端末が生まれつつあり、企業はその種のデバイスの試作を始めています」。

その他の重要なスマートウォッチ業界の動向として、ConnectIQを搭載したスマートウォッチとfenix Chronosの好調な売れ行きから、Garminの販売台数が昨年比で最大の増加率を記録したことが挙げられる。一方で、新型がいっこうに発売されないままのLenovoの販売台数は昨年比で最大の下落率を記録している。

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(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

MacのアンロックはApple Watch最大の機能―これがスマートウォッチをブレークさせる

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以下に述べるのは個人的体験に基づく意見であり、客観的な立場からトレンドを探ったものではないことをご承知いただきたい。一部の読者にはバカバカしい、あるいは奇妙な主張と思えるかもしれない。

つまり私はApple WatchによるMacのアンロックはスマートウォッチが実現した過去最大の優れた新機能であり、スマートウォッチをブレークさせるきっかけになり得ると考えている。他のメーカーが追随して各種のウェアラブルが他のデバイスと自由にコミュニケーションできるようになれば、コンピューティングは新時代を迎えるはずだ。

私はWatchOS 3が出るまでめったにApple Watchを身につけたことがななかった。ご承知のとおり私はメカニカルな腕時計の熱烈なファンだ。そのため普段はテスト中の製品か手持ちの製品のうちの1つを身につけていた。しかし最近はジレンマに直面することが多くなった―従来どおりiMacとMacBookのアンロックにいちいちパスワードをタイプすべきだろうか? それとも単にApple Watchを身につけるべきだろうか? 私は次第に後者を選ぶようになり、メカニカル腕時計は埃をかぶりつつある。

Apple Watchそのものにはそれほど大きなアップデートがあったわけではない。いろいろ便利になったし、最新版はスポーツファンの関心をひきそうな機能をいくつも備えている。しかし私はエクササイズや旅行にApple Watchを身につけて出る習慣がなかったので、結局あまり使うチャンスがなかった。しかしDanny Meyerが発見したように、Apple Watchは(可能性としてはすべてのスマートウォッチは)着用者の周囲の情報を収集するデバイスとして非常に優れている。同時にそうして収集したアンビエント情報、たとえば着用者の心拍数や、お気に入りのスタンプを保管したりするのに適している。そしてパスワードの保管にも非常に適していた。

私のMacパスワードは“IamnotanAppleshill”だったが、これを毎度タイプインしなくてすむようになったのがApple Watchを日頃身につけるようになった大きな理由だ。同様に、SamsungのスマートウォッチのユーザーもをWindowsやLinuxパソコンのアンロックに使う方法を研究しているという。スマートウォッチを身につけてパソコンに近かづくと自動的にアンロックされるというのは全く便利だ。

スマートウォッチがパソコンと同様、テレビともコミュニケーションしてくれるとよいと思う。私の視聴履歴を保管し、お気に入りのチャンネル、番組を覚えていて自動的にテレビをセットしてくれるような機能だ。一言でいってスマートウォッチはデジタル世界へのパスポートになり得る。コンピューターのアンロック機能は実は後からのちょっとした思いつきだったのかもしれないが、しかし決定的なものだったと思う。

1月ほど前に、スマートウォッチはスイスの時計産業にとって悪いニュースだという予言を書いた。私は今でもそうだと思っている。たしかにスマートウォッチは審美的に劣っている。伝統技術の粋を集めたメカニカル腕時計に比べればまったく威厳がない。しかし思い起こせば、Blackberryはデサインとして決して優れていなかったし、むしろ醜いともいえた。にもかかわらず、約10年に渡って世界のリーダーやセレブはボタン式キーボード付きのBalckberryを使い続けた。実用性がデザインに打ち勝つというのが現実世界の容赦ない法則だ。

Macのアンロック機能はスイスの時計産業に対するもう一つの悪いニュースだ。もしかするともっとも悪いニュースかもしれない。ともあれ私にとってMacのアンロックはApple Watch最大の実用的機能となっている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Watch Series 2レビュー―Apple初の本物の腕時計

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Apple Watch Series 2はAppleが送り出した初の本物の腕時計だ。このデバイスは触れ込みどおり、 ほとんどの基本的な作業を1秒から3秒でこなす。GPSが内蔵されたので、それなりに負担になる重さのiPhoneを持たずにジョギングに出て運動を正確に記録することができる。またスポーツウォッチなら当然だが、完全に防水になった。

ケースは第一世代に比べてほんの僅か厚い。これはおそらくバッテリーが大型化されたためだろう。Appleによれば、Series 2で用いられたプロセッサーは50%速く、これはテストでも実証された。オリジナルのApple Watchと並べて計測するとWatch S2はアプリの起動もデータの読み込みもはるかに速い。オリジナルのApple Watchがデータを読み込んでる間に、新Watchでは今週の予定を表示させ、スクロールさせることができた。マップ、カレンダー、その他のアっぷりでも同様の大幅なスピードアップが確認できた。

Series 2ではスクリーンがはっきり気づくほど明るくなっている。テキスト、特にアクティビティの要約が読みやすくなった。

スピードと明るくさおかげで、私はすでに以前よりApple Watchを操作する回数が増えている。実際昨年、Appleが WatchOSをアップデートしたときにもパフォーマンスはかなり向上している。しかしSeries 2でプロセッサーそのものがアップデートされた効果は圧倒的だ。

スイミング・モードになると、スクリーンはロックされる。これはユーザーが水をかく動作でタッチセンセーが反応しないようにするためだ。 室内プールでの水泳では内蔵センサーが自動的にユーザーの泳ぎの種類を判定する。これは大規模な実験で蓄積された運動データの分析をベースにしている。ランニングの際に走り方のスタイルを判定できるのとほぼ同じ仕組みだ。

屋外の水泳ではGPS電波を受信できるので、Watchはユーザーの腕がストロークに従って水面から出たり、水中に入ったりするタイミングを正確に測定する(水中では電波が受信できないので一時的に推定になる)。

新しいWatchは水深 50mの耐水性能を備えるので安心してスイミング・モードのさまざまな機能をテストできた。コースの長さと予定している水泳時間をセットするだけで私はすぐにプールに飛び込んだ。計測は宣伝の通り正確だった。泳ぎの型の判定、心拍の記録その他、各種のトラッキングと分析はきわめて正確だった。

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プールから出たらサイドのリューズをひねって画面ロックを解除する。このときSeries 2から断続的に音が聞こえる。これはスピーカーの作動には空気が必要なため、スピーカー空間に入った水を振動で排出しているためだ。これでApple Watchのスピーカは再びクリアなサウンドを出すことができる。非常に巧妙な仕組みだ。たしかに宣伝どおりの効果を発揮する。

私はランナーではないので、ランニングのシーンにおけるGPSのテストはしていない。ともかくGPSは水泳で正確に作動した。

私がテストした限りではSeries 2はAppleが主張するとおりに作動した。初代に比べると使用体験は飛躍的に向上している。Apple Watchに代表されるようなデバイスとのカジュアルで日常的な相互作用はAppleの全体の戦略の中で重要な位置を占めるようだ。私は昨年、Apple製品に占めるApple Watchなどの意味について記事を書いている。【引用は原文参照】

Series 2でGPS機能が追加されたことは、Watchデバイスの独立性を大きく高めた。おそらく将来は携帯無線網に接続する能力も獲得するのだろう。つまりどこにいてもユーザーiPhoneと(プラスAppleのクラウド・サービスとも)コミュニケーションができるようになるはずだ。これは「ユーザーのデータはあくまでユーザーのもの」というAppleの基本的な姿勢とも合致する。

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ユーザーがiPhoneをコンピューティングの主要なデバイスとして利用している場合、iPhone内蔵のAI機能が画像を選別し、カレンダーで日程を整理し、
さまざまな積極的提案を行うなどの処理を行い、データはiPhoneそのものに保存される。そしてiPhoneとApple Watchが直接情報をやり取りすることになるだろう。これはクラウド・ベースのAIに比べて一層安全だ。プライバシーとセキュリティーの面からするとクラウドAIは本質的により多くの脆弱性を持つ。

昨日、私は iPhone 7と7 PlusAirPodsとApple WatchがAppleの製品トライアングルを形成すると書いた。ユーザーにとって中心となるデバイスは今後ますます衛星的デバイスかと密接にコミュニケーションするようになるだろう。Appleの考える新しいエコシステムは人体のようなものだ。つまりiPhoneが頭脳の役割を果たし、AirPodsが音を出す器官で、Apple Watchが腕だ。Series 2でAppleの腕はより大きな自由と能力を獲得したといえる。

〔日本版〕AppleサイトによればSeries 2は明日(9/16)発売される。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Apple、watchOS 3も公開。ここが新しくなった

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今日(米国時間9/13)はAppleの一大アップデートデーだ。iOS 10tvOS 10、およびwatchOS 3を公開した。WWDCで発表されてから3ヵ月、ようやくやってきた ― そしてこれはすごく大きなアップデートだ。

ここではwatchOS 3の全機能については触れない。3つのトピックに焦点を絞ることにする ― スピード、アプリの切り替え、文字盤の切り替えだ。

watchOS 3では、お気に入りのアプリがメモリに常駐するので起動がずっと早くなる。どのくらい早いかって? ほぼ瞬時だ。初代Apple Watchでもそうだ。試してみれば違いを感じられることを保証する。

この誰もが待ち焦がれていた改訂に加え、Appleはサイドボタンの振舞いを変えた。友達画面を開く代わりに、ドックビューが表示されてよく使うアプリを切り替えられる。iOSのアプリスイッチャーに似ているが、ずっと高速だ。

この2つの変更によって、私は再びApple Watchアプリのユーザーになった。Apple Watchを着けるのをやめたことは一度もないか、主な用途は時刻を見るのと通知を受け取ることだけだった。

グランスはあまり役に立つとは思えず、ホーム画面も使いにくかった ― 30秒かけてアプリを探して起動したい人はいない。しかしドックができたおかげで、お気に入りのアプリを置いてしょっちゅう使うようになった。簡単に開くことがてきて起動も早く、すばやい操作が可能になった。

もう一つ、watchOS 2では文字盤の切り替えが少々面倒だった。画面を強く押し、スクロールしてから文字盤を選ばなくてはならなかった。これが左右にスワイプするだけで切り替えられるようになった。

私は毎日同じ文字盤を使うのではなく、着ている服に合わせて変えることでApple Watchを万能ファッションアクセサリーとして使っている。バンドを変える人もこの機能を喜ぶに違いない。

watchOS 3をインストールするには、Apple Watchを充電器につなぎ、iPhoneのApple Watchアプリで[一般]-[ソフトウェアアップデート]を選ぶ。しばらくかかるので、自宅にいて時間に余裕のあるときにすることをお薦めする。
【訳注:訳者の環境では9/14 9:40現在アップデートは配信されていない】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

世界で5億ダウンロードのポケモンGO、いよいよApple Watchにも対応

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よし、そう来なくっちゃ。ナイアンティック・ラボのCEO、John Hankeは日本時間の9月8日、AppleのiPhone 7イベントの壇上から世界に向けて、ポケモンGOがApple Watchに対応すると発表した。

ポケモンGoはゲーム史上最も成功したローンチのひとつだ。Hankeによれば、ポケモンGOはローンチ以来これまでに世界中で5億ダウンロード以上を数え、「トレーナー」たちはゲームプレイ中に46億キロメートル以上を歩いたそうだ。

この発表をうけて任天堂の株価は驚くべき値動きをみせ、秘密のベールを取った直後には急上昇した。最終的に発表後の時点では20パーセント以上も値上がりしたようだ。同社の株価はポケモンGOのローンチ、そしてスーパーマリオ・ランの発表と続く中、ここ数か月で65パーセント以上も上昇したことになる。

今回の新しいアプリは、ゲームプレイと従来のウォーキングまたはランニングが融合するようにデザインされている。通常の場合、プレイヤーは近くのポケストップやポケモンを見つけるのにゲームを開いたままにして電話機をずっと見ていなければならない。これがゲームの仕組みのキモとなる部分とはいえ、画面をずっと見たままで、しかも危険な場所に入って行ってしまうようでは台無しだ。そこで「歩く」こと自体をもっと普通に楽しめるよう、配慮がなされている。

ユーザーは歩いている最中にも、どれだけ歩いたか、燃焼カロリーはどれくらいか、近くにどのポケモンがいるかを確認できる。ポケモンが登場したり、ポケストップが近づけば知らせてもらえる。ポケストップではポケボールなどのアイテムをゲットできるし、あとどれだけでタマゴがふ化するかも表示してくれる。

ポケモンGOでは「歩く」という行為がユニークな要素となり、ゲームを違った角度からも楽しめるようになっている。いろんな種類のポケモンがランダムに登場したり、他のトレーナーとはち合わせたりすることで、常に新しいエクスペリエンスが生み出され、ユーザーが身の回りの世界を探検するよう促す作りになっている。こうして眺めてみると、ゲームエクスペリエンスそのものに限らず、Apple Watchでプレイした場合のゲームの仕組みそのものがどうやって組み立てられているかを知ることができて興味深い。

上記のような構想がうまく実現できれば、今後も多数のゲーム会社が飛びついてくるのではないだろうか。ポケモンGOは新たな仕組みの先駆者となったが(とはいえ、ナイアンティックはIngressで既に先駆した訳だが)、ゲーム開発者たちが未来のタイトルに向けて参考にできる点も多いだろう。

このアプリにしろ提供予定のスーパーマリオ・ランにしろ、新たなモバイル端末に自社製品を載せるだけでなく、この種のブランドがモバイル端末上でどのように見えるかを再考しようという、任天堂の意識の高まりのようなものを感じる。ポケモンGOは、同社が3DS以外のモバイル端末に自社タイトルを載せた最初の瞬間という意味合いも持っているのだ。

Apple Watch対応版のポケモンGOアプリは年内に提供開始を予定している。この他のAppleイベント関連記事の一覧はこちらから。

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(翻訳:Ayako Teranishi / website

Apple Watchの新ラインにゴールドはなし、代わりにセラミック素材が登場

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1万7000ドルもするApple Watch を覚えているだろうか。今回、Apple Watch Editionにゴールド版の姿はないようだ。

Appleは水曜、Apple Watch Series 2を発表した際、アルミニウム、ステンレススチール、そして新しいセラミック素材のWatchを用意したと伝えた。価格は369ドルからだ。

さらに従来のApple Watchは、より良いデュアルコアプロセッサーにアップデートしたと発表している。これらSeries 1 Watchにゴールド版があるかどうかはわからない。

少しお手ごろな「スポーツ」ラインには、アルミニウムのバンド用にゴールドの配色は残っている。ローズゴールド、スペースグレーとシルバーの色展開もある。

Watchはファッション性に焦点を当て、Appleは ヘルメスと協力するバンドも充実させた。このハイエンドブランドは、Apple Watchを店舗で販売している。

Apple Watchを高品質でスタイル性が高い製品として打ち出すため、Appleは今後も引き続き高級ブランドと提携することが予想される。

Appleは2年前にお披露目したApple Watchのアップデートを発表しているが、改善点は少しだ。バッテリーが長くなったのと、防水になり、GPS機能を搭載した。

 

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

AppleのiPhone 7発表イベントを実況ブログいたします、ぜひ見てね!

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それは今や、一種の儀式だ: 9月になると、Appleはそのいつも謎のような招待状を数十社のメディアに送る。すると全員がサンフランシスコに集まる。そして新型iPhoneが披露される。

もう、その9月だ。本誌も招待状をもらった。本誌はサンフランシスコにある。iPhone時間が、始まったようだ。

今年は、噂の数に不足はない。“ピアノブラック”色のが出る、というおだやかな噂もあれば、ヘッドフォンジャックがなくなる、という賛否で喧嘩になりそうなのもある。それに、Apple Watchの、ニューモデルが発表されるかもしれない。

すべてのニュースを、リアルタイムで知りたい人いる? 本誌はすでに10年近くやっているけど、ことしもライブ・ブログで、時々刻々起きることを現場からアップデートする。写真もあり、コメントもあり、インサイトもある。ないのは、マジックだけだ。いや、ちょっとはあるかな。長い行列待ちに飽きた本誌のBrian HeaterとMatthewが何かマジックを知ってれば、もしかしてね。ライブのストリーミングもあるから、そっちが良ければどうぞ。

Appleの発表は、予定では太平洋時間9月7日午前10時に始まる。中部標準時なら12時、東部なら午後1時、ロンドンは午後6時、北京は9月8日の午前1時、〔日本は午前2時〕。ただし本誌の‘放送’は、それよりやや早く始める。お早めにね!

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Square Enixの新作RPGはApple Watch専用…悪役キャラ攻撃を自動化!

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どこかに新しいスクリーンができたら、Square Enixは必ずそれ用のRPGを作る。どんなに小さなスクリーンであろうとも、あるいは実装がすごく難しそうなスクリーンでも、同社は尻込みしない。同社がこのたび、これまでとても無理と考えられていたフォームファクターに挑戦した作品が、Cosmos Ringsだ。しかもそれは、機種限定だ。プレイするためにはiPhoneアプリが必要だが、プレイそのものはAppleのウェアラブルで行う。

この6ドルのゲームは“永遠の闇の世界”*を舞台とし、ヒーローは(言うまでもなく)、時の女神(Goddess of Time)を救出するために闇の割れ目を旅していく。実際のゲームプレイは、言葉で言うほど簡単ではない。〔*: 永遠の==timeless==時間がない、闇が明けるためには時間の復活が必要。〕

Squareはこのロールプレイングゲームを“Apple Watch体験”と呼ぶが、わざわざそう呼ぶのは〔時間がテーマだが〕、対話性に制約があり、またプレイの要素もあまり多様でないからだ。今回はそれを補うために、自動攻撃という親切がある。

でも、ウォッチのわずか1.65インチの画面には、Squareならではの、綺麗で、すごくカラフルなグラフィクスが繰り広げられる。自分の重要な仕事のための重要な会議でも、テーブルの下に隠してプレーに没頭する価値はある。なにしろ時の女神は、自力で脱出できない、あなたの力がどうしても必要なのだから。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

NestのサーモスタットをApple Watchで操作できるようになった

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NestのサーモスタットとApple Watchを両方持っている人なら、そろそろ2つが仲良く働く方法を見つけたはずだと考えるかもしれない。

なぜなら、Apple WatchはStranger Things[人気TVドラマ]の佳境でポケットからスマホを取りださずに済ませてくれるし、Nestのサーモスタットのおかげで、ちょっと寒いからというだけの理由でStranger Thingsを中断しなくて済む。そう、2つが手を組めば誰にも邪魔されず静かにStranger Thingsを見る完璧な環境が出来上がるはずだ。

今日までは、違った。しかし、今それが実現した!

つい先ぼどNestはiOSアプリをアップデートしてApple Watchに対応し、まるで2016年のスマートホームに住む宇宙人のようにNestのサーモスタットをコントロールできるようになった。

というわけで、Stranger Thingsの続きを見るとしよう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

第2四半期のスマートウォッチ出荷台数は前年比32%ダウン

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IDCが発表したデータによると、スマートウォッチの出荷台数は第2四半期に減少した。これはこの分野で初めてのことだ。しかも下げ幅は小さくない ― 1年前の510万台から350万台へと32%急落した。

原因は明快で、Appleが元凶だとIDCは指摘した。ハードウェアの巨人はこの分野でトップの座を維持したものの、上位5社中唯一前年比マイナスだった(360万台から160万台に55%減)。Samsung、Lenovo、LGおよびGarminはいずれも前年より伸びている。

2015年Q2はApple Watchが発売された時期であり、大きな需要があったことが理由だとIDCは説明している。また、年内に発売が予想される後続機種を期待しての買い控えも要因だとしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple WatchがSOSボタンに進化する

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今回のWWDCで、Apple WatchがSOSボタンに進化した。watchOS 3では、Apple Watchの側面にあるボタンを長押しすることにより、救急サービスを呼ぶことができる。

そのボタンを長押しすると、カウントダウンが始まる。そのまま押し続けることによって、救急サービスを呼び出し、オペレーターと会話することが可能だ。Apple Watchはユーザーが居住する国を把握していて、正しい番号に電話をかけることができる。

その電話が済んだあと、Apple Watchは救急サービスに宛ててユーザーの位置情報を自動的に送信する。

Apple Watchは健康状態を表示するブレスレットにも進化した。SOSコールのあと、Watchは自動的にユーザーの健康状態を表示する。この時に表示されるのは、ユーザーが事前にスマートフォンの健康アプリに入力した情報だ。HealthKitが有効化されているアプリも、健康状態のデータを提供することができる。この機能は、ユーザーが意識を失ったときや、なんらかの理由で到着した救急救命士に健康状態を伝えられない時などにとても役に立つ。

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これは、新たにwatchOS 3に追加された機能の一つにすぎない。今回発表されたApple Watchのアップデートは包括的なものとなり、あなたのWatchをより便利に、そしてより快適にするものだ。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Twitter /Facebook

Apple Watchの上で動かすWindows 95には世界一ちっちゃなStartボタンがある

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大きくて複雑なものが小さなものの上で動く、それが今週の本誌の共通テーマだ。先日は、Android WearにCounter-Strikeを入れるハックがあった。そして今日は、どこかのマニアがWindows 95をApple Watchにインストールした。これなら、実用的価値もありそうだ。もちろん、そこに、Startボタンがあれば、ね。

この、ばかばかしくて笑える努力に挑戦したのは、Tendigi InsightsのNick Leeだ。彼はジョークの天才で、懐中電灯アプリをApp Storeにポストしたときは、そこにテザリングツールを隠していた。しかも、びっくりしたのは、それを6年前に書いたのはぼくだったのだ!

考えてみればたしかに、Apple Watchは当時Windows 95が動いていたコンピュータよりもずっと強力だ。だから、古いOSを動かすのも簡単なはず。…だろうか?

意外と、そうでもなかった。

Apple Watchはオープンなシステムではない。コマンドラインから簡単に新しいOSをブートできる、というものではない。もしそうだったら、楽勝だ。しかし、ものごとが難しいことと、それを達成したいデベロッパーの欲望には、正の相関性がある。しかもそこには、頑固というスカラーの修飾子と、ノスタルジーの指数的乗数が伴う。

どうやら、任意のコードをロードできるWatchKitアプリを手に入れる方法があるらしい。しかもそのコードがたまたま、x86エミュレータのポートのポートをチューインガムとやけくその神頼みで組み立てたものであってもよい。

Windows 95、8GBのストレージ、0.5GBのRAM。なんとぜいたくな。しかし唯一の問題は、エミュレータであって仮想マシンではないから、520Mhzのプロセッサーのサイクルを直接使えないこと。

その結果: Leeは小さなモーターを竜頭につけて、1時間を要したブートプロセスの間、それをずっと回し続けなければならなかった。

でも、それが終わったら、手首にWindows 95マシンがある! 約2%のスピードであることと、カーソルのコントロールに何十回もの指の運動が必要なことが気にならなければ、地下鉄の中でMinesweeper(マインスイーパ)をプレイできる。広告はない。iPhoneも要らない!。

ぼくの楽しい金曜日を作ってくれたNick Leeに、おめでとう、と言いたい。あまりにもあほらしくて、言葉が出ない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Apple、新しいApple Watch用バンドを披露。ウーブンナイロン製も

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Apple CEO、Tim Cookは今日(米国時間3/21)、Apple Watch用バンドの新作春モデルを披露した。またApple Watchの購売層を広げるべく価格を299ドルに下げた。Sportタイプと皮バンドのカラーバリエーションを増やした他、Appleは新しいウーブンナイロンバンドと、噂されていたスペースブラックのミラネーゼループバンドも発表した。

他が既存ラインアップの拡張なのに対して、新しい”NATO”スタイルのナイロンバンドは、Apple Watchでは初めてのタイプだ。このウォッチバンドは「独自の4層構造」で作られている、とCookが概要説明で言った。ファッション的には、カジュアルな ― しかしSportバンドほどスポーティーではない ― バンドを求める人々にぴったりだ。

Cookは、これらの交換可能なハンドの多様性が重要であることを強調し、「Apple Watchユーザーの約1/3が定期的にバンドを交換している」と話した。

ステージでは新しいバンドの詳細は語られなかったが、復活したAppleオンラインストアを見ると、ウーブンナイロンバンドは価格がSportバンドと同じ49ドルで、カラーは、ゴールド/ロイヤルブルー、ロイヤルブルー、ゴールド/レッド、ピンク、パール、スキューバブルー、ブラックの7色が用意されている。

以前から噂されていた一方ブラックのミラネーゼループは、ラインアップへの追加を大きく期待されていたものだ。エルメスのバンドも噂されていたが、発表はなかった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

スマートウォッチの盤面デザインをWeb上でもできるFacerアプリが、AndroidだけでなくApple Watchにも対応

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Androidスマートウォッチのカスタム化で人気のFacerが今日(米国時間3/3)、iOSとApple Watchにその手を広げた。Apple Watchのホーム画面を個人化するユーティリティはApp Storeに山ほどあるが、Facerの良いところは、無料の盤面デザインが大量にあることと、Facerにしかないコンテンツもかなりあり、その中には有料ブランドのものや、Web上で盤面をデザインできるツールなどがある。

Facerは、かなり初期のAndroidスマートウォッチのころから、盤面制作アプリケーションの上位製品のひとつとして、いつもリストに載っていたので、ご存じの方も多いだろう。このアプリのコミュニティはウン十万人の規模だ、と同社は言っている。Google Playのダウンロード数がそれぐらいだから、ウソや誇張ではないだろう。

1か月前にこのアプリケーションはアップデートされ、提供コンテンツ数もぐんと増えた。新たに加わった無料の盤面デザインは数千もあり、またGarfield, Betty Boop, Popeyeなどのブランド品も多くなった。そして今度からは、これらがすべてApple Watch用にも入手できるのだ。

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Apple Watch用のアプリケーションでは、最新の盤面画像をInstagramやTumblrのフィードで見ることができる。そのほかのテーマやチャネルもあり、その中にはUnsplash, Superfamous, Gratisography, Vecteezy, NASAといったパートナーからのもある。

教育的なのが好きな人向けには、フラッシュカード的なやつもあり、手首を振るたびに新しい星座や新しい単語、太陽系上の各惑星、などが表示される。

そのほかの盤面制作ユーティリティと違ってFacerでは、自分の個人化盤面をWeb上で作り、Web上で共有できる。そのためのWeb上のデザインツールfacer.io/creatorがあり、そこではテキストや図形や画像をオンラインのライブラリからHDのキャンバスへドラッグ&ドロップできる。ただしAppleは壁紙しか編集できないから、Androidの盤面ほどいろんなことはできない。

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Facerは、Little Labsの最新のプロダクトだ。ここはNEAから資金を得ており、自らを“‘スマートウォッチファーストの’アプリスタジオ”、と称している。iOSやAndroid用のモバイルアプリではなく、スマートウォッチやウェアラブルに専念する、という意味だ。

Little Labsのファウンダーたちは、 Jamdat MobileやEAなどでモバイルの開発経験を積んでいる。昨年同社はNEA, Lightspeed Ventures, Lowercase Capitalなどから300万ドルを調達した。

Facer以外のプロダクトもいろいろあり、その中にはApple Watch用の小さなスロットゲームや、オスカーにノミネートされた映画に由来するThe Martian Gameなんかもある。

Facerは、iTunes App Storeで無料でダウンロードできる。

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スマートウォッチの全世界出荷量が初めてスイスウォッチを抜いた

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それはこんな書き出しだ: “全世界のスマートウォッチの出荷量は”2015Q4に810万台に達し、それに対しスイスウォッチの出荷量は790万台だった。調査会社Strategy Analyticsの所見では、スマートウォッチの出荷量は2014Q4の190万台に対して、“大きく316%も増加した”。

グローバルなマーケットシェアではAppleが63%でトップ、次いでSamsungが16%だった。

“全世界に出荷されたスマートウォッチ10台のうち8台をAppleとSamsungが支配する”、とStrategy AnalyticsのディレクターCliff Raskindが語っている。

Strategy Analyticsは、スイスのウォッチ業界に対して容赦ない: “彼らは現実を直視しようとしない”。

“スイスのウォッチ業界は、スマートウォッチへの対応が遅すぎた。Tag Heuerなどスイスブランドのスマートウォッチは、2015Q4のスマートウォッチの全世界出荷量のわずか1%にすぎず、AppleやSamsungなど、高成長なスマートウォッチ分野における先頭集団の、はるか後方を走っている”、とStrategy Analyticsの専務取締役Neil Mawstonは述べている。

これらはもちろん、Strategy Analyticsの独自の調査に基づく推計だが、仮にスマートウォッチとスイスウォッチが今互角に拮抗しているとしても、今後の形勢は由緒あるチクタク時計さんたちにとって芳しくない。むしろ、献身的なウォッチマニアのJack Forsterが、最近はApple Watchを使う機会がますます多い、とまで書いているのだから、スイスは、AppleやSamsungがそれをやる前に、カジュアルウォッチの買い手をつかまえるマーケティング戦略を再び検討すべき時ではないか。

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Apple Watchが値下げ。ただし近々Apple Watch 2が出るという意味ではない。

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今Apple Watchは、100ドル安く売られている。Best BuyB&H、Targetおよびおそらく他の店でも。例えば、38mmのSportモデルは249ドル、42mmバージョンは299ドルだ。これを、Apple Watch 2がすぐそこまで来ているからだと思う人もいるだろうが、それはありそうにない

むしろAppleは、同社初のスマートウォッチで市場シェアを把もうとしているようだ。Apple Watch(少なくともSportモデル)はWalmartでも扱っており、ホリデーシーズン前にディスカウントも行われた。

言い換えれば、Appleはできる限り早く市場シェアを獲得するための全力をあげている。今Apple Watchを買った人は、数年後にまた買う可能性が高い。そしてApple Watchの製品ライフサイクルは始まったばかりだ。この先には、山ほどのアップデートや、後期購入者や、高い利益率が待っている。

さらに重要なのは、Apple Watchを使うためにはiPhoneが必要だということ。Apple Watchを売ることは、ブランドロイヤルティーを高めるひとつの方法だ。新しいスマートフォンに買い換えるとき、Apple Watchユーザーは新しいiPhoneを買い求める ― Apple Watchを使うために。

Best Buy、Targetを始めとするいくつかの店はバレンタインデーの数日前からこのセールを開始している。Apple Watchはギフトに最適であり、もちろんAppleもそれに乗じようとしている。

Appleは3月15日にイベントを開催する可能性が高いが、Apple Watchの大きなアップデートは期待できない。新しいバンドやファッション会社との提携はあっても、同じApple Watchになるだろう。

もう一つ指摘しておくべきなのは、Appleが自社の店舗ではApple Watchをディスカウントしないことだ。同社は、サードパーティー店舗に値引きを任せ、Apple Storeでは元の価格を維持している。

すべてはイメージの問題だ。Appleはブランドの高級感を維持したい。この商品に関しては特にそうだ。Sportモデルを別にして、Apple Watchは贅沢品であり、贅沢品は安売りされるべきではない。

Via AppleInsider

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple WatchがiPhoneアクセサリーの地位を脱する3つの方法

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Appleは正確な数字を発表していないが、昨年春の発売以來のApple Watchの販売台数は期待された水準には届いていないと多くの関係者は考えている。Appleの2015年度の決算書類を見ると、Apple Watchは17億ドル程度の売上高があったもようだ。

一方で、iPhoneは第4四半期だけでの322億ドルも売れている。これは大きな落差だ。新製品を発表するたびに殺到する客で長い行列ができるのを普通としてきたAppleとしては見過ごせない事態だ。

私自身についていえば、独立前の12年間をAppleで過ごした。会社勤めをしていた期間の大部分といっていい。その間、音楽とエンタテインメント分野の立ち上げとプロモーションに関わり、必然的にAppleの各種製品と業務の過程に詳しくなった。

その経験から、私はAppleの新製品を買うにあたっていくつかのルールを守っている。たとえば、ガジェットを買う場合には発売から6ヶ月待つこと(新ジャンルの製品の場合は特にそうだ)。Appleが初期不良を退治するにはだいたいそのくらいの期間が必要だ。しかも待っている間に重要な新機能が追加されることも珍しくない。

その6ヶ月はとうに過ぎたが、私はまだApple Watchをポケットマネーでは買っていない。現在Apple Watch 2.0のリリースが間近だという情報が渦を巻いているが、私は今回も自分の原則を守り、発売後6ヶ月様子をみるつもりだ。

Appleで長期間過ごしたおかげで、私はApple Watchについてもインサイダーの視点とアウトサイダーの視点の双方を持っている。その知識に基いてApple Watchが改良されるべき(そして売上を伸ばすべき点)点をいくつか考えてみたい。

ファッション性:現行のApple Watchはライバル製品に比べれば十分にスマートだ。しかしテクノロジー・ガジェットという本質を守りながらさらにデザインを改良する余地はあると思う。Appleはファッション業界のトップを何人も採用している。イブ・サンローランやバーバリーのデザイナーたちがAppleをライフスタイルのブランドに押し上げるべく才能を注いでいる。最近、Appleはあのエルメスとも提携している

全体的にみればこうしたAppleの努力は十分な成果を挙げているようだ。しかし、エルメス版Apple Watchなど著名デザイナーによるカスタム製品は一般消費者には手の出ない価格になっている。しゃれた時計バンドが欲しいユーザーがみな金持ちとは限らない。

当然ながらAppleは次のステップとしてもっと手の届きやすいブランド、たとえばTargetなどと提携してApple Watchのカスタマイズを進めるべきだろう。現状ではカスタム製品を購入するためのハードルが高過ぎる。Appleはもっと幅広い層に魅力ある製品を販売するべきだ。

現状ではApple WatchはiPhoneアクセサリーの一つという以上の存在ではない

以前、iPod Nanoをリリースしたとき、Appleは市場に新しい製品ジャンルを確立しただけでなく、アイテムを派手なキャンディー・カラーにすることでターゲットである若い層の心をつかむのに成功した。同じように、Apple Watchのバンドのカスタム化を今よりもっと簡単にし、値段を下げるだけでApple Watchの売れ行きを大きく改善できる。

独立性:消費者は外出するときに所有するガジェットを全部持ち歩かなくてもすむようになることを強く願っている。Apple Watchの場合、機能の主要な部分をiPhoneに依存していることはこの製品の最大の弱点だ。現在、Apple Watchのユーザーは常にiPhoneを携帯し、Bluetooth接続を絶やさないようにしなければならない。iPhoneなしでは機能は大幅に制限される

現状ではApple WatchはiPhoneアクセサリーの一つという以上の存在ではない。独自のデバイスとはいえない。しかし将来は、Apple WatchはiPhoneを含めて他のAppleデバイスから独立した製品になるべきだ。そうなって初めてユーザーのライフスタイルにシームレスに溶け込むことができる。たとえばジョギングに出るときにiPhoneを持たずにApple Watchを腕に着けるだけでGPSやフィットネス機能が利用できたら便利だろう。あるいは空港で出発を待っているとき、予定の便に遅れが出たら腕でピンという音が鳴って通知してくれるというのもよい。

残念ながら、今噂になっているApple Watch 2.0ではまだこういう機能は搭載されないだろう。テクノロジーのさらなる進歩を待つ必要がありそうだ。Appleはコンピューターをデスクトップからノートへシフトさせることで大成功を収めた。同様に、Appleはスマートウォッチをモバイル・デバイスに従属した状態から解放することで市場に圧倒的な地位を築くことができる。

ヘルス:もう少し現実的なレベルでいえば、消費者がウェアラブル・デバイスに大きな期待を抱いているのはヘルス関連の機能だということが分かる。

最近のアメリカ人がますます健康に注意を払うようになった結果、体調管理に役立つアプリは目覚ましい成長を遂げている。 ヘルス分野ではAppleはアプリやサービスの開発をサードパーティーのデベロッパーに任せているが、Apple自身がヘルス分野のイノベーションを主導することができるはずだ。それはブランドとしてのAppleの地位を高め、ウェアラブル分野のライバルに対してさらに差をつけることを可能にするだろう。

指を刺して血液を絞り出さずに血糖値が測定できるデバイスや装着者に心臓発作の予兆があることを警告してくれるアプリなどには大きな可能性があり、Fitbitなどが開発中だ。Appleは現実の人々をよく観察し、現実のニーズを把握するべきだ。Appleはヘルスケア・デバイス市場のリーダーとなるために絶好の位置にいる。

テクノロジーが成熟するまで買うのを待つという点にかけてはスティーブ・ジョブズという良いお手本がある。ジョブズは洗濯機やドライヤーなどの電化製品を自分の家のために買うのが遅いので有名だった。ジョブズは製品が機能でも信頼性でもデザイン性でもきわめて高い水準に達していることを望んだからだ。私はこの点でジョブズを見習っている。私だけでなく、売上に関する統計をみるかぎり、多くの消費者がApple Watchに関して同じ態度を取っているらしい。

私はAppleがこうした点を実現してくれることを強く期待している。上に書いた3点はApple Watchのようなウェアラブルが今後どういう方向に発展していくのか様子を見ている消費者を惹きつける上で確実な効果があるはずだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Apple Watchは2015年のスマートウォッチ市場の2/3を獲得、とアナリストが推計

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Appleはその最初のウェアラブル製品Apple Watchの売上を公表しないから、アナリストたちの推定に頼るしかない。そしてCanalysからの最新の推計は、1200万以上売れたApple Watchは、そのマーケットシェアが全市場の2/3だった、と言っている。そして、そのうちの500万以上が、クリスマスのあるホリデイシーズンの四半期に売れた。

Canalysの推定では、AWよりも先に出たSamsungが二位に復帰している。それはGear 2でデザインが良くなり、消費者に気に入られたからだ。Pebbleは三位、Huaweiが四位だ。後者はAndroid WearのOEMとしてはトップだ。

フィットネスのウェアラブルに限定すると、Canalysの推計では、昨年発売された総数は3700万あまりでFitbitがゆうゆうトップ、記録的な四半期台数となった。二位は中国のXiaomiで、その低価格製品Mi Bandが2015に1200万あまり売れた。

ホリデイシーズンのFitbitやApple、Garminに引っ張られて、ウェアラブルのバンド類は前年比で60%以上も伸びた。‘バンド類’と総称してしまえば、ホリデイシーズンのAppleはFitbitの後塵を拝して二位、三位がXiaomiだ(いずれも台数ベース)。

Canalysは、先月のCESで発表されたFitbitのスマートウォッチBlazeを前向きに評価している。投資家たちは、Appleのウェアラブルに似すぎ、と否定的だが、アナリストの見解としては、お値段が手ごろでしかもフィットネス機能が正統派であることが、肯定評価の理由になっている。それに対して多機能デバイスであるApple Watchでは、フィットネス機能がファッションやライフスタイルの方を向いている、と。

同じくアナリスト集団のGartnerも、スマートウォッチに対して肯定的だ。同社が今月発表した予測によると、2019年のウェアラブル市場で売上にもっとも貢献するのはフィットネス製品ではなくてスマートウォッチだ。スマートウォッチが作り出す売上(予測値)は、175億ドルである。

また2016年では、ウェアラブル全体の売上が287億ドルに達する。うちスマートウォッチは115億ドル、Appleの参入によってウェアラブルがライフスタイルのトレンドになったため、という。

ヘッドマウント型のウェアラブルに対しては、Gartnerはやや弱気だ。FacebookのOculus RiftもHTCのValve Viveも、予定されている立ち上がりが今春だから、それはまだ“新興市場だ”、とGartnerは評価している。

ウェアラブルのヘッドセットは2016年に一般的な消費者製品としての普及が端緒につくが、それでも総台数はスマートウォッチの5040万に対して、わずか143万だ。だから一般的な普及への端緒とは言っても、よちよち歩きの段階だ。

Gartner

Gartnerによると、今年は、スマートウォッチですら、スマートフォンのはるか後方をよちよち歩くだけだろう、という。スマートウォッチはあくまでも副次的な(添え物的な)製品だから、それも当然である、と。現時点では、スマートフォンをリプレースする、という意欲的なコンセプトを持ったウェアラブルデバイスは存在しない。

GartnerのAngela McIntyreはこう書いている: “スマートウォッチはウェアラブルという枠の中だけで見るとよく売れている方だが、でもその普及率はスマートフォンに比べてずっと低い。たとえば2016年にはスマートフォンが、成熟市場国と、香港、シンガポールなど新興市場国の大都市圏の計だけでも3億7400万台売れると予測される”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Apple TVとApple WatchはQ2に絶好調だった(らしい)

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火曜日(米国時間1/26)の取引終了後、Appleは四半期決算を発表し、184億ドルの利益を記録した。

リリース文からは、iPhoneが7480万台販売され、アナリスト予測とほぼ一致したことが容易に読み取れるが、Appleの「その他」カテゴリーは、具Apple WatchとApple TVが実際に何台売れたかを知るのを難しくしている。

われわれにわかるのは、「その他」カテゴリーの買巡43.5億ドルが大きく伸びた結果であることだ ― 年間62%成長しただけでなく、前四半期からも43%伸びている。これは、Apple Watchが新発売された4月以降に急な売上増があったことを意味している。あるいは、ホリデーセールの増加や、人気の第4世代Apple TVのためかもしれない。BeatsのヘッドホンやiPodもこの「その他」に含まれている。

具体的な販売数値は明らかにしなかったが、CEOのTim Cookは決算会見で、「Apple TVにとって圧倒的に最良の四半期だった」と話した。現在Apple TVにはアプリが3600種類あると彼は言った。

さらにCookは、同社が「Apple Watchの販売で四半期記録を立てた…特に12月」と話した。AppleはApple Watchの具体的な販売台数を公開したことがない。

「その他」の数字を見て、Asymcoのアナリスト、Harace Dediuは彼のApple Watch予測を修正した。

[私の推定では、Watchの四半期販売台数は550万台、累計で1240万台]

彼はデバイス別に推定したこのグラフも見せた。

アナリストらによるApple Watchの販売台数は大きくばらついている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook