Apple Watch出荷遅れの原因はタプティック・エンジンの部品の不具合によるものとWSJがスクープ

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Apple Watchは出荷が始まっているが、そのペースは予想より遅い。今日(米国時間4/29)、Wall Street Journalに掲載された記事によれば、この遅れの原因は主として、Apple Watchの〔ユーザーがタップすると振動してフィードバックを与える〕タプティック・エンジンの部品で、ある特定の納入業者からの製品に欠陥が発見されたことによるものだという。記事を書いた若林大介記者のツイート(下記)によれば、「これはリコールではない。われわれの知るかぎりAppleは欠陥のある製品を出荷していない。だがこの不具合のため、部品供給がタイトになっている」という。

この件に関してわれわれはAppleに取材したが、Appleは「憶測や噂にコメントしないのがわが社の確立された伝統だ」としてコメントを避けた。

先週のAppleの四半期決算発表では部品供給について特にコメントはなかったものの、CEOのティム・クックは「現在需要が供給を上回っており、解決に全力を尽している。しかし、われわれは先週末までに予定より多くのウォッチを出荷することができた」」と述べていた

出荷前に不具合が発見されたということであればユーザーはハードウェアの問題を心配する必要はないだろう。しかしこれほど人気の高い製品の出荷がスケジュールよりも大幅に遅れている原因が思いがけないところにあったことがわかったのは興味深い。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Apple、Apple Watchの需要に答えるべく「鋭意努力中」

AppleはApple Watchの強い需要に答えるために「鋭意努力している」と、Apple CFO Luca Maestriは今日の決算会見直後、Bloomberg Businessweekに語った。Appleは6月末までには直面する需要に答えたいと考えている。

「先週金曜日にApple Watchが届き始めてからの顧客の反応を非常に嬉しく思っている」とCEO Tim Cookは今日の会見で語った。「反響は驚くほど好意的だ」と、ソーシャルメディアの反応を挙げて付け加えた。

今回の発売方法は様々な意味で異例だったが、最も著しかったのはApple Watchが発売日に小売店舗で入手できないことだった。当初予約はオンラインのみで受け付けられ、小売店舗では予約して試着はできるものの実際に購入して商品を持ち帰ることはできない。

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既に予約済みの製品出荷時期は早まりつつあるが、現在サイトに表示される出荷時期を見ると依然としてかなり待たされそうだ。さらにはバンドの選択によってモデル毎の出荷時期が異なることを示唆する証言もある。

「現在需要が供給を上回っており、解決に全力を尽している」とCookは会見で語った。「われわれは先週末に予定より多くのウォッチを出荷することができた」と彼は付け加え、今日さらに出荷することを含め今後も努力を続けることを約束した。

「6月中には、他の国でもApple Watchを売れる体制になると考えている」と彼は言った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AppleはApple Watchの顧客の一人々々にインターネットビデオでセットアップを指導

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【抄訳】
初期の一定数の顧客が今日(米国時間4/24)、AppleのスマートウォッチApple Watchを受け取るが、並行してAppleは、ライブ(リアルタイム)のビデオでApple Specialistに指導してもらえる“個人的なセットアップ”のアポイントメントを提供する招待状を、メールで送り始めた。そのビデオセッションで顧客は自分の新しいデバイスについて学び、その主な機能を一つ々々体験し、そして質問することもできる。

そのメールによると、Specialistたちはアプリのリコメンデーションも行い、デバイスの個人化(パーソナライゼーション)のお手伝いもする。

噂ではハイエンド機のApple WatchかApple Watch Editionを買った人にのみ、その仮想セットアップが提供されると言われていた。これらの顧客は購入前に仮想“試用”も体験できたが、さらにセットアップセッションも提供される、ということだったのだ。

でも今日は、Apple Sport Watchを買った人たちも、自分の個人的セットアップのアポイントメントをオンラインでスケジューリングできるための、招待状を受け取っている。

セッションは、朝、午後、夜の一日三回あり、5月7日までとなっているが、早い方の日付はすでにうまっている。オンラインの申込書には、主にどんなことでヘルプが必要か、を記入できる。セットアップの指導は店頭でも受けられるが、小売部門のトップがAngela Ahrendtsに代わってからは、万事、物理店よりもネットを重視する方向に変わりつつある。今回の、オンラインビデオによるセットアップガイドも、その表れの一つだ。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

テキスト付き3秒動画、Apple Watchに最適化したWatchMe Messengerが面白い

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新しいメディアが登場する初期というのは、それに適したコンテンツを模索する時期が続き、当面は古いコンテンツをそのまま新メディアに乗せるということが起こる。例えば、テレビが登場したばかりのころ、この新しいメディアで何を流すべきかは誰にも分からなかった。だからオペラや演劇など既存の舞台芸術を正面カメラで撮って流すだけだった。

Android Wareを1年くらい使っていて感じるのは、「とりあえずスマートウォッチに載せました」というアプリの多さだ。明日の出張先の天気や、今日取りに行くレンタカーの予約番号をいきなり腕時計で通知してくれるGoogle Nowのように、ただ載せただけで便利なものが多いのは事実だが、結局のところスマートウォッチというのは通知の確認のためだけにポケットに手を伸ばさなくて済むというぐらいの話だと感じている。しばらくのうちは、それも効果が大きいと思っていたが、かさばるスマートウォッチを腕に巻き続ける理由にならず(そもそもクパチーノやパロアルトの連中は長袖を着る地域のことを忘れてるから分厚いウォッチに平気なのではないか?)、結局ぼくはあまりスマートウォッチを使わなくなっていった。

こうしている今もニュース系アプリなんかが次々とApple Watchアプリのプレスリリースを送ってきているが、まあ最初だけ、ニュースを腕時計でなんて見ないですよ。と、ぼくは思う。

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「ウォッチ上でのコミュニケーション」をゼロから考えた新鮮なアプリ

もしスマートウォッチが「通知表示」以上の何かを提供できるのだとしたら、それは何だろうか? それは、きっと従来からあるアプリを小さな画面に押し込みましたというようなものではないはずだ。ここでその可能性や方向性を分類しようとか予測しようとは思わないのだけど、東京を拠点にするスタートアップ企業のPocket Supernovaが開発した「WatchMe Messenger」のデモを見ていて、これはウォッチのために考えられた斬新なコミュニケーションツールかもれないな、と思った。

WatchMe Messengerを開発したPocket Supernova共同創業者のオスカー・ノリエガは、「Apple Watch向けに最適化した世界初のメッセージング・アプリ」だという。実はApple Watchの発表時にもWatchMe Messengerのアイコンが入っていた。アップル社とも緊密に開発を進めてきたようだ。

WatchMe Messengerは3秒動画に任意のテキストを載せて送信できる動画コミュニケーションのプラットフォームだ。応答のために6つのアイコンが用意されている。例えば「ビール飲もうぜ」と乾杯姿で動画を撮ってデコレーションをして送り、それに笑顔で「いいね!」と応える。送信側はiPhoneだが、受信側はウォッチをチラッと見て、それに反応するだけで、内容の理解が3秒で終わり、応答も数秒でできる。ぼくはまだデモを見ただけど、これはメールやメッセのテキストの先頭何文字かを表示するだけの通知とは意味がぜんぜん違うのではないかと思う。

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今後は応答メッセージとしてカスタムで自分で用意した3秒の動画を使えるようにする予定という。動画に載せるテキストはSiriで使われているのと同じ音声認識APIを使って入力することもできる。さらに、Pocket Supernovaが提携しているGIFアニメをマッチングするサービス「GIPHY」を使って、例えば「雨が降ってる」というメッセージに合わせて適当なGIFアニメを表示するということも今後やっていくのだそう。英語、中国語、日本語をサポートし、例えば日本語の「ヤバイww」というメッセージに対して、ピッタリのGIFアニメを付けてくれるようになるという。これらはiPhone側では実装済みで、Watchからの返信でも今後対応していくという。

watchme03動画なら3秒で伝わることはたくさんあるだろう。オスカーが例に挙げるのは、「例えば街を歩いていて、ウィンドウショッピングで靴を見たときに、黒がいいか赤かがいいかを妻に聞くようなケース」だ。「難しい会話じゃないので、文脈が自明。すぐに分かる」という。

Apple Watchにはカメラはおろか、動画再生やオーディオ再生機能すら搭載されていない。そこでどうしたかというと、唯一サポートされているPNGアニメーションを使い、テキストをオーバーレイさせたそうだ。撮影した動画をダウンサンプリングして、5fpsのパラパラアニメに変換した。受信側はバイブレーションが来て、腕を持ち上げると、ボタンが表示されるので、それを押して再生するという手順になる。

ユーザーの1回あたりの接触時間でみると、PCは「時間」、スマホは「分」、ウォッチは「秒」になるとオスカーは指摘する。コンテンツやメッセージの生成側がウォッチ(秒)を前提としない限り、ウォッチに適したものが生まれないのだとしたら、WatchMe Messengerはとても面白い試みだと思う。

別サービスのVideo Selfieも順調にスタート

WatchMe Messengerを開発したPocket Supernovaは、かつて「Unda」というiPhone向けの動画メッセージングアプリを開発していた。2012年にスタートして、2014年7月にはUndaのサービスをクローズ。Undaは立ち上げに失敗したが、そこで学んだことをいかして「Video Selfie」というサービスを提供している。

Video Selfieは1クリックでデコレーションができる動画自分撮りソーシャルアプリで、2014年11月のリリース以来、若い女性を中心に北米で50万DL、7万5000のMAU、1万5000のWAUとなっているというから、トラクションが出始めているようだ。Video Selfie自体でもパブリックなタイムラインがあって、若いユーザーは歌ってみた的なセルフィーをシェアしているそうだ。GIFアニメを使ったデコレーションがポイントの1つで、いちばん人気はInstagramにシェアすること。動画を含むランディングページが生成されるので、LINEでもリンクをシェアすることもできるという。Vineとの違いは、気負わずに投稿できることで、大多数が「見るだけ」になっている多くの動画プラットフォームと違って、本当に何でもない動画がどんどんシェアされているのだという。

Undaは立ち上がらず失敗だったとして終了したが、Pocket Supernovaはデコレーション付きセルフィー動画、そしてWatchMe Messengerと継続してモバイルと動画に取り組んできたことになる。現在Pocket Supernovaのチームには、4人の日本人と、オスカーを始めとしてメキシコ出身のデザイナーとエンジニアが計3人いる。

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Apple Watchの出荷が予定より早まりそうだ

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Apple Watchを予約した人の多くが、現在注文は「処理中」である旨のメールを受け取っている。予約した時点では、5月または6月にならないと出荷されないと言われたにもかかわらず。AppleはTechCrunchに、実際に多くのApple Watchが予定よりずっと早く玄関に届くだろうと伝えた。

これが出荷時期の変更に関するApple広報の声明全文だ:

本日、多くのお客様にApple Watchを予定より早くお届けできるようになったことを謹しんでお知らせいたします。弊社ではいただいた注文を在庫に応じて出来るだけ早く処理すべく努力しております。まだ多くのお客様を長い間お待たせしていることも承知しておりますが、今しばらくのお待ちをお願いいたします。

実際、私自身が予約したApple Watchも、当初の予定出荷時間が6月だったものが「処理中」状態になった。当初、出荷時期の枠は急速に埋まっていき、殆どのモデルで予約開始後数分のうちに出荷時期が遅くなった。

今でもオンライン予約がApple Watchを手に入れる最良の方法と思われる。店頭での購入は当分始まらない可能性が高い。今日のAppleの発表は多くの購入予定者にとって嬉しいサプライズだが、おそらく将来もっと良いニュースがやってくる兆候でもある。なぜならAppleは、このような状況では常に小さく約束して大きく与える方向に間違えるからだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple Watchでフォーム改善、Clipstroならリモートでスポーツの残像動画を撮影できる

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ここのところ毎日ように「○○○がApple Watch対応!」というプレスリリースを受け取っている。24日のApple Watch発売に向けて業界全体の盛り上がりを感じているわけだが、一方で1年近くAndroid Wareで通知系アプリやニュースアプリなど、ひと通り触って飽きたぼくとしては割と冷めた感じもあるのが正直なところ。

そんな中、なるほどこれはウォッチ向けだなと思うアプリが出てきた。

Splyzaが開発する「Clipstro」(クリプストロ)は、iPhoneやiPadで、残像動画(ストロボモーション動画)が撮影できる360円の有料アプリだ。5秒間撮影するだけで、体操やフィギュアスケート、陸上競技のテレビ解説に出てくるような残像動画を自動で生成してくれる。

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Splyza代表の土井氏によれば、テレビの解説で利用されるソフトウェアは数十万円する動作解析ソフトで、手作業による編集工程もあるのだとか。プロスポーツやオリンピックスポーツのコーチング、大学のスポーツ科学の研究室などで利用されているものも同様。それがiPhone/iPadのアプリでできる、というのがClipstroだったわけだが、それがApple Watchに対応すると以下のようになる。

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つまり、iPhoneを三脚にセットしてしまいさえすれば、友だちやコーチに撮影をしてもらわなくても残像間隔などパラーメーターの調整や撮影、撮影後の映像の確認といったことができてしまう。ウォッチの画面は小さいので、実際の映像によるフォームの確認はiPhoneやiPad上でやることになることになりそうだけど、1人でコツコツ取り組むスポーツでのフォーム確認とか、ソーシャルでシェアしたいエクストリーム系なトリックのセルフィー映像の撮影にはぴったりかも。

snowb例えばゴルフのフォーム確認だとか、スノボのトリック撮影だとか、そういった用途だ。こういうリモート操作・確認の手段がない状態だと、設定(iPhone)→撮影(iPhoneから離れる)→確認(iPhoneを見に行く)と撮影のプロセスが煩雑になる。単なるリモコン撮影だと、ちゃんと撮れたかどうかをやっぱり撮影デバイスで確認することになるので、これはスマートウォッチの応用として面白い。

もともとClipstroのウリはiPhoneのカメラをパンしてパノラマ映像を撮影したとき、手ブレや位置情報をソフトウェア的に補正して円柱に投射する、その画像処理技術にあったので、実は三脚に固定するとメリットが薄れる。とはいえ、Apple Watchは動画再生をサポートしないので、こういうユースケースを実現するアプリとしてのClipstroは、やっぱり良さそうだ。Clipstroでは残像動画を1枚の静止画にしてApple Watchで確認できる。

ちなみに、Clipstroは2014年7月末のリリースで、現在までに4万ダウンロードとなっている。子どもや動物を撮るといった想定していなかった使われ方も少なくないそうで、iPadの写真/ビデオカテゴリでは、日本、スペイン、オーストリア、デンマーク、チェコなどで1位を獲得したことがあるという。

Apple Watch、プレオーダー開始日のアメリカ国内における注文数は100万台程度?!

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Appleがリリースした「最もパーソナルなテクノロジー」の需要はどれほどのものなのだろうか。今後のウェアラブル市場の規模を見据える意味もあり、テック業界の人はみなその状況に注目している。Appleが販売実績データを公開するまでは(公開するのかどうかは不明だが)、多くの人がApple Watchの販売データをいろいろな側面から推測しようとするに違いない。

Apple Watchのプレオーダーが開始されたのは金曜日で、店舗における試用も可能となった。直ちにプレオーダーボタンをクリックした人については、4月末ないし5月頭の出荷となったようだが、すぐに6月出荷となってしまったようだ。

今のところAppleは、プレオーダー用に何台を用意したのか明らかにしていない。しかしリサーチファームのSlice Intelligenceは、9080人の購入受付データを分析して、アメリカ国内における販売データの解析を試みている。

Slice Intelligenceによれば、プレオーダー開始の日にアメリカ国内では100万近く(957,000台)のオーダーが発生したのだそうだ。予想通り、最も多くオーダーされたのは価格の安いSPORTモデルとなった。米国内でのプレオーダー台数のうち、62%がこのモデルであったとのこと。

(SPORTモデルの価格は349ドルからとなっている。ミッドレンジのWATCHモデルは549ドルからという価格帯で、最も高価なEDITIONラインは1万ドルからとなっている)。

さらにSliceのデータによれば、米国内でオーダーされた全Apple Watchの平均価格は503.83ドルとなっている。SPORTモデルの購入価格平均は382.83ドルで、WATCHモデルは707.04ドルであったそうだ。すなわち、それぞれのモデルの購入者は、各モデルの最安値ではないものを選択したらしい。

細かくみると、ケースについては大型(高額)のモデルを選択し、ベルトは安いものを選んだという人が多いようだ。SPORTエディションを購入した人の3分の1以上が、黒ないし白の最も安いベルトを選んでいる。またSPORTモデルおよびWATCHモデルでは、黒のスポーツバンドが圧倒的な一番人気であるらしい。

ケースのサイズについては、モデルにかかわらず42mmのケースを選ぶ人が多い様子。71%の人が大きい方のモデルを選んでいる(手首の平均的なサイズから判断するに、プレオーダーしたのは男性の方が多いということなのだろう。ただし、Sliceのデータでは男女比などについての数値は明らかになっていない)。

ちなみに、SPORTモデル購入者の方が、38mmモデルを選ぶ割合が若干高いようだ。WATCHモデルでは38mmを選ぶ人は24%であるのに対し、SPORTモデルでは32%となっている。

最も人気のあるのはスペースグレイアルミニウムのモデルで、プレオーダー中40%をこのモデルが占めた。続くのはステンレススチール(34%)、シルバーアルミニウム(23%)となっている。もっとも不人気なモデルもみておくと、スペースブラックステンレススチールで、これはプレーオーダー中3%を占めるに過ぎないようだ。

また、Apple Watchをオーダーした人は、他にもApple製品を利用している人が多いのだとのこと。オーダーした人の72%が、過去2年以内にApple製品(iPhone、Mac、ないしiPadなど)を購入しているのだとのこと。また21%の人は、iPhone 6ないし6 Plusもプレオーダーで入手しているそうだ。

さらに、3分の1近くの人が、過去2年以内に複数のAppleプロダクトを購入しているという数値もあるらしい。11%の人はiPhone、Mac、およびiPadのいずれをも所有しているのだそうだ。

なおSliceはとても薄くかつポートも極限まで減らしたMacBookについてもデータを収集している。こちらも金曜日から販売開始となっている。新しいMacBookはオンラインで48000台が販売され、こちらもスペースグレイが最も人気であるそうだ(58%)。新しくでたゴールドモデルが2番手(36%)となっている様子。記憶容量をみると、512GBモデルの方が少々人気を集めているようだ。

MacBookを購入した人の半分近く(43%)がApple Watchも購入しているらしい。過去2年のデータをみても、MacBookの購入者は他のAppleプロダクトを購入するという傾向がある(75%)らしい。MacBook購入者の4分の1(26%)は、iPhone 6ないし6 Plusをプレオーダーしている。

上に紹介したデータは、アメリカ国内限定のものであり、かつひとつの調査ファームのデータであることにはご注意いただきたい。Apple Watchは合計9つの国と地域にて同時にプレオーダーが開始されている。アメリカ以外にプレオーダーが開始されたのは、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、日本、およびイギリスだ。

Appleは新製品のリリースにともない、売上データを公開することがある。Apple Watchについても、もし数値が発表されるのであれば数日以内に明らかになるはずだ。

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(翻訳:Maeda, H

お知らせ:残念ながらApple Watchバンド交換サイトは、あなたが思っている様には機能しない

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Apple Watch購入者のみなさん、がっかりさせて申し訳ないが、最近出てきたばかりのApple Watchバンド交換サイトで、2本目のバンドを手に入れられることはない。ご存じない方のために言うと、最近Apple Watchバンド交換サイトなるものがいくつか出現し、Apple Watchオーナーが余分のベルトを他人のベルトとわずかな手数料で交換できるとされている。残念ながら、実際にはバンドは2本〈付いてこない〉― Appleのウェブサイトにはそう書いてあるように見えるが。

大きい方のサイト、BandSwapperは、最近いくつかのブログ記事で、当初すばらしいアイデアであると思われたことについて取り上げられている。同サイトは、Apple Watch Sportのオーナーが、使わないバンドを別の色やサイズのものと交換できるとしている。BandSwapperは6ドルの手数料で、新しいSportのバンドを送る。

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バンド交換のアイデアが浮上したのは、通常手に入らない時計とバンドの組み合わせが可能になるからだ(一部のバンドは特定のWatchと一緒にしか販売されない)。しかし、さらに魅力的な選択肢となったのは、Apple Watch Sportが、2本のベルトと共に出荷されるらしいとわかったからだった。1つが手首の細い人用、もう1つが手首の太い人用だ。混乱を招いた理由は、Appleのウェブサイトに、Sportのパッケージには「2本のバンド」が入っていると書かれているからだ。

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商品を受け取ったら、使うバンドは1本 ― どちらか自分に合ったサイズだけだ。もう一方は交換に使える!

もう一つ、StrapSwapというサイトも同じような交換サービスを提供している。ただしこちらは、買い手と売り手が直接メールし合って不用なバンドを郵送あるいは直接会って交換する。

はっきり言って、すばらしいアイデアに思える。

残念ながら、システムはその通りには働かない。

そう、Apple Sport Watchのモデルには確かにバンドが2種類付いてくるが、正確には、〈完全な〉バンドが2セットではなく、3つの部分から成っている。時計の一方につながるファスナー付きが1つと、時計の反対側につながるバンド(穴のあいている方)が2つだ。この2つが異なるサイズになっている。細い手首用のS/Mサイズと、太い人用のM/Lサイズだ。

言い換えれば、交換するための余分のバンドは、ない。

それなら、余った半分のバンドを別の色と交換して新たなファッショントレンドを始められると私は思う(1980年代に戻れるに違いない!)。しかし、それは多くの人がサイトに登録した理由ではない。あるいは今のバンドを「2つの部分ごと」交換する方法も、当初の選択を後悔している人にはあるだろうし、しばらく使って飽きた時でもいい。

あるいは、上に書いたように特定のモデルでしか注文できないバンドと交換することもできるかもしれない。

しかしBandSwapperは、Sportモデルに実際ベルトが2本付いてくるのかという質問に対して、その話は「憶測」であると答えて潜在顧客をさらに誤解させ混乱を呼んでいる。

「憶測は確認ではない」と言うが、われわれ間違いなく確認している ― あらゆる信頼のおける情報源によると、Apple Watch Sportには3つのベルト部品が付いてくる。完全なベルトが2セットではない。

なんなら自分の目で確かめるとよい。

わかる、、私だって悲しいんだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

NuDockは、iPhoneとApple Watchを同時に充電できるスマートなスタンド

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目前に迫ったApple Watchについて人々の持つ最大の懸念の一つが、毎日充電しなければならない機器一つ増えることだ。携帯電話やタブレット、ノートPCに充電が必要な時にプラグを差し込むことには慣れてしまったものの、もう一つガジェットが加わることはひと仕事だ。

明日のためにガジェット類を準備する際に、増えたデバイスのために手間をかけない方法の一つは、もちろん一回のプロセスで全部を充電することだ。

そのための専用充電スペース ―キッチンカウンター、めったに使わないデスク等 ― を作り一日の終りに全部のガジェットをそこへ持ってきて充電している人たちもいる。私のApple Watch(今後次々とデベロッパーからやってくるすばしいアプリをテストするために入手予定)計画も基本的にその方式だ。毎晩iPhoneとApple Watchを、ベッドのすぐ横の同じコンセントにつなぐ。目覚ましにiPhoneを使っているのでこの場所になる。

しかし、枕元にケーブル2本をからませておく代わりに、私は今の充電スポットを、現在Indiegogoで予約受付中の専用充電ドックへとアップグレードすることに決めた。

上の写真のMiTagg NuDockは、スマホと腕時計のための電源ステーションで、付属のポータブルバッテリーおよび隠された高出力USBポートで第3のデバイスも充電できる。つや消しアルミニウム製でカラーはiPhoneやMacBookと同じシルバーまたはスペースグレーがある。さらにタッチ式調光器付きLEDランプを内蔵しており、私が寝室用にこれを買う理由はまさにそれだ。

残念ながら、これはMFi認定デバイスではないためLightningコネクターは内蔵されていない。買ってきたら、まずLightningケーブルをドックに通して充電の準備をする必要がある。Watchの充電ケーブルも同様だ。しかし、ひとたび設定が終れば後はスタンドの上にデバイスを置くだけで充電が開始される。ドックはどのiPhoneケースにもApple Watchの誘電充電方式にも対応しているので、一部のAndroid Wearウォッチのように小さなmicro-USBポートにケーブルを差す必要はない。

NuDockには充電ステーション本体以外に、NuKiと呼ばれる2000 mAhのポータブルバッテリーが付属しているので、長い週末や集中して使って充電が必要になりそうな日には持ち出すことができる。このキーチェーン付ポータブルバッテリーには充電以外にも気の利いた機能がある。スマホアプリでキーの場所を探せるほか、側面のボタンでiPhoneカメラのシャッターを切ることもできる。

NuDockは7月に出荷予定なので、Apple Watchを手に入れた後何ヵ月か待つことになる。Indiegogoの早割価格は129ドルだが、すぐ149ドルになるだろう。もしあなたがキャンペーンをスキップして出荷後の評判を聞いてから買おうと思っているなら、MiTaggによると最終小売価格は249ドルになるとのこと。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

IntelおよびGoogle、タグ・ホイヤーと高級Android Wearデバイスの製造について合意

どうやらTAG HeuerブランドのAndroid Wearウォッチが登場してくるらしい。IntelとGoogleは、TAG Heuerと手を組んでAndroid Wearデバイスを製作することになった旨をアナウンスしたのだ。

このアナウンスは、スイスのバーゼルで行われているBaselworldという有名な時計見本市にて行われたものだ。この見本市ではTAGやSwatchなどがシェア拡大を目指して積極的な商談を行ったりもする。今回の提携話は、Fossilや、Luxottica Groupとの提携と同じ流れにあるものと言ってよいだろう。どのような時計を製作する予定なのかなどについての情報はいまのところ入手できていない。また、実際にどのような時計の製作を目指していくのかが決まっているのかどうかについてもよくわからない。

現状では具体的な話が一切わからないわけだが、ともかくIntelは、ウェアラブル市場に打って出るために消費者ブランドの力を借りるべきだと考えているわけだ。また、LVMHグループの一員であるTAG Heuer側も、Apple Watchが将来の脅威となり得ると考えているのだろう。現在のAndroid Wear商品群に満足できない贅沢指向の利用者向けにスマートウォッチを提供することで、TAG Heuer、Intel、およびGoogleもスマートウォッチマーケットの中で、存在感を示したいと考えているのだ。

「技術革新の担い手と、高い信頼をえている時計ブランドが手を組むことになったわけです。強力なシナジー効果を発揮できるものと思っています。私たち3社にとってもウィンウィンの関係であるといえるもので、大いなる発展が期待できるはずです」と、LVMH Watch GroupのPresidentであるJean-Claude Biverは言っている。

今回の提携は突飛なものでもないはずだ。高価なAndroid Wearを待ち望む層もいるはずだ(大馬鹿者かもしれないが)。また、スペックばかりに気を取られるのではなく、腕時計市場でポジションを得ようと考えるのなら、時計市場での振る舞い方を教えてくれるパートナーが必要となるはずなのだ。TAG Heuerならマーケティング面からみても何の不満もない相手であり、今後の動きには大いに期待しても良いのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


ロマン・ジェローム、デジタルみたいな機械式腕時計Subcraftを発表

時には機械っぽいものを持つのも良いものだ。Romain JeromeのSubcraftは、この会社の最新「ノベルティー」― 量産のために作られていない時計 ― で、時間は側面の表示位置に、分は上面の文字盤に表示される。この2万4000ドル ― Apple Watch Edition 2個分 ― のウォッチは限定99個販売されている。

Romain JeromeのCEO Manuel EmchとデザイナーのAlain Silbersten、そして時計職人Jean-Marc Wiederrechtの協力によって作られたこの時計は、軽量のチタン製ケースの中に手作業で作られた機械式ムーブメントが収められている。そしてこのタイムピースには、側面ムーブメント、線型時間表示、ジャンピングアワー、レトログレード分針等、世の腕時計オタクたちがコンプリケーションと呼ぶ様々な機能を備えている。前面表示は1時間毎に数字が横へ1つずつ「ジャンプ」して行き、正午と深夜零時には先頭に戻ってくる。この「時針」には小さな蛍光管がついているので夜には光って見える。

この手の「ジャンピングアワー」と呼ばれる表示方式は特段新しいわけではなく、1970年台に「デジタル」あるいは「TVスタイル」と呼ばれていた頃から存在している。しかし、あの悪名高いTitanicウォッチを作ったRomain Jeromeが、このデザインを採用したことはなかなか興味深い。この会社はシンプルな三針式 ― 時針、分針、秒針 ― 腕時計でよく知られており、一度にこんなに多くの新奇なこと試すのは実に大胆だ。

とは言え、今年Apple Watchオーナーの仲間入りを考えている人には、少々お高いかもしれない。来年は、Jony Iveか機械式を作り始めるかも?

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


高級なApple Watchは「保護ケース」に入れてから使うべきだろうか?!

Apple Watchを買おうと心に決めた人の中には、果たして大事なApple Watchは保護ケースに入れてから身につけるべきなのかどうかを悩んでいる人もいるのではなかろうか。

腕時計を使うのに、保護ケースに入れるなどという話は聞いたこともない人がほとんどだろう。多くの人はばかばかしくさえ感じるのではないかと思う。しかし実際のところ、Apple Watchは小さなコンピューターだ。モデルによっては200万円もするものすらある(安いものでも4万円以上となっている)。

しかも、Apple Watchはさまざまな利用シーンを想定しているデバイスだ。フィットネスにも利用できるし、またインターネットサービスからの通知を受け取ったり、あるいは電話に使ったりもする。さらには人に見せつけるための役割もあるだろう(もちろんそのためには18カラットゴールドのモデルが必須だ)。すなわち、ハーフマラソンで汗だくになったときにも使っているし、またおしゃれなディナーの際にも身から離すことはない。非常に多くの役割りを期待されているデバイスなのだ。

さらに、スマートフォンを保護ケースに入れるのは、ごく普通の行為だと考えられている。それであれば、スマートウォッチを保護ケースに入れておくのも、ごくふつうのことだと考える人もいるかもしれない。

そんなことを考えて、ケースメーカーのLunatikはApple Watch用の保護ケースを作ることにしたらしい。iPod Nanoを腕時計風に使うために開発した技術(特許取得済み)を用いた保護ケースについて、昨年秋に行われたApple Watchの公式リリース以来ずっとプランを練っていたのだそうだ。本体に搭載されているセンサーや制御部などを一切邪魔することなく装着できるようになっている。

プロダクトの名前はEpik Apple Watch Kitというが、現在のところはまだプロトタイプだ(最新のプロトタイプ写真を下に掲載している)。Apple Watchは4月末に販売となるが、その3ヶ月後くらいに間に合うように出荷したいと考えているそうだ。すなわち夏頃の出荷を考えていることになる。

LunatikのファウンダーであるScott Wilsonによれば、クラウドファンディングで利用者のニーズをはかりたい考えなのだそうだ。馬鹿馬鹿しいと一笑に付されてしまう可能性も、若干ながら考えているのだろう。

確かに、冗談としか受け取られない可能性は高いようにも思える。

しかしスマートウオッチに200万円を支払うのなら、$99ないし$149というケースの値段自体は問題にならないといえよう。もちろん腕時計として利用できるようにバンドもついていて、本体に引っかき傷がつくようなこともなくなるわけだ。

「ウェアラブルデバイスというのは、電話を利用するのが不可能ないし適切でないケースでも利用できるという性質をもっています」とWilsonは言う。「但し、さまざまな環境に対処できるように、物理的に頑丈でありかつ、目的に応じたスタイルであることが求められます」とのこと。

Epikはアルミニウム製であり、「防塵および防湿の機能」を持っている。ケースにはオリジナルのプラスチックバンドもついていて、Apple純正の洒落たバンドもうちで大切に保管しておくことができるわけだ。

「おまけに、みんなとは違うApple Watchを身に纏うことにもなるわけです」とWilsonはアピールする。ウェアラブルにはファッション性も必要とされるわけで、ケースを装着することで人とは違うスタイルをアピールできるようになるということだ。

Apple Watchがきゃしゃに見えると言う人もいるわけで、そういう人にとっても、保護ケースは現実的なオプションとなり得るのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


この秋の新型iPhoneではForce Touch入力ができる

新しい12インチMacBookとApple Watchに搭載されたAppleのForce Touch技術が、次のiPhoneにも載る、とWall Street Journalが報じている。でも、実際に使ってみた個人的感想としては、むしろこの技術は、Appleのすべての新製品に使うべきではなかったか、と思った。この感圧入力方式は、通常の圧力とより深い圧力を、それぞれ異なる入力として区別できるから、タッチ方式のスマートフォンに、これまで不可能だった非常に多様なオプションを盛り込むことができる。

新しいMacBook(とレティナディスプレイの13インチMacBook Pro)がトラックパッドに採用したForce Touchは、これまでのMacと同じような、メカニカルで安心できるふつうのクリック感を与えるが、その実際の運動距離は1ナノメートルにも満たない。つまり、下方向の動きはほぼなくなって、代わりに、互いに横に配置されている触覚モーターが圧力を検出する。この機構が、ユーザの最初の通常のクリックと、それに続く深いプレスを識別感知するから、後者で第二の機能を起動することができる。これまでのマウスの、右クリックするとか、メニューを開くという手間がなくなる。

これがもたらすメリットは、iPhoneでとくに大きいと言えるだろう。たとえばゲームのコントロール機能が豊富になり、またGarage Bandのようなアプリではより高度な入力と、それらへの反応が可能になる。たとえば仮想鍵盤が作り出す音を、軽いプレスと強いプレスで変えることができるだろう。Garage Bandにはすでに、それ的な機能はあるけど、あまり感度は良くない。それはiOSデバイスのモーションセンサ(動きセンサ)を利用して、タップ圧の相当大きな違いを識別しているからだ。

AppleはMacBookのトラックパッドでForce Touchをデモしたとき、微細な感圧検出によって手書き文字を書けることを示した。このような入力機能がiPhoneやiPadに載れば、描いたり塗ったりといった、クリエイティブなアプリの可能性が開ける。今はBluetoothを利用する感圧スタイラスがいろいろ出回っているが、Force Touchがあれば、デバイス自身がそんな機能を持てるから、いろんなデベロッパが、外付けの特殊器具を用意することなく、単純にデバイス本体のシステムのレベルで、いろいろなアプリを構想できる。

WSJの記事は、単なる感圧だけでなく、MacBookのトラックパッドのようなクリック感もiPhoneに導入されるのかを、明記していない。でも、クリック感が実装されれば、たとえば仮想キーボードの使い心地もぐっと良くなるから、Appleはきっと導入するだろう。Appleのいわゆるタップティックな(taptic)ハードウェアは、(物理的な押し下げスペースが要らないので)、空間効率が非常に良く、デバイスの究極の小型化と薄型化が可能だ。またそのレスポンスは、従来の振動モーターを使った触覚システムとは比べ物にならないぐらい、識別の粒度/精細度が細かい。触覚(haptic)システムがiPhoneに合わないことは明確だが、tapticとなると話は別だ。

いつもと同じく秋に出る新型iPhoneは、WSJの記事によると、現行機種と同じくサイズのオプションがあり、色としては、今テスト中の、ピンクのメタリックのアルミケースが新たに加わるそうだ。色に関してはApple Watch Editionとの相性も考えてほしいが、少なくとも今聞こえてくるのは、個人化(パーソナライゼーション)の拡大努力に関する話題だ。ピンクのメタリックのiPhoneをほしいやつって、どこの誰かな?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


AmazonのApple Watchアプリは、腕の上でショッピングができる


オンライン小売業のAmazonは、今週Appleが新ウェアラブルデバイス、Apple Watchにもうすぐやってくると紹介した多くのアプリケーションには入っていなかったが、実は同社もApple Watchバージョンのモバイルショッピングアプリを開発中であると本誌は理解している。このアプリは消費者が商品の検索から実際の購入までを、Amazonの1クリック注文システムを使って腕の上で行うことができる。

もちろん、Amazonが迫り来るモバイルプラットフォームに対応するのは当然だ ― つまるところこの会社は、自社製Kindleハードウェアだけでなく、ほぼあらゆるモバイルあるいはネットにつながるプラットフォームにショッピングアプリを提供する傾向にある。しかもAndroid Wear(=スマートウォッチ)バージョンのショッピングアプリは既に公開されているので、Apple Watchにも作るのは理にかなっている。

実際、本誌に入った情報によると、Apple Watch用アプリは、現行のAndroid Wear版Amazonアプリと同じように機能する。つまり、音声で検索して商品をAmazonのほしい物リストに保存し、さらにAmazonの1クリック注文を使ってすばやくチェックアウトすることまでできる(おっと、何て危険な!)。

ただし、小売の巨人はまだこのApple Watchアプリを正式に認めておらず、そのようなものを開発中であるとしか言っていない。同社の広報担当者は本誌に下記の声明を送ってきた。

「Amazonは顧客のために常にイノベーションを続けている。われわれは顧客が買いたいと思う場所ならどこにでも現れることを約束している。そこにはウォッチも入っている。われわれにはAndroid Wear版のAmazonショッピングアプリがあり、それを他のデバイスにも拡大していくつもりだ。

「他のデバイス」は、行間を読めばもちろん、AmazonのApple Watchアプリ計画を事実上認めている。

(注:上の画像はモックアップ)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


18金のApple Watchは理想的な大馬鹿者発見器

編集部: ケビン・ローズ(Kevin Rose)はDiggのファウンダー、 ベンチャーキャピタリスト、North TechnologiesのCEO であり、ニュース・アグレゲーターWatchvilleの開発者でもある。

私はアナログ腕時計のコレクターで、自他ともに認めるAppleファンだ。そこで私もApple Watch Edition(EditionというのはAppleが発明した「金」という意味のマーケティング用語)を好きになろうと努めた。しかし私にはApple Watch Editonに含有する金の価格(1トロイ・オンスの18金は900ドル程度)以上の価値があるとはどうにも思えないのだ。

テクノロジー愛好家としてもコレクターとしても魅力を感じない。少し詳しく説明してみよう。

テクノロジー愛好家として

テクノロジー愛好家の小切手帳は最新テクノロジーに飛びついたときに流した血で真っ赤だ。

Watch Editionがテクノロジー愛好家にとって魅力的であるためには、もっとハイテクである必要がある。これほど高価なモデルなら、安価なモデルにないセンサーが付加されているとか、ディスプレイがさらに高精細度だとか、コストの関係で大量生産モデルでは実現できなかった機能が採用されているべきだ。そういう付加価値があってこそテクノロジー愛好家は法外な出費を自分に納得させることができる。RetinaディスプレイがMacBookに採用されたとき、われわれがそれに飛びついたのは、画面の美しさそのものよりむしろそれが最新のハイテクだったからだ。

残念ながらWatch Editionにはそういう特長は一切見られない。金側であるという以外、内部は安いモデルと全く同一だ。それで値段は7000ドル高くなっている。

コレクターとして

腕時計のコレクターが求めるのは、語り伝える価値のある職人技のストーリーだ。われわれは何十年にもわたって時を刻む時計を作るために注がれた職人の技を愛する。

こういうストーリーを売る広告としてパテック・フィリップは「あなたはパテック・フィリップを所有するのではありません。あなたはパテック・フィリップを次の世代に伝えるためにその面倒を見るのです」と宣言している。

Apple Watch Editionは次世代まで残るのだろうか?

腕時計コレクターとして私がEdtionを欲しくなるためには、Appleは外部だけでなく内部にももっと洗練された高度な素材と製造技法を用いる必要がある。特に耐久性は重要だ。テクノロジーそのものとして時代遅れになっても、私の孫のために時計としてはきちんと機能してもらいたい。古いiPodのようにクローゼットの隅に放り出されて埃をかぶっているのでは困る。

たとえば、裏蓋も透明なサファイアガラスにして内部を見せるというのもよいだろう。FPJourne Eleganteのデジタル版だ。内部が見えるようにして、そこに特別な機能が組み込まれているのが見えればコレクション価値がアップする。

しかし現在のところ、349ドル版とまったく同じ内部機構の時計が金側になったとたんに1万ドル以上になる。コレクション価値をどこに見い出せばいいのか?

時計師のロジャー・スミスが偉大な時計師、故ジョージ・ダニエルズ博士(同軸エスケープメントの発明者)について語った言葉がコレクション価値について的確に述べている。

「コレクターがダニエルズの腕時計を買うのは、ダニエルズがその時計を完成させるまでに払った努力の歳月だけを買うのではない。コレクターはダニエルズがかくも偉大な時計を作り出す偉大な時計師になるまで払った自己犠牲の積み重ねを買うのだ」

中国で大量生産されたデバイスからそうした偉大な職人技、そのオーラを感じることはない。コレクターズアイテムにはこのオーラが必須だ。.

ゴールド愛好家に売る

Appleはファッションブランドになる必要はない。なるべくたくさんの腕時計が売れるようにすることを目的にすべきだろう。ゴールド(素材ではなく色)はファッション界ではトレンドのようんだ。それならゴールドの腕時計が多くの消費者の手にわたるようなテクノロジーの開発に努力すべきではなかったのか? たとえば「これまでよりも10倍丈夫なゴールド・コーティング」には大きな価値があるだろう。私ならそのアップグレードに500ドルから1000ドル出してもいい。しかし数年もすれば使い捨てになるようなデバイスに18金無垢のケースは要らない。

さて困った。私にはWatch Editionが誰をターゲットにしているのか想像がつかない。

最新のハイテクでもなければコレクターズアイテムとしての価値もないとすると、唯一残された価値は自分には金があると見せびらかすことだけになる。それなら中国の一部では十分な数が売れるのかもしれない( (ヒツジ年だということを忘れずに)。ドバイも市場として思いつく。

しかしそれ以外の地域では、Watch Editionは女優のアナ・ケンドリックがツイートしたような役割しか果たさないのではいかと思う。:

Appleがそういうイメージを喜ぶのかどうか私には謎だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Android WearがWi-Fiとジェスチャーを導入してApple Watchに対抗

Android Wearは次のアップデートで、AppleのApple Watchがいきなり獲得したウェアラブルにおける大きなアドバンテージ…とくに入力と接続性の方面…に追いつくつもりだ。The Vergeの記事によると、Googleが次のAndroid Wearに導入を予定しているのは、ジェスチャーコントロールとWiFiのサポート、そして、音声コマンドや多段構造のメニューに頼らなくても簡単にアプリが見つかるための、UIの変更だ。

この記事についてGoogleはコメントを拒否し、チームが今、“刻苦勉励している(hard at work)”としか言わなかったが、公式情報は乏しくても、リークのタイミングが月曜日のAppleのイベントを意識したものであることは、誰の目にも自明だ。リークの内容によると、今後のAndroid Wearデバイスは、(Apple Watchと同じく)WiFiに接続できるようになり、(やはりApple Watchと同じく)指が画面の邪魔をすることなくリストや通知を閲覧でき、また、(これまたApple Watchと同じく)ウォッチにインストールされているアプリに簡単にアクセスできるようになる。

実際のアップデートのタイミングは、5月のGoogle I/Oになるのかもしれない。Googleは最初からこのOSのことを、“漸進的な実験”と呼んでいるから、こうやって少しずつ機能が増えていくのも、まさしく‘漸進的’であり、Googleらしいやり方だ。Googleは、全世界を自分の実験室にしている。Android Wearはすでに製品を作っているOEMも多いが、彼らにとってもそれは学習の過程であり、ソフトウェアのカスタマイゼーションやGPSのサポートなども、通常のアップデートの中で段階的に行われている。Appleのように、満を持して完全な製品を一挙にばっと出す、というやり方ではない。徐々に、進むのだ。

とはいえ、Wi-FiはすでにMoto 360やSony SmartWatch 3などが勝手に実装していて、通知やGoogle NowなどがBluetoothなしでも使えるようにしている。Apple WatchのWiFiは、同じWiFi LAN上のiPhoneと通信できる機能であり、Bluetoothの圈域とは関係ない。

Apple WatchのDigital Crownは、人間が指で画面を隠すことなく大量のコンテンツをスクロールできるための仕組みだ〔crown==時計用語で“竜頭”〕。 一方Android Wearはもっぱらタッチインタフェイスで、製品によってはボタンなどの物理的なUIがまったくないものもある。でも次回のアップデートではジェスチャーが加わるそうだから、Apple WatchのDigital Crownに負けない便利なインタフェイスになるかもしれない。実物を使ってみないと、なんとも言えないけど。

Apple Watchが4月24日に発売されたら、ウェアラブルの機能競争や便利競争はますます激しくなるだろう。Android Wearのアップデートが、さらに頻繁、かつ、さらに冒険的な内容になることを期待したいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Apple Watchのバッテリーは劣化時に交換可能であるらしい

昨日、ついにApple Watchが発表された。詳細はこちらの記事にまとめてあるので、ぜひご覧頂きたい。発表以前から大いに話題になっているわけだが、価格が公にされから、デバイスの老朽化について心配する声も聞こえ始めている。

Apple Watchの価格は、SPORT版が42,800円からで、EDITIONの最も高額なモデルは218万円となっている。最高級モデルは18Kゴールドのボディとなっている。外見はもちろん立派なものだが、他のモバイルデバイスと同様に、2年ほどで老朽化してしまうようならば価格はあまりに高額であるとも言えよう。

ただ、少なくともバッテリーについては老朽化の心配をする必要はないようだ。Appleのスポークスマンによれば「バッテリーは交換可能」であるとのこと。Appleに送ってバッテリーを交換してもらうのにいくらかかるのかはわからない。しかし、ともかく劣化したバッテリーは交換できることになっているようだ(バッテリーは3年ほどで劣化する)。

問題はバッテリーだけでなく、たとえばプロセッサーの処理能力に不満を感じるようになることも考えられる。今のところCPUやRAMなどをアップグレードできるのかどうかについては不明だ。Appleに問い合わせてみたのだが、少なくとも本稿執筆時点で返事はもらえていない。詳細がわかりしだいお伝えすることにしたい(高額なモデルも用意されているわけで、そうしたモデルを購入した人に対してのみアップグレードを可能にするということもありそうに思える)。

ただ、プロセッサーのアップグレードが可能になるとすると、バッテリーの持ち時間がさらに深刻な問題として浮上してくることにもなる。Apple Watchのような小型デバイスにあっては、処理能力面の制約により消費電力を抑えている面があるからだ。Appleの提案するユースケースを見ても、無駄な端末操作を減らし、重要な通知に対してのみ応答するようにすることを目的としているように感じられる。

そもそもApple Watchは、定期的に新しいモデルに買い替えられることの多いiPhoneという高性能コンピューターの存在を前提としているといってもよく、Apple Watch側のCPUやRAMのアップグレードはあまり考慮していないという可能性もある。

そうした中、さまざまなセンサーを活用することになるフィットネス用のモデルこそが、もっともアップグレードを望まれることになるのかもしれない。SPORTモデルの価格が最も低いのは、買い替えの必要を考えてのことという可能性もあるだろう。200万円のモデルをスポーツ用途に使う人も少ないはずで、アップグレードの必要性はあまりないのかもしれない。

ただし、将来のアップグレードの話はともかく、バッテリーの持続時間が、Apple Watchにとっての大きな「問題点」となる可能性は高い。Appleによれば、さまざまな機能を利用しつつも、バッテリーは「1日中持続する」。ただし「1日中」というのをもう少し詳しくみると「時刻のチェックが90回、通知の受信が90件、アプリケーションの利用時間は45分で、Apple Watchで音楽を再生しつつBluetoothで聞きながら30分のワークアウトを行った場合で、持続時間は18時間」だとのこと。

心拍計機能をオンにしてワークアウトをすれば持続時間は7時間となり、その間に音楽を再生していれば持続時間は6.5時間となり、さらに電話をかける場合には持続時間が3時間になる。

Apple Watchを時計としてのみ利用するつもりならば、バッテリーは2日ほどもつそうだ。しかし普通の腕時計であれば電池が2日ほどしかもたないなどというのは考えられないことだ。あるいは電池式でなく高級ブランドの機械式の自動巻き時計を使っている人も、日々使用する中で1日おきにネジを巻いたりはしないはずだ。

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(翻訳:Maeda, H


Apple株は、新製品発表を追って変動する


株価は上がり、株価は下がり、売上、噂、そしてアナリストの意見はともかく、公開銘柄全体がほぼ同期して動いていく。しかし、やがてどこかの会社が新製品や価格情報を一挙に発表する日が来る。それは、バイヤーや投資家、個人に対して、少なくとも来年のいつかは形にするという企業の意志表示だ。

多くの場合、そんなニュースに対する投資家の反応は薄い。大分わかってきたことだが、彼らは製品の最新ニュースを入念に調べることなく上場会社の株をいじくり回すが、反例もある。私は、会社の多様化が進んでいればいるほど。受ける影響は少なくなると推測してる。
そしてAppleである。多様なハードウェア売上と並んでソフトウェアやクラウドの売上を組み合わせた複合的要素を持つこの会社の製品発表日には、他の会社以上にメディアの大きなスポットライトが付き物である。このため、Appleがしゃべると市場が耳を傾けることさほど驚きはない。

下に、GoogleファイナンスのデータにZeroHedgeおよびBusiness Insiderが検証したメモを書き加えたグラフを貼った:

イベントが始まり、新MacBook発表の間株価は上がり続ける。Watch部分の始まりが株価のピークだった。その後、AppleがWatchの価格を発表するや株価は下落する。その後Apple株は通常取引終了時までにプラス領域まで復帰した。

Apple株の1%の変化は、約75億ドルに相当するので、2~3%の上下でも、市場の大きな力に押された中型株の同じ動きを見るよりも面白い。

今日Appleは少なくとも市場の期待に答えたが、投資家の与えた称賛は控え目だった。投資家が悲観的すぎるのか、それともAppleが良き製品発表の日を迎えることによる高値は、もう株価に折り込み済みだったのか?おそらくその両方だろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple Watchを競合製品と比較する

あーでもないこーでもない、と気をもむ半年が過ぎて今日やっと、Apple Watchの詳細が明らかになった。発売日も価格も、そしてユーザ体験もはっきりした。気持ちが落ち着いた今は、椅子にゆったりと座って、AWをそのほかのスマートウォッチと比較してみよう。

なるべく公正を期すために、他社製品は金属とガラスを使った高級品に限定し、しかも、これからは一々ポケットの中のスマホを取り出して見なくてもよいように、スマートフォンとの通信機能が完備しているモデルを選ぼう。

Apple WatchのGlancesは、ユーザが日常的に頻用するようなアプリを集めたコレクションで、Android WearにあるGoogle Nowのカードにも似ている。それらはスマートフォンと同じように、必要な情報を迅速簡便に提供してくれる。Android WareもApple Watchも、Uberに車を頼んだり、ツイートに応答するなどの、ちょっと面倒なことも十分にできるはずだ。少なくとも向こう数か月はiOSとAndroidの差は微小だから、どっちを選んでも損はしない。

いかにも‘時計’らしく、時間を意識したインタフェイスになっているのが、Pebble Time Steelだ。重要な情報をタイムライン上に表示し、先を見たり、手前を見たりできる。このPebble機は、Pebbleのコミュニティがこれまでに作った6500あまりのアプリも立派に使えるが、ただしそれらのアプリにはタイムライン機能がない。

Pebbleや、Android OEM製品の多くは、市販の腕時計用のバンドも使えるが、Appleは独自のバンドだ。おしゃれなミラネーズループもふつうのリンクバンドも、高級感を打ち出してウォッチの性能を強調している。ストレージの容量やCPUのスピードなどのオプションは、あえてないから、ぱっと飛びついて買う衝動買いにも向いている。ただし一部には、あくまでもバンドのカスタマイズにこだわるユーザもいると思うけど。

一部のAndroid OEMはステンレスなどで高級感を出そうとしているが、Appleだけは、純金製を提供している。そのApple Watch Editionは、お値段1万ドルだ。1万ドルあれば、今後市場に出るスマートウォッチをすべて買えるね…少なくとも向こう数年間は。

今なら、人にスマートウォッチをすすめるのは簡単だ。根っからのiPhoneファンには、Apple Watch。カスタマイズにこだわる人には、Android Wareデバイス。スマートフォンなんかほとんど使わない人は、スマートウォッチも欲しがらないだろう。

AndroidもiPhoneも両方使うか、またはどちらかへ乗り換える、という人には、両OSと互換性のあるPebbleできまりだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Apple Watchがあれば、iPhoneはポケットに入れたままでいい


これは助手ではない。単なる相棒でもない。Apple Watchは多くの状況でポケットからiPhoneを出す必要を排除する。それが今日の発表イベントのテーマだった。

これは単なる通知のための第2画面でない。そう、Apple Watchは時間を節約する。しかし、Apple Watchは仕事をこなす。Uberを呼び出す。Instagramをながめて「いいね!」をつける。WeChatメッセージに返信する。マイクとスピーカーで電話を受ける。

これまで、スマートウォッチの概念は単なるスマートフォンの相棒にすぎなかった。手軽にアラートを受け取ったり、ウェアラブルで基本的な処理を行うことはあっても、何かをちゃんとやる時にはスマホを出してくる必要があった。
しかしAppleは、腕に着けたこいつに仕事をさせたがっている。これは、最大の批判を打ち破るものかもしれない:われわれの生活は複雑すぎる。

すでに多くの人たちがテクノロジーに圧倒されている。常にそこにある画面、メールの山、タブレットやスマートテレビが視線を遮ぎる、そして何より気に障るのが、止まない通知等を読むためにスマホを取り出さなくてはならないこと。

一部のテクノロジーおたくは、逸早く通知を受け取る方法に飢えていたのでPebbleに飛び付いた。しかし、スマートフォンとスマートウォッチの間で機能を行き来しなければならないことは、問題をむしろ悪化させた。

今日のステージで見せたWatchアプリによって、Appleはジャグリングの練習をしなくて良いことを明確にした。

スマートフォンは今もブレインであり、発信装置であり、Apple WatchのためのApp Storeポータルである。完全に脱することはできない。しかしWatchが仕事をちゃんとこなしていれば、iPhoneはズボンかバッグ中にしっかりしっておける ― 手の中ではなく。それを立ち上げるために捨てていた時間は本来の生活のために使えるようになる。Apple Watchのおかげで、自分たちの生活のコントロールをスマホから取り返せるのだ。

そしてそれは、この新しいデバイスを何年も前にスティーブ・ジョブズが示した哲学と符合させる。彼はこう言った:「人間はこの世界に変化をもたらす者である。人はシステムやしくみの上に立つべきあり、従うべきではない」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook