Google、メールをもっとインタラクティブに。Gmailにカスタマイズ可能なアクションボタンが登場

Googleは今日(米国時間5/15)、Gmailの小さいけれども嬉しいアップデートを発表した。新機能を有効にすると、受信箱のメールの横にアクションボタンが表示され、メッセージを開くことさらなく行動を起こすことができる。しかもすばらしいこと、このしくみはデベロッパーに公開されていて、schema.orgマークアップ言語、を使って、独自のアクションをGmailメッセージに追加することができる。

Googleによると、例えばデベロッパーは、サイトに登録したユーザーの確認メールに利用したり、雑誌購読者にワンクリックで購読を更新できるようにしたり、商品、映画、レストラン、サービスなどのレビュー等に使うことができる。フライト確認メールを補強したり、会議の招待メールを開かずに回答することもできる。

アクションの追加は簡単で、デベロッパーは単純なコードをメールに付加するだけでよい。

何より重要なのは、これでメールはこれまで以上にインタラクティブになることだ。多くのメールシステムは、HTMLメールの中でいかなるコードを走らせることも許していない。Microsoftは、少数のメール発信者をホワイトリストに入れることで、受信箱内でスクリプトを実行することを許したが、Googleは、どのデベロッパーにもこのシステムをオープンにするつもりのようだ。

これも重要なことだが、Googleはいくつかのセキュリティー対策を実施して、ユーザー情報の安全を確保している。例えば、あらゆるアクションはHTTPS URL経由で扱われる必要があり、ホストは有効なSSL認証を持っていなければならない。

例えば、財務、請求書発行、プロジェクト管理、CRM等を扱うクラウド用人気オールインワン・ビジネスアプリ、myERPは、すでにボタンを実装しており,他社が追随するのは間違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


近々、お金をメールに添付できるようになる―GmailがGoogle Walletをサポート

Google Commerceブログによると、GmailにGoogle Walletのサポートが組み込まれたという。つまりユーザーは近々、メールで送金ができるようになるはずだ。

あと数週間もすると、Google Walletを有効にしているGmailユーザーのアカウントに$記号が現れ始める。クリックして金額と受取人を指定し、メール添付の形で送金が可能になる。

送金は既存のGoogle Walletサービスを通じて行われるので各種の注意事項はすべてそのまま当てはまる。登録した銀行口座からの送金は無料だが、クレジットあるいはデビット・カードからの支払いの場合、2.9%の手数料が課金される。また送金も受領も18歳以上のユーザーのみ可能。

メールで送金できるようにすることを考えたのはGoogleが最初ではない。2年前からJPMorgan Chase、Bank of America、Wells Fargoは受取人のメール・アドレスあるいは携帯電話番号を知っていれば送金できるサービスを始めている。しかし受取り人が同じ銀行に口座を持っていない場合、手続きはそうとうに厄介だ。現時点では詳しいことが明らかになっていないが、Googleは相手がGmailのユーザーではない場合でも簡単に送金できるようにするつもりらしい。

だが、Gmailに組み込まれることによってWalletsのユーザーが急激に増えそうだという点がもっと重要だ。 Googleは去年の今頃、4億2500万人のユーザーがいると発表した。Gmailを通じて簡単に送金ができるとなれば、Walletの利用者も相当の割合になるだろう。GoogleがAndroidのアプリ内購入が簡単にできるようにするInstant Buy APIを公開したのもWalletsにとっては追い風だ。

しかしもっとプロモーションに有効であったはずのWalletを利用したGoogleブランドのクレジットカードの計画は最近になって中止され、Walletの責任者、Osama BedlerもGoogleを去った。この突然の方針変更の背景は明らかになっていない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Googleが新料金、新ツールとともにCloud Platformを一般公開―いよいよAmzon AWSと激突へ

今日(米国時間5/15)、 Googleは開催中のGoogle I/Oカンファレンスで Google Cloud Platformを一般公開したと発表した。これでいよいよ従量制クラウド・コンピューティング市場でAmazon Web Services (AWS)と本格的に競争できる巨大プレイヤーが登場したことになる。

現在Cloud Platformはあらゆるデベロッパー、企業に対して公開ずみだ。さらにGoogleは料金、利用できるインスタンスの種類などに改定を行った。

  • 分単位課金 インスタンスに対する課金は10分を最低時間として1分単位で計算される。これによりデベロッパーは実際の利用時間分だけに支払いを行えばよく、無駄がなくなった。
  • 共有コアインスタンス 低速、小規模な処理のために小型のインスタンスが提供される。
  • 高度なルーティング デベロッパーがオンプレミスのネットワークとGoogleのクラウドを直結するゲートウェイとVPNサーバーを構築するのを助ける高度なルーティングが提供される。
  • 大型パーシステント・ディスク 1基10TBの大型ディスクを提供する。Googleは「業界標準の10倍の容量」と表現している。

Googleはまた非リレーショナルなデータのための新しいDBMS、PHPのランタイムも新たに提供する。

昨年Googleはデベロッパーが自分のアプリをGoogleのインフラ上のLINUXバーチャル・マシンで走らせることができるというクラウド・コンピューティングのベータテストを実施した。これに参加するには招待を受けるか、Googleの営業チーム経由で申し込んで承認される必要があった。

続いて今年4月から、Compute Engineの月額400ドルのゴールド・サポート・プランに加入しているユーザーは招待や承認を受けなくてもベータテストに参加できるようになった。

Googleはまたインスタンスの利用料金を4%下げた(ストレージ料金は昨年11月に20%下げている)。

今年、GoogleはCloud Platformの普及に本腰を入れる構えだ。Google I/OではCloud Platform関連が25セッションも用意されている。これよりセッションの数が多いのはChromeとAndroidだけだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


間もなく開幕のGoogle I/O。会場では数百台のArduinoを使って騒音レベルや空気汚染度などの環境データを測定予定

間もなくGoogle I/Oが開幕となる。参加するのであれば、自動的にGoogle Cloud Platform Developer Relationsチームによる実験に参加することにもなる。Google I/Oの開催されるMoscone Center周辺の環境情報を種々吸い上げてみようとするプランがあるようなのだ。

Developer Programs EngineerのMichael Manoochehriによるブログ記事によると、Arduinoを使った環境情報取得センサーをあちこちに配置する予定なのだとのこと。そしてリアルタイムで温度、騒音、湿度、空気汚染度などの情報を取得するのだそうだ。そもそもの目的は、カンファレンス会場のどこが最も人気のエリアとなっているのかなどを知るためのものだ。得られたデータをGoogleがどのように分析するのかはなかなか楽しみだ。

気味が悪いと感じる人もいるかもしれない。しかしこれは施設内の温度に応じて空調の調整を行うのとさほど変わらない意味しかない。将来、屋内でのエンタテインメントやビジネスについて役立つ情報を集めるための準備をしておくという、いかにもGoogleらしいプロダクトのひとつだと言える。

各種情報収集センサーをネットワーク化することにより、ロジスティクス、都市設計、その他コンシューマープロダクトの開発などに革命をもたらす可能性もあるのです。今回のデータ収集の成果は、Data Sensing LabでGoogle I/O出席者の皆さんと共有していこうと思っています。Google Cloud Platformと、オープンなハードウェアを組み合わせることで、誰にでも利用可能で有効なコンピューティング環境が構築できることを示したいと考えているのです。

オープンハードウェアとGoogleのCloud Platformを使ってデータが収集できるというのはわかった。しかし具体的にはどのような形でビジネスに役立つのだろう。たとえばどの洋服店では来客数や商品を見て回った人のカウントができるようになりそうだ。また、店舗内のどこに人が集まるのかも測定できる。店内のディスプレイの状況により、どういう動きが生まれるのかを確認するのに使えるかもしれない。言ってみればリアル世界での広告トラッキングシステムのような使い方ができるかもしれないわけだ。あくまでも将来的な可能性ではあるが、いろいろと面白いアイデアが生まれてきそうだ。

ちなみに、こういう環境データ的なものは、個別に見ていてはほとんど意味を持たず、全体を把握してこそ判断の役に立つものとなってくる。

騒音のレベルを測定する機器もあれば、また付近での足音数をカウントするものもあります。こうしたデータを総合して、測定場所での動向を把握したいと考えているのです。

こうした情報が個人情報とタグ付けされることはない。足音や、他の日常的な振る舞いを統合してデータとして活用するというアイデアは、多少の気味悪さはあるものの、確かに面白さは感じる。

もしこうして収集したデータを、簡単かつわかりやすい形でデータ提供を行えるとなると、多くのビジネスがセンサー導入に積極的になるだろう。そうした際に必要とされるのは安価に提供されるプラットフォームであり、そのプラットフォーム上にデータが集約されていくことになる。Googleはもちろんプラットフォーム提供者としての成功を目指していくことになるわけだ。

データの収集を行いつつ、Data Sensing Labと名付けたワークショップも開催されることとなっている。周囲の環境データを読み込んでどのような解析を行なっているのかに興味があれば、ぜひ参加してみると良いだろう。また、会場内に設置するモニターでも、収集したデータをリアルタイムで表示することになっている。

Googleに追尾されつつ、Google I/Oの様子はいろいろと伝えて行きたいと思っている。

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(翻訳:Maeda, H)


I/O 2013展望:1つのGoogle。ラリー・ページの下、統一と利便性を追及

GoogleのI/Oデベロッパーカンファレンスを明日に控え、巷ではGoogleが果たして何を発表するのかという噂があふれている。ひとつ重要なことは、今年は基調講演が1つだけだという点だ。長大な3時間セッション1つだけで、Googleは過去1年に起きた重要な出来事と今後の計画を話す。

久方ぶりにGoogleは、会社全体が注目された状態でカンファレンスを迎える。Larry PageがCEOに復帰してから3回目となるこのI/Oで、本当に重要なのは、Googleが単なる検索会社をはるかに超える存在になっていることだ。

昨年の焦点は未来にあり、Sergey BrinのGlassプロジェクトが話題をさらった。他にもNexus 7、Chromebox、等々興味深いニュースはあったが、みんなの注目と噂はGoogleがどんなワクワクする未来を作るかに向けられた。Pageは、昨年のI/Oを自身が今日明かした失声症のために欠席したが、明日の基調講演に登場するかどうかは現在Googleに問い合わ中だ。

今年は、すべてのカードがテーブル上にある。そして新しいGoogle ― Google Now、と言っていいかもしれない ― はデベロッパーに対して、Google製品上で開発に集中する方が、ライバルAppleよりも、賢明な選択であることを示そうとするだろう。Googleはあらゆる物、あらゆる人々に触れているからだ。ママからCEOまで、ギークから小学生まで、Googleは誰もが日々必要とするツールでわれわれを包み込んでいる。

今のGoogleを見る最良の方法は、会社を3つのカテゴリーに分けることだ。これまでには不可能なことだった。

利便性

Googleは検索会社としてスタートを切り、今でも最大の財産だ。情報を収集して表示する独自の方法を見つけだしたのも検索を通じてだった。同社がやってきたすべての物事がその恩恵に預かっていると言ってもよい。自分にはわからない何かを知りたい時、ウェブに行って 「ググ」らない人を見つけるのは難しい。Google+によって、その利便性はソーシャルにもなった。さらに、Gmail検索など、検索を実行する人固有の結果が得られるようになった。

検索の純粋な利便性は、都合よく同社が所有しているマップ製品にも引き継がれた。世界中の位置情報を集めることは、人々が頼りにできるツールを提供する上で答のごく一部にすぎなかった。マップが大改訂され今週発表されるかもしれないという噂もある。これまでにリークされた情報に基づくと、Googleはマップ体験をよりパーソナルでソーシャルにしたいようだ。

もう一つの重要な利便性を提供している生産性ツールの統合は、Googleはあらゆるニーズに答える何かを持っていると消費者に感じさせたい、というPageの気持の表れだ。Google Spreadsheetを探し回らなくても、Google Driveへ行って好きな文書を作ればいい。ここまで来るには長い時間がかかった。I/Oに先立ち同社は、全ユーザーの無料ストレージを増やしてさらに統合をはかることを発表した。共通の追加ストレージも購入できる。

ウェブを見るためにはブラウザーが必要、だろう。 Googleは消費者をChromeで包みこんだ。このブラウザーはデベロッパーがアプリを作るためのプラットフォームになりつつあり、これまで消費者がウェブサイトのタブ上で行っていたアクションを行わせるためのツールをデベロッパーに与えた。Chromeブラウザーは、Googleのノートとデスクトップのオペレーティングシステムになった。

Google Nowは、この利便性を一つの有用な体験にまとめた完璧な事例であり、あらゆるデバイスとOSでユーザーのパーソナルアシスタントになる道を探っている。

コミュニケーション

Gmailは常に改善され続けてきた。これはGoogleの収支会見でPageが言及したアプローチだが、同社が提供する他のコミュニケーション機能によって少々複雑化している。Gmailの中には、チャット、Voice、Google+の機能の一部などが散在している。手直しが必要だが、噂されているチャットの統一化は正しい一歩になるかもしれない。

最終的にはどのGoogle製品を使っている時でも、チャットを開始できるようになるだろう。これは、検索に続けてチャットできることを意味している。

Google Voiceは未だに単独製品として成功しているが、どこかの時点でGoogleのチャット戦略の中に取り込まれるべきだ。ユーザーにとって最適な体験は、どのツールを使うべきかを考えることなく、一つのアプリで誰かと音声通話もビデオもテキストメッセージもできることだ。Googleはまだそこに到っておらず、このままではいつか崩壊する恐れがある。

一方Google+は、Googleのあらゆる製品をソーシャルに統合する手段として、十分活用されている。Driveでドキュメントを共有する時には、サークルで共有できる。Google Placesでいいレストランを見つけたら、サークルで共有できる。「サークル」で連絡先を整理するというコンセプトは、Google+の主要目的であるが、ストリームと写真機能は未だに「あると嬉しい」レベルだ。いずれ「メール」もメッセージの一種として、Gmailからサークルに向けて送れるようになるかもしれない。この会社は競合の心配をしていないので、Google+をFacebookの競争相手と考えるのは誤りである。

モバイル

上に挙げた両カテゴリー共、Googleの最も重要な焦点であるモバイルに集約される。同社のAndroidによるオープン戦略は効を奏し、第1四半期に販売されたスマートフォンの71%が同OSを使用している。しかしモバイルの範疇に入るのは携帯電話だけではない。タブレットやノートPC、Glass、さらにはOUYAのようなゲーム端末もある。

I/Oでは、タブレットとスマートフォン製品群の小さな改訂が予想される。今は派手な機能を増やす時ではなく、オペレーティングシステム自体により集中すべきだ。Nexus 7はiPadの優れたライバルだが、Nexus 10は事実上離陸できなかった。主な理由はWiFiのみだったためであり、3G、4Gを加えて魅力を増すことが考えられる。

つまるところ、あらゆる利便性とコミュニケーションが威力を発揮するのは、その前に1日8時間座っているデバイスではない。デスクトップで始まった会話をタブレットで終え、翌朝再びスマートフォンで続けられればすばらしい。それは今でもGoogleの製品を使えば可能だが、消費者の目に明らかではない。Googleが統合だけでなく、同社製品群の紹介に焦点を当ててきたのはそのためだ。

今週のI/Oで予想されること

まずは、ビジュアルにしてみよう。

派手さよりも集中。3時間の基調講演では様々な製品が紹介されるだろうが、同じメッセージを何度も聞くことになるだろう。ユーザーにとって使いやすく、より楽しく、いつでもどこでも使えることがスローガンになる。

Goolgeはとにかく自社製品を使ってほしいのであり、どこでどう使うかは気にしていない。ビデオゲームシステムであれ冷蔵庫であれGlassであれ、Googleは誰のためにも何かを持っている。職場でも、車の中でも、寝室でもリビングにいてもハイキングに行った時でも。われわれはすでに包囲されているが、今度はGoogleが、なぜそれが良い事であり、今までより簡単に欲しいものを見つけられることを説明する番だ。

ゲームや音楽の話題も出るかもしれないが、それもGoogleが集中しているミッションと一致するものであり、気を散らすものではない。、

マウンテンビューの巨人は忙しい会社だが、そのあらゆる製品と取り組みが、Pageによってついに同じ方向へと動き始めた。

明日はライブブログで最新情報をお伝えする。

[写真提供:FlickrFlickrFlickr

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(翻訳:Nob Takahashi)


GoogleとTimeが世界の変化を時間軸で紹介する「Timelapese」を共同制作

今後数か月に渡って大幅な検索アルゴリズム更新を導入予定のGoogleですが、並行してこんな素敵なプロジェクトも稼働させていたようです。 — SEO Japan

Timelapse

タイムインクとグーグルが新たに作成したサイト、Timelapse(タイムラプス)は、世界のあらゆる地域の1984年から2012年の間の変化を見ることが出来る優れたツールである。このサイトは、ラスベガスの発展、コロンビア氷河の縮小等、見ごたえのあるアニメーションを用意している。また、自分の見たい場所を指定して、移り変わりを見ることも出来る。

グーグルは、2009年から米国地質調査所から画像を集め、質が高い写真、雲に隠れていない写真を探した経緯を詳しく説明している。

以下にこのサイトで見ることが出来るイメージの例を幾つか掲載していく。アマゾンの森林伐採:

Surui_400

ラスベガスの発展:

Las_Vegas_400

ドバイの発展:

Dubai_400

コロンビア氷河の縮小:

Columbia_400

タイムラプスは、今回紹介した場所に関する詳しい情報を提供している。また、編集者によって選ばれた、その他の目覚ましい変化が起きている地域を見ることも可能である:

Timelapse_ Landsat Satellite Images of Climate Change, via Google Earth Engine

矢印が向けられた右下のボックスに注目してもらいたい。このボックスでは、世界中のあらゆる場所を検索することが出来る。私は母校のカリフォルニア大学アーバイン校にズームインし、私が卒業してからキャンパスが拡大されていった推移を眺めてみた。 また、私が住んでいるオレンジカウンティの農場や丘が住宅に変わっていく様子も見ることが出来た。

残念ながら、場所をブックマークして共有することも、このツールを使って特定の地域のアニメーションGIFを作成することも出来ない。この2つの機能があれば、人間が地球に与える影響を一人でも多くの人に分かってもらうと言う同サイトの使命を果たす上で大いに役立つと私は思うのだが。

全体的に見て、世界で起きている劇的で、時に恐ろしい変化を調べる上で、あるいは、ただ単に知っている場所の移り変わりを見る上で、素晴らしいツールだと言えるだろう。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google & Time Inc. Launch Timelapse: See How Any Part Of The World Has Changed Over Time」を翻訳した内容です。

ビジュアルを駆使して環境問題を啓発する(それだけでもありませんが)今時の内容でした。右下のEXPLORE THE WORLDから色々検索でき、1984年~2012年のタイムスパンで画像の変化を見ることができますが、正直、余り変化を感じられないものが大変だったのですが少し残念でしたが、、、ま、それ以前は画像自体がないのですかね。とはいえ、一番最初のリンク先でもあるDUBAIのインパクトは圧倒的でしたし、ラスベガスもこの数十年で数倍の大きさになったんだなぁ、と改めてその成長を感じられる映像でした。 — SEO Japan [G+]

Googleが今後数か月で実施予定の大量アルゴリズム改善でSEOスパムが撲滅?

数週間後に迫ったペンギンアップデート2.0ですが、Googleのマット・カッツいわく、今後数か月に渡ってGoogleの検索アルゴリズムをそれ以上に大幅に改善する予定だそうです。いつも以上に詳しい動画で宣伝告知を行ったその内容をサーチエンジンランドが詳細解説。 — SEO Japan

matt-cutts-seo-futureグーグルの検索スパム対策を統括するマット・カッツ氏が、ウェブマスターおよびSEO業界に対して、SEOに関する予告を動画で行った。動画の中で、マット・カッツ氏は、「SEOに関して、今後数ヶ月の間にグーグルはどのような取り組みを実施するのか?」を問う疑問に答えていた。

カッツ氏は、検索結果において、ポイントを10点挙げ、良質なサイトに見返りを与え、スパマーとブラックハットにダメージを与えることで、検索結果を改善すると結んでいた。以下に同氏が挙げたポイント、そして、最後に動画を掲載しておく:

(1) ペンギン: 数週間後に展開される(日本語)予定の次回のペンギンアップデート、ペンギン 4(別名 ペンギン 2)は、ペンギンアップデートを凌ぐ破壊力を持ち、大きな影響を与える。ペンギン 4が発動されると、SEOコミュニティから多くの悲鳴が上がることになるだろう。

(2) アドバトリアル: 今年の始め、グーグルは、アドバトリアル(記事広告)を人為的にリンクプロフィールを誇張する手段として利用したとして、複数のウェブサイトにペナルティを与えていた。カッツ氏は、アドバトリアルをウェブマスターガイドラインに違反する方法で利用するサイトに対して、さらに断固とした措置を取ると警告している。

(3) スパムクエリ: グーグルの検索スパムチームは、[pay day loans]やポルノ関連のクエリ等、もともとスパムの特徴を持つクエリには、比較的寛容に対処してきたが、間もなくこの方針が見直されるようだ。このようなリクエストが、グーグルの外部から寄せられており、対策を講じる必要性が生じたとカッツ氏の言葉から感じられた。

(4) 上流: マット・カッツ氏は、さらに“上流”に上り、リンクスパム、そして、スパマーがソースから得るメリットを阻止すると指摘していた。個人的には、グーグルが以前の取り組みを引き継ぎ、さらに多くのリンクネットワークを狙っていると暗に言っているように思えた。

(5) 高度なリンク分析: カッツ氏は、リンク分析を改善すると約束している。スパム対策を統括する立場にある同氏は、グーグルが遥かに“高度”なリンク分析ソフトウェアの開発に乗り出しており、このアイテムをリリースする頃には、リンクを理解する能力が向上しているはずだと指摘していた。

(6) ハッキングされたサイトの検知: グーグルは、ハッキングされたサイト、および、このタイプのサイトのインデックスに関して、様々な取り組みを実施してきた – ハッキングされた可能性があるサイトの検索結果でのラベリング、当該のサイトの削除、そして、ハッキングに関するウェブマスターへの警告等。カッツ氏は、数ヶ月間後にハッキングされたサイトをより正確に検知する新しい機能を導入すると予告していた。

(7) オーソリティの押し上げ: グーグルは、特定の業界、コミュニティ、または、分野でオーソリティ(権威)を持っているサイトに対して、ランキングにおいて支援することを希望している。そのため、例えば医療や旅行の業界でオーソリティを持っているなら、関連するクエリにおいて、オーソリティのレベルが落ちるサイトよりもランキングで善処してもらえる可能性がある。

(8) パンダの影響を受けたサイトへの同情: 多くのサイトがグーグルのパンダアップデートの餌食になっているが、カッツ氏は、ぎりぎりのケースも多く見受けられると認めている。グーグルは、その他の品質の基準に注目して、境界線を動かし、パンダアルゴリズムによる影響を回避させることで、インパクトを“弱める”手法を模索している。

(9) クラスター: 今年、グーグルの検索結果の1ページ目に表示される、同じドメインのクラスターの数は少なくなる。カッツ氏は、SERPの1ページ目に表示する検索結果をさらに多様化したいと述べている。しかし、2ページ目には、同じドメインのクラスターが表示される可能性が高い。グーグルは、検索結果ページに表示させる同ドメインの結果の数を調整する取り組みを常に実施している。

(10) ウェブマスターとのコミュニケーションの改善: 今回も、ウェブマスターとのコミュニケーションの改善が議題に上がっていた。カッツ氏は、グーグルウェブマスターツール内で受け取る通知にさらに詳細な例が提示されるようになると予告している。

この動画の最後の部分で、マット・カッツ氏は、全ての変更の目的は、ブラックハットなスパム行為を実行するウェブマスターを減らし、ホワイトハットな手法を行う小規模なサイトがより上位にランクインするチャンスを与えることにあると説明している。

それでは当該の動画を以下に掲載しておく:


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google’s Matt Cutts: Black Hat & Link Spammers Less Likely To Show Up In Search Results After Summer」を翻訳した内容です。

内容的にはどれも通常のアルゴリズム改善の延長線上にあるものが大半に読めましたが、(5)に書かれている遥かに“高度”な新型リンク分析ソフトの内容が気になる所です。昨年から続くGoogleのSEOスパム対応、多くのSEO業者やスパム手法が既に過去の物となってはいますが、未だグレーどころかかなりブラックな手法が一方で生き残っているのもまた事実、ペンギン含む今後数か月のアルゴリズム更新で日本、そして世界のSEOシーンはどう変わっていくのでしょうか。。。 — SEO Japan [G+]

Google I/Oを控えてCEOのラリー・ペイジが「声帯神経の麻痺から回復中。慢性甲状腺炎にかかっている」と明かす

今日(米国時間5/14)のGoogle+への投稿で、ファウンダー、CEOのラリー・ペイジは声が出なくなった問題について初めて公けに説明した。

さいわい、ペイジの経験した症状は命に関わるような危険なものではなかったようだ。このところペイジが公開の席で話すたびに注目の的になっている。前回の第四半期決算の電話発表ではペイジはやや努力していることが感じられたものの、かなり長時間しゃべり、質問にも答えた。

ペイジは社内向けに「なんら危険な病状ではない」と説明してきたが、声が出ないために去年のI/Oは欠席せざるを得なかったし、その後数回の四半期電話発表にも現れなかった。

Google+への投稿によると、14年前に風邪を引いた後、声に最初に異常を感じたのだという。診察を受けたところ「声帯の左側が部分的に麻痺している」と分かったが、原因は判明しなかったという。昨年夏に風邪を引いた後、また同じ症状が現れ、今度は右側の声帯に障害が発見されたが、今回も原因は不明だった。しかしさいわいその後、声帯の機能はかなり回復したという。ペイジによればサーゲイ・ブリンは『声が出にくくなったおかげで言葉を選ぶようになったのはCEOとしていいことだ』とジョークを飛ばしたという。またラリーは慢性甲状腺炎に罹っており、これが声帯の神経の麻痺に関係があるかもしれないとして次のように書いている。

左右の声帯神経はほとんどが体の違う部分を走っているのに、どちらも甲状腺を通っているのは注目すべき点だ。つまり甲状腺は両方の声帯神経に影響する原因としてまず思いつく場所だ。実は私は2003年に橋本病〔慢性甲状腺炎〕と診断された。これは比較的ありふれた甲状腺の炎症で、私の場合、これによる障害はほとんどなかった。橋本病が声帯神経の障害の原因なのか、それともどちらもウィルス感染が原因なのかは医師も判断できていない。

これに続けてペイジはハーバード大学医学部のSteven Zeitels博士のチームの声帯の障害の研究プロジェクトを支援することを明らかにした。ペイジの罹っている慢性甲状腺炎は放置しておくといろいろ危険は症状が現れる慢性自己免疫疾患だ。

昨年の夏からペイジが公の席に姿を見せなくなり、電話決算発表も欠席するようになって、株主はジョブズに起きていたような問題がペイジの健康に起きているのではないかと懸念しはじめた。ジョブズの健康に問題があることが明らかになると、ジョブズなしのAppleの先行きに一気に不安が高まった。ペイジが明日のI/Oカンファレンスでキーノート講演をするかどうかは明らかでないが、今回の健康状態への詳しい説明の投稿はもちろん、これに関連しているだろう。

いかにもペイジらしく、これを機にVoice Health Instituteへの資金援助を行うという。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


MicrosoftがGoogle Docsネガキャンに執着する理由: Quickofficeがブラウザにやってくる

Googleが毎年行うデベロッパカンファレンスGoogle I/O、今年もあと数日だが、初日(水曜日, 米国時間5/15)の3時間にも及ぶ長時間のキーノートの詳細はまだ分かっていない。でもその中にはどうやら、MicrosoftのOffice部門が神経をとがらせる何かがあるようだ。先週Microsoftが始めたGoogle Docsに対する強烈なネガキャンは、これまで同社がScroogledでやってきた一連のアンチGoogle広告のパターンでもある。でもなぜ、その対象が突然、Googleのプロダクティビティツール(productivity tools, OAソフト)なのか? その理由は、Quickofficeがブラウザに登場することだ、とぼくは思う。

Googleが昨年6月に買収したQuickofficeを使うと、iPadとiPhoneとAndroidでWordとExcelとPowerPointの文書を見たり編集できる。Google DocsはまだMicrosoft Officeに比べると機能面で制約があるが、Quickofficeでは文書のレイアウトやDocsにない高度な機能を利用している部分を失うことなく、Officeのファイルを開いたりエディットできる。先月GoogleはQuickofficeのAndroidアプリとiPhoneアプリを出し、またChromeブラウザ上にOfficeのファイルを表示できるChrome Office Viewerを発表した。後者のブラウザエクステンションは、おそらくQuickofficeのコードを利用しているのだろう(これまではChrome OSでしか利用できなかったが)。

しかし、表示はともかく、Officeドキュメントの編集となると、GoogleのWebアプリケーションではどうしようもなかった。MicrosoftのOffice Web Appsが、この点ではとても良くできた…しかし過小評価されている…ツールだ。

しかし、今度は、QuickofficeそのものがWebにやってくるのだ。Googleが2月にPixel Chromebookを発表したとき、QuickofficeをChromeにポートしていることを匂わせた。そのときGoogleのSundar Pichaiは曰く、Googleのプロダクティビティアプリケーションを愛用している人は多いけど、でも企業の世界ではMicrosoft Officeが依然としてデファクトのデフォルトだ、と。そしてそれに続けて彼は、“ChromeブラウザとChrome OS機Chromebook(s)でQuickofficeが使えるようになれば、多くのユーザにとって、完全に一件落着になる”、と言った。その2月のときの彼の話では、完全な編集機能のあるQuickofficeのWebバージョンのリリースは約3か月後、ということだった。3か月後といえば、まさに、今度のI/Oのことではないか?!

Microsoftは、オンラインのプロダクティビティツールが激戦になること、追われる者として守りを固めなければならないことを、知っている。Office 365やOffice Web Appsの見込みユーザの多くは、完全なOffice互換ツールが他社から(安価に)出ることを知って、心ゆらぐだろう。MicrosoftがDocs対抗マーケティングキャンペーンを今というタイミングで展開するのは、当然なのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Goプログラミング言語が初のバージョンアップ, パフォーマンスをアップしてv.1.1へ

Googleが今日(米国時間5/13)、同社のオープンソースのプログラミング言語Goバージョン1.1をリリースした。1.0が出てから1年あまりになる。並列処理とスピードを重視するこの言語は、これまで3回のメンテナンスリリースを行ったが、バージョン番号を上げることは控えてきた。しかし今回の新バージョンでは、Goのチームによると、パフォーマンス関連の重要な改良がいくつか導入されて、正規のバージョンアップにふさわしくなった。既存のGoのコードも、1.1でビルドすると目に見えて高速になるという。

バージョン1では、Goが一定の成熟度と安定度に達したことが示され、また今後のリリースとの互換性も保証された。今日のリリースは、チームによると、その約束が守られている。言語にもライブラリにも重要な変更がいくつか導入されたが、後方互換性は完全に維持されている。“Go 1.1用にコードの変更が必要となる部分はほとんどない”、と彼らは書いている。

新バージョンにおける変更には、“コンパイラとリンカ、ガーベッジコレクタ、goroutineのスケジューラ、マップの実装、および標準ライブラリの各部の最適化が含まれる”。

新バージョンにはまた、メソッド値(method values)が導入され、リターン要件が少々変更された(それにより、プログラムがより簡明かつより正しくなるという)。さらに、新たなレースデテクタ(race detector, 競合検出)により、メモリの同期化エラーを見つけられるようになった。

Goに関心を持つデベロッパは、初期だけでなく今でも着実に増えており、またとくに、Go言語の並列処理に強い性質を活かせると判断して、実際のプロダクションに採用した企業も少なくない。たとえばCloudFlareは、同社のRailgunソフトウェアの重要な部分のプロダクションにGoを使っている。またBitlyHerokuなどはGoを使って同社のインフラの一部を構築するなど、ますます多くのスタートアップや既存企業がGoのユーザ企業になりつつある。

JavaScriptをリプレースする目的で作られたDart〔日本語Wikipedia〕は伸び悩んでいるが、Goはどうやら軌道に乗ったようだ。2007に生まれたGo言語には、デベロッパたちがガーベッジコレクションと並列処理を言語本体が持つ現代的な言語を求めていたこともあって、その前方には明るい未来がある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Google、Atariの”Breakout”37周年を記念して画像検索に隠し「ブロック崩し」

伝統的ゲームおたくなら、Atariが作ったBreakoutというゲームをご存じだろう。発想は単純。ボールを打って物を壊す(breakする)だけだ。ボールを後にそらすと負けだ。このゲームはPongに強く影響を受けている。

Breakoutが世に出たのは37年前の1976年。あれは4月だったか5月だったかわからないが、このたびGoogleは、これを記念して画像検索にちょっとしたイースターエッグを仕掛けてわれわれの自由時間を奪おうとしている。Googleがいつものドゥードル以外にこの手の遊びをやってくれるのは嬉しいことだ。Breakoutを知らないユーザーも多いのでなおさらだ。

Google画像検索へ行き、”atari breakout” とタイプしよう。 ただし画像をクリックしても先へ進むことはできない・・・代わりに完全インタラクティブでプレイ可能なBreakoutゲームが現れる。ブロックには検索結果の画像が使われている。


ちょいと楽しんだら、スコアをGoogle+でシェアしよう。


もちろん、もしあなたが本当にAtariのBreakoutゲームの画像を探しているなら、「画像検索に戻る」をクリックすればよい。面白くないけどね。ハッピー、ブロック崩し!

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(翻訳:Nob Takahashi)


Google、Google+を利用したモバイルサイトのコンテンツ推薦エンジンをローンチ

今日(米国時間5/13)、GoogleはGoogle+プラットフォーム上でさらに新たなサービス、モバイルサイトのコンテンツを推薦するエンジンをローンチした。

このサービスを利用しているモバイル・サイトをユーザーが訪問すると、画面下部に小さいウィジェットが表示される。下のビデオにあるように、ローンチ時点でこのサービスのパートナーとなっているのはForbesだが、他のモバイル・サイトもソースに1行コードをコピー&ペーストするだけでよい。Google+上での推薦はユーザーがGoogle+にログインしていなくても表示される。

先週私の取材に対してGoogle+プラットフォームのプロダクト・マネージャー、Seth Sternbergは「モバイルウェブサイトを訪問したユーザーがシームレスに他の人気記事を発見することができるすばらしいユーザー体験を実現できた」と語った。Sternbergによると、ニュースサイトを訪問したユーザーは記事を読み終わると、他の人気記事を見つける方法がないため、そのまま立ち去ってしまう率が高いのだという。

記事の末尾までスクロールするとGoogle+のユーザーのその記事に対する投稿のサムネールが表示される。タップすると投稿がフル表示される他に、そのサイトの最近の人気記事のタイトルと推薦者が表示される仕組みだ。

面白いことにGoogle+の推薦ウィジェットはユーザーが記事をスクロールダウンした後、スクロールアップしたときに表示される。Googleが分析したところでは、スクロールアップしたということはその記事を読み終えた(たとえ記事の途中であっても)可能性が高いのだという。推薦アプリをタップすると推薦画面が下から上に立ち上がる。もう一度クリックすると関連の人気記事の一覧が表示される。ウェブサイト管理者は、これ以外に、記事のある部分をCSSで指定して、ユーザーがその先までスクロールしたときにウィジェットを表示するようにもできる。

サイト運営者は自分のGoogle+の管理アカウントから推薦ウィジェットを管理できる。ここでは上記のようなウィジェット表示のタイミング、ある記事を推薦リストに絶対に表示されないように指定することなどができる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Googleが無料ストレージを15GBに拡大―ドライブ、Gmail、Google+写真で容量を共通利用へ(Google Appユーザーは30GBに)

これまでユーザーはGoogleのストレージ容量を個別に管理しなければならなかった。今日(米国時間5/13)、Googleは「ユーザーはドライブ、Gmail、Google+写真で共通に15GBの無料ストレージ容量を利用できるようになる」と発表した

容量を有料で追加すれば、Gmailでも利用もできるのでGmailの25GBという容量上限は撤廃されたことになる。Google Appsの契約ユーザーはDriveとGmailを合わせて容量が30GBにアップした

これはGoogleがユーザーのすべてのデータを巨大なクラウド上に保持するChromebookという大胆なプロジェクトを推し進めていることの一環でもあるだろう。同時に、ストレージの統合により、オンラインのハードディスクともいうべきGoogleドライブの使い勝手と知名度を向上させる狙いもある。ユーザーにメールも“Googleドライブに格納されていることを知らせようというわけだ。

次のスクリーンショットは、すぐに公開される予定の新しいストレージ容量のダッシュボードだ。

こちらは現在のダッシュボードで、新ダッシュボードの200GBプランは表示されていない。逆に現行のGmailの25GBボーナス・プランは新ダッシュボードからは消えている。

新しい無料ストレージ・プランはAndroidユーザーにも適用される。すべてのサービスを通じて単一のストレージ容量が適用されるというのはある意味でAppleのiCloudの方式に似ている。またこの容量増加はGoogle+に写真をアップロードするのを助けるだろう。プロやハイ・アマチュアの写真家の場合、ファイルサイズが大きく高精細度の写真を安心してアップロードできるようになる。現在の容量では数百枚の写真で容量を使い果たすことになりかねない。メールの容量はさほど使っていないが、写真は大量にアップするユーザーにとってはストレージの共通化はありがたい。

ビジネスとして考えると、月額9.99ドルの200GBの契約にユーザーを勧誘するところにGoogleの狙いがある。一般ユーザーがオンラインに200GBものファイルをアップロードすることはほとんどないはずだが、容量を気にせずにすむという気楽さが10ドルで買えるなら安いと考えるユーザーも多いことだろう。Googleはさまざまなサービスの統合を進めているので、オンライン記憶容量の重要性は今後ますます大きくなる。また多くのユーザーを抱える大企業のGoogle App管理者にとってもメンバーの利用できる記憶容量の拡大はありがたい話だ。

[写真:Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google、大規模なペンギンアップデートを数週間後に発動と予告

先週、Googleが大幅な更新をしたというニュースがSEO業界を流れましたが、どうもペンギンアップデートではなかったようです。しかしその後、Google自ら本当のペンギンアップデートを数週間後にリリース予定という発表を行ったということでその詳細をサーチエンジンランドから。日本でも数々のウェブサイトの順位を没落させたペンギンアップデート、さて今回はどうなるのでしょうか。。。 — SEO Japan

penguin3月、グーグルのウェブスパム対策チームを統括するマット・カッツ氏は、スパム対抗策のペンギンアップデートを今年の後半に大幅にリフレッシュすると明言していた。そして、本日、新たに情報を提供した – もう少しの辛抱だ。あと数週間後に発動する – とカッツ氏は述べたのだ。しかし、次回のペンギンアップデートが、ペンギン2なのか4なのかで混乱が生じている。個人的には4になると理解している。それでは詳しく見ていく。

今週のランキングの変化はペンギンではない

大勢の人達が指摘していた今週のランキングの変化の原因が、グーグルによるアップデートはないかと考えているパブリッシャーは多い。 しかし、何が起きても、グーグルは情報を公開しない方針を固めている。

それでも、カッツ氏は、 ツイートの中で3月に予告した大規模なペンギンアップデートではないと指摘している:

続けてカッツ氏は、次回のペンギンアップデートが数週間後に展開されることを明らかにした:

パンダ & ペンギンを数える

カッツ氏は次回のペンギンアップデートを「2.0」と表現していた。既にペンギンアップデートが3度発動されているにも関わらず、2.0と言う数字が出てくるのは奇妙である。事実、ペンギン 3が、昨年の10月に行われていたのだ。

この矛盾は別のアップデート – 2011年2月に初めて発動されたパンダアップデートにも当てはまる。2011年2月のアップデートは、パンダアップデート 1であった。勿論、パンダ 1とは私は呼ばなかった。初めて登場したこともあり、ただ単に「パンダアップデート」と名付けた。

2ヶ月後、グーグルはパンダに大規模な変更を加えた。そのため、このパンダのバージョンは、パンダ 2(日本語)と呼ばれるようになった。 しかし、3度目のリリースが行われ、パンダ 3と言う名称が定着すると、フィルターに対する変更は、大きな規模で行われたわけではないため、パンダ 2.1と呼ぶべきだとグーグルから指摘を受けた。

その結果、パンダアップデートが0.1単位で進むのか、あるいは、1単位で進むのかの判断は、変更の規模を基準に決められることになった。しかし、この方針のせいで、昨年の9月にはこのアップデートは3.92に達しており、既に妥当性を失っていると言わざるを得ない。当時説明(日本語)したように、アップデートが少数第二の位に到達するくらいなら、ストレートにパンダ1、2、3、4と名付けていった方が、合理的なように思える。

パンダの番号をつけ直す

パンダ 3.93となるアップデートが行われた際、限界を越えたと私は判断した。そのため、変化の規模を無視し、過去のパンダアップデートの番号をつけ直した。その方が分かりやすいと感じたからだ。

「世代交代」に値するほど大きな変化であったかどうかは反映しない。重度を考慮するのではなく、基準点として番号を振る方針に私は切り換えた。

それでは、パンダの状況を以下に挙げていく。各アップデートがクエリにもたらしたインパクトを数字(グーグルが情報を公開した場合)の次に掲載している:

  1. パンダアップデート 1(日本語) 2011年2月24日(クエリの11.8%: 米国の英語のページのみ – 発表あり)
  2. パンダアップデート 2
    (日本語) 2011年4月11日(クエリの2%: 世界の英語圏のページに展開 – 発表あり)
  3. パンダアップデート 3 2011年5月10日(詳細は非公開: 確認済み – 公式発表なし)
  4. パンダアップデート 4 2011年6月16日(詳細は非公開: 確認済み – 公式発表なし)
  5. パンダアップデート 5 2011年7月23日(詳細は非公開: 確認済み – 公式発表なし)
  6. パンダアップデート 6 2011年8月12日(非英語圏のクエリの6-9%: 発表あり)
  7. パンダアップデート 7 2011年9月28日(詳細は非公開: 確認済み – 公式発表なし)
  8. パンダアップデート 8 2011年10月19日(クエリの約2%: 後ほど確認)
  9. パンダアップデート 9 2011年11月18日(クエリの1%未満: 発表あり)
  10. パンダアップデート 10 2012年1月18日(詳細は非公開: 確認済み – 公式発表なし)
  11. パンダアップデート 11 2012年2月27日(詳細は非公開 – 発表あり)
  12. パンダアップデート 12 2012年3月23日(クエリの約1.6% – 発表あり)
  13. パンダアップデート 13 2012年4月19日(詳細は非公開: 後ほど公開)
  14. パンダアップデート 14 2012年4月27日(詳細は非公開: 確認済み – 前回のアップデートから数日後のアップデート)
  15. パンダアップデート 15 2012年6月9日(クエリの1%: 後ほど発表)
  16. パンダアップデート 16 20212年6月25日(クエリの約1%: 発表あり)
  17. パンダアップデート 17 2012年7月24日(クエリの約1%: 発表あり)
  18. パンダアップデート 18 2012年8月20日(クエリの約1%: 後ほど発表)
  19. パンダアップデート 19(日本語) 2012年9月18日(クエリの0.7%以下: 発表あり)
  20. パンダアップデート 20(日本語) 2012年9月27日(英語クエリの2.4%: 遅れて発表)
  21. パンダアップデート 21 2012年11月5日(米国の英語クエリの1.1% 世界のクエリの0.4%: 確認済み – 公式発表なし)
  22. パンダアップデート 22 2012年11月21日(英語クエリの0.8%: 確認済み – 公式発表なし)
  23. パンダアップデート 23 2012年12月21日(英語クエリの1.3%: 確認済み – 発表あり)
  24. パンダアップデート 24 2013年1月22日(英語クエリの1.2%: 確認済み – 発表あり)
  25. パンダアップデート 25 2013年3月15日(発動予定: 発動後の確認はまだ行われていない)

パンダ 25は、グーグル自身がパンダアップデートが行われたかどうかの確認を行わない初めてのアップデートになった。これは、グーグルの方針の一環であり、既に数日間に渡って展開されていることを考えると、今後も発表されないと見ていい。そのため、発動の判断は第三者が下すことになる。

パンダ 26は発動されたのか?

今週話題を集めたアップデートが、パンダ 26であった可能性がある。他のアップデートであったのかもしれない。私自身、自信を持って26だったと断言することは出来ず、上のリストではパンダ 25までしか取り上げなかった。しかし、ペンギンではないことがハッキリしたため、やはり、パンダ 26であったのかもしれない。

ただし、確証はない。いずれにせよ、グーグルの取り組みをあれこれと分析するのは意外と楽しい。

ペンギン 2.0か4.0か

続いてペンギンアップデートの歴史を振り返ってみる。現在までのペンギンを以下にリストアップしていく:

このサイトでは、ペンギンアップデートの「規模」に関わらず、次回のアップデートをペンギン 4と呼ぶことに決めている。

ペンギンは4は、大規模なアップデートになると見られている。ウェブスパム対策を統括する立場のマット・カッツ氏が既に明言しているのだ。事実、カッツ氏によると、余りにも大規模な変化であり、社内ではペンギン 2.0と呼ばれているようだ。

以下にカッツ氏から届いたツイートを掲載する:

何ということだ。次回のアップデートが「ペンギン 2」なら、ペンギン 4と呼ぶべきではないのだろうか?それでは、ペンギン 2と呼ぶよりも4の方が無難だと思う理由をこれから説明する。

なぜペンギン 4と呼ぶのか?

パンダアップデートに話を戻す。2011年10月、私はパンダ 2.5が発動されたと指摘した。グーグルは大規模な変化とは明言していなかったため、2.5と言う名称は適切であると思えた。しかし、その翌月、グーグルは2.5ではなく3.0の方が妥当だと注文をつけた。 私はその後名称を訂正した – しかし、グーグルが初めからこの方針で名称をつけていたら、ここまで苦労せずに済んだはずであった。

今後は、アップデートがどれぐらいの規模だったのか、と言うよりも、アップデートが行われたかどうかすら、グーグルが伝えてくれるとは限らない。そのため、少数点第一位で数字をつけるシステムは、私には誤っているように思える。

今後も変わらない名前をつける必要がある。新しい番号付けのシステムは、パンダと相性が良く、ペンギンにもこのシステムを採用していくつもりだ。

グーグルが大きな変化を日付、そして、一般的な名称と共にリストアップしてくれると嬉しい。是正するべき要素が原因で影響を受けたかどうかを確認しようと試みるパブリッシャー(スパマーではない)にとっては、その方が便利だと思う。誤りが何なのか良く分からないなら、修正することは出来ない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google’s Matt Cutts: Next Generation Of The Penguin Update “Few Weeks” Away」を翻訳した内容です。

アップデートの番号は別にどうでもいいのですが、さて今回の更新では何が起こるのでしょうか。英語圏では過度なゲストブログ戦略が危ないという話もありますが、日本ではそこまで活用されていませんしね。というか、そもそも英語版でアップデートが行われたからといって日本語でも同時に行われるとも限りません。まずは数週間後の状況を楽しみ&不安に待ちたいと思います。。。 — SEO Japan [G+]

Googleはアップデートを行ったのか? – 謎は深まる一方

先週英語圏を中心に「どうもGoogleが大幅な更新を行ったらしい」という噂が駆け巡りました。実際にかなりの順位が動いているようですし、日本でも私が少し確認した範囲では確かに動いているケースもちらほら(かなり?)あるようです。Googleがペンギンアップデートを今年中に行うという話もありまさかに到来かという懸念もありましたが、Google自身は本件に関してはノーコメントのようで・・そんなGoogleアップデートに関する狂想曲の一部をお届けします。 — SEO Japan

google-algorithm-search-featuredここ数日間、ウェブマスターおよびSEOのコミュニティは、グーグルの自然検索において見られたランキングおよびトラフィックのパターンに対する大きな変化、変動、そして、アップデートに関する議論で持ち切りである。

アップデートが実際に行われたかどうかをグーグルに尋ねたところ、明確な答えは得られず、「現時点で何も発表することはない」と言うお決まりの返事が返ってきた。その後、思った通り、「1年間に500以上の変更をアルゴリズムに加えているため、通常のクロールおよびインデックスに加えて、変動があるのは当然だ」と言うセリフが付け加えられた。毎回のことだ。グーグルは、アルゴリズムの変更やインデックスへのアップデートに関する問題を取り上げる際に、このレスポンスを常套句として用いている。

しかし、パンダアップデートペンギンアップデートEMD アップデートトップヘビーアップデート等、一部のアップデートに関しては、気前よく情報を提供してくれることもある。ただし、今後のパンダアップデートの確認は行わない可能性が高いことを付け加えておく。

グーグルはアップデートは行ったのか?

それでは、今週、グーグルの検索結果に対して、アップデートは行われたのだろうか?グーグルが情報を提供してくれない状況では、確証を持って断言することは出来ない。

ウェブマスターワールドグーグルのウェブマスターヘルプ等のフォーラムを見ると、ランキングの変更に関するディスカッションが明らかに増加している。また、MozCastSERPs.com等のグーグルをモニタリングするツールを利用すると、先週と比べて、今週、検索結果に大きな変動が現れている兆候が見られる。

サーチエンジンラウンドテーブルに5月9日5月7日に私が投稿した記事を見てもらえば分かるように、大勢の人達がランキングの変動を主張している – 合計でコメントの本数は200本に達する。

そのため、私はグーグルの検索結果に何かが行われたと確信している。

アップデートであったなら、グーグルは何をアップデートしたのか?

アップデートが行われたなら、何がアップデートされたのだろうか?アルゴリズムのアップデートなのだろうか?ペンギンだったのだろうか?小規模なパンダの更新だったのだろうか?あるいは、グーグルは、一部のユーザーにアルゴリズムをテストしており、そのため、一部のウェブマスターはこの変動に気づかなかったのだろうか?もしかしたら、グーグルは、ユーザーインターフェースに変更を加え、その結果、クリックスリー率が変化、または、検索結果の配置が変化したのかもしれない。

要するに、グーグルがアップデートを認めず、何が変わったのかを教えてくれないなら、アップデートが行われ、何がアップデートされたのかを自信を持って断言することは出来ない。大勢のウェブマスターやSEOの担当者が、まるでグーグルがアップデートを行ったような勢いで議論を行っているとしか私には言えない。

アップデート: 本日午後1時46分(東部夏時間)、グーグルの検索スパム対策を統括するマット・カッツ氏が、今回の変動はペンギンアップデートはないと明言した。そのため、ペンギンはリストから削除することが出来る。詳細は後続の記事で確認してもらいたい: グーグル、次回の大規模なペンギンアップデートを数週間後に発動と予告(日本語)


この記事は、Search Engine Landに掲載された「If That Was A Google Update You Felt, Google’s Not Confirming It」を翻訳した内容です。

この記事だけ読むとイマイチ詳細がわからない今回の更新ですが、最後にもある通り、ペンギンアップデートではなかったようですね。ということで、続編記事で詳細を確認あれ。 — SEO Japan [G+]

生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の 7 ステップ

生まれたばかりのブログや Web サイトにアクセスを呼び込むのは至難の技です。
ブログを公開している以上アクセス数は気になりますし、なるべく多くの人に見てもらいたいと思うのが素直な気持ちでは無いでしょうか。

今日はそんな生まれたばかりのブログがアクセスを獲得するにはどうすれば良いかをご紹介したいと思います。勿論、既に運用しているブログにも応用できるものもありますので、参考にして頂けると幸いです。

特に奇をてらった施策や秘密の裏技をご紹介しているわけではないので、このブログの初月 PV をご覧の上参考になりそうであれば是非読んでみて下さい。何かのお役に立てば嬉しいです。

Twitter で記事タイトルと URL を呟く


基本中の基本ですね。
この時点で「なーんだ…。」と思ってしまう方も居るかも知れませんが、ちょっと待って頂きたい。これは何も、よくある SNS 活用を促しているのではありません。

既に持っているアカウントでも、新規に取得したアカウントでも何でも結構です。
たとえフォロワーが居なくとも、Twitter で呟く事に意味があります。

手動でも自動でも良いので、過剰にならない程度の頻度で呟きましょう。
勿論、フォロワー数が多く、既に多数のフォロワーと友好な関係が築けているアカウントの方が有用なのは言うまでもありませんが、Twitter で呟く事の意義は別にあります。

SEO の観点から Twitter を利用する

生まれたてのブログはコンテンツも少なく、満足な SEO 効果を発揮する事が出来ません。また、基本的には被リンクも無いですし、ドメインの年齢も低いとくれば、インターネットの世界ではまさに赤子のような脆弱さです。知名度も皆無と言って良いでしょう。

そこで Twitter を利用します。

インターネットを利用していて Twitter を知らない人は居ないでしょう。
Twitter には確固たる運用実績とコンテンツの集積があり、SEO 的にも優れています。(少なくとも、生まれたてのブログよりは。)

その為、Twitter で記事名やブログ名、URL を呟く事でインターネットと言う世界にあなたのブログの痕跡を残す事が出来ます。
そしてこれが、何かの拍子に検索で引っかかって、あなたのブログへの入口となるのです。

Twitter はフォロワーへのアピールではなく、Web 上に足跡を残すつもりで呟きましょう。暫くは、ブログ名で検索しても自分のブログよりも Twitter が上位に表示される場合も少なくありません。

ブログのランキングサイトに登録する

やがて殆ど意味を成さなくなるブログランキングですが、生まれたてのブログにとっては大切なアクセス源になります。『にほんブログ村』などの、代表的なランキングサイトに登録してみましょう。

少し面倒でも、最初は毎日自分でバナーをクリックしてランクを上げるよう務める事も重要です。もしも友人に頼めるなら、暫くの間クリックしてくれるようお願いすると更に効果的です。
ブログランキングからのアクセスは決して多くは無いかも知れませんが、生まれたてのブログにとっては貴重な数字です。

PING を整備する

Ping 自体に直接的なアクセスアップを期待する事は難しいかも知れません。
しかし、ブログの更新情報をより多くの場所に通知する事によって、検索エンジンにクロールされる速度がアップする可能性はあります。

Google ウェブマスターツールに登録する

Google ウェブマスターツールは、ブログや Web サイトに関してセキュリティや SEO などの総合的な観点から解析・管理してくれる、文字通りウェブマスターの為のツールです。

Google ウェブマスターツールにブログを登録する事で、少なくとも Google はあなたのブログを素早く正確にクロールする事が出来るようになります。また、セキュリティ上の観点からも Google ウェブマスターツールの登録は有益なものです。

将来的にコンテンツを見直す時のデータも蓄積される為、まさに一石二鳥です。

検索エンジン用サイトマップの作成

併せて検索エンジン用のサイトマップも作成して、ウェブマスターツールに登録しておくと良いでしょう。WordPress なら自動で最新のサイトマップを作成してくれる便利なプラグインがあります。

是非活用しましょう。

同好の士を見つける

あなたのブログで主に扱っている話題と、同じ話題に興味がありそうな人を探しましょう。
例えば、私のブログは WordPress についての記事が多く用意されています。ですから、WordPress に興味がありそうな人やコミュニティと接点を持つことで、よりアクセスアップに繋がる可能性があります。

極端な例ですが、WordPress の記事をグルメブロガーや政治経済・教育について熱く語っているブロガーに薦めてみても、あまり良い反応が得られるとは想像しがたいでしょう。

ガーデニングのブログなら、同じくガーデニングのブログ。
グルメならグルメ、ペットならペット、本や映画についてのブログであれば、同じような事を記事にしているブロガーや Web サイトの方と積極的に交流を計ってみるとブログそのものがもっと面白くなるでしょう。

Twitter や Facebook を活用したり、ブログランキングのコミュニティに登録したりすると探し易いです。

ひたすらコンテンツ量を増やす

ブログや Web サイトは一朝一夕でできる物ではありません。
一つ一つのコンテンツが集まって、やっとアクセス数が伸びて行きます。

その為、小手先の施策はここまでにして、あとはひたすらコンテンツをたくさん作りましょう。SEO なんかも気にしなくて大丈夫です。
真実を言うならば、アクセスアップには SEO の質より記事の量です。

とは言え殆ど内容の無いコンテンツばかりを増やすのは逆効果です。キチンと中身のある、読んだ人にとって有益なコンテンツを丁寧に作り上げましょう。
そうしていくうちに、ひとりコメントを下さり、ひとり Twitter で仲良くなり、ひとり呟きをRTして下さり、そのうち自然とコンテンツがシェアされるようになっていきます。

大切なのはしっかりと良質なコンテンツを、できる限りたくさん作る事のみです。

まとめ

なぜこんな記事を書こうかと思ったのかと言うと、世の中にはとても面白いけどアクセス数がそれ程無いブログと言うのが結構あるみたいです。

そういうブログを見てるとアピールの仕方と言うか、どう言う風にアクセスアップを図って行けば良いのかが分からなくて困惑してる印象を受けるんです。
アクセス数をもっと増やしたい!でも、どうすれば良いのか分からない…って。

SEO はかなり細かい話になりますし、そもそもあれが必要なブログは限られていると個人的には思います。

それよりももっと身近なアクセスアップ方法として、全くと言って良い程アクセス数が無い生まれたてのブログにも使えるものをまとめてみました。

勿論、アクセス数が全てでは無いのは承知の上です。
私もあまり神経質にならない方が良いと思いますし、このブログについては実はたまーに見る程度です。

しかし、アクセス数がひとつのモチベーションになるのも、また事実。
世の中に埋もれる面白いブログや Web サイトの管理者がモチベーションを無くして去って行ってしまうと寂しいので、少しでもアクセス数を稼ぐ方法がシェアされればと思い記事を書きました。

あなたのサイトが大きくなるまでのほんの少しの間、この記事が何かのお役に立てば幸いです。

生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の 7 ステップ is a post from: Room 402

Microsoft曰く: Google Docsは仕事の生産性が落ちる危険なギャンブル

Bing、Scroogledと来て、Microsoftによる次のGoogle毀損キャンペーンはGoogle Docsに対する攻撃だ。MicrosoftのOffice担当シニアプロダクトマネージャJake Zborowskiが今日(米国時間5/10)、Docsを貶めるブログ記事をなんと二つもポストした。ひとつはドキュメントの正確さを問題にし、もう一つはユーザたちの証言をもとに、Google Docsは完成度が低いと論じている。

今週の初めにOffice 365担当のマーケティング部長Michael Atallaとチャットしたときには、その中で実際に”Google”の名前が言及されることはほとんどなかった。しかしZborowskiの場合は、藪をつつかなくても蛇がぞろぞろ出てくる。“OfficeのファイルをGoogle Appsに変換することはギャンブルだ”、と彼は書いている。“Microsoft OfficeとMicrosoft Office Web Appsを使えばOfficeのファイルを安全に作成し共有し編集できるのに、なぜOfficeファイルをGoogle Docsに変換するというギャンブルを冒すのか”。

Microsoftは、Webだけでなくタブレット上でもそうだ。と主張する。GoogleのタブレットアプリQuickofficeは、文書の変換をけっこううまくやってくれるが、しかしもちろん、Microsoftが示す例では違う(下図)。

では、最新のChromeドキュメントビューワはどうだろう? Zborowskiに言わせると、これも危険なギャンブルだ: “Googleが提供する最新のギャンブルは、同社のファイルビューワでMicrosoft Officeの文書を見ることだ。しかしこれすらも、リスクの大きすぎるギャンブルだろう”。

ブログ記事に添付されているビデオの中では、登場人物が、Docsにスイッチしたために昇進の機会を失っている:

二つ目の記事”Office is a team player”(Officeはチームプレーヤー)でZborowskiは、Google Docsには多くの重要な機能がどれもない、と主張している。何人かのMicrosoft Officeユーザが、彼に代わって証言している:

Officeはバージョンアップのたびに便利な機能がいくつも加わる。その中には2010年のペーストオプションのようなささやかなものもあれば、ExcelのFlash FillQuick Analysis のような重要な省力省時間機能もある。Officeは機能がとても充実しているので、仕事の生産性が高い。対してGoogle Docsでは、いろんなことを自分で工夫して実現しなければならない。時間もかかるし、ときにはそのためにサードパーティ製のツールを見つけなければならないこともある。

“Google AppsからOffice 365に切り替えたことによって、社員たちの自発的な協働体制が実現した。会社のどの部門でも、良い結果が得られている”[続きを読む]

– Andy Springer, Director, Rookie Recruits

これらと並行してMicrosoftが立ち上げたwhymicrosoft.comには、もっと多くの証言やスクリーンショットなどがある。これらのブログ記事を読んでもまだGoogle Docsへの乗り換えを検討している人たちに、とどめを刺すためだ。

この第二のブログ記事には、こんなビデオがある:

これらのGoogle Docs/Driveやっつけ作戦は、もちろんGoogle I/Oというタイミングをねらっている。とくにQuickofficeは、Microsoft Web Appsの強力な代替製品のベースになる重要なプロダクトだ。今は確かに、Microsoftが言うように、機能はMWAの方がGoogleのツールよりも充実している。しかし来週の水曜日(Google I/O)には、ベースであるQuickofficeの上に乗るものが、いろいろ発表されるのだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


アナリスト曰く、今年のGoogle I/Oにおける目玉はハイレゾNexus 7。Android OS搭載のノートPCも登場間近?!

Googleの開発者向けイベントであるI/Oカンファレンスは、いよいよ来週サンフランシスコで開催される。新しいハードウェアが発表されるのは間違いないとみられている。これまでにもさまざまな予想を的中させてきたKGI SecuritiesのMingchi Kuoは(via 9to5Google)、今回の目玉のひとつがNexus 7タブレットのアップデートであると予測している。7インチディスプレイ上で解像度が1920 x 1200となり、500万画素のカメラを搭載して、外見を少々変更するという話だ。価格は現行版と同じ199ドルだろうとのこと。

Asus製タブレットは新しいQualcomm Snapdragon 800プロセッサーを搭載して、「narrow bezel」化し、ピクセル密度は323(iPhone 5とほぼ同じ)で、物理的なサイズはAppleのiPad miniと同等ないし、一層小さなものとなる。これが真実であれば、ハンドヘルドタイプで、レティナクオリティの画面を搭載して、価格はAppleの329ドルからという価格設定を大幅に下回ることになる。

さらにKuoによればNexus 4で採用されたワイヤレス充電の機能も搭載されそうだ。GoogleはQi方式無線充電方式を採用しており、いろいろと普及した充電器が利用できる。Nexus 7も当然この方式を踏襲するだろうとのことだ。

ちなみにKuoはI/Oカンファレンス以降のことについても言及している。たとえば、3、4ヵ月のうちにおそらくSamsungからAndroidベースのノートパソコンが出てくるだろうという件についても触れている。これについてはIntelのエグゼクティブも先月9to5Googleにて触れていた。Kuo曰くAndroidの時期ビッグリリースとなるバージョン5の発表時期の問題から、Android版ノートがI/Oでリリースされることはないだろうと述べている。

読者の中には、Androidベースのノートパソコンという話になると、少々困惑してしまう人もいるかもしれない。Googleはすでにデスクトップ系にもChrome OSの適用範囲を広げようとしている。そしてChrome OSはタブレットにも搭載されると噂されている。Androidベースのノートを企画しながら、Chrome OSの利用範囲を広げていこうとするのは矛盾した振る舞いに見えるかもしれない。ただこれは、長い目でみてリスクヘッジを行なっているということにもなるのだろう。Googleはこれまでにも、種々の可能性を考慮して多様な方向性を維持して、最終的に廃棄されることになるプロジェクトに投資を行なってきている。

まだ続きがある。KuoによればGoogleは依然としてApple TVに対向するためのGoogle TVの企画を進めているのだとのこと。忘れ去られたNexus Qを高機能にして再出発を果たさせようとしているのかもしれない。またGoogleのウェアラブルコンピューターとして、Glassに続いてGoogle Watch(腕時計)も出てくるのではないかと、Kuoは述べている。但し、これは少なくとも来年初頭まではマスプロダクトとして登場してくることはないだろうとのことだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


Google Glassのウィンク機能は本当だった

Google Glassにはウィンクで写真を撮る機能があるという噂が出回っているカーネルソースコード奥深いところにその機能存在することを開発者らが発見したが、殆どのGoogle Glassユーザーにとってこの機能は表に出ていない。

しかし、TechCrunchは複数の筋(当然匿名を希望)が、このウィンク機能は本物であり、初期のデベロッパー版Google Glassを渡された少数のエンジニアが利用していることを確認した。言い換えれば、Glassの第2版デバイスに向けて開発している人々は、この機能には関与していないことになる。

実際、ある筋によるとGoogleがある場所にやってきてソフトウェアのアップデート版を物理的にインストールして設定画面にあるこの機能をアンロックしたという。デベロッパーは既にウィンク機能を利用したアプリケーションを作っているが、GoogleがOSレベルでコマンドを提供することも考えられる。

しくみはこんな感じだ。Google Glassを着用中いつでも、長めのウィンク(Arrested DevelopmentでLucille Bluthが何度もやったように)をすればすぐに撮影できる。

もう1つの情報源によると、実はGlassは利用者のウィンクを認識するよう学習するという。つまり、利用者独自の「ウィンク」をGlassが認識するようツールを較正することができる。意図をもった、命令を与えるまだはきの長さを学習しないと、Glassはまばたきするたびにシャッターを切ってしまう。当然だ。

複数の筋によると、ウィンク機能はGoogleが適正なバージョンのソフトウェアにアップデートすると、設定のオプションとして利用できるようになるという。これはカーネルでも確認できる。コードには”ENABLED”と”DISABLEDのオプションの他、上に書かれた「較正」に関する情報も見られる。

センサー

GoogleはGoogle Glassに使われているセンサーの種類や正確な数を明らかにしていないが、大方は、ヘッドセットの内側部分に赤外線センサーがあり、内部には近接センターが埋め込まれていると信じている。近接センサーはデバイスの「ウェイク」と「スリープ」状態を扱うためにあるとGoogleの公式声明に書かれている。

スマートフォンと同じく、Google Glassは外している時にはスリープして受信を止め画面を消す(カメラボタンはシャッターチャンスに備えて有効になっている)。手に取って頭に装着すると、直ちに起き上って通知その他の受信を始める。

一方赤外線センサーはずっと謎に包まれている。Googleはこれに関して殆ど話していないが、ウェブ周辺の情報源によると、ヘッドセットのつるの中にある未確認の小さなセンサーが赤外線カメラだという。それならGlassはある程度眼球移動の追跡が可能になる。この赤外カメラは少なくともまばたきやウィンクを検知することができ、それ以上の可能性もあることを複数の情報源が明確に認めている。

特許

特許の名称は、「視線追跡情報を利用した画面のロック解除」だ。

この特許は、ユーザーがさまざまな形の視線追跡を使用して、ディスプレイ(ウェアラブルコンピューター機器ではヘッドアップディスプレイと呼ばれることが多い)をロック解除する方法を広く記載している。デバイスのロック解除と写真撮影は別物であり、この特許に書かれたロック解除と、Google Glassの写真用ウィンクコマンドに関する情報も異なる。

しかし、そこで「赤外線」が26回言及され、”HMD”(ヘッドマウントディスプレイ)という用語が100回以上使われているのは注目に値する。さらにはまばたきを解読する能力を確認できる文章も見られる。

この特許を見てみよう。

視線追跡についての詳しい記載はないが、Googleがヘッドマウント式ウェアラブル・コンピューター機器で赤外センサーを使用する意志が再確認できる。一年後、そのデバイスはGoogle Glassと呼ばれている。

次のステップ

Googleがこの機能を広く公開するつもりかどうかは未だに不明だ。

Googleは少数のデベロッパーに「ウィンク」を利用を許しているので、大々的に展開する前のベータテストの伝統を忠実に守っている。実際、現在Glassを着けている人は間違いなく全員がベータテスターだ。

しかし、ウィンクがプライバシー問題を引き起こすのは間違いない。「OK、グラス、写真を撮って」としゃべることがプライバシーの侵害だと感じている人が、知らないうちにグラスオタクに写真を撮られることをどう感じるかを想像してほしい。

一方でウィンクは、あらゆる種類の興味深い利用場面をもたらすだろう。例えば、誰かが発作を起こしたことを認識できるかもしれない。過去に人々は位置情報や防犯カメラやオンラインバンキングを恐れていた。結果は見ての通りだ。

果たしてGlassが飛ぶか落ちるかを判断するにはまだ早すぎるが、ウィンクできることは確かだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


Googleアナリティクスとワードプレスを使ってエンゲージメントを計測する方法

ユーザーのエンゲージメント(ちょうど良い日本語訳が見つからないのですが、ユーザーの参加レベルのような意味合いでしょうか)に関する記事はSEO Japanでもたまに取り上げていますが、今回は実際に自身のサイトにおけるユーザーエンゲージメントの度合いを探りたいあなたのためのエンゲージメントに特化した測定指標と測定方法について紹介します。ワードプレスとGoogleアナリティクスという組み合わせとしてはトップクラスのツールを元にした記事となっており参考になるウェブマスター、ブロガー酸も多いのでは? — SEO Japan

ブログを運営し、優れたコンテンツを配信している自信があっても、エンゲージメントには手が届かないように思える。良質な記事を作成すると、高く評価してもらい、ツイートしてもらい、共有してもらい、そして、+1してもらえる – しかし、実際にコンテンツはどのぐらい読んでもらえているのだろうか?

グーグルアナリティクスで、キーワードがコンテンツにビジターを導く仕組みにおける、検索およびキーワードの領域を理解したら、次の段階に進むべきだえる。ページから検索結果へすぐに戻るユーザーの行動(直帰)は、グーグルにマイナスのイメージを与えると考える人達は多い。当該のユーザーは、事実上、サイトにマイナス票を投じ、「クエリを入力した際、このページを求めていたわけではない」と発言していることになるためだ。

この考えが正しく、また、私も同意すると仮定すると、ユーザーの行動を調査して、直帰率を削減する取り組みは、特定のフレーズに対して上にランク付けしてもらう確率を高める方法として、有効だと言えるだろう。上位のランクとユーザーを満足させるコンテンツを合わせると、目標達成につながる。次のようなサイクルで、この取り組みを実施することが出来る。

SEL_4-2_content_ranking_cycle

ビジターはどれだけの間ページにとどまり、実際にどの程度スクロールしているのだろうか?今回は、コンテンツのページに関するビジターのエンゲージメントを計測する上で、私が持っているアイデアを幾つか検証していきたい。

まず、優れたコンテンツを持っている必要がある。3-4つのキーワードフレーズを含む300ワードのコンテンツを作ることに苦戦し、ユーザーがページに到達した後の行動などどうでもいいと考えているなら、優れたコンテンツを重要視しているとは言えない。一方、読者を没頭させ、読者や顧客としてビジターを維持することを考慮して、コンテンツを作成しているなら、この記事を読み進めていってもらいたい。

グーグルアナリティクス

グーグルアナリティクスを使って、ページのエンゲージメントを測定する方法には、簡単な方法と難しい方法がある。最も容易なのが、イベントの測定である。しかし、求めるイベントを実装し、発動する方法には、簡単な方法と複雑な方法の2種類がある。

スクロールの深さ

ユーザーがスクロールする、または、特定のポイントを通過することで、イベントを発動するように設定することが可能である。確かに素晴らしいアイデアだが、私自身は、ワードプレスのプラグインを使わずに、この方法を実施したことはない。だからと言って、不可能と言うわけではい。私のようなコーディングの初心者が実装するには複雑過ぎるだけである。

このタイプの計測をワードプレス以外のサイトに実装したいなら、ジャスティン・カトロニ氏が投稿した記事 ? そして、Savio.noのこの記事に目を通してもらいたい。この2本の記事は、手順ごとに設定方法を説明している。一方、ワードプレスを利用しているなら、運が良いと言える。その訳をこれから説明する。

イベントの評価

シンプルなサムズアップ、または、サムズダウンによる評価を行うボタン(駐:親指を上げている・下げている評価ボタン)をコンテンツの最後に加えるのは、良いアイデアだと思う。星評価システムを加える手もある。読者がボタンまでスクロールダウンし、いずれかのボタンをクリックした場合、グーグルアナリティクスのダッシュボードでイベントがトリガーされる。こうすることで、少なくともページをスクロールダウンした点は分かるようになる。

また、読者が気に入ったコンテンツと気に入らなかったコンテンツを知る上でも役に立つ。ただし、この評価を得るのは容易ではなく、総合的なサンプルの票を得られるように、十分な量のトラフィックが必要になる。

コンテンツのページネーション

これは、コンテンツを提供する方法の中で、個人的に一番嫌いな方法かもしれない。多くの大規模なニュース/マガジンサイトは、この方法を採用している。この方法は、直帰率が低く、「1回の訪問当たりのページ数」が多いことをアピールして、広告料金を高く設定するために用いられているはずである。とは言ったものの、記事の「ページ 2」にイベントの計測を設定することで、ページ 1の一番下まで、何人のビジターが目を通したのかを把握する上で目安になる。

ページ解析

この機能は、グーグルアナリティクスのヘビーユーザーの間でもあまり利用されていない気がする。確かに初めて公開された際、ページ解析機能は質が低く、あまり役に立たなかった。当時と比べると、この機能は大幅に進化している。ただし、注意するべき奇妙なポイントがまだ幾つか残っている – 見ているページから、複数本のリンクが同じページに向かっていると、このページへの全てのリンクが同じ数字を報告する。

例えば、- ホームボタン、ワードプレスの管理者バーのホームボタン、そして、ヘッダーのロゴは全て私のホームページにリンクを張っているが、それぞれ異なるアプローチで利用されている。しかし、グーグルはユーザーの8.3% – 全て同じ確率 – が、全てのルートを辿ってホームページにアクセスしているとレポートしている。これは、正しい情報ではない。この3つのアイテムが同じページに向かっているため、グーグルは、クリック数を合計しているだけである。この点に関しては修正してもらう必要があるが、それだけでこのツールを役立たず呼ばわりするべきではない。

SEL_4-2_no_use

例えば、ページ解析のおかげで、ページの右上のソーシャルメディアリンクが全く利用されていないことが分かった。そのため、エンゲージメントを促すために、この要素のデザインを変更する必要がある。クリックされていないと言うことは、誰も利用していない。そのため、対策を講じる必要があるのだ。

ワードプレス

ブログを作成し、アップデートするために利用することが可能な様々なプラグインやコンテンツ管理システムが存在するものの、私はワードプレスのみを利用している。ドルーパルやジュームラを利用しているなら、申し訳ないが、これから提供するアドバイスは役に立たない。私はコンテンツエンゲージメントを計測する上で有効な優れたワードプレスのプラグインを発見した。そのうちの幾つかは、グーグルアナリティクスのイベントセクションで計測値をレポートしてくれる。しかも、全て無料で利用することが出来る。

グーグルアナリティクススイート

グーグルアナリティクススイートプラグインは、グーグルアナリティクスとグーグルアドセンスのアカウントを結びつけ、ページビュー、スクロール量、ページ速度、ダウンロード、そして、アドセンスのリンクをイベントとしてレポートする。簡単に設定することが可能であり、グーグルアナリティクスのカウントに容易に引っ張り込むことが可能だ。

以下のイメージには、このプラグインをインストールした数時間後のイベント計測のスクロールに関する情報が掲載されている。これで、読者がページをどこまでスクロールダウンしているかが分かる。また、このデータをリアルタイムで閲覧することも可能である。

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グーグルアナリティクスプラグイン- Yoast

Yoast de Valk氏が開発したこのグーグルアナリティクスのプラグインを私は愛用している。インストールおよび設定が容易であり、様々なイベントのレポートを提供してくれるからだ。ジャスティン・カトロニ氏は、ブログの中で、このプラグインを使って、スクロール量をイベントに実装することが出来ると指摘しているが、今のところその証拠はつかめていない。

このプラグインの長所は、外部へのリンクとアフィリエイトリンクを追跡することが可能な点である。多くのサイトにリンクを張っているなら、「exit page」- ビジターが消えただけ – ではなく「exit link」として計測することが出来る。これはインデックスツール/ヤフー!ウェブアナリティクスがかつて得意にしていた分野であり、グーグルが不得手としている分野である。

また、外部サイトへのクリックをページビューとして計測し、アナリティクスのダッシュボード内の「サイトのコンテンツ」と「すべてのページ」で容易に区別することが出来る。

SEL_4-2_outbound

ユーザーがページをどのように利用しているかを把握することは、ユーザーがページにアクセスしている点を把握することと同じぐらい重要である。レシピを紹介しているのであれ、コンピュータを販売しているのであれ、ユーザーがサイトのページに到達した後、どのような行動を取っているのかを理解すると、ニーズを満たすコンテンツを作成する上で大いに役立つ。

分析せずにユーザーの行動を把握することは出来ない。自分のサイトに合う方法が見つかるまで、上述したメソッドを幾つか、または全て試してもらいたい。ユーザーが没頭するコンテンツのタイプ、そして、ユーザーが読む確率が高いコンテンツの形式を理解したら、より効率良くコンテンツを作成することが出来るようになるはずだ。

PS: コメント欄の指摘によると、私はツールの価値をさらに高める設定のステップを幾つかスキップしていたようだ。

Yoastのプラグインはとても便利だが、本人が、ページビューではなく、外部クリックをイベントとして設定することを薦めている。プラグインの設定で、Advanced Settingsにアクセスし、「Track Outbound Links as Pageviews」(アウトバウンドリンクをページビューとして計測する)ボックスのチェックを外す必要がある。因みに私がインストールした際は、このチェックは外されていた。

また、ページ解析に関して、グーグルは、ランディングページではなく、リンクでアトリビューションを設定する修正を行ったと発表した。そのため、アナリティクスのコードを少し変更する必要がある – このブログの投稿で分かりやすい説明が提供されている。

最後に、この記事で正確な情報を提供する上で貢献して頂いた、SearchEngineManおよびポール・トンプソン氏に感謝の意を伝えたい。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「How To Measure Content Engagement And Effectiveness With Analytics & WordPress」を翻訳した内容です。

予想以上にシンプルな内容でしたが、グーグルアナリティクススイートプラグインというのは気になりますね。SEO Japanもワードプレス+アナリティクス(+アドセンス)で運用していますし、早速導入してみたいと思います! — SEO Japan [G+]