HuluのLive TVが遅まきながらPlayStation 4にやってきた

HuluのLive TVサービスは、ライブとHulu Originalsのようなオンデマンドの番組を両方観ることができる。それがついに、米国のPlayStation 4にやってきた。サービスの開始から3年近くも経っている。Live TVはすでにメジャーなプラットホームのほとんどすべて、Apple TV(第4世代)、Amazon Fire TV、Echo Show、Rokuのデバイス、Xbox 360とXbox One、Nintendo Switch、iOS、Android、Windows 10、Web、Chromecast、一部のテレビ(LG、Vizio、Samsung)などに対応しているから、Huluは大きな穴を塞いだことになる。

Huluは、こんなに遅くなった理由を説明していないが、しかしPS4で見られないライブのTVストリーミングはHuluだけではない。DishのSling TVもPS4のサポートがないし、AT&TのTV NOWにもない。一方Huluの上位ライバルYouTube TVは、Sonyのゲーム機にもストリーミングする気のようだ。

テレビのストリーミングが観られる主なプラットフォームはゲーム機以外にもあるため、ゲーム機は重視されない傾向がある。eMarketerによると、例えば米国ではメディアプレーヤーとしてはライバルのAppleやAmazonよりも先にRokuがサポートした。それに忘れてならないのは、Sony自身のPlayStation Vueも、Live TVサービスではPlayStationの大きなユーザーベースに加われなかったことだ。PlayStation Vueは2020年1月に閉鎖されてしまった

Huluによると、すでにHuluの標準サービスをHuluアプリでストリーミングしているPS4のオーナーは、Hulu.comでアカウントの設定をしてHulu + Live TVに切り替えれば観られるようになる。すでにHulu + Live TVに加入しているユーザーは、PlayStation 4上でHuluアプリを起ち上げればLive TVのチャンネルを楽しむことができる。

Live TVが提供するチャンネルはESPN、FOX、NBC、ABCなどだ。

Disneyが21st Century Foxを買収し、次いでNBCUとの取引により、Huluの過半数オーナーはDisneyになり、Huluは同社が完全にコントロールする企業になった。Disneyの支配下になって以降、Huluは組織改革によりCEOのRandy Freer(ランディー・フリアー)氏が去り、そHuluのマーケティング最高責任者だったKelly Campbell(ケリー・キャンベル)氏が社長に昇格した。米国時間3月3日にHuluはそのサービスの上に新たなFXハブを展開し、40あまりの番組やオリジナル作品の提供を開始した。FXは21st Century Foxの買収で、HuluのFox保有株とともにDisneyの資産になった。

Disneyによる12月の発表によると、HuluのLive TVの加入者は320万人に成長し、Huluの総加入者は3040万人だという。PS4でも見られるDisneyのストリーミングサービスDisney+は、それよりやや少ない2650万人の加入者がいる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

【ギフトガイド 2019】ゲーム・ガジェットのトップ8

いよいよ2019年も残り少なくなってきた。ホリデイ・ギフトガイド、今回はゲーム用ガジェット編だ。ゲームファンの家族や親しい相手にも、自分へのプレゼントにもぴったりなガジェットをリストアップしてみた。

ギフトにする場合は事前に相手の好みやゲーム環境をよくチェックしておこう。この際だからと、自分のために購入する場合も互換性の確認は重要だ。対象プラットフォームについてはタイトル下に「PC+PS4」などと記載してある。「PC」はMicrosoft WindowsとApple OS Xをサポートしていることを意味している。

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ロジクール G502 Hero

PC

もちろん年季の入ったゲーマーならすでにお気に入りのマウスがあるだろう。しかしパソコン・ゲームのビギナーならゲーム対応の高機能マウスを確保するのは重要なステップアップだ。

ロジクールのG502 HeroG502 Lightspeedはこの分野のベストチョイスの1つだ。Heroは有線接続でワイヤレス版のLightspeedより価格が手頃。 Lightspeedはワイヤレス化されているだけでなくセンサーなどの機能もアップしているという。どちらの製品もボタンが11種類搭載されておりカスタマイズ可能で、LEDが点灯する。 HEROという名前の由来となっている新しいセンサーは100dpiから16000dpiまで感度可変だ。ユーザーは自分が快適な感度を選べる。LightspeedはHeroにさらに2つの重要な機能を追加したバージョンだ。まずワイヤレス(しかもレイテンシーがほとんどない)で、オプションのPowerPlayマウスパッドからワイヤレス充電される。

Razer Huntsman Elite

PC

キーボードとしては高価なほうだが、Huntsman Elite(ハンツマン・エリート)のハイブリッドキーは超クールだ。これはメカニカルと光学センサーを組み合わせたキーシステムになっていて、確実かつ超スピードで入力ができる。 ハイブリッド・スイッチはチャタリングを効果的に防止し、耐久性もライバル製品より高い(1億回のキータッチに耐えるという)。またプロファイルを保存するメモリも内蔵しているのでゲームごとに異なる設定をしておいて、それぞれ簡単に呼び出すこともできる。手首を置くリストレストも快適だ。RGB照明も点灯する。

Astro A50

PC + PS4 + Xbox

高品質のヘッドセットを使うとゲームの印象が全く別ものになる。これもロジクール製品だが、Astro A50シリーズは文句なしにすごい。Dolby Audioの7.1サラウンド・サウンド搭載で5GHz帯域のワイヤレストランスミッターはほとんどレイテンシーがない。正直、自分がプレイヤーとして別人になったかと思うほどだ。ヘッドセットには音声チャットとゲーム音響をミックスするコントロールがある。バッテリー駆動時間は15時間。Xbox/PC用とPS4/PC用の2つのバージョンが用意されている。残念ながら3つのプラットフォームすべてで動作するバージョンはない。

SteelSeries Arctis 7

PC + PS4

Astro A50がいかに高品質なヘッドセットでも、あの価格では手が出ないというユーザーはSteelSeries(スティールシリーズ)のArctis 7を検討してみるといいかもしれない。 価格は半分以下だが機能は十分だ。オーディオはロスレス2.4GHzワイヤレスでレイテンシーも十分低い。ClearCast双方向性マイクが付属する。SteelSeriesによればバッテリー駆動時間は最大24時間だというが、私はスタミナ不足でまだ実際にそこまでテストできていない。

Astro C40 TR ゲームコントローラー

PS4 + PC

ゲームの競技的になるつれて伝統的なゲームコントローラーを使っているのは不利だと見なされることが多くなった。シューティングゲームのプレイヤーの多くは、狙いをつけるための補助ガジェットを使ってギャップを埋めようとしているが、パソコンゲームのキーボード、マウス、ゲーム用デバイスを組み合わせたシステムに比べると専用機は入力可能な情報量がやはり少ない。

このAstro C40は、私自身がPS4のコントローラーとして常用しているすぐれものだ。C40は有線でもワイヤレスでも接続可能で、背面のプログラマブルなパネル、トリガーストップなどもゲーマーの能力をアップする。バッテリー駆動時間は12時間あり、私には十分だ。

(個人的経験になるが、私が使っているC40はジョイスティック操作狙いをつけようとすると、時々、わずかな遅れを感じることがある。背面パネルを取り外してジョイスティックを交換することは可能。またAstroにはC40に6カ月の保証がついている)。

Scuf Gaming Prestige Xboxコントローラー

Xbox

Xboxのユーザーで同梱のコントローラーをアップグレードしたいと考えているなら、このガジェットは有力な候補だ。Scuf Gaming Prestigeコントローラーには背面にカスタマイズできるパドルが4つ並んでいる。フェイスプレート、スティックが交換式で、好みの色やスティック長を選べる。注意点として、私の経験ではScufのコントローラーは激しい使用に長期間耐えないようだ。価格を考えるとこの点は考慮すべきかもしれない。

Seagate Game Drive 4TB

PS4/Xbox One

待望のゲームが登場した! しかし、手持ちのゲームのどれかを削除しないとインストールできない、なんて経験があるなら、しばらくの間、保存容量の心配をしなくてすむように巨大なUSBドライブを接続してしまうおう。

Seagate GameDrive 4TBならPS4の容量を一気にアップできる。 50以上のゲームでも対応できるはずだ。USB 3.0接続なので電源も供給されるし転送速度も速い。SSDではなく通常の磁気ディスクだがそれだけに価格が手頃だ。読み出し、書き込みがSSDより遅いのはやむを得ない。

(256GB以上のUSB 3.0 HDDはたいていどんな製品でもPS4、Xbox Oneで作動する。ただし最初に接続したときにフォーマットする必要があるかもしれない。この場合、既存データはすべて消去される)

おなじみのmicroSDカード

Switch

Xbox/PS4のユーザー同様、任天堂Switchでもデフォルトの32GBでは容量が足りないユーザーも多いだろう。しかしXbox/PS4とは異なり、Switchは外部USBドライブではなくmicroSDカードを使わなければならない。

ありがたいことにmicroSDの価格は、最近急激に安くなっている。512GBのカードでも100ドル以下だ(日本では海外パッケージ品が1.4万円前後)。ただし2点ほど注意が必要だ。ひとつは転送速度が60-95 MB/秒以上であること。また信頼できるショップから有名ブランドの製品を購入することだ。残念ながら偽造その他の不正が横行している。

【Japan編集部追記】 各ガジェットとも日本法人ないしショップが国内で販売している。またオリジナルのサイトも日本に直送してくれる。記事リンクにアフィリエイトは含まれない。元記事にはアメリカAmazonへのアフィリエイトリンクがあるので、アメリカAamazonに注文する場合は原文へ。

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滑川海彦@Facebook]

PS4の操作性を向上させるDUALSHOCK 4用の公式「背面ボタンアタッチメント」

PS4のコントローラーで操作する際、多くの人が主に親指と人さし指を使っているが、怠けているほかの指も使えたら操作性はアップするはずだ。というわけで、ソニーから登場したのがDUALSHOCK 4の背面に2つのボタンを追加するアタッチメントだ。

背面ボタンアタッチメントという製品名はベタなものだと思うが、PS4の公式アクセサリとなり。ワイヤレス・コントローラー、DUALSHOCK 4の背面ポートに取り付ける。2つのパドルボタンは中指で操作しやすい位置にあり、合計16種類の操作を割り当てることができるという。

アタッチメントの表面には小さなOLEDスクリーンがあり、ボタンの割り当てが「リアルタイムで表示される」とのこと。常に知りたい情報でもないと思うが、設定を切り替えたり、編集したりできるタッチスクリーンになっているのだそうだ。

さすがソニー、天才的?いやいや、リアボタンというアイデアは以前から存在し、Scuf、Astroなどのサードパーティからからプロダクトが販売されていた。これらのメーカーのカスタマイズ可能なスティックやボタンは、プロゲーマーのお気に入りだ。ちなみにコントローラーの背面に点字で情報を表示する技術はMicrosoft(マイクロソフト)が特許を取得している。

パフォーマンス志向のゲーマーが全員、サードパーティのギアを使っている状況は、ソニーにとっては好ましくないものだが、PS5が準備されている中でDualShock 4.5といった新しいコントローラーをリリースしてもあまり意味がない。アタッチメントの発売は、なかなか賢明な判断だ。それにパススルーで使える3.5mmのヘッドフォンジャックがあるので、手持ちのヘッドフォンも使用できる。

価格も税別2980円と手ごろなので、ScufやAstroのコントローラーを買うほどでもないカジュアルなプレイヤーの衝動買いも期待できる。残念ながら、背面ボタンアタッチメントはクリスマスには間に合わない。発売は年明け(日本では2020年1月16日予定)になるが、1月7日からラスベガスで開催されるCES 2020には展示されるはずだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

あの懐かしいDoomシリーズがSwitchとXbox OneとPS4に登場

週末に何をして過ごそうか悩んだりするだろうか?もうその心配はいらない。Doomが、さらにDoom IIとDoom 3もが、Switch、Xbox One、そしてPS4でプレイ可能となったからだ。これらのクラシックゲームをプレイしない理由はない。いつまでも、何度でもやりまくれ!

これらのゲームの再登場は、QuakeCon 2019で発表された。id Software(イド・ソフトウェア)が、年に1回、通常は最新作を披露する、同社のゲームのコアなファンの集いだ。この場合、披露したのは最新作ではなく、最古作だった。

オリジナルのDoomと続編のDoom IIは、それぞれ価格は5ドル(約540円)。いずれも古き良き時代の楽しさを、何十時間も味あわせてくれるだろう。久しぶりにプレイしてみると、レベルのデザインは眼を見張るようだ。DishonoredシリーズやDivision 2などに比べれば単純だが、ゲームプレイもエレガントで、丹念に調整されたものであることがわかる。そして、プレイしていて今でも怖くなるのは、すごいことだ。

もう何十年もプレイする機会がなかったので、だいぶ忘れてしまっているかもしれない。でも、PCプレーヤー用の無料のマップが、まだいくらでも見つかるはずだ。どれかのゲーム機を、いつものようにサラウンドシステムと大きなスクリーンにつないで、Doomをプレイしてみよう。そうした不朽のクラシックゲームをプレイできる状態にしておくことに、少なくとも10ドル以上の価値があると納得できるはずだ。

画面を4分割して対戦プレイや協力プレイができるという機能もしっかりと再現されている。これも、かなり懐かしく感じられるのではないだろうか。

Doom 3に関しては、当時リークされたアルファ版をプレイしていたことを、はっきりと思い出す。それだけでも、むちゃくちゃ怖かったので、本物のゲームをやりたくないと思ったくらいだ。当時としては、非常に進歩したグラフィックを実現していた。あえて採用したわざとらしいライティングは、今見てもクールだ。もちろん、別の言い方をすれば古臭いのだが。

これを今でもプレイする価値があるかって?10ドル(約1086円)出して自分で確かめよう。

DoomとDoom IIには、正式なiOS版、Android版も登場する(日本向けApp Storeでは、現時点ではDoomのみだが、すでに600円で配信されている)。驚くべきことに、これらは1990年代に登場したオリジナル版のほぼ10倍の解像度で動作する。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

SonyのPS4は5年経った今も絶好調

ホリデーシーズンで快勝したSonyのPlayStation 4が、すごい途中到達点に近づいている。

同社の月曜日(米国時間1/7)の発表によると、ホリデーシーズンに売れたPS4は全世界で560万台あまり、これまでの累計は9160万台だ。もうすぐ億のオーダーに乗る。発売から5年経つのに、まだ人気絶頂だ。

Microsoftはコンソールウォー(console wars, ゲーム機戦争)で終始負け組だから、数字を自慢することもないが、推計ではXbox Oneの累計売上はPS4の約半分だ。Nintendoは2017年晩くにローンチしたSwitchがアメリカで売上最速のゲーム機を記録したが、総売上台数ではそれより相当古いPS4の足元にも及ばない。

関連記事: Nintendo Switch、2019年に販売台数でPS4を上回るとの予測(Strategy Analytics)

一方ソフトウェアは、これまで売れた総タイトル数が5000万、専属タイトルのSpidermanは900万部売れた。同じく部数(本数)で言うなら、PS4の売れたゲームはこれまでに8億7600万という驚異的な数だ。10億が目の前。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

この199ドルのPS4と”Spider-Man”のブラックフライデーバンドルは、私の物欲を刺激する

個人的に断言しよう、これこそ今年のブラックフライデーシーズンのベストバイだ。まあゲーマーにとってという話ではあるが。これは凄い。目が覚めた。ソニーがPlayStaion 4 Slimと、新しいSpider-Manゲームを199ドルで販売するのだ。あまりにも安い。

現在1TBのPS4 Slimは、300ドルで販売されている。そしてこの価格は以前は500GBのものにつけられていた価格なのだ。なので、この改良されたテラバイトコンソールにつけられた199ドルという価格は既にかなりのお得だ。しかもそこにSpider-Manも付いている?私は通常ブラックフライデーの 個々の取引について語ることはしない(私たちはまとめのレポートは書くが)。しかしこれはまるで冗談のようだ。

ゲームは先日発売されたばかりで、絶賛レビューを受けている。多くのTechCrunchスタッフたちが何十時間もの時間を費やしているが、さらに沢山の時間を吸い取ろうと機能拡張が発売されようとしている。ほとんどの場所でまだ標準価格で販売されているため、 その価値は50から60ドルはある。

私はすでにPS4を所有いるが、私はこれを買うつもりだ。Slimによって変わったものはそれほど多くはないが、それは静かで使いやすく(もう目に見えないボタンはない!)、そしてもちろんかなり小さくなっている。これを139ドルで入手できるなら考えるまでもない。もちろんコントローラーも付属している。古い機種と交換し、店のポイントを使ってTetris Effectを入手するつもりだ!

比較のために挙げておくと、マイクロソフト任天堂の両社は、人気のあるゲームとバンドルされた基本コンソールを299ドルで提供する。明らかにソニーは彼らの昼食を横取りするつもりだ。

もちろん、PS4 Proにためにお金を貯めておくこともできる。しかしそれらの利点に対しては、決して疑わしいとは言わないものの、大部分のゲーマーたちにとって必須というほどのものではないと思っている。Red Dead Redemption 2は、4K HDR機器を持っていない限り、そこまですごく見えることはない。もしAAAゲームと最高のグラフィックスに夢中なら、是非Proを買うべきだが、そうでもない残りの私たちは、節約できたお金であと4、5本のゲームを買ったほうが良いかも?スリムにやろう。

他には200ドルのPSVRバンドルもあり、コントローラも安い。しかし明らかにSlimがこのラインナップの中心だ。読者は「参加小売サイト」を訪れて、おそらく私と同じような人と争って商品を手に入れる必要がある。他のセールと同様に開始は11月18日だ。

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(翻訳:sako)

ソニー、PS好調で7〜9月は営業利益21億ドル

Sonyの第2四半期決算は、プレイステーションが飛躍的成長を続け、ゲーム分野での収益が27%増、営業利益としては最高の21億ドルとなった。

プレイステーション部門はソニーの稼ぎ頭であり、今回もそうだった。第2四半期の売上は49億ドル、営業利益は8億ドルで、これは前年同期比65%増だ。プレイステーション好調により、ソニーの営業利益は59%増、売上は6%増の196億ドルとなった。

売上をみると、第2四半期中のPS4の販売は390万台だった。このおかげでこれまでのPS4累計販売台数は8600万台となったが、前年同期の420万台に比べると減少している。しかしながらゲーム分野はかなりの好調を維持している。すごいタイトルの‘ゴールドオブウォー’は4月の発売初日から3日間で300万本が売れ、先月発売された‘スパイダーマン’も最初の3日間で330万本の売り上げを記録した。

一方、ソニーのプレイステーション事業は成長を続けている。ソニーはPS4コンソールを世界で8600万台超販売したと発表した。比較として、2013年にさかのぼるとPS3の販売台数は8000万台で、オリジナルのプレイステーションは1億200万台だった。

ゲーム部門以外に目を向けると、ソニーは金融分野でも大幅な増収となっていて、部門別では2番目に大きく、27%増となった。セミコンダクタ部門は11%増だった。その一方でモバイル部門は損失を拡大して2億6500万ドルの赤字で、売上も前年同期比32%減となった。

2018年度通年見通しとしてはソニーは強気で、売上高8兆7000億円を予想している。これは77億ドルで、当初予想から30%のアップとなっている。過去最高の営業利益となる可能性がある。

この見通しはひとえにプレイステーションの好調さがあるからだが、Bloombergが指摘しているように、23億ドルでEMIミュージックを子会社化したインパクトも寄与している。ソニーは子会社化する前、このベンチャーの株式39.8%を保有していたが残りの株全てを取得ー欧州委が認可したばかりだーすることで、追加の収入も加わってもともと持っていた株価の上昇が見込まれる。これはかなり効果的で、EMIの子会社化は追加収益の55%を占めていて、ソニーは2018年が記録的な年となることを予想している。

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(翻訳:Mizoguchi)

SonyのPS 4の総売上は7000万台超、VRヘッドセットは200万台と好調

Sonyが今日(米国時間12/7)発表した数字によると、PS4本体の累計売上台数は7060万台、PS4用ゲームの売上は6億1780万本、VRヘッドセットは200万、VRゲームは1220万だ。

ゲーム機全体が好調な中でSonyはほぼ確実に、Microsoftとの勝負には勝っているようだ。Microsoftは今年1月の数字しか発表していないが、その時点でXbox Oneは2600万売れていた。当時のMicrosoftは、4K対応のXbox Oneを発売したばかりだった。SonyがPS4のアップデートバージョンを出したのは、昨年だ。

Sonyは、VRヘッドセットでも健闘している。6月の発表では100万台のヘッドセットが売れたと言っていたが、その後値下げやカメラ同梱により売上を上方へ引っぱり上げた。

PS4は6000万台を超えたあたりから、Sonyの旗艦機的コンソール(console, ゲーム機のこと)として、前世代PS3の生涯売上7000万台に急速に接近してきた。PS4が北米市場に登場したのは2013年の11月だった。これまで、あらゆるゲーム機の中でもっとも売れたPlayStation 2は、全生涯で1億5500万台売れた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Sony公認の小さくてかわいいPS4コントローラーは子どもや手の小さい人にぴったり

ゲーム機を子どもと一緒に遊ぶことが好きな人は気づいておられると思うが、子どもの手は小さすぎて、ある種の同時操作ができなかったり、指がボタンに届かないときがよくある。それで対戦相手としてやっと互角になる、とも言えるが、でも子どもたちの体格に合ったコントローラーがあった方が、ずっといいだろう。そして、それがついに登場した!

この小さなかわいいコントローラーはHoriが作り、Sonyが公式にライセンスしている。オリジナルより40%小さくて、しかし必要なコントロールはすべてある。必要ないもの…ヘッドセットジャック、スピーカー、振動モーター、モーションセンサー、ライトバーなどはない。ライトバーは邪魔なので、ぼくは絶縁テープを貼って隠している。

タッチバーも当然小さいが、Sonyによれば、“一部のタッチパッド入力は左右のスティックでシミュレートできる”そうだ。でもボタンは揃っているから、ブラッドボーンなどには十分だ。

でも、小さいから子どもの手にもよくなじむ。10フィート(3メートル)のコードがついているから、子どもたちの部屋でコントローラーが行方不明になってしまう可能性は低い。子どもが自分の首を締める事故を心配する声もあるが、数年前にワイヤレスがスタンダードになるまでの長年、Nintendo, Genesis, Super Nintendo, N64, Playstationなどなどでそんな事故は一度もなかったと思う。むしろ、SwitchのJoy-Conを飲み込むことの方が心配だね。なにしろ、とくに幼児は、目を離(はな)してはいけない。

いずれにしても30ドルと安いから、PS4一族の仲間入りをしてもらうのも気楽だ。子どもはもちろん、カウチで一緒に遊ぶ大人たちにもふさわしい。発売はもちろん、ホリデイシーズンの前だろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

PlayStation 4のOSがニューバージョンへ、マルチタスクでよりすっきりのユーザー体験、本物のコンピューターに近づく

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PlayStation 4のオペレーティングシステムの4.00のベータが明日(米国時間8/16)、登録ユーザーに提供される。Sonyはその主な機能のプレビューを、みんなに見てもらいたいようだ。もっとも注目すべき機能は、ライブラリの編成を変えたことだ。またUIも改良され、ゲームプレイを続行している状態でShareやQuick Menusを使えるようになった。つまり、マルチタスク化だ。

PS4 v 4.00ではフォルダも改良され、コンテンツをライブラリとローンチバーの両方でグループ化できるようになった。これでいろんなものを探すのが簡単になり、すっきりしたプレー経験が得られる。これまでは、初めて使うものを見つけようとすると、たいへんな作業にだった。

ライブラリのコンテンツもPurchased Content(購入したコンテンツ)タブの新設で簡単にナビゲートでき、PlayStationのIDでこれまでに買ったものがすべて分かる。メインのライブラリタブでは、これまでにPS4にダウンロードしたもののみだ。これからは大量にコンテンツのあるプレーヤーは大いに助かるだろう。ソートや検索もできるから、購入日付やインストール状態で整列したり、キーワードで検索したりできる。

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UIの改良には、アイコンや通知などのシステム要素のルック&フィールの変更も含まれる。Quick MenuとShare Menusは、ディスプレイのごく一部をおおうだけになったから、これまでのように全画面に出しゃばってゲームの邪魔をすることがない。

ぼくは、しばらくご無沙汰していたPS4を、No Man’s Skyのおかげでまた長時間使うようになったから、以上の変更はすべてありがたい。PS4がゲーム機というより本物のコンピューターのようになり、PlayStationのユーザー体験にあった、ゲーム専用機的な古めかしさが希薄になったようだ。

このベータは明日、テスターたちに配布される。メールで、その案内が来るはずだ。それ以外の人はしばらく待つことになるが、でも待つだけの価値はある。

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PlayStation VRは10月13日発売、お値段399ドル。ゲームは年内に50本を揃える。

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一般大衆の一人であるブロガーとして、The Last Guardianにコーフンするのは当然だけど、同じく一般大衆の一人として、今夜(米国時間6/13)のE3前夜祭のSonyの記者発表に、すばらしいハードウェアの発表を期待するのも当然だ。しかも今年は2016年だから、Sonyも同社独自のVRプロダクトでOculus RiftsやHTC Vivesと同じレースを走り始めるはずだ。

今夜の同社は、たしかにそのとおりだった。SonyはPlayStation VRのヘッドセットを発表し、発売は10月13日、価格は399ドル、と述べた。いや、もちろん、ハードウェアだけあったってしょうがない。年内に50種のゲームを揃える、と同社は言明した。すごい量だね。

すでにそれらのゲームのいくつかを、ちらっと見ることができた。大人気ゲームの移植もあり、またVRとしてはStar Wars Battlefront: X-Wing VR Mission, Batman Arkham VR, Final Fantasy XVなどがある。同社はその一部を、もっとじっくり見せたいようだから、もうすぐ本誌も、ハードウェアの試用体験記を載せられるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

PlayStation 4 ‘Neo’は噂ではなく本当、でもE3には出さないそうだ

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Financial TimesのインタビューでSony Interactive Entertainmentの社長でグローバルCEOのAndrew Houseが、PlayStation 4 ‘Neo’は確かに発売するけど来週ロサンゼルスで行われるE3カンファレンスにはお目見えしない、と確認した。E3では‘Neo’の発表を行わない、と。

より強力なPlayStation 4、コードネーム‘Neo’の噂は、3月のKotakuが皮切りだった。今のPlayStation 4よりも強力にするのは、よりパワーを要するゲームのためで、とりわけPlayStation VRのヘッドセット用だ。

仮想現実は強力なコンピューターを必要とする。なめらかな体験を得るためにはゲームのフレームレートは毎秒60フレーム以上はほしい。それにVRのヘッドセットは顔にとても近いから、高い解像度もほしい。そこで、PS4でもPlayStation VRをとりあえず使えるけれども、別途ハイパワーのコンピューターを持ってない人は、PS4 ‘Neo’で仮想現実を楽しむべきだ。

Houseは基本的にこれらすべての噂を確認し、’Neo’は4Kテレビを持ってる人にもよろしい、と言った。つまり、初の4K対応ゲーム機(コンソール)、というわけだ。

次に、がっかりする点だが、まず、噂ではPS4のこの新型機の発売はホリデイシーズンの前、となっていた。それならE3がそれを披露する良いチャンスだが、しかしHouseはE3の直前にFT誌のインタビューを行い、E3に行ったけど月曜日の記者発表では何もなかった、という幻滅感をを事前に和らげる作戦に出たのだ。

第二に、PS4 ’Neo’は今のPS4の350ドルよりも高い。店には両製品を置き、新型機が現行機をリプレースしないことを訴求する。

そこで最後の問題だが、今持っているPlayStation 4の今後の運命はどうなるのか? そのユーザーは、置いてきぼりを食らうのか? Houseは、今後のゲームもすべて前のPlayStation 4に対応する、と約束したかったようだ。でもそれらのゲームも、PS4 ‘Neo’の上ではもっとビューティフルになるのだろう。

Microsoftも、Xbox Oneのアップデートをやるようだ。同社は来週のE3で、スリムで安いXbox Oneを発表するかもしれない。そして来年は、より強力なXbox Oneをリリースするという噂だ。それはPS4 ‘Neo’よりも強力、とか。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

SonyのPlayStation 4の全世界売上が4000万台を突破、ぶっちぎりのトップ

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SonyはPS4が依然好調で、これまでの売上が全世界で4000万台を超えた。それはもう、勝負がついたと言える数字かもしれない。VGChartzの非公式の推計によると、MicrosoftのXbox OneとNintendoのWiiUはそれぞれ、2099万台と1311万台だ。

PS4が3000万台に達したのは昨年の11月だったから、過去6か月で1000万台増えたことになる。2000万から3000万までの1000万増は8か月を要しているから、Sonyはますます快調だ。

Sonyによると、PS4の2013年11月の発売以来、ゲームの売上はダウンロードも合わせると2億7090万部あまりとなる。同機は北米地区で発売され、その後数週間でヨーロッパ、南米、オーストラリアと展開し、Sonyの拠点市場日本は2014年2月、中国は2015年3月となった。中国は、まだゲームの数(種類)が少ない。

Sony Interactive Entertainmentの社長兼グローバルCEO Andrew Houseが、こう声明している: “全世界のファンとパートナーのみなさまからの多大なるご支援を感謝申し上げる。みなさまのおかげで、このような短い期間で大きな成果を達成できた”。

Sonyは、PlayStation 4向けの開発を今でも続けている。

最近ではPCとMac用のリモートプレイが加わり、10月にはVRヘッドセット— PlayStation VR –が予定されている。それは、お値段が399ドルと競合製品に比べて安く、またハイエンドのPCを要しないところから、かなりの市場性が期待されている。それに加えて、Sony/PlayStationまわりの豊富なゲーム資産と、ゲーム業界との結びつきもあるから、コンテンツの面でも期待は大きい。

またSonyはNintendoに倣って、ゲーム専用機ゲームのモバイル化(iOS/Android)も計画している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

SONY、PS4のリモートプレイ機能をMacとPC用に明日公開

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Twitterでのティーザー広告から数ヵ月後、Sonyは明日公開されるPS4 3.50 アップデートで、WindowsおよびOS Xでのリモートプレイ機能を追加する。

これはSonyにとって未知の領域ではなく、PlayStation Vitaや他のSony製スマートフォンにゲームをストリームすることは既に可能だ。PlayStation TVを購入すれば、PS4ゲームを別のテレビにストリームすることもできる。それでもこれは、子供たちがテレビでマンガを見ている時、どうしてもデスクトップパソコンでDestinyをプレイしたい時には、有用な機能だ。

標準のDualShock4コントローラーをUSBケーブルで継ぎ、アプリをパソコンにダウンロードすればよい。そしてもちろん、この機能はPS4とパソコンがイーサーネットケーブルで自宅のLANにつながっていれば、さらに威力を発揮する。

残念ながら、Sonyはこのリモートプレイ機能に高い性能を期待していない。デフォルトの540P、秒間30フレームは、PS4の高度に最適化されたゲーム(1080p/60 fps) の解像度よりもずっと劣る。条件が整っていれば、パソコン上で720p、60fpsでゲームをプレイすることも可能だ。

Xbox Oneを持っている人には、昨年MicrosoftはPC用のリモートプレイを提供した。ただし、Macユーザーには残念ながらWindows 10が必要だ。

今日のニュースは、パソコン用にPS4コントローラー用の改善されたドライバーが出てくることを意味しているのかもしれない。PS4コントローラーは中央にタッチパッドがあるので、このタッチパッドをPCやMacで、少なくともPS4ゲームには使えるようになる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

「ソニーはこの秋PS4向けVRを発売」とGameStop CEOーライバルの脅威に

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HTC ViveとOculus Riftの市販開始が迫っており、ヘッドマウントディスプレイ(HMD〕による仮想現実〔VR〕のファンは最後に残ったメジャー企業の動向に熱い視線を注いでる。つまりPlaystation VRのことだ。

昨日(米国時間1/15)、Fox Businessのホスト、Maria BartiromoがGamestop CEO、Paul Rainesをインタビューした。この中で噂のPlayStation VRに関連して、Rainesは「われわれはこの秋にソニーのプロダクトの販売を開始する」と述べた。またOculusとHTCのヘッドセットの販売も「話し合われている」ということだ。

この発言でPSVRがこの秋に出ることは間違いないことになったが、市販開始と同時にGameStopからPSVRが購入できるようになるのか、もっと早く買える別のルートがあるのかは依然として不明だ。

以前、Project Morpheusという名前で開発されていたPSVRは既存のゲーム専用機PS4上でVRが作動するという点で、ゲームVRの世界においてユニークなアプローチだ。PS4にはPlaystation Moveコントローラーなどの周辺機器を含めて、すでに大きなシェアを確立した強力なエコシステムが存在し、PSVRはライバルに対する大きな脅威と考えられている。OculusとHTCはパソコンをベースとした製品だ。そのためメーカーは消費者にヘッドセットが作動する高価なパソコンを同時に購入させようと努力中だ。これに対してPS4はすでに3600万台も売れており、消費者はPSVRヘッドセットを買うだけで仮想現実が楽しめる。

ヘッドセットの価格については情報がないが、昨年9月、ソニーの幹部、Andrew HouseはBloombergのインタビューで「「新しいゲーム・プラットフォーム〔として適切な〕価格になる」と述べている。

この情報が正しいなら、ソニーにはOculus Rift(3月)とHTC Vive(おそらく4月)の出荷後に、消費者の反応を観察してから価格を決めるのに十分な余裕があることとになる。ソニーは最近、VRヘッドセットの出荷時期を2016年の前半と示唆していた。

〔日本版〕Gamstopはアメリカの大手ゲーム販売店。Wikipediaによると世界最大のゲームショップ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ソニーのPS4はJaguar第7コアの利用で少し強力になっている

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たぶん一般のゲーマーのほとんどは気づいていないだろうが、PlayStation 4はほんのわずかだが強力になっている。PlayStation 4のCPUはオクタ(8)コアのAMD Jaguarだ。これまでゲーム・デベロッパーはそのうちの6コアを利用できた。他の2コア、つまり第7と第8のコアはOS専用だった。しかしソニーは最近、第7コアのOSロックを外して、というか部分的にはずして、デベロッパーが利用できる道を開いた。

ソニーはこの点についてまだ何も発表していないが、一部のデベロッパーはすでに第7コアを使い始めている。たとえば、オーディオ・ミドルウェアを提供しているFirelight Technologiesは人気のサウンドエフェクト・エンジン、FMODの新バージョンをリリースしている。

Firelight TechnologiesではバージョンアップのログEurogamerサイトが第7コアについて新発見をしたと指摘し、特に次のように述べている。「PS4:新しく、FMOD_THREAD_CORE6が追加され、このスレッドによって第7コアへのアクセスが可能になった」。

FMODはすべてのゲーム・コンソールのOSで作動するモジュールだ。PlayStation 2、3、 4、Portable、Vitaだけでなく、MicrosoftのXbox、Xbox
360、Xbox One、任天堂のWii、Wii U、 3DS、また iOSやAndroid、OS X、Windows、LinuxでもFMODは走る。またUnreal EngineUnity、 CryEngineSource Engineなどのゲームエンジンを通じて多くの人気ゲームに組み込まれている。つまり、Firelight Technologiesは単にPS4だけでなくすべてのプラットフォームにおけるオーディオ・エンジンの効率改善の手法を教えてくれたわけだ。

ちなみに、Microsoftは今年、Xbox Oneについて第7コアの利用方法を発表している。

PS4とXbox Oneはどちらもこのコアを音声コマンドのようなタスクの実行に利用しているようだ。ゲーム・デベロッパーが第7エンジンを利用するときはすでにシステムこのコアを使っていることに留意する必要があるだろう。

ところでこのアップデートは一般のPS4ユーザーにはどの程度の影響があるのだろう? すべてのゲームは最初の6コアをフルに利用しており、ソフトウェアは6コアに最適化されている。つまりそのままでは7番目のコアを利用することはできない。利用するためには新しいパッチが必要になる。第7コアのり利用には6コアですでに順調に動いているソフトのためにわざわざパッチを開発するほどのインセンティブはなさそうだ。

しかし今後開発される新しいゲームについては話が別で、第7コアをフルに利用することが前提になるだろう。デベロッパーはゲーム開発の途中であっても第7コアが使えるようソフトを書き換えるはずだ。上記のゲーム・エンジンのメーカーは真っ先にアップデートを行い、新機能が利用できるようにするだろう。

ただしPS4やXbox Oneにおける現在のゲームソフトではGPUの能力がCPPUより重視される傾向にある。ゲーム・デベロッパーはさまざまな昨日をGPUに分担させてきたからだ。つまりCPUの改良は天地が逆転するほどの影響は持たない。しかしゲームを今よりスムーズに走らせるためには大いに役立つだろう。

画像: TechCrunch

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SonyがPS4のMacとPC用リモートプレイを近くリリース…SCEの人がそうツイートした

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インディーのデベロッパTwistedに、予想もしなかった大反響が舞い込んだ。PlayStation 4のPC用の、非公式のリモートプレイアプリを発表したら、あちこちで何百名もの人たちが、そのリリースが近いことを書いた。そして、その話を小耳に挟んだらしいSonyも、同社が今MacとPC用のPS4リモートプレイアプリを作っていることを確認した。

ゲームはPlayStation VitaやSonyの一部のスマートフォンにストリーミングできるから、Sonyがそこまで手を伸ばす必要はない。PlayStation TVを買えば、PS4のゲームをほかのテレビにストリーミングできる。

でも、家に一台しかないテレビを子どもに占領されているとき、Destinyをデスクトップコンピュータでプレイしたければ、どうするか。Sony Computer EntertainmentのShuhei Yoshidaが、その機能はもうすぐ提供される、とツイートしている:

Xbox Oneに関してMicrosoftは最近、PC用リモートプレイを可能にした。ただしWindows 10用だからMacユーザは無念残念。でも正しくセットアップすれば、Xbox OneのゲームをPC上で、60fps、1080pでプレイできる。

ただし画質やレイテンシは、使ってるネットワークの品質次第だ。コンピュータとXbox OneがWi-Fiを使っていたら、60fpsは無理かもしれない。Ethernetを使えるなら、たぶん大丈夫だ。

PS4のリモートプレイがこれほどの話題になるからには、今後コントローラもPCやMacをサポートするために改良されるのだろう。PS4のコントローラはBluetoothとUSBを使うから、PCでも十分に使えるはず。

ただし、タッチパッドのサポートは難しいだろう。OS X用とWindows用の公式ドライバを、期待しよう。

出典: Engadget

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

PlayStation誕生20周年を記念して限定バージョンのPS4を発売

 

SonyがPlayStation 4のニューバージョンを近く発売する。それは全世界で12300台のみという限定版で、最初のPlaystationと同じグレーの色をしている。Playstationの発売20周年を記念するこの限定バージョンは500ドルと高いが、縦置き用のスタンドと専用カメラがつく。これらは別売価格がそろぞれ36ドル、60ドルだから、実際にはそれほど高くはない。色とケースのデザインは、本来のPS4よりも相当違う。

〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

もっと正確に言うと、色は単なるグレーではなくて、本体もコントローラも表面にボタンの形と数字の2(20周年を表す)による細かい模様の刻印がある(下図)。この模様と、かなり豪華な黒と白のパッケジングにより、この限定バージョンに“特別感”を与えている。

売り方は12月6日(土曜日)に始まる予約販売のみ。また、その日の午前10時(太平洋時間)には記念イベントPlayStation Experienceのキーノートがライブで放送される。このイベントは今週末にラスベガスで行われ、本機だけでなく、すでにリークされたSuper Street Fighter Vなどの新ゲームの発表も行われる。このCapcomのゲームはPCとPS4用のみで、スケジュールに先駆けて今朝(米国時間12/5)、予告編が公開される。

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MicrosoftがXbox Oneの価格をPlayStation 4よりも低く値下げ…年末商戦の勝利をねらう

11月2日より、Xbox Oneは50ドル値下げされて350ドルになる。PlayStation様、ありがとう!

ゲーム等が同梱されたパッケージにも、50ドル値下げは適用されるようだ。そこで、Kinect不要のAssassin’s CreedやSunset Overdriveのバンドルは350ドル、Call of Duty: Advance Warfareのは450ドルだ。

Microsoftによると、値下げは一応1月3日までで、ただし売れ行きが好調なら来年いっぱい維持されるそうだ。

これまでずっと、Xbox OneはPlayStation 4の背中を見ながら走ってきた。しかし、間近に迫っているクリスマス年末商戦では、なんとか首位に立ちたいのだ。

この値下げでXbox OneのMSRP(メーカー希望小売価格)はPlayStation 4よりも初めて安くなる。ローンチ時には、PS4399ドルに対してXO499ドルだった。その後Kinectコントローラなしが399ドルに値下げされてPS4と並んだが、今回はゲームバンドル版も値下げされた。Xbox Oneはこれでやっと、今年のクリスマス期のお買い得商品になった、と言えるだろう。

さて、Sonyの次の手はどうかな。

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PS4絶好調の理由をSony自身も知らない

今月の初めにSonyは、昨年11月に発売したゲームコンソールPlayStation 4がすでに1000万台売れた、と発表した。それは、同社の長年のハードウェアビジネスにおける、新記録だ。昨日(米国時間8/19)Eurogamerに載ったインタビューで、Sony Computer Entertainment Worldwide Studiosの社長Shuhei Yoshida(吉田修平)は、今日のゲーム市場で同社のコンソールがなぜこれほどよく売れたのか分からない、と言っている。

それは、ぜいたくな問題、ではあるまいか。売上が好調なのは、何かがうまくいっているからだ。快調な航海をしている船を、揺する必要はない、か?本当に。

でも、Yoshidaは指摘している: なぜ人びとが同社のコンソールを買っているのか分からないということには、Sonyの今後の戦略にとっての重要な意味があるのかもしれない。いわゆる“コア”なゲーマー、 Call of DutyとかGrand Theft Autoなどの最新リリースを必ず買う人たちが、たまたま、好きな次世代コンソールを全員が一度に買ったのなら、これから先の売れ行きを予測するのは困難だ。

コアマーケットが充足したらSony(やMicrosoft)は、マーケティングの的(まと)をそれ以外の人たちに向けないといけない。一般的に言ってカジュアルなゲーマーたちは:

  • ハードコアのアーリーアダプターよりも価格を意識する
  • 大予算を投じた映画的な”AAA”ゲームにあまり時間を消費しない
  • 特定のブランドのコンソールに執着しないが、友だちと同じものを欲しがる

このタイプのオーディエンスは、Sonyにとって悪夢だが、ゲームコンソールも新製品を追わない。 Yoshidaはこう述べる:

大きな売上の数字を見るやいなや、われわれの本能は今後の売上を心配する。コアゲーマーたちは全員買ってしまたのではないか? これだけ売れてしまったら、これから買う消費者はもうほとんどいないのではないか? そんな、おそろしい予感に襲われるのだ。

もしそうなら、そこには今後の数年間Sonyが進むべき道を示唆するあらゆる含意が、含まれていることになる: 積極的な価格政策が必要; Sony独占のゲームを厳選確保する; Sony自身が制作提供するゲームの強力な企画; などなどだ。

PS4の大きな売上は、コアでないゲーマーも含む多くの消費者が、それを欲しいと思ったからかもしれない。Nitendoの初代Wiiも、最初の年にはそれと同じ売れ行きを示し、その1年間と同じ9000万台近くを、さらに次の7年間で売ったのだ。PS4は、これと同じパターンのヒット作になるのかもしれない。でもPS4にそんな自力で歩ける脚があるのか、まだ分からないから、それを前提とした戦略は立てられない。

ここでは、PS4の好調をXbox OneやWee Uと比較しているのではない。これらのコンソールに対してPS4には、相当大きなアドバンテージがある。Xbox Oneは発売価格が100ドル高かったし、あのちょっと気味の悪いKinectのカメラがあった。MicrosoftはXbox OneをE3 2013で発表したあと、ゲーマーに対するDRMの意思決定と説明で躓いた。Wii Uは非力で、PlayStationやXboxほどサードパーティのゲームを揃えられなかった。

これらのアドバンテージが、NintendoやMicrosoftから売上の一部を奪ったのかもしれない。もしそうだとしても、そのことは、Sonyの将来戦略のベースにはなりえない。発売直後のコンソールをいち早く買うのは、原則として、“コア”なゲーマーたちだ。そのために初年度の数字がどれだけ華々しくなっても、それは、その後の数年間を占う材料にはならない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))