InstagramがTwitterよりも強い理由

昨年末、Instagramの月間アクティブユーザー数が3億人とTwitterを超えたことが大きな話題となりました。日本でも若い女性を中心に利用者が急増しているようですが、今回はMashableによるTwitterにないInstagramに強さを分析した記事を。Instagramを活用したマーケティングを考えている方も増えだしていると思いますが、何かヒントがあるかも? — SEO Japan

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画像: Flickr Jose Moutinho

現在、私のInstagramのフィードには、公共の交通機関でクリスマスツリーの隣に何気なく座っている男性を撮影した友達の写真が掲載されている。

この写真には「Low carbon Xmas shopping」(低炭素なクリスマスの買い物)と言うキャプションが与えられている。また、手作りの御馳走のバッグを持つ可愛い犬の写真、さらに、ファインディング・ニモ調のドラッグレース仕様のMiataの写真もアップされている。

さらにスワイプしていくと、香港の抗議活動、雪が舞い散るニューヨーク、サン・バルテルミー島の青い海、そして、ウィーンの美術館に飾られた素晴らしい絵画作品を見ることが出来る。

水曜日に行われたInstagramの大きな発表 — 月間アクティブユーザーが3億名を超え、Twitterが報告した2億8400万名(最新のデータ)を上回った — について考える際は、このコンテンツの多様性を忘れてはならない。

Twitterのスタッツは少し前のものであり、次の四半期の発表では、Twitterも3億越えを宣言する可能性がある。それにしても、Instagramのアクティブユーザーの増加ペースは目を見張るものがある — 今年の3月に2億名に達したばかりであった — 一方のTwitterのユーザーの増加は横ばいの状態が続いている。勝者がどちらなのかは誰でも分かる。

奇妙にも、InstagramよりもTwitterの方がメディアに取り上げられる回数は圧倒的に多い。ニュースや雑誌は視聴者(読者)にツイートの投稿をしきりに呼び掛けているが、Instagramを投稿しろとは滅多に言わない。ただし、日常的な会話においては異なる現象が起きている可能性はある。それでも、妥当な主張であれ、反対意見であれ、ツイートの投稿を要請する際は、拡散に値する張りつめた会話を交わしていると推測する。一方、Instagramへの投稿に関しては、どうでもいい自分撮り写真や食べ物の写真を思い起こさせる。

それでは、なぜTwitterはハイペースでユーザーを増やすことが出来ないのだろうか?Instagramは、Facebookに買収されたことで、Facebookが抱える13億5000万名のユーザーに接触することが出来る点が理由に挙げられるかもしれない。しかし、それが正しかったとしても — ただし、FacebookはInstagramの利用を薦めていない — 毎月毎月アクティブに利用するユーザーが増えている理由にはならない。

再び私はInstagramのフィードを確認した。すると、そこに答えがハッキリと出ていた。InstagramはTwitterの良い点 — 即時性、国際的な面、ユーモア、個人的なつながり、誰でもフォローすることが出来る環境 — を全て兼ね備えた唯一のサービスである(この点に関してはFacebookも敵わない)。そして、悪い点はほとんど吸収していない。

私がこき使っているTwitterのフィードには、おきまりの問題が存在する — 雑音ばかりで、大事な情報が少ない。と言っても、どうでもいいユーザーをフォローしているわけでもなければ、フォローするユーザーの意見に無関心なわけでもない。反対に、私は関心を持ち過ぎているくらいであり、辛辣なコメント、大量のリンク、急を要する議論に吸い込まれている。何時間もTwitterに時間を費やし、ふと気づくと、笑い、楽しみ、学び、そして、国家に関する議論に参加している。しかし、犠牲も払っている。

Twitterのタイムラインをスクロールすると、少し不愉快な気分になることがよくある — Twitter大好き人間としては、認めたくない感情だ。ニュース記事を読んでいて鬱な気分になる時のような気分を味わうこともある。そして、注意力の欠陥が高まり、最後まで考えなくなっているのでは、あるいは、読むのが早すぎる、もしくは、大声を出すのが早すぎるのではないかと感じることもある。Twitterのユーザー達は、RT可能な皮肉なストーリーを求めて、深い真実には目を瞑る知ったかぶりに成り下がってしまっている。

何気ない不当な行為に遭遇し、Twitterのセッションを怒って終わらせることがある。そもそも、この行為を拡大することを、Twitterは得意にしている気がする。私のTwitterのフィードで水曜日に何度も現れたストーリーが良い例だ– どうやら、ハーバード大学の准教授が、4ドル多く請求されたと思い、地元の中国料理店に常軌を逸したEメールを送ったようだ。

この准教授に対する批判が後を絶たなかった。バカバカしいストーリーを見つけ、何度もシェアされていることに気づくと、追い打ちを掛ける心理が働く。的を射ている意見であったとしても、集団で袋ただきにするようなものであり、不快な気分になる。

しかし、Instagramを使うと気分が晴れる。友達の作品や見知らぬ才能あふれる人達の作品が飾られた、ミニチュアアートの美術館を訪れたような気分を味わえる。このアプリには — ウェブ版ではいまだに写真を投稿することが出来ないため、基本的にアプリ以外の何ものでもない — 適切に作品を見て、考えをまとめる時間がある。投稿する側もある程度時間を割いて各作品を投稿しており、同程度の意図が存在する。Instagramには、Twitterのような大混乱は起きない。対応可能な量であり、1日に2、3回チェックすれば、フィード内の写真を全て見ることが可能だ。

アクティブユーザーの人数を考慮すれば、このレースの勝者を予想するのは簡単だ。Twitterがここ2、3年で写真サービスとして立て直す努力をしていた点を考慮すると、同社は、この日がやって来るのは昔から分かっていたはずだ。

Twitterは埋め込み写真を強制し(いまだにサイトでオプトアウトすることが認められていない)、大量の写真フィルターを押し付け、アプリではテキストよりも写真を優先するようになった(「投稿」をタップすると最初に写真のストリームが表示されるようになったのは随分と昔のことだ)。

Twitterは写真の投稿に関しては、Instagramよりも有利であったはずだ。正方形のボックスの制限はなく、どんな縦横比でも写真を投稿することが出来る。、また、両社の間に2年前に生じた対立がいまだに解決されていないため、Instagramの写真はTwitterでは適切に表示されない。

この制限によってInstagramの成長は遅くなっただろうか?全く遅くなっていない。ユーザーは、正方形のボックスによる作品の縮小をあまり重視せず、それよりも有利になるように利用する方法を見出しているように思える。このボックスによりユーザーは構図を考える必要があるだけでなく、写真のストリームが統一される効果もある。条件が全く同じ状態であり、Instagramに投稿される写真のピクセル数は全て同じである。

一方、Twitterは、反時系列に表示される煩わしい問題を抱えている。ただし、あらゆるアップデートからTwitter自身がこの方針を後悔していることが感じられる。好きなだけ調整することが出来ても、ツイートの大半が写真を伴うレベルに達する日は永遠にやって来ないだろう。Twitterは基本的にワードベースのメディア、つまり、ニュースサイトなのだ。

ただし、悲観する必要はない。Twitterはリアルタイムのニュースと会話(胸を張ってもよい領域)については、他のサービスを圧倒している。Twitterは八方美人にはなれない。ソーシャルネットワークはInstagramの台頭を警鐘として受け取り、ユーザーの人数ではなく、ユーザーの利用にもっと力を入れるべきである。Pinterestのようなサービスの取り組みを見習ってもらいたい。

Instagramは9ヶ月間でユーザーベースを50%増加させ、破竹の勢いで成長しており、Facebookが7億6800万ドルを投じた判断は正しかったことを証明している。Instagramは誰もが夢中になる美術館のようなアプリだと言えるのではないだろうか。

このストーリーに何か付け加えることがあるなら、コメント欄で発表してもらいたい。

この記事は、Mashableに掲載された「Instagram’s nice factor is key to its victory over Twitter」を翻訳した内容です。

Mashableということで期待してしまいましたが、書かれている内容は、個人的な印象にすぎませんし、フォロワーの選び方の問題の気もしますが、確かにInstagramのフィードに出てくる綺麗な写真を見て何となく気持ちが明るくなる気持ちはわからなくはないです。後は写真ベースで会話できることで、Twitter以上に簡単に国際交流できる面は確かにあるように思います。What’s Upといい、Instagramといい、Facebookの買収したサービスは順調に成長を続けているようですが、将来的にどのように統合していくのか気になるところです。当面、サービスとしては個別運営していきそうな流れでもありますが、裏側で何か関連させていくのでしょうかね?Twitterの逆襲も含めて、今後の進化が見逃せません。 — SEO Japan

Pewレポート:人気ながら成長率が鈍化するFacebookとエンゲージメント率低下に悩むTwitter

Facebookは最もポピュラーなソーシャルネットワークだ。但し、Pew Researchの最新のレポートによると、アメリカ国内における成長速度には衰えがみられるようだ。ソーシャルネットワーク全体で見ると、多くの人がTwitter、Instagram、Pinterest、およびLinkedInなど複数のサービスを利用するようになっており、すべてをまとめると昨年も利用者数が大いに伸びている。

Facebookについては、アメリカにおいて「クリティカルマス」に達したのだということが言われることもある。そしてレポートの数字を見てみる限り、確かにそうした状況にあるようだ。利用者数では、Facebookが他のソーシャルネットワークを圧倒している。但しメンバーの構成などの面で、2013年頃とは変わってきている様子だ。「年配者」の利用率が大いに高まっているのだ。

65歳以上のインターネット利用者についてみると、初めて半数以上(56%)が利用しているという結果が得られた。いまやおじいさんやおばあさんも含めて、一家揃ってFacebookを利用しているという状況にあるわけだ。

そうした状況で、19歳のAndrew Wattsの記事も生まれてきたわけだ。記事によれば、Facebookは「強制参加を強いられる面倒くさい家族会」のようなものだとのこと。ティーンにとってFacebookは、グループ機能以外には魅力のない存在であるとのことだ。「やっかいで苛つく場所」であるらしい。ネットワーク上にパパやママのみならず、おじいさんにおばあさんまでいるというのは、確かにティーンにとっては煩わしいものかもしれない。

そうした面から、Facebookが「クールではない」と言われたりはするものの、しかしアクティブ率は依然として高い数値を示している。アメリカのインターネット利用者のうち71%がFacebookを利用していて(これは2013年8月の調査と同じ)、そのうち70%が毎日Facebookを利用しているのだそうだ。こちらは2013年の63%から上昇している。さらに45%の人は、1日に何度もFacebookを利用しているとのこと。

また、アメリカにおけるインターネット利用者中、ひとつだけしかソーシャルメディアを利用していないという人(36%から28%に低下)の場合、利用しているのがFacebookであるというのが一般的だ。1つしか使っていないという人の中で79%がFacebookを利用しているのだ。

複数ソーシャルメディアを使う傾向が拡大

さまざまな面でFacebookが圧倒的な人気を誇っているわけだが、複数のソーシャルメディアを活用するという人も増えている。インターネット利用者のうち52%が2つ以上のソーシャルメディアを利用していると述べている。2013年には42%だった。

また、若年利用者層がFacebookから完全に離れてしまったというわけでもない。たとえばFacebook保有のInstagramは若者の間でも人気のサービスとなっている。レポートによると、Instagramの利用者は前年比9%の増加となっていて、かつあらゆる世代で利用者が増加しているようだ。さらに言えば、アメリカにおける18歳から29歳のインターネット利用者のうち半数ほどがInstagramを利用しているのだとのこと。さらにそのうちの半数ほど(49%)がサービスを毎日利用しているのだそうだ。但し、Pewによればそうした傾向は2013年のうちから見えていたものではあるとのことだ。

LinkedInの利用者も増加している。そして大学卒業以上の学歴を持つインターネット利用者の中では、利用している人が50%に達したのだそうだ。TwitterおよびPinterestもさまざまな層で利用者数を増やしている。但し、Pinterestの方は相変わらず女性の比率が高いようではある。インターネットを利用する女性のうち42%がPinterestを利用しているようだ。男性の方の利用率は13%となっている。

ちなみにエンゲージメントの面でいえばPinterestとLinkedInはまだまだといった状況のようだ。Pinterest利用者のうち、毎日利用している人は17%に留まり、これは2013年からさほど変化していない。またLinkedInの方も毎日利用している人の率は13%に過ぎない。こちらも2013年から変化なしだ。

Twitterもエンゲージメントの面でみると「低下」してしまっている。「Twitter利用者の36%が毎日同サービスを使っているが、これは2013年の46%から10ポイントの低下となっている」とのこと。Twitterの知名度は高く、また利用者数でもトップ5に入るサービスだ。しかしエンゲージメント率の低下は、Twitterを巡るさまざまな問題の中でも重大なものだと言えるだろう。サインインしてから、面白そうな人を見つけてフォローする手間が大きく、結局大して利用しないうちに離れていくという人も多いようなのだ。

調査はアメリカ国内での利用状況についてのもので、さまざまなデータを集計したものとなっている。ちなみにアメリカにおいて、18歳以上のうち81%がインターネットを利用しているのだそうだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


投資家のプレッシャーに晒されるTwitterの2015年の展望

GoogleやFacebookに比べ、何かと機能拡充や成長のスピードが遅いと揶揄されるTwitter、最近はInstagramにユーザー数を追い抜かれたなんて話もありました。さて、そんな崖っぷち?のTwitterが、2015年に勝負をかけるべき分野について有名メディアMashableがまとめてくれた記事を今回は。日本でも大人気のTwitterですが確かに一時に比べ落ち着いた感もある今日この頃、さて来年はどうなる? — SEO Japan


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画像: ルーク・レオナルド/Mashable

昨年のこの時期、株式公開後Twitter、そして、同社の社風がどの程度変化するのかについて、活発に議論が行われていた。そして、皆さんもご存知のように、どちらも大きく変化した。

株式を公開してから3ヶ月間、Twitterの株価は70ドル/株まで高騰し、順調なスタートを切った。しかし、2月に初めての業績報告を行うと、Twitterは突然失速を始めた。収益と利益に関しては金融街の専門家の予想を上回る数値を上げていたものの、ユーザーの増加ペースは予想を下回っていることが判明した。その結果、株価は一夜にして20%以上も下落した。

その後の業績報告でも、この傾向が鮮明に明らかになり、Twitterの経営陣は何よりもユーザーの増加を優先し、Facebookのようにメジャーなサービスに成長したことを投資家に証明しなければならなくなった。CEOが重役を兼任したり、経営陣のテコ入れを図ったりしたものの、結果はついてこなかった。その一方で、経営陣は製品のアイデアを重視するようになった。

先日の記事でも取り上げたが、Twitterの元社員はMashableに対して、同社は常に成長を優先していたことを打ち明けている。しかし、とりわけIPOの後、会議室で激しい議論が交わされるようになったようだ。

このような努力の結果は、来年を通じて徐々に現れてくるだろう。

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画像: Twitter

新しいTwitter

今月、Twitterが初めて開催したAnalyst Dayイベントで、Twitterの経営陣は製品開発をスピードアップし、様々な新しい機能をリリースするための計画を発表して、投資家の信頼を取り戻そうと試みていた。

Twitterは、新たに登録したユーザー — そして、フォローしたくなるような会話を見つけることが出来ない既存のユーザー — に対して、キュレートしたタイムライン(フォローするユーザーを予め用意したタイムライン)を導入し、フォローするユーザーを探す手間を省く。こうすることで、ユーザーに説明するプロセス、および、ユーザーの維持を改善したいとTwitterは望んでいる。

また、Twitterは利用していない間にユーザーが見逃した可能性があるツイートをハイライト表示する機能、ネイティブ動画編集機能およびシェア機能、最新ニュースのアラート等の導入を始めている。その結果、ユーザーエンゲージメントが上向く可能性がある。少なくとも、動画に関しては、さらに強力な広告の選択肢をもたらすはずである。

一部のTwitterの関係者は、メッセージ送受信アプリの台頭により、TwitterのDMが圧倒されている現状に頭を抱えている。分析イベントで、Twitterは「プライベートなメッセージにおいて重大な機能」を導入すると予告していた。

これは全て「Twitterらしさ」の基盤を弱めることなく、出来るだけサービスの拡大を試みる戦略の一環である。

Twitterが最近雇用したCFOのアンソニー・ノトは、先日の業績報告会で「当然、Twitterは今後もリアルタイムのネットワークであり続ける。ユーザー体験について考える際、我々はこの点を最も重視する。しかし、ユーザーにとって非常に大事な出来事が、アプリを開く数時間前に起きることもある。我々はこのような特有の機会を見つけ、たとえつい最近起きたことではなくても、非常に大事なコンテンツとして提供する」と話していた。

独立型アプリ

Facebookはより機敏で、個別の利用により適切に対応するため、独立型アプリのリリースを強化している。Twitterもこの流れに乗るようだ。

Twitterのディック・コストロCEOは、今月のイベントで、独立型アプリをリリースするとアナリストに向けて発表していた。コストロCEOはアプリの詳細には触れなかったものの、同社のスタッフはTwitterのコンテンツを別の方法で用いる可能性があることを示唆していた。あくまでも憶測に過ぎないが、メッセージ送受信アプリやニュースに焦点を絞ったアプリが候補として挙げられる。

「Twitterを世界で一番デイリーユーザーが多いサービスへと導く上で有効で、Vineのように、Twitterとは別のアプリとして提供することが可能な、Twitterを補完するアプリが存在すると我々は信じている」とコストロCEOは語っていた。

現時点で、Twitterは独立型アプリにおいて、ある程度の成功を収めている。Vineは大勢のユーザーを獲得しているが、反対にTwitter Musicは今年の前半で閉鎖に追い込まれていた。

Twitter COO Ali Rowghani (R) stepped down on Thursday. Rowghani is seen here in 2010 with Twitter cofounder Ev Williams.

Twitter COO Ali Rowghani (R) stepped down on Thursday. Rowghani is seen here in 2010 with Twitter cofounder Ev Williams.

画像: Flickr Joi Ito

経営陣の入れ替えの可能性

Twitterは1年も経たないうちに製品部門の統括者を2度変えている(現在3人目)。また、COO、CFO、メディアの責任者等の入れ替えも行ってきた。

IPO後の数ヶ月間は、従業員が株を売却するため、多少の入れ替えはやむを得ない。しかし、Twitterの重役の入れ替えは、あまりにも激しい。この原因としては、駆け引きだけでなく、ユーザーの増加を重視する投資家からのプレッシャーも挙げられている。

「チームに対する全ての変更は、正しい理由で、正しいタイミングで、正しい決定の下に行われている。」とイベントでコストロCEOは述べていたが、CEO本人も「際立っている」点を認めている。

Twitterは意欲的な製品戦略を掲げており、新たにCFOに就任したアンソニー・ノトは、この戦略、および、Twitterの強みを投資家に伝える面で前任者よりも優れているのだろう。順調にユーザーが増加している点を証明することが出来るまで、経営陣は冷や冷やしながら仕事に取り組まなければならない。もちろん、コストロCEOも例外ではない。

FacebookやGoogleのCEOとは異なり、コストロCEOは設立者でもなければ、大量の株を保有しているわけでもない。要するに、ウォールストリートの意思に左右される運命にある。コストロCEOと仕事をしたことがある数名の従業員が、同CEOが投資家に追い出されるのは時間の問題ではないかと述べていた。その答えは2015年になれば分かるはずだ。

買収

予想通り、IPOの後、Twitterは大きな買収を数回実施した。ソーシャルTV分析サービスコマーススタートアップ、そして、Androidのロック画面アプリ等だ。この取り組みは2015年も継続される可能性がある。

今年の9月、Twitterは転換社債と言う形で新たに18億ドルの資金調達を行った。これは1年前弱にIPOで得た資金とほぼ同じ額である。今回の資金調達により、今後の買収に用いる軍資金が集まったことになるが、FacebookやGoogle等のライバルと比べると利用可能なキャッシュは遥かに少ない。

事実、コストロCEOは買収に関して様子見の状態だとあるメディアに打ち明けている。


この記事は、Mashableに掲載された「Twitter: What to expect in 2015」を翻訳した内容です。Copyright reference no. 110250.

特別なことが書いてあるわけではありませんでしたが、というか、粛々とかつ大胆にやるべきことを素早くやっていくしかないということなのですかね。独立型アプリは最近のトレンドと思いますが、Twitter自体が元々独立型アプリのような存在だったわけですし、Vineのプチ成功等もありますが、今後どんなアプリを出していくのか気になります。映像以上に画像・写真が最も親和性高い気がしますが、Instagramがありますしね。当然、InstagramがTwitter化してくる可能性もありますし、来年は Instagram vs Twitter の戦いもさらにヒートアップしそうです。しかし今となってはFacebookがInstagramに支払った1000億円、当時は高すぎる等の非難もありましたが実は安かったのかもしれません?! — SEO Japan

時刻に関するツイートを”時計”にしてしまったAllTheMinutes

時計を見なくても、今が何時なのかを知る方法はたくさんある。

たとえばTwitterもそうだ。多くの人に同意してもらえると思うのだが、人々は時間についてツイートするのが大好きだ。それであれば、世界中の人々のツイートを使って、クラウドソース(?)な時計にしてしまえばどうだろう。

そういう考えに基づいて生まれたのがAllTheMinutesだ。テックとアートの融合を目指すMonikerが、ファン・アッベ美術館での展示のために製作したものだとのこと。現在の時間(世界で使えるようにシステムクロックの時間に基づいたものとしている)を含むツイートを数秒毎に読み込んで表示するのだ。

何時間か、表示されるツイートを見ていて気づいたことがある。

  • 昼頃になると、まだ寝ているんだという内容のツイートが増える。
  • 午後3時くらいになると、退屈や空腹を口にする人が多くなる。
  • 時間にかかわらず、ハイになっている/酔っ払っていることについてのツイートがたくさん流れてくる。

これは眺めていて面白く、普通の時計の代わりに机の上に置いておいても良いと思うくらいだ。少しの工夫で面白いものができるものだと、改めて感じいった次第。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Instagram、月間ユーザー3億人を達成―ついにTwitterを追い越す

Instagramの勢いは本物だ。月間ユーザー2億人を達成してからわずか9ヶ月でInstagramは毎月3億人が使うようになったという。ユーザーの70%はアメリカ以外から来る。これでInstagramのユーザー数は6週間前に2億8400万人と発表されたTwitterを追い越した

Instagramはここ何年にもわたって急成長を続けてきた。Facebookの買収によって勢いが削がれるのではないかという懸念は根拠がないものだった。現在、毎日7000万人がこのサービスを通じて写真を共有している。共有されている写真の総数は300億枚に上る。InstagramのCEO、Kevin Systromは「2人の友達同士の夢から始まったプロジェクトはこの4年間でグローバルなコミュニティーに成長した」と語った。

モバイルに関していえば、Facebook本体の13億5000万、Facebok Messengerの5億、WhatsAppの6億と加えてFacebookのユーザーは信じられない数に達している。

着実な成長と共に、Instagramはその正統性も増そうとしている。近く、セレブ、アスリート、ブランドなどのために「認証バッジ」の提供をスタートさせる計画だ。これによってなりすましやパロディーなどのアカウントをうっかりフォローしてしまうことを防げる。著名人やブランドの認証はTwitterがいち早く採用し、ユーザー数を増やすのに大きな効果を上げた。Facebookも2013年5月から認証を始めている。フォロワーを増やそうと懸命に努力しているユーザーは認証バッジを大いに歓迎するだろう。またInstagramの新しいExploreタブの利用価値が増すだろう。

またInstagramの権威を増す努力の一環として、スパマーやセレブのフェイク・アカウントなどの削除を精力的に進めているという。こうしたアカウントが削除されるにつれて、一部のユーザーではフォロワーが減少するかもしれないが、そういう次第なので心配はいらない。またこうした不正アカウントは今回の3億ユーザーには勘定されていないという。

Instagramの成長の歴史は印象深い。

  • 2010年10月:iPhoneアプリをリリース
  • 2010年12月:100万ユーザー
  • 2011年6月: 500万ユーザー
  • 2011年9月:1000万ユーザー
  • 2012年4月3日: iPhoneアプリユーザー3000万、Androidアプリをリリース
  • 2012年4月4日: Androidアプリに24時間で100万ユーザーが登録
  • 2012年4月9日: Facebookに買収される
  • 2012年4月30日:5000万ユーザー
  • 2013年2月:1億ユーザー
  • 2013年9月:1億5000万ユーザー
  • 2014年3月:2億ユーザー

今年3月以降、Twitterが3800万の新ユーザーしか獲得できなかったのに対し、Instagramは1億ユーザーを追加している。両者の勢いの差はますます開きそうだ。

この急成長にともなって、Instagramには 無差別に大量の写真が流れるという問題が生じている。

ユーザーが次第にフォロー相手を増やしていくと、やがて親しい友だちの投稿が他の写真の間に埋もれてしまう。こうなるとユーザー体験は低下する。また新たなフォローを控える圧力となる。すると新規ユーザーはフォロワー数を伸ばすのが難しくなる。フォロワー数が増えなければInstagramを利用することに飽きてくる。つまりInstagramの成長にとって重大な問題となるわけだ。

Twitterはだいぶ前からこの問題に直面している。Instagramはいちどもコメントも「いいね!」もしていないアカウントのフォロー解除や、古いユーザーが新しい友だちをフォローしたりすることなどが簡単にできる機能を必要としているかもしれない。

しかしInstagramがモバイル・アプリの手本だということは間違いない。写真共有の手段はInstagram以前にも多数あった。しかしInstagramは簡単に楽しく写真を共有する方法を考え出し、人々はそれが気に入った。今日のところ、Instagramは勝利を祝うことができるだろう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


iPhone99台でプロポーズした男の結末、Pinterestのタレント事務所 – 米国発Web業界ニュース11月後半号

コンバージョン祭(おかげさまで大盛況でした)の余韻で?SEO Japan更新がおろそかになってしまいました m(__)m これから年末にかけてノンストップで記事発信していきたいと思います。最初の数本は、11月後半~12月前半の米国ウェブ関連の最新ニュースを。私も情報収集を怠っていたので、さらっと流し読みでキャッチアップ。 — SEO Japan

Philae - a spic and span landing on a comet今週のウェブマーケニュースでは、・ロケットが彗星に着陸 ・中国の独身はカネがかかる? ・ネットの中立性に関する議論が過熱 ・Facebookがプライバシーポリシーを改善 ・Twitterがネイティブ動画の導入を予告 ・Yahoo!が動画広告プラットフォームを買収 ・進化するInstagram ・CMOの在職期間が長くなる ・Lyftの成功を妨害しつつ、自分は着々と資金を調達するUber ・ポッドキャストブームが到来 – 新しいポッドキャストが150万ドルの資金を調達 & マーケッター向けのポッドキャストのデータベースが誕生 ・AmazonとHachette、ようやく合意に至る等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。


インダストリー

  • 今週、欧州宇宙機関(ESA)は、10年前に打ち上げたフィラエが彗星への着陸を成功させた。ライブストリーム、写真、ツイート、報道、そして、無人探査機マニアがこの歴史的イベントを見守った(Rosetta)
  • 中国では、11/11は独身の日と呼ばれる(1が4つ並ぶことが理由らしい) – 中国版のバレンタインデーとも言える。セールスに関しては、ブラックフライデーを上回る(eMarketer)
  • 事実、昨年、Alibabaはこの日だけで57億5000万ドルのセールスを記録した。今年は昨年を上回る93億ドルに達した(Yahoo!)
  • いくら寂しくても、99台のiPhone 6Sを購入し、ショッピングモールにハートの形に並べてプロポーズした結果 – ノーと言われるよりはマシなはずだ。悲しい出来事だが、明るい面を見てみよう。iPhone 6Sをタダでもらえるかもしれない(TheNanFang)
Chinese mobile shopping spikes on Singles Day
  • AOLの「デジタル預言者」ことShinghyのワイルドで、奇妙な世界を覗いてみよう。失敗続きのこの会社が、こんな人物を雇う余裕があることの方が意外だ(The New Yorker)
  • Forresterは、CMOの平均在職期間は2015年が終わる頃には60ヶ月にまで伸びると指摘している。Spencer Stuartが今年の始めに45ヶ月と報告していた点を考慮すると、大きく進歩したと言えるだろう。デジタル、および、データに対する注目が高まるにつれ、この重要な分野で進化を遂げるために、より長い時間が必要になったのだろう(WSJ CMO Today)
  • 伝説の競馬場、チャーチルダウンズ競馬場(ケンタッキーダービーの開催場所)がゲームメーカーのBig Fishを8億5000万ドルで買収した(re/code)
  • オバマ大統領が挑戦状を叩きつけ、今週、ネットの中立性が再び議論を巻き起こした(USA Today)
  • 思った通り、反対派は声を荒げていたが(Twitter)、全体像を見極め、ユーモアを交えた主張を行う人もいた(The Oatmeal)
  • この問題がよく分からないなら、トークショーで司会を務めるジョン・オリバーの解説を参考にしよう。簡単な言葉で説明している。通信会社は、規制、FCCの規約、そして、その他の難解な政策ばかりを強調してきた。「悪いことをしたいなら、退屈な情報で包む」と、うまく事が運ぶためだ。


プラットフォーム

  • Facebook
  • Facebookが利用を強制したMessengerアプリのマンスリーユーザーが5億人を突破した。それでも、Facebook自体のユーザーの半分以下に過ぎないが、強制的に実装させるアプローチが、どのような成果を上げるのか明らかになった(The Verge)
  • Facebookは、ニュースフィードの上部でエボラ出血熱の根絶に対する支援を呼び掛け始めた。ユーザーが、実際にFacebookは何をしているのか尋ねると、マーク・ザッカーバーグ代表が冷静に反論した(AdWeek)
  • Twitter
    • 製品に関する大きなニュースが舞い込んできた。2015年から、ユーザーはTwitterで動画を録画し、アップロードすることが可能になる。このサービスにより、TwitterはYouTubeのライバルになると見られている(Variety)
    • さらに、Twitterは、自分自身でタイムラインを作ることを面倒に感じる新しいユーザーに向けて、即座にパーソナライズされたタイムラインを作成する機能、そして、会話を非公開にする機能(カスタマーサービスにおいて活躍する場面が出てくる)の開発に取り組んでいる(Twitter)
    • 製品部門、エンジニアリング部門、メディア部門、ニュース部門の上級副社長、クリエイティブディレクター等の重役が続々とTwitterを去り、退職する幹部が続出する理由に注目が集まっている(Slate)
    • コメディアンのビル・コスビーは、Twitterのオーディエンスに対して、コスビーの画像を用いて、ミームを作って欲しいと要請した。すると、過去の犯罪の疑惑に結び付けられてしまった。(NY Post)
  • Instagram
  • Yahoo!は動画分野への進出を強化しており、動画広告プラットフォームのBrightrollを6億4000万ドルで買収した。これで、GoogleとFacebookに差をつけられてしまった広告収益を改善することが出来るかもしれない。Yahoo!のデジタル広告収益のシェアは、今年、5.8%まで下がってしまった(The Guardian)
  • ピンフルエンサー – つまり、ピンタレストのインフルエンサー – を対象としたタレント事務所が誕生した(re/code)
    • ちなみに、ブックマーキングがスキルとして認められることが分かっていたなら、私はDeliciousのフィードの代理を探していたはずだ。現時点では、Flipboardのブローカーに落ち着いている

    コラボレーティブエコノミー

    • フレッド・ウィルソンの考えは的を射ているようだ: Lyftの乗車および収益は2014年で5倍に増加している(Fast Company)
    • タクシーとGPSに関する詳細は、この投稿の最後に紹介する記事で確認してもらいたい
    Uber's vision for the taxi industry
    タクシー業界に宣戦布告したUber

    計測/基準/ビッグデータ

    • 「相関関係と因果関係は異なる」と言う表現を一度は耳にしたことがあるはずだ。関係している可能性は高くても、必ずしも行動 – リアクションの順番で起きるとは限らない。この順番をひっくり返したところ、相関関係がない状態で因果関係が存在する事実に気づかされることもある。難解なコンセプトであるため、リンクを張った記事に目を通すと良いだろう。要するに、「偏執狂的だからと言って、誰もが傷つけようとするわけではない」と言うことだ(Awaken Your Superhero)
    • 事務職ではない従業員に連絡を取るのは難しい。また、連絡を取ることが出来たとしても、計測するのは至難の技だ。Red E Appはこの問題の解決策を考案した(Cite World)

    法律/人事

    • Facebookのプライバシーポリシーは長く、分かりにくい(先程紹介したジョン・オリバーの指摘を参照)。しかし、Facebookは、この難解なプライバシーポリシーの簡潔で、分かりやすいバージョンを作成した(The Verge)

    コンテンツ

    Quality trumps quantity content on new metrics from Chartbeat

    重要な記事、動画 & オーディオ

  • McKinsey Strategy Practiceの創設者、ロンドンビジネススクールの教授、そして、大企業の元ストラテジストが戦略の未来について興味深い見解を提供している(McKinsey)
  • Amazonは、出版業界と長年良い関係を築いてきた。Hachetteと長い間揉めていたが、ついに電子書籍の価格において合意に至った(NPR)
    • AmazonがHachetteと大勢の著者と対立した経緯を知りたい方は、この記事に目を通しておこう(Vanity Fair)
  • ロンドンのタクシドライバー向けのテストとして有名なThe KnowledgeにGPSが戦いを挑んだ – The Knowledgeとは迷路のようなロンドンの街を隅から隅まで記憶しなければならない超難関のテスト – さて、その結果はいかに?(New York Times Magazine)

  • この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital November 14 2014」を翻訳した内容です。

    日本でもYoutuberの事務所が出てきていますが、米国ではPinterestですか。そのうち、Instagramもあるかも?しかし中国のiPhoneプロポーズは、、、ロマンティックというか何というか、、需要もあり転売容易な国ですが、集めた努力は認めてあげたい。 — SEO Japan

    Twitterがいやがらせ対策ツールをアップデート、暴言対応のレスポンスタイムを短縮

    Twitterが今朝(米国時間12/2)リリースした一連のいやがらせ対策(anti-harassment)ツールにより、ユーザはこれまでよりも容易に暴言を通知できるようになり、また加害者のTwitterアカウントをブロックしたり通報する場合の条件が具体的に明示された。

    Twitterでスパムを通報するのは比較的簡単だったが、今回の新たなツールではユーザが、なりすましやいやがらせ、それに自殺も含む自損自傷行為も通報できる。さらにユーザは、自分が被害者でなくても、ほかのユーザのためにいやがらせを通報できる。この点は大きな変化だ。

    たとえば“いやがらせ”を通報するときの手順はまず、“誰が被害者か”と訊(き)かれるので、“自分”とか“自分以外の人”と答える。次にメニューが出るので、そこから、どんな暴言かを伝える。メニューには、“軽蔑的ないし侮辱的”、“いやがらせをする”、“暴力や肉体的危害で脅す”、などの項目がある。〔訳注: 本稿の日本語訳はツールの日本語化バージョンに基づいていません。〕

    Twitterによると、ツールには、よりモバイルフレンドリーな変更が加えられ、また、ユーザが最初に提供すべき情報が少なくなった。さらにまた、ユーザからの暴言の通報に対する対応をより迅速にするための改良が行われた。たとえば、暴力や肉体的危害を含む暴言の報告がリストのいちばん上に来るようにソートされるので、それらへの対応がより早くなる。

    [ツイート訳: 今日から暴言的なツイートを知らせる方法の、改良バージョンを展開する。その概要を、下のビデオでご覧ください。]

    もうひとつの新しい機能としては、Twitter.comの設定メニューからBlocked Accountsページ(ブロックされたアカウントのページ)へ行けるようになり、そこで自分がこれまでブロックしたアカウントを一覧できる。ここは今後数か月以内に、もっといろんなことができるようにしたい、とTwitterは言っている。

    重要と思われるのは、ブロックされたアカウントはこれまで、そのユーザ宛てのツイートやレスが相変わらずできて、しかしそれらを当のユーザが見ることはない、という方式だったのが、これからはブロックされたアカウントがそのユーザのプロフィールを見ることすらできないようになることだ。

    これまでは、ブロックされたアカウントはユーザのプロフィールを見れるが、そのユーザをフォローできない、という方式だった。フォローリクエストに対しては、‘あなたはブロックされている’とメッセージが来た。今回の変更では、加害者が暴言の被害者のコンテンツを(引用やリツイートを通じて)見られないことはないし、加害者が単純にログアウトすることもできる。ただし加害者が、誰かが言ってることに対してリアルタイムで応答することは困難になり、したがってTwitter上の憎悪を増幅し続けることも難しい。

    今回のTwitterの方針変更は、ブロックの複数回にわたる効果が中心なので、以前のポリシーの復活のようでもある。これまでは、匿名や偽名のアカウントがユーザを暴力やレイプ、殺人、ヘイトスピーチのツイートなどで脅すことが、野放しで許されていた。Twitterのこの暗黒面は、適当な@handleとメールアドレスぐらいで、どんなアカウントでも自由に作れたことに原因がある。この、自由な匿名性により、独裁権力に対して本人性がばれない、というメリットもあったのだが。

    ソーシャルネットワークは、暴言対策やユーザ保護に関して、事前対策的でない、いつでも事後対応だ、とよく非難される。今回のTwitterの措置も、これまで何度も“ツイハラ”(Twitter harassment)の通報、とくに女性が被害者となるものがあったから講じられた。たとえばセレブのRobin Williamsの娘Zeldaは、父の死後いやがらせを受けた。それに、#gamergateで、フェミニストの論客Anita SarkeesianやインディーデベロッパのBrianna Wu、Zoe Quinnなどが受けたひどいいやがらせは、有名になりすぎた。

    Twitterによると、今回のアップデートは最初は少数のユーザに適用され、その後数週間で全員に展開される。今後はユーザのコントロールがさらに増え、通報の仕組みがさらに改良され、暴言者に対する新たな執行項目が加わる、とも言っているが、それらの詳細は得られていない。

    [原文へ]
    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


    Twitter、ツイートの反響をその場で見られる機能を実験中


    自分のツイートが、実際どれだけの人に読まれているかを知りたいと思わないだろうか? 元Twitterプラットフォーム責任者のRyan Saverが発見したTwitterの新しい実験では、あなたのツイートのリンクを何人がクリックしたかを、iOSアプリで簡単に見ることができる。例によって、これは限定された少数のTwitterユーザーにしか提供されていない機能だが、成功すれば広く公開されるかもしれない。

    新機能が有効になっているユーザーには、ツイート表示の下に「アナリティクスの詳細を表示」リンクが表示され、そのツイートの反応データを見ることができる。総インプレッション数のほか、あなたがシェアしたリンクをクリックした人数や、何人がツイートを展開表示したかを示す「エンゲージメント」もわかる。

    ツイートの反響を簡単に見られる機能は、ソーシャルメディアでの成功を糧にしてるブランド等にとって非常に有効だろう ― しかし、Twitterが一般ユーザーに見せたい以上のものが暴露されるかもしれない懸念もある。もっとも、この機能は目につきにくいので、興味のない人は気付かないか使わないだけかもしれない。

    アナリティクス情報を別のダッシュボードを使わずその場で見られることは、実際驚くほど便利だが、いつものように、こうしたテストは必ずしも一般公開に結び付くわけではないので、まだテスト対象に入っていない人は、期待しすぎないように。

    [原文へ]

    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Twitter、モバイル端末にインストールされているアプリの追跡を開始


    今日(米国時間11/26)からiOSとAndroid端末のTwitterユーザーは、同システムにおけるデータ収集方法を変更について告知を受け、オプトアウトする方法も提供される。問題のデータとは、ユーザーのモバイル端末にインストールされたアプリのリストのことで、Twitterはこれを「アプリグラフ[app graph]」と呼んでいる。

    同社はこのデータを利用して、「よりカスタマイズされたTwitter体験を作る」と言っている。似たような興味を持つユーザーを結びつけることによって「フォローのおすすめ」を改善し、関連の深い広告を表示するほか、タイムラインに興味のあるコンテンツを追加する。

    この変更は、Twitterがユーザーのタイムラインをパーソナライズして、受け身のユーザーを ― ログオンはするが殆どツイートしない ― よりアクティブでつながりの強いユーザーにしようという取り組みの一環と見られる。少なくともウォール街では、Twitterのユーザー成長は停滞していることが問題になっている。

    この問題を修正すべく、Twitterは入会したばかりで友達ネットワークを持たないユーザーにも利用価値の高いサービスになる方法を試している。例えば、最近追加された新規ユーザーのための「インスタント・タイムライン」は、初めてサインインした人にも、何かしら見る物を提供するものだ。

    今回、モバイル端末にインストールされているアプリを覗けるようになれば、Twitterはユーザーがどんな人であるかの理解を深め、タイムラインのコンテンツを関連性の高いものにすることができる。そうやってTwitter体験の魅力を高めることによって、ユーザーを成長、維持できれば、最終的には収益を改善することができる。
    しかし、「アプリグラフ」には、将来に向けてもう一つの目的がある。

    これは、現在同社が提供している「ユーザーの関心に基づく広告ターゲティング能力」を改善する。どんなアプリを使い、どんなゲームが好きかを理解することによって、広告主がごく特定されたユーザー「集団」にリーチすることを可能にする。

    これは将来Twitterが、現在行われているアプリのインストール広告やアプリ・エンゲージメント広告において、より高度なアプり推奨ができるようになることを意味している。

    Twitterがデータを収集する方法

    Twitterがこの「アプリグラフ」データにアクセスする方法は、Android上での方が容易であり、ユーザーは数週間のうちに告知を受けることになる。iOSでは、より難度が高く、端末上でアプリをチェックしたものをTwitterが既に持っているリストと照合する方法がとられる。このシナリオでは、Twitterは百万種類を越える既存iOSアプリのロングテールに手を出すことはせず、App Storeの各カテゴリーでトップチャートにランクされているアプリにエネルギーを集中することになる。

    今回のTwitterのやり方に対して、行き過ぎであると反応する人たちもいるだろうが ― つまるところ、Twitter自身とは何の関係もないデータを収集するのだから ― 現実には今や多くの企業が同様のことをやっており、ただユーザーに公表していないだけだ。実際、様々な分析プロバイダーのSDKは、インストールされているアプリのデータを追跡して同様のデータを提供することによって、アプリメーカーがユーザーの「ペルソナ」を識別し、顧客ベースに関する深い洞察を得ることを可能にしている。

    Facebookも、アプリがFacebook SDKを使っていれば(多くがそうしている)、ユーザーがどのアプリをインストールしているかを知ることができる。

    そんな中でTwitterは、かなり目に見える形でアプリデータを追跡しようとしている ― ユーザーには大きな青色のプロンプトが表示され、設定画面に誘導される。しかもユーザーが既に設定している項目も尊重される ― iOS端末における「広告追跡の制限」や、Androidの「関心に基づく広告からオプトアウトする」等。もし、端末レベルでオプトアウトしていれば、ユーザーはTwitterのこのプロンプトを見ることもない。もしあなたがまだプロンプトを見ていなければ、Twitterはアプリデータを収集していないという意味だ。

    そうは言っても、IT知識の低い多くのユーザーがこのプロンプトを見れば、意味を理解することができず、無視するだろう。そうするとTwitterはデータ収集することが可能になり、それがTwitterの後を追って同じことをしようとする他社の前例になってしまうかもしれない。

    (画像提供:上、TechCrunch。下、Recode

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Twitter、公開ツイートを非公開で共有できるダイレクト・メッセージ機能をリリース

    今月始め、Analyst’s Dayカンファレンスで、近く予定されている機能とビジネス・モデルのアップデートのプレビューを公開した。そこで紹介された機能の一つに、公開ツイートを特定の相手とだけ共有する「プライベート共有」(Twitterはダイレクト・メッセージと名づけた)があった。先ほどTwitterはこの機能を一般公開した。Twitterによれば「今日のアップデートで、ユーザーはフォロワーの誰とでも非公開でツイートを共有し、議論することができる」という。

    デスクトップまたはTweetDeckアプリの場合、 “…More”アイコンをクリック、“Share via Direct Message.”を選択する〔日本版ではこの記事の翻訳時点ではまだ公開されていない〕。iOSまたはAndroidアプリの場合、タイムラインのツイートを長押してオプションを表示し、“Share via Direct Message”を選ぶ。

    メッセージを受け取った相手にはプッシュ通知が表示され、メッセージの中に共有ツイートそのものも表示される。

    この機能はTwitterの全ユーザーが熱望していたというほど画期的なものではないが、Twitterを離れずに公開ツイートを対象に特定の相手と非公開で会話を続けることができるのは便利な機能には違いない。

    モバイルではプライベート・メッセージ・アプリが花盛りだ。多くのアプリが非公開で会話ができる機能を備えるようになっている。一部のアプリではプライバシー保護を一歩進めて、共有されたコンテンツやメッセージが表示後、自動的に削除されるようにしている。Twitterも徐々にではあるがこの方向に機能の追加を進めてきた。まず昨年の冬にDM(ダイレクト・メッセージ)で写真共有を、その後、リンク共有をサポートした。Twitterはそれ以外にもダイレクト・メッセージの機能を「最近の一覧」の追加やアイコンのデザインの改良などこまめにアップデートしてきた。

    「Twitterは公開の議論のすばらしいプラットフォームだが、興味ある話題についてのプライベートな会話も簡単にできるようになった」とTwitterの公式ブログは書いている。

    このアップデートは今日中にウェブ、モバイルを含めてほぼすべてのプラットフォームに公開される予定だ。デスクトップの場合はTweetDeckに機能が追加される。 ただし、Mac版TweetDeckとTwitterのデスクトップ・アプリのアップデートは少々遅れるようだ。

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    (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


    Twitter、インスタント・タイムラインの発表で株価は7%高


    ウォール街はTwitterのユーザーが増えるのを待っている。よって、アナリスト会見で同社がユーザー獲得の強力な方法を発表したところ、投資家たちは株価を7.53%アップの42.57ドルへと押し上げた。

    近々公開される新機能、インスタント・タイムラインは、新規ユーザーに登録直後から高品質のフィードを提供し、ユーザーが自分で誰かをフォローする前からTwitterの価値を証明しようとしている。Twitterは、登録はしたが何回か使っただけで、フィードを充実させる前に使わなくなったユーザーにも、インスタント・タイムラインを表示する。

    先月の収支会見の後、$TWTRは成長率が落ちたことで暴落し、サービスを使いやすくしたり、試した後使わない人々の魅する計画を出すこともできなかった。しかし、今日のアナリストへの一連の発表によって、ようやく状況が改善された。

    追加されたのは、ビデオ・アップロート、ツイートをDMするオプション、不在中に見損ったベストツイーツを表示さるWhile You Were Away機能等。これらのタイムライン・ハイライトによって、重要なツイートが、たとえ数字間前のものでも、埋もれてしまうことがなくなる。

    インスタント・タイムラインとWhile You Were Away機能は、Twitterのユーザー数成長問題の答になるかもしれない。

    [原文へ]

    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    軒並み好調な大手ソーシャルメディア、コラボレーティブ・エコノミー – 米国発Web業界ニュース11月初旬号

    また少し日が空いてしまいましたが、今回の記事は10月最後~11月最初の米国ウェブ関連の最新記事から。ソーシャルメディア大手各社の業績は順調なようです。 — SEO Japan

    今週のウェブマーケニュースでは、・大手ドラッグストアの買い物客はApple Payを使えない ・代わりの支払いシステムでデータ漏えいが発生 ・実はリアルではないリアルタイム ・Twitter、重役陣の入れ替えを行う ・Flipboardが大幅な変更を断行 ・シェアエコノミーの破壊的/経済的な影響 ・今週の分析レッスン ・ブランドパブリッシャーを認めよ ・楽観主義と無知 ・話を聞いてもらうコツ等の話題を伝える。

    それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

    毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

    他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

    インダストリー

    • 両社を含む一部の小売店は、Merchant Customer Echange(MCX)、および、CurrentCと呼ばれるQRコードベースのシステムとの長期契約を結んでいるため、Apple Payの承認を禁じられていたことが原因であったようだ(Fast Company)[QRコードの何が問題なのだろうか?]
    • ちなみに、そのCurrentCはハッキングの被害に遭い、メンバーのEメールアドレスが第三者のハッカーに奪われてしまった(Business Insider)
  • Taco Bellは、今週、新しいモバイルアプリを宣伝するため、ソーシャルメディアで沈黙した。この取り組みは大成功し、火曜日、ダウンロードの回数において、トップ 25入りを果たした(Marketing Land)
  • オーディオ人気は留まるところを知らない。DeezerがStitcherを買収し、35,000のラジオトークショーとポッドキャストが同ネットワークに加わった(TechCrunch)
  • Harvard Business Reviewは、ソーシャルネットワークで健闘を続けており、大きなライバルに勝つことも多い。ターゲットの絞られたパブリッシング事業において、ソーシャルが有効に働く何よりの証拠だ(Digiday)
  • ブランドは、リアルタイムマーケティングに力を入れているものの(Googleがリアルタイムを考え直すコツを幾つか提供している)、交流する機会を見失っている。JetBlueはTwitterを介して乗客が失くした本を探す手伝いをしており、他の企業にも見習ってもらいたい(Ann Handley)。 ソーシャルネットワークでのブランドへのメッセージは、77%増加しているものの、6本のメッセージのうち5本はスルーされている(AllTwitter)
    • 多くのブランドがリアルタイムを重視している。もう皮肉としか言いようがない

    プラットフォーム

    • Facebook
    • Twitter

    コラボレーティブエコノミー


    計測/基準/ビッグデータ

    法律/人事

    コンテンツ

    重要な記事、動画 & オーディオ

    • トム・ウェブスターとティム・ハイデンが、Apple Payのリリースとほぼ同じタイミングでThe Mobile Commerce Revolution(Amazon)をリリースした。この作品は、マーケティングにおける行動、そして、社会の変化を鋭く分析している(Brand Savant)
    • 確かなデータを求めているなら、モバイルの世界のスタッツを確認しよう。以下に画像を掲載しているが、とりわけデバイスごとの滞在時間は興味深い(re/code)[画像]
    • マーク・アンドリーセンが、楽観主義の力について語っている(New York Magazine)
    • ただし、楽観主義と無知は同じではない。心理学者によると、無知の問題は、専門家のような気分を味わってしまうことのようだ(Pacific & Standard)
    • TEDで5回プレゼンを実施した実績を持つジュリアン・トレジャーは、話し方、そして、音に精通している。下の10分間のプレゼンの中で、耳を傾けたくなるような話し方を伝授している(TED)





    Photo credit: Scott Swigart(Flickr)

    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital – October 31, 2014」を翻訳した内容です。

    今回は比較的、地味(とはいえそれなりに大きいのですが)ながら、着実に前進しているウェブ業界であることは感じられるニュースが中心でした。 — SEO Japan

    Twitter、Q3決算は売上3.61億ドルで目標を上回るも、ユーザー成長率鈍化で株価は8%ダウン


    アップデート:Twitterは時間外取引で現在10%前後値を下げている。同社のCEOはCNBCのインタビューで自社について、大規模デジタル広告業界で「最も成長の速い会社」であると語った。

    本日(米国時間10/27)の通常取引終了後、Twitterは第3四半期の決算報告を発表した。売上は3.61億ドル、非GAAPベース1株当たり利益は0.01ドルだった。ウォール街の予測は、それぞれ3.51億ドルと0.01ドルだった。

    Twitterは、通常取引で3%近い低値だったが、決算報告後さらに急降下した。

    同社の売上は前年同期比114%増。GAAPベース純損失は1.75億ドル、非GAAPでは純利益700万ドルだった。同社の期末時点の現近保有高は36億ドル。

    GAAPベースで、Twitterは1株当たり0.29ドルの損失だった。

    同四半期にTwitterは売上の85%をモバイル広告から得た。直前の四半期は、売上3.12億ドル、1株当たり2セントの利益だった。

    Twitterの広告売上は一年前と比べて109%成長し、同社の「データライセンシングおよびその他の売上」部門は、さらに大きく171%伸びた。

    Twitterの同四半期中の平均月間アクティブユーザー数は、2.84億人で、対前年比23%アップ。2.71億人から増えたこの数字を、一部の投資家は物足りなく感じたに違いない。Twitterは売上予測を上回り、利益予測も達成していることから、おそらくこれが現在の株価急落の主たる要因だろう。

    四半期中同社が獲得した新規月間ユーザーは1300万人で、前四半期の1600万から減少した。ユーザー成長率の鈍化を同社投資家は忌み嫌う。その事実は、IPO以来同社の決算報告4回中3回に影を落としている。

    Twitterの時価総額はこの日の終りに300億ドルをわずかに上回っていたが、現在は大きく水位を下回っている。現四半期に関してTwitterは、売上4.4~4.5億ドル、調整後EBITDA約1億ドルを見込んでいる。

    この会社は、財務目標を上回りつつ、ユーザー数成長で未達あるいは失望させる結果を残してきた歴史を持つ。Twitterはユーザー基盤を収益化することに関して完璧な仕事をしてきたが、換言すれば、基盤自体の拡大には苦戦している。もしTwitterが今のユーザー基盤を広げられなければ、より遅い長期的売上成長見込みを、短期的成長で補うことができなくなる。Twitterは、この先に大規模な成長が控えていることを投資家に信じさせるためにも、より多くのユーザーを獲得する必要がある。

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    ソーシャルメディアからのトラフィックでFacebookが断然トップ―TwitterはPinterestに次いで3位

    前四半期ではTwitterは売上、ユーザー増ともに予想を上回る結果で市場を驚かせたが、今日(米国時間10/27)発表される予定の第3四半期の決算で同じように好調を維持できるか注目が集まっている。しかしTwitteは単に今日のランチや通勤ラッシュについてツイートするだけの場ではなく、リンクをクリックしてニュースを読んだり、商品を買ったり、リンクを再共有したりするプラットフォームとなることをビジネスの目標としている。

    このソーシャルメディアの参照トラフィックのシェアからすると、Shareaholicが公開した統計はTwitterにとって懸念を抱かせるものだ。Twitterの共有トラフィックのシェアは相対的に低下していることが判明した。

    ボストンのソーシャルメディア調査会社、Shareaholicによれば、Facebookが全ソーシャルメディアの参照トラフィックの22%強、つまり約5分1のシェアを占めて1位であり、昨年に比べて116%と2倍以上に増加していることがわかった。参照トラフィックに関してはFacebookが揺るぎない王者だ。堅実だが、大きく引き離された2位はPinterestで、5.5%を占め、昨年に比べて50%の増加だった。そしてTwitterはさらにかけ離れた3位にとどまった。シェアは25%ダウンして0.88%と1%を切った。

    Shareaholicによれば、このレポートは20万のウェブサイトにおける2億5000万のユニーク訪問者を調査したものだという。.

    StumbleUpon、Reddit、Google+、YouTube、LinkedInなどTwitter以下のソーシャル参照トラフィックのシェアはますます小さな数字となる。 Shareaholicは「大半のウェブサイト運営者、マーケティング担当者にとって、トップ3以外のソーシャル・ネットワークは考慮する必要がほとんどない。 下位5種のソーシャル・ネットワークの参照トラフィックを合計しても全体の0.74%にしかならず、これは3位のTwitterからの参照トラフィックにも及ばない」と書いている。

    しかしこの状況は裏返せば、ソーシャルメディアにはまだまだ新たな成長の可能性が残されているということでもある。トップ8種のトラフィックの合計が29.49%ということは、残りの70%は極めて長い裾野をひきずるロングテールの世界だということを意味する。ただし昨年はトップ8種のシェア合計は16.44%だったから、寡占化の動きが進んでいることは見てとれる。

    Shareaholicのデータを検討すると、Twitterのシェア減少は、「大きいものがさらに大きくなり、小さいものがさらに小さくなる」という全体的なトレンドの一部であることが分かる。

    この場合、Facebookがその「大きいもの」だ。ShareaholicのDanny Wongはわれわれの取材に対して「Shareholicが調査を始めて以来、Facebookがトップの座を明け渡したことは一度もない。しかもFacebookはニュースフィードを表示するアルゴリズムの改良、ビデオその他のコンテンツの導入などによってますますユーザーのエンゲージメントを高め、シェアを伸ばしてきた」と語った。

    FacebookとPinterest以外のソーシャル・ネットワークで例外的にシェアを伸ばしたのはGoogle+(57%アップ)だけだが、シェア自体は0.07%と顕微鏡的だ。

    Googleが検索結果の表示でGoogle+を優先扱いしているという不満も一部から聞かれる。それが事実ならGoogle+の成長原因の一部となっているのかもしれない。

    このトラフィック・シェアの低下は、いち早くニュースを伝えるメディアプラットフォームとして自らを確立しようとするTwitterの努力に対して冷水を浴びせるものだ。

    Guradianは新しいニュース記事に対するトラフィックの流入元としてソーシャルメディア中でTwitterが1位だと発表している。しかしShareaholicの統計をみるかぎり、これは例外的な現象のようだ。もうひとつ興味深いのはPinterestがFacebookより規模は小さいものの同様の成長傾向を示している点だ

    Shareaholicの最近の数字を見ると、6月から9月にかけての4ヶ月ではGoogle+とLinkedInだけが増加傾向を示している。 Wongによれば「この時期は全体的に(夏休みなどの)季節要因でトラフィックの減少がみられる」という。これが不規則な結果を生んだのかもしれない。

    画像: Flickr

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    (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


    Twitpic、Twitterとの合意により(とりあえず)コンテンツは継続へ

    いろいろな噂に困惑した人も多かったTwitpic問題だが、最後に多少なりとも明るいニュースで締めくくることとなった。Twitter側との合意により、既存の写真およびリンクは使い続けられることになったようだ。ドメインおよびデータはTwitterの管理下に移る。

    もちろん、これはTwitpicが存続するという話ではない。さらにTwitpicに新しく写真などを投稿したりすることはできない。簡単にいえばリードオンリー・モードに移行するわけだ。App StoreおよびGoogle Playに登録されていたアプリケーションは、取り下げられることとなる。これまで利用していた人は、ログインしてコンテンツを削除したり、あるいはアカウント自体を取り消したりすることはできる。また、データをエクスポートすることもできる。

    今回のTwitpic騒動が始まったのは9月のことだった。Twitpicのファウンダー兼CEOであったNoah Everettが、Twitterからの商標関連のクレームがきて、TwitterのAPIが利用不能となるためにサービスを停止するとアナウンスしたのだった。

    「Twitpicは2008年から稼働しており、商標についても2009年にUSPTO(特許商標局)に対して申請を行なっています。そのような状況の中で受け取った停止要請には大いに驚いています」と述べていた。

    しかしその直後、どうやらTwitpicは買収され、サービスも継続されることになりそうだとの噂が流れた。しかしこれも結局Everett自身が買収による存続を断念した旨をアナウンスして決着することとなった。

    とても気が重いことですが、サービスの停止をアナウンスしなければならなくなりました。停止日は10月25日です。買収提案がいくつかあったのですが、いずれとも話をまとめることができませんでした。ほぼ話がまとまったように見えたときもありましたが(その旨をツイートしてしまいました)、しかし条件面で合意できなかったのです。

    この話にはしかし続きがあり、本日もTwitpicのブログが更新された。内容は以下に掲載している。Everett自身がTwitterからTwitpicの管理を行うといわけではなく、Twitpicの運営からは完全に離れるということのようだ。

    「ハッピーエンド」というわけではなかったろう。しかしいずれにせよTwitpicの戦いには、本日、幕が引かれた。

    長い間Twitpicを使ってきて頂いて本当にありがとうございます。最後になって、いろいろとお騒がせしたことをお詫びいたします。ご覧の通り、ばたばたな幕引きということになりました。

    結局、Twitpicのサービスを続ける道を見出すことはできませんでした。但し、Twitter側との合意により、TwitpicのドメインおよびデータをTwitterが継続管理することとなりました。すなわち投稿して頂いた写真などは、今後も生き残ることとなったわけです。データの継続性という利用者のメリットについて、Twitter側も認めてくれたわけです。多くの人に利用していただいていたサービスであっただけに、今回の合意はもちろんTwitter側にもメリットがあるものであると思っています。

    混乱のないようにまとめておきます。

    • Twitpicに、新しく写真などを投稿することはできなくなります(リードオンリー状態になるわけです)。
    • iOSおよびAndroidアプリケーションは、アプリケーションストアから削除されます。また今後のサポートも行われません。
    • 利用者の方はログインしてデータやアカウントを削除することもできます。
    • データをエクスポートしてダウンロードすることもできます。

    ともかく、Twitpicはこれで終了です。Twitpicをご利用いただいた方には、繰り返し感謝申し上げます。本当に、長らくのご愛顧、ありがとうございました。

    原文へ

    (翻訳:Maeda, H


    エリザベス女王の初ツイートは王室の永遠の謎

    自分の最初のツイートを、覚えてる? 私のはデスクトップからだったけど、今はスマートフォンからの人がとても多いでしょうね。

    でも、ツイートを送るためには、その前にTwitterのアカウントを取らなければならない。そしてもちろん、メッセージの本文をタイプする。それからやっと、あの小さな青いTweetボタン(ツイートボタン)を押して、あなたのTwitterの旅が始まる。

    しかし、女王様のやり方は、ちょっと違う。

    彼女は最初のツイートで、Science Museum(科学博物館)で行われる展示会Information Age(情報の時代)の宣伝をして、最後に女王の公式の署名をしている。Elizabeth R.のRはRegina、ラテン語で女王の意味だ。

    このツイートはBritish Monarchy(英国君主)の公式アカウントから送られているが、この人には75万あまりのフォロワーがいる。私がこの記事を書いてる時点では、2万回以上リツイートされ、お気に入りもそれぐらいある。

    実際に女王ご自身がこのツイートをタイプしたのかについては、諸説がある。下のビデオでは女王が聖書台の上のiPadの方へ歩いて行き、手袋を取り、ボタンを一つ押しているだけだ。でも、その前に撮られた写真では、彼女は実際にiPadでタイプしている。しかしTweetDeckがつかんだ証拠(下図)によれば、ツイートはiPadでなくiPhoneから送られている。

    British Monarchyのお役所は、Vergeの取材に対して、その食い違いは画像処理の不手際のせいだ、と言っている。何のことやら。そして、ツイートはあくまでも女王本人が送った、と言い張っている。以下は、女王ではなく、お役所からのツイートだ。

    [さきほどのツイートは女王が彼女の公式のTwitterアカウントからご自分で送りました。]

    私自身は、女王が誰かに自分のメッセージをタイプさせたとしても、一向にかまわないけどね。どの帝国の指導者でもないAshton Kutcherでさえ、 820万人のフォロワーにはまともに対応できなかったんだから。

    [ビデオ提供: The Telegraph]

    [原文へ]
    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


    電話番号確認方式のユーザ認証をTwitterがデベロッパサービス(一種のAPIスイート)Digitsとして提供

    【抄訳】

    今日(米国時間10/22)、Twitterが初めて行うデベロッパカンファレンスFlightで、モバイルアプリのログインをパスワード不要の簡単なものにするサービス、Digitsが発表された。それは、そのほかにもいろいろ発表されたモバイルアプリのデベロッパ向けの一連のツールのうちの一つだ。

    Facebookが高額でWhatsappを買収したことが象徴しているように、今モバイルの上ではメッセージングがホットだ。それらのメッセージングアプリは、ユーザの認証にWebでおなじみの面倒なユーザ名/パスワードの組み合わせを使わない。ユーザは単純に電話番号を入力してサインアップし、するとアプリはSMSベースの確認コードで、ユーザが確かにその電話番号の保有者であることを確認する。それで、ユーザ認証は完了だ。パスワードは要らないし、CAPTCHAというかったるいものもない。メアドを使わないからスパムも侵入しない。

    Digitsは、デベロッパが各アプリでいちいちこの認証過程を書かなくてもよいように、電話番号入力画面を出す、SMSの確認コードを送ってその番号を確認する、というツーステップをサービスとして代行する。アプリは、メッセージングにかぎらず、何でもよい。近くWeb用のAPIも提供されるから、Webアプリケーションがこのサービスを利用してもよい。

    この処理は、ユーザ名/パスワードがWebの遺物であるからだけでなく、スマートフォンが自己の持つ唯一のコンピュータである途上国では、(多くの場合ユーザIDとなる)メアドを持ってない人も多く、しかし電話番号だけは確実に持っているから、きわめて合理的な認証処理だ。

    TwitterもDigitsのデベロッパ向けサイトで、途上国のモバイルユーザが全世界のモバイルユーザの70%を占めること、また合衆国とヨーロッパでは今年1年だけで3億人がスマートフォンを買うが、途上国では同じ年に9億台以上が売れる、と言っている。Twitterも当然、モバイルのユーザをだいじにしなければならない。

    なお、Digits経由であなたのアプリにログインしたユーザに対しては、その電話番号を友だち候補として保存〜取り出しできる。

    Digitsは最初、216か国28言語でローンチし、いきなりビッグなモバイル市場をねらうことになる。しかもそれはTwitter専用のサービスではなく、モバイルデベロッパが今後普遍的に利用できるツールだ。このような、より一般的なモバイルデベロッパのサポートは、初回のFlightカンファレンスのそのほかの提供物にも見られるし、今後ますます本格的に増えるだろう。

    デベロッパがDigitsを使うためには、ほんの数行のコードを自分のアプリの中に書くだけだ。

    なおTwitterは、DigitsがFacebookのデベロッパプラットホームのようにユーザに無断でメッセージをポストしたりしない、と約束している。

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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


    VineのiOS 8アプリは好きなチャネルを簡単に見られるようになった、外部ビデオの投稿も楽に

    おもしろいVineを作るのは難しいけど、でもこの6秒ビデオアプリのまわりには、すばらしいクリエイターたちのコミュニティが育っている。今日(米国時間10/21)のiOS版のアップデートでVineはさらにその輝きを増し、Comedy(コメディ)やMusic(音楽)などのチャネルから編集者が選んだ傑作のすべてを、見られるようになる。アップデート後のアプリはiPhone 6/6+向けに最適化され、iOS 8で新たに導入された共有拡張機能を使って、Vineの外で撮ったビデオでも、簡単に共有できるようになった。

    それまでは、いちいちVineを開いてビデオをアップロードしてからでないと、共有できなかった。今度のアップデートでは、ビデオを記録したら小さなSend Toボタンを押し、共有先としてVineを指定すれば、自動的にVineのTrim and Crop(トリミング)画面にビデオがロードされる。

    もっと重要なのは、チャネルをフォローするボタンの導入だ。以前は、特定のクリエイターをフォローしたり、Discoverセクションでチャネルを見るしかなかった。ぼく(Josh Constine)はとくにComedyチャネルが、インターネット上のすべてのコンテンツの中でも最高に好きで、くだらないのも、そのくだらなさが楽しい。インターネット上のいろんな話題の、震源地の一つだ。この記事には、Comedyチャネルのぼくのお気に入りをいくつか埋め込んだ。 [情報開示: Vineの“アフィリエイト化”をやっているNicheのDarren LachtmanはJosh Constineの従兄弟だ。]

    ちょっと面倒なのは、目的のチャネルに到達するまでのクリック数の多さだ。また各チャネルには上位200のVineが載っているが、それを選ぶアルゴリズムが良くないので、ときどき駄作が混入している。

    でも今度からは、チャネルフォローボタンを押すだけでComedyチャネルへ行けるし、上位作品は人間編集者が選んでいる。またその中には、友だちや、自分がフォローしているクリエイターの作品も必ず入っている。というわけで、Vineがとても見やすくなり、通(つう)でないユーザでも楽しめ、しかも上位作品がフォロワー数数百万という大スターのクリエイターの作品に集中せず、無名の人の作品でも、おもしろければ選ばれるようになった。

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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


    Twitter上では誰をフォローすべきか、Marc Andreessenがリストを公開

    有名なツイート嵐(荒らし)で今日的なWebブラウザMosaicの元祖で今は投資家のMarc Andreessenが、Twitter上の彼のお気に入りのフォロウィーのリストを作った。それを作った動機は、The Informationの記事“Silicon Valley’s Frontman Problem”(シリコンバレーの看板的人物の問題)でJessica Lessinが、メディアがもっとも多く引用する人物(彼女が挙げているのはAndreessen、Elon Musk、そしてPeter Thiel)が果たして、“シリコンバレーのいろんな人たちの見解を代表しているのか”、という疑問を投げかけたことだ。

    “シリコンバレーが多くのメディアに取り上げられるようになればなるほど、いろんな人たちの声がそこに載ることが重要だ”、とLessinは書いている。

    (またNew York誌に載ったAndreessenのインタビューで彼は、彼がやってきた1994年ごろに比べるとシリコンバレーの文化は変わった、テク業界は一色でなく、きわめて多様化した、と言っている。)

    彼のリストは“ごくごく一部の人たちが載っているにすぎない”、とAndreessen(@pmarca)はツイートしたが、それでも、そのテク業界関連のアカウントの公開リストのリストには600名以上も載っているから、とても参考になる。

    AndreessenはTwitterをものすごく多用しているから、彼のツイートはすぐに埋もれてしまう。そこで本誌は、その、彼が“省略しすぎ”と称する自作のリストを、ここにアーカイブしておこう。

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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


    Twitpic、買収による生き残り策も消滅。10月25日にサービス停止

    Twitpicは買収により閉鎖を免れるというがあった。しかしどうやら、この話も不調に終わったようだ。Twitterからの商標関連のクレームに端を発した今回の騒動は、結局サービスの停止で幕を閉じることになる。サービスは10月25日をもって閉鎖される。その日まではアカウントページからデータのエクスポートを行うことができるが、サービス停止後にはデータも消えてしまう。

    TwitpicのファウンダーであるNoah Everettはブログで次のように記している。

    とても気が重いことですが、サービスの停止をアナウンスしなければならなくなりました。停止日は10月25日です。買収提案がいくつかあったのですが、いずれとも話をまとめることができませんでした。ほぼ話がまとまったように見えたときもありましたが(その旨をツイートしてしまいました)、しかし条件面で合意できなかったのです。買収されることになりましたというツイートは結局のところ嘘になってしまいました。少しでもはやく利用者の方に安心してもらいたいと考えていたのです。

    Twitpicのエクスポートツールでは、登録写真(但し直近の5000枚まで)をエクスポートすることができる。Twitpicに登録した写真を見ながら懐かしい(あるいは恥ずかしい)思い出にひたる人も多いのではなかろうか。当方でも、テックカンファレンスに現れたMC Hammerの写真を投稿していたりしたものだった。

    エクスポートするには少々時間もかかる様子だ。エクスポートの登録をして、しばらく後にダウンロード用のリンクが表示されるようになるという仕組みになっている。

    振り返っておくと、Twitpicは9月4日にサービス停止をアナウンスしていた。しかしその2週間後、買収により生き残る見通しである旨をツイートしていた。

    錯綜する状況をツイートでみると以下のようになる。

    絶望から立ち直って希望を抱いた利用者にとっては、最新の発表はさらに失望を深めるものとなってしまった。Twitpicは、Twitter上で写真を共有する標準的な地位を獲得していた時代もあった。写真を登録すると、ツイートに含めるためのURLが生成されるという仕組みで、リンクする写真ページには広告もあわせて掲載されるようになっていた。しかし2011年中頃には、Twitterが自ら写真共有サービスを開始し、Twitpicの基盤を脅かすことにもなっていた。

    Twitterの外部サービスの内部化方針により、外部サービスは次々に姿を消していくこととなった。たとえばYfrogはソーシャルネットワークにピボット(方向転換)することともなった。しかしそのような中でも、Twitpicはオリジナルの路線にこだわり、それが結局自らの死を招くことにも繋がったわけだ。

    今回の話の発端は、数ヶ月前にTwitterが商標関連でクレームをいれたことに始まる。商標を変更するか、あるいはAPIの利用を停止するかというTwitterからの申し入れに対し、両者の経済基盤の違いなども考慮にいれたEverettは、金のかかる法廷闘争は諦めることにしたようだ。買収によって危機を脱する道もあるやに思われたが、それも結局幻に終わった。ともかくこれで終了だ。戦いは終わった。9日後、Twitpicはリングを去ることになる。

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    (翻訳:Maeda, H