iOS 8マルチウィンドウの不出来なデモビデオは、この機能がないことを証明

iOSデベロッパのSteven Troughton-Smithは、iOS 8のコードをほじくって、実際にそこにスクリーン上のマルチウィンドウを伴うマルチタスクの機能があることを、最初に見つけた人物だ。ただしそのことはなぜか、iOS 8の公式発表の中には含まれていない。水曜日(米国時間6/11)の夜にTroughton-Smithはその機能のビデオをアップロードして、iOSのマルチタスクの対象が、リアルタイムI/Oの要らないバックグラウンドジョブだけではないことを、疑い深い人たちに見せつけようとした:

ご覧のように不完全でバグいデモだが、でもだからこそこれは、この機能が一度計画されて放棄されたか、または今後のアップデートのために今なお開発中であることの、さらなる証拠だ。Troughton-Smith自身もこのビデオをややまともなものにするために、コードをちょっといじっているから、完動の実装はまだ遠い先の話だ。

Appleがマルチウィンドウ(画面分割)のマルチタスクをやる、という話はiOS 8の正式発表の前に、機能予想談義の一環として漏れてきた。最初にそれをリークした9to5Macは、この機能は遅れてiOS 8.1に載るか、または廃棄される、とも報じていた。 WWDCにおけるiOS 8の公式発表でこの話がまったくなかったのは、たぶんそのためだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Parrotの新しいミニドローンで遊んでみた。ジャンプも飛行も楽しい!

フランスの会社、Parrotは、多くの顔を持つ野獣だ。様々な種類の製品を作り、商業、産業、部品、消費者等様々な市場を相手にしている。2010年にはAR Droneで、消費者向けドローンの普及に重要な役割を果たした。発売以来、Parrotは70万台以上のドローンをホビイストや消費者に販売した。1台300ドルのハードウェアとしては悪くない成績だ。このたび、新しい2機種の「ミニドローン」によって、さらに広範囲の人々へのリーチを狙っている。Jumping SumoとRolling Spiderだ。

私は昨日(米国時間6/12)ここトロントで行われた特別メディアイベントで、2種類のスマートフォン制御ドローンを試す機会を得た。本稿に埋め込んだビデオで、Jumping Sumo、Rolling Spider両方の動くところを見られる。両機とも、CESでデビューして以来、ハードウェアにもiOS、Androidの制御にも変更が加えられてきた。使ってみて、Sumoは全く練習も説明もなく簡単に操縦することができたが、Spiderは、ライブビデオのための前面カメラがないこともあり、慣れるまでに時間がかかった。

Jumping Sumoの前進とジャンプの能力には感心した。屋外のでこぼこした場所でも十分楽しめる。Rolling Spiderの、壁や天井を這う動き実にカッコよかった。空中に投げてそのまま飛行させるトリックも楽しい。あまり楽しくなかったことが一つ。Spiderのバッテリー寿命はわずか8分で、私ともう一人の記者が使う間にあっという間に充電が切れてしまった。

幸い、Sumo、Spiderどちらでも使える予備バッテリーパックは小さくて持ち運びが楽で、しかも「15ドル以下」で販売予定だとParrotの社員は言っていた。これなら、小さな操縦士たちも、安心してこの新しいドローンのバレルロールや宙返り、さらにはプログラム飛行を楽しめるだろう。

他のParrot製ドローンと同様、私はアプリをタッチスクリーンではなく、Nvidia Shieldの物理的コントロールで操作する方が好きだが、とにかく初めての人でも簡単に遊ぶことができる。ホリデーシーズンのヒット商品になるに違いない。特に、今や北米の子供たちは誰でも自分のスマートフォンか少なくともiPod touchを持っているから。

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アメリカのパロディーニュースの老舗、Onionが釣りネタでトラフィックを集めるClickHoleをローンチ

大げさな釣りタイトルの記事、なんとか診断、トップなんとかのリスト等々で手段を選ばずトラフィックをかき集めたいと考えているなら良い知らせがある。パロディー・ニュース専門サイトのthe OnionがClickHoleという釣りネタでクリックを集めるとBuzzFeedスタイルのサイトをオープンした。ソーシャルメディアのユーザーはこういう記事を拡散することで労せずに大きな反響を得ることができるというわけだ。出だしはなかなか好調のようだ。

現在のトップ記事は「流砂に埋まっていないビヨンセの写真トップ16枚」というものだ。次には「映画の有名シーンはやらせだった・トップ5」(パルプ・フィクションの殺し屋ジュールスは実在しない。サミュエル・L・ジャクソンという俳優が演じていた)とか「誰も聞いたことがない権力者」(それはバラク・オバマという男だ)というような記事が続く。なんとか診断も用意されているが、神がかり的にバカバカしい。

しかしそのうち、「こういう記事をいくら読んでもどこがおかしいのかわからない人々がネットには大勢いる」ということに気づいて暗い気持ちになる。

ClickHoleの運営で最大のハードルはこういうバカバカしい記事を今後も大量に補給できるかどうかという点だろう。願わくばこのサイトが長続きしてFacebookのニュースフィードに笑い(と恥かき)の種を撒き続けんことを。

〔日本版〕the OnionThe Borowitz ReportThe Daily Currantはアメリカ版虚構新聞のトップ3。日本のソーシャル・メディアでもこれらのサイト発のネタ記事を真に受けた読者が拡散しているのを見かける。ご用心。アメリカのパロディーニュースはこちらにリストアップされているので参考になる。

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Apple、プッシュ通知を表示できるiPadのSmart Coverの特許を出願

AppleInsiderによれば、AppleはiPadにSmart Coverをしたままで各種のプッシュ通知が表示されるようにする特許を出願中だ。通知の表示はSmart CoverにLEDなどの発光素子を組み立むアクティブ方式とSmart Coverの一部を透明化してiPadの画面が見えるようにするパッシブ方式の2種類が出願されている。

アクティブ方式の場合、Smart Coverの表面に埋め込まれたアイコンが発光してユーザーに通知があることを知らせる。メール着信の場合は封筒のアイコン、メッセージの場合は吹き出しのアイコンといった具合だ。また通知の重要性に応じてアイコンの位置や色を変える。一方、透明パネルを利用する方式はiPad自体のスクリーンが利用できるのでさらに表示の柔軟性が高い。この場合は、単にメッセージやメールを受け取ったことを知らせるだけでなく、その通知に関連するコンテンツも表示できる。たとえばカレンダーから予定されたイベントの通知を受けた場合、イベントの内容や参加者も表示できる。

アクティブ方式の場合は電源が必要になるが、Appleの特許はこれに対して2つの方式を提案している。Smart Coverを本体に接着させている磁石をMagSafeアダプターのようなタイプに変更し、電力を供給できるようにするという案と、Smart Coverに電磁誘導充電機能をもたせ、iPadないし他の外部機器で充電するという案だ。透明パネルを利用する方式は電源を必要としないという大きな利点がある。

この改良型Smart Coverは既存のものと同様の折りたたみ式デザインで、従来通りiPadのスタンドとして利用できる。Smart CoverはiPadでもっとも人気のあるアクセサリーの一つだし、こうした改良が加えらればユーザーには便利だろう。ただし、電力消費や製造コストの問題が考えられるので、すぐに製品化されるかどうかは不明だ。

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ジャンプするカメラ付全地形2輪ドローン、Jumping Sumoが8月に米国で発売開始

フランスのBluetoothの草分けでAR Droneのメーカー、Parrotが、1月のCESで大発表した新製品の最新情報を公開した。ParrotはCESで新しいドローン2機種を披露した。「ミニドローン」と呼ばれる新製品群は、現在販売中のAR Droneよりずっと小さく、一つは飛行型、もう一つは全地形型で最高80cmジャンプする。このほどその価格と米国での発売時期が発表された。

2輪のJumping Sumoは高速ですばしこく動き、車輪を畳んで狭いところを通ったり、ジャンプの軽技を披露したりする。広角レンズカメラを内蔵し、スマートフォンの専用アプリで制御できる。カラーは3色用意され、バッテリーは20分間持続する。8月に155.99ドルで、Apple、Best Buy、Sprint、およびVerizonの各ストアで売り出される。

Rolling Spiderは、超コンパクト(手で持てそう)なクワッドコプター・ドローンで、オプションの2輪アタッチメントを付ければ、地表はもちろん壁や天井まで高速で這い回る。バック転が可能で、内蔵のバーティカルカメラを使って地面との相対位置を制御する。カメラはスナップ撮影にも使えるが、従来のParrot AR Droneにある前面ビデオカメラは装備していない。ただし、オートパイロットモードを持ち、3色から選べる他、「口」のステッカーが付いてくるので、ドローンを擬人化したい人は喜ぶだろう。

バッテリー寿命はわずか8分(飛ぶのは転がるより大変)で、同じ操縦アプリを使う。Sumoと同じく、Apple、Best Buy、SprintおよびVerizonで8月から販売され、標準価格は99.99ドルだ(一般的入門用飛行ドローンとしても安い)。

9月には、Windows 8.1およびWindows Phone 8.1のドローン操縦アプリを提供すると、Parrotは約束している。

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Amazon、今週中にも音楽ストリーミングを開始のもよう―内容は小規模

New York Timesによれば、AmazonはPrime会員向けの音楽ストリーミングを今週中にもスタートさせるという。 このサービスはPrime会員の年会費以外は無料で、広告も入らないが、新曲は提供されない。またユニバーサル・ミュージックのアーティストは除外されるという。

AmazonのサービスはRdio、Spotify、そしてAppleが買収したBeats Musicなどのライバルに比べて大きく異る。他のサービスはすべてユニバーサルも含めて新曲を提供する(一部除外されるサービスもある)。またAmazonのサービスが当初提供するのが数千曲だというのに対して何百万という曲を聞くことができる。しかしAmazonのストリーミングが既存のPrime会員向けの追加サービスだというのであれば、他の独立のストリーミング・サービスとは直接のライバル関係にならないわけだ。

Amazonは最近Prime会員の料金を年額79ドルから99ドルに値上げしたが、同時にPrime会員向けインスタント・ビデオにHBOのタイトルを加えるなどコンテンツを拡充している。

Amazonのストリーミング・サービスが当面きわめて小規模であるのはレコード会社とのライセンス交渉の不調によるものらしい。レコード会社はAmazonの提示したライセンス料が低すぎると考えたようだ。Amazonのライセンス条件は、インディーズレーベルの場合は、年間500万ドルのライセンス料をプールして配分、ソニーとワーナーに対しては年間アクセス料金を一括して支払うというものだという。 Amazonが最終的にどれほどのコストを負担することになるのかは明らかになっていない。

昨年末にAmazonが発表したところによると、Prime会員の数は2000万人程度のようだ。Primeは非常に利益を上げている事業なので会員数をさらに増加させるために努力することは理にかなっている。他の独立の音楽ストリーミングと比べると見劣りがするとはいえ、こうした小さな付加価値でもPrimeサービスの魅力をアップするのには役立つだろう。

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Amazon、今年中にベビーシッター等のホームサービスを販売へ(Reuters発)

Amazonは、万物に関するワンストップショップになろうとしている ― 取引きも、サービスも。Reutersの最新ニュースによる。同社は、ベービーシッター、便利屋、ペンキ塗り、理髪、家屋修繕等の販売を計画している。この動きは、Amazonのライバル範囲をAngie’s ListやCraiglistまで広げることになる。

Reutersによると、Amazonはこれらのサービス販売を、Amazon Freshと同じやり方で展開しようとしている。まず一箇所で消費者の食いつきとビジネスモデルをテストしてから、他の都市、やがて全国へと広げていく。サービス販売のしくみは、同社の既存Eコマースと同様だ。Amazonはサービス提供者自身、および地元でこれらのサービスを斡旋するスタートアップの両方と接触している、とReutersは伝えている。

以前Amazon CEO Jeff Bezosは、業者を探して手配するシアトルのサービススタートアップ、Pro.comに投資している。また、Amazonがマーケットプレイスのパートナーを拡大することによって、売上を大きく増加させられることも事実だ。すでに同社は、キャッシュフローの大きな部分を、サードパーティーパートナーから得ている。

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任天堂、NFC内蔵のフィギュア、AmiiboをE3で発表―Wii U内でユーザーのキャラとして活躍

今日(米国時間6/10)、任天堂はE3カンファレンスのイベントで、 スカイランダーズディズニー・インフィニティに似た、ゲームと連携できるフィギュア、Amiiboを発表した。AmiiboにはNFCチップが内蔵されており、Wii Uコントローラーを経由してプレイヤーを代理するキャラクターとしてゲーム中に登場する。

ニンテンドー・アメリカの社長、Reggie Fils-Aimeはプレゼンで「Amiiboの投入でわれわれも『生きてプレイできるおもちゃ』のジャンルに’参入する』と語った。Amiibo以前にスカイランダーズとディズニー・インフィニティの開発チームはWii U向けのNFC機能を提供している。フィギュアに内蔵されたキャラクターのデータはユーザーがプレイするゲーム中にダウンロードされると同時に、ゲームの進行にともなってその履歴がフィギュアに戻されて記録される。

Amiiboを最初にサポートするのは今年のクリスマスに向けて発売されるWii Uゲーム、大乱闘スマッシュブラザーズになるという。それと同時にAmiiboのフィギュアも出荷されることになる。

それぞれのフィギュアには特有の能力があり、複数のゲーム内で使える。大乱闘スマッシュブラザーズとの連携は手始めで、多数のゲームがAmiiboのサポートを準備しているという。この中にはマリオカート8のような既存のゲームも含まれている。任天堂は「Amiiboの機能や利用できるゲームについては近く詳細を発表する」としている。

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AppleのiOS 8に、アプリを2つ並べて実行するコードを発見

iOS 8に入ると噂されながら、ステージで発表されなかったものの一つに、iPadで2つのアプリを並べて実行する新しいしくみがある。この機能を最初に報じたのはMark Gurmanで、当時秘密だった来たるべきベータ版の機能を9to5Macが暴くシリーズ記事の一つとして書かれた。2つのアプリを並べて走らせるだけでなく、相互にデータを移動できるとも言っていた。同機能はWWDCで発表されなかったが、デベロッパーのSteve Troughton-Smithは、これが少なくとも開発中であることをにおわすコードを発見した。

Troughton-Smithが見つけたコードは、2つのアプリを並べて実行し、画面サイズの比率も1/4対3/4あるいは半分ずつに変えられる。ただしこのコードを実行すると、画面の半分はグレイ一色になりソフトはクラッシュした、とこのニュースのTwitterスレッドで別のデベロッパーが書いている。

9to5Macが最初に報じたように、iOS 8の一部機能は正式公開に間に合わず、そのためステージで見せなかったのかもしれない。代わりに、8.1アップデートとして提供される可能性があり、9to5Macの情報筋によると、乗換案内付きマップも入るかもしれない。あるいは、このまま捨てられるのかもしれないが、それでも一度は入っていたという事実は興味深い。

上の画像は、JaibreakアプリのOS Experienceによる。

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Microsoft、E3カンファレンスでXbox Oneに大量の新ゲームを投入

先ほど、Microsoftはロサンゼルスで開幕したE3(Electronic Entertainment Expo)のキーノートで1時間半にわたるプレゼンを行い、「ゲームタイトルが少ない」というXBox Oneのユーザーの最大の不満に答えた。今回のプレゼンでは新ゲームのデモが次から次へと続いた。その分、ハードウェアについての言及は少なく、Xbox OneからアンバンドリングされたKinectについては全く触れられなかった。

今回のキーノートはゲーム業界の人間以外にはいまいち退屈だったかもしれない。しかしXbox Oneのユーザーにとっては大いに刺激的だったはずだ。

「XBoxはメディア・センターとしての役割を重視するあまりゲームへの対応が不十分だ」という批判に対して真っ向から反論する意図が冒頭から明らかだった。まずCall of Dutyの次世代版(Advanced Warfareと名付けられている)の銃弾がうなり爆発で手足が飛び散る派手なシーンが実機でプレイされた。引き続いてForza Horizon 2などのカーレースやHalo 2のマルチプレイヤー版のデモなどがめまぐるしく続いた。

またMicrosoftはインディー・デベロッパーの興味深いゲームを大量に紹介した。これはインディー向けのセルフサービスでゲームを公開するID@Xboxという新しいプログラムの成果だ。Limboのデベロッパーによる横スクロールのパズル、Insideや昔のアニメをフィルム版の質感もそのままに再現したCupheadなどの興味深い作品があった。

Project Sparkはどうやらベータ版を脱したらしい。Xbox 360ゲームの中で私が一番気に入っているCrackdownもオリジナルと同じ監督で再登場。ファンサービスのクラシック・ゲームの再パッケージとしてはHalo Master Chief コレクションが発表された(新作も年末に発表される)。Tomb Raiderの続編もなかなかよさそうだった。

Microsoftは今年のE3でXbox Oneに大量のゲーム・タイトルを投入する必要に迫られていたが、どうやらそれに成功したようだ。 実際にゲームを売るという仕事が残っているが、有力タイトルが今年のクリスマス商戦に間に合うならその点でも大いに期待できるだろう。

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曲面OLEDディスプレイを搭載し、健康情報管理などに利用できるApple製iWatchは10月に登場(日経記事より)

Appleは今年もWorldwide Developers Conferenceにて、いろいろな情報を提供してくれた。ただiWatchに関しての情報は出てこなかったようだ。しかし日本の新聞社である日経からの情報によれば、iWatchは10月リリースにむけて着々と準備を行っている最中なのだそうだ。曲面OLEDディスプレイを搭載して、OSにはiOS 8を採用していると、日経はレポートしている。

これまでにもiWatchに関する情報は流れてきていた。iWatchは着信履歴やメッセージの通知を行うのみならず、睡眠時の心拍数や、また消費カロリー、あるいは血中糖度および血中酸素濃度などを利用者に通知するようになっているとのことだった。さらに、NikeがFuelBand部門のレイオフを行っているとの情報が流れて以来、これはAppleとNikeが協業していることによるものだという噂があった。日経の報道はこの点についても肯定的な情報を流している。

これまでに流れた噂を肯定するだけの記事のようでもあるが、リリース日を予測している点で新たな情報であるということができよう。曰く、新型iPhoneと同時に、10月にリリースされるというのだ。いつか登場するはずだという話は何度も出てきていたが、これまでで最も限定的な期日を予測した記事であるといえるだろう。ちなみに日経は以前にも公式アナウンス以前にリリースデートを正確に言い当てたことがある。

WWDCではHealthおよびHealthKitがアナウンスされた。健康およびフィットネス管理を行うためのプラットフォームとなるものだ。HealthKitを通じて、Healthで収集した各種データを活用するプログラムを作成できるようになっている。健康/フィットネス関連の情報を統一的に扱う仕組みが用意されたのだ。またAppleの提供したアプリケーションだけでも、各種健康関連の情報を入手することができ、また必要なときに医療関係者などに示すための情報を集約することができるようになっている。

そうした情報を一括で管理して活用するために、Apple発のウェアラブルが出てくるという「噂」が、そろそろ現実化しそうだという話なわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


Project Tangoの第二の開発機はTegra K1タブレット、1024ドルでふつうの人も買える

 
 

Googleの3D奥行き感知型モバイルプロジェクトProject Tangoに、新たな開発用ハードウェアが加わった。その今日(米国時間6/5)デビューしたタブレットの開発キットは、NVIDIA Tegra K1プロセッサと4GBのRAM、128GBのストレージ、1080pのディスプレイ、定番のAndroid 4.4、WiFi、Bluetooth LE、4G LTE、そして二つのカメラと、奥行き感知というマジックを演ずるための背面奥行きセンサを搭載する。

このタブレットはこれまで噂にすぎなかったが、今度は6月下旬に1024ドルで発売される。デベロッパが登録しておくと、リリース直後に通知をくれる。Googleは“限られた量しか”作らないと言っているから、一般消費者向けの発売ではない。しかし登録するときに自分がデベロッパか否かをチェックボックスで指定するだけなので、誰でも買えるのだろうが、申し込みがその“一定量”を超えそうなときはデベロッパを優先するのかもしれない。

EngadgetがこのProject Tangoタブレットの詳細を報じており、初期的なソフトウェア体験にも一部触れている。3月に出たProject Tango開発機、スマートフォンキットは、わずか200台がデベロッパの手に渡っただけだ。しかし今度のタブレットは、もっと多くの人にテストしてもらうのが目的だろう。とくにゲームまわりがおもしろいと思うのだが、Engadgetはゲーム業界の大手UnityやEpicの名を挙げて、彼らはすでにTangoの仕事を始めている、と言っている。

Tangoをまだよく知らない読者は、この、GoogleのAdvanced Technology and Research部門による野心的なプロジェクトに関する、一連の本誌記事をお読みいただきたい。視界処理用のチップはMovidiusというスタートアップの特殊なチップを使用、これまでのモバイルになかった全く新しいユーザ体験の扉を開くものだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


フィリップス、iOS 8の通知センターから照明を制御するコンセプトを披露

Philips Hueは、つながるホームライティングシステムを作る、実に効果的で簡単な方法として既に知られているが、AppleがiOS 8で加えた変更のおかげで、いっそう簡単になりそうだ。iOS 8では、通知センターの「今日」画面に、サードパーティーデベロッパーが「ウィジェット」を追加できる。つまり、天気や株価を見る以上のことができるようになる。Philips Hueは、今秋やってくるアップデートで動くウィジェットのコンセプトを早くも作った。

ウィジェットには、すぐに押せる「全消灯」ボタンの他、いくつかのカラー画面があり、アプリを開くことなく、照明をいくつかのプリセットした構成に切換えられる。Androidのホーム画面ハックにはまだまだ及ばないが、画面上端を下にスワイプするだけでHueの制御ができることは、現在のiOSでHueアプリを立ち上げるのと比べてかなり手数が減る。
正式バージョンがどうなるかを知るにはまだ早いが、iOS 8のAPI利用方法が拡張されたことを喜ぶデベロッパーを見るのは楽しい。ウィジェットは、iOS 8およびOS X Yosemiteの両方で利用できるので、Appleデバイスのオーナーは、この秋から全く新しいタイプのソフトウェアを体験できるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Microsoft Xbox OneのコントローラーがWindowsで使えるようになった

私は最近よくパソコンでゲームをする。最初は慣れない部分があったが、全体としてとても楽しい。今日(米国時間6/5)、Microsoftの Xbox Oneのコントローラーのパソコン用ドライバが入手可能になった。他のハードウェア、ソフトウェアなしでOneのスマートなコントローラーが使える。ただし接続はマイクロUSBによる有線接続のみだ。

リンク先でドライバを公開しているのはMajor Nelsonというゲームのニュースブログで、デベロッパー用の初期バージョンだ。Microsoftから一般向けに公開されるのも近いという。32ビット版と64ビット版が用意されている。

使ったことがない読者のために説明しておくと、Xbox OneのコントローラーにはXbox 360のコントローラーのかさばるバッテリーパックがない。またボタンの感触も改善されている。アナログ・スティックの反応もよくなっていると思う。そのため長時間快適にゲームすることができる。

このドライバをインストールしようとするとWindows SmartScreenは「発行元が不明」という警告を出すのが皮肉だ。

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FleksyのiOS 8用サードパーティキーボードがベータテスト参加者を募集中

このときが来るのを待ってました!とばかりFleksyはいち早く、iOS 8用の同社製サードパーティソフトウェアキーボードをリリースした。Appleが、個々のアプリ固有ではなく全システム的な入力ソフトもOKだぞ、と発表してからまだ数日も経っていない。同社は今ベータテスターを募集しているから、iOS 8のプレリリースビルドを使っている人は、試してみたらどうだろう。

Fleksyのキーボードのユニークなところは、デバイス本体やキーボードのキーを実際に見なくても文字をタイプできることだ。元々視覚障害者がスマートフォンなどを使えるために考案されたシステムだが、今ではFleksyは、これからの時代のインターネット接続製品全般のための、普遍的な次世代型入力方式になることを、ねらっている。

FleksyはすでにKPCBやHighland Capitalから400万ドルを調達して、これまで主にAndroid方面に注力してきたが、ぼくは協同ファウンダのIoannis Verdelisに会うたびに、iOSを話題にしてきた。今度のAppleの方針転換によって、いずれユーザは自分好みのソフトウェアキーボードをデフォルトのキーボードに指定できるようになるだろう。これまでは特定のアプリ内でキーボードをカスタム化できる、というオプションはあったが、これからはFleksyのようなプロダクトをもっと多くのユーザがもっと一般的に利用して、会社を成長させてくれる、というシナリオもありえるのだ。

Appleはまだ、音声入力や自動大文字化、自動修正の提案、などのAPIを公開していないから、そのぶん、サードパーティにとってのハンディはある。必要なら、それらの機能を自作しなければならない。でもFleksyは最初からそのつもりで、いろんな機能の自作に取り組んでいる。だから、競合他社に比べて同社はすでに、相当有利な位置につけているかもしれない。

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Kickstarter、プロジェクト承認ルールを簡素化

クラウドファンディングサイトのKickstarterは、ブランド認知度において今やクラウドファンディング界の “Kleenex” 的存在になっている。今日(米国時間6/3)同サイトはビジネスモデルに関する2つの大きな変更を発表し(The Verge)、これは非株式ファンディング全般および主要ライバルのIndiegogoに大きな影響を与えるだろう。基本的にKickstarterは、ルールを簡素化して参加障壁を緩和する。中でも “Launch Now” 機能は、プロジェクト作成者が同ネットワークによる承認プロセスを完全に回避できる。

つまり、今後Kickstarterで見るものは、実現性やコンテンツ内容について審査を受けているとは限らない ― そしてそれは、元々成功率の低いハードウェアプロジェクトが製品化される保証がさらになくなることを意味している。しかしKickstarterは、潮流にさからわず成り行きにまかせる方針を決めたようだ。これで同サイトは、アイデアに投資するコミュニティー主導のしくみを、はばかることなく表明できる。デバイスのための予約店舗のふりをする必要はない。

さらにKickstarterは、プロジェクト作者のドキュメントに関するルールも削減し、1000単語から300単語へと1/3以下に減らした。また、入浴・美容プロジェクト等これまで禁止されていた種類のキャンペーンや、ハードウェアプロジェクトでの複数報酬も認められる。非デベロッパーによるアプリプロジェクトも可能になるが、慈善事業、遺伝子組替え、およびグラフィックを写真と見間違えさせる恐れのある、写真的レンダリングは未だに禁止されている。Vergeが報じている。

プロジェクトの承認は、人間の審査員が介入することなくアルゴリズムで行われ、そのプロセス(最短5分程度で終わる)を通過すれば公開が可能になる。これは当初Kickstarterが信奉していたクラウドファンディングの解釈とは大きく異なっており、様々な点でコミュニティー重視をやめ、成長に焦点を合わせたものだ。Indiegogoの中立ネットワーク事業者としてのスタンスほどではないが、ビジョンはかなり近く、これからは今まで見たことのなかったような新プロジェクトがたくさん登場するに違いない。

クリエーターにとって、これは間違いなく良いニュースだ。私は、これまでKickstarterの承認プロセスに不満を抱き、微妙なルールのために公開できず意欲をそがれた人を多く見てきた。その結果多くの人々がIndiegogoに流れていった。しかし、これはKickstarterにとっても問題になる可能性がある ― もし全体的な質の低下を招くことになれば、あらゆるプロジェクトの成功可能性に影響を及ぼす。プロジェクトの数が膨れあがれば、発見も難しくなる。

しかし、これまでKickstarterは不満やプロジェクトの失敗などによる、支援コミュニティーとの関係悪化のリスクを回避してきた。スタートから5年が過ぎた今も、支援者や成功キャンペーンを増やし続けている。これは新種の生き物であり、5年の月日は、ユーザーたちが店とも違うチャリティーとも違うそのアイデンティティーに慣れるのに十分な時間だった。

これは、クラウドファンディングのトレンドに乗ろうとしている他のスタートアップにも新たなチャンスを生む ― Kickstarterによる監視の目が弱まること自体、ユーザーがプロジェクトの選別、収集など新しいモデルを求める可能性を意味している。KickstarterがクラウドファンディングのAmazonになるとしても、PinterestやShopifysのようなブティックストアの機会はまだ残っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iOS 7はiOSを変えたがiOS 8はコンピューティングを変える

Appleは今日(米国時間6/2)大量の新料理を出してきたので、それを消化するわれわれの方もたいへんだ。でもその全体を一望に収めてマクロで見れば、明瞭なものが一つ見える: 実はiOS 8は、昨年のiOS 7に比べてはるかに大きな変化を表している。むしろiOS 7は、ヴィジュアルな変化でユーザや評論家たちをびっくりさせただけかもしれない。

でもその結果、幅広い受け入れと利用という点では、障害がほとんどない。すでに見慣れたUIや、大きく変わった、あるいはまったく新しい機能の数々、それにデベロッパがアクセスできる範囲と深さの拡大も、ルック&フィールの驚天動地の変化がないので受け入れやすい。しかしiOSのプログラミングを支えている土台にはとても大きな地殻変動が起きて、Appleのモバイルデバイス像というものを、いやおそらくコンピュータの概念そのものを、完全に変えてしまった。

モバイルの変化の中でもとりわけ大きいのが、Extensionsパラダイムでデベロッパに与えられる自由だ。これによってデベロッパは複数のアプリ間をつなぐフックを構築でき、デスクトップ的な柔軟性が近似できるとともに、消費者にとってはシンプルなモバイルUXが維持される。

また通知ウィジェットは、デベロッパがこれからさまざまに探求していける、まったく新しい創作の舞台を与える。通知トレイのソフトウェアが、これまでのような、スタンドアロンのアプリのための単なるアドオン、見るだけのもの、ではなくなる。

キーボードをサードパーティのプロバイダに公開して全システム的なインストールを可能にしたことも、これまでそんなことを伝統的に避けまくってきた同社としては巨きな一歩だ。

でもこれらの中でもっとも注目すべき部分は、iOSとMacの連続性を表すContinuityだ。これからは、モバイルとデスクトップをそれぞれ別のもの、別世界と考える必要がなくなるのだ。しかもそれは、Appleのネイティブのアプリやサービスに組み込まれているだけでなく、サードパーティのデベロッパにも公開される。二つのデバイスをWiFiネットワークの共有という形でペアにしてもよいし、ご近所同士ならBluetoothのキューやレンジを利用してもよい。デスクトップ上のSMSや電話の入呼起呼もContinuityになるから、いわばモバイルとデスクトップがシームレスにブレンドされる。しかも、そのための不格好なつぎはぎ細工…MicrosoftのWindows 8的?…は要らない。

iOS 8とOS X Yosemiteで、スマートフォンの使い方ががらっと変わる。しかも表面的な細かい部分ではなく、もっと本質的な部分で。これは、ほかのモバイルOSの最近のアップデートには見られない特質であり、その衝撃と影響は、この秋までどころか、今後数年間持続するだろう。

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Samsung、Android搭載のGalaxy GearでもTizenを利用可能にするアップデートを提供開始

新しいSamsung Gear 2は、前世代のGalaxy Gearにそっくりだ。おまけにUIを見て、異なるOSで動作しているなどと思わない人がほとんどだろう。実のところ、Gear 2がTizenで、GearはAndroidで動作しているのだ。そして新機種をTizenベースとしたSamsungは、旧機種のGearでもTizenを利用できるようにすると言っていた。それは本気の表明だったようで、実際に使えるようになったようだ(via SamMobile)。旧機種に、ダウンロードしたTizenをインストールすることができるようになった。

先に述べたように、ほとんどの人はAndroid版とTizen版の違いに気づかないのではないかと思われる。Samsungは、アイコンや画面パーツなどがほとんど同じに見えるようにデザインしたようだ。但し、バッテリーのもち時間は改善されているのだとのこと。またカメラを操作するボイスコマンドなどに加え、Tizen本体のみで音楽を楽しむことのできる機能も追加されている。

当初、Samsungはスマートフォンの分野でもTizenに軸足を移していくのだろうと思われていた。自らが開発に関わっているOSを利用することで、Googleの動きに左右されずに済むようになるからだ。自らの思い通りに開発を進めることができるようになる。しかし少なくとも今のところ、Samsungはスマートフォン後のモバイルデバイスにて、Tizen活用の道を探っているように思われる。そうした分野での方が、省電力性や軽快さを備えた標準OSとしての魅力が活かせると考えているようだ。

オリジナルGearのオーナーはSamsung Kies経由でアップデーターのダウンロードをすることができる。少なくとも今のところは、Gear単体でのアップロードは行えない。

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(翻訳:Maeda, H


建設現場の空撮ドローンのSkycatchが1320万ドルを調達―クライアントにはベクテルも

ドローンは遊びにも配達にも軍用にも使える。ではその他に何に使えるだろう? それがChristian Sanzという起業家が数年前に取り組んだ疑問だった。さまざまな可能性を試した後、Sanzはある分野でドローンの需要が間違いなく高いことを発見した。建設現場のデータ収集だ。Sanzのスタートアップ、Skycatchはこのほど新たに1320万ドルの資金調達に成功した。

私の取材に答えてSanzは、「この分野の可能性に気づいたのは、私がドローンのプロトタイプを大勢の聴衆にデモしたとき、ある建設関係者が現場の空撮をしてくれないかと言ったときだ」と語った。

この建設業者はSanzにいろいろな空撮業務を依頼し、料金を支払うと申し出たが、Sanzは開発のために無料で撮影した。建設や土木の工事現場では通例、設計段階での1回の空撮写真しか得られない。運が良ければ数ヶ月ごとに追加の空撮が行われる。

Sanzが提供するサービスでは、ドローンの編隊を駆使して、工事の進捗状況を頻繁に空中から撮影する。なんらかの異常があれば早期に発見でき、莫大なコスト削減につながる。

それにミスを発見するだけではない。工事現場に関してこれまでは得られなかった膨大な情報が蓄積できる。 センサーとカメラを搭載したドローンは工事に関するあらゆる情報を正確に記録できる。

SkycatchはすでにBechtel、Bouygues、Rio Tintoなどの世界的エンジニアリング企業を始めとして数多くのクライアントを獲得している。契約上、社名を明かせないクライアントも多いという。Skycatchのドローンは現場上空から2Dと3Dの写真を撮影するが、この飛行は予めプログラミングされた経路に沿って自律的に操縦され、自動的に発進場所に帰ってくる。風の状態にもよるが、1回、最長30分の飛行が可能で15GBのデータが取得できる。

今回の資金調達でSkycatchは既存ビジネスの強化と同時に、高高度に長期間滞空できる新しい無人機の開発も計画している。こうした長期滞空タイプのドローンはGoogleとFacebookのドローンによるインターネット・アクセス・ポイント提供計画で用いられるものと類似している。私は「この分野には手強いライバルが多いのではないか?」と尋ねたが、Sanzは「まだ現実にはそこまで行っていないし、将来は商業航空機の飛行高度以上からの情報収集ドローンに関しては多くの企業が共通の通信チャンネルを確立するなどして協力していくものと思う。単なる競争関係にはならないはずだ」と答えた。

Skycatchはビッグデータの収集、解析とドローンという2つの未来的な要素を結びつけたところにビジネスを成長させようとしている。 これまでの建設プロジェクトでは、ビルや橋が崩落して始めて重大なミスがあったことに気づいていたが、Skycatchのようなサービスを利用すれば問題の発生と同時に直ちに正確な情報が取得できる。言い古された表現だが、Skycatchの成長の可能性は「青天井」だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


スマホで体脂肪率を計れる–でもどうやって?

デバイスのメーカーたちは今、健康チェックの市場をさらに前進させる方法を躍起になって模索している。そして今日Jawboneが出願した特許は、市場の次の一歩に貢献するかもしれない。同社がUSPTO(合衆国特許局)に提出した特許出願書類は、体脂肪率をスマートフォンやタブレットなど既存のデバイスや、同社のリストバンドUP24などで計測する方法を記述している。その場合センサは、デバイスが標準で搭載しているものだけを使用する。

このパテントによると、計測システムはデバイスのディスプレイや加速度計、ジャイロスコープ、マイクロフォン、GPSなどなどをフル動員して、ユーザにまず、体脂肪率を測定するためにはデバイスを体のどこにどう置くのがベストかを指導する。それからシステムはデバイス内蔵の振動モーターを使って衝撃を発生させ、戻ってくる振動を測定する。戻ってくる振動の周波数は、衝撃が体脂肪を揺すった結果なので、その周波数からユーザの体脂肪率を推計できる。

そのためにデバイス上で動くアプリは、総合的な健康チェックアプリの一部、または体脂肪率測定専門のアプリとして提供される。これは、スマートフォンなどのデバイスを利用する新しい測定方法だ。これまでにあった体脂肪率測定方法は、Withingsのデジタル体重計Smart Body Analyzerのように、専用の機器を使う必要があった。

パテントのクレジットを与えられているAza Raskinは、Jawboneが2013年に、デザイン方面の人材獲得のために買収したMassive Healthのファウンダだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))