あなたが住んでる都市は怠け者が多いかな?…Humanがそれを知っている

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アクティビティアプリが大流行なのは、スマホなどと違ってスマートウォッチや腕輪、脚環などは一人がなんぼでも身につけられるからかもしれない。またAppleのHealthKitなんかもブームをひっぱっているだろう。今やいろんなアクティビティが行われており、またそれらから発生するデータも、いろんなアプリの餌(えさ)になっている。

でも、そういうデータを見ていると、おもしろいことが分かることもある。Humanは、人間という意味ではなくてこの際会社の名前だけど、そのHuman社にはiOS用のフィットネス測定アプリがある。30分間のアクティビティやエクササイズの経過や結果を測定するのだけど、このほど、そのデータの一部が(匿名化されて)共有された

同社のサーバに世界の900の都市のユーザからほぼリアルタイムで送られてくるアクティビティデータを分析した結果、各都市の活発度が分かるようになったのだ。たとえば下図は、左がサンフランシスコ(一日のアクティビティ時間65分)、右が全都市平均(50分)だ:
・ライトグレー…車や交通機関に乗ってる
・ブルー  …自転車に乗ってる
・赤    …歩いてる
・オレンジ  …ランニングしてる
・ダークグレー…その他

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それらユーザデータによると、ここ数日間でいちばんアクティブだった都市はベルリンだ(アクティビティ時間85分、下図)。ぼくはベルリンにしばらくいたことがあるけど、だいたい彼らのアクティビティは、歩くことが多いね。歩くよー、連中はどこへでも。

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この図を見て、もっとアクティブになろう、と決意した人はいないと思うけど、でもアクティビティに関するデータを視覚化した試みとしては、ユニークだしおもしろいよね。

Foursquareもこういうのが上手だったけど、今は、やっていない。それらはユーザの移動データではなく、位置データだったけどね。

[昨日と今日のアクティビティ時系列の比較]
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ユーザ数がもっと多ければデータのクォリティも上がるけど、今のユーザ数300万人でも十分おもしろいよ。とくに、歩き、ランニング、自転車など、タイプ別に分類しているのが良いね。

ご自分の都市を見てみたい人は、こちらへどうぞ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

写真を探してワッフルをもらおう!

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一週間ほど前、Googleフォトのチームがこの神秘的で不思議なビデオをシェアした。これは何を意味しているのか? 一体全体これは何なのか?

なぜ、ワッフル??!?!?!

実は、Googleフォトはニューヨーク市にフードトラックを送り込み、同社のテクノロジーを微調整するために協力を求めている…もちろん、マーケティングのためでもあるに違いない。

この種の「現場」活動を行うと、自社製品のことを必ずしもよく知らない人々にデモするチャンスが得られる。フードトラックは必ず人の注目を引くので、実証済みの確実な方法だ。要するに:サービスを試して食べ物をタダでもらおう!

フォトチームが訪れる予定の場所はこちら。

写真を探して、ワッフルをもらった人:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazon Primeのユーザはトイレットペーパーをたくさん買うために4ドル99セントを余計に払うのだ!

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Amazon Primeは今やAmazonの速達便のことだが、その年間速達料金は99ドルもする。荷物を早く受け取れるだけでなく、ビデオコンテンツなども普通便より早く見られる。これに慣れてしまうと、しかし、脱(ぬ)けられない。

最近のPrime特典は、会員限定Dashドングルのプロモーションだ。特定の品物の注文が簡単にできる小さなハードウェアだが、最初の一時期をのぞいては、これも4ドル99セントでユーザが買うのである。

たとえば、トイレットペーパーをいつも簡単に注文したい人は、Cottonelle Dashをトイレに常備しておく。早いとはいっても、近くのコンビニに行くほど早くはないし、昼寝しているところを配達に起こされるかもしれない。それらすべてがOKなら、良い買い物かも。おっと、トイレットペーパーのブランドは、もちろんCottonelleのみだ。

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そのほかに、上図のように、洗剤のTideとペーパータオルのBounty用のDashボタンがある。どれも4ドル99セントで買うんだよ。これらのブランドだけを買うために。

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同じ物をもっと多く買うためにAmazonに金を払うとは、なんとすばらしい企画だ。天才的な悪魔にしか発想できないよ、こんなの。これまでありえなかった、クールな技術ではあるけどね。

エイプリルフールのジョークかな? 違う、今は7月だ。

本物のフール(馬鹿者)のジョークだよ!

こんなものは、各ブランドのプロモーションとして、無料で消費者の手に渡るべきものだろう。しかも、Prime会員に限定しない方が得じゃない、ブランドにとって。それでなくても、最近はみんな、Amazonでお金を使いすぎだ。こんなくだらない物に4ドル99ドルを喜んで払う人は、トップクラスの使いすぎ人種だね。

〔訳注: これらブランド品目特定Dashボタンで買うと、ふつうにAmazonで(Primeで)買うよりさらに安いのか、そこが、よく分かりません。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Microsoftはお客様のために真新しい〈中指〉を用意しました

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Windows 10は世界中で華々しいデビューを飾った。そこには数え切れないほどの新しい機能、アプリそして解説記事がある。

Appleのヘビーユーザーである私は、Windows 10に何が入っているかを殆ど語れないが、少なくともそこには私が使いまくるであろう相当すごい機能がある:中指の絵文字だ(他にも新しいのがいくつかある)。私に言わせれば、これは実に革命的だ。

これが出てくるかもしれないという噂は1年前にあった。Microsoftは勇敢だ。実際かなり驚いた。去年の4月に「不快感を与える」絵文字をSkypeから削除したことを思うと。

今や絵文字は巨大な存在だ。Slackでも、Twitterでも使われ、アジアでは大量に使われている。

ところで、Microsoftも全くの無防備ではないようだ。画面上のソフトウェアキーボードには入れていない。ただし、コピー&ペーストすれば、(一部の)アプリで使うことが〈できる〉。おそらく近いうちに、中指のサポートを良くしたアップデートを入手できるだろう。

どうするの、Appleさん? Googleさん?

(Headline via Alex Wilhelm.)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google、 プロジェクトLoonをスリランカへ―全土に気球からインターネット接続を提供

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Googleは数多くの野心的な試みを進めているが、インターネット・インフラの整備が困難な地域に気球からインターネット・アクセスを提供するプロジェクトLoonもその一つだ。

今日(米国時間7/29)、スリランカ政府はGoogleのプロジェクトLoonによって全土をカバーする最初の国となろうとしていることを発表した。Googleとの協力により、「スリランカの全国民は安価な高速インターネット接続が利用できるようになる」という。

Google Loonは2013年に発表された後、メディアには断片的な情報しか流れていなかった。今回の発表はスリランカとLoonの双方にとって画期的なものだ。

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スリランカの外務大臣は声明の中で、「スリランカは国民同士で、また外部とも結びつきが強いという誇り高い歴史的遺産 を最先端のテクノロジーによって取り戻そうとしている。数ヶ月後にわれわれは『スリランカは結びついた』と言えるだろう」と述べた。

また声明はスリランカ出身でシリコンバレーのベンチャーキャピタリスト、Golden State Warriorsの共同所有者であるChamath Palihapityaがこのプログラムに参加し、大いに貢献したことを称えている。起業家が出身国にこのような形で貢献するのを聞くのは嬉しいことだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Twitter、いち早くWindows 10向けの新アプリを公開

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Windows 10の公開と同時に、Twitterがこのプラットフォーム専用のまったく新しいアプリをリリースした。

こちらからダウンロードできる

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Windows 10のローンチに向けて準備された新アプリは、ログインしないでも人気トップのツイートや写真、ビデオを見ることができる。

ライブタイル機能はWindows 10専用だが、他の新機能は今後他のOSのアプリにも順次導入されるという。

– ツイートに複数の写真―1回のツイートに最大4枚の写真アップロードできる
– GIFアニメ
– Vineビデオの再生
– ツイートの写真、Vineビデオ、その他のコンテンツがホーム・タイムラインでプレビューできる
– ダイレクト・メッセージで非公開で写真を共有

TwitterのデスクトップアプリはOSごとにリリース時期、内容がばらばらだ。これはサードパーティーに開発をアウトソースしているかららしい。

それはともあれWindows 10ユーザーは新アプリを試してみる価値がありそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

標識などを瞬時に訳してくれるGoogle Translateが、対応言語を27ヵ国語に拡大

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自国語の通じない国を旅行したことはおありだろうか。最近ではそうした際に利用できるツールがいろいろと登場してきている。しかしそんな中でも、Google Translateが、No.1ツールとしての地位を獲得しているのではなかろうか。

手軽さでいってもナンバーワンで、6ヶ月前からはインスタント翻訳の機能も備えるようになった。これは、買収したWord Lensの機能を利用したもので、標識などにカメラを向けると、直ちに(かつ驚くほど正確に)内容を翻訳してくれるというものだ。

その機能はこれまで7ヵ国語で利用できるものだったが、このたび27ヵ国語に拡大されたのだ。これにより利用可能な言語は英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、ブルガリア語、カタロニア語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィリピン語、フィンランド語、ハンガリー語、インドネシア語、リトアニア語、ノルウェイ語、ポーランド語、ルーマニア語、スロバキア語、スウェーデン語、トルコ語、そしてウクライナ語となった。iPad版およびAndroid版の双方で、アップデートの提供を開始したところだ。

インスタント翻訳および音声翻訳のスピードはニューラルネットワークを活用することで実現しているのだそうだ。仕組みについてはGoogle TranslateのソフトウェアエンジニアであるOtavio Goodがブログで説明している。なかなか難しい内容だが、テクノロジーに興味のある人には面白い内容だろう。

個人的には、ついには他言語を学ぶことなく、テクノロジーの力により理解できる時代になってきたのかと感慨深く思う。これはたとえばGPSに似ているだろうか。そちらの方も仕組みはよくわからないものの、手放せないツールとなっている。ついには外国語も「理解せずとも使える」段階になりつつあるのかもしれない。

(訳注:原文にはこの後、Google TranslateのプロダクトマネージャーであるJulie Cattiauへのインタビューが掲載されています)

原文へ

(翻訳:Maeda, H

GoogleはApple Musicを敵視しているのだろうか…アクション広告で差別?

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音楽をもっぱらストリーミングで聴きたい人にとって、今やオプションが数えきれないほどある。Spotifyがあり、Rdioがあり、MicrosoftのXBox Musicがあり、Amazon、Apple MusicGoogle Playがある。もちろん、まだまだほかにもある。この戦線に参加しているGoogleは、たまたま世界最大の検索エンジンだが、音楽ストリーミングサイトのごく一部しか認識しないようだ。

今Googleがテスト中の広告企画”PlayListen Now”では、ユーザが曲名を入力すると、Google Play、Spotify、Amazonなど、いくつかのストリーミングサイトを教えてくれる。

しかしApple Musicは登場しない。AppleがオーナーであるストリーミングアプリBeats はあるのに。下図でもお分かりのように、GoogleのテストはAppleを完全に黙殺している:

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こういういわゆる“アクション広告”に、Googleは力を入れようとしている。これまでのように単純にリンクだけがある広告よりも、おもしろいからだ。”PlayListen Now”と似たやり方で、ビデオの”Watch Now“があるし、検索結果からの食品の配達もある。

ここで、SpotifyやAmazonなど特定のストリーミングサイトだけが登場する理由は、よくわからない。彼らとパートナーしたのか、それとも彼らはお金を払っているのか?

Taylor Swiftはストリーミングの連中と仲良しではないが、Appleでさえ、Googleほど険悪ではない:

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というか、彼女の最新アルバム「1989」は、Google Play Musicからストリーミングできない。個々の曲は買えるけど。ストリーミングできるのは、Appleだけだ。こりゃー、へんだぜ。

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でも、これが現実だ。

やれやれ。

Googleは、検索のシェアがつねに60%以上あるから、一般的に言えば、企業はGoogleを無視できない。Appleだけは、GoogleなしでMusicは成功すると思っているのかもしれないが、GoogleもApple Musicのローンチを助けたって一文の得にもならい。曲をクリックしたユーザをiTunesに送るのは、簡単なはずなのに、それをしなかった。YouTubeには、iTunesで買え、というリンクがあるのに。

あるいはGoogleは、SpotifyやAmazonを敵と思っていないのかもしれない。Appleほど怖くないから、平気でリンクを載せるのかも。

Googleはこの件でコメントをくれないが、PlayListen Nowはあくまでも、まだテスト中のプロダクトだ。公式ローンチしたときApple Musicの扱いがどうなるか、それが興味津々だね。

Googleも、Taylor Swiftともっと仲良しになった方が、いいと思うけどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

NASA、冥王星についての新データを着々と取得・解析中

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惑星としての地位は失っていても、それでも冥王星は興味深い星だ。

探査機のニューホライズンズが冥王星のフライバイを成し遂げたのが今月14日のことだった。それからNASAはデータの解析にかかりっきりになっている。これまでのところ入手したデータは5%に過ぎないものの、それでもこれまでに誰も見たことのないようなデータや画像が満載であるのだそうだ。

たとえば下の写真はニューホライズンズが冥王星から遠ざかり際に撮影したものだ。ここに映っている大気層も大いに注目を集めている(そもそも冥王星の大気をクリアに見ることができたのはこれが初めてだ)。

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ニューホライズンズチームのMichael Summersは次のように言っている。

写真にある大気の存在が、冥王星において複雑な炭化水素化合物を構成する原因のひとつとなっているのでしょう。おかげで冥王星の表面は赤っぽい色になっています。

また、Summersは冥王星の大気や天候についてはいちから考え直す必要もあると述べてもいる。

科学者たちは、上空20マイル(30キロメートル)以上の高度で大気が存在するには、冥王星の温度は高すぎると考えていました。しかしニューホライズンズの写真によると、大気は80マイル(130キロメートル)の上空まで存在しています。どうしてこうなっているのか、そしてこれが何を意味するのかについて研究していく必要があります。

冥王星の表面の様子を示す精細な写真も掲載しておこう。

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NASAのニューホライズンズ専用ツイッターアカウントでもいろいろな情報を入手できるかもしれない。

もちろんNASAは、ニューホライズンズ・プロジェクト専用のページも開設している。

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(翻訳:Maeda, H

YouTubeアプリのアップデートで、動画編集と視聴が更に簡単になる

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皆、猫が遊びまわる動画が大好きだ。YouTubeのコンテンツのクリエイーターのネットワークはここ数年で爆発的に増えた。人気を集めるYouTubeのスーパースターが製作するコンテンツの中には面白いものも多い。

そう、PewDiePieとかね。

本日、YouTubeはアプリの新しいバージョン(先にAndroid、iOSも近いうちに)をリリースした。このアプリはスーパースターのコンテンツをファンに届ける助けとなるだろう。アプリには新しいサブスクリプションのタブが追加され、お気に入りのスターの最新のコンテンツや最も人気のコンテンツをまとめてトラックすることができる。

Subscriptions

サブスクリプションのタブ以外にも、アプリにはHomeとAccountがあり、後者ではプレイリストと視聴履歴をまとめて表示する。このアプリはユーザーがクリエイターのチャンネルに購読し、視聴するのに値するアクティブなフィードの作成を楽にすることが狙いだ。

YouTubeはこれらの改良により、ユーザーが次のチャンネルの番組が登場するのは待ち望むようにしたい。

 

コンテンツのクリエイターを引きつけるために、YouTubeは更に新たなツールを追加した。

YouTubeは、動画を楽しむためだけのものではありません。YouTubeは自分を表現したり、自分が好きなことを世の中に伝えたりする場なのです。デザインを刷新したアプリでは、ユーザーのクリエイティビティーを新たなレベルに押し上げるような動画製作ツールを揃えています。あなたのスマートフォンやタブレットには素晴らしいカメラが付いていて、それで撮影した動画を切り取り、フィルターで色みを変えたり、音楽を追加したりでき、アップロードまでアプリ内でできます。

Video-Edit もう一つ面白い機能がある。縦の動画もAndroidとiOSの両方で全画面で視聴することが可能になった。最近、新しいスタートアップが「YouTubeの縦型動画問題」を解決するためにVervidと言うサービスをローンチした。これは困るだろう。

インターネットのテレビネットワークを目指し、近いうちにFacebookを引き離すためにもYouTubeはチャンネルを簡単に行き来できる方法を構築しなければならない。このアプリはそれに近づくことになるだろう。

訳:私たちが最も注力している3つのこと:モバイル、モバイル、モバイル

Susan WojcickiがFortuneのBrainstorm Techカンファレンスに先日登壇した時に話していたことを改めて強調した。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

「アプリケーションをダウンロード」のモバイルサイト広告は、ページの閲覧者を減らすだけかもしれない

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膨大なリソースを投入してモバイルアプリケーションを作ったなら、もちろんそのアプリケーションを多くの人に使って欲しいと考えることだろう。アプリケーションストア内の順位も気になることだろう。当然のことだと思う。その考え方がおかしいなどという人はいないに違いない。ただし、どうやら多くのアプリケーション利用者は、アプリケーションをすすめられることを「うるさく」感じているようなのだ。

full_page_interstitial copy「うるさい」と思われる、「おすすめしすぎ」の状況については思い当たる人も多いことだろう。目的のページに移動する前に表示されるすきま広告などの話だ。目立つ文字で「アプリケーションをダウンロード」しようと提案する文字が表示され、ごくごく小さな文字で「このままウェブ閲覧を継続する」というオプションが表示されているものが多い。

そうしたすきま広告を「うるさい」と感じた人は多いことだろう。それでも「まあ便利に感じる人がいるのかもしれない」と大人の対応をしてきた人も多いのだろう。しかし、実は「便利に感じている人などほとんどいない」ことをGoogleが明らかにしてくれた。

実験はGoogle+を巡って行われたのだが、この結果についてはぜひとも意識しておくべきなのかもしれない。

わたしたちは調査の結果、すきま広告を排除すべきという結論にいたった。この結果は非常に興味深いものだったので、ぜひとも多くの人と情報を共有したいと考える次第だ。

– すきま広告での「Get App」(アプリケーションをダウンロード)のボタンをクリックしたのは9%だった(9%は多く見えるかもしれないが、この中にはすでにアプリケーションを持っている人も含まれ、また最終的にはアプリケーションのダウンロードを行わなかった人も含まれる)。

– 69%の閲覧者がページを離れてしまった。これらの人々はアプリケーションストアに遷移しなかっただけでなく、モバイルサイトの閲覧もやめてしまった。

この69%のひとびとも、どこかで情報を見つけて「面白い」と判断したはずなのだ。しかし閲覧途中ですきま広告が表示されるのをみて「うるせーよ」と思ってしまったわけだ。こうした傾向がみえるのはGoogle+関連ページのみではないはずだ。個人的には(よくできた)モバイルサイトは大好きだ。ネイティブアプリケーションでアクセスするよりも軽く感じることさえある。また、そもそも「アプリケーションを楽しみたい」というよりも、「情報を確認したい」ときに、アプリケーションのインストールをすすめられてもうるさいだけなのだ。

アプリケーションの導入を促したいと考えているサイトオーナーには申し訳ないが、べつに「いつでももアプリケーションが必要」なわけではないのだ。Google+も、まずは「アプリケーションの導入を促したい」と考えたようだ。しかし、だれもがネイティブアプリケーションを望んでいるわけではなく、それをすすめてもうるさく思われるだけに終わる可能性があることにも気づいたわけだ。

モバイルファーストを標榜するサービスも、どうやらそうしたことに気づきつつあるらしい(今回のようなデータが公開され、ゆっくりとではあるが認識が広がりつつあるらしい)。たとえばInstagramやVineなども、ウェブサイトでの機能を増強しつつある。アプリケーションのインストールを(しつこく)すすめることにより、コンテンツが閲覧される頻度を下げてしまい、また閲覧者数すらも減ってしまうことになるケースがあるわけだ。

GoogleのJennifer Goveも、昨年のI/Oで「Door Slam」という現象について話をしている。

たとえば、私自身、下のページを1日に10回程度閲覧する。そのたびにアプリケーションをすすめられていらいらしてしまうのだ。

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アプリーションはすでに持っているのだ。ただ、Twitterなどからリンクをたどったりするような場合、わざわざアプリケーションを使って閲覧したいと思っていないのだ。

みなさんはどうだろう。「ダウンロードなう!」と言われて迷惑に感じるケースが多いのではなかろうか。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

AT&Tの2015年Q2決算は、売上330億ドル、EPS 0.69ドル、新規契約純増210万人

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AT&Tは今日の取引終了後に第2四半期決算を発表し、売上330.2億ドル、1株当たり利益は0.69ドルだった。ウォール街の予測は、それぞれ330.6億ドルと0.63ドルだった。

通常取引で値を下げていたAT&T株は、決算報告後の時間外取引で1%高値をつけた。

四半期中同社は携帯電話新規契約者210万人(純増)を加えた。直近四半期に比べて新規契約数は120万人増えた。売上成長と利益維持の鍵となる指標である、ポストペイド解約率は1.01%だった。直近の2四半期はそれぞれ1.02%と1.22%だった。

AT&Tの会長・CEO Randall Stephensonは、四半期を振り返ってこう語った。

この結果は、われわれの転換戦略を再確認するものだ。売上を伸ばし、利益率を高め、2桁の調整後EPSを達成し、キャッシュフローも増やした。200万人以上新規契約者を増やし、当社のスマートフォンベースへの移行はほぼ完了した。われわれは高品質、高速無線サービスをメキシコの消費者と企業へも拡大し始めた。

今は当社にとって非常に重要な時だ。今後はDIRECTVを閉鎖し、この機に乗じてモバイルおよび高速インターネットサービスを統合した新しい〈どこでもTV〉体験を届けられることを楽しみにしている。

同社が継続して努力している、私の祖父の無制限データプラン廃止は、引き続き阻止された。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleがモバイルアプリのプロトタイプ製作ツールのPixateを買収

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Googleがモバイルアプリのプロトタイプ製作ツールPixateを買収したことを本日、両社が発表した。Pixateは2013年にAccel Partnersから380万ドルを調達していた。その少し前にY Combinatorから卒業している(YC 2012年夏のバッチ)。

PixateのCEOであるPaul Coltonは、買収についてブログ記事を投稿している。

本日、PixateがGoogleのデザインチームに参加することを発表できて嬉しく思います。

Pixateは、ネイティブのモバイルアプリのデザインとプロトタイプの製作が誰でも簡単にできるようにすることを目標に3年前に始まりました。私達のサービスを初期の段階から利用しているユーザーは、このツールとサービスがアイディアを形にしたいと思い悩むデザイナーのニーズに沿うことができるよう導いてくれました。今では、一人のスタートアップ企業から世界規模に展開する企業まで、多種多様な企業がPixateを利用してアプリのアイディアを形にしています。

ここで立ち止まるつもりはありません。Pixateは小さなチームですが、とても大きなアイディアをたくさん持っています。そしてGoogleの協力を得ることで、そのアイディアを多くのデザインコミュニティーに届けることができると考えています。私たちは何万人のデザイナーの作業工程の中の重要な部分を担うまでになりました。Googleで私たちの目標を追求し、世界中の何百万のプロダクトチームにリーチできることを楽しみにしています。

今日から、Pixate Studioは無料で利用できるようになり、Pixateのクラウドサービスの価格も大幅に割引きました。詳しい変更内容についてはFAQをご覧ください。貴重なフィードバックを頂いたこと、そして魅力的なプロトタイプの製作にPixateをご利用頂いたことに深く感謝致します。デザインのツールにおける市場環境は急速に変化しています。Pixateはその最前線を走り続けられるよう注力いたします。

Googleによると、彼らのデザインチームの仕事にPixateは合うようだ。

GoogleにPixateが参加したことを発表できて光栄です。Pixateとの協力、またForm 1.3を含め、私たちが継続的に取り組んできたデザインとプロトタイプ製作ツールの向上につながるでしょう。両社のツールの最新機能を以下からご覧頂けます。また、GoogleのデザインのVPであるMatias DuarteとPixateとFormのファウンダーの円卓の話し合いの様子も合わせてご覧ください。

Googleは数年前からデザインを進化させてきたが、やっとそのことに多くの人が気付き出したようだ。

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Pixateはサービスをいくつかローンチしてきた。どれもプロトタイプ専用のツールだが、デザイナーから開発チームへと仕事を引き渡せるような「開発への引き渡し」の部分にも注力すると伝えていた。

それは、どうやらGoogleで実現しそうだ。Pixateのサービスは閉鎖されないと、Pixateの 買収に関するFAQに掲載されている。

Pixateのプロダクトはスタンドアローンとして継続します。サービスやサポートが中断することはありません。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Twitter、ユーザーがアップロードした背景画像を削除―広告掲載の準備か?

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Screen Shot 2015-07-20 at 7.03.10 PMTwitterはユーザーに自由に背景を選ばせていた。ボスの顔写真を貼ることもできた。今日までは。

特に発表はなかったにもかかわらず、もはやTwitterの背景をユーザーがカスタマイズすることはできなくなった。われわれがTwitterに「どうしたんだ?」と問い合わせたところ、広報担当からこういう答えが返ってきた。

われわれはすべてのユーザーのウェブのプロフィール・ページとホーム・タイムラインから背景画像を取り除きました。現在背景画像が有効なのは Tweetページリスト・ページコレクション・ページだけです。デザインのカスタマイズについてはヘルプセンターのこちらを参照してください。

おやおや、クールになったわい。

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こういう変更が行われた理由は公式には一切明らかにされていない。私が耳にした一つの噂は、Twitterは広告の表示に対するコントロールを強めたがっているというものだ。そこでもしTwitterがユーザーの背景に全面広告を掲載したいとしよう。これまでは不可能だった。そこにはユーザーがアップロードした画像が表示されているからだ。

そこでユーザーがカスタマイズした背景をすべて削除した…という推測だ。

Twitterユーザーはホームとタイムラインを一時のMySpaceを思い出させるような派手さで飾り立ててきた。MySpaceがあれほど人気を得た大きな理由の一つはプロフィール・ページをいくらでも自由にカスタマイズできるからだった。しかしそのことがデザイナーと広告主を苛立たせた。同じような状況がTwitterにも起きているのかもしれない。

Twitterのユーザーはこの突然の変更に驚き、不満の声を上げている

混乱に輪をかけているのが、背景色をカスタマイズできるオプションが表示されるにもかかわらず、正常に機能しないことだ。.

私は背景色をオレンジ色にしてみた(Twitter全体が白一色になってしまった中で非常に目立つ)。

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ところがオレンジに設定後、数回クリックしていると元の白に戻ってしまう。非常に奇妙なユーザー体験だ。

〔日本版〕訳者の環境でも背景色設定はしばらく保存されるが、ページを閉じて再度開くと白に戻っている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Evernote、元Googleのクリス・オニールが新CEO、ファウンダーのフィル・リビンはエグゼクティブ・チェアマン

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今日(米国時間7/20)、Evernoteのトップに異動があった。Chris O’Neillが新CEOにスカウトされ、ファウンダーのPhil Libinはエグゼティブ・チェアマンに就いた。これに伴ってLibinは今後「Evernoteの次世代プロダクト開発にさらに密接に関わっていく」ということだ。

O’NeillはGoogleで10年近くさまざまな職を経験してきたが、最近はGoogle [X]のグローバル・ビジネスの責任者を務めた。

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LibinはプレスリリースでO’Neillを次のように紹介している。

Chrisは世界に最大限のインパクトを与えられるよう企業をスケールさせるという現在Evernoteがもっとも必要とする能力の持ち主だ。彼はチームの文化と価値を維持しながら驚くべき成長を実現させるリーダーとして高い評価を受けてきた。ChrisをEvernoteに迎えることができて嬉しく、また光栄に思っている。

Libinが2013に語った有名なエピソードだが、Evernoteは2008年にほとんど運転資金が底を尽きかけたことがある。

われわれはパニックに陥った。私は1週間というもの知り合いのすべてに電話をかけまくった。

7年後の現在、Evernoteは1億5000万人のユーザーを擁し、膨大なメモやクリップをホスティングしている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

NASA、DSCVR衛星が撮影する高解像度の地球画像を毎日公開へ

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最近、NASAは冥王星の近接撮影を始め驚くべき写真を多数公開している。

上の写真は、私は「地球のベスト自画撮り」と呼びたいが、地球から160万キロの距離からNASAのDSCOVR(Deep Space Climate Observatory=深宇宙気候観測)衛星が撮影したものだ。太陽に照らされた側の地球が驚くべき鮮明さで撮影されている(オリジナルの高解像度画像はこちら)。

DCVR衛星は去る2月にSpaceXのFalcon 9ロケットで打ち上げに成功している。

EPIC (Earth Polychromatic Imaging Camera)とよばれる搭載カメラは4メガピクセルのCCDに望遠レンズを装備したものだ。 かっこいい

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この衛星は太陽フレアなど世界に深刻な影響を与える可能性がある宇宙現象の観測が主任務だが、NASAではこれと並行して毎日1枚、高解像度の写真を公開することを計画している。

NASAによれば、

(上の地球の)写真は2015年6月6に撮影された。北米と中米が写っている。中央のトルコブルーの領域はカリブ海の島嶼周辺の浅い海域だ。この写真には大気の分子で太陽光が散乱されることによる青みがかった特有のモヤがかかっている。EPICチームは現在写真からこのモヤを取り除く作業を行っている。衛星機器の運用が軌道に乗ればEPICは毎日地球の高精細度画像を送信してくる。2015年9月以降、われわれはこれらの画像を取得後12時間から36時間後に専用のウェブページで公開する予定だ。

グッドジョブ、NASA!

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、Q2のEPSは予測超えの6.99ドルで8%の急騰

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今日(米国時間7/16)の取引終了後、Googleは第2四半期の決算報告を発表し、トラフィックコストを除く(ex-TAC)売上は143.5億ドル、調整後1株当たり利益は6.99ドルだった。ウォール街の予測は、それぞれ142.7億ドルと6.70ドルだった。

Googleの株価は終値599.91ドルの後、時間外取引で最大8%上昇した(アップデート:2 pm PT時点で11%高)。

Google-Ruth-Porat-APこれはGoogleにとって新CFO、Ruth Poratが指揮をとってから最初の四半期だった。Poratは今日の結果についてこう語った:

好調なQ2実績は、当社の幅広い製品群にわたる継続した成長を反映したものであり、特に中核の検索ではモバイルが目立った他、YouTubeとアルゴリズム広告も伸びた。われわれは広範囲なビジネスにわたって新たに大きな機会を生み出すべく日々集中して取り組んでいる。それに際しリソース配分には細心の注意を払っている。

Googleの売上は前年同期に比べて11%増で純利益も伸びた。同社の調整後ベースの総利益は48.2億ドル、通常会計技術を用いると39.3億ドルだった。

Googleの四半期終了時の現金および現金相当物保有高は697億ドルだった。

最近市場はGoogleのコスト分析について、特に鈍化する売上成長に照らして注目してきた。例えば市場はGoogleの売上成長を、対前年比13%と予測していた。これは、Googleの実績株価収益率 27と並べると、いささか座りの悪い不一致だ。

同社の研究開発費は27.8億ドルだった。

Googleの通常取引終了時の時価総額は約3900億で、これはライバルMicrosoftを約150億ドル上回る市場価値であり、GoogleはAppleに次ぐ世界で2番目に価値のある企業である。

これは決算会見を待つ間表示されている奇妙なAndroid野郎。

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アップデート:会見では新たな情報は出なかったが、YouTube(モバイルの視聴時間は前年比50%増)はモバイル成長の立役者だ。

これが今日のGoogleを言い表している:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

オバマ大統領曰く「全家庭でインターネットを利用可能とすることがアメリカ成長の鍵」

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第三世界の国々にて、インターネットへのアクセス環境が十分に整っていないことは多くの人が意識している通りだ。その問題に対処するために、いろいろな意見がある中でもFacebookがInternet.orgを運用したりもしているわけだ。ただ、実のところはアメリカ合衆国の中においてさえ、4人に1人が家庭からインターネットにアクセスできないとうい事実は忘れられがちだ。

4人に1人というのはなかなかの割合ではないだろうか。

最初にこの数字を知ったときには大いに驚いた。最初はカンザスシティなどでごく一時的、部分的に生じている現象なのだと思った。しかし実は一般的な話なのだ。この問題に対処すべく、ついに政府もConnectHomeイニシアチブを立ち上げることとなった。

ミッションをひとことで示せば次のようになるようだ。

すべての子供は、明るい未来および夢の実現のための機会を平等に与えられるべきである。

家庭からインターネットが利用できるようにすることで、学校や仕事、日常生活に必要な情報が入手しやすくなるという話だ。

家庭からインターネットにアクセスできない人がかなりの割合で存在するということが信じられないという人もいるかもしれない(アメリカ人の98%が何らかの形でインターネットを利用しているというデータもある)。ただ住んでいる地域ないし社会の富裕レベルによって、自由にインターネットが使えないという状況は確かにある。また人種による違いがみられるというデータもある。

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Googleも、自社のGoogle Fiberプロジェクトの一環として、一部の特定公営住宅在居者に対して無料でインターネットアクセスを提供することにより、ConnectHomeイニシアチブにも参加する。

ちなみに、今回の動き以外にもさまざまな動きが既にみられてもいる。

  • 公営住宅で暮らす425以上にのぼるチョクトー族(Choctaw)についてChoctaw Tribal Nation、Cherokee Communications、Pine Telephone、Suddenlink Communications、およびVyve Broadbandなどが協力して低価格の高速インターネット環境を提供している。
  • シアトルおよびその周辺地域においては、CenturyLinkがInternet Basicsプログラムを展開し、住宅・都市開発省の提供する住まい(HUD households)に居住する人に対し、最初の1年間は月額9ドル95セントで、そして2年目以降4年目までについては14ドル95セントにて提供している。
  • メイコン(Macon)、Meriden、バトンルージュ(Baton Rouge)、ニューオーリンズ(New Orleans)などにおいては、Cox Communicationsが公営住宅在居者で、学童・学生期(K-12)の子供がいる家庭に対し、月額9ドル95セントにてインターネットサービスを提供している。
  • SprintはConnectED活動の一環として、住宅・都市開発省やConnectHomeプログラムとも連動していくことを決めている。公営住宅在居者で学童・学生期(K-12)の子供がいる家庭に対し、無料で無線ブロードバンドインターネットを提供するとのこと。これはAT&TおよびVerizonがConnectEDの一環として始めた学生貧困層に対する無料モバイルブロードバンドを提供する動きに追随するものだ。

アメリカは広い。全家庭にインターネット環境を導入するには数多くのイニシアチブの動きが必要で、さらに期間も長くかかることだろう。しかしサービスを提供しようとしている企業などが積極的に関わり続けることで、目的を達成することもできるに違いない。

オクラホマ州にてConnectHomeのスタートをアナウンスしたオバマ大統領は次のように言っている。

「インターネットは贅沢品ではなく、日常必需品だ」。
「コーディングの知識を手に入れるにも、インターネットで学べるようにすることが大切だ」。

「学びの手段としてインターネットは欠かせないものであり、今後のアメリカの発展のためには、すべての家庭からインターネットにアクセスできるようにすることが大切だ」とのことだった。オバマ大統領の発言は下のビデオで確認できる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Googleの自動運転車、マウンテンビューの次はオースティンに登場

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楽しいドライブを提供する自動運転車は完璧に安全なのかどうかはまだ検証中だが、いずれにしろGoogleの自動運転車は画期的だ。Google社員やジャーナリスト以外でも、この自動運転車を見ることができるようだ。この自動運転車が訪れる最初の都市はテキサス州オースティンになったとGoogleが伝えた。

何故オースティンなのか?

  • バーベキュー
  • Fiberプロジェクトと複数の政府機関のおかげでGoogleに適したインフラが既に整っている
  • そこそこ小さめの街
  • 市長が「Googleの自動運転車チームの次の検証段階がこの街で行われ、道で自動運転車を見かけることを期待している」と熱烈歓迎モード
  • バーベキュー、、
  • オースティンは新しいテクノロジーに比較的オープン
  • セクシーな車を徹底的に調べたがるマスコミの存在感がそんなにない

つまり、オースティンは安全そうな街ということだ。

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Austin American-Statesmanによると、Googleはオースティンの街を走らせるために既に1台の自動運転車(Lexus RX450h)を送り込んだそうだ。二人の「安全ドライバー」がルートをモニタリングし、万全な運転を確認する。また、検証用にもう1台 (Lexus hybrid)も向かっているそうだ。

すごいのは、安全ドライバーがGoogleのデータベースに縁石の高さ、「駐停車禁止」ゾーンやその他のGoogle MapsやStreetviewで捉えきれなかったちょっとした情報を集めていることだ。ただ街に車を解き放つのに、数週間前からチームが現地で調査をしなければならないのなら、アメリカ全土の「詳細な地図」を作成するのに一体どのくらいの時間がかかるのだろうか?

とはいっても着実に進歩はしている。

Googleの自動運転車ユニットのビジネス運営のリーダーであるJennifer Haroonは街にお願いを出した。

「オースティンの奇抜さを見込んでいます。私たちのウェブサイトから、車の運転が上手くいっているかどうか教えてください。」

訳注:「Keep Austin Weird(奇抜なオースティンのままで)」はオースティンの地元ビジネスを応援するスローガン。

きっと面白いことになるだろう。オースティンの人に「#lookmomnohands(#ママ見て、手を離して運転できるんだ)」のハッシュタグを提案する。

次はどの街に自動運転車が現れるのだろうか?Google Fiberがある街だとしたら、アトランタ、シャーロット、カンザスシティ、ナッシュビル、プロボ、ローリー・ダーラム、ソルトレイクシティ辺りかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Redditとコミュニティーの勝利なき戦い

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物語は始めから終りまでご存じの通り:普通のウェブサイトが人気を得て、トップユーザーはセレブのような扱いをうける。やがてサイトは、上昇した時よりも速く沈んでいく

その間にも多くのことが起きるが、これが基本だ。

Diggはこの完璧な例だ。あるいはFlickrも。それらに共通するもの。それは「コミュニティー」への狂信的依存、あるいは集中だ。これは覚えておく価値のあることだが、ユーザーを持つこととと、「コミュニティー」を持つことは、同じ〈ではない〉。

ユーザーは、サービスを「使う」が、コミュニティーは、サービスがどう動くか、どんな機能が開発されるのか、等サイト様々な側面に「参加」する。Redditの場合、コミュニティーがサイト運用まで手伝っている。

Redditには、ユーザーとコミュニティーメンバーの両方がいる。Redditにとって、どちらも他方なしには成り立たない。互いに相手がいなければ存在しえない。しかし、ひとたびコミュニティー ― 何人かのハードコアユーザーからなる中核グループ ― からの信頼を失うと、サービスは萎縮し、大量のユーザーを失うことになる。

今日(米国時間7/6)Redditは「謝罪文」を発行したが、それは特定の人に向けたものではなく、正体不明の誰かをなだめるためだった。そして暫定CEOのEllen Paoは、会社が今回だけでなく過去何度にもわたって「間違っていた」ことを、挑発するかのように認めた。

間違っていたというのは本心であり、今後のために意味のある議論をしていきたい。サービスが成長し人が増えると共にコミュニティーとの対話を失っていたことを私たちは理解している。もっとつながりたいと考えている。チーム一同、コミュニティーともっと話すことを約束する。たった今から。

予想通り、具体例は示されず、彼らが本当の教訓を学んだようには見えない。空虚な単語の羅列は使えない通貨のようなものだ。また一つの「コミュニティー」(に依存する)企業が、未知の存在 ― インターネットの匿名の人々からなるコミュニティー ― を使って理由づけしようとしている。

この戦いに勝つ術はない、なぜなら戦いが何であるかを明確に示す術がないからだ。唯一わかっているのは、そこに〈必ず〉戦いがあることだ。

勝利なき戦い

今回の戦いは、人気従業員の解雇を巡って勃発した。次は何? 誰も知らない。なぜその戦いに勝てないのか?なぜならRedditのコミュニティー ― および類似サービスのコミュニティー ― はサイトをビジネスや企業として見ていないからだ。たとえPaoの世界がそうであっても。両者の視点が揃うことはない。

Screen Shot 2015-07-06 at 2.00.12 PMDiggの勝利なき戦いは伝説的だ:AACS暗号化キーの大騒動、そしてDigg 4.0がもたらした終焉の前兆。

Diggが最初にサイトから暗号解除キーを削除した時(訴訟すると脅かされていたため)、それはコミュニティーによって投稿されたものであったため、中核ユーザーらは生ぬるい、「裏切り」だと責め立てた。ユーザーは、訴訟されそうな状態では資金調達や会社の売却が極めて困難であることを理解していない。

コミュニティーは気にしない、なぜなら彼らはサービスを企業、即ち電気料金やサーバー使用料を払わなくてはならない利益追及組織と見ているとは限らないからだ。企業はピクセルとクリックしか見ていない。両者は関係しているが全く同じではない。

Digg 4.0が公開された時、コミュニティーはデザイン変更について以前のように相談を受けておらず、大きな不満を抱きRedditへ逃げた。これは会社を激高させたに違いないが、ファウンダーのKevin Roseは、明らかに遠慮がちに皮肉な返答をした。

もしRedditの方が居心地が良いなら、私は構わない。

悪循環

無関心、それがコミュニティーを失う道筋だ。

過去数日間のRedditは、インターネットにおける力という意味で、Diggの末期に驚くほどよく似ている。ファウンダー、Alexis Ohanianが無関心な態度で中心的コミュニティーを無視したこともその一つだ。

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Ohanianは謝ったが、すでにダメージは与えられていた。

Ellen Paoはコミュニティーに受け入れられないだろう。どんな「CEO」も。なぜならコミュニティーは企業を同じ感覚で気にかけないからだ。彼女の謝罪は、現在と未来のビジネスがすべてという視点から生まれている。もちろんそれは彼女の仕事であり、責めることはできない。それが会社のファウンダーが近くにいると役立つ理由だ ― コミュニティーに信頼されている限りは。

ファウンダーを信じられないなら? 誰を信じられるか?YahooとDiggに聞いてみて欲しい。信じられる人はいない。

この物語の教訓? コミュニティーの支持を得て金を稼ぐことは可能、ただし彼らが別の何かに乗り換えるまで。それは綱渡りだ。Redditは足を踏み外した。

Kevin Roseは、自分のコミュニティーがDiggのライバルであるRedditに行ってもOKだと言った。Redditの人たちはどこへ行くのだろうか?

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook