Gecko―モノのインターネットへの小さな一歩、スマートフォンにとって大きな跳躍

「モノのインターネット(Internet of Things)」が水平線上に姿を現してきた。われわれが使用するあらゆるデバイスがすべてインターネットに接続し、デバイス同士でコミュニケーションができるという未来的コンセプトが実現段階に入っている。

とはいえ、モノのインターネットが本当にやってくるまでにはまだ少々待たなくてはならないのも事実だ。そこでとりあえずGeckoはいかがだろう? このIndiegogoプロジェクトは小さなガジェットをスマートフォンに接続することでモノのインターネットの実現に一歩近づこうとする面白い試みだ。

Geckoは加速度センサーを内蔵し、BLE〔低エネルギーBluetooth〕でスマートフォンと通信するデバイスだ。Geckoにはジェスチャー機能が内蔵されており、リモートでスマートフォンを操作することができる。また逆にスマートフォンからデバイスをコントロールすることもできる。

Geckoの接続機能は対象物に内蔵されているわけではなく、デバイスに対象物に装着することによってもたらされる。たとえば装着した対象物が動かされるとGeckoの内蔵加速度センサーがそれをキャッチし、BLE経由でスマートフォンに情報が送られる。するとスマートフォンのGeckoアプリが情報を解釈して特定の動作が実行されるなどだ。

GeckoにはTI CC2541システム・オン・チップ、取り外し可能なボタン型電池(使用条件によるが最大数年もつという)の他にアラートを発するためのブザーとLEDライトが内蔵されている。.

Geckoをカメラ(現在Canon製品の一部をサポート)に取り付けてスマートフォンをワイヤレス・リモコンとして撮影したり、逆にポケットに入れたGeckoをバッグの中のスマートフォンの音楽再生のリモコンにする、などがシンプルな応用ケースとして挙げられている。 カメラのリモコンとして利用する場合、付属のアプリで連続撮影はインターバル撮影などの設定ができる。

Geckoが認識可能なジェスチャーは、右あるいは左に傾ける、1度振る、2度振る、の4種類だ。

一方、Geckoはモニタリング・デバイスとしても利用可能だ。ドアに取り付けておけば、開閉のたびにスマートフォンに通知が行く。 薬のケースに取り付けておけば、留守の間にママが薬を飲み忘れていないかチェックできる。ペットや小さい子供に装着すれば30メーター程度の半径から出ていくと同時にスマートフォンがアラートを表示する。

このプロジェクトは最近Indiegogoに登録されたばかりで、締め切りまであと40日あり、目標額は5万ドルだ。デバイスの完成度は高く、時間は十分ある。ウォズことスティーブ・ウォズニアックに好意的に評価されたことも追い風だ。

われわれが紹介してきたモノのインターネット系のガジェットにはSamsungのTecTilesNestの学習するサーモスタット、スマート錠前のLockitronなどがある。

Geckoプロジェクトに興味がある読者はIndiegogoのサイトを訪問するとよい。出資額は20ドルからいろいろ。

〔日本版〕サポートされるスマートフォン、タブレットは、Bluetooth 4.0サポートのiOSデバイス(iPhone 4S、iPhone 5、iPad3代目、iPad mini)、Android 4.3とBluetooth 4.0をサポートするAndroidデバイス各種。Samsung Galaxy S4とNexus 7タブレットで動作確認ずみ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)</P


苦戦する老舗音楽サービスRhapsodyがレイオフと資金調達を並行させて新市場開拓へ

Rhapsody Internationalが今日(米国時間9/17)、Columbus Nova Technology Partnersから“意義深い”(==大きいけど額は公表できない)投資を獲得し、現社長Jon Irwinは退任する、と発表した。また、同社はリストラを行い、その影響は“Rhapsodyのスタッフの15%に及ぶ”、すなわち約30名がレイオフされる。

Columbus Novaの投資額は明らかでないが、Rhapsodyがこのところ、SpotifyやPandoraなどの強敵との市場競争で苦戦していたことは事実だ。

この投資とリストラの目標は、これまでの合衆国偏重を改め、ヨーロッパと途上国市場により注力していくことだ。

同社のプレスリリースによると、Rhapsodyがオーナーである音楽ストリーミングサービスNapsterが、そのための重要なリソースとして利用される。ごく最近Rhapsodyはヨーロッパの15か国でNapsterを立ち上げたが、本格的なストリーミングサービスは西欧の主要国以外ではまだまだ少ないので、それは正しい戦略だったと言える。

しかし多くの競合他社と違ってRhapsodyは有料のみのサービスであり、広告収入に貢献しうる無料ユーザを無視しつづけている。

Digital Music NewsやこのSECファイルによると、Rhapsodyはこれまでのかなりの期間、ユーザとキャッシュを失いつづけてきた。2013年の前半だけでも同社は、920万ドルの損失を計上している。しかもそれだけではない。

同社の株式の45%を保有するRealNetworksは、2007年にRhapsodyの筆頭株主になって以来今日まで一貫して、Rhapsody関連の損失を計上しつづけている。

Columbus Novaが管理する総資産は150億ドルあまりあり、その中にはRock Bandを作ったHarmonix社もある。同社は長年Viacomが目をつけていたが、結局はColumbus Novaが買収した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPhone 5S、3色で登場 ― CPU、カメラ、指紋認証など新技術も盛りだくさん

いよいよ次世代iPhoneが発表となった。

2色のiPhoneがデルとか、指紋認証機能が搭載されるというようなが流れていた。またおそらくはプロセッサおよびカメラのアップデートも行われるだろうと見られていた。

噂の真偽の程はどうだっただろうか。

いろいろとアナウンスがあったのだが、取り敢えずiPhone 5Sに関するところをみておこう。

カラーバリエーション

iPhone 5Sには噂通り「ゴールド」が加わった。また2色ではなく3色となっていて、あとのふたつは「スペースグレイ」と「シルバー」だ。

「ゴールド」についてはAppleらしくないとして反対する声も多かった。しかしMGの記事にもあったように、「ゴールド」は実際に登場することとなった。

「派手」な感じではなく、高級感のある「ゴールド」となっていて、まずAppleらしく仕上がっているとみて良いのだろう。また、じつのところiPhone 5のようにスレートにするよりも、ゴールドにする方が技術的に易しいというメリットもあるようだ。さらに、iPhoneのケースを見ると、どうやらゴールドの売れ行きが非常に良いようなのだ。つまりはiPhoneの「ゴールド化」を利用者が望んでいて、Appleはそれを提供しただけと見ることもできるわけだ。

デザイン

外見はiPhone 5からさほど大きく変わっているわけではない。バックパネルは2つの色にわけられていて、これはカラーバリエーションが生まれても同様となっている。スリムさも以前のものと変わらない。但し、ホームボタンは変わった。ボタンの中の四角はなくなり、ボタンの周りをリングが囲むデザインとなった(後述)。

新プロセッサ

外見的に大きな変更はないと書いたが、内部は全く異なったデバイスに仕上がっている。最大の変更点はA7プロセッサの採用だ。A7はAppleのデザインしたARM CPUだ。iOS 7も64ビットに最適化されており、A7はこれを最大限に活かす64ビット対応プロセッサとなっている。ダイサイズは102mm^2で、10億以上のトランジスタを集積するものとなっている。

簡単にいえばA6とほぼおなじサイズで、倍のトランジスタを搭載している計算になる。64ビットアプリケーションに加えて、32bitアプリケーションも動作するようになっている。

Appleによると、このプロセッサはA6と比較して2倍位上の性能を持つものなのだそうだ。初代iPhoneと比較すればCPUパフォーマンスは40倍となり、グラフィック性能も56倍になっているのだとのこと。

またM7というモーション・コプロセッサも搭載している。これはA7と連携して働くもので、ファイロスコープ、加速度センサ、およびコンパスからの情報を処理するようになっている。フィットネス系アプリケーションなどでも、このコプロセッサ搭載の恩恵を受けることになるのだとPhil Schillerは言っている。どうやらNikeが、5Sのアーキテクチャをフルに活用するアプリケーションを開発中のようだ。

バッテリーサイズについての言及はなかったが、A7はバッテリーを効率的に使えるようになっているとのこと。3G回戦で利用する場合、連続通話時間は10時間で、LTE環境でのブラウジングでも10時間利用できるそうだ。待ち受け時間は250時間で、オーディオ再生は40時間行うことができるとなっている。

カメラ

カメラもまたかなりのアップデートがなされた。iPhone 5との比較で、ピクセル面積を15%拡大している。。また開口部f/2.2で5枚構成のレンズを搭載しているとのこと。オートフォーカスおよび自動シャッター速度/露出補正機能を搭載している。

またTrue Toneという新世代デュアルLEDフラッシュも搭載している。これにより、従来のフラッシュ撮影時のような白飛びや、青みを配することができるようになっている。LEDの一方はノーマルなホワイトのもので、もう一方がアンバーとなっている。iPhoneは、この2つのLEDを1000通りの方法の中で最適な形で組み合わせ、部屋の明るさや被写体の明度に最適な形で写真を撮影する。

さらに手ぶれ補正はもちろん、秒間10枚を撮影するバーストモードもサポートしている。シャッターを押している間、秒間10枚の写真を撮影し続け、その中から最適な画像ないし一連の画像を選択して提示してくるようになっている。

さらに加えて、スローモーションオプションというものもサポートされた。これは720pで毎秒120フレームのビデオを撮影するものだ。撮影を終えたあとにスローモーションにする部分を選択する。選択外の部分はノーマル速度で再生される。

指紋認証センサー

これも噂通り、新しいiPhoneにはTouch IDと名付けられた指紋認証センサーが搭載されている。これによりさらなるセキュリティ性能が実現されるわけで、iOS 6のPassbookを一歩進めるユビキタス・モバイルペイメントシステムも実装できるようになる。

Appleによると、iPhone利用者の半数がパスコードの設定を行なっていないのだそうだ。Appleがホームボタンに指紋認証センサーを登載したのは、そうした状況に対処するためでもある。

センサーの厚みは170ミクロンで、解像度は500ppi。指がどの角度に傾いていても認識できるようになっている。尚、ホームボタンの周りにはステンレス製のセンサーがあって、指が近づいたことを認識するようになっている。つまり、もはやホームボタンは指を「置く」ための場所になったわけで、もう「押す」必要もなくなったわけだ。

動作の内容を説明すれば、このTouchIDスキャナは、高解像度で利用者の指を捉えて分析するわけだ。スキャナに読み取られた指の画像がどこに保存されるのかと心配になる人もいるかもしれない。もっともな心配だが、この画像がiCloudやAppleのサーバに保存されること決してないようになっている。

価格

以前のiPhoneと価格は変わらない設定になっている。2年契約の16GBモデルで、200ドルからということになっている。

  • 16GB: $199
  • 32GB: $299
  • 64GB: $399
  • iPhone 4S: free

現在のところまだプレオーダーは始まっていない。ただ店頭での発売は9月20日を予定している。

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(翻訳:Maeda, H)


TechCrunch Disruptカンファレンス開幕―ライブ中継中

さあ、いよいよだ!.

サンフランシスコ・デザインセンターの広大な会場は投資家、起業家、ジャーナリスト、テクノロジー・ファンで埋め尽くされている。TechCrunch Disrupt SF 2013が公式に開幕した。

1日目、月曜((米国時間))のスケジュールはスター揃いだ。午前中にはSnapchatのファウンダーEvan Spiegelを私がインタビューする。著名ベンチャー・・キャピタリストのロン、コンウェイ、サンフランシスコ市長のデビッド・リーが話す。

午後にはLinkedInのジェフ・ワイナー、TwitterのCEO、ディック・カストロが登場する。

スタートアップ・バトルフィールドでは30チームが全力で6分ずつのプレゼンを行う。審査員はYahooのCEO、マリッサ・マイヤーを始めとするテクノロジー界のトップスターだ。

われわれはすべてをライブ中継するのでぜひお見逃しなく。

Monday, September 9th

9:00am — 9:10am
Opening Remarks by TechCrunch

9:10am – 9:35am
Fireside chat with Ron Conway, David Lee and Brian Pokorny (SV Angel)

9:35am – 9:55am
Founders Stories with Logan Green and John Zimmer (Lyft)

9:55am – 10:25am
The Future of Higher Education: Lt. Governor Gavin Newsom (State of California) and Sebastian Thrun (Udacity)

10:25am – 10:45am
Keynote: Sir Michael Moritz (Sequoia Capital)

10:45am – 11:05am
BREAK

11:05am – 11:15am
Special Product Announcement

11:15am – 11:35am
In Conversation with Evan Spiegel (Snapchat)

11:35am – 12:00pm
These Aren’t The Droids You’re Looking For: Rob Coneybeer (Shasta Ventures), Matt Rogers (Nest), Christian Sanz (Skycatch), Boris Sofman (Anki)

12:00pm – 12:20pm
Fireside Chat with Jeff Weiner (LinkedIn)

12:20pm – 12:30pm
How To Lead: Dick Costolo (Twitter)

12:30pm – 1:50pm
LUNCH

1:50pm – 2:00pm
Special Product Announcement

2:00pm – 2:25pm
Fireside Chat with Drew Houston (Dropbox)

Startup Battlefield with Jason Kincaid

2:25pm – 2:30pm
How the Startup Battlefield Works

2:30pm – 3:30pm
Session One – Disrupting Efficiency

Judges: Mike Abbott (Kleiner Perkins Caufield & Byers), Jess Lee (Polyvore), Ali Partovi (angel investor), Gentry Underwood (Mailbox)

3:30pm – 3:45pm
BREAK

3:45pm – 4:45pm
Session Two – Disrupting Experience

Judges: Rich Barton (Zillow, Barton Ventures), Tracy Chou (Pinterest), Ellen Levy (Silicon Valley Connect), Hunter Walk (Homebrew Ventures)

4:45pm – 5:00pm
BREAK

5:00pm – 6:00pm
Session Three – Disrupting Transparency

Judges: Patrick Gallagher (CrunchFund), Julia Hartz (Eventbrite), Rick Klau (Google Ventures), Matthew Prince (CloudFlare)

9:00pm – Midnight
After Party hosted by New Relic at Mighty

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


ハッシュタグおたく、その他、Instagramをつまらなくする6種類の人々

Facebookには10億の利用者がいる。Twitterは利益をかき集めつつあるようだ。

しかし、流行に敏感な若者にきけば、一番ヒップなソーシャルネットワークはInstagramだという回答が戻ってくるのではなかろうか。

但し、Instagramが広がるに連れて、少々変わった使い方をする人も増えてきたようだ。変わっているだけなら問題ないのだが、ときに眉をしかめられてしまう(あるいはアンフォローされてしまう)ことになってしまっている人もいるようだ。

どういう投稿が反感を招くのかについて、見ていってみようと思う。

自分撮りクイーン

まず言っておきたいのだが、自分撮りが悪いというわけでは全くない。

ただし、自分撮り「ばかり」を投稿する人は、白い目で見られることもあることを知っておくべきだろう。写真に撮りたくなる面白いものが自分の姿だけだとするのなら、ぜひとももっと外にでかけるようにした方が良いだろう。また、数秒間隔で自分の写真を撮り、それを共有する人もいる。まず素顔で一枚、そして新しい口紅を付けて一枚、さらに口紅姿にサングラスをかけて一枚といった具合だ。

その程度の違いであれば、一枚にしぼった方がウケは良くなる。

ちなみに最もウザがられる可能性が高いのは「大変さ自慢」の自分撮りだ。エクササイズが終わった瞬間や寝起きの写真に、「大変すぎる」なんてキャプションを加えれば、簡単に多くの人から嫌われることができる。疲れてるのなら、わざわざ自分撮りするようなことをせずに、しっかり休めばいい。

くどいけれど、自分撮りが悪いわけではない。自分撮りがあるおかげで、Instagramフィードに味が出るということもある。ぼく自身も、自分撮りをシェアしている人をフォローしているし、日々、顔を見ないと落ち着かない感じのする人もできた。ただ、やり過ぎは勘弁して欲しいということだ。これぞと思う自分撮りはぜひ見せてほしいのだ。ただ、代わり映えのしない写真ばかりでは飽きてしまう。

スクリーンショット・ラバー

先ほどと同じだが、スクリーンショットがいけないわけではない。ただ、Pinterestで見つけてきた名言集ばかりを載せるのはやめて欲しいのだ。「目標は大きくもとう。失敗しても、目標の近くに達している自分を見出すことができるはずだ」(Shoot for the moon. Even if you miss, you’ll land among the stars)などという「名言」には、ほとんどの人が聞き飽きている。ミミタコなだけでなく、なんだか抽象的すぎて、ほとんど意味をなさない「迷言」も多いのだ。考えてみよう。「Shoot for the moon」と言われて、自分自身を月に向けて打ち出すような努力をしたとしよう。外れても月の近くまで来てるじゃないか、というのが格言の教えだ。しかし近くまで言っても、酸素もなく、結局苦しんで果てることになるわけだ。

また、「マリリン・モンローの言葉によると」などという人も多い。そうして引用される言葉のうち、ほとんどはモンロー自身は全く関与していない言葉なのだそうだ。何かを引用して話をしようとするのであれば、出典は確かめておいた方が良い。

さらに言っておくならば、Instagramの主人公はあくまでも写真だ。テキスト表示のスクリーンショットというのは、基本的にInstagramの扱う素材ではないのではないかというふうにも、ぜひ考えてみよう。

どうしても「名言」系のものを共有したいというのであれば、他にもっと適した場所があるはずだ。たとえばFacebookやTwitterは、そうした言葉でのやり取りを行うのが前提となっている場所だ。言葉で通じ合いたいと思うなら、まず最初にそうしたサービスをターゲットに考えるべきだと思う。

(自分のメモ用アプリケーションのスクリーンショットというのは、一層ウケが悪いことを認識しておこう)

内輪受けマニア

一般的に歓迎されないスクリーンショットの中でも、最悪の部類に属するものだ。ショートメッセージのやりとりをスクリーンショットにとっておいて、Instagramにアップロードする人がいる。

ごく稀なケースには、こうしたスクリーンショットが歓迎されることがあるかもしれない。たとえば、滅多にみない悪夢シリーズなどは、多くの人の興味をひくこともあるだろう。

しかし、通常はテキストメッセージでのやり取りなどは、ごく内輪の人しか興味を持たないものだ(意味すら通じない)。一般的にInstagramの利用者はいろいろな人をフォローしている。友だちや有名人など、その範囲は幅広い。そしてほとんどの人とは、直接に話などしたことがないのが一般的だ。

高校時代の友人が挙げる結婚式の様子を見たり、あるいはテックレポーターがマイアミでのバケーションの様子をアップロードしたりする。そういう様子をみるのは楽しい。

ただ、母親や友だちとの、ちょっと面白いテキストメッセージのやり取りはどうだろう。たいていの人にはほとんど意味をなさない(そもそも興味を持てない)ものだと思うのだ。内輪受けの冗談というのは、あくまでも内輪にいてこそ楽しめるものだ。内輪向けのコンテンツをアップロードするというのは、フォロー関係にある人を排除するという意味でもある。そうしたバランスを十分に考えておきたいと思う。

「いいね!」しない人

その写真が気に入ったかどうかなんて、どうでも良いことじゃないかという人もいるだろう。

ただ「いいね」を押してもらうと、気持よく感じる人というのは多いと思うのだ。どういう写真が人気になっているのかを示すメジャーのような役割にもなっている。自分自身でも、もしガジェット系の写真に平均2ダースほどの「いいね」がついて、料理写真には2、3個しかつかないとしよう。するとやはりガジェット系写真の投稿頻度をあげるのが人情だと思う。こうして、より多くの人が興味をもってくれるコンテンツを、いっそうたくさん投稿できるようにもなる。

とてもカワイイ猫の写真があって、「かわいいですね」とコメントはしても「いいね」しないとしよう。コメントは確かに嬉しいものだが、他に「いいね」を集めた写真と比較して、「いいね」の少なかった写真の投稿頻度は減らすことになるかもしれない。

「いいね」の出し惜しみは、たとえば自分撮り写真ばかりを投稿するのにも似たような話なのだ。また、他の人からの「いいね」を期待しつつ、自分からは「いいね」しないというのもまた身勝手な話だ。Instagramというのは、写真を通じてコミュニケートするための場だ。そしてコミュニケーションの大部分を占めるのが「いいね」なのだ。コミュニティの中でうまくやっていきたいと考ええるのならば、コミュニティのルールに従った行動が望まれる。

そもそも「いいね」をケチっても別に意味はない。何に「いいね」をしたかを、他の人がまとめて確認する術はない。ちょっと親指を動かすだけで「いいね」できるわけで、「いいね」に何の損もないはずだ。それであれば、コメントをするくらいに気に入っているのなら、ついでに「いいね」もすれば良いと思うのだがどうだろう。

Instagram中毒

ある友人の話だ。この記事の中ではBettyとしておこう。彼女はInstagramに投稿したくなるような行動をする際、必ず5枚以上もの写真を投稿する。友だちとバーにでかけると、すぐに6枚ほどもの画像を投稿する。あるいはコンサートに行けば、バンドの写真、集まっている客の写真、彼女自身の写真など、少なくとも9枚は投稿する。

Bettyは面白い人で、彼女の生活ぶりをInstagram経由で見るのも楽しい。しかしいろいろな中毒患者と同じく、Instagram中毒の人も同じようなことを何度も何度も繰り返すという傾向があるのだ。何かを話しだす。聞いている人はそれで理解する。でも中毒な人は、言い方を変えて同じ話を繰り返す。それが何度も繰り返されるのだ。

「わかった。わかったって言ってるじゃないか」と、つい周囲の口調もきつくなったりする。

同じシーンの写真を何度も投稿したいと考えるのなら、ぜひともPicStitchなど、写真をまとめて1枚にすることのできるアプリケーションを使ってみると良いだろう。

全世界旅行者(The World Traveler)

Instagram中毒の対極にあるのが「全世界旅行者」だ。少々わかりにくいネーミングではある。外国に行ったというような、稀な経験をしたときにしかInstagramに出てこない人のことだ。パリでオートバイに乗ったとか、バリでサーフィンを楽しんだなどということが投稿される。そして数ヶ月は音沙汰がなくなる。そしてある日突然ローマの歴史写真が投稿され、そしてまた音信不通になるといった具合だ。

もちろん、珍しい体験をしたときに、その様子をシェアしたくなるというのは、現代をいきる私達の共通した感覚だと思う。一方で、日常的な写真というのもInstagram上にはあふれている。たとえば海岸で撮った足の写真や飛行機の窓。あるいは綺麗なラテアートなどだ。こうした写真は確かにありふれたものではある。しかしそれでも「ちょっと楽しい」シーンでもあるのだ。

そうした写真があるのもInstagramの面白いところだと思うのだ。料理写真を連投してしまうことになるかもしれない。しかしそれも、Instagram上で交流を持つようになった人の日常生活を垣間見るのに役立つ。こうした「日常生活の窓」としての役割も、Instagramに期待している人が多いと思うのだ。バケーション中の非日常ももちろん面白い。ただ、アンティグアを訪れたときの写真を投稿して、あとは次に旅行する時まで放置というのでは「Instagramらしさ」が発揮されないと考える人もいる。日常の様子もバランスよう配することで、Instagramは一層楽しめるようになると思うのだ。

もちろん、どんなにつまらないものでもどしどし投稿しようなどということを言っているのではない。ただ、「珍しいもの」だけを投稿するのでは、全く意に反して「目立ちたがり」などと思われてしまうこともある。「すごい」ものだけでなく「ちょっと面白い」ものが混ざっている方が、面白く感じる人が多いようだ。

面白いと思うんだけどどうだろう、などと思ったら、取り敢えず投稿してみるのも良いかもしれない。

ハッシュタグおたく

実のところ、ハッシュタグおたくが一番の邪魔者だと考えられているのではないかと思う。なんでもかんでもハッシュタグ化して、とにかく何かにひっかかれば儲けものといった態度に反感を持つ人も多いようだ。定冠詞の前にハッシュタグをつけて「#the」などにする意味はないと思うのだ。しかし「#the」を検索してみると1600万もの写真がみつかる。いろいろと言い訳する人もいる。

#Not #only #does #this #make #your #caption #unreadable, #but #it #makes #you #look #incredibly #desperate #for #Instagram #love(ハッシュタグの乱用はキャプションを見にくくするだけでなく、「必死」すぎる様子にも見えてしまう)。適切な内容のハッシュタグを、適度な数だけ付けるほうが、フォロワーや「いいね」の獲得には役立つように思う。

尚、ハッシュタグにはもうちょっと別の使い方もある(個人的にはすごく便利だと思っている)。すなわちイベントや、特定のメンバーが写る写真に、全くランダムに作ったハッシュタグを付けるようにするのだ。これにより、いつでも自分の呼び起こしたい思い出を引き出すことが出来るようになる。さほど人をいらつかせることもなく、「なんでもハッシュタグ」よりは、他の人の理解も得られるのではないだろうか。

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(翻訳:Maeda, H)


Dots、GEのBrilliant Week企画に連動した提携に基づく「Gravity Mode」を実装して配布中

betaworksのDotsが、GEとネイティブ広告を展開することになったとアナウンスしている。契約金などの詳細については発表されていない。

今回の契約により、Dotsは「Gravity Mode」(重力モード)を加えた新たなアプリケーションをリリースしている(訳注:現在は、このモードを選ぶと9月8日にリリースというようなメッセージが表示されるようになっているようです)。

きっかけとなったのは、GEが1週間におよぶ科学技術関連の「記念日」(記念ウィーク)を制定したことによる(ブランド発の記念日制定はNational Dance Dayなど、いろいろと出てきている)GEはこれをBrilliant Weekと名づけている。この中で9月8日にはGravity Day(重力デー)が準備されていて、Dotsは、とくにこの日とタイアップしている(ちなみに9/8は地球の重力加速度である9.8m/sから定められたものだ)。

共同ファウンダーのPaul Murphyによると、Dotsにはこれまで、半ダースほどの提携オファーがあったのだそうだ。

「いろいろと検討させて頂いて、結局GEと組むことになりました。GEとの企画が、Dotsに魅力的な機能を組み込む上で最も可能性のあるオプションだと考えたのです」とMurphyは言う。「プレイヤーが楽しめるようにするというのが最も大事なことですから」とのこと。

ちなみにMurphyの言うところでは、Dotsは1日に2500万回ないし3000万回プレイされているのだそうだ。念のため申し添えておくと、DotsはAndroid版、iPhone版、およびiPad版がリリースされている。

「Dotsを利用することで、双方にメリットが現れる提携作業というのは面白いものだと思います」と、Murphyは相互メリットについても語っていた。「GEのようなビッグブランドと組むことにより、私達は利用者に対して新たな魅力を提示できるようになります。そして利用者が増え、ゲーム自体の魅力も高まるという展開ができそうだと考えています」。

しかしDotsの成長の速さには驚くばかりだ。デビューしたのは今年の5月で、まだ数ヵ月しか経っていない。これまでネイティブ広告の仕掛けを試みたこともないのに、いきなりGEという大物と組むのにも驚かされる。DotsはZENモードや、マルチプレイヤーモードを導入して新たな魅力を訴え続けている。しかし外部ブランドと手を組むのは今回が最初だ。広告臭さを気にして離れる利用者がいるのか、あるいはそもそも広告臭がするものになるのかどうか、日曜日を待っていようと思う。

ところで、Gravity Modeとはいったいどういうものなのか。

まず、時間制限がないという意味では「ムーブモード」と同じだ。できるだけ多くのドットを四角く繋げられるように頭を使えばいい。

但し、行き詰まった時にはGravity Mode Shufflerボタンをタップすることができる。これにより画面は自動的にシャッフルされ、また「重力」およびスマートフォンの傾き方に応じて特定のドットが消滅する。なかなか面白そうではなかろうか。

ゲームを進めていくとレベルがあがり、レベルカードを入手できる。レベルカードを入手すれば、それにともなってdotsポイントが溜まっていく仕組みだ。Gravity Modeは1週間の期間限定であるようだが、期間が過ぎてもポイントは残ったままになるそうだ。

もちろんこれまでにもモバイルゲームが大手ブランドと手を組むというシーンは目にしてきた。たとえばAngry Birds Rioがあった。20世紀FOXとのタイアップで、アニメシーンに乗り込んできたものだ。これがきっかけとなりRovioはAngry Birds関連製品を多く世に出すこととなり、短編アニメなどの配信にも乗り出すこととなった。

またHasbroはBackFlipスタジオの大半の株式を取得し、Hasbroブランドのゲームを世に出している。またKabamもWarner Brosと戦略提携を結び、「指輪物語」や「ワイルド・スピード」などに基づいたゲームをリリースしている。

但し、RovioやKabamの場合とは違い、Dotsはゲーム中にGE関連のコンテンツを盛り込む必要はない。GEは、ゲーム内での言及を一切期待せず、ただただ新しいゲームの開発に出資したわけだ。これもまた話題になるひとつの方法だと判断したのだろう。確かに面白い試みではある。ただ、これがブランド側にとって、どれほどの効果があるのかは今後の状況を見てみる必要がある。

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(翻訳:Maeda, H)


スマートフォンから設定し、タッチで作動する未来の鍵、UniKeyがAmazonで予約受付け開始

タッチ作動のロック、UniKey Kevoは昨年からマスコミ、投資家、消費者すべての関心を集めていた。この自動ロックシステムはCBSのShark Tankという番組で紹介された後で総額275万ドルの資金調達に成功し、会社を立ち上げることができた。

このUnikeyがいよいよ予約を受付け始めたのを機に、われわれはUniKeyのファウンダー、Phil Dumasに株主のff Venture Capitalのオフィスでインタビューすることができた。

しかしまずはUniKey Kevoがどんなプロダクトなのかおさらいしておこう。

KevoロックはBluetooth 4.0を通じてユーザーを認識する。認識されたユーザーがロックにタッチするだけで解錠/施錠される。Lockitronのようなリモート操作機能は備えていない。Kevoは操作の簡便さを優先している。つまりユーザーは操作のためにいちいちポケットから鍵、スマートフォンその他のデバイスを取り出す必要がない。

Unikeyはアメリカ最大のロック・メーカーのKwiksetと提携しており、ロックの本体はKwikset製であるため、ドアへの取り付けは非常に簡単だ。

「スマートフォンでドアのロックを操作するシステムを開発したのはわれわれが最初ではない。しかしタッチするだけで解錠/施錠できる使いやすいシステムを開発したのはわれわれが最初だ」とDumasは言う。

しかし肝心のスマートフォンを失くしてしまったらどうするのか? Kevoのウェブサイトかアプリにログインすれば新しいデバイスを登録することができる。またKevoにはキー・フォブ(電子キー)が1個付属してくる。予備のフォブも25ドルで購入できる。

将来、Unikeyは自動車、旅行など他の分野にも進出する計画だ。やがてわれわれはガチャガチャと鍵束を持ち歩かなくてすむようになるだろう。またUnikeyはホームセキュリティーやホームオートメーションのシステムの企業とも提携していくという。特定の事態に対応して自動的に施錠したり解錠したりするようなスマートシステムが考えられている。

当面、Unikeyは予約注文を受け付けている段階だ。219ドルでAmazon、Newegg、Home Depot、Build.comで注文できる。出荷は10月になる予定。

〔日本版〕専用アプリを登録したスマートフォンを身につけたユーザーがロックに近づくと、Bluetooth 4.0でアプリとロックが交信しユーザーを認証する。この状態でロックの表面にタッチすると解錠/施錠動作が行われる。現在アプリはiPhone4S、5、iPod touch 5, iPad 3+ and iPad miniが開発ずみ。Andoroidなど他のプラットフォームは現在開発中。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


夜の駐車場をよく使う人, 安全のためにLEDファッションFosを着よう

ファッションとテクノロジが完全に融合するのは、時間の問題だろう。もはや服をインターネットで買うだけではなく、GoogleやNikeやFitbitなんかは人の顔や腕にテクノロジをくくりつけようとしている。

しかし、それよりも上手(うわて)がいる。

最近気になる傾向は、LEDで光る服、たとえばAdafruitの手作りネクタイや靴、ThinkGeekのWifiシャツなどだ。

今Kickstarterで資金を募集しているFosは、アスリートたちを対象に同じことをしようとしている。

FosはLEDで光る布製のパッチで、ほかの服、たとえばジャケットやシャツに着けて使う。

表示はユーザがプログラミングできるから、たとえば消費カロリーや、ゴールまでの残り距離などなどを表示させられる。Fosのデモアプリケーションからグラフィクスやビデオを選んで、その64000階調60fpsのLEDパッチに表示させてもよい。作者によると、重さはゴルフボールより軽いそうだ。

目的は、自分をスーパークールに見せることだけではなく(もちろん電子服以上にクールなものはこの世にないが)、都市部における安全の確保だ。しかもファウンダのAnders Nelsonによると、都市における安全性が重要なのは、夜の路上で練習中のアスリートだけではない。

たとえばFosは、パーティーで派手に目立つために使ってもよい。DJたちは全身にFosを着て自作のグラフィクスを表示し、体全体をイルミネーションにしてもよいだろう。でももちろん、Fosが人気商品になることが先決だ。

そしてそのためには、まずKickstarterで4週間以内に20万ドルを集めなければならない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ダウンロード数500万、プレイ回数10億回のDots、AndroidおよびKindle Fire版も提供中

10年ほど前、Nokiaのフィーチャーフォン上でプレイするSnakeというゲームが大流行したことがあった。最近、スマートフォン上でDotsが大流行し、ひと昔前のことをいろいろと思い出したりもする。Dotsは非常にシンプルありながら中毒性をもつゲームだ。iOS上で非常な人気を集めてきたが、つい先日からAndroid版の提供もはじまっている。

betaworksも出資するPlaydots, Inc.の提供するこのゲームは3ヵ月半前に登場してきて大人気を博している。ダウンロード数は500万件に達し、ゲームは10億回ほどもプレイされているのだそうだ。App Storeのチャートでも、15ヵ国以上で首位を獲得している。

betaworksのプロダクト部門SVP兼Dotsの共同ファウンダーであるPaul Murphy曰く、iOS版とAndroid版を同時期にリリースできるような仕組みを実装するために、Android版のリリースに時間がかかったのだそうだ。一般的なAndroidスマートフォンおよびKindle Fireでも利用できるようになった。

また、一般的な遊び方には飽きたという人のために、別の遊び方も用意されている。すなわち60秒間でのハイスコアを競うのではなく、タイムリミットなしに30回の動作で高いスコアをゲットしようというモードが用意されているのだ。時間を気にせず、最善の動きを研究して高得点をゲットしようというモードだ。

これでAndroid利用者もマルチプレイヤーモードの練習ができるようになった。iPad版も登場してますます人気が高まるなか、Android利用者もついにブームに身を委ねることができるようになったわけだ。

多言語対応も進んでおり、ドイツ語、スペイン語、フランス語、中国語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、およびアラビア語でプレイすることができる。

Dotsチームは開発者を加えて規模を拡大しつつある。さらに新しく面白いゲームモードを提供できないかと頭を捻っているところなのだそうだ。モルジブにサテライトオフィスも開設して、新たな仕組みを考案中だとのこと。Murphyは明言しなかったが、どうやらこれまでに数十億ドルの利益をあげているようだ。

情報開示」AOL VenturesはDotsを作成しているbetaworksに出資している。AOL Venturesの親会社はAOLであり、同社はTechCrunchの親会社でもある。

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(翻訳:Maeda, H)


GIF大好きな人にとっての必携ツール、Gif.Meという名前のChrome拡張機能が登場

Gif.meというのは新しくリリースされたChromeの拡張機能だ。インターネットで見つけたGIFを右クリックひとつで保存して共有することができる。

とても便利だ。

ウェブで発見したGIFの上で右クリックしてGIFME THISを選ぶと、画面右に表示されるGIF MEフォルダに保存され、いつでも確認することができるようになる。GIFへのリンクをコピーするのもクリックひとつで行うことができる。さらにはタグを付けてGIF MEライブラリを管理しておくこともできる。

GIFの保存管理のためのツールというのは誰もが必要とするものではないだろう。但し、少なくとも私のような(GIFおたく的)存在にはなくてはならないツールだ。

多くの人は、GIFを見たくなったらおそらくネットから探してくるというのが一般的だろう(Giphyのようなサービスを使うことが多いだろうか)。あるいは面白いものを見つけたときにブックマークしておいて、それを時々見なおしたりするだろうか。人によってはファイルをダウンロードしておくという人もいるかもしれない。

おたくな人々は、マクロを組んでおいて、思いついたときに必要なGIFを呼び出せるようにしている人も多い。

そうした振る舞いをしている人(ないし、そこまでいかなくても、ちゃんと整理しておきたいと思う人)にとっては、このGif.me拡張機能が必携ツールとなるのではないだろうか。さまざまな苦労が右クリック一発で解決することとなる。

また、ファイルのURLはそのままで変更されることはない。これも著作権的に好ましいことだろう(訳注:但し、ファイルへの直接リンク形式です)。

試してみたいと思う方はこちらからインストールすることができる。

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(翻訳:Maeda, H)


Flipboard、iOS版もGIFに対応するアップデートをリリース

GIFのないインターネットなど、とても耐えられない。多くの人に同意していただけるものと思う。しかしiOS版Flipboardは、ながらく利用者にGIFなしの世界を強いてきた。しかしそれもようやく終わる。Android版にならって、ついにiOS版でもGIFがサポートされることになったのだ。

今回のアップデートにより、ニュースフィード内でもGIFが楽しめるようになったし、“Just GIF It”(猫中心に関連画像など)、“GIF Pop”(ちょっと怖面白い画像コレクション)、あるいは“GIF Me A Break”(アーティスティックなGIF集)といった、GIFを集めたマガジンも楽しめるようになっている。

また、最新版では他にもいろいろなアップデートが行われている。最も目立つのは「トップストーリー」だろう。News、Sports、Tech、およびBusinessといった「セクション」を購読している場合、自動的に新しいものないし人気のコンテンツが上の方に一覧表示される機能だ(訳注:たとえば「海外版」→「セクション」→「Business」を選ぶと表示されますが、表示されないものもあり、どういう場合に表示されるのか、今のところちょっとよくわかりません)。

また、マガジンを10ページ以上分フリップすると、自動的に共有プロンプトが表示されるようにもなっている。また、3つ以上のマガジンを作成している人には、自動的にプロフィールページが作成されるようにもなっている。GIFをサポートしたことに比べれば大したことはないかもしれないが、それでも便利に感じる人もいるだろう(少々押し付けがましい感じがする人もいるかもしれない)。

インターネット上でGIF人気はますます高まっている。Tumblr、Cinemagram、そしてVine(これはちょっと種類が違うか)などのビッグネームも、ループアニメーションの楽しさを訴えている。生まれたばかりのスタートアップも含めれば、非常に多くがGIFアニメをフィーチャーするサービスを提供している。

たとえば5月にスタートしたStillyも、ワンクリックで動画GIFを作成できる。Tumblerは6月から、ウェブカメラを使ってGIFが作成できるようになった。また、GIF風の短い音楽ビデオの作成サービスであるCoubも、同月に100万ドルの資金を調達している。

さらに、ViberやWhatsAppの競合にあたるPingerも数日前からGIFメッセージをサポートするようになっている。

騒々しさを増すインターネットにて、Flipboardも利用者が求めて止まないコンテンツを提供するようになったと言うことができるかもしれない。

アップデート版はこちらからダウンロードできる。

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(翻訳:Maeda, H)


Samsungがフレキシブルディスプレイ(曲がるディスプレイ)を使った製品のアイデアを募集中

Samsungが今日(米国時間8/14)、とてもめずらしいコンテストを発表した。Galaxy S4とは無関係で、同社のフレキシブルディスプレイを使ったデバイスのアイデアを求めているのだ。Samsungはハードウェアスタートアップたちに、うちの製品で何かおもしろいものを作ってください、と言っている。

つまりSamsungは、“設計家やハードウェアのエンジニアや起業家たちに、フレキシブルディスプレイを使った未来のスタートアップアイデアを考えていただきたい”。賞金は、1位が1万ドル、2位が5千ドル、3位が2500ドルだ。審査基準は、その製品の“フレキシブルディスプレイならでは度”の高さ(つまり、ふつうのディスプレイでもできるじゃん、というものは0点)。そしてハードウェアとビジネスモデルの実現性も審査基準になる。

ただし、ものになりそうなアイデアを考えたとき、試作用部品をいつもらえるのか、それがまだ未定だ。またフレキシブルディスプレイの原価も未定だから、製品の価格も決めづらい。なお、使用するディスプレイのサイズは1インチから20インチまで、最大解像度1920×1080のフルHDだ。

そしてまた、すごいアイデアを思いついたので特許出願まで守秘しておきたい、という方は、コンテストのホームページに書かれているこんな注記を読むべきだ:

Samsungは絶えずイノベーションしているので、コンテストの提出作品と同様の製品を開発することもありうる。したがって、秘密性のないアイデア情報のみを、ご提出いただきたい。

つまりこれは、一見人畜無害なコンテストのようだけど、実はSamsung が、自社の製品アイデアをクラウドソースしようとしているのだ。いや、少なくともSamsungは、そうではございません、と法的に有効な言葉(提出者にとって法的に有利な言葉)で明言していない。というよりむしろ本音は、新しい部品に関してハードウェアエンジニアやメーカーたちに早めに告知し、彼らを早めに仲間にしておきたいという、マーケティングコミュニケーション活動の一環かもしれない。

クリエイティブのコンテストにはいつもリスクが伴うから、それを覚悟して応募されるとよろしかろう。でもここで、私の消費者的野次馬的根性から言うと、フレキシブルディスプレイを使った未来の消費者製品のアイデアには、ものすごく興味があるね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


容量無限大のクラウドストレージを提供するBitcasaがアプリのバージョン2.0をローンチ, 保存データ総量は30ペタバイトに

TechCrunch Disrupt出身のBitcasaは、このところ5か月ほど、新規ユーザの獲得やフィードバックに耳を傾けるなど、ベータからの脱出のための成長を続けていた。そして今日(米国時間7/23)やっと繭から孵化したBitcasaは、そのデスクトップiOSAndroid用アプリケーションのバージョン2.0をローンチした。

Bitcasaは、ユーザに容量無限大のストレージを提供すると宣言して注目を集めたソフトウェアサービスだ。そのために同社は、重複排除という特殊な圧縮アルゴリズムを使う…一つのコンテンツのワンバージョンしか保存してくれないのだが、(多くのユーザによる寄ってたかっての)改版に関しては“前と変わってる部分だけ”が保存される。だからBitcasaは、多くの人が使えば使うほど高速になる。

今日、協同ファウンダでCEOのTony Gaudaは曰く、“まったく新しい段階に入った。バージョン1.0は、こんなものがあるよ、という見本みたいなものだったが、バージョン2.0は製品として磨かれ完成している”。

バージョン2.0は、両モバイルアプリのUIが新しい。ほしいコンテンツがすぐ見られるようになった。コンテンツの旧バージョンを削除せずに改版を重ねていくと、下手(へた)すると、検索が地獄になりがちなのだが。

Bitcasaは、スマートサーチ(頭の良い検索)というものを用いる。つまり、各ページの名前や日付で検索でき(Androidももうすぐ対応)、また最近のファイルには容易にアクセスできる(‘最近見た’と‘最近加えた’の切り替えもできる)。

アプリにPINコードを加えてセキュリティを高め、クライアントサイドの暗号化をデフォルトにした。また、アプリ内から無限容量プランを購入できるようになった(月10ドル、年99ドル)。

“難しいのは、ユーザ数は国際的に急増しているのに、製品が英語版しかないことだった。でも今日からは、アメリカ英語、イギリス英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語、繁体中国語、簡体中国語、日本語、韓国語をサポートする”、とGaudaは言う。

おっと、忘れてならないほど重要なのは、ファイルのアップロードや管理がブラウザ内でできることだ。Gaudaによると、ハードディスクとFlashのあるところならどこでもBitcasaを使えるようにしたいそうだ。

このサービスはベータ中にもユーザ数が急伸し、保存されているデータ総量は3月の18ペタバイトから今では30ペタバイト以上になっている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


RovioのBad Piggies、新たなパワーアップアイテムなどを加えて最新版を公開中

RovioがBad Piggiesのアップデートをリリースしている。ご存知とは思うが、Bad Piggiesというのは、みんながインストールしているAngry Birdsに出てくるにっくきブタを主役に抜擢したゲームだ。

このゲームでは、ブースターなどさまざまなアイテムを組み立てて、Piggies移動用の乗り物を組み立てる。Piggiesはこの乗り物を使ってコースを辿ってゴールを目指す。

今回リリースされたアップデートでは、30ものステージが追加されている。またツールやパワーアップアイテムも追加された。

一番のアップデートはSuper Mechanicだろう。Super Mechanicは、最高得点を獲得できる乗り物を組み立ててくれる。

また新しいアイテムとしてフックも採用された。フックを発射して地面に打ち込み、スパイダーマンのようにスイングして進むことができるようになっている。

Rise & Swineステージではスーパーグルー、マグネット、そしてターボチャージャーなどが利用できるようになっている。

新たなアイテムは、スコアによって獲得することができるものと、ゲーム内購入で入手するものがある。

Bad Piggiesはこちらからダウンロードできる。

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(翻訳:Maeda, H)


Google、Gmailにおけるフルスクリーン編集モードを再投入

Googleが、Gmail利用者に対して新しい、しかしよくわからない「新機能」をリリースした。その「新」機能とは、メールをフルスクリーンで書く機能だ。

このフルスクリーン編集オプションをオンにすると、メール編集画面は受信箱画面の真ん中に大きく表示されるようになる。大きく表示することで、細かいところに気が回るようになるだろうという配慮のようだ。

「よくわからない」というのは、編集画面をコンパクトにしたのがほんの数カ月前のことだからだ。いろいろな新機能を実装すると同時に、受信箱を表示しながらメールの編集ができるようにした。しかし、どうやら、従来通りのフルスクリーンモードの方がメールの編集をしやすいという人も多くいたようなのだ。

確かに、フルスクリーンモードなら、文字装飾などのためのツールバーも表示されていて、それが気に入ったという人も多かったのだろう。

編集画面右上の拡大ボタンをクリックすればすぐにフルスクリーンモードに切り替えることができる。あるいは「設定」画面で「Default to full screen」(標準で全画面)をチェックしておけば、常にフルスクリーンモードで編集できるようになる。

この全画面オプションが表示されないという人もいるだろう。その場合にも心配はいらない。Gmailチームによれば、数日中に全利用者に大してオプションの有効化を行うという話だ。

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(翻訳:Maeda, H)


Android版に引き続きGoogle Maps 2.0がiOSに登場―iPad、屋内ナビもサポート

Appleの地図も気の毒だ。不運なデビューから1年たってやっとマイナー・アップデートを出したものの、もともと優秀だったGoogle Mapsはさらにその先へ進んでいる。

実際、今日(米国時間7/17)、GoogleはiOS向けGoogle Mapsのアップデートをリリースした。iPad、屋内マップのサポートなど最近のAndroid版と同様の新機能満載だ。

Google Mpas 2.0はiPadとiPad miniの画面サイズにフルに対応した。また駅、空港、ショッピング・モールその他、大きなビルの屋内で徒歩ナビをサポートしている。

新しいiOS向けGoogle Mapsはリアルタイムの交通状況、事故情報を利用してナビゲーションの精度を改善している。それに引き換えAppleの地図は依然として乗り換え案内が提供できていない。

Googleマップ2.0は5つ星評価でさまざまな店舗、施設の情報を掲載している。友だちの口コミはZagatの記事も読める。お得なバーゲンを探しているならGoogleオファーによる共同購入割引クーポンの情報も掲載される。

Googleはオンライン地図サービスではいつも先頭を走っていたが、最近のWazeの買収による地図情報のクラウドソース・テクノロジーの取得によってさらにリードを広げていきそうだ。

新しいGoogle MapsはApp Storeで公開ずみ〔日本語〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


9ヵ月を経て、ソフトバンクのスプリント買収は7月10日に完了へ

SoftbankがSprintの過半数を206億ドルで買収するという噂を本誌がキャッチしてから9ヵ月後、物語はいよいよ結末を迎える。

日本のモバイル通信会社、Softbankは、今日(米国時間7/8)、9ヵ月にわたり様々な障壁を越え、7月10日水曜日に契約を完了する予定であることを発表した。FCC(連邦通信委員会)は7月5日に買収を承認した。

正式な声明は以下の通り。

SoftBank Corp.は、Sprint Nextel Corporationに約216億米ドル(約1兆8000億円)を投資し、2013年7月10日に契約を締結する予定である。

これ以前、最近のDishによる255億ドルという驚きの金額提示があり、契約目前のSoftbankからSprintを横取りしようとした。Dishは4月に名乗りを上げた時、SoftbankとSprintの婚約が整ってから長い時間がたっており、両ネットワークは様々な面で統合を進めていた。

当時Dishは、T-Mobileにも興味を持っていたと言われていたが、T-MobileもMetroPCSと買収交渉の最中だった。

米国第3位のキャリアで、5500万人のユーザーを持つSprintは、Dishの提案を評価するための委員会を設置したと公表した。Dishは携帯電話ユーザーのモバイルビデオ利用に明確な関心を持ち、マスコミ、アナリスト、および投資家に向けてアイデアを提示していた。

検討はしたものの、SprintはFCCに対してSoftbankとの契約審査を継続するよう依頼した。その日は、Dishが買収を提案しFCCに依頼した手続き停止期間180日の140日目だった。契約にこぎつけるまでに、両者は多大な作業が必要だった。

この数ヵ月前の12月、Softbank-Sprintの取引は、SprintとClearwireの二次的契約に関わるささいな問題を経験した。Softbankの買収条件の一つに、SprintがClearwireを1株当たり2.97ドル、計22億ドル以上で買収しないという条項があった。当初Sprintは、Clearwireの100%を1株当たり2.90ドルで購入する提案をしていた。

12月中頃Clearwireはロイターに、提示額が低すぎる、1株5ドル程度は見込んでいたと語った。しかしその3日後、Sprintはちょうど2.97ドル/株で契約を結ぶことを発表した。Softbankとの契約で許されていた最高額だった。

そして今日、SprintのClearwire買収から7ヵ月後、Dishがsprintを横取りしようとしてから3ヵ月後、そしてFCCが契約にゴーサインを出した3日後、Softbankはゴールが近付いていることを確信している。

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(翻訳:Nob Takahashi)


ベストセラー端末が防水になった:Samsung Galaxy S4 Active

本誌はSamsung Galaxy S4 Activeの噂を、発表前の5月にキャッチしていた。

耐久性を高めたスマートフォンは必ずしも欲望をかき立てないが、Galaxy S4 ActiveがSamsungのフラグシップ機Galaxy S4の変種であることから、これをFly or Dieビデオで取り上げるべきだと判断した。今週は特別に、EngadgetのBrian Heaterに来てもらった。

さてBrianと私は防水Galaxy S4をどう思っただろうか?

個人的には、デザインが少々うるさく感じ、なぜこの頑丈バージョンの色が普通の黒と白でなく、グレイ、ブルー、オレンジなのかよくわからない。さらには、背面のいくつか並ぶ派手なネジが、耐衝撃性や防水のために必要なのか、それとも単に耐久性を演じているだけなのかわからない。前者ならすばらしい。後者なら?だ。

良い面としては、ミッドレンジの端末にごつい鎧を着せるのではなく、大ヒット中のフル機能端末を耐久型にした企業がいたことに、われわれ2人は拍手を送りたい。

将来の防水スマートフォンについて? 是非、出し続けてほしい!

飛ぶか落ちるか:飛ぶに2票。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Vine、過去最大規模のアップデートで自らの魅力を顕示

Twitterが提供する6秒間ループビデオ共有ツールのVineが新しいバージョンを投入してきた。カメラ機能を新たにし、さまざまなジャンルのカテゴリが用意された。また他の人のVine投稿を「revine」する機能も搭載された。

今回のアップデートは利用者からの要求に応えるアップデートであり、またフォロワー獲得にも便利になり、注目を浴びやすくなったと言えよう。

変更点の中で、まずカメラの変更が大きなものだと言えるだろう。とくに静止映像を連続させてアニメーションを作るの(Vineの中でも人気の手法だ)が便利になり、プロフェッショナルからも歓迎の声が聞こえる。カメラ画面中にグリッドやフォーカスツール、また直前の画像を薄く表示させるGhostツールというものも導入された。但し、Instagram Videoにあるような編集機能は導入されなかった

閲覧時にも便利だし、また、自分のビデオをより多くの人にみてもらうため、15個のチャンネルが用意された。これによりビデオに撮った対象に興味がある人に見てもらいやすくもなったわけだ。現段階では音楽、自然、コメディなどのカテゴリが用意されている。それぞれのテーマや人気フィードを見ることができるようになっている。こうした仕掛けにより、面白いビデオを作成すれば、より多くの人に見てもらえるようになったと言えるだろう。

ところで、Vine使いのプロであるMeagan Cignoliと少し前に話をした。彼女はさまざまなブランド向けに静止画合成ビデオを作成して収入を得ている。その彼女は、ともかく「カテゴリ」の導入を強く訴えかけていた。それによりVineコミュニティが活性化すると考えているわけだ。彼女は現在、Vine上では200,000のフォロワーを獲得している(Instagramでのフォロワーは10,000人だ)。Instagramでも、注目を浴びるための仕組みが不足していると彼女は主張していた。

尚、カテゴリ毎にわけるだけでは、せっかく多くの人に訴えかけるものであっても、十分な注目を浴びることができないかもしれない。しかしそのようなときのために「On the Rise」(人気上昇中)というカテゴリもある。これによっても注目を浴びるチャンスを与えられているわけだ。

また、拡大を続けるVineコミュニティでは、「Re-vine」機能の実現を求める声も大きかった。Vineを運営するTwitterに「Re-tweet」(リツイート)機能があるのだから、これは当然のリクエストであったと言って良いだろう。今回のリニューアルを経て、気に入ったVineビデオをボタンクリックによりシェアできるようになった。

さらに、Vineはビデオの共有範囲について細かく設定するための機能も追加した。Vineのデビュー当初からは、プライバシー関連の設定メニューは用意されていなかった。ビデオを投稿すると、それは全体に公開されるという仕組みになっていたのだ。Profile > Settingsのページから、フォロワーのみの公開するオプションを設定することができるようになった。

InstagramがInstagram Videoをスタートして、Vine危うしという声もある。しかしVineはこの6ヶ月で見ても、コミュニティを大いに拡大してきていて、現在の利用者は1300万以上となっている。最大6秒までといった制限や、編集不可といった制約も、むしろ「味わい」として受けいられている様子でもある。これにより製作者側からも、閲覧者側からも人気を集めている理由のひとつとすらなっているようだ。

Instagram VideoがVineの成長を阻害するのかどうか、それはもう少し見てみないとわからない。しかしどうやら双方ともに生き残っていくマーケット規模があるのかもしれない。少なくともVineが今回のように利用者の声に迅速に対応する限り、人気を失うことはないのではないかと思われる。

Vineは単純な機能をもってデビューしたが、利用者の求めに応じてフロントカメラの利用を可能とし、そしてAndroidアプリケーションもリリースしてきた。そうした反応のよさは、やはりVineの魅力といって良いだろう。

今回のアップデートはTwitterないしVineが自信を持って送り出したもののようだ。iOS利用者の方は、ぜひともアップデートしてみてはいかがだろうか。

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(翻訳:Maeda, H)


今年のCE Weekはウェアラブルだらけ

今もっとも騒々しいバズワードといえばウェアラブル(wearable, 着脱型)だ。それは、単にGoogle GlassやAppleの今度出るiWatchだけのことではない。企業は、大も小もこぞってこのトレンドに乗ろうとしているし、そのことはCE WeekのショウルームイベントShowStoppersを見ても明らかだ。

上のビデオでお分かりのように、その演し物は、スマートウォッチあり、骨伝導方式の音楽帽子、ウェアラブルでポータブルなビデオカメラ、ブルーライト(*)を利用する治療用眼鏡などなど、とても多彩だ。

まず訪ねたのがBasis、ここのスマートウォッチはそんじょそこらのスマートウォッチに比べてはるかに多種類のセンサを搭載している。また、バンドを交換可能にして、ファッション性も目指している。革製もあれば、カラフルなのもある。著名なアーチストの作品もある。Basisのストアが、ここにある。

次に足を止めたのが、Cynapsという特殊な帽子を作っているMaxVirtual。音源をBluetoothで受信し、その帽子に入力すると、骨伝導により音楽が脳に伝わる。ヘッドフォンをしなくても音楽を聴けるし、帽子だから日よけにもなる。すでに発売されていて、お値段は79ドルだ。

オーディオの次は、ビデオを忘れちゃいけない。Icon Cameraのブースへ行くと、いろいろなカメラと撮影機材がある。AirPro 2は、5mpから14mpまで、マイク内蔵で、ワンクリックで撮影が始まる。Adventurerは、カメラの移動スピードや、位置、高度、方角などの情報をファイルに記録する。ホームページはここだ。

もう一つ忘れてならないのは、Psioだ。Clockwork Orangeのような刺激も、場合によっては良い効果をもたらすという。Psioの眼鏡は、有害といわれるブルーライをを目に当てることによってストレスを緩和し集中力を高めバイオリズムを整える。十種類の“エクササイズ”が付いていて、お値段は399ドル99セントから

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))