ボニー・タイラーのリバイバルヒットは自然科学的必然

ルイス・フォンシもダディー・ヤンキーも、ボニー・タイラーにはかなわないということか。1983年にリリースされた、ボニー・タイラーの曲がiTunesチャートでトップになったのだ。曲のタイトルは「Total Eclipse of the Heart」だ。これまでトップだったルイス・フォンシの「Despacito」をやぶっての戴冠だ。

もちろん理由はあるし、読者の方もお気づきだろう。アメリカでは皆既日食がおこり、全国的に盛り上がったばかり。目を痛めたり(大統領は大丈夫?)、大渋滞に巻き込まれた人も多かった。そして、曲のタイトルである「Eclipse」とは「日食」の意味なのだ。

ちなみに、ピンク・フロイドの「狂気」(The Dark Side of the Moon)に収録される「狂気日食 」(Eclipse)も、順位こそ25位と低いものの改めて注目を集めている。

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(翻訳:Maeda, H

Android OreoとiOS 11を比較する

Googleは先ほど次世代Androidを正式に発表した。愛称はAndroid Oreoで、新しい機能をいくつも備えている。一部は処理速度の向上やバッテリー駆動時間の延長などシステムレベルのアップデートだが、ユーザーの使い勝手を直接改善するものも多い。

OreoのUIの新機能の中にはiPhone、iPadのユーザーにはすでにお馴染みのものがある。AppleはこれまでAndroidを巧みにコピーしたと批判されることが多かったが、Oreoに関してはGoogleはiOSから便利な機能をいただくことにしたようだ。もちろんAndroidがiOSに先んじた機能もある。

通知

Oreoの新しい通知システムはiOSをコピーしたものだ。Oreoではアプリのアイコンの右上隅に小さいドットが表示され、通知が来ていることを示す。これは初代iPhoneでiOSが登場して以来の仕組だ。Androidでもサードパーティーのアプリはずっと前からアイコン上にドットで通知を示す方法を採用してきた。

Googleはユーザーが通知を扱う仕組もコピーしたようだ。通知のバッジが表示されているアイコンを長押しするとポップアップメニューにいくつかのタスクが表示される。これは iOS 3D Touchと同様の機能だ。

ユーザーにとっては GoogleがiOSの通知機能をコピーしてくれたのはありがたい。アプリの通知バッジはiOSのバージョンアップをくくぐり抜けて現在まで生き延びてきた―それだけ便利だったからだ。

新しい絵文字

Android OreoもiOS 11も共に新しい絵文字を採用した。人類の未来は絵文字の方向に開けているらしい。Googleは絵文字のデザインをすっかりやり直した。 Goneわけのわからないデザインは去り、伝統的な円形の絵文字が復活した。

Appleは絵文字の顔の種類を大きく増やしたがGoogleの新しい絵文字もこれにならった。しかしAppleのCEO、ティム・クックが披露したプレビューではiOSの新しい絵文字は細部がよりいっそう鮮明にデザインされている。

ティム・クックのツイートに添付された画像の新しい絵文字はディテールが驚異的だ。ただしAppleが新しい絵文字をiOSに投入する時期は「今年中」としかわかっていない。おそらくはiOS
11と High Sierra の一般公開の時期となるのだろう。

コピー&ペーストの改善

Androidは発表の当初からコピー&ペーストをサポートしており、その後もこの点ではiOSに先がけてきた。コピー&ペーストはきわめて重要な機能だが、スマートフォンの画面が狭いため、ユーザーにとっては操作が難しい場合があった。Android Oreoではこれを改善しようとしている。

Smart Text Selection〔スマート・テキスト選択〕と呼ばれる機能で、ユーザーが画面をクリックするとシステムは機械学習によってそれがアドレスやマップへのリンクなのかどうか判断する。マップへのリンクと判断されればその地点のマップが表示され、一連の数字が電話番号だと認識されれば電話アプリが起動する。

これに似た機能はiOSにもあるが、Googleの方がカバー範囲が広い。 対象の認識能力ではGoogleのAIの方が強力だという印象だ。

P-in-P

AppleはiOS 9のiPadでピクチャー・イン・ピクチャー機能をサポートした。AndroidもOreoでこれに追いついた。特にAndroid OreoではタブレットでなくスマートフォンでもP-in-Pがサポートされるので、この点ではiPhoneを追い越した。

Android OreoのP-in-Pは期待どおりに作動する。ユーザーはビデオを縮小表示して画面の適当な場所に置き、他の作業を続けることができる。ビデオ・ウィンドウは他のタスクの上に表示され、ユーザーは窓をドラグして適切な位置にもっていく。

現在のところAppleのP-in-P機能はiPadに限られているが、今後はスマートフォンにも拡大されることが期待される。

オートフィル

AndroidはOreoでついにオートフィルをサポートした。これによりユーザー名、パスワード、住所などを記入するボックスが表示された場合、Oreoが自動的に正しい値を入力してくれる。以前からパスワード・マネージャー・アプリがパスワードについて似た機能を提供しているが開発も使い方もかなり面倒だった。アプリは今後Autofill APIを利用して簡単かつシームレスにオートフィル機能を利用することができる。

iOSにも似た機能があるが、Amazonなどの一部のアプリに限られており、ウェブのSafariブラウザにおけるような普及はみせていない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ボーイング787、アメリカ上空に巨大な飛行機のイラストを描く

エンジンのテストのために連続18時間も飛行機を飛ばさねばならないなら、何か面白いことをしたくなるだろう。ボーイングはどうやら面白いことが好きだったようだ。787ドリームライナーで実施したエンジンのテストの最後の14時間でボーイングはアメリカ上空に巨大な飛行機のイラストを描いた。

私が数えたところでは、このイラストは17の州にまたがっている。イラストの右の翼の端ははミシガン州アッパーペニンシュラに、左側はテキサス州を横断してメキシコ国境近くまで延びている。

この記事を書いている時点で787の軌跡は飛行機の輪郭をほぼ描き終わっている。これからシアトルに戻るのだそうだ。シアトル着陸は太平洋時間 9:24が予定されている。787の軌跡はここでライブ放映中

専門家の解説によれば、これは大量の燃料を使ったジョークなどではないそうだ。ボーイングはロールス・ロイスの新しい長距離用ジェットエンジンを採用するにあたってテストを必要としていた。

このフライトは17時間46分で1万6000キロをカバーする予定だ。これは現行のあらゆる商用路線より長い。最長の商用空路はカタールのドーハとニュージーランドのオークランドを結ぶルートで、飛行時間16時間10分、距離は1万4518キロだという。

〔日本版〕すでに787は着陸ずみだが、リンク先から詳細な軌跡を見ることができる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ミシガン州デトロイトのスタートアップシーンも熱い

額面通りに受け取って欲しい。デトロイトは3年前よりもベンチャー支援によるスタートアップを50%も増やしている。ミシガン州ベンチャーキャピタル協会(MVCA)の調査によれば、デトロイトには35のアクティブなベンチャー支援スタートアップがある。もちろん、これは他の地域に比べれば大きな数字ではないが、その成長は注目に値する。

偉大なミシガン州に住む私は、その成長を証明することができる。これまで、巨大で魂を打ち砕くような企業に支配されて来たこの土地のカルチャーの一部に、スタートアップが急速に入り込みつつあるのだ。ここ数年、スタートアップはデトロイト、グランドラピッズ、アナーバーの魂の一部となり、先の調査はその印象を裏付けている。

MVCAは、デトロイトよりは緩やかなペースではあるものの、ミシガン州は同様の成長傾向を辿っていると指摘している。過去5年間で、ミシガン州ではベンチャー支援スタートアップが48%増加している。

デトロイトをスタートアップたちにとって魅力的にしている点をいくつか挙げることができる。オフィススペースは安価であり、世界的な大学や企業の近いことから、人材も豊富だ。Dan GilbertやIlitch家のような、地域の実業家たちの中には、彼らのビジネスを取り囲む地域を活性化させるために、スタートアップに手を差し伸べているものもいる。

MVCAによると、州全体ではVCの資金の42%がライフサイエンス部門に、31%が情報技術に投資されている。しかし、デトロイトでは、その関係が逆になり、情報技術が投資の43%を占める一方で、ライフサイエンスが占める割合は23%になる。モビリティに対しては州全体で5%、デトロイトでは8%を占めている。

他の地域同様に、スタートアップへも目が向くようになれば、ミシガンのビジネスのためのエコシステムが完成する。そもそも大規模な自動車産業も、かつては意思の固い、時に非情な起業家たちの集まりに過ぎなかったのだ。

Billy Durant、Henry Ford、Walter Chrysler、そしてDodge兄弟は皆、会社をミシガンに設立したが、その成功は1夜にして成し遂げられたものではない。厳しい競争、企業化と資本の投下などを通して、これらの男たちはスタートアップから帝国を築き上げたのだ。そしてミシガン州は、他の地域と同様に、新しい起業家たちの集団が、自動車産業と同様の持続力を発揮して、産業を興すことができることを期待しているのだ。

かつての私は、FoundersとBellのビールが全米で買えるようになった今、ミシガンにやってくる理由はないね、と言う冗談を人々と言い合っていたものだ。しかし、それはもはや成り立たない。ミシガンに来て、デトロイトのダウンタウンの新しい活気を見て欲しい。そしてアナーバーへ車で45分飛ばして、何年も存在している活きの良いスタートアップシーンも見て欲しい。そしてグランドラピッズにも行き、醸造所やスタートアップでいっぱいの街をホッピング(ビールのホップにかけた駄洒落)して欲しい。最後にはミシガン湖に向かい、最高の湖へ連なる巨大な砂丘を眺めて欲しい。そしてもしフリントに来ることがあるならDMを送って欲しい。コーヒーでも飲もう。水も素晴らしい。

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(翻訳:Sako)

Harman KardonのCortana搭載スピーカーが発表前にリーク、Skypeできることが売りか

Microsoftは、Google HomeとAmazon Echoがやってるパーティーに自分も参加したい。このEchoそっくりさんは、スピーカーの名門Harman Kardonが作り、Microsoftの音声プラットホームCortanaが載っている。発売は今秋、発表は今週のようだ。

アップデート: MicrosoftとHarman Kardonはこのことを確認した。発売は2017年の秋である。

Invokeと呼ばれるこの製品は、未発表の製品が載ってるページにThurrott.comが見つけたが、それはその後引っ込められた。Thurrottの記事によると、この円筒形のスピーカーは上部に光輪があり、360度サウンドとSkypeをサポート、Cortanaに質問できる。

予定通り発売されれば、Skypeが大きなセールスポイントになるだろう。Google HomeもAmazon Echoも、現状では逆立ちしても電話はできない。Echoはいずれできる、という噂はあるけど。

今週行われるMicrosoftのデベロッパーカンファレンスBuildで、たぶん詳しい発表が行われるだろう。すでに数社のハードウェアパートナーが決まっている可能性もあるし、そのほかのCortana搭載スピーカーが年内にInvokeと並んで発表されるかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Fitbit、予測を超えたQ1決算で株価は10%高、販売数は300万台

Fitbitは、Q1決算でウォール街の予測を上回り(PDF)株価が10%上昇した。今日(米国時間5/3)Fitbitは1株あたり15セントの損失を報告した。アナリストの予測は18セントだった。売上も2.99億ドルでアナリスト予測の2.808億ドルを上回った。

この決算報告はFitbitが市場の変化に追随し、既存の顧客をリピート客に変えることに成功していることを意味している。それはFitbitの長期的成功にとって重要な鍵だ。

プレスリリースによると、Fitbitは2017年第1四半期に300万台の機器を販売した。新規の機器をアクティベートした利用者のうち36%が2台目に購入で、その40%は90日以上機器を利用していなかった。

昨年Fitbitは全製品ラインを刷新した。これはそれまでの製品更新サイクルよりも早いペースだ。アクティビティ・トラッカーの価格が下がるにつれ、Fitbitは新モデルを投入して製品ラインを新鮮に保つ必要がある ーー たとえ新しいモデルの機能がほとんど変わらなくても。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Call of Duty新作は10年ぶりに第二次世界大戦が舞台

第二次世界大戦を舞台にしたCall of Dutyが帰ってきた。今年末にリリース予定の「Call od Duty: WWⅡ」のトレイラー映像が発表され、ゲーム中にプレイヤーが訪れるさまざまな戦場をハイライトで鑑賞することができる。ノルマンディーへの上陸シーンや生け垣を走り抜ける戦闘シーンを見れば、Call of Dutyがそのルーツに回帰したことは明らかだ。

2003年にリリースされたシリーズ第1作品〜第3作品まで、Call of Dutyの舞台は第二次世界大戦だった。しかし、2007年の「Call of Duty 4:Modern Warfare」以降、このシリーズは現代〜近未来の戦場を舞台にストーリーを展開していた。Call of Dutyにとって最大のライバルとも言える「Battlefield」シリーズも、最新作では過去の戦争に焦点をあてたストーリーに回帰している。最新作「Battlefield One」の舞台は第一次世界大戦なのだ。

「Call of Duty: WWⅡ」は11月3日にリリース予定。そのリリース日までに多くのトレイラーやゲームプレイ映像などが配信されることになるだろう。

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(翻訳:木村拓哉 /Website /Facebook /Twitter

Pebbleがスマートウォッチサービス終了の準備に入った

Pebbleの終わりが近づいてきた。最新のアップデートはクラウドサーバーへの依存をなくすことで、Pebbleウォッチの寿命を少しのばすだろう。これまでさまざまな操作に必要だったPebbleサーバーに接続をしなくても端末がを使えるようになった。

2016年11月にFitbitがPebbleを買収した時、不安がのしかかった。FitbitはPebbleウォッチのサポートを続けるのか? そうではなかったようだ。最終的にFitbitは、2017年いっぱい火を消さないことを宣言し、デバイスやユーザーが使っているクラウドサービスや、デベロッパーツール、APIなどのサポートを続けることを約束した。2018年については保証はない。

この最新アップデートは、Pebbleが終焉の準備をしていることをうかがわせる。最新のアプリには、認証サービスが利用できない時にログイン手順をスキップするかどうかのオプションが追加された。その場合でもアプリやファームウェアのサイドロード(公式サイト以外からのインストール)が可能だ。Pebbleチームは、Pebbleのサーバー接続設定を変更してサードパーティーサービスからアップデートを受けられるようにもしている。

リリースノートの全文はここにある。

数々の物語を生んだウェアラブルメーカーにとってこれが最後の主要アップデートになりそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Teslaの時価総額がFordを抜いた―投資家の電気自動車への期待は高い

Teslaの時価総額がフォードを追い越した。

Google Financeによれば、今日(米国時間4/3)のTeslaの株式時価総額は474.6億ドル〔日本時間4/4 AM5:00現在487.7億ドル〕となった。Teslaより創業がちょうど100年早いアメリカを代表する自動車メーカー、フォードの株価は下落し、時価総額は448.9億ドル〔同453.1億ドル〕をつけた。GMの時価総額は510億ドルで、もはや射程圏内だ。

この株価の乱高下はTeslaに良いニュースが出て、反対にフォードには悪いニュースが出たことによる。第1四半期のTeslaの生産、出荷台数がアナリストの予測を上回って上昇したのに対し、フォードは主力商品の一角であるF-150ピックアップ・トラックの一部のリコールを発表した。また先月のアメリカ市場での売上が7%下落した。

Teslaの株価は2016年の後半以来、右肩上がりだ。株価は2016年12月の181ドルから大きくアップし、現在の291.54ドル〔同298.52ドル〕は新高値だ。しかし時価総額は話の一部にすぎない。

昨年、Teslaは7万6000台を出荷したにとどまり、負債も巨額だった。この間、フォード始め他の自動車メーカーはそれぞれ数百万台を売った。バランスシートも創業13年のTeslaよりはるかに健全だった。Teslaの強みは「世界最良の電気自動車を提供する」というプロモーションにある。この株価は将来の自動車エコシステムにおいてTeslaがカギとなる地位を占めることを投資家が期待していることを示すものだ。

画像: Darrell Etherington

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

これがジェフ・ベゾスの次世代ロケットだ―Blue Origin、New GlennのCGビデオ公開

ジェフ・ベゾスの宇宙企業、Blue Originは次世代大型ロケット、New Glennを開発中だ。Blue Originはさきほどビデオを公開し、このスーパーロケットがどのように打ち上げられるかを紹介するCGビデオを公開した。ネタバレになってしまうが、これはSpaceXのFalcon 9に非常によく似ている。

下にエンベッドしたビデオで、ロケットはBlue Originの発射基地から垂直に打ち上げられ、洋上を航行する大型プラットフォームに垂直に着陸する。これは現在SpaceXが用いているのとほぼ同様の方式だ。ただしCGアニメを見るかぎりでは、New Glennの着陸プラットフォームは大型船上に設けられており、乗員がいるもようだ。SpaceXのブースターはこれと異なり、自律航行する無人の艀に着陸する。

今回のビデオはBlue Originが宇宙計画の紹介するメディア・ツアーの一環でだ。昨日(米国時間3/6)、ベゾスは次世代ロケットで用いられるBE-4 エンジンを公開した。これに続いて今日、ベゾスはフランスの衛星テレビ企業、Eutelsatと契約を結んだことを発表した。この契約によれば、Blue Originは2021年ないし2022年に静止軌道に放送衛星を打ち上げる計画という。

SpaceXとBlue Originは本格的な宇宙競争に突入したようだ。平和的な競争なのが何よりだが、この2社のアメリカ企業の目標ははたいへん似通っている。つまりブースターを再利用することによって劇的なコスト削減と打ち上げ回数の増加を狙っている。Blue Originは2015年にNew Shepardでブースターの垂直着陸に最初に成功しSpaceXを出し抜いた。しかしSpaceXはその年の後半になってNew Shepardよりはるかに大きい実用衛星打ち上げロケット、Falcon 9で垂直着陸に成功し、その後も着陸を繰り返している。その中には洋上の艀への着陸も含まれる。現在、
両社とも月を目指しているという。さいわいなことに両社の競争はゼロサム・ゲームではない。どちらが勝つにしても本当の勝利は人類のものだ。

〔日本版〕 Blue Originのロケットはアメリカ初の有人宇宙飛行プロジェクト、マーキュリー計画の乗員の名前から命名されている。アラン・シェパードはアメリカ人として初の大気圏外飛行をした人物となった。ジョン・グレンは衛星軌道を飛んだ初のアメリカ人で、後にオハイオ州選出の上院議員を長く務めた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

AppleとSamsung、次機種を巡ってファンボーイ戦争再燃か

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最新の噂が本当ならAppleとSamsungは直接対決に突入する。両者の計画通り行けば次のiPhoneとGalaxyは曲面ディスプレイと細いベゼルのそっくりな外見になる。しかし、価格の問題がある。一つの選択肢は高級市場を目指すことだが、もうひとつはおそらくメインストリームを維持することだろう。

昔々SamsungがあからさまにAppleの真似をして、法廷がSamsungに賠償金3.99億ドルの支払いを命じた時には、両者の戦いはまだ続くと思ったものだ。

しかし今回は、Appleが先行するSamsungを追いかける番のようだ。今利用可能な技術を集約すると行き着く結果は明白だ。

さあファンボーイたち、代理戦争の準備はいいかな。

iPhoneのここ数週間のは曲面OLED画面の採用と物理的ホームボタンの廃止だ。この仕様で端末をデザインする方法はいくらもない。ほとんどの道が行き着く先はこのGalaxy S8の流出画像になる。

デザインは完全なコピーにはならないだろう。AppleはiPhoneをiPhoneらしく作るから。私の予想では次期iPhoneは四隅がもう少し角ばっている。Galaxy S8にあると思われる3.5 mmジャックは期待しないこと。Appleはワイヤレスヘッドホンにコミットしていてもう後へは引けない。

次期iPhoneのカメラ配置も新しい曲面ディスプレイに影響されるかもしれない。初代iPhone以来、背面カメラはつねにバックパネルの左上に位置している。これはホームボタンのある下部ベゼルに対応した大きめのベゼルの裏にカメラを収納することで可能になっている面がある。Appleがホームボタンを捨てるなら広いベゼルは不要になり上部のベゼルも小さくできる。そうなるとカメラ部品を収納する場所がなくなり、Appleはカメラの大きなでっぱりを付けるか、背面中央にカメラを移動せざるを得ない。これはほとんどのAndroid機と同じで、AppleがAndroidフォンの後追いだという説に説得力を与えることになる。

噂されている仕様が正しければ、Appleが次期iPhoneを次期Galaxyと大きく違えるために出来ることはほとんどない。

ただし次機種の物理的サイズは異なる可能性がある。各モバイル機器メーカーは画面アスペクト比をいじって、大型スマートフォンを少しでも手の中で使いやすくしようとしている。最近LGはMobile World CongressでG6を披露した。同機の画面の縦横比は18:9(=2:1)だ。高さが幅の2倍になる。これまでと少し違う感覚で、第一印象としてはたしかに持ちやすく感じた。Galaxy S8の流出画素をを見ると似たような形状だ。

曲面ディスプレイを使うことによってSamsungはもちろん、Appleでさえ、従来より画面は大きく、しかし手の中では比較的小さい端末をつくることができる。両社がほんの僅かでも縦横比を変えれば、たとえデザイン特性が似ていてもGalaxy S8とiPhone Xは大きく違って感じられるだろう。

あとは価格だ。昨日のWSJによると、Appleは発売10周年を記念して次期iPhoneのスペシャルエディションを準備している。これが曲面ディスプレイになると噂されているモデルだ。そしてWSJは価格は1000ドルになると予想している。これはiPhone 7より350ドル、Sansung S7 Edgeより200ドル高い。つまりもしSamsungがS8 edgeをS7 edgeと同じ価格体系にすれば、iPhoneはデザインや仕様は似ているが価格は違うということになる。

どちらの会社も正式発表でサプライズを繰り出してくる可能性はある。ストレージ容量とカメラ機能が次のiPhoneとGalaxyを切り分けることになるのかもしれない。画期的なバッテリーか充電機能が出てくることもありうる。あるいは筐体の材料でも。Appleは金属の外観をガラスかセラミックの特徴的なものに変えるかもしれない。SamsungはS8でガラス以外の何かを使う可能性がある。しかしオプション部分はさておき、ファンボーイたちはスペックを無視してデザイン面と雰囲気だけに注目するのが常であり、2つの端末は同じ見た目になるだろう。

Samsungは次期Galaxy機を3月29日にニュヨークのスペシャルイベントで発表する予定だ。Appleは伝統的に新しいiPhoneを9月に発表する。ずっと早く発表されることで、SamsungファンはSamsungのリードを追いかけるAppleを攻撃する材料を山ほど仕込む時間があることは間違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

これがSamsung Galaxy S8の最終デザインだ

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さあ、ご覧ください。これぞ、予定より1か月も早く見ることのできる、 Samsung Galaxy S8であります。この画像の提供者はプロの情報漏らし屋Evan Blassであるが、彼はとくにモバイルのリークに関して多くの実績がある。

この画像に写っているのは、新しくデザインされたGalaxyだ。前のデザインにあった物理ボタンはなく、Galaxy S7のエッジと同じくスクリーンはラップアラウンドだ。ベゼルは前の機種よりも小さくて、上と下にわずかにある程度だ。

ソフトウェアやケーシングに関する情報は、今回のリークに含まれていない。でもまだ発表まで1か月あるから、それまでに、リークはもっとたくさん出てくるだろう。だから、ご心配ご無用。

Samsungは今、難しい状況を抱えているから、このリークのタイミングがおもしろい。今日(米国時間2/28)はMobile World Congressの最終日だ。Samsungはこの、モバイル製品の世界最大のトレードショウで過去三回、Galaxyを発表してきた。しかし今年のSamsungはタブレットを二つリリースしただけで、S8は3月にニューヨークで行われるイベントに回された。

MWC 2017も悪くはなかったが、毎回Samsungが巻き起こす興奮はなかった。

今回のリークでSamsungは再び、ニュースのトップに躍り出た。そしてMWCで派手な発表を行ったNokiaやBlackBerry、LGなどを黙らせた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

iPhoneプレミアムモデルは曲面OLEDを採用(全モデルでポートはUSB-Cに)

CUPERTINO, CA - SEPTEMBER 09:  Apple CEO Tim Cook models the new iPhone 6 and the Apple Watch during an Apple special event at the Flint Center for the Performing Arts on September 9, 2014 in Cupertino, California. Apple unveiled the Apple Watch wearable tech and two new iPhones, the iPhone 6 and iPhone 6 Plus.  (Photo by Justin Sullivan/Getty Images)

iPhoneが登場して10周年を迎えた今年、iPhoneには特別モデルが用意されるだろうという話が広がっている。それにともないさまざまが流れている。そうした中、WSJに詳細な記事が掲載されている。記事のもととなった匿名の情報源によれば、プレミアムモデルは他のモデルとハードウェア的にずいぶん違ったものになるとのこと。

記事によれば、iPhoneのプレミアムモデルでは、SamsungのGalaxy S7 edge同様の曲面OLEDスクリーンを搭載するそうだ。曲面ディスプレイはSamsungが製造するものとなるらしい。

このハイエンドモデルの価格は、1000ドルが見込まれている。iPhone 8ないしiPhone 8 Plusとは別の特別モデルとして販売されることになる。

尚、すべてのモデルではライトニングポートを廃してUSB-Cを搭載することになるようだ。もしこれが本当なら、iPhoneとして初めて独自規格を捨ててAndroidなどのライバル機種と同じ標準規格を採用することになる。これは最新のMacBook Proなどをみれば、たしかにありそうな話だ。

USB-Cは電力、データ、音楽、ビデオなどを、LightningないしUSB 3規格よりもはるかに高速に転送することができる。MacBook Proでも、この規格の優位性を認めたからこそ、MacBook Proにおける唯一のI/OインタフェースとしてUSB-Cを採用したわけだ。しかしこのせいでiPhoneをMacBook Proと直接つなぐことができなくなったのは問題ではあった。USB-CとLightningを変換するケーブルが必要だたのだ。iPhone側にもUSB-Cを搭載することで、こうした状況が変化することとなる。

話を戻して、WSJのレポートが実現するのなら、iPhoneには従来と異なる新たなエコシステムが生まれることとなる。iPhone 8およびiPhone 8 Plusとは別に用意されるという噂のiPhone Xだが、ハードウェア的な仕様も異なるものとなるわけだ。このプレミアムモデルの登場で混乱する消費者も生じることだろう。しかしプレミアムモデルの販売は、たしかにAppleを潤すこととなるのだろう。
USB-C化)
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(翻訳:Maeda, H

ガジェット界の前例を覆す試み―、Motorolaが販売予定のないコンセプトモデルをお披露目

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ガジェット業界はここ最近新鮮味に欠け、つまらなくなってしまった。どれも同じような見た目の携帯電話や、GoProのコピーで溢れるアクションカメラ、さらにヘッドフォンはBeatsを真似たものばかりだ。どのメーカーも冒険するのを怖がり過ぎているし、発表後になかなか販売されない商品は勢いを殺してしまう。

しかしそんな状況を変えるべく、Motorolaが本日スペインで吠えた。Mobile Word Congressのプレス向けイベントで、同社は要するに発売するかもしれないし、しないかもしれない製品について発表したのだ。競合企業もこの考えを受け入れて、追従したほうがいいだろう。

昨年Motorolaは、スマートフォン「Moto Z」を発表した。この製品は、前から見るとこれまでのスマホと何ら変わりないが、背面にはアクセサリーが取り付けられる端子が搭載されている。既に(MotorolaがMoto Modと呼ぶ)Moto Z対応アクセサリーは数種販売されているが、具体的には今のところプロジェクター、スピーカー、カメラといったところだ。

本日のイベント内で、Motorolaは数ヶ月中に販売開始予定の新たなModsを発表したが、それ以外にも販売”しない”かもしれないMod(=コンセプトモデル)のお披露目も行った。コンセプトモデルの中には、Moto Mod VRヘッドセットや写真プリンター、インタラクティブLEDパネル、さらに携帯電話で何かをつくるためのレゴのようなModもあった。これらのコンセプトからは、既成概念にとらわれない製品を作ろうというMotorolaの気概が感じられ、私はとても嬉しかった。

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コンセプトモデルの考え方は、ガジェット業界ではあまり馴染みがない。大手メーカーは単純に、リリース予定のない製品について話をしないのだ。しかし自動車メーカーは長きにわたって、コンセプトカーを通じてデザインの意匠を主張したり、ファンを盛り上げたりしてきた。

自動車の展示会を思い浮かべてみてほしい。1番面白いのは、新しいトラックやスポーツカーではなく、コンセプトカーだ。一方で消費者は、コンセプトカーが製造もされなければ、自分たちは購入できないことも理解している。つまりコンセプトカーは展示会専用の車だ。

自動車メーカーは、コンセプトカーを使って自分たちのロードマップを披露しようとしている。彼らの現状は生産されている車が表現している一方で、会社がどのような方向に進もうとしているかというメッセージを、彼らはコンセプトカーを使って消費者に伝えてきたのだ。ガジェットメーカーもこの考え方を採用しない手はない。

過去数年のMotorolaは、地獄のような日々を味わってきた。2011年に会社がふたつに分断され、2012年にようやくGoogleが携帯電話部門を買収したものの、2014年にはさらに同部門がLenovoに売却された。当時のMotorolaは起死回生のための商品を渇望しており、ミドルレンジのスマートフォンMoto Gがそれに近いものとなった。Moto Gは驚く程売れたわけではないが、少なくとも多くの市場でMotorolaはマーケットシェアをある程度獲得することができた。

一方Moto Zは、Galaxy SやLG Gシリーズの競合製品で、他社の製品より本質的に優れているというわけではないが、趣の異なる製品だ。そして競合製品と違うというのはいいことだ。MotorolaがMoto Zのモジュラーエコシステムに力を入れているのはハッキリと伝わってくるし、コンセプトモデルのお披露目によって、同社がどのような方向に進もうとしているのかもわかる。

例えばあなたが、MotorolaかSamsung、もしくはKickstarterから誕生したスタートアップのエンジニアだとして、絶対売れると自信を持っている製品を開発したとしよう。細部まで完成されていて、さまざまな消費者に愛されるであろう製品だ。しかしその完成に至るまでには、もっと注目されてもよかった派生物のような製品が試作されていたはずだ。おそらくその試作品はベストセラーにはならないだろうが、あなたのような優秀なエンジニアもしくはデザイナーが少し手を加えれば、素晴らしい製品になる可能性を持っていて、あなたも面白そうだから試作品を人の目に触れさせたいと感じている。しかし残念なことに、会社との秘密保持契約のせいでプロトタイプやデザイン案は全て破棄しなければならない。このような状況を考えると、コンセプトモデルはエンジニアやデザイナーの創造力のはけ口としても使えるかもしれない。

私がよく知るメーカーは全て、社内でコンセプトモデルや初期の試作品を回覧している。開発段階でプロトタイプが上層部まで送られ、その後エンジニアの手に戻ってくるのだ。これも消費者の手元には届けられないが、良しとされている。しかしMotorolaや自動車メーカーの例を見てみると、リリースされない製品にも価値があることがわかる。私自身、Appleが開発を試みたがリリースされなかったアイディアを集めた本があれば、是非手に入れたい。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

Galaxy S7 edgeについてのSamsungの発表は誤解を招く

2017-02-28-samsung-gs7e

Samsungは先ほど、プレスリリースを発表し、「Samsung Galaxy S7 edgeはMWC 2017でベスト・スマートフォンに選ばれた(Samsung Galaxy S7 edge Named Best Smartphone at MWC 2017)」と述べた。しかし事実は以下に説明する通りだ。Samsungのプレスリリースは誤解を招く表現なので撤回すべきだ。

GSMAはMWC〔Mobile World Congress〕を毎年開催している業界団体だ。カンファレンスでは前年に発表された製品や技術的進歩に対して賞を授与し、セレモニーを開催している。今年、Samsung Galaxy S7 edgeは iPhone 7 Plus、Pixel Xl、Huawei P9、Moto Zと共に最終候補に選ばれている。つまりSamsung Galaxy S7 edgeはMWC 2017で2016年のベスト・スマートフォンに選ばれた〔Best Smartphone 2016〕というのであれば正確だ。

しかしSamsungのプレスリリースはこれとは違う。

Samsungは「Galaxy S7 edgeはMWC 2017でベスト・スマートフォンに選ばれた」と表現している。つまり言外に、「今年のMWCでのわれわれはひどい出来だったがそれは忘れてくれ。S7はこのカンファレンスで最良のスマートフォンなのだ」と言っているように聞こえる。

今年のMWCでLG、Motorola、Huawei、BlackBerry、Nokiaとは異なり、Samsungは新しいスマートフォンを発表していない。その代りにSamsungは3月末にニューヨークで大規模なイベントを開催し、Galaxy S8をお披露目するという。MWCではSamsungはタブレットを2機種発表しただけだ。

私は昨日の記事でSamsungはもはやMWCを必要としないだろうと述べた。同社の動向には常に業界が注目しており、新製品を発表するためにトレードショーを必要とする段階を超えている。

われわれはSamsungにコメントを求めている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Galaxy S8の(おそらく本物の)リークビデオ

s8

サムスンはGalaxy S8を3月末に発表する予定であるらしい。しかしそれに先立って、2本のビデオがリークされた。問題のビデオは記事末に掲載している。

ビデオからは、新モデルのデザインをはっきりとみてとることができる。S7に採用された曲面ディスプレイや、3.5mmヘッドフォンジャックはそのままになる様子。前のモデルには存在した物理的なボタンがなくなったことをのぞけば、外観はそっくりといっても良いかもしれない。物理ボタンの代わっては、ソフトウェア的なボタンを配置することとしたようだ。

ビデオは非常に短く、細かい部分は映っていない。しかしリリースが近づくにつれて、他にもリーク映像ないしビデオが出てくるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H

BlackBerryの再挑戦

blackberry

Research in MotionのBlackBerryスマートフォンが、我が世の春を謳歌していた頃の事を覚えているだろうか?

私の最初のスマートフォンは、BlackBerry 7130eだった。私はその電話を気に入っていたが、その後、私の息子がそれをジンジャエールで駄目にした。7130eには不足がなかった。スクロールホイール、Javaアプリケーション、キーボード、そして数日間使える交換可能なバッテリー。その電話は2005年に出荷され、私は2009年までそれを持っていた。

皮肉なことに、Research in Motionの苦闘は、私の7130eの昇天と時期を同じくして始まった。この会社は、あまりにも長い間その過去にしがみついていて、自身の社名をフラッグシッププロダクトと同じものに変えた、そしてその後はご存知だろう、Androidと明快に定義されたマーケットデータとの戦いによって、自分自身を不慣れな戦いの場に引き込んでしまったのだ。

昨日(米国時間25日)までは。

BlackBerryがKEYoneを発表したのだ 。そして何と、それは物理キーボード付きなのだ。この2017年にだ。でもまあ当然か?

このデバイスとクラシックBlackBerryデバイスの間には、いくつかの根本的な違いがある。まず、BlackBerry自身はこのデバイスを製造していない。TCLがBlackBerryのために、この携帯電話を製造している。第2に、KEYoneは自家製のオペレーティングシステムの代わりにAndroidを実行する。

BlackBerryは以前、利益を生み出す会社へと立ち戻る期待を込めて、デバイスの製造を中止し、OSの開発もとりやめた。基本的なアイデアは、ブランド名をライセンスして、Android上で動作するソフトウェアソリューションを構築することだった。BlackBerryのCEOであるJohn Chenは、昨年の動きを、BlackBerryのブランドをいずれかのデバイス上に残すための手段だったと説明した。

KEYoneはこの新戦略の下でリリースされた最初のデバイスだ。まあ、もっとましなブランド名だったらと思う。KEYone?私は気に入っているとは言い難い。

基本となるアイデアは、キーボードを持つスマートフォンを所有することに、潜在的に興味を持つ消費者の小さなグループの一部への訴求を狙うということだ。「潜在的に」という言葉がここでは重要だ。なにしろBlackBerryが調査した人びとの回答によれば、彼らはそうしたデバイスを所有することに潜在的に興味を示していたのだ。

KEYoneのハードウェアは、2017年においては新しいと言えるものだ。過去のBlackBerryによる幾つかのイノベーションを、新しいトレンドに載せて提供している。キーボードはトラックパッドとして利用することができ、スペースキーには指紋リーダーが内蔵されている。ただしトラックパッドとして使えるキーボードは完全に新しいものではない。2014年にリリースされたBlackBerry Passportが、タッチできるキーボードを装備した最初のものだ。

携帯電話ではAndroidが実行される。BlackBerryは何世代か前から、BlackBerry OSの利用をやめてしまった。しかもそれらの携帯電話は、古き良きBlackBerryのフォルムを持っていなかった。

私は物理的なキーを欲しがる潜在的な消費者たちはまだ居ると思うし、そのマーケットを支える会社としては、BlackBerryこそが唯一適切な会社だと考えている。なによりそれこそが、コピー品とお互いに差のないデバイスで溢れかえったAndroidマーケットから距離を置くための1つの方法なのだ。その点で、古き良き時代への回帰は、スマートであると同時に少しキュートなやり方だ。

かつて、最も支配的な携帯電話メーカーだったBlackBerryのシェアは地に落ちて、AppleとSamsungがそのトップの地位を引き継いだ。KEYoneのマーケットは、BlackBerryがかつての地位を取り戻すためには大きさが足りないが、BlackBerryにとってちょっとした盛り上がりとなる程度には売れるだろう。そしてBlackBerryは製造をTCLに任せているので、仮にデバイスが完全に失敗しても大きな負債を負うこともない。

BlackBerryがこの先スマートフォンのトレンドを左右することはない。それは遠い昔の話だ。今では多くの派手な見出しとは無縁な地味なソフトウェア会社なのだ。しかし、それは健全なことだ。

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(翻訳:Sako)

AirPodsのカラーバリエーションを提供するColorWare(日本にも出荷可)

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白のAirPodsが悪いというわけではない。ただ、少々たいくつな感じがするのは否めないと思う。そんな人むけのサービスがColorWareで、AirPodsのカラーバリエーションを提供してくれる。色の種類も豊富に用意されている。さらに追加料金を支払えばケースにも色を塗ってくれる。

ちなみにColorWareは2000年代から、こうしたサービスの提供を行なっている。Appleプロダクトのカラーバリエーションの提供を主力サービスとして提供している。iPodのカラーバリエーションを最初に提供したサービスのひとつでもある。

もちろん費用はかかる。AirPodsを好きな色に変更する価格は289ドルよりとなっている。AirPods本体も含んでの価格なので、カラーリングの価格は130ドル程度よりということになるわけだ。色は58色から選ぶことができ、ソリッド塗装だけでなくメタリック塗装を選ぶこともできる。ケースの塗装は30ドルだ。

現時点では、注文の処理には6週間ほどかかるとのこと(訳注:現在サイトではシッピングまで10-12週間かかると記されています)。AirPodsを好きな色に染めるのに、コストなどあまり意識しないという人も大勢いるようだ。もちろんこうした人の存在にはAppleも注目していることだろう。おそらくは、Appleも自社製品としてカラーバリエーションを提供してくると睨んでいるのだが、果たしてどうだろうか。

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(翻訳:Maeda, H

SpaceXのISS補給船がドッキングに失敗―金曜に再挑戦

2017-02-23-dragon-spacex

今日の明け方(米国時間2/22)、GPSに問題が起きてSpaceXのDragon補給船はISS〔国際宇宙ステーション〕とのドッキングに失敗した。補給船はISSから800メートル程度の距離まで接近していたが、ドッキングは中止された。NASAによればDragon補給船、ISSおよび乗員の安全に問題は生じていないという。

再挑戦は木曜日〔日本時間金曜〕に行われる。SpaceXがISSへの補給ミッションを中断さぜるを得なくなったのはこれが最初だ。SpaceXはISSへの補給任務を2012年から開始している。偶然だが、数時間前にロシアの補給船がカザフスタンの基地から打ち上げられている。こちらの補給船は金曜日〔日本時間土曜日〕にドッキングが予定されている

SpaceXのDragon補給船は予定では今朝ドッキングし、宇宙から地球大気のオゾン層をモニターするために特別に製作された機器などの物資をISSに移すことになっていた。GPSの不具合によりDragon補給船のシステムは自動的にランデブーを中断してISSから距離を取った。

今回のSpaceXの補給船はケネディー宇宙センターの39発射施設から打ち上げられた。ここはアポロ計画で用いられ、またスペースシャトルを発射した発射施設でもある。NASAにとっては大きな歴史的な意義のある場所だ。SpaceXではこの発射施設から2018年上半期にも有人宇宙船を打ち上げたいとしている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

300機のドローンが空を踊る ― Lady Gagaの後ろにはIntel製ドローンのバックダンサーが

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スーパーボウルのハーフタイムに行なわれたLady Gagaによるイベント。その時、彼女の後ろでは300機のドローンが歌に合わせて踊っていた。「Shooting Stars」と名付けられたそのドローンは、これまでにもDisney Worldのホリデーショーでも踊りを披露している。光を放つ何百機ものドローンが、きれいに動きを揃えながら自由自在に動きまわる。それらをコントロールするのは、たった1人の人間だ ― または、1台のコンピューターだ。

これは、これまでは個体ごとにコントロールされていたドローンを集団飛行させるという、Intelの最新プロジェクトだ。SF小説「Ender’s Game(邦題:エンダーのゲーム)」の世界が実現したのである。Orson Scott Cardが書いたその本のように、たった1人の人間が集団で飛行するドローンに指示を飛ばし、各機の状態をモニタリングする。しかも、Intelによれば1度に飛行させられるドローンの数には限りがないという。1度に1万機以上のドローンを飛行させることも可能だ。

Shooting Starの背後には、たくさんのプログラムによって構築されたデスクトップソフトウェアの存在がある。ドローンが飛行するルートは事前にプログラムされており、各機がそれぞれ与えられた役割をこなす。ドローンがお互いに掛け声を送るわけでも、衝突を未然に防ぐためのセンサーが搭載されているわけでもない。このソフトウェアがドローン同士の衝突を防いでいるのだ。

ドローン本体はとてもシンプルな作りになっている。重さはバレーボール1個分ほどしかない。胴体部分にはStyrofoam製の部品が使われており、4つのプロペラは金属製のゲージによって保護されている。このドローンは15分以内に組み立てできるように設計されていて、Intelはこのドローンをドイツの工場で組み立てている。本体にはネジが使われていないため、ドライバー無しで組み立てることが可能だ。そして、ドローンの下部には複数色を発光するLEDが装着されている。そして、このLEDが空に絵を描くのだ。

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IntelはこのプロジェクトをDisney Worldで最初に披露した。そして私は昨年の12月、第1回目のショーが行なわれる前に、Intelによる集団飛行デモを見学することができた。スーパーボウルでの演技と同じように、Disney Worldのショーもしっかりとした出来映えだった。しかし、このショーの本当にすばらしい部分はテレビカメラには収まっていない。それは、ドローンがまるで蛍のようにローンチパッドから飛び出す場面だ。

1つのローンチパッドには複数のドローンが1インチ間隔で並べられている。ローンチパッドにはドローンのLED部分を収納できるくぼみがあり、Shooting Starはそれに沿うように並べられる。また、このくぼみはドローンの充電用コネクターにもなっている。そして、ドローンがそこから一斉に飛び立つのだ。無数のローンチパッドから1機、また1機と飛び立っていく。発射と発射の間には短い間隔があけられていて、ドローンはその間隔を利用してそれぞれのポジションにつく。

Disneyのショーでは、Intelは実際に使用される機体数の2倍のドローンを用意しており、彼らが持ち込んだローンチパッドには合計で600機のドローンが格納されていた。そして、ソフトウェアが機体ごとのコンディションを判断し、状態が良い機体が空へと飛び立っていくのだ。

Intelはこのプロジェクトを2年前に開始している。2015年後半、同社はオーストリアのArs Electronica Futurelabとパートナーシップを締結し、そこに所属するアーティストやテクノロジー・リサーチャーの協力のもと、100機のドローンを集団飛行させることに成功した。その当時は、合計4つの別々の飛行場から発進した100機ドローンを、4人のパイロットが操縦していた。そして2016年も終盤に差し掛かったころ、Disney Wolrdでの第一回目のショーの前に、Intelは500機のドローンによる集団飛行デモを披露したのだ。

Intelが思い描くのは、集団で飛行するドローンが与えられたタスクをこなす世界だ。Disney Worldのショーで使われたものと同じ技術を利用すれば、複数のドローンで行方不明者を捜索したり、設備の点検や商品の検査をしたりすることが可能だ。IntelのRealSenseプラットフォームのようなソフトウェアを搭載したドローンが、群れをなして飛行機や貯水タワーの点検をしている様子を想像してみてほしい。もしくは、それらの無数のドローンがLEDを利用して空に巨大なスクリーンを描く様子を。でも、今のところ彼らに与えられているのはバックダンサーという役割だけだ。

IntelとDisneyが空に絵を描く

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter