ロジクールCraftは最高のキーボードだ――カスタマイズできるダイヤル入力のボーナスつき

Logitech〔ロジクール〕のキーボードは機能豊富でデザインも優れているので私も長年使っている。しかし今回の新しいCraftキーボードは私にとって過去最高のLogitechプロダクトになるかもしれない。Craftには「クリエイティブ入力ダイヤル」と呼ばれるツールが設けられており、ユーザーが利用するソフトウェアに応じてさまざまなカスタム機能が設定できる。もちろんキーボード自体もタイピング・ツールとして最高水準だ。優れたクラフツマンシップを評価するユーザーにとって日々の利用にもっとも適したキーボードではないだろうか。

Craftは価格も200ドル以上とプレミアム・レベルだ。もちろん真のキーボードマニア、特にメカニカルキーのタッチを信奉するユーザーにとっては、200ドルはさして高価ではないだろう。しかしLogitechのユーザーの大多数にしてみれば、いかに利用時間の長いアクセサリーとはいえ、躊躇する価格かもしれない。しかしCraftにはその価格以上の価値がある。快適にタイプ入力したいなら有利な投資だ。しかもクリエイティブダイヤルなど実際に作業の効率をアップする便利な機能が多数付属する。

外見上Craftの最大の特長は利用するアプリに応じてカスタマイズできるクリエイティブ・ダイヤルだが、その設定は自動的に行うことができる。専用ソフトウェアをインストールしておけば、ユーザーがその時点で使っているアプリケーションを自動的に検出し、カスタム機能を自動的に切り替えてくれる。このダイヤルはオーディオのボリューム・コントロールの場合はクリックを繰り返すように段階的に作動する。写真を編集する際に露光や色味を変更する場合はアナログダイヤルとなりスムーズに無段階の調整ができる。これは実際の作業にあたって非常に便利だ。

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しかしダイヤルだけでは200ドルのキーボードを購入する動機にはなりにくいかもしれない。しかしこのキーボードにははるかにたくさんの優れた機能がある。たとえばずっしりした重量があり、どんなに急いでタイプしても不用意にずれることがない。またLogitechのイージースイッチ機能が内蔵されているため、Bluetoothを通じて3台までのデバイスとペアリングしておき、ボタン1つでそれらを切り替えて使用できる。

キーボードにはテンキー、矢印キーが含まれており、環境光によって照度を変えるバックライトがキーを光らせる。充電はUSB-Cポートを用いる。同一のキーがCommandとStartを兼ねるのでMacとWindowsの両方を使うユーザーには非常に都合がよい。

Craftキーボードにアップグレードすべて最大の理由はやはりタイピングの感触が優れていることかもしれない。キートップはわずかに凹面になっており、適度に指先を安定させる。キータッチ、キーストロークも適切だ。Appleの標準ワイヤレスキーボードよりストロークが深い。キーボードのフィニッシュも満足感をあ与える。表現しにくいが、マット仕上げのキートップは指に吸い付く感触がある。ユーザーが毎日何時間もキーを叩くような仕事をしているなら、こうした小さな点も大きな意味を持ってくるだろう。

〔日本版〕Logigechは商標登録の関係で日本ではロジクール・ブランドとなる。Amazonから購入する場合は23,316円。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

新しいGoogle Home Mini、日本でも発売へ――小型スマートスピーカーはAmazon Echo DotのGoogle版

予想どおり Googleは今日(米国時間10/4)のイベントでGoogle Homeスマートスピーカーの小型版を登場させた。Google Home Miniはホッケーのパックを小型にしたような円筒形で価格は50ドルだ。このサイズと価格ではもちろん高度な音質までは期待できないが、500グラムに満たない小型軽量のボディーにもかかわらずGoogle Assistantの機能をフルに利用することができる。しかもユーザーのフトコロも痛めない。

Miniは今日から予約受け付けを開始し、10月19日から出荷される。

新しい Google Home Miniのカラーバリエーションは3色(レッド、チョーク、ブラック=トップ画像)だ。この小型版は通常サイズのGoogle Homeのようなタッチセンサーを上面に備えておらず、いくつかのランプとマイクのスイッチがあるだけだ(プラス電源用のmicro-USBプラグを備える)。

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Googleによれば、このデバイスは小さいものの、音質は十分に優れており、Chromecast対応のスピーカーに接続することもできるという。

ほぼ同価格のAmazon Echo Dotが大成功したことを考えると、Googleがこのカテゴリーに熱心になるのはうなづける。現行のレギュラーサイズのGoogle Homeは129ドルで昨年発売されたが、最近は100ドル以下のセールで販売されることもある。

Miniのもうひとつの特徴は上部がファブリックであることで、このデザインはリビングに(あるいは家庭の他の部屋に)マッチすることを考えたものだという。

Googleのハードウェア担当上級副社長、Rick Osterlohが今日のキーノートで認めたところによれば、ことハードウェア製品ではGoogleは常にトップを切っていたわけではない。しかしGoogleは常にベストのソフトウェアをユーザーに提供する。Google Homeはこのソフトウェアのおかげで誰でも簡単に音声で操作できるという。

Googleのホーム・ハードウェアの主席デザイナー、Isabelle Olssonは「リビングではたくさんのランプがちかちか瞬くような威圧的な機器は好まれない」と語った。「私たちはこのデバイスが置かれる環境を念頭にデザインした」と語り、Miniのようなデバイスではサイズや用いられる素材がデザイン上重要になることを強調した。

〔日本版〕GoogleのサイトによればGoogle Home/HomeMiniは日本でもすぐに発売されるという。日本のGoogleストアのページでウェイティングリストへの登録受け付け中。日本で注文可能になった時点でGoogleから通知メールが来る。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、Pixel 2 XLを発表――カメラはベンチマークで最高評価

先ほど(米国時間10/4)、Googleは新しいスマートフォン、Pixel 2 XLを発表した。 これまでわれわれが報じてきたリーク情報はきわめて正確だった。ディスプレイは大型でフロントベゼルの幅を最小限に抑えたボディーは新設計だ。裏側は上下に分かれ、上部はガラス製で下部はアルミ合金となっている。

現行モデルに比べてフロント側は大きく改良された。注目の的であるディスプレイは対角線が6.0インチ、pOLED(プラスチック有機発光ダイオード)、解像度は2880×1440(538ppi)、アスペクト比18:9で豊富な階調で色彩表現ができる。表面にはGorilla Glass 5が用いられる。これはコーニング社のスマートフォン用保護ガラスとして現在最強のプロダクトだという。ディスプレイは常時オンにしておくことが可能で、時刻や通知がリアルタイムで表示される。

リーク情報のとおり、Pixel XL 2ではヘッドフォンジャックが廃止された(ただしUSB-C/ヘッドフォンジャックの変換アダプターが同梱される)。ストレージは64GBと128GBを選べる。Pixel2 XLには噂どおり「ボディースクイーズ機能」が搭載された。これはユーザーがボディーに左右から圧力を加えるだけでGoogle Assistantが起動するというものだ。正面向きにステレオスピーカーが備えられる。

フロントカメラは8MP、リアのメインカメラは12MPで明るさは f/1.8。カメラのハードウェアそのものは現行製品と変わらないが、ソフトウェアが改良されている。また電子的手ぶれ補正機能が加わった。これは写真、動画の双方で有効だ。Googleはカメラ専門のベンチマーク、DxOMarkで現在最高点となる98点をマークした。これは iPhone 8/8 Plus、Samsung Note 8のカメラを上回る成績だ。

カメラにはiPhoneとほぼ同様のポートレートモードがあり背景をぼかすことができる。ただし近い距離でのポートレートについては単一レンズから十分な情報を得るために2つのセンサーを用いている。Pixel 2はiPhone 8とは異なりフロント、リアともカメラは単一レンズだ。Googleによれば即座にポートレートモードで撮影ができるという(iPhoneの場合は人物と距離を認識するために数秒必要)。

Pixel 2 Xの販売価格は849ドルからとなる。オーストラリア、カナダ、ドイツ、インド、アメリカでは今日から予約注文を受け付ける。予約の場合、期間限定でGoogle Home Miniがボーナスに付属するという。

さらに取材中…

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google Pixel 2 XLのディスプレイ側写真がリーク――今週の発表イベントは期待できそう

GoogleのPixel 2発表イベントは今週、10月4日〔日本時間10/5〕に迫っており、関心も一段と高くなってきた。Googleがイベントで正式に発表するはずの新モデルのものとみられる写真がリークし、ハイプも最高潮だ。連続リーク(ほとんどが本物だった)で知られるEvan Blassが投稿した写真によれば、新しいGoogle Pixel 2 XLは、われわれが予想してきたとおり、大型でベゼルの幅は最小限のスマートフォンのようだ。

Blassが公開した写真はデバイスを正面から撮ったもので、どちらもベゼルは黒だ。こちらはケースに入った状態、こちらはケースから出した状態。 2枚の写真から判断するとディスプレイはSamsung Galaxy S8に似ており、コーナーは丸められている。左右両側のベゼルは非常に細く、天地のベゼルはとやや厚みがある。本体のディスプレイ上部にはスピーカーと裏向きカメラが収められているようだ。下部にもグリルがあり、ここにもうひとつのスピーターと通話用マイクがあるのだろう。

ディスプレイに表示されているウォールペーパーは驚くほどリアルな立体感があり、色彩も派手だ。もしこれがGoogle自身がマーケティングのために用意した画像なら、表示できる色彩の鮮やかさや背面のメインカメラの描写能力をデモするためのものに違いない。スマートフォンカメラの画像としては異例な美しいボケ味を出している。

前回われわれが入手したPixel XL 2のリーク写真は背面を撮ったもので、白黒のツートンカラーは新しいが、本体デザインは現行モデルに似ていた。

FCC〔連邦通信委員会〕への提出書類その他の情報からするとPixel XLは韓国のLGのOEMだ。本体デザインはLG G6やもっと最近のV30に似ているように思える。いずれにせよこの写真が本物かどうかはすぐに分かる。私はおそらく本物だろうと思っているが、そうであればGoogleのAndroidスマートフォンのフラグシップモデルにふさわしいプロダクトだ。

TechCrunchではこのGoogleのイベントを現地で取材し、ライブで報告する予定だ。イベントは10月4日の太平洋時間午前9時にスタートする〔日本時間10/5 AM 1:00〕

画像: Evan Blass

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

8bitdoの新製品ワイヤレスコントローラーはSNES Classic Editionにぴったりだ

SNES Classic Editionが今日発売され、今頃は予約が間に合ったラッキーな連中の家へ向かっているか、または世界中のゲームストアの前で行列を作り、眠そうな目をしたファンの手に渡っていることだろう。この小さなゲーム機の評価は総じて良いが、それも意外ではなく、今後はアクセサリ市場が賑わうことだろう。ここでご紹介する8bitdoの、昔のSNESを連想するレトロなワイヤレスゲームパッドも、そのひとつだ。〔SNES == スーパーファミコン〕

8bitdo SN30ワイヤレスコントローラーのニューバージョンは2.4GHzのワイヤレス受信部があり、[Down]と[Select]を同時に押すとSNES Classicのホーム画面が出る。内蔵バッテリーは充電可能で、また、オリジナルのスーパーファミコンやカラーSNESにあったボタンがすべてある(上図)。

この新しいコントローラーは、Amazonで今日(米国時間9/29)から予約を受け付けている。ワイヤレスで24ドル99セントは安いと言えるだろう。有線のコントローラーも、そう安くはないだろうから。なおこれらは2.4GHzのデバイスのみであり、同梱の受信部がないと使えない。Bluetoothのコントローラーは、だめである。

発売は12月10日だから、かなり待たされる。でもそれはまだ、ホリデーギフトシーズンのまっただ中だ。それまではSNES Classicに同梱されている、ケーブルの短い有線のコントローラーで我慢しよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

$49.99でSphero体験ができるSphero Mini登場

Spheroにとっては大忙しの1年だった。R2-D2スパイダーマン、あるいはライトニング・マックィーンといったプロダクトをたてつづけに送り出していたのだ。なお、そうしたプロダクトに埋もれがちではあるが、Spheroはライセンス製品以外も開発している。今回発表されたものもノンライセンスのプロダクトで、名前をSphero Miniという。Sphero製品の中で、もっとも安価なモデルともなっている。

「Sphero製品をおおぜいの方に使ってもらいたかったのです」と、共同ファウンダー兼ソフトウェア・アーキテクトであるAdam Wilsonは述べている。

このSphero Mini、基本的にはSphero 2.0の廉価版だ。サイズは42mm x 42mmで、重さは46グラムとなっている。サイズをコンパクトにするために、2.0からワイヤレス充電などの機能を削っている(防水でなくなっていて、耐久性も2.0には劣るとのこと)。

そうはいっても、このMiniにも2.0の主要機能は搭載されている。スマートフォンのアプリケーションを利用して操作することができるし、スマートフォンゲームのコントローラーとして利用することもできる。Sphero Eduのアプリケーションを使えば、プログラミングを楽しむこともできる。

さらに新機能としてFace Driveを備えてもいる。これは表情によってMiniをコントロールするものだ。私も試してみたが、操縦者が笑顔を見せたりしかめっ面をしたり、あるいは首をかしげるなどしてMiniをコントロールするのはなかなかおもしろい。

さらにMiniには、近くにあるMiniを検知する機能も備わっているのだとのこと。ただし、この機能を活かした動作はまだ実装されていないとのことだ。

「たしかにディズニーなどとのコラボレーションからうまれてくる製品は面白いが、メジャーな映画やキャラクターとは無関係なMiniのようなデバイスに果たして魅力はあるのだろうか」と考える人もいるかもしれない。Wilsonによれば、紐付きでないことで、むしろFace Driveのような新機能を試すことができたのだとのこと。また、Spheroの基本方針である「プログラマブルでハッカブル」を自由に試すことができるのだとも話している。

「わたしたちSpheroにとっては、キャンペーンも、また製品のキャラクターも自由に設定することができるという魅力があります」とWilsonは述べる。「また、新しい技術は自社ブランドプロダクトに埋め込んでみたいという考えもあります」。

Sphero Miniはすでに販売開始となっており、価格は49ドル99セントだ。Sphero 2.0の半額ほどの値段になる。製品にはミニ・ボーリングピンやコーンも同梱されている。個性を発揮したいという人には、カラーバリエーションも容易されている。

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(翻訳:Maeda, H

GoogleがAmazonのEcho Showに対抗するスマートスクリーンデバイスを開発中

複数の情報源がTechCrunchに伝えるところでは、Googleは卓上スマートスクリーンを開発しているということだ。ビデオ通話その他の利用が想定されており、AmazonのEcho Showと競合することになる。Amazonは沢山のEchoを発表したばかりであり、Facebookもコードネーム“Aloha”という、ビデオ通話スクリーン開発を続けている中で、このデバイスはGoogleをスマートホーム市場の競争に、留まらせるためのものとなるだろう。

情報源の2つがTechCrunchに語ったところによれば、このデバイスは”Manhattan”という内部コードネームで呼ばれていて、7インチのEcho Showと同様のスクリーンサイズを持つ。片方の情報源はこの情報をGoogleの従業員から直接得たということだ。両情報源とも、このデバイスが、YouTube、Google Assistant、Googleフォト、そしてビデオ通話を提供するとしている。また、Nestやその他のスマートな家庭用デバイスを制御できる、スマートハブとしても機能する。

Googleは以前、フルサイズのテレビに対抗できるような大きなスクリーンの製品に取り組んでいたが、今はこのManhattanデバイスにより注力しているということのようだ。当初のローンチ予定は2018年の中頃だったということだが、Echo Showの登場により、ローンチを2017年内に行うようにという、内部圧力がかかっているということだ。しかし結局は2018年にずれ込む可能性が高いらしい。これは、スマートハブのパートナーシップを確立するために必要な交渉がまだ多く残されていることと、Best Buy Geek SquadやEnjoy(どちらも電子製品の設定・修理サービス)と共に、家庭内設置サービスのパートナーシップのあり方を模索している最中だからということだ。

AmazonのEcho Showはビデオ通話が可能

情報源によれば、このデバイスはサードパーティがアプリを作りやすくなるように、Androidで動作するということだ。まだ確定ではないものの、チームがこのデバイス上で実行することに特に関心があるアプリの1つはNetflixである。

デバイスの価格がどの程度のものになるのか、またどのような外見になるのかは不明だ。トップに示したイメージはEcho Showに基いて、TechCrunchが想像で作成したモックアップに過ぎない。本記事の締め切りまでにGoogleからのコメントを得ることはできなかったが、もし何かわかったことがあれば更新する。Googleは10月4日にハードウェアイベントを開催する予定だが、このデバイスに関して何かの発表がある前触れはない。

なぜGoogleはスマートハブスクリーンが必要なのか

YouTubeがManhattanデバイスに取り込まれることで、最近GoogleがYouTubeをEcho Showから取り去った理由がより明確になった。取り去りの時点でAmazonがThe Vergeに語ったのは以下のような内容だった「Googleは顧客へ何の説明もなく、通知も行わずに、YouTubeをEcho Showで使えなくすることを選びました。その決定には技術的理由はありません」。

Googleはこれに対して「Echo ShowにおけるAmazonのYouTube実装は、私たちの利用規約に違反しており、ユーザー体験を損なっていました」と応じている。Echo Showでは、YouTubeが重要と考えるサブスクリプションやおすすめ動画が、全ては表示されていなかった。Googleは、自身がユーザー体験をコントロールできる似たようなデバイスを準備している現在、YouTubeに対するユーザー体験の一貫性を守るために、Echo Showでのリーチを犠牲にしたように見える.。

スクリーンを持たない既存のGoogle Home

Googleがスマートスクリーンを立ち上げる理由はほかにも沢山ある。

  • これはGoogleが、人びとの日常生活のための音声OSとすることを狙うGoogle Assistantを、家庭に招き入れるための手段の1つだ。
  • これはDuoやHangoutsといった、Googleのビデオチャットアプリを媒介するものだ。卓上に載る大きさは、電話や従来のコンピューターには馴染めないものを感じている子供やシニアたちには、親しみやすいサイズかもしれない。
  • Googleを、成長するスマートホームデバイスたちの中心に位置付けることが可能になるかもしれない。通常、そうしたガジェットたちは、無線通信を行なうために、イーサネットやWi-Fiに接続するハブやブリッジを必要としている。しかしそれぞれのデバイスのために異なるハブを用意するのは面倒だ。多くのパートナーたちと協力して作ったGoogle製のオムニハブは、セットアップを簡素化し、Googleをスマートホームの不可欠な部分にして、Amazonの新しいEcho Plusハブと競合することができる。
  • またこれは同社の他のプロダクト、例えばGoogle Photosなどへの新しいインターフェイスを提供する。デバイスがデジタルフォトフレームとして動作するところを見た人びとが、アプリケーションをダウンロードしたいと考えることによって、成長を促すことができる。これはAmazonとの差別化要素となり得る。なぜならAmazonのPrime PhotosはGoogle Photosほど有名ではないからだ。

基本的に、Googleがこれをローンチしない理由はほとんど見当たらない。Googleは既に、Google Wifiユニット、Google Homeスマートスピーカー、そしてChromecastを提供しているが、まだ欠けていたのがスクリーンとハブなのだ。Manhattanデバイスは、Googleの既存のサービスを完全に補完することになる。結局Googleのスマートスクリーンは、Googleに後塵を拝させることを強く決意しているように見えるAmazon Echoチームに、Googleが対抗していくことの役に立つだろう。

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(翻訳:Sako)

Amazonから新しい低価格ガジェット6種類――すべて150ドル以下

Amazonが1000ドルのiPhoneを発表した後にAmazonは6種類の一見雑多なガジェットを発表したが、どれも150ドルを超えないお手頃価格だった。 あきらかにAmazonの方針は「マージンなどくそくらえ」だ。

Amazonは製品を可能なかぎり安く売る。この「低価格レース」はAmazonの標準的戦略で、Kindleの電子書籍リーダーからKindle Fireタブレットまで一貫している。Amazonはこのコンセプトを試すための製品を発表し市場の反応を試す。反応が良ければ、いってみればクラーケンのような怪物的製品が後に続く。

Amazonは今日(米国時間9/27)、シアトル本社で開催したプレス・イベントで多数の製品を発表した。奇妙なEchoボタンが2個20ドル、ある種gの地上回線電話、 Echo Connectが35ドル、a 4K Fire TVが70ドル、ちょっとオシャレなクロース張りEchoが99ドル,、 かわいらしいEcho Spot目覚まし時計が130ドル、いちばん高価なEcho Plusが150ドルだった。Echo PlusはオリジナルのEchoの機能をすべて備える他にスマート・ホームハブの機能とPhilips Hue照明を内蔵している。.

その他、ガジェットAPIを通じて歌うサカナのおもちゃにAlexaを接続できるという言及もあった(値段は明らかでない)。

これだけでもまだ足りないというかのように、これらのプロダクトは Echo、Fire TVとバンドルで購入するとさらに安くなる

今までKindle、Kindle Fireタブレットでは安売り戦略が成功している。どちらの場合も市場の反応が好意的だと見極めた上でAmazonはさらにマージンを切り詰め、高品質のハードを超低価格で市場に氾濫させ、「メーカー希望小売価格」は大混乱に陥れた。

最近の例ではEchoがKindle方式で市場制覇に向けて立場を固めつつある。Amazonの戦略に基づいた低価格のEchoの参入でホームアシスタント市場は厳しい競争にさらされている。Amazonの低価格プロダクトの多様さには目をみはるものがある。

AmazonのEcho製品は最低20ドルからで、 USB端子に挿すFire TV StickにEcho Dotをバンドルしたパッケージが60ドルからだ。つまりFire TV StickにEcho Dotをバンドルしたパッケージ3組がちょうど4K Apple TVと同じ値段ということになる。

Echoで最も高額の製品は今年早くに発表された199ドルのEcho Lookと229ドルのEcho Showだ。これを含めて今やAmazonはEchoに8種類のモデルを揃えた

このAmazonの新製品攻勢はタイミングを計算されたものかもしれない。噂によれば、GoogleはGoogle Homeのシリーズを近くアップデートするという。これにはEcho Dotによく似た小型のGoogle Homeが含まれるらしい。Googleは過去にもAmazonに追い付こうと努力をしたことがあるものの、今となってはこの分野でGoogleにせよAppleにせよAmazonに追いつくのはきわめて難しい情勢になっている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Amazonの新製品発表イベントに4K Fire TVも――日本でも8980円で予約受付開始

AmazonはこのごろFire TV(ChromecastやApple TVのライバル(を放置しているのではないかと感じていたかもしれない。実際、このセットトップボックスに大型アップグレードが来たのは2015年が最後だった。

しかしとうとう今日(米国時間9/27)、新製品が発表された!

Amazonは現在シアトルで招待オンリーのイベントを開催し、Echoを始めとする主力製品のアップデートを次々に発表しているが、その中にFire TVが含まれていた。

これまでに判明した事実:

  • 4KとHDRをサポート。解像度は最高2160p、60fps
  • 音声はDolby Atmosをサポート
  • Wi-Fiは802.11ac
  • 1.5GHz クオドコアCPU
  • Alexaを搭載し音声認識可能なリモコン。室内のEchoからも操作できる。

出荷は今年中で価格は70ドル、Echo Dotバンドル版は80ドル。この価格は現行Fire TVより20ドル安い。4KのAppleTVに比べると100ドル以上安く、Google Chromecast Ultraとほぼ同価格だ。ただしChromecast Ultraには専用リモコンは付属していない。スティック版のFire TVにEcho Dotをバンドルしたモデルは60ドルだ。場所を取らないこの形式が好みなら便利だ。Amazonは強力なマーケティングを開始したもようだ。

Fire TVの出荷は10月25日以降となるが、Amazonのサイトでは予約受け付けを開始している。

〔日本版〕Amazonの日本サイトでも4K、HDR対応のFire TVの予約を受付中。価格は8980円。GoogleのChromecast UItraも日本で購入可能(9720円)。4K Apple TVは1万9800円から。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


【以上】

LogitechのMX Ergoで再びトラックボールの愛用者に

ぼくの世代には、トラックボールにノスタルジーと愛着を感じているギークが少なからずいるが、ぼくにはその気はない。むしろぼくは、マウスが登場したときからマウスべったりのユーザーだ。でもLogitechのワイヤレストラックボールMX Ergoを使ってみて気が変わった。今のこの新しい気持ちは、ずっと持続するかもしれない。

この新しいトラックボールには、カスタマイズできるボタンがたくさんあったり、いろんな目玉機能がある。蝶番のある磁石式のスタンドは、角度をお好みで0-20度のあいだで調節できる。ワンクリックでトリガーできる高精度モードでは、とても細かい粒度でポイント先が変わり、また新しく登場したFlow機能を使えば複数のコンピューターをサポートできる。

そういう目新しい機能があるだけでなく、そもそもこのデバイスは、汎用コンピューティングのためのすばらしいユーザーインタフェイスデバイスだ。トラックボールが初めてorすごく久しぶりの人には慣れる時間が必要だが、ぼくはすぐに使えるようになった。ぼくのデスク上の、モニター3台の広いセットアップでも、楽に使える。

Logitech自身のソフトウェアアクセサリーを使うことを強力にお勧めしたいが、それは、その方がセットアップとカスタマイゼーションを簡単にできるからだ…スクロールやトラッキングのスピードなどを。でもMX Ergoの良いところは、セッティング(設定)なんか全然したくない、という人でも十分に使えることだ。ぼくの場合も、二箇所いじっただけで、使用を開始した。

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MX Ergoには、ぼくみたいなデスク馬鹿にとっての余録もある。机上の一定部分をうろつく必要がなく、ひとつの場所にいるのだ。デスクの上で行方不明になることがない。そして前面にマイクロUSBのポートがあるので、使用中に充電できる。

コンピューターとの接続は、Logitechの統一レシーバーを使ってもよいし、Bluetoothでもよい。それは便利だし、一回の充電で最大4か月もつ。USB-Cでなくてmicro USBなのは不満だが、CはLogitechの最新のCraftキーボードにあるし、いずれにしてもぼくの仕事環境ではスタンダードになりつつある。

MX Ergoはアメリカでは99ドル99セントで売られている。本誌では、全員が気に入っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ビデオのストリーミング視聴は4Kの時代に――Apple TV 4Kに対抗してNvidia Shield TVに低価格新製品

NvidiaのShield TVはAndroid TVをベースにしたガジェットで、テレビで4K動画のストリーミングを楽しみたい向きには最良の選択肢の一つと考えられている。このほどShield TVに価格を下げた新製品が加わった。これはゲームコントローラーを省き、リモコンのみ同梱したパッケージで、16GBモデルが179ドルだ。現行Shield TVより20ドル安く、明日発売される32GBのApple TV 4Kと同一の価格となる。

Nvidiaのこのセットトップボックスは4K HDRのストリーミングを提供する。コンテンツのソースとしてはNetflix、Amazon Prime Video、Google Play Storeからのレンタルないし購入がカバーされる。Nvidiaのガジェットは今年始めの発売当初から4Kをサポートしており、私の使用体験からするときわめて快適に動作する。

ひとつ付け加えておくなら、Apple TVはAmazon Primeのストリーミングをサポートしていない(ただし開発中だという)。YouTubeアプリも4K再生ができない(これも将来はできるようになる可能性が高い)。Nvidiaはゲームのプレイに好適な機能を各種提供している。自宅のゲーム・パソコンからローカル配信ができるし、リモコンにヘッドフォンジャックが内蔵されているので「1人で音声を楽しむ」ことができる。

私はまだApple TV 4Kを自分で試すチャンスがないが、今のところNvidiaのストリーミング・ボックスは私のお気に入りのメディアセンターとして活躍している。そういうわけで低価格の新製品はApple TV 4Kの強力なライバルになるはずだ。ユーザーがAndroidのエコシステムにすでに多額の投資をしている場合は特にそうだろう。

新しいパッケージは現在予約受け付け中で、出荷は10月18日からとなっている。既存モデルについては価格その他変更はない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Pointyは地域の店をAmazonに対抗させる――PoSレジ連動で商品情報をオンライン化するプラットフォーム

アイルランドのスタートアップ、Pointy​は地域の店舗が在庫商品を簡単にオンラインで公開し、消費者が簡単に検索できるようにするシステムを開発した。このほど同社はシリーズAのラウンドで600万ドルの資金を調達した。このラウンドはFrontline Venturesがリードし、ポール・アレンのVulcan Capital、Draper Associates、さらに何人かの著名なエンゼル投資家が加わっている。

エンゼル投資家にはWordPressのファウンダー、Matt Mullenweg、Google Mapsの共同ファウンダー、Lars Rasmussen、Transferwiseの共同ファウンダー、Taavet Hinrikus、Beboの共同ファウンダー、Michael Birchが加わっている。Pointyはこれ以前にLocalGlobe、Frontline、Seedcampから120万ドルのシード資金を得ている。

共同ファウンダーのMark CumminsとCharles Bibbyはスタートアップの起業に経験を積んでいる。Cumminsは2010年にGoogleによって買収されたビジュアル検索エンジン、Plinkの共同ファウンダーでもある。

Pointyはソフトとハードを統合したプラットフォームで、店舗の在庫商品をオンラインで検索可能にして顧客の流入増を図る。 カギとなるのは​Pointy​Boxと呼ばれる小さなデバイスで、店舗のPoSレジに接続するとバーコードのスキャン結果を自動的にPointyが運営するウェブサイトに転送し、オンラインでの検索を可能にする。

Pointy上の各ストアのページは検索エンジン向けに最適化されており、ユーザーが商品を検索すると、Pointyはユーザーの所在地付近でその商品をストックしている店舗を表示する。つまりお気に入りのクラフト・ビールを検索すると、どこに行けばそのビールが買えるか、近所の店を教えてくれる。簡単に言えば、地域の店舗がAmazonのような巨大通販会社に対抗できるようにするシステムだ。Pointyを利用する地域店舗は最小の投資で顧客の増大を実現できる。

電話取材に対して共同ファウンダーたちは(ちなみに両者ともロボティクスで博士号を持つ)はPointyの仕組を説明してくれた。商品の販売時にPoSレジでバーコードがスキャンされると、そのデータはPointy Boxを通じてPointyサイトに送られる。Pointyはこの際、複雑な在庫管理システムの導入なしに店舗に在庫があるかどうかを決定しなければならない。開発されたアルゴリズムでは推定のベースとして販売頻度などが利用されている。ある製品が頻繁に販売されているなら在庫も補充されている可能性が高い。

Cumminsは、 「消費者が何あるアイテムを買いたいと考えてスマートフォンで検索したとすると、 たいていの場合、​Amazonの在庫が表示される。たとえ50メートル先の実店舗にその商品が置いてあっても検索結果には出てこない。これは消費者にとっても店舗にとっても苛立たしい状況だ。Pointy​は店舗側の資金や時間などの負担を最小限にしてこの問題を解決しようとしている」と説明する。

現在Pointyはすでにアメリカの48の州の店舗で利用されており、「登録された商品は何千万回も検索結果に表示されている」という。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

発表イベントを控えてGoogleのPixel 2 XLがリークか――849ドルで2色との情報

Googleのビッグ・イベント、Pixel 2のプレス発表は10月4日に予定されている。Droid LifeはPixel 2 Xのものとされるリーク写真を掲載した。カラーバリエーションは黒と白、黒とグレーのツートンで、プロダクト名もPixel 2 XLで公式決定らしい。

写真のスマートフォンはオリジナルモデルによく似ているがいっそうスリムになっている。背面はツートン、上部はガラス、下部はアルミのケースというのは既存モデルから変化なし。「黒と白のツートン」は新しいOS、Android Oreoとのタイアップでチョコレートサンドイッチをイメージしたものかもしれない。

黒と白のバージョンには側面に赤い電源ボタンが配置されていて、なかなかクールだ。背面カメラはシングルだが、ハイエンド・スマートフォンのメイン・カメラがますますデュアル方式を採用する中、かえって珍しい。

GoogleはPixel 2 XLの製造をLGに委託しているようだ(一方HTCは小型バージョンのPixel 2を手がけるという)。XLは64GBと128GBモデルがあり、Droid Lifeによれば、それぞれ849ドルと949ドルだという。

このリーク画像が正確だとして、私は新しいPixelのデザインは割合気に入った。手に取って試してみるのが楽しみだ。Googleの最初のPixelはプレミアム・スマートフォンの入門編プロダクトしてしっかりした出来栄えだった。アップデート版はベゼルがさらに細くなるなどの改良を受けるようだが、これも良い後継プロダクトとなるだろう。

画像: Droid Life

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

AppleのFace IDには、ひとつの顔情報しか登録できない

AppleのFace IDは、1台の端末につきひとつの顔情報しか登録できないようになっているようだ。少なくとも、当初はそのようになっている様子。先日の発表イベントにて、多くの人が問い合わせを行ったようだ。TechCrunchもこの情報を確認している。読者の方もすでにご存知のことではあるのかもしれないが、重要なポイントであると思われるので、記事でもご報告しておく次第だ。

Face IDが、ひとつの顔情報の登録にしか対応しないというのは、ごくあたりまえのことのようにも聞こえる。指紋情報を確認するための指は何本もあるが、顔はひとつしかないものだからだ。指は複数あるものだし、また端末の向きや、しまっておくポケットによっても認証に利用する指が異なることはあり得る。そうしたケースに応じて、Touch IDでは複数の指を登録することができるようになっているわけだ。

ただ、自分の指紋情報を複数登録するだけでなく、たとえば恋人や子供の指紋情報を登録して利用している人も多い。指紋認証情報は5つまで登録できるようになっているわけで、自分の分を2、3登録して、あとは別の人ように利用するということも可能なわけだ。

「顔はひとつしかないのだから」というFace IDの運用ポリシーのもとでは、これまでのように複数人で使いまわすという行為が面倒なものとなる。たとえば恋人に使わせたい場合には、まず自分でカメラの前でにっこり笑ってから恋人に手渡すといった手間が必要になる。それがいやだという場合、パスコードを共有する必要が出てくる。パスコードの共有は、指紋認証に比べてちょっとめんどうくさいといったレベルのものではあるかもしれない。しかし多少ではあっても手間がかかることに間違いはない。しかも、頻繁にアクセスするのでなければ、パスコードを忘れてしまうというのもありそうな話だ。

Face IDを、iPadなど他デバイスに拡張していく場合にはさらに問題になるだろう。iPadはiPhone以上に、複数人で共有して使うことが多いデバイスだからだ。使い方にもよる話ではあるが、iPhone 8を選ぶのか、それともiPhone Xを選ぶのか、あるいはiPhoneではないデバイスが欲しくなるのかにも影響し得る話だと思うが、いかがだろうか。

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(翻訳:Maeda, H

iPhoneのシリーズを整理してみた――少し複雑すぎ?

スティーブ・ジョブズは「シンプルにするのは複雑にするより難しい」という名言を残した。Appleは安易な方向に進んでいないだろうか。今日(米国時間9/12)、iPhoneに新しいモデルが追加されたことで消費者は多数のモデルから一つを選ぶことを強いられるようになった。シリーズ、サイズを比較し、さらにカラーバリエーションやストレージ容量を決めねばならない。

整理してみると、

  • 「小さくて安い4インチが欲しい」派」:iPhone SEは349ドルから
  • 「ヘッドフォン・ジャックはどうしても必要」派: iPhone 6S、6S Plusは449ドルから
  • 「未来に生きる。ヘッドフォンジャック要らない」派: iPhone 7、7 Plusは549ドルから
  • 「新モデルが欲しいが大きいのはイヤ」派:iPhone 8は699ドルから
  • 「大きいモデルが欲しいが200ドル節約したい」派:iPhone 8 Plusは799ドルから
  • 「最高モデルでFaceIDが欲しい」派:iPhone Xは999ドルから

以前は5種類のシリーズだったが、今日のイベントの発表で3機種増えた。さらにシリーズのネーミングもSE、添字なし、S、Plus、Xと5種類になった。

一部のユーザーには選択肢が増えることは嬉しいニュースなのだろう。しかし一般消費者には「選択を間違ったのではないか?」という不安をかき立ててしまうだろう。

「しまった、どうしてもヘッドフォン・ジャックは必要だった」、「あと少し出せばベストのiPhoneが買えたのに」、「表示は美しいが片手では操作できない」などという後悔が頻繁に聞かれることになりそうだ。

カメラ、自動車、テレビなどのテクノロジー製品を買うときにはどうしても面倒なスペックの比較がつきものだ。しかしAppleはシリーズを簡素化することによって「Appleの製品を買っていれば最良の製品を買ったことになる」という安心感を消費者に与えていたのでなかったか。しかし製品のシリーズが複雑化すると選択は難しくなるし、買った後での後悔も起きるようになる。契約しているキャリヤで使えないモデルが欲しいということになると、諦めて使えるモデルで我慢するか大変な手間をかけてキャリヤを変えるかしなければならない。

個人的な意見としては6と7のシリーズの販売を止めるべきだ。こうすればシリーズは小型、最新型の大型、小型、大型豪華版に集約できる。.

本当に優れたテクノロジーはテクノロジー製品であることを感じさせないものだと言われる。しかし「選択を間違ったかもしれない」という小さな声が頭の中でいつまでも聞こえているようでは本当に優れたテクノロジー製品とはいえないだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

誕生から10年、Appleが「iPhone X」を発表

10年前、世界は一気により広くなったのと同時に、小さくなった。Steve Jobsは世界初のインターネットに接続可能なスマートフォン「iPhone」を発表したのだ。それは、全てにおいてユーザー体験を優先し、全面タッチスクリーンを搭載するというアイディアを実現した端末だった。iPhoneの登場により、ソーシャルネットワークの台頭、アプリ経済が発展し、私たちは生活の何から何までスマホで行う時代となった。

本日、Appleは iPhone 8 と iPhone 8 Plusを発表。そしてお約束通り、Tim Cookは「one more thing(最後にもう一つ)」を用意していた。

誕生から10年、AppleはiPhone Xをお披露目した。ちなみに「X」の読み方は「Ten」だ。

さて、iPhone Xはどのように進化したのだろうか?

デザイン

iPhone XはiPhone 8とiPhone 8 Plusと同じ、新しいデザインを採用している。ベゼルはなく、前も後もガラス面を搭載。Appleによると、このガラスには強度を増すための層を入れているため、「スマホの中でも最も耐久性がある」と説明している。

新しいデザインのおかげで、iPhone Xは防水、防塵仕様だ。

本体は医療機器で採用可能なレベルのステンレススチールでできていて、スペースグレーとシルバーの2色を用意している。

ディスプレイ

今のスマホのトレンドを沿って、ベゼルをなくし、全画面を覆う5.8インチディスプレイを採用している。また、AppleがSuper Retina Displayと呼ぶOLEDのディスプレイを初めて搭載。iPhone Xは正確な発色、画面全体で統一感のある描写ができるといったOLEDの利点を享受している。

iPhone X Super Retina displayは、解像度2046×1125、455 PPIに対応。また、Dolby VisionとHDRの両方にも対応している。

報道によるとAppleはこの1枚のパネルに125ドル支払っているということだ。高額なiPhoneの噂が出回ったのは、これが影響しているのだろう。

FaceID

iPhone Xは全面がスクリーンになっているため、ホームボタンがない。ユーザーは、端末を持ち上げたり、画面の一部をスワイプすることで起動させることができる。アプリを閉じるには、放り出すように画面をスワイプする。また、ユーザーは「Hey Siri」と話しかけるか、サイドボタンを押すことでSiriを呼び出すことができる。

これまでホームボタンはiPhoneのセキュリティーの要だった。今回そのセキュリティーに取って変わるのは、深度センシングを搭載した前面カメラによるユーザーの顔認識機能だ。AppleはこれをFaceIDと名付けた。

iPhoneはユーザーの顔をどの角度からでも判別できるということだ。例えばテーブルに置いてある状態からでも、スマホを解除することができる。本物の代わりに平面の顔写真を使おうとしても、騙されないという。Appleは、他人がFaceIDを騙してスマホをアンロックできる確率は、100万分の1だという。

Phil Schillerは「メガネをかけたり、帽子をかぶったり、どのようなことをしても、昼も夜もFaceIDは作動します」と説明している。

FaceIDはTrue Depthカメラシステムと端末に内蔵された赤外線カメラ、投光照明、ドット・プロジェクターなどのおかげで実現した機能だ。

FaceIDは今のところ、Apple Payとメッセージ用新機能Animoji(アニメーション絵文字)で利用できる。 AnimojiではFaceIDを使って絵文字に自分の表情を投影し、独自の絵文字が作れる機能だ。十数種類のアニメーション絵文字から選ぶことができる。

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カメラ

iPhone Xのカメラは、これ以上ないほど高機能だ。背面カメラは12メガピクセルセンサー搭載、 f1.8とf2.8口径のデュアルレンズ(これは7 Plusの望遠より明るい)だ。また、フラッシュはdual-image OIS quad-LED TrueToneを搭載。

A11 Bionicプロセッサーと高機能カメラを活かし、Appleは「ポートレート・ライティング」機能も追加した。ユーザーはこの機能で、照明の効果を選択できるようになる。これはフィルターではなく、被写体の顔に当たる光をリアルタイムで分析して追加している。この光の効果は写真を取っている最中でも、撮ってからでも変えることができる。

動画撮影も飛躍的に向上した。A11プロセッサーのおかげで、ローライトモードでも60FPSでの撮影ができる。より早いフレームレート、4K撮影にも対応。スローモーション動画撮影では、1080p、240 FPSで撮影できる。

前面のカメラは、FaceIDに対応するTrue Depthカメラシステムを搭載。ただ、ここでのビッグニュースは、ポートレートモードとポートレート用の照明が前面カメラで利用できるようになったことだ。

スペック

本日発表された他のiPhone同様、iPhone Xはガラスデザインのためワイヤレス充電機能もある。ワイヤレス充電での標準規格と目されるQiに対応している。

また、バッテリーの持ち時間はiPhone7より2時間長い。これはソフトウェアの改善によるところが大きい。しかし、Appleはさらに一歩先を考えている。iPhoneのワイヤレス充電には、AirPowerと呼ばれる新しいアクセサリーを提供する。AirPowerは、iPhone、Apple Watch、AirPordを同時に充電できる大きめのマットだ。

iPhone XはA11 Bionicプロセッサーを搭載。64-bitデザイン、6コアだ。A10より25%早い2つのハイパフォーマンスプロセッサーに、4つは高効率コア(A10より2個多い)は70%早い。GPUは30%早い。

これによる影響が大きいのは写真だ。 TechCrunch編集長のPanzarinoはライブブログで「Apple ISPは写真撮影の秘密兵器。iPhoneの写真が好きな人は、その写真を仕上げた端末の画像プロセッサーに感謝すべきだろう」と書いている。

価格と出荷時期

iPhone Xの64GBモデルは999ドルから。256GBモデルもある。

事前予約は10月27日開始で、通常販売は11月3日から。ちょうどホリデーシーズンに間に合うね。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Apple、iPhone 8とiPhone 8 Plusを発表

Appleは先ほど新本社のスティーブ・ジョブズ・シアターで開催されたプレス・イベントでiPhone 8とiPhone 8 Plusをした。外観はiPhone 7、7 Plusによく似ているが、裏側はガラス製だ。背面カメラはiPhone 8はシングル、8 Plusはダブルだ。

カラーバリエーションはシルバー、スペースグレー、ゴールド。このゴールドはややローズ・ゴールドに近い。ボディーは防塵、防水となっている。Appleは同時に全面ディスプレイを採用したプレミアム・モデルのiPhone Xを発表した。 これについては別記事で紹介している。.

iPhone 8/8 Plusは新しいretina HDディスプレイを採用しており、最新のiPad Proと同じく、true toneテクノロジーが採用されている。ディスプレイは周囲の照明条件に対応して変化する。スピーカーの音量は25%アップし、低音も強化された。内部ではA11 Bionicチップが採用された。 64ビット・チップで、2基の高性能コアを備えており、 iPhone 7のA10より25%速い。4基の高効率コアはA10より70%速い(またA10は高効率コアを2基しか備えていない)。GPUも30%速くなっている。

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カメラとプロセッサーは完全に新規のものだ。ノイズリダクション・テクノロジーを採用しており、特に低照度の環境で能力がアップしている。 iPhone 8 Plusは2基の背面カメラを装備しており、ワールドワイド・マーケティング担当上級副社長のフィル・シラーのプレゼンによれば、それぞれf1.8とf2.8だ。iPhone 7 Plusのカメラより明るく、また 新しいカラー・フィルターも搭載しているという。

Appleはまたポートレートモードについて説明した。深度を認識するテクノロジーにより、背景とは独立に人物の顔に合わせて自動的に適切な露出を選択するという。ビデオのフレームレートも改善された。4Kビデオを毎秒60フレームで撮影できる。また1080pのHDの場合、毎秒240フレームのスローモーション撮影も可能だ。これなら相当のスローモーション再生になるだろう。

これらのカメラとA11 BionicチップはAR〔拡張現実〕のサポートのために最適化されている。フィル・シラーはMLB At Batアプリをデモした。野球場でこのカメラをプレイヤーに向けるとそれが誰か教えてくれる。Directive GamesはARKitを利用したゲームだ。ユーザーはテーブルの周囲りを動きまわりながらテーブルを撮影するとARゲームが始まる。なかなかリアルなARだが、ゲームのデベロッパーがARKitを広く利用することになるのかどうかは現時点では不明だ。Wiimoteのようなギミックに終わる可能性もなくはない。

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iPhone 8も、市場に出回っている多くのAndroidスマートフォンと同様、ワイヤレス充電をサポートした。Appleは標準的規格を採用したのでサードパーティー製のワイヤレス・チャージャーも利用できる。

iPhone 8は64GBモデルが699ドルから。iPhone 8 Plusは799ドルからだ。予約受け付けが9月15日開始となる。iPhone 8の出荷は9月22日が予定されている〔日本も同じ〕。.

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〔日本版〕Appleのサイトによれば、日本ではiPhone 8(4.7インチ)64GBは78,800円、iPhone 8 Plus(5.5インチ)64GBは89,800円となっている。

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

セルラー通信対応のApple Watchが正式リリース

新しいApple Watchが正式にアナウンスされた。一番大きなニュースは単独でセルラーネットワークにアクセスできるようになったことだ。内蔵チップにより、単体でLTE通信ができるようになり、iPhoneとのテザリングなしにネットワークにつなぐことができるようになったのだ。Apple Watch単体での魅力を大いに向上させる変更であるといって良いだろう。

セルラー通信対応版の価格は399ドルからとなっており、セルラー非対応版は329ドルからだ。プレオーダーは9月15日からとなり、出荷は9月22日からだそうだ。

セルラー通信に対応したことで、iPhoneが手元になくても電話やメッセージの受発信を行うことができるようになったわけだ。iPhoneとつながっていない状態でも同じ電話番号を共有するようになっており、電話やメッセージを電話と時計の双方で受け取ることができるようになる。

もちろん、Apple Watch単体でApple Musicにアクセスできるようにもなる。ランニング中の統計情報を取得するといった従来の用途に加え、さまざまな可能性を持ち運ぶことができるようになるわけだ。

外見は以前のApple Watchと同様で、ストラップやバンドなどはこれまでのものを使うことができる。新しいiPhoneのカラーバリエーションにあわせて、Apple Watchの方にもBlush Goldと呼ばれるカラーが増えている。さらにハイエンドモデルではこれまでのホワイトに加えてDark Grayも加わることになる。なお、以前にもお伝えしたとおり、セルラー通信対応モデルの竜頭部分には赤色のカラーリングが施される。なかなか魅力的に見えるものであり、また非セルラー版との違いをアピールすることもできよう。

プロセッサーはデュアルコアで、従来よりも70%のパフォーマンス改善が行われているとのこと。さらに新しいW2チップの搭載によりBluetoothなどのワイヤレス接続の効率もアップしているそうだ。ディスプレイ部分がアンテナとしても機能し、電子SIMカードも内蔵している。

先に記したとおりにサイズはこれまでのものと同様だが、水晶発振器のサイズは若干大きくなっているらしい。それでも十分に小さなものとなっている。GPSや耐水機能、バッテリーのもちについてもこれまでと変わらない。

Tim Cookによれば、Apple Watchの顧客満足度は97%と、業界トップクラスにあるとのこと。また、昨年の腕時計シェアの数値と比較すれば、いまやApple Watchが世界ナンバーワンの地位にあるとも述べている。

ソフトウェア的なアップデートも行われ、心拍数モニターの表示もわかりやすくなった。安静時心拍数との比較で、ワークアウト完了時にどのくらいの時間で復帰できるかなども測定できるようになっている。

とくに運動を行なっていないのに心拍数が増えた場合などには、通知をしてくれるようになった。不整脈を検知して通知してくれる機能もある。心臓発作などの兆候を検知して、重大事になる前に対処するようなこともできるかもしれない。

スタンフォード大学の協力を得て、「Apple Heart Study」の開発も行なっているそうで、こちらは年内にアプリケーションストアに登場するとのこと。

さらに、アウトドアでの活動中に利用する「Sport Loop」というバンドも発表された。新しいエルメスバンドもあるし、カラーバリエーションも増える様子。ウォッチフェイスにも新しいものが用意されている。

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(翻訳:Maeda, H

新しいiPhoneのプレミアム・モデルの正式名称を発見?

AppleのiPhoneイベントは明日に迫ったが、リーク情報はまだまだインターネットを賑わしている。

最新の噂のテーマは新しいiPhoneの正式名称だ。最高価格のプレミア・モデルは何と呼ばれるのだろうか? またAppleがこれまでのように‘s’モデルを発表し続けるのかどうかにも関心が集まっている。

新iPhoneはディスプレイのサイズを拡大するためホームボタンを廃止し、アンロックには指紋IDと顔認識を用いるという。このモデルはiOS 11のファームウェア内ではD22と呼ばれている。

しかしあるデベロッパーがファームウェアを丹念に調べ上げ、この最高価格モデルの商品名はiPhone Xだと発見した。

一部のジョークのように iPhone Ferrariではなかったのは残念。これ以外の2モデルはそれぞれiPhone 8iPhone 8 Plusと呼ばれるという。この点でAppleはiPhone 7s/7s Plusのリリースとはスタイルを変えてきた。デベロッパーのSteve Troughton-SmithSteveのツイートによれば新しいモデル名は以下のとおりだという。

AppleはiPhoneについて‘s’の命名サイクルを完全に放棄したのだろうか? 実はTechCrunchの編集長、Matthew Panzarinoは、iPhone 6sと6s Plusが発表された2015年に、旧モデルをマイナーアップデートして‘s’として発売するのは止めるべきだという記事を書いている。

新しいプレミアムiPhoneは1000ドル以上になるという噂だ。それほど高価なデバイスを売ろうとするのであればiPhone Xというモデル名もうなずける。価格を納得させるのに名称は重要だ。

画像:TIMOTHY A. CLARY/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

明日のiPhoneイベントでは新Apple TVも発表か――A10Xプロセッサー採用

現行Apple TVは発売以来そろそろ2年になる。そこでAppleが新しいモデルを準備しているはずだという情報がかなり前から流れていた。先週の末に次世代iPhone向けのiOS 11がリークされ、これにより今後発表されるはずのプロダクトに関する情報が多数得られた。実はこの中にApple TVに関するデータも含まれていた。

これより先にリークされたHomePodのファームウェア情報でも新しいApple TVが4Kビデオをサポートすることが示唆されていた。新Apple TVはこれ以外にもDolby Vision、HDR10、Hybrid Log-Gammaなどの各種のHDR(ハイダイナミックレンジ)規格をサポートする。Appleはすでに4Kビデオを iTunesストアで受付けている。またNetflixアプリも4Kをサポートしている。

さらに、Steve Troughton-Smithは次世代Apple TVに関していくつかの新しい機能を発見した。これによれば、Apple TVは新しいCPUにより処理能力を大幅に向上させており、メモリーも拡張jされたという。

3コアということはA10X Fusionだと思う。訂正!

AppleがA10プロセッサーを最初に搭載したのは昨年発表されたiPhone 7だった。A10XはA10のアップデート版で、最新のiPad Proに最適化されている。これは驚異的に速いチップで、ときにMacBookより速いという。

現行Apple TVはA8を搭載している。これはiPhone 6向けに開発されたたプロセッサーだ。Appleは内製チップの詳細について発表しないこともあって、Appleのプロセッサーの能力に関しては不明な点も多い。しかしGeekbenchによれば、A10XとA8を比較すると、1コアのタスクに関してはA10XはA8より1.7倍速く、マルチコアのタスクでは2.8倍、GPUをフルに利用するタスクでは5.7倍速いという。そうであれば驚異的な能力向上だ。

新Apple TVが4Kストリーミングをサポートするのであればこのアップグレードは大きな違いをもたらすはずだ。早送り、巻き戻しもキビキビ反応するだろう。4Kビデオをネーティブの60フレーム/秒で再生してもバッファー待ちは起きないはずだ(新しいiPhoneは4Kビデオを60fpsで撮影できる)。

プロセッサーだけでなく、RAMも2GBから3GBに強化される。これでバッファー容量が拡大されるのでスムーズなストリーミング再生が期待できる。

Appleは明日開催される恒例のiPhoneイベントでApple TVを発表するはず。非常に能力の高いデバイスに仕上がっているようなので、Appleはこの機会を利用してApple TVで作動する新しい魅力的なゲームをいくつか紹介するかもしれない。

画像:smlp.co.uk/Flickr UNDER A CC BY-SA 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN MODIFIED)

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+