「悟り」が生まれるかもしれないDesert Golfing(iPhone / Android用ゴルフゲーム)

感謝祭のご馳走を消化し切れず、動くのが億劫だと感じている人も多いことだろう。そんなときに必要なのはコンナモノだろう。ほとんど頭を使わずに、それでいてつい夢中になってしまうのだ。

何の話かと言えばDesert Golfingのことだ。iOSおよびAndroidの双方に対応した(Amazonのアプリケーションストアにも登録されている)シンプルなゴルフゲームだ。このゲームについてはIsometricのPodcastに登場したSteve Lubitzの話で初めて知った。Lubitzも、このミニマリストタイプのゴルフシミュレーターにすっかり夢中であるとのことだ。

ゲームの目的は画面左側に配置されるスタート地点から、右側に表示されるカップまでボールを打ち進めることだ。ショットするには、Angry Birdsでトリたちを打ち出すのと同様に、スワイプで方向や強さを指示して行うようになっている。スタート地点からカップまではすべて砂漠の設定で、打ち過ぎるとボールは開始地点に戻される。

ストローク数がカウントされるが、このゲームではホールが無限に続き、一所懸命数えてみても何の意味もない。最初の数ダースのホールをプレイするうちは打数が気になったりするかもしれない。しかし何十ホールもプレイするうち、打数などは気にならなくなることだろう。砂漠の傾斜を使ってボールを反射させてカップインさせるといった、瞬間瞬間の楽しみに、すっかり没入していくことになるだろう。

このゲームはいずれのプラットフォームでも2ドルの価格設定となっている。いくつホールをプレイしても広告は表示されないし、また追加のアプリケーション内購入なども必要ない。ずっと家に閉じこもっていたり、あるいは長い時間を飛行機などで過ごすときは、隣の席の人と交代でプレイしても良いだろう。1ホールのクリアには30秒程度しかかからず、下手な人と一緒にプレイしていてもいらいらと待ち続けるようなことにはならないはずだ。

訳者追記:プレイの様子を収録したYouTubeビデオがあるので掲載しておこう。

もうひとつ、「禅修行」になりそうなものも貼っておく。。

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(翻訳:Maeda, H


GoogleのNexux 6: 今は大きすぎても将来はぴったりサイズになる

Greg KumparakがTechCrunchのレビューで指摘したように、Nexus 6は殆どの人間にとって大きすぎる。GoogleがNexus 6のハードウェア製造元にMotorolaを選び、6インチ画面のモンスターになりそうだという噂が出た段階で、私は実物を見る前からNexusラインのファブレット化を確信していた。今、実際に端末をしばらく手にしてみて、同じ感覚を持つ一方で、私はGoogleがこの世代のハードウェアの「ビッグにするかやらないか」戦略に成功したのかもしれないことを認め始めている。

私、そして殆どのNexus 6の日常的ユーザーにとって、バッテリー寿命とカメラとスペックが改善されて画面が変わっただけで、Nexus 5ともっとよく似たものの方が良かったことは間違いない。そんなワクワク感のない変更ならコストも低く抑えられて、優れた純Android機を、契約に縛られた多くの機種よりはるかに安く手に入れられから、という理由だけではない。

Nexusプログラムの目的が、最大多数の人々のニーズにあったエルゴノミクスを持つ安価で手に入りやすいデバイスを提供することにあると考えれば、それは素晴らしいことだ。Nexusはしかし、一般大衆向きのプログラムではない ― それはGoogleのレファレンスハードウェア作りの取り組みであり、OEMにAndroidを最大限有効活用する方法を示すと共に、デベロッパーに一定の基準に沿ってアプリを作れば、殆どのAndroid機で問題なく動作するしくみを提供することが目的だ。

Nexus 6は、Android Silverプログラムの一端を担う数多くの端末の一つだと指摘する向きもある。同プログラムは様々なOEMが、純粋なバージョンのAndroidを塔載しタイムリーなアップデートを保証した端末を提供することによって、Nexusシリーズに取って代わろとするものだ。その理論で行けば、Nexus 6は、数あるスマートフォン機種の一つにすぎず、中にはもっとNexus 5に似たものや、もっと万人向けの端末があってもよいことになる。

その話は置くとしても、Nexus 6はNexusの枠によく収っていると言える ― GoogleがAndroid 5.0の特長を実証できるハードウェアだ。それはまた、モバイル市場がタブレットとスマートフォンに分断されるのではなく、殆どの消費者が、スマートフォンに求められる機能をすべて備えた大画面端末を一つだけ持ちたいと考える、という未来の可能性を予言している。

私がNexus 6をテストしている間、当初は使うのが面倒で殆ど家に置いてあったものが、タブレットの代わりにポケットやバッグに入れて持ち歩くようになり、自動的に両手で使うために、片手で使うことの不便さを考えることすらなくなった。今も誰にでも薦められるものではないが、次のモバイル端末市場を占う上で、Androidにとって必要なThe Nexusと言えるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Video:Nokia、自社制作のZ Launcherを搭載したiPad miniサイズタブレットをリリース


 
Nokiaがヘルシンキで行われたSlushカンファレンスにて、タブレットを発表した。

Microsoftに売却されずNokiaとして残った部門が、iPad Miniサイズ(7.9インチ画面)でAndroid Lollipopの走るタブレットをリリースしたのだ。

上のビデオからもわかるように、AndroidのZ Launcherを強く打ち出してもいる。これはアプリケーションを呼び出す際に、頭文字を手書きすることで行えるようにするなどの機能を盛り込んだ、Nokiaの開発したランチャーだ。ランチャー単体をGoogle Playストアからダウンロードすることもできる。しかしNokiaとしてはハードウェアと一体で、ランチャーの魅力も強く訴えようとしているのだろう。

販売価格は249ドルで、まず中国市場に投入されることになる。ゴリラガラス3を搭載し、重さは318グラム、8メガピクセルのリアカメラと、5メガピクセルのフロントカメラを備えている。通信はWiFiのみに対応している。

デバイスおよびサービス部門をマイクロソフトに70億ドルで売却して以来、初めて世に送り出すデバイスとなる。Microsoftとの取り決めにより、Nokiaは2016年1月までスマートフォンを製作することはできないが、電話以外のものは作ることができるようになっている。それで、今回のタブレットがリリースされたわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


Androidユーザー、SMS受信不可問題でAppleを訴訟


近々Appleは、連邦裁判所でAdrienne Mooreという女性が起こした訴訟に立ち向かうことになる。彼女は、Androidに乗り換えた多くの元iPhoneユーザー同様、iPhoneからAndroidに切り替えた後テキストメッセージを受信できなかったことに怒っている。原告は金額不特定の損害、および集団訴訟への発展を見込んでいる。

iOS 5の公開以来、AppleはiPhoneでiMessageを使っていたユーザーがAndroidに乗り換えた後テキストメッセージを受取れないという問題に直面した 。iMessageは、携帯電話のデータプランを利用するため、理論上ユーザーはテキストメッセージにかかる料金を節約できる。本来iMessageによる送信に失敗した時は、通常のテキストメッセージ送信に戻るしくみだ。

この問題に遭遇したユーザーはMoore以外にも数多く存在する。実際、最近Appleは、iOSからAndroidに切り換えたユーザーを救い、他のユーザーに同じことが起きるのを防ぐためのウェブツールを公開した

訴訟が最初に起こされたのは2014年5月で、以来Appleは訴訟棄却を申し立ててきた。Lucy Koh判事(たまたま彼女は昨年Samsung対Appleの巨大闘争を裁いた裁判官である)はMooreの訴えの一部を却下したものの、Appleが彼女のVerizonから受けている無線サービスを妨害し、カリフォルニア州不正競争法に違反したことを争う権利が彼女にはあると信じているとReutersは報じている

本訴訟の裁判日程は決まっていない。

訴状の原文を読みたい方はこちらへ。(関連リンクは、ここここここにある)

Appleの棄却申し立てについての詳細についてはこちらを参照。

最後にこれが、Lucy Koh判事が下した今日の裁定の全文だ。

Moore et al v. Apple Inc

[via 9to5mac]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


GoogleのスマートテレビはAndroid TVで前よりずっとスマートになった

Googleのテレビに関する野望は、今週発表のNexus Playerで“テイクツー”を迎えた。Android TVはセットトップのストリーミングデバイスで使われるが、重要なのはハードウェアよりもソフトウェアだ。Googleはそのソフトウェア、すなわちメディアプラットホームを、テレビ受像機やそのほかのメーカーのセットトップボックスに内蔵させることによって、モバイル市場を制覇した実力をスマートテレビでも再現しようとしているからだ。ぼくはすでにGoogle TVで試してみたが、この第二波は前よりもずっとお利口だし、これまで同社が、モバイルのOTTソフトウェア市場の進化とそれへの参加から学んだことが、十二分に生かされている。

ぼくは、まだ幼児期とはいえAndroid TVが大好きで、特定のプレーヤーつまりNexus Playerは不出来でAndroid TVの評価にも影響したとは思うが、基本的にソフトウェアはまだその表面的な部分しか知られていない。サードパーティがいろんなサポートをするようになって、真価が現れてくるだろう。生まれたばかりの今でさえ、Chromecastデバイスとして使えることはスグレモノだ。

さまざまなソフトウェア機能も、よくできている。とくにGoogleがシンプルであることにこだわったのが、最大の強みだ。リーンバックのインタフェイスを、今のモバイルデバイスみたいに複雑高度にしたって、意味ないからね。

Android TVはいわゆるソフト(==コンテンツ)でも、すでにこのビデオに見られるよりは充実している。テレビ受像機のメーカーをはじめ、今後ハードウェアパートナーが増えれば、デベロッパたちも無視できなくなる。でも今のところは、上のビデオを見て、Googleのテレビ進出の第二ラウンドがどんな結果になるか、ご自分で占うのもおもしろいだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Googleの”マテリアルデザイン”はすべてのAndroidデバイスのアプリを統一する

Androidオペレーティングシステムの最新バージョンLollipopのリリースにより、Androidアプリ上のユーザインタフェイスの新しいデザイン方針である”material design”(マテリアルデザイン)の本格的な普及も始まる。

Googleがこのデザインを初めて発表したのは今年の夏だが、先月(10月)の本誌の記事では、Googleがその日発表したマテリアルデザインの詳細を紹介している。全体としては明るくて強い色が強調され、アニメーションや対話的機能の動きは、現実世界における物の動きをそのまま再現しようとしている。

今回、Androidのデザイン担当VPのMatias DuarteとデザイナーのNicholas Jitkoffに取材したが、話はマテリアルデザインの詳細よりも、それらを支える思想の話が多くなった。

まずJitkoffの説明では、目標は、Googleのすべてのプラットホームで共通的に使われるデザインシステムを作ることだった。同じデザインをスマートフォンアプリにもラップトップPCのアプリケーションにも使えて、どちらにも使いづらさなどがないこと。すなわち“エレガントなスケーラビリティ”が目標だ。Jitkoffによると、画面が大きくなるといろんなものを詰め込みたくなるものだが、マテリアルデザインでは、そういうことをしなくても大型画面上で十分サマになることを目指した。

さきほど、現実世界の物の動き、と言ったが、DuarteとJitkoffが見せてくれた写真では、本物の紙製のオブジェクトのようなものを、このデザイン方針の下(もと)で使っている(トップの写真)。ただしマテリアルデザインの方針は、現実世界でできない/起きないことをやってはいけない、とは言っていない。この取材の席では、期待していたskeuomorphismスキューモーフィズム)は見られなかったが。

“現実の世界には、マテリアルデザインのデザイン要素のようにスケールしたり形を変えたりするものはない”、とDuarteは語る。そこで目標は、画面の中に独自の世界があることをユーザに認識してもらうことだ。そしてその世界の中では、オブジェクトが現実世界の物とほぼ同じように、動いたりするのだ。

DuarteとJitkoffは、マテリアルデザインに基づいて改作された既存のサードパーティアプリケーションについて話してくれたが、でもほかの企業でも、デザイナーたちは、そうやってマテリアルデザイン的な物理モデルを作る/作らされることになるのだろうか。Jitkoffは、それは一度限りの実験だった、とは言うが。

Duarteによると、マテリアルデザインはGoogleがほかの企業に強制するルールではない。“ルールなら、それを強制するための方法が必要だが、Googleにはそんなものはない”(罰則などはない)、と彼は言う。むしろGoogleのガイドラインや技術的枠組みは、“いちばんやりやすい方法”を示唆しているだけだ。

ただしGoogleが作る今後のアプリケーション/アプリは、すべてマテリアルデザインになるだろう。最近話題になったGoogleの新しいメールアプリInboxも、その例だ。

“社内的には鞭を入れている”が、しかしそれでも、全社的徹底には時間を要する。なにぶんにもまだ、スタートしたばかりのプロジェクトだ。

詳細は、Googleのこのブログ記事にある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


GoogleのCopresenceは、クロスプラットフォーム版AirDropらしい

Googleは、Android端末のユーザーが、近くにいる別のユーザーとメディアを共有できる新サービスを開発している。相手は、GoogleのモバイルOSでないiPhoneやiPadなどのiOS端末を使っているユーザーでもよい。Copresenceと呼ばれるこの機能は、最新のGoolge PlayサービスAPKを探索するAndroid Policeが暴露したもので、位置情報またはBluetoothを使って距離に応じた認証を行い、Android Beamのように連絡先リストを必要としない。

Copresence機能は、Wi-FiまたはWi-Fi Directを使ってデータの受け渡しを行い、マップ、音楽、写真、ウェブサイト、その他の共有が可能になる。チャットアプリのHangoutsとも密に統合することが、APKで発見された画像から推測される。これはHangoutsアプリにも内蔵されてしかるべき機能だが、以前に報告されたChromeのAPIもあることから、これはChromecastのCast機能と同様、デベロッパーが個々のアプリに内蔵できるようになるものかもしれない。

Apple iOSのAirDropは、近くのiOS端末同士がネットワークを通じて共有することが可能で、連絡先にない相手とも共有出来るが、 エコシステムを越えることはできない。iOS 8アップデートとYosemiteがあれば、モバイルとデスクトップの間を行き来できるが、参加するためにはやはりAppleデバイスユーザーでなくてはならない。GoogleのCopresence機能は、そんな制限の先を行くものであり、AirPlayが今もAppleのみの出来事であるのに対して、Chromecastの機能がiOSエコシステムにも拡張されているのとも似ている。

Android Policeによると、Google Presenceは「今後数週間」のうちにデビューするようなので、この非常に便利そうな機能を使えるまでそれほど待たずに済みそうだ。Google の次世代モバイルOS Android 5.0 Lollipopがすごそこまで来ている今、Copresenceがデビューを飾るには相応しいタイミングだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


アンドロイドの父、アンディー・ルービンがGoogleを離れてハードウェア・インキュベーター創立へ

GoogleにAndroidをもたらしたアンディー・ルービンが同社を離れることになった。Wall Street Journalによれば,、ルービンは今後先進テクノロジー・ハードウェア製品を開発するスタートアップを育成するインキュベーターを設立するという。

GoogleもCEOのラリー・ペイジの予め用意された声明でこの情報を確認した。 ペイジは「アンディーの出発を心から祝いたい。アンディーはAndroidで真に驚くべきことを成し遂げた―10億人以上のハッピーなユーザーだ。ありがとう!」と述べた。

ルービンが設立を予定しているインキュベーターをGoogleが資金、運営面で支援するのかについてGoogleはコメントを避けた。またこのインキュベーターの名称もまだ明らかになっていない。

ルービンが指揮していたロボティクス事業は部下のJames Kuffnerが昇進してルービンの後任となる。

Rubinが開発したAndroidがGoogleに買収されて急成長したことは彼にとって大きな幸運だった。しかしAndroidが世界最大のモバイル・プラットフォームに成長するとルービンはその責任者の地位から外された。2013年にChromeブラウザーとChrome OSを担当していたスンダル・ピチャイがAndroid事業の指揮も兼任することになった。

数日前にピチャイはさらに多くの責任を追う立場に抜擢され、Googleでは事実上ラリー・ペイジに次ぐ地位を確立した。.

Android事業から外れた後Rubinは実験的なロボット事業部門の責任者の地位についていたが、今回発表されたルービンの今後の事業展開と一致する方向だった。

ルービンの経歴はもともとハードウェアから始まっている。ルービンは1989年にAppleに入社、Appleの子会社General Magicを経て独立、Dangerの共同ファウンダーとなってSidekickというモバイル端末を開発する。Dangerはルービンが去って5年後にMicrosoftに買収された。続いてルービンはRich Minerと共に2003年にAndroidを創立した。Googleは2005年にAndroidを買収し、これと共にルービンはGoogleに移籍した。

最近Googleを去った著名なエンジニアとしてはルービンの他に、教育スタートアップのUdacityに専念するため辞任したGoogle Xで自動運転車担当副社長を務めていたSebastian Thrunがいる。

画像: JOI ITO UNDER CC BY 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN CROPPED)

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


ヨーロッパでWindows Phone一人負け―日本ではAndroidがiOSのシェアを大幅に奪う

Kantar Worldpanel ComTechが9月までの3ヶ月のスマートフォンの販売台数のOS別シェアのデータを発表した。この中で注目すべき動向は、Windows Phoneのそれでなくても小さいシェアがヨーロッパでさらに減ったという点だ。ヨーロッパの主要5市場(イギリス、フランス、スペイン、イタリー、ドイツ)のすべてでAndroidとiOSがいずれもシェアを伸ばす中、 Windows Phoneは5カ国合計で0.3%ポイントの減少となった。

市場ごとの内訳を見ると、イタリーだけはWindows Phoneのシェアが対前年同期比で増加している(1.5ポイント)。Windows Phoneのイタリーでのシェアは15.2%で、Androidの71.8%に次いで2位だ。しかしWindows Phoneが好調なのはイタリーだけだ。他の3市場では微減、ドイツでは8.5%から7.1%と1.4ポイントの大幅減となっている

対象となった3ヶ月はAppleがiPhone 6と6 Plusをリリースした時期にあたっているため、Kantarの統計にはヨーロッパでiOSシェアの増加が見られる。このためヨーロッパ5カ国の合計ではiOSは1.5%ポイント増加し、Androidの1.4%ポイント増加をわずかに上まわった。

〔日本版〕Kantor Worldwideの統計によれば、日本ではこの期間にAndroidのシェアが14.5%ポイント増加し、iOSがほぼそれに見合う分、15.9%ポイント減少している。

Kanterの統計で10%ポイント以上の大幅なシェアの変化があったのは日本だけだ。これによってAndroidのシェアは64.5%となり、アメリカの61.8%とほぼ同様の水準となった。iOSは日本の他にアメリカでもシェアを3.3%ポイント落としている。こちらに地域別のインタラクティブ・グラフが掲載されている。これまでiOSが優勢だった2大市場で、しかもiPhoneの新シリーズが投入された時期の変化だけに注目される傾向だ。

ただ、Kantor Worldwideの元記事はヨーロッパでのiOSの好調を紹介する一方、これまで必ず触れてきた日本の動向について一切触れていない点が気になる。この点についてはさらにフォローしてみたい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Googleもついにフィットネス・アプリをローンチ―Play Storeで公開中

Googleが自製のフィットネス・アプリをPlay Storeに公開した。今年6月のGoogle I/Oデベロッパー・カンファレンスで発表されたAndroidデバイス向けのGoogle Fit SDKを利用したモデルケースとなる。このフィットネス・アプリはごくシンプルだが、ユーザーのヘルス、フィットネス情報を一箇所に集めて簡単に閲覧、共有できる機能を備えている。

Google Fitアプリはデバイスのセンサーを利用して歩行、ジョギング、サイクリングなどの活動をモニタして記録する。ユーザーは身長と体重、それに自動的にモニタされない運動をマニュアルで入力することができる。 Android Wearスマートウォッチのようなデバイスを利用すれば心拍データもインポートできる。Appleのヘルス・アプリのライバルといえるが、UIはシンプルさを最優先してしており、アプローチとしては対照的だ。

Google Fitはまたウェブ上にFitの専用ページを用意しており、ユーザーはこのページで自分のデータを表示したり設定を変更したりできる。今後はGoogle Fitをプラットフォームとしてサードパーティーのデベロッパーが開発に参加し、さまざまな機能が追加されていくことになるだろう。次世代のAndroid OS、5.0 Lollipopとそれを搭載した新しいデバイスのリリースが来週に予定されている。おそらくはヘルス関連でもなんらかのニュースがありそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Nexus 6およびLollipopの第一印象


 
先週、Googleは2つの新しいデバイスを発表した。スマートフォンのNexus 6と、Nexus 9タブレットだ。

ちなみに、どちらの機種も発表会場での大々的アナウンスというわけではなく、ブログ記事によりリリースされたというのが面白い。すなわち、リリース時点では誰も実機に触れられずにいたわけだ。

そんなデバイスではあったが、実機に触れることがあったのでレポートしたい(Nexus 9についてのレポートは昨日投稿してある)。

触れたのはほんの僅かの時間で、細かなところまでは確認できていない。しかし第一印象をお伝えするのも有益なことかと考えたわけだ。

ごく簡単にまとめるのなら「ゴージャス」なマシンであると言えるだろう。


Nexus 6

まず、値段を見ると、Nexus 6はNexus 5の倍ほどとなっている($650 vs $350)。その価格差通りというべきか、まずは外見が大きく変わっている。もちろんNexus 5も安っぽいという感じはない。「高級」ではなかったかもしれないが、まあ「ジェネリック」(generic)と評価すべきできだった。しかしNexus 6は一層洗練され、いかにもハイエンド機といった外見になっているのだ。

大きさについても気になっていたが、触ってみればさほど気にはならない。もちろんNexus 5よりは大きいが、iPhone 6 Plusが扱えるならば、このNexus 6についても問題はない。サイズ的は両者はほぼ同じサイズであり、目を瞑った状態であれば、ボタンの配置などを確認するまで両者を区別することもできないほどだ。

搭載されている13メガピクセルのカメラも、ほんの少しだけ使ってみたという程度ではある。ただ、ひと目でその進化は確認できた。起動速度も速く、通常モードでの連射速度も十分に満足行くものとなっているように思う。


Nexus 9

Nexus 9の第一印象記事はこちらに掲載している。


Android 5.0(Lollipop)

Nexus 6に搭載されているOSは、最新のAndroid 5.0だ。伝統的に菓子からとっているコードネームは「Lollipop」となっている。デベロッパー向けには、いろいろと新しいAPIが提供されている(Googleによると7000ほどなのだそうだ)が、まず目につくのはインタフェース面での変化だ。

動作速度的な面でいえば、少なくとも新しいNexus 6の様子を見る限りは、非常になめらかに動作する。さまざまなアニメーション(Lollipopで採用されているMaterial Designではさまざまなアニメーションが活用されている)も快適に動作している。たくさんのアプリケーションを連続して立ち上げても、全くつっかえるような様子はみられなかった。

Lollipopで目につくポイント

  • 画面アンロックに顔認識を利用している場合、ホームスクリーンに表示されるニュースを読んでいる際にも顔認識が行われるようになった。画面に自分の顔は表示されないが、カメラの方は利用者の顔をしっかり認知しているわけだ。顔認識に成功すれば、PINコードを入力することなく、ロックスクリーンの解除を行える。
  • Nexus 6や9の設定時、他のNFC対応デバイスを近くにおいておけば、設定状況を簡単に引き継ぐことができるようになっている。設定の引き継ぎには、もちろんpinコードを入力する必要がある。
  • ロック画面になっているときでも「OK、Google」コマンドが使えるようになった。デバイスによってはこれまでにも可能だった機能だが、LollipopにてOSレベルでサポートされたわけだ。これはAndroidデバイスがローパワー認識チップを採用するようになったことを意味する。

デバイスが広く入手できるようになった際には、Nexus 6およびNexus 9、そしてAndroid 5.0についてより詳細なレビューをお届けしたいと思っている。11月の一般向けリリースをお待ちいただきたい。

[Videography by Kyle Russell]

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(翻訳:Maeda, H


Nexus 9タブレットの第一印象


 
発表されたNexus 9に、ほんの少しだけ触ることができた。詳細なレビューは近々お送りできると思うが、まずは第一印象をお伝えしておこう。ひとことで言えば、まず大きく、そして美しいデバイスだと思う。

Nexus 5からNexus 6のときには、中身と外見の双方で大きな進化があった。そしてNexus 7からNexus 9のときも、やはり大きく進化することとなったようだ。前機種もなかなかのデバイスであるように思えたのだが、新機種はやはり素晴らしいものと思える。価格はNexus 7より200ドル高いが($400 vs. $200)、触ってみればその価格差にも納得がいくところだ。

但し、Nexus 9と比較すべきはNexus 7ではなく、iPadなのだろう。スクリーンのアスペクト比もNexus 7の16:10から4:3に変更し、最強のライバルに直接的な戦いを挑むかのようだ。

ライバルとの違いを消してしまったのは悪い話だろうか。利用者にとっては何ら不都合な点はないだろう。双方のコアなファンには、いろいろと口論のネタを提供することになるかもしれないが、普通の利用者には関係のない話だ。

ともかく質感、重量、パフォーマンスのいずれの点でもトップクラスのマシンであることが実感できる。

Android Lollipopの動作も快適だ。LollipopとNexus 6についてはこちらでレビューしているので、興味のある方は参考にしていただきたい。

Nexus 9の注目ポイント:

  • アンロックボタンのみでなく、画面のダブルタップでスリープから復帰させることができる。
  • Lollipopで実装されたマルチタスクビューは、とくにタブレット上で便利そうだ。上のビデオではうまく操作できていないが、ビューから特定のアプリケーションを画面に固定(pin)しておくこともできる。アプリケーションの固定を行うと、パスワードを入力しない限り他アプリケーションに切り替えたりといった動作ができなくなる。特定のアプリケーションしか動作しないようにできれば、子供や友人に手渡して見せるときにも安心していられるだろう。
  • また一時的なゲストアカウントを設定することもできるようになっている。人に使わせるときに、ゲストアカウントを設定しておけば、いろいろな個人情報にアクセスされることもない。返してもらった際には、ワンタップでゲストアカウントを削除することができる。この機能についてはしばらく前から必要性を主張していた(なぜスマートフォンには「ゲストモード」がないのだ?)こともあり、個人的にはとても気に入っている。

[Videography by Kyle Russell]

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(翻訳:Maeda, H


Android Lollipopのイースターエッグは、Andy the Android版Flappy Bird

間もなくAndroid 5.0 Lollipopがやってくる。まずは新しいGoogleのNexusデバイスに搭載されることとなっている。ただ、このLollipopに同梱されるイースター・エッグについては、既にデベロッパー・プレビューにて確認することもできる。起動するには「Settings」メニューからAndroidのバージョンナンバーのところを繰り返しタップする。すると大人気となったFlappy BirdのAndroi Lollipopバージョンをプレイすることができるのだ。

やはり、なかなかおもしろいゲームだと思う。これがAndroid 5に無料で同梱されるわけだ。もちろん現在公開中の開発者バージョンが、そのまま正式版になるわけではない。一般向けの版にも実装されるのかどうかについては、Nexusが出てくるのを待つ必要があるだろう。しかし、これまでのGoogleのやり方をみれば、こうしたイースター・エッグを潜ませておくのはいかにもありそうな話に思える。

いずれにせよ、本家Flappy Bird作者のDong Nguyenのように、なんだか難しい理由からゲームを取り下げて、ベトナムに隠遁するというようなことはなかろうと思う。きっとみんなが遊べるようになるのではないかと、期待している。

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(翻訳:Maeda, H


Gmail for Android、いよいよYahoo Mail、Outlookなどの外部メールサービスに対応

電子メールはお使いだろう。そしてAndroidを使っている人の多くはGmailを使っているのではないかと思う。しかし、メインでい使いたいのはGmailではないのだという人もいることだろう。そういう人にとって嬉しいニュースが飛び込んできた。

GoogleはGmail for Androidのメジャーアップデートを準備中で、このアップデートにて他サービスプロバイダーのメールも扱えるようにするのだそうだ。たとえばMicrosoft Outlook、Yahoo、AOL(言うまでもないとは思うが、AOLはTechCrunchの運営も行なっている)などのメールがGmailで利用できるようになるのだ。これはAndroid Policeの情報によるものだ。間もなくリリースされる予定のアプリケーションで採用される変更点についての情報を独自に入手したのだそうだ。

Android Policeが掲載していたビデオ(下にも転載しておいた)で、どのようなものになるのかを確認することができる。

Googleの新しいMaterial Designを採用した角丸アイコンや、濃淡のはっきりした見やすいデザインも目を引くことだろう。しかしもちろん目玉は他サービスのメールを扱えるようにしていることだ。

このアップデートはおそらく今週中にも公開されるようだ。Android愛用者からすると待ちわびていたアップデートとなることだろう。Apple iOSにては、メールについては以前から複数アカウントを扱うことができるようになっていた。Android利用者もついに同様の利便性を手に入れることができるわけだ。但し、旧式のメールサービスを利用している場合には、新たなGmailでも対応できないケースもあるようだ。

「外出中でしたのでメールの確認が遅れました」という言い訳が使えなくなるのを、残念に思っている人もいるかもしれない。

Headline image via Cairo / Flickr

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(翻訳:Maeda, H


MicrosoftがiOS/Android/Windows対応のユニバーサルキーボードを発売…Officeを使いやすくするため

Microsoftが作ったユニバーサルキーボードは、‘ユニバーサル’(universal, 普遍的)の名のとおり、モバイルの世界を事実上支配している三大オペレーティングシステム…iOS、Android、Windows…のどれでも使用できる。この、’Universal Mobile Keyboard’と呼ばれる金物は、10月に発売される。

この製品は、同社のクロスプラットホーム指向がいまだに継続していることの表れだが、ただしOfficeスゥイートのようなソフトウェアではなくて、ハードウェアだ。iPadで使えるキーボードを作ることは、OfficeをAndroidタブレットに持ち込むこととやや違う。

このBluetooth対応のキーボードは三種類のデバイスで使用でき、同梱のツールにより三種のオペレーティングシステムを切り替える。ホームキーは、どのデバイスでも機能する。

しかし一体、いかなる神の名においてMicrosoftはこんなものを作ったのか? その答えは意外と簡単だ。Officeを真にクロスプラットホームにするためには、ユーザにとってそのソフトをいちばん使いやすい環境を保証してあげなければならない。大好きなiPadの上に大好きなOfficeがあっても、良いキーボードがなければあまり意味がない。逆に、環境を整えてあげれば、Officeの売上も伸びるだろう。

MicrosoftがOffice 365をサービスしている三つのオペレーティングシステムは、Android、iOS、そしてWindowsだ。この79ドル95セントのキーボードが使えるオペレーティングシステムは、右に同じだ。わかりやすすぎて、ミステリーにはならない。

Surfaceのキーボードアタッチメントは、新製品が出るたびに良くなっているから、その技術がユニバーサルキーボードにもきっと反映しているだろう。だからOfficeを使わないぼくも、ちょっと試してみたい気持ちになっている。

ただし現状では、このキーボードにはタッチパッドがない。ちょいと、考えなおしてほしいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft、ウェアラブル用OneNoteを公開

ウェアラブルは、クロスプラットフォームのツールやサービスが必要な新しい場面なのだと私は思う。今日(米国時間9/16)Microsoftは、Android Wearデバイス用OneNoteを発表した。これからはOneNoteを腕時計でも使えるようになる。もしそうしたければ。

利用イメージはこんな感じらしい。

というわけで、人前でウォッチに向かって叫びたい人は、できるようになった。すごくクールに見えるだろう。スマートウォッチをはめていると。時々あなたの声を理解するだろう。外がうるさくなければ。そしてたぶんあまり仕事ははかどらないだろう。

IMAGE BY FLICKR USER KENNETH LU UNDER CC BY-SA 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN MODIFIED)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


DrinkMateは、Android端末に差し込むアルコール濃度測定装置

スマートフォンにつないで内蔵センサーの機能を拡張するデバイスは続々と現れ、その多くがクラウドファンディングに支えられている。また一つ、Android端末の能力を高める新たな挑戦者が現れた。DrinkMateと名付けられた小さな呼気分析装置は、Kickstarterで4万ドルを目標に出資を募っている。12月の出荷を目指している。

長さ1.8インチ(4.5 cm)のデバイスをMicro USBポートに挿入して専用アプリを立ち上げると、半導体センサーに吹きかけた呼気を分析して血中アルコール濃度(BAC)を表示する。DrinkMateはマウスピースを必要としない。利用者は吸気口に息を吹き込むだけでよいので、コンパクトな設計が可能になり衛生も保てる。

スマートフォン用アルコール検知器は他にもあり、例えばiPhone用のAlcohootは昨年本誌で取り上げた。しかしDrinkMateは、ムーアの法則のおかげで、ずっと小さくずっと安価だ。

さらに精度面でも期待に答え ― プロトタイプなので引き続き試験が必要 ― BAC 0.02%水準で +/- 0.01% BACの精度を保つと同社は言っている。DrinkMateのセンサーの測定限界は0.20% BACだが、そこまで酔っているとこのガジェットを使えるほど〈正気〉である可能性は低く、車のキーを見つけるのも困難だろう。

精度の問題に加え、果たしてDrinkMateの性能が、現実の厳しい使用環境で発揮されるのかもまだわからない。利用者が正しい方法で検査するとは限らない。専用アプリは、最後の一杯を飲んでから十分時間を置いて測定し、口内に残ったアルコールによって不正確な測定値が出ないようにする等、ユーザーによる誤用を防ぐ必要がある。

ワシントンDCにあるDrinkMateの開発元によると、このデバイスを開発したきっかけは、BACを視覚化し共有することによって、飲み仲間同志でプレッシャーをかけ合い、互いの安全を守るためだった。実に崇高な目標だが、もちろん正反対の行動を促す危険もある ― だからこそ、アプリの見せ方は重要だ。現在のアプリのデザインはごく基本的なものだが、週毎に機能を追加していくとメーカーは言っている。

位置情報や移動、健康管理用センサー等、誰もがもっとずっと高い関心を持つ装置がスマホ本体に組み込まれつつあるが、DrinkMateのBAC測定のように専門的で目的を絞ったセンサーは、スマートフォンを補完するものとして意味があるだろう。

結論:この種のセンサーは、誰もが欲しがる、あるいはスマホに内蔵させるべきものではないが、様々な装置をキーホルダーにぶら下げておき、差し込んでスマホの機能を拡張したい人たちは、価値を見出すかもしれない(あるいは、センサーを利用者が身に付け、Bluetooth経由で端末とつなぐかもしれない)。

DrinkMateの価格は、Kickstarterで支援額25ドルから。

同機は以下のAndroid端末との互換性が保証(テスト)されている。

  • Samsung Galaxy S3、S4、およびS5
  • Samsung Galaxy Note 3
  • HTC One
  • Motorola Moto X
  • Asus Transformer Prime、Infinity

メーカーによると、iPhone版も計画しているが、まずAndroid版のKickstarterキャンペーンが成功してからとのこと。

8/31時点で、キャンペーンは目標4万ドル中3万ドルを越え、あと25日を残している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


24インチHD画面で世界最大のAndroidタブレットNabi Big Tab登場…家庭の情報センターになるか?

このBig Tabは、テレビに代わって一家の関心の中心になることを、ねらっている。

子ども用品のメーカーであるFuhuが今日発売したHD 20/24インチのNabi Big Tabは、一般的な家庭におけるコラボレーションと共有の拡大を支えたい、と願っている。

二機種とも上図のように金属フレームがあり、それはキックスタンドでもある。その容量性タッチスクリーンは15ポイント、プロセッサはクァドコアNVIDIA Tegra 4、メモリ16GBという仕様だ。 OSはAndroid 4.4.4を同社独自のBlue Morpho(TM)オペレーティングシステムがラップしている。

このタブレットは本来のNabiモードとペアレントモードで切り替えられる。ペアレントモードでは、ふつうのAndroidタブレットである。しかしそこで右へスワイプするとコントロールが現れ、Nabiモードに切り替えられる。Nabiモードは、子どもたちが使うアプリのランチャでもある。

Nabiモードには、いくつかの教育的アプリやゲームがある。たとえばBig Canvasアプリを使って子どもたちはお絵かき、アニメーション制作、ビデオの編集などができる。Wings Learning System(TM)には、幼稚園から小6までの算数と国語のレッスンが17000、問題が30万ある。そしてChore Listは親が子どものお手伝いリストを作るアプリだ。〔*: chore, 雑用、家事。〕

そして子ども向けにはたくさんのゲームや映画や本が揃っている。古典的なチェスやチェッカーもあり、ボードゲームや、エアホッケーのようなマルチプレイヤーゲームもある。

ビデオはDisney、Cartoon Network、それにCookie Jar Entertainmentのものが揃っている。Story Timeというアプリからは、iStoryTime Speakaboosの対話的eブックを読める。

Chore Listでお手伝いをしたり、Wings Learning Systemで良い点が取れると、Nabi coinという仮想通貨をもらえる。その仮想通貨で、音楽や映画、本、アプリなどを買える。買ってよいものは、ペアレントモードで親が決められる。

デベロッパはNabi SDKを使って、自分のゲームにNabi coinを統合できる。

Fuhuのねらいは、Nabiを一種の教育玩具であると同時に、親たちのための日常的なタブレットとして使ってもらうことだ。電池は30分しかもたないから、家庭電源からの使用が主だ。30分では、モバイルとしての利用は無理だね。

ペアレントモードで親ができるコントロールには、アプリやコンテンツの制限とともに、画面を見ている時間や、アプリを使っている時間の制限がある。

今では10インチのAndroidタブレットでも、画面の精細度はこのBig Tabより高いものがある。この大型画面向けに最適化されていないAndroidアプリが今のところ多い、と覚悟すべきだろう。個々のピクセルが見えてしまうアプリが、多いだろうね。

Nabi Big Tab HD 20”と24”はこの秋、449ドルと549ドルで発売される。アプリはほとんど同機の大型画面向けに最適化されていないし、電池寿命は短い、そしてペアレンタルコントロール(親によるコンテンツ等の制限)は、多くの子ども向け機種ですでにサポートされている。はたして同機は、テレビに代わる、家庭の会話と娯楽と勉強の中心として、一般消費者から認知されるだろうか?

〔余計な訳注: もっとほかの用途(業務用用途)がありそうだ。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


デベロッパツールをどんどん増強するAmazon、今度は人間テスターによるアプリテストサービス

Appleは今年のはじめに、モバイルアプリのテストサービスとして人気があったTestFlightを買収した。そして今日(米国時間8/13)はAmazonが、Amazon Appstoreをターゲットとするデベロッパのための、従来からある同社自身のモバイルアプリテストサービスと競合するような新サービスを立ち上げた。”Live App Testing“と呼ばれるその新しいツールでは、デベロッパが自分のアプリを、ストアへの出品前に、あらかじめ決まっているテスターたちに手早く配布する。

Amazonによると、テストするアプリはAmazonの一連のデベロッパサービスをすべて利用できる。たとえば、アプリ制作時におけるアプリ内購入のテストなども。

Live App Testingを利用するためには、まずデベロッパがテスターたちにお願いのメールを送る。そしてダウンロードの案内をもらったテスターは自分のデバイス上でアプリをトライできる。 テスト対象機種はAmazon Fireデバイス(Fire TVを含む)と、Androidデバイスだ。よく見るとこれは、Google自身のテストサービスと競合する部分もある。

しかし自分のAndroidアプリケーションでGoogle PlayストアとAmazon Appstoreの両方をねらっているデベロッパは、このAmazonの新サービスに魅力を感じるだろう。調査によれば、Amazonユーザはアプリの購入やアプリ内購入の金遣いが積極的だから、デベロッパもAmazon Appstoreを無視できない。もちろんそのアプリは、高いコンバージョンレートをねらって最適化されている。

 

この新サービスには、テストに関する基本的な分析もある。それは、クラッシュした回数などだが、デベロッパはさらに、そのほかのデベロッパサービスも利用して、ユーザのエンゲージメントやリピート使用、そのほかのバグなども調べるだろう。

この新しいテストサービスは、Amazonがこのところ次々と打ち出しているデベロッパツールの一環だ。そのほかにA/Bテストサービス、Amazon Maps、アプリ内購入のAPI、モバイル広告、モバイルのAmazon Associates、デバイスメッセージング、GameCircle(ゲームデータのシンク)、それに、Amazonアカウントによるログイン、などもある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


落としたAndroid画面に持ち主の連絡先を表示する「Androidデバイスマネージャー」

Androidにも、リモートから端末の位置を確認したりあるいは画面をロックする術のあることをご存知だろうか。主になくしてしまったときに使うことを想定した機能だ。Googleがあまり積極的に情報を流していないようで、知らない人も多いように感じる。しかしGoogle製のAndroidデバイスマネージャーが新しくなりいっそう便利に使えるようになった。これはぜひともチェックしておくべきだと思う。

今回追加されたのは、振り返ってみれば「当然最初から導入しておくべきだった」とも思える機能だ。誰かに自分のスマートフォンを見つけてもらった際、自分に(自分のみに)発信することができるようにするのだ。

使い方を説明しよう。スマートフォンをなくしてしまったら、すぐにGoogleがブラウザ上で提供しているAndroidデバイスマネージャーにアクセスする。そこで「ロック」ボタンをクリックするとロック解除パスワード、復旧メッセージ、そして自分に繋がる電話番号を入力しておくことができる。

これで設定は完了だ。スマートフォンを拾った人は、画面に表示されるボタンをタップするだけで、持ち主に連絡をとることができるようになったわけだ(もちろん拾った人の善意が前提ではある)。持ち主への連絡ボタン以外は指定したパスワードによりロックされているので、持ち主に連絡する以外には使えないようになっているのだ。

この機能がそのまま使えればもっと良いのだろうが、まず最初にアプリケーションをインストールしておくのをお忘れなく。

[via Phandroid]

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(翻訳:Maeda, H