アップルにサファイアガラスを提供するはずだった企業を米証取委が詐欺で告訴

2013年にアップル(Apple)は、サファイアガラスに5億7800万ドル(約642億円)という大金を投じた。それは、4回に分けて支払われるGT Advanced Technologiesへの前払金だった。その極めて硬い素材はすでに同社のホームボタンやカメラに使われていたが、計画ではそれを量産してゴリラガラスをリプレースするつもりだった。

しかしその翌年、GTは倒産した。工場は閉鎖され、ガラスを作る炉は売却され、債務の清算計画が発表された。米国時間5月3日、米証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、SEC)は、そのニューハンプシャー州の製造企業と元CEOを詐欺で告訴した

訴状によるとGTは、その素材の生産能力に関して投資家を騙し、また3億ドルあまりの債務をAppleに隠していた。SECはこう書いている。「債務を別の費目に置き換えることによって財務状況を偽装し、GTはAppleが協定に違反したという証拠のない、従って一般に公表もできない主張に依拠して、その契約履行義務から逃れようとした」。

委員会は当時のCEOだったThomas Gutierrez氏を、2014年の決算報告でその生産能力と生産目標を偽り、その後に根拠のない売上予測を発表したとして非難している。その同じ年の後半に同社は破産を申請し、操業を停止して非上場の企業になった。

SECの執行部副部長Anita B. Bandy氏は、プレスリリースに伴う声明でこう述べている。「GTとそのCEOは会社のパフォーマンスと資金獲得能力に関してバラ色の絵を描き、それはGTの存続にとって不可欠だったが彼らはまた、それが会社に壊滅的な結果をもたらすという情報を知ってもいた。経営責任者らは投資家たちに真実を開示するというもっとも基本的な義務を履行していないので、彼らの責任追求を今後も続ける」。

AppleはGTを、コーニング社の技術に依存しているその他のデバイスからiPhoneを差別化するための方法と見ていた。しかしGTの目標不達成とその後の倒産により、ゴリラガラスは今なお、Appleのスマートフォンの主要部位であり続けている。

関連記事: AppleはMade In USAへの取組みを拡大、サファイアガラス工場をアリゾナに建設

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

世界的なスマホ不況の中でiPhoneの落ち込みが激しい

スマートフォン業界にとって厳しい状況となっている。Sundar Pichai(サンダー・ピチャイ)氏は、「逆風」という言葉を使って、Pixel 3の売上を伸ばすことの難しさを語った。しかし、最新のCanalysのレポートは、もっと率直に、この状況は「急降下」だと表現している。

スマートフォンの出荷台数は、すでに6四半期連続で減少していたが、この第1四半期の報告も、やはりかなりひどい状況となった。Canalysによれば、全世界の総計では3億1390万台を達成したものの、それでも約5年ぶりに低い数字だった。

スマホ大手の中では、特にApple(アップル」の落ち込みが激しく、前年比で23.2%減となっている。やはりここでも、中国市場の影響が大きい。ただし、全体的な状況はそれほど単純なものでもない。

「これはiPhoneの歴史上、四半期間の減少として最大のものです」と、アナリストのBen Stanton氏は、今回のニュースについて述べている。「Appleにとって2番目に大きな市場である中国は、やはり厳しい状況だったというわけです。

しかし、問題はそれだけというわけではまったくないのです。下取りという手法を使っても、長くなっている消費者の買い替え期間を短縮させることができなかっため、米国でも出荷が落ち込みました。

ヨーロッパなどの市場では、Appleは需要を刺激するために値引きすることが多くなっています。しかし販売業者にとっては、これがある種のジレンマとなっています。というのも、消費者の目から見たiPhoneという高額なデバイスのプレミア感がぼやけてしまうことになるからです」。

理由はいくらでも挙げることができるが、結局行き着くのは、この業界がかかえる大きな問題ということになる。つまり世界的な経済の停滞と、長くなるユーザーの買い替えサイクルだ。iPhone XSは、前任機と比べても、かなり控えめなアップグレードだった。とはいえ、Stanton氏によれば、iPhoneは「第1四半期の終盤に回復の兆しを見せている」ということで、第2四半期には期待が持てる。

iPhoneのアップグレードに関しては、今年中に何が起こるのか、まだまだ予断を許さない状況にある。ただ、いろいろな状況から判断して、Appleが5Gに舵を切るのは2020年になると見られている。ティム・クック氏は、米国時間月30日の業績発表の際にも、これについては何も言及しなかった。明らかにしたのは、iPadの業績が好調であることと、Appleとしては今後もサービスに力を入れていくということだけだった。

アナリストたちは、5Gのようなイノベーションが切り開く可能性や、折り畳み式のスマホが低迷する市場を活気づけるのではないかという期待を強調しがちだ。しかし、業界最大手のAppleは、そうした面では明らかに消極的に見える。ハードウェアの急降下は、まだ続くのだろうか。

一方、Huawei(ファーウエイ)の業績は相変わらず頼もしい。同社によれば、前年比50.2%の伸びで、世界市場でのシェアは18.8%に達したという。しかし今後もその勢いが続くかどうかは分からない。Samsung(サムスン)や、Xiaomi(シャオミ)やOppo(オッポ)といった他の中国勢の携帯電話メーカーとの競争が激化しているからだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

次期macOSがApertureにとどめを刺す

Apertureは、かつて写真を編集するすばらしいアプリケーションだった。しかし、Apple(アップル)がサポートしなくなってから、もう何年も経つ。それでも、もし必要なら、まだ最新のMac上で動かすことができる。しかし、それももう長くは続かないと、Appleは発表した。

MacRumorsが指摘したところによれば、Apertureのサポートページ(英語版)でAppleは、「技術的な理由により、ApertureはMojaveより後のmacOSの将来のバージョンでは動作しません」と説明している。

この「技術的な理由」が正確に何を指すかは、Appleのみが知るところだが、想像する範囲では、さまざまなファイル構造、アーキテクチャ、ライブラリなど、Apertureが依存している部分が、Appleが次期OSに加える変更によって、もはや互換性を保てなくなるのだろう。確かに、Apertureが2014年以降放置されてから、macOSはかなり進化してきている。それでもいまだに動作することの方が驚きなのだ。

何らかの理由で、どうしてもApertureを使わなければならないのなら、Mojaveの動くマシンを確保しておけばいい。しかし正直なところ、もはやそうする理由はまずないだろう。Apertureは、もうずっと前から、LightroomやCapture Oneといったアプリに遅れを取ってきた。そしてもちろん、スマホ用の写真撮影アプリにさえ見劣りすることもある。Apple純正の「写真」アプリは、Apertureに比ぶべくもないが、部分的には共通の機能もある。

そこでAppleは、Apertureの写真ライブラリを、Lightroom Classic、または「写真」に移行させるように勧めている。前者は、それ専用のインポートツールを備えているし、後者は最初に起動する際に古い写真ライブラリを自動的にインポートするようになっている。もしまだインポートできていないなら、「写真」を起動する際に「option」キーを押したままにしていれば、読み込むライブラリを手動で追加できるはずだ。

ただし注意すべきことがある。Apertureで加えた調整や、その他の設定は、インポートする際に引き継がれなかったり、インポート後には固定されてしまうかもしれない。もしずっと昔に撮った写真に加えた編集で、もとに戻しておきたいものがあれば、インポートする前にやっておいた方がいい。

優れた製品が、ついに完全に消えてしまうのを見るのは悲しいものだ。しかしその涙はとっくに流し終えている。私自身はLightroomに移行して、後を振り返ることはしなかった。個人的には、Appleがプロ、あるいはプロ級のユーザーをもっと大事にしてくれても良いと思うのだが、私がそう思っても無駄。Appleにはその気はなさそうだから。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

App StoreやiCloudなどのサービスがアップルの主力事業に育っている

アップルがサービス事業にこれまでよりも力を入れようとしていたことはわかっていた。iPhoneやiPad、Macの新製品ごとのテクニカル的な飛躍がさほど劇的ではなくなるにつれ、製品の売上が落ち込み始めていた。それに反応するかのように、同社はApp Store、iCloud、Apple Pay、Apple Music、そして間もなく展開されるゲームやビデオといったものを前進させることに専心している。

こうした移り変わりはアップルの決算にすでに現れ始めている。プロダクトの売上は、2018年の第1四半期が513億ドルだったのが2019年同時期は466億ドルに落ち込んだ。一方でサービスの売上は99億ドルから115億ドルに増えた。

2018会計年度第2四半期のアップルの総売上は約611億ドルだった。2019会計年度同期は580億ドルに落ち込んだ。この総売上に占めるサービスの割合は2018会計年度第2四半期が16.1%だったのに対し、2019会計年度同期は20%近くになっている。同社CFOを務めるLuca Maestri氏は、いまやアップルの粗利益の3分の1をサービスが占めると話す。

アップルのサービス事業の大部分を占めているのが、すでにそこらじゅうにあるハードウェアで売上をあげているiCloudやApple Music、Apple Newsといった月々のサブスクリプションだ。アップルは現在、全サービスで3億9000万人もの有料サブスクリプションを抱えている、とTim Cook(ティム・クック)氏は語る。クック氏はサービスごとの内訳には踏み込まなかったが、前四半期からサブスクリプション利用者は約3000万人増えている。アップルは、有料サブスクリプション利用者が2020年までに5億人を超えると予想していると語った(ゲームやビデオサービスの立ち上げが貢献すると見込まれる)。

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(翻訳:Mizoguchi)

アップルの2019年1〜3月期決算で予測を上回り株価5%アップ

米国時間4月30日、アップルは会計2019年度第2四半期(1〜3月)の決算を報告し、売上は対前四半期5%減の580億ドル、希釈後1株あたり利益は10%減の2.46ドルだった。海外売上が四半期売上全体の61%を占めた。

市場は好意的に受け止めたようだ。アップル株は決算発表後に10ドル跳ね上がり、昨年8月以来目指している時価総額1兆ドルに迫ってきた。

決算はアップルが前期の決算会見で示したガイダンスとも一致している。去る1月、同社は第2四半期のガイダンスで、売上550〜590億ドル、利益率37〜38%、事業経費85〜86億ドル、その他売上3億ドルと予測していた。

リリース文で、iPhoneの売上台数を公表しなかったが、これは圧力を受けてきたことだ。CEOのTim Cook(ティム・クック)氏は、代わりに同社の他事業の取り組みに焦点を絞ろうとした。「3月期の結果は14億台以上のアクティブ端末を抱える当社のインストール基盤の強みを表すものであり、サービス事業は最高記録を達成し、ウェアブル、ホーム、アクセサリー分野も好調で、3月期の新記録を樹立した」とクック氏はリリースで語った。「iPadは過去6年で最高の成長を記録し、あとに控える革新的なハードウェア、ソフトウェア、サービスについても今まで以上に期待している。来る6月のアップルの第30回となるWorldwide Developers Conferenceで、デベロッパーやユーザーに新情報を届けることを楽しみにしている」

アップルは苦しい2018年を過ごし、最終四半期にはiPhoneの売上が前年より15%下落した。中国の需要停滞が一因だった。中国の売上全体でも2017年末から2018年末にかけて27%も急落し、2017年第4四半期の売上180億ドル(同社の四半期総売上の20%)が132億ドル(同16%)になった。

アップルは中国市場の消費者需要の伸び悩みを原因としているが、この国を諦めるわけにはいかない。今月同社は、需要を喚起すべくiPhone、iPadをはじめとする製品ラインの中国での価格を最大6%引き下げたと国営報道機関、Xinhuaが伝えた。これは中国政府が付加価値税を16%から13%に引き下げたことが直接の理由だ。

ハードウェアでは誰もが苦戦している。昨日TechCrunchが報じたようにAlphabetのQ1決算はウォール街の期待を下回り、主な原因は広告収入の不振だったが、世界的なスマートフォン市場の停滞も一因であり、これが事実上あらゆる会社に影響を与えている。CEOのSundar Pichai(サンダー・ピチャイ)氏は同社のスマートフォン製品について「前年以上の向かい風」を受けていると説明した。

実際、大方の予想通りハードウェアは第2四半期のアップルにとって悲喜こもごもの結果だった。一方同社はサービス事業に大きく注力している。約1ヶ月前、同社はゴールドマン・サックスおよびマスターカードと提携して、iPhoneのウォレットアプリで使うために作られたクレジットカードを発表した。さらに同社は、 ストリーミングサービスApple TV+を発表した。今秋開始予定の同サービスは広告のない定期購入形式で提供される。

昨年アップルは、会計2018年第4四半期はiPhoneの詳細データを報告する最後の四半期になると発表した。これは現行および将来の株主たちを苛立たせた可能性がある。

著名なベンチャーキャピタリスト、Bill Gurley氏は今日一連のツイートで次のように語っている。「巨大企業がセグメント情報を開示せずに済まさられるのかどうか注目に値する。AWSは長年詳細が公表されなった。検索とYouTubeの売上を合算することはGoogleにとって意味がなく、会社を理解しようとしている投資家に対して実に不親切だ。もっと小さな企業は監査人やSECからセグメント分析結果を提出するよう再三言求められているいるのに、YouTubeのように巨大なセグメント(〜200億ドル)を抱えるGoogleのような巨大企業が同じ基準に従わないことは、極めて不公正に感じる」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルは2期連続の減収減益、iPhone売上大幅減でサービス強化打ち出す

現在のアップルのトップページ。お得感を打ち出すメッセージをトップページに出すのは、これまでの同社で見られなかった戦略だ。それだけiPhoneの需要が低下していることを示している

アップルは米国時間4月30日、2019年1〜3月期の業績を発表した。報告書のタイトルは「サービス収入が史上最高の1150億ドルに達する」としているように、iPhoneなどのハードウェアの売り上げは落ち込んだが、サービスやソフトウェアの収入が増えたことをアピールする内容だった。

売上高は、前年同期比5%減の580億1500万ドル(約6兆4630億円)のの減収で、内訳は製品465億6500万ドル(約5兆1890億円)、サービスが114億5000万ドル(約1兆2760億円)。純利益は、前年同期16%減の115億6100万(約1兆2880億円)ドルで2四半期連続の減益だ。iPhoneの販売不振が続いたことが主な原因と考えられる。

製品別の売上高は、iPhoneが310億5100万ドル(約3兆4600億円)と前年同期17%減、Apple Watchなどのウェアラブル端末などは30%増、iPadも22%増、Macは5%減となった。アプリ販売や音楽配信などのサービス部門は114億5000万ドル(約1兆2760億円)で16%増と、四半期ベースで過去最高を更新している。Apple Watch系は堅調な伸びを示しており、iPadは新モデルの投入により売上を伸ばしたと考えられる。

地域別の売上高は、北米と日本は依然好調で、それぞれ255億9600万ドル(約2兆8513億円)で前年同期3%増、55億3200万ドル(約6162億円)で前年同期1%増とプラスを維持したが、グレートチャイナ(中国や台湾など中華圏)では102億1800万ドル(約1兆1382億円)で前年同期22%減、中国・台湾を除くアジア地域が36億1500万ドル(約4027億円)で8.6%減、欧州も130億5400万ドル(約1兆4542億円)で21.5%減となった。

iPhone売り上げの大幅減は市場の予想どおりだが、純利益がアナリストの予想より伸びたことや自社株買いの効果などにより同社の株価は上昇した。iPhoneが売れないのでアップルの株価が下がるという現象は、もはや底を打ったのかもしれない。

iPhoneの買い換えサイクルが長期化する中、iPhoneの売り上げが落ちるのはいわば当たり前。ハードウェアのテクノロジーではここ数年、ファーウェイやサムスンの二番煎じになっている現状を考えると、ハードウェア依存から脱却するいいタイミングかもしれない。

決算の数字から想像すると、先日の発表会で北米や英語圏を中心とするサービスの発表が目立つ印象だったのは、大幅なテコ入れが必要だが、もはやテコ入れしても改善しない確率が高い中華圏よりも、堅調な北米の業績を維持・伸長させる戦略を採ったからだろう。

個人的に気になるのは、今後アップルがライバルひしめくアジアでどう戦っていくか。日本はかろうじて1%増の売上となったが、ほかの地域に比べると金額が1桁少ない。日本を中国・台湾を除くアジア地域に入れてしまうと2.9%減の減収だ。日本を除くアジア全体でiPhoneの需要が急速にしぼんでいる現状で、他言語に比べてローカライズやカルチャライズの手間のかかる日本向けのサービスをどれだけ充実させていく気があるのだろうか。日本国内も4月1日〜7日のBCNの売上ランキングでファーウェイ端末が1位になるなど、決してiPhoneが盤石なわけではない。

アップルがスクリーンタイム監視アプリ削除の正当性を主張

Apple(アップル)は、App Storeから一部のペアレンタルコントロールアプリを削除したことに関して新たな声明を発表し、正当性を主張した。

同社は、親が子供のスクリーンタイムをより強くコントロールすることを謳った一部のアプリを削除したとして、非難を浴びているが、Appleはそれらのアプリがプライバシーに立ち入りすぎるテクノロジーを利用しているためだと説明した。

「最近当社はいくつかのペアレンタルコントロールアプリをApp Storeから削除したが、理由は単純であり、それらのアプリユーザーのプライバシーとセキュリティーを危険に曝すからだ。なぜ、どうやってこれが起きたのかを理解することが重要だ」と同社は声明で述べた。

問題の核心は、同社がApp Storeから削除したペアレンタルコントロールアプリが使用していたモバイルデバイス管理(MDM)技術にある、と同社は言った。

このデバイス管理ツールは、端末ユーザーの位置情報、利用しているアプリ、メールアカウント、カメラの許可状況、閲覧履歴などの制御とアクセスをサードパーティーに与える。

「当社は非エンタープライズ・デベロッパーによるMDMの利用について2017年に調査を始め、2017年中頃にその結果に沿ってガイドラインを改定した」と同社は言った。

Appleは、企業が社有デバイスや内部データを監視する目的でこの技術を使うことは正当な利用方法であることを認めているが、パーソナルな消費者向けアプリがユーザーの端末にMDMをインストールすることは、明確なApp Storeポリシー違反であると言った。

Appleは該当するアプリデベロッパーに対してApp Storeガイドラインに違反している旨を知らせ、App Storeから削除されないために30日以内にアップデートを提出するように伝えた。

Appleがスクリーンタイムアプリに関してデベロッパーに警告していたことは昨年12月にTCが報じている

「何社かのデベロッパーはポリシーに沿うようアプリを改訂するアップデートを発行した」とAppleは声明で言った。「それ以外のアプリはApp Storeから削除された」

Appleが目を光らせるサードパーティ製スクリーンタイムアプリ

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルがiOSのApp Storeで発生していたバグを修正

アップルはiOSの新規アプリや利用中のアプリのアップデートをダウンロードできないApp Storeのバグを修正した。このバグはユーザーが「Agree」(同意する)ボタンをタップしても利用規約のダイアログがポップアップし続けるというもので、影響を受けたユーザーの数は不明。

この問題に関してTwitterのApple Supportアカウントにサポートを求めたユーザーは、不満をあらわしていた。

9to5MacAppleInsiderは、ソーシャルメディアに苦情が投稿されていることを引き合いに出してこの問題を報じていた。Apple Supportアカウントは問い合わせてきた顧客に対して公式には対応せず、 詳細をDMで知らせるように呼びかけたり、接続の問題に関するサポート文書を案内するにとどまっていた。

アップルの問題に詳しい情報筋によれば、このバグによる影響を受けたのは世界中のiOSユーザーのごく一部だったようだ。とはいえ、iPhoneのインストールベースなどを考えれば「ごく一部」は相当な数かもしれない。

また9to5Macによれば、このバグはiOSの開発者向けリリースだけでなく、パブリックリリース(iOS 12.2)でも発生していた。

利用規約のポップアップを回避してアプリのダウンロードやアップデートをする方法はなかった。ユーザーがこのループから抜けてiPhoneを使える状態に戻すには「キャンセル」をタップするしかなかった。

TechCrunchは、アップルがこのバグを修正したことを確認した。バグの修正に関して、ユーザーがアップデートをダウンロードするなどの対応をする必要はない。App Storeのバックエンドで問題が解決されている。

画像:TechCrunch

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(翻訳:Kaori Koyama)

子供にスマホの使い過ぎを諭すセサミストリートの公共広告

デバイス依存からは誰も逃れられない。アップルのCEOであるティム・クック氏でさえ例外ではないのだ。とりわけ、スマホやタブレットを使っている子供たちは、アプリやゲームの誘惑に対する抵抗力が弱い。常にログインし続けて、すぐに返事を返さなければならないという強迫観念を抱いている子も多い。Sesame Workshopと、非営利の児童擁護団体のCommon Senseによる公共広告は、子供によるモバイルデバイスの不健全な使い方に対処することを目指している。夕食のテーブルにデバイスを持ち込む、という典型的な問題に焦点を当てたものだ。

この、#DeviceFreeDinnerキャンペーンが実施されたのは今回が初めてではない。去年までは「気もそぞろなお父さん」としてWill Ferrell氏が登場し、スマホを食卓に持ち込んで家族の会話を無視する様を演じていた。

今年、Common SenseはSesame Workshopと提携して、そのキャラクタを新しい公共広告に登場させている。そう、「セサミストリート」のマペットが、デバイスを片付けて健全なスマホの使い方の手本を示そうというのだ。

スマホは引き出しの中にしまい、タブレットは棚に置き、他のデバイスはハンドバッグに入れる。それから、そう、マペットによってはゴミ箱に投げ込んだり、カボチャの中に隠したりもする。

その後、マペットたちはテーブルを囲んで集まり、楽しそうに会話を始める。しかし、クッキーモンスターだけは、まだスマホでメッセージを打っていた。最後にはみんなの非難を受けて、スマホを食べてしまうことになる。

Common Senseの説明によれば、これによって、メディアのバランスに関する意識を高め、家族が多くの時間を一緒に過ごすことを奨励する。

また現状では、0〜8歳の子供の3分の1が「頻繁に」モバイルデバイスを使用しているという。しかし、デバイスを使うのをやめる時間を作れば、家庭が生活の中心となって栄養状態が改善され、学校での問題も少なくなると、Common Senseは主張する。

その際、電話から手を放して置くだけではだめだという。食卓の上にスマホを置かないようにする必要がある。ある研究によれば、テーブルの上にスマホが乗っているだけでも会話の質が損なわれることが分かっている。

このようにCommon Senseは、子供たちと家族のために多くの情報を提供しているが、それより興味を惹かれるのは、Sesame Workshopがこの新しい公共広告に関わっていることだ。特に、最近の同社とアップルとの関係を考えればなおさらだ。

Sesame Workshopがプロデュースした新しいショーも、間もなく開始されるアップルのストリーミングサービスで放送される。こちらは子供たちにプログラミングの基本を教えるもの。アップルが、自社のプログラミング言語Swiftを、次の世代のプログラマーの手に渡そうという計画の一環だ。

公共広告では子供たちにスマホを片付けようと言っているのと同じ「セサミストリート」のキャラクタが、こちらのショーでは就学前の児童にコーディングの楽しさを売り込もうとするわけだ。

プログラミングに注力したアップルの子供向けのショーと、今回の公共広告が、同じキャラクタを共有しているのは、デバイスを使う子どもたちを取りまく複雑な問題を、みごとに象徴している。親たちは、一方で子供たちにSTEM、つまり理系の科目に強くなってもらいたいと考えている。そのためには、子どもたちは日常的にコンピュータや、その他のデバイスを使って、新しいスキルを学習する必要がある。たとえば、MITが開発したScratchでのコーディングや、Minecraft上での開発などだ。また一方では、子どもたちにデバイスを与えると、あっという間に中毒になってしまうのも目にしている。

親たちにとっての本当の問題は、おそらく、子どもたちにデバイスを与えるべきか否か、ということだろう。つまり、かつて砂糖をたっぷりまぶしたコーンフレークが避けられるようになったのと同様、自分の子供からはデバイスを取り上げるハイテク企業の億万長者シリコンバレーに住む親たちの真似をすべきかどうか、ということになる。

Sesame Workshopは、この問題について、どちらの側につくのか、態度をはっきりさせるべきではないだろうか。片や、デバイス依存の問題に関する責任を放棄しようとしている億万長者の企業と手を組みながら、もう片方では子供たちのデバイス依存の問題を取り上げる公共広告を放映するという、どっちつかずの態度はいかがなものか。

もしかすると、Sesame Workshop自身も、われわれと同じように、どこに線を引くべきかについて混乱しているのかもしれない。

米国時間の4月23日から、この「セサミストリート」をテーマにした新しい公共広告が、NBC、Fox、Xfinity、Comcast、Charter、Cox、National Geographic、NCM、PBS、Univision、Telemundo、HITN、それからXfinity Latinoといったネットワークとプラットフォームに配信される。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

「iPhoneを使い過ぎない」でとティム・クックCEOが忠告

「人々はiPhoneを置き、アプリの使用を減らすべき」とApple(アップル)のCEOであるTim Cook(ティム・クック)氏は考えている。今日TIME 100サミットに登壇した同氏は、モバイルデバイスの中毒性や、この問題におけるAppleの役割について言及した。「人々が絶えずiPhoneを使うことをAppleは意図していなかった」と彼は述べた。そして彼自身ここ数カ月、プッシュ通知をオフにしているとも語った。

「Appleは決して使用時間を最大にしたいわけではなかった。そうしようともしていない」とクック氏は説明した。

ソーシャルアプリでの新規フォロワーの獲得から、買い物アプリのセール、ゲームへの新レベルの追加など、アプリデベロッパーが絶えずユーザーに意味のない通知(ノーティフィケーション)を送っているのを許しているプラットフォームをAppleがデザインしたことを考えたとき、これはもちろんおかしな主張だ。

通知プラットフォームというのは、デベロッパーが積極的に、そしてリアルタイムにユーザーの注意をとらえ、アプリに向かわせることを意図している。これは、アラートメカニズムがそのようにデザインされるべき、というものではない。

アプリにおけるノーティフィケーションプラットフォームはその代わり、ユーザーがコントロールできる適度な間隔でアプリデベロッパーが特定のユーザーにお知らせできるように作られるべきだった。例えば、自身が使用するアプリからの最新のお知らせを毎日正午にチェックできるようにユーザーが設定できるといった使い方だ。

または、ユーザーがインストールしたアプリから最新のニュースをチェックすることを選択できるニュースフィードのようなものをAppleがiOSアプリストアで提供するというのもありかもしれない。

あるいは、ユーザーが異なる集合の通知の中から選べるようにするノーティフィケーションプラットフォームをAppleが構築するというのも考えられる。この場合、セキュリティ流出についてのアラートのような緊急メッセージはトップに表示される一方で、通常の情報は異なる種の通知として送られるようにする。そしてアプリの重要度に基づき、ユーザーはどんな種のアラートを受け取りたいのかを選べるようにする。

これらは、多数ある可能な繰り返しのいくつかにすぎない。Appleのような企業は容易にさらなるアイデアを思いつくことができるだろう。しかし実際のところ、Appleのノーティフィケーションプラットフォームは端末の使用を増やすことを念頭に構築されている。そうではなかったというのは不誠実だ。

少なくともAppleは、当時の状況は違ったとか、頻繁にアラートが鳴るiPhoneが精神面でダメージを与えることがあるかもしれないと認識していなかったと認めることができたはずだ。そしてユーザーがコントロールできるようにすることでこの問題を解決するのにいかに取り組んでいるか、将来どうした取り組みを展開しようとしているのかを示せたはずだ。

その代わり、ユーザーがプッシュ通知を完全オフにするという防衛手段のみを選ぶしかない状況をつくった。今日では、ユーザーが新たなアプリをインストールするとき、ユーザーの大方はプッシュ通知に「ノー」と言う。通知をコントロールするAppleの新たなツールでは、ユーザーはどのアプリの通知を受け取るか積極的に分類している。

実際、これはクック氏が「実行している」といったことでもある。「もしあなたたちがこのようにしていなければ、つまりiPhoneを持っていながらプッシュノーティフィケーションのモニターをしていなければということだが、モニターすることを私は強く勧める」とクック氏は聴衆に提案した。

「個人的な体験だが、私はノーティフィケーションに夢中になり、そしてその数にうんざりした」と語った。「それは、自分自身に『1日に何千ものノーティフィケーションを受け取る必要が本当にあるのだろうか』と問い正したからだ。それは、私の生活に価値を付加するものでもなければ、私をより良い人間にするものでもなかった。だから私は使用をやめることにした」。

そうなのだ、AppleのCEOすらもiPhoneアプリからのスパムやどうでもいいノーティフィケーションを経験している。もちろんコメントは、中毒的な性質をもついくつかのアプリ、特にソーシャルアプリで、その中でもFacebookへのベールに覆われた言及だと考えられる。最近Appleは、立て続けに起こっているデータプライバシー違反と絶え間ないスキャンダルのために人気がガタ落ちのFacebookに対し、事あるごとに矢を向けている。

しかしiPhoneの過去を振り返るとき、Facebookアプリとその多くのノーティフィケーションはもともと、Appleのモバイルデバイスにとって大きなセールスポイントだった、というのが真実だ。

App Storeが2008年に立ち上がったとき、Facebookは特集されたアプリの中でも映えあるトップの位置にあった。FacebookはiPhoneのユーティリティの最も重要な例だったため、ユーザーに大々的に案内された。そうしてスマホからすぐにアクセスできる人気のソーシャルネットワークができたわけだ。素晴らしい!

Facebook、そして他のアプリがのちにユーザーにどのような影響を与えるかを考えることなくビジネスのためにiOSのプッシュノーティフィケーションプラットフォームを展開したという事実は、全てがアプリデベロッパーの過ちというわけではない。ノーティフィケーションプラットフォームそのものが、心理的虐待のようなものへのドアを開けていた。それは単にユーザーが設定でき、そしてユーザーフレンドリーなコントロールがなかったからだ。

App Storeが展開されて10年がたち、Appleはようやく「ユーザーの注意に飛び込み自由」的なものについて修正し始めた。同社は2018年のWWDCで一連のデジタルウェルネスツールを発表した。そこにはスクリーンタイム(使用状況の追跡と使用制限のためのダッシュボード)、強化されたペアレントコントロール、そしてiOS設定をいじることなく通知を黙らせる方法が含まれた。

そしていまクック氏は、Appleは決していかなるデバイス中毒や注意散漫を起こしたくはなかったと私たちに信じ込ませたがっている。そもそも中毒や注意散漫を起こり得るものにしたプラットフォームそのものをつくり、それがデバイスの販売を促進したにもかかわらずだ。

クック氏はこうした新しいツールを使って自分のiPhoneを黙らせなければならなかったということだろうか。これは過失を認めているということではないだろうか。

「電話を手にとるたび、あなたが向き合っている人、もしくは話している人から目をそらすことになる。そうでしょう?」とクック氏は続けた。「そしてもしあなたが相手の目を見るよりも電話を多く見ているなら、それは間違ったことをしている」と彼は語った。「我々は人々が行なっていることについて教育を施したい。こうしたことは、我々が行っているすべてのことと同じように、時間をかける中で改善していく。他のエリアと同様、我々はこれについても革新を起こす」。

「しかし基本的に我々はユーザーに四六時中電話を使って欲しくない。これはこれまで決して我々の目標ではなかった」とクック氏は語った。

もちろん、それが目的だった10年前を除いてということになる。

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(翻訳:Mizoguchi)

アップルは世界規模で製品のリサイクルプログラムを拡大

Apple(アップル)は米国時間4月18日、リサイクルプログラムと、電子廃棄物への取り組みに対する投資を増強すると発表した。消費者向けのリサイクルプログラムを拡充し、新たに9000平方フィート(約836平方メートル)のMaterial Recovery Lab(材料回収研究施設)をテキサス州オースチンに建立して、将来のリサイクル技術を開発する。また、これまで取り組んできた古いApple製デバイスのリサイクル、整備済製品としての再生により、電子廃棄物を埋め立て処理しないという活動の成功にも触れている。

リサイクルプログラムの拡充としては、消費者が自分のiPhoneを送ることのできる場所の数を米国内で4倍にする。そうして集められたiPhoneは、Appleが昨年のアースデイの直前に導入した専用ロボット、Daisyによって分解される。

このロボットはAppleのエンジニアによって自社開発されたもので、さまざまに異なるモデルのiPhoneを1時間あたり200台のペースで分解できる。

Daisyは現在、米国のBest Buyストアや、オランダの小売店KPNに返却された使用済のiPhoneを分解してリサイクルするのに利用されている。ユーザーは、Apple Storeに持ち込むか、オンラインで申し込むApple Trade Inプログラムによって、iPhoneをリサイクルすることもできる。

Daisyが最初に導入された時点では、9種類のiPhoneモデルを分解することができた。今では15種類を処理できるようになっている。いずれにせよ、Appleはそこから部品を回収して再利用することができる。たとえば、回収されたiPhoneのバッテリーは、他のスクラップといっしょにAppleのサプライチェーンを逆にたどって返送され、初めてコバルトを回収できるようになった。

またAppleは、11種類の製品のメインロジックボードに、リサイクルされた錫(スズ)を100%使用している。さらに100%リサイクルされたアルミニウムから作られたアルミニウム合金を採用することで、新しいMacBook AirとMac miniの製造に関わる二酸化炭素排出量をほぼ半分に削減したと述べている。

Appleによれば、Daisyは年間120万台のデバイスを分解することができる。また、さまざまなプログラムを通して、Appleはこれまでに100万台近いデバイスを回収したという。

Appleは、2018年には780万台を超えるApple製品を改修して整備済製品として販売した。これによって、4万8000トン以上の電子廃棄物を埋め立てずに済んだという。

今年は、Apple Trade Inプログラムを利用して回収されたアルミニウムが、溶融されてMacBook Airのボディとして再利用される。

Appleはまた、リサイクルへの取り込みに関する別の重要な投資として、オースチンのMaterial Recovery Labの開設も発表した。そこでは、Appleのエンジニアが、学界の協力も得て、リサイクル業界としての課題への解決策を探ることになる。その施設は、通常は電子廃棄物の処理施設にあるような大型の機器を導入し(上の写真)、研究に役立てることにしている。

「先進的なリサイクルは、電子機器のサプライチェーンの重要な構成要素となるはずです。Appleはこの業界を前進させるための新しい道を切り開いています」と、Appleの環境、政策および社会的イニシアチブ担当副社長のLisa Jackson氏は、声明の中で述べている。「私たちは、長期間に渡ってお客様に信頼していただける製品を開発できるよう、熱心に取り組んでいます。そして、リサイクルすべき時になったら、皆様に私たちのプログラムの利便性とメリットをご理解いただき、使用済のデバイスの回収にご協力いただけることを願っています」。

このようなリサイクルに対する取り組みについての発表に加え、Appleは2019年版の「Environmental Responsibility Report(環境に対する責任報告書)」も公表した。そこには、気候変動に対するAppleの取り組み方が記されている。

こんどのアースデイ(4月22日)には、Appleは環境をテーマにしたセッションを各ストアで開催し、環境意識の高いアプリとゲームをApp Storeで特集することにしている。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

iOSのSiriショートカットとスクリーンタイムが今秋macOSに

アップル(Apple)は、iOSの機能をさらにたくさんmacOSに載せたがっていると9to5MacのGuilherme Ramboが書いている。それはまず、Siriの改良からだ。

Siriはかなり前からmacOSにあるが、でもそれは縮小バージョンみたいだ。もちろん天気予報やNBAの結果や翻訳はできる。Wi-Fiを切ったり、ハードディスク上のファイルを見たりもできる。

でもmacOSのSiriではサードパーティのアプリを動かせない。WhatsAppでメッセージを送れない。Square Cashで送金ができないし、Uberも呼べない。

9to5Macによると、でもそれはこの秋のmacOS 10.15で変わるそうだ。しかもSiriショートカットが加わるから、少なくとも理論的には、自分の音声ショートカットでサードパーティアプリのアクションを起動できるはずだ。

macOSの既存のアプリケーションをSiriのショートカットで呼び出すのは無理だ。それは、もうすぐやってくるMarzipanフレームワークを使ってiOSにポートされたのでないとだめだ。しかし、「ショートカット」アプリを使って自作のスクリプトをビジュアルなインタフェイスで作れるらしい。ショートカットアプリはいわば、iOS用のAutomatorだ。そのAutomatorの方は、macOS 10.15でどうなるのだろう。

macOSのアップデートはSiriだけではない。アプリを使った時間がわかるiOSのスクリーンタイム機能がmacOSでも使えるようになる。これまではiPhoneやiPadのようなiOSデバイスのみだったが、macOSが加われば、あなたのコンピューター生活の全貌がわかる。

そして、Apple IDをMacからもっと容易にコントロールできるようになる。Appleのウェブサイトへ行かなくても、家族との共有などを「システム環境設定」の新しいパネルで操作できるようになる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

次期iPhoneは超広角レンズ搭載か

9to5Macが入手したApple(アップル)アナリストMing-Chi Kuo(ミン・チー・クオ)氏の最新レポートに、次世代iPhoneカメラの詳細が書かれている。同レポートは、iPhone XS、XS Maxの後継機種では背面にカメラセンサーが3つ搭載される、というこれまでの噂を裏付けている。

メインカメラと2倍カメラのほかに、Appleは超広角1200万画素レンズを追加するかもしれない。多くのAndroid端末がすでに超広角レンズを搭載していることから、Appleが第3のレンズを加えてユーザーの自由度を高めることは理にかなっている。

クオ氏は、Appleはカメラ穴に特殊コーティングを施してレンズを隠すだろうと考えている。たしかに、3つのレンズに狙われると不審に感じる人がいても不思議はない。

OnLeaksおよびDigitが以下の画像(特殊コーティングはない)を数カ月前に公開していた。

iPhone XRの改訂ではカメラが1つから2つに増えるだろう。Appleは2倍レンズをつけると私は見ている。

端末の前面に関して、Appleは自撮りカメラの大改訂を計画しているという。4層のガラスからなる既存のカメラセンサーを、5層のガラスに置き換える可能性がある。

Appleは、カメラの解像度も700万画素から1200万画素に増やすかもしれない。3機種とも自撮りカメラは新しくなるはずだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アウディの自動運転車はアップルとニコンの出身者が作ったAevaのセンサーを採用

Audi(アウディ)の自動運転車部門は、ユニークなライダー(LIDAR)を開発しているスタートアップと手を組んだ。自律走行可能なSUVタイプの電気自動車、e-tronに搭載して、ミュンヘン市内でのテストを拡大する。

Audiの子会社となっているAID(Autonomous Intelligent Driving)は、Aevaによって開発されたライダーセンサーを採用したことを、水曜日に明らかにした。AevaはAppleとNikonの出身者によって、わずか2年前に設立されたスタートアップだ。

Aevaは、カリフォルニア州のマウンテンビューを拠点とする会社で、Soroush Salehian氏とMina Rezk氏によって設立された。同社が開発した「4Dライダー」は、距離はもちろん、かなり遠くのものまで瞬間速度も計測できる。また太陽光や他のセンサーによる干渉を受けないのも特長だ。「4D」というネーミングはともかくとして、この技術には説得力がある。

ライダー(「ライト」と「レーダー」を組み合わせた造語)は、光線によって距離を測定するレーダーの一種だ。勃興する自動運転車業界では(Teslaは例外だが)重要かつ不可欠なセンサーと考えられている。そして何年もの間、その市場はVelodyneの独壇場だった。

今日では、Velodyneよりも高解像度で精度も高く、そのうえ低コストのセンサーを提供するためのブレークスルーを実現したと主張する何十ものライダーのスタートアップが登場している。これはかなり大胆なチャレンジだ。特に大量生産を可能にするのは難しい。

伝統的なライダーセンサーは、可視光のスペクトルの外にある高出力の光パルスを送出し、そのパルスが戻ってくるのにかかる時間を計測することで、距離を特定することができる。パルスが戻ってくると、そのパルスを反射した物体の方向と距離が記録され、測定結果から3次元のマップが生成できる。

Aevaによれば、同社のセンサーは連続的な低出力レーザー光を放射する。それにより、フレーム内のポイントの瞬間速度を、最長で300メール先まで計測できるという。言い換えれば、Aevaのセンサーは、物体までの距離、方向、そしてその物体がセンサーに近づいたり遠ざかったりする速度までも測定できるのだ。

これは、歩行者、自転車、他の車など、さまざまな速度で移動する物体が存在する環境で運行される自律走行車にとって、有効な知覚機能となる。

Aevaは、Lux CapitalやCanaan Partnersといった投資家の支持を受けている。同社のセンサーは、他のセンサーや太陽光による干渉とは無縁である、という大きな特長も備えているとされる。

AevaのセンサーがAIDのCTO、Alexandre Haag氏を納得させたのは、このように長距離の測距、毎秒何センチという精度での瞬間速度の計測、そして干渉に強いという特長を兼ね備えていたからだ。

Aevaのセンサーは、Audiと、その親会社のVolkswagen(フォルクスワーゲン)による、過去18か月に渡る検証プロセスを通過した。今回の発表は、AevaがAudiの自動運転車事業における重要なハードルを乗り越えたことを確認するものだ。Aevaのセンサーは、すでにミュンヘン市内を走行中のAudi e-tronの開発用車両に搭載されている。Audiでは、都市部での移動サービス用として、自動運転車を今後数年以内に供給することを計画している。

もし干渉の影響を受ければ、3次元のマップ上に、ランダムな点が次々に出現してしまうことになる。ライダーが直接太陽の方に向けられた場合や、同じクルマに複数のセンサーが取り付けられているような場合、その可能性は否定できない。ライダーのメーカーは、いろいろな干渉パターンを防ぐために、さまざまな手法を考案してきた。また自動運転車のメーカーも、太陽や雪の影響による干渉の問題を把握していて、それによって発生する異常値を無視するようなアルゴリズムを開発している。

Salehian氏も、やはり干渉は重大な課題であると主張している。

規模に合わせて開発したり、大規模に利用される製品を設計するという課題について言えば、それは単にどれだけ容易に製造できるかという問題ではない、とSalehin氏は強調する。「そうしたものをずらっと並べて使うときでも、完全に協調して動作するようにしなければならないということです。そのような車を何十万台も作るとなれば、それは一大事なのです」。

画像クレジット:Aeva/スクリーンショット

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

アップルが「iPhoneを探す」と「友達を探す」の統合アプリを開発中

Apple(アップル)関連を扱うニュースサイトである9to5Macの最新の報道によると、Appleは「iPhoneを探す」と「友達を探す」をiOSとMacの両方で使える1つのアプリに統合する作業を進めている。加えてこの報道では、 BluetoothトラッカーのTileのような、追跡したいアイテムに取り付けるハードウェア製品をAppleは開発中だとしている。

この見解は新しいもので、統合されるアプリは、Appleデバイスやハンドバック、バックパックといった重要なアイテム、そして家族や親しい友人の居場所など、何でも追跡する手段となるかもしれない。そして、そうした情報の全てはしっかりとiCloudにシンクする、ということになりそうだ。

「B389」というコード名だと報じられている、一方の新しいハードウェアは、市販されているTileや他のBluetoothトラッカーにとっては脅威となるかもしれない。というのも、Appleは自前のクラウドソースされた追跡&発見ネットワークを開発するために、iPhoneや他のApple製品にかなり投資するかもしれないからだ。

新たなハードウェアタグはユーザーのiCloudアカウントとペアリングされ、ユーザーはiPhoneのようなデバイスがタグからあまりにも離れた時にノーティフィケーションを受け取ることができる。ユーザーはまた、どの範囲であれば大丈夫なのかを設定でき、タグの位置を友人や家族と共有するという選択もできるようだ。

Tileのように、タグが取り付けられたアイテムを紛失したとき、ユーザーは見つかった場合にアラートが届くようタグを紛失モードにすることができるようだ。アイテムの発見は、同じ追跡サービスを利用するオーナーのAppleデバイスを含むクラウドソースされたネットワークを活用して可能になるとみられる。

大規模なクラウドソースされたネットワークは今ではTileの主要なアドバンテージとなっている。

これまでに2400万個のTileが売れ、毎日400万個のアイテムにつながっていて、コミュニティ発見機能のおかげで発見率は90%だ。Appleからの競合プロダクトがTileのシェアを奪う一方で、Appleにとっては新たなデバイス売上、そしておそらくサブスクリクプションの売上のソースになる。

報道された2つの追跡アプリの統合は、Appleがアプリをどのように位置付けたいか考え直す中で生まれた。9to5Macの最近の別の報道では、iTunesを解体し、その代わりに新しい音楽、ポッドキャスト、TVアプリをMacユーザーが使えるようにするというAppleの計画を明らかにしている。Appleはこうした変更の一環としてBooksアプリもまた改造するだろう、とも報じている。

Appleについての情報で大きなリークがあることは記すに値する。そして9to5Macはこれの恩恵を受けている。アプリ統合、Tileのようなトラッカー、iTunes解体についてのニュースに加え、9to5MacはまたiOS 13の大規模なプレビューもリークした。iOS 13にはシステム全体にわたるダークモード、新ジェスチャ、ビジュアル変更が含まれるとされている。そしてちょうど昨日、9to5Macは、AppleがiPadをMacのセカンドディスプレイとして使えるようペアリング機能を開発中だと報じた。このセカンドディスプレイ機能は現在Luna DisplayDuet Displayといった企業が提供しているものだ。

統合される「〜を探す」アプリとハードウェアタグについて、タイムラインはまだわかっていない。

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(翻訳:Mizoguchi)

次期macOSではiPadをMacのサブディスプレイにできるかも

のGuilherme Rambo氏によれば、アップルはiPadをMacとペアリングし、iPadをMacのサブディスプレイにする機能を開発しているとみられる。この機能のコードネームは「Sidecar」で、今秋リリースのmacOS 10.15に搭載される可能性がある。

Luna DisplayDuet Displayを使ったことのある方には、このような設定はすでにおなじみだろう。他社製のハードウェアやソフトウェアのソリューションでiPadをMacの外部ディスプレイにすることができる。Macのディスプレイが拡張され、ウインドウをiPadへ移動するとiPadを外部ディスプレイのように使える。

アップルはこうした使い方をネイティブの機能にしたいようだ。そうなれば、これまで以上にMacBookのユーザーがiPadを買い、iPadのユーザーがMacBookを買うようになるだろう。

アップルはこの機能をできるだけシンプルにしたいと考えている。9to5macによれば、各ウインドウの左上に標準でついている最大化のボタン(緑色のボタン)からこの機能を利用できるようになりそうだという。このボタンにマウスのポインタを合わせ、ウインドウをiPadに送る。

デフォルトでは、アプリはiPad上で最大化されフルスクリーンウインドウとして表示される。複数のウインドウをiPadに送り、ディスプレイを分割して複数のmacOSアプリを表示できるようになるかもしれないが、これは定かではない。

グラフィックデザイナーはこの機能がとても気に入るだろう。Apple Pencilを使えるようになるからだ。たとえばPhotoshopのウインドウをiPadに送り、iPadをワコムのタブレットと同じように使えるかもしれない。

Sidecarは標準の外部ディスプレイとも互換性がある。これにより、1回クリックするだけでウインドウを別のディスプレイに送ることができるので、ウインドウの整理が簡単になる。

9to5macによれば、アップルはWindowsに似たウインドウのサイズ変更のショートカットも開発している模様である。たとえばウインドウを画面の端へドラッグすれば、画面の半分のサイズになるような操作だ。

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(翻訳:Kaori Koyama)

アップルとの訴訟和解でクアルコムの株価が23%急上昇

巨額のライセンス料金を不服としてApple(アップル)がQualcomm(クアルコム)を訴えたことに端を発する両社の訴訟の全面和解のニュースを受けて、Qualcommの株価は23%急上昇した。米国時間4月16日のQualcommの初値は57.46ドルだったのに対し、終値は70.45ドルに達した。

これだけ大幅な株価のアップは市場がこのニュースにいかに驚いたかを反映している。ことにAppleはIntel(インテル)チップの採用によりQualcommのテクノロジーを自社の製品から締め出す戦略を取っていただけに全面和解は意外と受け取られた。この2年間、Appleは「Qualcommの特許のライセンス料金は不当に高額」と主張、逆にQualcommはAppleが特許を侵害しているとして互いに相手を訴えていた。

和解の財務的、法律的詳細は不明だが、Appleと Qualcommは「6年間にわたるライセンス契約を結んだ」と声明を発表した。これでQualcommの知財問題に関する強硬な戦略がトップ顧客との関係を悪化させているという懸念が解消された。Qualcommに対する投資家は、Appleが「訴訟が決着するまでライセンス料金の支払いを保留する」ようQualcommの顧客に対して呼びかけていたことに不安を抱いていた。

一方、IntelとAppleの株価はほとんど影響を受けなかった。

画像:Ethan Miller / Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

アップルがクアルコムと和解、6年間のライセンス契約で合意

長年続いてきたApple(アップル)対Qualcomm(クアルコム)の法廷闘争が 終結した。

2017年にAppleが「Qualcommが要求する特許のライセンス料金は高すぎる」と主張したことで、互いに相手を訴える巨額の訴訟が起きていた。AppleがチップにIntel製の採用動く一方、Qualcommはいくつかの国で特許権侵害訴訟に勝ち、それらの地域へのiPhoneの輸入を阻止した。

こうした中、両社はさきほど和解に達したことを発表した。これによれば、両社は世界各地で互いに対する訴訟をすべて取り下げることで合意した。

和解内容の詳細は明らかにされていないが、公表された主なポイントは次のとおりだ。

  • AppleはQualcommに特許料金の支払いを行う(金額は不明)。
  • 両社は6年間に及ぶ特許利用契約(最長2年間の延長オプションを含む)と同時に「複数年にわたるチップ供給」の契約を結ぶ。

これによりQualcommの株価は急上昇中だ。

画像:Bryce Durbin / TechCrunch

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

iPhoneでもダークモードをサポートするiOS 13

Guilherme Rambo氏が書いた9to5macの記事によると、iPhoneやiPad用iOSの次期メジャーバージョンには、システムレベルのダークモード、新しいジェスチャー、音量のポップアップ表示の変更など、多くの新機能の搭載が予定されている。

ダークモードは、macOS Mojaveのダークモードとほとんど同じように動くはずだ。つまり「設定」で、システムレベルのオプションとして選択できる。ダークモードをサポートするアプリは、それ以降に起動すれば、自動的にモードが切り替わる。あとは、サードパーティのデベロッパーが、ダークモードをサポートすることを願うだけだ。もし、Facebook、Instagram、Gmail、あるいはAmazonといったアプリが、目に痛い白い背景に固執するなら、この新機能も無駄になってしまう。

他にも大きな変化がある。iPadでは、1つのアプリで複数のウィンドウを開けるようになるのだ。すでにSafariでは、2つのタブを横に並べて開くことができる。しかしAppleは、このような機能をSafari以外でも使えるようにしようということらしい。カードのメタファーを使うのだ。つまり、個々のウィンドウが1枚のカードによって表現される。ユーザーは、それを動かしたり、重ねたり、あるいは閉じたりすることができる。

その他のiOS 13の新機能は、どちらかというとマイナーなもので、ユーザーのフラストレーションの軽減を狙ったもののように見える。たとえば新しいジェスチャーが追加され、デバイスを振らなくても操作を元に戻すことができるようになりそうだ。その代わり、仮想キーボードを3本指でスワイプすることで、文字入力を取り消したり、やり直したりできる。

さらにAppleは、テーブルビューやグリッドビューで、複数の項目を同時に選択する新たな方法にも取り組んでいるようだ。つまり、長方形を描くようにドラッグして囲むことで、複数のアイテムをまとめて選択できるようになる。ここでもAppleは、macOSの伝統的な操作を、iOS上で再現しようとしているようだ。

また、メールやリマインダーといった純正アプリもアップデートされることになる。メールでは、受信した電子メールを、マーケティングや旅行など、カテゴリーごとに自動的に分類してくれるようになる。Gmailと似たような感じだろう。

そして、あの目障りな音量のポップアップ表示は廃止されることになりそうだ。Appleは、飛び出して画面を隠してしまう表示を、もっと控えめな音量インジケータに置き換えることになるだろう。

全体を見渡してみると、最もワクワクさせる新機能は、1つのアプリが複数のウィンドウを開けるようになる、というものではないだろうか。Appleが、その機能をどのように実装しようとしているのか、そしてユーザーは、それによってどんなことが可能になるのか、とても楽しみだ。iOSにとって伝統的な「1つのアプリに1つのドキュメント」というメタファーから抜け出すなら、いろいろ多彩なワークフローの可能性を拡げることになるだろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

アプリの定期購読申し込みをしつこく確認するアップルのiOS

Apple(アップル)は、操作に1ステップを追加して、ユーザーが誤ってiOSアプリのサブスクリプションにサインアップすることを防ぐようにした。これは、ルールに反して定期購読に誘い込む詐欺まがいのアプリへの対策になる。そのために導入したのは、サブスクリプションを確認するダイアログボックスだ。定期購読を申し込む意思があることを確かめるため、操作の最終ステップに表示される。

このiOSの変更は、最初にアプリ開発者David Barnard氏によって発見され、ツイートされた。そしてAppleのニュースサイト、9to5Macによってもレポートされた。

このような新しい確認ダイアログは歓迎すべきもの。自分の意思に反して定期購読を申し込んでしまうユーザーが増えているからだ。特にTouch ID付きのiPhoneが危ない。ホーム画面に戻ろうとしてホームボタンを押すと、Touch IDによる定期購読の確認とみなされてしまうことがある。Touch IDによって定期購読の承認とみなすよう、アプリが作られているのだ。

今回のアップデートの前にも、詐欺まがいの定期購読の問題に対処するため、ここ数ヶ月にわたってAppleはさまざまな対策を施してきた。

特にユーティリティ系のアプリを中心として、かなりの数のデベロッパーが、卑劣なトリックを使って定期購読のユーザーを増やし、年間数千ドル(約数十万円)、場合によっては数百万ドル(約億円)ものお金を荒稼ぎしていた。中には、意図的にユーザーを混乱させるようなデザインを採用したり、わずか数日しかない「無料のお試し」期間で釣ったり、その他誤解を与えるような策略によって、ユーザーを定期購読に引き込むアプリもあった。

こうして多くの消費者がカモにされ、購読料金を払わされることになった。それは怒りに満ちたApp Storeのレビューを大量に生みだした。このような詐欺行為の横行は、定期購読という仕組みそのものに広範囲の悪影響を与えることにもなりかねなかった。Appleが手をこまねいて野放しにしておけば、消費者はどんなアプリの定期購読を申し込むのも警戒するようになっていただろう。

もうしそうなってしまったら大問題だ。今や、定期購読はApp Storeにとって大きなビジネスに成長しているからだ。実際、ある予測によれば、2022年までに757億ドル(8兆3000億円)の市場規模まで成長するものと見込まれている。

そこでAppleは、行儀の悪いアプリの取り締まりに乗り出しつつ、iOSのユーザーが自ら定期購読を管理しやすくなるように対策してきた。

この1月には、デベロッパー向けの新たなガイドラインを提示し、許可されることと許可されないことを明確に定義した。さらに2月には、iOSをアップデートして、ユーザーが定期購読の設定に到達するまでのステップを少なくした。もちろん、素早く簡単にキャンセルできるようにするためだ。

新しいダイアログボックスは、以下のようなメッセージを表示して、有料の定期購読を申し込もうとしていることをユーザーが理解しているかどうか確認する。

「定期購読の確認:少なくとも購読期間が終了する1日前までに、設定によってキャンセルしない限り、定期購読は継続します。」

Appleは、この変更を公式には発表していないが、報告によれば、先週あたりから有効になっているようだ。

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Fumihiko Shibata)