Amazonが実店舗を開店へ、Facebookが匿名アプリの開発に乗り出す – 米国発Web業界ニュース10月中旬号

米国発最新ウェブマーケティング業界のニュース、今回は今後の日本のウェブ業界を占う上では気になるニュースが色々ありました。 — SEO Japan

Amazon gets physical今週のウェブマーケニュースでは、・Amazonが実店舗を展開 ・ニューヨーク市、新手の広告を即刻で撤去 ・Comcastのおかげで仕事を解雇された人 ・アメリカ人が音楽を聞く習慣 ・Facebook、ジオフェンス広告、匿名アプリ、健康分野に参入 ・解雇されたRedditの職員の批判にCEOが物申す ・「コンテンツショック」への対応 ・検索 & ソーシャルのアイスクリームの原則 ・未来のマーケティングスキル ・グローバルデジタルスタッツ等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

  • デジタルがアスファルトに出会う: マンハッタンにAmazonが実際の店舗をオープンする(WSJ)
  • コラボレーションビジネスが成長を続けているが、Uberのタクシードライバーがハンマーで客を攻撃するような事件が起きたら、誰が最終的に責任を負うのだろうか?(Forbes)
  • CIOはデジタルの局面でリーダーシップを発揮しているのだろうか?Gartnerが実施した調査によると、CIOの47%はそう考えているようだ。しかし、この考え方に同意するCEOは15%に過ぎない(WSJ CIO Journal)
  • 野外の広告会社、Titanが多数の広告用無線トランスミッターをニューヨーク市の公衆電話に設置し、メッセージや広告の送信、そして、消費者の居所の追跡を行った。しかし、このニュースが報じられるや否や、ニューヨーク市から撤去の命令を受けてしまった(BuzzFeed)
  • 関連する記事: アダルト向けウェブサイトのPornHubは、自信をもって、タイムズスクエアにビルボード広告を出した。建てたその日に撤去された(PornHub – 仕事中ならリンクをクリックするべきではない)
Not a family-friendly message in Times Square
  • クッキーは時代遅れになりつつある – Facebook、Apple、そして、Googleがユーザーを追跡する方法を知りたいなら、この記事を読もう(VentureBeat)
  • 消費者からの信頼が薄いComcastは、ひどいカスタマーサービスを提供し、その結果、ある顧客は仕事を解雇させられ、評判をさらに落とした(DM News & The Consumerist)
  • アメリカ人の多くは、どこで音楽を聞いているのだろうか?大半は、車の中で音楽を聞いているようだ(Nielsen)
    • 関連する記事: Podcastsが復活を遂げた(そもそも、ずっと健在であった気がするが)。そして、収益にプラスに働くことも分かった(Washington Post)
    Time spent with music - Nielsen study

    プラットフォーム

    Facebook

    Twitter

    • Twitterは、データセキュリティの要請に関する司法省のかん口令に納得がいかず、米国政府を訴えている(Wired)

    計測/基準/ビッグデータ

    • 目標とROIを特定する際の重要な情報の供給源を学んでおこう(LinkedIn)
    • ビッグデータはビッグだ。しかし、実際にどれぐらい大きいのだろうか?毎日、2.5エクサバイトのデータが生成されている。それでは、マーケッターはどのように対応すればいいのだろうか?マーケッター向けの4つのビッグデータの応用方法を紹介する – ゴールはまだまだ遠い…:
    • 予測と計画の改善
    • より細かいオーディエンスのターゲティング
    • リアルタイムでのキャンペーンの最適化
    • マルチタッチアトリビューションへの移行

    法律/人事

    • アドバイス: (現在、および、過去の)雇用者を雇用者のプラットフォームで批判するのはやめておこう

    コンテンツ

    重要な記事、動画 & オーディオ




    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital October 10th 2014」を翻訳した内容です。

    元記事をまだ読んでいませんがAmazon店舗の全貌と目的が気になるところですね。リアル店舗で得られるユーザー行動データをオンライン店舗に活用するなんてアプローチもあるのかも?後、アダルト広告の件は、、、これ、こういうバズ狙いなのかも?しかし、このコピーには、、、閉口。 — SEO Japan

    Facebookのつながりから安否確認ができるようになる、開発のキッカケは東日本大震災

    Facebookで友達のつながりから安否確認ができるようになる。この機能は「災害時情報センター」という名称で、東日本大震災で多くの人がFacebookで安否確認していたことをキッカケに開発されたものだ。日本を含むグローバルで利用可能となる。

    災害時情報センターでは、自然災害の影響を受けた地域にいることが考えられるユーザーに対して、Facebookが安否確認を通知。無事な場合は、「自分の無事を報告」というボタンをタップすれば、通知やニュースフィードを通じてFacebook上の友達に無事が報告される。影響を受けた地域にいない場合は、「影響を受けた地域にはいません」ボタンをタップすれば、無事が報告される。

    「自然災害の影響を受けた地域」はどう割り出しているのかというと、ユーザーがFacebookのプロフィールの所在地に登録している都市や、インターネットを利用している都市から判定しているそうだ。安否状況やコメントはFacebook上の友達にのみ共有され、世界のどこからでもブラウザー、iOSアプリ、Androidアプリからアクセスできる。

    Facebookは2012年2月、大規模災害の発生時に友達の安否を確認できる「災害用伝言板」を日本で公開。災害用伝言板は、Facebookトップページ最上部がリンクが表示され、ユーザーはそこで無事を報告するボタンをクリックすると、自分のタイムラインや友達のニュースフィードに無事を伝えられるというもの。

    日本のみでテスト公開した災害用伝言板が、その後も改良を続け、グローバル向けの災害時情報センターとして生まれ変わったかたちだ。災害時情報センターは10月16日に東京・六本木で行われた、Facebookのパートナー向けイベントで明かされた。Facebookがグローバル機能を米国外の都市で発表するのは今回が初となる。

    このタイミングで来日したFacebook創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグは、副社長のハビエル・オリバンとの対談の中で、新機能にかける思いをこう語っている。

    「東日本大震災では多くの人がFacebookで安否を確認していた。サンフランシスコで地震があった時もそう。大切な人の安否を知りたいのは人間の心理。それを実現するのはソーシャルサービスの義務だ。災害は世界中で相次いでいるが、Facebookで大切な人の安否を確認してもらえれば。」


    「モバイルで出遅れた」サプライズ来日のザッカーバーグが過去の過ちを認める

    Facebookは10月16日、パートナー企業向けのイベントを東京・六本木で開催した。イベントでは、6年ぶりの来日となる創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグがサプライズゲストとして登場。対談相手となった副社長のハビエル・オリバンに「Facebookは過去にいろんな過ちを犯してきたが、どれが一番悔やまれる?」と水を向けられたザッカーバーグは、「そうですね」と苦笑いしてしばしの沈黙の後、こう語った。

    「モバイル移行が遅すぎたことかな。それは日本で実感した。多くの日本人はFacebookをモバイル経由で使っている。それを考えると、モバイルへの移行が遅れたことを実感する。会社というのは、よく使われているプラットフォームに依存してしまい、新しいことに挑戦しない罠にハマりがち。過ちに気づいたのは2011年から2012年。新しいことに目を向けようと、モバイルに注力することになった。」

    実際、FacebookはHTML5を活かしたWebブラウザベースのUIから、モバイル向けのネイティブアプリに移行し、その後もニュース・タイムライン閲覧アプリの「Paper」をリリースしたり、メッセンジャーアプリをFacebook本体から切り出した別アプリとするなど、モバイルへの取り組みを続けている。


    IT株、不確実な世界経済の渦中で急落

    金曜日(米国時間10/10)にIT株が揃って急落し、週末の業界に厳粛なムードが漂った。

    大虐殺は広範囲に渡り、巨人が次々とつまづいた ― Microsoft -3.97%、Google 2.92%、Facebook -3.95%、LinkedIn -3.84%、Yahoo -3.65%、そしてAlibaba -3.28%。新参者たちも暴挙に仲間入りした ― MobileIron -6.92%、ZenDesk -8.06%、GoPro -4.63%、Twitter -8.84%、Arista Networksが -8.96%だった(データ:Google Finance)。

    もしあなたが金曜の朝にIT株を持っていてその日売らなければ、一日の終りにはかなり貧乏になっていただろう。BusinessInsiderが今日報じたところによると、NASDAQは先週4%以上値を下げた。急激な収縮だ。

    金曜日の急落の広さと深さを踏まえると、現状を考えてみる価値がありそうだ。もしこの傾向が続けば、IPOの機会は少なくとも部分的には狭まり、企業価値が下がり勢いが衰えれば、既存企業は高額買収への興味を失う。この種の下落は民間投資の資本構造を揺さぶり、業界全体の低迷を引き起こす。

    もうお気づきだだろうが、金曜日の大虐殺という状況によって、事実はいっそう際立った。

    最近の経済予測の下方修正を受け、FRBのタカ派が中期潜在予測を引き下げる可能性がある。そうなればベンチャーキャピタリストやスタートアップの資金調達は楽になる。しかしもしFRBが、国内外の経済が弱いという理由で思いとどまっているだけなら、どれほど見通しが明るいのだろうか。

    そうでもない。

    ここ数週間空や天井が落ちてくると宣言することがファッションになっている。短期的に見てまだそれは真実ではない。しかし、上記の損を取り返せなければ、さらにはもし悪化するようなら、大いに予想されていた修正の前半部分を見ることになる。もしあなたが資金調達中のスタートアップなら、私は仲良くしたい。もし資金を使い始めようとしているなら、考え直した方がいいかもしれない。

    2013年、売上1400万ドルで、2900万ドルの損失を出したある会社の評価額は7億ドル(*1)だった。あの市場が今もあるのかどうか私にはわからない。

    (注 1:ここから導かれるGAAP営業利益率はなんと-207%)

    IMAGE BY Flickr USER Antonio Morales García UNDER CC BY-SA 2.0 LICENSE

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Facebookの匿名アプリは、荒らしやスパマーを撲滅できるか

    モグラたたき。匿名コミュニティーにおける、荒らし、いじめ、スパマーとの戦いは、往々にしてそうなる。削除してもすぐに新しいアカウントを作る。その人が誰であるかをFacebookが知っているという事実が ,来たるべき匿名アプリの鍵である理由はそこにある。

    他のユーザーに対しては匿名でいられるが、背後にあるFacebookアカウントがならず者を追跡し排除できる。Facebookは、その反対命題の力を得て、匿名性のもつ潜在力を活用することで、人々が心を開き弱さを見せられる場を作ろうとしている。

    そもそもFacebookの価値は、あなたが誰であるかを知っていることにあった。MySpaceの長年にわたる疑似匿名性は、オープン性を育くむと共に、誰が何を言っているのかわからないという決定的な不信感を生み出した。実名の使用を要求し、大学のメールアドレスによってそれを認証したFacebookのやり方は、真正アイデンティティー時代の先がけとなった。

    これによって、礼儀にかなった議論ができるようになった。人々はそのコメントや振舞いに責任を持つことができる。人は自分の評判がかかっていると、いじめ、荒らし、スパム、性差別、人種差別、同性愛嫌悪、脅迫、等々の破壊的行動に出ることは少ない。その結果、たとえ二極化するような話題でさえ理性的議論可能になる。

    やがてFacebookは、埋め込み可能かコメントウィジェットを作り、他のブログやウェブサイトにも、個人認証付きコメント欄を導入した。これは効果を発揮した。TechCrunchでも、Facebookのコメントシステムに切り替えたところ、明らかにゴミが減った。

    しかし真正の認証は、礼儀にかなっていても議論を呼ぶような、不人気で自分の名前とはひも付けさたくない意見を抑制する。あるいは、医療、性的、人間関係、宗教などの繊細あるいはごく個人的な話題にも参加しにくい。残念なことに、それこそが、荒らしやヘイトスピーチに影響されやすいタイプの議論なのだ。

    つまり匿名性は、脆弱な発言を可能にすると共に議論の崩壊を呼び、一方本物の認証は、セーフガードになると共に心を開いた議論を妨げる。、

    Facebookの匿名アプリは、両者のいいとこ取りができる可能性を持っている。New York TimesのMike Isaacは先週、Facebookがハンドル名による議論が可能なアプリを近々公開するらしいと報じた。Facebookで開発チームを率いるプロダクトマネージャー、Josh Millerも、同社がその種のアプリを開発中であることを認め、しかもそれが単なる匿名アプリにはとどまらないと話した。

    これは初の試みではないが、恐らく装備は最強だ。例えば、匿名アプリのSecretは、ユーザーを電話番号で認証する。このため、追放されたユーザーは単にアプリを削除、再インストールして新しいアカウントを作るということができない。これは、電話番号をもう一つ取らなければ、という意味であり,金銭的動機付けのあるベテランの荒らしやスパマーにとっては難しいことではない。

    ここでFacebookの持つ可能性は膨大だ。なぜなら、誰かが本物であるかをチェックするための、極めて偽装が困難な方法を持っているからだ。それは友達の人数。

    Facebookは、長年にわたり、偽プロフィールと偽友達リクエストの排除に努めてきた。その結果、偽アカウントが本物のユーザーである友達を一定人数集めることは、かなり難しくなった。しかも時間がかかる。この手間と時間は悪行を抑止する。

    私が想像するFacebookの礼儀正しい匿名議論アプリはこんな感じだ。

    ユーザーは既存のFacebookアカウントと、おそらく電話番号を使ってサインアップする。Facebookはそのプロフィールが、一定の正当性、例えば友達15人以上、Facebook登録後数ヵ月以上等の条件を満たしているかどうかをチェックする。アプリの中では、ユーザーは他人に対して完全に匿名あるいはハンドル名で扱われる。Facebookだけが、背後に誰がいるかの秘密を知っている。

    もしユーザーが、他のユーザーから迷惑であると通報されると、Facebookはアカウントを停止することができる。そして、再度サインアップするためには別の正当なアカウントが必要になり、それは一夜にして作れるものではない。よって悪党共は締め出される。

    もうモグラたたきは起きない。

    これは、紙の上ではすばらしいが、一つ大きな問題がある。ユーザーがFacebookを信頼しなければならないことだ。プライバシー設定の度重なる変更、Beacon、危険なデフォルト設定、さらにはFacebookの、ユーザーの保護よりも「世界をもっとオープンでつながったものにする」という認識に対する疑念。

    そのすべてがここへ来てFacebookにはね返ってくる。自分の匿名の議論をFacebookアカウントにひも付けすることに、人々は懸念を感じるかもしれない。たとえ誰にも素性はわからないと約束されていても。

    この不信感は、Facebookがその匿名アプリで何をする場合にでも、成長の大きな妨げになる。f8カンファレンスで発表した、Secret同様電話番号のみを使用する新匿名ログイン機能を使うかどうかは不明だが、議論を呼ぶ話題や秘密の内容を、Facebook支配下のサービスで話すことに、ユーザーはやはりまだ抵抗を感じるだろう。

    Facebookの挑戦は、人々が懐疑心を捨てサインアップする気になるだけの価値を持つアプリを作ることにある。もしできれば、共感を生み理解を共有できる親密な議論の場が作られる。もしできなければ、ことプライバシーに関して、因果は必ず巡ってくることの決定的証拠が得られるだろう。

    [Image via PSU]

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    英国キッズのタブレット保有率は34%。ニッチ・ソーシャルネットワークも人気上昇中

    昨年10月に、Ofcom(英国情報通信庁)が子供たちの間でのタブレット利用率が上がっているというレポートをリリースした。この度、新たに2014年版年次レポートがリリースされたが、どうやらタブレット利用が広がっていくトレンドは継続中であるようだ。今やイギリスの若年層におけるタブレット保有率は3人に1人というレベルに達しているらしい。

    たとえば、5歳から15歳の層におけるタブレット保有率は34%となっているのだそうだ(これは両親保有および学校のものを除いた数字だ)。この数値は2013年版では19%となっていた。

    さらに低い年齢層でもタブレット保有率は増加傾向にある。3歳から4歳の子供についても、10人に1人(11%)がタブレットを保有しているといの結果が出ているそうだ。これも昨年のレポートではわずか3%となっていた。

    また、5歳から15歳の層がネットワークに接続する際に利用するデバイスとしても、タブレットの率が上昇している。すなわち2013年には23%だったものが、今回の調査では42%となっているのだ。

    こうした傾向により、ノートPCやデスクトップ機が退潮を示しつつあるという見解も示されている。インターネット接続にあたって、PCないしノートPCを利用している子供の割合は、2005年の調査開始以来初めて低下することとなったそうなのだ。昨年比で3%低下して88%となっているようだ。

    一方で、子供たちのスマートフォン保有率については横ばいという状況にある。8歳から11歳については20%、12歳から15歳については65%がスマートフォンを保有しているとなっている。

    調査を見る限り、どうやら子供部屋におかれたテレビはタブレットへと姿を変えつつあるようだ。テレビの保有率は2009年の66%から2014年の46%へと3分の1ほども減らしている。但し、タブレットを使ってのテレビ視聴の習慣は増えている。こちらの方は2013年の15%から2014年の20%へと、逆に3分の1ほどを増やしている。

    もちろんゲーム機としてのタブレット利用も増えつつある様子。昨年の23%から2014年には30%となっている。ゲーム専用機は昨年の81%から2014年の77%へと減少している。

    多様化しつつあるらしいソーシャルメディア

    また、イギリス若年層が利用するソーシャルメディアについての分析もなされている。どうやらマイナーなサービスにも利用者の目が向いているのではないかという結果が出ているのだ。

    Ofcomの調査を見れば、イギリス国内の子供たちの間でも一番人気はFacebookだ。調査対象となった12歳から15歳の子供たちのうち、96%はFacebookに登録しているのだとのこと。これは2011年以来ほぼ変わらない数値となっている。

    しかし「メインで利用しているソーシャルネットワーク」にFacebookを上げる割合は減っているのだ。この割合は2013年に87%だったものが、2014年には75%となっている。

    その一方で、ソーシャルネットワークのバリエーションが増えてきているようなのだ。たとえば「メイン」にInstagramを上げる子供もいれば、SnapChatやWhatsAppを上げる子供たちの割合はいずれも増えている。もちろん、割合的にはまだまだFacebookの天下であるともいえる。しかしFacebook以外のソーシャルネットワークに注目する若年者が増えているという傾向は見える。「親がいないところ」を探してニッチなサービスを利用しようとする若年層もいることを示しているのだろう。

    ちなみに現在のイギリスにおいては、「ニッチ」の中でInstagramが人気を集めているようだ。調査対象の36%が「使っている」と回答し、また9%がInstagramをメインに使っていると回答している。

    次点はSnapchatで26%が使っていると述べ、20%はWhatsAppを利用していると回答している。InstagramおよびWhatsAppはFacebookのサービスとなってはいるが、しかしSnapChatの方は独立したサービスで、さまざまな買収提案を蹴り続けている。

    ところで人気が低下しているサービスはとみれば、イギリスの若年層の間ではTwitterの人気が低下中であるようだ。3年連続で利用率が増えていて昨年は37%を記録していたが、今年は28%となってしまった。ちなみにGoogleのYouTubeの利用率も若干の低下を示しており、26%から22%となっている。

    尚、レポートからは若年層グループにおける人気のうつろいやすさをはかり知ることもできる。たとえばソーシャルネットワークのBeboは2009年にはほぼ半分(49%)の利用率を示していたのに、2014年にはわずか3%となってもいるのだ。

    原文へ

    (翻訳:Maeda, H


    Facebook、あなたのベストショットを拡大表示

    写真の価値は平等ではない。あなたがスカイダイビングしているあのカッコいい写真は、あなたのランチ写真よりずっと面白い。そこでFacebookは今日(米国時間10/9)、iOSおよびAndroidアプリのプロフィール画面をアップデートして、「いいね!」のたくさん付いた写真を大きく表示するようにした。また、「アップロード」タブが新たに導入され、投稿した写真を一箇所で見られるようになったので、友達はあちこちのアルバムを探し回らなくて済む。そして、アルバムを見る時には、小さなサムネイルとアルバム名のリストの代わりに、大きなカバー写真が表示される。

    最近はSnapchat等のメッセージングアプリで日々シェアされる写真が増えてきてはいるものの、大量に永久保存された友達の写真を見る場所としては、依然としてFacebookがトップだ。そしてテストの結果、この新しいデザインにすることによって、ユーザーは今まで以上に多くの写真を見たり「いいね!」したりするようになる、とFacebookは言っている。

    新機能は、今から数時間のうちにiOSおよびAndroidの全ユーザーで有効になり、アプリのアップデートは必要ない。今のところウェブ版にこれが導入される予定はないが、ニュースフィードに複数の写真をアップロードしたとき、動的に一部の写真を大きく表示することはすでに行っている。

    今を去る2012年、Facebookはお気に入りの写真にスターを付けて拡大表示させるしくみをテストした。しかし、機能に気付かなかったのか、時間をかけて自分のベストセレクションを手動で選ぼうと思わなかったのか、利用するユーザーは殆どいなかった。

    今回Facebookは、どの写真に「いいね!」がたくさんついたかに基づき、モバイルアプリで自動的にこれをやっている。人気があると認められた写真は6倍に拡大される。ハイライトされた写真を小さく戻す方法はないので、あなたは恥かしい写真に大量の「いいね!」がつかないことを願うしかない。

    ここ数年で写真共有は二分化された。FacebookのプロフィールページやInstagramで、手入れされた永久保存の写真がシェアされる時代がしばらく続いた後、Snapchatは、カジュアルなその場限りの写真をシェアしてはすぐに消えることを望むユーザーがたくさんいることに気付いた。

    Facebookの短命写真共有の2度にわたる試み、PokeとSlingshotは未だ支持を得られていない。しかし、今日のような改善を続けていけば、何年分もの永久保存写真を互いに見せ合いたいと思う人たちがまだまだ多くいるだろう。大好きな人を探し出す方法が他にあるだろうか。

    [原文へ]

    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    「いいね!」ちゃうで「ええやん!」やで、Facebookの関西弁設定が来たで、コレ

    著名人の誰それとコラボとかキャンペーンだとか、特別機能公開!といった企業PR系の「新施策」に関するお知らせメールは0.5秒でゴミ箱に捨てるぼくなのだけど、ゴメン、これだけは取り上げたい。生まれも育ちも大阪のぼくとしては、Facebookのこの新機能に反応せざるを得ない。

    今朝、Facebookにアクセスしたら、いきなり、こう言われた。「日本語(関西弁)の準備ができたで。言語設定を変えてみてや」と画面のトップで言ってくるので、思わず「よっしゃ」ボタンを押したわけである。

    その結果が以下のような画面だ。

    「いいね!」が「ええやん!」になり、「コメントする」が「つっこむ」、そしてシェアが「わけわけ」になり、検索ボックスには「友達、スポット等を検索せえへん?」と表示されている。河内弁(ダウンタウンの言葉)ネイティブのぼくには、「わけわけ」というのが関西弁というよりも、担当者がひねり出した苦肉の策にしか思えないが、全体的にめっちゃ関西弁になってて、ええ感じちゃうかなと思う。

    これはFacebookが今日公開したブラウザ版の新言語設定だ。ブラウザ経由のアクセスであれば、モバイルでも表示される。Facebookは、ここのところ「日本向け」の新機能を連発している。9月29日には投稿のコメント欄でスタンプが利用可能になっているし、10月2日にはプロフィール写真付きマイQRコードをスマートフォン向けに提供開始したりしている。

    ちなみに、Facebookは、これまでもにもいろんな国や地域の言語以外に、「English (Upside Down)」(英語、逆さま)や「English (Pirate)」(海賊バージョン)と言ったジョークのような設定を公開している。関西弁をジョークと捉えるかは受け取り手の考え方次第だが、Facebook PRチームの日高久美子氏は「今後は言語の1つとして提供させていただきます!」と話しているので、関西弁は独立した言語として今後も英語や日本語と並んで継続的に提供されるようだ。

    メッセンジャーを独立アプリとする施策にしろ、Snapchat対抗のSlingshotで迷走感のある施策をするにしろ、本国米国やグローバル市場ではメッセンジャー戦争が過熱する中でFacebookは若者へのアピールを続けている。「日本向け施策」を次々と打ち出すのも、LINEが強すぎる日本市場でプレゼンスを上げる施策の1つという冷めた見方もありそうだ。


    Facebook、モバイルアプリ用「いいね!ボタン」を正式公開

    ウェブの大部分がモバイルネイティブアプリへと移行するにつれ、Facebookはその中のコンテンツを自らの塀の内側へと囲い込む方法が必要だった。そして4月のf8会議でのプレビューに続き、Facebookは今日(米国時間10/2)正式にモバイル「いいね!」ボタンを公開し、iOSとAndroidの全デベロッパーに対して、彼らのユーザーがアプリ内から簡単に、コンテンツをニュースフィードでシェアする方法を提供した。

    モバイルいいね!ボタンは、Facebookページやアプリのオープングラフオブジェクトを「いいね!」したり、コンテンツあるいはゲームであるレベルをクリアした時等の達成記録をシェアするために使用できる。Facebookによると、「いいね!」および「シェア」ボタンは毎日1000万箇所のウェブサイトで見られているが、ネイティブアプリで利用するために必要なパワーとデザインには、モバイルウェブ技術が追いついていなかった。これでFacebookは、サードパーティーデベロッパーのモバイル体験に足を踏み入れ、ストーリーを持ち帰ることによって、フィードへの興味を高め、ユーザーの目を自らの広告に向けられるようになる。

    モバイルいいね!ボタンのiOSおよびAndroidアプリでの見え方はこんな感じだ:

    ボタンをタップすると、現在のアプリからFacebookアプリへ高速アプリ切替えが行われ、確認ダイアログが表示される。ユーザーが「いいね!」を承認または拒否すると、すぐ元のアプリに戻る。

    ゲームで使われている例をいくつか下に示す。最初のゲームは、ゲーム内コンテンツの一つを「いいね!」する場面で、2番目はアプリ内でデベロッパーページを「いいね!」する画面、そして3番目はゲーム内でオープングラフオブジェクトに「いいね!」をつける様子だ。

    Facebookのウェブいいね!ボタンは、インターネット全体からコンテンツを吸い上げてくるだけでなく、Facebookを至る所に現れるユビキタスブランドに変えた。Facebookに登録していない人は、どのニュースページやブランドのウェブサイトに行っても、あのボタンが散乱しているので、常にこのソーシャルネットワークの世界的存在感を見せつけられる。Facebookがそれらのボタンの存在感とフィードへのコンテンツ吸い上げと引き換えに、デベロッパーやサイト運営者に参照トラフィックを送り込むという、価値交換システムが作られることによって、世界中のウェブページは、Facebookロゴで自分を埋めつくすインセンティブを与えられてきた。

    そして今、Facebookはモバイルも同じように植民地化しようとしている。

    [原文へ]

    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Facebook、LGBTコミュニティーに謝罪。実名ポリシーの変更を約束

    数週間に渡るFacebookの実名ポリシーに対する反発、具体的には、”drag name”を使ったためにFacebookページを停止されたLGBTコミュニティーによる行動を受け、Facebookはコミュニティーメンバーらと会い、同社が与えたであろう苦痛について謝罪した。

    Facebookの製品担当副社長、Chris Coxは今日(米国時間10/1)Facebook上で声明を発表し、苦痛を与えたことを詫びると共に、状況に至った経緯を説明した。声明には、現行の実名ポリシーを改善し、他のユーザーの安全を脅かすことなく、多様な人々が参加できるようにすることを約束する文言もある。

    声明の全文(英語)は記事の最後に貼ってあるが、要旨は次の通り。

    あるユーザーが、数百ものdrag queen[女装パフォーマンスの一種]のFacebookページを、偽名を使用していると通報した(Businsess Insiderは、Secretの1ユーザーが自身の行為であると認めていると報じた)。Facebookはこれを、プロフィールにdrag nameを使っているdrag queenに対する攻撃パターンであること気付かず、通常の手順に沿って該当プロフィールを一掃した)

    しかし、今日(10/1)FacebookはLGBTコミュニティーのグループと会い、システムを改善する方法を話しあった。

    そこでは、「Facebookをトラブルメーカーたちに開放することなく、世界中のシスター・ロマたちを認証できるツール」や、「それらのアカウントに印をつけて、他のユーザーが驚かされることなく接することのできるしくみ」等が話題に上った。

    Coxの声明の全文を以下に引用した(原文のまま):

    I want to apologize to the affected community of drag queens, drag kings, transgender, and extensive community of our friends, neighbors, and members of the LGBT community for the hardship that we’ve put you through in dealing with your Facebook accounts over the past few weeks.
    In the two weeks since the real-name policy issues surfaced, we’ve had the chance to hear from many of you in these communities and understand the policy more clearly as you experience it. We’ve also come to understand how painful this has been. We owe you a better service and a better experience using Facebook, and we’re going to fix the way this policy gets handled so everyone affected here can go back to using Facebook as you were.
    The way this happened took us off guard. An individual on Facebook decided to report several hundred of these accounts as fake. These reports were among the several hundred thousand fake name reports we process every single week, 99 percent of which are bad actors doing bad things: impersonation, bullying, trolling, domestic violence, scams, hate speech, and more — so we didn’t notice the pattern. The process we follow has been to ask the flagged accounts to verify they are using real names by submitting some form of ID — gym membership, library card, or piece of mail. We’ve had this policy for over 10 years, and until recently it’s done a good job of creating a safe community without inadvertently harming groups like what happened here.
    Our policy has never been to require everyone on Facebook to use their legal name. The spirit of our policy is that everyone on Facebook uses the authentic name they use in real life. For Sister Roma, that’s Sister Roma. For Lil Miss Hot Mess, that’s Lil Miss Hot Mess. Part of what’s been so difficult about this conversation is that we support both of these individuals, and so many others affected by this, completely and utterly in how they use Facebook.
    We believe this is the right policy for Facebook for two reasons. First, it’s part of what made Facebook special in the first place, by differentiating the service from the rest of the internet where pseudonymity, anonymity, or often random names were the social norm. Second, it’s the primary mechanism we have to protect millions of people every day, all around the world, from real harm. The stories of mass impersonation, trolling, domestic abuse, and higher rates of bullying and intolerance are oftentimes the result of people hiding behind fake names, and it’s both terrifying and sad. Our ability to successfully protect against them with this policy has borne out the reality that this policy, on balance, and when applied carefully, is a very powerful force for good.
    All that said, we see through this event that there’s lots of room for improvement in the reporting and enforcement mechanisms, tools for understanding who’s real and who’s not, and the customer service for anyone who’s affected. These have not worked flawlessly and we need to fix that. With this input, we’re already underway building better tools for authenticating the Sister Romas of the world while not opening up Facebook to bad actors. And we’re taking measures to provide much more deliberate customer service to those accounts that get flagged so that we can manage these in a less abrupt and more thoughtful way. To everyone affected by this, thank you for working through this with us and helping us to improve the safety and authenticity of the Facebook experience for everyone.

    [原文へ]

    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Facebook、買収したAtlas広告プラットフォームを再ローンチ―マルチデバイス、オフラインのセールスもモニタ

    ニューヨークで開催中のAdvertising WeekカンファレンスでFacebookはAtlas広告プラットフォームの新しいバージョンを発表する。Facebookによればこのプラットフォームはマルチデバイス上で広告の効果のモニタを画期的なレベルに進めるサービスだという。

    昨年、Facebookは広告ネットワークのAtlasをMicrosoftから買収したThe InformationThe Wall Street JournalはAtlasの再ローン地を予測し、FacebookがGoogleに挑戦する努力の一環だとしていた。

    Facebookの公式ブログによれば、Atlasには新しいユーザー・インタフェースが与えられただけでなく、コードも全面的に書き変えられている。

    中でも重要な点は、Atlasプラットフォームにクロス・デバイス能力が与えられたことだろう。ユーザーの広告に対する反応をトラッキングする際、クッキーに頼るには限界があることについて、ブログ記事は「クッキーはモバイル・デバイスでは役に立たない。またでもグラフィックなターゲティングを行う上でも正確さに欠ける。その結果、消費者がモバイル、デスクトップ、あるいはそれ以外の媒体を通じてどのように広告に反応したかをモニタすることが困難になっていた」と指摘している。

    Facebookは新しいアプローチを「人ベースのマーケティング」と呼んでいる。広告主は消費者の行動をそれぞれの個人として複数のプラットフォーム上で追跡できる。つまり、あるユーザーが、スマートフォンで広告を見てからノートパソコンからその商品を買ったなどという情報をAtlasは広告主に提供できるようだ。ブログ記事は具体的な機能については詳細を明かしていないが、Wall Street Journalの記事によると、Atlasは広告に対する反応を、単にFacebook上だけでなくサードパーティーのウエブサイトやアプリ内でもそのユーザーのアカウントに関連づけることができるという。

    Facebookによれば、オンライン広告の表示回数とオフラインでのセールスを関連づけることもできるという。これはFacebookがパートナーを募って開発進めてきた分野だ。

    またFacebookは「検索、ソーシャル、クリエーティブ・マネジメント、ウェブサイト・パブリッシャーの各部門にわたって有力なパートナーと緊密に提携している」としている。興味あることに、パートナーにはInstagramが含まれている。言うまでもなくInstagramはFacebookの子会社だが、このブログ記事ではウェブ・パブリッシャーとしてパートナー扱いをしており、InstagramはAtlasを「表示回数とその効果の測定の両面で利用している」ということだ。今後はFacebookグループ以外のパブリッシャーも参加してくる。

    広告主の獲得に関しては、Facebookは有力なデジタル広告代理店のOmnicomと提携している。OmnicomのクライアントでAtlasプラットフォームに最初に参加したのはPepsiとIntelだ。

    トップ画像: Flickr/Maria Elena、 下の画像: Facebook

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    (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


    FacebookがTwitter風になる。トレンドな投稿を上位に表示

    Facebookは、リアルタイムイベントの議論をTwitterから奪い、スローなソーシャルネットワークのイメージを脱したがっている。そこで今日(米国時間9/18)ニュースフィードの改訂を行い、トレンディング・トピックを話題にしている投稿がフィードの上位に表示されるようになった。システムはその投稿に友達がいつ「いいね!」やコメントをつけたかも考慮するので、リアルタイムイベントから何時間もたって記事の意味がなくなってから表示されることがなくなる。この変更によってFacebookは、最新ニュースやテレビ番組、スポーツの試合、授賞式などのフォローという、Twitterが得意とする分野の強化をはかっている。

    Facebookはこう説明する。「ユーザーからは、友達やページの投稿の中に特定の瞬間しか興味のないものがあるというフィードバックが寄せられていた。スポーツの試合や人気テレビ番組のシーズンプレミアの話題等だ。1~2日前のすでに関係のない記事が表示されることもあった」。これは少々控え目な表現だ。私は、1日たって試合がすでに終り、第2クォーターのフィールドゴールのことなど誰も気にしていない時に、プレイ毎のコメントを見せられることがしょっちゅうある。あれでは、Twitterのフィルターされていないフィードと比べて、Facebookがことさらノロマに見えてしまう。

    このニュースを見て、FacebookとTwitterが互いに近づこうとしていると感じる読者もいるだろう。Twitterは最近、伝統的な逆時間順フィードをフィルターし、雑音の中から重要な記事を際立たせる方法を検討していることを発表した。

    通常Facebookのフィード表示アルゴリズムは、クリック、いいね!、コメント、シェアなどに基づく「質」に注目して、ユーザーが最後に訪問して以来最高の投稿を見せようとしてる。これからは、アルゴリズムの中で緊急度が優先されるようになる。

    もし投稿の中に、トレンディング・トピックの単語やフレーズが入っていると、Facebookはそれをタイムリーであると判断して、友達やページのフォロワーのフィードの上位に表示する。Facebookは、これによって記事の注目度が6%上昇したと言っている。

    さらにFacebookは、いつコメントや「いいね!」がついたかも分析する。投稿直後につけられた場合、タイムリーであると判定してすぐに表示する。時間がたって反応が悪くなると、Facebookはその記事の緊急性が薄れたと見て表示をやめる。同じロジックは、誰かに見せると判定されたが、ユーザーがそこまでスクロールせず読まれなかった記事を、後に表示するかどうかの判定にも使用される。この改訂は、徐々に全Facebookユーザーに適用される。

    しかし、本当に興味深いのは、Facebookがこの取り組みを次にどう進めるかだ。最近同社は、人工知能研究所を開設し、自然言語処理によって様々な投稿の意味をインデックス化する試みを行っている。現在Facebookは、トレンディング・トピックへの言及とコメントやいいね!のタイミングだけを見ている。しかし今後は、投稿の全文を解析して、内容が緊急なのか持続性があるかを判断してフィードに載せるようになるかもしれない。

    しかし、フィードをリアルタイム寄りにしたからといって、ユーザーがその手の話題をFacebookに書くようになるとは限らない。そもそも、ユーザーの行動パターンを変えることができるかどうかも。

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Facebook、広告フィードバックUIをアップデート―非表示にした理由を詳しく聞き取り

    Facebookはユーザーが広告を非表示にした場合、その理由が単に「繰り返し表示される」ためか、それとも本当に「不快または不適切」なためかを知りたがっている。Facebookで広告を非表示にすると、その理由を詳しく尋ねられるようになった。Facebookによってある広告が「不快または不適切」と認定されるとFacebookのサイト、アプリから削除される。また「繰り返し表示される」を選択したユーザーには同種の広告が表示される回数が少なくなる。

    Facebookでは「普段は広告を非表示にしないユーザーが非表示にした」場合、その反応を重視するようなアルゴリズムを組んだという。Facebookでは「これらのアップデートはユーザーが広告を非表示にする回数を減らし、個々のユーザーに関連ある広告を増やすために実施した」としている。

    Facebookは瞬く間に世界有数の広告会社に成長した。しかし不快、無関係な広告でユーザーをうるさがらせないために慎重にことを運ぶ必要がある。できるだけ多くの広告を表示したいが、同時に多すぎる広告はユーザーのFacebook離れを引き起こしかねない。どこが限界かを見極めるのは難しい。非表示にしたユーザーに詳しいアンケートを取って、最悪の広告をいち早く見つけ出し、削除することができれば他の多くのユーザーを不快にさせずにすむ。ニュースフィードになるべく多くの広告を表示しながら、ユーザーの反発を最小限に抑えるためにはこのアンケートは有用な措置だろう。

    〔日本版〕日本版Facebookでは広告トップ右端の三角アイコンをクリックすると以下のようなオプションとアンケートが表示される。



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    (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


    Facebook、1日で動画10億ビューを記録―すべての動画に再生回数を表示

    広告主にオンラインビデオといえばYouTubeだけではないと強くアピールすべく、Facebookは今日(米国時間9/8)、ビデオの再生回数が1日10億回を超えたとと発表した。Facebookはこれを機に、ユーザーやページから公開投稿されたすべてのビデオに再生回数を表示することとした。これは広告主に予算をテレビCMからFacebookに振り向けさせる狙いがある。これに関連してFacebookはこの7月にビデオ広告テクノロジーのLiveRailを4億ドルから5億ドル程度で買収している。

    10億ビューというのがどの程度の規模であるかを理解するには、2012年初めにYouTubeが1日40億ビューを記録したと発表したのを思い出すとよいだろう(もちろんYouTubeもその後大きく成長している)。

    Facebookのビデオ再生の65%はモバイルデバイスからものだという。再生回数は5月から7月にかけて50%も急増したが、その一部はALS(筋萎縮性側索硬化症 )の治療法研究を支援するアイス・バケツ・チャレンジの参加者の多くがビデオのアップ先にFacebookを選んだことも一因になっているという。

    またFacebookは今日、ビデオを見た後でユーザーが興味を持ちそうな別のビデオを推薦するという私が7月にレポートした新機能を正式に発表した。 またFcebookはビデオにアクション・リンク、すなわちビデオを再生した後でユーザーがクリックできるリンクを追加した。また広告主とページの運営者には再生回数、ユニーク訪問者数、ビデオ視聴時間数などの詳しいアナリティクスが提供される。

    詳しいアナリティクスの提供に加えて、あらゆるビデオの再生回数が表示されることは、Facebookのビデオの透明性を大きく高め、広告主から予算を獲得するのに役立つはずだ。ビデオの末尾のアクション・リンクが許可されたことで広告主はビデオから直接ユーザーをサイトに誘導することができるようになった。

    一般ユーザーにとっても、再生回数の表示と青い恐竜のマスコットがガイドするプライバシー設定確認機能はFacebookのバイラル・メディアとしての魅力を高めるものだろう。

    残念ながら今回のバージョンアップには ビデオ・アップロードのインターフェイスの改良は含まれていなかった。私は1年前からこの点を訴えつづけているのだが、ぜひ実現して欲しい。今のインターフェイスはあまりにも時代遅れで使いにくい。

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    (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


    Facebookのリンクベイト対策、広まるネイティブ広告 – 米国発Web業界ニュース9月初旬号

    定期的に紹介していた米国発Web業界ニュース、一時発行停止だったのですがようやく再開されましたので早速紹介します。最近ブームなネイティブ広告からFacebookの大幅なポリシー変更まで様々な話題でお届け。 — SEO Japan



    いよいよ今週から、2ヶ月間の中断期間を経て、This Week in Digitalを再開する。

    今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・#IceBucketChallengeのスタッツ ・インバウンドマーケティングの価値 ・Twitchを愛するAmazon ・UberがLyftを敵対視 ・Facebook、クリックベイトに厳しく対応 ・Twitterが分析ツールを公開 ・Instagram、動画アプリのHyperlapseをリリース ・ソーシャルメディアのROIの解明に苦戦する企業 ・Facebookのいいね!は誰のもの? ・ネイティブ広告の発展 ・Content Marketing Worldの開催に向けてeブックが公開される等の話題を伝える。

    それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

    毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

    他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

    インダストリー

    • 分析を行っている(Web Strategy)。


    プラットフォーム

    • Facebook
    • Facebookは、クリックベイトおよび画像ベースの投稿への対抗姿勢を打ち出している。Facebookのアルゴリズムは、ユーザーを宥めるため、「次に何が起きるか分からない」類の投稿を表示する機会を減らすようだ。 また、Facebookは、ストーリーに向かうリンク付きの画像の投稿を控えるよう、ブランドに推奨している。その代わりに、直接リンクをシェアし、リンクを介して画像が自動的に読み込まれる形式を薦めている(Facebook Newsroom)。
    • Facebookでは、一貫したリーチ、および、広範なリーチを得るのは、なかなか難しいが、この度、業界によって、難易度が異なることが判明した。この分析と議論に注目し、規模を確認しよう。また、ついでに リーチを追求する取り組みに関するこの記事にも目を通しておこう({Grow} & BrandSavant)。
    Designers, sports teams, athletes, and sports events are the categories with the highest reach on Facebook
    • Twitter
    • Instagram
    • Googleは、検索結果にオーサーシップを表示する取り組みを終了した(MarketingLand)。
    • Ditto Labsは、Tumblrとタッグを組み、画像分析を基にブランドのイメージを特定する試みを行う(Mashable) [情報公開: Dittoは弊社、 SHIFTのクライアントである]。
    • 計測/基準/ビッグデータ

      • ビッグデータが役に立たない時」の中で、マイケル・アレンソンは、数字扱いされていると感じる顧客体験に関しては、自動車ディーラーと地銀が他者を圧倒していると指摘した。大切にされていることを顧客に感じてもらうには、どうすればいいのだろうか(CMO.com)?
      • PRが蔑まされる理由の第一位は、無能な計測基準を用いていることだ。Advertising Value Equivalency(AVE)に別れを告げ、経営陣が使う用語で話そう(Paine Publishing)。
      • しかし、企業の重役の半分が、ソーシャルメディアのROIを効果的に計測する方法を理解していないため、マーケッターが活躍する機会は十分にあると言えるだろう(eMarketer)。
      There's still a lot of confusion among executives on social media ROI

      法律/人事

      コンテンツマーケティング




      重要な記事、動画 & オーディオ

      • Conversation(会話)
      • Culture(文化)
      • Content Neutrality(コンテンツの中立性)
      • Country Needs(国のニーズ)
      • Cellphones(携帯電話)
      • Communities(コミュニティ)
    • Content Marketing Worldに向けて、コンテンツマーケティング戦略の構築コンテンツマーケティング用のオーディエンス開拓戦略視覚コンテンツマーケティング戦略コンテンツマーケティングの真のROIを提示の4冊のeブックが配信された(Slideshare)。
    • Collect the whole set of content marketing ebooks

      おまけ

      Content Marketing Worldに参加したいなら、登録の受け付けは現在も行われているので、まずは、ここをクリックして、世界最大級のマーケッターの集まりに関する情報を仕入れ、続いて、登録しよう[情報公開: 以下のリンクはアフィリエイトリンク]。

      参加することが出来ないなら、Content Marketing Instituteのオンライントレーニング & 認定プログラムに登録する手がある。これは、7つの重要な領域 — 計画、オーディエンス、ストーリー、チャンネル、プロセス、会話、計測 — の基礎をしっかりと学ぶオンラインプログラムであり、合計で18時間を超える。今後、さらにクラスが追加される。

      画像: JD Hancock(Flickr)


      この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital September 29 2014」を翻訳した内容です。

      最後はコンテンツマーケティングのイベントの宣伝になってしまっていましたが(本人登壇するのですかね?!)、相変わらずの充実ぶりのキュレーション記事でした。 — SEO Japan

      Facebook、Slingshotを骨抜き。「返信でアンロック」を任意に

      多くの人たちが、Facebookの刹那的アプリ、Slingshotは意味がわからないと思っていたが、今や特別ですらなくなった。単なるできそこないのSnapchatクローンだ。今日のアップデーで、Slingshotの中核機構である、送られてきたビデオや写真を見るためには、まず返信しなければならないという条件を、送り手がオフにできるようになった。これは、受け手に何ら努力を要求することなく、写真を送りつけてよいことを意味しており、まちがいなくこのアプリを使うための抵抗を減らし、広いユーザーを対象にできる。しかし、あの抵抗こそが、Slingshotの楽しさの根源だったはずだ(実際私は何週間か使ってみて、なんと、楽しんだ)。

      「ショットを見るためにショットを投げる? 必要ない!写真やビデオを撮ったら、ロックをかけるかかけないかは送り手の自由だ」と、アップデートはこの動きの重みを気にかけることなく吹聴する。おそらくこれでSlingshotは多くの人に受け入れられるようになるだろう。

      これでSlingshotは、ちょっといいお絵描き機能とリアクションとFacebook友達が追加されたSnapchatクローンになった。Snapchatのクールな要素と強力なコミュニティーを考えると、直接競合することは愚かな戦いに思われる。おそらくFacebookは、この洗練された刹那的共有アプリがすでに強い存在感を得ていて、かつSnapchatがまだ普及していない地域では成功できると考えているのだろう。しかし、私には腰の引けた変更としか思えない。

      FacebookのCreative Labsのスタンドアロンアプリは本来失敗が許されている。一連のアプリはユーザーが何を求めているかを調べるための実験だ。それは間違っていない。なぜなら、〈返信してアンロック〉を捨てることは、アプリの前提が失敗だったことを認めるのに等しいからだ。私はむしろ、Facebookがこのリスキーなしくみを押し通し、墓場へ行くべきかどうかはユーザーに決めさせてほしかった。代わりに彼らは骨抜きバージョンの方が人気が出ることに賭けているわけだが、遅すぎだろう。

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      (翻訳:Nob Takahashi / facebook


      Facebook、「共有範囲を確認」メニューを新設―3ステップでプライバシー設定をチェック

      Facebookに対するユーザーの最大の不満は「自分の情報が誰と共有されているかわかりにくい」というものだ。そこでFacebookではプライバシー設定が3ステップで簡単にチェックできる「共有範囲を確認」という新たなメニューを追加した〔日本語化ずみ〕。

      このメニューは3月にテストされたものだが、今回、全ユーザーに公開された。

      当面、この機能はウェブ版のみだが、モバイル版ユーザーの膨大な数を考えればいずれモバイル版も開発されるだろう。Facebookとしては、チェックのために多少の手間がかかっても、ユーザーが自分のコンテンツや個人情報が誰と共有されているかはっきり知っている方が、Facebook上でのより多くの活動を期待できると考えているようだ。この「共有範囲の確認」は近く、Facebookでログイン動作を行うたびに、ホームスクリーンにポップアップすることになるようだ。

      「共有範囲を確認」の最初のステップは「投稿」で、現在の投稿の共有範囲が表示され、必要なら変更できるようになっている。

      次のステップは「アプリ」で、アプリの情報の共有範囲が表示される。

      最後のステップは「プロフィール」でユーザーのプロフィール情報の共有範囲がアイテムごとに表示される。

      これまでFacebookではユーザーが情報をうっかり意図しない範囲に公開してしまうことがしばしば起きていた。その結果、就職に失敗したり、インターネット・ストーカーを引きつけてしまうなどの深刻な結果となる可能性があった。.

      新しい青い恐竜のマスコットはFacebookのプライバシー問題を象徴しているようで面白い。一見するとかわいらしく無害そうだが、ユーザーのデータを食べて育つときわめて強力な存在になる。シンプルな3ステップのチェックだけで錯綜したプライバシー問題がすべて解決するわけではないが、ともあれ正しい方向への(恐竜の)一歩であることはまちがいない。

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      (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


      Facebookがウェブ、モバイル共にダウン[20分後に復帰]

      Facebookが落ちているって?その通り。[アップデート:落ちていた。1pm PST現在、米国、ドイツ他の地域では約20分間の停止の後復帰したが、一部のユーザーは未だにアクセスできていない]ユーザーらの報告によると、同サービスは、米国をはじめ英国、ドイツ、タイ、ポルトガル等の国々で12:40pm PST頃にウェブ、モバイル共に停止した。2014年Q2に29.1億ドルを売上げているFacebookは、理論的に1分につき世界で2万2453ドルの減収ということになる。しかし、これがFacebookにとって主要市場である欧米におけるブラウジングのプライムタイムであることを考えると、損失はずっと大きいだろう。20分間の停止は50万ドル前後につくかもしれない。

      ダウンタイム追跡サイトもこの停止を示している。本誌はFacebookに対して、問題の影響範囲、およびいつ世界中のユーザーにサービスが戻ってくるかを問い合わせている。この夏Facebookは特異的に問題が多く、5月6月に続き8月にも大規模なトラブルを起こしている。

      Facebookから回答があり次題続報をお送りする予定だ。それまでの間、Facebookがわれわれの時間を奪ったことを批判するインターネットアートの傑作をお楽しみいただきさい(すべての権利と栄誉は原作者にある)。

      この時間を利用して、外の空気を吸ったり、静かに考える時を過ごすことをお薦めする。再びフィードが押し寄せてくる前に。

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      (翻訳:Nob Takahashi / facebook


      Facebook、投稿本文の検索機能をモバイルでもテスト中

      Facebookは、昨年「グラフ検索」として導入した検索機能を、モバイルにも拡大するテストを実施していると、Bloombergのレポートが報じている。この変更は現在ごく一部のFacebookユーザーにのみ適用されており、友達の過去の投稿をキーワードで検索したり、友達がフォローしているページのコンテンツを見られるようにするものだ。

      この機能は、1年前にデスクトップユーザーに開放されたが、モバイルはサポートされていない。しかも、デスクトップ版ですら、まだ利用可能になっていないユーザーが多いことから、今回のモバイル版のテストは際立っている。

      昨年9月、Facebookは投稿本文とコメントにもグラフ検索を拡大し、米国の少数ユーザー向けに公開した。グラフ検索は当初、人、写真、場所、および興味分野を対象にスタートしたが、現在は過去の投稿を、コメント、写真の説明文、ノート、チェックインなどのキーワードで検索できる。つまり、友達がテレビ番組であれ地元のイベントや場所、ニュース記事、トレンド等々の話題について話したことを、探し出すことができる。

      こうした機能の拡張によって、Facebookは新たな時代の先がけになろうとしている ― かつてTechCrunchが書いた、「検索不可能性によるプライバシー」の終焉だ。即ち、ユーザーがFacebookに書いたことのすべては、タイムラインやニュースフィードの彼方に流れ去って自分も他人も忘れてしまうのではなく ― 簡単に発掘可能になろうとしている。永久に。

      不思議なことに、公開開始から何ヵ月が過ぎても、キーワードベースの検索機能は、米国でもそれ以外でも全Facebookユーザーにはまだ届いていない。例えば、今朝私が自分のページで、友人たちがあるテレビ番組について何を言っているかを検索しようとしたところ、番組の公式ページや様々なファンページが示されただけだった。

      加えて、この件に関する昨年秋の本誌記事が公開された後、何ヵ月も過ぎてから、まだ機能が有効になっていないというコメントが複数寄せられた。プロジェクトが完全に中止されたのではと疑う向きさえあった。Facebookの公式ヘルプページにも、グラフ検索がキーワードをサポートしていると書いてあることを考えると、奇妙な状況である(ただし、同じヘルプページに、同機能がまだ制限されていることも書かれている)。

      しかし今回のニュースは、グラフ検索が完全に停止しているわけではなく、われわれの予想よりはるかに遅いペースで動いているだけであることを示している。未だに広く利用可能ではないにもかかわらず、Facebookは同機能をモバイルでテストし始めた。自分の個人コンテンツが、Googleにインデクスされたウェブページと同様、簡単に検索できるようになることを必ずしも望まないFacebookユーザーにとって、果たしてこの進捗状況が良いことなのか悪いことなのか、それは各自が決めることだ。

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      (翻訳:Nob Takahashi / facebook


      Facebook、クリック稼ぎの釣りネタ投稿の排除へ

      「なんとこんな信じられないことが起きた! このビデオは必見!」などという投稿にうんざりしているのはFacebookのユーザーばかりではなかったらしい。

      Facebookは今日(米国時間8/25)、 公式ブログで、「クリックベイト(クリックを釣る)見出し」、つまり「内容について有益な情報を与えずに人々に記事をクリックさせようとするような見出し」を排除する努力を始めたと発表した。

      クリックベイトに対する苦情は目新しいものではないが(たとえばOnionのClickHoleという釣りネタ記事のパロディーサイトは私のお気に入りだ)、Facebookは「こうしたクリックベイト記事が友達やフォローしているページからの有益な情報を埋もれさせる」と憂慮する。

      それではFacebookはどうやってクリックベイト見出しを見分けるのか? Facebookチームはユーザーの反応に注目する。クリックした記事を読む時間(Facebookに戻るまでの時間)、クリック数と「いいね!」や「シェア」の比率などを参考にして記事の価値を推定するのだという。

      こうした間接的な手法ではニュースフィードからクリックベイトをすぐに大きく減らすのは無理だろう。しかしリンクをクリックした途端に「なんだこりゃ?」となってすぐにFacebookの戻るユーザーが多かった記事に表示上のペナルティーが課されるならよいことだ。

      数ヶ月前、Facebookはニュースフィードへのスパムを減らす努力をしていると発表した。Facebookページが増加しているのにユーザーのFacebook滞在時間は変わらない以上、ページ間でのユーザーの奪い合いは激化しているわけだ。

      なお、Facebookは今日のブログで「写真のキャプションではなく、テキスト中にリンクを埋めた投稿を優先する」としている。

      [画像 via Flickr/SamahR]

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      (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+