Samsungは来月のCESで‘スマートベルト’など奇抜な新製品3種を披露

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CESは、昔のモーターショーにやや似ている。当時の自動車メーカーは、実際に売るための製品というより、技術力を誇示するための新奇な製品ばかりを、自慢気に展示していた。それと似てSamsungは、来週から行われるCES 2016で、三つの新(珍)製品を披露するようだ。

中でももっとも奇抜なのは、WELTと呼ばれる‘ヘルスケアのためのスマートベルト’(smart wearable healthcare belt)WELTだ。

WELTだって*。〔*: weltには別の意味がある。〕

(長い沈黙)

ベルトとしてはふつうのベルトに見えるけど、(きっと)ユーザのウェストサイズを測ったり、食生活をチェックしたり、一日にやるべきエクササイズなどを指示したり、椅子に座っていた時間を計ったりするのだ。そしてそれらのデータがアプリへ行き、健康改善のためのアドバイスが作られる。

次の製品はVRヘッドセット用のハンドモーションコントローラ(hand-motion controller, 手の動きでVRをコントロールする)だ。VRのゲームで、Wiiのような対話をする。たとえば手の動きだけで、実際にテニスをプレイしている仮想現実(VR)を体験できる(下図)。

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最後の三つ目の製品は、スマートフォンやスマートウォッチに付ける不思議なストラップ(ひも)だ。これをデバイスに接続しておくと、下図のように、自分の指を耳に当てるだけで、スマホ(など)からの音が聞こえる。シークレットサービスが盗聴用に使うとよいね。

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いずれの製品も好奇心をそそることはそそるから、CESで実際に体験したら結果をご報告しよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

SamsungのスマートテレビがSmartThingsを統合化、テレビがホームオートメーションのハブになる

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SamsungとSmartThingsの提携で、テレビから家の中のいろんなものをコントロールできるようになる。

今やインターネットに接続されたデバイスが世の中に氾濫している。標準的なセキュリティシステムもあれば、“電脳照明”があり、やかんまでネットに接続されている。でも現状ではまだ、これらの“電脳XXX”を一箇所でコントロールできる共通の統一言語がない。製品ごとに、機種ごとに、それぞれ専用の制御インタフェイスを使わざるをえない。そんな現状の中でSmartThingsは、ホームオートメーションないしホームインテリジェンスのインタフェイスの統一化・共通化を目指している。最初はまずAmazon Echoとパートナーし、そして次はSamsungのスマートテレビ(Smart TV)が、そのSmartThingsをサポートする。

今回のパートナーシップにより、2016年製以降のSamsung SUHD TVから、今およそ200あまりあるSmartThings対応デバイスをコントロールできる。

この統合により、SmartThingsのアプリケーションには両社が共同開発したテレビ用のインタフェイスが存在することになり、テレビ画面上のそのインタフェイスから、部屋の明かりのon/off、ホームシアターのコントロール、屋外に設置したセキュリティカメラからの信号の受信や表示、などなどができるようになる。

IoTの今の最大の問題は、完成度の高い製品種類が少ないことではない。インタフェイス言語が統一されていないから、いろんなIoT製品〜ホームオートメーション製品を買うたびに、別々のコントロールアプリを使うことだ。一つ二つなら我慢できるが、五つ十となると、もう人間の手にも頭にも負えない。またSmartThingsのような統一言語でも、家の中の対応機種のコントロールは一箇所から簡単にできることが望ましい。たとえばAmazon Echoから、あるいはスマートテレビから…。

Amazon EchoがSmartThingsを統合したことによって、さまざまなデバイスを音声でコントロールできるようになったが、でもテレビは依然としてアメリカの家庭の中心的な存在だから、スマートテレビとの統合によってホームオートメーション/ホームインテリジェンスのコントロールはなお一層便利になるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Samsung Gear VRの最新コマーシャルはVRを一般消費者レベルの感性で訴求、これで来年のVRレースに勝てるかな?

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Samsung Gear VRの発売がいつになるかは、まだ分からないが、でも予告広告はコンスタントに登場している。そしてその、“とても良い仕事をしている”コマーシャルは、VRの未来に関する重要な問題を追おうとしている。今回のは、ゲームがテーマだ。

前の記事にも書いたように、現状でVRに対する質問は、“○○○はできるか?”、“☓☓☓はできるのか?”、というものが多い。そしてSamsungのコマーシャルは、一貫してそれを話題にしている。まず、見てみよう:

最後のメッセージは、Gear VR体験をうまく言い表している…”Your world just got bigger”(世界がとっても大きくなります)。通常の、スマホの画面を見ている状態からVRへの移行が、とても簡単にできる。Gear VRにスマホをぱちんとセットするだけだ。前にも体験談を記事にしたが、ユーザ自身がやるVRのセットアップは、これだけだ。

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ユーザの想像力に期待するVRのコマーシャルではなく、テレビ画面からVRの迫力の一端を見せ、その没入感をナレーションで煽る: “実際にゲームの中に入れます”、“空の星を見るだけではありません、星たちの中を飛行します”。

今のスマホは圧倒的に、何かを見るために使われているから、それを延長してさらに没入的にしたのがVRだ、と消費者を教育する。では、何でそれを体験するのか? Samsungの製品で、ですよ、もちろん。

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これらのコマーシャルにあふれている消費者親切精神は、完全にAppleだ。Samsungというブランドの表示がなければ、Appleの広告と思うだろう。使いやすさの訴求と、よくあるFAQに実際のユーザ体験の画面で答える。根っからのゲーマーでないふつうの人でもFOMO感に苛(さいな)まれる。そう思わせるほど、説得力のある物語になっている。来年、Oculus Rift、HTC Vive、Sonyと出揃ってきたときに、一般消費者のマインドシェアで優位に立っていたいのだ。

Samsungの、これほどまでのテコ入れは、ペイするだろうか? 馬を水辺に連れてきたが、水を飲んでくれるか? もちろん、各社がそれを望んでいるのだが。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

サムスン製Gear VRのCMビデオは驚きの完成度

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Samsung Gear VRの発売が始まったのを機に、サムスンは新しいテレビCMを投入している。たとえば49ers vs. Seahawksの試合中にも流れていた。

見てすっかり感心した。
かなり興味深いものに仕上がっているのだ。

TechCrunchでもこのSamsung Gear VRの記事をいくつか公開しているが、VRの魅力をふつうの映像で伝えることの難しさを感じていたのだった。しかしサムスンのCMでは、見事にVRの魅力が表現されているのだ。

Gear VRが出てからの評判を聞いてみると、どうやらVR関連業界でもサムスンのプロダクト戦略はなかなかうまくいっているのではないかということだ。キャンペーンのキャッチコピーは「It’s Not a Phone, It’s a Galaxy.」というものだ。

CMビデオを見てみよう。

広く一般の人に魅力を訴えようとする努力が読み取れるのではないだろうか。もちろん、この99ドルのデバイスを楽しむために、新たにサムスン製スマートフォンを買おうと考える人はそう多くはないだろう。しかし、クリスマスプレゼントにねだってみようと考えた新しいもの好きの人々(子供たち)はいるはずだ。

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(翻訳:Maeda, H

Samsung Gear VR、AmazonとBest Buyでは売り切れ

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Samsung Gear VRの最新消費者向けモデルを予約していなかった人は、お気に入りのオンラインショップで買うのがちょっと大変かもしれない。

AmazonBest Buyは、いずれもバーチャルリアリティー用品の豊富な在庫を謳っているが、現在それぞれ「一時的に在庫切れ」および「オンラインでは売り切れ」と表示している。

Amazon:

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Best Buy:

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一番確実なのは、直接Samsungのサイトから買うことだろう。忍耐強くない人は(私のように)、翌日配達を指定できる。

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SamsungとOculusにコメントを求めているので、回答があり次第続報する予定。両社とも、昨日の発売時点で何台デバイスが用意されているかを明らかにしていないので、私としてはまだ「僅少」とは言えない。

アップデート:Samsungの広報から以下の声明が届いた:

Gear VRがレビュワーや熱心な購入者から圧倒的な支持を得ていることを大いに喜んでいる。注文に応じられるよう最大限努力している。

あなたも買うべきか? 本誌のレビューをチェックされたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

サムスン発の新しいGear VR、99.99ドルの価格でプレオーダーを開始

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サムスンのVR実現ツールであるGear VRの第二世代版が、99.99ドルの価格でプレオーダーを開始した(Best Buy)。このデバイスにより、バーチャルリアリティというものが一気に広がることになるかもしれない。

以前のGear VRと同様に、Gear VRの前面に装着するGalaxy製のスマートフォンやノートなどによりバーチャルリアリティを実現する仕組みだ。そのおかげでGear VR自体の仕組みは簡単なものとなっているが、ただしOculus RiftやHTC Viveなどと比べると、バーチャルリアリティを楽しむ機能は制限されてはいる。Gear VRではNetflixを見たり、Googleのストリートビューを使った移動体験をしてみたり、数が増えつつあるVRゲームを楽しむことなども行える。

Gear VRには加速度センサー、近接センサーなどの各種センサーを搭載していて、VR体験を十分楽しむことができるようになっている。より多くの人がVRの世界を楽しむようになることだろう。

先にも記したが、Oculusの方がよりリアルなグラフィック能力を備え、動作も自然に感じられるようになっていて、一層本格的なVRを提供してくれる。またコントロールもより本格的に行うことができる。しかし利用にあたってはPCと接続することが必要で、また費用もかなり高額になっている。Oculusのようなものがより低価格で利用できるようになるまで、Gear VRは十分にVR世界の魅力を伝えてくれるものとなってくれるだろう。

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(翻訳:Maeda, H

スマホのデータトラフィックを最大で50%節約するアプリOpera Maxが14社の機種にプレインストールされる

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Operaが今日(米国時間11/8)、同社のデータ管理アプリOpera Maxが14社のスマートフォンにプレインストールされる、と発表した。前に発表されていたSamsungやXiaomiなどに加えて今回は、Acer、Hisense、TWZなども新たに加わった。これらのパートナーシップのおかげで2017年までには、このMaxアプリが1億台以上のAndroid機に載る、とOperaは考えている。

Opera Maxは、ユーザのスマートフォンからのトラフィック(暗号化されたものを除く)を勝手にリダイレクトする一種のプロキシサーバで、Operaのサーバへリダイレクトされたトラフィックはそこで帯域節約のための加工をいろいろ施される。たとえば画像やビデオは圧縮され、HTMLやCSSの無駄な部分は最適化される。

無制限のデータプランを契約していて毎月のデータ量が慢性的に多いユーザは、Opera Maxとは無縁な人びとだろう。一方、従量制のデータプランのユーザは、このサービスでいくらかお金を節約できるかもしれない。Operaによると、データの消費量は最大で50%節約できるそうだ。さらに、InstagramやYouTube、Netflixのようなデータの洪水の中で毎日スマホを使っている人は、節約量が60%にも達することがある。

OperaでOpera Maxを担当しているプロマネSergey Lossevはこう語る: “今では、毎月の料金を見てデータ恐怖症になっているスマートフォンユーザが多い。OEMたちはこの恐怖症をなくそうとして、いろいろな最適化をデバイスに盛り込んでいる”。

Opera Maxがプレインストールされるスマートフォンは、Acer、Cherry Mobile、Evercoss、Fly、Hisense、Mobiistar、Micromax、Oppo、Prestigio、Samsung、Symphony、TWZ、Tecno、そしてXiaomiの各機種だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Samsung、「本気」と書いて「マジ」と読む乗り換えキャンペーンをスタート

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iPhoneを使っている人に朗報(?)だ。Samsungの最新スマートフォンを、1ドルに費用で何の制限もなしに30日間、試してみることができるのだ(アメリカでの話ではある)。

Android端末の全世界的な不調の波の中、Samsungも不調にあえいでいる。そこでSamsungは最大のライバルであるAppleの利用者に向けて、特別な優待を行うこととしたのだ。CNETで報じられているように、無制限データプランを使うことができ、利用しているキャリアにも無関係にオファーされているものだ。

Android陣営が不調にあえぐ中、Appleは順調で2015年Q3の営業利益は前年比で40%近くもアップして107億ドルにも達している。Samsungの方はといえばさまざまな数値がマイナスを示す状況となっている。Samsung Mobileの営業利益は昨年比で37.6%も下がり、49億ドルとなっている。利益率は10.6%だったが、これも2014年Q2の15.5%から大きく後退している。

Samsungは先週、iPhone 6やiPhone 6+に対抗するGalaxy Note 5およびGalaxy S6 Edge+を発表した。しかし価格面やデバイスの性能などの面から、Appleのブランド力や全世界から好評で迎えられたフラッグシップデバイスに対抗し得るかは疑問だという声も出ている。さらに、新しいiPhoneが来月に発表予定であるというのも、競争を難しくするだろうと見られている。

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(翻訳:Maeda, H

Samsung、Apple Watchに対抗するGear S2のビデオをリリース

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Samsungは先週、ニューヨークにて大々的なイベントを行った。Galaxy Note 5およびGalaxy S6 Edge+を発表するためのものだった。しかしその場でSamsungは「Samsung Gear S2」のリリースが間近となっていることもアナウンスしていた。このS2だが、どうやらSamsung Gear Sとは全く別物となっているようだ。サイズは(もちろん)小型化し、よりファッショナブルなデバイスとなった。ライバルはもちろんApple Watchを想定しているのだろう。

デバイスの詳細についてはまだ明らかになってはいないが、SamsungのYouTubeチャネルにティーザービデオが投稿されたので紹介しておきたい(上に掲載しているものだ)。詳細については9月初旬のIFAプレスカンファレンスで明らかにするとのことで、ビデオ以外に新しい情報はリリースされていない。ビデオからわかることだけを簡単に確認しておこう。

まず誰でもすぐに気づくのが外見が丸型となったことだ。ベルトもどうやらメタル製のものが用意される様子。ビデオ中で表示される天気予報、タイムゾーン、ストップウォッチ、スポーツトラッキングアプリケーションなどは、スマートウオッチ用にカスタマイズされている。ビデオを見る限りでは、心拍計機能もも搭載されているようだ。情報をスニペット化することで、たとえば下の画像のように心拍を確認しながら会議の予定を表示するなど、さまざまな情報を同時に把握できるようになっている。

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よくも悪くも、Gear Sから大きく変化しているところに注目しておきたい。Gear Sは3Gに対応し、スマートフォンの機能に頼ることなく、電話をかけることができた。画面に表示されるQWERTYキーボードを使ってチャットするようなこともできた。このQWERTYキーボードは、丸型となったGear S2には搭載されていないものと思われる。

画面に表示されるさまざまなデザインも新しくなっている。各種アイコンは丸くなり、よりおしゃれになっている。丸型アイコンについては、Appleも特許登録をしていない。Apple Watchのリリース後になって、Samsungも丸型アイコンを採用したことには何かウラ話があるのかどうかも気になるところではある。

このGear S2に搭載されるのがTizenなのか、それとも大幅にカスタマイズしてSamsungアプリケーションを載せたAndroid Wearなのかはまだよくわからない。また、上で「小型化された」と書いたが、実際のサイズも実はよくわからない。Gear Sの無骨さ(下の写真参照)が薄れていることを期待したい。機能はともかく、Gear Sは腕に装着するにはやや大きすぎたように思うのだ。

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(翻訳:Maeda, H

Samsungの新フラグシップモデル、Galaxy S6 Edge+はiPhone 6 Plusへの回答

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今日(米国時間8/12)の大がかりなプレスカンファレンスでSamsungは新しいフラグシップモデル2機種を発表した。一つはGalaxy Note 5、もう一つはGalaxy S6 Edge+だ。Noteのアップデート情報は以前からたびたびリークされていたが、S6 Edge+はまったく新しいモデルで、ひとことで言えばiPhone 6 Plusのライバルだ。

S6 Edge+はNote 5と同一の5.7インチ曲面ディスプレイを採用しているが、よりスリムで軽く、実際の使用感は快適だ。Noteのパワーユーザーお気に入りのスタイラスペンその他の機能は欠いているが、一般的なスマートフォンより広いスクリーンはそれだけいろいろなことができる。

S6 Edge同様、Ege+もガラスとアルミでできている。プラスティック製のケースといっしょに交換可能なバッテリーとmicroSDカードも廃止された(メモリは(32GBと64GB)。その代わり、Edg+の重さはわずか153gだ。これはiPhone 6 PlusやGalaxy Note 5より軽い(iPhone 6 Plusは5.5インチ・スクリーンで172g)。

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私はロンドンでSamsungのイベントに参加し、実機に触れてきた。Samsungは製品の高級感の演出で大いに進歩している。目にも美しく、手にした感触も良い。スクリーンも豪華な印象だ。ただし彩度が少し高すぎるかもしれない。

S6 Edge+で驚くのはなんといってもその軽さだ。ファブレットを手にしている感じがしないほど軽い。デバイスを立ち上げると思わずスクリーンに見入ってしまう。巧みにデザインされた曲面ディスプレイのおかげで、もっとずっと大きなスクリーンを見ているような錯覚に陥る。ユーザーはアプリをスクリーンの端にピン止めすることができるので、側面に回り込んだこの特徴的なエッジ部分にも多少の実用的な意味がある。

私は新モデルをこれよりわずかに小さいGalaxy S6 Edgeとくらべてみた。見た目はよく似ており、違いを見つけるのが難しいほどだ。ディスプレイは5.1インチから5.7インチに拡大されているが、天地のベゼルは同一、厚みも同じ。ボタンの種類、配置も同じだ。大型ディスプレイを備えた高機能Androidスマートフォンが必要なら、Edge+はその有力な選択肢になるだろう。

唯一の弱点は、iPhone最大の強みであるiOSとそのエコシステムをもたないことだ。ユーザーはiOSのエコシステムにアクセスできるということでプレミアム価格を払う。今回Samsungは価格について何も発表しなかったが、S6 Edge+もS6 Edgeと同様の価格帯となるなら、iPhone 6/6Plusとさほど変わりない金額となる。

Edge+は大容量のバッテリーを搭載しており、わずか分でフル充電する。カメラはS6 Edgeと同じだ。 実機をテストする機会がありしだいレビューしたい。今月末までに市販が開始されるもようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


【以上】

HTCの企業価値が事実ゼロに―製品に深刻な脆弱性も

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一時はスマートフォンのトップ・ブランドの一角を占めたHTCの企業価値が事実上、ゼロになった。今年に入って株価は60%も下落していたが、週明けにさらに9.8%下げ、ついに現在の時価総額がHTCの手持ちキャッシュの額より低くなった。株式市場はキャッシュを除くHTCの工場、ブランドその他一切の資産の価値をゼロとみなしているわけだ。

さらに悪いことに、HTCのOne Maxをアンロックするための指紋認証データが暗号化されず、だれでも読める状態で格納されていることが発見された。セキュリティー上、最悪の違反である。ハッカーは簡単に /data/dbgraw.bmpファイルを読みだして認証データを得ることができる。

一言でいって、HTCはまずいことになっている。

われわれのJon Russell記者も書いているとおり、HTCも対策を取らなかったわけではない。しかしHTCやSamsungは低価格モデルで新興中国勢との競争にさらされており、フラグシップモデルではiPhoneという強力きわまりないライバルが存在する。

2006年にHTCが携帯電話を製造し始めたとき、市場はいくつかのセグメントにはっきり分かれていた。ひとつはキャリヤの援助で事実上無料で提供されるベーシック・モデルで、搭載されたJavaプログラムができることといえば電話帳の管理くらいだった。中位のモデルはHTC WizardやSamsung Blackjackなどで、無数の新製品が毎月発表されていた。最上位にはビジネスパーソンの向けのBlackberrykeがあり、やがてiPhoneが登場し、GalaxyのようなAndroidのフラグシップモデルがその後を追った。携帯電話入門者向けの安価でベーシック製品から、マニア向けの高機能上位モデルまで、価格による住み分けができていた。

しかし現在の市場は「iPhoneとそれ以外」に色分けされている。スマートフォン市場は全体として飽和点に近づいている。製品アップデートのサイクルも長くなっている。中間価格帯の市場が事実上消滅し、ユーザーは高価なモデルを長く使う層と、恐ろしく安い機種を買う層に二極化した。

今週、HTCはワンツーパンチを食ってしまった。株価の続落と製品の脆弱性の発見はさらなる株価の下落を招き、フランド・イメージも低下するだろう。 HTCはMotorolaを見習って真っ逆さまに転落するのをなんとか食い止めることができるかもしれない。しかし市場には無数のスマートフォンが溢れており、ビジネス環境は非常に厳しい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

GoogleとSamsung、Androidのセキュリティー・アップデートをセルラー網で(OTA)毎月配信へ

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今日(米国時間8/5)、Samsungは今後Androidデバイス向けのセキュリティー・パッチを「毎月1回程度」リリースしていくことを 発表した。 Samsungに加えてGoogleもNexusデバイスについて同様の発表を行った。Samsung、Google共に、このセキュリティー・パッチをセルラー無線網を通じて(OTA)配布する。

現在、GoogleはAndroidメーカーに対して毎月セキュリティー・アップデートを提供している。しかしこれらのパッチが各メーカーのアップデートとしてユーザーに届くまでには非常に長い時間がかかていた。今後、NexusとSamsungのユーザーはセキュリティー・アップデートを入手するまでの時間が大幅に短縮される。またGoogleはAndroidオープン・ソース・プロジェクトを通じてこれらのパッチを公開していくという。

Googleの最初のOTAアップデートは最近発見された致命的なlibStageFright脆弱性を改修する。この脆弱性はビデオメッセージを送りつけるだけでAndroidデバイスをリモートで乗っ取ることができるため強い懸念を呼んでいる。

OTAでセキュリティー・アップデートを受け取れるNexusデバイスは、Nexus 4、Nexus 5、Nexus 6、Nexus 7、Nexus 9、Nexus 10、Nexus Playerだ。最初のアップデートは今日から公開が開始される。

Googleによれば、Nexusデバイスに対してOSのメジャー・アップデートを提供する期間は2年、セキュリティー・パッチを提供する期間は「デバイスの一般公開から3年、またはGoogle Storeでの販売が終了してから18ヶ月」だということだ。

一方、Samsungのプログラムはまだ具体的な内容が不明だ。Samsungによれば、「われわれは現在キャリヤ、パートナーと協議中であり、近く具体的な内容、時期を発表する」とのこと。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Samsungが大型スマホ/ファブレットGalaxy Noteのニューバージョンと新型機を8月13日のイベントで発表

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SamsungはファブレットのGalaxy Noteの最新バージョンと、もしかしてこの製品系列の新機種を、8月13日に発売するらしい。

その日は同社が、ニューヨークのリンカーンセンターで”Unpacked 2015″と題するイベントを開催する、と前宣伝していた。Galaxy Noteの最新機種は9月発表、9月後半発売が同社の慣例だったが、今回は、Appleの先を越した方が有利、と判断したのかもしれない。Appleも、昨年のiPhone 6とiPhone 6+で、ついに、かねてからの噂どおりに、ファブレットもございます、になってきたのだ。

さらに、もしかしての新機種は、四隅がまるいGalaxy S6 Edgeの大型バージョンで — このでっかいリーク写真によると、今は仮にGalaxy S6 Edge Plusと呼ばれているらしい。Samsungは大型スマートフォンの支配権を握るぞ、という意思がありありだ。先に成功したのは、もちろん、去年のAppleだけどね。でも、大型スマホではなくて、ファブレットといえば、生まれは韓国だから

8月13日のイベントには、Samsung MobileのYouTubeチャネルからも‘参加’できる。本誌も取材に行って、それまでの派手な宣伝のベールをはぎ、最新機の正体を確認したいと思っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Samsung、iPad Airよりも薄いGalaxy Tab S2をアナウンス

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Samsungは先週、最も薄いスマートフォンをアナウンスした。Galaxy A8と名付けられたマシンだ。そして今度は最も薄いタブレットを発表した。こちらはGalaxy Tab S2と名付けられている。

昨年のGalaxy Tab S同様に、これもまたデザインを重視したプロダクトだ。厚さはわずか5.6mmで、これはAppleのiPad Air(6.1mm)よりも薄い。画面サイズは2種類が用意されていて、8インチモデルと9.7インチモデルがある。重さはそれぞれ265gと389gだ。持ち運んで利用する人の中にはこの薄さおよび重さを大いに魅力に感じる人もいることだろう。

昨年のGalaxy Tab Sもなかなかよくできたデバイスで、とくにビデオや映画など、マルチメディア面で魅力を発揮するものだった。今回発表になったデバイスについても同じことが言えるのではないかと思う。Samsungのプレスキットでも2048 x 1536ピクセルのスーパーAMOLEDディスプレイにおけるメデイア視聴の快適さをアピールしている。ただしまだ現物が手元にないので、最終的な評価は先送りとさせていただきたい。

スペック的な話をしておくと、Galaxy Tab S2にはオクトコアのプロセッサが搭載され、Android 5.0 Lollipopで動作する。オクトコアの内容は1.9GHzが4つと1.3GHzが4つとなっている。RAMは3GBで、32GBないし64GBの内部メモリを搭載している。64GBモデルの方はmicroSDカードを利用することで最大128GBの記憶容量を備えることができるようになる。

搭載しているカメラはリア側が8メガピクセルで、フロント側が2.1メガピクセルとなっている。これもタブレットとしては悪くないスペックだとは思う。ただし、カメラとして使うには大きすぎるタブレットを使うよりも、スマートフォンやコンパクトデジカメ(まだ持っている人もいるはずだ)で撮影する方を選ぶ人が多いだろうとは思う。

SamsungによればSamsung Galaxy Tab S2は8月に全世界向けに発売開始となるとのこと。どうやらホワイトとブラックの2種類が用意されている様子。現在のところ、価格については明らかになっていない。

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(翻訳:Maeda, H

SamsungがIoTのための専用ネットワークSigfoxの巨額資金調達に参加…自らのARTIKプラットホームのベースに

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Sigfoxの1億1500万ドル(1億ユーロ)という巨額なラウンドは、まだ終わっていない。今日(米国時間6/15)はSamsungも記者会見で、このフランスのスタートアップへの投資を発表した。同社による追加投資の額は公表されていないが、情報筋によると、さらに二社が、Sigfoxの現在のラウンドで投資をしている。うち一社は、Samusungクラスの大手テク企業だそうだ。そこからの発表も、いずれあるだろう。

今日の記者会見は、Samsungが同社の新しいプラットホームARTIKを紹介するビッグツアーの一環だ。ARTIKは、インターネットに接続されるオブジェクトのためのハードウェア+ソフトウェアのソリューションで、そんなオブジェクトの専門企業を顧客としてねらっている。汎用ボード製品やセンサ、関連チップなどでSamsungは、IntelやQualcommと競合することになる。

Samsungの社長でCSO(Chief Strategy Officer)のYoung Sohnはこう述べる: “Sigfoxに投資をしたが、より重要なのは同社が弊社のパートナーであることだ。すなわち、ARTIKのデベロッパキットにはSigfox互換のハードウェアチップが含まれていて、そのまますぐに、Sigfoxのネットワークを使って仕事ができる”。

フランスのスタートアップであるSigfoxは、インターネットに接続されるオブジェクトのため専用の、ローコストなセルラネットワークを作っている。このネットワークを介して小さなオブジェクトがSigfoxのサーバと会話する…その電池はとても小さく、そしてハードウェアは安い。たとえばSigfoxのネットワークのユーザであるWeenatは、ライブのデータファーミングのためのセンサを作っている。それらの、電池効率が良くて長時間稼働するデバイスを、今の(主に携帯電話用の)セルネットワークで実効的に使用することはできない。

10年間Arevaを統率してきたAnne Lauvergeonが、2014年に同社の取締役会に加わった。今回の資金調達は彼女の手腕、という噂もある。たしかにそれは、Sigfoxの従来の資金調達のやり方と違う。同社はVCに頼るというよりも、キャリアや大手上場企業に直接働きかけて、彼らに投資機会を提供してきた。現在のラウンドの投資家にも、スペインや韓国、日本などのキャリアの名が見える(Telefonica、SK Telecom、NTT DOCOMO)し、またフランスの大企業GDF Suez(今はEngie)、Air Liquide、Eutelsatなども加わっている。

Samsungは今日、クラウドサービスやそのほかのソフトウェアサービスの拠点として、パリにイノベーションセンターを開く、と発表した。“実はわが社は、フランスにおけるテクノロジ産業への取り組みがとても活発だと考えている。Samsungとしても、そのお仲間に加わらないという選択肢はありえない。今後も、フランスにおける投資を継続していきたい”、とSohnは語った。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

中国スマートフォン事情 ― 出荷台数が6年ぶりにマイナスとなる中でAppleが首位を奪取

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中国のスマートフォンマーケットが縮小しているらしいという分析をよく見るようになってきた。どうやらその分析は真実のようだ。IDCの最新レポートによれば、直近の四半期におけるスマートフォンの出荷台数が、6年ぶりに減少に転じたのだそうだ。

IDCによると、2015年Q1におけるスマートフォンの出荷台数は9880万台だったとのこと。前年比で4%の低下となっており、また前四半期比では8%低い数字になっている。IDCは前四半期の過剰在庫が今季の出荷台数の低迷に繋がったのだろうと述べている(インドでも出荷台数が減っていて、それも同じ原因という話だった)。

IDCのKitty Fok曰く「中国は新興市場であるとみなされることが多いものの、実際のところはアメリカ、イギリス、オーストラリア、あるいは日本と同様に、販売されている携帯電はのほとんどがスマートフォンであるというのが現状だ」と述べる。

すなわちスマートフォンの出荷台数を伸ばすためには、買い替え需要を喚起する必要があるということだ。これは最初のスマートフォンを購入させるよりも難しいことで、その難しさが成長に影を落としている面もあるのだろう。

但し、そうは言っても中国のスマートフォン市場は広大なものだ。規模としては世界最大を誇るものとなっている。そしてその中で、多くの国における状況と同じく、Appleが急激な成長を遂げてもいる。

IDCのデータでは、前四半期における中国での出荷台数中Appleは14.7%を占めていて、Xiaomi(小米科技)の13.7%やHuawei(ファーウェイ)の11.4%を上回る成績をおさめている。ここにSamsung(9.7%)およびLenovo/Motorola(8.3%)が加わってトップ5を形成している。ただし市場動向はいぜんとして流動的で、それぞれのメーカーのシェアは今後も動いていくのだと考えられる。

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たとえば前四半期のデータからも、シェアの流動性を見てとることができよう。2014年Q4にはXiaomi(小米科技)がSamsungを抜いて1位となったのがニュースとなった。しかしその3ヶ月後には、Samsungは5位となり、トップの座はAppleのものとなっている。

IDCは、中国においてはiPhone 6やiPhone 6+のような大画面スマートフォンへのニーズがまだまだ根強いものであるとしている。しかし新製品投入によるハロー効果が薄れる時期になって、Apple人気が続くかどうかはわからない。加えて中国におけるキャリア大手がこぞってAppleプロダクトを扱ったこともAppleにとってプラスに動いたが、しかしすでにコアマーケットを食いつくしてしまったと考えるむきもある。

シェアの観点でみると、Samsungの新しいS6やS6 Edgeの人気度合いも気になるところだ。Xiaomi(小米科技)も、同社のラインアップの中で最も高価となるMi Note Proをリリースして中国市場の争奪戦に加わっているところだ。

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(翻訳:Maeda, H

サムスン、S6およびS6 Edgeの本体から「サムスン」の表記を削除

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サムスンが、日本における企業ブランド戦略に変更を加えることになった。The Korea Heraldの記事(訳注:日本経済新聞など、日本のメディアも既に報じています)によると、最新のスマートフォンには「Samsung」の名前を表記しないとのことだ。

この方針が適用されるのは、Galaxy S6およびS6 Edgeで、日本における販売開始は4月23日となっている。この両デバイスに「Samsung」のロゴを表示しないのだそうだ。かわりにキャリアパートナーの名前を冠して「Docomo Galaxy」や「au Galaxy」と表記するのだそうだ。

この変更はS6およびS6 Edgeの商品のみでのことではない。日本でのFacebookページも「Samsung」の名前を廃し「Galaxy Mobile Japan」とする。新製品を紹介する各種ビジュアルにてもSamsungの名前は消し去られている。

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本件についてSamsungに問い合わせてみているが、今のところ回答を得られていない。The Korea Heraldに対しては「日本ではGalaxyブランドが十分浸透しているのです」と述べている。

もちろんこれは、「Samsung」の名前を外す理由にはなっていない。プロダクトからメーカー名を外すというのは、ふつうに考えれば奇妙な話だ。しかしSamsungは日本において富士通やシャープなどの後塵を拝しており、それをなんとかしたいという動きでもあるわけだ。背景には日本と韓国の政治的緊張もあるのではないかと言われている。

Counterpoint Researchのレポートによれば、サムスンは日本において第5位のポジションにあり、2014年11月での販売シェアは5%に満たなかったとのこと。ライバルのAppleは2014年の10月および11月で、半分以上の販売シェアを記録している。

実のところ年初には、マーケットシェアの低下をうけてサムスンが日本市場から撤退するという噂もあった。サムスンは市場からの撤退ではなく、日本における国産ブランドおよびiPhoneへの支持を意識して、韓国産であることを積極的には表記しないことにより、シェア拡大を目指すことにしたということであるようだ。

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(翻訳:Maeda, H

スマートロックの先駆者、UniKeyが1000万ドルを調達、ホーム市場以外への進出を目指す

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はるか遡る2011年、Phil DumasのUnikey Technologiesという会社がShark Tankという商品を発売した。それは鍵にスマートフォンを使う錠前だった。画期的だ! 当時スマートロックはまだ現実のモノではなかったが、UniKeyは道を開き、市場は多くの類似製品で爆発した。メジャーデビューから5年たった今、UniKeyは予定を越える申し込みがあったシリーズAを完了し、厳しい競争を戦うべく進軍する。

調達ラウンドには、Asset Management Ventures、AXCIT、Broadway Angels、CBRE、ff Venture Capital、Samsung、Haas Portman、Oriza Venturesを始めとする世界の投資家らが参加した。同社は以前290万ドルをベンチャー基金から調達した。

「われわれは5年前に住宅市場でスマートロック分野を切り拓き、現在UniKeyは世界中の企業と消費者の最も便利で安全なアクセスソリューションとして、市場をリードしている」とDumasが今日の声明で語った。

Dumasによると、新たに獲得した資金は今後の国際展開および同社のテクノロジーをスマートホーム以外の新市場へと拡大するために役立てる。同社はKwiksetと、UniKeyのテクノロジーをKwikset製品で採用する契約を結ぶことに成功している。

UniKeyが最初の製品を発売して以来、無数のスマートキー製品が市場に出回った。LockitronやAugustといったスマートロックのスタートアップや、Schlage、Kwikset(UniKeyベース以外の製品も販売している)等の主要家庭用品メーカーも参入している。しかし市場は巨大だ。あらゆる家やアパートや企業には、最新テクノロジーを利用できるカギがある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Fly Or Die:Samsung Galaxy S6とS6 Edge


【日本語版注:申し訳ありませんがビデオが表示されない場合があり現在調査中です。下のスライドショウもご利用ください】

Samsung Galaxy S6とそのずっと美しい双子、Galaxy S6 Edgeは、最も期待されたAndroidフォンとしてまもなく市場に登場する。

John Biggsは両機をレビューして、そのグレードアップされたデザイン、特にGalaxy S6 Edgeのデザインに強く魅力された。

両者のスペックは事実上同一で、5.1インチ1440×2560 Super AMOLEDディスプレー、16Mピクセル背面カメラ、5Mピクセル自撮り用前面カメラ、Android 5.0.2 Lollipop、およびExynosチップセットを内蔵している。

しかしスペックだけでなく、Biggsはスピード、使い勝手、デザインについて両機共の体験全般を気に入っている。特お気に入りなのがS6 Edgeの曲面エッジで、彼はS6とS6 Edgeのデザインの違いは、100ドル余分に払う価値があると信じている。

しかし私は、曲面ディスプレイは少々凝りすぎに感じた。ただし電話機そのものには何の問題も見つからなかった。Samsungは、過去のプラスチック感漂うスマートフォンから、プレミアム感の高いデバイスへと大きく前進した。とはいえ、私には曲面ガラスが必要だとはやはり思えない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Galaxy S6はどうやらフルメタルボディ+曲面ディスプレイとなるらしい

Samsungがついに、これまでのプラスチックや合成皮革を用いたボディデザインを脱却しようとしているらしい。

これはティーザー画像に基づく推測であり、T-Mobileが取り上げ、Vergeでも記事にされている。もちろん、間もなくバルセロナで開催されるMobile World Congressでお披露目予定と目されているGalaxy S6の話だ。

Samsungは最近、Galaxy A3およびGalaxy A5というフルメタルボディのデバイスをリリースしている。その点から考えても、フラッグシップモデルであるSシリーズの素材変更は十分ありえるものとは言えるだろう。そもそもこれまでに採用してきたプラスチック素材は、安物に見えてしまうとして不人気でもあった。

また、SamsungはS6が曲面ディスプレイを持つものであることもほのめかしている。Galaxy Note Edgeと同様の曲面ディスプレイを、両サイドに配したものとなるようだ。Note 4/Note Edgeのケースと同様に平面ディスプレイ版と曲面ディスプレイ版の両方が用意されるのか、それとも曲面版のみとなるのかはまだわからない。曲面版のみという可能性もありそうに思える。

曲面ディスプレイを求める声はさほど大きなものではなく、また有効な活用方法も少ないことを考えれば、2つのモデルが用意されるという意見にも説得力がある。AppleもiPhone 6では2つのモデルを販売しており、Samsungはといえば価格帯やスタイルを変えた複数のモデルを用意することを常としてきてもいる。Galaxy S5にもActive、Zoom、およびMiniがあったことを考えれば、複数モデルの可能性の方が高いのかもしれない。

ともかく、3月に入ればすぐに本当のところがわかるはずだ。

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(翻訳:Maeda, H