VerizonがTumblrをWordPressの親会社Automatticに売却

6年前に米YahooはTumblr(タンブラー)を11億ドル(約1160億円)で買収した。いっときはマイクロブログのマーケットを支配したサービスだったが、Yahooの親会社であるVerizonがTumblrを売却することが明らかになった。引き受け手はWordPressオーナーのAutomatticだ。売却の条件など詳細は明らかにされていないが、Wall Street Journalの記事によれば「当初の価格に比べれば捨て値」だという。

AxiosはTumblrの売値は「2000万ドルをかなり下回る」という。それなら2013年の価格の2%以下にしかならない。

Tumblrのマイクロブログが大人気だった時代もあったのだが、Yahoo買収後の道どりは困難なものになった。ソーシャルネットワーク分野にFacebook、Instagram、Twitter、Redditが君臨するようになるとTumblreは路傍に取り残された。

ことにポルノを禁止するという最近の決定がビジネスに大打撃を与えたようだ。Sensor Towerの調査によれば、Tumblrのモバイルアプリをダウンロードするユーザーの数は対前年比で33%減少した。

そういう背景を考えれば今回のニュースもさほど意外ではない。Yahooの買収によってTumblrのオーナーになったVerizonはこの5月に買い手を探していると伝えられた。Tumblrは当時Yahoo最大の買い物でCEOだったマリッサ・メイヤーは「絶対に上手くやってみせる」と声明で述べていた。

しかしTumblrはYahooにとって良い買い物ではなく、Verizonとの適合性はさらに悪かった。Verizonは、Tumblrを短命に終わったがOath事業部に統合、さらにVerizon Media Group (TechCrunchの上部組織でもある)に移管した。Automatticは(少なくとも一見したところ)ビジネス上の適合性はVerizonよりずっと高そうだ。AutomatticのWordPressはインターネット最大のパブリッシングプラットフォームであり、プラグインのJetpackやノートアプリのSimplenoteも人気が高い。AutomatticはTumblrの200人の社員も引き受けるという。Tumblrはブログ記事にこう書いている。

同様の目的を持つ2社が力を合わせることになったのは最高だ。よく知られているように、WordPress.comはAutomatticのフラグシップだ。WordPress.comとTumblrは共にブログプラットフォームのパイオニアだった。Automatticには関心を共有することによって活動的なコミュニティを作るというビジョンがある。情報のパブリッシングを民主化し、誰もが自分が興味を持つ物語を共有できるようにしたいと考えている。特にその声がか細く、十分にコミュニティを作れていないならなおさらだ。

画像:Bryce Durbin / TechCrunch

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Tumblrがようやく全アカウントでHTTPS通信が有効に

かなり遅れたが、TumblrはついにすべてのサイトにてHTTPS通信をロールアウトさせた。

Tumblrの開発者ページにて公開された短い投稿によれば、現在はすべてのTumblrのサイトがデフォルトで暗号通信に設定されている。また同社は、この移行がかなり遅れたことを認めている。

TumblrはTechCrunchと同じようにVerizonの傘下サービスで、4億6400万人のユーザーを抱え、Alexaのデータによれば世界で44番目に書き込みの多いサイトだ。そして、HTTPSの非対応サイトとしてはトップランクだった。

TumblrのHTTPSへの移行は2017年から始まったが、ユーザーが機能を有効にする必要があった。

HTTPSの「S」はセキュアを意味しており、ウェブサイトやアプリの通信を暗号化し、他人によるデータの取得や改ざんを防ぐ。近年では数多くのウェブサイトが、プライバシーやトラッキング、監視の観点からHTTPSを導入している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Tumblr、 全アダルトコンテンツを本日削除

一つの時代が終わる。今月 Tumblrは12月7日(米国時間)をもってアダルトコンテンツをすべて削除すると発表した。友よ、その日は、今日だ。

同ブログプラットフォームは12月3日の削除方針発表以来、猛烈な勢いで対象記事に不適切フラグを付加してきた。今日からこれらフラグの付けられた記事はすべて視界から消える。同サイトはコンテンツのフラグ付けをコンピューターで行っている。

「コンピューターは人間よりもプロセスのスケーリングに長けている——われわれにはそれが必要だ。しかし、状況に応じた微妙な判断は得意ではない」とTumblrは言う。「これは進化中のプロセスであり、今後改善していくことを約束する。コンテンツがアダルトと判定された人には必ず通知を送り、レビューのうえ必要に応じて何らかのアクションをとる機会を与えているのはそのためだ。」

かなり大胆なフラグ付けプロセスは、すでにおかしな勘違いを生んでいる。サイトオーナーのためにレビュー手続きが設けられてはいるが、自動的にフラグを付けられたページはコンテンツフィルターによってブロックされ続ける。

Tumblrのブログコンテンツに関する決断は、Appleが児童ポルノを懸念して、アプリをApp Storeから削除したことに端を発する。同社はこの問題に対して一種の焦土作戦を選択した。この決定はアーティストやセックス労働者らを心配させることになった。多くの人々が、ポルノの終わりはTumbler(ちなみに同サービスはTechCrunchを所有する同じ会社が所有している)の終わりを意味するだろうと憶測していた。

しかし、そんな懸念をよそにTumblrの賭けは功を奏したようで、アプリはApp Storeに戻った。一方ブログオーナーたちは、よりアダルトフレンドリーなコンテンツプラットフォーム探しを急いでいる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Tumblrがアダルトコンテンツを全面禁止へ

メディアミックスブログサービスのTumblrは現地時間12月3日、12月17日付で施行される新コミュニティガイドラインのもと全てのアダルトコンテンツを削除し、以降同様のコンテンツの投稿を禁止すると発表した。

ガイドラインによると「人間の性器や乳首を露出した女性」ならびに「性行為を連想させる」画像、動画、GIFのアップロードは禁止される。これには「写真のようにリアルな描写された人間にそっくりなものや見間違うレベルのリアルな画像」も該当するとのこと。一方「一部のヌードを含む芸術的、教育的、報道的、または政治的なコンテンツ」は投稿できるという。詳細についてはこちらも参考にしてほしい。

2018年11月にはApp StoreからTumblrアプリが一時的に消えており、これは児童ポルノの掲載が原因だったと報じられている

CEOのJeff D’Onofrio氏は同日ブログにて、新ガイドライン施行後も「Tumblrはアート、ポジティブなセックス、恋愛、性的指向、また個人の生活や生き方などについて自由に語ることができる場所」であり続けると綴った。

なお、投稿が成人向けコンテンツとして報告された投稿者にはメールで通知が送られる。メールには問題となっている投稿のリンクが掲載され、これが間違いである場合には報告に対して抗議することが可能だ。

Yahoo、提携解消でAT&Tメールアドレスでのログインが不可能に

YahooとAolの企業合併によるOathブランドへの統合にともない、YahooアカウントをAT&T(あるいはAT&T子会社)のメールアドレス経由では利用できなくなるようだ。

この変更は一部のネット中立性擁護派を騒がせることになったが、どうやらこれは囲い込みの問題というよりも、かつての提携関係が解消されたためらしい。

つまり、ユーザーにとっては厄介なことではあるが、これは以前YahooとAT&Tが契約したことでAT&Tドメインを疑似Yahooアカウント(Tumblrを含む)として使えるようにした措置を元に戻しただけだ。

AT&Tは以下の声明でユーザーにこの変更について伝えた。

[Yahooウェブサイトは、2017年6月30日以降att.netとの関係がなくなるため、ほとんどのYahooウェブサイトでAT&Tのメールアドレスを使ってログインできなくなる。]

日曜日に掲載した通知で、Tumblrはユーザーに以下の注意を伝えた。

2017年6月30日以降、att.net のユーザーは以下のドメインのメールアドレスを使ってYahooおよびTumblrのアカウントにログインできなくなります:att.net、ameritech.net、bellsouth.net、flash.net、nvbell.net、pacbell.net、prodigy.net、sbcglobal.net、snet.net、swbell.net、およびwans.net。

該当するユーザーはメールアドレスを別のドメインのものに変更する必要がある。

Oathに適合するメールアドレスに変更する方法は以下の通り:

  1. ブラウザーで、ダッシュボード上端のアカウントメニュー(人間のシルエットに見える)から “Settings” をクリックする。
  2. メールアドレスの右の鉛筆アイコンをクリックする。
  3. メールアドレスを変更してパスワードを確認する。
  4. 変更内容を保存する。

Oathは本誌のコメント要求に回答していない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

TumblrでApple Live Photoの再生が可能に、ライブラリもオープンソースで公開

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Tumblrは本日、ウェブ上でAppleのLive Photosのサポートを開始した。同時に他のウェブ開発者が同じことを行なえるツールも公開している。同社は、任意のウェブサイトでLive Photosの公開を可能にするオープンソースのJavaScriptライブラリ「Laphs」 ‐ 正式名称「Live Anywhere Photos」 ‐ をリリースした。ウェブ上のLive Photoを実際に動かすには、クリックしてそのまま押し続ければ良い。モバイルでも同様だ。

AppleのLivePhotosは、iPhone6sと6s Plusから導入されたファイルフォーマットだ。静止画と短い動画を組み合わせたもので、ユニークな再生体験を生み出している。ウェブ上でこの効果を再生するために、TumblrはユーザーがiOSデバイスからLive Photoを投稿した際に、静止画(,jpeg)と動画(.mov)の両方のコピーを受け取る。そして、すべてのブラウザで正常に再生できるように、.movファイルを.mp4ファイルに変換するのだ。

その後Tumblrは、そのLaphsソリューションを用いて、.jpegと.mp4ファイルを組み合わせてLive Photoの効果を再構成し、Live PhotoをTumblerのウェブ上で再生する。

実はTumblrは既に、Live Photosを初期のうちから取り込んでいた。iPhoneの3Dタッチ対応スクリーンを使用して、押すと動く静止画を表示していたのだ。そして押せば画像は動き出して、あなたの写真にハリーポッターのような感覚を与えてくれる。

Live Photosは、Tumblrで絶大な人気があるGIFに似ているため、モバイル上での新しいフォーマットのサポートに素早く動いたのだ。実際、それはそれを実現した最初のサードパーティサービスとなった – 結局Facebookには数週間Google Photosには数ヶ月先行することになったのだ。またそれは、モバイル上のGIF Maker機能を用いて、Live PhotoをGIFに変換することもサポートしていた。。

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今やLaphsを使って、TumblrはLive Photosの更なる利用を自身のサイトを超えて推進して行くことが可能になった。そして、同社はAndroidにもLive Photoを持ち込むと言っている。

Tumblrのサイト上のLive Photoは、おなじみの同心円のLive Photoのアイコンが表示される。これは、当該画像の左上に表示される。

たとえば、このTumblrの新機能についてのアナウンス記事の中でLive Photoの例を見ることができる。動きのあるLive Photoを表示するには、ただマウスでクリックしてそのまま押し続けていれば良い。

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(翻訳:Sako)

iPhoneのLive PhotosがTumblrにやってきた

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もしあなたがTumblrユーザーで、たまたまiPhone 6sか6s Plusを持っていれは、今日はラッキーな日だ。Tumblrチームは、3D TouchとLive Photosの両方に対応したアップデートを公開した

Live Photosのサポートは特別に興味深い。なぜならTumblrではGIFアニメがものすごい早さでシェアや再シェアされるからだ。すばらしいのは、iPhone 6sや6s Plusを持っていなくても見られることだ。もしTwitterがこのフォーマットに対応したら注目だ…Live Photosの採用が急加速するだろう。Appleはこのメディアをシェアする自前のネットワークを持っていないので、カメラロールの外で見られることがあるのか不安だった。やった。その日が来た!

試しにわれらがPanzerのロンドンLive Photoを見られたい(アプリでのみ動く):

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下のアイコンを見てほしい。Tumblrが「同心円超新星アイコン」と呼んでいるものが写真の左上に見える。もしこれがあったら、タッチしよう!

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3D Touchの方は、Tumblrアイコンを押すと検索のショートカットが現れ、かなり便利だ。誰かのTumblrネームまたはアバターを押すと、その人のTumblrのプレビューが表示される。他に今日のTumblr for iOSのアップデートでは、メッセージがいつでも使えるようになり、投稿を友達にメッセージで送れるようになった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

人気ブログはファッションでも成功するか?…Tumblrは本気でその気だ

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Web上にはいつも、いかがわしいミームが氾濫しているが、それらがついに現実世界に侵入するらしい。しかも、人間がそれを着て、地球上のあちこちの通りを歩くのだ。

Yahooに買われた人気ブログTumblrが今日(米国時間9/11)、Tumblr上の10名のアーチストがデザインした服をNew York Fashion Weekで発表した。The New York Timesがそう報じている。

Tumblrの“ファッション・エヴァンジェリスト”Valentine UhovskiがNYT紙に語っている:

“ファッションもTumblrのポストみたいにしたいんだ”、Tumblrのファッション・エヴァンジェリストValentine Uhovskiはそう言っている。“アンテナショップに入ったら、Tumblrのダッシュボードの中にいるような感じがするだろう”。

今のTumblrは熱心なファンに支えられた一種のカルトだから、すばらしい才能のアーチストもいるが、すでに売られているTumblr的ファッション数々を見るかぎり、ぼく個人的には、同社のファッション進出を楽観視することはできない。

そのクレージーでカラフルなデザインは、ドレスやバックパック、レインコートなどなどに適用され、来週からPrint All Over Meでネット販売される。今週末開店する物理店舗(アンテナショップ)は、ニューヨーク市の339 West 38th Streetにある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

iOS版Tumblrが4.0にアップデート―URLで動画投稿、検索フィルタ、ウィジェットなど盛りだくさん

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今日(米国時間4/16)、TumblrはiOS版アプリに多数の新機能を加えたTumblr 4.0をリリースした。新しいアプリはアイコンも一新されており、従来デスクトップ版のみで提供されていたいくつかの機能がサポートされるようになると同時に、iOSアプリ独自の新機能や「今日のビュー」というウィジェットが追加された。

「今日のビュー」はAppleのiOS 8の機能を利用して、アプリを開かずに重要な情報やトレンドのトピックを表示できる。またアプリ内からの新規ブログの作成やゲスト投稿を受け付けるブログへのゲスト投稿が可能になった。Android版ではすでに実現していて要望が強かった、YouTubeなどの動画のURLをコピー&ペーストして新記事を投稿する機能もサポートされた。

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またiOSアプリの独自機能としてはビデオやチャットなど投稿タイプ別の検索機能が用意された。こうした拡張検索機能はサードパーティーのパワーユーザー向けTumblrクライアント、XKitではすでに提供されていたが、今回はiOSのTumblrアプリ内に実装された。

新アプリはこちらからインストールできる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

オバマ大統領、Tumblrで若者と語る

オバマ大統領は今日(米国時間6/10)Tumblrに登場し、教育に関する話題についてユーザーの質問に答えた。

これもまた、大統領が若きアメリカ人の注目を引くために新しいメディアを使った一例だ。特に、一部で不評ながら、オバマ大統領がコメディー番組 “Between Two Ferns” でザック・ガリフィアナキスと共演し、Healthcare.govを宣伝したことは有名だ。その努力の甲斐あって、同ウェブサイトのトラフィックは急増した

大統領のTumblrへのデジタル旅行(物理的にはワシントンDCで行われたが)は、ユーモアも少なくなかった。上の「フィストバンプ」GIF動画は序の口だった。Tumblrユーザー、’HaikuMoon‘の質問への答えは爆笑を呼び、こう続いた


[私の質問が採用されたのはいいけど、大統領が私のユーザー名はクールって]

そして:


[大統領は君のURLがヘンテコでクールだけど、要するに不気味だと言っただけ]

これぞ2014年。

大統領は、Tumblrのファウンダー、David KarpをNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズと比べ、傑出した成功をおさめる人 ― ビル・ゲーツとMark Zuckerbergを例に挙げた ― は稀であると言った。もちろんKarpは、Tumblrを10億ドル以上でYahooに売った人物だ。

今回のTumblr出演の効果を、「Two Ferns」の時と比べるのは難しい。後者にはウェブトラフィックを増やすという単純の目標があり、明確に測定できた。学費ローン救済に関する情報を広めることについては、やや評価が難しい。

世界で最も力を持つ人物が、コメディー番組やおかしなGIFで知られるマイクロブロギングサービスに出演することは、少々奇異ではあるものの理にかなってはいる。夜の伝統的全国放送ニュース番組でリーチできる人数は減少している。そして、特定の年齢層にリーチする必要がある時は、彼らが集まっているところに出て行くべきだ。

また大統領は、学校内における銃暴力の蔓延に、対処できていない政府の政治風土を非難した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


誰が(ソーシャルの)世界を動かしているか?, 女子だ

グレートなソーシャルメディアプラットホームは例外なくどれも、何百万ものグレートな女性たちが支えている。そして、おやまあ、彼女たちの多くがスマートフォンの熱烈なユーザなのだ。

FinanceOnlineが行った調査によると(その元ネタはPEWやNielsen、Burst Mediaなどだが)、女性は男性よりも頻繁に、かつ、より多様な使い方で、ソーシャルメディアを利用している。Facebook、Tumblr、Pinterest、Instagram、Twitterなどはすべて、男性よりも女性ユーザの方が多い。

Pinterestは元々、女子力でブレークしたサイトだが、今ではインターネットを利用する成人女性の33%がPinterestのユーザ、男性ユーザは成人男性インターネットユーザの8%にすぎず、女性上位が激化している。一方LinkedInはその逆で、成人男性の24%が利用しているのに対し、女性は19%だ。

しかも女性の多くがもっぱら、モバイルでソーシャルメディアを利用している。すなわち、スマートフォンでソーシャルメディアを利用する人は女性の46%、対して男性は43%だ。

タブレットも同様で、女性の32%がタブレットでソーシャルメディアを利用、男性は20%だ。

ここからが、いちばんおいしい部分:

この調査によると、ソーシャルメディアを利用してブランドと対話することが多いのは、男性よりも女性だ。女性の半数以上が、ソーシャルメディアからブランドの企画(特典サービスなど)にアクセスしている。男性でこのようなソーシャルメディア利用をするのは、半数に満たない。

また、ソーシャルメディアを利用してブランドの最新情報を知ったり、好きなブランドに関してコメントを書き送ったりするのも、男性より女性に多い。

さらに、おもしろいニュースネタを仕入れるのも、女性はソーシャルメディアからが多い。女性の58%がFacebookから最新ニュースを知るのに対し、男性でFacebookのNewsfeedをニュース源としているのは43%にすぎない。

ソーシャルメディア上で女性の方が男性よりもアクティブである、という事実は、最近の発見ではない。少なくとも5年ぐらい前から、そんな傾向がある。でもソーシャルメディアに関して、デスクトップからモバイルへの移行を女性がリードしていることはなかなか興味深い。ソーシャルサイトは今後数年間、このことを強く意識せざるをえないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Tumblrが(ようやく)SSLをサポート。但し有効にするには設定が必要

GoogleFacebook、そしてTwitterなどからずいぶん遅れることとなったが、Tumblrが(ようやく)SSLに対応することとなった。但し、標準状態ではSSLが無効となっている点に注意が必要だ。つまり自分で設定する必要があるのだ。

セキュリティ意識の高い利用者(現代は全員がそうあるべきだと思うのだが)は、このYahooが提供するブロギングサービスサイトでは、ぜひともSSLオプションをオンにしておくべきだろう。もちろん遠からぬうちに標準でもSSLモードになるのではないかと思う。TwitterもSSLに対応した当初は、SSLによる保護を望む人に手作業による「https」入力を促すという仕組みでの対応だった。SSLを利用しなければ、周囲の人に通信内容を傍受されてしまう可能性があるわけで、とくにコーヒーショップや会議場でのオープンなネットワークを利用するときにはぜひともSSLを利用するのが望ましい。

Tumblrによると、SSLについては数週間のテストを行ってきたのだとのこと。その結果を踏まえて設定画面でSSL対応を指定することができるようになった。Tumblrのダッシュボードからアカウント設定画面にいき、そこで「SSLセキュリティを有効にする」というスイッチをオンにすれば良い。

Tumblrが直ちにSSLを標準の方式としなかったのはなぜだろうか。理由はいろいろとあるのだろうが、たとえばXKitが使えなくなるという理由もあるのではなかろうか。非常にメジャーなエクステンションで、多数の便利機能をTumblr上で実現できるとして、多くの人が利用しているものだ。

XKitのブログでは、TumblrのSSL設定をオンにすると利用できなくなる旨の記事が掲載されていた。ブログ記事によれば、SSL下でも動作するバージョンを開発中であるとのこと現在のところはXKitを選ぶのか、SSLを選ぶのかを選ばなければならない。

当然SSLを選ぶべきだと思う。

訳注)XKitブログにはSSLにも対応した旨の記事が公開されています。

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(翻訳:Maeda, H


Tumblr、投稿数は650億超。大量コンテンツの管理も意図して検索機能を大幅パワーアップ

Tumblrが検索機能の大改革を行った。使いやすく、それでいてパワフルにもなったようだ。アップグレードの内容をまとめておくと、まず検索クエリ中で複数のタグを使えるようにした。そしてコンテンツフィルタリングのためのメニューが操作しやすくなり、またコンテンツのタイプによるフィルタリングもサポートされた。

今回のアップグレードを伝える記事の中で、Tumblrはサイトへの投稿数が650億件を超えたことをアナウンスしている。確かにそれだけのコンテンツがあれば、強力な検索機能が必要になるはずだ。これまで搭載されていた検索機能は、せいぜい間に合わせのものに過ぎない程度のものだったので、今回のアップグレードに喜ぶ人は多いはずだ。またGoogleでの検索オペレーターと同じものもいろいろと使えるようになっている。

検索クエリに複数のタグが利用できるようになったことで、本当に探したいものを見つけ出しやすくなったといえるだろう。単純には「#puppy」と「#gif」を指定すれば、簡単に子犬のGIF画像を見つけ出すことができる。尚、今回のアップグレードにより、ハッシュタグを付けない場合は、文中の単語およびハッシュタグの双方にヒットするようになった。

たとえば「ponies」を検索すると、説明文中に「ponies」という単語が登場する投稿も、また「#ponies」のタグが付けられた投稿もヒットすることになる。また、検索結果に関連しそうなブログも併せて表示されるようになっている。

尚、Tumblrのコンテンツフィルタリングについては、機能そのものが見つけにくい位置にあり、また不適切なフィルタリングを行っているという非難もあった。今回のリニューアルで検索結果ページのわかりやすい場所に表示され、すぐに操作できるようになった。また、これまでNSFWとして排除してきたものについても、当該タグ自体を完全に排除するべきなのかどうかについての見直しを行ったのだそうだ。

たとえば、今年に入ったばかりの頃、Tumblrで必ずしも性的なものを意味するのではない「gay」、「lesbian」ないし「bisexual」といった内容のタグを表示しないことについて議論があった。今回のリリースでは、セーフサーチオプションをオンにしていても、上記のタグ付きコンテンツを表示するように改めている。Tumblrによると、これまでにそうしたタグを表示から外していたのはアプリケーションストアなどでのポリシーもあったからだとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


Flickr、リニューアル後は成長を加速。参照元の7.2%はTumblr

YahooはFlickrについて新たな料金プランを導入、買収により関連サービスを強化、ウェブページのリニューアル、あるいはモバイルエクスペリエンスの改善などを行ってきており、どうやらそれが実を結びつつあるようだ。SimilarWebのレポートによれば、Flickrの訪問者数は着実に伸びており、4月比で38%の伸びを示すまでになっているのだとのこと。

統計データは4月比ということになっているが、Flickrが大規模なデザイン変更や、あるいはこれまでの料金体系を変更して広告なしのメンバーシップや、1テラバイトの追加(年間500ドル)といった料金プランを導入したのは5月末のことだった。マリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)指揮のもと、ビジュアル面での変更や、モバイル版のアップデートなどを強力に推し進めてきている。

4月と5月を比較すると、訪問者数は8600万から9000万へと伸びていた。これはすなわち、サイトの外見や機能面での改善がなくても、利用者は増加傾向にはあったということだ。但し、サイトの各種リニューアルを経た6月には、訪問者数が1億700万となり、7月には1億1000万へと伸びを加速させている。

さらに、平均のサイト滞在時間も6月には4月(4.5分だった)比で11%伸びて4.9%となり、7月には5分となった。ソーシャルトラフィックも増加し、4月に970万だったものが6月には1200万、そして7月には1370万へと伸びている。つまるところ、Flickrのリニューアルは、「ソーシャル」という視点からみても成功だったということを意味するのだろう。

尚、同じくYahooが買収したTumblrが、Flickrの成長に寄与している点も興味深いところだ。検索エンジンおよびソーシャルネットワークを除いて、Flickrにとって最大の参照元となっているのだ。この3ヵ月のトラフィックのうち7.2%がTumblrからのものなのだ(訪問者数になおすと475万人ということになる)。Yahooが傘下に収めたがったのも当然ということなのだろう。SimilarWebによると、この関係はTumblrの買収前と後にて特に変化はないそうだ。Flickr利用者の多くも、Tumblrとの親和性が高いことは以前から感じていたようだ。プロの写真家兼ブロガーであるThomas Hawkは、FlickrがTumblrを買収して、種々のリニューアルを行い始めた時点で「Flickrに投稿した写真の最大の参照元はTumblrだ」という旨を発言している。

FlickrおよびTumblrは、今後ますますシナジー効果を高めていくということがあるかもしれない。Tumblrの買収がアナウンスされてから、Flickr利用者たちは、Flickrの写真を簡単にTumblrに登録する方法だとか、あるいはTumblrに投稿した写真をすぐにFlickrにバックアップする方法などについてブレインストーミングを行っている様子だ。

もちろん、SimlarWebのトラフィックっ解析は(他のサービスと同様に)一部の利用者の行動に基づいたものではある。しかしSimilarWebは、自社ブランドプラグインなどからのみではなく、自社名を冠していない利用者向けプラグインなどからも情報を収集している。調査報告に出てくる数字が全く正確なものではないにしても、時期毎の変化などについてはきちんと読み取ることができる。もちろん、他のトラフィック計測サービスでも、Flickrはリニューアル以来トラフィックを伸ばしているという報告を行っているようだ。

たとえば、アメリカ国内での状況は、QuantcastやCompeteなどでも見ることができる。ちなみにQuantcastの予測では、利用者像がリニューアル後の一時的な現象で、また減っていく可能性もあるとはしている(一番下に掲載したGoogle Trendsのデータとも比較して考えてみたいところだ)。

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(翻訳:Maeda, H)


Yahoo、Tumblrの11億ドル買収を取締役会で承認(WSJ報道)

Wall Street Journalによると、Yahooのソーシャルブロギングサイト、Tumblrの11億ドルによる買収が取締役会で承認された。Tumblerの買収が先週噂された時、金額は10億ドル以上と言われていた。同紙の報道によると数字は正確だったようだ。

WSJの情報筋によるとTumblerは独立事業として運営を続け、月曜日(米国時間5/20)に2社のいずれかあるいは両方から正式発表があるという。Yahoo CEOのMarissa Mayerが同サイトに興味をもったのはわずか数ヵ月前だが、Tumblrの買収はソーシャルメディア参入の大きな一歩であり売上拡大の方法であると彼女は考えている、とWSJに語った匿名の人物は伝えている。Yahooはすでにニューヨーク市で月曜日にイベントを予定しており、WSJによると同社は、これも噂されているFlickrとの契約を発表するらしい。Tumblrの買収は、当初の発表予定には入っていなかったかもしれないが、もし承認されればば明日の発表に盛り込まれる可能性は高い。

最近本誌が入手していた情報によると、Yahooの上級幹部組織に空白が生まれつつあり、モバイル部門から重要メンバーが抜けたという噂があった。これらの離脱劇が比較的最近のことなのは興味深く、Tumblrが当初社内で安すぎるという声もあったと言われる11億ドルの提案を呑んだこととも関係があるかもしれない。本誌情報筋は、Tumblrの現金が急速に底を尽きつつあり、それも売却の理由かもしれないと言っている。

Twitterでは一部のユーザーが、Yahooの買収が決まったらTumblrをやめると脅すと言っていることを本誌のIngridが先に報じた。彼女も書いているように、同サイトの訪問者数の伸びは2013年に入って停滞あるいは減少気味であり、いずれもTumblrのユーザー獲得にとって良い話ではない。しかしInstagramがFacebookに買収された時にも、うるさいユーザーがアカウントを閉じると騒いでいた。実際には、Instagramのユーザー数、エンゲージメント、ブランド認知力は買収後に著しく上昇した。

Yahooは今年に入り急ピッチで企業買収を進めており、この数ヵ月間毎週どこかを買っているかのような勢いだ。中でも目立ったのはSummlyの買収で、このニュース要約スタートアップは3000万ドルと報じられた金額でYahooに吸収された。17歳のファウンダーは、会社そのもの以上に見出しを飾り、買収のメリットに関しても多くの議論を呼んだ。

最近になってからYahooの買い物リストはあまり明かされなくなり、買収パターンは同社製品群の拡大というよりも戦略的雇用が目的になっているに見えた。しかし、Tumblrは厖大な既存ユーザーを持つ機能満載の成熟サービスであり、Yahooでは必ずしも代表的といえない比較的若い層をターゲットとしているので、そのトレンドとは異なる。Tumblrにはそれなりの「クール」さがあり、それはまさしくYahooが欲しがっているものだ。

その買収金額には一部で驚きの声があがっている。Fortune誌のDan Primackがツイートしているように、最新の決算報告によるとYahooの手持ち現金はわずか12億ドルなので、現金によるTumblr買収は、Appleはもちろん、Instagram買収の10億ドルを現金と株式で支払ったFacebookと比べても、はるかに無理な買い物だ。もし数字が正しいとすれば、YahooのTumblr買収は、同社がいかに貪欲にメディアベースのソーシャルネットワーク参入を望んでいるかを示す強力なシグナルだ。

本誌はYahoo、Tumblr両社にコメントを求めているが、Yahooから型通りの「噂や臆測に評コメントしない」旨の返信があっただけだ。もしTumblrから返事があれば本項をアップデートする予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


4月30日のPosterous閉鎖を前に、Tumlbrへ記事を移行するJustMigrateがサービス開始

JustMigrate logoPosterousが4月30日に閉鎖されてしまうのを受けて、Posterousへの投稿をライバル関係にあったTumblrに移行するサービスが公開された。

サービスの名前はJustMigrateで、Posterousがブログにてサービスの停止をアナウンスした、まさにその日にアナウンスされた。利用にあたってはPosterousのURLを入力し、そしてTumblrでオーソライズを行う。それで準備は完了だ。複数のTumblrブログを運営している場合は、メインのブログでアクセス許可を行うと、どのブログにインポートするのかを選択するページが表示されるようにもなっている。

Posterousの記事が100件までなら無料で移行できる。250件までの記事を移行する場合は10ドルだ。そして500記事を移行したい場合には25ドルという価格設定になっている。但しTumlbrのAPIでは、1日に250本までの記事ないし75枚までの写真しか投稿することができないようになっているので、記事/写真本数が多数ある場合には複数日に渡って移行するように、JustMigrate側で調整されるようだ。

サービスを構築したのはインドの5人組からなる3Crumbsだ。これまではモバイルショッピング用のアプリケーションなどを作っている。共同ファウンダーのSiddarth Menon曰く、ハッカソンの最中にPosterousの移行ツールを作ろうというアイデアが出てきたのだとのこと。3Crumbsは自己資金により運営されている。今回の移行ツールで多少の売り上げをあげて、本業のショッピングアプリケーションの方に資源を回したいと考えているのだそうだ。

ちなみに、サービスがアナウンスされてから1日もたたない段階で、150件のブログから移行申し込みがあったのだとのこと。Menonによると、前New York Timesのデザインディレクター兼Mixelの共同クリエーターであるKhoi VinhもPosterousにブログを持っていて、こちらは既に移行されたそうだ。

JustMigrateは、サービスについての情報が広まるにつれて、移行申し込みが増えてくるだろうと予測している。ちなみにPosterousは2011年の段階で1230万件のブログを運営しているとアナウンスしている。そのほとんどは個人運用によるものだ。

今回のサービスインのアナウンスは、これ以上ないほどにタイムリーなものだと言えるだろう。昨年3月にTwitterによる買収を発表した際、PosterousのファウンダーであるSachi Agarwalは、サービス終了の際には前もって利用者に通知するとしていた。また、その際にはTumblrやWordpressへの移行ツールも用意するとしていた。

実際のところ、Posterousは以後、移行ツールなどについてのアナウンスを行なっていない。12月になって、記事をひとつのZipファイルにまとめてダウンロードすることができるようにしたのみだ。移行ツールが用意されないことに不満の声は高まっていた。そもそもPosterousが多くの利用者を獲得したのはTumblr、Wordpress、Bloggerなどのブログから記事を移行するツールをリリースしてのことだったのに、いざ自分が閉鎖するときになるとなんの対応もしてくれないに等しいことになってしまったのだ。

但し、Posterousの最新ブログ記事には、WordpressやSquarespaceがインポート用のツールを用意しているとは書いてある。Posterousがいよいよシャットダウンする前になら、こうしたツールを使うことも考えられるだろう。

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(翻訳:Maeda, H)

Tumblr、投稿画面をリニューアル。「軽量ブログ」プラットフォームから、Twitter風のインタフェースに変更

tumblr logoTumblrがダッシュボードのリニューアルを行ったのには、お気づきだろうか。ダッシュボードをコンパクトにして、閲覧と投稿との間にあったギャップも取り去ってしまおうとする目的で行われたようだ。従来は、全画面にわたるブログ風のダッシュボードから投稿・共有を行うようになっていた。それが新たにTwitter風の軽量投稿画面に変わったのだ。

これまでTumblrは「軽量ブログプラットフォーム」として、自らを位置づけてきていた。ブログとしては「軽量」ということで、気軽に使ってもらえるようにと考えてのことだ。WordPressサイトを構築するような苦労はいらない。ドメインを取得して、自前のサーバを用意するなどということも、もちろん必要ないということが、従来の売り文句だった(何を言っているかわからないかもしれないが、昔はサイトを運営するときにはそういう諸々の準備が必要だったのだ)。

しかしTumblrは「ブログ」にルーツを持ちながら、写真などのメディアや、リンクの「共有」に力点を置きつつある様子。写真ミームのための場所として存在感を示しつつ、また昔なつかしのアニメーションGIFの再発見の場所としても利用されつつあり、Tumblr側もそうした利用方法を推奨していくつもりのようだ。

マイナーチェンジに見えるかもしれないが、Tumblrの方向性を示すものとなるだろう。簡易ブロギングというようりも、一層「ソーシャル」を意識した存在となっていくのだと思われる。利用者も実際のところ、簡易版ワードのような編集画面で投稿する「簡易ブログ」の世代ではなく、Google DocsやTwitterないしはFacebookの編集画面に慣れた「ソーシャル世代」が多いようだ。

Tumblerによれば、今回の変更はダッシュボードと閲覧画面にて、統一性のあるエクスペリエンスを提供するためのものだとのこと。「読んでいる時と同じような感じで、そのまま投稿することができるのです」とのことだ。

もちろん、今回の変更に反対する人もいる。投稿画面がシンプルになった分、いろいろなオプションが指定できなくなった。たとえば写真投稿ページでは、以前はできたレイアウト選択ができなくなっている(ドラッグしてレイアウト指定をすることができるとTumblr側は言っている)。

旧版と新版の画面を貼っておく。徐々に新しい画面が広まっていくものと思われる(訳注:本記事は2日ほど前のものですが、訳者の環境に新しい画面が来たタイミングで翻訳いたしました)。

旧版

Tumblr old text

Tumblr old photo

新版

Tumblr-new text

Tumblr new photo

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

Tumblr、投稿画面をリニューアル。「軽量ブログ」プラットフォームから、Twitter風のインタフェースに変更

tumblr logoTumblrがダッシュボードのリニューアルを行ったのには、お気づきだろうか。ダッシュボードをコンパクトにして、閲覧と投稿との間にあったギャップも取り去ってしまおうとする目的で行われたようだ。従来は、全画面にわたるブログ風のダッシュボードから投稿・共有を行うようになっていた。それが新たにTwitter風の軽量投稿画面に変わったのだ。

これまでTumblrは「軽量ブログプラットフォーム」として、自らを位置づけてきていた。ブログとしては「軽量」ということで、気軽に使ってもらえるようにと考えてのことだ。WordPressサイトを構築するような苦労はいらない。ドメインを取得して、自前のサーバを用意するなどということも、もちろん必要ないということが、従来の売り文句だった(何を言っているかわからないかもしれないが、昔はサイトを運営するときにはそういう諸々の準備が必要だったのだ)。

しかしTumblrは「ブログ」にルーツを持ちながら、写真などのメディアや、リンクの「共有」に力点を置きつつある様子。写真ミームのための場所として存在感を示しつつ、また昔なつかしのアニメーションGIFの再発見の場所としても利用されつつあり、Tumblr側もそうした利用方法を推奨していくつもりのようだ。

マイナーチェンジに見えるかもしれないが、Tumblrの方向性を示すものとなるだろう。簡易ブロギングというようりも、一層「ソーシャル」を意識した存在となっていくのだと思われる。利用者も実際のところ、簡易版ワードのような編集画面で投稿する「簡易ブログ」の世代ではなく、Google DocsやTwitterないしはFacebookの編集画面に慣れた「ソーシャル世代」が多いようだ。

Tumblerによれば、今回の変更はダッシュボードと閲覧画面にて、統一性のあるエクスペリエンスを提供するためのものだとのこと。「読んでいる時と同じような感じで、そのまま投稿することができるのです」とのことだ。

もちろん、今回の変更に反対する人もいる。投稿画面がシンプルになった分、いろいろなオプションが指定できなくなった。たとえば写真投稿ページでは、以前はできたレイアウト選択ができなくなっている(ドラッグしてレイアウト指定をすることができるとTumblr側は言っている)。

旧版と新版の画面を貼っておく。徐々に新しい画面が広まっていくものと思われる(訳注:本記事は2日ほど前のものですが、訳者の環境に新しい画面が来たタイミングで翻訳いたしました)。

旧版

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新版

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(翻訳:Maeda, H)

Tumblr、投稿画面をリニューアル。「軽量ブログ」プラットフォームから、Twitter風のインタフェースに変更

tumblr logoTumblrがダッシュボードのリニューアルを行ったのには、お気づきだろうか。ダッシュボードをコンパクトにして、閲覧と投稿との間にあったギャップも取り去ってしまおうとする目的で行われたようだ。従来は、全画面にわたるブログ風のダッシュボードから投稿・共有を行うようになっていた。それが新たにTwitter風の軽量投稿画面に変わったのだ。

これまでTumblrは「軽量ブログプラットフォーム」として、自らを位置づけてきていた。ブログとしては「軽量」ということで、気軽に使ってもらえるようにと考えてのことだ。WordPressサイトを構築するような苦労はいらない。ドメインを取得して、自前のサーバを用意するなどということも、もちろん必要ないということが、従来の売り文句だった(何を言っているかわからないかもしれないが、昔はサイトを運営するときにはそういう諸々の準備が必要だったのだ)。

しかしTumblrは「ブログ」にルーツを持ちながら、写真などのメディアや、リンクの「共有」に力点を置きつつある様子。写真ミームのための場所として存在感を示しつつ、また昔なつかしのアニメーションGIFの再発見の場所としても利用されつつあり、Tumblr側もそうした利用方法を推奨していくつもりのようだ。

マイナーチェンジに見えるかもしれないが、Tumblrの方向性を示すものとなるだろう。簡易ブロギングというようりも、一層「ソーシャル」を意識した存在となっていくのだと思われる。利用者も実際のところ、簡易版ワードのような編集画面で投稿する「簡易ブログ」の世代ではなく、Google DocsやTwitterないしはFacebookの編集画面に慣れた「ソーシャル世代」が多いようだ。

Tumblerによれば、今回の変更はダッシュボードと閲覧画面にて、統一性のあるエクスペリエンスを提供するためのものだとのこと。「読んでいる時と同じような感じで、そのまま投稿することができるのです」とのことだ。

もちろん、今回の変更に反対する人もいる。投稿画面がシンプルになった分、いろいろなオプションが指定できなくなった。たとえば写真投稿ページでは、以前はできたレイアウト選択ができなくなっている(ドラッグしてレイアウト指定をすることができるとTumblr側は言っている)。

旧版と新版の画面を貼っておく。徐々に新しい画面が広まっていくものと思われる(訳注:本記事は2日ほど前のものですが、訳者の環境に新しい画面が来たタイミングで翻訳いたしました)。

旧版

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