iRobotが同社伝統の軍事部門を切り離して別会社に

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国防市場から抜け出したいiRobotがその軍事関連資産を売って、軍需専門の別会社を作る。その新会社のCEOは、元海兵隊の将校Sean Bielatだ。

以下はプレスリリースより:

iRobotの国防部門はここに、今後は独立の企業になることを、喜びをもって発表いたします。その企業は非上場のロボット製造企業になり、国防と国民の安全と産業市場のニーズに完全に特化した事業を行ってまいります。

新しい企業は現iRobot国防部門のチームが率い、CEOのSean Bielatは元iRobotの国防部門の役員で、合衆国海兵隊の将校でもあります。iRobotの国防部門担当SVP Tom Frostが、新会社の社長になります。彼らが一緒に仕事をすれば、15年の歴史を持つiRobotの高品質なロボットの設計技術と、評価の高い強力なサポートが、損なわれることなく継承されるでしょう。

その新しい会社はArlington Capital Partnersが出資し、国との契約による、軍事国防関連の生産に従事する。家庭用ロボットの事業部は、そのままiRobot本体に残る。

このような分社化は、いくつかの点で興味深い。まず第一に、それぞれのビジネスを別々の企業に隔離するから、とくに国防方面の顧客は連絡窓口などで迷うおそれがなくなる。さらにまた、これによってiRobotの企業イメージが改善され、お掃除ロボットと軍事技術との関連が徐々に意識されなくなり、プライバシーや安全性の面での消費者の不安もなくなる。わが家の掃除機が、合衆国陸軍第一ロボット師団のロボット兵として登録されていたら、おそろしいもんね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Facebookでのメッセージのやり取りを、リアルタイムで暗号化するCrypter

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あなたがエドワード・スノーデンだったとしよう。ガーディアンのレポーターとメッセージング経由で情報を送りたくなったときにどうするか。あるいは、モスクワに見つけたCIAによってタリウムを盛られる心配がない喫茶店の情報を共有しようとする際に使えるサービスはあるだろうか。使える手段がFacebookしかないというような状況だったとすると、事態は完全に絶望的となってしまうだろうか。

そのような際に使えるのがCrypterだ。開発したのはサセックス大学の学生であるMax Mitchellだ。Facebookメッセンジャー経由で暗号化したメッセージのやり取りを可能とする。ChromeおよびFirefox版の拡張機能として動作し、事前に定めたパスワードを利用して、やりとりするメッセージの暗号化/復号化をリアルタイムで行う。

「やっつけられない対象を相手に喧嘩すべきではない、という発想でCrypterを作りました」とMitchellは言う。「Facebookという超メジャーなプラットフォームがあるなかで、独自のチャットプラットフォームを立ち上げることなどすべきではないと思ったのです。多くの人の習慣に逆らっても無駄なだけです」。

「Facebookを通じてメッセージのやり取りをする間、このCrypterは自らの姿を表に出すことなく、もくもくと仕事を続けるのです」とのこと。

まだ少々バグが残っているようにも思える。極秘メッセージのやり取りを担わせるのは、まだ若干の不安があるかもしれない。しかし友人などと実際の動作の様子を試してみるのは面白いかもしれない。暗号化/復号化の手間を意識しない、プラグイン形式の実装はなかなか面白いものだと思う。セキュリティに強いとは思えないFacebookが舞台であるのでなおさらだ。さまざまな面倒を嫌いつつ、しかし安全なメッセージのやりとりをしたいと考えている人も多いことだろう。友人と極秘レシピの交換をしたり、あるいはレポーターと命に関わる情報のやり取りをすることも可能となったのかもしれない。


 

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(翻訳:Maeda, H

ピッツバーグ大学医学部、ソーシャルメディア依存と睡眠障害との関連性を指摘

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多くの人がネット上を流れる(くだらない)ビデオをついつい見続けてしまう日常生活を送る中、ピッツバーグ大学が「ソーシャルメディアは睡眠パターンに壊滅的ダメージをもたらす」という研究結果を発表した。

要するに、ソーシャルメディア依存の高い人は、依存度の低い人に比べて睡眠障害を招きやすい、とのことだ。こちらから、詳細な情報を確認することができる。

「ソーシャルメディアが睡眠習慣に影響を及ぼし得ることを確認した最初の調査です」と、今回の調査を行ったJessica C. Levensonは述べている。「さらに、最初のソーシャルメディア・ネイティブ世代について詳細な調査を行った最初のデータとなります」とのことだ。

実験参加者たちは1週間で61時間もソーシャルメディアに触れ、そのうち30%が「睡眠障害を経験した」のだとのこと。ここでいう睡眠障害とは、Instagramを眺め続けたり、FacebookやTwitterにコメントを投稿して睡眠時間が短くなってしまったことをいう。睡眠障害がさらにソーシャルメディアへの依存度を高めるという悪循環も見られるとのこと。調査は19歳から32歳のアメリカ人1788名に対して行われた。

「睡眠困難な状況が、さらなるソーシャルメディア依存を招くことがあります。そしてさらに重症な睡眠障害へと繋がっていくのです。ソーシャルメディアは反応することを前提にしており、さらに反応したりされたりすることで報奨を得ることができるようになっており、このことが睡眠を妨げる要因ともなっています」とのこと。

もちろん、この研究のみをもって、ソーシャルメディアが睡眠に悪影響を及ぼすと結論づけることはできないだろうと思う。ソーシャルメディアの利用を控えるべきだという結論は尚早ではある。ただしTwitterで知り合いの投稿を見続けることが、日常生活に何らかの影響を及ぼす可能性があるということは気にしておいて良いかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H

Gravitは、純Webベースのデザインツール

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強力な写真エディターに代わるツールは山ほどあるが、Illustratorのようなツールに代わるものは殆どない。それらしいことはできても、上のような本格的でユニークなデザインを作りたい時はどうだろう。非常に難しい。

Gravitは、クラウドの奥深くに居るツールで、文書、広告、イラスト等をブラウザー内で作ることができる。Alexander Adamが作ったこのアプリは無料で、文書の作成、エクスポートが可能。.svgおよび .epsファイルも編集できる。

Adamは複数のグラフィックデザインエディターを作った経験を持ち、スケーラブル・ベクター・グラフィックとは彼が14歳の時からのつきあいだ。

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彼はHigh-Tech Gründer-Fondsから60万ユーロを調達した他、会社を立ち上げた際に自己資金30万ユーロを投入している。アプリはすでに公開されていて、毎日8万件のデザインが、このクラウドベースサービス上で作られているという。

「デトロイトのウェイン州立大学からも支持を受け、Adobe製品からGravitに乗り換えてもらった。他の大学へも広めている」と彼は言った。Gravitは、iOS版Safariを含む最新ブラウザーのすべてに対応していることも特徴だ。スマートシェイプおよびコンパウンドシェイプに対応し、エフェクトやフィルターもある。

「これは『デザイナーのためのGithub』と考えられる」と彼は言った。「人々がコンテンツを公共の場で共有し、Open Design Projectや個人制作のチームと共同作業できるようにすることで、Gravitはデザイナーやクライアントのデザインに対する考え方を変えようとしている」

このプロジェクトは、挑発から生まれた。

「プロジェクトは偶然から始まった。ある日友人たちとウェブの未来について、いつかアプリは全部ウェブに置かれるかについて語り合った。反対した少数の友人らは、反例としてデザインアプリは永遠にウェブに載らないと言った。彼らの間違いを証明するために、私は自分の意見を支持するものを探し始めた。純粋にウェブベース(非Flash)のデザインツールを見つけることに失敗した私は、自分で作ることにした」とAdamは言った。「数週間後、Gravitを作って彼らの間違いを証明した」

もし私のような無能でも、次期電子書籍大作の表紙を描けたなら、私も納得だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

IBM PS/2 Model 30の新古品を立ち上げてみた

私は古いモノが再び働くところを見るのが大好きだ。ビデオにはIBMの伝説的マシンが登場すれ。このIBM PS/2 Model 30は1990年台はじめに登場し、Intel 286 CPUを使った初期のパソコンの一つだった。10MHzの怪物は、Sierra のゲームを楽々と動かした。そして今、まるでトード・ザ・ウェット・スプロケットがまだビッグだった頃のように、突然命を吹き込まれた。

重要なのは、これが新古品であり、つまり一度も開けられていないということだ。これを発見したRick Chanという男が、開封の儀のフォトギャラリーを投稿し、彼がビンテージ部品を探していた時、ニューヨークにある古いマシンで一杯の倉庫を見つけたと書いている。

「ある会社が倉庫に売り残りの新古品在庫の大きな山を抱えていて、eBayで売れるかどうか見ようと考えた」と彼は言った。「彼らはIBM PS/2、NEC Pentuim 1、Reply 486、IBMキーボード、マウス、モニター等を複数台持っていた」。

「思いがけなく幸運なことに、私が中古のビンテージPCを探していたところ、たまたま彼らが必要な部品を持っていたので、eBay経由で連絡を取ったところ、90年台の新品マシンを売ると言ってきた」

この手の代物が滞りなくブートするのは、当時のマシンが戦車のように頑強だったことをものがたっている。最近のノートPCが20年以上生き延びて、ましてや電源を入れるだけで立ち上がるところを想像できるだろうか?

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Boston Dynamicの人型AIロボットAtlasが家を片付ける様子をご覧あれ

ひさびさにBoston Dynamicsの人工知能ロボット、Atlasのビデオだ。先ごろGoogleが買収したスタートアップの人型ロボットが二足歩行しつつ家の片付けをするようすをご覧いただきたい。Atlasは歩行できるだけでなく、走ることもできる。、しかも(実はキャリブレーション動作の一環だというが)重量物を運搬するなど家で日常要求されるような作業をひとわたりこなしてみせる。

このビデオではIHMC RoboticsのチームがAtlasにテストとしてキャリブレーション動作をさせている。エンジニアはAtlasの動作を研究し、どこをどのように改良すればよいのかを考える。たとえばAtlasがAIを利用して腕を伸ばしてボトルをつかむとき、その動作をさらに効率化する方法を開発する。その他、さらに高度な課題をAtlasに教え、Atlasの反応を観察する。これによって実際に効率よく高度な動作をさせる方法を研究するわけだ。

「ロボットの操縦者には非常に高いレベルの忍耐力と独創性が必要だ。ロボットがこれまで遭遇したことのない状況で特定の動作をさせようとすれば、その動作を実行できる方法をできるかぎりたくさん考え出す必要がある。それによってどのような動作がロボットにとってもっとも効率的かが分かってくる。ATLASがタスクを実行するとき、人間ならこうするであろうというやり方と全く異なる動作が適切である場合が多い」とSpectrumのロボット操縦者、John Carffは言う。

残念ながら読者はAtlasに家の仕事をさせるわけにはいかないだろう。そのためにはAtlasは高価過ぎる。しかし見てのとおり、ご主人様のためにロボットは箒で床を掃いたり埃を払ったりできる。Atlasは営々として人間のための作業を実行しているが、映画ではないが、ある日それと気づかないでわわれの頭脳はクモ型ロボットのバッテリーの代用品にされているかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

MicSwapはiPhoneをロックンローラーのマイクロフォンに変える

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昔はロックンローラーだったけど、ステージに立たなくなって久しい、という人は、あなたのiOSデバイスの上に、古い懐かしいマイクロフォンを再現するのはどうだろう? MicSwapというアプリを使えば、それが簡単にできるのだ。

二人のミュージシャン、Gary LevittRob Behnkeが、モバイルデバイスでマイクロフォンを模倣するアプリを作った。レッドツェッペリンのファンならリボンマイク、ポッドキャスターにはNPRスタイル、しかもこのアプリは環境も模倣するから、スタジオや居心地の良いブースにいるときの音がする。iPhoneの小さなマイクだから限界はあるが、とても近い音になる。

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このアプリで簡単にマイクロフォンをトライでき、無料バージョンはマイクが少ないが、Proバージョンなら9つのマイクを試せる。iPadやiPhoneから直接、オーディオの録音や編集をしたいミュージシャンやポッドキャスターには、便利なツールだ。

こういうアプリは実用性よりもおもしろいだけ、のことが多いけど、ライブでMicSwapが使われているビデオを見ると、なかなかのものだ。マイクロフォンを模倣することは、一部の人にとってはとても重要だ。正しい音を再現できたら、iPhoneがワンマン録音スタジオになる。Proバージョンは20ドルと高いけど、昔にちょっと戻ってみたい人は、見てみる価値がある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

この3Dプリント時計は、時を刻むのが苦手だがそんなことは気にしない

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Ke$haでなくてもチクタクはすごく楽しいし、この3Dプリント時計も例外ではない。この時計、実際にはゴーイングバレル方式のトゥールビヨンの特徴は、ダウンロード可能なDIYプランが用意されていて、数時間のうちに、あなたや友達が、それなりに、時間を知ることができることだ。

ネットで同じようなことしている人は他にもいるが、作者のChristoph Laimerは、「てん輪」から「ひげぜんまい」まで全部を作ってアップロードした最初の人物だ。つまり、時計をリミックスして好きなように試してアップグレードすることができる。

しかし最も大切なのは、彼が完動するトゥールビヨンを ― 持続時間は30分だが ― プラスチックで作ったことだ。これは世界一正確ではないが ― この種のモノでは摩擦が大きな影響を与え機構を台無しにする ― 私はこのすべてをLaimer設計したと信じている。これはまた、時計の製造が平均的工作者にとってずっと容易になる未来も暗示している。精密機械に興味のある人にはまたとない朗報だ。

Hodinkeeによる彼のインタビューが仲々良い。要するにこれは、3Dプリント機戒装置の巨大な一歩だ。私はこれをダウンロードしてプリントするリスクを負わないとしても。Laimerは多大な忍耐力とスキルを持っているので、私はPLA吐出マシンを完全に使いこなせるようになるまで、この科学の進歩を見守るだけにするつもりだ。みなさんには、 より高く!を目指してほしい。


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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ハードウェアのいろんなプロトタイピングを簡単にできる小さなボックス、TinyLab

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“Bosphorus Mechatronics”ほどクールな名前が、この世にほかにあるだろうか? ワイヤレスから回転機の入力まで、ありとあらゆるものを接続してトライできる小さなボックスも、それ以上にクールかもしれない。その、WindowsやLinuxからプログラミングできる基板はTinyLab(小さなラボ)という名前で、20以上のI/Oとストレージ、そしてArduinoをサポートしている、ハードウェアおたくの夢のプラットホームだ。

ファウンダのAhmet Sait Borlakはこう説明する: “Tinylabはとくに、楽をしたい人に向いている。ハードウェアいじりは好きだけど、ケーブルやシールドやハンダ付けなどで苦労したくない人なら、Tinylabを使うべきだ。プログラミングするだけだからね! Arduinoと完全互換のプラットホームだから、デフォルトのライブラリがそのまま使える。ディスプレイやボタン、リレー、センサーなど、よく使うものはすべて揃っている。IoTの世界で広く使われているいろんなモジュールのための、ソケットもある”。

このほか、XBeeとBluetoothによるワイヤレス通信もサポートしている。クラウドファンディング期間中のお値段は59ドル。発売は5月だ。

作ったのは、ベテランのハードウェアハッカーやメーカーたちだ(メイカーとも呼ばれる)。彼らはイスタンブールにショップと工房を合わせたようなものまで作り、それをMakerhaneと名づけている。彼らがTinyLabを作った動機は、いろんなものをトライしようとするたびに、Arduinoに毎回違うI/Oコネクタを付けて苦労しなくてはならない。毎回違うことをするのではなく、ひとつの標準的な基板を何度も何度も使えるようにしたい、と考えたからだ。

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Borlakはさらに話を続ける: “Arduinoは、ぼくらのヒーローだ。ほとんどのものを、Arduinoベースで設計しているから、よく使う共通的汎用的コンポーネントが、自然にできてくる。たとえばディスプレイの回路なんか毎回使うし、センサーのI/Oもだ。それなのに毎回新しい再利用性のないブレッドボードやスタッカブルシールドを使うのは、ほとんど拷問に近い。シールドを三つ以上重ねたいと思っても、ピンが重複していてできない。そんな苦痛をなくすために、Tinylabを考えたんだ。それは設計も自分たちでやり、実際に使ってみてとても気に入っている。だから、ほかの人たちとシェアしよう、と決めたんだ。教材としても、完璧だよ。MITのScratch言語と互換性があるから、学校の理科の実験なんかにも向いてるよね”。

かわいくて楽しいプロジェクトだし、しかも、とってもギークだ。前に紹介したUdooもそうだけど、ハンダ付けやシールドやコネクタ類と悪戦苦闘しなくても、ずっとおもしろいプロジェクトを作れる。つまり、プロトタイピングが容易にできるし、しかも、従来のやり方よりうんと楽しい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

MesoGlueが電子工作からハンダを追放―火傷せずに金属を接着

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ハンダ付けや溶接を一度でもやったことがあれば、そういう作業がいかに熱くなるかかよく知っていると思う。MesoGlueはそういう厄介な問題を追放できると信じている。これは常温で利用できる導電性金属接着剤だ。いかに不用意な人間でも電線や部品を接着しようとして火傷することはない。しかもきちんと電気を通す。

われわれ電子工作ホビーイストにとってMesoGlueのもっとも興味ある応用場面は、多数の小さなパーツをマザーボードに取り付ける際だろう。MesoGlueは熱を必要としない。これは驚くべき発明だと思う。

産業分野は別として、こうした作業を趣味とする人間の数はまだ多くないかもしれないが、多数のパーツをプラスティック製のボードにハンダ付けする作業には改良を要する点が多々ある。中でも大量のエネルギーを熱源として必要とする点などがそうだ。MesoGlue Silveの外観は通常の銀ハンダと同じだ。しかし指でCPUをヒートシンクに接着、固定することができる。このときハンダごてなどは必要ない。これは非常にクールなテクノロジーでエレクトロニクス工作の常識をひっくり返すものだ。

ノースイースタン大学のHanchen Huang教授、Paul Elliott教授、フロリダ大学のStephen Stagon教授のスタートアップは創立されてから日が浅いが、すでに活動の準備を整えている。

「『「金属』も『接着剤』もお馴染みの言葉だが、『金属接着剤』となると新しい製品だ。われわれはユニークな独自製法を開発した。この物質はナノメートルのサイズの金属線の一方にインジウム、他方にガリウムが塗布してある。この金属線は斜めに取り付けられた櫛の歯のように並べられて電気回路の基板を形成する。この櫛には『ボトム』と『トップ』がある。われわは櫛の歯を互い違いに組み合わせる方法を開発した。インジウムとガリウムが接触すると両者は溶融して液状になる。一方で芯になっている金属線は物質を液体から固体にする性質がある。われわれが開発したMesoGlueは強度、耐熱性、電気的抵抗の点で一般的な金属接着剤に等しい能力を持つ。最近、ノースイースタン大学を通じて、われわれのチームはこの物質に関して暫定的に特許を取得した」とHuang教授は説明する。

また教授は次のように述べた。「主としてエレクトロニクス産業において、この金属接着剤には広い応用範囲がある。熱伝導性の高さを活かして現在用いられている熱グリースを代替できる。電気伝導性も高いので、現在のハンダも代用できる。太陽電池、パイプ類の接続部、コンピューターやモバイル・デバイスの組み立てなどが有望な応用分野だ」と教授は語った。

私は電子時計を組み立てようと考えているが、MesoGlueを使えば指を火傷だらけにしなくてすむらしい。一大朗報だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

3Dプリンタに高度なコントロール機能(モデルの編集など)を持たせられる専用タブレットMatterControl Touch

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3Dプリンタのアプリは、最低限の機能しかないものが多い。主に、それを使ってプリントジョブ(プリンタの仕事)をモニタするだけだ。しかしMatterHackersがこのほど発売したMatterControl Touch T10という10インチ299ドルのAndroidタブレットは、3Dプリンタ用の強力な機能があり、アイテムを置いてモデルをエディットし、それを即、プリントすることもできる。

3Dプリント専用のタブレットだから、画面上でモデルを横に動かす、回転する、などのことができ、サイズ変更もできる。G-codeを使えてUSBポートのある3Dプリンタなら何でもよい。ということは、現状ではMakerbotやFlashForgeのプリンタはノーだ。

タブレットを3Dプリンタ専用機にするなんて、アホみたい、と思えるかもしれないが、でも十二分に意義がある。たとえば学校などで共用する3Dプリンタなら、このタブレットがついていればモデルの編集がすぐできる。何らかのアプリケーションをインストールしたラップトップよりも、簡単便利だ。これによって、従来はネットと縁のなかった3Dプリンタがワイヤレス機能を持つ。ふつうのタブレットを買って、ここまでできるだろうか? まあ、無理だろうね。

タブレットMatterControl Touchは、ハードウェアとファームウェアのレベルで3Dプリンタ専用に改造されている。3DプリンタにはUSBで接続するが、本体にバッテリがないから、3Dプリンタとは別個にふつうのタブレットとして使うことはできない。

このタブレットは、ここで注文できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

セグウェイ、自走可能な “Segway Robot”を発表

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またひとつ、自立型2輪ロボットの登場だ。2輪乗用機メーカーのSegwayは、Segway Robotなるものを発表した。この小さなロボッティックヘッドは、標準的Segwayとつながり、IntelのRealSense RGB-Dカメラ、音声認識、および自動運転の機能をすべて内蔵コンピューターによって付加する。SDKも提供予定なので、ロボットをプログラムして人と対話したり、アームを使って物を持ち上げることもできる。

ロボットは、昨年4月にNinebotが同社を買収した際に発表された新機種Ninebot Segwayベースに装着される。このベースは従来のSegwayと同じく自立性で、小さなロボットは危険を顧みずこれを乗り回すことができる。

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このロボットは、IntelとNenebotの協同事業として作られた。デベロッパー版は2016年中に提供され、商品版はその後になる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Disney Researchが壁をよじ登り天井を這うロボットを開発

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Disney Researchとチューリッヒ工科大学の研究グループが、走行し、飛行し、ジャンプし、そして壁をよじ登る車を作った。車輪で走行し、プロペラを回転して障害物を飛び越え、壁にぶつかると垂直方向に動く。

vertical(垂直)をもじってVertiGoと名付けられたこのロボットは、実は車輪を駆動する動力がない。動きはすべてプロペラに由来し、それが、地上では車を走行させ、壁に当たれば車体を壁に押し付ける。

ホワイトペーパーより:

VertiGoロボットの設計における中心的な研究課題は、推力出力と車両重量の比を最大化することだった。中央の底板にカーボンファイバーを使うことによって重量を最小化し、車輪のサスペンションや車輪本体のような複雑な三次元構造には、3Dプリントした部品とカーボンロッドを併用した。底板には、二つのスラスターモジュールと車輪のサスペンションをマウントした。電子部品や配線も底板に載せた。スラスターは二輪のカルダン懸架装置を使ってマウントした。サーボモーターの内蔵により、外輪と内輪は互いに独立して動く。以上により、床の上と壁の上を走行するために必要十分な力が生成されたが、理論的には天井を走行することもできただろう。

 

このようなものは、その必要性をすぐには思いつかないが、たとえば壁や天井、あるいは人間の手の及ばない場所における修理作業のためには、優れたソリューションと言えるだろう。ダフィー・ダックに装着したら、あのおなじみの鴨くんが、ついに飛べるかもしれない。

出典: Spectrum

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もっともハードコアなLinuxディストリビューションDebianを作ったIan Murdockが42歳で死去

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Ian Murdock(Debianの’ian’)が、月曜日(米国時間12/28)に、サンフランシスコの自宅で死亡していた。死因はまだ分かっていない。〔警察の虐待説。〕

Murdockは、このオープンソース活動の中心人物だった。彼のDebianプロジェクト – とDockerへの貢献 – は、新しい時代を拓(ひら)いた。1993年に発表され1996年にリリースされたDebianの名は、当時の妻Debraと彼自身の名前との合成だ。彼がパーデュー大学(Purdue University)の学部学生だったときに作られたDebianは、その後、ソフトウェアパッケージの作成とインストールを簡素化するapt-getツールなどにより、オープンソースソフトウェアの世界に大きな貢献をもたらした。

MurdockはSun Microsystemsに入社し、その後Linux FoundationのCTOになった。いちばん最近では、Dockerに籍を置いた。DockerのCEO Ben Golubは、次のように述べている:

“Ianを知り、彼と一緒に仕事ができたわれわれは、とても幸運であった。彼の深い思考力と情熱と豊富な経験は、彼と仕事をする誰にとっても驚異だった。彼の輝かしい才能は、私たちの多くにとってインスピレーションの源泉になった。彼の死は、彼と触れ合うことのできたすべての人にとって大きな喪失である”。

死の詳細は確認されていないが、Twitterのログによると、Murdockは警察と口論し、帰宅してから最後のツイートをポストした。その後削除されたそのツイートには、彼が12月28日に自殺する、と書かれていた。

Debianの現在のチームも、彼を追悼している:

“DebianはIan Murdockの死を深く哀悼いたします。彼はFree Open Source Software(FOSS)のゆるぎなき支持者であり、父であり、息子であり、そしてDebianの’ian’でした。

IanはDebianプロジェクトを1993年の8月にスタートし、同じ年の終わりごろに最初のバージョンをリリースしました。その後のDebianは世界のための普遍的なオペレーティングシステムになり、組み込みデバイスから宇宙ステーションに至るまでの、あらゆるものを動かしました。

Ianはとくに、ディストリビューションの作成とコミュニティの文化に力を入れましたが、それは倫理的にも技術的にも正しいことでした。リリースはディストリビューションが完全に完成したときにのみ行われ、ソフトウェアの自由に関するプロジェクトの断固たる姿勢は、フリーなオープンソースの世界の、黄金律となりました。

正しさをつねに追究したIanの献身が、Debianとその後の年月における彼の仕事を導きました。彼はつねに、可能なかぎり最良の未来を目指していました”。

詳しい情報が得られ次第、この記事を更新する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

GoProを砲弾として発射する空気圧大砲を3Dプリントで作ったこの二人は天才か?愚か者か?

3Dプリントで作った大砲で空中に何かをぶっ放すのは、最高にエキサイティングである。したがってこのビデオも、きわめて重要であり、かつ、教育的である。これを作った二人の若者、DavidとRyanは、GoProを空中に撃ち上げるための砲弾、のようなものを作り、それを空高く発射し、そして犬のように地面に呼び戻した。

二人の男が空に何かを発射することの、どこがおもしろいんだい?と問うあなた、あなたはほとんど正しい。実は二人はEclectically Engineeringというチャネルを作り、GoProを砲弾として撃つだけでなく、誰もがGoPro砲弾を作って上空からの撮影ができるために、彼らのプロジェクトの詳細を公開した。ちょいとおもしろいDIYプロジェクトを、このようにきちんとした形で公開したことによって、“愚かな若者のいたずら”は、“誰もが自分でトライできるクールな挑戦”に変わったのだ。

ぼくの住むニューヨークのブルックリンで大砲を撃つのは難しいと思うが、3Dプリンタを持ってて人のいない広い場所が近くにある人は、GoProを砲弾として撃ち上げて空中から撮影する特技を、マスターできるだろう。特撮技術の一種としては、意味があるかもしれない。

出典: 3DPrint

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eブック隆盛のいまどき、古書店に投資価値があるだろうか…コミュニティのたまり場として

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Washington Post紙の、休日の心温まる記事によると、ベビーブーム世代の高齢化や、デジタル化の逆風、その風をよけるためのコミュニティの場所へのニーズ、そんないろんな要因から、最近は古本屋さんが復興しているそうだ。

そのキモは? (個人経営の)本屋さんはなにしろ、良い場所だからだ。

“町に本屋がなくなったので、本を買える場所がない、という声を多く聞いた”。Gottwalsはそう語る。“博物館(美術館)や劇場と同じで、本屋は地域の文化の核なんだ。人が、行きたいな、と思う場所なんだ。だから、それは、今どき、良い投資なのさ”。

書店というものを理想化しすぎているきらいはあるが、コーヒーショップやレクリエーションセンターと違って、古本屋にはコミュニティの核としての独特の味がある。最近は地域の集会などから読書会が姿を消し、本を取り上げるサークルも少ない。休日の古書店めぐりには宝探しのような楽しみがあったけど、本を買うだけなら今ではKindleの方が簡単ではやい。印刷された本として生き残るのは、子どもの絵本と稀覯本ぐらいかもしれない。印刷された本は、ビニル製のレコードと一緒に、過去の遺物になろうとしている。ごく一部の、特殊な本をのぞいては。

そんな時代だからこそ、古本屋さんは貴重だ。LPレコードも、古いビデオゲームやゲーム機も、いまだに一定の需要があり、ノスタルジーという価値観がある。それと同じ意味で、古書店にも一定の投資価値があるのではないか。一概に、だめだよとは言い切れない感触があるね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

寒い冬の日は、暖房の効いた自分の部屋でルーマニアの山奥の湖の釣りを体験しよう

吹け、汝、冬の風よ、強風で漁のできぬ人の子はさらに過酷なり。極寒の地では魚がその場で凍ってしまい、帰路では溶けて魚肉が崩れ栄養価を失う。でも、そんなところでどうしても魚を獲りたかったらどうしたらいいか? 答はRobofisherだ。

このサービスは、中欧の凍結しない湖に設置してある魚釣器具を時間貸しする。中欧のライブビデオサービスはどれもそうだが、人間ユーザは、ロボットが生き物と対話するところをライブで見て、擬似的なスリルを味わい、それに対してお金を払う。このRobofisherでは、ロボットが釣り糸を垂れ、魚を捕獲し、その小さな魚を後日のために湖に戻す。すべては画面上でライブで起き、抵抗する魚が釣り糸を引くスリルを楽しむ(上のビデオではユーザは、湖から300マイル離れた場所の家の中でインターネットにアクセスしている)。

ルーマニアのAlexei Popusoiが作ったこのサービスは、障害者には20%割引、そして釣り竿とリールを10分間10ドルで使わせる。少々お高いようだが、半分以上のユーザが10分以内に1匹釣り上げるそうだ。ビールと自慢話パーティーは含まれていない。

まじめなサービスのようでいて、実際には笑えてしまうところが、おもしろい。自分の家のパソコンから、遠くの湖で釣りができる、というアイデアも巧妙だ。ちょっと、頭がおかしくなりそうだけど。でも、水と魚を見るだけのために、10分間10ドル払う人が、どれぐらいいるだろうか。ま、人の好みは人さまざまだけどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

構成を自由に変えられてアプリから完全にコントロールできるスマート照明器具Fluxo、元Philipsのエンジニアが開発

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灯(あか)りが良ければ仕事にも疲れずに打ち込める。Fluxoがクールなのは、そこだ。クラウドファンディングで作られたこのユニークな電球は、光の色をさまざまに変えられるだけでなく、光が向く方向を、天井や部屋の隅など、自由に変えられる。

この光源は意外なほどコンパクトだが、複数のLEDが入っていて、光をさまざまに構成(コンフィギュレーション)できる。コントロールはアプリから行うが、構成の指定は画面上で指をすべらせるだけでできる。

ただし、400ドルもするFluxoを‘電球’と呼ぶのはためらわれる。これまであなたの家の天井の方にあった照明器具を完全にリプレースする‘スマートランプ’と呼ぶべきだ。その光束は2800ルーメンのRGBW光(red, green, blue, white)で、器具の上と下にLEDのリングが複数ある。点灯消灯は人の動きを感じて自動的に行い、既存の照明編成の仲間に加えてもよい。

Fluxoを作(創)ったRobert KopkaとLukas PilatはPhilipsのエンジニアだった人たちで、ウィーンに住んでいる。ぼくは実際に製品を見る機会があったが、感動したし、来年9月の発売は確実だ、と感じた。

400ドルの電球は売りにくいが、Fluxoのようなランプならそれ自身に説得力がある。ださいシャンデリアをこれ一個でリプレースするし、光の方向を変えられるから、お客を迎えたディナーのときと、そのお客に核兵器を搭載した潜水艦の秘密基地の場所を聞くときとでは、光の演出を完全に変えられる。このランプがあれば、第三次世界大戦が始まる気配を、あなたは誰よりも早く知るかもしれない〔もちろんジョーク〕。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

自動運転車がリアルタイムで道路を「学習」するための新システム

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米ケンブリッジ大学で作られた新しいシステム、SegNetは、道路を「読んで」標識、道路標示、歩行者、さらには空も含めた様々な状況を認識する。システムは道路のRGB画像を見て、ベイズ分析を用いて場面を様々な要素に分類する。

リリース文より:

第一のシステム、SegNetは、見たことのない街の場面の画像を見て、対象物を12の区分 ― 道路、道路標識、道路標示、歩行者、建物、自転車等 ― にリアルタイムで分類することができる。明るい場所、影、夜間にも対応し、現在画素の90%以上を正確に識別している。従来のレーザーやレーダーのセンサーを用いた高価なシステムでも、リアルタイムでこのレベルの精度を出すことはできない。

第二のシステムは、位置にかかわらず車両を正しい方向に向ける興味深いしくみだ。つまり、システムは画像を「見る」ことによって「位置と方向を数メートル、数度の精度」で評価する。同システムはGPSよりはるかに優れており、分析や位置の報告のために無線通信も必要としない。

SegNetを試してみたい人は、自分の街の道路の写真を送るか、用意された写真でテストすることができる。システムが分析して何が見えたかを教えてくれる。

この種のシステムの利点は、GPSを全く使わず、3D空間の機械学習に特化していることだ。ただし、まだ完全とはいえない。

「短期的に、この種のシステムは室内用ロボット― 例えばロボット掃除機 ― でよく見かけるようになるだろう 」と研究リーダーのRoberto Cipolla教授は言った。「運転者が自動走行車を全面的に信用できるまでには時間を要するが、こうした技術の効果と精度が高くなればなるほど、無人自動車やその他の無人ロボティクスの普及に近づくことができる」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

難題多いガラスの3Dプリントはアートとテクノロジの結婚だ

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ガラスの3Dプリントは、ご想像どおり、かなりの難題だ。大量の熱と運を必要とするが、ガラスは均一に冷えてくれないから、簡単に美しい形にはならない。でも、これらの問題をすべて克服出来たら、天国が訪れるだろう。

ヴァージニア工科大学とロードアイランドデザイン学校(Rhode Island School of Design, RISD)の研究者たちが、ガラスの3Dプリントを研究するためのシステムとラボを作った。現在のシステムは、溶けたガラスをセラミック製のタイルの上に吹き出すエクストルーダーを使っている。そして小さな可愛らしいロボットアームがそのタイルを動かすことによって、物の形が一層ずつできていく。最終製品は、複雑で高解像度のものではないし、ガラスを溶融する工程もまだ素朴で原始的なようだが、とりあえず、ガラスを3Dプリントする、という夢は実現している。

“この研究は、アートとデザインとテクノロジとサイエンスが交わったところに生まれるイノベーションの例だ”、とRISDのガラスアーチストStefanie Penderは語る。“テクノロジが主導するアプローチではなくて、たとえばわれわれアーチストは、素材に関する深い理解をデジタルの製作過程に提供できる。この研究は、従来のテクニカルアートがデジタルな工程にリプレースされるのではなく、未来の工程をテクニカルアートがガイドしていく例でもある”。

このような、ローテクの職人芸が支える3Dプリントは、テクノロジとアートが結婚すると、難しい素材でもけっこうおもしろいものができる、という意味でなかなかおもしろい。

出典: 3DPrintingIndustry

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。