国防市場から抜け出したいiRobotがその軍事関連資産を売って、軍需専門の別会社を作る。その新会社のCEOは、元海兵隊の将校Sean Bielatだ。
以下はプレスリリースより:
新しい企業は現iRobot国防部門のチームが率い、CEOのSean Bielatは元iRobotの国防部門の役員で、合衆国海兵隊の将校でもあります。iRobotの国防部門担当SVP Tom Frostが、新会社の社長になります。彼らが一緒に仕事をすれば、15年の歴史を持つiRobotの高品質なロボットの設計技術と、評価の高い強力なサポートが、損なわれることなく継承されるでしょう。
その新しい会社はArlington Capital Partnersが出資し、国との契約による、軍事国防関連の生産に従事する。家庭用ロボットの事業部は、そのままiRobot本体に残る。
このような分社化は、いくつかの点で興味深い。まず第一に、それぞれのビジネスを別々の企業に隔離するから、とくに国防方面の顧客は連絡窓口などで迷うおそれがなくなる。さらにまた、これによってiRobotの企業イメージが改善され、お掃除ロボットと軍事技術との関連が徐々に意識されなくなり、プライバシーや安全性の面での消費者の不安もなくなる。わが家の掃除機が、合衆国陸軍第一ロボット師団のロボット兵として登録されていたら、おそろしいもんね。