MicrosoftがコワーキングスペースWeWorkとの提携で街中をオフィスに

WeWorkはこれまでの長い間、小さなスタートアップや、1人起業家が机と作業場所を確保するための場所だった。月々の柔軟な支払いが特徴である。しかし、本日同社はこれまでとは異なる巨大な顧客との提携に至った。Microsoftである。

WeWorkとMicrosoftは「City as a Campus」パートナシップをスタートする。これによってMicrosoftの300人のグローバルセールス並びにマーケティングチームは、マンハッタンにある全てのWeWorkのオフィス、コミュニティ、そしてサービスを利用できるようになる。

これはMicrosoftが既にニューヨークオフィスを持っていることを考えると興味深い。このオフィスの外でセールスチームが仕事をできるようにするのだ。

このアイデアのきっかけは、特にセールス担当者は、1日の内に数え切れない顧客とのミーティングをこなしながら、稼働も販売もモバイルスタイルで行っているということだ。Microsoft OfficeのマーケティングのGMであるMatt Donovanは、今回の提携でグローバルセールスならびにマーケティングチームの生産性と効率性が向上すると考えている。ミーティングの合間に任意のWeWorkのオフィスで仕事ができるようになるからだ。

「企業の人びとが、柔軟性を保ったままにWeWorkが提供するようなタイプの場所で働く未来を想像することはできるでしょう」とDonovan。

「Microsoftで私たちはその未来を少々早く始めるのです」。

これは、MicrosoftとWeWorkが締結した最初の契約ではない。両社は以前、全てのWeWork利用者がMS Officeを利用できるようにするパートナーシップを締結している。

MicrosoftとWeWorkのパートナーシップは、試行としてまず300人のMicrosoft従業員から始まるが、実際にある程度の規模まで成長する筈だ。契約の一部として、Microsoftはまた、セールスチームのための似たような「タッチダウン」の場所を、フィラデルフィア、ポートランドにも確保し、同時にMicrosoftのアトランタにある広告チームを、We Workバックヘッド(アトランタ)へ移動するために、大量の席を確保する契約も取り交わした。

WeWorkのチーフプロダクトオフィサーであるDave Fanoによれば、最近WeWorkは大きな企業との提携を進めていて、Microsoftの300人の従業員が各ロケーションの間を柔軟に移動することの支援にも準備が整っていると語った。

その準備の一部には、備品の在庫を持つだけでなく、どのWeWorkオフィスもMicrosoft従業員のためのオフィスとして機能するということが含まれている。例えば面倒なイントラネットへのアクセスなども提供される。彼はまた、作業場所となれば、大きな企業も小さな企業と同様に、柔軟性が必要なのだと付け加えた。

「企業がどのように大きくなっていくのかはわかりませんし、仮に規模を縮小して使っていない場所にお金を使うことになるなら、2から3年のリース契約では無駄な経費になってしまいます」とFano。「WeWorkは、私たちが中小企業に提供しているものと同じ財政的柔軟性を提供して、この問題を解決することが可能です」。

この新しいパートナーシップの一環として、MicrosoftがWeWorkコミュニティ内で新しい製品やサービスをテストすることも含まれている。これはWeWorkの実際の従業員から始まるが、最終的にはWeWorkの利用メンバーへと広げられる予定だ。

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(翻訳:Sako)

Microsoft、2017年Q1決算はクラウド事業の急成長で株価史上最高値を更新

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本日(米国時間10/20)Microsoftは、会計2017年度第1四半期の決算報告を発表した。要約すると、Azureを始めとするオフィス向け製品が収益の成長を後押しし、Microsoftはモバイルをほぼ諦めた。そして、クラウド事業急成長のニュースを受け、株価は時間外取引で急騰し1999年に記録した最高値を上回った。

データ

  • 同社の非GAAP売上は223億ドル(GAAP 205億ドル)、非GAAP1株当たり利益は0.76ドル(GAAP 0.60ドル)だった。
  • ウォール街の予測は、売上217.1億ドル、1株当たり利益0.68ドルだった。
  • 前年同期のMicrosoftは、売上217億ドル、1株当たり利益0.67ドルであり、今四半期のアナリスト予測はほぼ前年同期並みだったことになる。
  • 直近の2016年Q4は売上226億ドル、EPS 0.69ドルでウォール街予測を上回った

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注目すべき理由

  • Microsoftは変遷の真直中にいる。モバイル機器事業を切り捨て、Office 365やAzureといったエンタープライズ・ソリューションに焦点を絞ってきた。投資家とアナリストが特に重視しているのがMicrosoftのクラウドビジネス(Azure)で、圧倒的に巨大なAmazonのAWSと競合しながらも最近の四半期で伸びを見せている。
  • Azureの売上は対前期比116%増、「インテリジェント・クラウド」セグメント(Azure以外のサーバー製品)は8%増だった。またOfficeビジネス売上は対前期比5%増、消費者売上は同じく8%増だった。
  • その他、Microsoftのモバイル事業は、同社の方針転換の結果72%の大幅ダウンとなった。
  • Surfaceビジネスは前年同期比38%増だった。
  • Microsoftの株価は1999年以来初めての最高値を記録し、改めてエンタープライズ・ソリューションへに焦点を絞った同社の方針を、株主が歓迎していることを示した。

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今後の注目は?

  • MicrosoftのLinkedIn買収案はまだ確定していないため、今日の決算報告にはほとんど影響がなかった。規制当局の承認が得られ正式契約した時点で、LinkedInはMicrosoftの収益に組み込まれる。
  • 同社は10月26日のイベントで何らかの新製品を発表するが、新しいSurfaceタブレットと、おそらく新しいWindowsソフトウェアが出てくるものと思われる。
  • MicrosoftはAIへの取組みを強化しており、Harry Shumの下にAI研究部門を新たに設置した。Satya NadellaはAIを「われわれの野心の交差点」と呼んでいる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ニュース(など)を読んだ人がそれに対してアクションを起こせるSpeakableのAction Button、すでにハフポなどが利用

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ニュースをたくさん見たあと、無力感に襲われることはよくある。ニュースはネガティブな内容が多いが、問題の解決策はあまり見せないし示唆しない。

Jordan HewsonButが創ったSpeakableでは、ニュースを見た/読んだ時点で読者や視聴者が何らかのアクションを起こせる。

今年で1歳になる同社は今日(米国時間10/13)、Action Buttonというサービスをローンチした。それは文字通り「アクション」のための「ボタン」だが、ニュースなどのコンテンツのページにそのボタンがあると、読者はアクションを選んで実行できる。するとSpeakableが、そのコンテンツの内容に合ったNPOやNGOなどに読者を連れて行く。

読者が選べるアクションは、立法者(議員など)にメールを送る、意思決定者に対してツイートする、寄付をする、請願や陳情に投票や署名をする、などだ。コンテンツのページを去ることなく、それらのアクションができる。

Speakableは、活動が活発で資金もあり、実際に意思決定者(政治家など)に大きな影響を及ぼすことのできるNGOやNPOをパートナーに選んでいる。

ユーザーにはすでに、Guardian US, The Huffington Post, VICE Mediaなどの大手メディアもいる。

Hewsonは次のように言う: “長期的には、ニュースだけでなく、YouTubeビデオやドキュメンタリーなどもAction Buttonを導入できるようにしたい。最終的には、どんなコンテンツを見ても、それに対してすぐに…30秒以内に…アクションを起こせるようにしたいね”。

Speakableの利用はパブリッシャーにとっても、NGOにとっても、今のところ完全に無料だが、同社は、製品を磨き上げてユーザーがもっと増えれば収益化についても考えたい、と言っている。

SpeakableとAction Buttonは、ここでチェックできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

新iPhone発表イベントに登場したビデオ一覧

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Appleが新製品を発表する仕方は、すでに「様式美」のレベルにあるといって良いだろう。新しいプロダクトが登場するたびに、印象的なナレーションを伴った美しいビデオが発表される。

本日のイベントで用いられたビデオをまとめてみたいという人も多いことだろう。あちこちみて回る必要のないように、こちらにまとめておいた。

iPhone 7

AirPods

Apple Watch Series 2

Eventのまとめビデオ

関連記事の一覧はこちら。Apple自身によるまとめはこちらにある。

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(翻訳:Maeda, H

Felica対応にデュアルカメラ、iPhone 7の全貌が明らかに

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防水加工がされ、ステレオスピーカーを搭載し、最新カメラを搭載していることは知っている(なぜなら、今朝Appleが間違ってツイートしていからだ)。Appleは最新のiPhoneを「公式」に発表した。この夏に噂されていたことが大体合っていたようだ。

デザイン

ボディーはiPhone 6sと比較的似ているが、ピカピカしている!Appleは、ロボットを使ってアルミのボディーを回転させながら、砂の中を通し、一瞬にしてこのツヤを出しているという。Appleはこれを「Jet Black」と呼び、ステンレススチールのAppleロゴを掲げ、ガラスディスプレイとボディーは継ぎ目なく一体化している。

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新たに「ブラック」モデルが誕生した。そして、このモデルのAppleロゴは黒い。通常のゴールド、ローズゴールド、シルバーも購入可能だ。

「ブラック」モデルはマットなものと、光沢があるもののの2つある。

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ホームボタン

このホームボタンは、Macのトラックパッドと同じTapticエンジンを搭載する。実際にクリックしていないが、クリックしているように感じる。

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防水、防塵加工

新型iPhoneは、これまでのどのiPhoneより耐久性が高い。少なくとも水没やほこりの汚れに対して強い。新型iPhoneは、シャワーに持って入れるほどではないが、プール(ありがちな意味でいうとトイレ)に短時間落としたとしても大丈夫というIP67の保護等級を満たしている。

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カメラ

新型iPhoneは光学手ぶれ補正を搭載し、3倍長い露出が可能となる。iPhone 7のカメラには6つの構成要素からなる1.8口径レンズ、従来の60%速い12メガピクセルセンサー、50%多く光を放出するLEDが4つ入ったフラッシュを搭載。さらにiPhone 6sの前面カメラは5メガピクセルだったが、iPhone 7では7メガピクセルカメラとなる。

この夏ずっと噂されていたデュアルレンズカメラを期待していた人は落胆しただろうか?

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iPhone 7 Plusを見てみよう!これには2つの12メガピクセルカメラを背面に搭載する。このデュアルレンズは、さらなる広角と望遠の両方を可能とする。1つのレンズが1倍ズームを、もう一方が2倍ズームを行う。

ユーザーはシンプルに、カメラアプリの画面をタップすると2倍ズームすることができる。タップした場所に自動でフォーカスする。2倍ズームの先はデジタルズームで対応する。iPhone 7 Plusでは最大10倍まで、ズームが可能となる。

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デュアルレンズカメラと搭載予定の「ポートレート」機能では、デジタル一眼レフ並みのボケ、あるいは浅い被写界深度を得ることができる(ハイエンドのカメラで誰かのポートレートを撮影する時にできる、人物の背景の空間のことだ)。

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オーディオとディスプレイ

ディスプレイは特に大きなニュースはないので、先にお伝えしよう。新型iPhoneのディスプレイは25%明るく、色の幅が広く、3D Touchは引き続き対応している。

次に本命の情報を。

この新型iPhoneはステレオスピーカーを搭載し、そして3.5mmヘッドフォンジャックはないということが確認された。代わりにEarpodはライトニングポートから接続できる。ライトニング対応のEarpodは箱に同梱され、ヘッドフォンに激しくお金をかけている人でも引き続きヘッドフォンを使える、3.5mmのアダプターも同梱される。

簡単に言えば、Appleはタップティックエンジンやデュアルレンズカメラを搭載する場所が必要で、3.5mmポートをどかす必要があった。そしてライトニングポートのように多様な用途で使えるもの集約したのだ。

さらに重要なのは、Appleにはワイヤレスで使えるAirPodを発表したことだ。

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AirPodは赤外線センサーで耳に装着されているかを検知し、装着されている時にだけ音楽を再生する。設定手順も超簡単だ。AirPodを1回iPhoneと連携させれば、AirPodsはiCloudから他のデバイスまで瞬時に同期する。そこからは何もする必要はない。

AirPodをダブルタップするとSiriが起動し、1回の充電で5時間音楽を再生できる。

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これはApple初のワイヤレスチップW1のおかげで実現した。新しいBeatsのワイヤレスヘッドフォンにも搭載される。iPhone7に同梱されるかは明示していない(iPhoneにはライトニングベースのEarPodが同梱される予定なので、AirPodが入る可能性は低そうだ)。

Apple Pay

新型iPhoneの最大のニュースは日本で使用されているNFC技術、Felicaに対応することだ。日本はモバイルペイメントが進んだ国で、そこでAppleがApple Payを展開することは、モバイル決済の領域で大きく進展することを意味する。

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パフォーマンス

これまで全ての新型iPhoneは、新しいプロセッサーを搭載してきたが、iPhone 7でもそれは同じだ。新しいA10 Fusionは4つのコアCPUを持つ。2つの高パフォーマンスCPUコア(それぞれA9チップより40%速い)、そしてバッテリーを長持ちさせるため、通常の5分の1の電力で動く2つの高効率コアだ。

新しいパフォーマンスコントローラが、どのアプリをどのコアで処理するかを判別する。

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さらに重要なのは、新型iPhoneはこれまでのiPhoneに比べて最も長いバッテリー時間を実現していることだ。

平均でiPhone 6sよりiPhone 7の方が2時間長く使うことができる。iPhone6s PlusよりiPhone 7 Plusは1時間長くなる。

使用用途ごとの1時間のバッテリー使用率はこの画像の通りだ。

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価格と出荷時期

これらのiPhoneは以前のモデルほど同じ価格帯だが、ストレージ容量は大きくなる。16GBモデルはなくなり、32GB、128GB、256GBから選べる。アンロッック版iPhone 7 は649ドルからで、iPhone 7 Plusは769ドルからだ。

iPhone SEは16GBモデルのみとなり、iPhone 6S、iPhone 6S plusも32GBからの提供となる。事前注文は金曜日から始まり、9月16日から店舗で購入可能となる。

AirPodは159ドルで、10月から入手可能となる。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

親しい友だちとのみ写真を共有する、小さなSNSを目指すCamarilla

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Pathをご記憶だろうか。

アーリーアダプターたちをターゲットにして展開したサービスだったが、その方針が間違っていたのかもしれない。「親しい友だちオンリー」のソーシャル・ネットワークには、確かに存在価値があるように思うのだ。

そう考えて、新たにPath風サービスに乗り出したのがCamarillaだ。

Camarillaは、投稿した写真を1度に15人までとしか共有できないサービスだ。さらに、投稿が公開されて友だちがそこにアクセスするのではなく、ダイレクトメッセージのように受信者たちに送られるような仕組みとなっている。これにより、投稿した写真についての感想なども、コメントとして公に投稿するのではなく、プライベートに行うようになっているのだ。

Pathのように50人(最終的には150人になった)を友だちとして迎え入れるのではなく、Camarillaはネットワークを可能な限り小さなものにしておこうと考えているようだ。想定利用者は若い子持ち世代だ。この世代は大規模なソーシャル・ネットワークよりも、プライバシーを重視する傾向があるとの分析に基づいている。

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アプリケーション自体も小さなネットワークを意識して、招待制で利用できるようになっている。ユーザー毎に15名までの友だちを招待することができる。ベータ版は130ヵ国以上で利用されているのだとのこと。ただし、アクティブユーザーの数などについての詳細は明かしてもらえなかった。

最近になってCamarillaは、Amerborghより337万ドルの資金を調達している。投資家たちは、マネタイズを考えるまえに、まずはネットワークの拡大をはかりたい考えてあるそうだ。

Camarillaのアプリケーションは、iOS版およびAndroid版がある。

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(翻訳:Maeda, H

Geniusが従来の注記注釈のほかにQ&Aを常設、歌詞についてアーチストに質問できるぞ!

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Geniusは、ドキュメント〔曲の歌詞など〕にユーザーが自由に注記を書けるサービスだ。ここが今日、Q+Aと名付けたQ&Aサービスを立ち上げた。

初期のGeniusはRap Geniusという名前で、もっぱらラップの歌詞の宝庫だった〔ラップの歌詞を知りたい人のためのサービス〕。でもそのときからすでに、ユーザーは、各歌詞に対して情報や意見を書けた。しかしその後は、あらゆる種類のドキュメントを扱うようになった。一般公開されているスピーチの内容や、詩など、さまざまなドキュメントが対象になった。移行に際しては、成長痛もあったけれど。

これからのGeniusユーザーは、求める情報が同サイト上になくても、諦める必要はない。Q+Aはデスクトップではページの右側、モバイルでは歌詞の下にある。

Q+Aは、あらゆるジャンルのドキュメントで使える。歌詞だけでなく、スピーチでも、何かの声明文でも。

しかも、Geniusのアカウントがない人でもQできる。答が得られたら通知が来るから、メールアドレスは提供する必要がある。

Q+Aの内容も、これまでの注記と同じく、永久に存在する。ただし内容の変化や他の注記等との層状化(関連付け)はありえる。

Q+Aの重要なねらいのひとつが、アーチストをファンなどとの会話に参加させることにある。同社によると、Q+Aは、このサイト上でアーチストとファンが対話するための常設的部位になる、ということだ。

アーチスト自身が、このサイト上で自分の歌詞に注記を提供している場合も多い。その主な例は、Lin-Manuel Miranda, Selena Gomez, Sia, The Chainsmokers, Lil Wayne, Eminem, Blake Sheltonなどだ。〔そして、Metricも!〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

北朝鮮のNetflix風TVのネーミングで笑った

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何かを見て思わず吹き出すことがある。今日はそういう経験をした。

朝鮮人民民主主義共和国(aka 北朝鮮)はNetflix風のオンデマンド・ストリーミングTVを発表した。その名前がManbangだという。

朝鮮語ではmanbangは「すべて」という意味だそうだ。しかしもちろん英語ではいささか違った意味になる。

このサービスはKCTV(北朝鮮国営テレビ)が運営している。ユーザーはアメリカでいえばRoku風のセットトップボックスをテレビに取り付け、国営イントラネットを通じてIPTVプロトコルで番組にアクセスする。機能はきわめて限られている。コンテンツのほとんどは北朝鮮の歴史と主体思想に関連している模様だ。

そのうえ、BBCによれば、北朝鮮の一般家庭へのデジタル回線の普及率はひどく低いという。

NetflixのカスタマーサービスのTwitterがすかさず「Manbangのコピー」と名乗ったのはおかしい。もちろんNetflixはストリーミングTVのパイオニアであり本家だ。NetflixのTwitterはこれまでも盛んにジョークを飛ばしてきた。ここで読める

“Manbang”のような危険な単語をGoogle検索するのが怖いむきはこちらこちらで記事が読める。

〔日本版〕英語でbangは「強く叩く」の他に「セックスする」という意味がある。Google翻訳によれば韓国語のmanbanは漢字では「万般」。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ボット製作プラットフォームのDexterが230万ドルのシード資金を調達 リード投資家は楽天ベンチャーズ

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チャットボット構築プラットフォームを展開するDexterがシードラウンドで230万ドルの資金を調達したことを発表した。同社はbetaworks出身のスタートアップだ。本ラウンドのリード投資は楽天ベンチャーズで、Social Startsとbetaworksもラウンドに参加した。

Decterのプラットフォームでは、手間のかかるインフラストラクチャーを構築することなしに統合ベースのアプリを製作することが可能だ。「ブロック」を組み合わせていくことで、EメールやSlack、Facebookメッセンジャーなどと統合されたアプリを簡単に開発することができ、天気やスポーツの試合の結果を知らせてくれるチャットボットなどを製作することが可能だ。

例えば、広告マーケティングのSS+KはDexterを利用してFBメッセンジャーで動作する「チャットボット版のドナルド・トランプ」を製作した。ユーザーがボットに質問をすると、実際にトランプ氏が発した言葉を引用して質問に答えるという仕組みだ。このボットはBFF Trumpと呼ばれている。

他にも面白い例として、Fatherly.comが開発した「おやじギャグボット」などがある。

オープン・プラットフォームのDexterでは、他のディベロッパーが開発したモジュールを利用することが可能だ。独自のモジュールを一から製作することもできる一方で、既存のモジュールを利用してアプリを構築することもできるのだ。

Dexterは約一年前に開催されたbetaworks主催の「Hacker-In-Residence」で正式にローンチした。

それ以降、プラットフォームを利用して送られたメッセージの数は100万通以上にものぼる。

創業者兼CEOのDaniel Ilkovichは、Dexterのビジネスにおける最大の挑戦はSlackやFacebookメッセンジャーなど、既存のメッセージング・プラットフォームが進化するスピードに遅れずに変化し続けることであり、それと同時に、ディベロッパー以外の人でもアプリの開発に参加できるようなツールを提供していくことだと話す。

Dexterの詳しい機能については、同社の公式ページをチェックしてほしい。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Twitter /Facebook

Grow Boxは野菜や果物などを全自動で育てる屋内用グリーンハウス

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家の中に素敵な植物があるといいなとは誰もが思うところ。しかし1年中、植物を健康に保てるような余裕のある人はほとんどいないだろう。気温や湿度をうまく調整することや出張や休暇のことも考えると育てられる植物の種類は限られてくる。

そこで登場するのがGrow Boxだ。

Appleの元エンジニアのAndrew Pletenetskyyが開発したGrow Boxは、6フィート(約183センチ)の箱で、観葉植物や室内用の野菜苗から(お待ちかね!)大麻まで、植物を育てる全工程を自動化することができる。

7Sensorsの最初のプロダクトがGrow Boxであり、彼らは長らくプロタイプの制作に取組んでいる。既に、ピーマンや大麻(本当に!)などの育成に成功している。

Grow Boxはアプリと連携しているため、ユーザーは箱の中で育てる植物を指定できる。そこから先はGrow Boxがすべての作業を行う。もちろん、園芸の達人ならGrow Box内の環境を細かく設定して、好みの植物で実験することもできる。

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Grow Boxは日照スケジュール、湿度、気温や気流といった環境要因を管理する。さらにGrow Boxは持続可能な製品として、光エネルギーを有効利用する反射板を備える。 7Sensorsによれば、Grow Boxは電球1個分と同じエネルギーで植物を育てることができるという。

そうは言っても、一体どれくらいの人が整った美しい家よりも自動で育てられた新鮮な植物を選ぶのか興味のあるところだ。Grow Boxが醜いというわけではない。ただかなり大きいため、部屋に入る誰の目にも留まるだろう。

自動化した家庭用のグリーンハウスを製造する試みは、もちろんこれが初めてのことではない。

例えば、LeafはTechCrunchが主催するDisrupt Battlefieldに出場した企業で、大麻の栽培者向けに電源につなぐだけで植物が育つプロダクトを提供している。一方のEdnは、人がほとんど手をかけずにハーブ、野菜や果物を自動で育てることを意図した壁掛けガーデンだ。

Leafはまだ販売を開始していないが、Ednは最近、499ドルで販売を開始した。

現時点でGrow Box1台あたりの値段は分かっていない。しかし、同社はKickstarterでのクラウドファンディングを間もなく開始する予定だ。最新情報を入手次第、報告していく。

[原文へ]

(翻訳:Maki Itoi)

ポケモンGOに「クソロボットの女王」が参戦―24時間プレイできるヘルメットはいかが?

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たいへんな時間とエネルギーを費やしてポケモンGoをプレイしている人々向けにDIYのポケモンGOプレイ用ヘルメットが登場した。

念のため断っておくが、このビデオはあくまでネタで製品が本当に発売されるわけではない―実際、感激して発売日を尋ねてくるプレイヤーが少なからずいそうなので先回りしておく。

YouTubeのセレブ(で 「クソロボットの女王」と自称している)スウェーデンの発明家、Simone Giertzが思わず笑いを誘われるビデオを作った。ビデオを見つけたのはKotakuだ。

このビデオが週明けの憂鬱を少しでも軽減してくれるとよいと思う。

ちなみに、ポケモンGOブームから大きな恩恵を受けているのはこのビデオの美女だけではない。ゲームを作ったNianticはこの夏のポケモンGOのローンチ以來すでに2億5000万ドルの収入を得ている。

[via Kotaku]

〔日本版〕 シモーネ・ジャーツ〔英語の発音はシモーン・ジャッツに近い〕はストックホルム在住のYouTubeセレブ、発明家。このブログにこれまでに発明したロボット(とハウスボートのトイレが故障すると悲惨だという)ビデオがアップされている。エレクトロニクス企業のエリクソンのファウンダー、ラース・マグナス・エリクソンの子孫だという。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

アリアナ・ハフィントン、ハフィントンポストを離れる―新しいウェルネス・スタートアップThriveに集中

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今日(米国時間8/11)、有力ニュースブログ、ハフィントンポストの共同ファウンダー、編集長のアリアナ・ハフィントンがハフィントン・ポストを去り、ウェルネス・スタートアップのThrive Globalの育成、運営に集中することが明らかとなった。

今朝アリアナ・ハフィントンは次のようになツイートを投稿した。

HuffPostが最後の仕事になるだろうと思っていたが、私はHuffPostの編集長の職を降りることを決めた。今後は私の新しいベンチャーであるThrive Globalの運営に当たる。 

Thrive Globalというスタートアップはアリアナ・ハフィントンの最初の自己啓発書のタイトル(Thrive: The Third Metric to Redefining Success and Creating a Life of Well-Being, Wisdom, and Wonder)から取られており、 人々が優先順位を選択し、心身の健康をベストに保つことを助ける。

新しいスタートアップは金額は不明だがシリーズAの資金調達に成功している。プレスリリースによればThriveはセミナー、コーチング、その他の方法を用いてユーザーのストレスと疲労を減少させ、健康や心身の充実を図ることを一歩ずつ進めていくという。

Arianna Huffington

Arianna Huffington

シリーズAのラウンドをリードしたのはLerer Hippeau Venturesで、ハフィントンポストの共同ファウンダー、 Ken Lererと元CEOのEric Hippeau創立したベンチャー・キャピタルだ。Blue Pool Capital、Greycroft Partners、Advancit Capital、Female Founders Fund、Zoë Baird、Nicolas Berggruen、Joanna Coles、Ray Dalio、Mohamed El-Erian、Nick Green、Gunnar Lovelace、Fred Harman、Isabella Huffington、Andre Iguodala、Sean Parkerもこのラウンドに参加している。

Thriveは11月、大統領選終了後にスタートする予定。

ハフィントン・ポストは独立企業としてスタートした後、2011年にAOLが買収した。その後AOLはVerizonに買収されている。

〔日本版〕AOLのCEO、Tim ArmstrongのAOL社員向けメモは原文参照。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、オリンピックに関する検索トレンドまとめページを公開(完全日本語対応)

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オリンピックが盛り上がりをみせている。そんな中、GoogleがGoogle Trendを活用したオリンピック特集ページをオープンした。オリンピック関連で盛り上がりを見せているキーワードをいろいろと表示してくれる(訳注:完全に日本語対応しており、日本語ページのタイトルは「2016年リオオリンピックで今話題の検索キーワード」となっている)。

それぞれの競技ごとのトレンドや、あるいは「競泳選手はなぜキャップを2枚かぶるの?」などといった関連情報などが表示されている。

このトレンドハブを構築する前から、Googleはオリンピック関連の検索に対しては、スケジュールや結果などを詳細に提示するようにはなっていた。

しかし、人々が興味を持っている言葉をわかりやすく提示することにより、たとえばメディアなどでも報道内容の選択に役立つようになるかもしれない。

それはともかく、2016年オリンピックはオンラインサービスが積極的にコンテンツを提示し始めたものとして記録されるかもしれない。NBCは85時間分のVRコンテンツが制作し、ウェブでのライブストリーミングも行なっている。Twitterは、オリンピックをカバーするためにTwitter Momentの仕様を変更したりもしている。もちろんFacebookもパーソナライズしたオリンピック情報をフィードに表示するような仕掛けを導入した。

Google Trendsを使ったまとめページはこちらからご覧いただくことができる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

不妊診断に取り組むPhosphorusが1000万ドルの資金を獲得

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DNAの塩基配列決定の効率が向上してより安価になるにつれ、多くの企業がその領域に誕生している。そのうちでも、最近設立されたPhosphorusがFirstMarkの主導でシリーズAで1000万ドルの資金を調達した。

Phosphorusは実はゲノミクスを専門とする企業であるRecombineからのスピンアウトだ。Recombineは昨年、CooperSurgicalに8500万ドルで買収された。

Alexander Bisognano率いるRecombineは医療診断を提供する会社だ。子供を作ろうとしているカップルの遺伝子配列を調べ、それらが生まれてくる子供にどのような影響を与えるかを診断する。これらには先天的疾患や病気に関連した劣性遺伝子の情報などが含まれる。

先の売却に関しては、Recombineは医療テストそのものを、その販路を拡大する目的でCooperSurgicalに売却したが、ソフトウェアのプラットフォームとデータマップは手元に残した。

現在BisognanoはRecombineで得られたデータマップを次のベンチャーであるPhosphorusで利用しようと目論んでいる。

Phosphorusが取り組むのは様々な局面での生殖に関する問題で、子供を作りたいカップルに関して不妊の原因として考えられるあらゆる可能性に関してのテストを行う。このテストによりカップルは不妊に結びつく行動を慎んだり、または安心して子作りに取り組んで大丈夫というゴーサインをもらったりする。
同社には、これまでPhosphorusやRecombineで行った検査結果の蓄積がある。これらのゲノムデータは顧客が匿名を条件にグループ内でのデータ共有を許可したものだ。Phosphorusはこれらのリソースにアクセス出来るおかげで、他のテストでは見逃す可能性のあることまで検出可能だ。

FertilityMapWithDesign多くの医師や臨床研究者が直面していることなのだが、難しいのは、何かを新規に発見してもそれが本当なのかを確かめるのに必要な十分なサイズのデータセットにアクセスできない、もしくは巨大なデータセットがあっても必要な情報をそこから取り出してくることが出来ない、という点だ。

PhosphorusのFertilityMapを使えば、医師と研究者はPhosphorusの製品を利用して研究を進めることができる。その一方で、不妊治療クリニックやその患者が利用できるのは、得られたデータや、データを解釈し、さらには遺伝子と健康の直接の関連を理解するためのリソースだ。

以下、Phosphorusのウェブサイトからの引用:

これまでの不妊検査ではせいぜい1、2か所の遺伝的要因をチェックするだけでしたが、FertilityMapではもっと大規模な多変数的アプローチを採用しています。検査を行う際は、本人の履歴、これまでの妊娠の有無、家族の病歴などを考慮して、何百もの臨床的変数と何千もの遺伝的変数を解析します。FertilityMapは、予測的アルゴリズムの開発を通じて不妊原因および予後の診断とその治療に関する有用な情報を引き出すもので、妊娠を望む、より多くの家族の手助けになればと考えております。

もっと詳しく知りたい人はPhosphorusのウェブサイトへ。

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(翻訳:Tsubouchi)

Doppler Labs、2400万ドルを追加調達して耳の中にコンピュータを入れる

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Here Active Listening SystemやHere OneヘッドフォンのメーカーであるDoppler Labsは今日(米国時間7/19)、2400万ドルのシリーズB追加調達ラウンドを完了した。リードしたのはPeter CherninとThe Chernin Group。新たな投資家として、Kevin Efrusy、David Geffen、Dan Gilbert、Henry Kravis、Anton Levyらが加わった。

Doppler Labsは2014年からこの分野に入り、初のオールインワン・インイヤー(耳内)コンピューターの開発へと徐々に向かっている。

最初の製品であるDubsは、完全機械式の耳栓で、ライブ音楽の質を落とすことなく音量を下げるために作られた。

その後チームはHere Active Listening Systemという、周囲の音楽をコントロールできる耳内AR製品を作った。ユーザーは周囲の音量を変えたり、高音、低音を上下させたり、リバーブ等の面白フィルターを使って周囲の音に効果を加えたりできる。

Here Active Listening Systemは1万5000台ほど売れ、機械式耳栓とDoppler Labs最大の事業Here Oneとをつなぐ、堅実な架け橋となった。

Here Oneは、本質的にはHere Active Listening Systemの強化版だ。ライブオーディオチューニングはさらに賢くなり、ユーザーは、ボスが直接話しかけてきたり、救急車がサイレンを鳴らして通るといった重要な音を聞くことができる。

しかし、Here OneはBluetooth経由で音楽ストリーミングも可能で、単なるヘッドホンをフル装備のコンピューターに変えようとしている。

Doppler Labsの共同ファウンダー・CEO、Noah Kraftは、聴覚はオフにできない唯一の感覚であることを、しばしば話題にしてする。

「進化の観点から言えば、これは意図的だ」とKraftは言う。「捕食者から逃がれるためには聞く必要がある。しかし、今われわれにそんな脅威はなく、耳が世界を体験する方法をコントロールする手段を持つべきだ」

ほとんどの人たちがARをビジュアルなメディアだと思っているが、Doppler Labsは耳の中のARの誕生と成長の、説得力ある事例を作ろうとしている。

調達した資金は、会社と投資家双方による早期行動であり、Here Oneの量産と、現在約70名からなるDoppler Labsチームの拡大に向けられる。

これでDoppler Labsの調達総額は5000万ドルになった。

Doppler Labsについてはここで見ることがてきる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

次のiPhoneは、内蔵ストレージが32GBからになるかもしれない

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iPhoneの噂の季節がやってきた。最新のネタは内蔵ストレージについて。WSJによると、次世代iPhoneのストレージは、32GBからとなり、エントリーレベルの16GBはなくなるという。

もし本当なら、これは少々驚きだ。ユーザー視点から見れば、エントリー機が32GBであることは大変理にかなっている。16GBでOS自身が場所を取っていることを踏まえると、写真や動画や音楽等に残されるスペースはあまりない。

これはもちろん、ユーザーが100ドル余分に払って64GBモデルを買う動機になっていた[現在iPhoneに32GBモデルはない]。

32GB iPhoneという選択肢は、64GBへの誘惑を強めることはなくても、Samsungとのハエンド市場での戦いを有利にする可能性がある。多くの人々Samsung Galaxy S7を市場で最高レベルのモバイル機と言っており、同機は(他の多くのAndroidスマートフォンと同じく)内蔵ストレージ最低32GBだ。

とは言え、他のスマートフォンとの競合を考える際、ストレージは小さな要因にすぎない。情報筋によると、Appleは次世代iPhoneの両方のサイズで、カメラを改善しようとしている。

他にはiPhoneの噂として、薄い本体デザイン、ヘッドホンジャックの廃止、耐水性の改善等が言われている。

もちろん新しいiPhoneに関して、Appleが秋に発表するまで確かなことは何も言えない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

スマートな銃ロック、Zore XがIndiegogoで2.5万ドルを集める

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鍵のかかっていない銃はいくつもの命を奪いかねない。事実、The Traceによると、2015年には幼児が週に平均1人を射ち、その多くが自分を傷つけあるいは死に至らしめている。彼らが銃を手にすることができたからだ。

Zoreは、他の多くの製品と同じくこの問題に挑もうとしている。

Zoreはイスラエルのエルサレムに拠点を置くスタートアップで、スマートな「ガンロック」を作った。スマートフォンアプリとつなぐことによって、Zore Xは銃を離れたところからアンロックできる他、Bluetoothの範囲内で銃の移動も監視できる。

しかし、多くの人は緊急時に銃をアンロックするためにスマホをいじりたいとは思わない。ロックされたままの銃は、攻撃者を前にして役に立たない。

だからZoreは、Zoreロックそのものに暗証ダイアルをつけた。ロッカーの鍵に似たもので、ダイアルを左右に何回か回して暗証番号を入力する。比較的長い番号であっても数秒のうちにロックを解除できる。

Zoreは、少し練習すれば、後ろ手や暗闇の中でもZoreのロックを解除できるとさえ言っている。

銃のロックは、Zore自身の物理的ロックボタンを使ってのみ可能だ。

上記のアンロック手順を学習するために、ZoreはZoreトレーナーというアプリを提供しており、テストしたユーザーはすばやく銃をアンロックできることに驚いている。

同社は、自宅に置いた銃をもっと遠くからスマホアプリで監視できる、Zore Bridgeも販売している。Bluetoothを利用して、メインアプリと同様に銃の動きを監視して、誰かが移動しようとすると通知する。

さらに保護機能を高めたいユーザーのために、Wi-FiベースのZore WatchDogもあり、こちらは銃とロックを世界中から監視できる。

銃をより安全にしようとするテクノロジーベースの製品は、これまでに数多く見てきており、最近のCES ハードウェアバトルに登場したIdentilockもその一つだ。

Zoreは同製品を6月にIndiegogoで公開し、支援者から25万ドル近くを集め、会社の目標額10万ドルをすでに大きく上回っている。

7月4日の独立記念日にはディスカウント特典がある。Zore X 2台とZore Bridge 1台に、WatchDogがついて209ドルだ。

ZoreのIndiegogoプロジェクトはこちら

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AppleがiMessageアプリをサードパーティ開発者に開放

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本日のWWDCのキーノートで、Appleは開発者に対して扉を大きく開けた。AppleはSiriをサードパーティ開発者に開放しただけでなく、さらに神聖な「メッセージ」まで開放するという。

iMessage Appsでユーザーは、メッセージアプリの右側からApp Drawer(アプリの引き出し)を開けて、会話しながら他の機能を使うことができる。

ミッキーのGif画像といった面白おかしいスタンプから、例えばSquare Payでメッセージから友達に送金したり、友人と一緒に食事の注文をDoorDashで発注したりといった高度な機能まで使うことができる。

iMessage Appsの追加がiOS 10のメッセージにおける最大の機能追加だ。しかし、それだけではない。

ユーザーはやりとりをしている画面で音楽や動画の再生が可能なリッチリンクを送り合うことができる。

メッセージには絵文字化機能もある。単語を入力していくとそれに関連する最適な絵文字が表示され、1タップで単語を絵文字に変換することができる。

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また、ユーザーはメッセージに吹き出しのアニメーションを加え、メッセージが届く時の印象を優しくしたり、「ポン!」と現れるような効果を加えたりすることもできる。「透明インク」を選択すると、テキストでも写真でもそのメッセージを隠すことができる。受信者が指でスワイプしてコンテンツを開くまで隠されたままだ(Confideに似ている)。

アニメーションはチャットの吹き出しだけでなく、全画面で表示する風船や紙吹雪といった効果もある。

それに加え、ユーザーはメッセージに対してSlack風の返信やDigital Touch (ローンチ当初からApple Watchに搭載しているお絵描き機能と同じ)で返答することができる。

AppleはQuickTypeのアップグレードも発表した。iOS 10のキーボードは、例えば友人がユーザーの連絡先情報を尋ねていることを認識し、その情報を送信するかどうかを先回りしてユーザーに提案する。ユーザーにどこにいるのかを聞いている友人がいた時も、それを認識して位置情報を送信するかをユーザーに提案する。

メッセージアプリのアップグレードにより、iOS 10以降の私たちの会話のあり方は大きく変わることになるかもしれない。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

Googleの音声検索の履歴はこうやれば聴ける、そして削除できる

DUBLIN, IRELAND - APRIL 19:  (FRANCE OUT) A general view the Google European headquarters, on April 19, 2016 in Dublin, Ireland.  (Photo by Vincent Isore/IP3/Getty Images)

Googleは、あなたの想像以上に、盗聴をやっていたようだ。そのつもりもないのに。

2015年の6月からGoogleは、Webサイト上の個人データを保存している。ユーザーは、自分の情報ならアクセスできる。その機能はデジタルの日記的でもあり、検索やYouTubeの履歴、それに、そう!、Google Voice Searchの履歴も保存される。

Voice Searchの場合の問題は、遠いところからの、“Ok Google”という言葉(それらしく聴こえる言葉)も保存されることだ。何かの事故で、あなたが起動したつもりのない音声起動のAI(GoogleやSiri、Alexaなど)が起動されることが、ありえる。

でもGoogleが保存しているその情報は、ユーザー本人ならアクセスできるから、知らない間に録音された会話を知ることはできる。スマートフォンを毎日のように朝から晩まで使っているAndroidユーザーでも、そうだ。

Googleがこれらの会話を保存する理由は、ユーザーに履歴情報を与えることや、自然言語関連の研究開発に利用するなど、いろいろだろう。

いずれにしても検索の履歴は、ユーザーが完全にコントロールできる。履歴はここにあるから、自分で聴いてみて、要らない録音は削除できる。

検索の履歴はすでに1年近くたまっているから、人によっては、すごい量かもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AppleのApp Storeがダウン(復旧済み)

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AppleのApp Storeが、モバイル、デスクトップ共に技術的トラブルに見舞われているようだ。

ダウンの報告が上がり始めたのは3:30 pm ET頃からで、Appleのサポートサイトも停止を認めた

Screen Shot 2016-06-02 at 4.41.55 PM

当初はApp Storeだけが機能せず、ユーザーはアプリのダウンロードや検索ができなくなった。App Storeを見に来たユーザーは直ちに、「現在iTunes Storeはこの購入を処理できません」と言われた。

その後、Apple Music iCloudeの機能もダウンしていることが複数報告された。

Screen Shot 2016-06-02 at 1.56.14 PM

そして今、それ以外のAppleサービスもいくつかトラブルに遭遇している。Apple Music、写真、Apple TV、iPhoneを探す、iTunes in the Cloud等のiCloudサービスだ。

言い換えれば、今はパソコンやiPhone上で何か重い作業(ソフトウェアアップデート、復旧、バックアップ等)をする時ではないかもしれない。

on Twitterによると、最も広い範囲で起きているトラブルは、App StoreとApple Musicだ。

Appleのサポートは、この問題を認識しているとツイートしている:

本誌はAppleに連絡を取っており、進展があり次題報告する予定。

アップデート(5:30 pm ET/ 6:30 am JT):一部のサービスは復旧している。しかし、App Storeは今もダウンしている。

【日本語版注:日本時間7:50現在App Storeは復旧しているもよう。iCloud関連サービスに一部不具合が残っている。こちらで状況を見ることができる

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook