GMは新型コロナで需給逼迫するマスクを1日5万枚生産へ

GM(ゼネラル・モーターズ)は3月31日、需給が逼迫している医療用フェイスマスクの生産についての詳細を発表した。同社のプレスリリースによると、実際にマスク生産にこぎつけるまでに7日もかからない。同社は発表の中で、4月8日にマスク2万枚の納入を予定し、その後生産ラインが本格稼働すれば1日に5万枚生産できることを明らかにしている。

これらのマスクは現場で働くヘルスケアスタッフが、患者の咳やくしゃみで拡散する飛沫に含まれるウイルスから身を守るのに使われる、必須の個人用保護具(PPE)だ。

GMはマスク生産ラインを1週間で整えるためにグローバルのパートナーに協力を求めた。材料はGMの既存のサプライチェーンから確保し、生産設備はミシガン州ホランドのJR Automationと、同じくミシガン州オーバーンヒルズのEsys Automationから入手した。プレスリリースにある通り、ISOクラス8に相当するクリーンルームも同社のウォレン製造プラントに設置した。GMとUAW(全米自動車労働組合)はこの新しい組立ラインを動かすボランティア数十人を募ることにしている。

「我々が最初に声をかけたのはファブリックの車両部品を扱ったことがある人だった」とGMプラントディレクターでグローバルの生産前オペレーションを担当するKarsten Garbe(カーステン・ガルべ)氏は述べた。「数日のうちに、GMのシートベルトやインテリアトリムの専門家らはフェイスマスク生産の専門家になる」

このチームがフェイスマスク生産ラインに従事する間、他のGM従業員は人工呼吸器の製造に取り組む。3月27日にDonald Trump(ドナルド・トランプ)大統領はGMに人工呼吸器の製造と国との契約の優先を命じる大統領令に署名した。この数時間前にはGMは新型コロナウイルス(COVID-19)に苦しむ患者が必要とする重要な医療備品を製造する計画を発表していた。

新型コロナ対応に関しては、他の車メーカーも取り組んでいる。Ford(フォード)とGEヘルスケアは人工呼吸器デザインをAiron Corpからライセンス取得し、ミシガンの工場で7月までに最大5万台を製造する計画だ。これはCOVID-19患者の治療に使われる重要な医療機器を提供するための取り組みだ。この提携のもとで、フォードはAiron人工呼吸器を4月末までに1500台、5月末までに1万2000台、7月までに5万台製造する見込みだと話している。

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:Mizoguchi

世界最大の大麻薬局「Planet 13」の内部

Planet 13(プラネット13)はラスベガス・ストリップから数ブロック離れた場所に位置し、世界最大の大麻薬局の称号を持っている。しかし、それは単なる店舗ではない。11万5000平方フィートの施設には、エンターテインメント、レストラン、そして同社がドリンクを作る大麻処理装置など、多くの施設が存在する。これは、ラスベガススタイルの到達点なのだ。

この動画では、この大麻スーパーの舞台裏を紹介している。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

アップルはMac Miniのストレージ容量を倍増させてアップデート

アップルは米国時間3月18日、Mac Miniに、より現実的な容量のストレージを搭載して発売することを発表した。ベースモデルのMac Miniの場合、従来のSSDストレージ容量は128GBだったが、256GBに拡張された。価格は8万2800円となっている。標準構成の上位モデルは、従来の256GBから512GBに増設され、価格は11万2800円だ。ただし、CPU、GPU、および標準搭載メモリは、それぞれ以前のモデルと同じままとなっている。

今回の変更はわずかなものだが、最も安価なMacとしては、歓迎すべきアップグレードと言える。新たな仕様で、Mac miniのプライスパフォーマンスは向上したものの、同じ価格帯のWindows PCと比較すると、まだまだ見劣りするスペックとなっている。

エントリーモデルのMac Miniは、3.6GHzクアッドコアの第8世代Intel Core i3プロセッサを搭載し、メモリは8GB、グラフィックはIntel UHD Graphics 630を採用する。標準設定の上位モデルは、3.0GHz(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)で6コアの第8世代Intel Core i5を搭載し、メモリは同じ8GBながら、SSDは512GBに増強されている。グラフィック機能も、エントリーモデルと同じだ。

両モデルとも、米国時間3月20日から出荷を開始する予定となっている。アップルは現在、新型コロナウイルスのパンデミックへの対応として、中国本土以外のすべてのApple Store実店舗を閉鎖しているため、同店舗でピックアップすることはできない。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

米三大自動車メーカーが新型コロナウィルスの脅威で北米の全工場を閉鎖へ

米国イリノイ州デトロイトの三大自動車メーカーが新型コロナウィルスの脅威を受けて全工場を閉鎖する。詳細はまだ検討中で近く発表される予定だ。

過去数日間、米自動車労働組合(UAW)は、労働者の安全を考慮して工場を閉鎖するようメーカーに求めてきた。UAWのRory Gamble委員長はメーカーに書状を送り、2週間の閉鎖を要請した。この圧力がメーカーの思考プロセスに影響を与えたのかどうかは定かではない。

Ford(フォード)とFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)は、ミシガン地域の一部の工場でのみ、操業を停止する意向だと発言していた。米国時間3月18日、ホンダは北米の12工場の全操業を停止すると発表した。その中にはオハイオ州、インディアナ州、アラバマ州、カナダ、およびメキシコのトランスミッションおよびエンジン工場が含まれる。フォードとGM(ゼネラル・モーターズ)も数時間後に歩調を合わせた。そして午後にはFCAも全面閉鎖を決定した。

この時期になって自動車メーカーは製造、組立て工場に注目し始めたようだ。ほとんどの自動車メーカーが、オフィスワーカーについてはすでに在宅勤務を実施している。

主要自動車メーカーの各工場に加え、第三者の部品提供会社も影響を受ける。提供していた部品が不要になるからだ。この閉鎖によって最終的に何人の労働者が影響を受けるのかまだわかっていない。

Teslaは在宅勤務指令の元で作業していると報道されている。3月18日にTechCrunchは、Tesla(テスラ)のカリフォルニア州フリーモント工場の従業員向けに詳細な指示が書かれた社内メモを入手した。

一部を抜粋する。「通常の業務に変わりはなく、製造、サービス、配送、試験、サポートなどの重要任務についてる人たちは、上司と相談の上これまで通り出社して仕事をすること」。Teslaの製造労働者は、デトロイトの三大自動車メーカーと異なり、自動車労働組合に属していない。

画像クレジット:Veanne Cao

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

前置きからミッドシップへ、シボレーコルベット2020は今後が楽しみなスーパーカー

コルベットとは何か?私にとって、その質問に答えるのは簡単だ。強力なエンジンを備えながら、2つのゴルフバッグを収納でき、手頃な価格のパッケージにまとめられた車ということになる。過去62年間に渡って、ずっとエンジンは前置きで、床にシフトレバーを配置していた。それが今回はだいぶ様子の異なるものとなっている。そして、それは素晴らしいことの始まりのように思われる。

今回、コルベットとして初めてエンジンはミッドシップとなり、これまで守ってきた伝統からは大きく逸脱するものとなった。この配置により、コルベットの運転感覚もだいぶ異なるものとなった。「良くなった」という人が多いと思われる半面、変更を嘆く人もいる。私は前者のグループに入る。新しいコルベットはエンジニアリングの成果であり、強烈なスリルを与えてくれる車には違いない。その力強いトルクには微笑まずにはいられない。

最初にまとめておこう。コルベット2020は素晴らしく、今後もさらに優れたものになる。現時点でも、コルベットは購入した人の多くを喜ばせる素晴らしい車だ。しかし中には、もっとパワーが欲しいとか、ブレーキの改良が必要だとか、さらにエキサイティングなものを求める人もいるだろう。そうした要求を満たす車も、時間が経てばやがて登場するはずだ。

コルベット2020は、シボレーにとって新しい時代の始まりを意味する。今回のモデルは、これまでに最も長く維持してきたブランドにとって、最大の変更となった。1953年以来コルベットは、ヨーロッパ製の高級車に、ずっと安価ながら対抗しうる米国製のスポーツカーであり続けてきた。それは、この新しいパッケージでも何ら変わらない。新しいミッドシップのコルベットは、6万ドル(約642万円)からという価格設定だ。

私は、ラスベガスとその周辺で、新しいコルベットと数日を過ごす機会を得た。混雑した高速道路、砂漠を突っ切る空いた道、ラスベガスストリップの通りを走ってみた。また、サーキットでも数時間走ってみることで、この車の個性の異なる側面を見ることもできた。

コルベットには力強いパワーがあり、キビキビした運転にも、快適なクルージングにも適したシャーシを備えていることがわかった。後ろにはゴルフバッグを2つ、前にもビール箱をいくつか積むことができる。快適で余裕がある。新たなV8シボレー・スモールブロックエンジンには、タイヤを空転させて白煙を上げたり、ドライバーを笑顔にする力もある。

しかし、同時にがっかりした部分もある。コルベットは2020は、卓越しているとまでは言えない。ブレーキは気難しく、一貫性に欠ける。首に負担がかかるほどのパワーはなかなか味わえず、そこに達するためには、タコメーターの針をかなりの角度まで回す必要がある。数え切れないほどのメニューとオプションによって、さまざまな安全機能が制御されている。圧倒されるほどだ。そしてなぜかは不明だが、すべての空調コントロールボタンは、運転手と助手席の間にまたがる奇妙な仕切りの長いバーに収められている。

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新しいコルベットのハンドリング性能は優れている。シボレーはシャーシのチューニング方法を心得ている。その点はなかなかすばらしい。この車は、全幅の信頼を抱いてコーナーに飛び込むことができる。そしてそのコーナーを抜けるまで、何のドラマも起こらず、タイヤがスピンするようなこともない。

サーキットでは、路面の状態が車の挙動に大きな影響を及ぼすことがあるが、コルベットなら安心だ。ただし、それがいいことなのかどうか確信はない。

コルベットは、これまでずっと前輪の車軸上に重いエンジンを載せ、抑制の効いたカオスを提供するものだった。ダッジ・バイパーや昔のランボルギーニのように、度の過ぎたものではなかった。それでも尊敬に値するほどの、クレイジーなパワーを持っていた。ただし、それも昔のこと。コーナーに突っ込んだときも、ストレートでベタ踏みしたときも、Z51パッケージのコルベット2020は、きちんと制御され、整然としていた。これに納得する人もいるのはわかるが、以前の車のような恐ろしいほどの興奮が奪われたのは確かだ。

エンジンをドライバーの後ろ、かつ後輪の車軸の前に配置したミッドシップのコルベットは、マッスルカーというよりもスーパーカーのようなハンドリング特性となっている。サーキット上では、ほとんどどんな人がドライブしても、それなりに競争力を発揮する。常に狙い通りに操れるはずだ。高度なトラクションコントロールを備えたことで、コルベット2020は自信をもたらし、その上にエキサイティングなものを付加してくれる。起伏のある丘や、曲がりくねったコーナーに挑むのに、ためらいはいらない。テクニカルなカーブでも挙動は安定している。それでも、望むなら補助機能をいくつかオフにして、後輪をスライドさせることも可能だ。

ただし、人を微笑ませるだけのパワーはあっても、声を出して笑ってしまうほどではない。この基本パッケージのままでは、コルベットはレーサーというよりも、スピーディなグランドツアラーといったところだ。

もっとブレーキが優れていれば、と思う。

新しいコルベットには、新しいブレーキシステムが搭載されている。これは、ブレーキ・バイ・ワイヤーによるもので、従来のような油圧のブレーキシステムを制御するマスターシリンダーは存在しない。コンピューターがシステムをコントロールしているのだ。私は、この仕組があまり好きではない。一般道では、神経質で扱いにくい。サーキットでは、もっとできることがあるはずだと思わせる。

サーキットで走りたい人のために付け加えれば、ブレーキのフェードはほとんどない。ブレーキの状態はラップごとに安定するようだ。数時間におよぶレースの間、その状態が保たれるだろうか。今のところ不明だが、もしGMが車を提供してくれるなら、喜んで確かめたいと思っている。

ブレーキは、この車の中で、最悪の部分の1つだ。シボレーは、ブレンボ(Brembo)に助けを求めた。と言えば、うまくいきそうに聞こえる。ブレンボは、ブレーキシステムのトップメーカーだ。しかしこの組み合わせについて言えば、ブレンボとシボレーのどちらが悪いということではなく、なぜかうまくいかなかったようだ。このブレーキは変更の必要がある。

シボレーのスモールブロックエンジンは、コルベットの心臓であり、伝説的なコルベットのエンジニア、ゾラ・アルクス・ダントフ(Zora Arkus-Duntov)氏が、1955年に採用して以来、脈を打ち続けてきた。このV8エンジンのないコルベットなど、ホットドッグと法外な値段のビールのない野球の試合のようなもの。まったく非アメリカ的だ。

この車のLT2エンジンは、490hpの馬力と465lb-ft(637Nm)のトルクを発生するコンパクトなスモールブロックとなっている。現代のエンジンに期待される、あらゆるギミックを備える。たとえばシリンダーの半分をシャットオフして、4気筒だけでスムーズに動作するモードもある。この切り替えはシームレスで、実際に高速道路での燃費は、約30mpg(約12.7km/l)にまで向上する。

この洗練されたスモールブロックは、コルベットが静止状態から約3秒で60mph(約96.6km/h)に達することのできる要因の1つだ。もちろん、コンピューターによる発車支援機能、トランスアクスル、適切な重量配分も寄与している。

それから、インテリアにも触れておこう。コルベット2020のインテリアは、間違いなくシボレーがこれまでに作ったコルベットの中で最高のできだ。アウディ、マクラーレン、BMW、アキュラなどに引けを取らないほど美しく、よくできている。

こうしたものすべてが、6万ドル(約642万円)という価格に含まれている。オプションの装備をあれこれ加えても、8万ドル(約856万円)には収まるだろう。

つまり、7人乗りSUVほどの価格の車で、人は子供たちを打ち捨て、ゴルフクラブしか運べない、2人乗りのミッドシップコルベットを手に入れ、約3秒で60mph(約96.6km/h)にまで加速できるというわけだ。必要ならスノータイヤも装備できる。

これは、良くも悪くも、自動車にとって新しい時代の幕開けだ。

コルベットは米国のアイコンであり、それが問題になる。モデルチェンジのたびに、いつも非現実的な期待が寄せられる。どんなものになっても、けっして満足しない人達がいるのだ。モデルチェンジは、毎回とことん分析され、否定されてしまう。シボレーは、60年におよぶ伝統、伝承、噂に立ち向かわなければならない。たとえば、今回のモデルには、円形のテールライトがない。それは一部の頑固なコルベットファンにとっては、重罪に等しい。

コルベット2020では、ゼネラルモーターズのシボレー部門はすべてを捨て、最初から作り直した。その結果、頑丈なピックアップトラック程度の価格で、一般道でもサーキットでも快適なミッドシップのスポーツカーができ上がった。

コルベットは常にその時代の産物であり、今回も例外ではない。世界中が電気自動車に向かうという動向の中、シボレーはコルベットを未来に向けて進化させるしかなかった。しかし、エンジンをドライバーの後ろに置くよう、シボレーを仕向けたのはテスラではない。それは物理学だ。

コルベット2020がユニークなのは、その構成要素の集合によるものではない。車を構成するの部品と、その価格を合わせて考えた時にユニークと言える。コルベット2020は、十分に優れている。そして2021年以降のモデルは、さらに素晴らしいものになるだろう。コルベット2020を支えているプラットフォームは、見事としか言いようがない。

いくつかの装備の選択と、そこからくる運動性能については、議論の余地があるだろう。とにかくブレーキは良くない。インテリアのオプションは、キンピカし過ぎだろう。爆発的なパワーは、深く秘められていて、ほとんどの運転状況では、それを引き出すのはまず不可能だ。しかし、こうしたことは、すべて時間の経過とともに改善されるはず。現在の状態でも満足できる人はいるだろう。しかし、登場したばかりのものに完璧を求めるのは、どだい無理がある。

どうしても比較してしまうが、もう少し金額を足せば、フェラーリが買える。フロントエンジンのマスタング・シェルビーGT350Rと同じくらいの価格だが、ハンドリングはこちらの方が優れている。同じ価格帯のミッドシップでも、コルベットのスモールブロックはV型8気筒なのに対して、ポルシェのケイマンは4気筒だ。ポルシェを選ぶ理由があるだろうか。コルベット2020が、そうした車よりも本質的に優れているわけではない。まったく違う車なのだ。

コルベットは、誰にとっても入手可能なスーパーカーであるという点で、米国の自動車業界の頂点に位置している。シボレーは、コルベット2020で、ミッドシップの躍動を非常に安価に提供しているのだ。

もちろん、フェラーリやマクラーレンほど優れているわけではないが、かなり近いと言える。シボレーに、さらに数年を与えれば、このミッドシップのコルベットプラットフォームは、さらに高い競争力を獲得するはずだ。

このコルベットを作ったエンジニアの何人かと直接話ができた。古いモデルの2019年型コルベットZR1は、非常に強力なスーパーチャージャーを装備し、コルベット2020よりも速い。話をしたエンジニアによると、そのスーパーチャージャーを新しいエンジンに取り付けることも可能だという。さらなるパワーの獲得に期待できそうだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

ジュネーブ・モーターショーも新型コロナ感染拡大で急きょ中止

ジュネーブ・モーターショーが、新型コロナウイルスによる開催取り止めとなる最新事案となった。スイスで開催されるこのモーターショーは世界最大の車の展示会の1つで、例年さまざま々な国のハイエンドな自動車メーカーが、ニューモデルや斬新なコンセプトを発表する。他のモーターショーと同じくジュネーブ・モーターショーも展示するだけの場ではなく、一般の人も参加できる。

ジュネーブ・モーターショーの開催中止は、GSMAのモバイルワールドコングレス(MWC)、FacebookのF8カンファレンスといった大規模イベントキャンセルに続くものだ。今後予定されているニューヨーク国際オートショー(NYIAS)の主催団体はこれまでのところ、まだ中止は発表していない。NYIASはニューヨーク市で4月10〜19日に開催される。

これらのモーターショーは単に消費者向けに展示をするというものではない。自動車メーカーはショー参加や展示に大金を注いでいる。それぞれのショーで訴えるものを練るのに何年もかけていて、ショーがなければ自動車メーカーは最新モデルやトレンドを発表するために戦略を変更しなければならなくなる。

これまでジュネーブ・モーターショーは参加者らに病気の人を避けるよう呼びかけてきた。しかし最新のスーパーカーコンセプトを見るために人をかき分けなければならないような混み合ったホールでは、無理に近い。

「このようなことになり、残念に思う。しかし全参加者の健康が、我々そして展示者の最優先事項だ。これは不可抗力であり、ショー参加のために巨額の投資をしてきたメーカーにとって大きな損失だ。しかし彼らが今回の決断を理解してくれると確信している」と主催団体会長のMaurice Turrettini(モーリス・タレンティーニ)氏は声明文で述べた。

主催団体は中止作業と損失の計算を行っている。また「すでに販売されたチケットの代金は返金される」としている。

画像クレジット: Wikimedia Commons (Image has been modified)

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(翻訳:Mizoguchi

シトロエンが月額約2400円の2人乗りEV、Amiを発表

Citroën(シトロエン)のAmiは、都市向けモビリティに対する新しい提案だ。電動で価格は安く、ライセンスも必要ない。いわばクルマというよりも、2人乗りの電動スクーターにドアとヒーターがついているようなものだ。ジョークはさておき、このAmiから、モビリティの未来を垣間見ることができる。

Amiに技術的なイノベーションはない。シトロエンはAmiを都市向けのモビリティソリューションと位置づけている。狭い路地にもぴったりの広さで、価格も公共交通機関に負けていない。Amiは自動車に分類されていないため免許不要で、フランスでは14歳、他のヨーロッパ諸国では16歳から運転できる。

乗客は屋根とヒーターつきの車内に並んで座る。5.5kWhのリチウムイオン電池は床下に収納されており、標準的な220ボルトのコンセントで3時間充電すれば、最大70kmの走行が可能だ。最高速度は時速45km/hとなっている。

また、シトロエンらしさも健在だ。サイドウインドウは、クラシックな小型大衆車2CVのように手動で上に傾けて開く。

Amiにはいくつかのプランが用意されている。長期レンタル料は月額19.99ユーロ(約2400円、VAT含む)で、初回支払いは2644ユーロ(約31万4000円、VAT含む)。あるいはカーシェアリングサービスを通じて最大で1日間、毎分0.26ユーロ(約31円)でレンタルできる。さらに、Amiは6000ユーロ(約71万2500円、VAT含む)で購入できる。

シトロエンはAmiの注文を3月30日にフランスで開始し、数カ月後にスペイン、イタリア、ベルギー、ポルトガル、ドイツでも始める予定だ。初出荷は6月までに行われれる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

テスラが3大自動車メーカーのお膝元ミシガン州でまもなく販売可能に

Tesla(テスラ)は、同社車両の販売およびサービスに関してミシガン州と合意に達した。AP通信によると、これで同社のミシガン州を相手取った訴訟は終了する。同州はテスラをはじめとするメーカーが消費者に直接自動車を販売することを禁止していた。この結果消費者は、テスラ車の購入や保守をミシガン州内で行えるようになる。

現在ミシガン州法は、消費者が自動車を購入できるのは契約ディーラーからのみで、自動車メーカーから直接買うことはできないと定めている。自動車メーカーであるテスラは、直営ディーラーを通じて消費者に車を直接販売している。このためミシガン州民がテスラ車を買うにはかなりの難関をくぐり抜ける必要があった。

現在同社は、米国の3大自動車メーカーのお膝元である同州ではごく限られた存在だ。購入希望者はデトロイト郊外の高級ショッピングモールにあるいわゆる「ショウケース」まで出かけなくてはならない。しかもそこにいる販売員は客に車の価格やオプションについてアドバイスすることはできない。さらに、ミシガン州でテスラ車を買った場合、別の州で受け取らなくてはならない。

2016年、同社はミシガン州のやり方に異議を唱えた。その結果、同州で販売・保守ができるようになり、消費者に選択の自由を与えることができた。この合意のもとで同社は、子会社を通じて車両を販売して消費者に届けることができる。ただし、車両は他の州で登録され、新車オーナーはミシガン州で再登録する必要がある。テスラはミシガン州でサービスセンターも開業できるようになる。

Elon Musk(イーロン・マスク)氏この決定を喜んでいるようだ。

イェイ!

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

GMがHummerのフル電動ピックアップトラックをリリース予定、との報道

General Motors(ゼネラルモーターズ)がHummerブランドを復活させるかもしれない。The Wall Street Journalの報道によれば、フル電動化したHummerのピックアップトラックがGMCブランド下で発売され、プロバスケットボール選手のLeBron James(レブロン・ジェームズ)氏がその販促に一役買うという。

航続距離や定員などの詳細はわかっていない。

この動きは、物議を醸しているGMのブランドの1つを復活させ、異なる方向で推し進めることになる。Hummerブランドの車両は、その大きさとほぼ万能なSUVであることで知られる。Hummer H2は、2000年代初めにガソリンを食うクルマの代表的存在だった。ブランドの復活と電動化は、これまでのHummerに慣れている人を困惑させるかもしれない。

Hummerのフル電動ピックアップトラックは、スーパーボウルの際、ジェームズ氏が出演する広告で発表される、とWSJは報道している。もしそれが本当なら、GMはこのモデルを1年か2年でマーケットに投入することになりそうだ。もう1つのクラシックなブランド、Ford Mustangが電動化されるのと同じタイムラインだ。

画像クレジット: Wikipedia

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(翻訳:Mizoguchi

ソニーが自動車を発表!

米国時間1月6日、CES 2020でソニーが自動車を発表した。現時点において、このSony Vision-Sセダンの詳細はほとんどわかっていない。会場で見ることができたら続報する予定だ。

報道によると、ソニーは業界のリーダーらと協力してこのプロトタイプを作ったといい、Bosche、Continental、Genetex、Nvidia、Magnaなどの名前が挙がっている。

このクルマはちょっとした驚きではあるものの、現在のソニーの戦略にフィットしている。近年、ソニーはサプライヤーとしてキーテクノロジーの開発および販売を始めていた。同社のカメラセンサーは、多くの著名スマートフォンで使用されており、最新のiPhone 11 Proもそのひとつだ。しかし、iPhoneに提供する以前、ソニーは同様のスマートフォン向けセンサーを搭載した独自スマートフォンであるXperiaを長年販売してきた。

Vision-Sセダンでも、iPhoneとXperiaに似たような関係が見られるかもしれない。このコンセプトカーは、ソニーのコンポーネントを売るためにデザインされていることが明らかだ。ソニーは自動車製造をやりたいわけではない。TechCrunchはソニーに山ほどの質問をぶつけて答えをお届けする予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

2019年にレビューしたハイテクな車、パワフルな車

TechCrunchはときどき車を特集する。なぜか。車は入手可能な家電のうち最も複雑で技術を要するものの1つだからだ。車、特に消費者が入手可能な車は、コンピューティング、製造、材料科学における最先端の技術の集積だ。速く進むこともできる。

過去12カ月の間に、復活したクラシックマッスルカーから超高級車に至るまで、いくつかの車を見てきた。ドライブと疲労感でいっぱいの楽しい年だった。

Audi e-tron SUV

2018年の最後の週に、Audi(アウディ)初の量産電気自動車を運転した。おなじみのe-tron SUVだ。e-tronで1日過ごし、アブダビの完璧な舗装路、曲がりくねった山道、砂に覆われた砂漠の小道を何百マイルもドライブした。e-tronは、中型のアウディのSUVの性能に対する購入者の期待に正確に応えてくれる。オンロードのe-tronは静かだが情熱的だ。オフロードでは、岩の上でも、深い砂の中でも、堅牢で確実な動きをする。レビューはこちら

Audi RS 5 Sportback

数カ月後、1週間の予定でAudi RS 5 Sportbackを受け取った。タイヤがかなり薄くなってから返却した。この5ドアセダンは粗く不安定で、多数の電子システムの下で不自然な暴力性をまとっている。2.9Lツインターボエンジンが音を立てながら、アウディの四輪駆動システムによって、タイヤが常に路面をつかまえている。非常識な車だ。ほとんどの休暇がそうであるように、訪れるのは楽しいが、RS 5と一緒に暮らしたいとは思わない。レビューはこちら

2019 Bentley Continental GT

春の終わりに、2019 Bentley Continental GTが筆者らを驚かせた。このマシーンは、ボンネットの下でさまざまな機構が交響曲を奏でながら、路面を滑るように走る。W12エンジンは絶滅危惧種であり、残念だ。パフォーマンスは驚異的。時速200マイル(約320km)出せる車だが、筆者はそこまでのスピードは出さなかった。最も驚いたのは、速く走る必要がないことだ。新しいContinental GTは、スピード以外の点がスリリングだ。素晴らしいスピーカーのセットや高級酒のようだ。量より質。機械的な外観ながら、クオリティは圧巻だ。レビューはこちら

Audi 2019 Q8

 

 

 

5月下旬、アウディの2019 Q8でミシガンからニューヨークへ、そしてまたミシガンに引き返した。同乗者にとっては快適なドライブだったが、ドライバー(筆者)にとっては不快だった。それでも、Q8で多くの時間を過ごしたおかげで、別の発見があった。クロスオーバーのほとんどは、SUVの有用性を保ちつつセダンの快適さも提供しているということだ。Q8にあるのは、セダンの限られた有用性とSUVのそこそこの快適さ。さらに悪いことに、Q8を街中で運転すると時としてイライラの原因になる。レビューはこちら

BMW i8

BMW i8が世に出てからすでに長い。リリース直後のレビューから数年経って、最後にもうひとひねり加えるために取り上げた。BMW i8は、BMWの歴史において踏み台にすぎない。変わり種。新技術を試す限定版だ。筆者の知る限り、BMWはi8をトップセラーまたはマーケットリーダーとして位置付けたことはない。エンジニアの遊び場だ。筆者は好きだ。レビューはこちら

Ford 2020 GT500

秋に筆者らはラスベガスに行き、フォードの最新GT500の乗り心地を試した。爽快でありながらコントロールしやすい。2020 GT500と過ごしたのは短い時間だったが、街中のドライブでパワーに圧倒されることはなかった。2020 GT500は、制約を設けた環境での実験だ。この760 HPフォードは3.3秒で時速60マイル(約96km)に達するが、なぜか街中でも簡単にドライブできる車だ。これは驚くべきことで、ディアボーン(フォードの研究開発拠点)における技術進歩の証だ。レビューはこちら

McLaren  Senna GTR

スーパーカーの能力は過剰になりがちだが、McLaren  Senna GTRは別。マクラーレンの技術の証だ。運転席に滑り込むと、まるで家にいるようだ。コックピットは目的を感じさせる。コースは冷たく、水たまりがあった。GTRは、巨大なスリックタイヤ、非常に強いパワー、強い剛性を備える軽量のレーシングカーだ。従来の常識では、ドライバー(筆者)は、こういった危険な路面状態ではゆっくりと速度を上げる必要がある。だが、車を機能させる最善の方法は、タイヤに少し荷重をかけてタイヤの温度を上げること。Robert Bell(ロバート・ベル)氏は、エンジンと電子制御のトラクション、それにスタビリティコントロールの双方を、完全な「レース」設定にして筆者を送り出した。1周終わる前、しかもコーナーをいくつか回っただけで、筆者はABS(アンチロックブレーキシステム)、TC(トラクションコントロール)、ESC(エレクトリックスタビリティコントロール)のチューニングに良い感触を得た。すべてが直感に訴える、だが主張を最低限に抑えたチューニングだった。レビューはこちら

今年運転した他の車についての短い考察

2020 BMW M850i xDrive Coupe

そこそこのお金持ちのための素晴らしいツアラー。四輪駆動、輝かしいエンジン、アームレストヒーターを備えた850iは、どこでもエキサイティングで快適だ。

2019 Ford GT350

GT500は忘れてほしい。GT350は、標準のギアボックスと自然吸気の5.2L V8を搭載したポニーカーだ。高価でスーパーチャージャーを備えた「いとこ」のGT500に比べ、コントロールとスリルをドライバーに与えてくれる。

2020 BMW M2 Competition Coupe

この小さなBMWクーペのバランスは完璧だ。強力で制御可能。筆者らは試乗した1週間で、無限のスリルを味わった。筆者の今年のお気に入りの車だ。

2019 Ford Raptor

スポーツカーよりも速いピックアップは必要だろうか。おそらく要らないと思うが、もし欲しいなら、Raptorにはその能力があり、楽しめると思った。ボディが幅広いため取り回しは決して楽ではない。

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(翻訳:Mizoguchi)

折り畳みスマホGalaxy Foldの販売台数が100万台を突破

米国時間12月12日、TechCrunch Disrupt BerlinにてSamsung Electronics(サムスン・エレクトロニクス)のYoung Sohn(ヨン・ソン)社長は、折り畳みスマートフォンのGalaxy Foldを100万台販売したことを明らかにした。なお、10月時点での12月の予測販売台数は50万台だった。

ソン社長は「重要なのは、我々がGalaxy Foldを100万台販売したことだ」と伝えた。「2000ドル(約22万円)でこの製品を使いたいという人が100万人もいる」。

本日のDisrupt Berlinでのトークは、イノベーションによる成長に焦点が当てられた。ソン社長は販売台数についてコメントする一方で、サムスンの製品発売のプロセスについて説明してフィードバックを求めた。Galaxy Foldのようなデバイスは、研究室からだけでは必要な情報を得られないこともあると言う。

そして、サムスンはGalaxy Foldについて多くのフィードバックを得た。Galaxy Foldは今年のMWC2019で発表された、いくつかの折り畳みスマートフォンのうちの1つだ。数カ月後の4月に端末が配布されたが、レビュアーがすぐに複数の問題を発見した。サムスンはすぐに(即時というわけではなかったが)製品を改良し、9月下旬にリリースした。

発売されたGalaxy Foldは耐久性が向上していたが、我々がレビューした端末には、まだディスプレイに問題があった。Disrupt Berlinで私は本日、サムスンが本質的にはベータ版ともいえる2000ドルの端末の販売に満足しているかどうか尋ねた。ソン社長はイエスと答え、販売台数をその理由に挙げた。

以前の報道によると、サムスンは2020年に折り畳みスマートフォンを600万台販売する計画だという。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

公道を走るCybertrucの投稿動画から浮かび上がる疑問

ロサンゼルスを走りまわる「Tesla Cybertruck」(テスラ・サイバートラック)のビデオが投稿された。イーロン・マスク氏が運転しているとも言われるが、実際に彼がこのビデオに映った車のハンドルを握っていたかどうかの確認は取れていない。それでも、このビデオから、いろいろわかることもある。

1つには、まだミラーがないこと。米国の法令では、乗用車には室内と運転席側の側面にミラーが必要とされている。このビデオのCybertruckには運転席側にミラーがない。

Cybertruckを発表したとき、マスク氏は後方の視界を確保するためにビデオカメラを使っていると語っていた。それは、他の自動車メーカーもやろうとしていること。キャデラックは、すでに何年も前からやっているし、実用化されている。

だとしても、運転席側にミラーがないのは大きな問題だ。発表会でお披露目された車にもミラーはなかったが、このビデオに映った車にもない。サイドミラーの代わりにカメラで撮影した映像を使う可能性もあるが、そうした発表はなされていない。Audi(アウディ)など、他の自動車メーカーは、ヨーロッパではカメラを使い始めているが、米国仕様では物理的なミラーが不可欠となっている。

2つ目は、車体のロールが激しいこと。このビデオでは、ドライバーは大きく左折して通りに出ている。その際、Cyber​​truckの車体はかなり大きく右に傾いているように見える。ちょっとやそっとではない。

Cybertruckも、他のすべてのテスラ車と同様、底部にバッテリーを搭載している。そうすることで、大きな重量物を底部に集中させ、重心を低くして、車に安定感を与えることができる。Tesla Model Xの場合、これによって、側面から衝突されても、横転を防ぐ素晴らしい効果が得られている。

Cybertruckは、認可されているより広いトレッド幅なのに、車体のロールは大きい。発表会で公開されたCybertruckのタイヤは、明らかにフェンダーから飛び出していた。米国の法規では、タイヤはフェンダーで覆う必要がある。従ってこれも違反状態だ。テスラは、最終バージョンでは、これを補正してくると考えられる。これまでは、ステージ上での見栄えを良くするためとテスト中の安定性を確保するために、こうなっていると考えられていた。この最新のビデオでは、まだCybertruckのタイヤはフェンダーから突き出している。現状で、どの程度タイヤがはみ出しているかは分からないが、路上のカラーコーンを蹴散らして行ったところを見ると、それなりに飛び出ているようだ。もしCybertruckのトレッド幅が狭められたら、車体のロールはさらに大きくなるのではないだろうか?

そして、ドライバーは赤信号を無視して行ってしまった。Cybertruckは、交通信号などない未来の世界の乗り物なのだから、それも当然だろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

EV開発のLucid Motorsがアリゾナ工場を起工、来年後半に生産開始

Lucid Motors(ルシード・モータース)は米国時間12月2日、製造施設を起工する。アリゾナ州カサ・グランデに立地するこの工場では、電気自動車セダンであるLucid Airが製造される。同社によると、2020年後半に生産を開始するとのこと。

本日の起工は、Lucid Airの市販に向けたLucid Motorsの最新の動きとなる。今年初め、同社は生産オペレーション統括責任者としてPeter Hochholdinger(ピーター・ホッホホルディンガー)氏を雇った。ホッホホルディンガー氏はLucid Motorsに来る前にTesla(テスラ)に2年勤め、そこではカリフォルニア州フリーモントや世界各地のサイトを監督した。そしての前は、Audi(アウディ)で生産担当シニアディレクターを務めていた。

9月にLucid Motorsはサウジアラビアのソブリン・ウェルス・ファンドから10億ドル(約1090億円)を調達した。当時、同社はこの資金をLucid Airの商業展開に当てると語っていた。そして2020年代半ばまでにカサ・グランデ工場に7億ドル(約760億円)超をつぎ込むとしていた。

Lucid Airはデザインからエンジニアリング、生産まで全てアメリカで行われる最先端の電気自動車だ」とCEO兼CTOのPeter Rawlinson(ピーター・ローリンソン)氏は話す。「カサ・グランデでLucid Airを生産するというプロジェクトを前進させられることを誇りに思う。協力的な投資家、優れたデザインとエンジニアリングのチーム、Air後をも見据えたプロダクト戦略のおかげで今日を迎えた。このダイナミックな町に長年にわたって拠点を置くことになり、今日はその始まりにすぎない」。

同社のカサ・グランデ施設は2029年までに直接・間接的に4800人の雇用生み出すとされている。またカサ・グランデや国に向こう20年にわたって320億ドル(約3兆5000億円)の収入をもたらすと推定されている。

アリゾナ州の Doug Ducey(ダグ・デューシー)知事は声明文で「Lucid Motorsのようなハイテクな自動車メーカーを誘致できたことは、アリゾナの人材や事業環境、立地の良さを証明している」と述べた。同社は13州60都市の候補の中からカサ・グランデを選んだとしている。事業をめぐる環境やインフラ、人材、ロケーション、アリゾナ−ソノラ地域の自動車サプライチェーンが決め手となった。

Lucid Motorsは10年前に異なる社名で、そして違う目的で設立された。当時Atievaという名称だった同社は2016年まで電気自動車のバッテリー技術にフォーカスしていた。その後社名を変更し、電気自動車生産にシフトした。

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(翻訳:Mizoguchi)

テスラの完全電動トラックのCybertruckとフォードのピックアップトラックF-150の牽引試験を数学で解き明かす

数週間前、Tesla(テスラ)は同社初のピックアップトラック「Cybertruck」 を発表した。テスラは発表の際、突如として車同士の牽引デモを提示した。このデモは馬鹿げたテストであるだけでなく、複数の点で欠陥があり、テスラ側に大きなメリットがあった。動画では、それを数学で証明している。

テスラはこのテストをやり直すようだ。最初のテストがオンラインで拡散された後、Ford(フォード)のバイスプレジデントはF-150がよりよい比較結果を出せるように、テスラCEOのEron Musk(イーロン・マスク)氏にCybertruckをフォードに送るよう提案した。同社はすぐに「このコメントは冗談だ」との声明を発表し、なにも証明するつもりはないと述べた。しかしマスク氏はすでに、「提供しよう」とフォードの副社長に回答しており、またテスラも「来週」に別のテストを行うと述べた。

2台のトラックで牽引し合う動画は注目を集めたが、大事な点は他にある。より現実的なテストには牽引重量と航続距離、ハンドリング、充電容量が含まれる。これこそ、実際の購入者にとって重要なことだ。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

テスラのフル電動トラック「Cybertruck」がクレイジーなスタイルになった理由

Tesla(テスラ)のCEOを務めるイーロン・マスク氏は11月22日、完全電動モデルを含むピックアップトラックのCybertruck(サイバートラック)を発表。市場に2つとないスタイルだと公言した。そのとおりだ。しかしCybertruckは、その主要部分が似ても似つかないホンダの中型スポーツユーティリティトラック(SUT)であるRIDGELINE(リッジライン)の1世代と共通している。

CybertruckもRIDGELINEも、別々に開発された標準型のピックアップトラックだが、どちらもほとんどの乗用車に採用されているモノコック構造になっている。フレームの上に載っかるのではなく、両車とも実質的に金属の鳥籠のような構造体バードケージを包むようにして作られている。モノコックボディは、ボディの下に大きくて場所を取るフレームを使わずに済むため、テスラには都合がいい。バッテリーを車体の下側に配置し、ボディでそれを保護する構造をテスラは好むからだ。

モノコックのピックアップ形状のため、牽引力を高めるためのデザイン要素を取り入れる必要があった。それがセイルピラーだ。

たいていの場合、車両の牽引力は、エンジンの出力よりもボディのデザインで制約されることのほうが多い。牽引フックを取り付ける場所では、車体のフレームに大きな力がかかる。もっと重い物を引っ張りたいなら、トラック下部のフレームを大きくすることだ。しかし、モノコックボディのCybertruckの場合、牽引力を高めるために、できるだけ大きなセイルピラーを取り付けるしかなかった。それがあの、奇抜な形状につながったのだ。

自動車の車体は捻れ曲ろうとする性質がある。タオルを絞ったときのような感じだ。フレームの上にボディが載っかる構造なら、エンジンは、たくさんの応力を吸収してくれる大きなフレームの上に固定される。モノコック構造の場合は、縦の支柱が頑張ってくれる。フロントウィンドウのAピラーから始まって、SUVのリアウィンドウのDピラーまでが縦の支柱として配置されている。

フレームの上にボディが載っかる構造では、ほとんどのピックアップトラックが採用しているように、トレーラーを引っ張るときの力がフレームにかかる。ほとんどのエネルギーは、トラックの底を支えるその構造体の中に吸収される。トラックのキャブはフレームから独立していて、キャブとフレームが相対的な動きをすることで、フレームにかかる応力がうまく相殺される仕組みだ。

CybertruckやRIDGELINEや、ほとんどのSUVのようなモノコック構造では、ボディも同じ力を受けることになるのだが、ボディを使って捻れを防ぐようにしている。バットレス(控え壁)のようなセールピラーは、エネルギーを吸収し、トラックが捻れるのを防ぐ。

モノコックのSUVには、車両後部の縦の支柱であるDピラーがあるが、ピックアップトラックにはそれがない。Dピラーは、モノコックボディの捻れと、荷重がかかったときの屈曲を防ぐ。だが、Dピラーのないモノコックのピックアップでは、セールピラーがCピラーと車両後部をつないで、同じような効果をもたらしている。

第1世代のRIDGELINEは、控えめなセールピラーが付いていたが、第2世代ではモノコックボディ全体の主要部分を補強することで、セールピラーを廃止することができた。

ホンダは、そのデザインを以下のように説明している。

2017年型リッジラインのリアフレーム構造は、ボディ全体の構造強度を強固にし、衝突安全性と、運搬、牽引能力を高める上できわめて重要なものです。ボディ側面とリアのテールゲートのフレームには、完全なボックス型フレームメンバーを利用したことで、前モデルと比較して捻れ剛性を28パーセント向上させつつも、前モデルのアッパーベッドの前部にあったバットレス型の構造材を廃し、リッジラインの伝統的な3ボックスの側面形状を保つことができました。さらに、U型のリアフレームメンバーを採用することで、リアのテールゲートに高剛性の土台構造がもたらされ、テールゲートが非常に正確に閉まるようになりました。

Chevrolet Avalanche(シボレー・アバランチ)も、Dピラーがない代わりにセールピラーを採用している。アバランチを作るために、シボレーはこれをフルサイズの郊外型SUVとし、リアクオーターを切り捨てた。

テスラが最終バージョンのサイバートラックを発表するかどうかは不透明だが、疑問は数多く残っている。もしこれが最終デザインではないならば、テスラはホンダの方式を取り入れて、大きなバットレスを縮小して、従来型のピックアップのデザインに近づけることもできるだろう。

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(翻訳:金井哲夫)

アップルからカメラボタン搭載のiPhone 11 Pro用バッテリー内蔵ケース

Apple(アップル)が新しいiPhone 11 Proのバッテリーケースを発売した。標準的なバッテリーケースだが、実はちょっとしたサプライズが隠されている。カメラボタンだ。マイナーな機能だがとても便利だ。

ボタンの位置や仕組みはよく考えられている。ボタンはケース下部のサイドに組み込まれているが、なにかが当たって偶然押し込まれてしまうようなプッシュボタンではない。一度押すとiPhoneがロック状態であってもカメラが起動する。短いクリックで写真、長押しでQuickTakeのビデオが撮れる。

ケースは税別1万4800円で、 Qi規格のワイヤレス充電器が使える。またUSB-PD規格の充電器に接続すればさらに速い。アップルによれば、バッテリーケースをフル充電しておけば、iPhoneの駆動時間が50%増えるという。

アップルがカメラアプリにこの種のショートカットを追加したのは今回が初めてだ。Pixel 3などほとんどのAndroidスマートフォンは電源ボタンのダブルクリックでカメラが起動する。iPhone 11 Proのバッテリーケースのカメラボタンは正しい方向への一歩だろう。アップルがバッテリーケースでない普通のケースにもこのショートカット機能を追加する方法を見つけてくれるよう期待したい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

BMWが530馬力で航続距離約600kmの電動セダン「i4」を発表

BMWが同社初の完全電動プレミアム中型セダンを発表した。i4と名付けられたこの電気自動車は、同社の第5世代となるeDriveプラットフォームを動力源としており、またBMWにおけるEV攻勢の一部にすぎない。ただし、すぐに購入できるわけではなく、早くても2021年後半まで待つ必要がある。

BMWによるとi4は530馬力を発揮し、同社のM3よりもパワフルだという。80kWhのバッテリーと組み合わせることで、時速0〜62マイル(時速0〜100km)のダッシュなら約4秒、最高速度は時速125マイル(時速約200km)になる。EPAとは異なるWLTP評価は600km(約373マイル)だ。

i4では2020年に発売されるiX3で最初に採用される第5世代のBMW eDriveと、それに続くiNEXTを使用する。BMWによると、このプラットフォームはまったく新しい電気モーターとパワーエレクトロニクス、充電ユニット、高電圧バッテリーを利用するという。同社のプレスリリースによると、i4のバッテリー構造はフラットで、重量は550kg。参考までに、Tesla Model3のバッテリーパックの重量は480kgだ。

i4については最終的なデザインを含め、多くの謎が残っている。BMWは外観が変更されるかもしれない、迷彩柄で覆った車両を披露している。価格もまだ発表されておらず、BMWの4シリーズの中でどのように位置づけられるのかも不明だ。これまでのところi4は素晴らしいようだが、発売は数年後なので、ディーラーに配車される頃には状況が変わっている可能性がある。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

DJI Mavic Miniの日本向け特別仕様は199gで気軽に飛ばせる

Mavic Miniは399ドル(日本では4万6200円)という低価格ながら、基本的な機能をすべて実現している。優れたカメラ、長い飛行距離、よくできたコントローラーなど、高品質のドローンとしての重要な条件をすべて満たしている。風にも強く、飛行速度も速くて楽しめる。サイズは非常に小さく、さっとバッグに入れて簡単に持ち運べる。Instagram用の撮影にもぴったりだ。

Mavic Miniの最大のセールスポイントは、もちろんサイズが小さいこと。離陸重量は249g(日本仕様は199g)だ。もちろんこの半端な数字は偶然ではない。重量が250g(日本では200g)以上のドローンを飛ばすには事前の登録や許可が必要となる場合があるからだ。Mavic Miniは軽量で折りたたみも可能なタイプだが、基本的な仕様は優れている。30分間(日本仕様は18分)の飛行時間、4kmまでのHDビデオ送信、2.7Kカメラを保持する3軸ジンバル、AndroidおよびiOSデバイスと組み合わせて動作する物理コントローラーなどを装備している。DJIの他のドローンと比べると、欠けている機能もあるが、399ドル(日本では4万6200円)という価格に対しては、十分な仕様のドローンと言える。

もっと高い金額を出せば、より多くの機能を搭載したドローンが買える。私自身、そうしたドローンのほとんどを所有している。豊富な機能も楽しいことは楽しいが、数年前からDJIの製品も、だんだん機能過多という感じになってきた。今では製品ラインも複雑になってしまい、DJI製ドローンの製品ごとの違いを理解するには、スプレッドシートが必要なくらいだ。ほとんどの製品には、オーナーがけっして使うことのないような、数え切れないほどの機能が搭載されている。Mavic Miniは、そうした製品とは一線を画している。これが基本であり、私は気に入った。

省略された機能を挙げてみよう。衝突検出、超長距離接続、4Kカメラ、ジェスチャーによるコントロール、そして高度なカメラ機能として、追跡フォロー、パノラマ、タイムラプス、光学ズームといったあたりだ。

Mavic Miniは十分に速く、楽しいドローンだが、もちろんあらゆる面で優れているわけではない。応答性は高く、十分に高速だ。軽くて扱いやすい。ただし、Mavic 2と比較すると、やはり小さくてパワーが少ないと感じる。実際、その通りだからだ。とはいえ、小さ過ぎたり、パワーが小さくてもの足りないという感じはない。Mavic Miniはバランスがとれているので、実際に飛ばすのは楽しいはずだ。

小さなサイズにもかかわらず、Mavic Miniは強風にもかなり耐える。米国中西部特有の風の強い秋の日に、200mの上空まで上げてみた。木々から葉をもぎ取るほどの強い風で、私自身は帽子と手袋で身を守っていた。突風も吹いた。Mavic Miniはびくともしなかった。もっとずっと大きなドローンのように離陸し、強風の中を堂々と飛んだ。さらに、ビデオもまったく影響を受けなかった。ジンバルがカメラを安定して保持し、秋の風景をしっかりと記録できた。

Mavic Mini用に、DJIは新しいアプリを用意している。今回のテストには、そのベータ版を使用した。これは、DJI Flyと呼ばれるアプリで、DJI Goを簡略化したもの。そこに、いくつかの機能強化を盛り込んでいる。セーフフライゾーンもアプリに統合されていて、従来のアプリよりも詳細な情報が内蔵されている。空撮共有アプリ、SkyPixelのサポートも強化している。ただし、このバージョンは簡略化されているだけに、DJI Goでは標準的な情報の多くが省かれている。最も目立つのは、画面底部の角にあったミニマップが表示されないこと。DJIには、このアプリのリリース後に、機能を追加してくれることを望みたい。

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カメラは価格に見合った品質だ。上の写真は、このドローンで撮影したもので、改変や調整は加えていない。やや曇のある晴れた日に撮影した。ダイナミックレンジは驚くほど広く、青い空と暗いハイライト部分を同時に表現できる。直射日光が当たっている部分では、色褪せたようになってしまうことがあった。

「現に今手にしているカメラこそ最高のカメラだ」とよく言われる。Mavic Miniにもそれが当てはまる。今手に持っているドローンこそ、最高のドローンなのだ。何年もの間、私は巨大なPelican(ペリカン)ケースに、Phantom 2や、後にはPhantom 3を入れて、無理やり持ち歩いていた。それが最高にクールだと思っていたのだ。いざというときには、すぐに車のトランクを開けて、空飛ぶカメラの入ったスーツケースを取り出すことができた。数分後には、スマホとドローンを同期させ、コントローラーをドローンのネットワークに接続できる。それで、飛行時間は15分だった。その後、折りたたみ式のMavicが登場した。これは大きめの望遠レンズくらいの大きさで、カメラ関係の装備といっしょに収納できた。他にもいくつかのドローンが来て、去っていった。一時期は、GoPro Karmaに凝っていたこともあった。

この小さなMavic Miniは、ゲームチェンジャーになる。小さいから、どこにでも持っていける。小さくて軽いので、パソコン用のバッグに入れても、ちょっと大きめのコンパクトカメラくらいに感じられる。

ポータブルなサイズで、もっと多くの機能と、より良いカメラが欲しいなら、Mavic Airがある。今年初めにDJIが発表した折りたたみ可能なモデルで、4Kカメラと5マイル(約8km)のビデオ送信能力を備え、価格は919ドル(日本では10万5820円)だ。

多くのオプションを同梱した「Mavic Mini Fly More コンボ」という製品も用意されている。価格は499ドル(日本では5万9400円)で、感じのよいケース、2つの予備バッテリー(合計3個)、よくできた充電用ハブ、プロペラガードなども付属している。Mavic Miniのカメラは驚くほど優れているが、本体はDJIのもっと高価なドローンほどパワフルでないのは認めざるを得ない。本機は、初めてドローンを購入する人にも、経験豊かなドローン愛好者にも薦められる。DJIは、249g(日本向けは199g)のボディに十分な機能を詰め込み、誰にとっても素晴らしいドローンを作ることに成功した。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

アマゾンが2万円台前半のEcho Studioを発表、HomePodとGoogle Home Maxに対抗

Amazon(アマゾン)は米国時間9月25日に自社の特別イベントで新たなEcho製品群を発表した。その中にはやや高級市場向けの製品もあった。Echo Studioは、Google Home MaxやApple(アップル)のHomePodに対してアマゾンが出した答えだ。通常のEchoよりも大きく、3DオーディオとDolby Atmos(ドルビー・アトモス)に対応している。

スピーカーは5つの部分からなるようだ。下向きのウーハー、前面ツイーター、および異なる方向に向けられた3基のミッドレンジスピーカー。内部には複数のマイクロホンがあり、通常のEchoデバイスと同じ動作を可能にしている。

「これは当社がこれまでに開発した最も革新的なスピーカーで信じられないほど素晴らしい音を生み出す」とAmazonのデバイス担当のシニアバイスプレジデントであるDavid Limp(デヴィッド・リンプ)氏が語った。「そこには空間と透明感と深みがある」。

アマゾンは昨年、Echo LinkとEcho Link Ampでこの市場に参入した。いずれも、既存のホームオーディオシステムに音声サービスを付加したいと考える一般消費者向けに作られている。Echo Studioは同じ分野に別の角度から参入する。もっと良い音とともにAlexaを使いたい人たちは、従来のオーディオシステムに頼らなくてもよくなる。

このスピーカーは音を壁に反射させることでオーディオプレースメントを改善する。アップルのHomePodと同じように、この方式によってサラウンドサウンドに近い音質を単一のスピーカーで実現している(ただし、違いを見るためには2つのスピーカーを並べてテストする必要がある)。また、これもHomePodと同じく、Echo Studioはステレオペアリングにも対応していて、スピーカーを2台並べてそれぞれ右と左の音を鳴らすことができる。

Echo Studioは無限に増え続けるEchoスピーカー製品群に加わることになる。本日から予約受付が始まるが、199ドル(約2万1500円)という価格はEcho Plusより50ドル高い。一方で、2台のEcho DotsとEcho Subより30ドル安いとも言える。あるいはこれもバーチャルステレオ化ができる99ドルの2台のEchoと同じ価格だ。Amazonは以前からさまざまな価格帯にEcho製品を投入してきたが、そのトレンドは続いているようだ。

9月24日には、アマゾンは99ドル(約1万1000円)のEchoスピーカーと59ドル(約6500円)の時計を内蔵したEcho Dot、その名もふさわしいEcho Dot with Clockも発表した。さらに同社は、Alexaが複数言語に対して直ちに応答できる多言語対応も発表した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook