ビデオなどのコンテンツ閲覧はiPadからiPhone 6/6 Plusに大幅に移行という調査結果

Appleが画面の大きいiPhone 6と6 Plusをリリースしたとき、iPadの機能のいくぶんかが代替されてしまうのではないかと予想された。ビデオやドキュメントを保存して後で読むアプリ、Pocketの調査によれば、ユーザーこのアプリを使う際に、iPadを所有している場合でも新しい大画面のiPhoneを利用する時間が大幅に伸びていることが確認された。

Pocketのユーザーはビデオその他のコンテンツを毎日数百万件も保存する。この調査の対象は、iPadを所有していてiPhone 5/5sからiPhone 6/6 Plusにアップグレードしたユーザーだ。Pocketは対象ユーザーが閲覧した約200万件のアイテムをサンプルとしてアップグレード前後における行動の変化を観察した。

Pocketによれば、保存アイテム閲覧時間はiPhone 6にアップグレードしたユーザーの場合、iPhoneで72%、 iPadで28%だった。これに対し、アップグレード前はiPhoneが55%だった。iPhone 6 Plusのユーザーの場合は80%とさらにiPhoneの利用時間が長く、iPadの利用時間はわずか20%にとどまった。

6 Plusにアップグレードしたユーザーはアップグレード前とくらべて、Pocketアプリの利用時間が65%も増加した。iPhone 6のユーザーの場合も33%の増加だった。このことはつまりユーザーはiPadより新しいiPhoneを好む傾向があるだけでなく、閲覧時間全体も増える傾向があることを示している。

Pocketの調査結果は、ユーザーが大画面のデバイスを好むことを裏付けたように見える。もちろん、ここには「ユーザーは新しく購入したデバイスにより多くの注意を向ける」というバイアスがかかっている可能性も考慮する必要があるだろう。とはいえ、iPadのセールスの減少が伝えるられるなか、大画面iPhoneとiPadの利用傾向の比較について、初の具体的な調査レポートとして 貴重だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


初期Appleの共同ファウンダーRon Wayne、Apple-1のマニュアル草稿やApple IIのプロトタイプ仕様などをオークションに出品

Appleと関わることによって、金持ちになったという人は多い。但し、Apple創業当時に共同ファウンダーとして名を連ねていたRonald Wayneは、その例外だ。ご存じない人も多いのだろうが、Steve JobsおよびSteve Wozniakとともに共同ファウンダーに名を連ね、Apple社の株式の10%を保持していた。しかし設立からわずか2週間後に、配当権を放棄して所有株式をわずか800ドルで売却してしまったのだった。今にして思えば、これは「大失敗」だった。

しかし多少の挽回のチャンスはあるものだ。Wayneは、初期のAppleプロダクトに関するドキュメントをオークションに出品するのだそうだ(via The Loop)。3万ドルから5万ドルの値がつくのではないかと予想されており、すなわちこれまでにAppleから得た利益の何倍もの収入を得ることになるわけだ。

オークションに出品するドキュメントには、オリジナルのApple-1(これも12月11日にクリスティーに出品されるようだ)用マニュアルの校正刷りや、Apple IIケースのスケッチおよび設計図(プロトタイプのもので、出荷されたものとは異なる)、およびApple IIの未記載かつ状態の良いオーダーフォームなどが含まれるそうだ。

Ron Wayneはこれまでにもオークションを利用したことがある。たとえば2011年にはAppleの設立契約書をサザビーズに出品したこともあった。このときに取材したEngadgetが写真に撮ったモノが今回出品されることとなったようだ。

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(翻訳:Maeda, H


低価格のスマート補聴器メーカー、iHearが日本のブラザー他からシリーズCで500万ドル調達

iHear Medicalはユーザーが自分でカスタマイズ可能な低価格補聴器を開発しているメーカーだが、シリーズCのラウンドで500万ドルの資金を調達したことを明らかにした。このラウンドは上海を本拠としててメディカル機器を中心に投資しているLighthouse Capitalがリードし、日本の大手メーカー、ブラザー工業とアメリカのAmeritas Holding Companyも参加している。

2009年に創立されたiHear Medicalが調達した資金は合計780万ドルとなった。

TechCrunchはこの3月にiHearがIndiegogoで補聴器のクラウドファンディング・キャンペーンを開始したときに紹介している。このキャンペーンではユーザーの状態に合せて調整できるiHearのオンライン診断サービスが受けられる補聴器が199ドルから入手できた。

iHearのファウンダー、Adnan Shennibによれば、iHearは来月にFDAの認可を得られる見通しで、Indiegogoで予約された分の出荷準備は整っているという。Series Cの資金により、2015年の第2四半期までに生産販と販売チャンネルの拡大を拡大する計画だ。これにはiHear自身によるオンライン・ストアの開設も含まれる。またAmeritas保険がパートナーとなり加入者への販売も行われる。その後2016年にはiHearはアジア市場に参入するという。

iHearの目標の一つは、4000万人と言われる聴覚機能に問題を抱えるアメリカ人に手頃な価格で補聴器を提供することだ。アメリカでは聴覚障害のある成人の75%から80%が保険でカバーされないため補聴器をもてないでいるという。iHearは特にこのような層をターゲットにするという。

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なぜ今バーチャル・リアリティーなのか?

Oculus RiftがKickstarterでブームを巻き起こすことに成功して以来、ずっとくすぶり続けている批判がある。それは「なぜバーチャル・リアリティーが今度はうまくいくと考えねばならないのか?」というものだ。

ある意味でもっともな疑問ではある。過去何十年にもわたって大衆向けVRガジェットをつくろうとして失敗した試みが無数にあるからだ

「以前に非常に優秀な人々が同じことをやろうとした。それらはすべてうまくいかなかったのに、Oculusやその仲間がうまくいくという理由は何だ? 1955年に誰も Virtual Boyを欲しがらなかった。なぜ2015年にRiftを欲しがるようになるのか?」というわけだ。

しかしこうした考えは重要な(そして後からは自明に見える)点を見逃している。つまりそれを現実に可能にするテクノロジーが登場したことを考えていないのだ。

20年前の一般向けVRはこの程度だった

Oculusヘッドセットを可能にした個々のテクノロジーを観察してみよう。きわめて高精細度の液晶ディスプレイ、マイクロサイズのジャイロスコープ、位置トラッキングが可能なカメラ、3D環境をリアルタイムで処理できるコンピュータ(Oculusの場合は互換性のあるGear VRスマートフォン)。

これらの要素はすべて他の分野、特にスマートフォンとビデオゲーム・コンソールのおかげで一般消費者に十分手の届く価格で提供されるようになった。

わずか10年前でさえ、1080p以上の高精細度ディスプレイをVRヘッドセット用に製造できるメーカーがあっただろうか? もちろんノーだ。そんなレベルのディスプレイは禁止的な価格になっていただろう。しかもそんなデバイスはこっけいなほど巨大な外部バッテリーを接続しなければ作動しなかっただろう。

具体的に、たとえば、5.5インチ、4K、120コマ/秒のディスプレイで考えてみよう。 2003年にほぼ同様の画素数のディスプレイは8400ドルもした。しかもリフレッシュ・レートはわずか毎秒12コマだった。しかも消費電力はデスクトップ・コンピューター並だった。

現在のOculusのデベロッパー・キットはSamsung Galaxy 3の1080pディスプレイ を利用しており、毎秒75コマ表示できる。Gear VRはGalaxy Note 4の1440pスクリーンを採用しており、リフレッシュ・レートももっと速い。これが進歩というものだ。!

Samsung Gear VRはスマートフォンですべてのVR体験を処理する。つまりスマートフォンが新世代になればVR体験も向上する

リアルタイムのコンピュータ・グラフィックス能力の進歩もVR体験を成立させるために欠かせない要素だ。研究によれば、没入感を得るためには必ずしも非常にリアルな画像を表示する必要はないが、ただし動きが非常にスムーズであることが必須だという。つまり、たとえば周囲を見回そうとして顔を動かしたときに、表示の反応が一瞬でも遅れるとユーザーの没入感を損ねるだけでなく、深刻な船酔い症状を引き起こすことになる。その対策はといえば、強力なハードウェアとコードの最適化しかない。そしてそれこそゲームのハードメーカー、ソフトのデベロッパーがこの何十年も取り組んできた課題だ。

こうした進歩はバーチャル・リアリティーの世界の外で起きたが、その成果を投資家とアーリー・アダプターが納得するような仕方で初めてパッケージ化することに成功欧したのがOculusだった。今やバーチャル・リアリティーはOculus HQだけには限られない。ハード、ソフト、インターフェイスやアクセサリーを含めた新たなエコシステムが形成されつつある。前世代のVRが大学の研究室に閉じ込められていたのとは大いに事情が変わっている。

試みにGooglで“virtual reality Kickstarter”と検索すれば、新たなコントロール・メカニズムからアプリケーションまでありとさまざまなVRプロジェクトが次から次に生まれていることが分かるだろう。Oculusその他のVRイベントに行けば、驚くほど多数のデベロッパーに出会うはずだ。彼らそれぞれに「これこそ正しいやり方」だと信じるアイディアで、部屋中に設置したカメラや全方向に移動できるトレッドミルやWiiコントローラーの改良版などをデモしている。

半年後にはこうしたデベロッパーが何がうまくいき、何がうまくいかないか、多くを学んでいるだろう。過去半年についても同じことがいえる。これはOculusがKickstarterに登場する前から続いてきた動きだ。 バーチャル・リアリティーの世界はこれまでにない速さで動き始めている。

画像: South Park

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


GoogleのNexux 6: 今は大きすぎても将来はぴったりサイズになる

Greg KumparakがTechCrunchのレビューで指摘したように、Nexus 6は殆どの人間にとって大きすぎる。GoogleがNexus 6のハードウェア製造元にMotorolaを選び、6インチ画面のモンスターになりそうだという噂が出た段階で、私は実物を見る前からNexusラインのファブレット化を確信していた。今、実際に端末をしばらく手にしてみて、同じ感覚を持つ一方で、私はGoogleがこの世代のハードウェアの「ビッグにするかやらないか」戦略に成功したのかもしれないことを認め始めている。

私、そして殆どのNexus 6の日常的ユーザーにとって、バッテリー寿命とカメラとスペックが改善されて画面が変わっただけで、Nexus 5ともっとよく似たものの方が良かったことは間違いない。そんなワクワク感のない変更ならコストも低く抑えられて、優れた純Android機を、契約に縛られた多くの機種よりはるかに安く手に入れられから、という理由だけではない。

Nexusプログラムの目的が、最大多数の人々のニーズにあったエルゴノミクスを持つ安価で手に入りやすいデバイスを提供することにあると考えれば、それは素晴らしいことだ。Nexusはしかし、一般大衆向きのプログラムではない ― それはGoogleのレファレンスハードウェア作りの取り組みであり、OEMにAndroidを最大限有効活用する方法を示すと共に、デベロッパーに一定の基準に沿ってアプリを作れば、殆どのAndroid機で問題なく動作するしくみを提供することが目的だ。

Nexus 6は、Android Silverプログラムの一端を担う数多くの端末の一つだと指摘する向きもある。同プログラムは様々なOEMが、純粋なバージョンのAndroidを塔載しタイムリーなアップデートを保証した端末を提供することによって、Nexusシリーズに取って代わろとするものだ。その理論で行けば、Nexus 6は、数あるスマートフォン機種の一つにすぎず、中にはもっとNexus 5に似たものや、もっと万人向けの端末があってもよいことになる。

その話は置くとしても、Nexus 6はNexusの枠によく収っていると言える ― GoogleがAndroid 5.0の特長を実証できるハードウェアだ。それはまた、モバイル市場がタブレットとスマートフォンに分断されるのではなく、殆どの消費者が、スマートフォンに求められる機能をすべて備えた大画面端末を一つだけ持ちたいと考える、という未来の可能性を予言している。

私がNexus 6をテストしている間、当初は使うのが面倒で殆ど家に置いてあったものが、タブレットの代わりにポケットやバッグに入れて持ち歩くようになり、自動的に両手で使うために、片手で使うことの不便さを考えることすらなくなった。今も誰にでも薦められるものではないが、次のモバイル端末市場を占う上で、Androidにとって必要なThe Nexusと言えるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


イーロン・マスク、再利用可能な衛星打ち上げロケットを操縦するX-Wingの実験開始

イーロン・マスクは人類を宇宙に送り出し新たな進化を始めさせるために未来から送り込まれてきたタイムトラベラーかもしれない。

テスラ・モーターズのCEOにして民間宇宙企業の先頭ランナー、SpaceXのファウンダーは新たな"X-Wing"スタイルのロケットの飛行コントロール技術のテストを始めたことをTwitterで報告している。 この格子状の翼はロケットが衛星軌道上に人員や荷物を運んだ後、機体を地上基地に帰還させ、再利用することを可能にするという。

マスクのツイートによると、SpaceXが着陸する基地というのは海洋上に浮かべた自動操縦のドローン艀で、「嵐の際でも3m以内の誤差で正確に位置を保つ」という。

SpaceXの再利用ロケット計画の実験には失敗もあった。8月のテキサスでの打ち上げは爆発に終わった。死傷者はいっさい出なかったものの、マスクは「ロケットというものは難しい」と語った。その前に行われた海上への着水は成功している。Space X Falcon 9ブースター・ロケットは降下中にエンジンを再点火し、着陸脚を展開し、「ほぼ速度ゼロ」でタッチダウンすることができた。

今回発表された翼は大気圏内での運動を用意するためのもので、それぞれの翼は独立して動き、ブースターの姿勢、速度、方向をコントロールする。上昇中は機体内に格納されているので、余分な抵抗は生じない。着陸基地としてドローン艀を使うのは、万一ブースターの操縦に問題が生じても、地上に被害が及ばないないようにするためだという。

ともあれイーロン・マスクのやることは何でも桁外れだ。そうかと思うと、このX-Wingロケットのツイートの直前にはこんな「ヒヒの赤ちゃん」の写真をRTしている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Samsung、Galaxy S5の販売が目標を40%下回ったことでトップ人事を含む改革を検討か

Wall Street Journalの記事によれば、SamsungはGalaxy S5の販売成績が予測を40%も下回る不振となったことを受け、トップ人事の刷新も視野に入れた対策を検討しているという。今年のSamsungのフラグシップ・モデルの販売台数は1200万台に留まっている。これに対してGalaxy S4は1600万台だった。

この成績にSamsungはモバイル事業部の責任者で共同CEOのシン・ジョンギュン(申宗均)をCEOの職務から外、モバイル事業部の経営に専念させることを考えているという。 不振のモバイル事業の立て直しの采配は現在家電担当の共同CEO、ユン・ブクン( 尹富根)が担うことになるようだ。Samsungのテレビ事業は依然好調だ。

意思決定の集中化を進めることは大きく広がったSamsungの事業間の連携を効率化し、たとえば最近買収したSmartThingsをGalaxyシリーズのデバイスに統合していくことも加速させるだろう。しかし共同CEOを一人減らしたことで本当の意味で組織が活性化するかどうかは分からない。また半導体とディスプレイ事業の責任者であるクォン・オヒョン(権五鉉)も共同CEOであり、その地位に留まる見込みだという。

Samsungはアメリカ市場では好調を続けているが、中国を含む他の主要市場では売上がマイナス成長に陥っている Samsungのモバイル事業にはテコ入れが必要だ。依然として最大シェアを保持しているものの、短期の結果は下向きだし、中長期のトレンドについても、よくて頭打ちという状況だ。

Samsungが取るべき対策の一つはGalaxyの製品ラインの整理だと言われている。ユーザーを細分してそれぞれに合わせた製品を次々に発表することでこれまでSamsungはビジネスを成長させてきた。しかしここに来て、その戦略も限界に達し、Galaxyのブランドイメージをぼやけさせ、どれを買ったらいいかユーザーを迷わせるなど、メリットよりデメリットが多くなっていると言われる。

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iPhone 6の絶好調により、アプリケーションダウンロード数も過去の記録を圧倒

iPhone 6およびiPhone 6 Plusの影響もあり、Appleはこれまでの記録をやすやすと塗り替えてしまったようだ。アプリケーションマーケティングのマーケティングサービスを提供するFiksuのデータがそれを証明している。FiksuのリリースしているOctober App Store Competitive Indexによると、10月のトップ200無料アプリケーションダウンロード数は1日あたりでの比較で、9月から42%増といなっているのだそうだ。また前年比でも39%の伸びで、実数を見れば無料のトップ200アプリケーションのダウンロード数は780万件/日に達するほどになっているのだとのこと。

ジャンプアップの理由は、iPhone 6を手に入れた人たちが、「必携」アプリケーションを再ダウンロードしたことによるものだろう。ダウンロード数が増えることにより、「ローヤルユーザー獲得費用」(cost per loyal user)も低くなっている。既に所有しているアプリケーションのダウンロードが多いということはあるものの、しかし新機種登場にあわせてアプリケーションの告知をすることが、開発者にとっても有利であるだろうとFiksuは指摘している。

ダウンロード数のうち、どれだけが最ダウンロードであるのかはともかく、新しいiPhoneのリリースにより、過去の記録が塗り替えられるのみならず、圧倒されたというのが重要なポイントとなっている。ダウンロード数増加の動きがそのままハードウェアの販売増に繋がると考えれば、ホリデーシーズンを含むこの四半期には7000万台ものiPhoneが売れることとなる。大きすぎる数字ではあるものの、この数字が現実になると予測するアナリストも多いようだ。

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(翻訳:Maeda, H


テクノロジをうまく利用したキッチングッズを今年のXmasのプレゼントにしたら、盛り上がるだろう

クリスマスプレゼントについて悩む季節には、料理の好きな人にキッチングッズを贈りたくなるものだ。料理を楽にしてくれる製品や、新しい料理方法を試せる製品は、数多くある。それに、よりおいしくて健康に良い料理を作れる、と自称する製品も今では多い。


ブレンダーBlendtec Designer 725

Blendtecを口コミで人気者にしたのは、そのビデオ広告の「ブレンダーもできるの?」というフレーズだった。ブレンダーでありながら、できるの?と問うのは、このブレンダー〔日本語的には“ミキサー”〕が非常に多芸多機能で、そのほかの高価な製品をみんな負かしてしまうからだ。相手が食べ物であれば、何でもピュレにしてしまうし、あなたがスムージーやスープやジュースのファンなら、Designer 725がスムーズで美味しくて飲みやすい姿に変えられない根菜や冷凍洋梨はこの宇宙に存在しない。


低温圧縮ジューサーJuicepresso

今やコーヒーショップでもジューススタンドでも、低温圧縮ジュースがナウいのだ。家庭でもナウくなりたければ、Juicepressoがおすすめだ。分解したパーツは皿洗い機との相性がよろしい。ジュース生産量は従来品より40%多いし、完成したジュースは冷蔵庫の中で分離しない。


スロークッカーBelkin WeMo Crock-Pot

スロークッキングは今どき難しくはないが、でもBelkinのWeMoに対応したこのCrock-Pot(本物のクロックポット)は、スマートフォン(iPhone, Android)から調理時間や温度をコントロールできる。帰りが遅くなりそう? じゃあ会議室から温度を下げよう。



まな板Orange Chef

今のあなたがどんな化粧品や健康食品に騙されているとしても、ダイエットで何よりも重要なのは栄養バランスだ。Orange Chefのまな板は、これからあなたが料理する食材の名前と量を判断して、その栄養分を分析する。今夜食べる食材をすべて乗せても、それぞれを正しく見分けて分析する。


キッチンキャビネットマウンター(Belkin製)

こういうのは前からあるけど、今でも便利だ。これをキャビネットの下に装備して、上の写真のようにiPadをマウントすれば、料理の作り方のビデオやレシピーなどを、食事の支度をしながら見ることができる。ケーキが焼きあがるのを待つ間、Netflixで映画を見るのも良いかも。


ワイヤレス温度計iGrill2

温度計を使いながら料理をすると、家族は感謝祭の七面鳥の生焼けを心配せずにすむ。あなたも、料理中にびくびくしたり、七面鳥嫌いになったりしないだろう。


WiFiケットルiKettle

いちいちお湯を沸かさなくても、いつでも熱湯が使えるだけでなく、リモートで湯沸かしやその温度をコントロールできる。また、ユーザの位置情報と起床時刻を基に、リモートで設定温度のお湯を沸かすこともできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


IoT実現環境の有望株? Seed Labがディベロッパーキットをリリース

数カ月前、Seed Labsからなかなか面白そうなInternet of Things(IoT)実現ツールが発表された。未だ開発段階であるが、ライトのバルブ、電気ポット、あるいはトースターなど、さまざまなデバイスに組み込んで利用することを意図して開発されたローパワーのBluetoothチップだ。面倒な初期設定操作をできる限り省いているのも特徴だ。チップを組み込んだ電化製品を買ってくれば、ただちにスマートフォンと連携し、家庭内IoTネットワークを構築することになるのだ。

発表からしばらくは表立った動きがなかったが、ついに開発キットが公開されるはこびとなった。トースターや電球など、さまざまなものをスマートフォンから簡単に操作できるようになるのだ。開発キットはこちらでプレオーダーを受け付け中だ。

Seedのプラットフォームでは、WeMoのようにデバイスのペアリングに手間取ることもないし、またSparkのように細かい設定をする必要もない。スマートフォン側にSeedアプリケーションをインストールしておけば、直ちに連携して利用可能となる。またパブリックモードとプライベートモードが用意されていて、無用なアクセスを防ぐ機能もついている。チップを搭載した電化製品をグループ化して一括管理したり、あるいは設定を記憶させておくこともできる。状況に応じて好みの照明をワンタッチで作り出すこともできるのだ。

冒頭にも記したように、このSeedプラットフォームは開発段階にあるものだ。しかしプロダクトの説明を聞いたり、あるいは実際に動作する様子を確認したりする中で、来たるべきIoT環境の中で、なかなか有力なプレイヤーであるように思える。Rafal Hanの率いるSeedチームによると、数年のうちにはモノとのコミュニケーションを実現するプロダクトを生み出すべく、アプライアンスパートナーとの作業を続けているところなのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


Heirloomは、古い写真をスマホで撮って整理するアプリ


長年スクラップが大好きな母は、毎年の誕生日、ハロウィン、ダンス発表会、初めて自転車に乗れた日、赤ちゃんが泥を食べるところなど、私と弟のあらゆる場面を写真に残してきた。数年前彼女は、この何百枚もの写真を手動でスキャンして、自分のパソコンのフォルダーにきれいに整理した。

Dropboxを使うよう彼女を説得するのには永遠の時間を要した。ついに実現したものの、見た目はこんな具合だ。

My brothers and me.

彼女が簡単にこれをやるには、テクノロジーがまだ追いついていないことがお分かりだろう。

新しいスマートフォンアプリ、Heirloomはこれを変えようとしている。古い写真をカメラで撮ると、アプリがクラウド上のプライベートSNSにアップロードして、友達や家族と共有できようにする。Trunxも同じようなアイデアで写真の整理と共有ができるが、Heirloomの特徴はスキャンにある。

これはファミリービジネスでもある。EricとEvan Owski兄弟がこのアイデアを思いついたのは、Ericの妻が、ママの使える良いスクラップブックアプリがないと不満を漏らしたのがきっかけだった。元TuenInのプログラマーだったEvanがコードを書いた。EricはHeirloomのCEOとしてマーケティングを担当している。

「Throwback Thursday は今ウェブで流行している週に一度の儀式だ。これは、過去の大切な瞬間を思い出したいという人間の欲望を物語っていると私たちは信じている」とEricは言った。「しかし、多くの人々にとって昔の写真をデジタル化することは面倒で、結果も高品質のデジタル画像とはならない」

ところでこれは、写真をiPhoneカメラで撮って、あらかじめDropboxに作っておいたたフォトアルバムフォルダーにアップロードするのと何が違うのかと、みなさんも思うだろう。

「プリントした写真を撮影する時、きれいな結果を得ようと思うと、向きを揃えたりトリミングしたりするのに多大な時間がかかる」とEvanは説明する。「私たちのアプリは、写真が曲がっていても回転していても撮影することができる。自動的に縁を見つけ出して、歪みを補正し若干のカラー修正も行う」

Throwback Thursdayは、ソーシャルメディアで起きている現象だが、誰もが丸ぽちゃの13歳の自分という貴重な瞬間を世界中で共有したいと思うわけではない。だからHeirloomは、仲間うちだけのより親密なネットワークを導入した。

結婚式当日の母。隣はひいおばあちゃん

Tencent、およびEduardo Vivas (COO at Bright, Eric’s previous employer)が率いるエンジェル投資家らが、EvanとEricに会社の規模拡大のために100万ドルのシード資金を提供した。

アプリは、App Store およびGoogle Playの両方でダウンロードできる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


工作マニアは「忘れ物防止箱」を自作してはいかかが? 〔ハウツービデオあり〕

私はちょっとした工作をいろいろ紹介してきたが、Sean Raganの「忘れ物防止箱」はその中でも傑作の部類に入ると思う。メガネ、サイフ、薬、お守り、その他忘れてはいけない物をなんであれ、この箱に入れておくと、 家を出るときにベルとランプの点滅で警告してくれるというものだ。

最近、われわれが持ち歩かねばならない物の数は増える一方だ。さらにさまざまなデバイスの発達でわれわれの注意は現実世界を離れてバーチャル世界にしばしば逸らされる。そんなわけで薬局のカウンターで処方箋を忘れてきたことに気づき、出張先のホテルで携帯の充電器を忘れてきたことに気づく。空港でパスポートを忘れたことに気づいたら悲惨だ。こうして途方もないエネルギーと時間が無駄になっている。

というわけでこの発明となったわけだが、自分で「忘れ物防止器」を作ってみたければ詳しい工作マニュアルはこちらににある。ただ上のビデオを見て楽しむだけでもよい。

via Adafruit

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


気球からネット接続を提供するGoogleのLoonプロジェクト、オーストラリアの実験でさらに前進

GoogleのProject Loonは世界のインフラ未整備地域の成層圏上層に気球を飛ばしてインターネット接続を提供しようという試みだ。このプロジェクトが実用化に向けてまた一歩進んだ。数日前、われわれはGoogleがオーストラリア最大のテレコム企業、Telstraと協力して気球の打ち上げ実験を行う予定だと聞いた。今日(米国時間11/20)、Googleはもう少し詳しい情報を発表した。

たとえば、気球の滞空時間は昨年の実験開始当初より10倍も伸びている。多くの気球が100日間飛び続け、130日間飛び続けたものもあるという。気球の飛行距離は延300万キロにもなる(もっとも数日前に南アフリカに墜落した気球はそんなに長く飛べなかったようだが)。.

またGoogleは、気球のコントロールでも進歩があったとしている。Loonチームは今日 Google+ に、 「何千もの飛行パターンのシミュレーションを続けた結果、われわれは気球を相当の精度で目標に近づけることができるようになった。たとえば、あるフライトでは9000キロを飛行した後で目標の1.5キロ以内に着陸させることができた。気球は成層圏の風向、風速を予測、利用することによってのみ制御された」と書いている。

Googleはまた気球をふくらませるための新しい装置を開発した。これによって1基わずか5分で必要なガスが注入できるようになった。Googleは「現在、毎日20個の気球を打ち上げる能力がある」としている。

今年始めに、Google Xのチーフ、アストロ・テラーはわれわれのインタビューに答えて、「Googleはこのプロジェクトの実用化にあたってはテレコム企業と提携していく」と語った.。 つまりGoogleはインターネット接続を提供する際に、自ら周波数帯域を購入することはせず、既存のプロバイダーと提携し、それらが得ている許可を利用して気球からの送信を実施するという仕組みのようだ。当初はまさしくクレージーなアイディアに思えたが、Googleが真剣に取り組んでいるのは疑いない。しかも着実に前進を続けているようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


モレスキンのSmart Notebookは、手書きスケッチをAdobe用ベクトルデータに変換する

いつの日か、デジタルツールが伝統的クリエイティブメディアに取って代わる時が来るかもしれないが、われわれがまだそこに至っていないことは明らかだ。そして、Moleskineは、独自のソフトウェアと組み合わせることで、新旧の橋渡しをうまくこなそうとしている。新たな提携によってスケッチブックがAdobeクリエイティブソフトウェアにサポートされ、手書きスケッチが編集可能なベクトル図形に変換される。MoleskineのSmart NotebookアプリとAdobe Creative Cloudを使用する。

同サービスで使用するメモ帳には、ページの隅に特別な位置合わせ標識が印刷されていて、アプリがスケッチをベクトルに変換する際、iPhoneのカメラで完全に正面から撮れなくても、歪みを矯正することができる。出来上がったベクトルデータは、.jpgおよび .svgで出力され、Adobe PhotoshopまたはAdobe Illustratorで使用できる。

今やデジタルにスケッチする方法には様々な選択肢があり、スマートフォンのGalaxy Note 4には専用のスタイラスが付いているし、WacomのBambooシリーズ等のスタイラス製品を、iPhoneやiPadで使うこともできる。しかし、Moleskineの手帳には極めて大きな利点がある ― アーティストたちに優れた触覚体験を提供すること以外に。例えば、バッテリー電源もデータ接続も、33ドルを越える投資も必要ない。

スケッチの好きな人にとって、これは素晴らしいツールになりそうだ。それは、長い間遠い夢だと思われてきた物の一つかもしれない。もしこのアプリが本当に質の高い .svgファイルを生成できるなら、現代のアーティストやデザイナーにとって正真生銘の必携ツールになるかもしれない。

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【日本語版:参考リンク】
キングジム ショットノート
Post-it Plusアプリ

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


LogitechのiPadケース、AnyAngleはSurface風キックスタンド付き


Logitechはゆっくりとしかし確実にiPadをMicrosoft Surfaceに近づけている ― これはWindows端末の一部の生産性機能は羨しいが、ソフトウェアや全体的フォームファクターはそうでもないと思っている人たちにとっては良いニュースだろう。新製品のLogitech Keys-To-Goは、Microsoft Type Coverのキーボードに良く似ているが、今度のスタンド兼ケース、AnyAngleは、事実上Surfaceの傾斜自在キックスタンドの真似だ。

AnyAngleは、前面カバーフラップ、周囲の完全カバー、ゴールド、シルバー、スペースグレイを楽しむための透明窓付き背面カバーで、あなたのiPadを守ってくれる。iPad Air 2が心地よくフィットし、必要に応じて簡単に出し入れできる。パススルーボタンによって、全スイッチを操作することができ、充電、写真、スピーカー用に開口部が設けられている。

AnyAngleの複数素材フロントカバーは、ビジュアルにちょっとしたオシャレさを付加し、見開きスタイルのルックスはオフィスでの使用にもマッチする。そして最大の呼び物は、生産性愛好者を狙ったに違いない折り畳み式キックスタンドだ。フラップを動かすことによって、あなたのiPadを無段階の角度で立てることができる。

この支持力によってAnyAngleは、出張の多いビジネスマンや、Keys-To-GoやApple純正ワイヤレスキーボード、その他ケースの付いてこないBluetoothキーボードでタイプしたい人たちにとって、最高の相棒となるだろう。キーボードを使う使わないを選べるのは良いことだ。

しかしAnyAngleは、やはりiPad Air 2にかなりの体積を付加すると共に、これだけで59.99ドルする。欲しいのがケースだけでキーボードはいらないのなら、キーボードケースより安いし、キーボードだけ欲しければKeys-To-Goの方がキーボードケースより安い ― しかし、いつも両方を持っていたいなら、キーボードケースが最適な選択肢だ。あえて選びたい人、どちらか一方がいい人には、Logitechの新製品ラインの中に答があるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


AmazonがFire TV Stickを出荷、同社ハードウェア史上「最速の売行き」


Amazonは今日(米国時間11/19)午前、Chromecastのライバル製品、Fire TV Stickの出荷を開始し、「Amazon製品史上最速」で売れていることを発表した。スティック型デバイスのこのいきなりの人気は、AmazonがPrimeメンバーに提供している特別価格によるものと思われる ― 発売直後の数日間はわずか19ドルで売られていた。

通常価格は39ドル。Chromecastと同じく、Kindle Fire TV StickはテレビのHDMIポートに挿すことによって、ストリーミングビデオが利用できる。提供されるサービスは、Netflix、Prime Instant Video、Hulu Plus、Twitch、WatchESPN、NBA、Showtime Anytime、Prime Music、Plex、PBS、A&E、Watch Disney Chanel、等。ユーザーは、現在Amazon Instant Videoが販売またはレンタルしている20万タイトル以上の映画やテレビ番組を見ることもできる他、写真、アプリ、ゲーム等も利用可能だ。

さらにFire TV Stickは、iOSまたはAndroidのスマートフォンまたはタブレットのコンテンツを、YouTubeやSpoitify等のアプリを含め再生することができる。Fire OSおよびAndroid端末をテレビの大画面に表示できるのはChromecastと同じだ。

ユーザーは、Fire Phone、Android、またはiOSのFire TV Remoteアプリを使って画面操作や音声入力を行える他、Fire TVボイスリモコンを29.99で購入することもできる。

Amazonは相変わらずこの新端末の説明にライバルの名前を挙げ、同機のデュアルコアCPUについて、「メモリはChromecastの2倍」などと言っている。スティックは、2バンド、2アンテナ(MIMO)Wi-Fi、RAM 1 GB、内蔵ストレージ8 GB、およびAmazon独自のインスタントストリーミング用ASAPテクノロジーを備えている。

現在39ドルのFire TV Stickをまだ注文していない人は、今からでも予約できるが、いつ出荷されるかは不明だ。Amazonはこの件について、クリスマスに間に合うかどうかさえも明言していない。

「Fire TV Stickは、当社史上最も成功した新製品だ」とAmazon DeviceのDave Limp上級副社長が声明で語った、「われわれはこれを大量に製造したが、顧客の需要が今も供給を上回っている。利用者から圧倒的な支持を受けていることを喜んでおり、できるだけ早く生産するべく全社一丸となって努力している」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Kickstarter出身の完全自動ギター・チューナー、Roadieはスーパー・クール

ギターというのは完璧にチューンされて初めてすばらしい音になる。ギター初心者の私は、めったに完璧なチューニングができない。そんなわけで私の弾くボブ・マーリーのNo Woman No Cryはいつも情けない音だった。しかし私は99ドルでRoadieチューナー を手に入れた。これはすばらしい!

去年、RoadieがTechCrunch Disruptで人気を集めたときに紹介した。その後Kickstarterで資金を集め、無事市販化にこぎ着けた。

Roadieは一見すると普通の電子ギターチューナーだが、端に奇妙なノブが出っ張っている。専用アプリを起動してBluetoothでチューナーと接続する。 ノブをギターのペグに噛ませて弦を弾くとチューナーがペグが巻き、自動的に正しい音程に調整する。チューニングは標準的なもの以外にアプリから自由に設定できる。耳で完全なチューニングができないプレイヤーにとっては福音だ。エレキギターの場合はスマートフォン側に接続する。

これまでもこの種の自動チューナーがなかったわけではないが、どれも満足のいく製品ではなかった。Roadieは作りもしっかりしているし、音程もきわめて正確だ。私はこれまでずっとオーディオ・ベースのチューナーを使ってきたが、Roadieで初めて私のギターは完璧にチューンされた音になった。と、告白するのはお恥ずかしい次第だが、事実だ。

上にデモ・ビデオを貼っておいた。Roadieは出荷を開始している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Video:Nokia、自社制作のZ Launcherを搭載したiPad miniサイズタブレットをリリース


 
Nokiaがヘルシンキで行われたSlushカンファレンスにて、タブレットを発表した。

Microsoftに売却されずNokiaとして残った部門が、iPad Miniサイズ(7.9インチ画面)でAndroid Lollipopの走るタブレットをリリースしたのだ。

上のビデオからもわかるように、AndroidのZ Launcherを強く打ち出してもいる。これはアプリケーションを呼び出す際に、頭文字を手書きすることで行えるようにするなどの機能を盛り込んだ、Nokiaの開発したランチャーだ。ランチャー単体をGoogle Playストアからダウンロードすることもできる。しかしNokiaとしてはハードウェアと一体で、ランチャーの魅力も強く訴えようとしているのだろう。

販売価格は249ドルで、まず中国市場に投入されることになる。ゴリラガラス3を搭載し、重さは318グラム、8メガピクセルのリアカメラと、5メガピクセルのフロントカメラを備えている。通信はWiFiのみに対応している。

デバイスおよびサービス部門をマイクロソフトに70億ドルで売却して以来、初めて世に送り出すデバイスとなる。Microsoftとの取り決めにより、Nokiaは2016年1月までスマートフォンを製作することはできないが、電話以外のものは作ることができるようになっている。それで、今回のタブレットがリリースされたわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


Intelのスマートブレスレット、MICAは495ドルでクリスマス前に発売


Intelは今日(米国時間11/17)、ブレスレット型端末Intel MICA(”My Intelligent Communications Accessory)を発表した。これはOpening Ceremony、CFDAとの協力によって開発された製品で、Barneysが独占販売する。

同社によると、MICAはクリスマスに間に合うように発売され、価格は495ドル。この価格にはAT&T SIMカードが含まれ、データおよびSMSメッセージを2年間使用できる。データおよび通話のプランについては明らかにされていない。

われわれは新デバイスにいち早く触れる機会を得た。これは初めてファッションを最優先してデザインされたウェアラブルだ。たしかに、へビ皮のベルトに半宝石と真殊をあしらったスタイルは見事で、同時にコミュニケーションデバイスとしての機能も、かなり充実しているようだ。

MICAは3G無線およびGPSチップを内蔵し、TomTomとYelpが統合されていて、すべてをブレスレットの中にある1.6インチOLEDディスプレイで見ることができる。

ブレスレットには専用のSIMと電話番号が付いてくるので、ユーザーは、この特別な番号を親友と家族に教えるだけで、MICAに入ってくるものは何でも「フィルター」できる。そうすれば受け手の邪魔をすることなく電話をかけれる。

MICAはパソコン経由で設定変更が可能で、例えばSMSの返信用に定型文を用意できる。端末には「折り返しお電話します」「10分以内に着きます」など、既に多くのメッセージが事前登録されている

MICAは、使用状況によってバッテリーは48時間持つと約束したが、その正否は本格的にテストするまてわからない。

MICAは今後数週間のうちに、495ドルでBarneysから販売される。詳しい情報はこちらへ

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


実用性を増したYotaPhone 2、12月3日に世界デビュー

スマートフォンというのは結局、どれも似たりよったりなのかもしれない。確かにカタログなどで見ても違いはよくわからず、パフォーマンスや、デザイン、ないしマイナーな機能面での差異しかないようにも見える。しかし、そこに「全く違ったもの」を持ち込むのがYotaPhoneだ。ロシア発のスマートフォンで、スマートフォンの背中側にe-ink式のディスプレイを搭載しているのだ。最初に投入されたモデルも面白そうではあったが、やや問題を抱えたものでもあった。そこからの発展を目指し、第二世代モデルがアナウンスされた。

YotaPhone 2は12月3日に、ロンドンで開かれる招待者限定のイベントで登場する予定になっている。実のところ、今年の2月から報道関係者にはプロトタイプが案内されていたのだが、ついに正式なプロダクトデビューが決まったわけだ。第一世代モデルは全面的に刷新され、e-inkディスプレイ側もタッチ操作可能となっている(前のモデルはタッチ操作を行えなかった)。また、e-ink側で電話発信、テキストメッセージ送信、メールの送信など、主要な機能を行えるようにもなっている。

すなわち、YotaPhone 2では、バッテリーを多く消費するLCDディスプレイ側を使わずに、省エネのe-inkディスプレイにて事足りるようになっているわけだ。

イベント告知文書にある写真を見る限り、デザイン的には第一世代のものと同じようにも見える。しかし、内部的には多くの面で異なるものとなっているようだ。細かなスペックや機能面についての詳細はまだ明らかになっていない。第一世代プロダクトについていえば、技術の可能性を示すものであったとも言えるかもしれない。しかし今回のモデルは、いよいよ本格的な実用性を追求したものとなっている様子だ。

スマートフォンのさまざまな技術革新の速度と比較すると、バッテリーの進化速度は遅く感じられもする。モバイルバッテリーの大進化を待つ間、このYotaPhoneは確かに有効なアイデアであるようにも思える。

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(翻訳:Maeda, H