カレンダーの使い方を再定義、コラボレーションツール化を目指すMagicalが約3.5億円調達

カレンダー。それは私たちの仕事や会議を整理する中心的な存在だ。しかしカレンダーの全般的なエクスペリエンスをモダナイズしようとする試みは常にあるものの、OutlookやGoogle Workspace(旧G Suite)のカレンダーのエクスペリエンスは現在も根本的には変わっていない。近年、CalendlyやReclaimAIなどのスタートアップが取り組んでいる分野は主にスケジューリングだ。

Magicalはテルアビブを拠点とするスタートアップで、カレンダーのエクスペリエンスを根本から作り直し、カレンダーを単なる個人の時間管理サービスではなくチームのコラボレーションツールにすることを目指している。米国時間2月18日、同社はResolute Venturesが主導するシードラウンドで330万ドル(約3億5000万円)を調達したと発表した。このラウンドにはIbex Investors、Aviv Growth Partners、ORR Partners、Homeward Ventures、Fusion LAそしてプロダクティビティ分野のエンジェル投資家が参加した。

このサービスのアイデアは、ワークスペースとプロダクティビティを扱う大きなコミュニティであるSupertoolsでのディスカッションから生まれた。Supertoolsも、Magicalの創業者でCEOのTommy Barav(トミー・バラブ)氏が始めたものだ。

画像クレジット:Magical

このコミュニティからのフィードバック、そして自身が手がけるFortune 500に名を連ねる巨大多国籍企業のコンサルティング業務から、バラブ氏は時間管理はビジネス上の未解決の問題であると認識した。同氏は筆者に対し「時間管理の分野は非常に細分化されています。時間を管理するための小さなツールやフレームワークはたくさんありますが、そうしたものはメインのワークフローであるカレンダーに組み込まれていません」と語った。

これまでのカレンダーは大きなプロダクト群のアドオンで、その中に閉じ込められているとバラブ氏は主張する。「Outlookのカレンダーはメールの相棒ですが、実は1日の中心です。このように、カレンダーを時間管理のハブとして使うという満たされていないニーズがあります」(同氏)。

Magicalはまだプライベートベータで、AIスケジューリングや自動化ツールなど最近のスケジューリングやカレンダーのスタートアップが取り組んでいる多くの機能の統合を目指している。しかしMagicalの野望はこれにはとどまらない。

画像クレジット:Magical

「まずはカレンダーの使い方を再定義したいと考えています。これまでのイノベーションの多くはスケジューリングに関するものでした。自分のスケジュールを立て、会議のスケジューリングを効率化し、カレンダーの表示を変えるといったことです。【略】しかし我々は優れたカレンダーを提供し、スケジューリングや調整、利用といったワークフローをカレンダーに組み込んで、時間管理を再定義しようとしています。モダンなワークスペースにおけるカレンダーの利用を再定義しているのです」とバラブ氏は説明する。

Magicalはまだスタートしたばかりで細部を作っているところだが、たとえばカレンダーを会議資料の中心的なリポジトリにするというのが大まかな考え方だ。資料の共同作業や共有のツールも搭載しようとしている。チームメンバーは会議に出席しなくても資料をフォローできる(あるいは会議に関するメールで入手できる)。

バラブ氏は「無駄な会議を減らすのに役立つでしょう。そのために、他のサービスもカレンダーのエクスペリエンスに統合しようとしています。一般的にはZoomやSlackですが、たとえばSalesforceやNotionなども考えられます」という。

Magicalに投資しているResolute Venturesの創業パートナーであるMike Hirshland(マイク・ハーシュランド)氏は「市場機会をこれほど明確に認識している起業家には滅多に出会えません。トミーとMagicalのメンバーは3年間にわたり多くのユーザーと話をして機会を認識し、市場のニーズに合うプロダクトをゼロから設計しました。今こそ『出発の時』であり、私はこのジャーニーの一員であることを嬉しく思っています」と述べた。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Magicalカレンダー資金調達

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(文:Frederic Lardinois、翻訳:Kaori Koyama)

ライブ向けバーチャルイベント用カレンダーアプリ開発のIRLがウェブ版をリリース

ライブのバーチャルイベントをまとめるカレンダーアプリに最近事業転換したIRLが、米国時間5月6日、このプラットフォームのウェブ版をリリースした。

IRLは、Goodwater Capital、Founders FundFloodgateから1100万ドル(約12億円)を調達し、関心と地域に基づいて現実の世界で仲間を見つけるソーシャルプランニングアプリとしてスタートした。

同社は事業を進めるうちにカレンダーそのもののパワーに気づいた。共同創業者でCEOのAbe Shafi(エイブ・シャフィ)氏は、まだ誰もカレンダーをソーシャルにすることはできていないと説明する。ある人の音楽をSoundCloudでフォローし、その人の最新情報はTwitterでフォローする。ではその人のイベントはどうやってフォローすればいいのか?

新型コロナウイルスが広がる前は、イベントは実際に開催され、人々は会場に集まった。しかしバーチャルイベントに事業転換したIRLにとって、新型コロナウイルスは広い世界を開いたのかもしれない。

YouTube、Twitch、Spotify、そしてユーザーが作成するコンテンツと連携するAPIを通じて、IRLは世界中のバーチャルイベントをすべて好みに応じて整理し、ホームページ上にまとめようとしている。まとめたいバーチャルイベントには、eスポーツのトーナメントやバーチャルコンサート、Zoom飲み、ウェビナーなどがあるだろう(ちなみに「IRL」は、以前は「In Real Life」の頭文字だったが、今は「In Remote Life」だ)。

これを推進するには、今回リリースされたWebのプレゼンスが不可欠だ。ユーザーはコンテンツ制作者をフォローすることもできるし、単に個々のイベントの通知を受けるだけでもいい。さらにIRLは、コンテンツ制作者が自身のウェブサイトに配置するための「カレンダーに追加」ボタンもリリースした。

現在「カレンダーに追加」ボタンは一部のパートナーのみが利用できる。今後このボタンを自身のウェブサイトに配置したい人は、ウェイトリストに登録する。

シャフィ氏はTechCrunchに対し、同社の収益化プランについて「収益化を目指す前に、まず現時点ではクリティカルマスを獲得することに集中している」と前置きした上で次のように語った。

「我々は収益の意識について考えている。FacebookやInstagramを利用しているとき、収益に関する意識は低い。友達が何をしているかに興味があるからだ。一方、Googleを利用しているときは収益に対する意識をはるかに強く持つ。何かを見つけたりどこかへ行こうとしたりしているからだ。人々はIRLを使って誰かが何らかの方法で収益化しようとしているコンテンツにアクセスするという意味で、我々の収益の意識はFacebookやInstagramよりもGoogle検索にずっと近い」(シャフィ氏)。

コンテンツ制作者はアプリを使ってイベントをプラットフォームに追加する必要があるが、シャフィ氏はTechCrunchに対し、ウェブ版にも同じ機能を追加する予定だと述べた。

IRLがコンテンツ制作自体に参入するかという問いに対しシャフィ氏は、その前提は「頭痛の種だ」と答えた。

「我々はコンテンツの集まる場所になりたいと考えている。多くのすぐれた人々がコンテンツを作っている。コンテンツビジネスへの進出は手強い。コンテンツを見つけるのに最適なサービスだと思われれば、我々にとっては大成功だ」と同氏。

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(翻訳:Kaori Koyama)

スケジュールを受信トレイに統合するFront Calendar

Frontは、受信トレイをチーム単位で管理することに取り組んでいる会社だ。昨年Meetingbirdを買収した。つまり、Frontが独自のカレンダー機能を導入しようとしていることに何の驚きもないわけだ。これにより、Front内で会議を管理し、参加者全員にとって都合の良い時間を見つけることができる。

電子メールにカレンダーを統合するのは、まったく合理的だ。Outlookが、受信トレイとカレンダーの両方を扱えるようになっているのには、やはり理由がある。そして、GoogleがG Suiteとして、GmailとGoogleカレンダーの両方を用意しているのにも意味がある。

Front Calendarは、カレンダーのバックエンドとなるインフラとして、Google、またはOffice 365アカウントのいずれかを利用できる。右上隅にあるカレンダーボタンをクリックすると、その日の予定表を開くことができる。

下のスクリーンショットでもわかるように、誰かが送信したカレンダーの招待状を受け取ると設定済のイベントのプレビューが表示される。

さらに広範囲の計画を立てようとする場合、1日だけのビューではもの足りないはず。その際には、カレンダーの表示を拡張して、広大なフルスクリーンを使ってフル機能のカレンダーを表示できる。

1つ付け加えると、Front Calendarは、Meetingbirdのコア機能を復活させている。これは、会議が可能な時間を、ウィジェットとしてメールに挿入できるようにするもの。受信者は、クリックするだけで、その時間帯を了承することができる。

Front Calendarは、GoogleカレンダーやOutlookの代わりとして、十分使えそうに思える。さらにFrontは、人をイベントに招待するだけでなく、マルチプレイヤーコンポーネントを追加したいと考えている。たとえば、イベントを開き、チームメイトにアットマーク(@)を付けて参照することで、イベントのスケジュールを変更できるようになる。あるいは、イベントに自動的にタグを付け、複数の条件に基づいて自動的に調整できるような、高度なルールを設定することも可能となる。

Front Calendarの最初のバージョンは、12月中に利用可能になる予定だ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Slackがメールの支配へ向けてAstroを買収

Slackが今日(米国時間9/24)、メールアシスタントAstrobotを抱えるベイエリアのスタートアップAstroを買収した、と発表した。これは、Slackのこれまでで最大の買収*で、企業のワークプレースの総合的プラットホームを提供するという同社のビジョンの実現に向かって、今度はメールとカレンダーが加わることになった。〔*: Astroの社員28名は、これまでで最多。〕

Slackは昨年から、今後の7年間ぐらいでチャット以外の企業のそのほかの通信機能も随時加えていく、と予言していた。しかしこの大望の実現のためには、企業ユーザーを今使っているメールなどからSlackへ移行させていく必要がある。

同社はこう書いている: “メールをSlackに統合するために必要ないくつかの段階を踏んできたが、今ではその相互運用性をもっとシンプルかつ強力にしなければならない、という段階に来ている。弊社の目標は、チームをチャットによる会話から彼らがもっとも生産的と見なすものへ、できるかぎり容易にシフトできるようにすることだ。Slackのチャネルの中にいても、あるいは特定の話題に関係のあるコンテキストやソフトウェアツールの中からでも、そのようなシフトが可能でなければならない。それらユーザーがよく使っているツールとしては、ServiceNow, Salesforce, Workday, Boxnなどが挙げられる。”

Astroは2015年に、Zimbraの協同ファウンダーAndy Pflaum, Roland Schemers, そしてRoss Dargahiが創業した。昨年同社は830万ドルを調達し、Astrobotをローンチした。それは、Slackのチャットプラットホームの中へ直接、メールとカレンダーを統合するSlackアプリだ。たとえばSlackを使っている状態で、メールとカレンダーの検索ができる。

Astroは買収を告げるブログ記事でこう書いている: “Slackにどうやってメッセージングやメールやカレンダーを統合するか、探求してきたが、それが実現したらワークプレースにおけるコミュニケーションに最大のインパクトを与えることが次第に明らかになり、われわれの最初のビジョンの実現のためにはSlackに加わるのが最良、との結論に達した”。

Mac, iOS, Android, Amazon Alexa, そしてSlack上のスタンドアローンのAstrobotアプリ/アプリケーションは10月に閉鎖し、また新規ユーザーの登録は直ちに無効になる。既存のユーザーはシンク機能により、新たなアプリにアクセスできる。同社のほぼ30名の社員は、Slackへ移籍する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google Calendarで会議の予定変更が楽になった

ほとんどの人が、会議は嫌いだ。そして、ごく少数の、会議が好きな人たちは、あなたが、あの人たちとは会議したくない、と願う人びとだ。でも、会議に疲れてすこし楽をしたいときでも、次に開いてる日や時間を探すことしかできない。そんなあなたの嘆きに応えてGoogle Calendarのチームは、もっと楽に会議の予定変更ができるツールを作った。

二週間後の8月13日からは、会議のゲスト(主催者以外の人たち)の誰もが会議の新しい時間を提案でき、その提案に説明のメッセージをつけられる。主催者はその提案を検討して、OKしたり断ったりする。そのとき主催者は、新しい時間を提案している全員の提案を一つの画面上で見比べることができる(下図)。

ただしちょっとおかしいのは、全員の時間変更の提案を、手作業で比較検討することだ。Googleはすでに、会議の最適時間を見つけるために機械学習のアルゴリズムを使っている。しかし会議のスケジュールの変更のためには、なぜかその新しいアルゴリズムを使わないようだ。

でも、この新しい機能はG Suiteのドメインだけでなく、Microsoft Exchangeとも併用できる。ただし要注意: 会議の出席者が200名を超えたり、終日の会議だったりすると、この機能は使えない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google Calendarで‘今会社にいないよ’を指定すると自動的にミーティングを拒否

Google Calendarがアップデートされて、より便利になった。今日(米国時間6/27)の同社の発表によると、Google Calendarには新たに“Out of Office”(今社内にいない)という機能が加わり、並行して各自の在勤時間を設定できるようになった。在勤時間によりほかの人たちはあなたのいる/いない時間が分かり、在勤時間外ならGoogle Calendarがあなたに代わって自動的にミーティングを断る。

まず、Web上のGoogle Calendarでイベントを作ろうとすると、“Out of Office”というエントリータイプ(指定項目)があるので、それをセレクトできる。

たとえば休暇にデートを予定しているなら、そのイベントに“Out of Office”をマークできる。その間に誰かがあなたをミーティングに召集したら、Google Calendarが勝手に断る。

この機能は、GmailのVacation Responder(休暇中自動返信機能)を補うものとして、ユーザーが長年要望していた

今後はイベントのタイトルからイベントのタイプを自動的に検出して、“Out of Office”を自動的に指定するようになるそうだ。

さらに新しい機能として、Google Calendarの中で在勤時間を指定できる。

これまでの指定では週のすべての日に通用する在勤時間を画一的に指定していたが、今度からは一つひとつの日にちについて指定できる。

またGoogle Calendarは、ユーザーの過去のスケジューリングパターンに基づいて在勤時間を推定し、アプリの「設定」で“〜〜でよろしいか”と聞く。

小さな変化だが全体としてGoogleは今、ユーザーの利便性向上に力を入れ始めている。

最近同社は、ユーザーがスマートフォン中毒やゲーム中毒などになるのを防ぐために、いくつかの時間管理機能を導入してきた。

たとえば5月に行われたデベロッパーカンファレンスGoogle I/Oでは、Androidユーザーのための時間管理コントロールを発表し、その中には、親が子のスクリーン時間をFamily Linkを使って設定する機能もある。

YouTubeユーザーのビデオの見過ぎを防ぐ強制中断機能すらある。

またGmailやGoogle Photosなどでは、機械学習とAIを使って、メールの重要性順の判断や、写真の編集を自動化し、ユーザーの時間節約に貢献しようとしている。

Google Calendarのこの新しいツールは、今G Suiteのユーザーが利用できる。一般ユーザーが利用できるのも、遠くないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google CalendarとMicrosoft Exchangeの相互運用が簡単そしてリアルタイムに

Googleが今日(米国時間7/31)、Google CalendarとMicrosoft Exchangeを併用する人たちのための、小さいけど重要なアップデートを発表した

今でも、GoogleのG SuiteツールとMicrosoft Exchangeの両方を使っている企業は珍しくない。今回のアップデートでG Suiteのアドミンはユーザーに対し、二つのシステムをまたがってフリーで急ぎの情報をリアルタイムで見られるようにできる。そこでたとえば、Google CalendarのFind a Time機能とOutlookのScheduling Assistantが容易にコミュニケーションできる。

アドミンがそれらを有効にすると、Google CalendarのCalendar Interopという機能が、Google Calendarからだけでなく、Outlook 2010+のクライアントからも使えるようになる。デスクトップでもWebでもモバイルのアプリでも。

Exchange 2007とExchange 2010に関してはGoogle側に前から、ごく基本的な相互運用性機能があったけど、データのシンクが自動化されていなかったから、リアルタイムでは使えなかった。しかもGoogle CalendarとOutlookをシンクするためには、Exchangeの公開フォルダーを使うなど、アドミンの作業負担が大きかった。しかし今回のアップデートでは、Interopツールのセットアップがとても簡単だ。

同社によると、この新しい機能は目下ユーザー向けに展開中で、三日後には全員が使えるようになるそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

iCalカレンダーにスパムが大量発生、Appleは問題解決に向けて対応中とのこと

spam

先週頃から突然、iCalのカレンダー宛にブランド偽造品セールといった謎のイベント招待を受け取っていないだろうか。君だけではないよ

ブラック・フライデーの少し前、スパマーたちは新しいスパムを思いついたようだ。iCouldのメールアドレスに通常のEメールではなく、イベント招待のスパムを送りつける手法だ。iCouldはデフォルトでこれを処理し、カレンダーに追加しようとする。これはスパムフィルターをかいくぐり、ユーザーの画面に通知を表示してしまう。特に悪質なものではないが、やっかいなことには変わりない。

数日間の沈黙を経てAppleは問題を認識し、スパマーによりスパムが送られてしまったことについて謝罪した。現在対応している最中という。Appleからの声明は以下の通りだ。

ユーザーのカレンダーにイベント招待スパムが送られてしまっていることに謝罪いたします。現在、問題解決に向けて鋭意取り組んでいます。疑わしい送信者とイベント招待のスパムを特定、ブロックいたします。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

Google Calendar for Androidで会議のスケジューリングが簡単にできるようになった

findatime

この問題は、これまでにもいろんな企業が解決を試みたが、会議のスケジューリングは今なお苦労が多い。Google for Workや〜〜〜Eduをデスクトップで使っている方は、Google Calendarにおける、全社横断的な会議の時間の見つけ方を、すでにご存知だろう。この機能は、やや隠されているのだけれど。

今日(米国時間4/27)Googleは、その“時間見つけ”ツールをAndroidにも持ち込んだ。

デスクトップの場合と同じく、Google Calendarで会議の参加者全員に都合の良い時間を探し、全員にとっていちばん便利と思われる時間のランクを作る(一位、二位、…)。

Googleによると、タイムゾーンの違いはアプリ自身が解決し、時間が見つからなかったら今度はスケジュールを変えられそうな会議を探す。会議のスケジュール変更は、みんな大好きな作業だからね〔皮肉〕。

もちろんこれらの機能はすべて、社員全員、あるいは関係者全員が自分のスケジュールをGoogle Calendar上で共有していないと使えない。社外の人を会議に招く場合も、このツールは使えない。

でもGoogleが主張するように、会議のスケジューリングは今や日常化しているから、それをモバイル化すれば(Google Appsのユーザーにとっては)さらに便利になる。iOSアプリも、もうすぐ出すそうだ。

Outlookにも同様のカレンダー機能はあるが、でもぼくの知るかぎり、そのモバイルアプリにはまだ会議スケジューリング機能がない。Microsoftは今、この問題を解決中らしいし、Inviteでも、全社的な会議スケジューリングを行うモバイルアプリをテストしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AmazonのメールとカレンダーのサービスAmazon WorkMailがプレビューを終える…直接AWSからサービスを提供

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Amazonの企業向けメール/カレンダーサービスWorkMailが今週、プレビューを終えた。1年前にデビューしたこのプロダクトはAmazon Web Servicesを利用し、Microsoft Exchangeなどのレガシーソリューションに取って代わることをねらっている。

ただしWorkMailはMicrosoft Outlookのようなメールクライアントソフトウェアと競合するのではなく、それを統合する。またMicrosoft ExchangeのActiveSyncプロトコルを使用しているApple Mailなど、そのほかのメールクライアントからも利用できる。iPhone, iPad, Kindle Fire, Fire Phone, Android, Windows Phone, BlackBerry 10など、モバイルのメールクライアントアプリもだ。

また同社によれば、WorkMailのWebアプリケーションバージョンも提供される。

Amazonはこのところ企業顧客を取り込む方向に舵を切っているが、今回のプロダクトもその路線…Zocaloの買収による共有化ストレージサービスWorkDocsや、企業のIT部門がエンドユーザにクラウドベースのデスクトップ環境を提供できるサービスAmazon WorkSpacesなど…の一環となる。これら既存のサービスと同じくWorkMailも、Amazon Web Servicesのパワーを活用して、ビジネスユーザのニーズに直接奉仕することをねらう。つまりそれは、単なるバックエンドソリューションではない。

WorkMailは企業が利用するメールプロダクトとして、暗号化や、スパムやウィルスを事前に見つけるメッセージスキャン、メールボックスが置かれる場所(リージョン)の指定など、セキュリティ機能を強化している。とくにリージョンという要素は、Snowdenが政府による盗視行為を暴露して以降の今日、ヨーロッパの顧客には喜ばれるだろう。

ほかにもプレビューの段階でさまざまな機能が導入された。それらはたとえばKMS(AWS Key Management Service)の統合、ISO 27001, ISO 27017, ISO 27018証明への準拠、会議の場所、機器などを手配するリソース作成、ExchangeからWorkMailへ移行するためのマイグレーションツールなどだ。

そのほか同社は、この製品が一般公開される時点ではセットアッププロセスが今よりもずっと容易になる、と言っている。Microsoft Active Directory対応のSimple ADを使用するので、セットアップは10分で終わるそうだ。Apple MailやOutlookなど、OS X上のクライアントにも対応する。

まだ準備中の機能もある。それはたとえば、単一のグローバルアドレス帳のサポート、フリー(空いている)/ビジー(混んでいる)の情報提供、メールのジャーナリング機能、などだ。

Amazon WorkMailの一般公開時の料金は、これまでと同じユーザ一人あたり月額4ドル(メールボックスのストレージは50GBを提供)と、他社との競合を意識した設定になっている。一人あたり2ドルの追加料金で、一人あたりクラウドストレージが200GBのAmazon WorkDocsを利用できる。

WorkMailを利用できるAWSのリージョンは、U.S. East(Northern Virginia), U.S. West(Oregon), そしてEurope(Ireland)だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

GoogleがTimefulを買収してGoogle Appsにお利口なスケジューリングを

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Googleが、複雑なスケジューリングが簡単にできるアプリTimefulを買収した。ユーザ自身は大きな目標だけわかっていればよくて、細部で悩む必要がない。Timeful自身がユーザのスケジュールを分析して、ユーザの目標に当てはまる日時を見つける。Timefulが作った機能は今後Google Appsに統合され、アプリ自身は今後も入手可能だが、チームはGoogleのプロジェクトに専念するので、サポートの継続はないかもしれない。

Timefulはステルスでスタートし、KPCBやData Collective、Khosla Ventures、Ashton KutcherのA-Grade Venturesなどから資金を得ていたが、昨年3月にステルスを脱し、7月にはアプリを一般公開した。このアプリはユーザのやるべきことと、その時間要件を優先度の高い順に並べ、iCalやMicrosoft Exchange、Google Calendarなど既存のカレンダーアプリ上に配置する。ユーザがすでに決まっているスケジュールを入力し、その後新しい用件を加えようとすると、その重要度を勘案して妥当な日時を決めるのだ。

Timefulの中核的な技術は、機械学習を利用して、スケジューリングとGDT的なタスク管理を結びつける面倒な作業を、楽にしてくれる。多くの点でこのアプリは、Inboxがメールに対してやってくれることを、カレンダーに対してやってくれる、と言えるだろう。だからGoogleが買収したことも、理にかなっている。GoogleはAppsの能力を高めて、コミュニケーションと時間管理の大部分をオンライン化しようとしているからだ。

GoogleのGmail担当プロマネAlex Gawleyが、Timeful買収の意義をブログに書いている:

Timefulは、ユーザのスケジュールや習慣やニーズを理解して生活を組織化する、という感動的なシステムだ。ユーザがTimefulに、週に3回エクササイズをしたい、とか、来週の火曜日には銀行に電話しなければならない、などと伝えると、システムはユーザの既存のスケジュールや、やるべきことの優先度に基づいて、それらをカレンダー上に配置する。Timefulの技術はInboxのようなプロダクトにも応用できるから、そのこともすばらしい。単なるカレンダーを超えて、ユーザの生活と仕事と人間関係をクリエイティブに楽しく支えるサービスを、Timefulをベースに作っていきたい。

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日本で大人気のFantasicalがバージョンアップ、カレンダー上のアポイント管理がさらに便利に

Fantasticalの熱狂的なファンのみなさま、お喜び下され! カレンダーにアポイントメントを記入できるこのアプリケーションは、Macのメニューバーの上のボタンをクリックして、ふつうの文章で”Eat pork with Alex at 5pm on Wednesday”(水曜日の午後5時にAlexと豚焼き肉を食べる)とタイプするだけでカレンダーに載ってしまう、というすぐれものだが、このたびシステム…自然言語処理の部分…が大幅に改良されて、より高度なリクエスト”Eat pork with Alex every Tuesday”(毎週火曜日にAlexと豚焼き肉を食べる)とか、リマインダーの”Remind me to eat pork with Alex when I get home”(帰宅したときAlexと豚焼き肉を食べることを思い出させてくれ)などにも対応できるようになった。またユーザは、今後のアポイントメントのすべてをざっと一望できるようになった。

作者のMichael Simmonsは語る: “Fantasticalを始めたときはカレンダーを良くしたいと思った。今度のFantastical 2では、Fantasticalを良くすることに努めた”。

デザインも一新され、全アポイント一望画面とともに、iCalよりも情報密度の高いカレンダー画面が提供される。Simmonsがとくに自慢したいのは、日本語対応の実装で、日本語で入力した文章も、同アプリケーションの自然言語処理で正しく理解される。だから日本語でも、簡単にアポイントを記入できる。


〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

Fantasicalの核心的な機能は、ユーザが文章で書いたアポイントの構文解析だ。入力の中に、「何を」と「いつ」という情報さえあればよい。アプリケーションは文章の各部を解析して、結果をカレンダーの欄に入れる。そのワザを見てると、楽しい。今度のアップデートでは、すべてのアポイントを一覧できる色分けされたカレンダーと、複数のカレンダーがサポートされた。リマインダーは位置を指定できるし、また、複数のカレンダーのうち、今いる位置と関係のないアポイントカレンダーは隠してくれる。

アプリケーション(Mac用)のお値段は1-4つが単価4000円、5-9つが3600円、10以上の大量一括購入が単価3200円だ。ここで買える(日本語ストア)。

Fantasticalは、今やMailboxやSunriseやOutlook for iOSなどで一般的になった自動的な個人情報管理の、さきがけとなったアプリケーションだ。このアプリケーションは細部にひたすら目を向けて、ユーザが必要とするものを、必要とするときに、拾い上げる。それがデスクトップでもモバイルでも変わらない。Simmonsによるとこのアプリケーションはとくに日本で人気があり、もともと日本では、こういう“秘書タイプの”アプリケーションが広く使われているのだ。さて、Alexが塩豚を好きだといいんだけど…。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa