iPhoneを3Dカメラに変えるPoppy、Kickstarterでデビュー

この仕事をしていると、楽しく、新しくて、面白くて、「ワォ、なぜ誰も思いつかなかったんだろう」と思うものに出会うことがある。Poppyを見た時の第一印象がそれだった。これは、iPhoneを使って3D写真みビデオを撮影して見るための小さくてカワイイ機械だ。

Poppyは、Kickstarterに登場した最新の小さなガジェットで、写真やビデオを3Dで撮りたい人全員に、新しくて楽しいオモチャを与えてくれる。そして売る気のある価格設定だ ― 50ドルを切るPoppyは、欲しい人ならおよそ誰にでも手に入るし、友達や家族へのちょっとクールなプレゼントにも最適だ。

Poppyは、Viewmasterを大きくしたような外観だ。そう、あの子供の頃に見た3Dフォトビュアーだ。円盤を回すと別の3D画像がファインダーに浮かぶ。懐しいだろう?(*)

それはともかく、Poppyはある意味でしくみもViewmasterに似ている ― ただしあの奇妙な円盤を入れる代わりに、スロットにはiPhoneを入れる。次に機械の前半分を回転させてiPhoneカメラに合わせると・・・これであなたも3D写真を撮って見ることができる。

しくみはすべて鏡の科学によるが、科学は大して面白くない。とにかく私を信じてほしい。このオモチャはイケてる。

画像とビデオはすべて保存されるのでiPhoneで見ることができる。しかし、正直なところ誰かが撮った3Dビデオも見たいんじゃないかな? 君は運がいい! Youtubeに山ほど自慢げにアップされているビデオも、このデバイスで見ることができる。

Poppyを支えている人々は、Kickstarterで4万ドル集めることを目標にしている。可能な数字、たと思うだろう。一口乗って一台手に入れよう。年内には出荷される予定だ。

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* 私が何の話をしているのか全くわからない世代がいることを知って悲しい。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Google、イースターエッグで “Gay” を祝福

平等の権利に祝意を表して、同性愛者に好意的であることを誇る検索の巨人は、”gay” を検索したユーザーのために素晴らしいイースターエッグを仕込んだ。同社は毎年のように、来たるべき同性愛権利法を支援する声明やビデオ、ツールなどを公開してきた。下に貼ったのは、昨年4つの州が同性結婚の住民投票を検討していた時に同社が作ったビデオだ。

インターネットは最高裁判所が結婚差別に無効判決を下したことへの祝福に沸き、このブロガーも喜んでそれを支持している。#Freedom

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(翻訳:Nob Takahashi)


Facebookメッセージのスタンプに、ザッカーバーグの愛犬ビーストが登場

これであなたもFacebookのCEOも、同じようにくつろげるようになった。ビーストと遊ぼう。ビリオネアのプーリー犬に専用のFacebookスタンプパックができた。文字を入力する代わりに、Beastが遊んだり、おねだりしたり、コーンをかぶったりしているアニメーション画像を友達に送ることができる。「一体それがどうした?」と言う前に、これが複雑な感情を効率よく伝える手助けをするFacebookの探求の一環であることを知るべきだ。

もしFacebookに、最も表現力豊かで効率のよいメッセージング・システムが出来れば、人々はSMSやiMessageやGoogle Hangouts、Path、Line、WhatsApp、Snapchat等々のアプリよりもこちらを使うだろう。これは大きい。みんなメッセージには多大な時間を費していて、そこに広告やEコマースの機会が生まれるからだ。メッセージを常用することによって、誰と一番近しいか、という最重要なデータも手に入る。Facebookはそれを使ってターゲット広告の精度を高め、より関連性の高いコンテンツをニュースフィードに送ることができる。

スタンプがメッセージで大流行しているのはそれが理由だ。アジアのアプリ、Lineなどでは何年も前から使われていたが、今年に入ってPathが取り入れ、Facebookも無料スタンプソストアで後を追った。iOS、AndroidのFacebookおよびMessengerアプリにある小さなスマイルアイコンから利用できる。

一見無意味で子供っぽい印象を受けるが、考えてみるとこれはテキストメッセージに人間味(この場合は犬味)をもたらしてくれるものだ。

表情もボディーランゲージも声の調子もないテキストでは、興奮や皮肉、あるいは真剣味は伝わらない。つまり、ジョークを文字通りに受け取ったり、誰かが真面目であることに気付かなかったりしかねない。しかし、遊び心をもって気持ちを表現できるようになれば、テキストにビーストがおもちゃをかじっている画像を付けて送ることができる。あるいは彼が怒って見える画像を付ければ、あなたがふざけていないことを示すこともできる。エモーティコンが登場してから久しいが、小さくて抽象的だった。スタンプはずっと大きく、もっと特徴的で、アニメーションによって生き生きとした感情を表現できる。

Facebookがスタンプを無料提供しているのも有効で、スタンプのパックを最大15セットダウンロードできる。きのう登場し、今日Gabe Riveraが見つけたビーストのパック以外に、海賊と人魚がいっぱいのファーストメイト、少々ゴス寄りのスカリングトン、ちょっとヒップなワイドアイズなどのパックが新たに追加された。こうした多様性によって、ユーザーは自分のスタイルに合ったスタンプを見つけることができ、 “LOL” や “I love you” などの気持ちを昔ながらの文字テキストではなく、楽しくグラフィカルな方法で伝えられる。

私も何枚かビーストのスタンプを送ってみたところ、その可愛いらしさにみんなが一言触れた。Facebookが感情の研究者と共同作業してきたことが花開き、同社のメッセージング製品に優位性が一つ加わったようだ。メッセージング戦争勝利の鍵はキュートさかもしれない。

個人的には、煮えきらない友達にはビーストが自分のしっぽを追いかけているスタンプを、何かをお願いする時には子犬の目をしたビーストを使いまくる予定だ。どうか、お願いだからあの完売のコンサートにぼくを入れてください。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Googleが地球の空から雲を取り除いた―マップとEarthの衛星写真更新

またもテクノロジーが魔術に近いところを見せた。

なんとGoogleが地球から雲を追放したのだ―といってもGoogle Earthの中の話だが(本物の地球から雲を無くすのは止めて欲しい)。今回、Google EarthとGoogleマップの衛星写真がアップデートされ、高精細度かつ雲のない鮮明な地表が眺められるようになった。

Googleが過去の地球を見るために作った Planetary Time Machineの紹介ページによればGoogle は何百テラバイトにも上る地球上のあらゆる場所の複数のバージョンの衛星写真を統合することができるという。同一場所の多数の写真から雲のない写真を作りだしたわけだ。これを地球全体にわたって実行したのだからその計算量は想像を絶する。今や勇敢なる探検者はアーロンの回転椅子に腰掛けたままで世界のどこへでも行ける。

今回のアップデートでは、ロシア、中央アフリカ、インドネシアなどここしばらく更新されていなかった地域の新しい写真が提供されている。

新しい雲のない地球はGoogleマップでも見ることができる。

以下はGoogle提供の新旧写真

パプア島中央部(インドネシア)

サウジアラビア

南アメリカ

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


残念―Windows 8.1のスタートボタンは本当のスタートボタンではなかった

今日(米国時間6/26)の報道には「MicrosoftがWindows 8にスタートボタンを戻した!」という 大見出しが踊っている。ジャジャーン! バンザイ! しかしうっかり信じてはいけない。

Windows 8.1のスタートボタンはわれわれのよく知る以前のスタートボタンではない。 新しいスタートボタンは複数階層をサポートするフル機能のアプリケーション・ランチャーではないのだ。Windows 8.1のスタートボタンは小さいカラフルなアイコンが並ぶ画面、つまりスタートメニューへのショートカットに過ぎない。

新スタートボタンを右クリックするとアプリケーションのリスト・メニューが表示される。これには電源管理、イベント・ビュー、ディスク管理Windowsシェルなどの管理ツールが並ぶ。カスタマイズはできない。

要するにMicrosoftはスタートメニューへのショートカットをスタートボタンと呼んでいる。これではWindows 8の本質的な欠陥の改善にはなっていない。

Windows 8でMicrosoftはユーザー・インタフェースを劇的に変更した。スタートボタンの代わりにアイコンをフルスクリーンに並べたスタートメニューが用意された。これは間違いなく生産性を低下させる改悪だった。新しいアプリを起動するために、いちいち現在の画面を離れてフルスクリーンのメニューを開かねばならない。ノートパソコンでは特に苛立たしいUIだ。

Microsoftは対象となるデバイスとしてタブレットに重心を移そうとしている。 たしかにMetroベースのアプリをタブレットで動作させるならWindows8のUIは適切だ。

しかしわれわれ情報を生産するユーザーにはクラシックなデスクトップが決定的に重要だ。デスクトップでアプリの起動のたびにフルスクリーンのスタートメニューを開かねばならないのはまったくの時間の無駄だ。スタートメニューのショートカットを作ったぐらいではたいした改良になっていない。

私はWindows 8.1でMicrosoftがスタートボタンを復活させるというニュースを聞いてからずっと以前のスタートボタンが復活するものと楽しみにしていた。 Windows 8はよくできたOSでWindows 7よりあらゆる面で機能がはっきり向上している。しかし使い始めてから6ヶ月になるが、仕事の中心はやはりデスクトップだ。そしてスタートスクリーンを見るたびに苛々している。

Windows 8のスタートスクリーンのカスタマイズ・アプリを開発するスタートアップが現れないものだろうか。以前のWindowsのスタートボタンの機能のすべてを魔法のように実現するプラグインならなおよい。私自身で開発を試みたがすぐに飛んでもなく手間を食う作業と分かって諦めた。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


物のインターネットを支える極端に低電力消費のWiFiチップを作るGainSpanがシリーズDで$19Mを調達

消費電力がきわめて少ないWiFiチップを専業で作る新進の半導体企業GainSpanが、1900万ドルの資金調達の完了を明日(米国時間6/26)発表する。

この投資ラウンドは2012年に動き出し、終了時の額は同社が最初に求めた額よりも約100万ドル少ない。これは同社にとってシリーズDにあたり、これで外部資金の総額は約7500万ドルになる。

今回は、これまでの投資家Opus Capital、Intel Capital、New Venture Partners、Sigma Partners、Camp Ventures、Hatteras Fundsに加えて、Zebra Technologies CorporationとOplink Communicationsの二社がラウンドに参加した。GainSpanの前回の投資ラウンドはシリーズCの1800万ドルで、2011年12月に完了した。

GainSpanの業績が好調に伸びているため、それが新ラウンドの呼び水になった、という。今、正社員は90名で、売上と顧客数は各年倍増している、と同社の広報は言う。GainSpanは2006年に、半導体超大手Intelからのスピンオフとして創業された。

GainSpanの製品は、広義のテクノロジ業界における、複数の活況分野で需要がある。同社が作る、過激なほど低電力消費な組み込み用ワイヤレスチップとそのソフトウェアは、さまざまなデバイスやオブジェクトをインターネットに接続させる。その全体像はまさに、今日最大のバズワードの一つである“物のインターネット”の中心的な担い手である。インターネット接続が超低電力消費であることが求められるのは、スマートフォンばかりではなく、これからは、キッチン用品から体内埋め込み型の医療機器に至るまであらゆる物がインターネットに接続され、ネットワークという仮想世界において独自の自己同一性(アイデンティティ)を持つようになる。

発表声明の中でCEOのGreg Winnerは、新たな資金を成長のために使う、と言っている。それは主に、社員増と製品開発を意味している:

“今回の資金は弊社の製品がより多様な最終製品に広まるよう、営業、マーケティング、および技術的人材を拡張し、弊社の顧客ベースを拡大するために使われる。”

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


BitTorrentは、海賊行為に関連付けるのをやめてほしいと真剣に考えている

おそらくみなさんは、いかにGame of ThronesがBitTorrentで人気かという記事を読んだことがあるだろう ― そして少なくとも一つの記事はこの番組を「BitTorrentの永遠の王」と呼んでいる。どうやら同じ名前のオープンソースのファイル共有プロトコルを開発しているBitTorrentは、こうした記事にうんざりしているようだ。

つい最近公開されたブログ記事で同社のマーケティング担当副社長、Matt Mason(写真)は、BitTorrentの海族行為記録を語ることは正確ではない、なぜなら「海賊行為はBitTorrentエコシステムの外で起きているから」だと言った。

われわれは侵害コンテンツをホストしていない。リンクも貼っていない。「BitTorrentで何かを不法にダウンロード」することは事実上不可能である。海賊行為を行うためにはプロトコルだけでは足りない。検索、海賊コンテンツサイト、およびコンテンツマネージャーが必要だ。われわれは、そのいずれも提供していない。もし海賊行為のためにBitTorrentを使っているなら、それは間違いだ。

世間で「記録」と呼ばれているものは、BitTorrent, Inc.とは何の関係もない海賊ウェブサイトの数字に基づいていると思われる。もし、海賊サイトのデータを裏付けに使っているのなら、それは「インターネット海賊記録」だ。「BitTorrent海賊記録」ではない。

同社の広報担当、Christian Averillに、会社としてはBitTorrentというテクノロジーとBitTorrentという会社を区別させたいだけなのかと尋ねた。彼いわく、それだけではない。

海賊行為自体はプロトコルの外で起きている。われわれのテクノロジーは、海賊行為に使われているテクノロジー群の一部として利用されている。BitTorrentでDVDのリッピングはできない。BitTorrentがホストしている不法コンテンツはない。海賊コンテンツはBitTorrentで宣伝されていない。

なぜこの会社はこんなにいら立っているのか。おそらく、同社がアーティストやレーベル、その他コンテンツ会社と合法的なプロモーションにく取り組んでいて、いずれ収益化を目指しているからだろう(先月本誌は、同社がBitTorrent Bundleを通じてこれらの取り組みを「製品化」しようとしていることを報じた)。社名が頻繁に海賊と関連づけられることは、交渉にあたって有難いことではない。

それを踏まえMasonは、海賊行為記録を打ち立ちたとされる番組はGame of Thronesのシーズン初回で、世界中で520万人がダウンロードしたと指摘した(実際にはMasonは最終回と言ったが、初回のつもりだったと私は確信している)。しかし、Epic Meal Timeは、BitTorrentがBundleとして合法的に共有している番組で、862万6987回ダウンロードされておりこれこそが真のBitTorrentの王だと言った。

とはいえ、海賊行為とBitTorrentの関係に対する人々の考え方を変えるには、まだまだかなり険しい道が待っているいると私は思っている。

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(翻訳:Nob Takahashi)


SonyのSmartWatch 2はなかなか有望―PebbleやMetaWatch Strataと比較してみた

Sonyが出した最初のスマートウォッチはあまり評判にならなかった。私にしてもPebbleがKickstarterで資金調達に大成功して話題になったときにようやく思い出したくらいだ。しかしSonyは今日(米国時間6/25)、改良を施した後継のSmartWatch 2を発表した。

SmartWatch 2はPebbleや同じくKickstarterで資金を調達したMetaWatch Strataのライバルとなる。そこでこの両者と比較しながらSmartWatch2を検討してみよう。

プラットフォームのサポート

PebbleとMetaWatchはiOSとAndroidの両方をサポートしているが、SmartWatch 2は今のところAndroid携帯としか接続できない。Smartwatchの前のバージョンは自社のXperiaしかサポートしていなかったが、今回のアップデートで対象Androidデバイス一般に拡大された。これで実用性は少なくとも1000倍は向上した。なるほどiPhoneはサポートされていないが、実はiOSの課する制限のせいで、ライバル製品のiPhone用アプリはAndroid版より機能が限定されていた(iOS 7では改善された)。

バッテリー

バッテリー駆動時間はスマートウォッチ全般にとってもっとも重要な要素の一つだ。PebbleとMetaWatchは数日間もつことを当初からセールスポイントにしている。1回の充電でPebbleは「1週間以上」、MetaWatchでは「Strataが5日から7日」もつとしている。私の体験では、どちらも実際にはその下限だった。Pebbleの場合には下限(1週間)をやや下回ることあった。

.Sonyは「SmartWatch 2のバッテリー駆動時間はスマートウォッチの中で最長」と大胆な主張をしている。「Strategy Analyticsによって2013年6月13日に実証された」というのだが、節約して5日から6日という長さが本当に世界最長なのか疑問なしとしない。しかしライバルと同レベルのバッテリー駆動時間を確保していることは確かなようだ。

接続性

MetaWatch StrataはBluetooth 4.0のみだが、PebbleはBluetooth 2.1+EDR、4.0 Low Energy (LE) で接続する。これによってiOSとの接続では通知機能が拡張される。SonyのSmartWatch 2はBluetooth 3.0を使う。SmartWatch 2にはNFC機能があるがライバル2種にはない。NFC機能の有無はやはり軽視できない差だろう。

ディスプレイ

SmartWatch 2のみカラー・モニタを装備している。サイズは1.6インチ、220 x 176ピクセルだ。Pebbleはモノクロ、1.26インチ、144x 168ピクセル、MetaWatch Strataは一番小さく、モノクロ、1.16インチ、96×96ピクセルだ。StrataもPebbleも夜間用照明はあるもののバックライトはない。SmartWatch2はバックライト・モニタなので暗い環境でもはっきり見える。

しかもMetaWatch Strataは照明の具合によっては反射で画面がまった判読jできなくなることがある。Pebbleはおおむね場合、画面がはっきり見える。Sonyは「日光が当たっていても読める」としているが、直射日光が当たるような環境ではeインク以外の画面の視認性は悪いはずだ。

防水性

SmartWatch 2は「防滴性」がある。つまり小雨の中を歩いたり、顔を洗ったりしても大丈夫だという程度の防水性だ。Sonyでは水泳、入浴、魚釣りなどはしないよう求めている。また付属の時計バンドは防滴でも防水でもない。

Pebbleは海水、真水とも5気圧の防水仕様だ。水泳程度なら問題ない。Strataも同様に5気圧防水だ。この点では両者ともSmartwatchに明らかに勝っている。

アプリ

Pebbleはデベロッパー向けにAPIを公開しているが、実際のアプリの数はまだ少ないし、機能も限定されている。現在のところPebbleは時計機能以外には通知、デバイスでの音楽の再生コントロールくらいしかできない。MetaWatchではメール、カレンダー、Facebook、Twitterのアップデートが通知される計画だが、まだ実装されていない。サードパーティ・アプリについてはまったく情報がない。その他音楽再生、株価、カレンダーなど若干のウィジェットが用意されている。

SmartWatch 2は音声通話のコントロール(Pebbleにもあり)、通話ログ、メール、Gmail、Facebook、Twitter、その他の通知機能に加えて音楽再生のリモコン、カレンダー、天気、その他のアプリがデフォールトでインストールされている。スマートフォンのカメラのリモコン機能も面白い。Sonyはデベロッパーをアプリ開発に誘い込むためにも、さまざまなアプリをサンプルとして用意したのだろう。

充電

小さなことだが、SmartWatch 2はmicro USBで充電できる。PebbleとMetaWatch Strataが独自の規格のケーブルを使っているのに比べて優れた点だ。

結論

これらのスマートウォッチのどれかがすぐにも大ブレークすることはなさそうだ。しかしSonyの新製品は改良の努力が十分に見てとれる。またPebbleとMetaWatchという先行のライバルの欠点をよく研究している。現時点での購入者はアーリーアダプター層に限られるだろうが、Smartwatch2は少なくとも納得のいくプロダクトになっている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


聞け、同性愛嫌悪者よ。アメリカ人の70%はFacebookにゲイの友達がいる

アメリカ人は自分の性的指向に関して益々オープンになってきており、それが差別の排除につながるかもしれない。ゲイ・プライド週間を祝い、Facebookが調査した結果、米国ユーザーの70%に、自分をゲイ、レズビアンまたはバイセクシャルであると登録している友達がいることがわかった。この事実は、偏狭な態度や同性愛嫌悪の中傷が誰かを傷つけるということを人々に思い起こさせる。

過去の時代には、性的指向は秘密にすることが多かった。これは友達にゲイがいても気づかなかったという意味だ。

人々の内面を知ることができなかった時代には、同性愛であることが、何か抽象的で異質で同情に値しないもののように捉えられがちだった。

しかし世界は変わっている。Facebookでは自分の性的指向を登録することが可能で、さらにはどの友達がレズビアンやゲイであるかを検索することさえできる。グラフ検索で “Friends who are gay” とタイプすれば、“My friends who are men interested in men” [男性に興味を持つ男友達]と“My friends who are women interested in women”[女性に興味のある女友達]が表示される。こうして、われわれがみな人間であるという事実を隠すことは難しくなる。

70%という数字は、ゲイの友達をもつアメリカ人の推定値としては控え目である可能性が高い。全員が性的指向を登録しているわけではないからだ。実際のパーセンテージはずっと100%に近いだろう。話を広めることを恐れてはならない。多くの人が知れば知るほど、自分の偏見を考え直すかもしれない。

嫌悪はマイノリティーだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


プロのVine使い、Instagramビデオを使う

Vine vs Instagramビデオの議論に関して、私はもう言いたいことを言ったが、果たして他のユーザーはどう考えているのだろうか?

InstagramとVineのユーザー、Meagan Cignoliが、同じストップアニメーション・ビデオをVineとInstagramに投稿し、どちらが良いかフォロワーに聞いた。彼女は両プラットフォームのパワーユーザーで、Instagramには1万人、Vineには20万人近いフォロワーがいる。

そして圧倒的な総意は? Vineだった。

何百ものコメント中。唯ひとりだけがInstagramを選んだ。

これがVine。

これがInstagramビデオへのリンク[Instagramは埋め込みができない]

見ての通り、Instagramビデオの方がややきめが粗く、Vineよりズームインしている。Cignoliの説明によると、この種のストップアニメーションでは、InstagramビデオのCinema機能を使う必要がある。Instagramでビデオを撮ると、アプリの手ぶれ補正機能が自動で働き、プレビューはややズームインして見える。

この機能はビデオ撮影後にオフにして、高画質ビデオを得ることが可能だが、そうするとフレーム外にあるもの、Cignoli言うところの「セットのリアリティー」を見せずにストップアニメーションを作ることが不可能になる。

この違いを除くと、2つのビデオは全く変わらない。Cignoliによると、彼女は両方のビデオで同じiPhone 5、全く同じ三脚を使い、録画ボタンを押した回数も全く同じだった。そしてその結果は、圧倒的多数がVineを支持した。

もちろん、これは科学でもなんでもない。Meagonのミニ選挙でこの謎が解けることはない。

彼女はプロのフォトグラファーで、現在Vineをフルタイムの仕事として、Loewsなどのブランド向けにビデオ広告を撮っている。

新しいクライアントを獲得するために、写真をFacebookとTwitterに掲載し始めたが、Instagramにはなかなか参加しなかった。「携帯電話では写真を撮りたくなかった。私はフォトグラファーだから!」と彼女は言った。

しかし結局降参した。「Instagramに入ったのは遅かったので、ポピュラー入りは難しく、全く牽引力を得られなかった」と彼女は言った。「Vineには早くからいたので、ポピュラーページにも早く入って多くのフォロワーを獲得できた」。

それ以来、Vineにフルタイムで集中し、12~15のブランドと仕事をしている。

InstagramでMeaganをフォロワーすることは、Vine使い集団よりもカルト的であり、投票結果を正確性は必ずしも信用できない。どちらのストップアニメーションが良いかは読者自身で決めていただきたい。

Meaganにとっては、あらゆる点でVineだ。だからといってInstagramを楽しんでいないわけではない。「InstagramのビデオはInstagramの写真みたいに見えるところが好き」と彼女は言う。「だから私はフィルターを使う、それがInstagramのウリだから。使うのはそのためでしょう。どちらのサービスも最高の形で人に見せたいと思っている」

警告:MeaganのVineストリームを見ていると時間を忘れる。夢中になる覚悟で。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Firefox 22安定版リリース―asm.jsとWebRTCをサポートでウェブ・アプリ開発全般にも大きな影響

今日(米国時間6/25)、MozillはFirefox 22リリースした。これはWebRTCプロトコルasm.js JavaScriptサブセットをサポートする最初の安定版Firefoxだ。

Microsoftの場合を除けば、現在、ブラウザのアップデートは日常的ルーチンになっている。しかし今回のWebRTCとasm.jsの追加は今後のウェブアプリの開発のあり方を大きく変える可能性がある。当面Firefoxをターゲットにしていないデベロッパーもこの変化には注目しておく必要があるだろう。

 

ビルトインWebRTCのサポート

デベロッパーはWebRTCを利用してビデオチャットや音声通話、ファイル共有などの機能をビルトインしたアプリを開発することができる。サードパーティのプラグインやソフトウェアを組み込む必要はない。Tokboxを始め多くの企業がWebRTCに社運を掛けている。しかし現在までWebRTCをサポートする有力ブラウザはGoogle Chromeだけだった。今回Firefox安定版がWebRTCをサポートしたことでスタートアップも既存大企業もこぞってこのテクノロジーの利用を始めるだろう。今のところMicrosoftだけがWebRTCとは異なる規格の採用を決めているが、将来Internet ExplorerにもWebRTCが採用される可能性は大いにある。

asm.js

asm.jsもゲームのルールを変える可能性のある重要なテクノロジーだ。われわれが3月の記事で詳しく紹介したとおり、asm.jsはJavaScriptのサブセットで、ウェブブラウザ内でネーティブアプリに匹敵する高速で作動する。MozillaのCTO、BrendanEichは私の取材に対して、「メモリが安全ではないC、 C++のような言語に対して安全なバーチャルマシンを構成できるJavaScript言語のサブセットだ」と説明した。EmscriptenのようなC and C++をasm.js向けにコンパイルできるツールのおかげで、デベロッパーは既存のC、C++プログラムをブラウザ内で安全に作動させることができるようになる。

この新機能はMozillaのBananaBreadゲーム・デモで試すことができる。このデモにはWebGL、Emscripten、asm.js、WebRTCが使われており、ハイエンドの3Dマルチプレイヤー・ゲームをブラウザ内で高速に作動させることができることを証明している。

その他Firexfox 22ではWebGLのレンダリングのパフォーマンスの向上などいくつかのマイナー・アップデートがある。詳細なリリースノートはこちら

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Hyrel 3Dプリンタはシリコンラバーや粘土を出力素材に使えるスグレもの

Hyrel 3Dプリンターはシングル・ノズルの標準的なマシンに見える。しかしHYREL Emulsifiable Extruder (EMO-25)と呼ばれる非常にユニークなノズルを採用しているため、 通常のプリンタで使えない素材、プレイドー(Play-Doh)、粘土、ゴム粘土、Sugru(自然に固化する耐熱性シリコンラバー)などを出力することが可能になっている。

開発者のDaniel HutchisonはKickstarterで15万ドルの資金を調達ずみで、今後数ヶ月で製品を出荷できるようにしようと努力中だ。3Dプリンターにはフル機能のパソコンが付属する。

さまざまな素材が使えることは実用上、きわめて大きな可能性を開くものだ。2ノズル・システムに拡張された場合、たとえば、プラスチックの外郭の内側にSugruのような耐熱ゴム素材でガスケットを同時に出力できるだろう。

このマシンは学校やアーティストの利用にも理想的だ。ゴム粘土でストップモーションのアニメのフィギュアを作るのにも使える。またゴム粘土なら出力物が気に入らなかった場合、捏ねて素材に戻して再利用できるから運用コストが最小限ですむし、プラスチックと違って出力後にヘラなどで簡単に整形仕上げできる。

Hyrel 3Dプリンターの価格は1995ドルから3000ドルまで。ハイエンド・モデルにはパソコンの他にABS樹脂用の加熱機能(ABSは射出する際に加熱して溶かす必要がある)が含まれている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Huaweiさん, それはおかしいよ

それにGalaxy Note IIを耳に近づけて持っていたら自分が間抜けに見える、と思ったあなたも、このHuawei MediaPad 7 Vogueではどうだろう? ごくふつうの人のニーズに応える、を社是とする企業からやってきたタブレットだからな。

お値段に関する情報はないが、FCCのデータを見るかぎり、Huaweiはこれを海外のおばかさんたちに売るつもりらしい。

詳細はSlashGearに載っているから、解像度とかSoCのクロックなどが気になる人はそっちを見て。

ジョークはともかくとして、Huaweiは中国の外では敗者だ、などと軽視してはいけない。合衆国では政府のセキュリティ要件を受け入れずに市場を去ったが、着実にグローバルな通信企業として成長している。母国の中国ではトップ企業、2012年の全世界では、スマートフォンを世界で三番目に多く売った企業だ。しかしそれでも、タブレットを耳のそばに持って使いたい人を、この星の上で見つけるのは難しい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


批判や悪評の多いiOS 7のアイコン, しかし一般ユーザには圧倒的に好評

iOS 7は、ブログや評論家やTwitter上などでは好悪両様の評価をされているが、でもInput Factoryが作ったモバイルの集票ツールPolarで行った消費者調査によると、一般ユーザにはきわめて好評である。たとえばシステムアイコンの好感度では、およそ2対1でiOS 7の方がiOS 6よりも好まれている(回答者総数46401)。

これらの数値はWWDCで発表されたiOS 7のすべてのアイコンに集まった票の総数を表しているが、おもしろいのは、単にiOS 7のアイコンが好きというだけでなく、こっちを選ぶという強い選好度を表していることだ。たとえば電話のアイコン(上図)では、80%がiOS 7を選び、残る20%が旧デザインを選んでいる。メッセージアプリのアイコンにいたっては、84%対16%でiOS 7の圧勝だ。

iOS 6はリマインダ、Safari、ゲームセンター、カメラ、電卓などでは勝っているが、でもそれらのiOS 7との差はいずれも微差だ。

iOS 7はまだ出てから間もないし、これまではOSの新バージョンに採用された新機軸に関しては賛否の分裂があった。FacebookのWebサイトやモバイルアプリの小規模なデザイン変更も、大騒ぎを巻き起こしたが、しかしFacebook上のユーザのエンゲージメントやユーザ数の増加率に、そのことが負の影響を及ぼすことはなかった。

今後もiOS 7のUIのデザイン、とくにアイコンをめぐっては、当分のあいだ激しい論争が続くだろう。でも今回の調査結果が示すのは、一般ユーザの多くが感じていることと、少数のうるさい連中の意見や批判とは、それぞれ別世界のものであることだ。Polarで投票した人たちの多くは、新デザインを断固支持しているようだ。今後もっと大規模で本格的な消費者調査をやっても、彼ら一般消費者に意見や感想を表現する機会を与えた場合の結果は、今回のPolarの結果とほぼ同じになるだろう、とぼくは感じる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


米連邦航空局:機内での電子機器利用禁止の緩和は数ヶ月先

わずか2日前、ついにFAA(連邦航空局)は離着陸時の電子機器利用禁止の規則を緩和するかに見られた。しかし、どうやら新ルールが有効になるのは何か月か先になりそうだ。

FAAは、1万フィート(3000m)以下での電子機器利用禁止の取りやめが延び延びになっていると書かれた報告書原案を準備中だが、同時に、乗客が使用する電子機器によって起き得る電磁波妨害を最も受けやすい機種を調べるためのテストには、何ヵ月もかかると警告している。

FAAは規約緩和の具体的日程を決めておらず、安全評価、乗務員訓練、広報キャンペーン、国際規約との調整などに長い期間を要する可能性がある。さらに、WSJによると、報告書の結論は9月の締切までに変更される可能性があり、乗客はさらに待つことになるかもしれない。

いずれ離着陸時の電子機器利用禁止は取りやめる、というFAAの繰り返される約束をよそに、多くの乗客は自らのやり方で問題に対処している。同局のある調査によると、乗務員に端末の電源を切るよう言われた時に必ずそうしている乗客は60%以下だった。事実、スマートフォンやタブレット、電子リーダー等を1万フィート以下で使ってはいけないことすら知らない人が大勢いる。

さらに混乱することに、パイロットや客室乗務員が、離陸時にタブレット等の電子機器を使うことが益々増えている。これはFAAも、乗客を混乱させていることを認めている。

現在ルールへの変更にはまだ時間がかかるかもしれないが、旅客航空業界は乗客の電子機器に対する見方を劇的に変えてきた。わずか2年前、航空会社240社以上を代表する国際航空運送協会(IATA)は、電子ガジェットは当初考えていた以上の危険をもたらすとして、2大危険デバイスにiPadとiPhoneの名前を挙げた。

乗客がFAAの心変りの恩恵に浴するまでにはまだ時間がかかりそうだが、極めて注意深い業界のパーソナルエレクトロニクスに対する見方に、大きな変化が始まっていることに間違いはない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


データサイエンティストのいない企業でもHadoopを有効利用できるビッグデータ分析サービスDatameer

最近は、データサイエンティストでないふつうの人にデータ(とくにビッグデータ)分析を提供するプラットホームが増えているが、Datameeerもその一つだ。コンピュータといえば仕事でスプレッドシートを使うぐらい、という圧倒的多数のコンピュータユーザが、こうやって徐々に本格的なデータ分析に接近しつつある。

Datameer 3.0には、“Smart Analytics”(スマートアナリティクス)と呼ばれる機能があり、それによって、データサイエンティストたちがつねに自分でゼロから計算するようなワークを、あらかじめ組み込んでいる。そろそろ、こういう抽象化〜ラッパー化があってもよい頃合いだ。Hadoopの普及率は今ではとても高いから、今度はそうやってそのアクセス性が向上すべきだ。

そのための重要な課題が、雑多なデータの統合化だ。すべてのデータを集めて、それらを分析可能に整理すること。また物理面では、サーバクラスタのセットアップ、という課題もある。さらに、技術者でない者にも理解できるユーザインタフェイスも必要だ。そしてもちろん、分析結果がユーザの仕事に活をいれる、有益なものでなければならない。

Datameer 3.0のSmart Analyticsは、以下の4つの方法でデータ分析を単純化する:

  1. レコードをクラスタ化してデータ集合中に有意なグループが見られるようにする。データは、位置データ、写真、顧客のオペレーティングシステムなどさまざまだ。このクラスタ化により、ユーザはたとえば顧客リスト中の顧客データを有意義に分類できる。
  2. デシジョンツリーが目的とする結果を表示し、その中の多様な要因を分析して、デシジョン(意思決定)に導く過程を一望する。
  3. カラムディペンデンシー(column dependencies, カラム間依存関係)により異なるカラム間の関係を表示し、データ間の、それまで自明的ではなかった結びつきを明らかにする。たとえば、位置と疾病タイプの関係や、職階とクレジットスコアの関係が分かったりするだろう。
  4. ユーザの履歴データに基づいて、次はどんなものに関心を持つかを予測し、個人化されたリコメンデーションを生成するような、リコメンデーションエンジンを提供する。この機能により企業ユーザはユーザに対し、より関係性のあるより有意義なリコメンデーションができるようになる。社内にデータサイエンティストがいなくても。

CEOのStefan Groschupfが今日(米国時間6/24)のブログ記事で、市場の現状について述べている。Hadoopはそのほかの技術と同様に進化してきているので、今や何かをスクラッチで(==ゼロから)作る必要はない。Hadoopベースのサービスの中には、カスタム化ができず、長期的なメンテナンスが困難なものもある。しかし今では、Hadoopを企業がより現実的に活用できるためのサービスもあるのだ、と。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


スノーデンは、NSAを暴露するために一流コンサル会社の仕事に就いた

国家安全保障局(NSA)のスパイ活動通報者、Edward Snowdenは、使命をもった男だった。最新のインタビューによると、彼はNSAの暴露を目的に同局と民間契約を結んだ。「[コンサルティング会社の]Booz Allen Hamiltonの立場を利用して、NSAがハックした世界中のマシンのリストを見ることができた」と6月12日付The South China Morning Postに語っている。「3ヵ月前にあの仕事を引き受けたのはそれが目的だった」。

Snowdenは、偶然生まれたヒーローのように描かれることが多い。情報収集の仕事にうんざりしてNSAに挑んだというわけだ。しかし、ある時点で彼はずっと計算高くなったようだ。今年の1月、香港に着く4ヵ月前、彼はドキュメンタリー監督のローラ・ポイトラスに接触し「政府情報機関に関する情報を持っている」と主張した。

NSAは、大卒でも、大したビジネス経験があるわけでもない人物に、最高機密のスパイ技術へのアクセスを許したことで集中砲火を浴びている。この採用に困惑したチャック・ヘーゲル国防長官は、個人アナリスト契約手続きの全面見直しに入った。彼らは国防省人員の22%(経費は50%)を占めている。

SnowdenはThe South China Morning Postに対して、リークは慎重に行ってきたことも語った。最高機密のインターネット詮索プログラム、PRISMに関する未公開のスライドはまだ37枚ある。「それらを公開しなかったのは、内容に関係なく大量の文書をばらまくことはしたくなかったから」と彼は言った。この発言は、文書ばらまき屋のWikileaksに対する間接的非難ともとられかねない。現在彼らはSnowdenの亡命を支援している。

おそらくBooz Allenの面接官は、Snowdenが同社を大規模な最高機密スパイ作戦に巻き込む意志があるかどうかを確認すべきだった。そうすれば一切の混乱も避けられただろうに。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Apple、iOS 7ベータの新バージョンを配布。iPadサポート、ボイスメモ復活

Appleは今日(米国時間6/24)iOS 7の新しいベータ版をデベロッパー向けに公開した。ビッグニュースはiPadバージョンが入ったことだ。AppleがiOS 7を発表した時、iPad版はiPhoneの数週間後になると言っていたが、あの約束は守られた。iPad版はiOSデベロッパーとして登録していればデベロッパーチャンネルを通じて入手できる。

他に新ベータのユーザーから報告された情報としては、ボイスメモの復活がある。最初のベータでは落とされていたが、記事によるとAppleは先のバージョンでは準備ができていなかっただけなので今回入ったのは当然とのこと。インターフェースとアイコンは全面変更され、予想通り、前バージョンの画面を支配していたスキューモーフィックなマイクはなくなり、コントロールやUIはフラット化された。9to5Macによると、Siriに新しい声が加わり、コントロールセンターなどに細かい修正が入った。BGRに新しいボイスノートのインターフェースの画像がある。

iPad版iOS 7ベータには、iPhone版とはインターフェースが異なる部分ある。一般にAppleは、タブレットの大きい画面用に様々な要素を仕立て直すが、今回もそれは変わらない。9to5Macに届いたスクリーンショットを何枚か載せておく。サイトに行けばAppStoreの画面なども見られる。


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(翻訳:Nob Takahashi)


トルコ警察、抗議運動を空撮中のドローンを撃墜

小型のリモコン無人ヘリ(ドローン)が普及するにつれてこうした事件は今後もくりかえし起きそうだ。 –トルコのイスタンブールでJenkKoseという反政府運動の参加者がカメラを搭載したクアドコプターで抗議活動を撮影をしていたところ、警察が銃で機体を撃ち落とした。Jenkは撮影したビデオの一部を回収することができた。

Jenkはこう書いている。

6月11日の午後、警察は平和的な抗議活動に暴力的攻撃を加えた。警察はタクシム広場の上空で撮影中だったリモコンのドローンに発砲し、カメラと機体を破壊した。衝撃のせいで最後の瞬間はSDカードに保存されなかったが、壊れたカメラからSDカードを回収することはできた。次に公開するビデオは撃墜の数分前のものだ。

私の取材に対し、Jenkは「私はこのドローンを過去4週間、毎日飛ばしてきた。今になってなぜ警察が発砲してきたのかわからない」と語った。彼は今週中にもっとビデオを公開するという。

警察に撃墜される直前にドローンから撮影された動画/ Polis Tarafindan Dusurulen Helikopter [HD] 撮影:Jenk KVimeo

群衆の上空にドローンを飛行させるのはたしかに多少の危険があることは間違いないが、銃撃して撃墜するという警察の反応は少々行き過ぎではないだろうか?

トルコ警察がドローンを撃墜した瞬間/ Polisin Ucan Kamerayi Vurma Ani [HD] 撮影:Jenk KVimeo

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


ミニタイムマシン登場―Heardは5分前の会話を録音できるiOSアプリ

すでに起きてしまったことが録音できたらよかったのにと思った経験は誰にもあるだろう。子供が始めてしゃべったとき。「重要な書類だ。10分以内にここに送れ」と上司に命じられたメールアドレス。そういう音声を後から自由に呼び出せたら便利だ。

iOSの新しいアプリ、Heardはそれを実現しようとする。Heardはユーザーの周囲の音声を常時録音し、バッファーに最近の5分を保存する。

ユーザーがHeardを立ち上げるとiPhoneのマイクを通じてただちに録音が始まる。そのまま録音を続けただけではでは膨大なゴミ情報の山ができてしまうので、Heardは直近の5分だけをバッファに録音し、あふれた分は自動的に消去される。

ユーザーが何かを記録しておく必要があると気づいたら、アプリのボタンを1回タップするだけでよい。最新の5分の音声が保存され、バッファはクリアされる。。Heardはバックグラウンドでも録音を続ける。この場合にはRECORDINGという赤いバナーが画面のトップに表示される。

保存された録音は一部を切り出して名前やタグを付けてメールに添付したりFacebookで共有したりできる。

Heardは先週末にローンチされたばかりで、現在フリーミアム・モデルをテスト中だ。無料版のアプリは過去12秒分を録音できる。あまり長い時間ではないがアプリの動作の理解するには十分だ。アプリ内から1.99ドルを支払うとバッファ容量を拡大するアプリが購入できる。

ただしアメリカの一部の州では録音の対象全員の承諾を得ずに会話を録音すると面倒な法律問題に巻き込まれる恐れがある。

HeardはApp Storeで無料で公開中だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+