Google Homeにタッチスクリーン方式のデバイスが登場か、検索のコードにその気配

Google Home用のタッチスクリーン型デバイスをGoogleがテストしている、という証拠がまた一つ。AndroidPoliceが指摘するGoogle検索アプリケーションの最新バージョンのコードには、新しいオンスクリーンインタフェイスを持つデバイスを参照している箇所がある。そのv7.14.15のコードには、オンスクリーンメニューとファンクションの長いリストがあり、それをコードネームQuartzというデバイスが利用している。メニュー中のYouTubeの再生は、Amazon Echo Showが最近取り下げたファンクションだ。

本誌TechCrunchの9月の記事でも、GoogleがタッチスクリーンインタフェイスのあるGoogle Homeデバイスを作っている、と報じた。二つの情報筋が、その社内コードネームは“Manhattan”だと確認し、画面サイズはEcho Showと同じ7インチだ、と言っていた。情報筋の一人は、Googleの社員から直接情報を得ていた。二人とも曰く、そのデバイスはYouTube, Google Assistant, Google Photos, そしてビデオ通話をサポートする、と。また、Nestなどのスマートホームデバイスをコントロールするスマートハブとしても機能する、と。

AndroidPoliceの今回の記事は、これらの詳細の多くを確認しているようだ。そのコードレビューAPK Teardownが開示しているのは、複数のオンディスプレイ機能、対話的タイマー、32種のアイコンを用いる天気予報などだ。YouTubeビデオの再生と、最低限のWebブラウザー、それにフォトギャラリーやお店のリスト付きGoogle Mapsなどもある。

現時点でGoogleは、そんなデバイスがあることを確認していないが、少なくともそのアイデアがあるとか、内部的にテストしていると考えても、無理ではない。家庭の中心的な情報ハブは、各社が目指してきた製品であり、その最新例がAmazon Echo Showだ。Amazon Echoに一歩々々追いつく努力をしているGoogleが、次にEcho Showのクローンをめざしても、おかしくはない。

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斬新な機能部位の多すぎるiPhone Xは発売後の最初の週末に十分な量を供給できないらしい

KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuoによると、Appleからもうすぐ出るはずのiPhone Xは、今だにサプライチェーンの制約に直面しているらしい。11月3日の発売までに200万から300万台を確保できるようだが、それでは需要に十分対応できない。

Apple自身は数字を公表しないが、昨年のiPhone 6sの場合は最初の週末に1300万台売れ、iPhone 6は1000万台、iPhone 5s/5cは900万台だった。すでに発売されたiPhone 8のせいでiPhone Xの需要はややそがれると思うが、それでも200万〜300万の当初在庫では、多くのお客さんをがっかりさせるだろう。

iPhone Xは、これまでのiPhone新製品に比べて斬新な機能や部位が多い。これまでのAppleは、そういう最先端の部分を、サプライヤーの生産能力が十分大きいときに実装していたが、iPhone Xでは複数の部品がサプライチェーンのネックになっている。

KGI Securitiesによると、たとえばアンテナには可撓性のPCBを使うようだが、それは彼らが作り慣れているPCBではない。だからAppleは、同社の量的に厳しい要求を満たすサプライヤーを見つけるのに苦労したはずだ。このパーツはMurataがメインのサプライヤーになる予定だったが、一社で何千万は無理だったようだ。Appleが新たに見つけたサプライヤーは、発注が遅れたぶん納品が遅れる。

カメラに関しては、センサーごとに使用する回路基板が異なる。そのほかのスマートフォンメーカーは、カメラ用の回路基板といえば一つだが、Appleの独特な設計はサプライチェーンにとってチャレンジだ。

そしてiPhone Xは、前面に大量のセンサーを載せている。画面上部のノッチのところには 小さなKinectがある。赤外線のドットのネットワークを投射して、その反射によりユーザーの顔の3Dマップを作るための部位もある。このドットプロジェクターも、量産できるサプライヤーが簡単には見つからなかったようだ。

iPhone Xの予約受付は太平洋時間10月27日の午前0時に始まる。どうしてもほしい人は、予約に遅れるべきではない。数分遅れただけで、数週間待たされる可能性もある。

その数週間の間に生産量は上がるだろうが、Appleストアへ行ってiPhone Xをすぐ買える状態になるまでに数か月はかかりそう、という雰囲気もある。2週間後の四半期決算報告でTim Cookが、サプライチェーンの問題について何と言うか、楽しみだね。

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Sony公認の小さくてかわいいPS4コントローラーは子どもや手の小さい人にぴったり

ゲーム機を子どもと一緒に遊ぶことが好きな人は気づいておられると思うが、子どもの手は小さすぎて、ある種の同時操作ができなかったり、指がボタンに届かないときがよくある。それで対戦相手としてやっと互角になる、とも言えるが、でも子どもたちの体格に合ったコントローラーがあった方が、ずっといいだろう。そして、それがついに登場した!

この小さなかわいいコントローラーはHoriが作り、Sonyが公式にライセンスしている。オリジナルより40%小さくて、しかし必要なコントロールはすべてある。必要ないもの…ヘッドセットジャック、スピーカー、振動モーター、モーションセンサー、ライトバーなどはない。ライトバーは邪魔なので、ぼくは絶縁テープを貼って隠している。

タッチバーも当然小さいが、Sonyによれば、“一部のタッチパッド入力は左右のスティックでシミュレートできる”そうだ。でもボタンは揃っているから、ブラッドボーンなどには十分だ。

でも、小さいから子どもの手にもよくなじむ。10フィート(3メートル)のコードがついているから、子どもたちの部屋でコントローラーが行方不明になってしまう可能性は低い。子どもが自分の首を締める事故を心配する声もあるが、数年前にワイヤレスがスタンダードになるまでの長年、Nintendo, Genesis, Super Nintendo, N64, Playstationなどなどでそんな事故は一度もなかったと思う。むしろ、SwitchのJoy-Conを飲み込むことの方が心配だね。なにしろ、とくに幼児は、目を離(はな)してはいけない。

いずれにしても30ドルと安いから、PS4一族の仲間入りをしてもらうのも気楽だ。子どもはもちろん、カウチで一緒に遊ぶ大人たちにもふさわしい。発売はもちろん、ホリデイシーズンの前だろう。

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iPadをMacのセカンドスクリーンにするAstroのLuna Displayではカメラがメニューを呼び出すボタンになる

AstroのハードウェアドングルLuna Displayは、iPadをワイヤレスでMacのセカンドスクリーンにしたい、と思っていた人にとって夢のデバイスだ。今回同社はこれをアップデートして、iPadの前面カメラをいろんな状況で使える便利なボタンに変えた。これにより、画面上のユーザーインタフェイスを混雑させることなく、いろんな機能にアクセスできるようになる。

Luna Displayは小さなUSBドングルで、Macに挿入して使う。するとそれがiPad上のアプリと対話して、コンピューターのセカンドスクリーンに変える。遅延はないし、グラフィクスの醜い劣化もない。プロトタイプを試してみたが、彼らの宣伝どおりに動作し、そしてタッチ入力やApple Pencilも使える。

そして今度実装されたCamera Buttonは、AstroがLunaに新たに加えようとしたUI機能を画面から隠し、クリエイティブのプロやパワーユーザーとって、機能が増えても使いやすさを維持する。たとえば画面の明るさや表示の並べ方を素早く調節するためのメニューは、iPadの前面カメラの上に指を置くと、Lunaのアプリがサイドバーメニューをさっと出して、また指をカメラに置くとさっと隠す(上図)。

それはiPadのハードウェアのとってもクールな使い方で、面倒なアドオン・ハードウェアやBluetoothのアクセサリなどなくても、ボタンでないものがボタンになる。指を置くとき画像はぼかされるので、指紋などからプライバシーが漏れるおそれはない。カメラをその目的に使いたくない人は、iPadのボリュームボタンを代わりに使える。

結果は万々歳で、ハードウェアのおかしな使い方を毛嫌いするAppleさんも、これだけはぜひ許していただきたい。LunaはまだKickstarter上にあって、発売はしていない。支援者へのディスカウント提供は、あと1週間ぐらい続くだろう。

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SNES Classicには悪いが、AnalogueのSuper Ntこそ究極のSuper Nintendoだ

NintendoのSNES Classicを手に入れた人もまだの人もいるだろう。いずれにせよ「真の」レトロゲームファンのための再現SNESは持っていないはずだ ―― まだ。何しろまだ世に出ていないし、Nintendo製ですらない。それは Super Nt。Analogueが作ったレファレンス機水準の再現ゲーム機だ。AnalogueはNESのゲームを近代のテレビでプレイするために作られたかのようにプレイできる Nt Miniを作ったガジェットメーカーだ。

Super Ntも同じように作られている。フル1080p HD、60 Hz完全ラグ無し表示で、SNESとスーパーファミコン両方のカートリッジをそのまま使える。さらにSNESおよびスーパーファミコンのコントローラーも、iBitdoのレトロワイヤレスコントローラーSN30も、PlayStation用のDualShock 4など最近のシステム用のBluetoothゲームコントローラーも使える。

AnalogueはSuper Ntを真のファンたちのために作った。スケールやアスペクト比を維持するとともに、あの耳から離れない往年の16 bitレトロサウンドトラックのために48 KHz 16 bitステレオも再現している。

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しかもリージョンフリーなので、どこから来たゲームでもプレイできる。カラーは4種類で、Classic Super NESとスーパーファミコンのカラースキームやオールブラックから中身が見える完全透明ケース(およびコントローラー)など豊富なオプションがある。

AnalogueはSuper NtをオリジナルのNtやNt miniより安い189.99ドルで販売する。古いゲームしかプレイできない新ゲーム機としては高いと感じるかもしれないが、SNES Classicより100ドル高いだけでSNES/スーファミの全ゲームライブラリーがプレイできる。

しかも、ゲームプレイを100%正確に再現するためにFPGAプロセッサーを使っている。これは様々なゲーム改造ファンたちが過去10年間にやって成功してきたことだとAnalogueは言っている。Analogue Nt Miniの高価なプレイテストを実施した人と同じく私に言えること。それはこの会社が全部のゲームが動くと言ったら、実際に動くということだ。

Analogue Super Ntは「近日発売」。新しい情報が入り次第続報の予定。

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DJIがレンズ交換式ドローンカメラを発売。映画製作者がターゲット

DJIはドローン向けに作られた新しいカメラを発表した。同社のドローン Inspire 2 で使用する。このカメラは映画撮影向けに設計された「世界初」のスーパー35 mmデジタルカメラだ。つまり、映画製作者やドキュメンタリー作家、映像カメラマンであれば、おそらく欲しくなるだろう。

そのカメラ、Zenmuse X7は、大型のスーパー35 mmフォーマットのデジタルセンサーを備え、レンズ交換式で様々な焦点距離が利用できる。最大6KのCinemaDNG RAW形式で撮影できるほか、5.2K Apple ProResの30 FPSも利用できる。3.9K Cinema DNG RAWまたは2.7K ProResの59.94FPSにも対応しているため、ハリウッドを始めほぼあらゆるポストプロダクション作業のニーズを満たしている。

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この新型カメラはDJIのDLマウントシステムを使用し、固定焦点の、16 mm、24 mm、35 mm、50 mmという4本のレンズ(いずれもF 2.8)を使用できる。ボディはカーボンファイバー製で軽量化されている。16 mmレンズは内蔵のNDフィルターにより最大でF値4段階分の光量調節が可能。16 mmレンズ搭載時の総重量はわずか631グラムだ。

もちろん上質の映画用ビデオは安くない ―― が、2699米ドルという価格は映像制作プロフェッショナルにとって法外とはいえない。16 mm、24 mm、35 mmレンズの価格はいずれも1299ドルで、50 mmは1199ドル。カメラ本体(専用ジンバル付き)と全レンズのセットは4299ドルで、いずれも11月から販売される。

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BlackBerry、最新機種でキーボードを見捨てる

昨日(米国時間10/8)ドバイのGITEX Technology Weekで、BlackBerryは巨大バッテリー搭載の全画面スマートフォン、Motionを発表した。TCLがBlackBerry Mobileブランドで製造するMotionは、5.5インチのスクリーンを備えSnapdragon 625 SoCプラットフォームを採用している。

同端末は当初中東市場で販売され、価格は460米ドル前後。北米地域での販売については何も発表されていない。

画面は大きく、バッテリーはいっそう大きい。5.5インチ画面の下には4000 mAhのバッテリーが潜んでいる。ちなみにSamsung Galaxy S8+のバッテリーは3500 mAhだ。

これは、近代BlackBerryとして2番目の端末だ。同社今年発売したスマートフォンのKEYoneには、画面の下にキーボードが搭載されていた。しかし本日発表されたのは純粋なタッチスクリーン・スマートフォンで、すでに同社はハードウェア事業からほほ撤退していることから、BlackBerryのコアなユーザーが対象であることは間違いない。

BlackBerryはかつてResearch in Motion(RIM)の名前で知られていた会社で、携帯端末のブランドをTCLに売却し、このスマートフォンを作ったのがそのTCLだ。BlackBerry自身はセキュリティーに特化したソフトウェアベンダーとして復活しつつあり、最新の四半期決算を見ると、ピボットは大成功を収めたようで、ウォール街の期待を上回っている。売上総利益率は76%で、前四半期の67%、前年同期の62%を超える新記録だった。

BlackBerryブランドは復活したものの、ほとんどゼロのブランド市場シェアを救うには至っていない。

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「Appleは私のiPhoneを遅くしている」説をベンチマークが否定

毎年この時期になると繰り返し聞こえてくる話:「間違いない。Appleは新しいiPhoneを出すたびに古い機種を遅くして買い替えさせようとしている」。しかし、Futuremarkのユーザーによる過去数年間の性能テスト結果は、陰謀がほぼユーザーの心の中にあることを示している。

Futuremarkをご存じない方のために書いておくと、この会社はベンチマークソフトウェアの3DMarkを作っていて(他の製品も)、ゲーム用PCから携帯電話まであらゆるデバイスの性能テストで頼りにされている。

3DMarkは、ハードウェアに様々な負荷を与える3Dシーンをレンダリングさせて、計算の速さや秒間フレーム数などを測定する。こうした測定値を総合して単一のスコアを算出し、デバイス間の比較を容易にする。

iPhone版(3DMarkを試したい人は無料でダウンロードできる)の3DMarkは、パワーユーザーやレビュアーが、アップデートやアプリが自分のデバイスの性能にどう影響を与えるかを知るために使っている。Futuremarkはユーザーの測定したスコアを収集し、今日発表したような比較レポートを作る。

Futuremarkのアナリストらは、過去数年のiPhone 5s, 6, 6s, および7のスコアを集め、新しいバージョンのiOSや新しいiPhoneのリリース時期が、性能低下(あるいはそのきっかけ)と一致しているかどうかを調べた。

データを見ると、著しい性能低下がないことは明らかだ。OSのバージョンによっては性能が落ちているものもあるが、逆に上がっているものもある。今やかなりの古株となった5sでさえ、1年半前と2年前の2つのバージョンよりわずかに遅いだけだ。

そうは言っても、実際に速度低下を感じている人はいるし、ごくわずかな停滞や入力時の遅延が積み重なって起きるような、性能スコアに現れない速度低下感覚を、人工的なベンチマークは検知できない。

アプリそのものにも疑いはかかる。人は時間と共にインストールするアプリが増えるので、バックグラウンドプロセスやネットワーク接続の増加や空き領域の減少が起きる。アプリが新しいバージョンのiOSに最適化できていないことも考えられるし、iOSの新機種向けの改善点が旧機種には適用されないこともある ―― つまり、友達の6sが速くなったのに自分の6はそうならない、ということもある(何しろ、計画的陳腐化は何十年も前から言われている陰謀論の1つだ)。

というわけで、性能低下問題は全くの幻想ではないかもしれないが、Appleが買い替えさせるための妨害工作をしていないことは明白だろう。そして実際のところ、最新機種を持ちたいというAppleユーザーの欲求には、何の助けも必要ないだ。

これで、根拠のない議論に終止符が打たれることを望みたい…少なくとも来年までは。

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Apple、新型Apple WatchのLTE接続問題の修正アップデートを公開

Joanna SternがWall Street JournalにApple Watch Series 3レビュー記事を書いたとき、見出しにはこう書かれていた:「Apple Watch Series 3レビュー:紐なし…信頼性なし」。新しいApple Watchは状況によってはLTEネットワークとの接続に問題があった。結局それはソフトウェアのバグであることがわかり、今日AppleはwatchOSのアップデートを発行し、LTE接続問題を修正した

watchOS 4.0.1のリリースノートは実に単刀直入だ:「watchOS 4.0.1はApple Watchが未承認の(閉鎖された)Wi-Fiネットワークに接続する稀なケースの問題を修正します。コーヒーショップやホテルなどで、ネットワークを利用出来るようになる前にユーザーがウェブページに飛ばされる場合のことです」とAppleは書いている。

Wall Street Journalは、3種類のApple Watchと2種類の通信会社で問題を再現したが、Appleがバグを確認するまでにはあと数日を要した。その後同社はソフトウェアのバグであることを認め、深刻な問題ではないことがわかった。あなたのApple Watchを交換する必要はない。

というわけで、Apple Watch Seriese 3のセルラーモデルを持っている人は、iPhoneのWatchアプリを開き、「一般」「ソフトウェアアップデート」の順にタップしてパッチをインストールしよう。watchOSのアップデートはしばらく時間がかかるのが普通なので、充電器と時間のある時に行うことをお勧めする。

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Pixel 2、カメラランキングでiPhone 8 PlusとGalaxy 8から王座を奪取

いや、早かった! カメラテストグループのDxOMarkに「これまでテストした中で最高のスマートフォンカメラ」と評された iPhone 8 Plusの天下は短かった 。Galaxy Note 8がわずか数週間後に同点に追いつき、今度はGoogleのPixel 2が両者を打ち負かした

完璧なビデオ性能、最高のカラーとシーンの再現性、驚くべき速さと精度のオートフォーカス、そして素晴らしいとまではいかなくても良くできた人工的な背景ボケで、Pixel 2は総合スコア98を上げて、94だった2機を抜いた。

さて、DxOMarkの人たちはエキスパートであり、私は彼らの評価を信頼している。Pixel 2が驚くべきカメラであることに疑いはない。しかし、デジタル一眼レフやゲーム、映画などの総合スコアと同じく、この大きい数字は全体の一部しか表していない(ほかの大きい数字とごく近い場合はなおのこと)。

Pixel 2はこのように部分拡大した画像ではiPhone 8 Plusを少しリードしている。

各社のフラグシップ機で撮影した写真を見比べていくと、好みは様々にわかれる。私はAppleのポートレートモードはほかより断然いいと感じているし、難しい場面での色度ノイズも気に入っている。しかし、Pixel 2のカラー再現性はすばらしい(OLED画面で見た写真も)。そして、やはりNote 8のズーム機能は優れている。

どんな写真を撮るか? フォトグラファーとして求めるものは何か? ズームは重要か、それとも超広角レンズが必要なのか? フラッシュはよく使うか? HDRモードを活用するつもりはあるか? もしあなたにとってスマートフォンがメインカメラになるのであれば、ストレージや画面解像度や色と同じくらい、カメラの質と弱点に気を配る価値がある。

そして最後に言っておきたいこと。カメラはこれからも良くなる一方だ。上記の結果を今のミラーレス一眼と比べると、(フラグシップ携帯よりずっと安いレンズを付けたとしても)まだまだ力不足だということがわかるだろう。改善の余地はまだいくらでもある。そしてDxOMarkが言っているように、スコアが100を超えてはいけない理由などない。

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Hondaの新しいロボットは、災害救助に活躍が期待される

Hondaの新しい二足歩行ロボットは、Asimoほどのカリスマ性はなくても、実用性はずっと高いかもしれない。このロボットは災害救助モデルで名前をE2-DRという(実にスターウォーズ的)。柔軟な関節を備え防水デザインで歩行速度は時速2km。はしごを登り、がれきの上を這いまわり、極端な温度でも動作し、様々なセンサーを装備してほぼどんな照明条件でも視界を確保できる。手には 深度検知カメラを内蔵している。

E2-DRは、ワイヤレスアクセサリーと協調して働くことも念頭に作られていて、状況に応じて様々な機能を付加できる ―― ものをつかんだり、制御装置を操作するための精密な手など。身長は165 cm、体重は84 kgと、このサイズのロボットとしては比較的軽量だ。さらに一番厚い部分の厚さが25 cmなので、狭い場所にも這っていける。


ロボットは1000 Whのバッテリーを搭載しており、最長約1時間半動作できるので複雑な現場でも威力を発揮するだろう。また膝と腰が曲がるので、しゃがんだ姿勢をとれるほか、特殊な地形に対応するための4足歩行も可能だ。

まだまったくのプロトタイプなので、誰かを助けられるようになるにはまだ時間がかかる。しかしこれはスタートであり、将来の商用利用の可能性をもつ実用プロトタイプと言えるだろう。

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Google、誰でもストリートビュー画像を追加可能に。まずはInsta360 Proカメラに対応

Googleは新たなプログラム “Street View ready” を開始した。通常はGoogleの公式ストリートビューカーの360度カメラで収集されているストリートビュー画像データベースに、対応ハードウェアを持っている人なら誰でも寄与できる。”Street View ready” に正式認定された最初のカメラは、Insta360のProモデルだ。8K対応の360度カメラは最大秒間5フレームの静止画像を撮影可能で、リアルタイム手ぶれ防止機能も内蔵している。

Googleは、Insta360 Proをストリートビューアプリから直接制御できるようにする計画で、取り込んだ画像と映像は公式Insta360 Stitcherアプリを使ってアップロードできる。Insta360 Proの5 fpt、8K の撮影モードは、ソフトウェアアップデートでストリートビューコンテンツ専用に追加された新機能。同時に新しいUSBハードウェアアクセサリーも発売されGPSデータを自動的に画像データに付加できるようになった。

これは、冒険心旺盛なユーザーがストリートビュー画像データベースに貢献できる非常に楽しみな方法だ。Google自身では必ずしも撮影が容易でない地域の画像を、研究目的で記録する専門組織から入手することができる。Googleはこれまでにも限られた範囲でサードパーティーの協力を仰いできた。フェロー諸島の “Sheep View”プロジェクトもその一つだが、今回はずっと広く網を広げようとしている ―― ただし、協力者は高価なInsta360 Proを持っている必要がある。

カメラの価格は3499ドルで、現在Googleが “Street View ready” と公認しているハードウェアはこれだけだ。しかしGoogleは、要件を満たした個人または団体にカメラを貸し出す予定なので、かなり手の届くところまできていると言えるだろう。

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8bitdoの新製品ワイヤレスコントローラーはSNES Classic Editionにぴったりだ

SNES Classic Editionが今日発売され、今頃は予約が間に合ったラッキーな連中の家へ向かっているか、または世界中のゲームストアの前で行列を作り、眠そうな目をしたファンの手に渡っていることだろう。この小さなゲーム機の評価は総じて良いが、それも意外ではなく、今後はアクセサリ市場が賑わうことだろう。ここでご紹介する8bitdoの、昔のSNESを連想するレトロなワイヤレスゲームパッドも、そのひとつだ。〔SNES == スーパーファミコン〕

8bitdo SN30ワイヤレスコントローラーのニューバージョンは2.4GHzのワイヤレス受信部があり、[Down]と[Select]を同時に押すとSNES Classicのホーム画面が出る。内蔵バッテリーは充電可能で、また、オリジナルのスーパーファミコンやカラーSNESにあったボタンがすべてある(上図)。

この新しいコントローラーは、Amazonで今日(米国時間9/29)から予約を受け付けている。ワイヤレスで24ドル99セントは安いと言えるだろう。有線のコントローラーも、そう安くはないだろうから。なおこれらは2.4GHzのデバイスのみであり、同梱の受信部がないと使えない。Bluetoothのコントローラーは、だめである。

発売は12月10日だから、かなり待たされる。でもそれはまだ、ホリデーギフトシーズンのまっただ中だ。それまではSNES Classicに同梱されている、ケーブルの短い有線のコントローラーで我慢しよう。

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アメリカの超有名なモニュメント(記念的建造物)やダムもドローン飛行禁止区域に

連邦航空局(Federal Aviation Administration, FAA)が、記念的建造物やダムなど、アメリカの重要なランドマーク周辺におけるドローンの利用を規制するルールを発表した。この新たな制限では、ドローンはそのランドマークから400フィート(122メートル)以内を飛行してはならない。FAAによるとこれらのルールは、連邦政府の安全保障ならびに法執行関連の省庁(FBIなど)からの要望に基づいて制定された。

これらの場所は、これまでも増え続けていた飛行禁止区域の、さらなる追加にすぎない。これまでは、空港、(空港以外の)滑走路、軍の基地、競技場、国立公園などが禁止区域だった。おもしろいのは、今回加わった場所の半分がダムであることだ。すなわちFAAは、エネルギーや水などを供給する公共事業のための施設も、ドローンから守りたいのだ。規制が発効するのは、2017年10月5日からだ。

  • Statue of Liberty National Monument, New York, NY(自由の女神像)
  • Boston National Historical Park (U.S.S. Constitution), Boston, MA(コンスティチューション号博物館)
  • Independence National Historical Park, Philadelphia, PA(インディペンデンス国立歴史公園)
  • Folsom Dam; Folsom, CA(フォルサムダム)
  • Glen Canyon Dam; Lake Powell, AZ(グレンキャニオンダム)
  • Grand Coulee Dam; Grand Coulee, WA(グランドクーリーダム)
  • Hoover Dam; Boulder City, NV(フーバーダム)
  • Jefferson National Expansion Memorial; St. Louis, MO(ジェファーソン国立記念公園)
  • Mount Rushmore National Memorial; Keystone, SD(ラシュモア山)
  • Shasta Dam; Shasta Lake, CA(シャスタ湖貯水池)

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今やAmazon Echoは8機種もある!、便利な比較一覧表を作ってみた

どのAmazon Echoを買うべきだろう? 今日(米国時間9/27)新しく発表されたEcho 2, Plus, Spot, Connect, それともButtonsか?

前からあるDot, Show, あるいはLookか?

下図の便利な一覧表を見ると、今日(米国時間9/27)のビッグなイベントで紹介された、いくつかの新機種も含めて、お値段や機能を比較できる。

AmazonはAlexaデバイスEchoに関して、単純性よりは多様性を選んだが、でもAmazon Echo一族のゴージャスな(?)勢揃いを見るかぎり、単純性を選んだGoogle Homeがひ弱に見えてくる。

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レトロゲーム機 Atariboxは、Linux搭載のオープンシステムで価格は249ドルから

近日発売のAtariのレトロゲーム機、Atariboxは、往年のAtariゲーム一式を携えて本当に出荷されそうだ。当初発表されたときは多くの人々が疑いの目で見ていた。Atariboxは、Linux OSも搭載し他のプラットフォームのゲームをプレイする能力も備えており、Atariコンテンツ専用になることなくLinux OSの「オープン」な特性を維持している。

今日(米国時間9/26)AtariはAtariboxの詳細を一部公表し、9万のファンが詳細情報を求めて登録していたことも明らかにした。Atariboxのデザインは以前にも公開されていたが、このたびカスタマイズ版AMDプロセッサーとRadeon Graphicsのチップが使用されていることが分かった。Atariは、Atariboxが家庭のテレビで「完全なPC体験」を提供すると言っているが、これには(低価格ゲーム機の)Steam boxやSteam Linkによく似た響きを感じる。

他にもストリーミング、アプリ、ソーシャル、ウェブ閲覧、音楽などの機能があり、Apple TVやNvidiaのShield TV等のセットトップストリーミング機とも競合する。価格もまさにそのあたりを突いている。Atariによると、価格はスペックと構成によって249ドルから299ドルまで。2018年春にスタート予定のIndiegogoで予約を受け付ける。

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Atariboxには、カスタマイズ可能なインターフェースやOSもあるので、テクノロジーに強いユーザー向けの差別化になる。しかし、最終的に興味を引けるかどうかはブランドの信頼性に強く依存することになる。信頼に足るハードウェアをだせるかどうかに注目したい。

ちなみに、木目調バージョンには本物の木が使われている! ミッドセンチュリーモダンのファンは、これでリビングルームに置けるストリーミングボックスが見つかった。

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SNES Classic Editionがやってきた。こいつは最高だ!

元々生産的なことをする予定のなかった週末に間に合わせるかのように、Nintendoから小さな包みが届いた。NES Classic Edition以来のそのホットなアイテムは…もちろん、SNES Classic Editionだ。

完全レビューは現在作業中だが、いくつか報告しておく価値があると思ったので書いてみた。

  • NES Classic Editionと同じくらい小さい。設置面積は大きいがこちらの方が薄い。
  • カートリッジのスロットを開けることはできない。そこに何もない状態でプレイするのはちょっと変な感じだ。Nintendoは差し込むだけの飾りカートリッジを作るべきだった。
  • 新しい16ビットのチップチューン(ピコピコ音楽)はよくできているが私はNES版の方が好きだ。
  • コントローラーを差し込むために小さなドアを開かなくてはならないのにはがっかりだ。しかもイジェクトボタンは押しても何もしない!
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コントローラーはオリジナル版と殆ど見分けがつかない。私は同じものを25年使っているので(かじった痕でわかる)それがわかるし、この感触は大好きだ。この新しいのも長持ちしますように。

  • このコントローラーはNES Classic Miniでも使える。ただし明らかにへんな感じだ。NESのコントローラーをSNESで使うこともできるがボタンが4つ足りない。
  • Star Fox 2はどうかしてる。
  • 厳密に言って、私がアパートの部屋でパン屑にまみれてF-Zeroをプレイしている状態は「仕事」だ。
  • うらやましいって?心配無用。みんなの手に渡るのももうすぐだ。たしかに「極端に品薄」ではあるが、Nintendoはもっと作って来年まで売り続ける計画だ ―― つまり年末のお楽しみだけではない。

    週明けにはSNESと同梱ゲームの完全レビューをお送りするので乞うご期待。おっと、テレビからクジラの音が聞こえてきたので、こいつにSecret of Mana[聖剣伝説2]が入っていたことを思い出した。では、バイバイ永遠に!

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    元気活発な小型犬の名前をつけたPocketBeagleは今の市場で最小のシングルボードコンピューターだ

    25セント硬貨〔ø23mm〕を数枚並べたぐらいのLinuxマシンが必要な人いる? ここにあるよ。それはBeagleBoard PocketBeagleと呼ばれ、25ドルで買える最小のLinuxコンピューターだ。〔*: beagle, ビーグル犬。〕

    ぼくがシングルボードコンピュータの大ファンである理由は簡単だ: 子どものころは、そんなものを可能にする技術がまったく存在しなかった。しかも、こんな小さなキットがRAM 512MB、Octavo SystemsのOSD3358システム-イン-パッケージ、1GHzのARM Cortex-A8プロセッサー、電源やI/Oを含む72の拡張ピンありだから、今のホビーエレクトロニクスは本当に強力だ。これだけのものを25ドルで買えることは、ほんの10年前には不可能だった。今では、ふつうだ。

    PocketBeagleは完全にオープンソースで、ブートROMも載っているから、小さなLinuxの頭脳を必要とするほとんどどんなプロジェクトにも組み込める。

    あなたなら、これで何ができるかな? Linuxをすこし知ってて半田ごてを使える人なら、たくさんのことができる。たとえばSDカードやUSBからオペレーティングシステムをブートして、小さな衛星を動かしたり、ドローンを制御したり、小さなゲーム機を作ったりできるだろう。コンピューターの勉強にも最適だ。beagleboard.orgのFAQから引用しよう:

    PocketBeagleはお気軽な費用で、あなたのプロジェクトの一つ々々に、専用機として恒久的に貼り付けておける。PocketBeagleはとてもローコストだが、開発と製造の技術はとても高い。誤用によって壊れても、安価に交換できる。PocketBeagleはオンボードのROMから直接ブートするので、事故で書き換えられることもなく、ソフトウェアをUSBやmicroSDカードなどからロードできる。ChromeのプラグインやNode.JSで書かれたクロスプラットホームなElectronアプリケーションでボードをブートし、接続したmicroSDカードに別のLinuxのディストリビューションを加えることもできる。ボードの振る舞いは毎回つねに同じだから、このボードを使って確実に、再生可能なインストラクションを作れる。

     

    これがもしも、人が飲み込めるサイズになったら、Linuxで動く胃の中で操作するゲーム機という、ぼくの長年の夢も実現するだろう。

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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

    LogitechのMX Ergoで再びトラックボールの愛用者に

    ぼくの世代には、トラックボールにノスタルジーと愛着を感じているギークが少なからずいるが、ぼくにはその気はない。むしろぼくは、マウスが登場したときからマウスべったりのユーザーだ。でもLogitechのワイヤレストラックボールMX Ergoを使ってみて気が変わった。今のこの新しい気持ちは、ずっと持続するかもしれない。

    この新しいトラックボールには、カスタマイズできるボタンがたくさんあったり、いろんな目玉機能がある。蝶番のある磁石式のスタンドは、角度をお好みで0-20度のあいだで調節できる。ワンクリックでトリガーできる高精度モードでは、とても細かい粒度でポイント先が変わり、また新しく登場したFlow機能を使えば複数のコンピューターをサポートできる。

    そういう目新しい機能があるだけでなく、そもそもこのデバイスは、汎用コンピューティングのためのすばらしいユーザーインタフェイスデバイスだ。トラックボールが初めてorすごく久しぶりの人には慣れる時間が必要だが、ぼくはすぐに使えるようになった。ぼくのデスク上の、モニター3台の広いセットアップでも、楽に使える。

    Logitech自身のソフトウェアアクセサリーを使うことを強力にお勧めしたいが、それは、その方がセットアップとカスタマイゼーションを簡単にできるからだ…スクロールやトラッキングのスピードなどを。でもMX Ergoの良いところは、セッティング(設定)なんか全然したくない、という人でも十分に使えることだ。ぼくの場合も、二箇所いじっただけで、使用を開始した。

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    MX Ergoには、ぼくみたいなデスク馬鹿にとっての余録もある。机上の一定部分をうろつく必要がなく、ひとつの場所にいるのだ。デスクの上で行方不明になることがない。そして前面にマイクロUSBのポートがあるので、使用中に充電できる。

    コンピューターとの接続は、Logitechの統一レシーバーを使ってもよいし、Bluetoothでもよい。それは便利だし、一回の充電で最大4か月もつ。USB-Cでなくてmicro USBなのは不満だが、CはLogitechの最新のCraftキーボードにあるし、いずれにしてもぼくの仕事環境ではスタンダードになりつつある。

    MX Ergoはアメリカでは99ドル99セントで売られている。本誌では、全員が気に入っている。

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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

    iPhone 8は分解しても意外性は少ない、でもSonyによるカメラの細部技術がおもしろい

    いつものごとく待望のiFixitによるiPhone 8の分解報告が出た。今回は、意外さという点では大したものはないが、でも、そこに隠されていたおもしろいお話はいくつかある。たとえば、“pixel pitch”(ピクセルピッチ、ドットピッチ)なんて言葉、あなたは知ってたかな?

    基本的にこのスマートフォンは、大方の予想どおり、衣装を変えたiPhone 7と言ってもよい。ペイントとスーパーグラス(ガラス)が変わっている。分解も7の場合とほとんど変わらなかったが、Apple特製のネジが減り、ふつうのネジに換わった。ただしバックパネルは、前よりもずっと開(あ)けにくくなっている。結局iFixitは、ガラスをレーザーで削らなければならなかった。

    8のバッテリーは7の7.45mAhよりやや小さく、6.96mAhになっている。Appleの言うとおり効率がアップしたのなら、あまり重要な問題ではないが。

    ディスプレイの部分に、iFixitにも分からないおかしな小さなチップがある。誰か、わかる人いる?

    これは一体何だ?

    すでに言われているとおり、リアカメラの性能はこれまでのスマートフォン中最高だ。今回分解したのは8 Plusではなく8だが、TechInsightsが撮った8 PlusのX線写真(下図)には、センサーのマニアにとっておもしろそうなものが、写っている。

    どちらもSony製の裏面(りめん)照射型CMOS画像センサーで、大きさは32.8平方ミリメートル、ただしデフォルトの広角カメラセンサーの方はピクセルピッチ(ドットピッチ)が1.22 マイクロメートル、一方ズームは、より小さい1マイクロメートルのピッチだ。

     
    ピッチが大きいと、そこに当たる光量も多い。そして1/4マイクロメートルの差は結構大きい〔面積では5割増し〕。だから広角の方のカメラは低照度で性能が良く、ISOの設定を上げなくても短い露出時間が可能だ。

    そして最後に、これはAppleがカメラに積層型センサーを採用する最初の製品だ。つまり、ピクセルウェルと信号処理とメモリが一体化している。iPhone 8のカメラはすごいよ!と人に自慢したくなったときは、心の片隅でSonyにも感謝しようね。

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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))