新Gmail、来月から使えるように

Googleは今日、Gmailの新バージョンを一般向けに提供すると発表した。G Suiteユーザーは来月から利用できる。正確な日付は未確定だが、私の予想では間もなくとなるはずだ。

新Gmailでは、メッセージのスヌーズ、アタッチメントのプレビュー、カレンダーのようなGoogleアプリとTrelloのようなサードパーティーのアプリの両方で使えるサイドバー、オフラインサポート、一定の時間がたつと自動的に消滅する機密メッセージなどの機能が使える。またGmailオリジナルの機能として、ユーザーの文章入力を手伝うSmart Composeもある。

G Suiteユーザー向けの新バージョンがどんなものか以下に紹介しよう(Googleは一般ユーザー向けのものがどうなるのか詳細を明らかにしていない。しかしもしあなたがG Suiteユーザーでなければ、いずれにせよ今日新Gmailを試すことができるだろう。たとえそのチャンスを逃しても、G Suiteユーザーと似たようなタイミングで新バージョンに移行するはずだ)。

7月から、G Suite管理者は全ユーザーを新Gmailにすぐに移すことが可能になるが、各ユーザーは12週間移行しないという選択をとることもできる。そして期限がきたら全G Suiteユーザーは新Gmailを使うことになる。

管理者は各ユーザーに、それぞれのペースで新Gmailを試すことができるオプションを提供することが可能だが(デフォルト設定となっている)、これは4週間という期限つきで、その後は自動的に新Gmailとなる。

一般向けに提供が始まって8週間後、つまり9月のどこかで全ユーザーは自動的に新バージョンに移行する。この場合も、4週間の猶予が与えられる。

必要以上に複雑な設定となっているような気もするが、要約するとこうだ:新Gmailは来月から使えるようになるが、気に入らない場合は少し引き延ばせる。それでもやはり新Gmailが気に入らないという人は、残念ながらどんなにもがこうが新Gmailを使うことになる。

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(翻訳:Mizoguchi)

GmailのSmart Composeで簡単に英文レターが書ける

Googleは先週のI/Oデベロッパー・カンファレンスで ウェブ版Gmailのアップデートを発表した。われわれもSmart Composeというスマート自動補完機能を紹介した。この機能の実地テストがいよいよ始まった。

Smart Composeは文を書き始めると自動的にその後を補完してくれるAIツールだ。Googleはある書き出しでどういう文が続くかを多くの実例に基づいて推定する。実際に使ってみたところではI/Oで宣伝されたほど完全なものではない。しかしかなり便利なツールで、メール作成の手間はだいぶ減らしてくれそうだ。

この機能を使うにはまずGmailの設定でExperimental Accessを有効にする必要がある。

 

既存のSmart Replyはモバイルデバイスから定形返信をするには便利だが、使うとなにか虚しい気持ちがする。返信パターンもごく限られており、せいぜい数語程度のメールしか作成できない。これでは受け取った相手に「おそろしく不精なやつだ」と思われてしまうのではないか不安になる。しかし私は日頃たくさんのメールに返信する必要があるのでこの機能は時間の節約に効果的だ。新しいSmart Composeはもっと長い文が書けるが、トレードオフは同様だろうと思う。

現在Smart Composeの機能はまだ限られている(英文でのみ有効)が、提案が的中したときはほとんど魔法のようだ。しかし今のところ典型的な文しか作成できない。Googleが想定しているシナリオから外れたメールの場合、延々と文章を書いていても提案が一つもポップしないことがある。

Smart Composeは常套句が大好きで、作成される文は非常に典型的だ。たとえばHi、と打つと宛先人名が補完される。あまり知的な文章にはならないが手数が省けることは間違いない。しかし実験レベルでは初歩的でも、その後長足の進歩を遂げるのがGoogleのプロダクトの常だ。今後の改良が期待できる。

〔日本版〕日本で利用するには設定(歯車アイコン)からまず言語をEnglishに変更して保存しておく必要がある。その後、Settingを開きGeneralからExperimental Accessを有効にする。たとえば、afと入力するとafternoonが提案されるのでtabキーで確定する。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Gmailにメジャー・アップデートが来た――自動消滅、スヌーズ、カレンダー統合など新機能多数〔日本語対応済〕

今日(米国時間4/25)、Googleはここ数年で最大となるGmailのアップデートを行った。Googleのフラグシップ・サービスの一つであるGmailに、テスト中だったものも含め多数の新機能が追加された。TechCrunchではその一部を今月上旬にいち早く紹介している。今回Gmailではデザインも一新されたが、既存のユーザーに違和感を与えることはないはずだ。

新機能はここしばらく続いていたリークのとおりなので大きな驚きはない。 またテスト中の機能のいくつか(すべてではない)が正式にGmailに採用されたのも予想どおりだった。しかし派手なメディア報道では見逃されがちだった細部の改良が重要だと思う。新設された右サイドバーからGoogleカレンダーが開けるようになった。またGoogle TasksやGoogle Keepとの統合も使い勝手の改善に大きく貢献している。

ともあれ順を追って見ていこう。 新Gmailでまず目につくのは受信トレイ(Inbox)そのものだ。メッセージの上にマウスポインターを乗せると、クリックしなくても右端にアーカイブ、削除、既読にする、スヌーズの各アイコンが表示される。スヌーズは今回新たに追加された機能だ。

スヌーズを選択すると、ドロッダウン・メニューでスヌーズ期間を今日中、明日、カスタムなどに設定でき、その期間終了時にメールが受信トレイに現れる。受信トレイを常にクリアしておきたいユーザーには便利な機能だ。受信トレイを空にしておいても、重要なメールは指定したタイミングで再表示される。メールを開いて読んでいるときはスヌーズ機能は使えない。

今回のアップデートでいちばん大きいのは「秘密モード」でメールを送信できるようになったことだろう。コンセプトはシンプルだ。送信者はメールが読める期間を指定できる。受信者はこのメールについて転送、コピー、ダウンロード、印刷が一切できない。期間終了後メッセージは自動的に消滅する。もちろん受信者がスクリーンショットを取るのを止める方法はないが、Googleの狙いはそこではない。受信側のデバイスが悪質なハッカーに侵入され、データが盗まれた場合でも、秘密モードで送信されたメールはすでに消滅していて安全だ。またさらにセキュリティーを高めるために個々のメールについても二段階認証を設定できる。受信者はメールを開く祭にGoogleが作成したパスコードをSMSで受信し、入力する必要がある。

もう一つの大きなアップデートは「重要メール通知」機能だ。これはGoogleが人工知能を用いて重要性が非常に高いと判断したメールについてのみメール着信の通知を行う。またGoogleは「購読解除」の提案も行う。ニュースレターなどを購読しているが、実際にはほとんど開かなくなっているという場合が多々ある。こうした際、Googleは購読解除を勧める。どうせ読まれないのであればニュースレターの発行者側にとっても無駄な手間となるのでこれは便利な機能だ。

さらにもう一つの重要アップデートは強化された新しいオフライン・モードだ。 GmailがProgressive Web Appsと呼ばれる高度なウェブ・アプリに移行したこともあり、オフラインGmailには最大で過去90日分のメールをローカルに保管し、検索することができるようになる。 ただしこの機能の公開は数週間後になる見込みだ。

新Gmailで私がいちばん便利だと感じたのは受信トレイ右側に新設されたサイドバーだ。ここにはGoogleカレンダーのウィジェットが常駐し、その日のスケジュールが一覧できる。また新しい日程を書き込むのも簡単だ。

右サイドバーにはメモアプリのGoogle KeepとGoogle TasksというToDoアプリも統合されている。残念ながら今のところKeepのメモをメールに添付したり、逆にメールをKeepにドロップしたりはできないようだ。Google Tasksはメールに多少連動しており、メールをTasksにドラグしてきて新しいタスクとすることができる。私は普段ToDoリスト管理にTrelloのアドオンを使っているし、Gmail自身のアドオンにもこの機能がある。とはいえサイドバーにTasksが統合されれば使いみちは広いだろう。

UIのデザインも一新されたが、行間も3段階に調整できるなど従来の機能はすべて維持されている。デフォールトがいちばん行間が広いが、添付ファイルの表示に新機能が追加されている。単にペーパークリップのアイコンで添付ファイルがあることを示すのではなく、件名の下に添付ファイルのアイコンとファイル名名の冒頭が表示される。

受信者はメール自体を開かずアイコンをクリックして直接添付ファイルを開くことができる。

繰り返しになるが、メッセージのソート、フィルター、スターを付けるなど従来のGmailの機能はほとんどすべて維持されている。メイン、ソーシャル、プロモーション、新着、フォーラムに自動的にメールを分類する機能が気に入っている場合は引き続き利用できる。またページの左下端にはハングアウト関係のアイコンが表示される。Googleがハングアウトで何を目指しているのかいまいち不明だが、ともあれここに表示されることになった。

新バージョンはGmailアカウントを持つユーザーすべてに向けて順次公開中だ。設定(歯車アイコン)に「新しいGmailを試す」というオプションが表示される。これまでのアップデートと同様、現在は「以前のGmailに戻す」ことが可能だ。将来ある時点でGoogleはGmailを完全に新バージョンに固定するのだろう。G Suiteの管理者が新バージョンを使う場合、G Suite Early Adopter Programを有効にしておく必要がある。

〔日本版〕記事本文では「メールを開いた状態でスヌーズできない」とあるが、訳者のアカウントではメールを開くと件名上部のバーに一連のアイコンが表示され、時計アイコンをクリックすればスヌーズが実行できる。逆に訳者のアカウントでは「自動消滅」機能は未公開。現在アカウントによって利用できる機能に差があるものと思われる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、Gmailに「自動消滅メール」を導入予定

Googleは、ウェブ版のGmailのリニューアル作業を行なっているところだ。新しいデザインのスクリーンショットについては昨日の記事でも触れている。このスクリーンショットを最初に提供してくれたのはChaimというハンドル名の人物だが、氏はデザインだけでなく、興味深い新機能も発見していた。どうやら、Gmailにて期間限定メールを送ることができるようになりそうなのだ。

昔から存在する「メール」という仕組みに、新たな機能を追加するのは意外に難しいことだ。ユーザーは膨大だし、またメールクライアントの数も多数にのぼるからだ。しかしGoogleは、シンプルなPOP3/IMAP/SMTPプロトコル以上のサービスを提供しようとしているようだ。

スクリーンショットをみると、動作の仕組みはProtonMailに近いものであるようだ。一定の期間が経過すると、メールは読めなくなる。

編集画面には、「confidential mode」という名前の小さなアイコンが表示されている。このモードをオンにすると、受信側でメールを転送したり、あるいは内容のコピー&ペースト、ダウンロードや印刷ができなくなるようだ。

メールが読めなくなるまでの期間は、1週間、1ヵ月、数年などの期間を指定して設定することができる。また、受信者にテキストメッセージで送信するパスコードを入力するように要求することもできる。メールアドレスと電話番号を組み合わせて、セキュアな情報のやり取りをすることができるようにしているわけだ。もちろんこれは、Googleの広告提供にもプラスの効果をもたらすことだろう。

この情報を提供してくれた人物が、画面上の「Learn more」をクリックしたところでは、ヘルプページらしき場所に遷移しようとしたものの、目的のページは(まだ)存在していなかったそうだ。

新しいGmailで作成された「confidential mode」のメールを、これまでのGmailで受け取った場合、メール本文へのリンクを受信することになるようだ。読むにはGoogleへの再ログインが要求されるとのこと。再ログイン後にメールを読むことはできるが、コピー&ペーストないし印刷機能は動作しないようになっていたとのこと(それでもスクリーンショットはとれたようだ)。

現状ではどうやらGoogleアカウントを通じてセキュリティチェックを行なっているようだが、果たして「confidential mode」機能が、Google以外の環境でも動作するのかどうかについてはまだ不明だ。また、新しいGmailが普及した段階で、より快適に利用できるようになるのかどうかについても、現段階ではわからない。

たとえば、ProtonMailの利用者が、他のProtonMailの利用者に自動消去メッセージを送った場合には、メールはあたかも普通のメールのように送受信され、そして期日がくれば勝手に受信トレイおよび送信者の送信ボックスから消え去ることになる。

Gmailが用意している新インタフェースでは、メールがリンク情報としてやり取りされることになっているようなのだ。有効期間が経過すればメール本体は消滅するが、しかしリンクをやり取りしたメールは消えないようだ。

また、このメールについて、暗号化の可否などについて一切言及されていないことについても気をつけておくべきかもしれない。「confidential mode」のメールであっても、暗号化されないのであれば、Googleはそのメールの内容を見ることができるわけだ。物理的に見ることができないわけではないことになる。新デザインの公開については、まもなくとアナウンスされている。Confidential modeも同時ないし若干のタイムラグで公開されることになるだろうと思われる。

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(翻訳:Maeda, H

Gmailの新デザイン(スクリーンショットを入手)

Googleが、G Suite利用者に対して新しいGmailがやってくる旨をアナウンスしたのは、昨日お伝えした通りだ。そしてその後、Chaimと名乗る情報提供者から、新しいGmailのスクリーンショットとされる画像をいくつか受け取った。他の人物からも同様の画像が送られてきており、どうやらこの情報は信頼に足るものである様子。

まずはみての通り、Gmailとinbox.google.comのハイブリッドとも呼べそうなデザインになっている。これまでのインタフェースから全く変わってしまうというわけでもなさそうだ。これまでGmailを使ってきた人は、違和感なく新しいGmailに移行することができるだろう。

もちろん全く変化がないわけではなく、マテリアルデザインを採用することで、他の最新プロダクトとのデザイン的整合性を保つものとなっている。Android利用者は、ボタンや色づかい、ないしポップアップにも慣れ親しんでいることだろう。従来のテキストボタンはすべてアイコンに置き換えられており、すっきりとした外観にまとまっている。

また、昨日の記事でも触れたように、新たな機能が搭載されていることもわかる。たとえばメールを数時間後ないし数日後などに表示する機能(スヌーズ機能)が備わっている。スクリーンショット上では「later today」、「tomorrow」、「this weekend」、「next week」ないし「someday」などと表示されている。おそらくは、ショートカットで操作ができるようになっているのだろう。

さらに、メールの末尾には「スマートリプライ」も表示されている。モバイル版で実装されている機能と同様の働きをするものと思われる。

ちなみに、もっとも興味深いのは画面右側のカラムだ。ここには他アプリケーションのウィジェットなどを読み込めるようになっているようだ。標準ではGoogle CalendarやKeepを表示して、メールに関連するスケジュール情報などを設定するようになっているようだ。

Streakの共同ファウンダーである<>Aleem Mawaniによれば、Clearbit、Streak、およびDropboxなどの拡張機能が、この新デザインに対応しているのだとのこと。それらアプリケーションはInboxSDKライブラリーを利用していて、このSDKを利用しているアプリケーションは、新しいGoogleインタフェースのもとで動作することができるようだ。Googleによると、新デザインは数週間のうちに公開されることになるだろうとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H

Google、ウェブ版Gmailのデザインを刷新予定

Googleが、 G Suite利用者に対してメールを発送した。内容は、ウェブ版Gmailをリニューアルするというものだ。デザインのリニューアルと同時に、機能的にも新しいものを実装するという話になっている。

たとえば、Gmailのインタフェース内から直接にGoogleカレンダーにアクセスできるようになる。これはOutlookを使ったことのある人から、多くの希望が寄せられていた機能となっている。

また、メールを「スヌーズ」して、一定時間後(ないしは数日後)に新着として表示する機能も備えるようだ。ただちに対応できないメールを扱うのに、スヌーズを便利だと感じる人も多いことだろう。

さらに今現在、iPhoneやAndroidでGmailを使っている人にはすでにお馴染みかと思うが、ウェブ版でもスマートリプライの機能が実装される。

加えて、オフラインでメールを読むための、新しい保存方法も構築中なのだとのこと。Chrome Appsで利用していた独自技術を利用するのではなく、より一般的な技術を利用して機能を実装するつもりであるようだ。

新デザイン(および機能)についての詳細はまだ明らかにされていない。Web版Gmailのインタフェースは、数年間にわたって維持されてきていた。今回のアップデートにて、マテリアルデザインを採用したものとなるのだろう。

追記:
本稿を公開したあとで、Sahil Bhutaniから情報が寄せられた。Googleの社員が公共交通機関の中で、新しいGmailを操作しているのを見たのだとのこと。デザイン的には、GmailとInboxのハイブリッドのような感じだったそうだ。左側はinbox.google.comのような感じで、右側はGmailのデザインを拡大したような感じだったとのこと。背景は青っぽいグラデーションになっているらしい。画面左に配置されるフォルダーには、アイコンも表示されていたとのことだ。証言に基づくイメージ画像を掲載しておこう。

Googleによれば、今回のアップデートによりClearbit、StreakなどといったGmailアドオンが無用になるとも言っている。

G Suite利用者に送られたメールによれば、まずはオプトイン形式により、新デザインを利用することができるようになるらしい。数週間のうちに、オプトインによる新デザイン提供が開始されることになるようだ。

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(翻訳:Maeda, H

EasyEmailはGメールのためのオートコンプリート

Eメールを葬る、と誓うスタートアップが次から次へと出てくる中、電子メールはかつてないほど強くなっている。どうやらEメールと仲よくするいちばんの方法は、メールを書く仕事をAIに奪わせることらしい。

EasyEmailはY Combinatorの最新学年の卒業生が作ったツール。ユーザーの受信箱に入り込み、過去のメッセージを手がかりにして未来のメッセージの道案内をするオートコンプリートのようなシステムだ。

Chromeプラグインをダウンロードすると、10~20分くらいかけて送信済みメッセージを解析してユーザーのメールの書き方を学習する。その後「新規メッセージ」ウィンドウに居すわってメール本文をオートコンプリートすべく洞察を披露する。インターフェースは少々煩雑で、候補の中から適切なものを選ぶのには慣れが必要だ。

携帯電話のテキスト予測機能が、1~2単語を補完するのに対して、EasyEmailは大胆にも過去のメールに基づいて文を補完しようとする。

このプラグインの利用価値は、使う目的によって大きく異なる。初めて使った限りでは、単調なメッセージを大量に送らなくてはならない人にもっとも向いているという印象だ。営業や広報部門で同じ売り口上を繰り返し、同じ質問に何度も答えなくてはならない人には、時間の節約になるに違いない。私の場合は、質より量の無意味な内容が多く、まだまだ改善の余地が大きく道は長いと感じた。

おそらく多くのユーザーにとって便利なのは、ホットキーを定義しておき、略歴やリンクを毎度探すことなくワンタッチでメール本文に貼り付ける機能だろう。

共同ファウンダーのFlip TwarowskiはTechCrunchに、次のステップは、相手ごとの返信内容を分析し、親しい相手にはカジュアルに、仕事の相手にはフォーマルなメールを書くようにすることだと言った。

EasyEmailは大きな可能性のある有望なツールだ。使い方次第で、この軽量なプラグインは大量のメールを書くあなたの時間を大いに節約してくれるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google、軽量版「Gmail Go」をAndroid向けに公開

Googleは、主として新興市場向けに作られた同社アプリの軽量版、”Go” エディションに注目の製品を追加した。Gmail Goだ。他のGoアプリと同じく、スマートフォンのストレージ使用量が少なく、通常のGmailよりもモバイル通信のデータ量を節約する。

様々な記事のレポートよると、Gmail Goのダウンロードサイズは9.51MBで端末上で使用するストレージが約25MBなのに対して、通常のGmailはダウンロードが20.66MB、ストレージが47 MBだった。

アプリを試してみた一部ユーザーは、Gmail Goのスクロールは通常のGmailよりもスムーズでないと指摘している。また、同期の頻度を減らして通信料を節約している。

機能に関しては、GmailとGmail Goの間に大きな違いは見られない。

しかし,他のGoブランドアプリでは、必ずしもそうではない。たとえば、YouTube Goにはいくつか独自機能がありビデオをダウンロードしてオフライン視聴ができたり、ちかくの友達とシェアすることができる。Gmail Goの場合はAndroid Goで要求されているサイズと必要メモリーの条件を満たすように作られているだけのようだ。

Gmail Goは全ユーザー向けには公開されない。現時点で利用できるのはAndrod Oreo Goエディションの端末だけだ。

Goエディションアプリには他に、YouTube Go、Files Go、Google Go、Google Maps Go、Google and Assistant Goがある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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Google、AMPフォーマットをメールに拡大――対話的カレンダーやアンケートを含めることが可能に

Google AMP はモバイルページを高速で表示するためのオープンソース・フォーマットだが、Googleはウェブサイトのレシピやハウツーといった記事を越えて適用範囲をさらに拡大しようとしている。今日(米国時間2/13)、Googleは手始めとしてAMPストーリーを発表し、続いてAMPをメールに適用した

AMP(Accelerated Mobile Pages)のメールへの適用というのは一見奇異に感じれるかもしれない。メールの表示が遅いと文句を言う人間は少ないからだ(メールは大部分がテキストだ)。しかしGoogleによればAMPフォーマットはメールを現代化する上でもっとも適切なフォーマットだと主張する。「ニュース、ショッピング、電車、フライトなどを始めとして、メールは現代人が情報を得る上で欠かせないツールになっている。世界では毎日2700億通のメールがやり取りされている。AMP for Emailを利用すれば、メールに含まれる情報を魅力的かつ対話性が高いものにする。ユーザーはそうしたメールにリアルタイムで反応できる」とGmailのプロダクト・マネージャー、Aarash Sahneyは今日のブログ記事に書いている。

AMP for Emailを利用すれば、デベロッパーは、たとえば、対話的に日付を指定できるカレンダーをメールに挿入することができる。つまり会議の日程を決めるのに5回も6回もメールのやり取りをする必要がない。航空会社がAMPを利用すれば常に最新のフライト情報が得られるメールを送ることができる。またユーザーが別のサイトに移動せず、その場で記入して返信できるアンケートなども作成できる。

Googleはこの間メールの現代化を図るプロジェクトを多数実施してきた。たとえば2013年にはカスタマイズ可能なアクションボタンをGmailに追加している。そうした努力にもかかわらず、メールは全体としてそう変わっていない。特にAMP for Emailのような新しいフォーマットの場合、Googleのライバルのメール・プロバイダーがサポートを決めなければ広く普及しないだろう。

現在のところAMP for Emailはプレビュー版で、デベロッパーはGoogleの専用サイトにサインアップする必要がある。Gmailでのサポートは今年中の予定。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Gmailがサードパーティー製アドオンに対応

本日(米国時間10/24)Googleは サードバーティー製Gmailアドオンへの対応を開始した。このネイティブな拡張によって、Asana、DocuSign、Wrikeなどのサービスを受信箱から直接利用できるようになる ―― 企業ユーザーでも個人ユーザーでも。

情報をフォローとしていた人ならこのニュースにはさほど驚かないだろう。Googleは3月のI/Oデベロッパーカンファレンスでこの機能がやってくることを発表した。その時はデベロッパープレビューのみだったが、その後いくつかのパートナーと協力してGmailネイティブ拡張の第一群が正式公開された。

スタート時のパートナーはAsana、Dialpad、DocuSign(近日公開)、Hire(Google製)、Intuit QuickBooks、ProsperWorks、RingCentral、Smartsheet、Streak、Trello、およびWrike。焦点は当然ながら生産性向上サービスで、ほとんどがすでにEメールと何らかのつながりを持っている。アドオンはGmailの右サイドパネルに表示される(残念ながらGoogleのもう一つのメールクライアントであるInbox by Gmailでは利用できない)。

Asanaの共同ファウンダー、Justin Rosensteinは、これで同社のタスク管理サービスに外部メールから簡単にタスクを追加できるようになる、と私に語った。またAsanaユーザーは、Asanaやほかのユーザーから送られたメールに書かれたタスクの詳細も見られるようになる。

大部分のほかのアプリも同様で、Trelloのアドオンはメールをアクション可能なタスクに変換することができ、RingCentralのアドオンは外部への通話やSMSメッセージの閲覧、発信が受信箱からできるようになる。

すばらしいのは、同じアドオンをAndroidのモバイルGmailアプリでも使えることだ。iOSについてGoogle広報は「iOSユーザーにGmailアドオンを提供できるようにAppleと作業中」と言った。ただし時期は未定だ。

TrelloのChromeベースのGmailプラグインに強く依存して半分正気を失いかけいる身として言えば、Gmailとのネイティブ統合が私の生活にゆとりをもたらしてくれることは間違いない ―― モバイル対応は特にそうだ。

新しいプラグインはG Suiteマーケットプレイスからインストールできる。開発者であれば自分の組織専用のアドオンを作ることも可能だ。このGmailアドオンはすでにマーケットプレイスにあるGoogle DocやSheet用アドオンと同様の位置づけになる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ハッカー攻撃されるリスクが特別高い人たちにGoogleが“最強のセキュリティ”を提供

【抄訳】
Googleが今日(米国時間10/17)、Gmail, Drive, YouTubeなどなどGoogleのアカウントが、尋常でない、きわめて高い攻撃のリスクにさらされている、と信じているユーザーのための、無料でオプトイン(非強制)のプログラムを立ち上げた。

そのAdvanced Protection(高度な保護)と呼ばれるプログラムは現在のところ、三つの主要成分がある:

  1. ハードウェアのセキュリティキー〔U2F〕が生成するトークンを用いる2FA(二要素認証)によりGmailとGoogleのアカウント保有者をフィッシング攻撃から守る。
  2. GmailとDriveへのアクセスをGoogleのアプリ/アプリケーションのみに限定して悪質なアプリケーションによるデータの窃盗を防ぐ。
  3. アカウントのリカバリ処理を複雑にして、なりすましがGmailのアカウントにアクセスすることを防ぐ。

要するにこれは、便利さを犠牲にしてセキュリティを高める措置だ。万人向きではない、とGoogleも言ってるように、たとえば一部のセレブとか、とにかくハッキングされる高いリスクがある、ないし、あると思っている、少数の人びとのためのサービスだ。

Googleが挙げている例は、選挙戦のスタッフや、やばい情報を扱っているジャーナリスト、環境や人権などの活動家、“ネットいじめネットセクハラ”に遭ってる人たち、などだ。この前の大統領選で現にあったように、選挙参謀のメールはハックされやすい。

昨年は民主党の選挙参謀John Podestaのメールがハックされて、メールアカウントの危険性にスポットライトが当たった。メールの内容が世間に公開されたために、選挙戦にかなりの影響を与えただろう。そして今年はフランスの大統領選で現大統領Emmanuel Macronのスタッフのメールアカウントがハックされた。メールがリークされたのは投票日の前夜だった。

【中略】

このプログラムはGoogleのアカウントのある人なら誰でも登録できるが、当面はChromeブラウザーを使う必要がある。Googleによると、ChromeはハードウェアセキュリティキーのスタンダードU2Fをサポートしているからだ。ただし、“ほかのブラウザーもこのスタンダードをなるべく早くサポートしてほしい”、ということだ。

【中略】

Advanced Protectionの登録申し込みはここで受け付けている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ついにやっとGmailの住所電話番号メールアドレスなどの情報がリンクに換わるようになった

Gmailには、モバイルのSmart Repliesなどをはじめ、時間節約機能がたくさんあるから、アドレス(住所)や電話番号や連絡先(メアド)を自動的に検出してそれらをリンクに換える機能がやっと今日(米国時間9/18)から使える、と知ったときには意外だった。

この機能は今日からiOSとAndroidとWebのGmailやInboxで使えるようになるが、主なeメールクライアントのほとんどにすでにあるから、みんなよく知ってるはずだ。リンクになった住所をクリックするとGoogle Mapsが開き、メールアドレスをクリックするとメールの作成ウィンドウが開き、電話番号ならHangoutsなどから電話をかける。

G Suiteのチームのブログにこう書かれている: “Gmailのユーザーは住所や電話番号などの情報を互いに交換して、ミーティングをセットアップしたり、同僚を紹介したり、イベントを計画したりなどによく利用している。これらの情報をメールからほかのアプリへいちいちコピペするのは時間の無駄だから、もっと良い方法を提供するべきである、と考えた”。まったく、そのとおり。

この機能は三日かけて全ユーザーに行き渡るそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

社員がG Suiteと併用してもよいサードパーティアプリケーションをアドミンが管理できるようになる

GoogleがITアドミンのために今日(米国時間7/6)ローンチする新しい機能により、社員たちはG Suiteの生産性ツールと、そのほかのサードパーティアプリケーションを容易に併用できるようになる。

似たようなサービスとしてGoogleは、OAuthのプロトコルを使って、サードパーティのアプリケーション(メール、カレンダーなど)にユーザーの会社のデータへのアクセスを許している。Googleは、自身のサービスからのデータの遺漏を防ぐためにツールをたくさん提供しているが、サードパーティのサービスにはその保証がなく、ITアドミンたちを不安にさせていた。今回ローンチしたホワイトリスティング機能*によりアドミンは、会社のデータにアクセスしてもよいサードパーティアプリケーションを限定できるようになる。〔*: ホワイトリスト、ブラックリストの逆で、良いもの、OKなもののリスト。〕

これを一度セットアップすると、ユーザーは簡単にOAuthによる認証ができるようになり、前と同じようにG Suiteのデータへのアクセスを認可できる。そしてITの人たちは、認可したアプリケーションだけがデータにアクセスできる、と知っているので、枕を高くして寝ることができる。このツールを使ってアドミンは、Gmail, Drive, Calendar, ContactsなどのAPIへのアクセスも管理できる。

この新しい機能はG Suiteの既存のセキュリティツールを補完するもので、たとえば Data Loss Prevention(DLP)ツールはGoogle DriveやGmailのデータを保護し、社員の送信メールや共有ファイルに社会保障番号や運転免許証番号などがないことを確認する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleは広告の個人化のためにGmailの受信トレイをスキャンすることをやめる

Googleからオドロキの発表だ。同社は今年後半に、Gmailの無料ユーザーの受信トレイを広告の個人化のためにスキャンすることをやめる。

G Suiteを有料会員として使っている企業ユーザーに対しては前からやっていないが、無料ユーザーの場合は、彼らに見せる広告のターゲティングのために、受信トレイを定常的にスキャンしていた。その情報と、ユーザーに関して知っているほかのことを組み合わせて、その人の‘広告プロフィール’を作っていた。

Google Cloud担当SVP Diane Greeneによると、この決定は広告の個人化をGoogleのほかのプロダクトと横並びにするため、言い換えるとGmailを特殊扱いしないために下(くだ)された。

Gmailに広告が出ることは止(や)まらないが、Googleはユーザーについてすでに多くのことを知っているから、Gmailからそれ以上の情報は要らない、とも言える。広告のパフォーマンスにとって役に立たない、有害である、という状況もあるのかもしれない。

Googleがあらゆることを善意でやっている、と信ずるならば、このような広告政策の変更の理由は、ユーザーに関する情報はもうこれ以上要らない、ということに尽きるだろう。受信トレイのスキャンがGmailの成長の足を引っ張っている、という兆候はない。今ではユーザー数が12億にも達しているのだ。

今日の声明でGreeneは、そんなことに言及していない。公式の説明としてはあくまでも、G SuiteのGmailと消費者向けGmailの規格を揃えるためだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google曰く、Gmailのスパムとフィッシングメールは機械学習を使って99.9%ブロックしている

本日(米国時間5/31)Googleは、同社の機械学習モデルがスパムとフィッシングメールを99.9%の精度で検出できるようになったと発表した。

これは、まだ1000通に1通はすり抜けることを意味しているが、かなり良い数字だとGoogleは言っている。私もそう思う。Google自身のデータによるとGmailが受信するメールの50~70%はスパムだ。各種の検出モデルはGoogle Safe Browsingツールにも組み込まれており、悪質なURLへのリンクを検出している。

フィッシング検出性能をさらに改善すべく、GoogleはGmailの配信を少し遅らせて、さらに詳しくフィッシング分析をするシステムを作った。フィッシングメールは、総合的に分析したほうが検出が容易なため、Googleは疑わしいメールの配信を遅らせ、リアルタイムにアップデートされたアルゴリズムを使うことでさらに詳しい分析を行おうとしている。なお、この対象になるメッセージは全体の0.05%にすぎない。

GoogleがGmailに加えようとしているもう一つの新機能は、主として企業が自社のデータを保護することを目的としている。社外の定期的にやりとりしていない相手からのメールに返信しようとすると、Googleは警告を表示して本当にこのメールを送る意思があるかを確認する。Googleは以前から企業向けにこの種の意図しない(および時として意図的な)データ共有を防ぐために高度なフィルター群を提供してきた。しかし、これを設定したくない企業にとって、この新システムは少なくともある程度の保護になるだろう。

そして最後にもうひとつ、Googleはマルウェアサイトにつながる悪意あるリンクをクリックしようとしていることを知らせる新しいクリック時警告も追加した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

警報:Google Docフィッシング拡大中――PSAは連絡先全員に偽の招待メールを送る

Googleドキュメントを利用したフィッシングが数時間前に発見された。感染が急速に拡大しつつあるので十分な注意が必要だ。Googleも対策を取ろうしているが、とりあえずGoogleドキュメントへの招待にはスーパー警戒して欲しい。このフィッシングにひっかかると(他の点では非常に注意深いユーザーが大勢ひっかかっている)連絡先リストに載っている全員に偽の招待が送信されてしまう。

現在判明しているのは以下のような点だ。

  • メールの招待リンクをクリックすると本当にGoogleが管理しているページに飛び、Googleアカウントのリストが表示される。
  • アカウントを選択すると“Google Docs”という名前のアプリが表示される。フィッシング側はどういう方法でか偽アプリに“Google Docs”という名前をつけることに成功したらしい。アカウントの許可を求めてくる。
  • ユーザーが“ALLOW”ボタンをクリックすると同時に、偽Google Docsはユーザーのメールを読む権限が与えられる。フィッシング側はユーザーが過去に一度でもメールを送った相手に偽の招待を送り始め、フィッシングを拡散しようとする。

“Google Docs”のリンク先は実際にGoogleがホストしているのでたいへん巧妙な手口だ。予めこの手口を知っているのでなければ事前にフィッシングに気づくのは不可能に近い。

Hack ClubのZach Lattaがトリックが作動するもようを下のビデオに記録しているので読者諸氏は自分でテストするには及ばない。

感染しているか知るには? 感染していたらどうすればよい?

Googleのアカウントに接続しているアプリのパーミッションをチェックしよう。“Google Docs”という名前のアプリがあってはならない。本物のGoogle Docsはアプリではない。本物はデフォールトでユーザーのアカウントにアクセスする権限を持っている。“Google Docs”というアプリがあったらクリックして「削除」ボタンを押して削除すること。

アップデート: 本物のGoogle Docsのツイッターがフィッシング攻撃が行われていることを認め、対策が取られるまで偽のメールを受け取ってもURLを「クリックしないよう」注意を呼びかけている。

取材続行中…

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Gmailのアドオンを誰でも作れる、マーケットプレースで売れる

Gmailのユーザーにとって、嬉しいニュースだ。Gmailが、サードパーティ製のアドオンをサポートする。つまり、あなたが作った新しい機能が、Gmailにダイレクトに統合される。Gmailに新しい機能を加えるサービスはすでに山のようにあるが、それらはGmailのというより、ブラウザーのエクステンションである場合が多い。

今日(米国時間3/9)サンフランシスコで行われたCloud Nextカンファレンスで発表されたこの新規軸により、ユーザーはG Suite Marketplaceからアドオンをインストールできる。そこはすでに生産性ツールDocsやSheetsのためのマーケットプレースである場所だ。ただしアドオンを実際に扱うのは、今年後半からとなる。

アドオンは、Web上のGmailとモバイルのGmailアプリの両方で使える。ただしGoogleの次世代メールクライアントと言われるInboxについては、何ら言及がない。

デベロッパーは、アドオンをひとつだけ書けば、それが上記の両プラットホームで動く。GoogleはIntuitやSalesforce、ProsperWorksなどと協働してこの機能をテストしてきたが、トライしてみたいデベロッパーはここのDeveloper Previewに登録する。

アドオンは主に企業ユーザーがねらいだが、G Suiteの有料ユーザーでない一般消費者もアドオンをインストールできる。ただしデベロッパーは、自分の作品に、‘G Suiteの有料ユーザーのみ’という指定ができる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Gmailで最大50MBの添付ファイルを送れるようになった

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メールの添付ファイルが50メガバイトを超えない方が良い唯一の場合は、それが拒否されて届かないときだ。でもこれからは、その心配もない。GoogleがGmailのアカウントのバーを高く上げて、最大50メガバイトまでなら何でもOKになったのだ。

でも、だからといって、大きな添付ファイルをしょっちゅう送るべきではないね。それに、今でも直接送れるのは25メガバイトまでだ。それ以上は、Google Drive経由になる。しかしメールの添付ファイルは、いちばん簡便なファイル転送の方法だ。これからは大きなファイルを送っても、メーラーからエラーが返ってこないのはありがたい。

真面目な話としては、仕事などでファイルを共有するなら、それ専門のサービスを使うべきだ。残念ながらメールは、ファイル共有のツールではない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GmailのiOS版がAndroid版と同じデザインに―送信取り消しなど機能も強化

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iOS版Gmailユーザーに朗報だ。メール・サービスをほぼ独占しているGmailだが、iOS版の最新バージョン、 5.0.3(iTunesページ)には重要なアップデートが含まれている。特にUIの強化は目立つ。これでiOS版はAndroid版と見た目もそっくりになった。

カラースキーム、アイコンのデザインも改善された(少なくともiOS版は改善された)。一見したところでは目立たないかもしれないが、こうしたデザイン上の改良は使い勝手を向上させ、結局はユーザーの生産性をアップする。ともあれiOSのGmailはほぼAndroidと同一になった。

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アップデート版にはメールをスワイプでアーカイブしたり削除できるなど すばやく直感的に操作できる機能が含まれている。スワイプがアーカイブになるか削除になるかはアプリの設定で変えることができる。メール検索もスピードアップした。スペルチェッカーも強化され、正しい綴りの候補が即座に表示される。

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最大の機能向上は(個人の好みもあるだろうが)、送信取り消し(Undo Send)の追加だ。これで非常に恥ずかしい間違いをしなくてすむようになる。メールを送信すると、直後に灰色のバーが画面下部にポップアップする。短時間表示されるこのバーの「取り消し(Undo)」をクリックすればメールが相手に届かずにすむというわけだ。メールは「下書き」状態に戻される。それから―その後下書きをどう処理するかはユーザーの責任だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Built.ioがビジネスユーザーのためのIFTTT、その名もFlow Expressをローンチ

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Built.ioFlowは、ドラッグ&ドロップの簡単なインタフェイスで、複数のステップから成る複雑なタスクを、まるで一つのシェルスクリプトのように統合できる便利なツールだ。そのBuilt.ioがこのほど、技術系ではないふつうの社員でも使える、いわば簡易バージョンのFlowをローンチした。これを使うとユーザーは、Cisco Spark, Slack, Gmail, Marketo, SalesforceなどのアプリケーションをIFTTT的に統合できる。名前を区別するために従来のFlowはFlow Enterpriseになり、この新しいFlowはFlow Expressと呼ばれる。

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Built.ioのCOO Matthew Baierはこう説明する: “統合化と自動化は、ビジネス系と技術系、どちらのユーザーにとっても有益だ。しかし両者のあいだには、ニーズとスキルの違いがある。これまでうちは、ITアドミンなど技術系のユーザーに奉仕してきたが、非技術系の労働者にも仕事を統合化するニーズがあることに気づいた。ただしその場合、プログラミング不要でなければならない。Built.ioのFlow Expressを使えば、コーディングのスキルのない人でも、毎日使うアプリケーションやサービス、デバイスなどを結びつけて、自動化されたワークフローを作れる”。

彼の話を聞くと、Flow ExpressはIFTTTZapierMicrosoft Flow(同じ名前!)とよく似ているようにも思えてくるが、しかしBuilt.ioは、ビジネスプロセスは単純なif〜then〜の論理だけで表せるものではない、と主張する。

Baierによると、Built.ioの企業ユーザーは、同社の競合製品に飽きたらなくて乗り換えた人たちが多い。“そしてFlwo Expressは、うちに長らく欠けていた初等的入門的な製品だ。Flow ExpressとFlow Enterpriseがあることによって、本当のエンドツーエンドの統合化が提供される。IFTTTでできる単純なものから、もっと複雑高度なものまでどんなものでも統合化でき、ユーザー自身のかぎりない成長に伴走できる”、と彼は語る。

Flow Expressのインタフェイスは、〜Enterpriseのドラッグ&ドロップ方式ではなく、ステップバイステップのウィザードを使ってマルチステップのフローを作る。そしてExpressで物足らなくなったユーザーは、そのフローをFlow Enterpriseにエキスポートできる。Flow Expressでは42のサービスを結びつけることができるが、他社製品はもっと多い。でも現状でSlack, Microsoft Dynamics, Salesforce, Trello, Box, Dropbox,などなどをサポートしているから、とりあえず十分だろう。

Flow Expressには、試用バージョンがある。有料プランでは、ワークフローが9つから、月額料金は9ドルからだ。最高は25ワークフローの月額29ドルだが、10月24日までなら25ではなく27のワークフローを作れる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))