ソニー、クリスマス商戦を控えて「PS4の世界での販売は3000万台以上」と発表

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クリスマス商戦が近づく時期だが、 今日(米国時間11/25)、ソニーはPlayStation 4の世界での累計販売台数を明らかにした。ソニーはすでに 3020万台のPS4を売ったという。この数字はライバル・メーカーのゲーム機販売台数を大きく上回るものだ。

ソニーがこの発表を行ったのはクリスマス商戦の開始を告げるブラック・フライデー〔感謝祭直後の金曜日〕に先立つタイミングを見計らってのことだろう。今年、ソニーはアメリカで300ドルのPS4の販売に全力を挙げている。このハードにはUncharted: The Nathan Drake Collectionがバンドルされる。このバンドルはカナダでは369.99カナダ・ドルとなる。ヨーロッパのファンにはまた別のセールが用意されている。

Sonyは先ごろ、PS4を349ドルまで値下げしたPS4の販売台数はこの3月に2000万台だった。つまりソニーは最近の8ヶ月たらずで1000万台をう売ったことになる。一月平均120万台というのは相当な数字だ。.

ライバルの動向について言えば、Microsoftの最近の発表によると、約1年前に発売されたXbox Oneの販売台数が1000万台を超えたという。 非公式ながらゲーム機の売れ行きをモニターしているVGChartzによると、 Xbox Oneコンソールの総販売台数は現在のところ1560万台に近づいており、任天堂のWii Usは 1100万台と推計されている。.

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

MicrosoftはWindows 10のアップグレードを強制してくる?

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決算発表の季節に突入してしまい、Microsoftが誇る新OS、Windows 10の影がいささか薄くなってしまったのが残念だ。そこで週末の時間を利用してWindow 10に関する新しいニュースをご紹介しておきたい。

まず第一に、MicrosoftはWindows 7とWindow 8のユーザーにアップグレードを奨励する(アップグレードに追い込む?)方法について詳しく述べている。Windos 10の責任者を務めるテリー・マイヤーソン上級副社長のブログによれば、具体的にはこうだ[強調はTechCrunch]。

Microsoftは近くWindows 7と8のすべてのユーザーに対し、Windows 10への「アップグレード・オプション」を公開する。 このWindowsアップグレードはこれまでのアップグレードの中でもっとも重要なものであり、論理的に見つけやすく絶対的に信頼性も高い場所で公開される。これにより対象となるユーザーは誰でも容易にWindows 10アップグレードにアクセスできるようになる。

来年初めに、Windows 10は「推奨されるアップグレード」に位置づけられる。 ユーザーのWindowsアップグレード設定によるが、 一部のユーザーの場合、これによってアップグレードのプロセスが自動的に開始される。ただしOSの更新に先立ってユーザーはプロセスを継続するか中止するかはっきりした可否の入力を求められる。もし継続した場合(これがMicrosoftの推奨だが)、Windows 10が気に入らないユーザーは、以後30日間にわたって以前のOSにロールバックすることが可能だ。

記憶力のいいユーザーはMicrosoftがHotmailを Outlook.comに「アップグレード」したときの経緯を覚えているかもしれない。当初アップグレードは「任意の自発的な行為」のはずだったが、時間ととともに「推奨」は次第に厳しくなっていった。Microsoftはユーザーにアップグレードを文字通りの意味で強制はしないだろう。しかしMicrosoftにはユーザーをアップグレードの方向に追い立てるためのありとあらゆる兵器がある。

ぜがひでも新しいOSを使わせようというMicrosoftの試みは残念ながらすべてのユーザーに支持されているわけではないようだ。

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〔来年MSFTはWindows 10のアップグレードを自動化して強制してくるに違いない。Vista以来最悪の発明だ。〕

なおWinBetaによると、Windows 10はすでに1億2000万台のパソコンをアップグレードしているという。この数字は少し前まで1億1000万台だった。このサイトの調査はやや手軽だが、Windows 10の導入グラフが手軽に引用できるので(私も含めて)メディアに重宝されている。

この数字が口からでまかせないなら、正式リリース後3ヶ月で1億2000万台というWindows 10の成績は、事前に私が予想した数字をやや上回っている。いずれにせよまだ初期段階ではある。数字についてはMicrosoftの公式発表を待ちたい。

それからご承知でもあろうが、Microsoftは先週、Surface BookとSurface Pro 4という大いに興味ある製品を発表した。時間があれば私の記事(Surface BookSurface Pro 4)をご覧いただきたい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft、11月からSkypeをオンライン版Officeに統合―ChromeのOfficeエクステンションも提供へ

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今日(米国時間10/29)、MicrosoftはOffice OnlineにSkypeを統合し、生産性ツールのソーシャル化を大きく勧める計画を発表した。これによってユーザーはWord、Excel、 PowerPoint、OneNote Online、Outlook.comなどで文書を編集しながら他のユーザーと音声やビデオで会話できるようになる。

Microsoftでは「ユーザーはOffice文書の中からSkypeを通じて他のユーザーの顔を見てコミュニケーションできるようになる。これによりチームとしての協力関係が緊密化する」と述べた。またSkypeのチャットの履歴は文書内に自動的に保存されるので、ファイルをいったん閉じてまた戻ってきた場合など、自分がチャットのどの部分で席を外していたかなどがよく分かる。

Microsoftはまた新しいChromeブラウザ向けのエクステンションを発表した。これによりChromeのツールバーからOffice文書に素早くアクセスし文書を開いたり、新規作成したりできるようになる。

今回のSkypeの統合も最近Microsoftが継続しているOfficeにフラッグシップのコミュニケーション・ツールを組み込もうとする努力の一環だ。同社は先月にも、デスクトップ版のWindows 2016に企業向けのSkype for Business(以前は Lyncという名称)を統合した。そのとき、Microsoftはこの秋までに同様の統合を一般ユーザー向けに実現すると約束していた。

今日、MicrosoftはいわゆるSkype for Office Onlineを発表した際に、世界中で利用可能になるのは11月(Microsoftアカウントが必要)になると述べた。しかし11月というのは明後日から始まる。ユーザーは長期間待つ必要はないようだ。

同時に、Google Chromeウェブブラウザー向けのOfficeエクステンションも発表された。ユーザーはChromeのツールバーの小さなOfficeアイコンをクリックするだけで、即座に各種のOfficeファイルにアクセスできる。このエクステンションからはローカルのOfficeファイルの他、OneDrive、OneDrive
for Businessのファイルも開くことができる。

Microsoftの動きはOfficeの有力なライバルとなっているGoogleドキュメントの生産性アプリに対する対策として注目される。Microsoftは実際、圧倒的なシェアを誇るGoogleのChromeブラウザーとその拡張機能を利用してユーザーをOfficeファイルに誘導しようと努力してきた。

「わざわざOfficeをインストールしなくてもブラウザからWord、Excel、PowerPoint、OneNote、Sway Onlineが使えます!」というのがこの拡張機能のChromeウェブストアでのキャッチフレーズだ。.

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以上が今日のMicrosoftのOfficeについての発表の骨子だが、同社は他のアプリについても各種マイナーな点を明らかにしている。たとえばAndroidのOfficeアプリはサイズが40%小さくなり、エンタープライズ版がマシュマロ(Android M OS)をサポートした。またMac向けVisual Basic Editorが Office 2016をサポートするようになった、などだ。

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MicrosoftがAndroidのアプリ・ランチャーArrowをGoogle Playストアにリリース―その狙いは?

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Androidスマートフォンのカスタマイズ方法は多数あるが、今年、登場がもっとも意外だったツールは、MicrosoftのAndroidアプリ・ランチャー、Arrowだろう。今年夏に完成前のベータテスト版がGoogle+のコミュニティのメンバーによって発見されたていた。このArrowが今日(米国時間10/28)、正式にGoogle Playストアに登録され、実際に使ってみることができるようになった。

MicrosoftがAndroidスマートフォンをカスタマイズするツールを発表するというのは一見すると驚きだ。しかし、これは同社がこれまでの「デベロッパーをすべて自社のソフトとサービスの中にに囲い込む」という独占路線を捨て、オープンなクロスプラットフォーム戦略を採用したことの反映とみるべきだろう。新路線は、Microsoftのフラグシップ・アプリ、 Officeが今やiOSやAndroidに対抗する存在としてリリースされたことにも表れている。またこれに付随する仮想現実アシスタント、Cortanaの急速な機能強化も見逃せない。

ただ、Arrowの場合、目的は比較的純粋に Androidの使い勝手を向上させることにあるようだ。Micorosoftではrrowを使うとよく使うアプリへのアクセスが速くなり、メッセージ、写真、ノートなどもっともよく使うアプリの使い勝手が向上し、設定を変えるのも簡単になるとしている。

現状ではMSのアプリ・ランチャーのデザインにはiOS 9の雰囲気があるが、もちろんiOS 9の直かなクローンというわけではない。

ただし検索は ホームスクリーンを右にスワイプするとお勧めのアプリ、連絡先などが表示される点、Appleが最近アップデートしたSpotlight検索のインターフェイスによく似ている。Appleの「Siriのお勧め」はユーザーの最近の検索以外。いろいろな要素を考慮している。iOSはユーザーがiPhoneをどう使っているか、どんなアプリをいちばんよく起動しているか、それはどの時間帯かなどの情報を総合的に勘案している。Arrowの「最近の活動」のスクリーンも同様にファイル、写真、アプリ、連絡相手などに対するユーザーのアクセス履歴を考慮してすばやくお勧めを選択している。現在のスマートフォンはユーザーがスワイプしたりアプリを選んだりしている間にそういう処理を行うようになっている。

これに加えて、Arrowはアプリを利用頻度に応じて整列させる。つまりユーザーがいちばんよく使うアプリが常にアプリのトップに表示される。

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ユーザーは画面下部を上にスワイプしてドック画面を呼び出すことができる。このあたりはiOSの半透明なインターフェイスで Control Centerを呼び出すのによく似ている。ドック画面では、お気に入りのアプリや機内モード、Wi-Fi、Bluetooth、懐中電灯などのようなよくアクセスする設定が表示される。このあたりもiOSに似ている。

連絡相手をもスワイプひとつで簡単に見つけることができる。その相手にメールやメッセージを送ったり電話を掛けたりするのももう一度スワイプするだけえよい。別のスワイプはメモを取ったりや日程を作るのに使える。

他のAndroidランチャーにもある機能だが、Arrowでウィジェットやページを設定、整理し、お気に入りのページをホームスクリーンに設定できる。Microsoftらしい特色といえば(今のところ)Bingから壁紙を追加できることくらいだ。

そういうわけでArrowのインターフェイスにはiOSを思わせる部分も多少あるが、全体の戦略としては、Yahooが買収したAndroidランチャーのAviateに近い。 Activeを買収したのは、人気アプリは多数あっても独自のAndroidプラットフォームをYahooは持っていなかからだだろう。モバイルのエコシステムで独自の地位を占めるにはプラットフォームを持っていることがどうしても必要だ。この点、Microsoftも似たような立場にあるのは興味深い。MicrosoftはたしかにWindows Phoneを持っているが、このモバイルOSのシェアは今のところあまりにも小さい。これがそもそMicrosoftがクロスプラットフォーム開発戦略を採用した理由でもある。ArrowによるAndroidのカスタマイズもこうした観点から見るべきだろう。

もしArrowが成功すれば、Microsoftはその上で Office、OneDrive、Outlook、Bingなどの独自アプリを作動させるだけでなく、ユーザーに利用を勧めることができる。

Arrowは先進プロジェクトを担当するMicrosoft Garageが開発したプロダクトだ。社内のR&DグループであるGarageはMicrosoftがユーザーの反応を知って将来の方向を見定めるために必要な実験的プロダクトを多数発表している。MicrosoftがリリースしたAndroidアプリは主としてこのグループが開発したものだ。GarageのプロダクトにはAndroidのロックスクリーン、NextやスマートウォッチのAndroid Wearの検索アシスタント、Torqueなどが含まれる。

実際、Arrowを開発したのはNextを書いたのと同じエンジニアのグループだ。Arrowには当面、英語版と中国語版とがある。Google Playから無料でアプリをダウンロードできる。〔主要な機種については、英語版を日本からもダウンロード可能〕

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Surface Pro 4はWindows 10を得て最良のタブレットに―仕事に使うならSurface Bookとさてどっち?

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Microsoftは先日のプレスイベントで重要な2つのハードウェア、Surface Pro 4とSurface Bookを発表した。Surface Pro 4のハードは実質的にSurface Pro 3だが、Windows 10搭載のおかげで初めて仕事に使えるマシンに生まれ変わった。Microsoftの歴史上、これは初の現象かもしれない。レビューの結論は以上だ。読者は解散してよろしい。

というわけにもいかないので、Surface Pro 4と兄貴分のSurface Bookを先週いっぱい使ってみた経験を少し詳しく報告しよう。この両機種は最初の印象ではそっくりだったが、実際に触れてみると、まるで違う製品だった。そのあたりも紹介していきたい。読者は新しいSurface Proについて少なくも漠然とした印象くらいはお持ちと考える。もしそうでないなら、まずこちらを読んでいただきたい。

概要と印象

Surface Pro 4はPro 3に比べて筐体がやや薄くなり、ハードは強力になった。また各所に改良の努力が見られる。

あっさり言ってしまえば、内容としては前回の製品とほぼ同様のタブレットだ。しかし MicrosoftはPro 4で「最良のタブレット」を目指した。そのために搭載されたのがWindows 10だが、これは前回Pro 3に搭載されたWindows 8.1が強みというより弱みになっていたのと対照的だ。

Windows 10を得てPro 4は以前と比べものにならないくらい強力になった。なんども同じことを言うなと叱られそうだが、事実なので止むをえない。

Microsoft Surface Pro 4 Tabletop

比較

Surface BookとSurface Pro 4を同時にテストすると両機種の差異が非常によくわかる。重要な点から紹介しよう。:

  • Surface Pro 4はタブレットのハイブリッドであり、そのとおり、ユーザーのタブレットないし軽量ノートをリプレースしようとしている。
  • Surface Bookはノートのハイブリッドであり、メイン・マシン、ないしセカンド・マシンの位置を占めようとしている。

両製品のサイズ、モニター、バッテリー容量、キーボード、価格などがこれを裏付けている。

  • Surface Pro 4はより小型で、軽く、持ち歩きに便利、Bookに比べて価格が安い。
  • Surface Bookはより大型で、重く、持ち歩きに不便で、Pro 4より価格がはるかに高い。

つまりユーザーのニーズによってどちらの製品が適切か決まることになる。

これだけでは多少漠然とした解説かもしれない。たしかに両製品ともカテゴリーとしてタブレットとノートの境界線上に位置しており、注意深く観察しないと違いを見失いがちだ。

Microsoft Surface Pro 4 Touch Cover Onstage

ところがうまくしたもので、実際に使ってみると両者はまるで違う。Pro 4はデスクトップで使う製品で、おそらくは普段は強力で大型のモニタが接続されているだろう。Surface Bookをタブレットとして使ってみると、いささか違和感がある。

私は発売前にお蔵になってしまったSurface Mini以外のSurfaceはすべてテストしてきた。その上で言うが、Surface Pro 4はこれまででダントツに最良のSurfaceだ。
信じてもらいたい。

メリット

私が前回のSurface Pro 3に感じていた最大の不満はWindows 8.1とキーボードの設定方法だった。今回Type Coverは大きく改良されて使いやすいキーボードになった。とはいえ専用キーボードを好むコンピュータ・オタクも多いだろう。仕事でタイプしているならほんのわずかの能率の差も大きく影響する。

Surface Pro 4のキーボード、いわゆるType Coverはこの種の製品として断然最良だ。機能としては見たとおりだが、キータッチや信頼性などどこにも妥協の跡が感じられずまったく申し分ない。もちろん極めて薄型のキーボードを叩いている感触はある。ただそれがまったく気にならないのだ。

Microsoft Surface Pro 4

比較を続けるならPro 4のタイプカバーはSurface Bookの専用キーボードのレベルにほとんど達している。ほとんど、ということはやはり多少そこに差がある。頑丈なノートパソコンの筐体をカバーで完全に再現するのは無理だ。またSurface Bookのキーボードはフルメタル製だ。

デメリット

ここまで読んで「お前は壊れてレコードプレイヤーか? さっきから同じことばかり言っているぞ」という感想をもたれたのであれば申し訳ない。だがSurface
Pro 4はこれまでの不満を一気に解消するような製品に仕上がっているのも事実だ。

とはいえ、 Pro 4にも限界はある。もし読者があらゆる作業が可能なフルパワー・マシンを求めているならPro 4は向かない。毎日外出しており、そのつど重いマシンを担いていくのが気が進まないならPro 4は好適だ。しかしあくまでニッチ・デバイスだということには留意されたい。

Microsoft Surface Pro 4 Stylus Array 2

しかしそういう機能上の点はあまり重要な問題ではない。Surface Pro 4に対して私が感じる最大の違和感は価格だ。MicrosoftはPro 3に比べてPro 4を100ドル以上も値上げした。Pro 4は入門モデルでさえ899ドルもする。キーボード(Type Cover)は別にしてだ。つまりそこそこ実用になるPro 4を買えば。楽に1000ドルを超えてしまう。メイン・マシン以外のコンピュータにしては良い価格といわざるを得ない。

しかしMicrosftの考えではPro 4はビジネス用であり、ホーム・マシンではないようだ。MicrosofttはPro 4のターゲットとして企業のIT担当を考えていると思われる。ここにその証拠が上がっている

一般の認識

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誰もがPro 4をビジネス用と考えている

とりあえず結論

段階的な改良というのはそれぞれの製品を実際に使ってみないとなかなか実感できない。それでもSurface Pro 4が非常にすぐれたデバイスであることには変わりない。デスクトップマシンならSurface Bookのパワーが欲しいが、仕事で外に持ち歩くなら断然Pro 4だ。どちらも毎日の作業にすぐにでも欲しいところだ。

このタブレット、Pro 4はバッテリーが強力で、スクリーンは美しく、スタイラスペンのタッチは軽快だ。キーボードも良い。

現在のところ興味があるのは、Surface Bookがその強力なパワーでPro 4のシェアを侵食するかどうかだ。それとも両デバイスは全体としてSurfaceのシェア(と売上)を拡大するだろうか? 今後じっくり観察していきたいところだ。

〔日本版〕Surface Pro 4はMicrosoftが日本版を予約受付中。価格は13万4784円(税込)から。Surface Bookについては現在Microsoftサイトでは予約分は売切のようだが、他社サイトから予約できるようだ。価格は不明。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Surface Book、Microsoftオンラインストアで売切れ

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Microsoftの新しいノートPCハイブリッド、Surface Bookが発表された時、高価な上位機種は同社のオンラインストアですぐに売り切れた。現在、米国のオンラインMicrosoftストアでは、全機種が入手不可能だ。

これは同製品の高い価格設定を踏まえると注目に値する。Surface Bookは最低価格1499ドルから。

Surface Bookは、先週Microsoftから突然発表された。Surface Proがタブレットに焦点を当てたノートPCの機能も備える製品なら、Surface Bookはその逆 ― もし望むなら、タブレットにもなるノートパソコンだ。

この製品が発売前に少なくとも大半が在庫切れである ― Microsoft-Newsは、Amazonでまだ注文できると書いている ― という事実は、市場需要がある程度あることを示している。もちろん、Microsoftが何台生産したのかわわれわれには全くわからないので、販売台数を推測することもできない。それでも、売り切れることは売れないより良い。

これで今Microsoftは、PCにもなるスマートフォン、ノートPCにもなるタブレット、そしてタブレットにもなるノートPCを作っている。いずれも同じオペレーティングシステムが動く。覚悟して選ぼう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Surfaceチームは、Surfaceを使って次期Surfaceを作った

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今日(米国時間10/6)、MicrosoftのWindows 10ハードウェアブリーフィングで、次のSurfaceが披露された。詳しくはこちらを参照されたい

しかし、Surfaceに関して最も私の注意を引いた情報は、この新しいSureface Pro 4を作るために、Surfaceが使われたことだった。究極のドッグフーディングだ。

ハードウェア製品のデザインには極めて多くの要素があり、Mirosoftのデザイナーたちが次期製品を作るために、常に「堅牢なデスクトップ機」を必要としていないと考えると興味深い。ロボットがロボット製作を手伝う。これぞ未来だ!

これはちょっといい話くらいのことかもしれないが、私は実際に何がどう行われたかをもっと知りたい。

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もしSurfaceが、次のSurfaceを作るのに十分なほど良くできているなら、われわれにとっても十分良い、と私は思う。4Kディスプレイ出力2基、USBコネクター4基、2000の部品からなり、数百万のポリゴンをレンダリング。実にセクシーだ。しかし、Surface Bookほどセクシーではない。嘘ではない、こいつはアツイ。Microsofが作った初めてのノートパソコンだ。

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Windows 10 Hardware Event

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、Surface Pro 4を発表

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今日(米国時間10/6)ニューヨーク市で行われたイベントで、MicrosoftはSurface Pro 4を発表した。その名の通りSurface Pro 3の後継として誰もが予想していた製品だ。Microsoftは、Surfaceが現在年間35億ドル相当のビジネスであると言った。

これはこれまでで最も薄いSurfaceだとMicrosoftは言っている。同社はSurface Proの画面を12インチから12.3インチへと拡大した。本体のサイズは変わらないがベゼルが狭くなった。画面を大きくして無駄なスペースを減らした。

画面は267PPIで500万画素以上。同社のPanos PanayによるとSurface Pro 4の画像素は旧機種より60%多い。Microsoftは本機の画面の検討にかなりの時間を費したと言った。ガラスの厚さはわずか0.4 mmという。

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価格は899ドルで、「まもなく」予約受付を開始する。出荷は10月26日の予定。

性能面では、Surface Pro 4は旧機種より30%速くなった。1TBのストレージと16 GBのRAMを内蔵している。この数字がアップグレード後なのか標準仕様かは不明(同社に確認中)。

スタイラスも新しくなり、1年間持続するバッテリー、消しゴム機能、およびなくさないための新たなしくみを備える。新スタイラスはSurface Pro 4の側面に、従来のSurfaceペンがドックの側面にくっついたと同じように磁石で吸い付く。

そして、新しいタイプカバーには、神に感謝、チクレット型のキーボードが付きトラックパッドは40%大きくなった。

Surface Pro 4の発表直前に、Apple、Google両社が類似製品を発表しており、2社はこの分野ではMicrosoftをある意味で追いかけている。

MicrosoftのSurfaceプロジェクトは最近好調であり、多額の評価損を出した当初の苦戦を乗り越えた。後に同社はNokiaハードウェア部門買収に関連する数十億ドル規模の評価損を計上して損失を重ねた。

Microsoftにとって、Surface Pro 3は、前機種を上回る販売を記録した重要な瞬間だった。Pro 4は前回の成功に強力なアップグレードを上乗せしている。市場でどんな実績を上げるか興味深い。

Windows 10 Hardware Event

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoftが3D物理演算の秀才企業HavokをIntelから買収–技術は他プラットホームにも提供か

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Microsoftが今日(米国時間10/2)、Havok SoftwareをIntelから買収した、と発表した。Havokはアイルランドのゲーム技術企業で、Intelはここを2007年の9月に買収した。

買収の価額などは公表されていない。

Microsoftは短いブログ記事の中で、Havokは3D physicsのプロバイダとしてトップクラスである、と言っている。つまり今のMicrosoftは、ゲームや拡張現実(AR)も研究開発の対象だ。すでに製品化されているXboxやHololensも、今後ますます高度な技術的資源を必要とする。

MicrosoftはHavokのとくに何がほしいのか? VentureBeatの記事は、Havokの新製品について、“Havok FXは、PlayStation 4やXbox OneやPCのためのグラフィカルイフェクト技術だ”、と述べている。

4つのうち2つ(Xbox OneとPC)がMicrosoftの手中にある。ゲーム機だけでなく、次のプラットホーム戦争も生き抜くためには、VRでもARでも何でも、技術リソースの充実が欠かせない。

Havokには、経験豊富な人材がいる。同社のWebサイトによると、すでに15年間、この技術分野を手がけている。同社の技術は600あまりのゲームで利用されているが、その中にはHalo、The Elder Scrolls、Assassin’s Creed、Call of Duty、Uncharted、Dead Rising、Skylandersなどの人気作品も多い。

もちろん、高度なイフェクトが欲しいのはゲーム企業だけではない。同社の特殊効果技術は、X-Men First Class、World War Z、Harry Potter、James Bond、The Matrixなどのメジャーな商業映画でも使われている。実はすごい企業なんだ、とは言える。

Microsoftのマルチプラットホーム対応の姿勢(Windows家に閉じこもらない)が今後とも続くのなら、Microsoft製品だけでなく競合プラットホームも引き続きサポートするだろう。Havokの場合、それがどんな形になるのか、それが楽しみだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Skype、Android Wearスマートウォッチ(およびSkype Moji)対応版をリリース

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Microsoftは自社プロダクトのクロスプラットフォーム化に次々と取り組んでいる。そしてこの度、Skype for Android Wearスマートウォッチリリースした。アプリケーションはSkype 6.4 for Androidで、これがAndroid Wearにも対応しているのだ。インストールすることで、Moto 360、Huawei Watch、LG Watch Urbane、あるいはASUS ZenWatchなどのAndroid WearデバイスにてSkypeの通知を受け取ったり、あるいはメッセージを読むことができるようになるとのことだ。

Apple Watch版と同様に、デバイスに話しかけて、その音声をテキスト化して返信したり、あるいは事前に用意した返答メッセージを選択することで返信することもできる。
また画面上を指でなぞることで、絵文字を使った返信を行うこともできる。もちろんかかってきた通話を受け付けるかどうかを画面上で指示することもできる。

ただし、通話を受け取る操作を行った場合は、通話自体はスマートフォン側のSkype、マイク、ヘッドフォンないしはBluetoothスピーカーなどを用いて行うことになる。通話中にミュートしたり、通話を切ったり中断したり、あるいは他の通話に切り替えたりする操作はスマートウォッチ側からも行えるようになっている。

Skypeの今回のアップデートは、Android Wearに対応することが主目的だ。ただ、スマートウォッチ関連以外にも、最近アナウンスされたSkype Mojiにも対応するようになった。これはSkypeのオリジナル絵文字で、映画やテレビドラマのクリップなどを送ることができる。

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(翻訳:Maeda, H

SalesforceとMicrosoft、提携関係をさらに強化

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Salesforce.comMicrosoftは今日(米国時間9/16)、従来の統合に基づき提携関係をさらに強化していくことを発表した。両社は今日午前、サンフランシスコで開催中のSalesforceの顧客向けイベント、Dreamforceの会場で発表を行った。

両社は、Microsoft製品がSalesforceの最近名称変更した中核CRM製品であるSalesforce Lightning Experienceとスムーズに協調するための、一連の新統合ツールを導入した。

今日発表された機能の一つであるSkype for Business(従来Lyncと呼ばれていた)がLightningプラットフォーム上に移植されると、社員同志がSalesforceの中からSkype経由でビデオまたは音声通話、およびチャットを行えるようになる。

さらにSalesforceはOneNoteも統合し、Lightningから直接ノートを閲覧および編集できるようになる他、Microsoft Delveを使って、営業担当者がSalesforce内で営業機会を発見するのを助ける。

中でも後者の機能で興味深いのは、これがMicrosoft自身のCRM製品であるMicrosoft Dynamicsの次期リリースに組み込まれることだ。これは、Microsoftがよりオープンであろうとしている証拠であり、全体構想を進めるためにはライバル製品でさえ自社ツールと共に動作させることを辞さないことを示している。

Salesforceは、Windows 10向けに、Salesforce 1 Mobileアプリを開発する計画で、これはWindows 10に最先端のモバイルクラウドツールを提供することで、同プラットフォームのモバイル面の強化をはかるものだ。

両社が共通の利益を見出していることは明らかで、Microsoftは膨大なSalesforce.comクラウド顧客ベースにアクセスが可能となり、Salesforceは、顧客が今すでに使っているMicrosoftツールをさらに密な関係で使えるようにすることで満足度を高めることができる。この製品横断の統合は、かねてから企業のCIO(情報責任者)が要求してきたものだ。

今日の発表は2014年5月に発表した提携に基づくもので、当時両社は互いの製品同志を統合する方法を探り始めていたところだった。TechCrunchのAlex Wilhelmが当時こう書いている。

Salesforceは、Windows、Windows Phone 8.1をサポートし、「SalesforceとOffice 365の相互運用」を可能にすると共に、OneDrive for Business、SharePoint Online、およびOutlookを様々な場面で統合する。

良好な関係が1年以上続く今になっても、かつて2つの会社がいがみあっていた姿は忘れられない。実際、2010年5月にMicrosoftはSalesforceを著作権侵害で訴え、その後6月にはSalesforceが逆訴訟した。もちろんすべては過ぎたことであり、争うよりも協力する姿の方が両社にも顧客にもよく似合っている

なお今年5月に、SalesforceがMicrosoftからの550億ドルの申し出を断わったという噂があった。一部報道は、CEO Marc Benioffが700億ドルを要求したことを示唆した。たとえ合併という形ではなくても、両社は互いの製品をより緊密に結び付きるべく前進を続けている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

SkypeがiOSとAndroidアプリをそれぞれのプラットフォームに最適なデザインに刷新した

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Microsoftは今朝SkypeのiPhone、iPad、Android端末用の新しいバージョン(ver.6.0)をリリースしたことを発表 した。人気のコミュニケーションアプリのデザインが全てのプラットフォームで新しくなった。Androidの場合、Googleの「マテリアルデザイン」の美学を参考としたデザインで、iOSのバージョンは、写真、絵文字、リンク、位置情報を通話中でも共有が簡単にできるスワイプ動作を組み込むなど、ユーザー体験の向上に焦点を当てたデザインだ。

AndroidのSkype 6.0では、「フローティングアクションボタン」を新設した。これで、チャット、ビデオや音声通話、ビデオメッセージを素早く始めることができる。このボタンはトップ画面の上に被さり、ボタンを押すとそれらの「アクション」が展開して、直ぐにアクセスできる。

アップデート後のアプリは未読メッセージをより分かりやすく表示する。トップ画面の「時計」アイコンの近くにオレンジ色の未読メッセージ数が表示されるようになった。友人との会話で未読メッセージがある場合、各会話のトップにオレンジ色の未読フラグが付く。

この他にもAndroidユーザーは、重要な連絡先や会話がもっと素早く見つけ出せるように改善した検索機能を利用できるとMicrosoftは伝えている。

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iOSのアップデートもアプリ機能を拡張するものだった。

iPhoneとiPadの両方にスワイプ動作で通話を始めたり、メッセージを管理したりできる新しいナビゲーションを導入している。ユーザーはAppleのメールクライアントアプリ、MailboxやMicrosoftのOutlookといったサードパーティーのメールアプリ、更にはFacebook Messengerなどのコミュニケーションアプリでスワイプ動作に慣れているため、Skypeがそれを採用したのも頷ける。

iPadアプリもアップデートし、iOSバージョンを更に補完する機能が付いた。位置情報や大きな絵文字の送受信、リンク先のウェブのプレビューを見る機能、簡単に写真を共有する機能を搭載した。Android同様、iOSのユーザーも改良した検索機能を利用できる。

また、iPadでもグループチャットやグループ通話ができるようになった。

MicrosoftはWindows Phone 10のアップデートも直に提供すると伝えたが、時期については言及していない。

今日登場したそれぞれ機能は劇的なアップデートとは呼べないが、今回のリリースでMicrosoftが各プラットフォームに固有のデザインスタイルを踏襲してSkypeのインターフェイスを刷新したことは注目に値するだろう。Androidアプリには、Androidアプリで広く用いられている「フローティングアクションボタン」を採用し、iOSではスワイプ動作に重点を置いた。全てのプラットフォームで同じ姿形のアプリを提供するより、断然良い方向性だろう。

Skypeを買収してからこれまで継続的にメンテナンスを行ってきたMicorosftの努力は報われてきているようだ。今週の始めに発表されたApp Annieの継続的に人気のアプリのレポートで、Skypeはダウンロードランキングの5位に、最も収益のあるアプリランキングには7位に入っていた。

今日からアプリのアップデートを入手できる。Skype for AndroidはGoogle Play Storeで、iPhoneiPad用のSkypeアプリはiTunes App Storeからそれぞれ入手可能だ。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Microsoft AzureがVMを値下げ、新たに高速大容量ストレージ併設のGSシリーズVMを提供開始

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Microsoftが今日(米国時間9/2)、同社のAzureクラウドコンピューティングサービスの二つのアップデートを発表した。ひとつはパフォーマンスが最適化されるGクラスのVMに新しいタイプを導入、もうひとつは計算力に重点を置くDクラスVMを値下げしたことだ。

GクラスVMはAzureクラウド上のもっともハイエンドのマシンで、したがって料金ももっとも高い。Windowsが動き、最高月額は7180ドルにもなる。今度からこのGクラスのマシンに、高仕様ストレージを伴うGSというタイプが新たに導入され、そのストレージの最大仕様は64TB、毎秒80000I/O、最大スループットが2000MB/sとなる。

これまでのGシリーズと新しいGSシリーズはともに、VMが帯域20Gbpsのネットワーキングをサポートする。そのスループットは、競合他社の倍、だそうだ。

担当マネージャCorey Sandersによると、この有料ストレージオプションを導入したのは、顧客の要望による。Gシリーズのユーザは、大きなデータベースを必要とすることが多いのだ。

“そういうワークロードが増えているから、ストレージのスループットの増大を求める声が頻繁に聞かれるようになった”、と彼は語る。彼によると、GSシリーズのVMはMySQLやMicrosoftのSQL Serverなどだけでなく、MongoDBのようなNoSQLデータベースも高いスループットで利用できる。

Sandersによると、Azureの顧客の一部はデータウェアハウスや、あるいはExchange、Dynamicsのようなエンタプライズアプリケーションを稼働するためにこれらのマシンに着目している。

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今回のアップデートでMicrosoftは、DシリーズVMの最大27%の値下げを行う。このVMはWebアプリケーションのフロントエンドや、メインのデータ処理/供給層で使われることが多い。Sandersが説明する値下げの動機は、このDシリーズをいわば、Azure利用の入り口と位置づけ、今後なお一層のユーザ増を図りたいためだ。値下げは、10月1日から有効となる。

さらに今後Azureから、メッセージングサービスService Busを利用できるようになり、より高いアップタイムと、より予測可能なパフォーマンスが約束され、VMの診断能力も提供される。

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マイクロソフト、Windows 95発売20周年を記念して、ローリングストーンズの「スタート・ミー・アップ」を無料提供

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Windows 95を覚えているだろうか? いや、忘れようはずもない。それとも、まだ30になってない? だったらWindows 95は覚えていないかもしれない。あの発売は輝かしい日だった。それは、われわれ誰もが知り、愛するようになったグラフィカルインターフェースの始まりを象徴していた。

発売には「ザ・ローリングストーンズ」も関わっていた。具体的には彼らの歌、「スタート・ミー・アップ」が。そう、「スタート」ボタンに因んで。

今日(米国時間8/24)、Windows 95発売20周年を記念して、Microsoftはこの曲の無料ダウンロードを提供している。まだ持っていない人は、今がチャンスだ。
【訳注:訳者が試した限りでは日本から無料ダウンロードできていない】

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最高だ!でも、あまり興奮しすぎないように。健康によくないから。

リリース20周を祝って、この名曲を無料ダウンロードしよう。11:59 pm PSTまでWindows Storeにて。

急いで! この特典は1日のみ有効。Windows Storeの人気アプリやトレンドをTwitterやFacebookでフォローするのも忘れずに。

Microsoftはこの曲を使用する権利のために、ゼロから1400万ドルの間の金額を支払った。そして、それを徹底的に活用してこんなコマーシャルまで作った。

聞いたからには急いだ方がいい。ただし、その前に「フレンズ」が贈るこのWindows 95紹介ビデオ見てからだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

MicrosoftがMesosphereの協力でMesosをWindows Server 2016に統合

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Apache Mesosプロジェクトをベースとして、コンテナを軸とする“データセンターのためのオペレーティングシステム”を作ろうとしているMesosphereが、今日(米国時間8/20)行われたMesosConで、Windows Server 2016のプレビューバージョンの上で動くMesosの、初めての公開デモを行った。

Microsoftは昨日、DockerコンテナをサポートするWindows Serverのテクニカルプレビューをローンチしたばかりだから、デベロッパがこの機能を実際のプロダクションで使えるのはもっと先だろう。

Mesosphereの協同ファウンダBen Hindmanによると、彼のチームはMicrosoftと密接に協働して、オープンソースのApache Mesosプロジェクトとオープンソースでないサーバ製品との接合に努めた。彼によると、Mesosphereの企業顧客の多くもかねてから、自分たちがコンテナを本格的に使うようになればWindows Serverもサポートしてほしい、と言っている。

多くの企業の現実として、彼らのデータセンターではLinuxのワークロードとWindows Serverのワークロードの両方を動かしている。そこで、今回のMesos(〜Mesosphere)サポートにより、オペレータはどちらのワークロードのタスクでも、同一のコンテナ管理ツールを使えるようになる。

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Windows Server上のMesosは、Microsoftが最近のWindows Serverのプレビューで導入したMicrosoft作のDocker APIにプラグインすることになる。それによりデベロッパは、Windows Server Containerと、さらに今後のMicrosoft独自のコンテナHyper-Vの両方を使えるようになる。

Microsoft AzureのCTO Mark Russinovichによると、Microsoftがこのプロジェクトに参加したのは、Windows用のもうひとつのコンテナオーケストレーション技術を顧客に提供したいからであり、顧客もそれを求めているからだ。Azureクラウド上のMesosはすでにデモしたことがあるが、しかしそれは、Linux上で動くMesosだった。

一方Mesosphereのチームによると、今回の統合を実現したコードは(オープンソースだから)1〜2週間後にGitHubで公開される。その一部は、すでにアップされている。

最近では、MicrosoftがMesosphereを買収する、という噂もある。両社の仲は良好だし、Microsoftはコンテナ技術をクラウドとサーバの両方でより本格化したいと願っているから、ありえる話かもしれない。

また、このところMicrosoftは、これからはオープンソースコミュニティと積極的に関わっていく、と公言している。オープンソースコミュニティとの協働関係はGoogleの方が先輩だから、Googleとしても、鳶に油揚げをさらわれるのを、黙って見てはいないだろう。MesosphereがM/G 両社のあいだで競り値の高いオークションの標的になることも、考えられる。

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もしこの自撮り絵文字が正式採用されたら、私はガラケーに戻る

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私の好きなことの一つに、どの絵文字がUnicodeの次期候補になるかを見ることがある。素晴らしいのもあれば、時として、醜悪なのもある。

2年前,“selfie”[自撮り]という単語が辞書に追加され、 “twerk”[腰を低くして踊る]が加わるまで私を著しく不快にさせ続けた。そして、こんどは人生最悪の日がやってくる。なぜなら、そのいまいましい selfieを表す絵文字に耐えなくてはならなくなるかもしれないから。

そう、読み間違いではない。

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自撮りする行為自体が未だに物笑いの種なのだから、絵文字を追加してもそれ以上悪いことは起きないだろうって? もちろん、起きる。

01snwq5hg087kg_smallこの自撮り絵文字は、Unicode 9の追加候補であり、2016年中頃に決定される。つまり、まだ排除するチャンスがある。その他の候補はかなりまともだ(いくか例を挙げておく):

  • Face With Cowboy Hat
  • Clown Face
  • Nauseated Face
  • Rolling On The Floor Laughing
  • Drooling Face
  • Lying Face
  • Call Me Hand
  • Raised Back Of Hand
  • Left-Facing Fist
  • Right-Facing Fist
  • Bacon
  • Handshake
  • Hand With First And Index Finger Crossed
  • Pregnant Woman
  • Facepalm
  • Shrug

ご覧の通り。手のひらで顔を隠す絵文字さえある。これは私も支持できる。

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どうか絵文字の神々にお願いする。自撮り絵文字を採用しないでほしい。もし採用すれば、それは自撮りという単語、自撮り行為、 自撮り棒を見ること、等々が永遠になくならないことを意味しているのだから。

Microsoftがこの悪役を採用したのは正しい判断だった:

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ガラケーはどれを選んだらいいだろうか?

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Windows Server 2016の三度目のテクニカルプレビュー、コンテナのサポートを内蔵

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Microsoftが今日(米国時間8/19)、Windows Server 2016とSystem Center 2016の三度目のテクニカルプレビュー公開した予告されていたようにこれは、Windows Server ContainersをネイティブにサポートするWindows Serverの最初のバージョンで、この、LinuxコンテナのMicrosoftバージョンは、Powershellから、またはDockerのコマンドラインツールから管理できる。

Microsoftは、デベロッパがコンテナのサポートを求めていることをよく知っている。Microsoftのクラウドプラットホームマーケティング担当ゼネラルマネージャMike Schutzによると、同社は、アプリケーションの開発と試験と展開のサイクルをできるかぎり短縮せよというプレッシャーがますます高まっている中で、デベロッパとITプロフェッショナルの両方を支援していきたい。とくに今のデベロッパには、ますます強力なトレンドになりつつあるコンテナを自分も使いたいという欲求があるので、ITの人びとにはコンテナを管理するツールも提供していく。

Schutzによると、WindowsのコンテナツールをPowershellで使うと、Dockerを利用するデベロッパに、自分が使い慣れているツールのような感触を与え、またPowershellのユーザにとっては、コンテナをとても使いやすく感じさせる。ちょっと面倒なのは、Powershellで作ったコンテナはDockerで管理できず、また、その逆もだめなのだ。

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DockerとMicrosoftは、コンテナサポートのあるWindows ServerとWindows版Dockerコンテナの両方に関してパートナーしている。そしてデベロッパは、それらを標準のDockerツールで管理できる。もちろんこれはDockerにとって大きな勝利だが、アプリケーションをWindows Serverでデプロイするデベロッパも大いに助かる。Microsoftがこの船に飛び乗ってくれるまでは、Dockerは主に、Linuxオンリーの技術でしかなかった。

ただし残念ながら、LinuxコンテナをWindows Serverで動かすことはできないし、その逆も不可だ。Microsoft AzureのCTO Mark Russinovichが、ブログ記事でこう書いている: “LinuxコンテナはホストのカーネルからのLinux APIを必要とし、Windows Server ContainersはホストのWindowsカーネルからのWindows APIを必要とする。したがって、LinuxコンテナをWindows Serverホストの上で動かすことはできないし、またWindows Server ContainerをLinuxホスト上で動かすこともできない”。しかしながら、同じDockerクライアントが両方の種類のコンテナを管理することはできる。

またWindows Serverには、Hyper-V Containersと呼ばれる第二のコンテナデプロイメントオプションがある。このタイプのコンテナは、Windowsカーネルの自分専用のコピーを使い、メモリも自分に割り当てられたメモリを独占するから、より高度なアイソレーションが提供される。

と聞くと、Hyper-Vはまるで従来型の仮想マシン(コンテナと違ってOSも自分用のコピーがある)のようだが、DockerはHyper-VコンテナとWindows Server Containersの両方を管理できるようになる。Hyper-VコンテナをサポートするWindows Serverは、次のプレビューから提供される。

これらのコンテナをサポートするために今日Microsoftは、Visual StudioのDockerツールをアップデートした。

Schutzによると、同社のコンテナ技術の多くの部分と、また今回のプレビューでローンチしたソフトウェア定義ネットワーキング技術の一部はどちらも、同社の、Azureプラットホームのための技術がベースになっている。

Windows Serverのこのプレビューに含まれるそのほかの機能には、軽量サーバNano Serverオプションの一部の新機能(ネットワーキングの構成を修復するための緊急時管理コンソールなど)や、仮想マシンをホストのオペレーティングシステムからより確実に隔離するためのセキュリティ機能、などがある。新しい機能の完全なリストは、ここにある

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Microsoft、Windows 10に早くも3回目の累積的アップデート

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Microsoftは7月29日にあらゆるデスクトップからモバイルまでデバイスで作動し、あらゆる入力手法をサポートするOSとしてWindows 10を一般公開した。その後Microsoftは矢継ぎ早にアップデートをリリースしている。8月11日の2回目のアップデートにつづいて今週初めに3度目となるWindows 10の累積的アップデートがリリース された。

前回同様、今回のアップデートのリリースノートも以下のように詳細を極めている。

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というのは冗談で、これら一連のアップデートは新たな機能を追加するものではなく、バグ修正やパフォーマンス改善など目に見えない部分の変更なのでリリース・ノートが簡潔になるのは驚くにあたらない。

Windows 10のこれまでのアップデート同様、累積的なので、前のアップデートをインストールずみのユーザーの場合、新たな差分だけがダウンロードされ、インストールされる。Microsoft自身の表現によればこうだ。

Windows 10のアップデートは累積的だ。つまり今回のパッケージには発表ずみのすべての修正ファイルが含まれている。ユーザーがすでにアップデートをインストールずみの場合、新しい修正ファイルだけがダウンロードされ、コンピュータにインストールされる。

Microsoftは今後とも累積的アップデートをリリースし続けるようだ。やがてメーカーにプリインストール用に提供されるパッケージも含めてアップデート済みのパッケージを標準とするようになるのではないかと思う。2015年7月29日版を未来永劫提供し続ける必要はないはずだ。しかし現在のところ新旧両方のパッケージが利用可能だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

MicrosoftがRaspberry Pi用のWindows 10を無償提供

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Windowsの丸裸バージョンをRaspberry Piで動かしてみたい人いる? 実は、それができるんだよ。組み込みデバイス用のWindows、Windows 10 IoT Coreを、今日からMicrosoftが提供しているが、それには、RaspbianなどLinuxベースのポータブルなOSにはない魅力が、あるかもしれない。

まず第一に最近のMicrosoftは、IoTの名に見られるように、ボードコンピュータを無視できないことを、よーく知っている。こいつはUIのないWindowsだから、エアホッケーを対戦するロボットチームでも、あるいは超小型の気象台でも、何でも作れる。言語はC++とC#、JS、VB、それにPythonを使えるし、Node.jsもサポートしている。

おなじみのスタートメニューなどはないが、余計なものをすべて取り去ったWindowsだから、プロジェクトを即座に動かしてみることができる。

サンプルコードがGithubにあり、OSのダウンロードはここからだ。WindowsをRaspberry Pi向けに提供することは、既存の大量のユーザベースに訴求できるという点で、Microsoftにとって、きわめて重要なことなのだ。大量のWindowsを無料配布する危険を冒すのも、Raspberry PiがWindows 10への、とっつきやすい入り口になってほしいからだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Windows 10の立ち上がりを探る

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まずWindows 10について簡単におさらいしておこう。

  • Windows 10は7月末に一般公開され、かなりの高評価を得ている。
  • Microsoftはユーザーベースの早急な拡大に全力を挙げている。
  • Windows 10のユーザーベースが大きくなれば、アプリのダウンロードが伸びる。これはより多くのデベロッパーを惹きつける。
  • 良質のアプリが豊富に供給されればWindows 10のユーザー体験は改善され、さらに多くのユーザーがWindows 10を採用するようになる。

Windows 10への乗り換えが進まないと上と逆の悪循環が生じることになる。では現在までのWindows 10のインストール状況はどうなのだろう?

一般ユーザー市場

MicrosoftはWindows 10について「2、3年のうちに10億台のデバイスにインストールされる」ことを目標として掲げている。Microsoftは意識的にこのような曖昧な表現にしているのだろう。つまり10億のライセンスを販売するとは言っていない。Windows 10へのアップグレードは今後1年無料だという点を考えれば、ライセンスの販売目標について明確は数字を出すのは難しいだろう。

現在、Windows 10のインストール数についていくつかの数字が出ている。どれも不完全なもので、ソースも公式発表から噂程度のものまでいろいろだ。

Microsoftの数字

Microsoftは「Windows 10は、一般公開されてから24時間後に1400万台のデバイスで稼働している」と 発表した

この数字の正確な内容は不明だ。たとえば、500万人といわれるWindows 10のベータテスト参加者のデバイスはこの数に含まれているのか? たとえば私自身、Windows 10のベータ版を数台のコンピュータにインストールしている。一般公開後にどれだけの新たなインストールが行われたのかは不明だ。

Brad Samsのスクープ、その1

Windows情報専門サイトNeowinの Brad Samsは 、「私が入手した内部情報によれば、現在Windows 10がインストールされているコンピュータは1850万台だ」と書いた。 ネットでは一時6700万台という数字が飛び交っていたが、SamsによればこれはWindows 10へのアップグレードを予約したマシンの数かもしれないという。

1850万台という数字は8月3日のもので、1400万台という数字が出てから1週間経っていない時点だった。

Brad Samsのスクープ、その2

Brad Samsは最初のスクープから4日後に再び内部情報の入手に成功した。それによるとWindows 10のインストール数は2500万台に跳ね上がった。Samsによれば「あるいは2700万台に達しているかもしれない」ということだ。

先週の金曜に2500万(あるいは2700万)に達したということは週明けには3000万に届いているだろう。今月中に5000万に達する可能性は十分にある。

その他の兆候

Windows 10の採用状況を占うのに使える情報がさらにいくつかある。ひとつは検索トラフィックだ。GoogleトレンドでWindows 10とWindows 8、Windows 8.1、Windows 7を比較してみた。

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これは興味深いグラフだ。Windows 10への関心がWindows 8(赤と黄色の線)より大きいのは当然だが、これまでで最良のWindows と評されるWindows 7をも上回っている。しかもWindowsに対する検索ボリュームでも過去最高を記録している。これはWindows 10にとって前向きの情報だ。

次はゲーマーの動向だ。Steam’s excellent operating systemの統計は以下のとおり。

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この統計ではWindows 10は1.2%を占めている。ただしこのデータは7月分の集計だ。Windows 10の一般公開は7月29日だったことを考えると、悪くない出だしだろう。8月文の集計が発表されると状況はかなりはっきりするはずだ。

要約

これらの情報を総合すると、Windows 10のローンチはそう悪いようには見えない。いかにも及び腰なコメントに聞こえるかもしれないが、今のところそれ以上のことは言えない。今後さらに勢いがついてくるかどうかが勝負だ。

エンタープライズ市場

エンタープライズについて何か予測するのは早過ぎる。Microsoftによればエンタープライズ向けにWindows 10が供給され始めるのは今年後半になるという。【中略】

デベロッパーの動向

長期的にみてMicrosoftのWindows戦略の要になるのはやはりデベロッパーの動向だ。デベロッパーをWindows 10に引き寄せることができなければWindowsに将来はない。

IDCのアナリスト、Al Hilwaによれば、カギになるのはもはや開発ツールではないという。Microsoftの開発ツールは極めて優れている。問題はMicrosoftの閉鎖的なエコシステムから離れてしまったデベロッパーを呼び戻せるかどうかだ。Hilwaは、その手段として開発環境をオープンソース化するのが有効だという。

「デベロッパーを引き寄せるには、オープンソース化が必須だ。Visual Studioチームはこのことをよく理解しており、Microsoftのエコシステムをオープンソースにするという大事業をリードしている」とHilwaは語った。

ライバルが開発環境を無料ないし安い価格で提供している以上、Microsoftも開発ツールで金を取ることは不可能になった。Microsoftにとってデベロッパーを惹きつけることはWindows Phone戦略の上からも極めて重要だ。Windows PhoneもWindows 10で作動する。デベロッパーがWindows 10でコードを書けるようになればWindows Phoneのアプリを開発するのも容易だ。MicrosoftのOS共通化戦略が期待どおりに働くかどうか、今後に注目だ。【中略】

当面の結論としてこういうことが言えそうだ。一般ユーザーのWindows 10への関心は高い。エンタープライズ市場について判断を下すには早過ぎるが、クラウド化によってWindows 10への移行が加速される可能性がある。今後、正確なダウンロード数、デベロッパー数がMicrosoftから発表されることを期待したい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+