Apple Watchがジュエリー業界の売上に食い込む?すでに時計業界の脅威になっているとの観測も

eng-logo-2015第1サプライヤーが工場をフル稼働しても生産が追いつかず、第2サプライヤーが追加されるとの噂があるほど売れ行き好調なApple Watchシリーズ。その影響が腕時計業界だけにとどまらず、宝石などジュエリー業界の売上を脅かすかもしれないとの観測が報じられています。

今年2月には、2017年内のApple Watchの出荷台数が1800万台を突破し、2016年から実に50%以上もの伸びを示しているとの推移データを調査会社Canalysが発表。さらにオンライン調査会社Statistaが、2017年にApple Watchの出荷台数が初めてスイスの時計業界を抜き去ったとの推計グラフを公表しました。

これらは推測に過ぎませんが、今年4月にスイスの高級時計メーカーFrederique ConstantのCEOであるPeter Stas氏が個人ブログにて「スイスの腕時計業界はApple Watchやその他のスマートウォッチが、どれだけクォーツ時計のシェアに食い込んでいるかまだ理解していない」との不安を語っていました

同社はスマートフォンとの連動機能を備えた機械式スマートウォッチを発売したメーカーでもあり、Stas氏もこの方面にはとりわけ敏感と思われます。

さらにApple Watchの脅威が腕時計業界にとどまらず、 今年のホリデーシーズン(11月下旬のサンクスギビンクデーからクリスマスまでの、アメリカの年末商戦)にはジュエリー業界にも及ぶとの見解が各方面から発せられています。

たとえばCitizen’s BankのJaime Ward氏によれば「これらのハイテク必需品がさらに買われることで、他の嗜好品への出費が抑えられてしまう」とのこと。「残念ながら、ジュエリー業界は打撃を受けるだろう」と述べています。

一方、Cascend Securitiesのアナリストは、アップルが今年12月期に1000万台のApple Watchを販売し、2018年には売上高がほぼ90億ドルになると予測。「ホリデーシーズンでのGoogleや他社のスマートウォッチ製品との競合はアップルにとって問題になりません。すでにアップルのエコシステムに参加している顧客は、統合された機能のためにApple Watchを使い続けるからです」と分析しています。

Apple Watchの「時間を知る」以上の実用性が、個人の限られた資金の中で「単なる嗜好品」である宝飾品よりも優先されるのは、十分有り得ることと思われます。

ウォッチフェイスなど盤面は変えられるものの外形のデザインは画一的なApple Watchですが、より普及台数が伸びれば、ケースのバリエーションも増えてファッション性が強化されるのかもしれません。

Engadget 日本版からの転載。

Androidよ、10周年おめでとう

Googleが最初のAndroid搭載携帯電話のG1を公開してから10年が経った。その時以来このOSは、バグだらけでiPhone対抗のオタクOSから、間違いなく世界で最も人気の高い(または少なくとも最も数の多い)コンピューティングプラットフォームへと成長してきた。しかし、その道のりの上で幾つかの衝突を味わうことなしには、そこに辿り着くことは絶対にできなかった。

では私たちによるAndroidデバイス過去10年間の、簡単な回顧録にお付き合いいただこう:良かったこと、悪かったこと、そしてNexus Qだ。

HTC G1 (2008)

これが全ての始まりだった。私はこの古いデバイスに対する愛着を心の中に抱えている。これはHTC Dreamとも呼ばれていた。このときのHTCは元気な会社だった。だがG1は想像できるように幸先の悪いデビューを飾ったのだ。そのフルキーボードやトラックボール、いささか質の悪いスライドアップスクリーン(公式写真の中でさえ歪んでいた)、そして十分に大きな胴回りは、初めから本当のギークにしか愛されないような代物だった。iPhoneと比べると、貧弱な外装をまとったクジラのように思えたものだ。

しかし、時間がたつにつれて、その生煮えのソフトウェアは成熟し、その特異性はスマートタッチにとって必要なものであることが明らかになった。今でも私は時折トラックボールやフルキーボードを懐かしむことがある。そしてG1は全く可愛らしい代物では無かったが、無闇に頑丈なものではあったのだ。

Motorola Droid (2009)

もちろん、ほとんどの人は、有名なRAZRのメーカーであるMotorolaが、より滑らかでより薄いデバイスであるDroidを投入するまでAndroidにはあまり関心を寄せることはなかった。振り返ってみれば、DroidはG1に比べて遥かに良かったり異なっていたりしたわけではない。だがそれはより薄く、優れたスクリーンを持ち、MotorolaとVerizonから多大なマーケティングプッシュを受けるという有利な立場に立っていた。(情報開示:VerizonはTechCrunchを所有するOathを所有しているが、これは如何なる形でも私たちの記事に影響を与えてはいない)。

多くの人にとっては、Droidとその直系の子孫たちが、手にした最初のAndroid搭載端末だった ―― Palmのようなものを完全に打ち負かしただけでなく、iPhoneよりも遥かに安価な、新しく興味深いものだったのだ。

HTC/Google Nexus One (2010)

これは、GoogleとHTCの間の継続的な協力の成果である。そしてGoogleブランドが付けられて、Google自身が販売も手がけた初めての携帯電話である。Nexus Oneは、最終的にはiPhoneと対等に競合することを狙った、洗練された高品質のデバイスであることが意図されていた。それは、キーボードを捨てて、クールな新しいOLEDスクリーンを装備し、素敵で滑らかなデザインを採用していた。だが残念ながら、それは2つの問題に突き当たった。

まず、Androidのエコシステムが混雑し始めたということだ。人びとには多くの選択肢が与えられ、基本機能を持つ電話を安価に買うことができるようになっていたのだ。なぜ流行りものにわざわざお金を払う必要があるのだろう?そしてもう1つの問題は、Appleが程なくiPhone 4をリリースしようとしていたことだ。それは意図的にNexus Oneを含む全てを打ち負かそうとしていた(当時私はAndroidファンだった)。Appleはナイフを使った戦いに銃を持って来たのだ。

HTC Evo 4G (2010)

また別のHTCデバイス? まあ、この時は現在機能を失ってしまった会社の絶頂期だったのだ。彼らは他の誰もが取らないようなリスクを取っていたし、このEvo 4Gも例外ではなかった。これは、当時としては巨大だった:iPhoneのスクリーンは3.5インチだったし、大部分のAndroidデバイスも、それよりは小さくはないとしても遥かに大きなものでもなかったのだ。

Evo 4Gは、私たちの批判を何とか生き残り(現在の平均的な電話の大きさを考えると、私たちの現在の基準はとても変な方向に行ったように思える)、かなりの人気を集めた携帯電話だ。しかしこの機種は、売上記録を打ち立てたということではなく、携帯電話が大きくても意味があるということを皆に示したことで記憶されるべきデバイスである(この時代の称賛の言葉はDroid Xに与えられた)。

Samsung Galaxy S (2010)

Samsungの大々的なデビューは派手に行われた、実質的に全てのキャリアのストアにそれぞれの名前とデザインで携帯電話が登場したのだ:AT&T Captivate、T-Mobile Vibrant、Verizon Fascinate、そしてSprint Epic 4G。まるでAndroidのラインナップがまだ混乱していなかった時代のようだった!

Sは堅実な電話だったが、欠点がないわけではなく、iPhone 4は非常に手強い競争相手となった。しかし好調な販売成績が、Samusungによるプラットフォームへのコミットメントを強化し、Galaxyシリーズは今でも強いままだ。

Motorola Xoom (2011)

これはAndroidデバイスがAppleを追っていた時代のことであり、現在見られるような逆の現象がまだ見られることはなかったころだ。それ故に、オリジナルiPadがリリースされた直後に、GoogleMotorolaと協業して、タブレット版Androidを出してきたことには不思議はない。その結果がモルモットに志願して短い命を終えたXoomタブレットだった。

現在でもAndroidタブレットは売られているが、Xoomは開発の袋小路に入り込んでいた。本質的にAppleが発明し、すぐに支配してしまったマーケットの欠片を削り取ろうとする試みだったのだ。Motorola、HTC、Samsung、そしてその他のメーカーたちからのAndroidタブレットには、満足できるものはほとんどなかったが、それでも暫くの間は十分に売れていた。これは、「後追いでリードを奪う」ことの不可能性を示すこととなり、デバイスメーカーたちにコモディティハードウェア戦争に参加するのではなく、専門化の動きを促すことになった。

Amazon Kindle Fire (2011)

そしてAmazon以上に語り甲斐のあるベンダーはいない。 そのAndroidの世界への貢献は、非常に安価でデジタルメディアの消費に直接注力することで、他社と差別化を図ったFireタブレットシリーズだ。発売時の価格はわずか200ドルで、後にさらに安価になったFireデバイスは、Fruit NinjaやAngry Birdsで遊ぶためにタブレットの購入をせがむ子供たちを抱えた、通常のAmazonの顧客(ただしiPadのために大金を支払う気はない顧客)の要求を満たすことになった。

これは賢明な戦略であり、もちろんAmazonは、オンライン小売における巨大なプレゼンスと、競争相手の手の届く範囲から価格を引き下げるように助成することができる能力においては、ユニークな立場を占めていた。Fireタブレットは特に優れているものではなかったが、それは十分に良いものであり、支払った価格を考えると奇跡のようなものだった。

Xperia Play (2011)

SonyはAndroidではいつも苦労していた。そのXperiaシリーズは何年にもわたって、競争力のあるものだと考えられていた。そのうちの何台かは私も持っていたし、間違いなくカメラ部門では業界を牽引する存在だった。しかしそれを買う人はいなかった。ようやく買われたのは(その過大広告に比べると僅かなものだったが)Xperia Playだった。この機種はモバイルゲーミングプラットフォームだと考えられていた、そしてスライドアウトするキーボードのアイデアも秀逸だった。だが全体としてみると完全な失敗だった。

Sonyが示したことは、Androidの人気と多様性にただおんぶして、欲しいものをなんでも詰め込んで立ち上げることはできないということだった。携帯電話自身はそれだけで売れるものではないし、携帯電話の上でPlaystaionのゲームが遊べるというアイデアは一部のオタクにはクールに響いたかもしれないが、ミリオンセラーを達成できるほど十分なものではなかったのだ。そして携帯電話たちは、ますます売上を追い求めるようになった。

Samsung Galaxy Note (2012)

膨張していく携帯電話の傾向の、自然な究極の姿として、Samusungは初の「ファブレット」を発売した。そして市場の抗議の声にもかかわらず、この電話はよく売れたばかりではなく、Galaxyシリーズの定番となった。実際、Appleがそれに続いて「プラス」サイズの携帯電話を生み出すまでに、あまり時間はかからなかった。

またNoteは、携帯電話を日々のスマートフォン用途に使うだけでなく、重要な生産性向上のために利用する一歩を踏み出したものだった。それは完全には成功していなかった。Androidは高度に生産的であるための準備が整っていなかったのだ。しかし振り返ってみればそこには、Galaxyシリーズを成功させ、生産性をそのコアコンピタンスとして成り立たせようとした、Samsungの先見の明をみてとることができる。

Google Nexus Q (2012)

この失敗に終わった試みは、Androidをプラットフォームとして普及させようとしていたGoogleによって当時下された、多くの間違った決定の1つである。おそらくGoogleでも、世界中のどこでも、これが一体何のために存在しているのかを本当に理解していた人はいなかった。私もいまだにわからない。私たちはそのときにこのように書いている:

Nexus Qの問題は次のようなものだ:それは驚くほど美しいハードウェアだが、それをコントロールするためのソフトウェアによって裏切られている。

しかし、それは米国で(正確にはほとんど米国で)作られたものだったために、止められることはなかった。

HTC First — “The Facebook Phone” (2013)

Firstは酷い扱いを受けた。携帯電話そのものは、控えめなデザインと大胆な色合いが目立つ愛らしいハードウェアだった。しかしそのデフォルトのランチャー、呪われたFacebook Homeが、絶望的に悪かった。

どれほど悪かったかって?4月に発表され、5月には中止されたのだ。その短い期間にAT&Tのショップを訪ねた際にも、スタッフたちはどのようにFacebookのランチャーを無効にして、その下に隠された完全に素晴らしい携帯電話を使えるようにするかを知っていた。良かったことは、新品で売られた台数がとても少なかったので、ほとんどの在庫がEbayなどで大変安価に売られ始めたということだ。私は2つ買って、ROM内の実験に使った。後悔はしていない。

HTC One/M8 (2014)

これがHTCの終わりの始まりだったが、最後の数年間の彼らは、デザイン言語をAppleに匹敵するレベルのものにアップデートしていた。Oneとその後継機種は良い携帯電話だったが、HTCが「ウルトラピクセル」カメラをあまりにも過剰に売り込み過ぎたために、実際にはそれ程でもないことが分かると共に、iPhoneの独走を許すことになった。

Samsungがますます支配的になるにつれ、Sonyは消え去り、LGや中国の企業が続々と争いに参入し、HTCは攻撃に晒されて、Oneのような堅実な携帯電話シリーズでも競争することが難しくなっていった。2014年という年は、古い製造業者たちが退場し、有力なメーカーが台頭して、徐々に私たちが現在目にしている市場が形作られた過渡期だったのだ。

Google/LG Nexus 5XとHuawei 6P (2015)

これはGoogleを本格的にハードウェアレースに導いたシリーズである。失敗作であるNexus Qを発表したあと、Googleは強気に打って出る必要性があった。彼らはそれを平凡なハードウェアに真に魅力的なソフトウェアを組み合わせることで実現したのだ。Android 6がそこに使われた夢だった。Marshmallowは皆に愛される機能を備えていた…そして電話機は私たちが心から愛したガジェットになったのだ。

私たちは6Pを「至宝のAndroidデバイス」と呼んだ 。このときこそ、Googleがその携帯電話を次のレベルに引き上げ、成功を収めたときだった。

Google Pixel (2016)

もしNexusが、Googleのハードウェアレースへの本格的参入を告げる号砲だったとするならば、Pixelはウィニングランと言うことができるだろう。これは、Appleの携帯電話に対して、何一つ恥じることのない競争相手である。

GoogleがAppleの機能に追いつこうとしていた時代は終わった。その代わりにGoogleは、それ自身が自立した競争者となったのだ。この携帯電話のカメラは素晴らしい。ソフトウェアはシームレスに機能し(ゲストモードが復活した!)、そして電話のサイズとパワーは誰でも欲しがるものを備えている。まるでAppleの最新iPhoneのような希望小売価格はいささかショックだが、しかしこの携帯電話は、有名で機能豊富な競争相手に肩を並べるための、Androidの旅の終着点である。

Essential phoneの登場と没落

2017年に、AndroidのクリエイターであるAndy Rubinが、その新しいハードウェアスタートアップスタジオであるDigital Playgroundから、最初の果実を登場させた。Essential(とその最初の携帯電話)である。同社は、携帯電話を市場に投入するために3億ドルを調達していた。Androidのクリエイターが市場に問う初めてのハードウェアデバイスとして、そして次世代の新しいハードウェアとして宣伝されていたのだ。

ここTechCrunchでの評価は、様々に分かれた。この携帯電話をEssentialが目指していたビジョンを達成したものとして ―― そしてAndroidスマートフォンに「ラブマーク」(進化したブランド概念)を生み出したものとして ―― 歓迎した者もいれば、このデバイスに対して特に本質的(essential)なものを見いださなかった者たちもいた。

結局のところ、市場での評価は出たようだ。4ヶ月前には、第2のEssential phoneの計画は保留になり、同社はセールを計画し、他のプロジェクトを追求し始めている。以来、アップデートを耳にすることはほとんどない。

ハードウェアのカンブリア爆発

登場してから10年が過ぎて、Androidはハードウェアにもっとも広く組み込まれるオペレーティングシステムとなった。そのソフトウェアの様々なバージョンは、世界中の約23億台のデバイス上に組み込まれていて、インドや中国といった、モバイルのOSとアクセスがディフォルトである国々の技術革命の推進に役立っている。次の10年の入り口に立った現在、世界に向けたオペレーティングシステムとして、その成長速度や(優越性)は鈍る気配もない。

次の10年が何をもたらすかを見守ろう。

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(翻訳:sako)

 

写真:getty images

Amazonの新しいEcho Dot、実機レビュー

Amazonが発売しているデバイスの中でいちばん改良が必要なのはEcho Showだ(お願いしますよ、本当に)。僅差で2位につけているのがDotだったと思う。Echoシリーズでいちばん安く(かついちばん売れている)Dotはすでに何度かアップデートされている。それでもDotは居間のコーヒーテーブルの上に堂々と並べておくのがはばかられるようなデザインだった。

Amazonの新しいベストセラーのスマートスピーカーを見てすぐに気づくのは新世代版がGoogle Home Miniにひどく似てきた点だ。実際、Googleの影響はいたるところに感じられる。

とはいえ、私はこのデザインの方が好きだ。新しいDotのサイズは現行製品とほとんど同一で、ボタンのレイアウトにも変更はない。最大の変化はGoogle Home Mini同様、ファブリックで取り囲まれていることだろう。ともあれスマートスピーカーのスピーカー部分はしっかりネットの外皮に囲まれている。

オリジナルのDotより音量も70%大きくなっているという。Amazonはハードウェア・イベントのデモでいくつかのバージョンを試させてくれた(ちなみにエド・シーラン版は私の好みではなかった)。どれも左右のチャンネルがしっかり作動するステレオだが、自宅の居間に置いてあるGoogle Home Maxを急いで取り替えようと考えるほどの音質ではなかった。

新しいDotで最大の魅力はなんといっても価格だ。Amazonは機能を改良しても値段は据え置きにした。しかし49ドルという定価に釣られて手を出すと、全Alexaエコシステムに巻き込まれることになるかもしれない。

入門レベルの価格のDotを複数の部屋に置いてマルチルーム・オーディオが楽しめる。これはAmazonが進めているホームオーディオの形で、HomePodやGoogle Home Maxのような高価なデバイスなしに一部屋ずつオーディオシステムを増やしていけるというのがセールスポイントだ。

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滑川海彦@Facebook Google+

iPhone XS発売開始!Apple表参道には雨の中250人超が行列

9月21日午前8時、全国各地でiPhone XS、iPhone XS Maxの発売が始まった。旗艦店のApple表参道では雨天にもかかわらずオープン前に250人超の行列ができていた。

8時になるとストアのスタッフがハイタッチで店内に迎え入れていた。

オープン後、iPhoneを求めるユーザーで店内はすぐにあふれかえった。

行列の先頭に並んでいた男性に話を聞いたところ、始発電車でApple表参道に向かったとのこと。Apple京都のオープンニングで配布された白Tシャツを着ていることからかなりのアップル好きと思われる。実際にiPhoneは新製品が出るたびに購入しているそうで、今回もiPhone XS MaxとステンレススチールのApple Watch Series 4を購入していた。


今年は新モデルの中では廉価版となるiPhone XRの発売が10月に控えていることもあり、当面はiPhoneフィーバーが続きそうだ。

Amazon、ハードウェアイベントでEcho掛け時計発表――Alexaがいたるところにやってくる

Amazonは今日(米国時間9/20)、シアトルでイベントを開催し、多数のAlexa搭載ハードウェアを発表した。その中で先ほどAlexaを仕込んだ時計が登場した。そう、壁にかける大きな時計だ。このEcho Wall ClockはAlexaの音声認識機能を備えているだけでなく、Bluetooth接続で他のEchoデバイスと通信できる。

この時計に音声で目覚ましやタイマーを設定すると、盤面に時間の進行が光で表示される。もちろん目覚ましとタイマーはEchoでもっとも頻繁に使われている機能だ。とすればユーザーがこの二大機能を利用するのに掛け時計は絶好の場所だろう。ともかくAmazonはそう考えたらしい。

Amazonの説明によればこの時計は使い方が非常に簡単で、壁に掛けておきさえすれば誰でも声で命令できる。長時間かけて音声の認識を訓練する必要はないという。

イベントでAmazonはパスタを茹でるときのタイマーとして使うところをデモした。時計の盤面には60個のLEDが分を示す位置にセットされており、光って時間の進行を示す。複数のタイマーをセットした場合、それぞれの進行を別々に表示するマルチタスク機能がある。またカウントダウンにもできる。目覚まし、タイマー、リマインダーをセットした時間になるとそれぞれのチャイムが鳴るが、同時に光でビジュアルにも注意を喚起する。

時計の直径は25センチでバッテリー1個で作動し、サーバーから提供される現在の時刻に自動的に同期する。つまり夏時間、冬時間をいちいち手動で切り替える必要はない。

今回Amazonは数多くのデバイスを発表した。どれが当たるか分からないので全部試しておこうという考えのようだ。消費者が本当にAlexa搭載の電子レンジやこの掛け時計を欲しがるかどうかは様子を見る必要がある。クリスマス商戦でその結果が分かるだろう。

Amazonの掛け時計は今年中に出荷され、価格は29.99ドルが予定されている。

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滑川海彦@Facebook Google+

新Apple Watchの「炎」文字盤は実際の炎を撮影したもの

Apple Watch Series 4では、これまでよりも大きなディスプレイが採用された。角は丸くなりベゼルも薄くなった。そして新しくなったディスプレイをより魅力的なものとするため、新たに炎と水、、液体金属、および煙などをイメージした文字盤が導入されている。そしてこの新文字盤はCGによるものではなく、スタジオでの実写によるものなのだということだ。

こうしたイメージを小さなディスプレイに表現する場合、CGが用いられるのが一般的だ。しかしAppleは実際に撮影したものを利用することを選んだ。

Cool Huntingで、撮影の様子が公開されていた。ちょっとこれは一見に値する。

映像にあるように、火炎放射器を使ったり、大量に貯めた水の上で風船を破裂させたり、カラーパウダーを用いて爆発の様子を再現したり、液体金属を撹拌してその様子を撮影したりもしている。

これがつまり、Appleの文化ということなのだろう。楽な方法を選ばず、存分に予算を投入するという文化だ。

ついでといってはなんだが、新しいApple Watchを紹介するビデオも掲載しておこう。

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(翻訳:Maeda, H

本年Q2、もっとも売れたスマートスピーカーはGoogle Home Mini

Amazonのプライムデーで一番売れたのはEcho Dotだったかもしれない。しかしStrategy Analyticsの最新レポートによれば、2018年の第2四半期にもっとも売れたスマートスピーカーは、GoogleのHome Miniであるようだ。全世界での出荷台数を見ると、Echo Dotの220万台に対してHome miniは230万台となっている。

いずれもエントリーレベルのスマートスピーカーだが、この2台を合わせると、全出荷台数の38%を占めることとなるようだ。

本年の第2四半期には、1170万台のスマートスピーカーが出荷されたとのこと。その中で5台中4台がAmazonないしGoogleのデバイスであった。

Echo Dotに続くのは、フラッグシップモデルとなるEchoで、140万台だった。そしてAlibabaのTmail GenieおよびGoogle Homeが80万台で続く。

AppleのHomePodはトップ5に入っていない。しかしQ2における出荷台数シェアでは6%を占めているようだ。

高額ながら高機能を目指したHomePodだが、まずまずの成績をあげているということがいえるのかもしれない。

売上額に占める割合についてみれば、Home MiniとEcho Dotをあわせて17%である中、AppleのHomePodは単独で16%を占めている。200ドル以上のものに限定すれば、HomePodが70%のシェアを占める。

なお、Strategy Analyticsのレポートによれば、今のところはまだシェアは流動的で、登場してくる新製品により大きく変動するだろうとのことだ。

「市場の成長率に着目したメーカーの積極策により、この12ヵ月でスマートスピーカー製品は大幅にその数を増やしました」とStrategy Analyticsのバイスプレジデントを務めるDavid Mercerは言う。「SumsungやBoseなどといった巨人たちも、スマートスピーカー市場への参入タイミングをはかっているところです。ブランドの拡大を目指して動き始めるとともに、消費者にとっては高級モデルを中心に選択肢が増えることが考えられます」とのことだった。

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(翻訳:Maeda, H

XS、XR、XS Maxを比較――どのiPhoneが好み?

XSは標準。XRは安い。 XS Maxは大型。Appleから出た新しいiPhoneの各モデルを理解するにはまずそんなあたりからスタートするのがよいようだ。フラグメンテーションがひどいAndroidからすればiPhoneのシリーズ構成は簡明だ。それでもAppleは3モデルにそれぞれ3種類のストレージ容量を用意している。またカラーバリエーションは全9色ある。

XSはiPhone X、MaxはPlusのそれぞれアップデート版で、XRは子供に買い与えるのに好適なiPhone SEの復活版だ。以下それぞれのシリーズの機能、価格、オプション、出荷スケジュールなどを見ていこう。

iPhone XS —標準的、小型、高速

Appleの新フラグシップ機がiPhone XSだ。Appleの最高のテクノロジーを採用していながらポケットに楽に収まるモデルを探しているならこれだ。

このモデルは対角線サイズ5.8インチのOLED、 Super Retinaを採用している。解像度は458PPIのHDRディスプレイだ。 サイズは現行8 Plusの5.5インチよりわずかに縦が長いが横幅は狭い。スクリーンの面積自体は少し減っている。メインカメラは12メガピクセル2台で手ブレ補正と2倍の光学ズームをサポートする。ポートレートモードでは被写界深度調整が可能だ。価格は64GBが999ドル、256GBが1149ドル、512GBが1349ドルとなっている。

カラーバリエーションはシルバー、ゴールド、スペースグレーで、筐体は水深2メートルの防水機能を備えるステンレス製だ。予約は9月14日スタートで21日から出荷される。

iPhone XS Max —スクリーンはビッグ、値段もビッグ

スマートフォンでよく映画や写真を見る、あるいはビデオを撮影するならiPhone XS Maxがいい。

ディスプレイは6.5インチで、OLEDのSuper Retinaだ。 8 PlusをしのぐiPhone史上最大のスクリーン面積であるわりにデバイス全体のサイズXSよりほんのわずかしか大きくない。これはXS Maxのスクリーンの占める割合が大きいからだ。ツインカメラの機能、12メガピクセル、手ブレ補正、2倍光学ズーム、ポートレート・モードの被写界深度調整などはXSと同様。

筐体は水深2m対応の防水ステンレスでカラーバリエーションがシルバー、ゴールド、スペースグレーというのもXSと同じだ。価格は対応するXSモデルに100ドルがプラスとなる。64GBが1,099ドル、256GBが1249ドル、512GBが1449ドルだ。XS同様、14日から予約受け付け、21日から出荷となる。

iPhone XR —カラフル、安い、機能は初歩的

機能最高、ディスプレイ最大といったエッジの効いた製品を狙っていないなら、iPhone XRを買えばいくぶんキャッシュが節約できる。ディスプレイのサイズはXSとXS Maxの中間で対角長6.1インチだが、OLEDではなく通常の液晶を採用している。Liquid Retinaスクリーンの解像度は326PPIだ。

解像度が低く、HDRではないのでXRの画面はXSほどの鮮やかさはない。またXRのメインカメラは12メガピクセルが1台のみとなっている。手ブレ補正、2倍の光学ズームはない。しかしポートレートの被写界深度調整機能はあるので好みに合わせて背景にボケを加えることができる。

XRも防水仕様だが、XS系の水深2メートルに対して1メートル対応となる。また強く押すことでオプションを簡単に呼び出せる3D Touch機能も省かれている。

XRではバッテリー駆動時間が1.5時間長くなっており、クールな6色がえらべる。筐体はアルミ製で、ホワイト、ブラック、ブルー、イェロー、レッドの仕上げが用意される。64GBが749ドル、128GBが799ドル、256GBが899ドルと価格は手頃だ。

これでもまだ高いと思うなら、iPhone 7が449ドルから、iPhone 8が599ドルからにそれぞれ値下げされた。6S、SEは販売終了となるのでヘッドホン端子つきのモデルは存在しなくなる。高いモデルを買わせたいせいなのか、XRの発売はXS、XS Maxより1月遅れる。予約受付は10月19日、出荷は26日からの予定だ。

これだけのバリエーションがあれば誰もが自分の好みと使い方にあった製品を見つけることができるはずだとAppleは考えているようだ。逆に消費者としてはどれを買ったらいいのか悩むところだ。今回はiPhone Xに多数の大きな改良が加えられたが、そこまでの機能は必要ないというのであれば、上で紹介したようにもっと手頃な価格のモデルも多数用意されている。

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〔日本版〕日本で販売されるiPhoneの製品情報はこちら

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Apple、iPhone XSとiPhone XS Maxを発表

毎年この季節になると新しいiPhoneが登場する。しかし今年はここ数ヶ月リークが続いたため、驚きの要素は影を潜めていた。

しかしともあれ今日(米国時間9/12)、新iPhoneが正式に発表された。iPhoneのフラグシップシリーズはiPhone XSと呼ばれ、カラーバリエーションはゴールド、シルバー、グレーだ。

では、詳しく見ていこう。

デザイン

新しいモデルの外観は現行iPhone Xとそれほど大きく変わっていない。これはモデル名にSが付加される年には普通だ。筐体は医療用グレードのステンレススティール製でガラスも耐久性がアップしているという。カラーバリエーションはゴールド、シルバー、スペースグレーだ。

開発チームは防塵、防水機能もIP68にアップグレードした。これは水深2メートルに30分耐えられるクラスだ。Appleの上級副社長、フィル・シラーは「水だけでなく、オレンジジュース、お茶、ワイン、ビールなどの液体でもテストされている」と付け加えた。

ディスプレイ

iPhone XSにはSuper Retina OLEDディスプレイが採用されている。ダイナミックレンジは60%拡大している。解像度は458PPIで、サイズは5.8インチと6.5インチの2モデルとなる。

大型モデルはiPhone XS Maxと呼ばれる。

どちらのモデルも上部に例の切り欠きがあるが、理由があることなのでいたしかたない。筐体には赤外線対応カメラ、照明、感光センサー、近接探知センサー、スピーカー、マイク、フロントカメラ、ドットプロジェクターが内蔵され、銀色のベゼルで囲まれている。

これらのハードウェアはFaceIDで起動される。Phone XSのFaceIDは新しいアルゴリズムによって速度がアップしている。フィル・シラーのプレゼンによれば、「スマートフォンでもっとセキュリティーが高い顔認証システム」だという。

スペック

iPhone XSになってアップグレードされたスペックでもっとも注目されるのは新しいA12 Bionicチップだろう。業界初の7ナノメートル・ルールによる69億トランジスターの高集積度を誇る。A12は6コアCPUで、A11と比較して2つのハイパフォーマンス・コアは15%速くなり、消費電力は40%低減されている。A12が内蔵する4コアGPUは50%高速化され、グラフィックスはテッセレーションとマルチレイヤー・レンダリングをサポートする。

また8コアの機械学習専用プロセッサーが用意され、ニューラル演算を行う。

ではこうしたスペックが現実にどのような能力となるのかというと、 新しいiPhone XSはA12 Bionicチップ採用のおかげでアプリを開くのが30%速くなっている。

Appleはいつもどおり、新しいiOS 12のAR、絵文字、Siriなどを起動してプロセッサーのアップグレードによる効果の例をいくつもデモした。またBethesda Softworksの人気ゲーム、Elder Scrolls Bladeによるデモも行われた。

iPhone XSのストレージは最大512GBとなる。

カメラ

iPhoneではカメラが重要な役割を果たしてきたが、今回も例外ではない。

XSではメイン・カメラに引き続きデュアル・システムを採用した。広角、望遠とも12メガピクセルだ。新しいカメラは広角がf1.8、望遠がf2.4となっている。TrueToneフラッシュには照明のフリッカーを検出する機能が追加された。

フロントカメラは7メガピクセル、f2.2のカメラで撮像素子の感度がアップしている。

A12 Bionicチップに加えて新しい画像処理プロセッサーを内蔵する。これにより赤目軽減を始めポートレートモードがさらに改良された。

またSmart HDR機能も導入された。われわれのPanzarino編集長が書いているところによれば、「露光条件を変えてハイライト部分とシャドウ部分に適した撮影を行い、ニューラル・エンジンでそれぞれの画像からもっとも良く撮れている部分をHDRに合成する。新モデルではさらに多数のフレームが撮影され、理論的にはダイナミックレンジはされに拡大されるはず」だという。

Appleはカメラの「ボケ」効果にも改善を加えた。ポートレート・モードでは背景をさらに美しくぼかした描写ができる。焦点が合っている手前の被写体から背景への遷移が滑らかで自然になり、背景のボケの形状も改良された。

興味があるのは、写真を撮った後でユーザーがフォーカスを変えられる点だ。ユーザーは写真を見ながらスライダーを動かすことで絞りを変え、焦点深度を深くしたり浅くしたりできる。

ビデオ撮影でいちばん大きいアップグレードはステレオ録音がサポートされたことだろう。

デュアルSIM

AppleはeSIMの採用(中国を除く)により初めてデュアルSIMをサポートした。 これによりユーザーは従来の物理的SIMカードとeSIM(電子的バーチャルSIMカード)の間で選択できるようになった。

中国ではeSIMが許可されないため、iPhone XSには物理的SIMカードのスロットが2つ設けられる。

デュアルSIMにより、簡単にいえば、ユーザーは2つの電話番号を使い分けることができるようになる。国内用番号と国際用番号を使い分けるなどだ。

価格、出荷日

iPhone XS、iPhone XS Maxはどちらも64GB、256GB、512GBの3モデルが用意される。iPhone XSの価格は999ドルから、iPhone XS Maxは1099ドルからスタートする。

予約受付は9月14日(金)から開始される。発送(および店頭販売)開始は9月21日からだ。

〔日本版〕Appleのサイトによれば、iPhone XSは112,800 円(税別)から、iPhone XS Maxは124,800円 (税別)からとなっている。予約受付は14日、出荷開始21日は世界共通。日本でもデュアルSIMがサポートされる(nano-SIMとeSIM)

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予算目的別、おすすめワイヤレスヘッドフォン(イヤフォン)

本稿執筆はMakula DunbarWirecutterとのパートナーシップに基づく記事となっている。読者の方がWirecutterセレクトのプロダクトを購入した場合、WirecutterおよびTechCrunchにアフィリエイト・コミッションが発生するケースがあることをお伝えしておく。

スマートフォンが普及して、ヘッドフォンさえあれば、いつでも好きな音楽、ポッドキャスト、あるいはオーディオブックを聴くことができるようになった。さらに、自分好みのものを聴きながらも電話を受け損なうこともない。しかし最近ではスマートフォンからヘッドフォンジャックが消えるような事態も起こっている。時代はBluetoothに移りつつあるのだ。そんな中、多くの人が良い音を楽しめる、安定的に動作する、便利な機能のついたヘッドフォンはないかと探し始めている。

そのような人々の参考になればと、当方では数百ものワイヤレスイヤフォンやヘッドフォンをテストしてみた。予算は30ドルだという人もいるだろうし、あるいは300ドルまでなら出しても良いという人もいるだろう。そうしたさまざまな要求に応えられるものを探してみたので参考にして欲しい。

 

Bluetoothイヤフォン: Skullcandy Ink’d Bluetooth

今回紹介するものの中で、最安値のプロダクトだ。このSkullcandy Ink’d Bluetoothイヤフォンは、50ドル以下のイヤフォンの中で、もっともおすすめできるプロダクトだと思う。コントローラー部を首周りにまわすことになるが、しかし十分に軽量であり、装着していることを忘れるほどだ。Ink’d Bluetoothイヤフォンはカナル型、たいていの人の耳にフィットするだろう。ちなみに耐水性(water-resistant)となっている。

バッテリーのもちも、1日中聴いていられるほどのものだ。接続性能も高く、2部屋離れるまで音飛びもなく再生してくれた。

Photo: Kyle Fitzgerald

ワークアウト用ヘッドフォン: Aukey Latitude EP-B40

ジムで使うのなら、集中力を高めるために信頼性の高いイヤフォンを用いたくなるだろう。安めの価格ながらワークアウトに対応した快適なイヤフォンということであれば、Aukey Latitude EP-B40をおすすめしたい。50ドル以下なら一択だと考えている。バッテリーの駆動時間は8時間を超える。ジムで過ごす時に用いるのなら、十分の長さといえるのではないだろうか。

スマートフォンと繋がるイヤフォンは、集中力を高めるのに役立つものだろう。ただ、有線イヤフォンはどうしても邪魔になってしまう。ワークアウトの際には、やはり無線イヤフォンが利便性で勝るといって良いと思う。同価格帯の有線イヤフォンより便利だし、また音質も十分に満足できるものであるように思う。

Photo: Kyle Fitzgerald

Budget Bluetooth wireless: Jabra Move Wireless

なお、イヤフォンでは不満を感じるという人もいるだろう。そんな人にはJabra Move Wirelessがある。100ドル以下のワイヤレスヘッドフォンの中で最高品質のものだと考える。ヘッドフォンを使いたいけれど、高額な出費は避けたいと思う人には有力な候補になり得ると思う。Move Wirelessの音質は、4倍の価格のものに劣らないし、それでいて簡単充実の操作性能を犠牲にしてもいない。快適に装着してサウンドを楽しむことのできる設計だ。

Photo: Rozette Rago

True Wireless: Jabra Elite 65t

もし、最新機能を搭載したモデルを使いたいということならば、こんなページも参考にしていることだろう。従来の人気機種にまじってJabra Elite 65tなども紹介されている。Bluetoothイヤフォンとして十分満足のいく音を鳴らし、駆動時間にも問題ない。完全ワイヤレスのイヤフォンに魅力を感じる人も多いだろう。

Elite 65tは周囲のノイズを大幅にカットしてくれる。しかしトランスペアレントモードを利用すれば、マイクを経由して周囲の音を聞くこともできる。音声アシスタント(Google Assistant、Siri、あるいはAlexa)との連携して、ボリュームおよびトラックのコントロールも行うことができる。当方で利用してみたところ、Elite 65tのBluetooth 5.0は、他の機種よりもシームレスかつより強固なコネクションを実現してくれた。通話音声のクリアさも特筆に値するものだった。さらに、同様の完全ワイヤレスモデルが望みで、かつワークアウトに利用したいということであるのならJabra Elite 65tをおすすめしたい。

Photo: Rozette Rago

Bluetooth Wireless: Sony H.ear On WH-H900N

最新機能を搭載したハイエンドモデルを使いたいということであれば、Sony H.ear On WH-H900Nはいかがだろうか。アクティブノイズキャンセリング機能も高性能だし、バッテリー駆動時間も長い。音声通話時に感じるマイク性能も満足のいくものだ。もちろんヘッドフォンの音質は素晴らしい。

当方の感覚では、H.ear On WH-H900Mの音質は群を抜くものだった(ノイズキャンセリングのオン・オフ時ともに良い音を聴かせてくれた)。低音のブースト性能も他にはないクリアさを示してくれた。重量的にも長時間着用しても疲れない軽量さを実現しているし、カラーバリエーションが豊富なのもポイントが高いところだ。

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(翻訳:Maeda, H

IFA 2018のベスト新製品ピックアップ――Alexaルーター、8Kテレビ、3軸回転ゲーム座席など

ベルリンで開催中のIFAはコンシューマー・エレクトロニクス分野で世界的に有名なショーの一つだが、8月末から9月にかけてというタイミングにも大きな意味がある。多くのメーカーにとってIFAはクリスマス商戦に向けて主力製品を世界に披露するのに格好の舞台だ。

このところトレードショーとしてIFAの重要性が増しているのは主にこの理由だ。もっともSamsungやDJIといった巨大メーカーが新製品をIFAが開催される数週間前に発表してしまったため、この点では今年はやや盛り上がりに欠けたかもしれない。

しかしこのショーが面白いのはおかしなな製品が登場するからだ。 IFAはなぜか奇想天外なガジェットを引き寄せる傾向がある。今年もその例にもれなかった。以下ご紹介するのはもっとも重要な、もっとも優れた、もっとも奇妙な製品の例だ。

Alexaルーター

今年の大型トレードショーではいたるとこでスマートアシスタント製品が見られた。最新のトレンドはAlexa搭載ルーターだ。NetgearとHuaweiはルーターをスマートスピーカー化する。別にそんな必要ないと言うなかれ。どうせAlexaが家にあるならルーターにその機能があってもいい。両社の製品を比べると、家中にメッシュ・ネットワークを張り巡らせることができる点でNetgear版の方が説得力があった。

スーパーTV

消費者は隣人が持っているのより優れたテレビを買いたがる。テレビ・メーカーはこの傾向に大喜びで、ますます高精細度のテレビを開発してきた。今年のトレンドは8Kだ。まだメインストリームにはなっていない若いテクノロジーだし、8Kのコンテンツも少ない。しかしIFAのテレビはSamsung、LG、東芝、シャープ、その他、8K一色だった。

スマートフォン、スマートフォン

海外で発表されたスマートフォンの将来は運任せのところがある。アメリア市場への参入はハードルが高い。IFAでお披露目されたスマートフォンの多くはそもそもアメリカ市場にたどり着けないことが多い。とはいえ、今回のIFAでも各社からそれぞれ興味深いフラグシップモデルが発表された。いくつか代表的プロダクトを紹介してみよう。

  • ソニー Xperia XZ2:同社として初の6インチOLEDモデル。ソニーお得意のカメラと画像処理テクノロジーを搭載。
  • LG G7 One: Google Oneはもともと途上国向けのエントリーモデルだが、G7 Oneはフラグシップに近い高性能といういささか異色の製品だ。もっともスマートフォン分野ではLGは異色の製品を出すのを恐れていない。
  • HTC U12 Life:LGと同様、HTCのハンドセットも人目を奪う新機能よりコストパフォーマンスの良さを狙っている。U12はエントリーモデルの価格で中級機の性能が手に入る。

なんだかよくわからないがスゴイ

これがIFA名物の奇天烈な製品の代表だ。おそらく値段も高いはず。私が住んでいるニューヨークののアパートの部屋一杯になるサイズだ。しかし本格的なアーケード式フライトシミュレーターやカーレースを家で体験したいなら3軸で回転するAcer Predator Thronosは理想的なゲーム座席だろう。

その他

  • Lenovo Yoga Book C930:実用性はよくわからないが、興味を引く製品ではある。C930は Lenovoが伝統的なキーボードの代わりにeインクの電子ペーパーのタッチディスプレイを使おうとする努力の最新の例だ。
  • Polaroid OneStep+:おなじみのインスタントカメラの復活。いくつか新しい機能も含まれている。

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DJI Mavic Pro、ビデオレビュー

DJIは先週ブルックリンで開催されたプレスイベントでハイエンド・ドローンの最新モデル、Mavic 2を発表した。今回のアップデートではカメラ周りに重点が置かれている。

Pro(1449ドル)はハッセルブラッドのカメラ(1インチ撮像素子)を搭載しており映像作家の利用に耐える。Zoom(1249ドル)はその名のとおりコンシューマー向けドローンとしては初めてのズームレンズ搭載モデルだ。

現行Mavic同様、折りたたみ式のコンパクトなデザインで、カメラは3軸安定化ジンバルに搭載されている。カメラを交換できるモジュラー式ジンバルが搭載されるのではないかという噂があったが、今回は見送られた。ドローンの最高追尾速度は72km/hだという。障害を感知して空中で停止する機能がある。ただテストではドローンが視界から離れたときにクラッシュを経験した。

〔日本版〕DJIの日本向けプレスリリースによればProが189,000円(税込)、Zoomが162,000円(税込)だという。TechCrunchでのフルレビューはこちら

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Alexaの動作するデバイスは20,000種類超に拡大中

数値はベルリンで行われたIFAのプレス向け発表で明らかにされたものだ。今年はじめにアナウンスした際は、Alexaが稼働するデバイスは4,000種類とのことだった。そこから順調に伸びているということになるのだろう。

CNETが報じたAmazonエグゼクティブのDaniel Rauschの発言によれば、Alexaは何百万回も「ハッピー・バースデー」を歌い、1億回もジョークを披露したのだとのこと。

1億回というのはすごい数字だ。きっと1つや2つは面白いものもあったに違いない。

Alexaが動作する2万種類を超えるデバイスは、3,500超のブランドからリリースされているものだとのこと。

すなわち、Alexaが動作するデバイスのうち、Amazon純正のものはほんの一部に過ぎないということになる。まだまだEchoスピーカーにさほどのラインナップはないし、Fire TVやFireタブレットを入れてもまったく届かない。Amazonは当初よりAlexaのサードパーティーへの提供に力を入れていて、その方針が実ったものというわけだ。

Alexaのサードパーティー製品への組み込みは、ハードウェアメーカーとのパートナー契約や、ハードウェア系スタートアップに投資するAlexa Fundなどを通じて拡大されてきている。Alexaの利用シーンは、電話、サーモメーター、テレビ、車など拡大の一途をたどっている。やはりIFAで発表されたのだが、HuaweiおよびNetgearがホームルーターにAlexaを搭載している。

Googleも、やはりマニュファクチャーに対して自社アシスタントの採用を働きかけている。しかしいまのところは、Alexaほどの活発な動きを見せてはいないようだ。Googleの5月段階での発表によれば、Googleアシスタントが動作するデバイスの種類は5,000種類だとのことだ。ちなみに1月段階では1,500種類ということだった。

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(翻訳:Maeda, H

ゼンハイザー、完全ワイヤレスイヤホンをアナウンス――価格は300ドルなり

完全ワイヤレスのイヤホンがまだまだ珍しかった時代なら、「300ドル」という値段も「まあそんなものか」と受け入れられたかもしれない。しかし今やいまやありふれた存在になった。そんな時代に、あのAirPodsの倍の価格をすんなりと受け入れるのは難しい。

ただし。このデバイス(Momentum)を扱うのは、あのゼンハイザーだ。外見も満足のいくものであるし、スペック的にも素晴らしいものとなっている。ベルリンで行われたIFA 2018でアナウンスされたもので、ドライバーは7mmのダイナミック型で、AACおよびQualcomm aptX™をサポートし、高音質Bluetoothに対応している。

SiriおよびGoogle Assistantにも対応しており、操作はタッチインタフェースで行う。バッテリーでの動作時間は4時間で、充電ケースは12時間分のバッテリー容量となっている。ケースの表面はファブリックになっていて、Google Homeと親和性の高そうなデザインになっている。

299.95ドルの米国価格もまあ頷けるものだろうか。販売開始は11月中旬の予定となっている。

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(翻訳:Maeda, H

Googleアシスタントが日英バイリンガルになった――英独仏西伊日を自由に組み合わせ可能

Googleアシスタントがさらに賢くなってバイリンガルになった。今日公開されたアップデートではGoogle Homeアプリの設定から、たとえば英語とスペイン語、英語と日本語のように2つの言語を選べるようになった。Googleアシスタントはどちらの言語によるコマンドにも反応する。

今日のアップデートはある程度予想されていた。 Googleは今年2月のI/Oカンファレンスでアシスタントのバイリンガル機能を開発中だと明かしていた。次のI/Oまだまだだいぶ間がある今の時期に無事に新機能が公開できたのは何よりだ。

今のところアシスタントはバイリンガル、つまり2言語のみサポートする。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語の6ヶ国語から自由に2つの言語を選択できる。Googleでは他の言語への拡張にも取り組んでおり、また将来は3言語の利用をサポートする計画だという。

Googleは私の取材に答えて、この機能は一旦設定すればアシスタントがその言語をサポートしていさえすればあらゆるデバイスで有効になると述べた。つまりアシスタントを搭載したほぼすべてのスマートフォン、スマートスピーカーということだ。ただし最近発表されたスマートディスプレイはまだ英語しかサポートしていないので例外となる。

一見したところでは簡単なことに思えるかもしれないが、 Googleはこのようなバイリンガル化は完成までに何年もかかる複雑な作業だったと述べた。このようなシステムでは複数の言語をサポートをしているだけでなく、ユーザーが話す言葉がどの言語であるかを識別し、理解し、適切な言語で反応する必要がある。しかもこれを数秒以内に行わなければならない。

Googleのバイスプレイジデント、Johan Schalkwykとスピーチ認識のエンジニア、Lopez Morenoは今日の発表でこう書いている。

われわれの言語認識モデル(LangID)は2000種類の言語ペアを識別できる。次に、サポートされている言語による音声コマンドを適切に実行するシステムを開発した。ユーザーの発話が停止すると同時にシステムはそれが何語であるか決定するだけでなく、何が言われたのかを理解しなければならない。こうしたプロセスはそれ自体極めて高度なアーキテクチャーとなるが、不必要なレイテンシーを排除するためにさらに余分のコンピューティング資源を要した。

ドイツ、フランス、イギリスのユーザーはこれらの地域で今日から発売される大型の Google Home Maxでもバイリンガル機能を利用できる。

また今日の発表によれば、 Googleは近くバイリンガルのサポートをtado°のスマート・サーモスタットのようなデバイスにも広げるという(ただし、当然だが、AmazonのRing Alarmのような独自製品は対象とならない)。

〔日本版〕バイリンガル機能は日本でもすでに有効。新言語の追加はHomeアプリなどから「設定→カスタマイズ設定→アシスタントの言語」オプションを開く。タップすると追加できる言語のリストが表示されるが、地方別に言語の種類を指定する必要がある。英語の場合、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、インド、シンガポールが用意されている。下のビデオでは日仏バイリンガルの例が登場する。

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Appleのビッグイベントは9月12日――招待状には金色のリング

Appleのビッグイベントを公式に告げる招待状が届いた。何ヶ月も前から注目の的になっていたこのイベントは9月12日にクパチーノのぴかぴかの本社で開催されることが明らかとなった。

招待状には簡潔に、Gather round(周りに集まろう)とあり、大きな金色のリングの画像が添えられている。巨大なリングはApple本社を示唆しているようだ。ただAppleは招待状に発表の内容について謎めいた形でヒントを出すのが好きだから、われわれは何か円形のもの、金色のものを期待していいのかもしれない。

これまでのところAppleのハードウェアに関しては比較的静かな年だった。Appleは3月のシカゴのイベントで新しいiPadを紹介し、その後MacBook Proシリーズをアップデートした。これらを別にすれば新製品についてはニュースがなかった。WWDCでもハードウェアに関する発表はなかった。

しかし9月の第2週に状況は大きく変わりそうだ。流れている噂が正しいなら、Appleは新しいハードウェアをきわめて大きなスケールで用意している。まったく新しいシリーズのiPhoneがこのイベントで登場するはずだ。

GoogleやSamsungの場合と違って、今回Appleは新製品の秘密を十分に守ってきた。それでも多少のリークは起きている。iPhoneが3シリーズ準備されており、これには従来と全く異なるiPhone Xの大型版が含まれるという。 新しいWatchとiPad Proもこのビッグイベントで発表されそうだ。

われわれはもちろんAppleのイベントに勇んで参加する。大きなカメラも持参する。これも噂だが、Appleは今回の発表会をTwitterでライブストリーミングするらしい。

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Googleのスマートウォッチがいっそう身近に――Wear OSがアップデート

今日(米国時間8/29)、以前Android Wearと呼ばれていたGoogleのスマートウォッチ向けOS、 Wear OSがアップデートされた。Googleによれば、このアップデートでさまざな情報へのアクセスがさらに素早く行えるようになり、ユーザーへのアシストもさらに積極的になったという。Google Fitがアップデートされたことにともない、Wear OSでもAndroidアプリと同様のヘルスモニター機能が提供される。

新しいWear OSでは、ユーザーは多数の情報をスワイプで次々に切り替えて表示させることができる。従来は通知カードをいちいち切り替える必要があった。これは小さな改良のように聞こえるが、実際の使い勝手としては非常に大きな改良だ。従来と同じくスワイプアップで新しい通知を表示することができる。表示された内容に返信するなどなんらかのアクションをする場合は単にタップするだけで必要なオプションが表示される。

新しいWear OSはかなりの程度、Google Nowの代わりになる。右にスワイプすればGoogleアシスタントが今日の予定、天気、フライト、ホテル予約などの重要な情報を教えてくれる。アシスタントを利用した他のアプリのインターフェイスと同じく、Wear OSの画面でもGoogleはタイマーのセット方法などアシスタントの機能をいろいろ教えてくれる(もっともタイマーの設定方法は誰も知っていると思う。実のところ私の場合、アシスタント利用の90%はタイマーだ)。

Google Fit機能についていえば、iWear OSは予想どおりAndroidアプリのHear Points、Move Minutesと同じサークル形のデザインを採用した。 丸型のWear OSウォッチとうまく調和する。

今回のアップデートではドラスティックなデザインの変更はなかったが、クオリティー・オブ・ライフは大きく改良され、Wear OSのスマートウォッチの使い勝手は向上したと思う。

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Apple、iPhone Xのデザインの新iPhone発表へ――噂は正しかった

Bloombergは、新世代iPhoneに関して流れている観測を確認する記事を発表した。これももともとAppleウォッチャーとして有名な台湾のアナリスト、郭明錤(Ming-Chi Kuo)が昨年11月に発表したレポートに基づくものだ。Bloombergによれば、Appleは来月、3シリーズの次世代iPhoneを発表するものと見られる。 これらはiPhone Xのアップデート版、6.5インチの新型iPhone X、iPhone XのデザインのiPhone 8の後継機種となる。

新 iPhone XはSグレードとなる見込みで、つまりチップとカメラが最上位のものとなる。外観は現在販売されているiPhone Xとまったく同一だ。ただしCPUは改良版のA12なので処理速度が速い。このチップの設計はAppleで製造はTSMCだ。

大型のデバイスは6.5インチのディスプレイを装備する。機能はアップグレードされたiPhone Xと全く同様で、ステンレスのエッジ、2台のメイン・カメラ、OLEDディスプレイを備える。
一部の国ではSIMスロットを2つ装備するモデルとなる。これは他の国、地域でのローミングを容易にするためだ。

さらに興味深いのはAppleはiPhone 8の後継機種がiPhone Xそっくりのデザインになることだ。価格は現行iPhone 8とほぼ同様だが、エントリーレベルの機種としては大幅な機能アップとなる。

もちろんiPhone 8後継機種には製造コストを押さえるために妥協した部分がある。エッジはステンレスではなくアルミとなり、カメラは1台、6.1インチのディスプレイにはOLEDは採用されない。.

iPhone 8後継機には赤やオレンジを含む豊富なカラーバリエーションが与えられると観測されている。Bloombergはホームボタンが異なることからFace IDが装備されると推測している。

ソフトウェア面では、大型の6.5インチのiPhoneでは2種類のアプリを並べて同時に作動させることができるようだ。これは現行iPadに似た機能だ。Appleのこれまでの慣行からすれば新モデルは数週間以内に発表されるはず。

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ニューヨークでAiboお披露目(ビデオ)――ソニーのかわいいロボットドッグがアメリカにやってくる

ソニーは先週ニューヨークで復活した新しいAiboを紹介するプレスイベントを開催した。ソニーのアメリカ法人、Sony Electronicsの新事業担当副社長、Michiko Arakiはビデオで次のように述べた。

ソニーが初代のAiboを発表してから20年近くになる。この間、ソフトウェアはもちろんセンサー、アクチュエータなどテクノロジーはあらゆる面で大きく進歩した。さらに現在ではWiFiを通じてインターネットのクラウドにアクセスすることができるようになった。

これにより新しいAiboはオーナーと本当の絆を育てることができる。それぞれのオーナーとの交流を通じて学び続け、独自のパソナリティーを育てていく。交流を深めるほど独自の性格が生まれ、友情も深まる。Aiboは伴侶を求める人なら誰にでも勧められるすばらしいロボットだ。これはソニーがAIとロボティクスの分野で何ができるかを実証するショーケースといえる。

アメリカ向けAiboの価格は2899ドルでAibo本体の他にクラウドAIとの接続契約3年分、Aiboが好きなピンクのボールといったおもちゃ、特製のドッグタグなどが付属する。9月から販売が開始され、出荷はおそらくホリデーシーズンとなるだろう。

TechcrunchのAibo記事はこちら

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斜めに傾いた不思議マウス「MX Vertical」。使用時の疲労を効率的に軽減するフラッグシップ

eng-logo-2015周辺機器メーカーのロジテック(日本ブランド名:ロジクール)は、ボタン類が斜めに傾いたマウス「MX Vertical」を海外発表しました。エルゴノミクス(人間工学)に基づいた、疲れを低減するデザインをうたっています。

MX Verticalは手のひらを置く面とボタン類がデスクに対して57度傾斜しており、これによりユーザーの腕の角度を改善。さらに、手首や筋肉の緊張を和らげるとしています。ロジテックによれば、この「握手」をするような角度を採用することで、筋肉の緊張を10%低減できるとのこと。

さらに「アドバンスド光学トラッキング技術」の採用により、腕の動きを1/4にまで抑えることに成功。こちらも疲労低減に貢献しています。またマウスはさまざまな手の大きさ、形状にフィットするそうです。

MX Verticalは99ドル(約1万1000円)にて予約を開始しており、来月から出荷が開始されます。現在のところ、日本国内での販売は未定。「マウスを長時間使っていると、手首が疲れて疲れて……」という経験がある人には、救世主となるマウスかもしれません。

Engadget 日本版からの転載。