AmazonのAlexa Auto SDKで音声アシスタントを車の中で使える

Amazonが今朝(米国時間8/9)、Alexaを車のインフォテインメントシステムに統合するためのツールキットを発表した。その“Alexa Auto SDK”は今GitHubにあって、Alexaの中核的機能のすべて…メディアのストリーミング、スマートホームの制御、天気予報、何千もあるサードパーティ製スキルのサポート、などなど…が含まれている。また車特有の機能として、ナビゲーションや検索もある。

ソースコードとファンクションのライブラリはC++とJavaで書かれていて、それらにより車は、音声入力と各種トリガーを処理してAlexaのサービスに接続し、Alexaとの対話をサポートする。

Amazonはさまざまなアプリの作例や、ビルドスクリプト、そしてドキュメンテーションも提供している。サポートしているプラットホームは、ARMとx86プロセッサーアーキテクチャ上のAndroidとQNXオペレーティングシステムだ。

このSDKでAmazon MusicやiHeartRadio、それにAudibleのストリーミングを聴けるし、また相手の名前や電話番号を言うと電話をかけられる。これらは、車のネイティブな通話サービスを利用することになる。

同じく車のネイティブなターンバイターンのナビゲーションシステムも利用し、ユーザーはAlexaに音声で、アドレスや目印などを指定できる。ナビゲーションのキャンセルも、命令できる。

ローカルな検索機能では、レストランや映画館、食料品店、ホテルなどを探して、そこへナビできる。

Alexaと車のご縁は、これが初めてではない。これまでもすでに、Ford, BMW, SEAT, Lexus, Toyotaなどど協働して、音声アシスタントを特定の車種に載せている。また、AnkerMuse(Speak Music), Garmin, Logitechなどのアドオンデバイスを使って、古い車種でAlexaを使うこともできる。

このSDKにより、もっと広い範囲のデベロッパーが、音声アシスタントを車に組み込めるようになる。Amazonと関係のないデベロッパーでも。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

意外にもAlexaで買い物をする人はほどんどいない、音声は買い物に向いてない?

The Informationの記事によると、Amazon EchoなどのAlexaデバイスを使って買い物をする人はとても少ない。その記事では、およそ5000万のユーザーのうち、一度以上その音声インタフェイスで何かを買った人は約10万だ。それほど意外でもないが、会話的コマースを唱導するAmazonなどにとっては、痛い結果だ。

Amazon Echoとその兄弟たちは、多くの場合、音楽を聴く、天気予報を尋ねる、タイマーをセットするなど、誰もが考えるような使い方をされている。どれもスマートフォンで間に合う機能だが、家の中に家事雑用専用のデバイスがあることには、それなりの意味があるのだろう。

でも、売った側の期待の中には、買い物もあったはずだ。“Alexa、またオレオを注文して”、とか、“Alexa、Boseのノイズキャンセリングヘッドホンを買って”、などが日常化する光景が想定されていただろう。でも、何かおかしい。人は買い物をする前に、その品物を見たり、レビューを読んだり、安値を探して複数のコマースサイトを訪ねるだろう。Echoに声で命じるだけで買い物をする人が、はたしているのだろうか?

関連記事: Alexaのスキルにスキル内購入を書ける、デベロッパーに収入の道ひらける

そんな人は、なかなかいないだろう。でも、会話的コマースが、Alexaなどのデバイスのために列挙された、思いつくかぎりの、ありとあらゆる用途の一つにすぎない、とも言い切れない。

スマートホームの普及とともに、それらのいろんなデバイスのためのハブが必ず必要になるはずだ。Alexaは、そんなハブの良い候補だ。食料品の買い物や、そのほかの物の衝動買いのために音声デバイスを使う人は、今後もあまりいないだろうけど、でもEchoは、SpotifyやAudibleなどのサブスクリプションを‘買う’のには便利だ。そして今後はたとえば、“Alexa、水道工事屋さんを呼んで”、のような使い方もありえるだろう。それに、ありとあらゆる広告や販促活動に、消費者向けの音声の巧妙な使い方がありえる。

今はまだたぶん、音声アシスタントデバイスという装置と買い物が、一般ユーザーの心の中で無理なく結びついていない。それはノートパソコンを金槌の代わりに使うようなものだ。でもThe Informationの記事は、買い物を試みた人が100万で、その中の10万が実際に物を買うまで行った、と言っている。声による買い物は、人びとがまだ慣れていないだけかもしれない。それとも、今後何年経っても、普及しないのかな?

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

BMW、車載システムにAlexaを導入――音声だけでなくビジュアルも

BMWが数日中にAmazon Alexaのドライバー向けサポートを開始しようとしている。これまでBMWは、Alexaを筆頭にCortana、Google Assistantなどの音声アシスタントの導入計画について語っていたことから、このニュース自体は大きなサプライズというわけではない。しかし私は、車内でAlexaを使うとは一体どういうことなのかを実際に体験するため、ドイツ、オーストリア、アメリカ、イギリスでのオフィシャルローンチ(その他の地域でも近日中にローンチ予定)を前に、ミュンヘンへ飛んだ。

BMWでデジタル・プロダクト担当SVPを務めるDieter Mayは、今年の初めに、同社の車内デジタルアシスタントは、「カップホルダーに入ったEcho Dot」を凌駕するものでなければいけないと語っていた。つまり、デジタルアシスタントが車内での体験や車に搭載されているその他のテクノロジーと深く結びついていなければいけないということだ。先に結論を言うと、BMWは自分たちの考えをしっかりと形にできていた。それもかなりのレベルで。

おそらく私が一番衝撃を受けたのは、BMWのデジタルアシスタントとのコミュニケーションは音声インターフェースのみに留まらないという点だ。BMWはAlexaの視覚的なレスポンスにも対応するため、AmazonのAlexaチームと直接やりとりをしており、BMWのほとんどの新モデルに搭載されている、コンソール上部のタブレットのようなディスプレイを活用することで、BMWのデジタルアシスタントは単に質問の答えを読み上げるだけでなく、必要に応じて追加情報やグラフなどを表示できるようになっているのだ。そのためBMWのAlexaは、Echo DotよりもEcho Showを使っている感覚に近い(もちろんディスプレイ上で動画を見ることはできないが)。

私がデモを試したのは、Alexに対応するため特別に手を加えられたBMW X5(2015年製)で、例えば天気について尋ねたり、質問に対してウィキペディアの情報が返されたりすると、ディスプレイが自動的に起動するようになっていた。

素晴らしいのは、Alexa経由の情報にも、その他の車載システムと同じデザインが適用されているところだ。つまりAlexaが表示する天気予報は、BMW独自のConnectedDriveシステムが表示する天気予報とまったく同じ見た目をしているのだ。唯一の違いといえば、Alexaからの情報にはスクリーンの左上に「Alexa」という文字が表示されるくらいだった。

簡単に聞こえるかもしれないが、これを実現するためにBMWは相当Amazonと交渉を行ったはずだ。特にBMWのデジタルアシスタントのユニークなところである、2つ目のポイントに注目するとその意味がわかる。そのポイントとは、ユーザーが「話す」ボタンを押して質問を投げかけると(新しいモデルだとウェイクワードでもOK)、その質問がまずBMWのサーバーへと送られ、それからAmazonに送信されるという点だ。BMWは自分たちでデータをコントロールすることで、ユーザーのプライバシーを守りたいという考えから、このプロキシサーバを中間に置くことにしたのだという。そのため、Alexaからのレスポンスには、通常よりも少しだけ時間がかかるが、BMWチームはできる限りこのラグを短くできるよう努力を続けている上、デモを体験しているときは正直そこまで気にはならなかった。

担当チームによれば、彼らが最初に取りかかったのは、ユーザーのクエリを正しいサービスへと振り分ける仕組み作りだったという。すでに多くの車には、カーナビゲーションで目的地を設定するときなどのために、音声認識システムが搭載されている。しかしAlexaが搭載されると、ユーザーの「Alexa」という呼びかけに反応して、そのクエリをAlexaサーバーへとルートしなければいけない。また彼らは、いかにAlexaがBMWのシステムと深い部分で連携しているかを強調する。「私たちのシステムは、単にスマートフォンから情報をストリーミングしているわけでもなければ、周辺機器のように追加サービスとして上乗せされているわけでもない」と広報担当者は語る。

「ユーザーはBMWに期待する深いレベルでの統合を体験できる。そのために私たちは通信モジュール(SIMカードカード)をはじめとする、既存の車載システムを活用している」

Alexaのオープンなエコシステムの強みのひとつはスキルだ。もちろんすべてのスキルが車内で使うのに便利というわけではなく、中には運転中は邪魔に感じられるものもあることから、BMWのチームは車内で使えるスキルのリストを現在準備している。

BMWはAmazon以外にもMicrosoftと協業を進めており、BMWのクラウドサービスの多くはAzure上で管理されている。BMWによれば、AlexaとCortanaにはそれぞれの良さがあり、CortanaであればプロダクティビティやOffice 365との連携などがその利点なのだという。ということは近い将来、車内でAlexaとCortanaの両方できるようになるかもしれない。だからこそ、BMWは音声コマンドのルーティングの仕組みを築き、音声データを自分達でコントロールしようとしているのだろう。

さらにBMWは、ユーザーの利用状況に応じてこのデジタルアシスタントを改善していく予定だと言う。多くの機能はクラウド上で動いているため、アップデートは簡単で、チームは新機能をすばやく導入できるだろう――まるでソフトウェア企業のように。

原文へ

(翻訳:Atsushi Yukutake

Alexa CastでAmazon MusicをAlexaデバイスへキャストできる

Amazonが今日(米国時間7/26)発表したAlexa Castを使えば、Alexaデバイス上で音楽をもっと幅広くコントロールできるようになる。たとえばスマホでAmazon Musicアプリを聴いていて、それを引き続きAlexaデバイス上で聴く、という移行が容易にできる。MusicはAmazonの重要なサービスのひとつだから、前からこういうことが望まれていた。

Alexa Castがないときは、Amazon Musicを別のデバイスで聴き続ける、という当たり前のようなことがけっこう難しかった。このサービスのコントロールは、Spotifyなど、そのほかのサービスと相当違う。今回Amazonは、やっとAmazon Musicをまともな音楽サービスにする気になり、Alexa Castはその第一歩のようだ。

このサービスは今日から利用できる。iOSやAndroidのAmazon Musicアプリをアップデートすると、Alexa Castのアイコンがある。Spotify ConnectやApple AirPlayなどと同じように、そのアイコンをタップして移行先のデバイスを指定する。

今後、そのほかのアプリでもAlexaデバイスへの移行が簡単にできるようになるのか、そのへんはまだ分からない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Echo Showの画面をタップ、Alexaがテキスト表示で応答するなど、アクセシビリティ機能が充実

Amazonが今朝(米国時間7/23)、Echo系列のアクセシビリティを強化するための新しい機能をいくつか発表した。そのリストの最上位にあるTap to Alexa(Amazon Tapと混同しないように)は、音声を使わずにEcho Showと対話できる。

その新しい機能を設定のときクリックしておくと、音声デバイスをタッチスクリーンタブレットとして使えるようになる。ホーム画面に、いくつかのショートカットを加えることもできる。「ニュースと天気予報」や、何かのスマートホームデバイスをon/offする、テキスト入力を使用する、などなどだ。

音声でパソコンを操作できることは、昔の、いや今でも、アクセシビリティ機能の上位にあるが、Echoのような音声操作デバイスでは、音声が使えない人を考慮しなければならない。Echoにディスプレイ付きのバージョンが登場したからには、アクセシビリティとしてタップを実装するのも当然だよね。

Tapの次は、Alexa Captioning(字幕機能)だ。数か月前にアメリカのユーザーには導入されたが、これからはイギリス、ドイツ、日本、インド、フランス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのユーザーも利用できる。この機能では、Echo ShowとSpotでAlexaの応答が画面のテキストで出るようになる。

「タッチ入力」と「テキスト表示」…Amazonの音声アシスタントがついに音声を超えて、ユーザー層を拡大しようとしている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Alexaに音声によるイコライザーが登場、オーディオ機能の高級化に一歩前進

AlexaがEchoのイコライザーを設定できるようになり、たとえば“アレクサ、高音を下げて”(Alexa, decrease the treble)で高音が下がる。この便利な機能は、もっと前からあってもよかった、と思うが、とにかく二日後には展開を終了し、Echoに“アレクサ、低音を上げて”(Alexa, turn up the bass)と言えるようになる。

当面アメリカだけだけど、EchoとDot, Plus, Show, Echo Spotで帯域を-6dbから+6dbの範囲で増減できる。

デベロッパーのスキルAPIも同時に提供するので、Polk Command BarやSonos Beamなどのスピーカーのメーカーも、この“音声によるイコライザー”を実装できる。Echo以外のデバイスでも利用できることは、ライバルのApple HomePodやGoogle Home Maxに勝つための重要な戦略だ。

昨年Amazonは、HomePodの対抗機を作っている、と噂された。結果的にそれは、Echoの次世代機として実現した。より高度な設計になり、オーディオも良くなったが、でもそれは、一部で期待されたハイエンドのスピーカーではなかった。今度のイコライザーではオーディオのカスタマイゼーションが増え、高級オーディオ製品としてのEchoの準備が始まったのかもしれない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ドラッグ&ドロップで簡単にAlexaのスキルを作れるStorylineが77万ドルを調達

Alexaに不満を感じたことは、ないですか? 冗談が通じないし、‘怖い話’をリクエストしても全然怖くない。そこで、会話のブロックをドラッグ&ドロップして積み上げ、誰もが簡単にAlexaのスキルを作れるサービスStorylineが、Boost VCがリードするラウンドで77万ドルを調達し、そのスキルビルダーのAPIをさらに充実させようとしている。

Alexaのような、複雑な音声認識ソフトウェアが動くスマートスピーカーとクリエイターの間には、“テクノロジー”という障壁がある。2017年にローンチしたStorylineが目指すのは、その障壁をなくすことだ。CEOで協同ファウンダーのVasili Shynkarenkaによると、チームとインタフェイスを拡充してGoogle HomeのようなAlexa以外のスマートスピーカーにも対応し、またそのインタフェイスには広告や他サービスへのリンクなど収益化の仕組みを導入したい、という。

Alexaとの対話をドラッグ&ドロップで組み立てられるStorylineのユーザーフレンドリーなインタフェイスは、「コマンド」と「応答」という対話的関係をまさに対話的に構築しカスタマイズできる。スキルやフラッシュブリーフィングを作るためのテンプレートも、いくつか用意されている。作ったスキルの音声認識やロジックを、ブラウザー上でテストできる。

これまで、12000名あまりのユーザーが、Alexa Skills Storeに2500のスキルを発表している。それは、このストアにあるスキルの6%に相当する。Alexa Skills Challenge: Kidsでグランプリを取った作品も、Storylineのインタフェイスを利用している。そして老舗のWebマガジンSlateも、Storylineを使っている。

Shynkarenkaによると、スマートフォンのアプリを作ることと、スマートスピーカーのスキルを作ることは、全然違う。

“Alexaを、スマートフォンやWebと同じようなソフトウェアプラットホームだと考える人が多いけど、そうではない”、と彼は言う。“Alexaで人気のスキルは、友だちとチャットできたり、ソーシャルネットワークを閲覧できるアプリではない。人気が高いのは、コンテンツのアプリだ。たとえば、夕食時に家族と楽しめる雑学クイズなんかだね”。

YouTubeにビデオのクリエイターが群がっているように、Shynkarenkaの構想ではStorylineが各種スマートスピーカー向けのコンテンツのホームになってほしい。同社にはすでに2500人のクリエイターのコミュニティがあり、コンテンツの制作や共有を楽しんでいる。

でも、テンプレートなどを使って簡単にスキルを作れるサービスは、ほかにもある。たとえばご本家のAmazonは、テンプレートからスキルを自作できるAmazon Blueprintsを、4月に立ち上げた。

スマートスピーカーも、それらのスキルの制作も、これからますます活発な世界になりそうだから、今のAlexaなどと違って、もっと完全にカスタマイズできる‘あなただけの’スマートスピーカーも、いずれ必ず登場するだろうね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AmazonのAlexa Blueprintsで作った自作スキルを家族や友人と共有できる

【抄訳】
この春Amazonは、コードを書けない人でもAlexaのスキルを作れるサービス“Alexa Blueprints”を導入した。今日(米国時間6/13)からはそのスキルを、テキストメッセージやメール、WhatsAppのようなメッセージングアプリ、FacebookやTwitterやPinterestのようなソーシャルメディアでほかの人と共有できるようになる。

友だちや家族が使うスキルは、Amazonが提供しているテンプレートをご自分のコンテンツで満たすだけで作れる。コード(プログラム)を書く必要はない。Amazonは、共有機能はたとえば勉強グループ(や研究グループ)がフラッシュカード的なスキルを作ったり、誕生日を家族で共有するために利用できる、と言っている。後者の場合は、スキルが誕生日プレゼントになるかもしれない。

Blueprintsは今のところ、家でAlexaと遊ぶための楽しい方法だ。たとえば、“いちばんすてきなお母さんは誰のお母さん?”という質問に答えさせたり(もちろん、私の、だ)、家族の好きなジョーク集を作ったり、雑学クイズを作ったりできる。

でも、スキルを自作するユーザーはそんなに多くない。それは、Alexaのユーザーにとって必須ではなく、ちょっとした遊びだから。

スキルを作るのは、簡単だ。Amazonがテンプレートを提供していて、そこにはすでに見本が書かれているが、それを自分のニーズに応じて書き換えればよい。

そして、自分が作ったスキルのリストを見るとき、“Access”のところのステータスを”just me”(自分だけ)から”shared”(共有)に変えれば、そのスキルは共有される。共有をやめたいときは、”revoke”(取り消し)を指定する。

共有によってそのスキルのリンクが作られるから、そのリンクをメールなどで送れる。もらった人がリンクをクリックすると、Alexa Blueprintsのサイトへ行って自分のためにそのスキルを有効にできる。

Blueprintsのスキルは個人利用が前提だから、それをAlexa Skill Storeで一般公開することはできない。でもBlueprintsのサイトでAlexaオーナーのコミュニティを作れるし、また、ほかの人たちのコラボレーションを誘ってもよい。

たとえば、ある特定のテレビ番組の大ファンたちが集まって、その番組の超難度の雑学クイズをコラボで作ると楽しいだろう。近親者や親戚なども含めた大家族の中で、あなたが唯一のテクノロジー通なら、そんなみんなのためのスキル集を作って共有してもよい。

Alexa Blueprintsのサイトは、ここだ 。〔いろんな作例が載っている。〕

【後略】

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Motivのフィットネスリングは行方不明のiPhoneを見つけてくれる

Motivのフィットネスリング(指輪)を試してみて、意外にも感動した。実はぼくは、リングなんかに興味ない方だが、でもハードウェアスタートアップがフィットネスバンドを超えたものを作ろうとしている姿勢に好感を持てる。しかも彼らは、信じられないほど有能な製品を作ってしまったのだ。またその小さなウェアラブルに次々と新しい機能を加えている律儀な態度も良いね。

4月には、このリングはAlexaの機能を獲得し、Androidをサポートした。今週はAmazonのスマートアシスタント向けの機能をやや増やし、また、紛失したスマートフォンを見つける能力を持たせた。この最後の機能は、これまででいちばん、人びとの関心を惹きそうではないか。なくしたiPhoneがBluetoothの圏内にあれば、リングを数回振ると音や振動で居場所を知らせてくれる。

Alexaの機能としては、もっと詳しいフィットネス情報を教えてくれる。活動をした時間(分数)や、消費カロリー、睡眠時間、ウォーキングの歩数などだ。またCirclesのように、同じリングをつけている友だちとフィットネスの実践情報を共有できる。

どれも、それほどすごい機能ではないけど、小さなハードウェアに対してイノベーションを継続維持していく姿勢には、感心してしまう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ご用心! Echoが勝手に会話を録音して知人に送信した――Amazonから説明あり

オレゴン州ポートランドの一家がKIROニュースで語ったところによれば、一家のAmazon Echoがプライベートな会話を録音し、登録されていた連絡相手に勝手に送信していたという。 Amazonでは「きわめてまれなケース」だとした(Amazonからのさらに詳しい説明を下にエンベッドしてある)。

ポートランド在住の女性、Danielleは夫の会社の社員から「Alexaのプラグを今すぐ抜いた方がいい。ハックされているかもしれない」という電話を受けた。電話してきた社員はAlexaから夫妻が木のフローリングについて会話している録音を受け取ったという。夫妻は事実そういう会話をしていた。

女性はなんとかAmazonの担当者を捕まえることに成功し、問題を報告した。Amazonのエンジニアが問題のAlexaのログをチェックすると報告のとおりの事態が起きていたと判明した。Amazonは声明を発表し、「問題を精査した結果、きわめてまれなケースだと結論した。われわれは将来同様の事態が再発することを防ぐために対策を準備している」と述べた。

いったい何が起きたのか? 私の推測ではEchoデバイスの音声認識システムが何かを聞き違え、会話を録音するよう命じられたと解釈したのだろう。さらに続けて録音したノートないしメッセージをある宛先に向けて送信するよう命じられたという聞き違いが起きたに違いない。しかもこうした一連の動作をユーザーに報告しなかったことになる。

この家庭には複数のAlexaデバイスがあったという。そこでAlaxaは間違ったデバイスで命令の確認を試みたかもしれない。Alexaは「私はスティーブにメッセージを送りました」とリビングのEchoデバイスに発声させたが、スティーブはそのときキッチンに移動していた。…なにかそんなことが起きていたかもしれない。

もちろんAlexaが勝手に会話の録音を知人に送信するなどとは誰も予期していなかったはずだが、EchoAlexaは電源が入っているかぎりいつも聞き耳をたてており、会話を録音してデータをインターネットにアップし続けていることが確認されたのは重要なポイントだろう。Alexaはますます賢くなっている。つまり「会話を録音して知人に送る」程度ではすまない被害をもたらす可能性があるということだ。

アップデート:私はAmazonに何が起きたのかもっと詳細な情報を明かすよう要請した。するとこの稿を公開した後、Amazonは以下のような説明を行った。内容はおおむね私の推測に近かった。

バックグラウンドにAlexaに似た発声があってEchoが起動されたものと思われる。Echoは会話の続きをメッセージ送信の命令と解釈した。Alexaは十分な音量で「誰に?」と尋ねた。その後の背景の会話の一部がAlexaに登録された連絡相手の名前と解釈され、Alexaは「[人名]ですね?」と確認の発声をしたが、それに続く背景の会話を「はい」の意味に取った。ミスがこのように連続することはきわめてまれなケースと考えられるが、われわわれはこうしたミスが再発する可能性をさらに下げるための方策を検討中だ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

これからはラップトップを買うとAlexaがプレインストールされている

それはまさしく、時間の問題だった。自社のスマートアシスタントをありとあらゆるハードウェアに載せるというAmazonの妄執は今や、AcerのSpin 3と5に始まるWindows 10ラップトップも飲み込もうとしている。Alexaをサポートする両機種は、すでに店頭に並んでいる。

Acerはこのアシスタントを、全面的に導入するつもりのようだ。Alexaは同社のほかの機種にも載るらしく、数週間後にはゲーム用ラップトップNitro 5 Spinとそのオールインワンたちにやってくる。既存の機種に対しては、今週後半以降に始まるソフトウェアのアップデートが、Alexa導入の機会となる。

Alexa担当VP Steve Rabichinはプレスリリースで、Acerと協働できて嬉しい、と言っている。もちろんだろう。PCは、AmazonにとってもAlexaの次の攻略対象だったはずだ。PCはどの家庭にもあるし、Amazonにとってスマートホーム進出の足がかりになる。そしてモバイルは、サードパーティとのパートナーシップにより、じわりじわりと行くのだろう。

しかしPC上ではもちろん、MicrosoftのCortanともろに激突する。M社は、Windows 10国におけるCortanaの強力な地位を奪われたくない。AppleはSiriをMacOSに持ち込んだし、GoogleはPixelbookなどの上で支配権を強めようとしている。

しかしAlexa on Windows 10の基本機能は、Echoスピーカーとあまり変わらず、天気予報やスマートホームのコントロールが主になるもようだ。でもAlexaがPC上で本当に地歩を固めるためには、PCならではのユニークな機能を必要とするだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Alexaのスキルのデベロッパーは8つの声を使い分けられるようになる(当面アメリカ英語のみ)

これからは、デベロッパーが作るAlexaの音声アプリは、Alexaの声でなくてもよい。Amazonは今日(米国時間5/16)からデベロッパーに、テキスト→音声変換サービスAmazon Pollyで使われている声の中から8つを無料で提供する。ただし当面はアメリカ英語だけで、Amazon PollyのWebサイトによると、女声5名、男声3名だ。

Amazon Pollyが最初に紹介されたのは2016年11月のAmazon re:Inventデベロッパーイベントで、その後着実に能力を高めている。このテキスト音声変換サービスは今では、ささやき声やスピーチマーク、音色の変化、ダイナミックレンジの圧縮、などの機能を提供しており、これらにより声がより自然に聞こえる。

今回Alexaデベロッパーに提供されるのはアメリカ英語だけだが、このスピーチエンジンは今では20あまりの言語をサポートしている:

Australian English Nicole Russell
Brazilian Portuguese Vitória Ricardo
Canadian French Chantal  
Danish Naja Mads
Dutch Lotte Ruben
French Céline Mathieu
German Vicki Hans
  Marlene  
Icelandic Dóra Karl
Indian English

Raveena

Aditi

 
Italian Carla Giorgio
Japanese Mizuki Takumi
Korean Seoyeon  
Norwegian Liv  
Polish Ewa Jacek
  Maja Jan
Portuguese – Iberic Inês Cristiano
Romanian Carmen  
Russian Tatyana Maxim
Spanish – Castilian Conchita Enrique
Swedish Astrid  
Turkish Filiz  
UK English Amy Brian
  Emma  
US English Joanna Matthew
  Salli Justin
  Kendra Joey
  Kimberly  
  Ivy  
US Spanish Penélope Miguel
Welsh Gwyneth  
Welsh English   Geraint

 

でも、複数の声が使えると、ゲームやお話などではAlexaがもっと楽しくなる。ほかにも、いろいろ、奇抜な使い方があるだろう。

今、自分が作るスキルで複数の声を使ってるデベロッパーは、mp3のファイルをアップロードするなど、面倒なことをいろいろしなければならない。

Amazon Pollyを使うなら、デベロッパーはStructured Speech Markup Language(SSML)という言語を使い、その“voice name”タグで声を指定する。指定するだけだから、自分でmp3を録音することに比べると、超楽である。

Amazonはこれまでも、Pollyの用途を広げようと努力してきた。最近ではWordPress用プラグインを提供し、テキストによるブログを簡単にポッドキャストに変身できるようにした。

もちろん今回のAlexaのスキルAPIへの提供も、その努力の一環だ。ライバルのGoogle Assistantとの競合、というねらいもある。

(Googleは先週のデベロッパーカンファレンスで、Wavenetが生成する6つの声を発表したが、その中には歌手のJohn Legendの声もある。その展開は今年後半からだが、たぶんAssistantのデベロッパーにもその声の利用を売り込む気だろう。)

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AmazonとGoogleがEchoとHomeに追加すべき8つの機能

Amazon EchoとGoogle Homeは素晴らしいデバイスであり、どちらも互いに負けない機能を誇っている。私の家では、Amazon Echoを使っているが、家の内外にそれらが配置されている。リビングルームにはオリジナル版、寝室、オフィス、そして外にはDot、また木工作業場にはTapが置かれ、子供部屋にはSpotsが置かれている(カメラはテープで目隠しされている)。みな素晴らしいデバイスだが、とても完璧とは言い難い。いくつかの重要な機能が欠けているからだ。Google Homeも事情は同じである。

私はTechCrunchのスタッフたちからの意見を募ってみた。以下に並んだものが、次世代のデバイスで搭載されて欲しいと私たちが考えている機能だ。

赤外線送信装置

今でもEchoやHomeを使ってテレビを制御することは可能だが、そのためにはサードパーティ製のデバイスが必要である。EchoまたはHomeの上に360度放射型の赤外線送信装置が搭載されていたら、スマートスピーカーから、テレビ、エンターテイメントシステム、暖房/冷房装置を直接制御することができる。

EchoやHomeは、オープンな場所に置かれることが自然なため、赤外線を使うデバイス制御のためにはぴったりだ。「テレビをオンにして」または「エアコンをオンにして」と言えば、それに応えてEchoがテレビや壁のエアコンへの赤外線コードを放射する。

このことはAmazonとGoogleに対して、完全な汎用リモートコントロール手段をEchoやHomeへ統合することを要求する。これは簡単な仕事ではない。LogitechのHarmony、Universal Remote Controlなどの企業は、自分たちのリモコンが市場のあらゆるものと互換性があることを保証すべく、大変な努力を重ねている。それは新しい赤外線コードに対応し続ける無限の戦いのように思えるが、私はAmazonとGoogleがその戦いに取り組んでくれたらと願わずにはいられない。面倒なしに、Echoを使って電気暖炉と電動ウィンドウシェードをコントロールしたいのだ。

音楽とスマートホームのための専用アプリ

現在のHomeならびにAlexaアプリは、日々の利用のためには複雑でで使い難い代物だ。ほとんどの作業に対してスピーカーの利用をユーザーに強制するので、それは意図的なものなのかもしれない。だがEchoとHomeはもっと良い物に成り得るものだ。

現在AmazonとGoogleは、ユーザーに対して、これらのデバイスを設定するために音声を使用させようとしているように思える。そしてそれはある程度までは問題ないだろう。ユーザーがこれらのスピーカーを使用してSpotifyを聴いたり、Hueライト群を制御したりという用途には、現在のアプリと音声設定はうまく働く。しかし、もしユーザーがEchoに対して、様々な異なるベンダーからの複数のスマートホームデバイスの制御を望んだ場合には、スマートホームエコシステムに対する専用アプリが用意されるべきだ。もっと複雑なシステムに対しては、デスクトップアプリも提供されることが望ましい。

Sonosを見て欲しい。Sonos Oneは素晴らしいスピーカーであり、おそらく最高の音響を誇るマルチルームスピーカーシステムである。このスピーカーにはAlexaが組み込まれてはいるものの、それでもSonosアプリはEchoとHomeに対しても提供して欲しい位便利なものだ。専用の音楽アプリがあれば、EchoとHomeのユーザーたちは、より簡単に音楽をブラウズしたり、曲を選んだり、異なるデバイス上での再生を制御したりすることができる。

またスマートスピーカーは、複雑なスマートホームエコシステムの中心と成り得るものである。設定と保守のための有能なコンパニオンアプリを提供するに値するものなのだ。

LogitechのHarmonyアプリも良い例である。このデスクトップアプリを使ってユーザーは、複数のユニバーサルリモコンを設定できる。EchoとHomeのデバイスでも同じことが可能になるべきだ。たとえば、私の子供たちは自分のSpotifyアカウントを持っていて、私のVivintホームセキュリティシステムや、リビングルームのHueライトに音声でアクセスする必要はない。私は、家中のEchoデバイスを、より簡単にカスタマイズできる方法を必要としているのだ。こうしたシステムを設定することは現時点では不可能であり、いずれにせよ目的専用ではないモバイルアプリを利用して行おうとするのは厄介で退屈な作業だろう。

メッシュネットワーキング

EeroやNetgearのOrbiなどの製品シリーズが人気のある理由は、単一のアクセスポイントからのWi-Fiブロードキャストよりも、より速く安定したWi-Fi接続で対象区画を満たしてくれるからだ。メッシュネットワークは、Google HomeやAmazon Echoに含める必要がある。

これらのデバイスは、オープンスペースならびに共通スペースに配置するように設計されており、Wi-Fiルーターを置くためにも最適な場所を占めている。これらのデバイスにメッシュネットワーキング拡張を組み込むことで、魅力が高まり、所有者のWi-Fi環境を改善しつつ、より多くを購入するように促すことになるだろう。誰もがハッピーだ。

AmazonやGoogleにとって、Eeroを買収することは合理的な行動のように思える。Eeroは既に市場で最高のメッシュネットワーキング製品を生産している。この製品は、小さな筐体の中に設計されパッケージングされている。たとえGoogleやAmazonがスピーカー本体にメッシュネットワーキングを組み込まないとしても、スピーカーの壁に差し込む電源部分に収納することもできる、こうすればどちらの会社もその製品ラインに組み込むことが可能で、追加購入時の論理的な追加項目となる。

3.5mm光出力

私は、3.5mmオーディオ出力を使って、複数のDotをフルオーディオシステムに接続してきた。しかしそれは単なる2チャンネルのアナログ出力であり、NPR(米国の公共ラジオネットワーク)を聞くには十分なものの、私はもっと高品質なものを欲しいと思っているのだ。

何世代かに渡って、MacBook Proは3.5mmジャックを介した光出力を提供していた。おそらく広くは使われなかったのだろう、そのためAppleは新しい世代ではそれを外してしまった。だがEchoとHomeもこのオプションを提供してくれたなら素敵だ。

今のところ、デバイスは比較的低いビットレートでストリーミングするので、デジタル接続はオーディオの品質に大きな違いをもたらすことはない。しかし、GoogleやAmazonのいずれかが、Tidalから提供されるような高音質オーディオを追求することを決めた暁には、これはハードウェアに欠かせないものになるだろう。

アウトドア版

私は夏十分な時間を家の外で過ごし、Echo Dotをわが家のデッキに設置することもなんとかできた。Dotは屋外に設置することは考えられていない、幸い私が設置したものは屋外で1年以上生き延びてきたものの、もしもっと堅牢な全天候型Echoはあれば素晴らしい。

私がデッキにEcho Dotを設置した方法は以下の通りだ。まずこのような電気ボックスをEcho Dotの雨よけとして設置した。ボックスの側面の1つの穴を抜き、ボックスの中にDotを収めた。Dotを入れたまま下に向けた。電源ケーブルと3.5mmケーブルを側面の穴に差し込み、このようなアンプにオーディオを流して、1組の外部スピーカーを鳴らした。私はデッキから落ちてくる水からそれらを保護するために、両方の装置の上部を覆うアスファルトシングル(屋根などに使われる板)を使用した。これまでのところ、このやり方でミシガンの夏と冬を乗り越えることはできている。

私は郊外に住んでいて、常に屋外でスピーカーを使っている。デッキの下に置かれたDotは、それでもなんとか庭にいる私の声を拾い上げ、Spotifyやスマートホームの制御を行うことができる。それは素晴らしい体験だ。私はより多くの人たちがボイスアシスタントを屋外に連れ出すことができるようなバージョンを、AmazonやGoogleに作って貰いたい。

改善されたプライバシー

家の中で常にデバイスが聞き耳を立てているということには、独特の気味悪さがつきまとう。初期のGoogle Home Miniは、バグにより、すべてを記録し、その記録をGoogleに送り返していた。消費者は、AmazonやGoogleが記録されたデータをどのように扱うかについての、より多くの選択肢が必要だ。

もし譲歩しなければならないとしても、記録をAmazonやGoogleに対して送り返すか否かの選択肢がユーザーに与えられていなければならない。必要に応じて、ユーザーにはいくつかの機能をオプトアウトするか、数日または数週間後に記録を削除するかどうかを、ユーザーに決定させるオプションを与えるべきだ。

Facebookの大失敗を受けて、話題が増えるにつれて、消費者たちはこの手のコントロール手段を求め始めるだろう。GoogleやAmazonは、消費者の期待に先んじることが賢明だと思う。

新しいポータブルスピーカー

私は作業場でTap(バッテリー駆動可能のポータブルEchoデバイス)を使っていて、それは調子よく働いている。しかし布カバーの部分は汚れている。さらに私はそれを1度落として、耐久性がないことも発見した。さらに悪いことに、常時リスニングモードが有効になっている場合、12時間毎にスピーカーをドックに戻さなければ、バッテリーが完全に消耗してしまう。

Tapは、初期のAmazon Echoデバイスの1つだった。もともとユーザーはAlexaを起動するためにはボタンを押す必要があったが、Amazonはその発売後に音声アクティベーションを追加した。これは便利なスピーカーだが、アップグレードは必要だ。

ポータブルEchoもしくはHomeは、全天候型で耐久性があり、簡単に掃除できる必要がある。ドックと内蔵のマイクロUSBポートを持ち、音声アクティベーションが可能でなければならない。もし未知の声に反応しないようにできれば更に素晴らしい。

改善されたアクセシビリティ機能

音声アシスタントデバイスは、これまで以上にテクノロジーへのアクセスを容易にしているものの、さらに追加する必要がある機能がある。耳は完全に聞こえるが、発話が上手く行えない人は沢山いる。しかしAlexa EchoやGoogle Homeは、そうした人の発話を正確に認識することができない。

Appleはこの対策をSiriに追加している。この場合ユーザーはクエリとしてテキストを入力することができる。このオプションは、iOS11上のアクセシビリティメニューから利用することができる。Google HomeやAmazon Echoも同じ機能を持つ必要がある。

ユーザーは自分の携帯電話を使って(Alexaアプリから自由形式のテキスト型チャットボットを介して)Echoにテキストクエリを送信し、応答を音声で聞いて、それでも替わらずに全てのスキル(応用)とスマートホームインテグレーションを活用できるようになるべきだ。技術的な観点から言えば、音声から文字への変換を必要としないため、それは簡単な筈である。そして、そのことで新しい購買層に対してデバイスをアピールすることができる。

モーションセンサー

モーションセンサー(近くで動くものを検知するセンサー)が内蔵されることによって、音声アシスタントのユーザー体験が改善される幾つかのケースが考えられる。

目覚まし時計は動きで止められないと、強力さが増すかもしれないが…一定量の動きを検知することで止めることも可能になる。動作感知機能はライトスイッチとしても使える。動きが感知されたら明かりを点け、動くものが居なくなったら明かりを消すといった具合だ。しかし、それ以上の応用も考えられる。動くものが居ない場合には自動的に音量を下げる、警報装置の追加センサーとして、そして空調システムのために人間を検知するなどの用途だ。

[原文へ]
(翻訳:sako)

Androidの標準アシスタントとしてAlexaが利用可能に。ホームボタン長押しで起動可能

eng-logo-2015Androidの音声アシスタントといえば、もちろんGoogleアシスタントですが、Amazon Echoを使っているなら、スマートフォンのアシスタントとしてもAlexaを利用したいと思う人もいるかもしれません。そういった人に朗報です。Androidの標準アシスタントをAlexaに変更可能になりました。

変更するには、まずGoogle PlayからAlexaアプリをインストール。その後、Androidの設定メニューから「アプリと通知 > デフォルトアプリ」で「アシストと音声入力」を選択。アシストアプリとしてAmazon Alexaを選びます。後はホームボタンの長押しでAlexaが起動するはずです。なお、Googleアシスタントに戻す場合は、同じ手順でGoogle拡張サービスを選びます。

残念ながら、「Alexa」などのウェイクワードは使えず、ホームボタンの長押しで起動する方法のみとなりますが、スマートフォン上でAlexaを使いたいと思っていた人には便利そうです。もちろん、音楽再生やスマートホームの操作にも対応します。

日本ではAlexaアプリはEchoデバイスなどの設定のみで、Alexaそのものを使うことはできず、スマートフォン上ではAmazon MusicアプリでのみAlexaを利用できる状態でした。

今後は、ウェイクワードこそ使えませんが、Alexaで制御しているスマートホーム製品をスマートフォンからの音声入力でも操作可能になるので、Amazon Echoを利用している場合には便利になりそうです。

Engadget 日本版からの転載。

Alexaのスキルにスキル内購入を書ける、デベロッパーに収入の道ひらける

【抄訳】
Amazonが今日(米国時間5/3)、Alexaのスキルを作っているデベロッパーが、そのスキルの中にスキル内購入を実装できるようにした。またそのために、スキルのためのAmazon Pay、Amazon Pay for Skillsを立ち上げた。これからはデベロッパーが、AmazonのEchoスピーカーのようなAlexa対応デバイスの音声アプリケーションから、収入を得ることができる。たとえばそれがゲームなら新しい武器を売ることができるし、無料の音声アプリの中に有料コンテンツのお買い上げお誘いを置くことができる。

この機能は2017年11月に発表されたが、これまではJeopardy!など、一部のアプリやゲームのデベロッパーだけが利用できていた。

音声アプリケーション(Amazon語で“スキル”)にスキル内購入が加わったら、お客はそこで売られているものを購入し、音声で支払うことができる。金額などの決済情報は、すでにそのユーザーのAmazonアカウントに結びついている。

有料にするコンテンツやその価格はデベロッパーが決められるが、購入の実際の処理はAmazonが扱う。またセルフサービスツールを使ってデベロッパーはスキル内購入を管理し、その売り方を最適化できる。ただしAmazonは、Prime会員向けには何らかの特典(値引き、特別コンテンツなど)を提供するよう、デベロッパーに要請している。なお売上に対するAmazonとデベロッパーの取り分は、30:70である。

【中略】

デベロッパーが売上を得る方法は、スキル内購入だけではない。

たとえばブランドやお店などは、イベントのチケットや花の配達など、さまざまな商品やサービスを、Amazon Pay for Alexa Skillsを利用して売ることができる。Amazon Payは既存のCRMと注文管理機能を統合しているので、お店は物やサービスを売るプロセスの中で販売管理ができる。その機能も、今日から一般公開される。

また、スキル内で何かを売るのではなく、人気の高いデベロッパーへの直接の報酬提供方式としてDeveloper Rewards(デベロッパー報酬)というプログラムもある。これは、スキルのデベロッパーのエコシステムを育てることが目的だ。

スキルのエコシステムと言えば、今日の発表ではAlexaのスキルの総数は40000、12月の25000から大きく増えている。

しかしこのエコシステムはロングテールがとても長くて、ユーザーのいない、またはほとんどいないスキルも多い。音声アプリの開発を体験してみるためにだけ作った、というものもある。音声デバイスの使われ方に関する調査によると、音声アシスタントでいちばん多く使われているのは、ニュースと情報、スマートホームのコントロール、タイマーのセット、リマインダーなどだ。多くは、音声アプリでなくてもよいものだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Amazon Alexaの使い勝手、大きく改善へ――過去の会話を記憶、必要なスキルを自動的に起動、会話も自然に

Alexaは近く過去に質問されたことを覚えているようになる。会話も自然になり、コマンドも常にAlexa!と始める必要はなくなるという。また必要とされるスキルを判断し、明示的に命令されなくても自動的にそのスキルを発見し起動する。Amazonではこれを手はじめに、年内に繰り返しAlexaの機能強化を行っていくという。Amazonのスマート・アシスタントはいっそうスマートになり、それぞれのユーザーのニーズにフィットし、さらに役立つようになる。

フランスのリヨンで開催されているWorld Wide Web Conferenceで今朝(米国時間4/26)のキーノートで 、Alexa Brainグループの責任者、Ruhi Sarikayaがこのニュースを発表した

Sarikayaによれば、Alexa Brainグループの目的はAlexaがユーザーとの会話のコンテキストを認識し、記憶できるようするところにある。またすでに4万種類にも上るサードパーティー製のスキルから目的に応じて適切なものを発見し使用できるようにする。こうした改善によりユーザーはAlexaをさらに容易かつ効果的に利用することができるようになる。

当面アメリカのユーザー向けに公開される予定の記憶力の改良ではAlexaは質問された内容をすべて記憶し、必要に応じて後で利用できるようになる。

たとえば「Alexa、ショーンの誕生日は6月20日だということを覚えて」 と命じるとAlexaは「オーケー、ショーンの誕生日は6月20日です」などと答えるはずだ。ユーザーは重要な情報を覚えるという仕事をAlexaに肩代わりさせることができる。

物事を記憶できることはGoogle Assistantでもいちばん役立つ能力だ。そこでAlexaとしてはもどうしてもこの面で追いつく必要があった。

また近くAlexaはいっそう自然に会話できるようになる。Alexaが会話のコンテキストを記憶するコンテキスト・キャリーオーバーと呼ぶ能力を備えると、質問ないしコマンドに続くフォローアップのコマンド、質問をいちいちAlexa!という呼びかけで始めなくてもよくなる。

たとば、「Alexa、シアトルの天気を教えて」と命じてAlexaが答えた直後に「今週の週末は?」と尋ねるとAlexaはそれを理解する。

さらに質問のトピックを変えることもできる。「Alexa、ポートランドの天気を教えて」と命じた後、「そこまでどのくらい時間がかかる?」と尋ねることができる。

Sarikayaによれば、こうした能力は自然言語処理に高度な深層学習モデルを適用したもので、会話内容とそのコンテキストを「ドメインを超えて」維持でする。例のように「天気」と「交通」という異なるドメインの間でもユーザーの意図を一貫して把握できるわけだ。この能力を利用するためにはユーザーはフォローアップ・モードを有効にする必要がある。これによりデバイスは「Alexa!」という起動キーワードなしでも反応できるようになる。

この自然な会話能力がAlexaにやってくるのはアメリカ、イギリス、ドイツが最初となる。ただし「近く」とだけで正確な期日は明らかにされていない。

Alexaに近く導入されるアップデートにはスキルの自動起動がある。Alexaの能力を拡大するために多数のサードパーティー製の音声アプリが開発されている。クレジットカードのアカウント情報を参照する、ラジオでニュースを聞く、Uberに配車を依頼する、ゲームをプレイする等々だ。しかしAlexa Skillsストアには登録されたアプリの数が非常に多くなっているためユーザーが必要なスキルを発見するのが難しくなっている。

これに対応して、向こう数週間以内に、アメリカのユーザーは「Alexa、 [スキル名]をオープン」のように明示的に名称を指定しなくても必要なスキルを起動できるようになる。

AmazonではAlexaのスキルを容易に使用できるようにしようと年来努力を続けてきた。2016年にEchoから音声でAlexaのスキルを起動できるようにアップデートされた。昨年はある種の質問に限定されるものの、Alexaは対応するスキルを推薦できるようになった。今回リリースが予定されている新機能ではAlexaが自ら適切なスキルを探し出し、起動することができる。現在ベータ版がテストされている。

SarikayaはプレゼンでAlexaにシャツについた油のしみ抜き方法を訪ねた例を挙げている。

これに対してAlexaは「Tideという染み抜き製品があります」と答えた。これはProcter & Gambleが開発したスキルによるもので200種類以上の染みに対してそれぞれ対処方法を教える。

これまではユーザーが自分でTideのしみ抜きスキルを探して出してローンチするということは考えにくかった。しかしAlexaが「しみ抜き」というキーワードを理解してTideを発見、起動してくれることになれば利用の可能性ははるかにアップするだろう。

この能力はAmazonに新たな広告モデルを提供する可能性がある。 Googleにキーノート入札による広告システムのようにAlexaのキーワードを競争入札方式で販売することになるかもしれない。もしAlexaに対する質問に対するスキルの答えが特定のブランドやプロダクトを推薦する場合、有力な広告手段となる(もちろんフォローアップ・モードが有効な場合、「他には?」という質問で別の製品が推薦されるかもしれない)。

この新機能についてもローンチ期日は「近々」としか分からない。しかしSarikayaによれば、これらの新機能もAlaxaの強化の第一歩だという。【略】

「スキル発見、コンテキスト・キャリーオーバー、質問の記憶など、今回予定されている3つのアップデートはAmazonの技術陣によるAlexa改良のごく一部だ。われわれはAlexaをフリクションフリーで使えるようよう研究を重ねている。これは人間とコンピューターのインターフェイスを根本的に変革する何年もかかる道のりの一環だ。Amazonはまだ最初の一歩を踏み出したに過ぎない」とSarikayaは述べた。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

AmazonのAlexa Blueprintsを使えば誰でもカスタムAlexaスキルが作れる

本日(米国時間4/19)Amazonは “Alexa Blueprints” を発表する。Alexaオーナーが、自分専用のAlexaスキルをプログラミングなしで作れるシステムだ。Alexaオーナーがトリビアゲームやベッドタイムストーリーなどの独自の音声アプリを作り、決められた通りに回答するようAlexaに教えこむことができる —— たとえは「世界一のママはだれ?」といった具合だ。

ベビーシッターの役に立つ情報を入れておくこともできる。”Alexa, open My Sitter” というコマンドで呼び出せるようにするとよい、とAmazonは言っている。

「Alexa Skill Blueprintsは、Alexaに自分や家族だけのためにパーソナライズされたスキルを教えるまったく新しい方法だ」とAmazon AlexaのSteve Rabuchin副社長が発表に関する声明で言った。「スキル構築やプログラミングの経験がなくても始められる。私の家族は自分のジョークスキルをものの数分で作った。全く新しいパーソナルな方法でAlexaと話せるのはとても楽しい体験だ」

自分だけのスキルや、Alexaのカスタムレスポンスを作るには、blueprints.amazon.comのサイトに行ってテンプレートを選ぶ。

スタート時点では20以上のテンプレートがあり、Fun & Games、At Home、Storyteller、Learning & Knowledgeなどの分野に分かれている。

テンプレートは、項目を埋めていけば自分のニーズに合わせてパーソナライズできるように作られている。ややこしい手順も、技術的知識も必要ない。しかも、テンプレートはそのままでも動作するので、カスタマイズする前に試してみることもできる。

自分のコンテンツの穴埋めが終わったら、名前をつけて公開する。これで、あなたのAmazonアカウントに紐付けされた全Alexa対応デバイスで新しいスキルやレスポンスを利用できるようになる。

Echoデバイスのある家庭は、Alexa Blueprintsが特に力を入れているターゲットだ。子供たちはすでにAlexaを受け入れていて、子供向けに作られたAlexaスキルが500近く公開されている。家族でジョークを言い合うときや、おやすみ前の習慣もAlexaの出番だ —— 「おやじギャグを言って」とか「アンナの話を聞かせて」など。そして何よりAlexaはホームコンパニオンとして設計されている —— スマートデバイスの制御や音楽の再生、タイマーの設定からニュース、天気予報などの情報提供までさまざまな仕事をこなす。

しかしAlexa Blueprintsが役に立つのは家族だけではない。大学生なら単語帳(flash cards)スキルを勉強に使えるし、友達やルームメイトと一緒に自分たち専用のトリビアゲームを作ることもできる。Airbnbオーナーが、ハウスゲストのためのスキルを用意しておくこともできる。

作ったカスタムスキルはBlueprintsサイトのSkills You’ve Madeページで公開される。スキルを有効や無効にしたり、削除することもできる。

同機能はAmaznがEchoスピーカーを消費者に売る際の差別化になるかもしれない。このレベルのカスタマイズが可能なプラットフォームは現在これだけだからだ —— AppleのHomePodはまさしく音楽愛好家向けにデザインされているので、サードパーティーアプリに対応していない。Google Homeもこの種のカスタマイズを提供していない。

3製品とも家庭で使うボイスアシスタントの座を争っているが、今のところAlexaが大差をつけてリードしている —— 現在スマートスピーカー市場の約70%を占めている。

Alexa Blueprintsは米国でのみ利用可能。

スタート時に利用できるAlexa Blueprintsの全リストは以下の通り。

At Home

  • Custom Q&A: Customize responses to your questions
  • Houseguest: Make your guests feel at home with quick access to important info
  • Babysitter: Help your sitter find things, remember steps and get important info
  • Pet Sitter: Help your pet sitter care for your favorite animal

Fun & Games

  • Family Jokes: Create a list of your favorite jokes for when you need a laugh
  • Trivia: Create your own multiple choice trivia game on any topic
  • Inspirations: Curate a list of your favorite inspirational quotes
  • Family Trivia: Play together and brush up on family history
  • Bachelorette Party: Play to find out how well the bride’s friends know her
  • Birthday Trivia: Play to see who knows the birthday girl or boy best
  • Burns: Roast your friends and family with lighthearted burns
  • Compliments: Flatter your favorites with a list of custom compliments
  • Double Trouble: Find out which couple knows each other best with this customizable game
  • First Letter: Play a game of categories starting with a certain letter

Storyteller

  • Adventure: Write an adventure story where your child is the hero
  • Fairy Tale: Customize an interactive prince and princess-themed tale
  • Sci-Fi: Create an interactive story with a far-out theme
  • Fable: Create a short narrative with a moral of the story

Learning & Knowledge

    • Flash Cards: Study, test yourself, and master any subject by voice
    • Facts: Keep a list of facts on your favorite topic, all in one place
    • Quiz: Challenge yourself and others with a customizable quiz

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazonのおならアプリは、Echoボタンを買う最大の理由である

本稿の執筆時点で Button Tooterのユーザーレビューはただひとつだけ存在している。★三つと文が三つからなるこのレビューからは、激しい感情の起伏が読み取れる。「アイデアが尽きたにことは間違いない!」とレビュアーは書いている。「ちょっと楽しい! これで音楽を作るゲームなんかどうだろう」。果たしてAmazonによるおならアプリの開発は、創造性の枯渇を真に意味しているのだろうか。

それとも、新しいハードウェアプラットフォームのキラーアプリをついに見つけた会社の兆候なのか。かつて「おならアプリ」は、使えないモバイルソフトウェアの代名詞だった。そして、短期間だが数年前の輝かしい瞬間に、おならアプリが様々なモバイルランキングのトップに躍り出たこともあった。

しかし、Echo ButtonはEchoファミリーの中でも常に好奇対象であり、そもそもある従業員の余暇プロジェクトが量産されることになった製品だ。Amazonはゲームメーカー何社かと提携を結んでいるが、これ以外のスマートホーム機器に大半の時間を注ぎ込んできたことは明らかだ。

私はEcho Buttonを欲しいと思ったことが一度もなかった —— そこへButton Tooterがやってきた。こうして私は、自分のEcho Spotにおならをさせるリモートボタンがいくらなら欲しいかを考えることになった。そして20ドルというのは、人生で5分間ほど純粋に子供のような時間を取り戻すためには小さな出費だと思えてきた。

人は瞬く間に歳を重ね、テクノロジーはわれわれを無慈悲で思いやりのない脱け殻にしていく。世界は敵意に満ち、われわれはこの貴重な瞬間にも、われわれ自身の手による地球破壊に近づいていることを感じているかもしれない。

しかし、絶え間なく変化するこの世界で常に言えることがある。おならは愉快だ。だから、友よボタンを押そう!

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

子どもたちを食事に呼ぶためにAmazon Echoを使える…家庭内の増設需要をねらうか?

Amazonが今日、Echoの前から約束していた機能を開始した。そのAlexa Announcementsと呼ばれるスキルは、同社のスマートスピーカーを一方向だけのインターホンにして、家にいる家族に通信できるようにする。

これは基本的には一種の中継システムで、あなたが、“Alexa、ご飯ができたよと言って”(Alexa, announce that dinner is ready)、と言うと、家中のEchoが“ご飯ができたよ”(Dinner is ready)を中継する。これは、世界でいちばん退屈な、電話ゲーム(同じ言葉をリレーしていく…)のようだ。ほかに、“Alexa、みんなに言って…”(Alexa, tell everyone…)や“Alexa、…と放送して”(Alexa, broadcast…)、でもよい。

複数の部屋にEchoのある家庭では、便利な機能だろう。Alexaの既存の通信〜コミュニケーションスキルとしては、ほかにもAlexa CallingやMessaging、 Drop Inなどがあるけど、今度のこれだけは、ホラー映画のように“家(うち)の中から声がする”。また、Echoを一台だけ持ってる家庭の増設需要を、Amazonは期待しているかもしれない。

この機能はまず、アメリカとカナダから始まる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AmazonがEcho Buttonのゲーム用APIをベータで公開

Echo Buttonsは、AmazonのR&Dから出て来るハードウェアとしては一風変わっている。最新のEcho製品群と一緒に発表されたこの小さなライトのようなデバイスは、Alexa Echoの製品系列の中に対話的なゲームプレーを持ち込むことがねらいだ。

同社はすでにいくつかのゲームを発表しているし、これ用のAPI、Gadgets Skill APIのベータも公開されたから、今後もっと増えるだろう。

デベロッパーはボタンを押すことにいろんなスキルを結びつけて、ライトアップのアニメーションをこのハードウェアに送る。APIのプレビューバージョンは、これを二つ使ういろんな体験の開発例を示している。その中には、キング牧師の“I Have a Dream”スピーチを再生するのとか、HasbroのTrivial Pursuit(雑学クイズ)などがある。それほど多くはないが、いろいろ選べる。

玩具メーカーが発表したゲームもある。それは1980年代の記憶ゲームSimonのEcho Buttonバージョンだ。そのSimon Tapゲームは今ダウンロードできる。するとAlexaが色の名前を次々と言うから、プレーヤーはそれらをマッチさせる。このハードウェアは、Echo, Echo Dot, Echo Show, Echo Plus, Echo Spotなど、ほとんどのEcho製品と一緒に使える。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa