Alexaのスキルのデベロッパーは8つの声を使い分けられるようになる(当面アメリカ英語のみ)

これからは、デベロッパーが作るAlexaの音声アプリは、Alexaの声でなくてもよい。Amazonは今日(米国時間5/16)からデベロッパーに、テキスト→音声変換サービスAmazon Pollyで使われている声の中から8つを無料で提供する。ただし当面はアメリカ英語だけで、Amazon PollyのWebサイトによると、女声5名、男声3名だ。

Amazon Pollyが最初に紹介されたのは2016年11月のAmazon re:Inventデベロッパーイベントで、その後着実に能力を高めている。このテキスト音声変換サービスは今では、ささやき声やスピーチマーク、音色の変化、ダイナミックレンジの圧縮、などの機能を提供しており、これらにより声がより自然に聞こえる。

今回Alexaデベロッパーに提供されるのはアメリカ英語だけだが、このスピーチエンジンは今では20あまりの言語をサポートしている:

Australian English Nicole Russell
Brazilian Portuguese Vitória Ricardo
Canadian French Chantal  
Danish Naja Mads
Dutch Lotte Ruben
French Céline Mathieu
German Vicki Hans
  Marlene  
Icelandic Dóra Karl
Indian English

Raveena

Aditi

 
Italian Carla Giorgio
Japanese Mizuki Takumi
Korean Seoyeon  
Norwegian Liv  
Polish Ewa Jacek
  Maja Jan
Portuguese – Iberic Inês Cristiano
Romanian Carmen  
Russian Tatyana Maxim
Spanish – Castilian Conchita Enrique
Swedish Astrid  
Turkish Filiz  
UK English Amy Brian
  Emma  
US English Joanna Matthew
  Salli Justin
  Kendra Joey
  Kimberly  
  Ivy  
US Spanish Penélope Miguel
Welsh Gwyneth  
Welsh English   Geraint

 

でも、複数の声が使えると、ゲームやお話などではAlexaがもっと楽しくなる。ほかにも、いろいろ、奇抜な使い方があるだろう。

今、自分が作るスキルで複数の声を使ってるデベロッパーは、mp3のファイルをアップロードするなど、面倒なことをいろいろしなければならない。

Amazon Pollyを使うなら、デベロッパーはStructured Speech Markup Language(SSML)という言語を使い、その“voice name”タグで声を指定する。指定するだけだから、自分でmp3を録音することに比べると、超楽である。

Amazonはこれまでも、Pollyの用途を広げようと努力してきた。最近ではWordPress用プラグインを提供し、テキストによるブログを簡単にポッドキャストに変身できるようにした。

もちろん今回のAlexaのスキルAPIへの提供も、その努力の一環だ。ライバルのGoogle Assistantとの競合、というねらいもある。

(Googleは先週のデベロッパーカンファレンスで、Wavenetが生成する6つの声を発表したが、その中には歌手のJohn Legendの声もある。その展開は今年後半からだが、たぶんAssistantのデベロッパーにもその声の利用を売り込む気だろう。)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

レジなし店舗 “Amazon Go” がサンフランシスコとシカゴでも開店へ

AmazonはレジのないGoストアを全米に展開しようとしている。次の目的地はサンフランシスコとシカゴらしいことが、求人広告からわかった

The Seattle Timesが見つけた求人広告について、Amazon広報は両都市に店舗を設置する計画があることを認めたが、具体的な時期は明らかにしていない。

一般的な求人広告以上の情報はほとんどないが、2都市ともマネージャー職が募集されている。

今週San Francisco Chronicle紙は、Amazon Goストアが交通量の多いダウンタウンのユニオンスクェアにやってくるかもしれないと報じた。一方Amazonは、シカゴのループ地区にずっと小さな635平方フィート(59平方メートル)の”Amazon Go”を開店するための許可を得ている

AmazonのGoストアは、コンビニ風の総合食料品店に消費者がレジを通ることなく出入りできるというコンセプトで作られている。カメラを多用して客を追跡し、選んだ商品を識別したのちAmazon Goアプリを通じて直接請求する。同社の「未来の店舗」は現在シアトルのみにあり、昨年Amazonが買収したWhole Foodsとは全く別の運営になっているとみられる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AWSがIoTデバイスのワンクリックでLambdaファンクションを実行するアプリを発表

Amazonが2015年にAWS Lambdaを導入したときには、サーバーレスコンピューティングという概念がまだよく知られていなかった。デベロッパーはそれによってソフトウェアを、それを実行するサーバーの管理等をせずに配布できる。サーバーはAmazonが管理し、そのインフラストラクチャは何かのイベントが要求をトリガしたときだけ動く。今日同社は、AWS IoT 1-Clickと呼ばれるアプリをiOS App Storeにリリースして、サーバーレスコンピューティングの概念をさらにまた一歩、前進させた。

その名前の“1-Click”の部分はちょっと大げさだが、とにかくこのアプリは、ラムダのイベントトリガーへのさらに素早いアクセスをデベロッパーに提供する。それらは、バッジを読むとか、ボタンを押すといった単純な目的のデバイスに向いている。たとえばそのボタンを押したらカスタマサービスやメンテナンスにつながるなど、そういった単純なシナリオだ。

そもそもAmazonにその好例といえるダッシュボタンがある。それは(Wi-Fiなどインターネットのある環境で)、ワンプッシュで特定のもの(洗剤、トイレットペーパーなど)を一定量注文できるボタンで、AWS IoT 1-Clickでデベロッパーは、自分のデバイス*にそんなシンプルな機能を持たせることができる。〔*: ローンチ直後の現状でサポートされているデバイスはボタン2種のみ、今後増える予定。〕

この機能を利用するためには、最初に自分のアカウント情報を入力する。利用するWi-Fiを指定し、デバイスとそのデバイスのLambdaファンクションを選ぶ。今サポートされているデバイスは、汎用ダッシュボタンとも言えるAWS IoT Enterprise Buttonと、AT&T LTE-M Buttonだ。

デバイスを選んだら、Lambdaファンクションをトリガーするプロジェクトを定義する。単純に、メールやSMSを送らせてもよい。イベントをトリガーするLambdaファンクションを選びNextをタッチすると、構成画面になるのでトリガーアクションを構成する。たとえば、会議室にいるときそのボタンを押したらIT部門を呼び出し、IT部門は送られてきたページから、どの会議室からヘルプの要請があったか分かる、など。

そして、適切なLambdaファンクションを選ぶ。それは、あなたの構成情報どおりに動くはずだ。

これらの指定、選択、構成などのプロセスはもちろんワンクリックでは済まないし、テストや構成変えも必要になるだろう。でも、シンプルなLambdaファンクションを作るアプリ、というものがあれば、プログラミングのできない人でもボタンを単純なファンクションで構成できるだろう。ちょっとした学習は必要だが。

このサービスはまだプレビューなので、アプリは今日ダウンロードできても、現時点では参加を申し込む必要がある。

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Amazon傘下のRing、ドアホンのパスワード変更後もビデオがアクセス可能だった

ホームセキュリティー分野での存在感を高めようとしているAmazonにとって、ちょっとした汚点になりそうな案件だ。The Informationによると、Ringのカメラ付ドアホンに、今年1月までパスワードを変更したあともビデオをアクセスされる抜け道があったことがわかった。

Ringは今年Amazonに10億ドルで買収された会社で、1月にこの問題を修正したことを認めた。アップデートが発行されたのは、マイアミ在住の利用者から、パスワードを変更した後にも別れたパートナーがビデオフィードを見ているという報告があってからのことだった。ただしアップデートは直ちに配信されなかったことをCEO Jamie Siminoffが認めており、すぐに全ユーザーに配信するとアプリの速度低下を招くためだったと言っている。

Ringは最近Amazonが買収した中でも中心的存在であり、顧客の家庭に直接入り込み、ホームセキュリティーの新サービス展開の基盤となることを期待されている。外部に向けられているドアホンカメラは、家庭内に置かれる製品と比べると侵入性は低いが、今回の問題はクラウド接続デバイスを家庭に導入することを考えている多くのユーザーに二の足を踏ませることになるだろう。

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Amazon第二本社を誘致したいクリーブランドが$120M相当の無料特典を用意

中西部の小都市が、Amazonの収容雇用者数50000名の第二本社を誘致するために、どれだけの飴を用意する気か、Cleveland.comの記事が詳しく報じている。記者のMark Naymikが入手した文書によると、クリーブランドはAmazonに1億2000万ドル相当の無料サービスを提供するつもりだ。たとえばその中には、列車やバスなど公共交通機関の運賃の大幅値引きもある。

その文書はここにあるが、主に、Amazonの意思決定の重要な要素である交通に関する、Northeast Ohio Areawide Coordinating Agency(オハイオ州北東部広域調整局, NOACA)の考え方を記述している。

オハイオは今、発展途上の地域だが、公共交通機関網にむらがある。コロンバスなどはまだライトレールがなく、シンシナチは最近整備を始めたばかりで供用域が小さい。クリーブランドには、利用者数が少ないけどしっかりとしたシステムがすでにある。

都市が値引きを提供するのも、意外ではない。新しい都市への進出はAmazonにとって巨額な出費になり、それは都市にとってチャンスだ。それだけでなく、Amazonの進出はその小都市にスタートアップとテクノロジーのエコシステムを産み育てるだろう。クリーブランドは、出血サービスをしてでも、この機会をものにしたい。

アメリカ中西部は今、岐路に立たされている。小都市がアートとクリエティビティのハブとして生まれ変わるか、それとも、さらに落ち込んでいくか。展望は、必ずしも明るくない。

最大の都市であるシカゴは、交通と金融とロジスティクスのハブとして小さな衛星都市の人材を惹きつけている。さらにピッツバーグやアンアーバーのような“スマート都市”は、卒業したら太平洋岸へ行ってしまうような優秀な学生たちを、横取りしている。社会学者のRichard Floridaが言う、活発な“クリエイティブ・クラス(Creative Class)”は、そんな人取りレースに勝った都市で栄えるが、しかし多くの都市は、どんな種類の(文化的、その他的)クリエイティブなエコシステムも作り出せない。Amazonのような巨獣が舞い降りて来ても、それをサポートする力はない。

クリーブランドがやったことは、間違ってはいないが、情報を隠そうとしたことは市にとってむしろ危険だろう。メリーランドの運輸局長Pete K. Rahnも取材に対して言っている: “Amazonの第二本社に関しては、同社が必要とするものを何でも提供する。すべての実際的な目的に照らして、それは白紙小切手であることがもっとも合理的だ”。

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AWSのデータベースサービスAuroraにアンドゥ機能が誕生、72時間の遡及可能

AWSの‘マネージドMySQL/PostgreSQL’データベースサービスに、アンドゥ機能がつく。今日の同社の発表によると、そのAurora Backtrack機能により、ユーザーは“時間を逆行できる”。今それはMySQLのみだが、この機能を有効にするとそれ以降新たに作られるデータベースクラスターとバックアップからリストアされたクラスターに対し、アンドゥができるようになる。それまであったデータベースは、ノーだ。

この機能を有効にすると、AWSは最大72時間ぶんのトランザクションのログを取る。本番のデータベースに不正なテーブルを入れた、などの間違いに気づいたら、アプリケーションをポーズして、どこまで戻りたいか、時間(時刻)を指定する。するとAuroraはデータベースもポーズして、開いているすべての接続を閉じ、まだコミットしてないものをすべて落としてから、指定された時点までロールバックする。

もちろん、トランザクションの逆行はAWSが初めてではない。MySQLも含め、多くのデータベースシステムが、すでに何らかの形で実装している。ただしそれらの多くは、今日AWSが発表したものに比べると範囲が狭い。

AWSのチーフエヴァンジェリスト(Chief Evangelist) Jeff Barrが今日の発表で言っているが、それは災害復旧だけが目的ではない。彼はこう書いている: “あなたも、このクールな新しい機能の、クリエイティブで奇抜な使い方を、きっと思いつくだろう。たとえば、本番データベースでいろんなテストをして、そのテストの痕跡をすべて掃除することもできる。復旧の指示は、APIまたはCLI(コマンドライン)からできるから、この機能を既存のテストフレームワークに統合するのも容易だ”。

Aurora Backtrackは今、すべてのデベロッパーが使える。料金は、アメリカリージョンではレコードの書き換え100万文字につき約0.012ドルだ。ヨーロッパとアジアでは、やや高くなる。

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Alexaのスキルにスキル内購入を書ける、デベロッパーに収入の道ひらける

【抄訳】
Amazonが今日(米国時間5/3)、Alexaのスキルを作っているデベロッパーが、そのスキルの中にスキル内購入を実装できるようにした。またそのために、スキルのためのAmazon Pay、Amazon Pay for Skillsを立ち上げた。これからはデベロッパーが、AmazonのEchoスピーカーのようなAlexa対応デバイスの音声アプリケーションから、収入を得ることができる。たとえばそれがゲームなら新しい武器を売ることができるし、無料の音声アプリの中に有料コンテンツのお買い上げお誘いを置くことができる。

この機能は2017年11月に発表されたが、これまではJeopardy!など、一部のアプリやゲームのデベロッパーだけが利用できていた。

音声アプリケーション(Amazon語で“スキル”)にスキル内購入が加わったら、お客はそこで売られているものを購入し、音声で支払うことができる。金額などの決済情報は、すでにそのユーザーのAmazonアカウントに結びついている。

有料にするコンテンツやその価格はデベロッパーが決められるが、購入の実際の処理はAmazonが扱う。またセルフサービスツールを使ってデベロッパーはスキル内購入を管理し、その売り方を最適化できる。ただしAmazonは、Prime会員向けには何らかの特典(値引き、特別コンテンツなど)を提供するよう、デベロッパーに要請している。なお売上に対するAmazonとデベロッパーの取り分は、30:70である。

【中略】

デベロッパーが売上を得る方法は、スキル内購入だけではない。

たとえばブランドやお店などは、イベントのチケットや花の配達など、さまざまな商品やサービスを、Amazon Pay for Alexa Skillsを利用して売ることができる。Amazon Payは既存のCRMと注文管理機能を統合しているので、お店は物やサービスを売るプロセスの中で販売管理ができる。その機能も、今日から一般公開される。

また、スキル内で何かを売るのではなく、人気の高いデベロッパーへの直接の報酬提供方式としてDeveloper Rewards(デベロッパー報酬)というプログラムもある。これは、スキルのデベロッパーのエコシステムを育てることが目的だ。

スキルのエコシステムと言えば、今日の発表ではAlexaのスキルの総数は40000、12月の25000から大きく増えている。

しかしこのエコシステムはロングテールがとても長くて、ユーザーのいない、またはほとんどいないスキルも多い。音声アプリの開発を体験してみるためにだけ作った、というものもある。音声デバイスの使われ方に関する調査によると、音声アシスタントでいちばん多く使われているのは、ニュースと情報、スマートホームのコントロール、タイマーのセット、リマインダーなどだ。多くは、音声アプリでなくてもよいものだ。

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Amazon Alexaの使い勝手、大きく改善へ――過去の会話を記憶、必要なスキルを自動的に起動、会話も自然に

Alexaは近く過去に質問されたことを覚えているようになる。会話も自然になり、コマンドも常にAlexa!と始める必要はなくなるという。また必要とされるスキルを判断し、明示的に命令されなくても自動的にそのスキルを発見し起動する。Amazonではこれを手はじめに、年内に繰り返しAlexaの機能強化を行っていくという。Amazonのスマート・アシスタントはいっそうスマートになり、それぞれのユーザーのニーズにフィットし、さらに役立つようになる。

フランスのリヨンで開催されているWorld Wide Web Conferenceで今朝(米国時間4/26)のキーノートで 、Alexa Brainグループの責任者、Ruhi Sarikayaがこのニュースを発表した

Sarikayaによれば、Alexa Brainグループの目的はAlexaがユーザーとの会話のコンテキストを認識し、記憶できるようするところにある。またすでに4万種類にも上るサードパーティー製のスキルから目的に応じて適切なものを発見し使用できるようにする。こうした改善によりユーザーはAlexaをさらに容易かつ効果的に利用することができるようになる。

当面アメリカのユーザー向けに公開される予定の記憶力の改良ではAlexaは質問された内容をすべて記憶し、必要に応じて後で利用できるようになる。

たとえば「Alexa、ショーンの誕生日は6月20日だということを覚えて」 と命じるとAlexaは「オーケー、ショーンの誕生日は6月20日です」などと答えるはずだ。ユーザーは重要な情報を覚えるという仕事をAlexaに肩代わりさせることができる。

物事を記憶できることはGoogle Assistantでもいちばん役立つ能力だ。そこでAlexaとしてはもどうしてもこの面で追いつく必要があった。

また近くAlexaはいっそう自然に会話できるようになる。Alexaが会話のコンテキストを記憶するコンテキスト・キャリーオーバーと呼ぶ能力を備えると、質問ないしコマンドに続くフォローアップのコマンド、質問をいちいちAlexa!という呼びかけで始めなくてもよくなる。

たとば、「Alexa、シアトルの天気を教えて」と命じてAlexaが答えた直後に「今週の週末は?」と尋ねるとAlexaはそれを理解する。

さらに質問のトピックを変えることもできる。「Alexa、ポートランドの天気を教えて」と命じた後、「そこまでどのくらい時間がかかる?」と尋ねることができる。

Sarikayaによれば、こうした能力は自然言語処理に高度な深層学習モデルを適用したもので、会話内容とそのコンテキストを「ドメインを超えて」維持でする。例のように「天気」と「交通」という異なるドメインの間でもユーザーの意図を一貫して把握できるわけだ。この能力を利用するためにはユーザーはフォローアップ・モードを有効にする必要がある。これによりデバイスは「Alexa!」という起動キーワードなしでも反応できるようになる。

この自然な会話能力がAlexaにやってくるのはアメリカ、イギリス、ドイツが最初となる。ただし「近く」とだけで正確な期日は明らかにされていない。

Alexaに近く導入されるアップデートにはスキルの自動起動がある。Alexaの能力を拡大するために多数のサードパーティー製の音声アプリが開発されている。クレジットカードのアカウント情報を参照する、ラジオでニュースを聞く、Uberに配車を依頼する、ゲームをプレイする等々だ。しかしAlexa Skillsストアには登録されたアプリの数が非常に多くなっているためユーザーが必要なスキルを発見するのが難しくなっている。

これに対応して、向こう数週間以内に、アメリカのユーザーは「Alexa、 [スキル名]をオープン」のように明示的に名称を指定しなくても必要なスキルを起動できるようになる。

AmazonではAlexaのスキルを容易に使用できるようにしようと年来努力を続けてきた。2016年にEchoから音声でAlexaのスキルを起動できるようにアップデートされた。昨年はある種の質問に限定されるものの、Alexaは対応するスキルを推薦できるようになった。今回リリースが予定されている新機能ではAlexaが自ら適切なスキルを探し出し、起動することができる。現在ベータ版がテストされている。

SarikayaはプレゼンでAlexaにシャツについた油のしみ抜き方法を訪ねた例を挙げている。

これに対してAlexaは「Tideという染み抜き製品があります」と答えた。これはProcter & Gambleが開発したスキルによるもので200種類以上の染みに対してそれぞれ対処方法を教える。

これまではユーザーが自分でTideのしみ抜きスキルを探して出してローンチするということは考えにくかった。しかしAlexaが「しみ抜き」というキーワードを理解してTideを発見、起動してくれることになれば利用の可能性ははるかにアップするだろう。

この能力はAmazonに新たな広告モデルを提供する可能性がある。 Googleにキーノート入札による広告システムのようにAlexaのキーワードを競争入札方式で販売することになるかもしれない。もしAlexaに対する質問に対するスキルの答えが特定のブランドやプロダクトを推薦する場合、有力な広告手段となる(もちろんフォローアップ・モードが有効な場合、「他には?」という質問で別の製品が推薦されるかもしれない)。

この新機能についてもローンチ期日は「近々」としか分からない。しかしSarikayaによれば、これらの新機能もAlaxaの強化の第一歩だという。【略】

「スキル発見、コンテキスト・キャリーオーバー、質問の記憶など、今回予定されている3つのアップデートはAmazonの技術陣によるAlexa改良のごく一部だ。われわれはAlexaをフリクションフリーで使えるようよう研究を重ねている。これは人間とコンピューターのインターフェイスを根本的に変革する何年もかかる道のりの一環だ。Amazonはまだ最初の一歩を踏み出したに過ぎない」とSarikayaは述べた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Amazon Primeの年間料金がもうすぐ値上げ(米国のみ)

絶好調の決算報告後の電話会見で、Amazon CFO Brian OlsavskはAmazon Primeメンバーにちょっとした爆弾を落とした。小売業巨人の盛りだくさん年間定期購読プランが近々値上がりする。5月11日に、Primeの年間購読料は99ドルから119ドルへと20ドル値上がりする。

このニュースに先立つ今年1月、月額料金について似たような発表があり毎月10.99ドルが12.99ドルになった。もちろん年間購読は今でも有利だ —— 月額モデルで払うと年間156ドルになる。年間購読料金の値上げはおよそ四年ぶり

なぜ値上げか? Amazonの大胆なコンテンツ購入が関係している可能性が高い。今日つい先ほど同社は Thursday Night Footballの契約を2年延長したことを発表した。

「Primeメンバーの年間料金を4年前に値上げして以来、Primeの価値も提供するためのコストも大きく増加した」とAmazonがTechCrunchに宛てた声明で言った。たしかにプログラムの成長は著しく、配送料無料だけから、Alexaの特別機能やThe Washington Postまで入るようになった。

新料金は5月11日から新規メンバーに適用される。既存メンバーは6月16日以降の更新時から値上がりする。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazon、1Qの決算好調で株価7%アップ

木曜日(米国時間4/26)の株式市場終了後、Amazon は第1四半期の決算を発表した。予測を大きく上回る実績を受けて時間外取引の株価は7%上昇した。

同社の1株あたり利益3.27ドルは、アナリストが予測していた1.26ドルよりはるかに高かった。純利益は16億ドルに達し、昨年の7.24億ドルから大きく伸びた。

売上は510.4億ドルでウォール街予測の497.8億ドルを上回り、昨年同時期から43%増加した。うち316億ドルは商品、194億ドルはサービスによる売上だった。

成長の要因はAmazon Web Service(AWS)によるクラウドコンピューティング事業で、前年同期比49%アップ54億ドルの売上は、Amazon全売上の11%を占める。

「AWSを使うとデベロッパーはより多くのことを迅速に行うことが可能になり、日々改善を続けている」とCEO Jeff Bezosが声明で語った。「AWSがこうして目を見張るような成長を2期連続で見せているのはそのためだ」。ライバルの中にはMicrosoftとGoogleもいる。

Amazonは本拠地北米での成長も著しく、46%増でAmazonの売上全体の60%を占めた。海外ビジネスは34%アップして29%を占めた。

この日の終値は1517.96ドルだった。昨年同社の株価は65%上昇し、現在の時価総額は7350億ドル。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AlexaがデジタルアートフレームMeural Canvasを統合、声で次の絵を表示できる

Alexaは、正しい質問を正しく訊けば、何でもやってくれる。そして今日(米国時間4/25)覚えた新しスキルは、デジタルアートを鑑賞するためのフレーム、Meural Canvasの操作だ。

この595ドルのデバイスを使って、新人アーチストたちの作品を閲覧できるだけでなく、一般公開されている古典の名作も鑑賞できる。

この製品のクールな特長のひとつが、ジェスチャーでコントロールできることだ。フレームの前で手を振れば、次の作品が現れる。お客が来ているときや、デバイスが身近な場所に置いてあれば、こんな体感的なコントロールはとても良い。逆に、手の届かない壁にかかっているなら、Meuralが提供しているモバイルやデスクトップのアプリケーションが便利だ。

今回のアップデートで、スマートホームのファンにとってはさらに便利になる。それに、スマートペインティングを買ってる人なら、家中あちこちに音声アシスタントのハブがあるだろう。今それはAlexaだけで、Google AssistantやHomeKitのユーザーは待たなければならないけど、美術作品のスワイプをEchoに命じるだけでできるのだ。

デジタルアートの会員制サービスでは、Meuralはかなり名が知れている。最初は、デジタルフォトフレームの高級機だったけど、やがて同社には、デジタルアートの月額会費制、というアイデアがひらめいた。けっこう難度の高いサービスなので、競合他社は多くない。たとえばElectric Objectsは、昨年そのハードウェア事業を閉鎖して、ソフトウェアやコンテンツの資産をGiphyに買収された。

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Amazonの隠れページに‘Fire TV Cube’(Echo+Fire TV)の予告が

数か月前から浮遊している噂によると、AmazonはFire TVのメディアストリーミングとEchoの音声アシスタントを合体した新しいデバイスを発売するらしい。最近現れたそれらしきデバイスのリーク画像(下図)にはキューブ状の製品が写っているので、その未発表のデバイスは勝手に“Fire TV Cube”と呼ばれるようになった。

すると出ました!、Amazon.comの上にひっそり隠れていた公式ページらしきページが、Fire TV Cubeという言葉を使用し、“詳細は近く発表(details coming soon)”とある。

AFTVNewsが見つけたこの間に合わせ的予告ページには、いずれ詳細を発表する、とある。“What is Fire TV Cube?”という大きなタイトルと、詳細情報へ行くサインアップ・ボタンがある。それだけだ。

この、各種ニューズレター申し込みページ(これはamazon.comのアカウント保有者のための情報サービスの一部)にも、“Fire TV Cube”がある。よく探せば。〔上記のサインアップ・ボタンからも〕

そのリーク情報によると、Fire TV CubeにはEchoのスピーカーと、遠距離マイクロフォンとLEDのライトバー、そして4K対応Fire TVの回路基板がある。それをテレビにつなげば、1台2役のデバイスとなる。

つまり、発売の有無や時期はまだ何も発表がないけれども、それらしきものの準備が進められていることは確実なようだ。

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Amazonが次に征服を狙う業界はアパレルだ

【編集部注】著者のSunny DhillonはSignia Venture Partnersのパートナーである。

Amazonが、昨年末にトールキンの叙事詩「指輪物語」のテレビ放映権を2億5千万ドルで買収したと発表した際に、私はそれがAmazonによる「全てを支配する」単一プラットフォームへの、情け容赦ない追求姿勢を強調したものだと書いた。 そして今やAmazonは「中つ国の物語」を制作するために5億ドルもの投資を行っている。史上最高に金のかかったTVシリーズとなるのだ。ほどなくジェフ・ベゾスが、エミー賞で最高の栄誉を受け取ることになったとしても驚きはしない。

しかし、ハリウッドだけがAmazonが攻略を狙う唯一の業界ではない。アパレル業界に対してAmazonが抱く大きな野望を考えれば、ニューヨークファッションウィークで、アナ・ウィンターの隣にジェフ・ベゾスを見る日も遠くないかもしれない。

ファッション業界の800ポンド(約363キロ)のゴリラ

従来の小売業が引き続き弱り続ける中、商業ファッションブランドへの直接コマースは増え続けている。以前私は、Stitch FixWarby Parker、Everlane、そしてAllbirds などを、直販モデルで成功できることを証明した革新的企業の例として紹介した。D2C(Direct to Consumer:顧客直販)コマースの王者として、Amazonはそのファッションオペレーションを、15年にわたって調整し続けてきている。

もともとAmazonがアパレルに参入したのは2002年のことである。2009年にはオンラインシューズ販売業者のZapposを12億ドルで買収した。これはその当時史上最高額での買収だった。しかし、ファッションを支配しようとする同社の追求は、歴史的にいくつかの障害に直面してきた。その中心となる障害は、人びとはまず商品を試着したいという欲求から、オンラインでアパレルを購入することを信用していなかったこと、そしてAmazon自身がクールなブランドではないと思われていることだった。

しかし逆風は止み、いまや追い風が吹いている。アパレルのオンラインショッピングが認知され、いまや消費財部門でもっともオンライン化が進んでいる分野となった。多くの女性が衣料をオンラインで購入しているのだ。衣服をオンラインで購入する人の割合は、小売一般におけるオンラインの利用率のおよそ2倍である(17%対10%)。一方Amazonは、返品無料、より良い写真、より良い品揃えを提供する形でアパレル戦略を磨いてきた。現在同社は、取引総量としては最大のアパレル小売業者である。ミッション終了?いや、まだまだだ。

プライベートブランド「Fashion House」の開発

Amazon提供のファッション写真

かつてBonobosのCEOAndy Dunnは「他人の品物を大量に売ることは、巨額の資金を要求される利益の薄いゲームだ。結局その点でジェフ・ベゾスを打ち負かすことは難しい」と語った。これは事実だが、アパレルに関しては、Bezosは他人の品物を売るということよりも、さらに大きな野心を持っている。とはいえ、現在Amazonが中心的にやっていることは他人の品物を売ることだ。

Coresight Researchの分析によると、米国のアマゾンファッションサイトに掲載されている品物の約14%がAmazon自身によるものであり、残りの86%がサードパーティによるものだ。Amazonには、そのパイのシェアを高めるための高いインセンティブが与えられている。同社にとって、アパレルは極めて利益率の良いカテゴリだからである。過去10年を見れば、最も良いときには粗利率は40%にも達している。さらに、米国のプライムメンバーたちはAmazonでのアパレルの購入に引き込まれている。昨年はほぼ3分の2のメンバーがアパレルを購入しているのだ。

プライベートブランドが充実するにつれて、Amazonは明らかに、Amazon Essentialsブランドを通して、電池やおむつに相当する勢いでアパレルも売ろうとしているのだ。9月にはサイハイベルベットブーツ(太腿の高さまであるヴェルヴェットブーツ)の販売を開始したが、Coresightの分析によれば、Amazonはより高価格のカテゴリに注力しているという。

最近の「指輪物語」の権利取得が、若く裕福な消費者の眼をさらに惹きつける試みであり、Whole Foodsの買収がその胃袋をガッチリ掴もうという試みだとすると、Amazonはさらに彼らの衣服もおさえたいと考えているのだ。ホットなデジタルネイティブ向けのブランド(たち)を買収することは、そうしたことを達成する近道だ。Walmart は既にこの戦略を、Bonobos、Modclothなどを買収することで追求している。AmazonもEverlaneのような人気のブランドをその店舗に並べることで、同様の方策を模索しているようだ。とはいえAmazonがその「なんだかダサい」イメージを拭い去るにはそれなりの時間はかかるだろう。

ファッション(パワー)ハウスになる

Echo Lookは、Amazonがファッション世界の支配を、真剣に考えているサインの1つだ

昨年Amazonは、アパレル事業を加速し、オンラインショッピングの経験を可能な限り簡単にするようにデザインされた多くのイノベーションを投入した。たとえばPrime Wardrobeは、Stitch Fixに似たサービスである。自宅で3つ以上のアイテムを試着することが可能で、気に入らないものは料金支払い済みのラベルのついたパッケージを使って無料で送り返すことができる。

また同社は「ハンズフリーカメラ兼スタイルアシスタント」と名付けた、新しいAlexa搭載機器Echo Lookも発売した。カメラを追加したことで、機械学習と人間のスタイリストからのフィードバックを組み合わせて、所有者の衣服の選択を記録しコメントすることができる。このアドバイスは、レコメンデーションの形もとるため、Amazon Fashionの収益を伸ばす役割も果たすこともできる(特にそのプライベートブランドに関して)。

AmazonはEcho Lookのための様々な機能を、繰り返しリリースしてきている。その中にはキュレーションされたコンテンツや、クラウドソーシング(つまり人間だ!)スタイルのフィードバックも含まれている。 さらに同社は、服をデザインするためのAIアルゴリズムを作成し、仮想的に服を試着できるARミラーの特許も取得した。このようなARミラーの価値は、最近ロレアルがModiFaceを買収したことによって裏打ちされた。ModiFaceは美容ARの分野で似たようなアプリケーションを支えるテクノロジーを開発している企業だ。

これらの動きをすべて分析することで、Amazonのアパレル戦略の全貌が見えてくる。まず、衣服の売られ方を学ぶために、たくさんの服を販売する。そして、より高い粗利益を生み出すために、自分自身で作った服を売り始める。そして今では、Prime Wardrobeを用いてロックインを高め、顧客がAmazon自身の服を買わない可能性のあるポイントを潰す(もちろんその過程で個人の嗜好データは収集している)。そしてEcho Lookをデータ収集と声コマースのポータルとして利用する(おまけに、曖昧な購買要求を、自社のプライベートブランドの在庫へと誘導することも可能だ)。もしこの戦略が成功すれば、Amazonには、非常に利益率の高いセールスをもたらす深いデータの堀が与えられることになるだろう。他のファッション小売業者やブランドがそれを真似することは極めて難しいものとなる。

Beszosはこの問(「それが上手くいくと思っているのか?」)を口にする必要すらない。

Amazonは、クラウドサービス、音声アシスタント、Amazon Goに代表される実店舗、そしてもちろん「オンラインなんでもストア」としてのこれまでの役割など、ますます重要になる分野でますます支配的になっている。同社は、アパレルもこの成長するリストの項目に加える覚悟を固めている。人びとが衣料を買う方法を(またもや)変え、その顧客がますますAmazonの掌の上で買い物をするように誘導するのだ。そしてAmazon Fashionが、Amazon Studios(映像作品を作成する部門)からの何らかの手助けを得ることも表明されている。Bezosはかつて、「ゴールデングローブ賞を獲得すれば、より多くの靴を売ることに」と語った。もし彼がそのやりかたを貫くならば、Amazonはこの先何年も、両者を押し進めて行くことだろう。

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(翻訳:sako)

Amazonからブロックチェーン・アズ・ア・サービス――BaaSのライバルはOracleとIBM

Amazon Web Servicesは先週末、Blockchain Templatesを発表した。このプロダクトはブロックチェーン・アズ・ア・サービスでOracle、IBM.の同種のプロダクトのライバルとなるものだ。Amazonの参入でこれらのテクノロジー大企業がブロックチェーンでライバルに先駆けようといかに熱心に努力しているかが分かる。とはいえ、その顧客企業の多くはブロックチェーン・テクノロジーをどのように利用するのがもっとも効果があるかまだ検討中だ(一方、一部の投資家はやや興ざめめしつつある)。

AWSのバイス・プレジデントでチーフ・エバンジェリストのJeff BarrはBlockchain Templatesの利用法を説明するブログ中で、今のところブロックチェーンにはいろいろ不明確な点があることを認め、1970年代の人気コメディー番組、サタデーナイト・ライブのShimmer床ワックスというコントに触れている。このワックスは植物性油脂でできており、床も磨ければデザートのホイップクリームも作れるという触れ込みだった。

「私が話し合った人々の一部はブロックチェーンは新しい金融システムの基盤を提供し、国際送金のあり方を一変させると考えている。別の人々はブロックチェーンは分散台帳による偽造困難なデータソースをもたらす点が重要だと考えている。このテクノロジーはロジスティクス、サプライチェーン、不動産登記、クラウドファンディング、その他多数の方面に応用が可能だ。どちらの考え方を取るにせよ、数多くの魅力的な可能性が開けるはずだ。AWSでは新しいサービスによって顧客がブロックチェーンをいっそう効果的に利用できるようになるものと期待している」とBarrは書いている。

AWS Blockchain Templatesを利用すればユーザーはEthereumまたHyperledger Fabricネットワークを利用するブロックチェーン・アプリケーションを効率的に開発できる。同種のサービスとしては、半年前にOracle OpenWorldでOracleがHyperledger Fabric向けクラウドサービスを、1年前にIBMがHyperledgerベースのBaaSクラウドサービスを発表している。

BaaSとしては、先週深センで開かれたアナリスト・カンファレンスでHuaweiがHyperledgerベースのBlockchain Serviceを発表している。またBaiduやTencentなどの中国の巨大企業も以前からブロックチェーン・プラットフォームを展開している。

画像:David Ryder/Stringer / Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

AmazonのAlexa Blueprintsを使えば誰でもカスタムAlexaスキルが作れる

本日(米国時間4/19)Amazonは “Alexa Blueprints” を発表する。Alexaオーナーが、自分専用のAlexaスキルをプログラミングなしで作れるシステムだ。Alexaオーナーがトリビアゲームやベッドタイムストーリーなどの独自の音声アプリを作り、決められた通りに回答するようAlexaに教えこむことができる —— たとえは「世界一のママはだれ?」といった具合だ。

ベビーシッターの役に立つ情報を入れておくこともできる。”Alexa, open My Sitter” というコマンドで呼び出せるようにするとよい、とAmazonは言っている。

「Alexa Skill Blueprintsは、Alexaに自分や家族だけのためにパーソナライズされたスキルを教えるまったく新しい方法だ」とAmazon AlexaのSteve Rabuchin副社長が発表に関する声明で言った。「スキル構築やプログラミングの経験がなくても始められる。私の家族は自分のジョークスキルをものの数分で作った。全く新しいパーソナルな方法でAlexaと話せるのはとても楽しい体験だ」

自分だけのスキルや、Alexaのカスタムレスポンスを作るには、blueprints.amazon.comのサイトに行ってテンプレートを選ぶ。

スタート時点では20以上のテンプレートがあり、Fun & Games、At Home、Storyteller、Learning & Knowledgeなどの分野に分かれている。

テンプレートは、項目を埋めていけば自分のニーズに合わせてパーソナライズできるように作られている。ややこしい手順も、技術的知識も必要ない。しかも、テンプレートはそのままでも動作するので、カスタマイズする前に試してみることもできる。

自分のコンテンツの穴埋めが終わったら、名前をつけて公開する。これで、あなたのAmazonアカウントに紐付けされた全Alexa対応デバイスで新しいスキルやレスポンスを利用できるようになる。

Echoデバイスのある家庭は、Alexa Blueprintsが特に力を入れているターゲットだ。子供たちはすでにAlexaを受け入れていて、子供向けに作られたAlexaスキルが500近く公開されている。家族でジョークを言い合うときや、おやすみ前の習慣もAlexaの出番だ —— 「おやじギャグを言って」とか「アンナの話を聞かせて」など。そして何よりAlexaはホームコンパニオンとして設計されている —— スマートデバイスの制御や音楽の再生、タイマーの設定からニュース、天気予報などの情報提供までさまざまな仕事をこなす。

しかしAlexa Blueprintsが役に立つのは家族だけではない。大学生なら単語帳(flash cards)スキルを勉強に使えるし、友達やルームメイトと一緒に自分たち専用のトリビアゲームを作ることもできる。Airbnbオーナーが、ハウスゲストのためのスキルを用意しておくこともできる。

作ったカスタムスキルはBlueprintsサイトのSkills You’ve Madeページで公開される。スキルを有効や無効にしたり、削除することもできる。

同機能はAmaznがEchoスピーカーを消費者に売る際の差別化になるかもしれない。このレベルのカスタマイズが可能なプラットフォームは現在これだけだからだ —— AppleのHomePodはまさしく音楽愛好家向けにデザインされているので、サードパーティーアプリに対応していない。Google Homeもこの種のカスタマイズを提供していない。

3製品とも家庭で使うボイスアシスタントの座を争っているが、今のところAlexaが大差をつけてリードしている —— 現在スマートスピーカー市場の約70%を占めている。

Alexa Blueprintsは米国でのみ利用可能。

スタート時に利用できるAlexa Blueprintsの全リストは以下の通り。

At Home

  • Custom Q&A: Customize responses to your questions
  • Houseguest: Make your guests feel at home with quick access to important info
  • Babysitter: Help your sitter find things, remember steps and get important info
  • Pet Sitter: Help your pet sitter care for your favorite animal

Fun & Games

  • Family Jokes: Create a list of your favorite jokes for when you need a laugh
  • Trivia: Create your own multiple choice trivia game on any topic
  • Inspirations: Curate a list of your favorite inspirational quotes
  • Family Trivia: Play together and brush up on family history
  • Bachelorette Party: Play to find out how well the bride’s friends know her
  • Birthday Trivia: Play to see who knows the birthday girl or boy best
  • Burns: Roast your friends and family with lighthearted burns
  • Compliments: Flatter your favorites with a list of custom compliments
  • Double Trouble: Find out which couple knows each other best with this customizable game
  • First Letter: Play a game of categories starting with a certain letter

Storyteller

  • Adventure: Write an adventure story where your child is the hero
  • Fairy Tale: Customize an interactive prince and princess-themed tale
  • Sci-Fi: Create an interactive story with a far-out theme
  • Fable: Create a short narrative with a moral of the story

Learning & Knowledge

    • Flash Cards: Study, test yourself, and master any subject by voice
    • Facts: Keep a list of facts on your favorite topic, all in one place
    • Quiz: Challenge yourself and others with a customizable quiz

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AmazonがBest BuyのストアブランドでFire TV/Alexa内蔵スマートテレビを(実店舗で)売る

Amazonは同社のFire TV Editionのスマートテレビを大型店で売ろうとしている。しかしそれは、幸いにもWhole Foodsではない。Amazonがねらっているのは、Amazonがこれまで苦しめてきた実店舗の代表格Best Buyで、同社のストアブランドのスマートテレビをFire TV内蔵にしたいのだ。

Best BuyのInsigniaブランドに、Amazonと独占提携した4KとHDの、東芝製ディスプレイを使った機種(計10機種以上)が登場し、この夏から各店舗で売られる。

AmazonのCEO Jeff Bezosは声明文で、“AmazonとBest Buyには長年の協働の歴史があり、そして今日は私たちのパートナーシップを新しいレベルに高める”、と述べている。

Best Buyの店ではすでにさまざまなスマートテレビが売られているが、AmazonのFire TV製品はそれらにできることなら何でもできる。しかしその大きなセールスポイントはAlexaの直接統合であり、しかもそれを通常のリモコンで使えることだ。

テレビを買うことは、今でも実際にお店まで足を運ぶ必要のある買い物の、数少ない例のひとつだ。ネット上のレビューも役に立つけど、解像度が高くなって4Kともなれば、実物を見ないと納得できない。大型画面の機種が安くなってる今でもBest Buyは、店内のかなりのスペースをテレビの実物展示に捧げている。

Amazonの成長はここ数年よく報道されているが、Best Buyもウォール街では以外に人気が高い。過去2年間で、株価は倍以上になった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Amazon Primeの会員が全世界で1億を超えた、巨大市場インドが貢献か

Amazonが今日(米国時間4/18)リリースした例年の株主宛て書簡でJeff Bezosは、自画自賛の大盤振る舞いをしているが、それも無理からぬことだ。そこにはありとあらゆる大きな数字が並んでいるが、たぶんその中でいちばん目立つ数字は‘1億’だ。AmazonのPrime会員の数が全世界でこの数を超えたのだ。その送料無料サービスが始まってから、今年で13年になる。

でも、それは意外ではない。最近料金の値上げはあったが、同社はこのサービスのインセンティブを今でもコンスタントに増やし続けている。そのリストの中には、ビデオや音楽、Kindleの本、そしてBezosが所有するWashington Post紙の6か月無料購読、等へのアクセスがある。様子から察するに、もうすぐWhole Foodsのお買い得も加わるのだろう。ひとつひとつはささやかでも、これだけ集まれば強い!

Bezosによると、Prime商品の全世界の売上は2017年に50億点を超えた。最近Primeを始めたインドは、今のところAmazonにとって最大の成長市場であり、書簡によると初年度の入会会員数は、“Amazonの歴史上これまでのどの地域よりも多い”。最近の同社はインドへの投資を増やしており、2月には音楽サービスを開始、そして今週は、同社のAndroid向けブラウザーの“軽量バージョン”をリリースした。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

郵便とAmazonの関係を非難したTrumpは米郵政公社の徹底調査を命令

大統領は昨晩(米国時間4/12)おそく、郵政公社(U.S. Postal Service, USPS)の評価を目的とする大統領令を発行した。その命令は、郵便サービスを“財政的に持続不可能”、と呼び、“特別調査団によるUSPSの財務と運営の徹底的な評価”を求めている。

Trumpはかねてから、郵便を標的にしてきた。その最初の攻撃的ツイートは2013年にさかのぼり、そのとき彼は、土曜日の郵便配達を廃止する計画を嘆いた。しかし最近では、郵便サービスは彼のAmazonに対するひたすらな攻撃の砲火を浴びてきたようだ。

12月にTrumpは、再びUSPSをTwitterで攻撃し、“1年に数十億ドルを失っているのに、Amazonなどに請求する荷物の送料があまりにも安く、Amazonをより裕福にし、郵便局をますます貧しく無力にしている”、と述べた。

ただしもちろん、AmazonとUSPSの関係は、それほど単純明快ではない

The New York Times言っているように、この大統領令はAmazonを名指ししてはいないが、しかしTrumpはこれまで、このオンラインリテールの巨人への攻撃を日に日に強めてきた。その怒りの多くはファウンダーのJeff Bezosに当てられたもののようで、彼はたまたまThe Washington Post紙のオーナーでもある。同紙はこれまで、大統領をおだてるような記事をあまり書いていない。

6月に彼は、Bezosをやっつけるときの二つのお気に入りの標的をくっつけたキャメルケース*のハッシュタグを作り、こう書いた: “ときどき、インターネット税を払わない(払うべきだ)Amazonの守護神と呼ばれる#AmazonWashingtonPostは、フェイクニュースだ!”。〔*: camel-case, 大文字小文字が入り混じって駱駝の背のこぶのようになっている綴り。〕

率直に言って、例をもっとたくさん挙げることは可能だが、でも先日本誌でTaylor Hatmakerが書いた記事のリンクをここに載せる方が簡単だ。この記事はTrumpのJeff Bezos攻撃ツイートを、すべて集めている。長いリストだから、のんびりくつろいでいるときにお読みいただきたい。ところで、大統領令の全文はここにある

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Amazonのおならアプリは、Echoボタンを買う最大の理由である

本稿の執筆時点で Button Tooterのユーザーレビューはただひとつだけ存在している。★三つと文が三つからなるこのレビューからは、激しい感情の起伏が読み取れる。「アイデアが尽きたにことは間違いない!」とレビュアーは書いている。「ちょっと楽しい! これで音楽を作るゲームなんかどうだろう」。果たしてAmazonによるおならアプリの開発は、創造性の枯渇を真に意味しているのだろうか。

それとも、新しいハードウェアプラットフォームのキラーアプリをついに見つけた会社の兆候なのか。かつて「おならアプリ」は、使えないモバイルソフトウェアの代名詞だった。そして、短期間だが数年前の輝かしい瞬間に、おならアプリが様々なモバイルランキングのトップに躍り出たこともあった。

しかし、Echo ButtonはEchoファミリーの中でも常に好奇対象であり、そもそもある従業員の余暇プロジェクトが量産されることになった製品だ。Amazonはゲームメーカー何社かと提携を結んでいるが、これ以外のスマートホーム機器に大半の時間を注ぎ込んできたことは明らかだ。

私はEcho Buttonを欲しいと思ったことが一度もなかった —— そこへButton Tooterがやってきた。こうして私は、自分のEcho Spotにおならをさせるリモートボタンがいくらなら欲しいかを考えることになった。そして20ドルというのは、人生で5分間ほど純粋に子供のような時間を取り戻すためには小さな出費だと思えてきた。

人は瞬く間に歳を重ね、テクノロジーはわれわれを無慈悲で思いやりのない脱け殻にしていく。世界は敵意に満ち、われわれはこの貴重な瞬間にも、われわれ自身の手による地球破壊に近づいていることを感じているかもしれない。

しかし、絶え間なく変化するこの世界で常に言えることがある。おならは愉快だ。だから、友よボタンを押そう!

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

郵政事業の窮状はアマゾンのせいではない。生き残るには刷新が必要だ

Photo courtesy of Flickr/André-Pierre du Plessis

(編集部注:本稿は、Oracleに買収されたAddThisの創業期エンジニアであるCyrus Radfar氏によって執筆されたものである)

トランプ大統領が最近、3回にわたってアマゾンをツイッターで攻撃した。それによりアマゾンの株価は大きく下げ、時価総額で40億ドルも失った。これはギリシャの経済を超える額だ。

トランプ大統領の批判はこうだ。アマゾンは巨額の益を出しながら、荷物を持たせている郵政公社におこぼれしかやっていない−。ツイッターを多用する大統領が展開する批判としては特段珍しいというものではない。しかし、どんな天候でも、どの時間帯でも確実に届けられるという、従来の手紙より信頼度の高い手段である電子メール、ひいてはテクノロジーがUSPS(アメリカ合衆国郵政公社)に与えた影響を検証するという点では有意義なものだろう。

郵政公社は本当に窮状にあるのか

郵政公社はアマゾンやその他の企業の荷物配達をわずかな額で請け負い、そのために毎年、何十億ドルもの赤字を出している。アマゾンは儲かる一方で、郵政公社の財政は苦しくなるばかり。まったく間抜けな話だ。どうしてこんなことが起こるのか。この稚拙な問いは、トランプ大統領が2017年12月にツイッターに投稿したものだ。この批判が何を意図しているのか明確ではなかったが、このツイートは郵政事業が本当に窮状にあるのか、もしそうだとしたらアマゾンは責められるべきなのかという論争を瞬く間に巻き起こした。

まず最初に言えるのは、郵便事業が毎年数十億ドルもの赤字を出している、というのは事実であるということ。正確に言えば、2017年は27億ドルの赤字だった。過去10年以上、郵便事業は赤字続きとなっている。また、郵政公社とアマゾンはなかなか興味深い関係にある。郵政公社と競合するUPSやFedEXがeコマースの巨人、アマゾンの荷物配達で1個につき7〜8ドル徴収しているのに対し、郵政公社はたったの2ドル。しかし、掘り下げると話はそう簡単ではない。

郵政公社とアマゾン

トランプ大統領に言わせると、郵政公社とアマゾンの関係は「まったく馬鹿げたもの」となる。しかし多くの人にとって、これは郵政事業の中では、抜け目ないビジネスの一部分にすぎないと映るはずだ。というのも、2017年、郵政公社にとってアマゾンは最大の顧客だった。郵政公社が第1種郵便を独占してそれなりの利益を出していたのはいまや昔。行政から独立した機関である郵政公社にとって、郵便事業で儲けを増やすためにアマゾンの配達を請け負うというのは賢明な策なのだ。しかも配達件数が激増する産業に郵政公社が接近するのは何も今回が初めてではない。過去を振り返ると、2010年にNetflixのDVD購読サービスだけで6億ドル、というのがある。もちろんNetflixのDVD配達サービスはすぐに廃れ、オンデマンドストリーミングに取って代わられた。そして今、アマゾンは自前での配達サービスを計画している。これこそが、大打撃になるかもしれないと郵政公社が備えるべきことなのだ。

電子メールと経済危機のダブルパンチ

技術の革新が進む中で郵政事業が最初に抱えた試練は、電子メールによるものだった。しかし、これは想定したよりも大打撃にならなかった。2002年にはほとんどの米国人が電子メールを使うようになっていたが、それでも郵政事業は2003年から2006年までの間、なんとか黒字だった。この時代、人々はまだ手紙を書き、挨拶カードを送り、何といっても請求書はすべて郵送されていた。

しかし2007年の世界経済危機は、郵政事業にとってもろに大打撃となった。おそらくこの影響はいまだにひきずっている。経済危機では何千もの事業所が苦境に陥り、その結果、経費削減の大鉈を振るい始めた。その矛先の一つが郵便だった。2000年には請求書のほぼ3分の2が郵便で届けられ、これによる郵便収益は15〜18億ドルだったと推測される。しかし2006年から2010年にかけて、郵政公社の取扱量は420億件減り、うち150億件は電子請求書に取って代わられた。

それにも増して、ソーシャルメディアの台頭が郵政公社をさらに厳しい状況に追いやった。2010年から2014年にかけてハガキの配達件数は4億3000万件減った。より多くの人がクリスマスのあいさつや誕生祝いカードを送るのにFacebookやInstagram、Snapchatを利用するようになり、郵便で送る人は激減した。当然のことながら、郵政公社にとってかつて大きな割合を占めていた郵便事業の収益は21世紀に入って少なくなっている。

政府のリスク回避の動きの中で

郵便事業の人たちは、新しいテクノロジーに脅かされるのを見ていただけで何も対策をとらなかった、と言うのは不当だろう。

郵政公社は最新のテクノロジーを扱う機関だ。例えば2014年に発表されたホワイトペーパーの中で、3Dプリントは業界に影響を及ぼしうるものであり、郵政事業はそれにより恩恵を受けることができるかもしれないと述べている。2015年のホワイトペーパーではIoTについても記述している。どちらの白書も、そうした最新テクノロジーが市民に深く浸透する前に先見の明でもって発行されている。

しかし残念なことに、そうした先見ある考え方は実行に移される前に潰されてしまった。国営企業に近いという郵政公社の位置づけは、第1種郵便を独占するという点では有利に働くが、それと引き換えに運営面では議会に左右される。どのような商品やサービスを展開するかや価格設定などは自分たちで決められるものの、他の連邦機関と異なり1982年以来、財政的な支援は受けていない。

2016年には、郵政公社は郵便事業でNetflixや他のビデオレンタル事業者との関係を最大限活用しようと試みたが、郵便規制委員会から待ったがかかった。2013年には土曜の郵便配達を取り止めようとした。これにより年間20億ドル経費削減できるはずだった。しかしこれもまた、議会により却下となった経費削減できるどころか、2016年には郵便切手を49セントから47セントに値下げする命を受け、このために年間20億ドルの負担増となった。

郵政公社と議会のこじれた関係に伴う問題は根深い。郵政公社の存在そのものについても疑問符がつきまとう。それは何かと言うと、郵政公社は270万人もの職員を抱えていて(参考までに、ウォルマートの2017年の従業員は220万人だった)、郵政公社はアメリカで最大の雇用主だ。また、FedEXやUPSが対応しないような僻地にも配達していて、つまり必要だから存在している。一方で、郵便事業は民営化すべきだという意見もあれば、郵便はすでに時代遅れで廃止すべきと主張する人もいる。

当然のことながら、郵便事業の当局は、今後どうすべきか見当がついていない。改革を進め、収益アップに取り組むのをサポートするという人もいれば、必要な改革ですら阻もうとする人もいる。

郵政公社のモットーである、雪や雨が降っていようがいまいが、暑かろうが夜の暗がりだろうが、定められた業務を素早くこなす、というのは正しい。消費者の行動が大きく変化する中での彼らの対応はまったく特筆すべきものだ。

彼らはアメリカ国民に対しサービスを行っているのであり、どうあるべきかを決めるのは彼らなのだ。しかしながら、議会のせいで、そしてフェアではないとしてアマゾンとの関係を断つことを余儀なくされた場合に郵政公社が収入を逃すことになるのは確実だろう。事は微妙で、複雑なのだ。郵政事業がなくなって損をするのはアマゾンだけではない。

世界がますますバーチャルコミュニケーションへと傾いている時代にあって、郵政公社がいかに奮闘するか、期待したいところだ。

[原文]

(翻訳: Nariko Mizoguchi)